フランス■□ Gerard
Schueller □■アルザス
ジェラール シュレール |
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● アルザスの、実に秀逸な生産者であるジェラール・シュレールのワインが入ってきました。今回は何と珠玉の蔵出し古酒と、何物にも代えがたい、グラン・クリュの畑から造られるキュヴェを含むピノ・ノワールも有ります。
ただし、本数が有る程度有るのは2008年のフリュイと2009年のミュスカのみで、他は1〜4本程度と極少量です。
なお、シュレールさんのワインは熱に非常に弱いタイプです。著名なワイン屋さんで販売されているシュレールさんのワインでさえ・・残念ながら熱が入ってしまっている場合があります。必ずセラーで保存するか、早めに飲まれてください。 |
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●2011inot Noir Vin d'Alsace |
ピノ・ノアール・ヴァン・ダルザス |
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【素晴らしいピノです!シュレールらしい、ナチュラルさが生きた味わいです!】
いや〜、旨いっす!到着したての2011ピノ・ノワール・ヴァン・ダルザスを飲んじゃいましたが、赤い小果実・花が群生しているよう!素晴らしい!昨年のように、
「え・・・これって・・ロゼより薄いじゃん・・」
と、不安に駆られて飲んだ訳では無いですよ。今回は24本も(!)いただきましたので、何とか飲める理由が有ったんです。
非常に濃密で、赤を積層した感じ。乾いた感じは全く無く、また、So2の存在もほぼ感じられない。その分、僅かな揮発酸の精製は有るが、ピュアな部分を僅かにマスキングしているのみで、非常にナチュラルだ。しっかり膨らんで、シュレールらしい余韻の長さを見せる。
なお、今回はシャン・デ・ゾワゾーは有りませんので・・・悪しからず!お早めにどうぞ!レアなシュレールのピノ・ノワールです!
注:シュレールさんのワインは実に熱に弱いです。セラーに保存されるか、無い場合は冷蔵庫の野菜室へ入れてください。野菜室もいっぱいで奥さんにしかられたら、何とか冷蔵庫に入れておき、お早目にお楽しみ下さい。 |
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●1994Gewurztraminer Bildstoecle |
ゲヴュルツトラミネール・ビルシュトゥックレ |
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●1995Gewurztraminer Bildstoecle |
ゲヴュルツトラミネール・ビルシュトゥックレ |
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●2004Gewurztraminer Cuvee Particuliere |
ゲヴュルツトラミネール・キュヴェ・パルティキュリエール |
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●2000Edelzwicker G(Gewurztraminer) Cuvee Particuliere |
エデルツヴィッカー・G(ゲヴュルツトラミネール)・キュヴェ・パルティキュリエール |
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●2000Gewurztraminer Eichberg Grand Cru |
ゲヴュルツトラミネール・アイヒベルグ・グラン・クリュ |
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●2007Gewurztraminer Cuvee Particuliere |
ゲヴュルツトラミネール・キュヴェ・パルティキュリエール |
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【こちらはゲヴュルツ!いつも美味しいです!パルティキュリエールは一番下のクラスでこの出来かと驚かれるでしょう!】
こちらは定番ラインのゲヴェと上級キュヴェですが、人気の高さゆえか、いつも割り当てになってしまっています。表情の出方が奥ゆかしく、高貴なイメージのあるゲヴュルツは、やはり畑の組成と根の張り方に寄るものなのでしょう。
グラン・クリュは言うに及ばないと思いますが、今回は1994、1995などの古酒も入っています。実に秀逸ですが・・数が無いです。お早目にどうぞ。
以下は以前のアイテムのコラムから転用しました。
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【エキゾチックなスパイスを柔らかなボディが包んでいます!】
ゲヴェルツトラミネールという品種のワインは、結構好き嫌いがはっきり分かれるところです。余りに要素が
強すぎて下品に仕上がっているのも散見されますが、シュレールの場合は要素はしっかりしているのですが、たっぷりのミネラルと柔らかで厚みあるボディ、し
なやかさが包み込んでいますから、質感を高く保てるのでしょう。
白〜黄色の花やライチ、リンゴ、洋梨、口内・鼻腔をチクチク微細に刺激するスパイス、丸みを帯び始め、とても心地よい。ドイツのリースリングほどでは
ないにせよ、張りの有る酸味が僅かに存在する果実の甘みを押さえ込んでいる。柔らかで長い収束の後に、爽やかなスパイスとビターのニュアンスを漂わせる。
複雑ながらとてもすっきりピュアな味わいです。飲みやすいので飲み過ぎに注意! |
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●2007Pinot Gris Vin d'Alsace |
ピノ・グリ・ヴァン・ダルザス |
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【こちらはピノ・グリ!あの鮮烈な印象を残した2006年ピノ・グリも記憶に新しいと思います!】
良い年のピノ・グリです。2011年の4月の新着で、2006年ものをご紹介させていただきましたが、如何だったでしょうか?
「いや〜良かったですね〜。ピノ・グリって熟すとあんな感じになるんですね。初めての体験でした!」
と、お声をいただいてます。
今回は良年の2009年ですので、一度リリース直後の感じを確かめられるとお勉強になると思います。そこから以前の2006年へとイメージのリンクが可能ですよね。
以下は以前のアイテムのコラムから転用しました。
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【うわっ!!凄い!】
え〜・・・何といったら良いのか、非常に言葉を考えてしまいますが、一応ですね・・・超お奨めなんです。是非ともこれだけは購入して欲しいと・・・切に願っています。そして、ワインと言う存在の凄みを知って欲しい・・と思っています。・・・でも、もしかしたら、全ての人が美味しいと思うワインでは無いのかもしれないとも思っているんです。その辺を重々ご承知おきください。
開けたては、かなり尖がった芳香でピノ・グリと言うよりもミュスカに近いニュアンス・・・。一瞬、殺意?にも似た?やっちゃった感・・・
「ありゃぁ・・・やっちゃったぁ・・・売り辛いワインかもなぁ・・」
と思ったのも束の間・・・そこからのこのワインのパフォーマンスに圧倒されてしまいました。これぞ、シュレール・マジック!シュレールの本質、ここに見た!と思えるような凄さでした。
10分〜15分もすると、柑橘、オレンジの皮に、何と、「ブルーチーズ」の気高いニュアンス!まったりとしつつきっちり膨らみ、美しいパレットを創りつ
つ、実に長い余韻・・・まだ続いています。何しろ、ブルーチーズですよ。それも、安〜いものじゃ無くて、超高級、見事に食べ頃・・・みたいな高質なもので
す。それに、フルーツの果皮のトッピングです。これも実に高質・・・。いや〜旨いです。
全くドライなピノ・グリが、こんな表情を見せるのかと・・・恥ずかしながら初めての経験でした。まあ、結構甘めに仕上げて誤魔化す?タイプが多いのか
な?と思いますが、シュレールさんの持つ感覚の一端に、初めて触れたような気がします。これは素晴らしいワイン!価格じゃ無いよ!中身だよ!
ですが、ブルーチーズが苦手だという方には、無理にはお奨めしません。でも、半端なブルーじゃ勿論勝てませんし、超上質なブルーでも、この素晴らしいピ
ノ・グリには及ばないんじゃないかと思います。ん?・・・どんな食材に合いますかって・・?・・・いや、結構何でもOKだと・・・思いますが、お知り合い
のソムリエさんにでもお尋ねください。
「素晴らしいブルーチーズの香りのピノ・グリが有るんですが、どんなお料理に合わせたら良いでしょうか?」
答え辛いだろうなぁ・・・!飲まなきゃ判らんだろね!・・・超お奨めです!素晴らしいです。ご検討ください! |
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●2011Muscat d'Alsace |
ミュスカ・ダルザス |
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【こちらはミュスカ!!】
こちらは定番ラインのミュスカです。今回は試していませんが、シュレールさんのミュスカは、あの生のミュスカの香り・・マスカットそのもののアロマは、比較的低い方・・だと思います。・・いや、この2009年は判らないですよ。・・まあ、通常ありがちな甘みを残し、それに頼った造りはしないのが、シュレールさんの場合は普通だと思います。
このミュスカもピノ・グリ同様に、熟すと凄い変化をするはずなんですが、今のところnoisy
も体験できていません。・・だって・・残らないんだもんね・・いや、以前のが少しだけ有るか・・そのうちに試してみます。 |
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●1997Riesling Grand Cru Eichberg |
リースリング・グラン・クリュ・アイヒベルク |
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●1990Riesling Grand Cru Eichberg Vendanges Tardives |
リースリング・グラン・クリュ・アイヒベルク・ヴァンダンジュ・タルディヴ |
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【シュレールさんの真骨頂のひとつ、リースリング・グラン・クリュ!】
ちゃんとAOCの取れたリースリング・グラン・クリュです。認定されないと、色んなキュヴェになってしまい、我々も分類するのが・・・、もしくは覚えているのも大変です。今回の入荷分もまあ・・・滅茶苦茶にアイテムが多く、どこになにが入っているのかも判らず・・写真を撮るのも大変で・・あれは撮ったけどこっちはどうだっけか?・・で、どこに有るんだ?と、普段以上に混乱に拍車が掛かります・・まあ、希少なキュヴェばかり、有り難い事では有ります。
レストランさんの有る方々なども、フランスに行ったらシュレールさんちに寄って、色んなキュヴェを持ち帰る方も多いようです。そんな中でも、グラン・クリュの15年もののリースリングが蔵出しですから・・・わざわざドメーヌまで行かれて購入されなくても手に入る可能性は無いことも無い・・本当に有りがたい事です。古酒は高いですから!
シュレールさんの、ナチュラルでミネラルがしっかり詰め込まれた、アルザスではむしろ珍しい(ドイツよりのニュアンスのある?)タイプだと思います。キレもしっかり有る筈です。10年経ってますので、特徴的なリースリングの熟成香が出て来ているはずですよ。ペトロールとか、石油香、重油香などとも言ったりしますが、何と例えても・・構わないですので、考えてみてください。精緻さ、複雑さの極み!
ヴァンダンジュ・タルディヴは遅摘みです・・が、飲まなきゃ甘いのか辛いのか・・判りません・・。まぁ、90年なので甘いかな?・・これでグラン・クリュ7千円は普通有りえないですね。1本だけです。
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●1999Riesling Bildstoecle |
リースリング・ビルシュトゥックレ |
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●2000Riesling H |
リースリング・アッシュ |
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●2001Riesling Grand Cru Pfersigberg H |
リースリング・グラン・クリュ・フェルシッヒベルク・アッシュ |
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僅かな汚れ・こすれなどございます。
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【どちらも同じ方向を見て造られたはず!】
Hはフェルシッヒベルク(プフェルシクベルグ?)の中のアッシュと云う区画のリースリングです。2000年はグランクリュ表記(当然畑名表記も)は無く、「H(アッシュ)」のみです。2001年はグラン・クリュ・フェルシッヒベルクとアッシュが併記されています。アッシュの区画はブレンドされることも有り、フェルシッヒベルク表記オンリーの場合も有るようですよね。
ジェラール・シュレールならではの伸びやかな構造を持った、張りのあるボディ、たっぷりな重くない石灰系ミネラル、グラン・クリュならではの複雑性と繊細さ、高貴さを表現していると思います。
2000年アッシュはグラン・クリュを表示していません。認定されなかったか、期間に間に合わなかったか・・・サボったか・・です・・(^^;;
その分はリーズナブルになっていますが、下記でご紹介のフリュイにも通じるように、認定無しでも滅茶苦茶美味しいのが常です。10年ほども熟したスペシャルな蔵出しリースリングです。
価格がグラン・クリュとほとんど変らないでしょ?
ここに造り手の意志が有るんですね〜・・!並のアルザスワインなら・・もう終わっているかもしれませんが、縦に伸びる構造をしっかり持ったジェラール・シュレールのものならOKです。是非ご検討ください。 |
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●N.V.Eau de Vie de Marc d'Alsace Gewurztraminer |
オー・ド・ヴィー・ド・マール・ダルザス・ゲヴュルツトラミネール |
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●N.V.Eau de Vie de Marc d'Alsace Riesling |
オー・ド・ヴィー・ド・マール・ダルザス・リースリング |
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【おっと!これも珍しいゲヴェルツのマール! そしてリースリング!無色透明の強烈アロマの誘惑!】
こんなに透明なマール・・・要は、余計なことはせず、アルコールを丸くすることだけ、つまり時間を掛けただけ・・ということでしょう。何しろ、モロビオのマールって、余り入ってこないんですよね。以前、友人に少しいただいて呑みましたが、ちょっとクセになりそうな香しいアロマとアルコールの旨みでした。エグイ角度で入ってくるのに、その後は妙に柔らかい・・・ある種、ロマーノ・レヴィとも通じる部分も有るのかな?と思います。ご興味のある方!ご検討ください。 |
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