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noisy お奨め!リアルな視点と本音で 綴る..まんま 「Real Wine Guide」
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WEBの情報書込みもSSLで安心! |
NOISY'S WINE SELECTS 原酒店のサイト中、「買い物かご」等個人情報を扱うページでは、SSL
情報暗号化通信で情報漏洩から保護しています。上記のグラフィックをクリックすると証明書の確認ページに飛びます。 |
◆◆FACEBOOKのご案内 |
取りあえず始めてみました。ご興味が御座いましたら・・よろしくお願いいたします。 |
Michiro Hara
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◆◆Twitter 開始のご案内
時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
http://twitter.com/noisywine |
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2014年第1弾 1ページ
次号発行まで有効です。
2014/01/15(水)より発送
開始いたします。 |
最短翌日到着地域2014/01/16(木)!
になります。翌々日到着地域で2014年01月17日(金)が最短です。ご注意ください。なお、集中してしまった場合にはご希望に添えない場合も有りますので、若干余裕を見てご注文くださいね。
なお、01月16日(木)は定休日につき、梱包作業ができませんので、15日(水)18時以降のご注文は16日出荷ができません。
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重要: 新着ページは基本的には全て税別(外税)です。間違っていたらごめんなさい。
また、新着価格の商材は通常の送料サービス規定と異なります。「ここ」 をクリックしてご確認ください。 |
在庫の表示 は、このページにアクセスした段階での数量です。タイミングによりすでに完売している事があります。 |
↑素晴らしいワインです!
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イタリア ■□ Produttori del Barbaresco □■ ピエモンテ
プロドゥットーリ デル バルバレスコ |
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● バルバレスコ協同組合の「素晴らしく香り旨みたっぷり、しかも安い」バルバレスコのご紹介です。
1958年にわずか19軒の生産者によって設立された、イタリアで最も賞讃すべき協同組合で、「バルバレスコの父」といわれるドミッツィオカヴァッツアのセラーを基礎としています。60の組合員と100ha余りのネッビオーロの畑があり、きわめて高品質のワインを実にリーズナブルな価格で提供しています。作柄の良い年には、9つの単一畑からのワインを造ります。
ヒュー ジョンソンの「ポケット ワイン ブック」にも、バルバレスコの注目すべき生産者として名前が挙げられ、さらにロバート パーカーの「ワイン
アドヴォケイト」では、この生産者の単一畑のバルバレスコをすべて
90点以上で評価しています。協同組合としては小規模なため、あらゆる行程にきめ細やかな配慮が行われています。
’94年のような難しい年ですら、敬服に値する見事なワインを造り出しています。 |
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●2005Barbaresco Riserva Paje |
バルバレスコ・リゼルヴァ・パイエ |
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■エージェント情報
単一畑ものの「バルバレスコ・リゼルヴァ・パイエ 」。2005年ヴィンテージのパーカーポイントは91点!このお値段で手に入るバルバレスコが91点とは…まさに驚愕の一本。 |
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●2005Barbaresco Riserva Paje |
バルバレスコ・リゼルヴァ・パイエ |
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■エージェント情報
優良年にのみリリースされる単一畑ワインですが、マット・クレイマー氏は
「いま造られる最高のバルバレスコに数えられ、しかもきわめて良心的な価格」と賞賛しています。パーカーポイントは92+点。 |
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【これは・・とても安いです! 】
バルバレスコ協同組合のリゼルヴァを2アイテムご紹介します。正規では無いですがコンディションもとても良く、価格も信じられないほど安いので、また、数量も少ないので、テイスティングせずにお渡しします。
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコはバルバレスコのワイン協同組合ですが、ベースのバルバレスコでさえ、バルバレスコの平均以上のクオリティを持っています。シンプルなバルバレスコはリリース直後はやや固めですが、2〜3年もすると柔らかくなり、ネッビオーロの深いアロマを堪能させてくれます。
今回の2種はいずれもリゼルヴァでクリュものです。組合では、今回の2種、ポラ、パイエの他に、ラバヤ、アジリ、オヴェッロ、モンテフィコ、モンテステファーノ、モッカガッタなどのリゼルヴァものを、出来の良い年のみリリースし、リゼルヴァにしない年の葡萄は、シンプル・バルバレスコに格落ちさせ混ぜてしまいます。そうすることで品質を保ちつつ、葡萄栽培者たちの生活も守ることに成功しているんですね。
前回もブルーノ・ロッカのラバヤとコパロッサをご案内させていただきましたが、飲まれた方はきっと、華やかでフラワリーなアロマに驚かれたことでしょう。ブルーノ・ロッカとはまた違ったバルバレスコですが、今回は2005年もののリゼルヴァと言うことで、ちょうど良いタイミングじゃないかと推測しています。
このプライスならACブルゴーニュとさして変わらないか安いくらいですので、普段はピノ・ノワールしか飲まれない方も、同じ単一品種のイタリア最高峰ですから、飲まれてみても損は無いんじゃないかと思います。
因みにアドヴォケイトはパイエ91点、ポラ(ポーラ)92+点という評価ですが、飲まれるタイミングによって個人評価は変わるんじゃないかな?と思います。是非ご検討くださいませ。 |
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このページの商品は新着情報メールサービスメンバー様価格(外税)になっています。
通常商品と送料サービス体系が異なりますのでご注意下さい。 |
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スペイン ■□ Bodega Maranones □■ マドリッド
ボディガ マラニョネス |
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● 自然派のスペイン・ワインをご紹介します。スペインのワインと言うと、濃厚で味わいの幅の広さ、スパイシーさがイメージされるかもしれませんが、ややもすると「暑苦しい感じ」が好みに合わないと・・・思われている方も多いかもしれません。
しかし、ボディガ・マラニョネスのワインは、フランスの自然派以上に精緻でピュア、とても生き生きとした風情が感じられる素晴らしいワインです。
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フェルナンド・ガルシアは、1978年スペイン・マドリッドでワイン造りとはまったく無縁の家系に生まれました。ガルシア家は、毎週マドリッド郊外の田舎
にピクニックに出掛けるのが習慣で、フェルナンドは幼少時から、大都会マドリッドよりも田舎の大自然のなかで遊び、学ぶことが好きでした。大学は農学部に
在籍し農業全般を専攻、最終的に興味を持ったのがワインでした。彼にとって、ワインの世界に足を踏み入れたことはごく自然の流れだったのです。
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スペインの首都マドリッド近郊にワイン産地があるのをご存知ですか。ヴィノス・デ・マドリッド(D.O.
Vinos de Madrid)は、1990年と比較的新しく原産地呼称に認定された産地ですが、ワイン造りの歴史は長くローマ時代にまで遡ります。17世紀のマドリッド
州にはブドウ畑が広がり、ワイン造りが盛んに行われており、国王フェリペ4世が王室御用達ワインとしても愛飲していたとか。
しかしながら、スペイン内戦や フィロキセラ(ブドウ根アブラムシ)禍などの被害によるダメージ、さらには首都圏拡大による宅地化などが影響して栽培面積が半分以下に衰退していきまし
た。その後、80年代に入り本格的なワイン造りが再開され、リオハやリベラ・デル・ドゥエロなどの有名なワイン産地と競い合い品質レベルを高め、見事に復
活を遂げたのです。この地の情熱あるナチュラル・ワインのパイオニア、それがフェルナンド・ガルシアです。
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ヴィノス・デ・マドリッドは、イベリア半島のほぼ中央に位置し、メセタと呼ばれる高原地帯にあります。3つのサブゾーンに分かれていて、マドリッドから約
70kmにあるボディガ・マラニョネスは、サン・マルティンと呼ばれる地域にあります。標高650〜850mに位置しており、地中海性気候の影響を受けた
大陸性気候です。凍てつく冬と焼けつく夏、そして夏場でも朝晩冷え込むことがあるというような、季節や昼夜による寒暖差を兼ね備えた、気候条件の厳しい地
域です。
また、圧倒的に雨が少ないスペインのなかでは平均降水量が600〜800o程度と比較的多いのが特徴です。それを証明するように、この地には雨の
多い北スペインでしか自生しない栗やスピノサスモモ(スペインの伝統的リキュール・パチャランの原料)を見ることができます。さらに、いくつかに分散した
ブドウ畑は、すべて丘や山の斜面に広がり、風が吹き抜けるため、この地の過酷な天候を和らげるうえに、病気を防ぐという利点も備えていて、ブドウ栽培には
理想的な環境です。 |
ガルナッチャは、この地域で昔から栽培されてきた品種です。フェルナンドは、当時スペインワインとして高い評価を得ていた過熟感があり厚みとアルコール度
数が高いスタイル、そしてガルナッチャのジャムのような厚みがあってリッチな口当たりよりも、ワインに一番重要な酸とミネラル感をどう自分のワインに取り
入れ、エレガントに仕上げるのかを昼夜問わず考えていました。そして、行き着いた答えがバイオ・ダイナミクス農法です。しかし、スペインにはあまり情報が
なく、フランスのサロンに出掛けては情報収集をするしか方法はありませんでした。そんな折、彼に一つのチャンスが訪れます。弁護士フェルナンド・コルネホ
氏との出会いです。彼は15haのブドウ畑を持っていましたが、ワイン造りには興味がなく、ブドウを農協に販売していました。二人のフェルナンドは、当時
主流だったグローバル化の波には疑問を呈し、その土地本来の品種で、土地の個性を持ったおいしいワインを造りたいと意気投合。弁護士フェルナンドが若き
フェルナンドの夢に投資し、ボディガ(酒蔵・ワイナリー)を新設する形でワイン造りがスタートしました。
畑に植わっているガルナッチャは、フィロキセラ禍 の被害後に植え替えられた樹齢50〜80年という古樹ばかり。フェルナンドは、ブドウを丁寧に育てることで、ポテンシャルを最大限引き出す努力をします。
古樹のブドウからエレガントさを、標高と湿度の高さからはキレイな酸を、そしてシストを含む片麻岩質からミネラル感をといった具合です。さらに、太陽の恵
みを存分に受けることのできるスペインでは、ブドウにどれくらい太陽を取り入れるかが重要なポイントになります。真夏にはブドウの果実を葉で覆い、極力太
陽光が直接当たらないよう工夫します。『マラニョネス』の畑は、北向きの急斜面のため、畝起しなどは馬で作業し、ブドウの収穫ももちろん手摘みで行いま
す。 |
スペインにおけるこの10年のワインの流れのキーワードが「Vinos personales(個性を表現するワイン)」と言われます。土着品種でその土地にこだわり、テロワールを大切にし、自然をリスペクトした栽培で造られ
たワインを現しますが、まさしくフェルナンド・ガルシアの情熱と取り組みを指す言葉のようにも感じます。
ボディガの名前にもなっているワイン『マラニョネス』は、「南のピノノワール」と言われるガルナッチャを体現するワインです。ピュアで淡い色調、そして、どこかピノノワールを思わせる可憐さと繊細さがあ
ります。華やかさのなかにスゥーと伸びる酸とミネラル感が美しく調和する味わいです。このワインは、まさしく彼の目指すスペインワイン、そしてガルナッ
チャの新境地であり、彼の個性を表現するワインそのものです。ブドウを空気圧搾後、14〜16℃で醸しオーク樽とフードル樽にて低温で20日間ほどアル
コール発酵させ、20℃でのマロラクティック発酵を経て16〜18℃の樽にて約360日熟成させました。自生酵母のみ使用。無濾過にて、瓶詰めしておりま
す。 |
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●2011Vinos de Madrid Trentamil Maravedies |
ヴィノス・デ・マドリッド トレンタミル・マラヴェディ |
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■エージェント情報 DO 品種:ガルナッチャ80% シラー10% モレリーリョ10% 面積:5.2ha 標高:650〜800m 向き:南西 樹齢:30〜70年
土壌:花崗岩質に砂利質を含む 収量:24hl/ha 収穫:手摘み
醸造:プヌマティックで圧搾後16℃にてかもし。16〜20℃で20日間、フレンチオーク古樽にてアルコール発酵、
18℃で10日間マロラクティック発酵後16〜18℃のオークバレルとフードルにて240日の熟成。自生酵母のみ使用。
SO2:アルコール発酵時2.0mg/l 瓶詰時2.5r/l トータル:34.4mg/l 天然アルコール度数:14.32%
コメント:コストパフォーマンスが例年ダントツの赤ワインの定番キュベ。2011は、現地での試飲の際は、まるでピノノワールかというほどエレガントな味でしたが、日本に入港した現段階ではややタンニンが暴れてる印象で、旨みエキス濃い目のグルナッシュ節が全開です。抜栓後、やや還元しておりますが、スワリングですぐにとぶと同時に赤系、黒系の果実香にあふれてきます。数か月でおちつくとおもわれますが、まずはデキャンタをお薦め致します。 |
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●2011Vinos de Madrid Labros Garnacha |
ヴィノス・デ・マドリッド ラブロス・ガルナッチャ |
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■エージェント情報 DO 品種:ガルナッチャ100% 面積:5.2 標高:650m 向き:西 樹齢: 70年
土壌:小石混じりの砂利質 収量:21.4hl/ha 収穫:手摘み
醸造: 16℃でかもし。14〜16℃で30日間フレンチオーク古樽にてアルコール発酵、
18℃で7日間マロラクティック発酵後500〜700Lのフレンチオーク古樽で360日の熟成。自生酵母のみ使用。
SO2:アルコール発酵時2.0mg/l 瓶詰時2.5r/l トータル:38mg/l 天然アルコール度数:14.91%
コメント:華やかな香りと奥行きの長いコク、風格、文句ないバランス感。南仏のブルノドゥシェンにそっくりなこのキュヴェ。厚みのある重厚なワインでありつつも、エレガントさを十分に備えております。この畑が砂地なので、単一で醸造すると明らかにはっきりと他のワインと一線を越えます。畑がより地中海的な気候が強いので、いつも他のキュベよりも色も濃く、よりフルーティな仕上がりとなっております。 |
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●2011Vinos de Madrid Maranones Garnacha |
ヴィノス・デ・マドリッド マラニョネス・ガルナッチャ |
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■エージェント情報 DO 品種:ガルナッチャ100% 面積:5.2 標高:750〜850m 向き:北 樹齢:50〜70年
土壌:片麻岩質にシストを含む 収量: 20hl/ha 収穫:手摘み
醸造:プヌマティックで圧搾後14〜16℃でかもし。21℃までで20日間、オーク樽とフードルにてアルコール発酵、
20℃でマロラクティック発酵を経て16〜18℃のオークバレルにて360日の熟成。自生酵母のみ使用。濾過なし
SO2:アルコール発酵時2.0mg/l 瓶詰時1.5〜2.0r/l トータル:26.8mg/l 天然アルコール度数:14.71%
コメント:2010VINはまるで南仏のブルノドゥシェンのようだったこのキュヴェ。2011はスペインの薄旨ワインといいましょうか、色合いからはこれがスペインワインかというほど淡い色調にしあげており、香りや味わいもブラインドでのむと誰がスペインのガルナッチャと当てられましょうか。ピノノワールのような可憐さ、華やかさ、スゥーとのびるミネラルと酸味、スペインワインの新境地ではないでしょうか。 |
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【新規取扱いのスペイン産ビオワイン!暑苦しさや強さは無く、エレガント系のエキス主体です!
】
エレガント系の赤い果実がしっかりある、エキスの味わいが嬉しいスペインワインをご紹介します。まずは順子さんのプレゼン文をご覧ください。
■新井順子さんより
自信を持ってご紹介させて頂く、スペインワイン。2012年のVini Japonでも来日しましたので彼(フェルナンド・ガルシア)に直接会った方も大勢いらっしゃると思います。Vini
Japon 2008年に来日したオリヴィエ・リヴィエールに続くスペイン第二段です。
オリヴィエがリオハのパイオニアなら、フェルナンドは1990年に認定されたDO/
Vinosde Madrid(ヴィノス・デ・マドリッド)のナチュラルワインのパイオニアと言っても過言ではありません。マドリッドはご存知ヨーロッパで一番の高地にある首都。そのマドリッドから70qの所で高度は600〜800mにおよび、凍りつく冬と焼けつくような夏とを兼ね備えております。1978年マドリッド生まれ。お父様は図書士と全くワイン作りとは無縁の仕事をしております。しかし毎週家族でマドリッド周辺の田舎にピクニックに出かけるのが、ガルチア家の習慣で、フェルナンドは小さい頃から自然の中で遊ぶのが大好きで、田舎にいる方が大都会マドリッドよりも落ち着くようになったのです。それが影響してか、大学は農学部を選び、農業全般を研究しました。そして最終的に興味を持ったのがワイン。それもごく自然に足を入れていたのです。マドリッドにラ・ビーニャというパリにもお店がある、有名な酒屋さんで勤め、スペインの色んな生産者の所で働き、その間色んな生産者を訪問しました。
彼が個人的に好きなワインはスペインのワインより、フランスワイン。ロワールやブルゴーニュが大好きで、ワインに一番重要なのは酸味とミネラル、これをどうやってスペインワインに取り入れるのか???いつもそればかり考えておりました。結果彼が興味を覚えたのがバイオダイナミックです。スペインにはあまり情報がありません。ですからフランスのサロンに出かけては自ら情報を探すのでした。そんな中、オリヴィエ・リヴィエールと出会います。若い彼らはいつも美味しいワイン作りについて討論し合い、一歩出遅れているスペインにも新風をと自らワインを作る事を決意。そんな彼に1つのチャンスが訪れました。弁護士のFernandCORNEJO氏との出会いです。彼は15haの畑を持っておりますが、それは自然が好きで、あまりワイン作りに興味があった訳ではありませんでした。彼は貴族の出身で沢山の資産を持っているのです。そんなコルネホ氏と同じ名前のフェルナンドは意気投合。もともとフェルナンドは農業学者というタイプでとてもインテリな理論もしっかりしている常識派。生産者と紹介されなければワイン作りをしている感じには見えません。15haある畑は全てが古い樹齢で平均60年位です。どれも素晴らしい畑です。
何故かというとこの地も例外なくフィロキセラに悩まされ、その後葡萄を植えかえ、その世代の畑なので全てが60〜80年という古い畑が今も財産のように存在しているのです。白はアルビーリョ(ARBILLO)という土着の品種のみ。赤はグルナッシュが一番多く、カリニャン・テンプラ二―ニョ・シラーと植わっております。15ha畑があっても1haあたり1000〜1500本しか葡萄が植わっていないので、生産量はとても少ないです。
何故なら畑の周りはオリーブやブラックベリー・プラム等々色んな植物が植わっております。特に珍しいのが栗の木です。普通北スペインにしか生息しないのですが、ここは標高800mと高くその為栗が育つのです。年間雨量も600〜800oとワインには理想的です。葡萄畑はいくつかに点在しており、1つ1つが個性的。特にグルナッシュが色んな畑にあって、砂地にシリカの畑や粘土石灰質等々、畑を見学するだけで2時間もかかりました。スペインは太陽が豊富で他の産地では太陽をいかに葡萄に取り入れるかが課題ですが、ここではいかに太陽をあてないようにするかが重要になります。北向きの畑の方が良かったり、葡萄の枝を手で包んで太陽を葡萄に当てないような努力がなされます。
そこの畑は標高1000m、大きな岩のような石が沢山合って、そこに葡萄が植わっているので自然と根が下に下に伸び、結果ミネラルが沢山取り入れられるのです。敷地の中に空き地があって、将来グルナッシュを植樹するそうです。何故この品種か?との問いに、テンプラニーニョだとここでは渋みが強すぎて固いワインになってしまい、シラーもフローラルなのが生まれにくい、との事。スペインも広いのです。
我々のイメージはどうしてもテンプラ二―ニョですが、そんなおおざっぱではないのです。彼のワインを飲んで下さい。全て主張があり、素晴らしいアロマとミネラルでまるでフランスワインです。こんなスペインワインも愛情があれば誕生するのです。これからどんどん素晴らしいワインを作って貰いたい、まさにスペインの将来を背負って立つ超期待の新人です。 |
いかがでしょうか?ちょっと入れ込んだ感じが・・若々しくて良いですよね。
トレンタミル・マラヴェディは、ガルナッチャ(グルナッシュ)にシラーを少しブレンドした、とてもバランスの良いビオワインです。ビオとは言いながら、アヴァンギャルド系では無いので、ちょっと「やんちゃな」揮発香とか、澱が滅茶苦茶入ってるとか、抜栓後しばらくすると色が変わる・・なんてことは無いです。非常にクレバーで、雑味は無いけれど、必要なものは不足が無いし過ぎることも無い・・とても美味しいです。
ラブロスとマラニョネスが土壌の違いですね。ラブロスは砂利質、マラニョネスは砂質です。ボルドーで言えばグラーヴ地区が砂利、ポイヤック以西が砂・・・そんな感じです。ラブロスは粘土もあるのかな?・・少し濃厚に振った味わいですが、この造り手の良いところで、まったくしつこくないです。
「スペインのワインはしっかりできてるけど暑苦しい・・・」
度数はそれなりに出ていますが、けっしてそんなことは有りません。むしろこの寒い冬にはピッタリですよ。
マラニョネスは、やや色合いが薄く、エレガントな表情でピノっぽいと言えるかもしれません。トレンタミル・マラヴェディの上級ワイン・・・のようなイメージに取れます。しかし、単一品種で表情も豊か、味わいの伸びもバッチリです。
今後も楽しみな造り手です。是非一度お試しください。お勧めします! |
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イタリア ■□ KuenHof □■ アルト=アディージェ
クエンホフ |
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● 今まで散々、 「アルト・アディジェの三人組がどうのこうの・・・」 と noisy
も書いてきました。 ニードリストとバロン・ウィドマン、そしてピーター・ブリガーのクエン・ホフです。
ところが真打とも言えるクエン・ホフが全く出回らないのは何故??と思われていた方も多いかと・・思われます。noisy
でさえ、今までは1本たりともネット上には載せていませんでした。だってね・・・数が全く無いんですよね。
で、結局はご来店のお客様とか、たまたまタイミングが合った方とかに密かに販売させていただいていました。ネットで検索を掛けても、殆どまともな情報はありませんよ。でもワインは素晴らしいんです。 |
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●2012Eisacktaler Riesling Kaiton |
アイザックタレール・リースリング・カイトン |
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今回は有る程度いただきました!
2012年は比較的低アルコール(12.5度)に仕上がっていますので
早くから美味しい可能性大です!!
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少なすぎて今まで飲んでなかったリースリングを飲みました〜!抜栓直後はスタイリッシュで硬めですが、10分も経つと実にふっくらと柔らかさを見せてきます。ドイツはモーゼルのリースリングのような酸の高さは無く、さりとてラインのように低くなく、アルザスのリースリングGCとほぼ同じくらいの酸のレベルです。まだマッタリとまでは行きませんが適度な粘性が有り、リースリングの気品が、お食事のちょうど良いお供になる感じ。出しゃばりすぎず、不足無い・・実に考えられたと言うか、狙った?バランスです。
熟成もかなり狙えると思います。ナチュールに有りがちな不安定な要素は全く見えません!とても美味しいです!
以下は以前のコメントです!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【きっと素材重視の美味しいイタリアンを食したくなりますよ!! 】
10年以上を掛けて・・・ようやっとここまで入荷数を増やしていただけました・・・。それに、フェルトリナーは昨年も入ってきましたが、ゲヴェやリースリングは2度目です。noisy
も飲んだ事は無く、極一部のリストランテさんに行くだけだったと思います。
大変申し訳有りませんが、そんな状況ですので数量を守ってご注文ください。リーズナブルで高貴なアルト=アディジェの白です。どちらも超お奨めです!
P.S.今までの経験からシルヴァーナーとフェルトリナーは今からでもOKでしょう。リースリングは硬めだと思われますので、熟成させたほうが良いかと想像しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【まだ飲んでいませんが素晴らしいはずです・・ 】
何しろ毎年の入荷最大本数が3本ほどという、べらぼうに少ないワインですので・・北海道の×ドラさんとか平塚の××専務のところのページには、残骸らしきものが残っています。
張り詰めたボディを見事に閉じ込めたエレガンスあるミネラル感が特徴です。アルト・アディジェはミネラル感は凄いんですが、そこにエレガンスを見出すこ
とは少ないですね。おそらく地中深くの石灰的ミネラル分を葡萄の根が取り込むほど深く入り込まない、もしくは地表近くに無いのが原因で、普通の畑・樹では
表層のナトリウム的なミネラルを多く取り込んでいるため・・と勝手に想像しています。ブルゴーニュの石灰とはかなり違うのが普通ですが、クエン・ホフは近
いように感じました。
美味しい、美味しくないは2005年を飲んでないので判断できませんが、今まで何年か販売してきて、
「この間購入させていただいたクエン・ホフのワインって、もう無いですよね?」
と言わなかったお客様は今のところ一人もいません・・・(^.^;;
冗談に聞こえるかもしれませんが本当です♪♪
な訳で、何も言わずに1本お買い上げされることをお薦めします。今までは極一部のワインショップとレストランに細々を販売されてきたワイン、そして、誰も
がまた欲しがるワイン、それがクエン・ホフです。今回はなんと・・・12本も入荷いたしました・・。なんか、どこかのショッピングモールのしょうもない売
り文句みたいで気に入りませんが、まだ飲んでいない以上、それしか言いようが無いのが現実です。変なご紹介ですがお薦めします。 |
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●2012Eisacktaler Sylvaner |
アイザックタレール・シルヴァーナー |
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●2011Eisacktaler Sylvaner |
アイザックタレール・シルヴァーナー |
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少々安くなりました!
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ヴィンテージが進んたものが入ってきました。今回はフェルトリナーがありませんで、シルヴァーナーのみです。1年古いのも若干のみ残っていますので、是非比較などしていただけましたらと思います。
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【きっと素材重視の美味しいイタリアンを食したくなりますよ!! 】
10年以上を掛けて・・・ようやっとここまで入荷数を増やしていただけました・・・。それに、フェルトリナーは昨年も入ってきましたが、ゲヴェやリースリングは2度目です。noisy
も飲んだ事は無く、極一部のリストランテさんに行くだけだったと思います。
大変申し訳有りませんが、そんな状況ですので数量を守ってご注文ください。リーズナブルで高貴なアルト=アディジェの白です。どちらも超お奨めです!
P.S.今までの経験からシルヴァーナーとフェルトリナーは今からでもOKでしょう。リースリングは硬めだと思われますので、熟成させたほうが良いかと想像しています。
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【まだ飲んでいませんが素晴らしいはずです・・ 】
何しろ毎年の入荷最大本数が3本ほどという、べらぼうに少ないワインですので・・北海道の×ドラさんとか平塚の××専務のところのページには、残骸らしきものが残っています。
張り詰めたボディを見事に閉じ込めたエレガンスあるミネラル感が特徴です。アルト・アディジェはミネラル感は凄いんですが、そこにエレガンスを見出すこ
とは少ないですね。おそらく地中深くの石灰的ミネラル分を葡萄の根が取り込むほど深く入り込まない、もしくは地表近くに無いのが原因で、普通の畑・樹では
表層のナトリウム的なミネラルを多く取り込んでいるため・・と勝手に想像しています。ブルゴーニュの石灰とはかなり違うのが普通ですが、クエン・ホフは近
いように感じました。
美味しい、美味しくないは2005年を飲んでないので判断できませんが、今まで何年か販売してきて、
「この間購入させていただいたクエン・ホフのワインって、もう無いですよね?」
と言わなかったお客様は今のところ一人もいません・・・(^.^;;
冗談に聞こえるかもしれませんが本当です♪♪
な訳で、何も言わずに1本お買い上げされることをお薦めします。今までは極一部のワインショップとレストランに細々を販売されてきたワイン、そして、誰も
がまた欲しがるワイン、それがクエン・ホフです。今回はなんと・・・12本も入荷いたしました・・。なんか、どこかのショッピングモールのしょうもない売
り文句みたいで気に入りませんが、まだ飲んでいない以上、それしか言いようが無いのが現実です。変なご紹介ですがお薦めします。 |
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通常商品と送料サービス体系が異なりますのでご注意下さい。 |
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イタリア ■□ Elio Altare □■ピエモンテ
エリオ アルターレ |
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● エリオ・アルターレさんの新ヴィンテージものが到着です。noisy はいつも、彼のバルベーラ・ダルバに90点以上付けてしまいます。エチケットを見ながらでも、また、リアルのテイスティングのようなブラインドでもです・・・ちゅうことは、本質的、本能的に「傑出格である」と判断していると言えます。
アルターレさんのワインは、性格的にパワフルさとエレガンスという、相反しがちなものを持っています。ですので、冬場の品温が下がり勝ちな季節には、
「めちゃんこ旨い!」
です。全てのアイテムがお奨めです。飲んでみてください!
ところでnoisy も大好きなアルターレさんのワインなんですが、このアルターレさんの輸入元であるラシーヌさんの取締役、ワイン業界の重鎮でいらっしゃる塚原正章さんの連載コラムを毎月楽しく拝見させていただいています。今月も思わず笑っちゃう・・・言い得て妙・・さりありなん・・と思わせる素晴らしい文章でした。「ワイン通より人間通」と題されたコラムですが、特に「ワイン通はいない」とか、「ワインなんとかの資格には授与者側のみにメリットがある」とか・・・あははははは・・・もう最高!是非お読みいただきたいと思います。さすが御大!まるっとまるまるお見通しです。
http://www.racines.co.jp/essay_archive/tsukahara/31.html |
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●N.V.(2009)l'Insieme Rosso V.d.T. |
リンシエーメ・ロッソ |
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カベルネ40%、プティヴェルド5%、シラー5%、ドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロあわせて50% 3〜4日間の温度管理の元マセラシオン、熟成はフランス産のバリック(新樽100%)を使い約15〜18ヵ月間。
リンシエーメは5ユーロ/本が文化遺産の保護、農民の援助、後進国の社会援助等に寄付されます。 |
限定数の特売です!・・新着価格の2/3、通常価格の約半分のプライスです!
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【リンシエーメの特売です!】
エリオ・アルターレさんの扱いがラシーヌさんからテラヴェールさんに移動しました。価格がどうなるかと心配だったのですが、一旦かなり上がり・・・その後、条件をいただきましたので、思いっきり反映させていただいてご案内します。この機会にエリオ・アルターレさんのパーフェクト・ピエモンテをご堪能ください。
ラシーヌさんは、ヴァン・ナチュールの方向性がさらに深まって行くと思いますので、その辺りをどう受け取るか・・・と言う生産者側との接点の問題で、エクスクルーシヴが動いたのかな?と思っています。素晴らしいバルベーラと、トップ品質のバローロは、やはり捨て難いものです。しかし、ナチュールと言う視点からは、少し離れているのかもしれません。
このリンシエーメと言うワインは、アルターレさんが栽培するすべての品種をブレンドして造るワインで、しかも、同じデザインで数人のバローロ・ボーイズもリリースしていましたし、1本あたり5ユーロ(・・も!)を寄付すると言う・・素晴らしいコンセプトのワインです。
ある意味、ピエモンテの・・・バローロ地区の全てを注ぎ込んだワインですから、そのもののニュアンスが詰め込まれています。当然ながら小柄だけれどエネルギッシュなエリオさんの意思が込められているんです。
凝縮していて、力強く、バローロの全てを感じると思います。タイミングによって、アピールしてくる品種が違いますので、
「こんな香りで、こんな味で・・」
と説明したところで、お客様の飲まれた時とは全く違ったものになるはずです。
つまり、ピエモンテ・バローロ地区の多様性と、その総合的なものを表現したワインですから、一元的な見方は出来ないものだと思います。そして、それが、寄付行為にも繋がっているのかなと理解しています。
比較的高価なワインですが、ここまで価格が下がれば、購入できないことも無いと思いますし、アルターレさんの思いを確かめていただきたいなと思います。ラシーヌさんの会で一度だけお会いできましたが、小柄ながらもオーラのある方でした。ご検討ください。 |
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イタリア■□ San Giorgio □■アブルッツォ/ヴェネト
サン ジョルジョ |
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● 困っちゃいますね。・・だって・・安いんですが・・・笑っちゃうくらい美味しいんだもんね・・・。アブルッツォのモンテプルチアーノで、果実味がたっぷり乗ったジューシーな味わいです。 |
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●2012Montepulciano d'Abruzzo |
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ |
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2006年ものがリアルワインガイド最新号26号で「旨安賞」をいただきました!
デザイン変更、ヴィンテージ変更していました。
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【これはかなり良いんじゃない? 安いからと侮る無かれ!】
ヴァレンティーニのモンテプルチアーノをご紹介した時に、モンテプルチアーノには2つ有ると書いていましたが、その安い方のモンテプルチアーノ・ダブルッツォで信じられないようなコスト・パフォーマンス、カリテ・プリなワインを見つけてしまいました・・・。
いや、全く文句が有りません。赤黒果実が凝縮してしっかりと各種ミネラルが香り、妥当なボディを形成して美しい余韻を見せます。このプライスで文句など・・・全く有りませんよ。
プロ仲間のテイスティングでも、2000円とか3000円とかと同等・・という評価でした。(ちょっと笑っちゃいましたが・・・)
こういうワインには、普段の掛け率を変えてしっかり儲けるべきなのかもしれませんが・・・新着のご案内だし、良いとしましょう。でも・・そうそう値上げは出来ない・・・、いや、次回の入荷からは少々値上がりはするようです。
でもワイン屋的にはどうなんでしょうか・・・。まあ、営業的にはホントちょっと困ったちゃんなワインでは有ります。飲んでみてください・・・。気軽に開けても・・・嬉しい誤算に気が付くと思います! |
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日本 ■□ Real Wine Guide □■渋谷
リアルワインガイド |
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●リアルワインガイドの最新号、第42号が届いています。いつものようにnoisy
は自然派のコラムで適当な事をブツブツ言いながら・・・書いていますので、
「また〜・・ろくでもないことを書いてるんだろう?」
と気になる方も是非!・・ご購入くださいね。 |
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Real Wine Guide No.44 |
リアルワインガイド44号 |
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12月15日新発売!
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【うわ〜・・!やる気満々の巨匠の絵は・・やっぱ、凄いね〜!】
えっ?・・いや・・決して・・
「普段は手抜き」
などと申している訳ではござらんのですよ。・・決してそのようなことはございませんので勘違いされぬように・・・。この、まるでニットが本物のような柔らかさのある・・・微妙な曲線を描いていらっしゃってですね・・ま、写実的と言いましょうか、まるで写真のような服とワイン、そしていつもの画伯の女性のお顔がイラストになっているんでございますね。
いえ・・決してそのような・・はい。 |
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Real Wine Guide No.43 |
リアルワインガイド43号 |
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【なんと43号は、フーリエの独占インタビュー!そしてなんと、あの noisyが・・・・】
表紙を見てビックリ!・・・あのフーリエのインタビューを独占で徳さんがしています。2006年もの以降の、あの素晴らしい大変身の秘密・・・聞きたいでしょ?
それに、あの noisyが・・・って、あのもそのもそれもあっちも無いんですが、なんとリアルワインガイド救出・・・いや応援広告を・・・全く広告に成って無いと言う前代未聞の1/4ページ特大広告・・・(^^;;
を掲載しています。
「・・・だから・・何?」
ま、広告を見た方でもそんな印象は拭えないでしょうね〜・・・わっはっは! |
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日本 ■□ Winart □■ 千代田区
ワイナート 美術出版社 |
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●新着では初めてでしょか・・・ワイナート誌をご紹介します。何せ、広告の関係で毎回5冊ずつは購入しなければならず・・・たまりに溜まってしまいました・・・!今回はシャンボール=ミュジニーの特集ですので、皆さんもご興味があるんじゃないかな?と思っています。 |
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やたらと・・分厚い号です〜!
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どこかで見たようなワインが2本!
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どこかで見たようなワインが2本!
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【ワイナート誌も徐々に復活??】
まだネット販売が軌道に乗る以前、、、と云うよりも、インターネットが今のように情報を簡単に得られない頃、ワイナート誌はワインラヴァーたちが挙って購入したバイブルに近い存在でした。だって・・・日本でもインターネットはようやく始っちゃいましたが、今のようにhttp全盛では無かったんですよ。米軍主導のアーパネットが若干拡張しただけみたいな感じでした。回線の状況も非常に悪いので、写真はおろか、グラフィックを掲載したりすると、
「使用者の事を考えてるのか!」
などと言われかねない状況でしたから・・・
ネットサーフィン=http がまともに行けるようになったのは2000年頃からです。それ以前はゴーファーとかニューズと言ったプロトコルも有ったんですよ。noisyも何と1995年頃にはホームページをオープンしてますが・・・まず、誰も見てなかったでしょう・・
そんなワイナート誌ですが、昨今までは2ケ月に一度発刊するなどと云う暴挙に出てましたし、クセや偏向的な論調は有る(!)けれども、美しい写真と知りたい詳しい情報を発信していたのに、
「何だよ・・・広告雑誌と変らんじゃないか・・」
とさえ思えるほどの内容の無さを嘆くワインラヴァーは多かったのでは無いでしょうか。
ただし昨今は季刊に戻し、内容も大分戻ってきたように思います・・・それでも一ケタ台の号の頃のような輝きは無いかもしれません。
今回はジュヴレ=シャンベルタンだそうです。ジュヴレ・シャンベルタンと記載するのはやめて欲しいですけどね。ま、WINART
でワイナートですから仕方ないか・・皆さんも是非・・ご覧くださいませ。 |
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ドイツ ■□ Shelter Winery □■ バーデン
シェルター ワイナリー |
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● 初めての扱いになります、シェルター・ワイナリー・・・・ドイツワインです。
ですが・・・一旦ここは、「ドイツ」を忘れてください!・・・ピノ・ノワール=フランス・ブルゴーニュという頭の中を消しゴムで消してください・・(^^;;
それほど深遠で気品あるな味わいに、新鮮な驚きが有りました!。
そして、今回新着の目玉!!是非飲んでみて欲しいワインです!
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Shelter Winery(シェルター ワイナリー)
地域:Baden バーデン
地区、村: Kenzingen ケンツィンゲン
造り手:Hans-Bert Espe、Silke Wolf
ハンス-ベルト エスぺ、ズィルケ・ヴォルフ
栽培品種:90 % Pinot Noir , 10% Chardonnay
自社畑面積:4ha
HomePage:http://www.shelterwinery.de/ |
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醸造所解説 :
バーデンのケンツィンゲンに、ハンス-ベルト・エスぺ、ズィルケ・ヴォルフ二人によって2003年に開かれた醸造所。二人はこの上ないワイン作りへの情熱からガイゼンハイム大学で勉強。その後、アメリカなど世界各地でワイン作りを学び、その経験が今日の二人のワイン作りの土台となっている。
2003年に初の収穫をした年に二人は、ワインとって理想的な“シェルター”と巡り合うのだが、それは以前カナダ空軍が使っていた空港跡地の格納庫で、当時は羊の飼料庫として使われていた。二人はその建物の隣にコンクリートの壁と重い鋼の扉を取り付け、その後ろでワイン作りを行った。
しかしながら空港跡地のこの古い建物はワイン作りに不便な点があったため、二人はこの場所に新たなる”シェルター”を建てることを決意。現在までその建物でワイン作りを続ける。 |
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哲学 :
ロー・テクノロジーによるワイン作りを実践。重力を使って輸送を行うなど、できる限り優しくブドウやワインを扱う。
栽培 :
健康なブドウを収穫する為、畑は手作業により入念に手入れされる。殺虫剤、除草剤、合成肥料を使用しない有機栽培に転換中。
収穫 :
基本的に手収穫。収穫後は小さい箱に入れられて最短ルートで醸造所に運ばれる。
プレス
赤ワイン : 伝統的なバスケットプレス
白ワイン : オープン・タンク式プレス
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醗酵
赤ワイン : オーク材を使ったオープン・ヴァットにて、手作業によるパンチング・ダウンを行なうことで自然に醗酵。
白ワイン : オーク樽内で自然に醗酵。
熟成 : 全てのワインはオーク樽によって醗酵、熟成。
清澄 : 行なわない。
濾過
赤ワイン : 行なわない。
白ワイン : 瓶詰め前に一度行なう。
亜硫酸 : 醗酵前、醗酵後段階のSO2添加はなし。ボトル詰め6−8週間前に初めての添加を行なう。 |
各畑の特徴
Kenzinger Hummelberg (ケンツィンガー・フンメルベルク): 粘土を含む石灰質土壌、南から南西向き
Malterdinger Bienenberg (マルターディンガー・ビーネンベルク): 粘土を含む石灰質土壌、南向き
Bombacher Sommerhalde (ボムバッハー・ゾンマーハルデ) : 粘土を含む黄土、南向き
樹齢4-25年ほどの若い木から取れたブドウから作る。収穫面積は2ha、平均収穫量は50-60hl/ha。オーク材のオープン・ヴァットにて醗酵。14ヶ月間使用済みのオーク樽によって熟成。
ブラン・ド・ノワール :樹齢4-35年ほどの全ての畑から取れたブドウから作る。平均収穫量25-60hl/ha。ステンレスタンクにて醗酵。ステンレスタンクの中でボトル詰めまでシュール・リーを行う。
スパークリング : シュペートブルグンダー100%。ケンツィンガー・フンメルベルクとマルターディンガー・ビーネンベルクの樹齢30年ほどの木から取れたブドウから作る。平均収穫量30hl/ha。
*シェルター ワイナリーのピノ・ノワールとシュペートブルグンダーのキュヴェの違いについて
基本的にピノ・ノワールとシュペートブルグンダーは同じ葡萄品種。エスぺ氏自身が求めるピノノワールの姿を追ったスタイルが、ピノノワールとしてリリースされる。また、より親しみやすいスタイルを持ったものが、シュペートブルグンダーとしてリリースされる。共通している点は、伝統的な木製垂直式プレス、オープンオーク・ヴァットによる醗酵、手作業によるパンチングダウン、清澄、濾過ともに行なわない。相違点は樹齢、収量の違い、樽の使い方である。
ワイン名:Pinot Noir ピノ・ノワール 2011
【畑】
畑名:Malterdingen Bienenberg マルタ―ディンガ―・ビーネンベルク、Kenzinger Hummelberg ケンツィンガー・フムメルベルクにある2 つの異なる畑
栽培技術:格子垣仕立て
栽培面積:0.9ha
品種:100% ピノ・ノワール
樹齢:30-40年
収穫量:28hl/h
土壌:石灰岩混じりのレス土
【醸造】
圧搾技術:手動型の垂直式バスケットプレスによる圧搾
発酵技術:オーク材を使ったオープン・ヴァットで自然酵母により6週間醗酵、日に4-5回手作業によるパンチング・ダウンを行う
清澄・濾過技術:なしchnique of filtration and collage): none
亜硫酸添加量:添加なし
全亜硫酸量:38mg/l |
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●2009Barden Pinot Noir |
バーデン・ピノ・ノワール |
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奇跡的に再々入荷!素晴らしい深みと気品・・・一推しです。
注:1/17(金)出荷からになります。
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【ブルゴーニュの高級ワインもビックリ!!精緻さに思わず唸ります。こんなドイツワインのピノ・ノワールが存在した!!一推しです!!】
深遠な構造と精緻さをたっぷり持つ気品溢れるピノ・ノワールです。もし、ドイツのピノ・ノワールに一家言持たれる方も、また、ピノ・ノワールはブルゴーニュに限る!と思っていらっしゃる方も、頭を真っ白して・・是非とも飲んでいただきたい傑作だと思います。
上の写真の赤い噴出しのAがバーデンのケンツィンゲンで、このシェルター・ワイナリーの畑が有る場所です。余り解像度が良くない地図で申し訳有りませんが、そこからライン川を挟んで西に僅かに30Kmも行かないほどの距離に、アルザスのベルクハイムが有り、そこから10Kmほど南に行くと、アルザスの中心地とも言えるコルマールが有ります。
ベルクハイムは、かのマルセル・ダイスの本拠地でも有りますので、緯度的にはこのケンツィンゲンもほぼ同様で、ライン川の対象位置に有ります。ライン川にはより近いロケーションです。
土壌的にはどのように違うか、比較対象も選びにくいですが、緯度的にはアルザスと同様ですので、夏は日照がしっかり得られるかと想像できます。
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上の写真は、2013年の12月7日に収穫したピノ・ノワールの第二世代です。
もう、全長が5メートル以上にもなってしまっていて、上部は高さ3メートル以上まで伸びてから、行き場を失った先端が、家の壁伝いに降りてきて巻きついています。
その最上部に、葉っぱで隠れて見えなかった第二世代の葡萄が・・・葉が落ち始めて発見されたんですね。
実があると葡萄の樹がいつまでも頑張ってしまうので、収穫しようと思っていましたが、何とも高所にあるので躊躇していました。 |
それでも何とか壁や窓にへばりついて、実を収穫しました。
種は成熟していますが、8月中旬に花が咲いた位ですから、糖度は上がりませんで、やや酸っぱいです。果汁は少なく、皮はやや厚く・・割れ始めていました。第一世代はとても甘かったですが、ヴァンダンジュ・タルディヴとは言え、第二世代は熟さないですね。 |
左の写真の色合いを見てみますと、とても輝きのある、見事な赤・・それもしっかり色付いています。ロゼのようなピノ・ノワールでは無く、さりとて、アルザスのやや黒みの多いピノ・ノワールとも違うように見えます。
香りは穏やかながらとても精緻で、神妙さや荘厳さまで感じるものです。気品あるチェリーやベリーの深いアロマと、少し燻されたような煙、深みや構造を維持するミネラリティの風味が渾然一体となっていますが、とてもシームレスで一体感が有ります。
ピノ・ノワールらしいエレガントさと、僅かに黒味を感じる果実の強さが均衡しており、自然に構造の深さを感じ取る方に向かされます。そして、「いつまでも留まろうとする果実の中心」・・・、舌の中央に積層感覚を創り出し、とてもゆっくりと退場して行きます。後には、深い構造から遅れて出てくる「塊」が、さらに感覚を使用させます。
一般には、キレの良いワインかと思われるかもしれませんが、決してそうでは無いです。留まろうとするワインです。しかしながら、その留まり方が、実に奥ゆかしく、自然な形で有って、とてもピュア感と精緻さが有るんですね。前半・中盤・後半・余韻・・・そのいずれにも留まろうとしていて、そこでのパフォーマンスがとても美しいです。
何と比較すると近いか・・考えてしまいますが、マルセル・ダイス初め、アルザスのピノは余り似ていないように思います。むしろブルゴーニュで、シャンベルタンとか、シャルム=シャンベルタン等が似ていて、しかも、収量を大きくしない造り手でしょう。でも、かといって、両デュガやペロ・ミノのような、果実爆弾、超濃厚なスタイルでもありません。誤解を恐れずに言ってしまえば、むしろルソー的な味わいのシャンベルタンの、熱量やエネルギーを少しアップさせたような味わいに近い・・かと思います。
また、当然ですがキッチリとドライな味筋です。果皮の他には果肉が少しだけ・・・というようなニュアンスです。・・・そう、上記の写真の第二世代ピノ・ノワールのような、皮が1、果肉が2、種が7
みたいな・・割合のように感じます。
ドイツのピノ・ノワールがどうのこうの・・と言うより、ピノ・ノワールと言う葡萄品種のワインの中で同列に語って欲しい素晴らしいワインでした。既にご注目いただいていらっしゃる方も多いようです。是非飲んでいただきたいワイン!お勧めいたします。一推しです! |
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イタリア ■□ Aldo Conterno □■ ピエモンテ
アルド コンテルノ |
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● 久し振りのアルド・コンテルノです。コンテルノ兄弟のアルドとジャコモはバローロ地区のトップ生産者です。モンフォルテ・ダルバに本拠が有ります。兄弟は1969年に喧嘩別れしたと聞きましたが現在はどうなんでしょうね。
アルド・コンテルノはイノックスタンクで発酵、大樽熟成というスタイルで、リリース直後は硬いことが多いですが、非常に長命なワインに仕上がります。
今回はグラン・ブッシアのシャルドネ版とも言える希少なブッシアドールと、アルドのラインナップの中では比較的早熟なブッシア・コロネッロをご紹介します。 |
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●2009Langhe Bussiador |
ランゲ・ブッシアドール |
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●2005Barolo Bussia Colonnello |
バローロ・ブッシア・コロネッロ |
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【ブローカー仕入れですが、コンディションはとても良さそうに見えます!】
とても良いシャルドネがバンバン見つかりそうなピエモンテ近郊ですが、noisy的私見では、何故か・・・どうも余り見当たらないように思います。まぁ、確かにガイア辺りは良いですが価格もとんでも無いですしね。このブッシア・ドールも正規は非常に高いです。
しかし、葡萄を選び、樽を吟味し、丁寧に造られるこのブッシア・ドールは一度飲んでみたいと思ってました。今のところは未テイスティングですが・・・誰か飲ませてくれるかな?・・(^^ どんな仕上がりなのか非常に興味の有るシャルドネです。ちなみにこちらはバローロ系の仕上げと違って、100%新樽のようです。でもさすがにまだ早いかな?・・・
バローロ・ブッシア・コロネッロは単一畑のブッシアのクリュです。アルドの中では比較早めに熟すと言われています。エージェントさんのアドヴォケイトの批評文では2010〜2020年まで飲み頃が続く・・・と書かれていますが、何を言わんや・・良く判りません。そろそろ飲めるようになってきた感じじゃ無いかな?と想像しています。
○2009 CHARDONNAY BUSSIADOR / ALDO CONTERNO
アルド・コンテルノは、1969年にモンテアルバにて設立されたワイナリーです。 ブリッコ・ブッシアを中心に11haを所有し、極めて芳醇なワインを産み出すことで、実兄であるバローロの重鎮、ジャコモ・コンテルノに勝るとも劣らない人気を誇ります。
まずは「幻のシャルドネ100%ワイン」とも評される大変珍しい白、 「シャルドネ・ブッシアドール」です! 厳選したシャルドネの果実のみで造られるワインで、生産量は最大でも27樽とのこと…。
リッチなトロピカルフルーツ、スパイス、バター風味のポップコーンなどが 感じられるという、バローロ産の珍品かつ逸品をお試しください。
●2005 BAROLO BUSSIA COLONNELLO / ALDO CONTERNO
こちらは、バローロ・ブッシアの単一畑、コロネッロに植えられた樹齢40〜45年のブドウから生まれる「バローロ・ブッシア・コロネッロ」。
パーカーポイントは93点!
「スパイシーかつフローラルな赤系果実の印象に、魅力的な緻密さと深みが感じられる。タンニンは甘くシルキーで、飲み頃は2010〜2020年頃まで続くだろう」 とのこと。
こちらのコロネッロは、アルド・コンテルノの他のバローロよりも比較的早い熟成を見せるようですので、最適なタイミングで抜栓して
いただければと思います! |
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● さあ、ここからはボージョレではなく、他の地域に移動します。なんとギリシャのヌーボー!地中海の青い海のニュアンスがきっとどこかに感じられるでしょう!価格もとてもリーズナブルです!
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■歴史
スクラヴォス家は十三代前から、ウクライナでワイナリーを持っていたが、現在の当主エヴリヴィアディス(ヴラディスの本名)の曽祖父の代に戦争で家を失い、親類が住んでいたケファロニア島に移り住んだ。
■土地
曽祖父が選んだ土地リクスーリのある半島は、ワイン畑しかないというほど、ブドウ栽培が盛んであった。が、政府がワイン畑をつぶしてホテル用地に当てることを奨励したため、大部分の畑が失われてしまい、現在では荒地となっているか、オリーブの木が植わっている。エヴリヴィアディス(ヴラディス)の父、スピロスが畑を買い始め、耕作を始めるが、次第に自然志向になっていき、ビオディナミ農法にたどり着く。そして二十年ほど前からワインを家の裏で造りはじめ、現在に至る。 |
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■現在
全体で約10ha分のブドウの収量があるが、ヴラディスが所有する畑は1.5haのみ。借地としては、働き手不在の古い畑の手入れを任せてもらっている分が2ha。両方の畑は、ヴラディスの思いどおりにビオディナミで手入れをしている。その他の畑からの買いブドウは、必ずしもビオ栽培ではないが、剪定以外は何もしなかったり、働き手がいなくて半分放置されているような畑もある。
■2012年ヴィンテッジ (参考)
2012年はブドウ栽培にたいへん好都合な天候であった。ヴラディス自身が管理する畑は、病虫害もなくとても健全で、収量も多かった。気温は観測史上四番目の猛暑であった。 |
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【キュヴェ】
商品タイプ:ヌーヴォー
商品名:ネオス・イーノス Neos=Nouveau(新しい) Oinos=Vin(ワイン、酒)
産地:ギリシャ、ケファロニア島 リクスーリ村(生産者の所在地)
品種:
赤:マヴロダフネ(ケファロニア島産)
白:ザキンティノ(ザキントス島産/樹齢5〜10年)
栽培:自社畑で、ビオディナミック栽培
収穫:手摘み
畑、土壌:スクラヴォスは、ケファロニアの各所に畑を所有。 |
■輸入元ラシーヌ様より
ギリシャのヌーヴォー 『ドメーヌ・スクラヴォス』 より2013年は、赤ワインも入荷決定!
ギリシャ・ワインの真髄をご紹介してから、はや4年になりました。
個性あふれる深い味わいは確実に認知され、評価は高まる一方です。2012年のラシーヌ便り1月号でスクラヴォスについて書いたとおり、土壌が優れているだけでなく、フィロキセラのいない畑で、ゴブレ仕立てで栽培されるヴィーニュ・フランセーズの古木と、自然な醸造に向けての努力は、願ってもないワイン環境であるといえます。
昨年にはじめて入荷しましたスクラヴォス製ヌーヴォーについて嬉しいニュースです。このたび、ヴラディス・スクラヴォスの豊かな感性により、赤ワインでもヌーヴォーを造っていただけることになりました。
シチリア島の東海岸からイオニア海を挟んで400km東に位置するケファロニア島では、毎年8月上旬に収穫が始まります。すでに多くの方々からご愛顧を賜っている、「エフラノール」と「ロボラ」は、香り高くてかすかな果実の甘みが魅力的なワインです。
今年の収穫を8月15日に控え≪白ワイン≫は昨年同様≪ザキンティノ種≫から、今年が初リリースとなる≪赤ワイン≫は≪マヴロダフネ種≫(マヴロ=黒(ブドウ)、ダフネ=ユーカリ)から生まれます。
2013年も昨年同様に天候に恵まれ、よいヴィンテッジとなりそうです。
「ブドウも順調に成熟し、8月15日に収穫する予定だ。今年の出来にも期待できそうで、収穫が待ち遠しい」
と8月6日に連絡が届きました。ヴラディスは、自社畑産のブドウ以外では、島の林の中に点在する古い畑のブドウをふだんから購入しています。手入れのされていない林の中を、かきわけて収穫するとのこと。ですから、有機栽培とか農薬無散布などという現代の視点とはかかわりなく、野生化したような畑からの産物なのです。
ちなみに、今回のスクラヴォスのヌーヴォーで使用する黒ブドウ、≪マヴロダフネ種≫は、彼が造る最上のワイン、Orgion(オルギオン、上代4800円)にも使用されている品種です。この品種の味わい深さは前回入荷しましたキュビ・ルージュ(3L Bag
in Box)をお楽しみいただけた方々の記憶にまだ新しいかと思います。
ヌーヴォー白は≪ザキンティノ種≫ (写真下、2012年の写真)
ケファロニアの20km南にあるザキンティノ島原産の品種で、現在ではほとんど栽培されていませんが、香り高く繊細で、とても軽やかな印象を与えます。昨年に廃業した造り手の畑を引き取り、栽培方法はクラヴォス流に変えたばかりです。樹齢は5〜10年。「自然な農法に転換して一年目だったのでかなり心配だったけれど、綺麗な実をつけてびっくりした」とのこと。
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●2013Neos Oinos Erithros |
ネオス・イーノス・エリュトロス(赤) |
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実にジューシーでピュアな味わいです!
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●2013Neos Oinos Leikos |
ネオス・イーノス・レウコス(白) |
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とてもフルーティ!So2が少ない性でしょうか!
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【地中海に突き出たギリシャ!そして神々のいらっしゃる天国に近い島!?抜群の天候から素晴らしいヌーボーに!】
2013年より扱うことになりました、ギリシャのヌーボーです。何しろ南国なので、まず天候は心配ないかと思いますし、以前にスクラヴォスのワインはご紹介させていただきまして、中々の評判をいただいています。何しろギリシャですから・・・・
お客さん 「ギリシャのワイン、くださ〜い!」
ワイン屋 「は〜い!」
のようには、中々行かないんですよね。余りにも出回っていない・・・(でも品質は確かですよ)。
自然派のワインの輸入に掛けては当代随一のラシーヌさんの輸入です。「ギリシャのヌーボー(新酒)」というだけでもテンションが上げられるんじゃないかなと思いますし、何よりユーロ高で高くなってしまったフレンチワインよりもかなりリーズナブルです。
到着後、しっかりテイスティングしました。とても真っ直ぐな美味しさのある新酒です。ギリシャならではの真っ白な直射日光が育んだ葡萄が、地中海の海風によるミネラリティと一緒になって、とてもピュアな味わいの濃厚さのあるワインになっています。
白は、まったく二次発酵などはしていないピュアなラインを突き詰めていますが、
「SO2の少なさゆえのリアルなフルーティーさ!」
に溢れています。
noisy は、本当は余りデイリー価格のワインに「フルーティー」という言葉を使いたくないんです。SO2でガチガチになった安いデイリーにフルーティーさなどは皆無ですから・・・。
口に含むと、中盤から後半に掛け、実にリアルなフルーティーさが覗いてきます。しかも基本、全くドライですが、濃密さが甘さを勘違いして連れてきてくれます。
赤の方も実に健康で濃厚な、そしてドライな葡萄ジュースを飲んでいるかのような錯覚になります。深い構造は有りませんが、シンプルな若い葡萄由来の美味しさが凝縮しています。これはこれで・・とても美味しいです。
地中海の青い海、乾いた空気、輝く太陽の光を浴びた素晴らしいヌーボーになるかと思います。赤はマヴロダフネ種、白はザキンティノ種です。noisyもこのワインのご紹介に当たって、ギリシャ語で思いっきり悩んでしまいましたが、難しいことは考えず、ピュアで健康的なヴァン・ナチュールのヌーボーをお楽しみくださいませ!
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イタリア ■□ G.D.Vajra □■ ピエモンテ
ヴァイラ |
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● 初の扱いになります「ヴァイラ」をご紹介します。とにかくここ、ヴァイラのドルチェットの美味しさったら・・半端無いんですよ。ずっとやりたかったんですが、エージェントさんも見つからず・・・テラヴェールさんで扱い始めたと思ったら・・・価格が高すぎてどうにもこうにも。
ですが、今回は破格な条件をいただけましたので、とてもリーズナブルにご案内が可能になりました!とにかくメッチャ美味しいドルチェットと、少しわかめだけれど深みが有る王道のバローロの2アイテムをご紹介します!
エージェント情報 |
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毎年120種の醸造を試す
現当主アルド・ヴァイラ氏とミレーナ婦人は非常に穏やかでピエモンテは勿論、他の産地の造り手からも慕われる人格者。醸造や栽培の経験や知識を若い世代に伝えることを重視していて、若い醸造家達の憧れの存在にもなっている。現在は息子のジュゼッペも参加し家族経営を続けている。アルド氏の父親はワイン造りを仕事とはせず、街で働いていた。醸造学校を卒業後、お爺さんが所有していた僅か0.3haの畑と樽の枠だけを相続しワイン造りを開始。転機はすぐに訪れた。86年、バローロ地区が雹害でほとんど全ての畑が壊滅的な被害を受けた年だ。大不況の真只中の雹害で多くの造り手が廃業していったが、諦めきれず借金をして畑を買い増したのだと言う。今ではバローロ村を中心に各地域の優良畑を所有している。 |
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ワインは葡萄の味でなくてはいけない
『美味しいのは当然。“安全”で“清潔”。そして“美しい”ものでなければならない。そしてリンゴジュースを飲んだらリンゴの味しかしてはいけないのと同じようにバローロを飲めばネッビオーロの味がすべき。樽由来の甘味やタンニンや香も必要ない』現にヴァイラのバローロは美しい均整の取れた酒質で素直にフルーツを感じさせる。熟成と共に妖艶さを増していくが、ネッビオーロらしさは崩れない。発酵はステンレスタンク(一部大樽)。自然酵母でゆっくりと発酵を進める。タンクのあらゆるところで糖分が二酸化炭素を造り果帽を押し上げることが重要(1日に2回櫂入れを行う)。ネッビオーロはカベルネやメルローと違い果汁にアントシアニンや色々な要素(香味成分も果皮に多い)を含まないのでこのフォラトゥーラ(櫂入れ)は大切。特に樹齢の高いネッビオーロは収量が落ちるだけでなく、果実そのものが小さくなり、果汁に対する果皮のバランスが若い樹と比べて高くなる。より一層フォラトゥーラが重要になってくる。『果皮比率の高い高樹齢のネッビオーロは多くの要素をワインに与える。高樹齢であれば過度の抽出も必要なく、適度なフォラトゥーラをしてあげるだけでバローロは偉大さを備える』 |
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マルセル・ダイスから移植したリースリング
アルド氏は様々な挑戦を続けている。醸造学校の卒業論文は“白ワインにおけるマロラクティック発酵”だったそうで、当時憧れていた品種リースリングを植樹。ドイツ系リースリングと古い友人であるマルセル・ダイスの100年以上の畑から無作為に取った色々なクローンを植樹したそう。『単一クローンでは複雑味を産まないのは明らかマルセル・ダイスは早くからそれに気付いていた』当初、全く売れなかったというリースリングは今ではランゲ地方だけでも14の造り手がリリースする人気品種となった。ヴァイラは全ての品種で素晴しいワインを造っている。中でもドルチェットは秀逸。通常は収量が落ちる為30年程度で引き抜かれるがコステは50年、フォッサーティも27年程度と高樹齢。ネッビオーロ同様ピュアで曇りのないワインでチェリーやスミレの香が爽やかに香るエレガントなドルチェット。 |
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●2010Dolcetto d'Alba Coste & Fossati |
ドルチェット・ダルバ・コステ・エ・フォッサーティ |
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追加できました!限定特売です!非常に美味しいです!
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【ボトルを見たらお判りになるでしょう!こんなプライスのワインじゃ有りません!メッチャ美味しいです!
】
このワインは絶対に買っておきましょう!美味しくないと言う方がいたら・・・いや・・止めておきます・・(^^;;
絶対の自信を持ってお勧めします。ヴァイラのドルチェットの上級キュヴェです。他に、単にドルチェット・ダルバと言うアイテムも有りますが、noisy
が昔飲んだのはそちら。それでも滅茶苦茶美味しかったですが、ヴァイラは本当にドルチェットの造りが上手いです。
精緻さに溢れるドルチェットなんですが、とても外交的で、しかもブルゴーニュワインのような美しい酸を持っています。通常ドルチェットは、どうしても理解不能なアヤフヤな形のパレットしか描けないものですが、やはり一流生産者になると素晴らしいワインに仕上がるんですね。
赤に僅かに黒味が入り、チェリーとベリーのニュアンス、舌先にまだ若い故か、ほんのわずかな泡立ちをピチピチっと感じます。中域は透明ながらも、果実感を伴って適度に膨れ、ドライながらも旨みを持ったエキス感とともに長い収束を感じさせてくれます。重厚さも有りますが、
「あ、もう一杯飲みたい・・」
と感じさせてくれます。何より雑さが全く無く、ドルチェットと言わなければ、
「あれ?・・フレンチワイン?」
などと惑わされるかもしれません。
かなり旨いので・・・しかも、価格はおそらく1/2〜2/3です。デイリーと変わらない価格で高級ワインを楽しめますので、これは超お勧め!是非にもご検討くださいませ!数本ゲットされると良いと思います! |
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イタリア ■□ Salvioni la Cerbaiola □■トスカーナ
サルヴィオーニ ラ チェルバイオーラ |
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●心を震わす感動を与えてくれるワイン..。ブルネッロの中のブルネッロ..。そんな感じがします。エノロゴは「追っかけ」さえ出てきそうなアッティリオ・パッリです。
サルヴィオーニさんのワインは、リリース直後から美味しく戴けますが、真価を発揮するのはブルネッロで10年は掛かるでしょう。早めに飲んでも充分に美味
しいので、その本質に迫ることはかなり難しいと思います。その前に、まず手に入れること...。それが一番難しい! |
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●2008Brunello di Montalcino |
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ |
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●2006Brunello di Montalcino |
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ |
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アドヴォケイトも史上最高点!なんと97+Points!
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【グレートな2006年ブルネッロ!2008年は価格も実にリーズナブル!】
何故か久しぶりの入荷になってしまいましたが、noisy も大好きな生産者で有り、昔から探し回って何とか入手しては、皆さんにご紹介させていただいていたサルヴィオーニです。その頃は正規のエージェントが無く、ブローカーを探しては入手していたものです。エノロゴはアッティリオ・パッリ。しなやかで深遠な味わいを造り出す天才です。
2006年のブルネッロは、日本にはほとんど入ってきておらず、ブローカーを通じて何とか入手しました。探してみてください・・・アドヴォケイトでは、実はサルヴィオーニとしては2007年をも凌いで最高の97
+ Points と言う評価です。
まあ、このワインを「サクッ」と開けてしまう方はいらっしゃらないとは思いますが、少なくとも2016年頃までは手を付けない方が良いでしょう。その前でも美味しくは飲めますが、勿体無いし、何よりも本質が見えては来ません。
2008年は91点と少し控えめな評価ですが、サルヴィオーニのブルネッロは「濃厚さで勝負しないエキスタイプ」ですので、
「判りやすい濃厚さに対してのみ点を付けやすい評価者」
になりますと、このような荒れた評価になる訳です。つまり、表面しか見てない・・・内面にまで目が行かない訳です。評価者は好みで判断するものでは無いはずなのに、だからそんな低い点を付けてしまった本当はポテンシャルの高かったワインに将来出合うと、
「私は間違っていた・・」
と云わざるを得なくなります。PKさんにしても今まで何度そうやったことか!・・・良い畑と良い生産者からは素晴らしいワインしか生まれないものです。
「ワイン自体が外交的でない硬い時期にテイスティングしているかもしれない」
と、いつも自分に言い聞かせながらの慎重なテイスティングは、慣れ、慢心とともにやってきます。なので、2008年のブルネッロはとてもリーズナブル、有り難い事だと思いましょう!是非ご検討ください。
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イタリア■□ Montalbera □■ピエモンテ
モンタルベラ |
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● 今回、一推しのワインです。かなり素晴らしいと思います。モンフェッラートのワインは、どこかちょっと「頼りない」ようなイメージがあるかもしれません。こちらは実に香り高く、柔らかで旨いです。ご検討ください!
「モンタルベラ」は20世紀初めに創業したワイナリー。 今やイタリア国内にて高評価を受ける、ワイン造りの先端技術を備えたトップの生産者として知られるようになりました。
そんなモンタルベラが所有する畑には、半分以上の土地にピエモンテ州のマイナー品種である「ルケ」が植えられています。 ピエモンテのブドウといえば、真っ先に思い浮かぶのがバローロやバルバレスコに使われるネッビオーロ。このネッビオーロに似た香りを持ち、 ほのかな苦味が印象に残るというルケがワインに姿を変えたならば、それは上質な一本に仕上がるはず…。
そんなルケへの熱い期待を込めて醸造に打ち込んできたモンタルベラですが、なんとイタリアの著名なワインガイド『ルカ・マローニ
2011』で、このルケの2009年ヴィンテージが、最高得点となる99点を獲得してしまったのです!
イタリアでも非常に辛口と言われる『ルカ・マローニ』 で99点… しかも同誌では「100点」という採点がないので、実質99点が最高得点となるのです。
ちなみに今回ご紹介する「2010年ヴィンテージ」は、98点とこれまた素晴らしい評価をされていますが、一点下がったとはいえ、この98点という点数は『ルカ・マローニ
2012』での最高得点というのですから、まさに感服のひと言です!
ひれ伏すしかないような、驚くべきハイスコア・ワイン… イタリアワイン好きを自称する方なら、この評価を前に素通りすることなど出来ましょうか!!
テイスティング・コメント
【色】
透明感のある明るいルビー色。
【香り】
バラの香水のような、華やかな香り。アプリコットやマンゴスチン、ライチの芳醇な香り。その間から酸味を思わせる柑橘類やオレンジピール等の心地よい香りも。ブラインドならば、白ワインではないかと思わせるほどのユニークなニュアンスを有している。
【味わい】
アタックは控え目だが、水気があり甘くシルキーな果実を口に含むかのように、丸みのある甘さが広がる。タンニンは殆ど感じられない程に繊細。印象的な個性を持った味わいで、ハムやシェーブルチーズ、変わりどころではお好み焼きやソース焼きそばとも合わせてみたい。
基本情報
DOC ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェラート
セパージュ ルケ100%
年間生産量 8,000本 |
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●2010Ruche di Castagnole Monferrato Laccento |
ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート・ラッチェント |
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【一昨年ご案内させていただいた2009年は即日完売でした!素直に1本、買っときましょう!素晴らしい高質感!滅茶苦茶旨いです!
】
モンフェッラートのワインは、品種が何で有るかによらず、どこか中抜けしたようなニュアンスが、むしろ特徴のように感じてしまっていました。柔らかいのだが持続せず、中盤・中域に空虚な部分を感じてしまうんですね。当初、このルケにしても、
「ルカ・マローニの最高点だとは言っても、きっとお手盛り作業によるものだろうなぁ・・」
位にしか感じていなかったんです。ですが、良い意味で裏切られました・・素晴らしいワインでした。
モンフェッラートらしいソフトな舌触りは変りません。ハーブ、ミント、メントール、赤・黄・白のフラワリーなニュアンス、淡い赤い花・・。中盤、中域に抜けは無く、見事に膨らみ持続・・実に柔らかく長い余韻を見せてくれます。
特にイタリア北部のワインで、ハーブやミントのアロマが香ると、
「ちょっと香りが強すぎてキツイ・・」
と感じられる場合が多いです。それはおそらくミネラル・バランスに由来するはずですが、畑の仕上げに関わってくる事なのでしょう。地中深く、養分・水分を求めて根を張って初めて、その高貴さを纏う権利が生まれ、そこに「何か」が有った場合に、高品質なワインに生まれ変わることができる素質を手に入れられる・・ということなのでしょう。
この「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート・ラッチェント」は、抜栓直後、わずかにボディの膨らみが遅れるため、香りのニュアンスが先行しますが、酸素の供給が始って5〜10分で、まあ・・素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。全くくどくなく、濃くなく、流れるように美しく、優しく接してくれます。そして、かの香りが、これほどまでに高貴なニュアンスとして感じられるものかと思っていただけるでしょう!是非飲んでみてください。一推しのイタリアワイン!「モンフェーラートの薔薇」と形容しましょう。美味しいです。 |
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インド■□ Sula Vineyards □■ナシク
スラ ヴィンヤーズ |
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● 「・・・・・・・」 → 絶句した様子
が、想像されます。インドのワインです。
「インドかよ!」 → 突っ込まれた感じ
が伺われますので、「インドです!」
noisy も全く同じような印象でしたので、よ〜く判ります。でも、有機的なアプローチをしている葡萄園で、味わいもなかなかのものでしたのでご紹介します。そうそ
う、価格も滅茶苦茶に安いです!インドの西部の、標高の高い(600メートルほど)畑で仕立てています。それでも緯度はかなり低いですよね〜。インドです
よ!3度目のご紹介です。
ですが、まあ・・・本当に・・・これ、馬鹿に出来ないですね。全てのアイテム、それぞれに本当に素晴らしいです。デイリーとしたら、これ以上無く安いですし、味わいも良いです。インドのワインもこれから世界を席巻するようになるのでしょうか?
「・・・そんな訳、あるはず無いじゃん!」
と思われるなら、確かめてみるしか無いですよね。是非確かめてみてください。2度目、3年目?のご紹介ですが、前回よりも更に洗練されてきています。おそらくワインメーカーさんの感性が凄いのかな?と思える、かなりレベルの高いデイリーワインです。インド、恐るべし!数学やIT産業だけじゃ無かった! |
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【スラ・ヴィンヤーズの大ヒットワイン!】
どうもインド国内でヒットしたとかしないとか・・で、日本には中々入ってこなかったアイテムです。安くてフルーツ爆弾なワインです。バランスも適度な酸が有って美味しいです。チリワインとかがお好きな方にはピッタリですし、我々も少し温度を下げ気味にするとちょうど良いかなと・・思います。
セパージュはメルロ、マルベック、ジンファンデルです。実に濃厚で・・いわゆるフルーツボンバーですが、しつこくなってない、品もそこそこ有るのが良いです。何せ安い!そして・・
「悟ってから・・どうすんの?」
などと言う、悟りとは大きくかけ離れたnoisyみたいな世俗にまみれ人は、突っ込みたくなってしまいます・・・サトリを飲んで悟り、何に帰依するのか・・知りたいところです・・
このフルーツボンバー、とっても美味しいです。noisy には少し濃いですけどね。お若い方にはピッタリかな・・。もし、高価なブルゴーニュを友達の若い夫婦に飲まれたくなければ、
「これを飲んで悟りなさい!」
と言ってあげましょう!若い方にお奨めします! |
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イタリア ■□ I Vigneri □■ シチリア
イ ヴィネーリ |
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● ラシーヌ・セレクションです。余りに希少なワインです..。「判ってくれる方にだけ販売していきたい」との合田さんの言葉が全てを語っています。下記がいただいた案内文です。
新規に扱うシチリア・ワインをご紹介いたします。シチリアで理想のワインを探し求めていましたが、遂に出会うことができました。I
Vigneri イ・ヴィニェリ の Salvo Foti サルヴォ・フォティ はエトナ大学で醸造学を研究・指導するかたわら、BenantiやGulfiをはじめとするシチリア東部の代表的なワイナリーのコンサルタントを長年務めています。が、そのかたわら、過度の抽出による極端に濃厚な色合いと、コンセントレーションの強い味わいの「近代的な」ワインが横行するシチリアで、正反対のスタイルのワインを自身の畑でつくり始めました。標高1200mにある2haばかりの畑〔Calderal村)で、500リットルの古樽で発酵させる、伝統的な醸造法です。品種は、ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カプッチョ、アリカンテ、わずかに「フランス品種」といわれるものです。初めて味わったときの印象は、自然な果実味がすーっと立ちのぼり、洗練された上品な味わいの中に、エキスがしっかりと閉じ込められており、かつて大樽で発酵・熟成されていた時代のロッソ・デル・コンテを思い出しました。サイボーグのようなスタイルのシチリア・ワインに辟易していた私たちは、驚きとともに、すぐにラベルをたよりに、誰がこのようなワインを造ったのか、探索にかかりました。出会ってみれば、何年も前から、グルフィのセラーでワインを造っていたハンス・ゼネールのコンサルタントをしていた、面識もあるあのサルヴォ・フォティとわかり、大笑いしました。初ヴィンテッジの2001年は生産量350本、2002年は800本だけです。イタリア国内でも、サルヴォが自身のワインを造っていることは知られておらず、輸出は日本のみです。誰よりもエトナのワインを知る人と評される、サルヴォ・フォティが造るエトナの真髄です。 |
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Salvo Foti、語る
―― 日本でのインタビューより ――
2009年6月
宮嶋 勲
今年ヴィーニタリーの会場で、5月にサルヴォ・フォーティが来日すると、合田さんと塚原さんから聞いた時は驚いた。サルヴォは、エトナからパキーノに至るシチリア島東部からほとんど外に出ないし、顧問先のベナンティで会っても、「ワインがぼくの代わりに語ってくれるから、ぼくはなにも話すことはない」とほほ笑んでいるだけの無口な男。その彼が遠い日本にどんなメッセージを持ってくるのか、私は大いに興味をかき立てられた。今回の来日では3日間通訳としてサルヴォに同行したが、エトナへの熱き思い、自らのブドウ栽培、ワイン造りの哲学を、シチリアにいる時よりはるかに雄弁に、情熱をこめて話していたのが印象的だった。今、イタリアワイン界は、エトナワイン・ブームで、ここ数年でシチリアの有力な生産者のほとんどが畑をエトナに購入した。一般には無名だが「知る人ぞ知るコンサルタント」だったサルヴォも、「エトナを知り尽くした男」として一気に注目される有名人となった。でも彼は全く変わっていない。「自分が30年間やってきたことを今も淡々とおこなっているだけ。私は1ミリたりともぶれていない。世の中の流行が変わっただけ。10年前には私のやり方を時代遅れだと馬鹿にしていた人たちが、今は私を絶賛している」と、話すサルヴォ。それでは、それでは彼が30年間おこなっていたことは、なになのか、インタヴューすることができた。
サルヴォ・フォーティは1962年にエトナで生まれた。祖父は農夫でエトナに小さな農園を所有、自らの畑を耕す以外に、小麦、果実の収穫、ブドウの剪定など様々なアルバイトをしていたが、生活は決して楽ではなかった。時代はまさに高度成長期で、社会は工業化に走り、農業は若者に見捨てられつつあった。サルヴォの両親も農業を継がずに、スイスに移民した。ただ3歳だったサルヴォは祖父、祖母とエトナに残された。金銭的には貧しいが、豊かな自然と伝統に囲まれた幼年期の農村生活はサルヴォに強い印象を与えた。ワインに初めて触れたのもこの時代である。
「祖父はパルメントと呼ばれるエトナ独自の醸造設備で、自家消費用ワインを造っていた。祖父のワインは赤というよりもロゼに近いもので、黒ブドウと白ブドウを一緒に発酵させて造ったものだった。出来たてのワインは、野性のイチゴの香りがして本当素晴らしかった。子供ながらも私はすぐに魅了された。祖父はワインを600リットルの樽に入れて保存していたが、収穫翌年の夏にはもう酸化しはじめていた。でも、秋になればまた新しいワインができるから問題はなかったんだ。子供には水で割ったワインにパンを浸して食べさせる習慣があったから、私も最初はそうしてワインの味を覚えていった」
と、サルヴォは懐かしむ。
サルヴォが8歳の時に両親は帰国し、父はパスタ会社に勤めた。一家はカターニアで暮らし始めるが、エトナでの暮らしが大好きになっていたサルヴォは町での暮らしに馴染めなかった。「暇があれば祖父のところに遊びに行っていた。田舎の暮らしを懐かしんでカターニアでウサギを飼ったんだが、臭いがくさいと皆に嫌がられたものだ」。 中学を卒業したサルヴォは、農業学校に進むが、周りは皆が反対したそうだ。「当時は農業のイメージはとても悪く、若者は工業学校に行きたがった」
最初の2年は基礎農業を学び、次の4年間はブドウ栽培と醸造を学んだ。「当時は世の中のワインに関する関心は低く、私のブドウ栽培・醸造クラスには13人の生徒しかいなかったが、その中でもワインの仕事についたのは私だけだった」
学生時代で鮮明に記憶に残っているのは、毎年夏にカターニアのワイン仲買人と一緒にトラックで農家を回りワインを買いつけたことだ。ドメニコ・アランチョという名のこの仲買人は、農家から買ったワインをビン詰め業者に売ったり、オステリアに売ったりしていた。善良な男で、13歳のサルヴォをとても可愛がってくれた。
「子供の時からワインに魅せられていたぼくは、彼の手伝いをできることにとても満足だった。お金はもらえなかったが、食事は食べさせてもらえたし、プレゼントも時々もらった。ドメニコは人が良かったので、ワインの量をごまかされたり、悪いワインをつかまされそうになったりしていたが、そんな時はぼくが助言して助けてあげた」
とか。サルヴォは、かなり機敏な子供だったようだ。ドメニコとは7,8年にわたり毎年一緒にワイン産地を回ったが、これはサルヴォにとって貴重な体験だった。
「エトナが中心だったが、この時代のエトナはまだブドウ畑が多かった。ドメニコと一緒に回ることで、エトナのすべての村、すべての区画を知ることができた。当時は石膏で樽を封印するのが普通だったが、ワインを購入して石膏の栓を樽から外す瞬間が大好きだった。素晴らしい香りが溢れ出てくるんだ」
パキーノにも買い付けに行ったが、そんな時は未明にカターニア出発した。
「そして夜カターニアに帰ってくると、ドメニコは、簡単なつまみでワインを飲ませる店に行った。ぼくはそんな店の雰囲気が大好きだった」
当時シチリア島南東部で造られる赤ワインは、「パキーノ」と呼ばれていて、誰もそのワインがネーロ・ダヴォラという品種で造られていることは知らなかった。当時からパキーノのワインは色が濃くて、アルコール度数が15度か16度あったそうだ。「ドメニコは買い付けたワインで樽を満タンにせずに、必ず4分の1ほど残していた。実はそこに水を入れて、薄めて売っていたんだ。それでも、十分濃いワインだったから苦情もなかった。そして、そのパキーノを売りきってしまうと、樽を洗わずにマルサラに行って白ワインをその樽に入れてもらい、ほのかに赤色がついたワインを、ロゼワインとして売っていた。面白い時代だったよ」
サルヴォがこの古き良き全盛期のエトナとパキーノのブドウ栽培、ワイン造りを直接知ったことは非常に重要だと思われる。たとえサルヴォがどれほどワインに興味を持っていたとしても、彼が学校を卒業してから産地を訪問し始めていたのでは、全盛期の伝統を身近に知るには遅すぎただろうから。
学生時代のもう一つの年間行事はエトナの収穫に参加することだった。「ワイン造りの現場の雰囲気が好きなんだ。学校は9月に始まったが、僕はいつも収穫を終えて、10月から学校に行っていた。だから前期の成績が悪かったが、後期で回復した。栽培、醸造は大好きだったから勉強は苦にならなかったよ」。 ちなみにサルヴォは首席卒業である。
「当時のエトナはブドウ畑でおおわれていた。この30年で3分の2以上が見捨てられた。年老いた農夫の死後その後を継ぐ人がいなかったり、火事で焼けてそのまま見捨てられた畑も多くあった」。
1981年に栽培・醸造学校卒業したサルヴォは、いくつかのワイナリーを手伝ったが、安定的で良いワインの仕事はそれほどなかった。1984年から1986年までエトネア・ヴィーニで、1986年にはアグリジェント近くのナーロ村の生産者で、1988年から1990年まではアヴィデで、1991年にはドンナフガータで働いたりして、いろいろな経験を積んだ。
そのころサルヴォにとって非常に重要な出会いがあった。1988年にジュゼッペ・ベナンティと知り合ったことである。目薬の会社で大成功を収めた実業家ベナンティは、ワインを造りたがっていた。サルヴォは以前から温めていたエトナ・プロジェクトを提案した。それは、エトナの異なる地区に畑を所有してそれぞれのテロワールを表現するワインを造る、という革新的プロジェクトだった。
エトナの生産者は、それぞれのワイナリーの所在地の近くに畑を所有し、その村のブドウだけでワインと造っていたし、それは今も基本的に変わっていない。
「エトナは広大に地域だから、ブルゴーニュのように、一人の生産者が、各区画の異なるテロワールのブドウでワインを造れば面白いだろうと考えた。ベナンティがこのプロジェクトに興味を示してからは、それぞれの村にバケツを置いて、雨量を計測したりした。相当おかしい男と思われていたよ」。
最終的にベナンティは各地区に畑を買うより、ブドウを購入することを選んだが、エトナ北部(ロヴィテッロ)、エトナ東部(ピエトラマリーナ)、エトナ南西部(セッラ・デッラ・コンテッサ)のテロワールを見事に表現するワインを造り、世に知らしめてきた。
「ベナンティは最初エトナ北部のカスティリオーニ村ヴェルツェッラ地区に畑を購入。それ以外はブドウを買うことを選んだので、ぼくは昔から知っている農夫に声をかけた。当時ブドウを売って生活していくことはとても難しく、ブドウ栽培をやめようとしていた農夫が多くいたが、ぼくは彼らに通常の2倍の値段を保証して、伝統的ブドウ栽培を続けてもらった」。
ピエトラマリーナやロヴィテッロはファースト・ヴィンテージである1991以降、このようにして買い付けたブドウで造られている。
「1994年にこの二つのワインがリリースされたときは大騒ぎだった。当時あった数少ないエトナワイン(ムルゴなど)の3倍の価格でリリースしたものだから、ヴィーニタリーで酷いバッシングにあった」。
カッリカンテは酸が多く長期熟成させる必要があると考えて3年待ってリリースしたピエトラマリーナは、当時半年後にリリースする白ワインしか知らなかったイタリアでは理解されず、
「売れ残りのワインを売っているのか」
と罵られ、価格に対しては
「こんなワインをよくこんなに高い価格で売れるものだ」
と嘲笑われた。
「実際にこれらのワインは、洗練された味覚をもった消費者を必要とする特殊なワインで、まだ時代が早すぎたのかもしれない」
とサルヴォ。ベナンティが長年にわたりエトナの偉大さを伝える唯一の生産者であったことを疑う人はいないだろう。経済的に余裕があるベナンティ社はサルヴォにとっても素晴らしい実験場であった。1993年には半ヘクタールばかりシャルドネを植樹(エデルミオ)、カベルネも試してみた(パキーノのネーロ・ダヴォラ、エトナのネレッロ・マスカレーゼとブレンドしてアモレミオ)。1998年には醸造所裏にあるセッラ・デッラ・コンテッサの畑を購入、エトナ北部のロヴィテッロ、南西部のセッラ・デッラ・コンテッサというエトナの赤ワイン2大テロワールを代表する両横綱が揃った。
この時代のサルヴォはベナンティの仕事に集中し、長年の夢であったエトナの各テロワールを表現するワインという夢を実現させていく。アントシアニンが少なくタンニンが多いネレッロ・マスカレーゼの醸造に適した、果帽とマストの接触面積が広い高さ2m、幅2mというステンレス発酵タンクも特注し、赤ワイン熟成のためのバリック使用も始めた。ベナンティの醸造設備は、立派なものであるだけでなく、生産量にたいして十二分に余裕があったので、小さな生産者に醸造設備を貸せばどうかとサルヴォは助言した。そうすれば意欲的な生産者が生まれる手助けになるだけでなく、ベナンティ社にとってもあなどれない副収入となるからだ。ベタンティ社で醸造設備を借りてワイン造りを始めた生産者には、ハンス・ゼネール、ヴァルチェラーザ、ビオンディ、グルフィ、マルコ・ディ・グラツィアなど錚々たる生産者がいる。そしてその多くはサルヴォに栽培、醸造に関しての助言を求めた。最初は善意でアドヴァイスしていたが、時間を取られるようになってきたので、本格的にコンサルタント業を始めることにした。2000年前後の話である。
また、1998年にはグルフィのプロジェクトが始まった。キアラモンテ・グルフィ村出身で、ミラノで成功を収めたヴィート・カターニアは故郷でワインを造りたくなり、サルヴォに助けを求めた。サルヴォはネーロ・ダヴォラにこだわるヴィートの希望に従い、ネーロ・ダヴォラの故郷であるパキーノに老木の有名な単一畑4つを含む50ヘクタールを購入させる。グルフィの強い個性をもったワインが、ネーロ・ダヴォラ・ルネッサンスの一翼を担ったことは記憶に新しい。サルヴォは今もグルフィの栽培、醸造コンサルタントである。
1998年は、サルヴォが初めて畑を買った年でもあった。カスティリオーネ村カルデラーラ地区にあるブドウ畑は、
「祖父が剪定のアルバイトをしていた畑で、祖父はいつか自分で買いたいと話していた」。
0.2ヘクタールブドウ畑から、2001ヴィンテージに初めて1バリックのエトナ・ロッソを造った。
「ビン詰めするつもりはなかったが、配給業者プロポスタ・ヴィーニの強い勧めで300本をビン詰めして、ヴィヌペトラ(シチリア方言で石のワイン)と名付けた。今は畑を増やしたので、2000-2500本の生産量になった」。
自分の畑を購入してみて、サルヴォはエトナの伝統的ブドウ栽培をする人がいなくなっていることに気づき、重大な危機感を抱く。
「真のエトナワインとは、エトナのテロワール、エトナの土着品種、エトナの栽培文化が結合したワインだ。エトナには2,000年以上にわたり築き上げられてきた、アルベレッロによる伝統的ブドウ栽培がある。ただ、コストがかかるので、安上がりな垣根式に押されてアルベレッロは徐々に姿を消し、その栽培に熟練していた農夫も仕事がなくなり、転職せざるを得なくなっていた」。
このままでは、伝統が途絶えてしまうとの危機感をサルヴォは持った。そして、この伝統を守る栽培職人集団イ・ヴィネーリを結成することを決意する。
「伝統的栽培法はその技術の継承を一度途絶えさせると、簡単に職人を養成することができない。イ・ヴィニェーリのメンバーは平均年齢30歳と若いが、先輩から技術を教えてもらい次の世代に伝えていく使命を持っている」
現在イ・ヴィニェーリは20人の職人を抱え、アルベレッロによる栽培の派遣請負をしている。シチリア島東部を中心にマルヴァジーアによる甘口ワインで有名なリパリ島、ジビッボ(モスカート)の甘口ワインで有名なパンテッレリア島でも仕事をしている。
「とても嬉しいのは、アルベレッロ畑での仕事がなくなり、外国に移民しようとしていた農夫が、イ・ヴィニェーリのおかげでエトナに残ってくれたこと」
と、サルヴォ。偉大なワインを語る時に、テロワール、品種について語る生産者は多いが、ある産地に長年にわたり引き継がれてきた栽培文化について語る生産者はまだ少ない。
「エトナでは、石垣を積んで段々畑をつくり、アルベレッロでブドウを栽培するということが2,000年以上おこなわわれてきた。それには理由があるはずだ。現在私たちは様々な知識を持っているが、それを伝統を破壊するために使うのではなく、伝統をよりよく理解し、改良するためにつかうべきだ。外部からエトナに進出して来た生産者のなかには、コストを下げるために、段々畑を壊して垣根式植樹を行う人がいるが、とんでもない。エトナは雨が多い地方だから、段々畑により排水をよくし、湿気がたまらないようにする必要があることを、昔の人は経験的に良く知っていた。垣根式仕立ての畑はブドウの品質が悪いだけでなく、しばしば病害にやられている」。
イ・ヴィニェーリに栽培を頼んでいるワイナリーの醸造は、すべてサルヴォがコンサルタントをしている。そのなかでも重要なのは有名な音楽バンド、シンプリー・レッドのヴォーカル、ミック・ハックネルが所有するイル・カンタンテである。
「2000年に始めたプロジェクトで、ミックの豊富な資金があるので、飲みごろになるまでゆっくりワインを熟成させてから、リリースできる」
と、サルヴォも大満足。カスティリオーネ村に畑を所有していて、来年ランダッツォ村に醸造所を建設する予定である。イル・カンタンテも典型的な例だが、サルヴォがコンサルタントをしているワイナリーは、すべてプロジェクトの段階から、サルヴォが総合的にコンサルタントをしているものである。ブドウ畑の購入もサルヴォが紹介したケースがほとんどである。
「私は自分が完全にコミットメントできる場合しかコンサルタントしない。その土地を知り、その土地の空気を完全に自分のものと感じることができない場合は断っている」。
バジリカータ州のヴルトレ地区、トスカーナ州などからもコンサルタントの依頼があるが、どれも断ったそうだ。
「ぼくには年に4、5回ワイナリー顔を出して、ワインを試飲し、コンサルタントするということができない。ぼくは土に触れて、自分で耕作したい。畑で働いている農夫と直接触れ合う必要があるんだ。部品ではなく、完全な存在でありたい。分業を批判するわけではないが、私には向いてない。これはぼくの限界かもしれないが、ぼくにはこの生き方しかできないんだ」。
将来の抱負を尋ねてもサルヴォは
「今までしてきたことを続けるだけ」
と、そっけない。ただ、イ・ヴィニェーリのプロジェクトには相当な思いがあるようで、
「エトナは他のシチリアとは全く異なる特殊なテロワール。特殊かつ多様な火山性土壌、冷涼な気候、昼夜の激しい温度差、海の影響、そしてアルベレッロによる老木というブドウ栽培の伝統と文化がある。長年かけて築きあげられたその土地ならではの栽培文化はすぐにはできない。伝統が失われる直前に、エトナの栽培文化をかろうじて救うことができた。イタリアの他の地方では失われてしまった場合も多い。栽培文化は1世代ではできない。何世代もの経験で築き上げるものだ。だからそれは一つの文明なんだ」
と、エトナについて話し出すと話は尽きない。
「人間が偉大なワインを造るのではなく、テロワールが造る。人間は神ではない。父や祖父が教えてくれたのは、畑は私たちのものではなく、人間は畑を一時的に管理させてもらっているだけだということ。先祖から子孫へちゃんとした状態で畑を引き渡していく必要があるから、土地を必要以上に搾取して消耗させてはならない」
と、持続可能な農業にもこだわっている。
「エトナでワインを造るということは、畑を守り、栽培、ワイン造りの伝統を守っていくことだし、本物のエトナワインを飲むことは、グラスを通してエトナの2000年の歴史を生きることでもある。偉大なフランス料理、京料理を食べることはその土地で何世紀にもわたって築き上げられてきた文化、歴史を生きることだろう。喉が渇いた時に飲むコカコーラは美味しくても、それ以外になにも感じさせない。そんな清涼飲料水のようなワインには興味がない」
祖父が造るワインの香りに魅せられて瞳を輝かせていた少年は、今や世界的に有名な栽培・醸造コンサルタントとなった。その間彼はひたすら自分が信じたことだけをして生きてきた。ニューワールド・スタイルの外国品種ワインがシチリアを席巻し、誰もがエトナに振り向かなかった時代も、彼はひたすらエトナを信じてきた。誰もネーロ・ダヴォラに注目しなかった時代に、彼はパキーノの最高の畑をグルフィに紹介した。今ようやく時代がサルヴォが30年間してきたことの価値に気付き始めたが、彼はそっけない。
「みんながぼくに注目して、評価してくれることは嬉しいが、ぼくは自分が信じる道を歩んでいくだけだ」。
サルヴォが歩んでいくのはどの道なのか、誰もが注目している。
「Salvo Foti、語る」 日本でのインタビューより |
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●2011Sicilia Rosso I.G.T. |
シチリア・ロッソ |
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ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョ
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【 旧エトナ・ロッソです!基本、何も変わりません!】
【 エレガンスと濃度の絶妙なバランス!濃く無く、デリケートで繊細です!】
サルヴォ・フォーティのワインも入荷がとても少なく、決められた数量を数人で分けるのみ・・・みたいな状況にありますので、実際に飲まれた方というのはかなり少ないかと思います。noisy
にしても、時折ラシーヌさんでいただくか、極稀に自分で開けるか・・・です。
それに、このようなエレガントさとデリケートさが命のワインは、例え我がリアルに掲載されても、その本質をきっちりと評価していただくことはかなり難しい・・・と言えます。・・・まあ、派手なスタイルであればむしろ判りやすいが、飲み手から受け取りに行かないと存在を確認できないスタイルのワインは、評点では不利になります。
しかしながら、人間の本質は実は「雑」では無く、人それぞれに、それなりに「デリケート」なものです。自身が疲れているときや忙しいときは、なかなか他の事や人に、気付いてあげることが出来ません。余裕がある時は、極自然に出来ることでも・・・です。
もっと言ってしまえば、サルヴォ・フォーティのワインは、とても優しいです。そして無いように見えて、実はキッチリあるんです。
今回は、入荷数量の関係で、エトナ・ロッソの2006のみのテイスティングです。飲むにはやや早いのか、少しカッチリと締まった味わいでしたが、とてもエレガントでフラワリーなアロマが美しいものでした。ここから想像するに、2005年のエトナ・ロッソはそろそろOKかな?と思います。2006年の方は、2日目以降、柔らかさが出てきて表情もエレガンスを失わずに柔らかくなってきましたので、のんびり飲むのでしたらOKです。飲んでみてください。
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イタリア ■□ Lisini □■トスカーナ
リジーニ |
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● モンタルチーノの雄、リジーニを久しぶりにご紹介します。リジーニと言えばブルネッロのウゴライア、ウゴライアと言えばブルネッロのトップワイン..
と言うことになります。勿論それも素晴らしいのですが、ベースとなるブルネッロも非常に評価が高く、しかも出来の良かった2007年がベラボウに安いので、食指が動いてしましました。 |
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●2007Brunello di Montalcino |
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ |
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【ベースのブルネッロですが、アドヴォケイト94点!!】
リジーニのブルネッロといえば、実はnoisyも付き合い自体は長く、かれこれ20年にもなろうか・・と云うところです。ウゴライアというスペシャルなブルネッロと通常のブルネッロ、そしてサンジョヴェーゼ自根のプレフィッロッセロでした。
ウゴライアの、凝縮感溢れる、しっかりとした味わいも魅力なのですが、最近は余りに高いイタリアワインは敬遠される傾向にあるようで、良いとこ、このくらいの価格帯がお奨めなのかな?と言うところで、noisyも高価なアイテムは手が出し辛くなっています。
実は、ブルネッロと言うとその昔、大御所はビオンディ・サンティだったんですね。確かに60〜70年台までのビオンディ・サンティは見るべきものが有りましたが、近年ものは・・
「なんだかな〜・・奢れる者、久しからず・・かな〜」
で、10年数年ほど前頃だったか、サンティの代理人が日本のエージェントを探しにnoisyに接触してきたりもしてました。とても持ちきれないので断りましたけど・・・そのころ、とても輝いていたのがこのリジーニですね。
現代的なクリアな味わいのブルネッロで、バランスがよく、しっかりと主張するのにケバくなく、しかもブルネッロ的な枯れた美味しさも持っている・・そんなワインでした。エージェントさんの絡みも有って、いつしか仕入れなくなってしまってましたが、今回はブローカーものながら、価格もリーズナブル、コンディションも良く入手できました。
ブルネッロって・・・なんだろう?なんて悩みながら飲むような、難しいワインでは無いと思います。サルヴィオーニのように、飲むタイミングを図る必要もおそらく無いと思います。イージードリンキング可能なハイポテンシャル・ブルネッロです。是非ご賞味ください。お奨めします!
■エージェント情報
リジーニ家の歴史は16世紀にまで遡り、モンタルチーノに領土を所有する貴族が、その先祖にあたるという名家だそう。長い歴史を持つリジーニ一家ですが、1970年代に入ったところで、ワイナリーとして非常な躍進を遂げます。当時のワイナリー管轄担当であったエリナ・リジーニ氏が中心となって、カンティーナを一新し、醸造設備の強化に努めた結果、ワインの品質はぐっと向上したそうです。
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」はサンジョベーゼの土着分岐種であるブルネッロ100%で造られるワインですが、「ブルネッロ」とは「小さな茶色いやつ」 という意味だそう。1880年代まで貧しかったモンタルチーノの町でしたが、かのビオンディ・サンティがブルネッロという品種を発見し、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」というワインを生み出したおかげで、モンタルチーノは驚くほど潤うようになったということです。
なお、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは1966年にDOCの称号を獲得しましたが、その後1970年代に入るとアメリカの輸入業者などがブルネッロの畑を大々的に購入し始め、ワイン界はブルネッロブームに沸くこととなりました。そして、1975年には全体で80万本ほどの生産量だったブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、1979年には150万本、2005年には600万本以上の生産量を上げるまでになったそうです。
現在では、サンジョベーゼのスペシャリストとして名高いフィリッポ・パオレッティ氏が栽培・醸造責任者としてリジーニのワイン造りにあたっており、品質追求を最優先とした
実直な姿勢で世にワインを送り出しています。
今回ご紹介するブルネッロ・ディ・モンタルチーノの2007年ヴィンテージは、 パーカーポイント94点の高評価作品!
「イタリアワイン醸造における、最高の表現の一つ」とも評される 「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」。リジーニの手がけるそれが、どのような味わいを持つのか…試してみないことには始まりません! |
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イタリア■□ Cantina Giardino □■カンパーニャ
カンティーナ ジャルディーノ |
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● ビオの生産者です。かなりの・・モロビオですが、これが美味しいと感じてしまうのが・・ちょっと怖い!
エノーロゴであるアントニオ・デ・グルットラを中心として、6人の仲間が共同出資して始めたワイナリー。それまでも仲間内の自家消費用に葡萄を購入し、2000本程度のワインを醸造していたのだが、タウラージ生産地域の葡萄栽培農家が、新しく畑を仕立て直す農家対象の助成金を得るために高樹齢の葡萄を抜いていく現状に危機感を感じた彼らは、2003年からワイナリーとしてのワイン生産を始める。タウラージ゙生産地域は地価が高く、若い彼らは畑を買うことを断念、信頼の置けるフ葡萄栽培農家から購入した葡萄で生産することに。樹齢の古い葡萄樹は、若い樹に比べると収量が少なくなるため、葡萄を売って生計を立てている農家としては生産性の高い畑に仕立て直すことは魅力的に思えるわけだが、アントニオは伝統的な葡萄樹の仕立て(ラッジエラ・アヴェリンエーゼ゙)、高樹齢の樹などの持つ文化的価値を農家に認識さしてもらおうとしており、あえて歩留まりの悪い高樹齢の樹を守る対価として、市場価格よりも高額で葡萄を購入するようにしている。もともと畑で除草剤などの化学的な薬剤を使用していなかった農家に、草生栽培や無肥料での栽培など、さらに踏み込んだ農法を依頼しより高品質の葡萄を生産してもらっており、それまでは生産した葡萄を売っていただけのそれら農家は、アントニオの醸造面、マーケティング゙面での援助により、自らワインを生産し、ボトリングするまでになっていて、双方にとって有効かつ建設的な関係が築かれている。すべてのワインは、無清澄、ノンフィルターでボトリングされている。
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●2010Adam Campania Bianco I.G.T. |
アダム・カンパーニャ・ビアンコ |
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【自由な造りと自由な味わい!葡萄の実をエネルギー転換するとワインになるという見本でしょう!濁りが旨み!美味しいです。】
実に優雅で自由で・・・身体に浸透してくるエネルギーを素直に感じることが出来る白ワインです。豊かだがすっきりしているし、ふくよかで丸く、とてもナチュラルです。
揮発酸の精製もなんのその!・・・完全に要素のひとつと成っています。揮発酸は落ち切っているのでこれ以上は伸びない・・そして、その揮発酸の要素もワインの中に閉じ込め、たった一つの要素とし、他の要素の引き立て役になっているんです。
ブルゴーニュのシャルドネが優等生としたら、こちらは全くの野生児・・しかし、実に味わい深いし、全く嫌味が無いんですね。太陽と土、そしてカンティーナの気候が生んだニュートラルな味わいでしょう。ビオ好きには堪らない味わいだと思います。
樽に詰めて発酵させ、ワインが丸くなるまで自然に任せた・・・造り手は葡萄に少しだけ手を貸した・・ただそれだけ。そのように語っていると思います。とても美味しいと思っている自身がちょっと怖い・・・(^^;;
是非一度飲んでみてください。お奨めします!滅茶苦茶フリーなワインです!
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ドイツ ■□ Eva Fricke □■ ラインヘッセン
エヴァ フリッケ |
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● ラシーヌさんのドイツへの侵攻?・・は、noisyや他のワイン屋さんたちを驚かせました。エヴァ・フリッケさんには、なんとラシーヌさんのオリジナルを造って貰いまして・・・そのキュヴェのご紹介です!
Eva Fricke エヴァ・フリッケ
国:Germany
地域:Reinhessen ラインヘッセン |
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ドメーヌ解説:
ガイゼンハイムの大学を卒業後メドック(Chateau Cissac)、ピエモンテ(Castello di Verduno)、リベラ・デル・ドゥのワイナリーを立ち上げました。晴れて2011年9月、7年間マネーエロ(Pingus)、オーストラリア(Pepper Tree、ハンター・ヴァレー)など世界各地で修業し2004年にラインガウのヨハネス・ライツ(J.Leitz)に勤めます。マネージャーとして勤務する傍ら2007年から畑を少しずつ購入しエヴァ自身ジャーとして勤めたLeitzを退職しワインに対する情熱すべてを自身のワイナリーに注ぎます。2007年に0.9haからスタートしたワイナリーも現在では2.4haの畑からワインを生産し、そのうちの1.5haから葡萄を購入しています。僅かながらも所有する畑は最高のリースリングが望めるKroneとSchlossberg、エヴァがグランクリュと呼ぶ2つの区画です。水はけのいい急な斜面の畑の表層を覆う石英(クォーツ)や青色や灰色の粘板岩(スレート)はカリウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄やミネラルを豊富に含み、ぶどうの樹の成長と良い果実の熟成が見込めます。
栽培:畑を購入したときから除草剤や防腐剤といった化学薬品を一切使用することなく、自然との調和を図った栽培をしています(sustainable
farming)。
醸造:
醸造および熟成は(小さい所有面積に見合った)小型のステンレスタンクとガラス製のタンクで行なっています。最初の設備投資として大きな伝統的なオーク樽 (Stuckfass)を購入予定。
塩気にも似たミネラルの味わいと酸、そして完熟した洋梨のような甘みがバランスよく広がるワインができます。 |
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●2011Rheingau Riesling SilverCrown |
ラインガウ・リースリング・シルバークラウン |
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■ラシーヌさんより
J.Leitzに醸造責任者として勤める傍ら、Evaは少しづつ畑を購入し独立しました。リリース直後からドイツにおける女性醸造家の未来を担うひとりと注目され始めました。
高い意識の中でワイン造りを手掛けるEvaは、Racinesは合田さんと塚原さんの考え方や、Racinesが取り組んでいる造り手の話を聞いて、経験が全く無いなか醸したワインが今回入荷した酸化防止剤非使用醸造のSilvercrownです
(ビン詰め時には微量入れます)。
これは彼女が持つ畑の中でも最上の畑“KRONE=クローネ”(王冠)とよばれる区画のリースリングからなります。初めての試みを、ほんのわずかな最上の畑のブドウで。
Rheingau Silvercrown 2011 上代: 5,600円
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追記
- もともとLorcher Krone Riesling QBAとしてリリースするワインだった。
- たまたまクレメンス・ブッシュに行った時に、何も澱引き時以外はSO2をまだ入れていないキュベがあるから、ラシーヌ用にローサルファ―キュベを仕込んでもらった、という話を会話の流れでEvaにお願いした。
- Evaはその後、アルザスのピエールフリックに相談し、PHや残糖を考慮しながら今回の試みを実践した。 |
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【これは実にナチュラルで表情豊か!?ザールのフォン・フォルクセンとも違う酸の美しさと味わい深さ!】
一般には全く見ることが出来ないドイツ・リースリングのしなやかさを堪能できる貴重なワインです。カッチカチに硬い、沢山のSo2に守られた普通のドイツリースリングを想像していると、
「・・これはドイツワインなのだろうか?」
と思われるかもしれません。
そして何よりも、その酸の柔らかさと多彩さ、素直な果実のアロマとリアリティを感じられます。今までのドイツワインには無かったものです。ドライな味わいの中にピュアさ、ナチュラルさが際立って感じられるんです。
それに、ファン・フォルクセンのような、一種の緊張感らしき鎧と云うよりは、天使の羽衣とも形容したくなるラインヘッセン的なソフトさを、とてもリアルに描けています。
それはやはり、So2使用の極限までの削減に第一の理由が有り、また、しっかりと造られたロルヒャー・クローネの葡萄の質と、造り手の意思が上げられるでしょう。どうやらニュージーで活躍されている楠田さんの同期生らしいですよ。
So2の使用・不使用は、功罪有りきです。特に糖度が上がりにくいドイツ白ワインでの不使用は、酸敗腐敗との戦いに直結しますし、使用のタイミングの遅れは取り戻すことが困難です。その中で、これほどまでの深みと表情の豊かさを実現したのは・・・素晴らしいです!是非一度飲んでみて欲しいと思います。So2の少なさ・・と云うか、ほぼ無いに等しいと感じますが、その点においてファン・フォルクセンをも凌いでいると思います。お勧めします! |
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ドイツ ■□ Kloster Eberbach□■ ラインガウ
クロスター エーバーバッハ |
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● モーゼル(ザール)の雄、シャルツホーフベルガーをご紹介したら、ラインのトップと言われた旧国営醸造所のクロスター・エーバーバッハのシュタインベルガーをご紹介したくなっちゃいましたので、正規から購入しました。
その昔は、
「シュタインベルガーのトロッケンベーレン・アウスレーゼ」
と言ったら、泣く子も黙る勢いでしたよ〜!
まぁ、一昔前になると、そんなことを言ったら、
「ん?・・・もしかして、ワイン初心者?」
などと疑われるような状況にもなりましたが、今ではドイツワイン自体が余り見向きもされない時代になってしまいましたので、
「ん?何それ?」
と、反対に興味を持っていただけるかもしれませんね。マテウス・ロゼとは違って、ちゃんと中身のあるワインです。
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●2011Steinberger Riesling Q.b.A. |
シュタインベルガー・リースリング |
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【普通に美味しい、しっかりしたわずかに甘口のドイツワインです!】
まぁ、ドイツワインと言うと、
「ん〜・・甘いのが苦手〜!」
か、
「ん・・酸っぱいのが苦手〜!」
と、否定派の方は、このどちらかが引っかかるのでしょうね。でも実際、飲んでみると美味しいんですけどね。ちゃんと冷やして美味しく飲めるのが良いと思いますよ。
モーゼル(=ザール・ルーヴァー)のリースリングは、基本、酸度が高く、キレの良いワインに仕上がります。一方のライン(ラインガウ)は、モーゼルに比べると酸度は低く、そのために、ミネラル感も減少して感じられます。
ドイツの産地は、基本、河の名前が付いています。昔は、モーゼル=ザール=ルーヴァーと3つの河を一緒にした地域でモーゼルとしていたのですが、現在はより分離して、その個性を追求する方向にあるようです。先だってのフォン・フォルクセンなどは、その代表者ですよね。
でこのラインガウのクロスター・エーバーバッハは歴史有る醸造所で、古くから素晴らしいリースリングを生み出しています。ドイツワインについては、少しずつ色々書いてゆくつもりですので、今回はこの辺で。
このシュタインベルガーはベースとなるQ.b.A.(クーベアー)のやや甘口(少し甘口)です。まぁ、全てにおいて、中庸と言える感じですね。こちらでも改革は進んでいるのかな?・・でも、どちらにしても、ドライな白に向かう派と、今までと同じように甘口を造る派、そしてその両方にトライする派に分かれるようです。
白っぽいフルーツ、そこに黄色の花や果実、スッキリしていて、比較的なめらかで優しいリースリングの面を表現、美味しく飲めます。ドイツワインを知るのにとても良い選択かなと思います。
ここに、もっと厳しいミネラルや酸が入るとモーゼルか・・かなりドライでタイトだったらフランケン?・・甘さが際立って感じられたらラインヘッセン・・いやいや、最近はドライタイプが多いから・・などと、結構多岐に渡って楽しめますよ。それに何より、女性にはウケが良いし、余りお酒を飲めない方にも好評です。ご検討ください! |
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イタリア ■□ Kofererhoh □■ アルト=アディージェ
コフェレルホフ |
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● アルト=アディージェのワインは中々良いのに巡り合えなくて困っていたところ、クエンホフの対抗馬になりうるポテンシャルを持った新しい造り手を見つけました・・!
ステンレスタンク系のスッキリした味わいで、香り高いが臭くなり過ぎる嫌いの有るアルト=アディージェの中にあって、ちゃんとバランスを生み出せる造り手さんです! |
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●2011Sudtirol Brixner Eisacktaler(Valle Isarco) Sylvaner |
ズュッティロル・ブリクナー・アイザックタレール(ヴァッレ・イザルコ)・シルヴァネール |
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●2011Sudtirol Brixner Eisacktaler(Valle Isarco) Pinot Grigio |
ズュッティロル・ブリクナー・アイザックタレール(ヴァッレ・イザルコ)・ピノ・グリージョ |
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●2011Sudtirol Brixner Eisacktaler(Valle Isarco) Vertliner |
ズュッティロル・ブリクナー・アイザックタレール(ヴァッレ・イザルコ)・フェルトリナー |
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●2011Sudtirol Brixner Eisacktaler(Valle Isarco) Riesling |
ズュッティロル・ブリクナー・アイザックタレール(ヴァッレ・イザルコ)・リースリング |
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コード違いを訂正しました。
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【これは素晴らしいです!!クエンホフのライバルと成りうる!ガンベッロロッソの最優秀白ワイン(2009年)にも輝いたそうです!
】
日本には10ケースほどずつしか入っていないようです。他にもミュラートゥルガウやゲヴュルツなども有るようですが、最初なので4アイテムを全てテイスティングしました。その結果、
「次は全部試してみたい・・」
と思わせるものだったことをお知らせしたいと思います。
今回ご紹介させていただく4アイテムは、どのアイテムもとても美味しいです。しっかりとミネラルが有り、たっぷりしているけれど有り過ぎず、端正だけれど不足していない・・実に嬉しい味わいでした。
クエンホフとはミネラルの出方が違うと思いますが、クエンホフはどちらかと言うと、クリスタルのような輝きを持った、比較「カチッ」とした硬質なミネラリティです。磨かれた鉱石のようでツヤツヤと光っている感じです。
コフェレルホーフは反対にツヤツヤと光るまでは磨かれた鉱石のようではなくて、よく見ると表面に凹凸が有り、、まるで襞のように要素がはまっている感じです。滑らかでは有るのですが、表情は出やすく、より柔らかさを持ったミネラリティのようです。
それに、コフェレルホーフは、ハーブやミントのニュアンスをその表面に出していますが、気品を失わない程度の繊細なものと量で、クエンホフが内部にそれを抱擁しているのとは違うように感じました。
シルヴァネールは安いですが実にマリアージュさせやすい感じです。柔らかで、ミネラリティもフワッと香ってきます。強すぎない香りが実に良い!最初はここから試してみるのが良いかもしれません。
ピノ・グリージョは実に難しい品種です。いや、造るのはどうか判りませんが、滅茶苦茶美味しいピノ・グリージョには出会ったことは無い・・でもこのアイテムは、かなり良いです。開けたては少し硬いですが、10分もすると膨らみ始めます。独特の蒼さ、明るいオレンジ系のニュアンス、ハーブやミントも、とてもナチュラルで淡い香りで好ましいです。これは新鮮な野菜をヴァレンティーニのオイルで食べたくなるな〜!
フェルトリナーは・・さすがでした。この辺りはオーストリア帝国でも有った時期が有りますから、品種的にも同じなんですね。ガイヤーホフのフェルトリナーにも負けないほどのエレガンスを持っていると思います。でもミネラリティの出方はクエンホフとの違いのように、やっぱりソフトですね。ここがこの造り手の特徴でしょう。2〜3年寝かすと、大きく育ちそうなポテンシャルが有ると思います。
面白かったのはリースリングです。さすが、今回のアイテム中、一番高いだけ有って、自信もあるのでしょう・・。黄色い果実、蜜がナチュラルに感じられ、張りの有るボディとマッタリ感が素晴らしいです。このワインだけ飲んでいても行けちゃうだけのパワーが有り、同時期に飲んだクエンホフのリースリングとの比較が楽しいです。ここは、少し柔らかいミネラルの襞と、クリスタルのようにテカテカ磨かれたミネラルとの違いがモロに感じられました。
数量は少ないです。とても美味しいイタリアの白・・・イタリアの白ではいつも泣かされているnoisy
が推せるのですから、まず間違いないです!ご検討くださいませ! |
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イタリア ■□ Tamellini □■ ヴェネト
タメッリーニ |
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● 魚介類の美味しい季節になってきました。皆さんは何でも赤ワインばかり飲みたがりますが、マリアージュを考えたら白ワインは必需品ですよ。
そうだ、どうせ飲むんだったら2本一緒に開けてはいかがでしょうか?全部飲む必要は有りません。1本は白にしていただけば、魚系やあっさりしたものは白
で、重めのものなら赤という、ささやかな贅沢が可能です。もっとも若いワインに限ります。古酒はさっさとその日に飲んでしまいましょう。残ったワインは翌
日か翌々日にまた楽しむことができます。まあ、noisy の場合は常に何本か開いていますので、赤白両方楽しめることも有ります。でも、
「どうすんのよ、こんなにボトルばっかり沢山テーブルに乗っけて!」
と、とても怖い方に怒られる毎日では有ります。
冗談はさておき、今回の隠れたメインエベントがこのタメッリーニです。滅茶苦茶状態が良いです。しかも滅茶苦茶旨くて滅茶苦茶安い!と思います。ふかふ
かとした畑が目に浮かんでくるような、そんなソフトさを持ちながら、口の中が薄辛くならないポテンシャルの高さを持っています。
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ヴィンテージ変更!2011年も美味しいです!
注:スクリューキャップです。
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【良い感じの仕上がりです!】
ガルガーネガ種によるソアーヴェです。ソアーヴェは、今ではピンキリが有るワインですが、そうは言っても、ブルゴーニュの偉大なシャルドネにはどんなことをしても及びません。反面、比較的軽く仕上げると、飲みやすくて充分と言えるレベルの深みの有る味わいが得られます。また、良い区画の葡萄を過熟させることによって糖度を上げ、質感を上げることにも成功したワインです。
しかし、ソアーヴェと言いながらも、独特な茶掛かった色合いの無い、真っ白に近いものも有り、
「ん?・・これ・・ソアーヴェなの?フラスカーティみたい・・」
に思えることも有ります。ソアーヴェには独特のコクもあるのが特徴です。
そんな中で、クラシコと名付けられたものは、より限定された地区で生産されます。そして、このタメッリーニは、中でも高質な仕上がりをしている素晴らしいカンティーナです。
ほんのりとした麦わらのニュアンスにわずかな煙り、どこか遠くに見える蜜のニュアンス、薄い緑や白の花、そしてとてもソフトでしなやかなミネラルにつつまれます。雑草が生い茂った畑はとても
ふかふか で、微生物たちが動き回っている様が想像できるようでも有ります。甘くなく、ドライながらもエキス分の張りと旨みがボディを支え、とても心地よい収束が長く続きます。
そうは言っても、若干の若さが有りますので、2003年のあの柔和で多弁な表現を期待はしないでくださいね。とても美味しいガルガーネガ種です。お薦めします。 |
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●2010Soave le Bine de Costiola |
ソアーヴェ・レ・ビーネ・デ・コスティオーラ |
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ヴィンテージ更新しました!
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ご好評につき通常のソアーヴェが無くなってしまいましたので急遽ワンクラス上のアイテムをご案内です。かなり昔に書いたコラムの文章ですが、そのまんま生かせると思いますので・・・ご検討くださいね。
【さすがに畑名付き!凝縮感に差がでます!ホント旨いです..
】
やっぱ白だね、じゃなくて、さすがですね。上級キュヴェだけのことはあります。味わいは、昔ご紹介させていただいて大変な評判をいただいた、柔らかなソ
アーヴェをふた周り大きくして、さらにキレを持たせたようなものです。また、ミネラルの存在は倍近いものがあり、よりポテンシャルがあると感じます。
まあ、大体、上と下が有れば、上の方がより旨いんです。そりゃそうです、その辺りはちゃんと確かめてからオファーしてますから..。状態・味わい・価格
は妥当か、現状で満足できる味わいか、将来的なポテンシャルを見るかなどなど..結構苦労しながら飲んでるんですよ〜。ただ飲みたくって飲んでるって訳で
も無いんです。いや、最近は区別が出来ない状況であるのは間違いないですが!
味筋としましては、秀逸なソアーヴェ(ソアーヴェを名乗ってはいないが..)を造る アンセルミ
と比べても遜色ないどころか越えている部分も感じられます。アンセルミの切れ味良い「剛」を感じさせるワインに対し、タメッリーニは「しなやかさ、柔」を
強くイメージさせます。特にこのレ・ビーネは上級キュヴェということも有ってか、しなやかさを無くさずに凝縮感やエキス感を感じさせてくれます。
以前にご紹介した2003年はタイミングのせいかほぼ全開状態で、2004年のこのレ・ビーネよりもソフトさとまったり感が出ていました。この2004年は、
「ソアーヴェらしい麦わらや生き生きとした青っぽい蔓のニュアンス」
がピュアさや硬質感をプラスしています。是非飲んでみてください。と言うわけで一押しです。是非セラーに数本!置いてあげてください。旨いです。 |
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イタリア ■□ Antinori □■ トスカーナ
アンティノリ |
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● 凄く久しぶりにアンティノリのトップ・キュヴェをご紹介します。古酒ですね。ソライア・・久しぶりに飲みたいな〜!
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【スーパー・タスカンの代名詞のひとつです!】
古酒で正規ものでは有りませんが、コンディションは良いと思います。僅かにスレが有ったり、薄汚れは有りますが、1991年だと21年、1995年で17年ですから・・・。1990年台も遠くなったものですね。
もともとはティニャネッロの畑で植わっていたキャンティ用の葡萄から、混醸用の白葡萄を引っこ抜いて、キャンティとしてリリースしないものがソライアでした。ティニャの畑は銘醸畑として有名だったので、名前よりも豊かな味わいを求めた結果でしょう。
価格はリーズナブルだと思います。ですが、かなりの古酒です。色合いも健全ですが、内容の保証が出来るものでは有りません。ご検討くださいませ。
スーパートスカーナの草分け的存在であると言われる「ティニャネッロ」ですが、 その初ヴィンテージは1971年。ファーストヴィンテージは、サンジョヴェーゼと カナイオーロ・ネロ、マルヴァジーアを混醸して造られたとのこと。そしてその後、 カベルネ・ソーヴィニヨンを混ぜ込むようになり、現在に至ります。 なお、アンティノリ作のもう一つのスーパートスカーナ「ソライア」は、カベルネ・ ソーヴィニヨン75%、サンジョヴェーゼ20%、カベルネ・フラン5%の割合で、 ティニャネロよりも力強い味わいが特徴。 |
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イタリア ■□ Siro Pacenti □■トスカーナ
シロ パチェンティ |
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● 若手でも有り、しかもサルヴィオーニとは造りが全く正反対・・でも、アドヴォケイトの評価はとても高い・・。近代的な味わいのブルネッロと評判の、シロ・パチェンティをご紹介します。 |
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●2006Brunello di Montalcino Pelagrilli |
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリ |
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【パチェンティではエントリーレベルのブルネッロがアドヴォケイト93点!?】
とてもクリーンで現代的なブルネッロです。パチェンティでは若木なので、通常のブルネッロとは分けているそうです。余り飲む機会が無かったので、今回購入し、ようやくテイスティングしました。なるほど・・と思うような味わいでした。
サルヴィオーニやカーゼ・バッセとは、対照的な味わいのブルネッロでした。自然を大事にした大樽系のブルネッロに対し、発酵後にバリックで熟成させるやり方ですね。こういったアイテムですと、例えばバローロが参考になるかと思いますが、アンジェロ・ガイアやエリオ・アルターレ的な・・ブルネッロですね。ま、アンジェロ・ガイアの方が味わい的には近いかもしれません。
ブルネッロの場合、4年の熟成期間を必要とされますので、その間に若い果実の風味が消えてしまいます。長い熟成を考えた場合、バリックの使用は、それを抑える方向に働くようです。ですので、このシロ・パチェンティのペラグリッリも、赤い果実のニュアンスがバッチリ残っていて、大樽系のブルネッロにはない若さに満ち溢れているんです。
黒や赤の果実、わずかに樽、比較的強い性格だと思われる。ミネラルがテカテカしている感じ。アルコール分も良く出ていて、こなれているように見えるが熟しきってはいない。少し硬めの風情から徐々に緩みを見せるものの、まだまだ若さをアピールしてくる。その若さがこのブルネッロの特徴だろう。充実した味わい。
かなり上質な味わいです。アドヴォケイトも93点付けているようですが・・・、カーゼ・バッセやサルヴィオーニに一体何点付けているのかな?と考えると、ちょっと、
「何だかな〜!」
です。
いや、パチェンティをけなしているんじゃなくて、パチェンティのこのペラグリッリが93点なら、サルヴィオーニやカーゼ・バッセがそれ以下ってことは無いだろう!と云う意味ですよ。
とても充実した、トスカーナのパワーを感じさせてくれるブルネッロでした。価格はとっても安いと思いますので、是非飲んでみてください。お奨めします!
■エージェント情報
「ペラグリッリ」はパチェンティの所有する畑の中でも比較的樹齢の若いブドウから造られたキュヴェで、2006年がファーストヴィンテージとのこと。
しかしながら、若い樹とはいってもワインにとって十分な樹齢に達したと判断されたため、2006年よりボトル詰めを開始したそうです。
ちなみに、現在シロ・パチェンティからは3つのブルネッロがリリースされており、こちらの「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリ」はエントリーレベルとしての作品、そして「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」はスタンダードアイテム、そしてこれらの上級キュヴェに「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・PS」(ファーストヴィンテージは2004年)があります。
今回ご案内する「ペラグリッリ」のヴィンテージは2006年、パーカーポイントは93点です。イタリアにおける2006年ヴィンテージの安定感が記憶にある方でしたら、この造り手・ヴィンテージがこの価格で入手できるチャンスを見過ごすわけにはいかないはずです。 |
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イタリア■□ la
Collina □■エミーリア・ロマーニャ
ラ コッリーナ |
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またまたあっという間に無くなっていましたので..再入荷しましたワインのご紹介です。
● 自然派の、というよりも、しっかりビオディナミの赤の辛口弱発泡酒です。ランブルスコというと甘くて底が浅いとお考えになりがちですが、このラ・コッリーナは意外にもドライで奥深い味わいが魅力です。
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● N.V.(2010)Lambrusco
del Quaresimo I.G.T. |
ランブルスコ・デル・カレジモ |
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エチケット変更です!
新着ではほとんど動かないんですが、店頭と本編では大人気・・・
何ででしょうね??
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【凝縮感しっかり有り!ドライな弱発泡性赤ワインです!気軽に飲んでみて!】
このシーズンのシチュエーションには、大活躍しそうな自然派発泡酒です。スーパーで売っているランブルスコはもっと安いですが、それはただ甘いだけ..ちょっとシュワっとしてるだけです。
しっかり
DEMETER
のビオ認証も得ている、れっきとした自然派です。ナチュラルな赤い小さな果実がとても凝縮しており、石灰系ミネラルがじんわり染み入ってきます。チェリーっぽいニュアンスとベリーっぽさが混在しています。基本的にドライですし美味しい酸が充分に乗っていますので、最初に一杯で飽きてしまうことは無いでしょう。何しろ、 「タンニンの存在!」 を充分に感じ取れるランブルスコですから..。
ちなみに、このラ・コッリーナは協同組合のようですが、ビオディナミ
+ 自然酵母 での発酵
ということで、本当に本格的です。価格も安くて気軽に飲めるのに、意外にも奥が深い..そう思っていただけると想像しやすいと思います。飲んでみてください。お奨めです! |
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またまたあっという間に無くなっていましたので..再入荷しましたワインのご紹介です。
● 自然派の、というよりも、しっかりビオディナミの赤の辛口弱発泡酒です。ランブルスコというと甘くて底が浅いとお考えになりがちですが、このラ・コッリーナは意外にもドライで奥深い味わいが魅力です。
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● Passata di Pomodoro |
パッサータ・ディ・ポモドーロ |
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凄くおいしいです・・・
この期に及んで値下げ!・・円安でまた戻るかもしれませんのでお早めに!
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【トマト・・・です!】
こうなってくると、本屋だか雑貨屋だか輸入食品店だかワイン屋だか自然食品店だか、自分でも良く判らなくなってきてしまいますが、滅茶苦茶ナチュラルなパッサータ・ディ・ポモドーロをご紹介します。
そもそもは、上記のラ・コッリーナの生産なんですが、ご他聞に漏れずビオディナミコです。ここのエージェントのK君との話し合いの中で、
「ん?このラ・コッリーナのトマトって、美味しいの?」
「ええ、とても自然な味で旨いですよ。・・・と言うか、社長が自分で食べるから売らないでいいからね、って言われてるんですよ。」
・・・そんなことを言われた日にゃ、天邪鬼を自認する noisy としましては、試してみるっきゃ無いじゃないですか!
で、さっそく食べてみますと、・・・これは全くのトマトそのものでした。裏ごしした、もしかしたら熱さえ入っているかどうかわからないほどのシロモノで、生のトマトの代わりに使いたい、とてもピュア&ナチュラルな味わいでした。
noisy は、ヴァレンティーニのオイルを温めたところにみじん切りのニンニク、鷹の爪の香りを出し、さらにベーコンを切って炒め、細いパスタをゆで汁で塩を調整しつつ、このパッサータ・ディ・ポモドーロを絡める・・みたいな感じで食べました。かなり旨い!
しかしながら、もしかすると、ケチャップやピューレの味に慣れた方が食べると物足りないかもしれません。その際は、ちょっと長めに煮詰める感じで濃度を調整してみてください。
開けたてでしたらあえて熱を入れずに、オリーブオイルと塩だけで冷製のポモドーロ・パスタも美味しいと思いますよ。
抜栓後は冷蔵庫で保存していただければ、結構持つと思いますし、ご心配なら、ラップに小分けして冷凍してください。とてもナチュラル、自然な風味が良いです。・・・でも、もう太田の社長の分しか在庫が無い様ですので、noisy
の在庫限りの販売になります。ご興味のある方は輸入食品&雑貨屋NOISY'Sまでお早めに!
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イタリア ■□ Arnaldo-Caprai □■ ウンブリア
アルナルド=カプライ |
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● モンテファルコはウンブリアのほぼ中央の標高約500メートル弱の小高い丘に位置し、ウンブリアのテラスと呼ばれるほど美しい景観を持っています。そして、そのワインはサグランティーノ種を使用した重厚なもの・・。その品質的トップの生産者がアルナルド=カプライです。
かなり昔、徳さんに、
「原さん、すっごいイタリアワインみっけちゃったよ〜・・」
と言われたのを覚えています・・・それが今回ご紹介する「25アンニ」です。
「なんだ〜25アンニか〜・・」
と云うと、
「え〜、知ってたの?」
「・・・そ、凄いワインなんだけど、ちっとも売れなくてまだ埃を被ってますよ・・」
などと云うようなやり取りをしたんじゃないかな。 |
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●1999Sagrantino di Montefalco 25Anni. |
サグランティーノ・ディ・モンテファルコ ヴェンティチンクエ・アンニ |
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【サグランティーノ・ディ・モンテファルコの完熟リゼルヴァ!野生的なブルネッロ・ディ・モンタルチーノ!・・しかもサルヴィオーニ風です!
】
エノロゴがアッティリオ・パッリですから・・・柔らかなテクスチュアと果実味、エキスのバランスが似てくるのかもしれません。それにしても、サルヴィオーニのブルネッロに、ややワイルドさを加えたような味わいで、何とも強く心に残ってしまいます。
そもそもは、タンザーさんか何かの文章で見たのが最初で興味を持ち、ブローカーから購入したのが最初でした。1995年ものだったと思いますよ。25(ヴィンテイチンクエ)・アンニなんて・・・一度見たら忘れられない名前ですよね。それに、若い頃はマンモスな果実味がてんこ盛りで、濃厚且つシットリしたイタリア中部の、誰も知らないワインでした。本当に久しぶりの入荷です。
しかも、1999年ものですから・・・完熟に近いかと思いきや、まだまま行けちゃいますね。1時間半程度では完全には開き切らなかったです。勿論、到着間も無いタイミングでのテイスティングですから、休養が足りなかったのかもしれませんが、皆さんのお手元に届く頃には大分しっかりしていると思います。
リアルでも一度、二度ほど、この25アンニは掲載されていて、ポテンシャルで95ポイントほど付いています。・・でもどこに出てたか判らないんだよね〜・・・リアルワインガイド21号では、noisyが2003年もののレヴューを書いており、今飲んで90点
ポテンシャル 94点、飲み頃予想2013〜2040年、\13,500 で紹介されていました。もう一個はどこだったかな・・判りません。まあ、結構(好い加減?)な・・言葉で書いてますので、リアル21号をお持ちの方は読んでみてください。価格もその頃の2/3ですから・・・しかもさらに遡った1999年ですから・・これは手が伸びちゃうでしょ?
それにアルナルド・カプライは、半年位前に「アウトサイダー」をご案内していますよね?こちらは、むしろ果実味はたっぷり、意外にも精緻な味わいで、バランスが抜群でしたよね?・・こちらは少し枯れたニュアンスも入り始め、まさにブルネッロ的なバランスを見せています。ワイルドさからの脱皮を図っている最中・・とでも言えるでしょうか。
もし、内臓系の煮込み・・・ワイン煮込みが良いですね・・あたりと合わせたら、滅茶苦茶美味しいでしょう!・・・ジビエ系ならバッチリ行けると思います・・誰か作ってくんないかな!
この25アンニ、この先もそうそう入荷は見込めないと思いますので、この機会に是非、ご購入をご検討ください!ウンブリアのトップ生産者・・・アルナルド・カプライの看板ワインです。お奨めします!
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