ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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ロアーニャ

ロアーニャ

イタリア Roagna ピエモンテ
● ロアーニャです。noisy的にはもう、凄いピエモンテワイン、もしくはバルバレスコと言えば間髪入れずに・・「ロアーニャ」と言いたくなるような存在です。柔らかくて深遠で、決して濃く無く、タンニンもそれなりにあるのにその存在が目立つことなく、ただその存在を感じ続けていたくなる..そんなワインです。

 2015年ものを中心に入って来ましたが、熟成の長いフラッグシップの「クリケット・パイエ」だけは2012年です。基本、8年の熟成ですから今頃の入荷になります。

 その2015年ものの海外メディアの評価がまた物凄いことになっていまして、クリュものの「ヴィッキエ・ヴィーティ」は、ワイン・アンスージャストでどれも・・

「99 Points!」

と言うことで開けた口も締められないほど、しばらくアングリと開いたままになってしまいました。

 そもそもはそんなに沢山は造っていないので入荷は限定されたものになってしまいますが、それでも何とか何本か飲ませていただきましてのご案内です。

 因みに看板のクリュ畑のベースキュヴェ、「バルバレスコ・パイエ2015」でさえ、アンスージャストでは96ポイントです。ヴィッキエ・ヴィーティに至っては、2012年のクリケット・パイエを凌ぐ99ポイント..。流石にクリケット・パイエもパイエV.V.も飲めるほどは無いので、「パイエ2015」を開けさせていただきましたが、ま~・・素晴らしいとしか言いようの無い存在感を見せてくれました。

 決して強さを見せない、エレガント系の柔らかで自然なニュアンスに溢れる味わいですが、これは「ロアーニャ」に惚れてしまう方続出じゃないかと思いますよ。是非、素晴らしい出来になった2015年のロアーニャ、お見逃しの無きようお願いいたします。超お勧めです!

■ 2015年ヴィンテージ
 当たり前ですが2015 年は2014 年とは全く違った。2014 年の12 月から3 月まで雨も雪も多く気温も理想的に下がり、地中のバクテリアの数も理想的に減り、地中の水分量も理想的で葡萄生育に向けてベストの状態が整っていた。
 4 月に入ると気温は一気に上がり安定したので芽吹き、開花が理想的に進み、花ぶるいもなく健康的であった。夏に入る前から気温は上がり、6 月はここ10 年で最も高い気温を記録した程だった。葡萄の生育サイクルは非常に早く、心配された。7 月も暑く乾燥が続いたが、8 月の第1 週以降、雨が断続的に続いたので葡萄樹は水分ストレスから解放され、正常な状態に戻り、9 月、10 月の収穫期には再び乾燥したので葡萄は非常に高い熟度を手に入れた。2014 年の「陰」な美しさやはかなさとは異なり、2015 年は明るい果実とストラクチャ
ーがはっきりした「陽」な美味しさを持っている。力強く量も多いタンニンは夏場の乾燥が影響している。長期熟成に向く。落ち着くまではもう少し時間が必要だが若い内の果実の美味しさ、熟成してからの深み、どちらも味わえるはず。

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 ロアーニャの新ヴィンテージ、2014年が到着です。この年、物凄い出来になったようでして・・取りあえず確保出来るだけ・・と言うことで、かなり焦って発注しました。その甲斐在って、少量では有りますが、新作を含め各キュヴェを確保出来ました。

 また、2011年の「クリケット・パイエ」が素晴らしい出来・・と言うことで、こちらも確保出来ました・・。

 それにしてもワイン・アンスージャストの評価が滅茶苦茶です・・いや、滅茶苦茶に高いです。

 アジリV.V.が99ポイント、パイエV.V.が98ポイント、モンテフィーコV.V.が98ポイント、それにV.V.の付かないパイエ、ガッリーナ、アルベサーニが97ポイント等々・・

「超ハイポイントの大安売り状態!」

です。

 ただし、V.V.の付かないパイエに、ワインスペクテイターが95ポイント、ヴィノスも94+ポイントとこれまた滅茶苦茶高い評価をしていますので、穿った見方は正しくないかと想像されます。

 そもそも、ロアーニャのようなふんわりとした自然派そのもののような雰囲気を持った優しい味わいの・・墨絵の世界に水彩絵の具を持ち込んだような感じに思えるものを、海外のメディアが高く評価する・・と言うのがちょっと不思議では有ります。

 今回はどれも少量の輸入です。クリケット・パイエ2011 は2ケースのみ、他は4~5ケースほどの入荷がほとんどですので、テイスティングは後回しでご紹介させていただきます。その分、価格も頑張っていますので、是非、この機会に・・のんびりとお楽しみくださいませ。



2014ヴィンテージ情報
 ピエモンテ全体:
 2014 年は独特の気候。特に適切な始まり方をしなかった夏が印象的である。通常通り穏やかな冬のおかげで、葡萄の樹は丁度良い期間の休息が取れ、いい 状態で発育サイクルを終えた。一方で、新しい発育サイクルは2013年に比べ2週間早いスタートではあったが通常通り。5月中旬以降は、日光が燦燦と降り注ぐ暖かな気候で、植物の成長を非常に早めた。暖かな気候に刺激され、開花は通常よりも非常に早い5 月末。初夏に気候が急変し、気温は下がり雨も多く降り続いた。そのため、葡萄樹の成長サイクルが長くなり、葡萄房の成熟期は結局昨年と同じタイミングとなった。

 バルバレスコ:
 2014年のバルバレスコは大変複雑な年。冬はとても穏やかで、夏は雨が多く涼しかった。9月、10月のコンディションは良く、昼夜の気温も最適で乾燥していた。そのため、葡萄は最良の熟度を持った。雨量は他のピエモンテ地域に比べ3 倍劣ったが、雹による影響はなかった。


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 初めてのご紹介になります「ロアーニャ」です。もう皆さんの方が良くご存知かと思います。noisy も何度かテイスティングし、その深淵で真にナチュラルな味わいは充分に理解していました。いつかやりたいなぁ・・と思っていました。テラヴェールさんからご案内をいただいたので、扱うことにしました。以前にもサンプルをいただいてテイスティングをさせていただいたことも有りまして、今回のご案内になった訳です。


 一言で現わせるような生産者では有りませんが、このような生産者は他にいない・・と言えます。アルターレさんと同時代に、

「これからのピエモンテワインをどうするか?」

を研究し、結局、

「何も変えないことを選んだ」

生産者です。



 普通ならイタリアでは植え替えるようなタイミングの樹の葡萄のみを使用し、柔らかく、しかし深淵で構造の深い凄い味わいのワインを造り出します。

 価格は・・どうでしょう・・個人的には高く無いと思っていますが、誰にでも手を出せる価格帯では無いかもしれません。

 しかしながら、ロアーニャにしか出せない見事な味わいが有ります。是非とも一度、この

「たったひとつの生産者である」

と言えるロアーニャのワインに振れていただければと思います。


■100年以上変わらない『バルバレスコ』

 樹齢50年以上の葡萄しか使わない。ヴェッキエ・ヴィーニュは樹齢80年以上。ロアーニャでしか味わえない芯のある ワイン。アタックではなく中間からアフターを楽しんで欲しい。


 100年変わらない

 「ロアーニャ」の歴史は古く1880年まで遡る。1890年にバルバレスコが初めて造られたので、それ以前から「ロアーニャ」はワインを造っていた。1929年に「モンテフィーコ」、1953年には「パイエ」、 1961年には「アジリ」を取得していった。

『100 年前から何も変えてない。今後も変わらない。 ワイン造りの哲学というより、人生の選択だ』

 現当主は「アルフレッド・ロアーニャ」。1971 年が彼の 最初のヴィンテージで「エリオ・アルターレ」と同世代。 あまり知られていないが、「アルフレッド」は「エリオ」と 共に栽培や醸造を研究していた。

『エリオ・アルターレとは反対に何も変えないことを選 択した。ロアーニャは変わらない』

 2001年からは息子「ルカ」が参加。父親と共にワイン 造りを行っている。2007 年には各畑の樹齢毎に分け て醸造を開始したことで畑毎に「ヴィティ・ヴェッキエ」 と通常の畑名ワインに分類された。

『80 年以上の古樹は強い表現力を持っている。古 い樹の葡萄だけで醸造することで、より畑の個性を 表したワインができあがる』

50年以上の樹齢が必要

 畑では 100 年以上前から化学肥料は勿論、有機肥 料も一度も使ったことがない。春先に刈り込まれる下 草がその役割を果たしてくれる。

『生物多様性を維持することで植物や昆虫、動物、バクテリアが自然と均衡を保つようになる。人間が 環境を整えることはできない』

 彼等の畑のネッビオーロは苗木屋から購入したもの ではない。その畑で育ち順応してきた樹を「マッサル セレクション」で残している。 色々なクローンが混在していることが重要。それぞれ の畑に残っているクローンには意味があると考えてい て、その畑の樹以外の樹を植えない。

『マルゴッタ(プロヴィナージュ)でその畑の樹を増やし ている。危険が伴う増やし方だが、後世に畑の個性 を残す為に必要』

 樹が死んだ場合、隣の樹の枝を地中に潜らせて先端を地表に出しておく。地中の枝から根が伸び、枝が樹に成長していくことで苗木を植樹せずに親樹の個性を残していく。

 「ロアーニャ」の樹齢に対する考え方は他の造り手とは全く違う。樹齢20年以下は彼等にとって「赤ちゃ ん」。ランゲ・ロッソに使われる。 樹齢40年以上の樹のみでバローロ、バルバレスコが 造られる。そして 80 年以上の樹のみが「ヴィティ・ヴ ェッキエ」と呼ばれるキュヴェに使われる。

『一般的には樹齢 30 年を超えると収量が減るので 植え替えられてしまう。僕等は30年以上でないと畑の個性を表現できないと思っている』

100日間長期マセラシオン

 1989 年にはカスティリオーネ・ファレットの「ラ・ピラ」を取得。三方が崖と森に囲まれた畑で砂質土壌。黒く重い砂層は海底が隆起した層で香を嗅ぐと磯の 香がする。白く軽い砂層は石灰を多く含んでいる層で アルプスに由来する層。


『この畑はフィロキセラの被害を受けていないので自 根のネッビオーロが残っている。第2次世界大戦以前の樹も残っている』

 凝固した砂由来の土壌は葡萄の成長に必要な窒素 が極端に少ない。葡萄の成長は粘土質より遅く、収穫も遅れ、複雑味を得る。

 最後に「ロアーニャ」では100日間という他の造り手 では考えられない長いマセラシオンを施している。

『長期のマセラシオンで得たいのは濃さではない。旨 味。30 日を超えると旨味が果皮に戻っていき、その 後戻ってくる』




2015 Barbaresco Albesani
バルバレスコ・アルベサーニ

16136
自然派
赤 フルボディ
イタリア
ピエモンテ
バルバレスコ
ロアーニャ

■エージェント情報
 ネイヴェに位置。ガッリーナの北部に位置。標高は160-270m。サント・ステファノ丘の南側の傾斜。土壌は石灰を含む赤い粘土質土壌。少し砂も含む。香りやタンニンのバランスが良いワインに仕上がる。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥12,990 (外税) 
【素晴らしいエキス感!・・漲るものでは無く、じんわりと・・しかし確実に包み込まれる、静かなる魅力な表情をお楽しみください!】
 いや~・・美味しいですね~・・そして、今回はクリュ・クラスは「パイエ」と「ファセット」をテイスティングさせていただきましたが、

「・・これほどまでに性格が違うか!」

と思えるほどにアロマ、表情が異なっていました・・。上の写真がパイエ2015、下がファセット2015です。

 パイエは、ほぼ真円を描くようなパレットで、豊かです。エキス感が素晴らしく・・いや、そう書いてしまうと「派手な味わい」に思えるかもしれませんが、全く異なります。ロアーニャを飲まれたことが有る方ならお判りかと思いますが、決して出しゃばりはしないんですね。非常に静かで穏やかです。

 抽出が強い・・なんて感じることは有りません。バローロ、バルバレスコのワインでは、時にそのように感じさせるものが多いかもしれませんが・・そうじゃないんですよね。

 それでいて、タンニンが目立たないか?・・と言うと、そうでもない。ちゃんと存在しているんです。ただし、そのタンニンがまた「美味しい」んですよ。極上のタンニンと言いたいですね。シルキーでフワフワとしていて、静かにその味わいをも、今のタイミングでの美味しさの一つとして感じさせてくれます。

 エキス感も、

「・・エキスが凄~い!」

 なんていう感じでは無い・・しかし幾ばくかの液体を飲み込んだ後に、その静かに押してくる見事なエキス感に圧倒されてしまっている訳です。


 パイエ2015はまだ、アロマとしては強く香って来ません。しかし、その存在感たるや半端無いです。やられちゃいます・・二度見ならぬ、二度飲みしてしまいますよ・・はい。

 ファセット2015はふんわりと官能的に結構香ります。優しいですね・・。なのにしっかり押しがあるアロマです。とても濡れていてしなやかです。パイエ2015はまだそこまで来ていない?感じです。味わいは鉄分やマンガンなど金属系の押し味や口中香がノーズに戻って来ますが、縦方向には膨らみはあるものの、横方向へは余り膨らんで来ないので、少しタイトな感じです。

 言ってみれば、パイエは「モレ=サン=ドニ、ヴォーヌ=ロマネタイプ」で、ファセットは「ジュヴレ=シャンベルタンタイプ」でしょうか。どちらも最低、1級格の味わいが有りますが、ブルゴーニュのピノ・ノワールのようなスタイリッシュなボディでは無く、もう少し厚みが有ります。それがまたふんわりとしていて、複雑性が有って、エキスの押し味が有って・・優しく自然に香る訳ですね。

 まぁ、ロアーニャのこのクラスは常に96点くらいは付いているので、2015年ものは普通っちゃ・・普通なのかもしれません。でも、熟成感はどちらも結構に有り、あとは輸入の疲れを取ってあげて・・楽しむだけと言うことかもしれません。

 今回飲めなかったアルベサーニは、柔らかな「パイエ」をさらに女性的にしたかのような味わいになりそうです。海外メディアもまだ余り評価を出していませんので・・すみません。飲めたら追加で記載させていただきます。

 また、「ガッリーナ」も飲めてはいません。アルベサーニとは盆地を挟んで南側に有るので、北面と言うこともあってか、骨太で男っぽい感じがするかと思います・・が、そもそもロアーニャは女性的なしなやかで柔らかなワインですから(・・いや、個人的に・・)、飲まれる方によって印象が異なるかもしれません。

 素晴らしい出来でした!・・パイエV.V.は99点ですから飲みたかったんですが・・数も無いので流石に躊躇してしまいました。是非ご検討くださいませ。超お勧めします!





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【ロアーニャの素晴らしさはボトルとしっかり向き合ってこそ理解出来ます。そしてこの真のナチュラルさ理解したら・・もう離れられないかも!】

 ロアーニャと言ったらやはりこれでしょう。「バルバレスコ・パイエ」です。2012年もので、評価も高いです。勿論ですが、ヴィッキエ・ヴィーニュ・・・現在はヴィッキエ・ヴィティとイタリア語に変更になっています・・・も、そして超古木の「クリケット・パイエ」は垂涎のワインですし、単独所有になったバローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ(自根)」で、どのキュヴェも素晴らしいです。

 noisy にとっても久し振りの「パイエ」・・・今回は開けさせていただきました。良い景色ですね・・。イタリアでは普通なら40年を超えるような古木は植え替えられてしまいます。このグラスの色合い、グラデュエーションは古木ならではの深みのある色合いと言えるでしょう。

 味筋は・・・例えば、noisy も好きですが、バルバレスコ・ラバヤのブルーノ・ロッカとは・・正反対です。こちらは「カッチリ」とした・・エッジがしっかりと判る味わいです。

 しかしながらロアーニャのワインは、すべてが、

「グラデュエーション」

です。


 そしてデジタリックでは無く、どこまでも「アナログティック」です。連続で可変して行く感じなんですね・・。

 誰に似ているか?・・・と問われましたら・・、生産地は異なりますが、

「マッサヴェッキア」

でしょう。


 そして、むしろマッサヴェッキアはミネラリティが膨大で、飲んでいてもそれが目立ちますが、ロアーニャはそこも「アナログティック」なんですね・・。


 抜栓すると、もう・・柔らかくフカフカしたニュアンスでアロマが立ち昇ります。妖艶ですが行き過ぎない・・ちょうど、どっちとも取れないベストなポジションです。果実が目立つだけには絶対行かないが、実は呆れるほど存在していて、官能感をも醸し出している感じ・・でしょうか。

 良く出来た飲み頃のブルネッロのように枯れたニュアンスも内包しつつも、「枯れているな」などとは全く感じない「生きの良さ」を感じます。これも中域がたっぷりで、エッジに向かって見事なアナログ的グラディエーションで描かれているから・・だと思います。

 余韻も実に長く、バルバレスコ的なハーブのニュアンスが、キツク無く、適度なバランスでノーズに抜けつつ、旨味のエキスが収束して行きます。そして・・残り香・・これも実に良い・・優しく柔らかくしっとりとしています。

「無いのでは無く、たっぷり有るのに奥ゆかしい」

んですね。


 果実ももう・・知っている果実を次から次へと書きたい位ですが、そんな野暮はしません。スイカとかキンカンとかまで・・感じます。勿論、各種果皮のニュアンスも・・素晴らしい味わいでした。是非飲んでみていただきたい!


 因みに、ワイン評論家さんたちの評価を探してみましたが、最新のものは余り無く、ようなっと見つけたのはアントニオ・ガッローニさんのもので、

「95Points」

でした。


 普通の「パイエ」でこの評価ですんで・・はい。凄いですよね。


 因みに自根の2012年バローロ・ピラは96Points、2008年のバルバレスコ・クリケット・パイエは97Points とのことです。個人的にはガッローニさんのパイエ95ポイントはほぼ同じ意見です。ですがどうも彼は・・noisy には全然判らないんですね。なのであくまで参考と言うことでお願いいたします。


 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティは、樹齢の高い葡萄のキュヴェのみで仕上げた特別バージョンです。バルバレスコの最高のワインと言って良いかと思います。ガッローニさんは2008年のクリケット・パイエと同じ97Points・・だそうです。

 クリケット・パイエは良年のみリリースされる超限定のバルバレスコです。1999年ものがレスプレッソ誌で満点を獲得し、ロアーニャの名を世に知らしめています。最近では珍しく2007年、2008年と続けてリリースされています。飲んでみたいですよね~・・これは!

 バルバレスコ・アジリ・ヴェッキエ・ヴィーティは、ロアーニャのワインの中では最も力強いと言われる味わいです。まぁ、ロアーニャのワインは女性的・・と言われますが、これはその中でも最強。アマゾネスみたいなワインです。勿論超古木です。ガッローニさんの評価は 95Points で入荷は3本。

 バルバレスコ・モンテフィーコ・ヴェッキエ・ヴィーティは、パイエをさらに繊細にしたような・・感じです。縦伸びする・・と言うか、良く香る・・と言うか、イメージ的には長身の美人さんです。こちらも超古木の限定品です。入荷は3本だけ。

 バローロ・ピラは何と「ピエ・フランコ」です。(ルイージ・)ピラ家がピラ畑を所有していない・・と言うのは、どこか「グッチ」を思い起させますが・・そんなことはどうでも良いですね。カスティリオーネ・ファレットの名畑で、重厚さよりもエレガンス、芳香に振れたバローロです。

 バローロ・ピラ・ヴィッキエ・ヴィティはピラの古木のみで仕上げた限定品です。超古木の80年以上のもので入荷は少なく3本のみです。ガッローニさんは通常のピラが96ポイントでヴィッキエ・ヴィティの評価が見当たらず・・一体、何点付けたのか・・ある意味、興味を持ってしまいました。


 ようやく念願適って、ロアーニャのご案内が出来ました。でも・・白も滅茶苦茶旨くて感動しました。この季節・・美味いんですよ・・白ワインが!是非ご検討くださいませ。さすがの「ロアーニャ」!絶品です。