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【大幅ページ増!印象的なグラフィック!それにその配置って、もしかして!♪♪..】
いや~、頑張りましたね。リアルワインガイド始まって以来、初の海外取材敢行 + グラフィックのフラッシュ!それに、
「自然派ワインってブームなんですか?」
と、意味深な問いかけ..
「あっちの人になっちゃわないでね..」
と編集長には言われたが、どっちがあっちで、こっちがどっちか良く判らん..(これを見てもホント意味不明だろうなぁ..)
いずれにしても今のところ(これを書いている時点では)斜め読みしか出来ていないが、実に面白い!若生さんは例によってぶっ飛んでラリ気味の素晴らしい文章だし、帰ってきた酔っ払い、××さん(書けないよなぁさすがに名前は..)も四コマ漫画を見るような素晴らしい文体!ときどき意味不明のと、そりゃ無いだろ!みたいなコラムが混じるのはご愛嬌..五味、六味有ってバランスよく美味しいと思っていただければ幸いです!
まあ、ここのコラムだけ読んだWEBサーファー(ふ、古!)の方は、何のページだか、どこに彷徨い辿り着いたか、方向音痴になってしまうと思いますが、リアルワインガイド第14号のお奨めコラムです。お間違いなきよう..ん?..ちっともお勧めになっていないって?思考がはぐれ雲みたいでつかみようが無い..うん、良~く判ります。noisy
自身も何を書いているのか理解できん..。
それはそうと、初の現地取材..いいなぁ..創刊号を出す前から、すぐは出来ないがいつかはやりたい、と、おっしゃられていた徳丸編集長..ついに夢が叶い、面白い紙面ができましたね..。何とか頑張って1カ月くらい仕事しなくても食っていけるようなフツーのワイン屋のようになりたい..ものです!おっと、これも勘違いされるのかな? |
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オーストリア■□ Geyerhof □■ニーダーエスタライヒ
ガイヤーホフ |
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● 売れるかどうか判りませんが、滅茶苦茶旨い白ワインが入荷しました。特にシュタインライトンが素晴らしい..今までのオーストリアワインの印象を大きく覆すものになると思います。お客さまご自身で是非ともお確かめ下さい。
このガイヤーホフは筋金入りのビオだそうですが、不安定な要素がまるっきり見当たらず、ビオを意識するとするならば、むしろその完成度の高さでしょう。底から染み出してくるような旨みと一体感こそ、優れた土壌と健康な樹に由来するものだからです。
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●2005Gruner Veltliner SteinLeythn |
グリューナー・フェルトリーナー シュタインライトン |
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●2005Gruner Veltliner Rosensteig |
グリューナー・フェルトリーナー ローゼンシュタイク |
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●2005Riesling Johannisberg |
リースリング・ヨハニスベルク |
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【ぶっ飛びの旨さです!素晴らしい完成度!noisy的にはニコラ・ルナール以来の衝撃でした!
】
●2004 グリューナー・フェルトリーナー シュタインライトン
久々のマイブームです。これさえ有ったら他はどうでも良く..は無いのですが、絶対にご購入をご検討いただきたいワインです。
グラツィア・セレクションで著名なマルク・デ・グラツィア氏が来日され、ラシーヌさんのパーティーに招待されて伺った時のことです。着くなりシャンパーニュを戴きました。それはクロズリー・ラ・ベギーヌのスペシャル・キュヴェで、樽熟の長いものでした。のっけからそうとは知らずに飲んでいましたので、
「あれ~?おっかしいなぁ..プレヴォーってこんなに樽っぽかったっけ..」
と考えながらも、
「そんなはずないよなぁ..もう一杯!」
と、結構いい調子で戴いちゃいました。
「あ、それね、樽熟の長いスペシャル・キュヴェなの..」
と合田泰子さんの言葉に妙に納得..そしてオーストリアの旨いを扱うことになったので、と、このシュタインライトン
を戴きました。
いや~、とても素晴らしかったです。おそらく皆さんも共有しているだろうオーストリアワインのイメージは、
「香りは高いがやや軽薄、ボディは細く軽量級、酸度はドイツ・リースリングより低め。余韻は短め。やや甘いものが多い」
と言うような感じでしょう。
比べてシュタインライトンは、
「ボディが厚く石灰系ミネラルが豊富。ゆったりと気品溢れるアロマ。しっかりした酸味。甘み無くドライ」
だったのです。思わず瓶を持って見つめてしまいました。気が付くとグラスは空になっていました。
出張の著名な料理人さんの素材を生かした薄味のお料理を、次々に出していただきましたので、マルクには悪いと思ったのですが、イタリアワインよりもシュタインライトンを多く戴いていました。(あとでご紹介するマレンゴもとても良かったんですが..)だってね~、料理には良く合うし、旨いんだもんね..。
香りはまず石灰系のアロマ。小石が積みあがっている感じ。柑橘系の(ドギツク無い)フルーツの果皮、おだやかなスパイス。僅かに蜜っぽいニュアンス。コルトン=シャルルマーニュのようなスレンダーながら大量の石灰系ミネラルを含んだカッチリ硬めのボディ。少しずつ解れながらの長い余韻。
ホント、後を引きます。コルトン=シャルルマーニュと書きましたが、結構近いものを感じましたよ。おそらく3杯以上飲んでいるはず..です。noisy
の好みでも有りますので..お許しくださいね。
という訳で、一押しはシュタインライトンです。ボーヌのシャルドネに劣らないワインだと思います。沢山買ってください!
●2004 グリューナー・フェルトリーナー ローゼンシュタイク
グリューナー・フェルトリーナー というのはオーストリアの白葡萄の高貴種です。ローゼンシュタイクは(おそらく)畑名でしょう。(違っていたらすみません..資料がありません)
味わいは、シュタインライトンをそのまま小柄に、やや薄まった感じです。シュタインライトンはしっかりした味わいですので、蒸し暑い日本の夜長には、むしろローゼンシュタイクが良いかもしれません。
「グリューナー..noisy さんがそんなに言うなら飲んで見たいけど好みじゃなかったら3千円はキツイし..」
と思われるなら、とりあえずローゼンシュタイクを飲んでみましょう。そして旨いと思ったらシュタインライトンに手を伸ばすのはいかがなものでしょうか..まあ、おそらく気に入っていただけるので、結局は両方ともご購入いただけるはずです。自信あります!飲んでみてください。
●2004 リースリング・ヨハニスベルク
こちらは皆さんも良くご存知のリースリングです。これも旨いんですよね..
ドイツのリースリングと比較するよりも、フランスのアルザス・リースリングの方がニュアンスが近いです。酸味の出方もしかりです。香りはリースリングそのもの..というよりも、ピノ・グリとミュスカとリースリングを足して割ったような感じ..極僅か、ライチのようなニュアンスも有ります。膨らみのあるボディと相まって飲み応えが有ります。是非飲んでみてください。こちらもお奨めです! |
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ドイツ■□ Otto Becker □■ラインヘッセン
オット ベッカー |
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● 安価なラインヘッセンのアイスヴァインのロゼをご紹介します。テイスティングは間に合わなかったので、次回に残っていたら..書き加えたいと思います。 |
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●2005Gau Odernheimer Petersberg Eiswein Rose P.T. |
ガウ・オーデルンハイマー・ペテルスベルグ・アイスヴァイン・ロゼ・ハーフ |
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【アルコール分約7度の優しい味わい..(でしょう) 】
飲む暇が無かったので、すみません..。葡萄が冷え込みで凍るまで収穫を遅らせ、水分が外に出たところで収穫醸造したアイズヴァインです。フループブルグンダー53%、シュペートブルグンダー47%というセパージュのロゼです。おそらく甘いです。
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イタリア■□ Salicutti □■トスカーナ
サリクッティ |
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● げげ~。。このコラムを書き始めたたった今、
「雹(ひょう)が振っています!」
雷は鳴るし雹は落ちるし雨は凄い..コンピュータの電源を落とさないと停電が怖いし、さりとて、今日新着を出さないと、今後の予定が大幅に狂ってしまう!どうする、俺!(カードも無いし..)
とりあえず、自動ドアの電源を切って、POS関係のPCを落として作業していますが..あまり気分の良いものじゃあないですね。
さて、気を取り直してゆきましょう。サリクッティもビオロジックの生産者で、比較新しい造り手ですが、97年ものに高い評価が出てからブルネッロのトップの仲間入りをしました。 |
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●2004Rosso di Montalcino |
ロッソ・ディ・モンタルチーノ |
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●2001Brunello di Montalcino Piaggione |
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ピアッジョーネ |
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【素晴らしいブルネッロ!今飲んで美味しいロッソ! 】
いや~、両方とも飲んでしまいました~!素晴らしいですね。伸びやかでおしとやか、しかし内に秘めたパワーは並みでは有りません。
まず、ブルネッロの方ですが、2001年から「ピアッジョーネ」という畑名が入っています。彼は幾つかの畑をサルヴィオーニのようにブレンドしていたんですが、2001年はピアッジョーネで出していますね。もしかしたらブレンドのブルネッロも平行リリースしているのかな?情報が無くて詳しいことは判りません。
エノロゴはパオロ・ヴァガジーニ。ノイジー・ブルーのエチケッタのアゴスティーナ・ピエリ、イル・コロンバイオも彼です。
味わいは..滅茶苦茶複雑です。とても小さな粒の赤黒フルーツにコーヒー、紅茶、石灰、石。凝縮していて、まるで要素の塊りが砂のように存在、タンニンとともに感じられます。ボディは現状、いまひとつ膨らまず..適正レベルの酸味はバランス良いです。砂粒のような塊りとやや厳しいタンニンが、時間と共にさらに硬くなってゆきますので、今は全く飲み頃では有りません。何とか飲めるようになるのに最低あと1年..できれば5年以上寝かしたいところですね。
スペクテイター誌は見ていないので正確なところは判りませんが、どうやら95~96点くらい付けているようです。タンザーさんやアドヴォケイトは未掲載でした。
一方2004年のロッソ・ディ・モンタルチーノですが、これはイタリアワインファンには嬉しい存在です。しなやかなサンジョベーゼ・グロッソの接触感、赤~黒の小果実、ガレストロっぽい石灰ミネラルのアロマ、膨らみのあるボディから美しい減衰をみせます。実に伸びやかで、濃すぎず、不足無い味わいです。ブルネッロは時間が掛かるのでちょっと敬遠し、ロッソばかりが売れる傾向にありますが、判るような気が..します。ポテンシャルからはブルネッロには遠く及びませんが、直近の楽しみとして、ロッソはGETするべきでしょう。今飲んで充分に美味しさが伝わってきます。お勧めします!
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イタリア■□ Marengo □■ピエモンテ
マレンゴ |
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● さあ、マレンゴです。売れないかな?人気薄のネッビオーロ・ダルバだし..今頃売りに出してるのは
noisy 位のモンだろうし..でも旨いんですよね。 |
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●2002Nebbiolo d'Alba Valmaggiore |
ネッビオーロ・ダルバ ヴァルマッジョーレ |
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【これも素晴らしいネッビオーロです! 】
上のコラムのガイヤーホフのご紹介で、マルク・デ・グラツィア氏来日パーティーの話をしましたが、やっぱりその時に飲んで気に入ったのがこのネッビオーロ・ダルバでした。
ちょうど、マルク氏がベラベラと英語で喋り捲っていたとき、noisy は一人でこのマレンゴと格闘していました。伸びやかな、まるで熟した夕張メロンのようなエステリックなブケに、ノックダウンされていたんです。
ちょうど、エリオ・アルターレの話になっていて、マルク氏がやたらとアルターレのバルベーラ・ダルバのことを、
「大したこと無いよ」
と言っているので、彼のバルベーラが大好きなだけにちょっとカチンときた noisy
は、
「ノー、ノー、グレート・ワイン!」
と、確信犯的に言葉をぶつけると、
「ネッビオーロはグレートだがバルベーラはシンプルだ!」
とおっしゃるので、まあ、あんまり続けても場がしらけるので、
「素晴らしい造り手が造るシンプルなワインだね」
と、言って場をおさめました..。
アルターレのバルベーラ・ダルバは確かにシンプルですが、意外に深遠な部分があり、いつも旨いよな~と思っています。まともに英語も話せないのに、変なところにチョッカイを入れてしまう..ホント天邪鬼です。
思いっきり脱線しましたが、そんなやり取りの最中、とても気に入って飲んでいたのがこのヴァルマッジョーレです。
上記にも書きましたが、「夕張メロン」のような揮発系の香り、バローロチックなキノコや腐葉土。2002年のネッビオーロ
とは思えないような出来栄えでした。
飲まれるタイミングによっては、やや硬くなっている可能性もありますので、15分ほど経っても開かないようでしたら、とりあえず一度栓をして、数後日改めてお楽しみ下さい。かえってその方が美味しくいただけるはずです。開いたら凄いですよ!何せ夕張メロンですから..それにトリュフ的なスパイスが..あの香りは、94年のピニョーロ/ジロラモ・ドリゴ以来、久しぶりに嗅ぎました。何となくエロティックでも有り、心を惹きつけられると思います。ヴィンテージを忘れてくださいね。暖かい季節ならそんなに時間は掛からないはずなので、何とか開くまで我慢してくださいね!3千円台でこれなら超お奨めです!
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イタリア■□ Gabutti Boasso □■ピエモンテ
ガブッティ ボアッソ |
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● バローロのガブッティ・ボアッソのバルベーラ・ダルバを訳あり特売です。通常より15%位は安いはずです。早い者勝ちです! |
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●2003Barbera d'Alba |
バルベーラ・ダルバ |
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【ややビターな要素から旨みが溢れてきます! 】
透明感ある赤い果実と、しっかりドライな味わいです。そして、後口のビターが甘みを持っています。
「ん?ドライなのに甘いって..矛盾してない?」
いや、そうなんですが、残糖分の甘みはほとんど無いんですよ。出汁に塩を入れると、そのスープは旨みを感じるように..いや、例えばコーヒーはどのように飲まれているでしょうか。シュガーを入れたりミルクを入れたり..はたまたシナモンなどの香り付けも「有り」です。でも、イタリアンのエスプレッソの味わいを想像してみてください。中にはエスプレッソにシュガーやミルクは..(もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが)普通は足さないと思います。濃度がしっかりあって、良い豆を用い、良い焙煎・抽出をしたエスプレッソなら、ただ苦いだけでは無く、濃厚な旨味を感じるんじゃないかと思います。
で、ちょうどこのバルベーラ・ダルバがそんな感じなんです。糖分を食いきって、完全に発酵しているのに後口がビターで甘いんですね。まあ、飲み頃だと言う事でしょう。お奨めします!飲んでみてください。 |
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イタリア■□ Vie di Romans □■フリウーリ
ヴィエ ディ ロマンス |
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● 「ヴィエ・ディ・ロマンス」..ローマへの路と名付けられた美しい響きを持つカンティーナのご紹介です。 |
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●2004Ciampagnis Vieris Friuli Isonzo Chardonnay |
チャンパニス・ヴィエリス・シャルドネ フリウーリ・イソンツォD.O.C. |
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●2004Vie di Romans Friuli Isonzo Chardonnay |
ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ フリウーリ・イソンツォD.O.C. |
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【 飲み応えのあるシャルドネです!】
ヴィエ・ディ・ロマンスのシャルドネです。飲まれたことのある方は多いと思います。その美しい響きから伝わるイメージと、実際に飲んでみて感じるイメージには大きな差があったんじゃないかと想像しますがいかがでしょうか。
●2004ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ
まず、質的にはかなり良いものを持っています。葡萄自体のポテンシャルは高いし、塩っぽいミネラルがガッチリ乗っています。それに「樽」のニュアンスがかなり強めに感じられます。ですので、
1.ナトリウム系のミネラルがしっかりしたテロワール
2.エキス分がしっかりでている
3.樽の影響を比較的大きく取り入れた造り
以上から、結構男っぽい、パワフルなシャルドネなんです。こんなワインは、高めの温度で飲んでしまうと。やや「しつこい」感じがありますので、10度位に冷やし、上記の1~3
で 強く出ている表情を和らげてお楽しみになると、かなり美味しく飲めると思います。
「ん?ということは、ポテンシャル低いっていうこと?」
と、思われてしまうかもしれませんが、決してそうではなく、若い時期の美味しい飲み方をご提案しているわけですね。
ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネは、樽のニュアンスがしっかり溶け込んだときが飲み頃だと思います。約2~3年掛かるんじゃないかな?と踏んでいます。ちょっと前のラフォンのように、樽の影響が強いが、熟すと素晴らしいブケを発するようになるんですね。
比較重厚なワインですので、この2年のうちに飲まれるなら、11度以下に冷やしてお楽しみ下さい。ポテンシャルが有るので、味わいは沈み込みません。3年経ったら..14度でOKでしょう。
●2004 チャンパニス・ヴィエリス・シャルドネ
こちらのキュヴェは若干味わいが異なります。さすがに「ヴィエ・ディ・ロマンス」を名乗るシャルドネは、バレル・ファルメンテーション(樽発酵)でとても豊かな味わいです。チャンパニス・ヴィエリスはおそらくステンレスで発酵・貯蔵でしょう。早めに飲むならこちらがお奨めです。
ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネに比較するとやや小さな印象。しかし、イソンツォらしい塩っぽい大量のミネラルと肉の豊かな味わいは全く同様。僅かに甘く、ややトロピカルなフルーツが存在。
こちらは樽っぽさの無い、クリーンなシャルドネです。イソンツォのミネラルの風味が葡萄の甘みやフルーツの熟度を引き立たせています。塩っぽいミネラルが甘みさえ引き立たせるので、12~13度では少ししつこいかもしれませんので、こちらも10度位が適温でしょう。
この夏、おそらく暑くなると思います。冷やしすぎると美味しくない白ワインもありますが、ヴィエ・ディ・ロマンスなら全く問題なく冷やせます。是非お試しくださいね。きっと冷やしたトマトのパスタが食べたくなっちゃうますよ! |
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イタリア■□ le Macchiole □■トスカーナ
レ マッキオーレ |
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● レ・マッキオーレです。メッソーリオの2002年が入荷しました。この年は難しかったらしく、値下げしましたし、秀逸なスクーリオも諦めてデクラッセしたようです。 |
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【...】
すみません..飲んでないので判りません。パレオ・ロッソはいずれ飲んでアップします。 |
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イタリア■□ la Fiorita □■トスカーナ
ラ フィオリータ |
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● 元はと言えば.、下記にご紹介の偉大なブルネッロの造り手、ソルデーラで修行し、チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナの醸造長に就任、そのご独立してラ・フィオリータを設立したロベルト・チプレッソをご紹介します。幻とさえ言われた彼のブルネッロです。
その昔はラ・フィオリータのブルネッロを探すのに本当に苦労しましたが、今は結構楽をさせてもらっています。ラウルスもブルネッロも本当に素晴らしいワインですよ!惚れちゃいます! |
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●2003Laurus Rosso di Toscana I.G.T. |
ラウルス ロッソ・ディ・トスカーナ |
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【大変お待たせしました!旨いですね!これからも成長を続けるサンジョヴェーゼです..】
ラ・フィオリータは、偉大なカーセ・バッセで修行、チャッチ・ピッコロミーニで醸造長を務めたロベルト・チプレッソが友人と共に運営するカンティーナで、Noisy's
ではごく普通に販売していますが、探すと余り見あたらない、とてもレアなワインです。
1999、2000年のラウルスを飲まれた方はご存じでしょう。柔らかで、しみじみした旨み・果実味を持つサンジョヴェーゼですね。一節によると、ブルネッロも一部使用しているそうです。
99年がソフトでバランスに優れる味わいとすれば、2000年の味わいはそのソフトさをそのままに、凝縮した果実味を「倍」にしたような嬉しいものです。しかも2003年は2000年の凝縮感にブルネッロを感じさせる奥深さを持っています。エッジを感じさせない穏やかさと冷えていてもたっぷり訴えてくる凝縮感、それでいてサンジョヴェーゼが持つ美しいエレガンスを失っていません。
このようなワインは、決して、「**においてハイポイント獲得!」等と言うことはなく、飲んだ方は誰にも教えず密やかに自分たちだけで愉しみたい、と思わせる魔力を持っています。ですので、密やかに確実にセラーの一部を浸食して行くんですね。レストランさんでこのような旨いワインを「すっ」と出されたら、きっとそのお店のファンになってしまうこと間違いないですね。サルヴィオーニのロッソ・ディ・モンタルチーノにも通じる味わいは何とも言えない幸福感を受けることでしょう。
惜しいかな、ちょっと価格は上昇してしまいましたが、ユーロ高の現在を考えれば充分に納得していただけると思います。「今回一押しのイタリア・デイリー(ウィークリーかな..?)ワイン」ですので、是非とも味わってみてくださいね。 |
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●1999Brunello di Montalcino |
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ |
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【滅茶苦茶柔らか!ブルネッロの真髄を感じさせてくれます。 】
カーゼ・バッセやチャッチといった、素晴らしいブルネッロを造ってきたチプレッソには、「力み」が全く感じられません。抽出の強さによるエグミとか、造り手の意向とかは「ソフトさ」に向けられていますから、サンジョヴェーゼ(ブルネッロ)が持つ一番の特徴であるしなやかな面を、大きく成長させています。
タンニンはとても多いのですがとてもしなやかなのことと芯が中心に「どん」と構えているので全く目立たないですね。ラズベリーなどの赤紫の小さな粒にココアのトッピング、スパイス、それらが自己を主張することなく、全体で迫ってきます。糖分の甘みではなく、集中力、凝縮感による旨み・甘みが存在します。
一口入れただけで、
「旨いねぇ!」
と声が上がってくると思いますよ。
リリースからさほど経っていないにも関わらず美味しく飲めてしまうことは嬉しいですね。しかも、ブルネッロとすれば、リーズナブルなプライスで収まっていると思います。是非飲んでみてください。旨いです!
1999 La Fiorita Brunello di Montalcino
Deep red-ruby. Warm, inviting aromas of redcurrant,
black raspberry, espresso, graphite, marzipan and dried flowers. Lush, sweet and
round, with concentrated, ripe flavors of cherry, berries, tobacco and smoke
nicely firmed by harmonious acidity. Fleshy, structured Brunello, finishing with
very fine tannins, excellent persistence and a late note of leather.
(Connoisseur Wines, Chicago, IL; Youngs Columbia, Portland, OR) 91
points
Stephen Tanzer's International Wine Cellar, Sep/Oct 04 より抜粋 |
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イタリア■□ Camillo Donati □■エミーリャ
カミッロ ドナーティ |
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● 土地が肥沃すぎて元からある葡萄畑は収穫が多く、凝縮感ある良いワインが無い、とさえ言われてきたエミーリャ=ロマーニャですが、カミッロ・ドナーティのワインは違いました。しかもリーズナブル!
ビオです。是非ご検討下さい。
現当主カミッロの祖父であるオルランドが1930年に植えた葡萄による自家消費用から始まったワイン生産を、カミッロが商業化したワイナリー。エミリア=ロマーニャ洲はポー河流域の肥沃な平野部が中心となっていることから、畑では仕立てを上へ高くして収量を増やすのが主流です。しかしカミッロは標高約250mの東向きの畑で一切の科学的な薬剤を使用せずに葡萄を栽培、ワイナリーではこの地方に残る伝統的な手法にこだわり続けています。生産している全ての葡萄に対してマセレーションを行い、野生酵母による発酵、全ての工程で温度管理を行わず、出来る限り自然な形で醸造。フリッザンテ製造のためのフィルタリング作業にも木綿の袋を使用。二酸化硫黄の添加も葡萄をプレスした直後にのみ使用されるだけで、その量もごく小量(30-40mg/L)。 |
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●2004Malvasia dell'Emilia I.G.T.( Frizzante Secco) |
マルヴァジーア・デッレミーリャ (フリッザンテ・セッコ) |
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【これも旨い!第四弾で追加の白のビオディナミ発泡酒!ゴクゴクやって ちょうだい!】
やや乳酸系、ヨーグルトっぽいアロマが混ざったビオのフリッザンテ(発泡酒)です。泡も結構旺盛で、そうだなぁ..ベルギービールのホワイトビールってご存知でしょうか?あれの泡をもっとクリーミーに、表情を豊かにしたような感じですね。
味わいはとてもドライで甘みはあまり有りませんので、ビール感覚でもOK!これでクリスピーなピザと合わせたら旨いでしょうね~!
話は脱線しますが、厚いパンタイプのピザより、生地が薄くてややクリスピーに仕上がったピザが個人的には好みです。でも、熱々のトマトが口内の粘膜を火傷させてしまうのがちょっとね..でもそんな時、このマルヴァジーア・セッコの消火器・絆創膏が、実に活躍してくれること請け合いです。
最も、とても優れたシャンパーニュなどと比べること自体が無意味です。陽気なイタリアンよろしく、仲間や家族とリストランテや自宅パーティでわいわい遣るのに最高のアイテムです。しかもビオですからとってもナチュラル!僅かにビオっぽさを検出できますが、noisy
のお客様なら全く気にもならないでしょう。
ドライでソフト、滑らかな泡とホワイトビールっぽいニュアンス、太くは無いにせよ充分な厚みを持ったボディの旨いフリッザンテ。これからの季節にピッタリですし、連休中の友人との昼食にはぴったりでしょう。お奨めです!
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イタリア■□ la Collina □■エミーリア・ロマーニャ
ラ コッリーナ |
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あっという間に無くなっていましたので..再入荷しましたワインのご紹介です。
● 自然派の、というよりも、しっかりビオディナミの赤の辛口弱発泡酒です。ランブルスコというと甘くて底が浅いとお考えになりがちですが、このラ・コッリーナは意外にもドライで奥深い味わいが魅力です。
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● N.V.(2003)Lambrusco del Quaresimo I.G.T. |
ランブルスコ・デル・クアレジモ |
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【凝縮感しっかり有り!ドライな弱発泡性赤ワインです!気軽に飲んでみて!】
このシーズンのシチュエーションには、大活躍しそうな自然派発泡酒です。スーパーで売っているランブルスコはもっと安いですが、それはただ甘いだけ..ちょっとシュワっとしてるだけです。
しっかり DEMETER のビオ認証も得ている、れっきとした自然派です。ナチュラルな赤い小さな果実がとても凝縮しており、石灰系ミネラルがじんわり染み入ってきます。チェリーっぽいニュアンスとベリーっぽさが混在しています。基本的にドライですし美味しい酸が充分に乗っていますので、最初に一杯で飽きてしまうことは無いでしょう。何しろ、
「タンニンの存在!」
を充分に感じ取れるランブルスコですから..。
ちなみに、このラ・コッリーナは協同組合のようですが、ビオディナミ + 自然酵母
での発酵 ということで、本当に本格的です。価格も安くて気軽に飲めるのに、意外にも奥が深い..そう思っていただけると想像しやすいと思います。飲んでみてください。お奨めです! |
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イタリア■□ Argiolas □■サルディーニャ
アルジョラス |
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● ご存知の方はよーく、知らない方は全く..(当たり前だ!) アルジョラスはサルディーニャのトップというよりもイタリアを代表する造り手でも有ります。よく知られているのはトゥーリガですね。飲んだことが無いと、
「果実味はたっぷりで酸にだらしが無い南のタイプでしょ?」
と思われるのでしょうが、全くそんなことは無いですよ。むしろ逆で、
「凝縮感はしっかり。酸もしっかり。バランスも最高。むしろ冷涼感が漂う」訳ですね。
トゥーリガを飲まれた方なら、スムーズに手が出ると思います。トゥーリガにしても一体何年トレ・ビッキエーリを続けているのか判らないほど評価されています。 |
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●2003Korem I.G.T. Isola dei Nuraghi |
コーレム イゾーラ・デイ・ヌラジ |
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【..すみません、テイスティングが間に合わなかった!でも美味しいはずです。
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ボバル、カリニャン、カンノナウという変わったセパージュですが、総体バランスとして、良いカベルネを飲んでいるような気にさせるコーレムです。しなやかさと凝縮感を両立し、質の良さは抜群。トゥーリガのセカンドとは言えないし、おそらくそうでは無いのでしょう。
今回はテイスティングが間に合わなかったのでご紹介のみに留めておきます。数が無いので気になる方はお早めに..!
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スペイン■□ Dominio de Atauta □■リベラ・デル・デュエロ
ドミニオ デ アタウタ |
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● さてこのページのトップはアタウタです。昨年はびっくりするほどのオーダーを戴きまして、早々に完売になったアイテムです。noisy
も飲んでびっくり!スペインワインの印象を大きく覆すものになること請け合いです。
まずはラシーヌさんの情報からご覧下さい。
Dominio de Atauta ドミニオ・デ・アタウタ
アタウタのオウナーであるミゲル・サンチェスは、現在もマドリッドで大規模にワイン販売業を営む名士である。彼はかつて、リベラ・デル・ドゥエロの見捨てられた一角アタウタの栽培家たちから相談を受け、畑とブドウの比類ない可能性を見極めて以来、樹齢が高い最良の畑を買い集め、全力をそそいで品質志向一筋のワイナリー「ドミニオ・デ・アタウタ」を築き上げた話は、いまやスペイン・ワイン界で知らない人はいない。そのミゲルから全幅の信頼を寄せられている醸造家フィリップ・スルデは、ロワールのワイナリーに生まれ育った、典型的なフランス人エノロジストである。が、ボルドー(ムートン・ロッチルドとレオヴィル・ラス・カズ)やチリ(サンタ・リタ)を経て、プリオラート(アルバロ・パラシオス)とシャトー・ネナンで働いた練達のスルデは、高い海抜(1000メートル)とプレ・フィロクセラのブドウに魅せられて、2000年よりこの地で仕事をすることに決めた。
アタウタの自社畑は15ヘクタール(147パーセル)に達し、うち80%は接木をしていないプレ・フィロクセラのブドウ(ティント・フィーノ=テンプラニージョ)が植わり、樹齢100年以上のブドウも多数植わっている。スルデによれば、ミルデュー(うどん粉病)のおそれがないこの地は、「ビオディナミにとっての天国」である。2005年の晩秋、妥協と人為を排してひたすらクオリティに邁進するアタウタのワイナリーと、その崖下に佇むセラー廃墟群の上空高くを、鷲が群れをなして旋回するさまには、アタウタのワインにも通じる、この世の風情とは思えない隔絶した境地を感じさせた。
なお、樹齢100年以上のティント・フィーノを用いるValdegatiles, La Mala, Llanos del Almendroの各キュヴェはごく少量しか生産されず、2003年より各壜に通しナンバーが振られることになった。
Dominio de Atauta 2003 ドミニオ・デ・アタウタ2003
主として、平均樹齢60年以上の接木しないブドウからの産。収穫時期は2003年9月15~25日。ティント・フィーノをゴブレット式に整枝。除梗後、ステンレス・タンクとフランス製木槽で発酵させ、18日間の浸漬。14ヶ月のフランス産の小樽で熟成。冷却安定と濾過の処理をせずにボトリング。凝縮された黒系果実とハーブ/スパイスの香り。濃醇な風味に優雅さを漂わせ、後口にフィネスを感じさせる優品である。
Valdegatiles 2003 バルデガティレス2003
樹齢100年以上のプレ・フィロクセラ・ブドウからの産。収穫時期は、10月3~5日。発酵期間8日、浸漬期間は30日。19ヶ月のフランス産小樽熟成。
La Mala 2003 ラ・マーラ2003
収穫は9月22日。11日間の発酵と23日間の浸漬。樽熟成は15ヶ月。
Llianos del Almendro 2003 リャノス・デル・アルメンドロ2003
収穫は10月6日。発酵19日間、浸漬30日間。樽熟成は20ヶ月。
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●2003Ribera del Duero |
リベラ・デル・デュエロ |
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【しなやかさにエレガンスを持つ凝縮感!これは只者じゃあないです】
ハッキリ言って「ぶっ飛び」のポテンシャルです。こういう物言いが正しいかどうかは別として、
「一握りのトップレベルなジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュと同等以上」
のワインです。
トップレベルのドメーヌには個性が有ります。それは濃度だったりエレガントさだったりするわけですが、このリベラ・デル・デュエロにはその両方がかなり高度なレベルで備わり、しかもこの先の熟成をも約束しています。
タンザーさんもびっくりしたようで、このワインには91点というハイポイントで答えていますし、この下でご紹介する、トップ・キュヴェとしては一番下のヴァルデガティーレスに、PKさんは96点も付けています。反対に言えば、何故こんなに評価されるのでしょうか..。
下に続く..
2003 Dominio de Atauta Ribera Del Duero
Avg. Retail Price: $43.48
($40; from a relatively cool site on the extreme
eastern side of the appellation, picked literally three weeks later in 2003 than
some of Ribera del Duero's hotter spots) Ruby-red. Sappy, spicy aromas of black
fruits and tar. Sweet, dense and strong, with powerful flavors of blackberry and
dusty minerality firmed by slightly edgy acidity. Expands impressively on the
back half, finishing with substantial dusty tannins and excellent length. 91
points
Stephen Tanzer's International Wine Cellar, Sep/Oct 05 より抜粋
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答えは結構簡単です。質感が全て高いからです。ピュアで極上なんですよ..全ての要素が..。これは高い樹齢とアメリカ製の台木に節木していない樹が多いことによる、収量の少なさ、病気の心配がないことが上げられると思います。
飲めば誰でもファンになってしまうでしょう。何故、ブルゴーニュのジュヴレ=シャンベルタンを引き合いに出したか..それは、もっとも比較した場合に近かったからです。こう言ったら誤解されてしまうでしょうか。デュガ=ピィの上級キュヴェにさらなる質感をプラスしタンニンの厚みを高めた感じ..あらら..書いちゃった!
現在も奥底に感じられますが、「とても美しい生血」のニュアンスがやがて「なまめかしさ」を帯びてくるはずです。「鉄」なんて生半可な感じではなく、まさに「血」を舐めているような..ドラキュラ伯爵にでもなったような気さえするんです。高貴で美しい..(いやらしい意味じゃなくて)処女のニュアンスが、飲む者の気持ちを高ぶらせるから、美味しいと思ってしまうんでしょうね。
まず飲まれてみることをお奨めします。びっくりすると思いますよ..そしてきっとこう思うでしょう..
「今までのスペインワインは何だったんだ!」
と..
それはおそらく熱で煮えていたんだとは思います。そんなレベルでの話ではなく、世界で通用する凄いワイン..それがドミニオ・デ・アタウタ、リベラ・デル・デュエロです。飲んでみてください。
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●2003Valdegatiles Ribera del Duero |
ヴァルデガティーレス リベラ・デル・デュエロ |
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【すみません!数が無くて飲めません..近いうちにラ・マーラを飲める予定です!】
とても少ないキュヴェですので、安易な開け方ができず申し訳ありません。アドヴォケイトではヴァルデガティーレスでさえ、96ポイントという高い評価..。まあ、96点以上は100点だと言ってるのと同じ..と考えている
noisy にとっては、本来は眉毛に唾して考えるところですが、上記のアタウタを飲んでみれば納得せざるを得ないでしょう。
2003 Dominico de Atauta
Valdegatiles
Dominico de Atauta Ribera Del Duero, Castilla Leon, Spain
Dry
Red Table Wine
Sadly, there are fewer than 100 cases of the 2003 Valdegatiles, which comes
from 100+-year old, ungrafted vines planted in sandy soils. This amazing,
exotic Spanish red possesses fabulous concentration as well an up-lifted
bouquet of camphor, blackberry liqueur, smoke, and grilled meats. Full
and rich, but also exceptionally pure and delineated, it is a remarkable
achievement. It will drink well for 10-15 years.
Reviewer Robert Parker
Rating 96Points
Maturity Drink 2005-2020
Wine Advocate #159 (Jun 2005) より抜粋
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