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noisy お奨め!リアルな視点と本音で 綴る..まんま 「Real Wine Guide」
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WEBの情報書込みもSSLで安心! |
NOISY'S WINE SELECTS 原酒店のサイト中、「買い物かご」等個人情報を扱うページでは、SSL
情報暗号化通信で情報漏洩から保護しています。上記のグラフィックをクリックすると証明書の確認ページに飛びます。 |
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時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
http://twitter.com/noisywine |
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2013年第14弾 3ページ目
次号発行まで有効です。
2013/08/23(金)より発送
開始いたします。 |
最短翌日到着地域2013/08/24(土)!
になります。翌々日到着地域で2013年08月25日(日)が最短です。ご注意ください。なお、集中してしまった場合にはご希望に添えない場合も有りますので、若干余裕を見てご注文くださいね。
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夏季につきクール指定をお奨めします。クール指定の無い場合、当方にてさせていただく場合がございます。 |
重要: 新着ページは基本的には全て税別(外税)です。間違っていたらごめんなさい。
また、新着価格の商材は通常の送料サービス規定と異なります。「ここ」 をクリックしてご確認ください。 |
在庫の表示 は、このページにアクセスした段階での数量です。タイミングによりすでに完売している事があります。 |
こんなピュアなワインが大好きです!
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フランス■□ Brasserie de la Pigeonnelle □■ロワール
ブラッセリー ド ラ ピジョンネール |
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● 新しい扱いになります、
1996年、自動車工場で働いていた兄ルドヴィック(写 真右)は、弟ステァンと一緒にベルギービールの販売
会社を立ち上げる。ルドヴィックは自動車工場の仕事 を掛け持ちしていたが、2003年に退社。同時にビー
ルの販売会社を閉め、2003年ステファンと一緒に念 願のブラッセリーを立ち上げる。 |
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気候は大陸性気候だが、シェール川の影響を受け、四季を通して比較的温暖。秋から冬春にかけては川と地上の温暖差で朝夕はしばしば深い霧に覆われる。
モットーはペティアンナチュレルやヴァンドソワフのような軽快なビールをつくる!シンプルかつナチュラルに! |
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●N.V.(Biere Blanche) Biere du Chameau 3.5 |
(ビエール・ブランシュ・)ビエール・デュ・シャモー 3.5度 |
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モルト(小麦)
ホップ ブラッサージュ
一次発酵
瓶内二次発酵
賞味期限 マリアージュ
飲み頃 |
小麦麦芽67%、ピルスモルト33%
ソブリン、ハラタウ
醪を50℃のお湯で30分、62℃で40分、66℃で1時間、75℃で15分濾過後100℃に煮沸しホップ添加
蔵の培養酵母、ステンレスタンクで10日間
5g/lの甘藷糖を添加し2週間
2015年5月27日
(生産者)小魚のフリット、スモークサーモン
(日本向け)ズッキーニとトマトのオーブン焼き
2013年〜2015年 供出温度:5℃ |
鉄分、メントール、ユーカリ、小麦を煎った香ばしい香り。口当たり爽やかで、泡がクリームのように柔らかく、香ばしい風味と鉄分を含んだ苦味、適度な酸味を清涼感のある喉越しがやさしく洗い流す!
小麦でつくる、アルコールが軽く清涼感と酸味が特徴の白ビール!ホップには、ミントやハーブの香りを持ったイギリス産ソブリンとスパイシーな香りを持つドイツ産ハラタウの2種類のアロマホップを使用!まさに喉を潤すBiere
de soif 的なビール! |
簡単に言えば白ビールです。
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●N.V.Loirette Biere Artisanale de Touraine 5.5 |
ロワレット・ビエール・アルティザナル・ド・トゥーレーヌ 5.5度 |
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モルト(小麦)
ホップ ブラッサージュ
一次発酵
瓶内二次発酵
賞味期限 マリアージュ
飲み頃 |
ピルスモルト93%、ミュンヘンモルト7%
ストリスルシュパルト、ブリュワーズ・ゴールド
醪を60℃のお湯で1時間10分、68℃で1時間、75℃で15分、濾過後100℃に煮沸しホップ添加
蔵の培養酵母。ステンレスタンクで10日間
5g/lの甘藷糖を添加し2週間
2015年5月21日、5月27日(2ロット)
(生産者)アペリティフ、ブーダンノワール
(日本向け)スパニッシュ・オムレツ
2013年〜2015年 供出温度:5℃ |
グレープフルーツや白い花、メントールの芳醇な香り。泡立ちがクリーミーでキメが細かく、清涼感のある滋味豊かな酸とほろ苦く繊細なコクがスッと喉を抜ける!余韻にハーブのような苦みが残る!
ちなみに!彼らの代名詞的ビール!モルト100%。アロマホップには、清涼感のある香りを持ったアルザス産のストリスルシュパルト、ビターホップには苦み含有量の多いイギリス産ブリュワーズ・ゴールドを使用! |
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●N.V.la Salamandre Biere Blonde de Touraine 6.5 |
ラ・サラマンドル・ビエール・ブロンド・ド・トゥーレーヌ 6.5度 |
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モルト(小麦)
ホップ ブラッサージュ
一次発酵
瓶内二次発酵
賞味期限 マリアージュ
飲み頃 |
ピルスモルト100%
ソブリン、スマラグド、アドミラル
醪を70℃のお湯で2時間10分、75℃で15分濾過後100℃に煮沸しホップ添加
蔵の培養酵母、ステンレスタンクで17日間
5g/lの甘藷糖を添加し2週間
2015年5月13日
(生産者)アンドゥイエット、シュークルート
(日本向け)小ヤリイカのフリット
2013年〜2015年 供出温度:5℃ |
メンソールやプリンスメロン、キュウリ、コリアンダーの香り。泡立ちがあっさりしていて、黒糖のようなまろやかなコクに、ミントの風味と薬草のような深い苦みが重なり合い長く余韻に残る!
ちなみに!ベースモルト100%で仕込み、味わいにまろやかで苦みの効いたビール!アロマホップには、ミントやハーブの香りを持ったイギリス産ソブリンとフローラルな香りを持ったドイツ産スマラグド、ビターホップには苦みと酸味の強いイギリス産アドミラルを使用! |
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●N.V.Loirette Biere Artisanale de Touraine 7.5 |
ロワレット・ビエール・アルティザナル・ド・トゥーレーヌ 7.5度 |
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モルト(小麦)
ホップ ブラッサージュ
一次発酵
瓶内二次発酵
賞味期限 マリアージュ
飲み頃 |
ピルスモルト71%、ミュンヘンモルト29%
ストリスルシュパルト、ブリュワーズ・ゴールド
醪を50℃のお湯で30分、62℃で40分、66℃で1時間、75℃で15分濾過後100℃に煮沸しホップ添加
蔵の培養酵母ステンレスタンクで24日間
5g/lの甘藷糖を添加し2週間
2015年1月4日、3月11日、3月19日(3ロット)
(生産者)仔羊のすね肉煮込み、マロワールチーズ
(日本向け)カーン風牛胃の煮込み
2013年〜2015年 供出温度:7℃ |
ミントや紅茶、若いアーモンド、お香、麦芽の香ばしい香り。泡立ち繊細で、贅沢かつ滑らかなコクがあり、適度な酸と繊細な苦み、複雑な旨味とのバランスが良い!余韻に塩辛い旨味が残る!
ちなみに!通常のロワレットよりもモルトスペシャルを約2割増やし味わいにコクと深みを出した!モルト100%。アロマホップには、清涼感のある香りを持ったアルザス産のストリスルシュパルト、ビターホップには苦み含有量の多いイギリス産ブリュワーズ・ゴールドを使用! |
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【とっても柔らかなビオワイン!!】
ロワールで造られているビエール・・・日本ではビールです。触れ込みは、「麦で造ったペティアン・ナチューレ」だそうですが、再発酵してるのでペティアンじゃぁないだろ!と突っ込みたくなるところを必死に押さえているnoisyです・・(そんなのはどうでも良いっちゃ良いんです・・美味しければ〜!)
フランスの自然派で有名なワインショップのカーヴ・オージュやパピーユをはじめ、40店以上のカヴストや、自然派ワインを扱う80店以上のレストランが扱っているそうです。
実際、noisyも2アイテム飲んでみましたが、実にソフトなテクスチュアと細やかな泡で、日本のビールのような、尖った味わいとは正反対でしたし、
「ビールって・・穀物から出来ているんだ・・」
と言うことが、しっかり伝わってきました。そして、フカフカとした柔らかい土、そして何故か甘藷・・・(^^;;
実に奥深い味わいで、
「冷やさないでも美味しく飲めちゃう味わい!」
だと思います。ベースでの(基本的な部分での)日本の大手さんのビールで一番近いと思われるのは、サッポロ黒ラベルでしょうか。しかしそれでもソフトさやナチュラルさは、日本のビールは追いつかないですね。もう・・・ビールとは言いつつ、麦の風味なんかしないですからね。
(ビエール・ブランシュ・)ビエール・デュ・シャモー 3.5度 (限定品)は、一般に白ビールと言われる、小麦を多く使用したビールです。普通、ビールは大麦ですが、こちらは小麦主体。これは飲めてない・・・12本しかないので飲んでないんですが、柔らかなアルコール度で軽めの味わいかと思います。後口がほんのりと甘い雰囲気が漂うのは、おそらく全てのビールに共通で、二次発酵の時に甘藷糖を使用している性でしょう。ペティアンと言うよりもシャンパン製法と言うべきですよね??違います?
(ビエール・ブロンド)ロワレット・ビエール・アルティザナル・ド・トゥーレーヌ
5.5度 は、ブロンド色(つまり明るいっちゅうことですね)のロワールのビールです。これが一般的なものになると思いますが、少しだけ安いです。微生物によって豊かになったとてもソフトでフカフカした土と、柔らかなミネラリティが有って、これまたフッカフカの泡と、立体構造の有る中域、僅かにビターさの有る甘みを感じさせる余韻が心地良いです。とっても美味しい!
ラ・サラマンドル・ビエール・ブロンド・ド・トゥーレーヌ 6.5度(限定品)は、通常のモルト(麦芽)を100%使用し、ホップに拘ってビターなニュアンスを利かせた味わいのようです・・・呑みたいけどな〜・・ちょっと呑めません。
(ビエール・アンバー)ロワレット・ビエール・アルティザナル・ド・トゥーレーヌ
7.5度 は、5.5度のロワレットよりも高温で焙燥したミュンヘンモルトを多く使用し、さらに高アルコールにして豊かに、切れ良く仕上げたビエールです。実際、飲んでみるまでは
「少しアルコール度が高すぎないか?」
と心配していたんですが、意外や意外・・素晴らしいバランスをしていました。色合いはより濃く、キレが有るので、どちらかと言えば日本のビールに一番近いかもしれません。とても旨いです。
確かに価格的には日本のビールに立ち打ち出来るものでは有りませんが、しっかり造るとこの位はしてしまいます。特に日本の場合は、ビール用の麦も政府買い上げで管理されていますので、日本のメーカーさんは基本、
「乾燥麦芽を購入して」醸造しているはずです。もう、元が何かも判らないような、粉のようになった薬品のような麦芽も有ります。勿論、見た目そのまんまなのですぐ判る麦芽も有りますが・・・。きっとちゃんと麦から麦芽を造って、配合して、ホップも色々選択して、水にも拘って・・・とやってしまうと、かなり高価になってしまうと思いますよ。乾燥麦芽で機会にポンと入れて大量生産・・・そうじゃないと安くは出来ませんよね。それに、日本はビールの税金が超高いですからね。
いずれにしても、とても美味しい、柔らかなビールです。暖かいまま呑むのも乙なものだと思います。5.5度と7.5度はしばらく定番でやろうと思っていますので、是非!・・・美味しいビエールを呑んでみてください!お奨めです!
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フランス■□ la Ferme de La Sansonniere □■ロワール
ラ フェルム ド ラ サンソニエール |
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● どんな評価本を開いても、マルク・アンジェリ率いるラ・サンソニエールが醸すアンジューのシュナン・ブランを絶賛しないものは有りません。ビオディナミと慎重且つ大胆な手法で育まれた葡萄のポテンシャルは目を見張るものがあります。
また、合田泰子さんの言葉をそのまま借りれば、
「彼はこの1〜2年でさらなる進化を遂げた」
と言え、ル・クラッスメンの星二つが最高位の三つに成る日も近いのではないか、と思います。ちなみにロワール唯一の三つ星が、ビオ二大巨頭のもう一方である、「ニコラ・ジョリー」です。でもまあ・・この二人のスタイルは全く違いますけどね。
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●2011Rose d’unjour V.d.F. |
ロゼ・ダンジュール |
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カベルネ・ソーヴィニョン75%、グロロー・グリ25%
注:再入荷ですが少し蝋封に割れが有ります。ご了承ください。
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【実に柔らかく、ほのかに甘く、透明感バッチリでピュアです!】
激体調不良です・・・夏風邪か・・それとも・・。フラフラするが新着を仕上げないといけない・・でも根気が続かない・・横になりたい・・でもなれない・・いや、参りました。
ところで次号のリアルワインガイドには、noisyのCMが出ます。たった1/4ページですが・・・リアルワインガイド救済企画です〜・・・!!そんなもんで、リアルの原稿書きやら、CMページを創らなければいけないプレッシャーと作業と何やらかんやらで身体が悲鳴を上げたのかもしれません。熱が有るんでしょうが測っても仕事はどうにもならんので無駄なことはしませんが、お陰で新着は大幅に縮小になっちゃいました。すみません・・・
まぁ、本格的なワインをお望みの場合は、このようなロゼワイン・・しかもビオだと、まさに「キワモノ的」に思えてしまうことでしょう。でも、ソフトな抽出で葡萄本来のエネルギーをワインに転化しただけなこのワインは、今まで得た知識や経験を余分なものでは無いのかと、疑問を持たされることになってしまいそうです。
ワインとは本来そうしたもので有って、素朴なのにとても美味しい・・はずなんです。だからここには、さしたる「物語」も無く、余計な「化粧」も無いんです。
飲むと、エネルギーをいただいているような気に成ってきます。それは、単に食物をエネルギーとして取り込むと言う事から離れ、良い波動をたっぷり浴びているようなイメージです。
どこか、人の集まらない、空気の良い場所に行き、美味しい空気を吸いながら、美味しい岩清水を飲んでいるようなものです。それが、自宅のテーブルに乗っている・・それと同様なものと思っていただければと思います。ウルトラ・ニュートラルでウルトラ・ピュアなロゼワイン・・・是非ご堪能ください!お奨めします!
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フランス■□ S.C.A. les Vignerons d'Estezargues □■ローヌ
S.C.A. レ ヴィニュロン デステザルグ |
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● エステザルグ協同組合の「びっくり白ワイン」です。
「暑い地域の白ワインなんて、だれちゃって旨くないっしょ?」
と思われるはず・・・。飲んでみてびっくりしてください。冷ややかな、良い意味で刺す様な秀逸な酸味を持った美味しい白ワインなんです! |
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●2012Cotes du Rhone Blanc Plein Sud |
コート・デュ・ローヌ・ブラン プラン・スュッド |
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滅茶苦茶旨いです!素晴らしい仕上がり・・ちょっとびっくりしました。 |
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【沢山買いましょう!これは滅茶苦茶美味しいです!】
大柄ではないものの、ブルゴーニュ辺りの緯度のシャルドネと同様の冷たさを持った白、黄色の小果実で、甘くダレて熟れたニュアンスが見当たりません。二次発酵はきっちり行われていて、その滑らかさとグリセロールの質の高さが素晴らしい。キッチリドライでまったりと長い冷たい余韻が有ります。文句なし!下手なマコンよりよっぽど上質で旨い!
ん?なんか嘘っぽいって?そんなこと有り得ない?・・いや、それが本当なんですよ。セパージュはグルナッシュ・ブラン70%、ブールブーラン20%、クレーレット10%
というものから、どんなに南が顔を出したとしても、おそらく若いバナナ止まりです。しかもフレッシュなマロ発酵を回避したタイプでは無いというのが素晴らしい!是非飲んでみて、noisy
のようにびっくりしてください。そして、ヴィンテージによって顔を出す、ビオ臭さは余り有りませんので万人受けするはず・・・これは超お薦めです!是非呑んでみてください。安いし旨い!
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●2012Cotes du Rhone Villages Signargues / Domaine la Montagnette |
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・シニャルグ / ドメーヌ・ラ・モンタニェット |
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滅茶苦茶旨いです!素晴らしい仕上がり・・ちょっとびっくりしました。 |
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【かなりの美味しさ!こんなに安いのに・・】
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの後に聞きなれない「シニャルグ」という言葉が付いていますが、これは2004年から併記することが可能になった村名です。皆さんが良くご存知なのは、
ラストー
サンジェルヴァイ
辺りでしょうか。
↑ ここです・・(^.^;;
でも実はこのワイン、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュとして充分すぎるポテンシャルを持っていると思います。
黒い小さな果実、スパイス、石灰系ミネラルから、時間の経過で赤や紫の小果実も出てきます。ボディはやや閉じ気味ながらも中程度の膨らみを持ち、少し乾いた長い余韻で収束します。後から帰ってくる果実感が実に良いです!!
果実の濡れたニュアンスが素晴らしい!2〜3年の熟成で全開になるワインだと思いますが、その頃にはまた良く膨らんで球体になって行くんでしょう。甘さに逃げない健気さとピュアな酒質が可愛らしいです。2012年は素晴らしい出来!飲んでみてください!
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フランス ■□ Domaine Gauby □■ ルーション
ドメーヌ ゴビー |
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● 衝撃的なデビューからもうどの位経ったのでしょうか。
「ムンタダって知っとるけ?」
と、凝縮感、パワーで巷を賑わせましたが、もっと驚いたのはビオディナミの生産者であったということでした。
日照のきついときは葡萄が焼けないように葉を移動するといいますから、どれだけ労力を費やしているのか、想像しきれません。
また、ムンタダ2000年以降のゴビーのワインは、爆発するような力強さをワイン内部に閉じ込めることに成功しました。ですから現在は、パワフル、マッ
チョという表現はほとんど当たっていません。あくまで美しさ、フィネスを追求したワインに変貌しています。飲むとびっくりするかもしれませんよ。
ドメーヌ・ゴビーはPerpignan(ペルピナン)の北西20kmに位置し、敷地は約85haに及ぶ。内45haはブドウ畑(最高樹齢120年)で、残
り40haは草原、オークの森、驚くべく、独特で複雑なアロマが混在する潅木地帯が広がっている。ここの自然環境は、まだかなり守られており、野生的、不
毛、急傾斜で起伏に富んでいる(標高300メートルまでに及ぶ)。この地形は素晴らしいテロワールを生み、根は垂直に地層の深いところまで入り込んでい
る。
彼らは、環境を配慮し、化学合成製品を使わず、自家製の(20種以上の)植物をベースとした調合剤、エッセンシャルオイルや堆肥など、その他のナチュラル
製品を使用する様々な栽培方法を参考にしている。畑における仕事では、テロワールの真髄を引き出し、ワインに優雅さと新鮮さを追求する。目的は自然のバラ
ンスを保つことと、彼らが常に自由に選択できること。彼らは、農民であり続ける。 |
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●2011Cotes du Roussillon Villages Blanc les Calcinaires |
コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ブラン レ・カルチネール |
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【 ゴビーの定番!ヴィンテージ更新です!】
実際、赤も白も旨いです。南仏からこんなにエレガントで、まるでボーヌの白ワインを一瞬想像させるようなアロマと密度を持ったワインが生まれるとは仰天してしまいます。
品種は年により違うようです。シャルドネ、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、ヴィオニエなどをセパージュしています。
精妙さとフレッシュさを前面に出した味わい。無理に二次発酵させずに、しゃっきりと仕上げた感じ。青っぽ過ぎも無く、さりとて熟しすぎのダレたニュアンスも感じない。植物、花、鉱石、白〜黄色の花にミネラル。ピュア&ドライで全く甘くなく、酸はしっかり有るが酸っぱくない。とてもバランスが良い。生き生
きとした葡萄の弦が浮かぶような白。今から飲んで充分に旨い。
ビオワインに有り勝ちな、危うい香りとか・・まぁ、つまり揮発酸とかxxx臭とか豆とかは全く無いです。とにかくクリアで重心も低く、素晴らしいバランスをしています。何しろコンディションが圧倒的に良いです・・お奨めです! |
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●2011Cotes du Roussillon Villages Rouge les Calcinaires |
コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ルージュ レ・カルチネール |
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ヴィンテージ更新です!
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【2011年、とても旨いです!】
どうして彼のワイン造りはこんなに上手いんだろうと感心してしまいます。 「ゴビーのワインが有ればボルドーの安ワインは不要かな..」 とさえ思ってしまいました。
ゴビーの赤ワインに共通して感じることは、ピュアな感触をビオだということを全く気付かせずに、ごく普通に実現していることです。要素が一体化してい
るので、何かが突出していることが無く、とても滑らかな姿です。そして、今まで南仏のワインに感じるような「ダル」な部分もなく、むしろ飲んだ印象から感
じられる「フランス国内の緯度」は、ちょうどボルドー辺りの熱なんです。そして、より凝縮感が有りますから素直に美味しいと..だからこそ、ボルドーいら
ない、という感触になって現れるのでしょうね。
これで普段は充分でしょう。ボルドー的な「かっちり」とした硬さと、よりミネラルを美しく内包しています。今はまだ第二アロマが中心で開くのに時間が掛かりますが、そろそろ赤ワインが恋しい季節です。 「これで行きましょうよ!」 と素直にお奨めできます。やや若い酸味が和らぎをみせるにはあと半年が必要ですが、そんなこんな言ってる内にさらに美味しくなってくると思います。カベルネ・ソーヴィニヨン、グルナッシュ、シラー、カリニャン等のブレンドです。
この何年か、ゴビーのワインを飲んできましたが、明らかに変化が見られます。強さよりもエレガントさに力点が置かれています。2003年の猛暑の時も、 「この猛暑はうちの畑はまったく関係ないね。周りの畑は大変だろうけど..」 と
悠然としていたそうです。普段からの畑仕事で健康な葡萄の樹に仕立てているからこその言葉でしょう。だから慣れた人ほどブラインドはとても難しいと思いま
すよ。筋道立てて推理しても、「ゴビー」という選択肢にぶつからない限り、正解は有りえないでしょう。飲んでみてください。大いにお奨めいたします! |
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フランス■□ Domaine Nicolas Joly □■ロワール
ドメーヌ ニコラ ジョリー |
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● ビオディナミストと言えば、まず最初にニコラ・ジョリーが上げられるべきでしょう。異常に感じるほど孤高であったし、それ故に理解されなかったのだと思いますが、現在では皆に理解され、支持されているものと推測します。 |
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●1997Savennieres Clos de la Coulee de Serrant |
サヴニエール クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン |
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【 タイトに締まっていた頃のクーレ・ド・セラン!!1997年古酒です..そろそろ・・良いんじゃない?】
偉大なるビオの先駆者、ニコラ・ジョリーのトップワイン、クーレ・ド・セランです。16年ものです・・・ガチガチと、ミネラルで固められていた頃のものです。すっごい興味が有りますが・・・どうなっていますでしょうか?
因みにこちらは正規品では有りませんので・・いや・・コンディションはとっても良いです。
以下は以前の2001年物のコメントです。
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【 個人的にはかなり気に入ったヴィンテージです..】
クーレ・ド・セラン という畑はサヴニエールAOCの、というよりもロワール全体のグラン・クリュみたいな位置づけになっています。リアルワインガイド第14号の巻頭の特集には、川沿い南向きの素晴らしい畑が掲載されていますのでご覧くださいね。
もう時効でしょうから..やっぱ、やめとくか..まあ、いいか..。リアル10号ではクーレ・ド・セランの2001年と2002年が出て、当然のようにブラインドでテイスティングしました。掲載された評価は2002年が2001年を上回っていましたが、noisy
的な評価は逆でした。ソフトで遅摘み、貴腐のニュアンスが入るやや甘い2002年に対し、硬く閉ざしていながらも、奥に光明を持つストイックで思いっきりドライな2001年にポテンシャル点を高く付けたのです。単に、noisy
的 好みだった..と言うよりも、どこかルフレイヴ的な凝縮感を持つ2001年に惹かれたのかもしれません。
もっとも、このワインが持つ全ての要素が開放に向かうのかを判断することは、難しいところです。しかし、収穫時期を無理にいじらず、冷たい果実味を完全に閉じ込めたクロ・ド・ラ・クーレ・ド・セランの最後のヴィンテージでは無いかと考えます。その意味合いにおいて、とても貴重なワインじゃないのかな?と思います。
さらには、上記の文章の意味が全く判らない方がほとんどだと思いますが、これを説明するのは至難の業..ある程度、クーレ・ド・セランを飲まれた方じゃ無いと理解不能でしょう。ですので、2001年のこのワインは、
1.とても冷涼な風味、果実味、酸をバランス良く配置。
2.過熟気味の葡萄は使用していないが貴腐のニュアンスは持つ。(最終的なブレンドによるものでしょう)
3.酒躯はスタイリッシュだが完熟時はかなり膨らむはず。
そんな味わいです。
しかし、(今のところ)2002年以降は収穫時期を遅くしたらしく、それ以前とは大きく印象が違います。表面上の果実味がたっぷり乗り、ソフトで貴腐がかなり香ります。どっちが良いかは好みなのかな?最低でも2001年まではブルゴーニュチックでは有ります。
という訳で、不調の時代?も含め、ニコラ・ジョリーが大きく舵を切り始めた狭間で、光り輝くただひとつのヴィンテージ..それが2001年クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セランです。偉そうにそんなことを吹聴するのはおそらく..noisy
だけでしょう。セランに1本!..もとい、セラーに1本..隠しておいてください。
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●2010Savennieres les Vieux Clos |
サヴニエール・レ・ヴュー・クロ |
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【サヴニエールです・・・ 】
サヴニエールと言えば、まずは、クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン、次いで、ロッシュ・オ・モワンヌで決まり・・・です。クーレ・ド・セランはご存知のように、ニコラ・ジョリーの単独所有ですが、ロッシュ・オ・モワンヌは複数の所有者がいます。当然ながら品種はシュナン・ブランで、特級畑は有りませんが、もし有るとするならば、クーレ・ド・セランとロッシュ・オ・モワンヌということになるのでしょう。クーレ・ド・セランはとても高価なので、ロッシュ・オ・モワンヌかこちらが狙い目では有ります。
比較鋭角で冷たい感じが多かったクーレ・ド・セランやロッシュ・オ・モワンヌですが、昨今は大分膨らみが増え、柔らかくなってきました。むしろ傾斜の緩い、下級のレ・ヴュー・クロの味わいに似たものになってきたのは・・ちと・・どういうことなのかな?とも思えます。
今回は正規です。正規だからコンディションが良い・・という訳では有りません。大手のワイン商は自分のところのコンディションに、さほど目を配っているわけでも無いし、むしろ周りを気にしてないので・・まぁまぁだと思ってください。
とても熟れていて、黄色い冷たい地方のフルーツや、熟れた暖かい地方のフルーツがてんこ盛です。適度な膨らみが有り、余韻も中々に長いです。時間の経過で更に膨らみ、ロワールの豊かな自然を彷彿とさせてくれます。
ロワールのビオの本家・・・ニコラ・ジョリー。この機会に正規の味わいをチェックしてみてください。仕上がりはなかなかに良いです。 |
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フランス■□ la Colombiere □■シュドウェスト
ラ コロンビエール |
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● 新しい扱いになります、ラ・コロンビエールをご紹介します。シュドウェストのワインはクドイ?と思われているかもしれませんが、全然そんなことは有りません。とてもピュア!・・リアリティの有る果実がエレガントさを持っています!一推し!
シャトー・ラ・コロンビエール
●産地:南西地方 フロントン
フランス南西部、オート・ガロンヌ県、トゥールーズの北東28q フロントンに位置する、フィリップ&ディアンヌ・コーヴァンの夫婦が運営するドメーヌです。ドメーヌが所有するブドウ畑(17ha)は、15世紀から存在しています。時代の流れによってブドウ栽培に対する考え方が変化する中、2005年からコーヴァン夫妻によりドメーヌは引き継がれました。
変化に対応するため必要とされてきたことがありました。これまでの観念にとらわれず新たな視点で物事をとらえること、ブドウ畑での仕事を重要視すること、謙虚に物事をとらえ自然を尊敬すること、ワイン造りへの熱意などです。 より良い品質のワイン造りのため厳格なビオディナミ農法を取り入れています。それはテロワールと品種の特徴を最大限に引き出すための重要な要素だと考えているからです。
ワインを‘造る’ことはしたくないと考えています。テロワールや品種の特徴を可能な限り自然に表現するための手助けをしたいのです。自然のサイクルの中でバランスのとれた味わい豊かなワインに仕上がるよう最大の注意を払います。私たちのワインの主要品種である『ネグレット』は他にはない、特徴的な味わいをワインに与えます。
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認証としては、ビオロジック認証。2007年からエコセールに認められています。2006年よりビオディナミ農法での取り組みを開始したことで土壌が活性化しテロワールと品種の特徴が顕著にワインに現れるようになりました。
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【品種・土壌】 品種:ネグレット、シラー、カベルネ
ネグレットは数カ所の区画から収穫されます。樹齢は平均して25年位です。土壌のほとんどが粘土砂質で香り豊かなブドウが育ちやすい特徴です。自然に生えた草はそのままの状態にし、適度な湿度を保ちます。収穫量は平均40hl/ha、短めに剪定したコルドン・ロワイエ仕立てと、長めに剪定したギュイヨ・サンプル仕立ての両方を採用しています。
【醸造】
重力を利用した浸漬の後、温度管理されたタンクにて発酵させます。ブドウは軽く傷をつけ果汁を染み出させますが強い力でプレスすることはしません。その後軽くピジャージュを行います。自然酵母を使い、補酸・補糖はしません。コンクリートタンクで18ヶ月間熟成したのち、フィルターをかけずに瓶詰めします。
【特徴・味わい】
ネグレットから独特の味わいや果実味の豊かさを引き出し、カベルネからしっかりとした骨格とフレッシュさを加えています。16〜18℃位でサーヴィスしてください。2009年は他のヴィンテージと違いとても軽やかに仕上がり、最高のバランスを保っています。強いタンニンもなく、料理を邪魔することはありません。カシス、ブラックベリーのような色の濃いフルーツの香りとスパイスの風味が広がります。 |
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●2010Fronton Reserve |
フロントン・レゼルヴ |
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【これは要注目の新しい造り手です・・!コストパフォーマンスが高い!】
とてもピュアでスパイシーなビオワインです。以前は某大手さんの扱いのようですが、一時投売りされていたような記事も有ります。このようなとてもピュアな酒質のビオワインを大手さんが扱うこと自体、とんでもないことです。
バイヤーさんとしても、
「美味しいな、良いワインだな、うちの社で扱いたいな」
と思ってお取引を始められるのでしょうが、
「自社で品質をちゃんと管理できるかどうか」
「自社の販売先の小売店が管理できるかどうか」
という視点を持っていないと思います。言っちゃえば、
「船の積載量以上に、知らない魚種の漁獲が有りそうだったが、儲かりそうなので無理して漁しちゃいました〜」
みたいな感じでしょうか。冷蔵庫に入らない魚は悪くなり、結局捨てるか処分価格で処理せざるを得なくなります。
従業員の教育も全然駄目・・。判ってないです。ワイン売り場はスーパーの即席めんコーナーとまるで変わりません。卸して売る側が判ってないから、販売店側もさらに判ってないです。当然ながら、そんな品物を購入したお客さんは二度と買わないでしょう・・。
「おたくのワイン、あまりコンディションが良くないね・・」
などと、noisyは平気でエージェントさんに言ってしまいますが、
「えっ?どうしてですか?・・どの辺がですか?」
と、聞き返してくるのは良い方です。
「いえ、そんなことは有りませんよ。」
「他所様と同じにやってるので問題無いです。」
と聞く耳を持たないか、コンディションが悪いの意味が判らないか、良いものと悪いものがの見分けが出来ません。そういう意識が元々無いんですね。
ですがこのラ・コロンビエールは、昔、創生期のラシーヌさんで営業をしていた若槻君が始めたエージェントから仕入れです。とてもコンディションがが良いです。
ネグレットという品種が主なフロントンという、比較新しいAOCで、サンソーのような軽やかなスパイス感と、紫掛かった小果実の果実の風味がしっかり有り、しなやかな渋くないタンニンが心地良いです。価格はとても安いし、何よりもピュア!とても美味しいと思います。ご検討ください。
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●N.V.(2011)Prunelard Blanc MMXI V.d.F. |
プリュネラール・ブラン 2011 |
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【古代品種プリュネラール・・!】
とても旨いです!二次発酵をしっかりした滑らかな高級シャルドネと二次発酵をしていないが凝縮したソーヴィニヨンを足して2で割ったような味わい・・です。なんとこのプリュネラールは、あのフィロキセラで絶滅したとされている品種です。現在はAOCには認可されていないのですが、復活させようという機運が現地で高まり、数人がトライしているようです。
暑苦しくなく、さりとて、シャバっと薄くない・・・柑橘っぽくも有り、フルーティーで滑らかです。エキスがしっかり出ているが、基本ドライです。百数十年前はシャルドネよりも評価が高かったと言われています。短い文章ですが結構なお奨め度で・・お奨めします。リピートが出るんじゃないかな?と期待しています!
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フランス■□ Domane Sylvain Martinez □■ロワール
ドメーヌ シルヴァン マルティネズ |
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●お〜・・・これは凄い・・・いいなぁ・・・
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Sylvain Martinez
シルヴァン・マルティネズ
産地:ロワール地方、アンジュ地区
「自然と調和した感覚」
「Vin Artisanal 職人肌の手作りワイン」
●蔵元
ロワール西部の都市、アンジェ市から南東約20kmにある小さな村、シュメリエの新しい蔵。シルヴァン・マルティネズは、体格はそれほど大きくないですが、がっしりと逞しく、黒い無精ひげを顔中に生やした34歳。ワイン造り以外については余りしゃべらず、無口で控えめな人柄です。
農業を営んでいた祖父の後を追いかけて子供時代をすごしたせいで、小さな頃から自然が大好きだったシルヴァンは、早くから農業を目指しましたが、とりわけ懇親性があって深い文化を持つ「ワイン」に惹かれました。ワイン造りの仕事に就き、大小数ヶ所の蔵元で働いて経験を積んでいきました。
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一つの果物が自然の作用によって味わい豊かな飲み物に変わることが、魔法によってできているようで、とても不思議に感じられ、どんどんその世界に引き込まれていきました。
そして独立するまでの数年間を、ロワールの自然派の重鎮 マーク・アンジェリ、ルネ・モス、オリヴィエ・クザンらの下で働きました。
最後に働いたのは、馬で耕作する研修を開くほどの腕前を持つ造り手オリヴィエ・クザン。彼はSO2無添加でワインを作っています。彼と共にビオロジックでブドウを育て、馬を操って土を耕す仕事をしながら、自然環境を重んじる農業と共に、SO2無添加でのワインを造りに感銘を受けて、自身のスタイルにとりいれてゆきました。こうして2007年に独立したのです。
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●栽培・醸造 ロワールでは、年によっては夏が涼しくなることがあるため、熟してしっかり味がのったブドウを育てるには、何よりも収穫量を抑えなければいけません。そのことを気にして、最初の2年は冬の剪定を短くしすぎてしまい、収量は極僅かの10hl/haになりました。 果皮をしっかりと厚くし、ブドウが成熟するまで樹に生らせて待てるのは、ブドウの樹齢と地質にもよりますが、彼の畑であれば30hlくらいまでの収量なら大丈夫です。しかし彼は、何より優先するのは「品質」と考えて、20hlを越えないようにしっかりと剪定しています。 1株に2枝伸びる仕立てにして、各枝に4芽が出るように、非常に短く剪定します。4月に入り、芽吹きして展葉しはじめると、株の芽欠きや、余分な細枝を一つ残さず取り除きます。
土を耕すのは、2頭の馬。土を固めないから通気性が保てて、小動物が育ちやすく、生きた土作りに良い影響が出るとのこと。トラクターより仕事のスピードは
遅く効率が悪くても構いません。逆にブドウの樹を1本ずつきちんと見ることができるため、木の生育具合が良く分かるのだそうです。そして馬が疲れたら休憩
する。馬をいたわる気持ちは、自然を一番に考えて農業をする意識を持たせてくれます。
「馬で耕していると自分が自然に調和したような感覚になります。」と、シルヴァンは語っています。
とても生産量が少ない蔵ですが、自分にできることを最大限して、美味しいワインを造りたい。飲んで喜んでくれる人が一人でも多くいてくれれば嬉しい、という思いが伝わってきます。2haのブドウ畑は、1992年からビオロジック農業の認定「カリテフランス」を取得した区画。80%がシュナン・ブランで、20%がグロロー・ノワールです。収穫は手摘みで、ブドウがつぶれないように小さなプラスティックケースに入れて運びます。
醸造について: 圧搾機は木製垂直式(手動タイプ) 白ワインは絞った果汁をタンクでデブルバージュ(清澄)した後、古樽に移して天然酵母に
よる発酵。こうすると樽ごとの発酵の遅れが出にくくなります。冬、低温になるとアルコール発酵は中断しますが、清澄度が増します。春になり気温が上がる
と、発酵が再開します。そうして発酵が終わって、ワインは熟成しながら、もう一度次の冬を越える間に、ワイン中の余分な成分が澱となって自然沈殿します。
時間がかかっても、ワイン自体のリズムを尊重してワイン造りをすると、人為的な清澄やろ過をしなくても済みます。
赤ワインは、房ごとタンクに入れて、発酵・マセラシオンさせます。その期間はブドウの成熟具合によって違いますが、およそ15日です。その後、古樽に入れて熟成に移ります。
白・赤ワインとも全ての段階において、木樽の内部を燻蒸する以外、SO2を一切使わずにビン詰めします。当然、「ブドウ以外の物質」を全く添加しないワイン造りをしています。 |
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●N.V.(2011)Gazouilli V.d.F. (Petillant) |
ガズイィ・ペティアン |
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Gazouillis ガズゥイ (注:2010) ヴァン・ド・フランス 品種 シュナン・ブラン 土壌 コトー・デュ・レイヨン地区にある畑で、樹齢は7年と20年。粘土質に砂利が混ざる土壌。
収量:20hl/ha
醸造・熟成 木製の垂直式圧搾機から得られる果汁は、濁りが少ない上、手作業で圧力を控えるため、一層きれいになる。古い木樽にて9ヶ月かけて発酵と熟成をさせた後、ガスを残すようにゆっくりとビン詰めして、若干発泡性を残しました。熟成中は、細かな澱と一緒の「シュール・リー」状態にして複雑味を引きだす。SO2は一切無し。清澄・ろ過をせずにビン詰め。
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SO2無添加・・!】
葡萄自体のポテンシャルを充分に生かした、僅かに甘みも含んだペティアンです。少し揮発酸も出ていますが、飲み進んで行くととても充実した味わいに感じてしまいますね。果実の風味も、果実酸もたっぷりです。ほんの僅かな泡が、そのポテンシャルによる強さをマイルドにしてくれる感じが実に良い!ビオ系のワインが大好きな方には、堪らない味わいだと思います。これはお奨めです。
いや、実に楽しみな造り手がロワール中流に出てきました。マルク・アンジェリで修行した・・とは言っても、サンソニエールのような柔らかく透明なワインじゃ無い・・・コツゴツしているが実に滋味深く、印象を刻まれるワインです。ご期待ください!超お奨めです!
コメント 注:2010 「Gazouillis」とは「(幼児の)片言、さえずり」という意味を持つ。生まれたてのワインが、話し始めた、成長した嬉しさが込められている。 2010年の特徴:フルーティーかつフレッシュ。新鮮な果実味が2009年との大きな違い。ノンフィルターのため若干白濁している。
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フランス ■□ Domaine Marcel Deiss □■ アルザス
ドメーヌ マルセル ダイス |
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● マルセル・ダイスが完全ビオディナミに移行してからというもの、マニアックな世界ではかなりの人気を誇っていたのに、何となく縮小ムードになっているのが残念でなりません。微力ながらも、
「素晴らしいものはやはり素晴らしいのだ!」
と、声を大にして伝えて行こうという決心です。
商売をやっているのであれば誰しも、すぐに完売してしまうような商材は欲しいものです。何てったって販売が楽ですし、エージェントさんのコピーをそのまんま張っつけて、写真を撮ればほぼ出来上がり・・・、もしくは、常連さんに流して、
「はい、終了!」
です。
でもそのような商材は、例え売れてない頃から扱っていたとしても、また、その造り手の知名度を上げるのに大きな寄与をしていたとしても、欲しがる他の方のために、結局数量は削られてしまうものです。
ミシェル・ダイスの造り出す世界の孤高さと気高さに目が行くのであれば、いや、まともなワイン屋、味わいを第一に考えるワインファンであるならば、パワフルさを失いエレガンスを手に入れた彼のワインを正当に評価出来るはずだし、自身でも、
「呑みたい!」
と思うはずなのです。
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●2011Vin d'Alsace Blanc |
ヴァン・ダルザス・ブラン |
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【これもある意味完璧!!】
マルセル・ダイスの底辺のワインですが、実はこれが絶妙に旨い!マンブールやシュナンブールの偉大さは纏っていないものの、良く香り、まん丸のパレットを形成し、細胞に染み入るのである。強過ぎず弱くなく、声高では無いにせよ、主張は確実にしている。
前にもどこかで書いたかもしれませんが、ワインというもののは品種独特の香りがするものだ・・・等とのたまう方が時折いらっしゃいます。カベルネはこんなでメルロはこう・・だと。そんなこたぁ無い・・・。確かにその品種に出易い香りは有るにせよ、独特の香りがするのはほんの僅かである。本物のワインは香りも味も、畑の味、環境が造るものなんだよ・・ということは、マルセル・ダイスのワインを飲めば判る。品種独特、特有の香りを常に放つのなら、オーストラリアで造ってもアルザスで造っても同じ香りがするはずだ。ソムリエ試験用のペラペラワイン風飲料なんぞ、なんの役にも立たんし、何より不味い。
このワインに関しては、むしろダイスらしくない混植では無くて混醸なのだと思いますが、それでもダイスの感覚に、全てがひとつに溶け合う味わいが刷り込まれているように思います。だから、それぞれの品種が喧嘩・主張しあうのでは無くて、手を結び合っている・・。そんな感じのする、暖かい、柔らかいワインです。
彼のこの数年のビオのトライにより、鮮烈な黄色をしていたワインはやや暗い色合いを基調とするようになりましたが、余韻の長さが確実に伸び、硬い酒質が柔らかく変貌しています。パワーに頼った味わいは影を潜め、エレガンスが倍増しています。素晴らしいワイン!是非飲んでください。お奨めします!
エージェント情報
地元ベルグハイムの各品種畑区画のブレンド。ピノ・ブラン、リースリング、ゲヴュルツトラミネールが70%、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ミュスカ、シルヴァネールが30%。平均樹齢20年。辛口。「最も安い(この)ワインですら、他のドメーヌの最高価格品よりは上という驚異的な品質」(田中克幸氏)
「何かをよくしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、遂にはAOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々)を成し遂げた、信念の男。現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。
「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。 |
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フランス ■□ Domaine Louis Chenu □■ ブルゴーニュ ドメーヌ ルイ シュニュ |
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● ルイ・シュニュの新スタイル!BIOが登場です!
1917年、サヴィニー・レ・ボーヌに創業。2000年〜2002年にこの美人姉妹に世代交代してから、本格的に自社ビン詰めを開始しました。主に妹のキャロリーヌが栽培と醸造を、姉のジュリエットが販売と広報を担当しています。「私たち自身が毎日でも飲みたいと思うような、ナチュラルで純粋に美味しいワインを造りたい」「娘を心から愛していますが、同様の愛情をぶどうにも感じています。栽培もワイン造りも、本当に楽しい」という彼女達は、今日のブルゴーニュ新世代の象徴的な存在です。真剣なリュット・レゾネ栽培による心を込めた畑仕事と、父から学んだクラシックで自然な醸造法によって、ピュアで美しいサヴィニーを造っています。モダンなラベルのデザインは、リヨンの若いグラフィック・デザイナーが彼女達の伝えたイメージをもとにデザインしたものです。
キャロリーヌは2人の小さい娘さんの育児とワイン造りを見事に両立させながら、多くの時間を畑で過ごしています。「私達は小さなドメーヌなので、畑で働く時間がたっぷりとれます」。「娘を心から愛していますが、同様の愛情をぶどうにも感じています。栽培もワイン造りも、本当に楽しい」という彼女は、広報・販売を担当する姉のジュリエットと力を合わせて、ドメーヌの運営にあたっています。 「私達が飲んで素直に美味しいと思うワインを造りたい」という彼女達が飲みたいワインとは、「ピュアでナチュラルな味わいのワイン」です。お父さんから受け継いだ古樹畑を大切にし、真剣なリュット・レゾネ栽培による心を込めた畑仕事をする一方で、醸造はできるだけ手をかけず、「美味しいぶどうが自然に美味しいワインになってくれるのを手助けします」。 モダンなラベルのデザインは、リヨンの若手グラフィック・デザイナーが、彼女達の伝えたイメージをもとにデザインしたものです。 |
所在村 Savigny-les-Beaune
醸造家 Caroline Chenu、Juliette Chenu (33・35歳)
所有畑面積 9ha
ドメーヌ継承年 2000年
栽培における特記事項 厳格なリュット・レゾネ。除草剤、殺虫剤等は一切使用しない。2007年から一部の畑でビオロジー開始
醸造における特記事項 除梗100%。赤はノンフィルター。新樽は最大でも20%まで
販売先 フランスの個人客(2000人以上)50%、輸出50%(イギリス、ドイツ、デンマーク、アイルランド、ベルギー、アメリカ、日本)
掲載実績のある海外メディア Guide Hachette、La Revue du Vin de France
参照できる日本のメディア 「リアルワインガイド」第16号P22、「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P49
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●2004Savigny-les-Beaune Blanc |
サヴィニー・レ=ボーヌ・ブラン |
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かなり旨いです!実に良い熟!
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【これは旨い!目茶暑い夏にはピッタリのエレガンス!】
いや〜・・・夏向きの、余韻に甘みの無い、エキスの薄めの旨みのみがたなびく美味しいシャルドネが入ってきました。旨いです。
やっぱりね・・・何だかんだ言って、
「俺はワインしか飲まん!ビールなんか絶対に飲まんぞ!」
とは言っていても、この夏のの炒られる様な異常な暑さの中にさらされていると・・・、
「なんか、さらっとしたワインが飲みたいなぁ・・・いや、ビールなんぞ絶対に飲まん!」
と強情を張るのも精神的に厳しいので、小さい容量のビールを奥さんと一緒に一杯ずつ・・飲みましょう。まあ、もっとも、
「ん?・・俺は昼に生ビール飲んじゃったし・・」
と言われるツワモノは別ですが!
で、そんな時、その後の主役はルイ・シュニュのサヴィニーのブラン2004はいかがでしょうか。さらっとしつつも、しっかりと奥行きが有って、ミネラリティが高く、ワイン好きのポイントをしっかり押さえているワインです。
抜栓直後から5分もすると徐々に膨らみ始め、30分でほぼ開放状態・・、元々それなりの角の有る味わいは、年月がやわらかなシャルドネに変え、タイトな石灰の土のニュアンスが、エキスの旨みから滲んできます。
どちらかと言うと、フリウーリのフリウラーノ辺りの芯を図太くして、主張の強すぎるアロマティックな植物系の香りを押さえ、柑橘類、フルーツ類をエレガントに表現したシャルドネ・・・と考えると判りやすいかもしれません。(まあ、フリウラーノを出すな・・と言われれば仕方が無いですが!)
全く甘みを感じないほどドライですが、薄辛い味わいでは無く、塩味を控えめの出汁の味わいに近い旨みがしっかり有ります。是非、この夏のミネラル補給にご検討ください。超お奨めします!旨いです。
粘土石灰質の力強い土壌を持つ東側のレ・ソクールと、石がちな斜面畑で酸とミネラルに富む西側のレ・ヴェルモの東西ブレンドで合計1.32ha。平均樹齢30年。新樽比率は20%。 |
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●2009Savigny-les-Beaune 1er Cru aux Clous BIO |
サヴィニー=レ=ボーヌ・プルミエ・クリュ・オ・クルー・ビオ |
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めちゃんこ旨かった2009年の1級オー・クルーBIOが限定再入荷です。
少しだけしかいただけないのでお早めにどうぞ!
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【ニュースタイル!ルイ・シュニュの進化が始った?!】
エチケットの可愛さに浮かれて購入してしまいました・・・いや・・・嘘です。ルイ・シュニュの完全ビオによる栽培での新しい歩みと云うことで、個人的興味を抑えられず・・・購入しました。そして、自身で感じていることの正しさも、このワインの素晴らしさも、改めて感じる事ができました。
まず、サヴィニーのピノと云うと、やや薄めの可愛らしい、やや硬いニュアンスの、そして桜の花っぽいニュアンスと言うか、果実よりは蕾か花と言った感じを持たれるかと思います。4〜5年で完熟すると、桜餅のような・・・(^^;;味わいに、ベリーや色合いを赤くしたプルーンのようなニュアンスを持ってくる・・・そんなところでしょう。良く言えば可愛らしくエレガントで構造は深くなく、悪く言えば少々薄くて浅い・・と云うものです。
でも一方で、通常の栽培からビオに転向すると、上手くいった場合は劇的に構造が深くなります。これはやはり、葡萄の根っこが地中の奥深くに入るからだと感じています。地表に根を伸ばしてしまうと、水っぽく、薄いものになります。
ですので、ルイ・シュニュが2006年から一部の畑にビオに取り組み始めた事に、かなり興味を持っていました。リュット・レゾネから・・ビオです。この変化がどうかと云う事は、上記を読んでいただければ容易に想像いただけるでしょう。
そして、先日テイスティングさせていただきました・・・。桜の花のように感じていたものは、しっかりと桜餅まで・・・(^^;;
成長していました。もしくは少なくともその桜の花弁がとても肉厚になっていました。構造も実に深くなり、抜栓後の変化は、時系列でとても早いです。タイトな印象からどんどんと丸みを持って膨らんでくるんですよ!・・そして花は蕾に変化し、3日後にはなんとサクランボのように・・要は、淡い色合いのチェリーのようになっていました!いや〜実に面白いし美味しいです!
皆さんも、もしかしたら以前のオ・クルーをお持ちじゃないかな?と・・・もしそうなら、是非このBIOを一緒にお試しください。ユドロ=バイエのドミニク・グエンにも、是非BIOに挑戦していただいて、ルーミエさんを牛蒡抜き?していただきたい・・・そのようにも思う訳です・・。いや、ルーミエさんには何の因果も無いですが、BIOによる構造の深淵化を、皆さんにも理解していただいきたい次第です。
まあ、こんなように書いてしまうと、
「美味しいんだかどうだか判らんじゃないか!」
とご批判をいただきそうでは有りますが、美味しいです。とてもドライで甘みもへったくれも無いです・・・ところが、その甘みゼロから徐々に甘みを感じ始めるんだから・・・ワインは面白い!是非飲んでみてくださいね。超お奨めです!
エージェント情報
2010年時点で完全ビオロジー栽培5年目を迎えていた、サヴィニー村西側のドシュ・レ・ゴラルドのぶどうのみで造った作品です。0.9ha。樹齢約60
年のVV。2〜5回使用樽で熟成。ラベルに加えられた絵は、パリで活躍するかなり高名なイラストレーター、フレッド・ベルナールが特別に描いてくれたも
の。氏はサヴィニー村の出身で、シュニュ姉妹の幼馴染なのだそうです。 |
以前のBIO では無いオ・クルーのコメントです!
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【2005年のオー・クルーはもう少し待ちましょう!】
エレガントなルイ・シュニュの新しいヴィンテージです。アラン・ビュルゲほど、男臭くは無いにせよ、どこか通じるものが有るのは、滅茶苦茶ドライで、残糖のへったくれも感じさせない部分でしょうか?それだけに良くできているとドライ過ぎて、厳しく感じられるかもしれません。
しかしながら、今回ご紹介のシュニュのどちらのワインもとても素晴らしいと思います。本来、ブルゴーニュのワインというものはこういうものです。ワイン自体は、人間が余計なコントロールをしようとしなければ、そのテロワール自体が造ってしまいますので、もしドライ過ぎる、と感じるのであれば、それは醸造に寄るものも有りますが、多くは畑が持つポテンシャルだと思います。人為的にやや糖分を残して甘く仕上げることも可能では有りますが、スティルワインの場合、やり方を間違えると悲惨な味わいに成りかねません。酢酸が出なかったとしてもボディを糖分に頼るのみで、一口は美味しいと感じるかもしれませんが、続けてはとっても飲んじゃいられません。
2006年のACブルは、ややドライながらも薄い美しい旨みが有り、フラワリーでチャーミングなピノです。今はまだ「花」や「蕾」の段階であり、「果実」にまで成長はしていませんが、軽量級のエレガントさを感じさせ、美味しく飲めると思います。将来的には赤い小粒のチェリーをしっかり感じさせてくれる美味しいブルゴーニュに成長するでしょう。
2005年のオー・クルーは、素晴らしかった2002年の再来を感じさせるものです。将来的にはチェリーやスミレを感じさせてくれる物質が、今はとことんまで凝縮しており、現在は鉄っぽさだけという表情になっています。はっきり言って、今飲むのはとてもツライ・・・状況です。しかしながら、このワインの将来は楽観できます。半年から1年の時が、かなり柔らかさを持ってきてくれるでしょう。そして、3年後からがベストでしょうか。10年に渡って美味しくいただけると思います。
もしワインの構成や時間軸での変化に興味がありましたら、このページの一番下でご紹介している、2002年のアラン・ビュルゲと比べてみると結構面白いと思います。男っぽいビュルゲと美人姉妹のシュニュ・・・全く違うように見えて、かなりの共通点があり・・・、その上で全く違います。ワインって・・・、本当に楽しいですね!拡がりますよね。比べる、仕舞う、引き出してまた比べる・・・。訳がわからないと思いますが、そんな素晴らしい楽しみ方を、是非知ってほしいと願っています。飲んでみてください。
飲めていないので以前のコラムから転載します。きっと美味しいはず・・・です。エキスの旨みが甘みへ、淡く花っぽいアロマがブルゴーニュ・ピノらしい妖艶なブケへ・・・変貌しているでしょう。
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【こんなピノを求めていた!..そう思わせてくれるでしょう。一押しです。】
「飲んでいて疲れるピノはもう飲みたくない!」
そう、思われているブル・ファンも多いと思われる今日この頃ですが、その筋でいくと本命と思われるドメーヌが登場しました。その名も
「ルイ・シュニュ」、エチケットもなにかこう、訴えてくるものがありますよね。
今回のオファーでは、サヴィニーVVのみが2001年、そのほかの1級畑ものが2002年となっています。年的な観点で見れば2002年が良いのですが、現在の状態は1年熟成が長い2001年サヴィニーVVが素晴らしいですね。まさに飲み頃です。
2002年の各1級畑ワインは、2001年VVと比べるとやはり格上のポテンシャルを見せ付けますがやや若く、出来るならもう少し置いてから飲むのがベストでしょう。
味筋は、上記でも書きましたが、自然さ、ナチュラルさが前面に出ていながらもビオ風の香りは無く、アタックはとても優しいです。流行の取って付けたような過剰な果実味は全く無く、優しく抽出した出汁味が効いて、塩加減がベストなお吸い物を飲んでいるような気にさえさせてくれるものです。アペラシオンの特徴でもあるスミレっぽい香り、金属系のミネラル香が時間の経過で幾重にも変化、複雑さを拡がらせて行きます。ジュヴレとヴォーヌ=ロマネを足して割ったようなアロマが拡がって行くんですね。とても美味しいサヴィニーです。是非とも飲んでください。
2002 サヴィニー=レ=ボーヌ プルミエ・クリュ・レ・ラヴィエール
サヴィニーでも北側と南側では状況が違ってきます。村の中央部の平地を挟んで丘陵になっていますので、北側は東〜南を向いています。このレ・ラヴィエールは北側にあり、オー・ヴェルジュレスに接する絶好のポジションに位置しています。(ちなみに今回もご紹介のシモン・ビス
のオー・グラン・リアールはレ・ラヴィエールの下部の平地にあります)
鉄分、泥土、石灰岩の土壌ですので、南側と比較すると、葡萄はより肥えて早く熟すのが特徴です。味わいはさすがトップのワインとしての堂々とした風格とフィネスを持ち、真ん丸とした葡萄エキスをたっぷり味あわせてくれます。薄めの透き通った色調からスミレやベリー、チェリー、プラム、ジビエ、石灰系ミネラルが華やかに香り、透明感を漂わせ、旨みの乗った味わいです。70年という古木の葡萄自体のポテンシャルでとても美味しく飲めてしまいます。勿論この先10年ほどは持つでしょう。最高に旨いです。
2002 サヴィニー=レ=ボーヌ プルミエ・クリュ・オー・クルー
村の中央部北側に位置する1級畑オー・クルーです。とてもレ・ラヴィエールと似た雰囲気を持っていますが、ほんの少し軽くエレガント、スタイリッシュに感じます。その分、チェリーっぽいニュアンスが減り、スミレっぽい花のようなニュアンスが多くなります。どちらが良いかは好みの問題でしょう。これも旨い!
2002 サヴィニー=レ=ボーヌ プルミエ・クリュ・オー・ジャロン
村の南側の傾斜地の一番標高が高い位置にあるオー=ジャロンです。こちらは砂質が強くなり日射も短いですから、葡萄の熟成に時間が掛かります。基本的な味筋は変わりませんが北側1級より軽快で、より繊細な表情を見せますが、これが結構良いですね。かなり詰まった感じがあるので熟成に一番向いているのは、実はこのオー・ジャロンかもしれません。直近で飲むには1時間位で飲みきると良いでしょう。その後は少し硬くなります。ま、もしくは半日掛けて飲んでみると..ん?そんなに気長に飲めるかよって?そりゃそうだ。
2001 サヴィニー=レ=ボーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ
これだけが2001年で村名なんですが、もう単純に美味しいですね。今飲むなら一番美味しさがストレートに伝わってきます。もっとも深い構造はありませんが、ルイ・シュニュのワインを特徴的に表しているワインです。苺やチェリーの果実に動物香っぽさやキノコ、土といったブケが混じり結構複雑です。2002年よりも少し冷涼感が漂い、線が細いようにも思いますが、時間で徐々にボディが出てくると余韻もミネラリーに伸びてきます。
「ホント、こんなピノが飲みたかったんだよ」
と言って貰えると思います。(もう店頭では言われましたし..結構数が無くなってます)飲んでみてください。
まあ、これほどチャーミングで愛らしく、飲むほどに惹きつける魅力のあるピノは久しぶりです。酸化のニュアンスの無い、美しい果実味をお楽しみください。いち押しです!
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フランス■□ les Capriade □■ ロワール
レ カプリアード |
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● 年と追うごとに成長を感じさせるパスカル・ポテールの新作の登場です。希少なアイテムも有りますので、お早めにゲットしてください。
エージェント情報
Les Capriades (Pascal Potaire)
パスカル・ポテールは95年ジャニエール、1998年にヴヴレーで働いた後、02年ドメーヌ・ボワルキャの責任者になる。平行して03年から彼自身のワインをつくり始め、05年にボワルキャを退職後、正式にレ・カプリアードを立ち上げる。2011年9月、モーズ・ガドゥッシュと共に共同経営として、ドメーヌとネゴシアンも兼ね備えた新生レ・カプリアードを立ち上げ現在に至る。 |
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●2010Vignnasou V.d.F. Blanc |
ヴィニャソー |
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■エージェント情報
テイスティングコメント
洋ナシや菩提樹、ニワトコ、ヴェルヴェンヌの香り。ワインはスマートで清涼感があり、真っ直ぐな酸と豊かで骨格のあるミネラルの凝縮味がうまく調和しバランスが良い!
収穫日は9月20日。2010年はパスカルにとってソーヴィニヨンの当たり年!ワイン名の「Vignnasou」は品種ソービニヨン(Sauvignon)のアルファベットを並べ替えた作った造語!フィルターなし、So2添加なし!
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【リーズナブルなソーヴィニヨン・ブランです!とても旨い! 】
まさにパスカル・ポテールらしい味わいですね。2006年のヴィニャソウもシャルドネも、飲まれた方ならご存知だと思いますが、
「極普通に美味しい!」
んですが、ポテンシャルを取りにさらに探してみると、イージーな美味しさは直近のもので、1〜2年置いてみるとかなり上昇する・・・と想像されたと思います。
「ん?・・そうでも無いよ。これはこんなもん・・」
とおっしゃられる方もいらっしゃると思いますが、重厚さは無くとも甘美さはかならずアップして行くと思います。
フツフツと沸いてくるかのような、石灰系のミネラルに、黄色やオレンジ、白の柑橘・果実。丸みを帯びた適度な肉厚のボディと、良く熟した酸味の尖っていないグレープフルーツや洋ナシのジューシーな余韻。
何しろ、ご紹介するのを忘れてまして、半年以上休めましたから・・ とても美味しいので・・是非とも飲んでみてくださいね。お勧めです!
以下は2006年のヴィニャソウのコメントです。
【もっと認知されても良い生産者だと思います!】
ロワールの自然派の中では、元ボワ・ルカ醸造長ということで、それなりの評価と認知はされているものと思いますが、飽きっぽい日本人の性格ゆえでしょう
か?さほど騒がれることも無く今まで来ています。一度飲んだからもういいかな?・・・みたいなものでしょう。
でも、本当にそれで良いのでしょうか?それで本当に美味しいワインに辿り着けるのか疑問です。noisyの判断は、パスカル・ポテールこそ、真の「ロ
ワールの次世代を担う生産者」になるかもしれない・・というものですから、もしかしたら皆さんが感じている以上の評価なのかもしれません。
パスカル・ポテールは、畑こそ賃借の、大したことが無いロケーションかもしれませんが、年を追うごとに成長しています。このソーヴィニヨンを飲んでいた
だければ、「凄み」に近いものの芽生えが感じられるかもしれません。将来は良い畑で高級ワインにも挑戦して欲しいものです。
2006年は、ロワール自然派の多くの生産者にとっては、なかなかに難しい年だったと想像していますが、そんな中でもこれだけの出来栄えを見せている訳ですから・・・ね。noisy
がパスカル・ポテールに注目している・・と思っていていただけたらと思います。
因みに2005年のレ・カプリアードがリアルの最新号、23号にも評価が出ていました。今飲んで89、ポテンシャル89でしたが、2006年はそれを超えているように思います。是非飲んでみてください。お奨めします!
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●2008Orbois V.d.F. Blanc |
オルボワ・ブラン |
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■エージェント情報
テイスティングコメント
熟した桃やニワトコ、蜜蝋の香り。ワインはリッチで勢いがあり、塩辛さを感じるくらい中身の詰まったミネラルと凝縮した旨味、骨太な酸が味わいに厚みと複雑味を与える!
収穫日は10月10日〜12日。パスカルが手掛けたドメーヌ最後のムニュピノ!マロを終えるのに約3年の月日を要した超骨太ワイン!ワイン名「オルボワ」はトゥーレーヌのムニュピノの正式名称!フィルターなしSO2添加なし!
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【とても細やかな肉襞を感じるムニュ・ピノ!】
パスカル・ポテール/レ・カプリアードですが、ご存知の通り、新井順子さんのデ・ボワ・ルカの初代醸造長を務めた方です。退職されてから自身のドメーヌを始めましたが、何だろう・・・この人には、やっぱりワインの醸造感というか、センスを感じてしまいます。ですから、樹齢が上がってくるにつれ、つまり、去年よりも今年、今年よりも来年・・・良くなって行くような気がするんですね。
オルボワ・ブランはヴァン・ド・ターブル(A.O.C.認証無し)の2008年のムニュ・ピノです。ムニュ・ピノと言うのはシュナン・ブランの亜種で、この地では「アルボワ」と言われており、そのまんま・・・いや、AをOと変えてオルボワとエチケットされています・・・。
ムニュ・ピノらしい、中間層がやや薄く、高い領域に膨らみのピークが有る、柔和な味わいでした。スーッと入ってくるようなシュナンのニュアンスよりも、細やかなミネラルの襞、果実味の層を感じさせつつ、グググっと引き付けられるものを感じます。見事にピュアで、滑らかで、瑞々しいです。ついつい飲み過ぎ、予定量をオーバーしてしまいました。通向けかなぁと思いますが、美味しくない・・・という方は少ないでしょう。
パスカル・ポテールの、見事な手腕を感じさせられる味わいでした。是非・・・飲んでみて欲しいと思います。お勧めします。今後のパスカル・ポテールも期待大です。注目していてくださいね。
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■エージェント情報
テイスティングコメント
ブルーベリーやダークチェリー、スミレ、エピスの香り。口当たりスパイシーかつ滑らかで、凝縮した果実味と洗練されたミネラル、湿ったタンニンとのバランスが絶妙!
収穫日は10月12日〜10月15日。レ・カプリアードは除梗100%で樽熟の本格派ワイン!ちなみにパスカルはこのワインをシンプルに「ルージュ」と呼んでいる!フィルターなし、So2添加なし!
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【サンスフルのルージュ!!ガメイとコットのセパージュの見事なマッチ! 】
ガメとコーを50%ずつ、自然酵母で発酵させてサン・スフル、ノン・フィルターで仕上げた、奇跡的なワインです。あ、ヴァン・ド・フランス規格でヴィンテージ表記無しですが、端の方にR10と小さく書いてあるので、
「2010年じゃないの?」
と問い合わせたところ、どうやらヴァン・ド・ターブルとヴァン・ド・フランスの規格の切り替え時期のドタバタで、2009年ものをR10と書いたエチケットで出荷したようです。ですので、こちらは2009年で間違い無いとのことでした。
また、黒く濃いニュアンスを印象付けるコット(コー)と、赤く淡い印象のガメイのこのブレンドの妙とも言えるようなバランスが、このワインを美味しく感じさせてくれています。伸びやかで、しかし芯がしっかりしたミネラル、果実、中域の適度な膨らみと少し軽めのミネラルを感じさせながらの余韻が心地良いです。是非ご検討ください! |
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フランス■□ Pierre Beauger □■オーベルニュ
ピエール ボージェ |
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● 今回のピエール・ボージェも、さらに飛びっきりべらぼう! そんなワインをご紹介します。このワインを皆さんがどう判断するのか、 noisy
自身とても楽しみにしています。だってやね〜、凄いワインですわ、ホンマ..(いつから関西人?)
皆様はまだINAOの認定するアぺラシオンに固執されますか?
伊太利亜では偉大なるワインが当然のごとくテーブル・ワインになったり、ボルドーの高嶺の花、ヴァランドローもINAOとのワインに対する解釈の違いで、テーブルワインに格下げとなりました。(といっても味は間違いなく上がっているのですが…)
醸造の進歩に、昔からの規定を重んじていてそれが基準となっている事に無理が有るのですが…。しかしそんな一般的な勝手な規定でなく、ご自分の舌でワインを選ばれていらっしゃる皆様には全く関係ない話かもしれませんね!
フランスの丁度真ん中に位置するクレモンフェラーの南に広がるAuvergne地方。昔はそんな所にワインは存在するのかって?って思われた地域ですが、最近はどんどん若いナチュラルワインの生産者がこの地で美味しいワインを作り始め、もう知らない人はいない地域になりました。これも時代の流れですね。たった1人で、たった1.5haで2001年からワイン作りを始めた我々の期待の星ピエール・ボージェ氏はうちの生産者の中ではTop中のTopのワインを作る、本当に大切な生産者。ひたすら純粋にワインを愛して作っており、全く採算性を考えない、本当に大丈夫なのだろうか?と、余計な心配をしてしまう程、経営感覚なしに作ります。
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お父様は野菜のネゴシアン、小さい時から自然に触れておりました。仏蘭西でも醸造を学び、実践し、アメリカやチリへも学びに行った国際感覚あふれる醸造家、ワインにかける情熱は人一倍です。 彼には独特のワイン哲学があり、本当に私生活をひっくるめて自然体で生きております。本当は彼も日本にお招きしたい醸造家の1人ですが、こんな人の多い東京に来たらそれこそビックリしてしまいます。いつか実現できる時が来たら良いのですが・・・。
彼のワインは1つとして同じワインがありません。本人にしてみたら同じワインを作っているようなのですけど・・・。それを扱う輸入会社としては大変です。エチケットは突然変わったり、出荷時期は全く不明。でもでもワインが飛びっきり美味しいので誰も文句を言えません。そのピエールも3年前に新しく家を引っ越し子供も生まれ、新しい生活が始まりました。赤ちゃんと一緒にいる所は本当に幸せそうです。
この新生活がピエールのワイン作りにも影響する事でしょう。 |
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●2011Jauni Rotten Vin de France Blanc SB11 |
ジョニ・ロットン |
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エチケットが弱いです。下部にキズやメクレが有ります。ご了承ください。
■エージェント情報
2006年に植樹したSauvignon Blanc 100%。彼の手にかかるとSBもこういう味わいになるのだと、つくづくワイン作りは解らなくなります。これでもSBを10年以上醸造しているのですが(笑)色は濃い山吹色。香は最初SBの特徴のハーブ、それも焼いた感じで吃驚します。そしてあまり好きでない言葉ですが猫のピピ、濃い宇治茶、不思議な香達です。
が、味が凄いです。濃いのです。どれだけ収量を少なくしたのでしょうか?まだ5歳の赤ちゃんに近い葡萄とは考えられません。とろーりと濃厚です。この樽はロワールのMichel AugeのSBの樽です。そして今、そのMichelは私のSBの樽を使用しております。
一体全体どうすれば、こんなに濃厚なワインを醸造出来るのでしょうか?
ピエールに聞くと、彼らが収穫しても良いよという迄待つそうです。
なんだか解らなくなってきました。天然アルコール度数、16.3度。あり得ないワインです。
※このワイン名ですが、イギリスのパンクロックSex Pistolsの元ボーカリスト、John Lyndonのあだなの「Johnny Rotten」のもじりと思われます。
Johnny Rottenは歯が汚いからとか、性格が腐っているからなどからきているといわれていますが、「Jauni」はフランス語で「黄色い」という意味で、発音はJohnny(ジョニー)とほぼ同じジョニ。「Jauni Rotten」は、直訳では「腐った黄色」。
また、ラベルのワイン名の下のメッセージ:
”Seuls les idiots s’interdisent d’aimer les choses differents sous pretexte que ca ne correspond pas a une etiquette”(J.Rotten)
これは、John LydonがOasisについて言及した際に実際に言った言葉のようで、「同じジャンルに属さないといって、違うものを好きになれないのはバカだけだ!」といったような意味でしょうか。
この場合、引用は(J.Rotten)となっており、une Etiquetteをワインのエチケットに置き換えると、「見た目(エチケット)と中身が違うってことで、ラベルは腐った黄色いワインってなっているが、飲んだらすごくおいしいのに、でもラベルと違うから飲まないと言うのはバカだけだ!」と、ピエール・ボージェは言いたいのかもしれません。
なお、Vendange sans la Reine(la Reine=女王)も、Sex Pistolsの曲の題名の「God save the Queen」にひっかけていると思われます。ただ、通常他のワインのラべルには、Vendange en Tonguesとなっており、このTonguesはビーチサンダルのことなので、「ビーサンで収穫」という意味となり、もともとジョークである可能性もあるようです。
ワインの味わいも素晴らしいですが、なにか遊び心いっぱいのエチケットとなっていると思います。 |
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【何じゃこりゃ〜!・・・ピエール最後のシャンピニヨン・マジック!!そしてコスモジュンの消滅?!!】
まず最初に・・
新井順子さんのワイン輸入会社コスモジュンですが、今まで通りではなくなり、ディオニーさんと事業統合されることになりました。詳細は以下をご覧ください。
http://www.cosmojun.jp/pdf/201305/20130516.pdf
例えばこのピエール・ボージェのワインなど、少ないキュヴェに関しましては、有る程度優先的に分けていただいていたのですが、この先はどうなるのか不明な点も多くあります。
順子さんも大学院に行かれるそうで、
「勉強しなおしたい・・」
と・・・リンク先のページで書かれていますし、noisy の所にも丁寧な封書が届きました・・・。びっくりしました・・・。今年はVini
Japonも無かったですし、こりゃ順子さん、また何か考えてるなとは思ってました・・・。
で、・・大学院って・・・永田町に有りましたっけ〜?
どうやら参議院に立候補を考えてるようです・・いや、決まったのかな?・・詳しいことは判りません。ご結婚されて、苗字は変わってますので・・知りたい方はネット検索されてみてはいかがでしょうか。・・・まぁいつものことながら、彼女には・・どっひゃ〜です。
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で、ワインの方ですが・・・畑を返してしまったシャルドネのシャンピニヨン・マジックはラストヴィンテージになります。しかもハーフでこのプライス・・・。しかし、おそらく滅茶苦茶美味しいと想像しています!・・その理由はこの左のワインに有りますが、ご紹介はもう少し後で。
シャンピニヨンの入荷はたったの3本です。おそらく多くのShopさんがいただけてないと思います。お早めにご検討ください。
ジョニ・ロットンはソーヴィニヨン・ブランですがこちらも入荷が9本と少なく、テイスティングは出来ませんでした。天然アルコール16.3度と言う、信じられないようなソーヴィニヨンです。これがどうなってるのか、確かめたいところでしたが、同じようにロゼも16.1度有りますので・・、違うキュヴェですが、そちらをご参考にされてください。
で、ロゼのガミーノですが・・・いや、参りました!ようやくピエールが考えている最終形を想像できるようになりました!・・そういうことか!と・・今更ながらです。 |
どう有っても、彼のワインは、彼自身が失敗した・・・と言うときは、アルコール度が低い、エレガントでエキスがキッチリ出た美味しいワインになり、まあまあの出来だ、もしくは最高の出来だという時はアルコール分が高くて、ちょっと野暮ったい仕上がりになっていたのです。 |
ところがこのガミーノ・・・びっくりするほどアルコール度が高いのに、それに負けないほどのコンプレスされたような石灰系ミネラルがごちゃまんと詰まっていて、ものの見事な果実を表現し、しかもトータルバランスが素晴らしいワインに仕上がっていたんです!だから、ミネラリティなんですよ、彼が求めていたのは・・・。そして、そのミネラルをきっちり表現できるほどの葡萄の糖度、そして酸が必要だった・・・。このガミーノには・・すべて有りました。
結局一人で3/4ほど飲んでしまいましたが(残りはカミサンが・・!)、酔い覚めも軽く、気持ちのよい朝でした!
これ、かなり凄いことだと思います。一般に言うようなワインの仕上がりと一緒にしては・・彼のワインは駄目なんですね!・・是非お確かめいただければと・・思います。お勧めします!
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フランス■□ la Reserve d'O □■ラングドック
ラ レゼルヴ ドォ |
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● 安いですが、めちゃんこピュア!そしてしっかり濃度が有るのに濃すぎない!しつこくなんて全く無い、エレガントなコトー・デュ・ラングドックなんて、信じられます〜?
以前はワインショップを営んでいたフレデリックとマリーのショフレイ夫妻の一目惚れによって、モンペリエから北西へ45km程にある海抜400mのエロー渓谷を見下ろす
テラス・デュ・ラルザックのアペラシオンに2004年に生まれたドメーヌ。谷から常に吹く強い風が畑を清潔に保ち、昼夜の寒暖差によって豊かな酸が得られる最良の畑から、
ラングドック地方としては軽やかで爽やかさなワインを産み出しています。
2004年の設立当初からビオディナミによる栽培・醸造方法を実践しており、2007年の認証申請そして2010年の取得に至るまで、ワイン造りに係る仕事は変わらなかったと
言います。認証はAB及び、demeterを取得しておりますが、「認証の取得と表記は消費者にとっての分かり易さ」の為との事。
収獲は全て手作業・醸造は自然酵母を使用し、ピュアでダイレクトな果実味を持つワイン造りが特徴です。
http://www.lareservedo.fr/indexuk/
※今回のBILBOより、輸送エネルギーの効率化を考え瓶の重量を軽減、エチケットには再生紙を使用、
印刷インクを水性に変更などの試みがなされています。 |
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●2012Coteaux du Languedoc St. Saturnin SansSoo |
コトー・デュ・ラングドック・サン=ストゥルナン・サンソー |
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シラー60%、サンソー40%
SO2無添加。ワイン名は「Sans」=「無し」、「Soo」=「SO2」から。
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【・こんなにコストを掛けて、このプライスで・・本当に有難う!!SO2無添加の素晴らしいデイリー!思い切りピュアです!超お奨め!】
今年も・・・ちょっと変だ・・いや、気候や天変地異・・の話です。銚子には鰯の大群が打ち上げられ、悪臭が酷く、片付けるのが大変だったとか・・その後はどうなったのだろうか。クジラやイルカが打ち上げられるのは、海洋で地震波を受けて方向が判らなくなって、湾に迷い込む・・なんて言われてましたが、銚子の鰯の後は、さしたる地震も無いようで・・。
80年代から原 発がどんどん建設されて、日本の海洋を温め続けていたのは事実でしょう。良いところ、効率40%の原
発は、電気を造っているのか、海を熱してるのか・・、単純計算ですが60%の効率で海を熱しているわけで、マイワシは1988年の漁獲をピークに激減しちゃったわけですね。ところが、全国でほぼ原
発が止まっちゃってますから、夏は涼しいだろうし、海も熱せられないから、海流や海水温も昔に戻っちゃったんじゃないかと・・それで、イワシも昔のルートに戻っちゃって、浜に突入したんじゃないかと勝手に踏んでます。
完全にコントロールできないもの、暴れたら手が付けられないものにはさっさと見切りとつけて、新たなエネルギー源や開発に向かうべきなのでしょう・・そう思います。自然に優しく、子供たちに安全な世界を残してやりたいものです。
ところで、いや〜、これ、旨いです。とても安いし、色合いも濃いし、ラングドックだし・・と云うことで、大した期待はしていなかったんですが、これは大きく予想が狂いました!嬉しい方に・・ですが!
濃厚そうな色合い・・です・・でも、酸が美しく、しっかり有り、甘くなくしっかりドライで、とても滑らかなんです。しかも、果実が実に瑞々しく存在していて、丸のままの紫の果実を食しているような錯覚になります。そして、酸化防止剤は一切使用していないので、身体に優しく浸透してくるんですよ!
もともとワインショップをされていたご夫妻が始めたワイナリーです。http://www.lareservedo.fr/indexuk/ 是非、リンク先を見てください自然の中で、とても自然に造っているのが判ると思います。味わいはナチュラル!素晴らしいです。
日本の企業も、そろそろアメリカ追従型に見切りをつけるべきかなと思いますよ。利益至上主義で社員をつぶれるまで使い、もしくはアルバイトや派遣で乗り切り、要らなくなったら首を切り、利益が出ないとなれば撤収する・・。本来、企業ったって、商売でしょ?商売は家族や従業員のために、生きて行くために始めたんでしょ?もう、本末転倒も良いところだと、思いますよ。ダイX−さんも、価格破壊は良かったけれど、自分の会社まで破壊してしまうことになっちゃった訳だし、行き着く先はもう見えてるのは、原
発 と同じですね。政治に圧力掛けて、何とか安く商品を作ることに命を掛けず、国内だけでもきっちり循環するようにすべきでしょうに。
街を歩けばチェーン店ばかり、店に入れば少ない人員でアルバイトばかり、か、名前だけの店長ばかり・・。皆、一生懸命働いているけども、一体そこに何が有るのでしょうね。ま、この国の首相・国会議員を見てれば一目瞭然か!少なくとも私らだけは、出来るだけエコで、自然な、安全なものを提供していきたいものです。エコって言っても難しいけれど、一歩一歩ですよね。この、レゼルヴ・ドォみたいな、
「・・こんなにコストを掛けて、このプライスで・・本当に有難う!・・でも、もう少し上げてもいいよ!」
と言えちゃう自分に、きっと出会えると思います。お奨めします。とても美味しいです! |
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フランス ■□ Audrey
et Christian Binner □■ アルザス オードリー エ クリスチャン
ビネール |
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● アルザスの生産者と言えば群雄割拠ですから、noisy も幾つかの生産者のワインを扱っています。ジェラール・シュレールはさすがの味わいですし、マルセル・ダイスも並外れて旨い!でも、ほとんどのアイテムがとてもリーズナブルなプライスゾーンながらも、ピュアさと美味しさを届けてくれるのは、ビネールと、この下のジャングランジュだけでしょう。・・・まあ、ジュリアン・メイエも以前は良かったんですが、この所のテイスティングでnoisyの内的な信用ランクは大幅に下がりつつ有ります。・・・いや、美味しくないのはご紹介していませんから・・ご安心ください・・・(^^;;
購入したのに売れないのはかなり辛いです。
ある種、ビオワイン、ヴァン・ナチュールのワインは「酸化」との戦いにさらされます。醸造においては一瞬の気の緩みが「酸廃ワイン」を造る事に置き換わってしまうのです。還元香がキツイなどというレベルは関係無いですが、果実の風味の無い、お酢的な酸が急激に抜栓直後から増殖してしまう場合も有ります。ワインの醸造は「菌」を上手く使うことに有り、下手に使うことになってしまうと美味しくないワインモドキを造ってしまうことになります。
また、「熱」との戦いも有ります。これは、ドメーヌの中だけでは無く、お客様の口に入るまで続きます。noisy
にしても、自分の店だけでは無く、エージェントさんのルートとか、時にはお客様の保存状態まで気を配る必要が有ります。
しかし、こうして戦い、生き抜いてきた美味しいビオワインは良いですが、なんらかのダメージを受けたワインや最初から問題の有るワイン(要は醸造の欠陥)は、とても厄介です。何故なら・・・、
「正確な評価・判断が出来ない人が多い」
からです。
ワインのエージェントだからその辺は充分判っているだろう・・・などと考えていたらとんでも無いことです。余り言いたくないが、全く何も判っていない方が大半です。そして、仮に判っていたとしても、商売を考えてしまって、「劣化や欠陥を認めない」という場合さえ有ります。
まあ、ワインの勉強というのは経済的にもかなりの負担が掛かりますし、1〜2年やったからそれでOKだ、ということには成りません。能力的に個人差も有りますし、意気込みでも変わって来るわけです。
何だか愚痴っぽく成ってしまいましたが言いたいことは、そんなビオワインを取り巻く状況の中で、クリスチャン・ビネールは、リーズナブルで健全で美味しいワインを提供してくれていますよ・・・ということなんですね。ビオワイン、ヴァン・ナチュールはとてもピュアで美味しいけれど、劣化した、もしくは最初から酸廃したものは衝撃的に不味いです。SO2は出来るだけ使わないし、清澄も濾過も避ける傾向に有りますから、普通のワインより外界からの圧力に弱い傾向が有るからです。是非、この美味しいアルザスワインを飲んで欲しいと思います。
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●2011Pinot Noir Non Filtre |
ピノ・ノワール・ノン・フィルトレ |
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ガラス栓です!
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●2010Pinot Noir Cuvee Beatrice Non Filtre |
ピノ・ノワール・キュヴェ・ベアトリス・ノン・フィルトレ |
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●2009Pinot Noir Cuvee Excellence Non Filtre |
ピノ・ノワール・キュヴェ・エクセレンス・ノン・フィルトレ |
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【ビネールさんちのドメーヌものピノ・ノワールが勢揃いです!どれも素晴らしい!!】
■ピノ・ノワール・ノン・フィルトレ
ピノ・ノアールの場合、余り強くタンニンを感じることは少ないですが、このビネールのピノ・ノアールNFを飲むと、
「タンニンの質がいいなあ・・・」
と感じてしまいます。
基本的には残糖をほとんど感じさせない、エクストラドライな仕上がりですので、その分、タンニンのテクスチュアや甘みを感じさせてくれるのかもしれません。
決して濃厚では無く、むしろ淡い・・・と感じさせるような色合いと濃度ながらも、要素の抽出は充実していて過ぎておらず、実に良いバランスをしています。ノン・フィルターですので「澱」は大目ですが、その分、エキスの旨味が閉じ込められているように思います。
香りもフィネス充分、とてもエレガントです。重くならない、薄いフィルムのような石灰系のミネラルがたっぷりと有り、粒が余り小さくない、やや大きめの赤や紫の比較若く新鮮なフルーツが大量に有ります。熟し気味のピノがお好きな方は、少し置かれた方が良いかと思いますが、現状で若いフルーツを感じさせながら美味しく飲めちゃいます。
■ ピノ・ノワール・キュヴェ・ベアトリス・ノン・フィルトレ
こちらは、エクセレンスとノーマルの中間に挟まれていますが、どちらかと言うと、ノーマル・キュヴェのエレガンス系の延長上に有り、さらに果実のニュアンスを盛り込んだ、よりゴージャスな味わいに仕上がっています。ヴィンテージも良く、美しく仕上がった感じです。濃厚さはエクセレンスには届きませんが、酸の美しさはベアトリスに顕著に現れています。
スッキリ美味しいノーマルをゴージャスにした感じですから、若干閉じる時期に空けてしまったとしても、美味しくいただけるんじゃないかな?と思います。価格差もさほど無く・・・いや、実はこのベアトリスとエクセレンスは、ユーロが一番安い時に届いたワインなんです・・なので、かなりお得じゃないかと!是非ご検討ください!
■ピノ・ノワール・キュヴェ・エクセレンス・ノン・フィルトレ
ビネールのトップワイン、 強い凝縮感とほのかな甘さが漂う、アルザスのピノ・ノアールです。アルコール分が15度あるそうで..
とても重厚で、まるでイチゴやチェリーをふんだんに使用したケーキにブルーベリーとチョコのソース掛けのような漢字でした。
一般に、スティルワインの場合はアルコール度が14度を超える事は余り無く、16度を超えるのはほぼ不可能です。まあ、ビネールさんは2003年のこのワイン、16度有りましたけど!アパッシメント(陰干し)などの技術を使用して糖度を高めたアマローネなどには存在しますが、ほぼ考えられないことですね。
考えるよりも暑いアルザスのテロワールを見事に表現していると思います。ちょっとポマール・リュジアンの果実味をさらに豊かにしたような、そして少し外交的に振ったような感じでしょうか。かなり長熟なワインですが、今飲んでも美味しいと思います。 |
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フランス■□ Domaine Julien Labet □■ジュラ
ドメーヌ ジュリアン ラベ |
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●「わ〜お!」
なジュラのワインをご紹介します!
ジュラのビオと言ったら、noisy のところではボールナールですが、今回、ジュリアン・ラベもとても素晴らしいので扱うことになりました。ボールナールはアルボワ・ピュピラン(ジュラの北の方)ですが、ラベはもう少し広域のコート・デュ・ジュラと言うアペラスィヨンになります。酸化のニュアンスや産膜酵母の影響などを全く感じさせない・・・ピュアな味わいのジュラと言う点ではボールナールと似ていますが、テクスチュアやボディはより柔らかく、より冷ややかに感じられ、よりドライな味わいかと思います。どのワインも素晴らしいです!
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ナチュラルワインの先駆者、ピエール・オヴェルノワで名高いJura地方には、今続々と新しいナチュラルワインの生産者が登場しております。Juraはスイス寄りのサヴァニャンやプールサールといったマイナーな品種の生産地としてのイメージが強いのですが、私にはブルゴーニュの隣というイメージの方が強いのです。行かれた方はお分かりかと思いますが、ボーヌからシャブリに行く感覚の距離、ボーヌからボジョレーに行くより近いかもしれません。気候・土壌も共通点が沢山あり、私にとってはコート・ドールの次にシャルドネやピノ・ノワールを醸造するなら!との思いが強いテロワールが存在する土地なのです。
Domaine Labetと聞けば「あ〜あのワインね」と思い当たる方も沢山いらっしゃると思います。そうです、カテゴリーではナチュラルワインに位置付けされるアラン・ラべさんのDomaineを思い出す方もいらっしゃると思います。そのアランさんの息子、ジュリアンが個人的に始めた別のドメーヌ、『Domaine Julien Labet』のワインをご紹介させて頂きます。 |
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19世紀からRotalier(ロタリエ)という村(ジュラ地方のやや南部)でワイン作りを行っている、地元では有名なLabet家の3代目がお父様のアラン・ラべ氏。その息子さんで4代目がジュリアンです。どこの生産者も同じですが、ワイン造りだけで生計を立てられるようになったのは最近の話。色んな農業を兼業しながらその中に葡萄栽培も入っていた古い時代から、いち早くLabet家ではワイン造りをしておりました。アラン氏の時代になり、所謂Domaineと名乗れるワイナリーを設立、1974年の時でした。ですから時の人、オヴェルノワ氏よりも前からナチュラルワインを造っていたわけです。ヴァン・ド・パイユやヴァン・ジョーヌが主流のJuraではスティルワインは軽視されがち。が、アラン氏はジュラの地質のポテンシャルを経験から知っていたので、あえて酸化させないスティルワインに拘りを持っておりました。スティルワインを作れば変わり者と言われた時代にです。周りが農薬や除草剤を使っていても、彼は当時からそれらを一切使用しない、一貫したワイン哲学の持ち主。息子ジュリアンもお父様のコンセプトを引き継ぎ、子供の頃から帝王学のようにきっちりと基本的にお父様からワイン造りの全てを学びました。そしてボーヌの醸造学部で勉強した後、マコンの醸造学部を出て、ブルゴーニュのラモネでワイン造りをしました。 |
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その後何とアフリカでもワイン造りを勉強しました。1997年に実家に戻り、Domaine
Labetを手伝います。お父様と同じChaiで働いていると、やはり100%自分の意見が通らないので、2003年から自分のドメーヌ、『Domaine
Julien Labet』を立ち上げました。Julienはお父様のワイナリー、すなわちDomaine
Labetと経営を分けた『Domaine Julien Labet』を立ち上げたのです。Domaine
JulienLabetは100%無農薬なのですが、今年から少しづつヴァイオダイナミックに切り替えております。そして2013年1月1日からお父様が完全引退なされ、Domaine
Labetでも責任者となり、2つのワイナリーをJulienが責任者としてきり盛りしております。畑が複雑なので整理します↓
★Domaine Labet 13ha
お父様所有畑 4ha Julien所有畑 1.2ha 妹所有畑1.2ha
弟所有畑 1.2ha 残りは近所から借りている
★Domaine Julien Labet 3ha
(100% Bio 2010年エコセールの認証有)
Juline所有畑 1.2ha
(1.8haは借りている) |
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フランスは権利関係が複雑です。妹さん弟さんも勿論ワイナリーのお手伝いをしますが、それはお父様の会社を引き継いだジュリアンのスタッフとしてなので、Julienの個人のDomaineは基本的に彼が1人で切り盛りしております。
ブルゴーニュで修業をしたジュリアンは畑の個性、すなわちテロワールを尊重します。Juraでスティルワインが作られるようになっても、まだまだ品種名を記載するのが精一杯の風潮下、ジュリアンは限りなく畑の区画に拘ります。だから収穫・醸造が大変です。どのCuveeも1000本ちょっとという単位になるので、生産量も限られるし、管理も大変です。基本的にSO2を使用しません(必要と判断した場合を除く)。醸造方法は至ってシンプル、手で収穫後、天然酵母で発酵、プレスはストレスを避けるため非常にゆっくりと丁寧に圧搾、新樽は基本的に使用しません。
1973年4月7日生まれ、現在39歳、これからどんどん精力的に美味しいワインを作ってくれる事間違いなし、久し振りに素晴らしい生産者と出会えました。
百聞は一見にしかず、まずは飲まれて下さい。どれもこれも綺麗な純粋なワインばかりです。ワインをこよなく愛するジュリアンの心が澄んでいるから、出来上がるワインも綺麗なのかもしれません。
(2013年1月13日 第2回目訪問) |
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●2010Cote du Jura Fleur de Savagnin en Chalasse |
コート・デュ・ジュラ・フルール・ド・サヴァニャン・アン・シャラス |
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是非飲んでみてください!一押し!
エージェント情報
ヴァン・ジョーヌのイメージの強いサヴァニャンという品種を、スティルワインで実際どれ位の人が楽しんでいるでしょうか?ジュラには色んな生産者がおりますが、なんだかこの品種だけ「酸化」の味わいのイメージがなくなりませんよね?作っている側もサヴァニャンはこうあるべきだ!という土地柄なのかもしれません。が、このワインを飲まれればそんな先入観もなくなります。色は若干グリーンが残り、香も爽やかです。味わいは見た目よりももっと重たく、天然アルコール度数は14.7度もありますが、フレッシュな酸がその度数を感じさせません。通年より収穫を2週間遅らせたらしいのですが、この綺麗な酸味は標高240mという土地が齎せてくれた恩恵でしょう。とてもアロマティックでミネラルたっぷりなワイン、今までのサヴァニャンのイメージを一新する1本です。 |
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【ボールナールに好敵手出現!!?超お奨め3アイテム!】
価格もほぼ同じ位での仕上がりですので・・・ボールナールがピュピランだとしても、これはかなりの良い争いになるんじゃないかな?と思います。実際のところジュラのビオではトップ生産者として「ドメーヌ・オヴェルノワ」がいます。こちらも素晴らしい生産者です・・。ただし、全ての方にお奨めできるか・・・と言うと非常に微妙になってきます。
こちらのジュリアン・ラベのワインは、ジュラの、時に「クセが強すぎる」味わいが無く、むしろブルゴーニュのピノ・ノワールやシャルドネのような自然さで美味しくいただけるのが良いです。そして、完成度はかなり高く・・とりあえず1ケースずつ・・と思っていましたら、エージェントさんの在庫も無くなってしまったようですので、在庫限りになります。
シャルドネ・レ・ヴァロン2009年は、トップノーズに蜜のニュアンスを感じるドライで、しかも旨みたっぷりなシャルドネです。これは・・・嫌いな方はいないんじゃないかな・・と思いますよ。少しマッタリしていて、蜜、白・黄色・僅かなオレンジの果実、たっぷりしたボディに冷涼感、そして余韻も長いです。実に柔らかな酸ですね。これをブルゴーニュに持っていったら・・・このプライスでは仕上がらないでしょう。お奨めです!
コート・デュ・ジュラ・フルール・ド・サヴァニャン・アン・シャラスは2010年・・・、こちらも素晴らしい仕上がりでした。しかし味わいの傾向はシャルドネとはかなり違います。サヴァニャンですからアルザスだとゲヴュルツトラミネールでしょうかね。実際にはトラミナー、トラミネールと一緒のようです。しかし綴りは
「Savagnin」
ですから、何となくソーヴィニヨンに見えてしまいますよね。皮がピンク色の白葡萄?です。
味わいがこれはまた凄くて、若干のスパイスに柑橘系の冷涼な果実、タイトに締まったボディにキレのある酸味と長い余韻・・・実にエキセントリックです。しかし、ゲヴェのような強いスパイス感では有りませんで、しなやかで穏やかなものです。そして前述と交差するようで申し訳ないですが、僅かにソーヴィニヨンのような膨らみと青っぽい薫りのニュアンスを持っており、そのバランスが素晴らしいです。ぜひとも飲んでみてほしいアイテムです。
2010年コート・デュ・ジュラ・ピノ・ノワール・レ・ヴァロンも素晴らしいです。とても凝縮した赤を中心とした果実味が有り、極小ベリーの群生、ドライでしっかり膨らみ、ジューシーな余韻が有ります。ミネラル感も石灰、小石、透明感の有るものがバッチリ有り、こちらもお奨めです。少し飲み頃に入ってきたブルゴーニュを想像していただき、若干若くするとマッチするかな?と思います。
今回は3アイテムですが、次回からはもう少し増やそうと思っています。ぜひ飲んでみてください。お奨めします! |
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フランス■□ Domaine Didier Dagueneau □■ロワール ドメーヌ ディディエ ダグノー |
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● 2008年収穫期の飛行機事故で亡くなられたディディエの息子さんのルイ・ベンジャミンが仕上げた2010年が入荷です。ずっと追いかけてきた造り手との惜別は悲し
いものです。特にディディエのワインは美味しくなるのに時間が必要です。しかし、彼は何かを語ってくれるはず・・・と思います。
一番下にルイ=ベンジャミン・ダグノーと記載されています・・ |
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●2010Blanc Fume de Pouilly |
ブラン・フュメ・ド・プイィ |
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大幅値下げです!
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●2010Blanc Fume de Pouilly Pur Sang |
ブラン・フュメ・ド・プイィ ピュル・サン |
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●2010Blanc Fume de Pouilly Buisson Renard |
ブラン・フュメ・ド・プイィ ビュイッソン・ルナール |
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●2009Blanc Fume de Pouilly Silex |
ブラン・フュメ・ド・プイィ・シレックス |
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以下は以前のコメントを使用しています。
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【2009年からはベンジャミンの仕上げたヴィンテージ!!見事にディディエ・ダグノーを継承しました!素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィ!】
元々はディディエの補佐をしていましたので、ベンジャミンになったからと言って大きく変わることは無いだろうと・・は思っていましたが、それでも一応のチェックをしなくては・・と云う気持ちを抑えられずに、ベースのブラン・フュメ・ド・プイィを飲んでみました。そして・・安心しました。・・そう、何も変っていないと。あの、ガラスのような、石英のような厚みのある透明なミネラルの風味に、奥底から徐々に沸いてくる白、黄色の果実。酸度のレベルの高さとグリップの強さ、余韻の長さなど、いつものディディエ・ダグノーの味わいです。
どこかのコラムに書かせていただいたはずですが、人間は脳の5〜10%しか使用しておらず、記憶は一体どこに仕舞って有るんだろう・・・noisy
は、ちょっとその辺に置いておき、時折取りに行っているように思う・・と。大体、年間途轍もない本数を20年もテイスティングしておいて、そんな記憶を・・忘れてしまっている部分が有るにせよ、自分の内部に留めておけるはずが、いや、自信が無い・・みたいなことでした。
先だって斜め読みしたある本には、衝撃的な内容が書かれていました。ケンブリッジ大学の2年生だか3年生のとても数学が優秀で運動も得意な方が、ラグビーの試合中、頭を蹴られて脳震盪を起こし、病院に搬送されたそうです。そこで彼はビックリするような事実を知ります。何とCTスキャンの結果、彼には脳がほぼ無いことが判明したんです・・実際には5〜10%ほど、隅っこに脳組織と思われるものが有ったんですが、その他の部分には骨髄液が満たされた状態だったそうです!彼は、自分が脳を持たないことにショックを受けていたそうですが、トップクラスの優秀な学生であり、しかもスポーツも万能だそうで、普通以上に普通に生活している・・・そんな内容でした。
noisy のお客様にはお医者様も多くいらっしゃいますし、学者の方も沢山・・いらっしゃいます。上記は本に書かれていた事実では有りますが、内容が事実かどうかは確かめようが有りません。でも、現代の常識が、全て正しいとは思えませんし、
「そんなバカな話しにつきあってられね〜・・」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、脳が一部、場合に寄っては半分以上欠損していても、普通に生活してらっしゃる方も多く存在するようですし、少なくともそれは事実です。脳が損傷を受けると、脳内の出血がその人の生命に大きな危機をもたらすかもしれませんが、それらを含めて脳が記憶の全てを担っていることの証明にはなっていないように思います。
だからと言って、noisy が思いついたように、
「記憶は中空の・・その辺りに置いてあって・・」
とは、とても言えないかもしれませんが、考える以上に突飛過ぎてはいないかもしれないとも・・感じています。
良く、仲間や連れ合い、子供さんを亡くされても、
「何故かいつもそばにいるような気がする」
とか、
「彼の声が聞こえるんだよ」
等に始まり、
「自分の知らない記憶が突然現れてきた」
なんてことも有るようです。
だから、もしかすると、脳は記憶を実際に持っているんじゃなくて、記憶にアクセスする方法を知っているだけなんじゃないかと・・思っちゃったんですね。でももしそうだとするなら、ベンジャミンもディディエの記憶にアクセスできない訳では無いとも考えられます。受け取る気持ちが強く有る人と渡したい気持ちが強く有った人同士なのでしょう。
まあ、確かにトンデモ話では有りますが、限りのある脳細胞の10%で覚えられる情報はたかが知れているんです。それは間違い無いでしょう。そして仲の良かった父、ディディエと、ディディエの記憶と一緒に、ベンジャミンも素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィを造っているのかもしれません。でもまあ、御伽噺として聞いてくださいね。
「・・・証明しろ!」
などとは決して迫ってこないように・・お願いします・・(^^
2009年のブラン・フュメ・ド・プイィはアドヴォケイト(91〜92+)です。noisy
もほぼ同様に思いますが、飲み頃予測の2010〜2018には・・とてもじゃないが賛同できませんね。早くて2015からです。それでも飲めないことは無いですが、何日も何週間も掛けて楽しんだほうが良いでしょう。2015年から2030年頃まで持つワインです。
その他のワインは飲んでいませんが、2009年のピュル・サンはアドヴォケイト
(92〜93+)とぶっ飛びの評価、飲み頃予測2010〜2020とこれまた間違った評価です。ポイントは信頼できますが飲み頃予測はでたらめです。ビュイッソン・ルナールも(92〜93+)でマチュリティは書いてないです。かのシレックス2009年はさすがに(93〜94+)・・・。飲み頃は2010〜2022だそうです・・・これも無いです。ダヴィッドさんはよっぽど硬くて若いワインがお好きなんでしょう。
そして、昨今造りはじめた実に秀逸、且つ希少なサンセールは・・・すみません・・・1本だけしか入らなかったので、申し訳ないけれどセットを組ませていただきました。売れなければnoisy用です!・・・だって、noisyだって飲んだ事無いんですよ・・!畑名も入ったし、デザインも変ったし・・。
そんな訳で、ディディエの後継者は、彼の遺志をしっかりと受け継いだようです。是非・・ご検討くださいね。お奨めします!
以前のコラムより転載です。
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【すぐに飲むなら実験的に!】
はっきり言って、物凄いワインです。ボーヌの偉大なシャルドネと同列に語られるべき・・・です。しかし、購入してすぐそれを確かめようとしても、ほとん
どの方が理解出来ないと思います。最低10年は置くべきワインですので、もし飲まれるのであれば・・・2週間掛けて毎日一口ずつお楽しみください。そし
て、
「美味しくなってきたかな?」
と思ったら少し多めに飲み、
「・・・・何か、全く何も出てこない・・・」
と思われたら、その日は諦めましょう。抜栓してもコルクを逆ざししたまま1カ月は平気で持ちます。(もちろんセラーに入れてくださいね)半端なポテンシャ
ルじゃあ無いことを肝に銘じておきましょう。有名なワインですので時折、ブログでも取り上げているようで、中には否定的な見方の方もいらっしゃいますが、
それはそれ、本当はどうなのかは、自身で確かめると良くわかると思います。
なお、正規の取り扱いなのかそうでないのか良く判りませんので、一応非正規、とさせていただきますが、状態は万全だと思います。少なくて飲めませんの
で、以下に以前のレヴューを掲載しておきます。よろしくお願いいたします。是非ご検討ください!
ここから2004年の時の文章です━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【何というアロマ!何というべき長熟さ!絶句です!】
ロワール上流のサンセール対岸、プイィ・フュメに凄い奴がいました。その名も「ディディエ・ダグノー」。 皆さんもおそらくご存知でしょう。
今回は正規品のご案内ですが、さすがにこの世界情勢の中でやや値上がりしてしまいました。トップ・キュヴェのシレックスは大台を超えてしまいましたね。
で、早速飲んでみました。結果2004年のディディエ・ダグノーは... 「べらぼうな出来!」 と、安易に断言してしまいましょう。
飲んだのはシャイユーの後継と目される「音符のエチケット」のブラン・フュメ・ド・プイィとピュール・サ
ンです。細かな部分は後に掲載しますが、溢れんばかりの軽量なマンモス・ミネラルと素晴らしいバランスを持った巨大な酸。まるで眠りから目覚めるように、
まどろみながら、のんびりのんびり巨大化してゆきます。何メーターか離れていても、メロンやレモンのアロマが飛び込んできます。さらには「酸っぱい」とさ
え感じられる酸ですが、まことに美しい輪郭を持っていますので、長熟さをアピールしています。
もっとも、勘違いして欲しくないんですが、今の状態で、 「美味しい!」 と感じられる方は少数派でしょう。3〜5年ほど置いた状態からでしたら、その数は過半数ほどに達すると思いますし、10年置けば大多数になるでしょう。
もし、ディディエの2004年を早い段階で抜栓されるのであれば、そのアロマの複雑さと量、酸と構成の巨大さを確認していただき、もし、好みではないな、とか、美味しいと感じられないとしても、 「ん?これから先が楽しみなワインだ、と考えるべきなのかな?」 と、理解して欲しいと思います。本当の姿が現れるのは..10年くらい掛かりそうです..
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2004 ブラン・フュメ・ド・プイィ 音符のエチケットだったので、ミュージシャン崩れの noisy
としましては、しっかり頭の中で音符の音を鳴らして見ました..。そしたらまあ、なんと..音楽をかじった方なら判ると思いますが、重なるほとんどの音が
半音違いで「不協和音」なんですね〜♪♪..で、ほんの何箇所かが3度か5度違いの和音という音符..で、結局最後の1度と5度の和音で丸く収めるという
曲でした。音楽的には、 「何もない..」 という結論です。(そんなところはどうでも良い、という声が聞こえてきますが..)
味わいは、ピュール・サンに比較すれば、珪藻土系のミネラルに石灰が混じり、やや黄緑のイメージが拡がっ
て行きます。飲み頃はやっぱり先で2〜4年後からでしょう。飲み方は、最初1杯だけ味見をして、その後はデキャンタすることをお奨めします。栓をしたまま
2週間置いても全く落ちないと思いますよ。
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2004
ピュール・サン ものすごいミネラルと酸、エキスの塊りでした。2週間近く経っても、アロマは生き生きとしています。酸の美しさは、やはりセロス
やコシュ=デュリを思い出します。酸の性格が似ているのはコシュ=デュリでしょうか..素晴らしいソーヴィニヨン・ブランだと思いますが、今の状態で美味
しいと言える人..それはプロですね。飲み頃は3〜5年経ってからでしょう。
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2004
シレックス 飲んでいないので判りませんが、ピュール・サンの出来から想像するに、トップ・キュヴェのシレックスは最低でも5年以上置いたほうが良いでしょう。量は少ないです。
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2004
ビュイッソン・ルナール
実を言うと、このビュイッソン・ルナールは一番少ないです。裏ラベルには名前の由来が書いてありますので、お暇でしたら読んでみてください。ノー・テイスティングです。 |
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●2009Juranson les Jardins de Babylone / Didier Dagueneau et Guy Pautrat |
ジュランソン レ・ジャルダン・ド・バビロン / ディディエ・ダグノー・エ・ギィ・ポトラ |
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●2007Juranson les Jardins de Babylone / Didier Dagueneau et Guy Pautrat |
ジュランソン レ・ジャルダン・ド・バビロン / ディディエ・ダグノー・エ・ギィ・ポトラ |
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【極上の甘み!冷たいミネラル感、酸はそのままに、蜜と色付いた極上フルーツ!
noisy も実物に触ったのは5度目です。ディディエが南西部のジュランソンで造る貴重な甘口ワイン・・・だそうです。プティ・マンサン100%。おそらくジュラン
ソンの畑からロワールへ戻る途中での飛行機事故だったんじゃないかと推測しています。今年こそは絶対に飲むぞ!(飲んだけど・・激ウマです)・・・激レアです。2007年はディディエ自身が絡んでいます・・・と言うより、おそらくこれを仕上げに行ったか、エルヴァージュしに行った後に事故に会ってしまったのかな?と想像しています。究極の冷ややか甘口ワインです! |
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フランス■□ Maison Puzerat-Bonhomme □■ロワール
メゾン ピュズラ=ボノーム |
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● リーズナブルながらも高品質な自然派ワインを提供してくれるピュズラのメゾンです。今回の2アイテムはとても美味しい!しかもプライスはさらに下がっています。是非ご検討ください! |
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●2011Touraine la Tesniere Rouge Pineau d'Aunis |
トゥーレーヌ・ラ・テニエール・ルージュ・ピノー・ドニス |
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一押し!
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【ジューシーかつピュアです!!なんとSO2ゼロです!】
この「ラ・テニエール」にはブランが有り、出荷時に間違わないよう、後でご紹介させていただこうと思っていましたら・・・すっかり忘れていました!とても美味しかったんですが、追加はもう出来ないようです。
ピノーとついていますが、ピノ・ノワールとは違います。ロワールでも絶滅寸前の葡萄品種です。クリスチャン・ショサールのワインがお好きな方は何度も飲まれていらっしゃると思いますが、高貴でジューシー、ピノ・ノワールよりも線が太く、赤紫の果実が心地よいワインです。
ミネラル感も石のようなものではなく、もう少し軽い透明なフィルム感の有るもので、ジューシーでピュアな味わいにマッチ、ついつい飲んでしまいます。また、ガメイのような軽さが無く、重厚ですが、ピノ・ノワールのようなエレガントさも内包しています。
数が無いので・・・お早めにご注文ください。とても美味しいです!
エージェント情報
バラやビャクダン、バニラ、黒こしょうの香り。果実味がピュアかつフレッシュでエピスのようなスパイシーな風味があり、後から細かいタンニンの収斂味が味わいを引き締める!
収穫日は9月6日。収量は35hl/ha!2011年の買いブドウはビオディナミ生産者アランコクトーとブリュノーアリオン、ミッシェルオジェから!熟成樽は500gの古樽を使用!ノンフィルター!SO2ゼロ! |
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フランス■□ Yann Durieux □■ブルゴーニュ
ヤン ドゥリュー |
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● 「マジっすか〜!」
みたいなヘヴィ・メタぎんぎんなエチケットのやんちゃさ・・そして、飲んでみてビックリのアヴァンギャルドさと、捨ててはいけないものはしっかりと・・そしてそれをさらに磨きぬいていると言う、プロも認めざるを得ない味わいのワインをご紹介します。ヤン・ドゥリュー・・・お見知りおき下さい・・っても、このエチケットを観たら忘れられないですよね!
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ポスト フィリップ パカレ!!
ポスト プリューレ ロック!!!
ブルゴーニュに次世代のスターが登場!
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(その良し悪しは別として)日本のワインシーンではもっとも話題にのぼる産地、ブルゴーニュ。
素晴らしいテロワールの数々、素晴らしい造り手たち、高い評価に高いお値段…
当然ながら新規就農の造り手にはハードルが高く、既存の生産者が切磋琢磨するなかで、なかなか若く有望な造り手が登場するには厳しい環境です。
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そんなブルゴーニュに超ド級におすすめで将来性たっぷりの大型新人が現れました!と言ったら信頼してもらえるでしょうか!?
それが現れてしまったんです。
彼の名前は、ヤン ドゥリュー。
2010年ヴィンテージでデビューを果たし、あっという間にパリのカヴィストやソムリエたちの話題をさらったポスト
フィリップ パカレ!!ポスト プリューレ ロック!!!間違いなしのブルゴーニュ自然派ワインのニュースターです!
デビューの2010年の各ワインは、実は昨年に入荷してきていたのですが、ファーストヴィンテージということもあって、しっかりと本領を発揮した状態で皆様にご紹介しよう!とゆっくりと休ませていました。
そして、そろそろかな?と先日行われましたCPV合同試飲会で出品したところ、大ブレイク!
Love & Pifというファンキーな名前のアリゴテは案内を流す前に試飲会の噂を聞きつけたお客様で2010年ヴィンテージが売り切れてしまいました(同時に出品したピノノワールもどんどん減っています…)。
このままでは皆様に案内する前に無くなってしまう!と言うことで今までにない焦りに迫られつつの今回のご案内です。アリゴテはセカンドヴィンテージとなる2011年をリリースしています!
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『ヤン ドゥリュー生産者紹介』
ヤン ドゥリューは、オート コート ド ニュイのエリアでニュイ サン ジョルジュとアロース
コルトンの間に位置するヴィレ=ラ=フェイ村を中心にワイン作りに取り組む才能溢れた若きヴィニュロンです。
2010年がデビューとなるヴィンテージで、3haほどの広さの畑から革命的なワインを生み出しています。
ジュアリン ギュイヨの下で7年間ワイン造りを学び、その後、DRC社の共同経営者としても知られるアンリ
フレデリック ロック氏のドメーヌ プリューレ ロックで2008年から栽培を担当しています。
彼は、自身のワインをリリースするようになってからもプリューレ ロックでの仕事を続けていて、ロックでの仕事を終えた後や休日などを利用してブドウを育て、ワイン造りに取り組む情熱ある生産者です。
ヤン ドゥリューは、ブルゴーニュでも比較的注目されていない土地の中から、可能性を秘めたテロワールを発掘し、その土地で素晴らしいワインを生み出すことに情熱を注いでいます。
「ブルゴーニュには、今評価されている区画以外にも誰も挑戦していないが素晴らしい可能性を秘めた土地、テロワールがある。私の人生はそういった土地を発掘し、素晴らしいワインを生み出すことです。」
そんな彼のアンテナにキャッチされたのがオート コート ド ニュイという地域でした。オート
コートという格下に見られがちなこの土地で、徹底的にテロワールの可能性を引き出し、従来の常識を凌駕するワインをファーストヴィンテージから生み出すことに成功したのです。
その秘密はやはり栽培にありました。ロックで栽培を担当しているだけあって自然なアプローチでの栽培に習熟しており、さらには古き先達の話をよく聞き、実際の経験とも融合させて独自の栽培哲学を備えています。その実践の場が自身の畑です。
収穫量を徹底的に抑える(最低でも25hl/haを超えないようにする)こと、丁寧にブドウが熟すように収穫を遅くすること、遅い収穫時期であっても過熟にならないように剪定の時期をギリギリまで遅らせブドウの生育サイクルを導くことなど、プリューレ
ロックにおいてでさえリスクを考えて避ける方法であってもヤン ドゥリューは挑戦します。
つまりロックのグランクリュ畑で行われる仕事と同レベル、いやそれ以上にリスクを取った栽培をオート
コート ド ニュイのピノ ノワールやシャルドネ、アリゴテで実践しているのです。
ブルゴーニュというともすれば保守的になりがちな土地で、ここまでリスクをとって覚悟を決めたワイン造りに取り組むヤン
ドゥリュー。その結果はボトルに詰められたワインからしっかりと感じることができます。
「攻めた」といってもあらゆる要素が完璧なバランスのブドウから造られるワインは、豊富なミネラルと芯のある果実味があり、非常に端正
で美しさのある味わいとなっており、不安定さとは無縁です。
ロックやパカレに通じる雰囲気もありますが、その偉大な先輩たちすらも持っていない「明るさ」も備えていて、気難しさはなく常に外向的で人懐っこい味わいを楽しませてくれます。
そのワインから感じる「明るさ」が造り手本人に会った際に感じる人柄とシンクロしているというのも興味深い点で、実際ヤン
ドゥリューは笑顔を絶やすことのない好青年という雰囲気です(ただし腰まで伸びたドレッド系の髪ともじゃもじゃの髭というファンキーな風貌でもあります)。
彼に理想のワインの姿を尋ねると「その日最初に飲むワイン、朝起きて最初に口にして清々しい気持ちにさせてくれるワイン」と答えてくれました。その明るく、清々しいワインを生み出すために自分自身のすべてをワインに注ぎ込んでいると言います。
ヤン ドゥリューのワインの特徴は味わいだけではありません。メインラベルにはアペラシオンなどの記載がなく、パンクやロック、ヘビーメタル、クラブミュージックを思わせるような斬新なデザインのエチケットを採用している点です。
これはオート コート ド ニュイやブルゴーニュ アリゴテといったアペラシオンが格下であるといったイメージや先入観を持って飲むのではなく、真っ白な心で飲んで中身の実力で評価してほしいという彼からのメッセージであり、挑戦でもあります。これはまさに、あのボジョレーの鬼才、フィリップ
ジャンボンにも通じるロックな魂以外の何物でもありません。と同時にエチケットのデザインがロックやクラブといった音楽系なのもヤン
ドゥリュー自身が大の音楽好きであり、かつてDJ活動も行なっていたということが影響しています。
正面のエチケットはダフトパンクかブラック サバスかという風情ですし、アペラシオンの表記のあるバックラベル(特にフォント!)はドイツのテクノイベントのポスターのようです。思わず踊りだしたくなる「明るさ」を備えた新時代のブルゴーニュワイン。パリ中のカヴィストやソムリエが話題にするヤン
ドゥリュー!新しいブルゴーニュワインへの扉を開けてくれます。
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●2010Manon (Bourgogne Haute-Cotes de Nuits Blanc) |
マノン (ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン) |
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【 わお!】
ラヴ&ピフ・アリゴテの味わいはいかがだったでしょうか?・・・ものすごくピュアでありながら、ブルゴーニュの色っぽさを持ち合わせ・・・でも重くなくてキラキラ輝いててスイスイ飲めて・・みたいな、とても美味しいアリゴテだったと思います。
こちらのマノンはたったの6本限定入荷・・・なのに飲んじゃった〜い!・・ まぁ、初めての扱いの生産者なので赤字覚悟ですんで・・良いんです。
で、こちらのオート=コートの白ですが、赤と同様に素晴らしい仕上がりです・・。
でも、ちょっと横道に逸れますが、
皆さんはどうしてもオート=コートと言うとACブルと余り変わらないようなイメージが有ると思いますが、基本は村名格なんですね。
○コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
コート・ド・ニュイで有りながら独自の名前を名乗れない4つの村、ブロション、プレモー=プリシー、コンブランシアン、コルゴローワン。
○オート=コート・ド・ニュイ
コート・ド・ニュイの裏手(西側高地)に散在する村、ヴィラール=フォンテーヌ、メサンジュ、クルティ・ヴェルジなど18ケ村。
のように定義されているようですので、シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネを名乗れない、それらよりも高度の高い位置に有る村のワイン・・ということになりますので、村が基準なんですね。もちろんですが、テロワールがきっちり理解されている可能性はゼロに近いですが・・。
とてもドライでナチュラル。エキスもきっちり出ていて色気のある味わいがブルゴーニュの白を想像させてくれます。ピノ・ブランやアリゴテを連想させるものでは無く、ラヴ&ピフに通じるような、濁りが旨み・・・みたいな、例のCFっぽいニュアンスも有ります。タイミング的には飲むのは少し早く、出来れば2013年の夏が過ぎてからの方が、このワインの本質に気付きやすいかもしれません。でも今は飲めないということでは有りませんよ。
オート=コートのテロワールが判りませんが、純粋で素晴らしいシャルドネだと思います。希少なアイテムです。ご検討ください。
Manon (Hautes Cotes de Nuits Blanc) 2010 / Yann Durieux
マノン 2010 / ヤン ドゥリュー
フランス ブルゴーニュ地方
シャルドネ 100%妻のクリステラさんとの間に生まれた娘の名前をキュヴェ名にしたワインで、エチケットにはそのマノンちゃんの小さな手形があしらわれています。このワインを産するオート
コート ド ニュイのシャルドネの区画は面積が小さく、生産量はごくわずか。そのため、ヤン
ドゥリューのワインの中でも入手困難なキュヴェと言えます。
ワインにすべてを注ぎ込むというヤン ドゥリューですが、娘の名前を付けたこのキュヴェに対するエネルギーは、その中でも特別なものです。アペラシオンのイメージを超越したポテンシャルに溢れ、複雑味やミネラル感、余韻などすべてが上質です。濃密な味わいというよりも清涼感のあるスタイルですが、ヤン ドゥリューらしい「明るさ」は健在。飲めば飲むほど奥深さに引き込まれて行くワインです。
熟成には古樽を使用し基本的に醸造中に亜硫酸は使用せず、ノンフィルタにて瓶詰め。 |
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●2010Black Pinot (Bourgogne Haute-Cotes de Nuits Rouge) |
ブラック・ピノ (ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ) |
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【 旨い!】
いや、ちょっとびっくりな味わいでした!確かにオート=コートと言えばそれっきりなんですが・・ニュアンスは、勿論良い時のプリューレ・ロック(全然パカレ風ではない)にも少し似てるし、・・いや、そこまで豊かではない・・じゃぁ、ジャッキー・トルショーか・・・?いや、そこまでミネラルは少なくない・・・でも、とてもエレガントで凝縮していて、ミネラリティは物凄い!ヴォーヌ=ロマネにも近いか?・・ジュヴレ風では無いな・・
と言う様に、実に様々なイメージが溢れてくるんですね!そして何よりもコンディションが素晴らしい!ビオ系のワインはやはりビオ系のエージェントさんじゃないと、ここまでのコンディションは保てません。
価格についても、
「高いな〜!」
と思われるかもしれませんが、価格は村名ワインと同様くらい・・と思っていただければ、マイナスイメージは無くなるでしょう。こんなワインを飲むと、
「やっぱり自然派は良いな〜!」
と思ってしまいます!
グラが有って凝縮していて、とてもスパーシーでなにより透明感のある長い余韻、たっぷりなミネラリティが素晴らしいです。是非このワイン、一度飲んでみてください!。超お奨めです!
Black Pinot (Hautes Cotes de Nuits Rouge) 2010 / Yann Durieux
ブラック ピノ 2010 / ヤン ドゥリュー
フランス ブルゴーニュ地方
ピノ ノワール 100%
ピノ ノワールだからブラック ピノというそのままのネーミングですが、その実力は一級品。プリューレ
ロックやフィリップ パカレのニュイ サン ジョルジュを思わせるような妖艶で複雑な風味を備え、さらには気難しさのない外向的な表情を見せてくれます。
スイスイと飲み進めることができるワインであるにもかかわらず、余韻の長さや複雑味があり、飲めば飲むほどにヤン
ドゥリューの世界に
引き込まれていきます。
除梗をせずに房丸ごとプレスして発酵させ、古樽を用いて熟成。基本的に醸造中に亜硫酸は使用せず、ノンフィルタにて瓶詰め。 |
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フランス■□ Domaine des Roches Neuves □■ロワール
ドメーヌ デ ロッシュ ヌーヴ |
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● 噂には聞いていたデ・ロッシュ・ヌーヴ・・・ようやく皆さんにお披露目が出来ます。
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「生きたワインこそが全て」 ロッシュ ヌーヴ
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偉大なワイン生産者と呼ばれる人は多くいます。もちろん評価する私達には個々に嗜好がありますし、世間で評価されている生産者が必ずしも自分の好きな味わいのワインを生み出してくれるわけではありません。しかし、やはり多くの人に評価される領域まで到達するには並々ならない努力がなされており、その賞賛の声の後ろには確固とした理由があるのです。ドメーヌ
デ ロッシュヌーヴのティエリー ジェルマンは、現在こそロワール最高峰の造り手として現地フランスのワイン専門誌で評価され、タイユヴァンのようなクラシックなグランメゾンの多くが毎年の割当てをしっかりと確保し、オンリストするという誰もが羨む地位にまで登り詰めました。 |
しかし、ボルドー出身でありながら23歳という若さでロワール地 方のソミュール地区に畑を取得し、この地で一からワイン造りをはじめたという彼のバックグラウンドを考えれば、このサクセスストーリーが並大抵のものでは
実現できるものではないのだとご想像いただけるのではないでしょうか。 なぜ彼はここまでの成功と名声を得ることができたのか…?
その「人」に向き合うと答えが見えてきます。 ひとたびティエリー ジェルマン氏に出会うと、長身の身体からは並々ならぬエネルギーと迫力のあるオーラが発せられているのを感じます。眼光鋭く、訪問客への質問も鋭い。彼と
の会話は常に緊張感に満ちています。どんな質問を投げかけても自らの哲学をよどみなくスピード感を持って語りはじめます。動きも機敏で、一挙手一投足まで
無駄がありません。 |
気難しい一面があるという噂もありますが、その噂を耳にしていなかったとしても会話も試飲も集中力を切 らすことができません。それほどまでに「鋭い」印象を受ける人柄です。もっとも、会話が進み彼の本質が少し理解できるようになると、気難しいというよりも 芯をしっかりと持った気骨ある人物という事がわかります。彼のこのような人柄が、飲み手に隙を感じさせないようなワインの味わいにもダイレクトにあらわれ ているように感じるのです。 ワイン造りの基礎となるのは、やはり畑での栽培だと言います。ティエリー ジェルマン氏は、実際の栽培においてビオディナミの考え方・手法を多く踏襲しています。一方で、ビオディナミ農法が持つ哲学的・宗教的な側面に興味は無いと言い切ります。 |
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「ビオディナミはこうすれば上手く行くというレシピではない、ましてや信じれば救われるという信仰でもない。これは自然との向き合い方であって、自然を理解し、尊敬し、制約することなくその力を導き出すことだ。」
彼にとってビオディナミは、健全な土壌、力に満ちたブドウを得るためのアプローチであって、信仰ではな
いのです。実際、彼ほどビオディナミに関して理知的に語ることのできる生産者は珍しく、その姿はさながら教鞭をとる学者のような雰囲気です。個々の考え方
や手法の科学的な洞察を忘れることなく、テロワールの表現を最も意識して取り組むティエリー
ジェルマン氏には、多くの国や地域から講演の依頼が来るのだと言います。
「ブドウが活力に満ちた生き方を送れるよう、できるだけ傷つけないように、ストレスをかけないように育てる事が大切だ。そうすれば後は、父なる”空”と母となる”大地”からエネルギーを与えられ、生き生きと成長することができる。」
さらにロッシュ ヌーヴのワインの味わいを特徴付けるポイントに収穫のタイミングがあります。 |
ティエリー ジェルマン氏は、過熟したブドウではなく、果皮などで果肉や果汁が守られているタイミングでの収穫にこだわります。ブドウが熟していく過程においてアル
コールとなる糖度は上がり続けますが、糖度以外の味わいを形作る要素が失われていくタイミングがあるのです。それ以上収穫を待ったとしてもアルコール感と
風味とのバランスが崩れしまうため、全ての要素の調和がとれたタイミングでの収穫が重要だと考えています。
手摘みで収穫されたブドウは、簡素ながら清潔で充実した設備を備えた醸造所に運ばれ、果皮などの付着
した自然酵母のみで発酵させます。ベーシックなクラスのキュヴェを除き、木製の発酵槽を用い、木樽で熟成されます。熟成用のセラーは醸造所の地下にあり、
さながら迷宮のような洞窟は温度 湿度ともにワインにとっては完璧といえる環境です。この奥深い地下セラーで、ゆっくりとワインは成熟し、風格と繊細さ、品の良さを兼ね備えたロッシュ
ヌーヴならではのワインとなります。 |
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●2011Saumur Champigny Terres Chaudes |
ソミュール・シャンピニー・テール・ショード |
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Terres Chaudes Saumur Champigny / Roches Neuves
テール ショード ソミュール シャンピニー / ロッシュ ヌーヴ
参考価格 3,500円(税別)
フランス ロワール地方
カベルネ フラン 100%
ロッシュ ヌーヴのスタンダードクラスのキュヴェ。収穫量を35-40hl/ha程度まで制限した樹齢35-45年ほどのカベルネ フランを丁寧に手摘みし、コンクリートタンクで発酵、その後一部を60hlの大樽、残りを縦に楕円型となった木樽で澱とともに熟成させます。その後、清澄も濾過も行わずに瓶詰めされます。
ロッシュ ヌーヴのどのクラスのカベルネ フランにも通じる、柔らかくしなやかな飲み心地。繊細なスパイスのニュアンスもありますが、青臭さはなくピュアで凝縮したエキス分を感じます。果実味はしっかりと感じますが、どこか涼しいニュアンスがあるのがロッシュ ヌーヴのワインに共通する魅力です。 |
再入荷!!
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●2010Saumur Champigny la Marginale |
ソミュール・シャンピニー・ラ・マージナル |
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Marginale Saumur Champigny / Roches Neuves
マージナル ソミュール シャンピニー / ロッシュ ヌーヴ
参考価格 5,000円(税別)
フランス ロワール地方
カベルネ フラン 100%
キュヴェ名の”Marginal”は「既存の枠組みから外れた」や「二つの文化の境界にある」といった意味を持っており、この地域の常識を超えたワイン造りを志すティエリー ジェルマン氏の想いが込められています。このワインはテロワールの特徴がよく表現される優良年にのみ生産され、収穫量35hl/haほどに制限したカベルネ フランを丁寧に手摘みし、木製の発酵槽を用いて発酵させ、さらに木樽にて18-24ヶ月熟成させた上で瓶詰めされます。
ロッシュ ヌーヴの各ワインの中でもとりわけ深く複雑なメッセージを備えており、熟した果実味としなやかな飲み心地、長い余韻などのバランスが秀逸です。ボトルでの熟成はもちろん、グラスに注いでからも時間と共に進化していくポテンシャルを備えていて、カベルネ フランの様々な表情を楽しませてくれます。 |
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●2011Saumur Champigny Franc de Pie |
ソミュール・シャンピニー・フラン・ド・ピエ |
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Franc de Pied Saumur Champigny / Roches Neuves
フラン ド ピエ ソミュール シャンピニー / ロッシュ ヌーヴ
参考価格 6,000円(税別)
フランス ロワール地方
カベルネ フラン 100%
砂質の土壌に植えられたアメリカ系の台木を用いない自根のカベルネ フランのみから造られる貴重なワイン。砂質の土壌ではフィロキセラが活動しにくく、結果としてフラン ド ピエ(自根)で栽培が可能だと言います。1haに10,000本という高い密植率で植えられており、競争にさらされているブドウ樹たちが根をしっかりと伸ばし、テロワールのピュアな表現を可能にしています。
ティエリー ジェルマン氏曰く、アメリカ系の台木を用いたブドウ樹と自根のブドウ樹の違いは、テロワールをどの程度マスクするかという点にあると言います。フラン ド ピエは、アメリカ系台木を用いた場合よりもテロワールに対するフィルタ効果が弱く、よりテロワールを感じやすくなるのです。
味わいとしては、マージナルが「動」のワインであればフラン ド ピエは「静」のワインという印象。タッチは軽く、繊細な味わいのバランスですが、香りやミネラル感、余韻などは複雑で大地からのメッセージをしっかりと感じることができます。カベルネ フランという品種でイメージしがちな風味とは対極にあるようなエレガントな味わいと言えます。 |
再入荷!!
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【まるで高貴なブルゴーニュワイン!ロワールに新しい風を起こしたか?!】
ソミュール・シャンピニーである。良くも悪くもカベルネ・フランだ。ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン+フラン対ロワールのカベルネ・フランという見方も出来るかもしれない。しかし、ブルゴーニュのワインと比べることは、中々想像し難いかもしれないが、ティエリー・ジェルマンのソミュール・シャンピニーのどれかのキュヴェを飲んだとしたら・・当然だと思えるだろう。
もしくは、ボルドーの左岸を想像してみた時に、シャトー・ラフィットとシャトー・ラトゥールと言う、トップボルドーが思い浮かぶが、このソミュール・シャンピニーは一般的なイメージのシャトー・ラフィットタイプと言って構わないと思う。決してラトゥールタイプでは・・無いと思う。
さらには、品種違いを考えずに言うならば、サンテミリオンGCCでは無く、ポムロールタイプで有る。
ぶっちゃけて言えば「エキス型」の味わいで、そこに自然派たるピュア感を旺盛にし、ただしモロビオの風味までは到達していないという、実にピュアな味わいのソミュール・シャンピニーなのである。同じような生産者にクロ・ルジャールがいるが、比べてみるならそちらはシャトー・ラトゥール型かもしれない。
エキス型・・ということになると、やっぱりピノ・ノワールが思いつくし、感覚はそこに回帰するように思う。カベルネ・フランの単一品種であることも同じだ。誰が言ったか、
「カベルネ・フランには青い・・・ベジタブルな・・・ピーマンの香りが必ず有る。」
残念ながらそれは間違いだ。「そういう香りがする場合がある」が正解だが、ティエリー・ジェルマンのワインにはそんなものは見当たらないし、仮に青っぽくしか仕上がらなかったとしても、ベジタブリーなとか、ピーマンとかというような表現にはならないだろう。とても美しいエキスそのものに成っているからだ。
品種はあくまで畑のテロワールに沿うもので有るかどうかが第一義だ。多くの人が勘違いしているが、品種のアロマや味わいは第二義的なものなのだ。だから、ワインは畑の味わいがするものであり、次に品種や醸造方法や手を加えた人の特徴が出てくる。品種が最も表で主張しているようなワインは・・・決して美味しくは無い。だから、ボルドーワインをピノ・ノワールと勘違いしてしまうようなことが起き得る訳だ。きっとそれは美味しいワインだろう。
これらのソミュール・シャンピニーはピュアな仕上がりでミネラリティが高く、感性をくすぐってくれる素晴らしい仕上がりだ。一体感、しっとり、ややソフトなテクスチュアで、とても美しい。今回は自根のフラン・ド・ピエのみ、未テイスティング。いずれ飲めるとは思うけれど。
ソミュール・シャンピニーは、とても綺麗な仕上がり。当然ながら、各キュヴェの中では一番軽いが、エキスがキッチリ出ていて赤や紫っぽい果実がリアルに感じられる。デイリーな価格帯ながら、一般的なソミュール・シャンピニーの、ガシガシとエッジが尖って感じられるようなものとは全く違う。ある意味、ピノ・ノワールにも似た一体感とふくらみ方が有り、美味しく感じられる。
テール・ショードは、価格的にも、品質的にも一推ししたいアイテム。美しく、実に美味しい!より大きく、深く、エキスもキッチリ出ていて、スパイスや赤い花、果実のニュアンスと、透明感のあるミネラリティが強い。それでも押し付けるような部分が無く、美しく流れるのだが・・余韻は長いのだ。今でも可也美味しい!。
ラ・マージナルはロッシュ・ヌーヴの看板ワインだが、これだけ2010年もの。他の2011年ものと比較すると、少し硬い時期に入って来ている。おそらく、今年の秋以降に柔らかくなってくると思うが、現状でも飲めない訳では無い。テール・ショードのように果実や花、ミネラリティがしっかりしていて、ほのかなスパイスの風味も有るが、例えばジュヴレ=シャンベルタンの一部のクリュのような血っぽいニュアンスも含む。しかしどちらかと言うと「とても綺麗な血・・純粋な感じ」で有って、ジュヴレ1級のような、すこしワイルドさが混じるものでは無いと思う。かなり素晴らしいワインだ。
フラン・ド・ピエは本数が無かったので飲んでいないのだが、若干、後でいただけることになったので、飲むかもしれない。ご存知のとおり、「自分の足」で立っている希少な葡萄なので、本物のフランセーズを確認できる数少ないチャンスと言えるだろう。テール・ショードやマージナルの出来を見ると、飲みたい気持ちを押さえるのは難しいだろう。
タイユヴァンもロッシュ・ヌーヴの割り当てを毎年獲得していると言う。わかるような気がする。攻め過ぎて一部破綻しているビオディナミワインが多い中で、美しさを失わず、主張をしつつも、決して破綻した部分を持ち合わせないからだ。素晴らしいワイン・・お奨めしたい。 |
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●2011Saumur Blanc l'Insolte |
ソミュール・ブラン・ランソリット |
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L’insolite Saumur Blanc / Roches Neuves
ランソリット ソミュール ブラン / ロッシュ ヌーヴ
参考価格 3,500円(税別)
フランス ロワール地方
シュナン ブラン 100%
キュヴェ名のアンソリットとは「普通ではない、奇抜な」といった意味ですが、これはソミュール地区では珍しいシレックス土壌の畑で栽培されているシュナン ブランを用いて造られることからも由来しています。丁寧に手摘みされたシュナン ブランを12hlのフードル(木樽)に入れて発酵、熟成は澱とともに12ヶ月ほど行います。
抜栓直後は樽の香ばしいニュアンスを感じますが、時間と共に柑橘やジャスミンのような柔らかくエキゾチックな香りが感じられます。果実味を非常に密度があって、その上でシャープな飲み口と爽快な余韻を持ったバランスに優れたワインです。 |
再入荷!!
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【これは本当にシュナン?まるで高貴なブルゴーニュワイン!ロワールに新しい風を起こしたか?!】
クロ・ロマンはたった6本のみの入荷なので、飲むのは自重せざるを得なかったが、それにしてもランソリットのクリスタリーなミネラルには圧倒された。そしてその姿は、ずっとロワールの上流のディディエ・ダグノーのプイィ=フュメをも思い起こさせるものだったが、ダグノーのような圧倒的に硬い酒躯では無いのだ。
むしろそのミネライティに一番近いと思えたのは、正にモンラッシェとか、バタールとか、シュヴァリエとかの超一流の畑である。凛としていて、張り詰めて緊張感を漂わせていて、美しい、少し熟れた柑橘系果実を見せてくれる。温まってくると、ほのかな蜜も漂い、ある種荘厳ささえ漂わせている。今飲んでも充分に美味しいが、1〜2年の熟成が、このワインをさらに大きく育ててくれると思う。お奨めだ。
クロ・ロマンは、生産量がたったの500本と言う希少なキュヴェで、ティエリーが「魔法のようなテロワール」と言っているようだ。しかし、何が魔法なのかが判らない。が、ランソリットを飲む限り、何となく想像できる気がする。その結果がブルゴーニュ・・・と想像したのだ。
タイユヴァンでも6本、noisyも6本・・・まぁ、仕方が無いか・・1本だけは売らないでとっておこうと思う。ついでに言えば、このロッシュ・ヌーヴの扱いがコンディションの良いエージェントさんに移動した・・それだけでとても有りがたいこと。是非飲んでみて欲しい。素晴らしい白!
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フランス■□ Gerard
Schueller □■アルザス ジェラール シュレール |
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● アルザスの、実に秀逸な生産者であるジェラール・シュレールのワインが入ってきました。今回は定番ラインでは無く、
「全てがレアモノ!」
です。
2011年は収穫減のようで・・・かなり数量が減っていますし、なんと、古いものでは1993年のアイテムまで入ってきています。各々は3本ほどしか有りません。
年に一度ほどしかこのようなことは有りませんし、これほど古いキュヴェが入ってくるのも珍しいことですので、この機会に是非ともご検討ください。
なお、シュレールさんのワインは熱に非常に弱いです。著名なワイン屋さんで販売されているシュレールさんのワインでさえ・・残念ながら熱が入っている場合があります。(実際に何度かそんな場面に出くわしとてもショックでした・・・。)
「ラシーヌさんがエージェントだから大丈夫だろう・・・」
とか、
「ラシーヌさん経由だから、これはこんな味なんだろう・・」
そのように思わざるを得ないのは仕方の無いことでは有りますが、熱に弱い酒質である・・という本質をご理解いただきたいと思います。ですので、基本クール指定で発送させていただきます。ご了承ください。 |
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●2011Syrvaner Vin d'Alsace (Non Filte) |
シルヴァネール・ヴァン・ダルザス (ノン・フィルトレ) |
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ノン・フィルターとは書いていませんがノン・フィルターです。
ヴィンテージ表記が間違っていましたので訂正しました。
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【ボリューム感と品格の両立!】
「うわお」です・・・。「すなお」に美味しいです。ボリューム感しっかりです。ドライですが貴腐っぽさ、蜜っぽさもかすかに存在して複雑です。アロマが美しいです。エキスたっぷりです。収束が綺麗です!
まあ、ゲヴェルツの方は好き嫌いがあると思うんですが、このシルヴァネールが駄目っていう人はいないんじゃないかな?シュレールさんらしいピュアさと完成度の高さが出ています。時間が無いのでとても短いですが、極端にお薦めしています。こちらも瓶やエチケットに書いてはいませんがノン・フィルトレです。 |
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●2009Riesling Zero Defaut |
リースリング・ゼロ・デフォー |
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レアです!このタイプのエチケットは僅かに損傷が有る場合が有ります。ご了承下さい。
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【グラン・クリュ、アイヒベルクの格落ちです!】
2000年にリリースが有ったでしょうか。それ以来です。グラン・クリュ・アイヒベルクの認証が取れなかった時のみにリリースされています。
ラシーヌさんからは全くの割り当てですので、極少ないワインです。因みに、
Zeroo Default
↑o ↑l
の部分が赤い×で消されています。
また、
ALSACE GRAND CRU の GRAND CRU をほとんど見えないように模様で上書きしています。
まあ、よっぽど品質に自信を持っていたものを、落とされたのでしょうね。ゼロ
= 全く無し、デフォ =失敗 ですから、
「おりゃあ、全く落ち度の無い素晴らしいワインを造ったのによ!」
と言いたいのでしょう。だとすれば、このワインは・・・最高のリースリング・グラン・クリュなのでしょう。飲めませんでしたがそのように想像しています。お早めにどうぞ。
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●N.V.Eau de Vie de Marc d'Alsace Riesling |
オー・ド・ヴィー・ド・マール・ダルザス・リースリング |
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ワインでは有りません。ブランデーです。
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【おっと!これも珍しいゲヴェルツのマール! そしてリースリング!無色透明の強烈アロマの誘惑!】
こんなに透明なマール・・・要は、余計なことはせず、アルコールを丸くすることだけ、つまり時間を掛けただけ・・ということでしょう。何しろ、モロビオのマールって、余り入ってこないんですよね。以前、友人に少しいただいて呑みましたが、ちょっとクセになりそうな香しいアロマとアルコールの旨みでした。エグイ角度で入ってくるのに、その後は妙に柔らかい・・・ある種、ロマーノ・レヴィとも通じる部分も有るのかな?と思います。ご興味のある方!ご検討ください。 |
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フランス■□ Domaine du Pegaue □■ローヌ
ドメーヌ デュ ペゴー |
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● キュヴェ・ダ・カポ で超有名になったペゴーを久しぶりにご紹介します。美味しかった〜!です! |
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●2006Chateauneuf du Pape Cuvee Reservee |
シャトーヌッフ・デュ・パプ・キュヴェ・レゼルヴェ |
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【まさにコーヒー、モカ・・ドライな味わいの中に膨らみを持って現れます!!】
勘違いされるかもしれませんが、決して濃度一辺倒のワインでは有りませんよ。シャトーヌッフとは言っても、
「シャトー・ド・ボーカステル系の濃厚タイプでは無い」
「むしろ、アンリ・ボノー系のエレガント、出汁系タイプが元になっている」
のが、このペゴーの良いところ・・かと思います。本当に久しぶりに・・10年振りくらいでしょうか、飲んでみました。緊張感を解してくれるような大らかさの中に、黒、紫、赤、の果実とスパイス・・・決して主張し過ぎず、雄大なローヌの大地を想像させてくれました。そして、冷涼感はたっぷり有るのに、エレガントなスパイスのニュアンスと、ほんの少しだけドライなフルーツも混ざってたり・・しますんで、複雑性もバッチリで素晴らしい味わいでした!・・また飲みたい!と思わせてくれました!
アドヴォケイト94点か・・・でもちょっと高いかな・・・noisyなら92+〜93位の評価をすると思いますが、むしろこのワインにアドヴォケイトが94点付けていることに、つまり、逆の意味で驚きを感じました。素晴らしいと思います。是非ご検討ください!
エージェント情報
その歴史は17世紀にまで遡り、祖先となるフェロー家の人々はオリーブやサクランボの樹に囲まれた畑でブドウを栽培していたという「ドメーヌ・ぺゴー」。
オリーブは自家消費されていたようですが、サクランボは地元で売りに出され、この売上げでブドウ造りにかかるコストを賄っていたようです。
現当主のポール・フェロー氏の曽祖父母時代から、ドメーヌは 「ドメーヌ・フェロー」の名で畑を広げてゆきました。 母・エルヴィーユ氏からワイン造りのノウハウを学んだポール・フェロー氏は、1964年に、自身の手による初のワインを造り上げたそうです。
そして1987年、ドメーヌは新章を迎えることになります。ポール氏と、ワイン造りについての勉強を終え、地元に戻ってきた娘の ローレンス氏が「ドメーヌ・ぺゴー」を新たに立ち上げたのです。 (ちなみに「ぺゴー」とは、14世紀のローマ教皇の宮殿から発掘された
ワインのジョッキに由来した名前とのこと)
ポール氏は栽培から醸造まで、伝統に則ったクラシカルな姿勢でワイン造りを行い、ローレンス氏はマネジメント担当として才能を発揮し、ネゴシアン業まで手がけるようになっています。 ちなみに、ペゴーの最上級キュヴェとなる「キュヴェ・ダ・カポ」は、最新ヴィンテージの2010年を除き、これまでリリースされた全てのヴィンテージ (1998年、2000年、2003年、2007年)でパーカーポイント100点を取ったことで 有名です!
なお、今回ご紹介する「キュヴェ・レゼルヴ」2006年のパーカーポイントは94点。 「キュヴェ・ダ・カポ」に比べ、お値段は5〜6分の1程度になっておりますので、 いつか「ダ・カポ」を味わう日を夢見つつ、今はこの「キュヴェ・レゼルヴ」を 楽しんでみてはいかがでしょうか。 |
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フランス■□ la Baronne (Vinifie par Bruno Duchene) □■ローヌ
ラ バロンヌ (ヴィニフィー パ ブリュノ デュシェン) |
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● 本当は一推しなので、トップに持ってきたかったんですが・・(^^;; でもきっと判って貰えると思います。心より美味しいと思えるワインです。
Ch.la Baronne
‐南仏の新たなプロジェクト始まる‐
Bruno Duchenと聞けばグルナッシュのスペシャリスト、お蔭様で彼のワインはリリースと共に瞬時で無くなるレアワインとなっておりますが、沢山の方々のお口には入りません。。その彼の造るワインをもっと多くの方々に飲んで貰いたい!彼が造る他品種のスタイルを見てみたい!との思いで、このプロジェクトが立ち上がりました。そして2008年初夏、毎年恒例、彼の所に試飲へ伺った際にその話が持ち上がりました♪
★
「お客様が沢山待っているのにBrunoのワインは生産量が少なくて、中々皆の手に渡らないの。前々から思っていたのだけど、今の持ち畑でなくても他のワインを作る気持ちはないかしら?」
「実はネゴシアンを立ち上げようと考えてはいるのだけど、なかなか時間的な問題とかがあって、実現していない段階なんだ」
「実はね、私の友人で同じ南仏の無農薬の畑を沢山所有している人がいるの。彼の畑の葡萄を使って醸造をする気持ちはあるかしら?」
「えッ! そんな事が可能なの!?」
「ええ、承知してくれると思って話を進めてあるの♪」
★
こうしてBrunoと一緒にJeanの畑を見に行く事になりました。今から2年以上前の事です。Jeanジャン
Ligneresリニェール氏は南仏/Languedocに90haもの畑を持つCh. la Baronneのオーナー。本職は医者であり、この畑はお父様の代1957年に購入。今から50年以上も前にワイナリーとしてスタートをきったのです。この頃はボルドーの畑を買うのも南仏の畑を買うのも価格的には大差なかったとの事。本当なのでしょうか?
その購入されたお父様もお医者様でワインが大好き。
そのワイナリーを2代目のJeanが引き継ぎ、本業よりもワイン作りが楽しくなり、美味しいワインをつくる為2002年から全ての畑を100%無農薬にしました。そしてエコセールの正式な認定は2007年に取得。共同経営者に同じお医者様のお兄様も加わっており、規模で言うと10人の従業員、収穫時には30人の収穫者を雇い、年間生産量230,000本と中堅よりもやや大きいワイナリーです。均樹齢45年、1Haの平均生産量は3000本と生産量を少なく、拘った作りを行っております。その敷地の中には1892年に植樹したウルトラVVのカリニャン、フィロキセラすら寄せ付けなかった葡萄が存在しております。そのカリニャンを見た時に「こういう葡萄でワインを作ってみたい!」と思うのはとても自然な位に素晴らしい畑です。
畑の品種構成は、赤が9割強、その中で45%カリニャン、20%シラー、15%メルロー、15%グルナッシュ、5%サンソー、ここはAOCで言うとコルビエールになります。他に、白品種の(1割未満)ルーサンヌ、グルナッシュ・グリをほんの若干だけ所有しております。
敷地内にはシャトーがあり、それは前の所有者、Madame Baronneが120年前の19世紀に建てたものです。そこからこのシャトーを地元の人がChateau
Baronneと呼ぶようになりました。Jeanの作るワインはアメリカを筆頭にドイツ・ベルギー等生産量の9割が海外輸出、残りの1割がフランス国内で販売されております。日本へは1度だけ、三井美術館が600本だけ輸入したことがあります。
このJeanの素晴らしい畑を見て余りに感動し、思わず「カリニャンの畑を醸造させて下さい」と申し出ました。最初は難色を見せておりましたJeanも、私が実際に作ったワインを飲んだり、友人のBrunoの話を聞いたりしているうちに、徐々に心が溶けていきました。そして、このプロジェクトが実現になりました♪
カリニャンは品種として軽視されがちの量産品種です。1962年にフランスから独立したアルジェリアの消費ワインの穴埋めの為に沢山植えられ、そして消費が少なくなると軽視され始めました。200hl/haも取れると言う驚異的な品種です。しかし私個人の考え方では、どんな葡萄も収量を抑え、丁寧に醸造すれば、その葡萄の個性を出す事が出来る。ましてや樹齢の古い葡萄の味わいは格別です。そういう意味でもこの品種を是非Brunoに醸造して貰いたかったのです。
日常気軽に飲むカジュアルな赤ワイン。彼の醸造方法はご存知カルボニックという葡萄本来の香りを前面に出す、葡萄に優しい方法です。しかしこの方法は温度や葡萄の形状等々、色んな要因が必要で、カリニャンはカルボニック法で醸造するのが難しいと言われている品種の1つです。天才Brunoはどう料理したのでしょうか?是非お試し下さい。
ラベルはJeanの奥様が担当しました。とても可愛らしい工具をデザイン化しました。ボトルもこの価格帯では使わないしっかりとした風格のある少し太めのボトル、コルクもこの価格帯では使う事が出ない長いしっかりとして質の良いコルク。彼らの意気込みを感じます。こんなに安くして貰って悪い気がします。
味わいもそれらに負けません。今迄コスモジュンが扱ったワインでは一番コストパフォーマンスが良いかもしれません。フランスでは販売されておりません。コスモジュンがBrunoに頼んで日本向けだけに作って貰ったからです。出来るなら皆様に飲んで頂きたい、是非是非お試し下さい。
(2010.6.8 第3回目訪問)
さてそのプロジェクトというのは、このJeanが守っている畑で作ったカリニャンを友人のBrunoに栽培責任者として、このChateau
la Baronneで醸造してもらう事です。それが2009年から正式に始まりました。その待ちかねたワインがやっと入荷です。彼の手にかかるとグルナッシュが魔法にかかったように美味しい果実香を秘めた、素晴らしいワインに変わります。それを前からカリニャンでも飲んでみたかったのです♪
1960年に植えたカリニャン100%を大きなCuveeで葡萄をそのまま漬け込み12日間マセラシオン。発酵を早めに促したかったので、途中リモンタージュも行いました。それをプレス、その内4樽を樽熟成(3年樽)残りのジュースを15hlのINOXタンクで仕込みました。そのワインを以下の3つの種類のワインに瓶詰めしました。
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左 ブリュノ 右ジャン 樹齢120年のカリニャンの畑にて |
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●2011Corbieres le Noir No.1 / Carignan Vignes de 1960 |
コルビエール・ル・ノワール・ヌメロ・アン |
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1960年植樹の古いカリニャン100%、南仏では遅い9/22に収穫、果実香を前面に出す為に10/8にはデキュベをしました。樽熟成50%、タンク50%のブレンド、生産本数1800本のみ。エレガントな出来栄えで、主役になりえなかったカリニャンの新しい魅力を感じるスタイルです。 |
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●2010Corbieres le Noir No.2 / Carignan Vignes de 1960 |
コルビエール・ル・ノワール・ヌメロ・ドゥー |
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こちらは古樽100%熟成。去年も一昨年もこのキュヴェの評判が良かったのでこれまでに比べぐっと本数を増やしました。旨みがあって噛むような味わいです。実は1960年のカリニャンに、普通は足さない樹齢120歳のトップキュヴェ/Piece
de Rocheのワインを1樽だけ入れました。2011年だけ特別です。滑らかながらしたたかなBodyはやはり50年以上の樹齢とBrunoのセンスの良さを伺えます。 |
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【ブリュノ・デュシェンは素晴らしい!!】
もう何も言う事は無いです。滅茶苦茶旨いです。個人的には、現状に置いてはNo2ですね。リアルでもしっかりテイスティングしましたし・・なので、次号ではnoisyも、ラ・バロンヌのレヴューを書いてます・・・そんな関係も有って、あんまり詳しく書けないんだよな〜!・・でも旨いです!
No.1は、No.2に比べると閉じ気味ですが、それでも基本、同じようなニュアンスですよ。No.2の古樽によるエキス感バッチリの味わいが、実に心に響きます。ピエス・ド・ロッシュを少々足した分・・・それが僅かですが、印象を良くしているのかもしれません。是非比べて飲んでみてください。さすが、ブリュノ・デュシェンです!
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【素晴らしいカリニャン!これは超絶に美味しい!】
いや〜・・・これにはちょっと参りました・・・困った事に・・・なります。だってね・・・味わい、品質に比較して、価格が滅茶苦茶安いんですよ。ですので、2000円で濃い目の赤・・って言われたら、まず間違い無く、アッサンブラージュをお奨めしちゃうでしょうから・・
それにね・・濃いだけじゃぁ無い。しっかり膨らんで、余韻も長く、しっとりして美しいんです。だから、アルコール分も出ているのに、とってもスッキリしているんです。それでいて、全く不足感を感じさせないし、ピュアな美しさだけが残るんです。
樹齢50年のカリニャンが、こんなに凄いとは思いませんでしたが、ブリュノ・デュシェンの力量も恐るべし・・です。滅茶苦茶旨い!
アッサンブラージュ(新樽+キューヴ)がとにかくお奨めです。見事なバランスで、何時飲んでも美味しいです。色合いは「ル・ノワール」イコール・・・「真っ黒」ってことですから、正に紫を何重にもしたような色合いですが・・・実に爽やかです。
キューヴは、現状、少しエッジが立っていますが、半年以内にきっとアッサンブラージュを超える美しさを見せるでしょう。そうですね・・・冬の終わり、春の訪れと共にキューヴが急にね・・・美味しくなるはずです。
楽しみなのは実はバリック!2年後は滅茶苦茶しなやかな、ピノに似たような美しい味わいに変化するはず・・です。現在はちょっと真ん中が膨らんで来ませんが、とても面白い存在です。
この3つの比較は実に面白いです。元々は同じ葡萄と言えるでしょうから、エルヴァージュ、仕込みの違いでどれだけ変るかを確かめる事が出来ます。ワインを突き詰めたい方には、とても面白いアイテムだと思います。ル・ノワールはどれも大当たり!超お奨めします。是非とも飲んでみてください!
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フランス■□ Matthieu Dumarcher □■ローヌ
マチュ デュマルシェ |
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● ローヌの新しい生産者をご紹介します。
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生産地
南ローヌの都市オランジュから北へ20kmほど上った小さな村ラ・ボーム・ド・トランジットの外れに彼のカーヴがある。カーヴのまわりは広域にわたってトリュフ畑に囲まれ、その小さな一角に0.7haほどの彼のシラーの畑、そして東に4kmほど向かったガリーグの小高い丘の中腹に4.3haほどグルナッシュ、カリニャンの畑が点在している。
この土地の気候は地中海性気候だが、地中海性気候の北部境界線でもあり大陸性気候の影響も受ける。(10kmほど北は主にエルミタージュ等のシラーの産地になる)また、品種的にはグルナッシュやカリニャンの栽培限界地でもあり、南のシャトーヌフ・デュ・パプよりも比較的酸の乗ったエレガントなグルナッシュができやすい。1年を通して北風ミストラルが吹き乾燥しているため、病気の被害が少ないのも特徴。
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歴史
マチュ・デュマルシェは、2006 年に自らのワイナリーを立ちあげたばかりの新星のビニョロンだ。高校卒業後、1997年モンペリエにあるエコール・ド・アンジェニエールで
1 年間食品科学、3 年間醸造学と栽培学を学ぶ。その頃からビオロジックに興味を持っていた。2000
年に学校を卒業後、6 ヶ月間ラングドックのワイン農協で醸造を担当した。その後、世界のワインを学んでみたいと思ったマチュは、ワイン農協を辞めアルゼンチンへ飛ぶ。6
ヶ月間アルゼンチンのワイナリーで働いた後、一度フランスに戻り、今度はマディランのワイン農協で働きながらお金を貯めて、再度海外へ飛ぶ。
ニュージーランドのワイナリーで 6 ヶ月働いた後、2002 年の終わりに再びラングドックに戻り、ミネルヴォワでワインコンサルタントとして
1 年働く。その間で自然派ワインのつくり手ジャン・パティスト・セナに出会い、自然派ワインの流儀に目覚める。2003
年にジャン・バティスタ・セナのところで 6 ヵ月働き、その後、ワイナリー立ち上げのための自己資金を蓄えるために
2 年間コルシカで働く。そして、2006 年念願のワイナリー立ち上げに至る。
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生産者
現在、マチュは 5ha の畑を1人で管理している。( 繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)彼の所有するブドウ品種は、シラー、グルナッシュ、カ
リニャンの 3品種で、樹 齢は 7年〜65年。「 良いブドウを作るために、し っかりと畑を耕す!」をモットーに有機の畑作りに力を入れている。(2009
年にエコセールの認証予定)
彼自身、南ローヌに拠点を置くものの、好きなワインのタイプが北のエレガント系であることから、必然的に彼のワインづくりは、酸とワインの繊細さ、そしてバランスの大切さに意識が集中する。2
008年は、彼 の初ミレジムでもある 06年ワインが、い きなり Les meilleurVins
de France (クラスマン)から「期待の新人!」として注目されるなど、フランスでも評価と期待が高まりつつある。 |
気候
気候は地中海性気候だが、地中海性気候の北部境界線でもあり大陸性気候の影響も受ける。1年を通して北風ミストラルが吹き乾燥しているため、ブドウの病気の被害が少ないのも特徴。 |
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●2010Cotes du Rhone Vieilles Vignes |
コート・デュ・ローヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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●2010Cotes du Rhone Reserve |
コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ |
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【充実・凝縮しているのに繊細さも見えるコート・デュ・ローヌ! 】
新規取り扱いの生産者です。今回3アイテム入って来たようです。一番リーズナブルな赤は軽量級でエレガントでしたが、余りにアイテムは増えてしまうのでパスし、上級2アイテムを扱わせていただきました。なお、レゼルヴに関しましては割り当てで12本のみ、ヴィエイユ・ヴィーニュがとても美味しいので、レゼルヴも間違い無いだろうと踏んで、今回は飲んでいません。余るようでしたら飲ませていただきます。
グルナッシュオンリーだとグラは出るが濃度的な、果皮的凝縮感と縦構造に不安が出てしまいます。そこに古木のカリニャンをセパージュして、縦横斜めと充実させ、まるで球体ようなテクスチュアを実現していると思います。
これが出来るのは、想像力豊かな、経験豊かな苦労人・・・のはずなんですが、まだ若いですよね。きっとセンスが有るんじゃないかな?とV.V.を飲んだ時に感じました。
濃いタイプのローヌは沢山有ります。ただし奥行きが出てない、エレガンスを喰ってしまっている・・そんな場合が多いです。また、スパイスが出すぎてしまう・・・これは、ミネラル不足、もしくはミネラルが壊れている=熱が入る、のような場合も有ります。マチュのワインは比較軽めのミネラル感がしっかりあり、エレガンスを支えていると感じました・・。そう、どこかフレデリック・コサールと似たニュアンスですね!・・とても美味しいです。是非ご検討ください!これも一推しです!
■コート・デュ・ローヌV.V.
品種 グルナッシュ75%、カリニャン25%
樹齢 66年
マセラシオン グルナッシュはMC法、カリニャンは除梗破砕。ホーロータンクで20日間
醗酵 自然発酵で16日間
熟成 古樽で13ヶ月
ワインの飲み頃 2011年〜2036年
供出温度:16℃
テイスティングコメント スミレやチェリー、グミ、アニス、アーモンドの香り。ワインは上品かつ果実味と酸が洗練されていて、後から骨格のあるミネラルと細かいタンニンの収斂味が味わいを引き締める!
ちなみに!収穫日はグルナッシュが9月15日、カリニャンが25日。収量は15hl/ha!マチュ曰く、グルナッシュの繊細さや華やかさにカリニャンがブレンドされることによってワインに奥行きと骨格が生まれるとのこと!フィルター無し! |
■コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ
品種 グルナッシュ50%、カリニャン50%
樹齢 50年平均
マセラシオン グルナッシュはMC法、カリニャンは除梗破砕ホーロータンクで21日間。
醗酵 自然発酵で15日間
熟成 古樽で13ヶ月
ワインの飲み頃 2011年〜2036年
供出温度:16℃
テイスティングコメント スミレやブルーベリー、フェンネル、クローブの香り。ワインは男性的で果実味が厚く凝縮感があり、タンニンの収斂味、繊細な酸、余韻に抜けるカカオのようなビターな風味が深い大人の味わいを奏でる!
ちなみに! 収穫日はグルナッシュが9月16日、カリニャンが26日。収量は20hl/ha!レゼルヴは毎年、彼の所有する一番良い区画のカリニャンに樽熟成の段階で選ばれた一番品質の優れたグルナッシュをアッサンブラージュして作られる!フィルター無し! |
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フランス■□ Jean
Ginglinger □■アルザス ジャン ジャングランジュ |
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● アルザスの生産者をご紹介します。飲んだ印象が、 「ん?ジェラール・シュレールとジュリアン・メイエを足して二で割ったような感じだなあ..」
と思っていたところ、なんとシュレールの親戚であるということらしい..。もともとは、農協に葡萄を売るだけのヴィニュロン(葡萄生産者)だったそうで、比較歴史の新しいドメーヌです。ジャン・ジャングランジュ..覚えておいてくださいね。
生産地
アルザス地方のコルマール市から10kmほど南下したファッフェンハイムにジャン・フランソワのワイナリー、「ドメーヌ・ジャングランジェ」がある。ドメーヌの西側は傾斜の急な丘陵地が南北170kmに渡り連なり、東向きに面したアルザスワインの名醸地が帯のように連なる。その丘の中腹に彼のブドウ畑は集中する。気候は半大陸性気候で、西のボージュ山脈が海洋性気候をせき止める影響で風は穏やかだが、一年中乾燥しており、冬は寒く、夏は非常に暑い。春秋は朝夕の気温の寒暖差で付近を流れるライン川の支流からしばしば霧が運ばれる。
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歴史
ジャン・フランソワの父がすでにブドウ栽培農家だったので、物心ついた時から父の仕事を手伝っていたという。醸造の学校を卒業して1990年、老齢のため半引退となった父の後を継ぐ。引き継いだ当時はまだ農協にブドウを売って生計を立てていたが、1996年従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に目覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。 翌年の1997年は、マルセルダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会に参加し、以降、畑の農法にビオディナミを取り入れることとなる。
1999年、父の完全な引退と同時にドメーヌ・ジャングランジュを起ち上げ、自らのワインを造り始める。同年、エコセールの認証、そして、2001年にデメテールの認証を取得し現在に至る。
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生産者
現在、ドメーヌはオーナーであるジャン・フランソワが一人で管理している。(仕事が間に合わないときは時々季節労働者数人が手伝いに入る)
彼の所有する品種は、ピノノワール、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ミュスカ、ピノオーセロワ、シルヴァネールである。畑の仕事にビオディナミを積極的に取り入れ、土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求める。ビオディナミはもちろん畑だけでなく、瓶詰タイミングなどの醸造面にもおよぶ。アルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えられた、いわば自然派タイプのワインを造る。 |
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●2011Pinot Noir Vin d'Alsace |
ピノ・ノワール・ヴァン・ダルザス |
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【
果実味たっぷり!ジューシーなピノ・ノアールです!】
アルザスのピノを経験が無いと、 「何かな〜、ドイツの赤みたいにロゼっぽいんでしょ?」 という固定観念みたいなものがついて回るようですね。でも、アルザスって夏はブルゴーニュよりも積算温度が有るんですよね。それに条件の良い畑はかなりの急勾配で昼夜間の温度差が激しく、凝縮した果実になるんです。
ですから、赤い果実の風味のみならず、黒っぽい感じや紫っぽいものが混じります。勿論例外はありますがフランスのピノでフルボディに近いもの..とお考え下さると良いかな、と思います。
このピノ・ノアール・ヴァン・ダルザスも肥えたボディに赤、紫、黒のベリーのニュアンスにスパイス、クリアなミネラルのフレーヴァーです。単にベリーに留まらず、カシスっぽい感じも有ります。幾分の若さからか酸のエッジを感じますが、時間の経過で溶け込んでゆくでしょう。
デイリーで行けるポマールっぽいワイン..以前ご案内した2008年より美しく、締まっています。飲んでみてください。お奨めします! |
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フランス■□ Domaine Clos Roche Blanche □■ロワール
ドメーヌ クロ ロッシュ ブランシュ |
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● 久しぶりのクロ・ロッシュ・ブランシュのガメイです。かなりリーズナブルです!そしてピュア!
因みに新井順子さんに畑を割譲したことで知られていますので、順子さんのボワ・ルカのキュヴェ・クニコなどとの比較も楽しいと思いますがいかがでしょうか?
エージェント情報
1896年から続く由緒あるワイナリー。1991年から畑をビオロジックに変えて現在に至る。彼らはいわばトゥーレーヌの長老的存在で、ワイン造りに造詣が深く、今でも様々なワイナリーに影響を与えている。
オーナー:カトリーヌ・ルッセル
ディディエ・バールイエ 畑総面積 19.6ヘクタール 農法 ビオロジック
(1994年エコセール認証) 収穫方法 100%手摘み、畑で房分け選果 ドメーヌのスタッフ 3人、季節労働者数人 趣味 カトリーヌ
:きのこ狩り、読書、絵画鑑賞、 ディディエ
:エレキギター(ハードロック)、ロッククライミング 生産者のモットー:自然に生きる、無理をしない、見栄を張らない
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●2011Touraine Cuvee Gamay |
トゥーレーヌ・キュヴェ・ガメイ |
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【 かなりパンチの効いたガメイ!ドライ&ジューシーで美味しいです!】 勘違いされるので余り使いたくないんですが、こんなに良い凝縮感があるワインには敢えて、 「甘くないがジューシー」 とか、 「ドライながらジューシー」 という風に言い替えています。(最近は基本ドライで・・・などとも言っています)
これから白の説明もしますので一応記載しておきますが、クロ・ロッシュ・ブランシュのワイン全てがエクストラ・ドライです。甘みが全く見当たらない..と
言っても過言ではありません。しかし、その裏には完全発酵由来のエキスの旨みとたっぷりのミネラルがしっかり支えになっている訳ですね。
実際、とてもピュアでクリーンですが、クロ・ロッシュ・ブランシュのアイテムの中では一番パンチが効いています。僅かに香草やスパイス、そして赤いベリー
とチェリー、ミネラル。果実味は肉厚でモロにドライ。中盤の太さと終盤の美しさ。若い果実味が爽快感を、エキスの旨みが中心に控える。決して出しゃばらな
い美味しさがある。
本当ならもう少し置いてからの方が(3カ月くらいかな..)深みが増してくるでしょう。しかし、この若いバランスも捨てがたい!それにドライですからマリアージュも深く考えずにすみますよね。
こってりしたボルドーやイタリアン・ワインにちょっと疲れた時、食材のピュアな持ち味をを生かした料理とマリアージュさせたい場合はぜひとも試してみてください。きっと満足いただけると思いますよ。お勧めいたします! |
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オーストラリア ■□ Moondarra □■ビクトリア
ムーンダッラ |
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● オーストリアはビクトリア州(南東部)の素晴らしいワインをご紹介します。ヴィンテージ更新です。
前回のヴィンテージは、フィンが2009年、ウィットランズが2008年でしたが、確実にウィットランズの方が美味しかったです。
ところがですね・・・、今回はそれぞれ1年新しくなったんですが、ポテンシャルはウィットランズに軍配は上がりますが、単純に現状の美味しさを見ると、フィンの方が美味しいんですよ!いや〜・・・困った困った・・!
どちらも滅茶苦茶旨いし、ブルゴーニュを彷彿とさせます!コストパフォーマンスが凄いので、ピノ・ノワールファンの方は是非とも普段飲みのワインにご指定ください。 |
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●2011Moondarra Pinot Noir Fin |
ムーンダッラ・ピノ・ノワール・フィン |
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お待ちどう様でした!ようやく再入荷です!
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【旨い!しばらくの間は「フィン」がお奨め!】−−古い文章ですみません・・
今現在は2011年04月28日の午後。18時36分です。まあ、いつものように新着発行直前に書いている訳ですが、どうも「おかしい」ですね。何か「変」だと・・思いませんか?
例の震災以降、かなり顕著になってきましたが、地球の地軸がかなりずれたんじゃないかと・・・感じているんです。
(このところの異常気象、特に地球温暖化は言われて長いですが、本当にCO2が原因でしょうか?それに加え、
「判ります!」
と言う方はいらっしゃるかなぁ・・。何となくなんですが、冬でも皮膚感覚で何か、チリチリとしたもの・・・何か、遠火で焼かれているかのような・・遠赤外線みたいなもので焼かれている焼き鳥のようなというか、そんな感じが、まだ震災の余波で微妙な細かい地震と言われないような振幅・振動と合わせて感じられるんです。まあ、それが温暖化の影響だよと言われてしまえばそれっきりですけどね。そのチリチリした感覚自体は震災のずっと前から感じてました。)
だってね・・さっき、国立天文台のhpで調べたところ、東京の日の入りが18時24分ですよ。他のhpの自動計算では、さいたまは18時25分・・・・。まだしっかり明るいじゃ無いですか!子供たちも外で遊べる明るさです。出入りの時刻は太陽の上辺が地平線に一致する時刻とのことですが、それだとまだ明るい可能性が有るにせよ、これだけまだしっかり明るいのは・・どうなんでしょうか。
まあ、本当に地軸までが動いたのかは断言できず、そうかもしれないという危惧レベルではありますが、この間の震災、その前の九州を含む世界での火山の噴火を考えると、どうやら地球規模での変化が我々の世代で始まったようですね。少なくとも、現状では人間の手に負えない原子力は、今後の世代のために止めるべきでしょう。少なくとも、何が起こっても環境に対して悪影響を与えずに対応可能だ・・というところにたどり着くまでは、原発は止めましょう。話はそれからです。・・・まあ、ワインを保存するのにも電力は現状で必要ですが、原子力にたよらなければならないので有れば、他の方法を考えます。日本は55基ほど有る様ですが、もうどこにも逃げ場なんぞ無いと言う事に、我々は気付いているはずです。原発で何かが起きたら、マッチポンプ的に水を掛け、掛けた水がこぼれたら放射性物質が水に入っていて、さらには漏れて困った、どうしようも無いだと・・じゃあ、どうしようかとオムツの素材や入浴剤??・・・何それ!呆れて物も言えやしない。
ご存じかと思いますが、斉藤和義さんというロックのアーティストさんがいらっしゃいますが、この動画を公表するかどうかという点において彼の意思はどうだったかというのは判らないにせよ、素晴らしい唄を(結果的に?)発表していますので、ご覧下さいね。ペースト&コピーでご覧下さい。
『ずっとウソだった』
http://www.dailymotion.com/video/xi04zj_zuttoyusoydatta_music
http://www.youtube.com/watch?v=XKdq1HHzBNo
http://www.veoh.com/watch/v20911912Cn7asfnf
え〜、「ずっと好きだった」という彼の歌を、自分自身で替え歌にしたものです。本当にもう「風に舞う放射能はもう止められない」んです。もしまた大きな地震・津波が来て、別の原発が爆発でもしようものなら・・・どうなっちゃうか誰でも判りますよね。日本だけの問題じゃ・・・無いです。1000年に一度の地震が起きたのは想定外・・・そんな言い訳で通る話では有りません。私たちは浴びなくて済む余計な放射能を、たっぷり浴びさせられる事になったんですから。関西だからとか、九州だからとかは関係無いですよ。いずれ・・時間差は若干有れど確実に・・・です。1000年に一度のことが起きたのなら、2000年に一度も可能性有りです。
まあ、歌の内容だけ見れば、自身達の責任については歌ってないですが、この歌を歌ったことが彼なりの責任の取り方かと・・。素晴らしいですね!・・で、もうハッキリ言わせていただければ、自分自身の責任において、原発はノー!です。ノー・ニュークス!こんなに素晴らしい自然な味わいのワインに原発は似合いません。地震で揺れるたびに、
「原発は大丈夫か?」
と、要らぬ心配と、世界・後世・地球にとんでもない影響を残すくらいなら
「ノー!」
是非とも、皆さんも声を上げていただきたいと思います。地球に住まわせていただいている我々、そして全ての生物、存在に対する責任かと思いますので、それを果たしましょう。そして世界・地球に対し、環境をこの上なく汚染して申し訳なかったと謝るべきで有り、原発は止めようと言うべきです。
で、今回のムーンダッラは、現状でしたら「フィン」がお奨めです!ソフトで膨らみが適度に有り、ジュヴレ=シャンベルタンのように鉱物的、官能的です。スパイスもしっかり膨らんでいますがエレガンスが感じられるものです。1500円もしない赤ワインなんですが・・うう・・・販売する方とするとちょっと辛いが超お勧めなんですね。飲んでみてください。とても旨いですよ!
一方のウィットランズは、ポテンシャルで確実に「フィン」を凌ぐんですが、現状はかなり硬いです。こちらはシャンボール=ミュジニー的なミネラルとテクスチュアですが、あまりにも硬く、漏れてくる要素がハーブ掛かっており、少し時間が掛かりそうです。ややカッチリした方がお好きでしたらウィットランズをお選びください。2011年の夏を過ぎれば、ウィットランズは本性を見せ始めるでしょう。ご検討くださいね。
こんなに美味しいワイン、良い環境で楽しみたいですよね。子供たちのためにも何とかしましょう!電力会社の社員さんも、日本人全部が反対すれば止められます。大丈夫!頑張りましょう!
以下は以前のコラムの丸写しです。
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【旨い!】
これ・・素晴らしいです。高い方のウィットランズでも2千円もしません・・・。
ウィットランズ は、まさにドライでエキス系の出汁味がとてもしっかり出た、旨みたっぷりブルゴーニュ系です。これを飲ませてオーストラリアだと断定できる方は・・・かなりの上級者・・・。noisy
だって判らない可能性大です。
エキスがビッチリでた旨みと、時間で膨らみ、香りを放出させてくるタイミングなどがブルゴーニュ・ピノにそっくりです。あえて言うなら、
「どこの村だろう・・」
と断定する際の根拠に欠けること位・・・で、むしろ、ジュヴレやヴォーヌ=ロマネの村名辺りのやや熟し始めたニュアンスに近いものが有ります。
最大のポイントは、そのエキスに有りますが、わずかながらも熟成感がある事で、とても若いワインでありながらも、滅茶苦茶美味しく飲めて仕舞うことにも有ります。これはとても・・・というより、買うっきゃない!とお奨めしたいと思います。
一方の「フィン」の方ですが、こちらは果実味に長けたパワフルな地元スタイル・・・と言えると思います。正にオーストラリアらしい、凝縮した豊満な黒赤果実にハーブやスパイスがほのかに香るものです。わずかな甘みがこってりさを表現し、イージーなドリンキングには持って来いでしょう。でも、ブルゴーニュ・ピノに求めるものを持ってきちゃいますとフィンの方は思いっきり外しますので注意が必要です。こちらは、
「オーストラリア地元主義」
っぽいピノ・ノワールです。
お好みの方を選択いただければと思います。noisy 的には、思いっきりウィットランズです。超お奨めです。是非ともご購入ください。一推し! |
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フランス ■□ Castelmaure □■ラングドック
カステルモール |
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● 気軽に飲んで普通に美味しい・・・。この何の変哲も無い部分が一番難しいのが・・・ワイン。でも、それほど考え込むことでは無いのも事実・・・。
このカステルモールのラ・ブヴェットは、とてもクリーンでミネラルがしっかり詰まったワインです。
南フランスにある協同組合は昨今、ワイン販売の不振に悩んでいます。近年は、スペイン、イタリアそしてポルトガルからフランスへワインが入ることを拒んで、組合の人々が高速道路をロックアウトした事件がありました。こうした状況に陥った一番の理由は、ワインの安さでは低価格ワインが多い南フランスといえどもこれらの国々には勝てないからです。つまり、低価格が売りのワインは、フランス産以外のワインが市場の主導権を握りつつあるとも言えるのです。
カステルモールは1921年に創業。この組合の最も素晴らしい点は、将来はラングドックのワインが価格だけでは売れなくなることを予見して、1978年に品質を追い求めたワインの生産に着手していたことです。確かに最近の南フランスワインのレベルは平均的には良くなってきていますし、目を見張るようなワインも一部にはあります。しかし、ラングドックの生産者達の多くが品質の向上をはかりはじめたのは、ここ7〜8年のことで、この協同組合のように古くから本腰を入れて品質向上に努めてきた生産者は非常に稀な例といえます。以下はこの組合が1978年当時から変わらず行っている生産ポリシーです。
・収穫は全て手摘み。選果台の導入。
・ブドウは潰れることを避けてカジェットに入れて醸造所まで運ぶ。
・発酵から熟成、瓶詰めに至るまで、一切ポンプアップしない。
1990年からは畑の区分(全300ha)を720の区画に分類、その区画の条件にあう営農法を指導しています。また、畑の健全性やブドウ品種、成熟度合そして土壌の種類ごとに収穫されたブドウを分けて発酵させることを実施しました。1993年からは品種別に発酵の手法を変えています。
VDT La Buvette (06)
かわいいデザインのエチケットに透明な瓶、誰もが気軽に楽しむことのできるスーパーデイリーなワインがこの"Buvette"です。セパージュはグルナッシュ60%、カリニャン40%。以下エチケットに記されたフランス語の訳です。
"Buvette"とは昔の言葉で、ワインを飲む場所、ブラッスリー、立ち飲みスタンド、 軽食堂という意味と共に、気のおけない仲間が集まって酒盛りや宴会を開くという意 味で使われていました。夏、太陽の日差しが燦々と照りつけるルーション地方では、夕食時になると海風やガリッグを吹き抜けてくる夜風に涼みながら、ワルツを踊り陽気に杯を交わします。私たちヴィニュロン(ぶどう栽培・ワイン醸造家)にとっては、 この言葉の根本的な「飲む」という行為が強く残っています。「飲む」とは、日常的に飲める美味しいワイン、口当たりがよくて、ぶどう本来の味がするワインを飲むことなのです。ワインがなくなったら空きビンを持って近所の醸造所に買いに行く。それは大地を耕し自然を享受して生きる人々の大きな楽しみなのです。私たちはこのワインが、リラックスした楽しい時間を演出するイントロダクションになり、暴飲せず、陽気に楽しく、心地よさに浸れるように、寛ぎの一時を皆様と分かち合えることを願っています。
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●N.V.(2011)la Buvette Blanc V.d.T.F. |
ラ・ブヴェット・ブラン |
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【グルナッシュ・ブラン100%!滅茶苦茶アロマティックなアロマ!?!味わいもびっくりするほどしっかり!】
おそらくシャバッとしてて、でもフラワリーで、喉の通りの良い、お決まりのコースの白ワインだと思っていたんですが、それはとても大きな間違いでした。全然シャバく無いんですよね。
香りもかなりリアリティの有るフルーツのニュアンスがバッチリで、例えば熟す手前の桃とか、マスカット、洋梨の自然なアロマが感じられます。中域も艶が有って良く膨らみ、余韻に掛けては僅かなビターとしとやかなスパイスが、リアルなフルーツ感を演出しています。味幅がしっかりあって、基本はドライ。ほんの僅かな甘み、旨みがフルーツ感をより本物に近づけている感じで、甘さに頼った造りになっていないのが素晴らしいと言えます。
まあ、だからと言って、2000円クラスと同等だとは言いませんよ。noisy のセレクションは比較的価格と品質がバッチリいっているものだと・・・思っています。
「今日はちょっと財布が軽いから・・・」
とか、
「給料が下がっちゃって・・・」
「1本高いワインを買うために・・・」
みたいなノリで、ぜひとも飲んでみてください。
で、一番良い点は、
「冷やしてもアロマティックさと味わいが沈まない」
ところでしょう。お奨めします!
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●N.V.(2010)la Buvette Rouge |
ラ・ブヴェット・ルージュ |
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【暖かい季節向きの軽量級ルージュ!・・・だからって複雑性もしっかり!】
ピュアさに満ちて甘くなく、苦くなく、でも五味がしっかり有るデイリーワインは中々見当たらないものですが、このラ・ブヴェットは軽量級ながら、それを実現してくれていると思います。
ソムリエ・ナイフいらずのスクリュー・キャップですし、連休のブランチに、
「軽く一杯飲みたいね!」
みたいなシュチュエーションにピッタリです。
バランスが良いので軽量級ながらも、
「ペラッペラだね・・・」
と落ち込むことは無いでしょう。飲んでみてください。結構旨いですよ。お奨めです! |
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