フランス■□ Jose Michel □■シャンパーニュ
ジョゼ ミシェル |
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● 数週間前、変わったことが起きました。夏と年末以外はほとんど動かない・・・というか、ずっと塩漬けになっていたジョゼ・ミシェルの「スペスィヤル・クルッブ1997」が立て続けのご注文で、完売してしまったんです。
「あ・・・ブルータスがやったのかな?」
というような感が閃きましたが、その通りでした。
noisy は購入もしていないし、見てもいないので聞いた話になりますが、アラン・ロベールなどの大御所に混じって、リーズナブルでクリュにも入らないジョゼ・ミシェルのスペスィヤル・クルッブ98が激賞されていたそうです。
まあ実際とても美味しいので、全然違和感は有りませんでした。でもね・・・何か複雑ですよ。確かに新着のメンバーのお客様には、本当に良く理解していただきお力添えをいただいていますが、ホームページでいかに説明しようとも、全く動かなかったシャンパーニュが一冊の雑誌にちょろっと出ただけで、Shop
の在庫が無くなっちゃう訳です。雑誌、メディアがどれだけ責任を持って編集しているのかは判りませんが、やっぱり我々ワイン屋はなかなか信用が無いのかなぁと・・。気を取り直して、昔のコピーを貼り付けさせていただきます。
アラン・ロベールやジャック・セロス他、数多のレコルタン・マニピュランをご紹介してきましたが、今のマイ・ブームは誰が何といってもジョゼ・ミシェルです。繊細な表情の中にきっちりと旨みが存在します。グラン・クリュはそりゃあ気品が有るし良い生産者はとても素晴らしいですよ。でも取っ付き難さも有るし価格も高い..。ジョゼ・ミシェルのシャンパーニュは畑の格がどうのこうの言う前に、シャンパーニュの美味しさを素直に伝えてくれます。本当に上手に仕上がったシャンパーニュですから、 「シャンパンって今ひとつピンと来ないんだよね..」 という方にも、また、 「一通り制覇したけど僕はセロス、いや、クリュグも捨てられないけど..」 という猛者、そして、 「ん?シャンパンってドンペリのことでしょ?」 というちょっとお茶目な可愛い方までも、きっと満足させてくれるでしょう。
優雅に長期熟成を見せるピノ・ムニエ
ジョゼ・ミシェルの愛想のよさは、あまり当てにしてはならない。というのは、彼の造るピノ・ムニエをベースにしたシャンパーニュは、《他の造り手による古典的なシャルドネやピノ・ノワールのキュヴェよりも、長期間しかも優雅に熟成させることができる。》として、ランスとエペルネのセラーマスターのあいだで大いにもてはやされているからである。彼はシャンパーニュの伝説のような人物である。ジョゼは自分自身を魔術師ではなくて、シャンパーニュを造るシンプルな古典的原理を応用する職人と考えている。ただ、彼の場合、とても樹齢の高いブドウ(70年以上)と、マロラクティックを回避したオーク樽での発酵が、特徴的なのである。 いまや60代のジョゼは、キュブリィ川流域のムシィ、ピエリィ、シャボに有する21ヘクタールの畑の世話をしている。この地は洗練されたタイプのピノ・ムニエ栽培に向いているところだが、シャルドネも植わっている。この両品種を半々にブレンドすると、しばしば最上の結果が得られる。それがたとえば、〈スペシャル・クラブ1990〉であって、シャルドネとピノ・ムニエがそれぞれブレンドに、クリーミィで強烈な味わいをもたらすのである。 昔からシャンパーニュを熱愛するものにとっては、ピノ・ムニエ100パーセントのキュヴェは、天啓のようなものである。もし、その1959年か1955年を味わえる機会があったら、決して逃してはならない。いずれも、まだ絶好調だからである。
ワイン王国 13号より抜粋 |
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●N.V.Champagne Brut (Carte Blanche) |
シャンパーニュ・ブリュット(・カルト・ブランシュ) |
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●N.V.Champagne Roze Brut |
シャンパーニュ・ロゼ・ブリュット |
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●N.V.Champagne Extra Brut |
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット |
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【はっきり言ってどれもこれも素晴らしいです。格付け外でこれ以上のものはそうは見つからないはず!】
時間が無いので大きく端折ってます。
シャンパーニュ・ブリュット(・カルト・ブランシュ) は、ジョゼ・ミシェルのシャンパーニュ造りの才を感じさせる仕上がりです。完全な球体を思わせるバランスです。普段はこれか、シュルランのカルト・ドールで充分!
ロゼの美味しさは皆さんすでにご存知でしょう。えぐられ硬いか、妙に甘いかのロゼが多い中、ソフトでニュートラルな味わいを見せます。
エクストラ・ブリュットは、ジョゼ・ミシェルの中で一番緊張感有る味わい。それでもジョゼ・ミシェル特有の、「エキスの旨み」がしっかりと感じられる逸品。これを造るのは至難の業だと感じています。グラン・クリュだけで一度造ってくれないかな・・・。
ブラン・ド・ブラン・ミレジメは、もっともスタイリッシュでピュアな美しさが光ります。2000年は数が無く、とても希少とのことで、入荷も僅かです。一押しにしたいところでは有りますが、スペスィヤル・クルッブもあるので・・・。
1998年のスペスィヤル・クルッブは、気品と複雑性に勝ります。ヴィンテージの素晴らしさが前面に出ていますね。あ、ジャック・セロスの1998年ミレジメは、本人が、「マイナス面が全く無い」と言っているそうですので、何とか呑みたいと思っています。誰か飲ませてくれないかな・・・
今回の1996年のスペスィヤル・クルッブはマグナムです。旨そうですね・・・これは呑んでいませんが、昔のコメントが出てきましたので、そのまま貼り付けておきますね。
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【R.M.のスペシャル・クラブ品です.. 】 ピノ・ムニエ50% シャルドネ50%
のセパージュです。ところでこの「スペスィアル・クルッブ(スペシャル・クラブ)」の瓶型とエチケットはレコルタン・マニピュランには数多くありますよね。noisy
も詳しくは知らないのですが、知っていることを少々..。間違っていたらすみません、笑って許してください..。
1971年にグランドマルクに対抗するため50人の小規模栽培者が集まり、自分たちの将来のために「クルッブ・ヴィティキュルトゥール・シャンプノワ」という会を設立、同様の瓶型・エチケットで自分たちの存在をアピールしよう..ということで始まったと聞いています。現在は「Club
Tresor
クルッブ・トレゾール」(直訳:宝物クラブ)と名乗っているようです。ここで認められたものを、同じデザインで販売している、ということです。
これは飲みました..(^.^
noisy
もちっとは努力してます..。現在の味わいは..う〜ん、どうでしょう..。 ポテンシャルはかなり高いですね。高レベルの酸とそれに見合う果実味がミネラルと共に存在します。ただ、余りに到着してからの時間が少なかった性も有ると思うのですが、現在は微妙にバランスしていませんし、口当たりの滑らかさ、熟成感に欠けます。時間が経つと微細な表情を見せ始めますが、時遅し..という感じです。
1996年はグレート・イヤーとなったシャンパーニュですが、その分熟成に時間が掛かると思いますので、今後3年間は置いて欲しい..と思います。1996年のサロンも飲んでみましたが..余りに早すぎる..。2日前の抜栓が求められるかもしれません。今飲むので有ればむしろ上記の「ペール・ウダール」をお奨めします。到着直後と言うこともあり、正確なテイスティングでは有りえ無いと思いますが..。こちらはセラーリングに回し、もしくは「シュルランのカルト・ドール」を先に飲みましょう..。noisy
の言葉の真偽をお確かめになりたい方は是非ともお試し下さい。
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2年前に書いたものと思われますので、時間の経過もちょうど良いかと!有る意味、とてもタイムリーなワインかもしれません。
そんな訳で、端折りマクリで申し訳有りませんが、いつもお奨めしていますので大丈夫ですよね。よろしくお願いいたします。 |
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フランス■□ Michel Maillart □■シャンパーニュ
ミシェル マイヤール |
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● ちょうど手が出しやすい価格帯で、しかも判り易く、誰にもすかれるような味わいのシャンパーニュをご紹介します。 |
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●N.V.Champagne Ecueil Premier Cru Brut |
シャンパーニュ・エキューイユ・プルミエ・クリュ・ブリュット |
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●N.V.Champagne Ecueil Premier Cru Brut Magnum |
シャンパーニュ・エキューイユ・プルミエ・クリュ・ブリュット マグナム・ボトル |
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【プルミエ・クリュのシャンパーニュ!】
ある意味大手メゾンのシャンパーニュというのは、まさにスタンダード、標準を意識したラインに、自分らしさを表現しようとする訳ですが、比較小さなRM(レコルタン・マニピュラン)の場合、
「このようにしかならない・できない」
状況での表現になってきます。
すなわち、自分の持っている畑を中心とした構成になる訳ですから、
「良いシャルドネの割合を増やしたいからコート・デ・ブランのシャルドネを増やそう・・・」
みたいな大手メゾンの真似事は出来ないということになり、地元密着のシャンパーニュの味わいが生まれるわけです。
このミシェル・マイヤールはプルミエ・クリュでは有りますが、モンターニュ・ド・ランスのRMですから、エキューユのテロワールほぼそのものが感じられるシャンパーニュと言う事が出来るでしょう。基本的にこのモンターニュ・ド・ランスはピノ・ノアールの良い産地として知られていますので、ピノ・ノアール主体の構成になってきます。ロゼの色合いを見てください。とっても美しいですよね。
味わいは、細やかな泡の上がり具合が美しく、滑らかさと樽発酵による力強さ、ゴク味のある判りやすいものです。グラン・クリュにはやはり品格、気高さの点で劣りますが、その点は格付け外には当然のように勝ります。バランス良く、強すぎず、弱すぎない利点が感じられます。
白の方は万人向けの味わいで、余りシャンパーニュに慣れていない方にお奨めです。泡も強すぎず弱すぎずでちょうど良く、慣れていない方の多くが感じる、
「美味しいか不味いかも良く判らない・・・」
ということは無いと思います。
ロゼはある意味、この地の特徴を良く表しているようで、ピノの旨みの焦点がビッチリ合っていますので、ある程度飲みこんだ方にも納得の味わいと言えると思います。安価なロゼがジョゼ・ミシェル・ロゼに頼りっきりのnoisy
としてみれば、援軍を得た思いです。
これからの年末年始にかけては、何かとお祝い事で派手目なパーティを突然開くことになったりしますが、急にシャンパーニュが欲しくなっても、買ってすぐのシャンパーニュはなかなか思ったような味わいにはなってくれませんので、買い置きをお奨めします。最低でも3日は休めるために、開催場所に早めに持ち込んでくださいね。
「あれ?このシャンパン、こんなに美味しかったっけ?」
と思えるでしょう。反面、動かしてすぐのシャンパーニュほど「肩透かし」「いなし」を食らう確率が高いもの・・・です。一度シャンパーニュが美味しいと知ってしまうと・・・我々ワイン屋の思う壺・・・いいようにやられちゃうかもしれませんが、それが様々な楽しみの源泉になる訳ですからお許しください。プライスにピッタシ合ったプルミエ・クリュのミシェル・マイヤール・・・モンターニュ・ド・ランスのピノ・ノアール基本のシャンパーニュと覚えてください。お奨めです。 |
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フランス■□ Richard Cheurlin □■シャンパーニュ
リシャール シュルラン |
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● 定番となっておりますリシャール・シュルランです。やっぱりアッシュは美味しいですし、キュヴェ・ジャンヌ2002はだいぶこなれてきました。是非ご検討ください。
エージェント資料より 狭小なドメーヌで個性的なクオリティ・ワインつくりに打ち込むRMはここ数年真のクオリティ・シャンパーニュとして日本でも知られるようになってきました。オーブのリーダー格として厚い信頼を得ているリシャール・シュルランを、新たなRMとしてご紹介いたします。
地方
:Aube オーブ県 Celles-Sur-Ource セル=シュル=ウルス村 造り手 :Richard Cheurlin
リシャール・シュルラン 47歳 土壌
:オーブ地方ではキメリジアン階とポートランド階の石灰石、粘土まじりの土質で、ピノ・ノワールは濃醇な酒質でフィネスが備わる。 栽培面積:8.5ha
栽培方法:「ヴィティキュルテュール・レゾネ」(「周到な栽培」の意味。VRと略す) 栽培はできるだけ自然に行い、この10年間農薬を使っていない。 プレス
:伝統的な木製の垂直型プレス機(オーブではほとんどの造り手がプヌマティック=マンブラン式プレス機を使用している) マロラクティック発酵:すべてのキュヴェをマロラクティック発酵させる。 ファミリー史:リシャールで5代目になるブドウ栽培農家で、1919年より自家でシャンパーニュを作り始めた。
1999年秋、シャンパーニュの優れたレコルタン・マニピュラン探索行の最後に、オーブ県を訪ねました。その折もっとも印象に残ったシャンパーニュの作り手リシャール・シュルランに取引をお願いしてまいりましたが、念願かないこのたびやっとご紹介できることになりました。リシャール(47歳)は1978年よりシャンパーニュ作りを始めました。11月の末、外は小雪まじりの寒い日だったのですが、畑から戻ったばかりのリシャールは日焼けした顔に大粒の汗をかきながら、熱心にワイン作りについて語ってくれました。最初のキュヴェを一口味わって、リシャールが才能あふれる造り手であることすぐに確信しました。 その言葉のはしはしにもワインと同じく、純良な魂と温かい人柄が感じられ、ついにオーブ最良のシャンパーニュに巡りあったとの思いを強くしました。
コトー・ド・ルルスに位置するセル・シュル・ウルスは、畑は南斜面にあり、きわだった日照に恵まれ、晴天は年間200日以上に及びます。マルヌ県より標高が高く、春に遅霜禍にあいやすいので、シャルドネより開花が遅いピノ・ノワールの方が育てやすい。また、この地区ではマルヌやコート・ド・ブランに比べて石灰質が少ない土壌(シュルランでは40%が粘土まじりの石灰岩土壌)で、日照が少ない年にはシャルドネは、酸が突出した味わいになるため、ピノ・ノワールが多く栽培されています。
オーブでは石灰岩、粘土まじりの土壌に、小石の層や赤い土の層が入り組み、畝によりキャラクターが大きく異なります。そのため10から12の異なる畝を有するシュルランでは、それらの個性を生かすために、畝ごとに醸造を行います。
最近では、マルヌ、コート・デ・ブランの評価の高い作り手でさえ、プヌマティック式プレス機を使用し、ルミュアージュ(動ビン)は機械で行う造り手がふえ、驚くことがしばしばあります。ましてオーブではほとんどの造り手がプヌマティックを使用しています。一通りテイスティングが終わり、カーヴに入り伝統的な木製の垂直型プレス機と手作業で行われるルミュアージュの作業を見たとき、伝統を守りながらクオリティの高いワイン作りを実践する志を感じました。
いずれのキュヴェも香りに集中力があり、内側に緊張する力と広がる力のバランスがとれ、軽やかで上品な味わいで、この価格帯のシャンパーニュのなかでは明らかなクラスの差を感じさせてくれます。とりわけフィネスにあふれるキュヴェ・H・ミレジムとキュヴェ・ジャンヌは長く熟成させて楽しんでほしい、とはリシャールの言葉です。
『ワイン王国』NO.13 2002 より抜粋
/マイケル・エドワーズ記事稿より
オーブ エペルネから110km南東にあるオーブ県は、活きいきとしてイチゴのような果実味があるおいしいピノ・ノワールの産地であるが、この風味の輪郭を形成するのはキメリジアン階とポートランド階の石灰石、粘土まじりの土壌であり、これはブルゴーニュ北部とサンセールにも見つけだせる。オーブ県のピノ・ノワールは、当地最大の資産である、発泡性および非発泡性の素晴らしいロゼ・ワインを造るのに理想的なブドウである。シャンパーニュの旧都で古きカテドラルの町であるトロワの西にモングーの丘陵があり、白亜質土壌(これまた別のティロル階に属す)がそこの日差しが強い南向き斜面の表土をおおいなおしている。口当たり柔らかで黄金に輝くモングー産シャルドネは、多くの糸が複雑に織りなした布にたとえるべきブレンド・シャンパーニュの、豪勢な素材になりうるものである。
リシャール・シュルラン オーブ県でクオリティ向上のキー・プレイヤー この才高きレコルタン=マニピュランは、1978年に父親から1.8haのささやかなブドウ畑とともに新たな植樹用の土地を譲り受け、独立したシャンパーニュ生産者へと転じた。それから23年後の現在、4倍の面積に広がったワイナリーで活躍するリシャールは、まぎれもなくオーブ県で最上のシャンパーニュ生産者になり、その作品はブラインド・テイスティングにおいても、評判の高いマルヌ産のものをしばしば上まわる実績を築いた。 いまや40代にさしかかったリシャールは、セル=シュル=ウルス周辺にいる仲間のレコルタン=マニピュランが繰り広げる、クオリティ向上ゲームのなかでキー・プレイヤーでありつづける。たとえばリシャールは、シャンパーニュ界のお偉方をオーブ県に設けられた研究開発用のブドウ畑に招くという、視察旅行のコーディネート役をする。あるいはまた、ブドウの酸化をできるだけ封じこめるために、各地の畑から遠からぬところに搾汁センターを設けてネットワーク化するという仕事をしてきた。 さて、シュルランでは、2種類のキュヴェがきわだっている。<スペシャル・ブリュット・アッシュ>は、ピノ・ノワールとシャルドネが各50%という古典的な割合である。最近では、2000年6月にテイスティングしたとき、1996,1995,1994の3ヴィンテージから成るその美しいシャンパーニュは、スイカズラのような野生の白い花の香りを放ち、口のなかにはバランスのよい充実した風味が感じ取れた。リシャールの祖母の名にちなむプレスティージュものの<キュヴェ・ジャンヌ>は、1995年ヴィンテージが主体であるが、いまだに幼年期の域を脱しきれず、あと数年は寝かせる必要があると見た。これは部分的にオーク樽で発酵させたもので、力強い骨格をそなえ、緊密に織りなすタンニンがあり、濃厚な果実味がたっぷり含まれている。洋ナシのタルトめいたところや、かすかなヘーゼルナッツ香とともに、コルクの上に逆立ちして年数を重ねて生じる、複雑な「酵母の分解」風味がわたしには感じられた。
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●N.V.Champagne Brut Carte d'Or |
シャンパーニュ・ブリュット カルト・ドール |
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【一押しのスタンダードクラスシャンパーニュ..です!今回はジェロボームも有ります!でかい!】 ピノ・ノワール70%、シャルドネ30% の
セパージュです。いや..このカルト・ドールが有ればグランドマルクのスタンダードものはいらないですね..。美味しいです..。とても良くバランスしています..。
泡は活発に立ち上がるが細かく柔らかくクリーミーで、中程度の構造を見事に埋める酸味のバランスが素晴らしい!香りはシャブリ・プルミエクリュ的ミネラル香と若干色づいた果実が徐々に赤味を増して行きます。比較南に有る産地、オーブのせいか、もしくはシャルドネのセパージュの量によるものかは判断つきませんが、コート・デ・ブラン、ヴァレ・ド・ラ・マルヌと言った銘醸地よりも暖かみ、膨らみ、柔らかみを感じます。
泡を完全に飛ばしたスティル・ワインの室温状態でも飲みましたが、僅かに残る門出のリキュールの甘みと円を描く大きな酸味、果実味のバランスがとても良かったですね。スタンダードクラスなどと簡単に言ってはいけないと思いますが、価格的に言って充分に納得できる味わいです。お奨めです! |
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フランス■□ Moet et Chandon □■シャンパーニュ
モエ エ シャンドン |
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シャンパンはドン・ぺリニヨン(通称ドンペリ)しか知らない方も多い中で、このページはとっても賑やかなことになっていますが、そのドン・ペリも、もう98年になってしまいました。進み具合が早くなったのは、売れている性もあるのでしょうが、レゼルヴを増やしているのもあると思います。ラベイやエノテークにするためなんでしょうね。ストックが増えればその分どう有っても1本辺りの単価は上がってきます。モエのシャンパーニュもどんどん値上がって行くのでしょうか? |
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●1999Champagne Dom Perignon Brut Gift Box |
シャンパーニュ・ドン・ペリニヨン・ブリュット ギフト・ボックス |
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写真は1998年ですが、実際は1999年のギフトボックス入りです。
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【! 】
すみません!飲んでません。正規ギフトボックス入りです。IWC 93(+?)
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フランス■□ Rene Mure □■アルザス
ルネ ミューレ |
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● リーズナブルですが美味しいクレマンが入ってきました。シャンパーニュに比べ泡の質は適いませんが、ガス圧が弱い分、しっかりしたボディを確かめられる白ワイン的味わいになっています。 |
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N.V.Cremant d'Alsace Prestige |
クレマン・ダルザス・プレスティージュ |
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【滑らかでソフトなテクスチュア!太くも気品有り・・・】
ピノ・ブラン、オーセロワ、リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ノアールをセパージュしています。かなり味わい深いです。
ボディはかなり分厚く、ほんの僅かに甘みを残し、膨らみを感じさせる設計です。ソレラ・システムの一種を使用し、熟成したキュヴェを上手に使うことで、滑らかさと複雑性を両立させています。ビネールさんのような、ソリッドな刃ではなく、どちらかというとジュリアン・メイエさんのような柔和なスタイルです。美味しいと思います。リーズナブルです!
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フランス■□ Veilloux □■ロワール
ヴェイユー |
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● 「おお、ヴェイユー、懐かしい!」
と思わず声の上がる古くからのお客様もいらっしゃるかと思います。今回は優しいテクスチュアの泡が嬉しいクレマン・ド・ロワールをご紹介します。 |
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N.V.Cremant de Loire |
クレマン・ド・ロワール |
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【ピュア&ソフト!たっぷりのミネラルが美味しい!】
低価格なクレマンではありますが、これはかなり良くできていると思います。ムニュ・ピノ、シュナン・ブラン、シャルドネを1/3づつ使用していますが、細やかでクリーミーな泡、ピュアで縦方向に伸びるミネラルと、やや黄色味を帯びたフルーツ、洋ナシ、ボディもしっかりしています。シャンパーニュ並みの旺盛さを持つとは感じられませんが泡の質がとても良いのが特徴で、安直な造りでは無い事が想像されます。甘みはほぼ無く、しっかりした酸味がドライさを感じさせるものの、奥には感じられない程度の微妙な甘みを含んでいますので、薄辛さに悩むことも無いでしょう。
リーズナブルで美しい泡です。これはお奨めできますので、是非飲んでみてください。 |
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イタリア ■□ Trevisiol □■ ヴェネト
トレヴィジオル |
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● トレヴィジョルから、美しいロゼの泡ものをご紹介します。結構・・・美味しいと思います。
●カンティーナ情報
トレヴィジオル・ファミリーはヴェネト北部で「初めてプロセッコを造り始めた人達の内の一人と言われ、100年もの間、伝統的なスプマンテを醸しています。300メートルの標高を生かし、25ヘクタールの畑からのプロセッコをゆっくり時間を掛けて醸造しています。タンク発酵・熟成のピュアタイプです。
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●N.V.Spumante Brut Rozato |
スプマンテ・ブリュット・ロザート |
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【 食卓に豪勢な雰囲気を!イタリアンにはイタリアワインを!】
・・・とは言いながらも、イタリアのリーズナブルゾーンの泡ものや白ワインには泣かされています。
「飲めども尽きぬ不満感!」ゆえに、
ミック・ジャガー張りに ♪I can't get no satisfaction!!♪ と歌いだしてしまいそう・・です。
で、リーズナブルなプロセッコを提供してくれるトレヴィジョルから、ロゼのスパークリングをご紹介します。ご存知の方もご存じない方もおられると思いますが、「プロセッコ」というのは基本的に白葡萄ですから、ロゼのプロセッコ、というのは存在しません。イタリアワインは、
××××× di 〜〜〜〜〜
というパターンが多いですが、
〜〜〜〜〜 地名
××××× 品種
の場合がほとんどです。覚えておいてくださいね。
で、味わいですが、苺っぽい果実のニュアンスがスムーズに伝わってきます。泡も比較細やかで、序盤旺盛、中盤はちょっと早めに少なくなってきます。セパージュはプロセッコ、ピノ・ネーロ、シャルドネでシャルマー方式です。
とてもクリーンでそれなりにボリューミーに造られていますので、小学校の掃除用具置き場みたいな臭いに悩まされることは絶対に有りません。(極端な書き方ですが、未だにこんな臭いのする酷い品質のスパークを平気で客に出す宴会場の多いこと!一流と言われるホテルでも変わりません。まあ、例外はあるでしょうし、特別に料金を支払えばOKなのでしょうが・・)
もっともnoisy としましても、キャント・ゲット・ノー・サティスファックションが全く晴れたロゼ・スパークという訳じゃあありません。もう今ひとつの葡萄のパワーをいただきたいところではあります。
でも、デイリーの価格帯で、場を華やかに演出することが可能なロゼのスパークですから、合格点をあげるべき品質なんじゃないかな?と判断しています。過大な期待は禁物ですが、少なくとも喪失感・・・は無いはず・・・(^^;;
飲んでみてくださいね。
グラスに注いだら力強い泡立ち、そして口に含んで、泡はきめ細かくとても心地よいんです!
柔らかく甘〜い香り、程よいボリューム感!
しっかりとしている味わいはプロセッコの中でもバツグン!
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フランス■□ Alfred Gratien □■シャンパーニュ
アルフレッド グラシアン |
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● お久しぶりのグラシアンです。結構好きなスタイルなんですが、高くなってしまっていたので手が出ませんでした。今回は入手直後と言うこともあって飲んでいませんが、何ともリーズナブルに仕上がったものです。この先は絶対に4桁では購入できないでしょう。 |
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●1997Champagne Brut Millesime |
シャンパーニュ・ブリュット・ミレズィンメ |
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【!】
シャルドネ66%、ピノ・ノアール24%、ピノ・ムニエ10%というセパージュのようです。こちらはミレジメものですので、飲んでみなければ判らない部分が多いのですが、クリュグにもちょっと似ているような(いや、少しスケールは違うかもしれませんが)、気もしています。厳しいヴィンテージだった1991年もミレジメをリリースしており、柔らかながらもシャンパン造りの上手さを感じさせるものでした。
因みにアドヴォケイト誌は、
1990年 93Points
1991年 90Poinst
IWCは、
1996年 91(+?)Points
という評価で、1997年は掲載されていません。ヴィンテージも悪くないし、価格も手ごろですのでお奨めいたします。
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フランス■□ F.Vouversin □■シャンパーニュ
ヴォーヴェルサン |
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● 初物です。割り当て商品で・・・飲めません。
エージェントさんの紹介文です。ちょっと大袈裟な方なので話半分位で聞いてください。
コート・デ・ブランのオジェ村で15世代続くシャンパーニュ F. ヴォーヴェルサンは長年ポール・ロジェに葡萄を供給してきた小さな蔵元。現当主Bruno
Vauversinブリュノ・ヴォーヴェルサンの祖父の代から元詰めを始めた。4haに満たない自社畑の殆どがオジェ村にあり、シャルドネのみを栽培している。
ドメーヌでは古くから厳格なリュット・レゾネを実践し、自然な葡萄栽培と醸造を行ってきたが、ジャック・セロス、エリック・ド・ソーザ、ピエール・ラルマンディエといったモダン・シャンパーニュの造り手達の薫陶を受けたブリュノが、父からドメーヌを継承した1998年を機に小樽発酵・小樽熟成のシャンパーニュ造りを導入。一躍ガイドや評論家の注目を集めるようになった。
ドメーヌのシャンパーニュの最大の特徴は高樹齢のシャルドネに由来する濃厚で力強い味わいだ。現在畑仕事の全てを一人で行っているため実践出来ずにいるバイオダイナミック農法にも当然関心を持ち、ド・ソーザ、ラルマンディエ=ベルニエで修行中の息子が家業に参画するのを待って全面的に切り替える予定だ。
また畑の3割で実施している耕耘も全ての畑で行う計画という。弊社はこの新進気鋭のレコルタン、F.
ヴォーヴェルサンと3年前から日本への輸入交渉を開始。しかし、既に英・仏に熱烈な顧客を持つドメーヌから新しく割当を確保することは極めて困難で、ウェイティングリストに名を列ねて待ち続けること3年。今年遂に250本のみ輸出して頂けることに成功したのです。今回入荷するのは、蔵元のフラッグシップ・キュヴェとなるミレジメ物と、セロス、ド・ソーザ、ピエール・ラルマンディエらに触発されて造り始めた小樽発酵・小樽熟成のキュヴェの2アイテム。どちらも樹齢45年を超えるドメーヌ最古のシャルドネの単一クリマ、単一ヴィンテージから、ドザージュを抑えて(エクストラ・ブリュットで)造られた最高のマニア性を備えたシャンパーニュです。ご期待下さい! |
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●2002Champagne Grand Cru Millesime Blanc de Blanc Brut
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シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミレズィンメ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット |
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【****】
3本と4本・・・これじゃさすがに開けるわけには・・。でも日本は初輸入とのことなので、上手くすれば飲めるかな?と思っての購入です。マニアな方向けです。
エージェントさんの紹介文です。
NVブリュット・レゼルヴ・エルヴェ・アン・フュ・ド・シェーヌ 白<極辛口>
セロスに触発されて造り始めたバリック発酵・熟成のキュヴェ。ヴィンテージ表記はないが平均樹齢45年の単一クリマで栽培された2002年収穫のシャルドネのみで醸造。ブルゴーニュのドメーヌから購入したバリックでアルコール発酵後、引き続きバリックでシュール・リーの状態でマロラクティック発酵と12ヶ月間の熟成を行い、その後4年の瓶内熟成。ラベル表記はブリュットだが、ドザージュは1?当り5gとエクストラ・ブリュット並みに低い。総生産量1,500本。2007年8月1日デゴルジュ。
2002ブリュット・ミレジメ 白<極辛口>
1952年植樹の単一クリマで栽培されたシャルドネ100%で醸されるミレジメ物。ホウロウのタンクでアルコール発酵を行い、引き続きシュール・リーの状態で9ヶ月間熟成。マロラクティック発酵は行わず、4年間の瓶内熟成。こちらもラベル表記はブリュットとなっているが、ドザージュは1?当り3gというエクストラ・ブリュット。総生産量1,000本。2007年8月1日デゴルジュ。
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