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フランス ■□ Domaine Tempier □■ プロヴァンス
ドメーヌ タンピエ
● noisy もかなり久しぶりのタンピエをご紹介します。地中海沿いにあるバンドールの地の、とても優れたワインには、2つの生産者が凌ぎを削っていました。ドメーヌ・オットーとドメーヌ・タンピエです。

 そもそも、プロヴァンスのロゼワインに3.5〜4千円も出せないよな〜と、20年前は思っていた訳です。幾ら旨くてもな〜と。

 ま、その頃は輸入の状態もまださほど良くなかったですから、

「南仏の海岸沿いのワインは魚の匂いがする!」
んじゃないかと、本気で頭を悩ませたことも・・思い出しました!

 今回、タンピエのワインを久しぶりに飲みましたが、とても旨かったです!エレガンスが有り、南仏の海風を感じさせる、ベストな温度感の有る酸と果実味・・そして凝縮感。やはり特筆すべき存在の造り手だと思います。


 バンドールの代名詞と言えるほどの長い歴史と世界的な名声を持つドメーヌ・タンピエ。しかし,近年の躍進は鬼神のように凄まじい。『ワイン・スペクテーター』誌で歴代のバンドール得点上位15傑(96-93点)のうちに,なんと10本(しかもベスト5に4本)が選出されたのを皮切りに,最新のロバート・パーカーの『ワイン・バイヤーズ・ガイド/第7版』では南仏の5つ星ワイン4つのうちの3つをタンピエの“カバッソウ”,“トゥルティーヌ”,“ミグア”が独占し,ギガルのテュルク,ランドンヌ,ムーリーヌに並ぶ快挙を達成した。また,ロゼ・ワインは『インターナショナル・ワイン・セラー』誌で4年連続92点を獲得し,『ワイン・スペクテーター』誌では2009年物のフランス産の全ロゼ・ワインのなかで,見事No. 1に輝いた衝撃の実績を持つ。さらに,ワイン・ガイドのミシュランと形容される『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』では,2011年版で3つ星に昇格。プロヴァンスで唯一,ラフィット,ラトゥールと肩を並べるドメーヌとなった。フランスのこの超名門ガイドは創刊から16年を迎えるが,今までプロヴァンスのドメーヌに3つ星を与えたことは一度もなかった。その壁が,遂にドメーヌ・タンピエによって破られたのである。まさに歴史的快挙である。もちろん,最新の2012年版でも3つ星を堅持している。

 2008年にはラッセル・クロウ主演で大ヒットした映画『プロヴァンスの贈りもの(原題:A good year/監督:リドリー・スコット)』のなかにも登場し,少年時代の主人公が叔父からワイン造りの素晴らしさを教えられる場面で<真実を伝える美酒>として印象的に使われ,映画においても高級シャンパーニュに並ぶ演出道具として活用されるに至った。このようにドメーヌ・タンピエは,今やプロヴァンスのドメーヌとして完全無欠の評価を受けている。「ドメーヌ・タンピエを味わうことなく,バンドールを,いや,プロヴァンス・ワインを語るなかれ」と断言できる所以である。


◆ドメーヌ・タンピエの歴史◆

 ドメーヌ・タンピエのブドウ畑はルイ15世の在位(1715-1774年)にすでに存在していた。1834年以降はタンピエ一族が所有し,家族経営を続けている。19世紀末のフィロキセラの禍害の後,レオニー・タンピエ/Leonie Tempierがアメリカ産台木を用いてブドウ樹を植樹し,畑を復興。1880年には醸造所を建設した。しかし,1929年の世界恐慌でワインの売上は激減。畑の一部を桃やリンゴ畑に転換することを余儀なくされた。1936年,跡取り娘のリュシー・タンピエ/Lucie Tempierがリュシアン・ペイロー/Lucien Peyraudと結婚。2人はエクサン・プロヴァンスで醸造学を学び,近隣のドメーヌでの研鑽を経て,1940年にドメーヌに参画した。ここからドメーヌは躍進の時代を迎える。高貴品種と呼ばれるムールヴェードル,サンソー,グルナッシュを畑に植樹。1943年には,今やドメーヌの代名詞となったロゼ・ワインを初めて元詰め。そして,リュシアン・ペイローは1945年にバンドール生産者組合の会長に就任,1947年にはINAOのメンバーにも選出された。1960年からはリュシアンの2人の息子であるジャン=マリー/Jean-Marieとフランソワ/Francoisもドメーヌに参画し,ドメーヌはさらなる飛躍を遂げるが,リュシアン・ペイローのバンドールの名声獲得の戦いは,その後30年にわたり続く。


「ムールヴェードルという力強い品種に立脚したバンドールは、ボルドーやブルゴーニュ。コート・ロティ、エルミタージュ、シャトーヌフ・デュ・パプに比肩する最も長命なワインの1つである。」

 この信念を持ち続けていたリュシアンは引退する1982年まで,バンドールの地位向上に奮闘する。このひたむきな生き様によって,リュシアン・ペイローは「ムールヴェードルの父」と呼ばれ,バンドールの生産者にとっての精神的支柱となった。彼の功績は,今でもバンドールの生産者の心に深く刻まれている。

 予断だが,ブルゴーニュのスーパー・ネゴシアン,ヴェルジェのジャン=マリー・ギュファンスも,かつてはドメーヌ・タンピエで研修をしていた。高校卒業,ジャン=マリーは憧れていたリュシアン・ペイローの下,ドメーヌ・タンピエでワイン造りの基礎を学んだのだ。事実,『ヴィニフェラ』誌のインタビューのなかで,ジャン=マリー・ギュファンスは「私に最も感銘を与え,現在のワイン造りに影響を及ぼしたのはリュシアン・ペイローである」と述べている。ドメーヌ・タンピエは,若き才能を育んだドメーヌでもあるのだ。

 このリュシアンの遺産を引き継いだジャン=マリーとフランソワの兄弟は,さらなる高みを目指した。2人は長年の研究の末,また,ワイン愛好家たちの意見も参考にして,“ミグア”,“トゥルティーヌ”,“カバッソウ”という3つの単一クリュを別々に醸造して,単独のワインを造ることを決めたのである。バンドールにブルゴーニュのようなクリュの概念を持ち込むことは,当時としては画期的なことで,この点でもドメーヌはパイオニアであった。

 このクリュ・バンドールの創造と並行し,ペイロー兄弟はブドウ栽培の改革にも着手した。化学肥料と除草剤の完全廃止,機械による耕耘と除草,リュット・レゾネ,台木の選別など・・・,限りなく有機栽培に近いブドウ栽培を実践し,ワインに自然なテロワールが反映するように努めていった。

 90年代中期からはバイオダイナミック農法の手法も導入。たとえば,ブドウ樹の剪定やワインの瓶詰めは,月が欠けていく満月から新月になる14日間のあいだに実施。これは,この時期に大気圧が高まり,タンクや樽中のワインが最も安定した状態になること。ボトル・ショックでワインが不安定になることを最小限におさえることができること。瓶詰めされたワインがより良く熟成するといった利点があることが理由。

 “ミグア”,“トゥルティーヌ”,“カバッソウ”という3つの単一クリュの名声を世界的に広めることに成功したジャン=マリーとフランソワ兄弟は,2000年に引退を決意。ドメーヌの実質的な運営はダニエル・ラヴィエ/Daniel Ravierに委ねられた。しかし,ワイン造りの第一線からは退いたものの,ペイノー兄弟は4人の妹と法人会社を設立し,相続に伴うドメーヌの分割を避け,ドメーヌが永続する手立てを施し,また,財務的な面からドメーヌの管理に携わり続けている。

 現在ドメーヌ・タンピエの支配人兼醸造家を務めるダニエル・ラヴィエは,ドメーヌ・オットを皮切りに南仏で10年近く働いてきた未来を嘱望される天才醸造家。その証拠に,毎年フランスの各アペラションから1人ずつ若き才能を選出している『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』誌は,ダニエル・ラヴィエを2004年度の「若き才能」に選出した。

 ラヴィエのリーダーシップのもと,ドメーヌ・タンピエは2010年夏,《フランスのワイン・ガイドのミシュラン》,『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』の2011年版で最高峰の3つ星に昇格した。この名門ガイドは創刊から16年を迎えるが,今までプロヴァンスのドメーヌに3つ星を与えたことは一度もなかった。その壁が遂にドメーヌ・タンピエによって破られたのである。まさに歴史的な快挙である。

 このドメーヌ・タンピエの3つ星昇格は,175年以上に及ぶドメーヌの歴史と,「バンドールの父」リュシアン・ペイローの戦いに1つの区切りを打つものである。なぜなら,『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』での3つ星格付け獲得によって,ドメーヌ・タンピエはプロヴァンスのドメーヌで唯一,シャトー・ラフィット,シャトー・ラトゥール,シャトー・マルゴーといったフランスの超一流ドメーヌに肩を並べたからである。「ムールヴェードルという力強い品種に立脚したバンドールは,ボルドーやブルゴーニュ,コート・ロティ,エルミタージュ,シャトーヌフ・デュ・パプに比肩するフランスで最も長命なワインの1つである。」と断言していたリュシアン・ペイローの信念が,遂に評価となって報われたのである。

 今後,ドメーヌ・タンピエの歴史は新しい時代を迎える。その創造を目撃し,後世に伝えるのは,21世紀に生きる私たちである。



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2012Bandol Rouge Cuvee la Migoua
バンドール・ルージュ・キュヴェ・ラ・ミグア
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥7,690(外税)


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2012Bandol Rouge Cuvee la Tourtine
バンドール・ルージュ・キュヴェ・ラ・トルティーヌ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥7,690(外税)


This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 This is my type! 若くても飲めちゃう印

2012Bandol Rouge Cuvee Cabassaou
バンドール・ルージュ・キュヴェ・カバッソウ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥11,490(外税)

【良くも悪くもムールヴェードルに行き着くはず!!】

 こちら3アイテムにつきましては数が無く、特にキュヴェ・カバッソウはたったの4本でしたので、飲んでいません。しかし、ヴァンドールの赤と言えば、やっぱりワイルドだぜぇ〜なムールヴェードル!動物の皮のような、ちょっと籠ったような香りに、黒胡椒、紫の果実のアロマが混じる感じ・・だと思います。キュヴェによっては、しっかりしたタンニンも存在するはずで、その性で、より肉料理との相性も良いはずなんですね。

 各キュヴェは、畑も違いますがセパージュされたムールヴェードルの割合も違います。たぶん、皆さんはほとんど飲まれたことが無いアペラシオンかもしれませんが、オットー、タンピエ、少し離れてトレヴァロンはとても美味しいです!是非飲んでみて欲しい!素晴らしいワインだと思います。

*ワイン名:バンドール“ラ・ミグア” 赤
*原産国/地方:フランス/プロヴァンス地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:ムールヴェードル50-65%,サンソー26-28%,グルナッシュ20%,シラー2-4%*平均樹齢:40年
*平均収量:30-35ヘクトリットル/ヘクタール
*醸造
 ブドウはすべて手摘みで収穫され,選果台を使って傷んだブドウや未成熟なブドウはすべて取り除かれる。完全に除梗し,野生酵母のみを用いて発酵を行う。 発酵は温度管理機能付きのステンレス・タンクとセメント・タンクで15-21日かけて行われ,その後,フランス産オークの樽(容量25-75ヘクトリット ルまで様々な容量の樽を使用)に移し,マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は18-20ヶ月。無清澄・無濾過で瓶詰め。

*コメント
 “ラ・ミグア”にはヴィンテージに応じて50-65%のムールヴェードルがアッサンブラージュされる。また,南に面したラ・ルーフと呼ばれる丘陵で栽培 されたサンソーが,他のトゥルティーヌやカバッソウよりも多くアッサンブラージュされる。ミグアは多くの場合,他のキュヴェより野生的で,傑出した複雑さ を示す個性溢れるバンドール。野生的な特徴とフレッシュさが同居していて魅力的なワイン。長命なワインに特有のバランスを備えている。

<ラ・ミグア>の畑について
 “ラ・ミグア”の畑はボーセ=ヴュー山塊の標高の高い南の斜面に位置する。土壌は粘土石灰質だが,心土はミュスケルカルク/Muschelkalkと呼 ばれる2億年前の三畳紀上部で,表土は砂利,赤粘土,オーカー,青粘土など多様性に富んでいる。圏谷(=カール)と呼ばれる氷河の浸食作用によってできた 広い椀状の谷の形をしたテロワール。栽培面積6ヘクタール。標高180-270メートル。畑の2/3が南向きで,1/6が東向き,そして1/6が西向き。 “ラ・ミグア”のテロワールは地質流出が特徴的で,その複雑さは大変興味深く,地質研究の対象ともなっている。“ラ・ミグア”の畑にはその他のテロワール と比較して,古代の地層が多く露出している。これは,サブダクションと呼ばれる地殻プレートが他の地殻プレートにもぐりこむ地質現象で,アルプスの褶曲 (地層の側方から大きな力がかかった際に,地層が曲がりくねるように変形する現象)の際に,下層部が若い層の方に向きを変えたため起こったもの。また,ア レンク渓谷の巨大な断層が三畳紀層を次々と“ラ・ミグア”の区画に流し込んだことも大きな特徴の1つ。この低木と松林が交差する野生的な自然環境に,ブド ウ畑が重なり合っている。

*ワイン名:バンドール“ラ・トゥルティーヌ” 赤
*原産国/地方:フランス/プロヴァンス地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:ムールヴェードル80%,サンソー10%,グルナッシュ10%*平均樹齢:40年
*平均収量:30-35ヘクトリットル/ヘクタール
*醸造
 ブドウはすべて手摘みで収穫され,選果台を使って傷んだブドウや未成熟なブドウはすべて取り除かれる。完全に除梗し,野生酵母のみを用いて発酵を行う。 発酵は温度管理機能付きのステンレス・タンクとセメント・タンクで15-21日かけて行われ,その後,フランス産オークの樽(容量25-75ヘクトリット ルまで様々な容量の樽を使用)に移し,マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は18-20ヶ月。無清澄・無濾過で瓶詰め。

*コメント
 非常に日照に恵まれた“ラ・トゥルティーヌ”は果実味があり,力強く,タニックなワインを生み出す。10-15年の熟成を経た後でも,赤い果物や香辛料のアロマを発散する長命なワインとなる。素晴らしい口中の凝縮感とミネラル感を持ち,気品と格を備えたワイン。

<ラ・トゥルティーヌ>の畑について
 “ラ・トゥルティーヌ”は,カストゥレ/Castelletのコミューンに位置する栽培面積6.5ヘクタールのクリマ。平均樹齢40年。標高170メー トル。約1億年前のサントニアン期の粘土石灰質土壌で,ムールヴェードルが完全に表現されるテロワール。“ラ・トゥルティーヌ”の畑の粘土土壌は,夏の時 期に非常に固くなる地質で,乾燥によって粘土が収縮するため,拳や手で突き通すことができる窪みが沢山できる。これはブドウ樹が地中深くまで根を伸ばして いることの証拠でもあり,“ラ・トゥルティーヌ”の区画の大きな特徴となっている。“ラ・トゥルティーヌ”は丘の頂にあるため日照に大変恵まれており,吹 きさらしの風にさらされる。これらの自然要因が“ラ・トゥルティーヌ”をバンドールで最も偉大なテロワールにしている。

*ワイン名:バンドール“カバッソウ” 赤
*原産国/地方:フランス/プロヴァンス地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:ムールヴェードル95%,シラー4%,サンソー1%
*平均樹齢:50年
*平均収量:30-35ヘクトリットル/ヘクタール
*醸造
 ブドウはすべて手摘みで収穫され,選果台を使って傷んだブドウや未成熟なブドウはすべて取り除かれる。完全に除梗し,野生酵母のみを用いて発酵を行う。 発酵は温度管理機能付きのステンレス・タンクとセメント・タンクで15-21日かけて行われ,その後,フランス産オークの樽(容量25-75ヘクトリット ルまで様々な容量の樽を使用)に移し,マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は18-20ヶ月。無清澄・無濾過で瓶詰め。

*コメント
 深黒のローブ。香りは若いうちは慎み深いが,年月とともに開花し,スミレや皮,ブラック・フルーツのアロマを発散するようになる。タンニンは絹のように極めてしなやかで,複雑な口中には果物や香辛料のノートが感じられる。非常に長命なワイン。

<カバッソウ>の畑について
 “カバッソウ”は,ムールヴェードルの例外的な完熟が可能になる傑出したミクロクリマに恵まれた小さな畑。約1億年前のサントニアン期の粘土石灰質土壌。“ラ・トゥルティーヌ”と同じ丘の斜面に位置するが,“ラ・トゥルティーヌ”の畑の下部にある。南南西に面した非常に日照に恵まれた畑で,カストゥレの丘を背後にしているため,“ラ・トゥルティーヌ”に見られるような過激なミストラルから守られている。また,棚田状になった丘の斜面を 昇ってくる温暖気流による風の影響を常に受けている。このため,夏の最も暑い時期にも心地よい通り風がもたらされる。このような特異希な自然環境によっ て,ムールヴェードルの理想的な完熟が可能となっている。また,非常に低い収量と,平均樹齢50年のブドウ樹に由来するため,フル・ボディで大変力強く, 非常に密に詰まったタンニンを備えたワインが生み出される。“カバッソウ”は味わう人に衝撃を与える極めつけのバンドール。“カバッソウ”のブドウ樹は, かつて“ラ・トゥルティーヌ”の畑の一部にあったものを,リュシアンとフランソワ・ペイローの時代に取り木を行い,“カバッソウ”に植樹したもの。“カバッソウ”ではムールヴェードルが95%栽培されている。
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フランス■□ Domaine Bachelet-Monnot □■ブルゴーニュ
ドメーヌ バシュレ=モノ
● ブルゴーニュ・シャルドネの新時代を開くに違いない・・きっとそうだ・・と、思えるような若い世代の造り手、バシュレ=モノをご紹介します。前評判は高かったのですが、中々テイスティングの機会が無く、スルーしていましたが、

「感性が素晴らしい!」

と思える味わいで、これはお奨めしなければと・・思った次第です!

 細かいテクニカルなどはいずれ・・・書こうと思っていますが、余り資料が無く、

1.自然派的なアプローチの農法だがビオではなさそうだ-->ピュアだがビオ的な香りはほぼ無い
2.ある意味古い造りと新しい感性のマリアージュ?-->その辺りがピュアさの理由?

 味わいはきっと気に入っていただけると・・思います。そしてプライスも頑張ってます!かなりお買い得!ですが、決して品質が劣るわけでは有りません。是非飲んでみて欲しい!一推しです!

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2011Puligny-Montrachet
ピュリニー=モンラッシェ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥5,800(外税)

【ゴージャス感が出てくる少し前!!】

 とてもピュアなピュリニーです。ミネラリティもバッチリ・・。少しムルソー寄りに畑があるのかもしれませんが、ムルソー的にとても硬い岩盤のようなミネラリティとエレガンスのあるやや軽めの石灰のようなものが混在して感じられるように思います。

 バシュレ=モノさんは、樽の使い方が非常に上手で、このまだ若い段階で、確かに新樽を使用しているのが判るが、「樽っぽい」と思えるほどのニュアンスには感じず、とても自然な感じに仕上がっています。

 色合いを見ていただけると判るかもしれませんが、決して濃い目の黄色にはなっておらず、どこか緑が入ったような、活き活きとした色合いです。

 おそらくですが、遅い収穫をして糖度を上げることを心掛けると言うよりも、若々しいリアルな葡萄の表現を大事にしているのかと思います。

 そしてミネラリティが鈍重では無く、硬さは感じさせながらもタップリと、やや軽やかに感じさせてくれます。伸びの良いミネラリティのアロマ、そして口内に入ってからもその存在の大きさをアピールして来ます。

 非常に良く出来たピュリニー村名と言えるかなと思います。今でも充分に美味しく飲めますし、10年以上の成長が見込めます。また価格的にも、ピュリニーとしてはかなりリーズナブルですので、狙い目では無いかと思います。

かなりお奨めです!是非ご検討ください!

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 
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2011Bourgogne Blanc
ブルゴーニュ・ブラン
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
ピュア&ナチュラル!クラシック&ニューなシャルドネです!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,750(外税)


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2011Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres
ピュリニ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
今飲んでもかなり旨い!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥9,200(外税)

【ピュアです!昔のコント・ラフォンの作風から樽の要素を大幅にマイナスした味わい・・・です!実に旨い!!】

 え〜・・体調悪いです・・久々に風邪をひいたようで、本来ならばリアルのテイスティングに出かけている時間に・・・書いてます。・・・リアルの皆さん、すみません!


 無理をすれば渋谷まで行けるとは思うんですが、皆さんに風邪をお裾分けしてしまうと申し訳無いので、結局思い止まりました。熱っぽいし鼻は詰まっているし、鼻水も垂れてくるし・・・で、結局迷惑をお掛けすることになると。で、店に篭ってキーボードをカタカタやってる訳です。


 消費税率の上げが有って、中々その後はスムーズに品物が入ってこないのも有りますが。そんな中では、前回のルモワスネ2000年キュヴェ・スペスィヤルが物凄い売れ行きでして、非常にありがたいです。

 実際のところ、倍の価格出しても惜しくないと思えるような状態でして、一度飲まれた方のリピートが実に多い・・・。

 前回も木曜日のリアルのテイスティングに行く前に追加して、

「さあ、これで大丈夫だろう・・」

と思ったんですが、たった二時間しかもたず・・

 飲むタイミングと価格がピッタリ合ったドンピシャワインでしたんで、皆さんもきっと喜んでいただけることと思っています。


 しかしながら、次のネタが無い・・・。どうしよ〜と思っていたら、ロブレ・モノではなくてバシュレ=モノの案内が有りまして、

「騒がれ始めているような気配があるけど飲んだことないし・・・本拠がマランジュだし・・ん?・・でも価格も手頃で、ほほほ・・ルフェールにフォラティエールにバタールも造ってるのか・・じゃ、取り合えずACブルを購入して飲んでみようか・・」


 そんな思考で購入したのがACブル・ブランです。で、写真をすっかり撮り忘れましたが・・これが旨かったので、上のキュヴェを購入する気になったんですね。

 味わい的には、ムルソーとピュリニーの中間的なミネラリティ感覚。かなりしっかりしているが、ムルソーほどへヴィーでは無いし、ピュリニーほど軽く複雑では無い・・・しかし、非常に厚みのあるものです。

 樽はほとんど気付かないほど・・です。バレル・ファルメンテーション(樽発酵)のはずなので、もっと樽っぽさが有るのかと思いきや、滅茶苦茶リアリティのある葡萄果汁由来そのものの味わいでした。樽による化粧っけの全く無い「すっぴん美人」なブルゴーニュで、中域が厚く、余韻もピュアさが長くたなびくので、
「お?これはこれは・・・」
と笑みが浮かんできます。味わいも、デリシャスリンゴ(古っ!)的までは行かない・・ピュリニーの村に入ったかどうかというようなニュアンスで、ムルソーにまだ足も残ってるよ?・・みたいな感じ。その辺もなかなかです。つまり、
「樽の無い昔のコント・ラフォン風に近い」
ニュアンスで、個人的には非常にポイントが高いと言えます。

 マロラクティックのレベルも、とことんまでマロをやったと言うよりは、わずかに華やかな酸を感じる程度・・・いや、これは若い性かもしれませんが、へヴィーになり過ぎない、ちょうど良いレベルでした。今飲んでも旨いが、1〜2年寝かせると味わいが「グググッ」と乗ってくるだろうという雰囲気でした。かなりお奨めです!

 トップ・キュヴェにはバタールが有りますが、そちらは少し値が張るので、2番目の1級フォラティエールに狙いをつけました。これもどうも成功のようです。何せ、フォラティエールとすると、価格が目茶安い!1万超えないのは有り難いところでしょう!

 出来はかなりのものでした。こちらはACブルと比較すると樽の要素が絡んできますが、

「決して強くない・・・おそらくライトトーストの樽を一生懸命綺麗にして(水で何度も洗うとか・・・)使用したのかな?」
と想像させるもので、しかも今飲んでもかなり旨いんですよ!

 甥っ子のoisy も、まぁグビグビに近いペースで飲んでしまうので、

「こら・・もっと味わって飲まんと!」
と制するほどでした。


 分厚いボディにピュリニー・ならではの究極球体バランス、そしてフォラティエールらしい豪放さ。柑橘系果実がたっぷり、マッタリとして口内に留まり、少しずつ要素を拡げつつ放出してくれます。嬉しいことに現在は、時系列で開放方向に向かっているので、さらに美味しさがアップしてきます。

 ACブルのような果実そのもののピュアさは半減しますが、高級シャルドネの品質感は、物凄いものが有ります。口内で転がしているとしっかり膨れ上がりますので、飲んでいて非常に嬉しいワインです。

 そして重要なのは・・・

「作風自体はクラシックなものだが、実に洗練されていること。」
と、
「樽に頼らない・・むしろ樽の要素を付けたくないと考えているように思えるほど、ピュア&ナチュラルな味わい」
です。これはACブル・シャルドネにも言える、このバシュレ=モノの個性かと思います。ビオでは無いが、非常にナチュラル・・・しかもブルゴーニュ・シャルドネの旨さを充分に理解していて、それをワインにちゃんと生かしているんです。

 現状、凄みを見るほどの成長はしていませんが、今飲んで非常に美味しいのと、将来性もバッチリで・・楽しみなグレート・シャルドネです。これは仕入れとくしかないでしょう!価格的も非常に安いと言えます!

 もしかすると、もう少し買えるかもしれません。もし無くなっていたら・・お声掛けください。絶対損はしないフォラティエール!まだ若い造り手ですが、こりゃおじさんもちょっと驚きました。お勧めします!是非ご検討くださいませ!
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フランス■□ Domaine Olivier Jouan □■ブルゴーニュ
ドメーヌ オリヴィエ ジュアン
● オリヴィエ・ジュアンの2011年をご紹介します。素晴らしい出来栄えだった2009年・・・。運転資金取得目的の利益度外視プライスを付けるどーしようも無いネットショップに叩き売られていて、とても販売は苦労してました。素晴らしいワインなのに、結局造り手を育てる方向には中々向かわない、申し訳ないドメーヌでした。

 どーしようも無いショップさんは運転資金を得る目的ですから、都合マイナスにならなければ良いし、経費なども出来るだけ掛けない方向になってしまいます。釣った魚に餌をやらない的な考えなのでしょう。コンディションが良いはずもなく、結局は造り手の評価を下げる方向に動きます。お客様にとっては安い方が良いのは事実・・しかし、安すぎるのは何かしらの問題が有ると考えるべきでしょうね。ですので、そういうショップさんに流すならもう買わない・・と言うことも有りますよ。

 まぁ、そうは言いながらも入荷数でアイテム当たり1ケースに満たない数量しか無いと、さすがにnoisyも飲むわけにも行かないので、どーしようも無いショップと大差無いと言われても返す言葉が有りませんが、素晴らしいヴィンテージになったと思われるオリヴィエ・ジュアンの2011年を、取り合えずはご紹介できたことに安堵しています。少ない年は、例年以上に、収穫減以上に減らされるものです。毎年、出来るだけ飲んでご紹介してきましたが今回も申し訳有りませんがリアルのポイント中心でのご紹介になります。

  只一、我慢できずにモレ・サン=ドニ・クロ・ソロンを開けました。オート=コートでさえ・・12本なので・・・

 で、やっぱり感じたことは、

オリヴィエ・ジュアンのワインの味わいは、アンリ・ジャイエ的な懐かしくも温かい果実味が中心!

 明らかにエマニュエル・ルジェよりもアンリ・ジャイエ的です。アペラシオンの違いは有っても・・です。もっとも神様のパーフェクトなバランスなワインまでには達しては居ない・・とは思いますが、この味わいは妙にクセになってしまいます!

 価格的には、昨今のレートが災いして上昇しています。申し訳ないけれど・・これはもうどうしようも無く。頭を抱えてしまいます。

ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系です。1999年、当時26歳だったオリヴィエ・ジュアンは、曽祖父が創業したこのドメーヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始しました。

 醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあります。清潔に手入れが行き届いた彼のカーヴには醸造設備や樽が効率的に配置され、不自然な温度管理等をせず極めてナチュラルなワイン造りを実践しています。
 また、ドメーヌ継承後直ちに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました。ブルゴーニュ地方は、ちょっと雨が降ると翌日の畑を見るのが怖いほどビオ栽培は難しいところですが、「できるだけ畑にいて、問題が起きそうになったら即対処します」。その言葉通り、たとえ土日の雨の日でも、モレの畑を通りかかれば、ただひとり黙々と働く彼にしばしば会うことができます。
 「趣味は仕事です」真面目一筋。(しかし、来日時に一緒にカラオケに行った時は相当羽目を外してくれました)。
 近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造り手が現れる日が来ました。
所在村 Arcenant
醸造家 Olivier Jouan
所有畑面積 8.5ha
ドメーヌ継承年 1999年
栽培における特記事項 ビオロジー(1999年から。Ecocert認証)
醸造における特記事項 天然酵母のみで発酵、澱引きはビン詰め前に1回のみ、SO2の使用は最小限
販売先 フランス国内80%(個人のワイン愛好家、ワインショップ)、輸出20%(スイス、カナダ、アメリカ、日本)
掲載実績のある海外メディア 「Guide Hachette」、「Bourgogne Aujourd'hui」
参照できる日本のメディア 「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P31、「リアルワインガイド」第14号P54とP62

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2012Bourgogne-Hautes Cotes de Nuits Rouge
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2012 ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ オリヴィエ・ジュアン 750ML
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥3,880(外税)

 あまりに2012年が少ないため(割り当て10本)、テイスティングをパスしました。申し訳有りません。

以下は以前のコラムの転載です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【硬質だがバランスが良い!無理すれば村名も飲めます!】

 この何年間かは、昔のように「ワイン自体のコンディション」に神経を費やすことは無くなり、
「いや〜、ずいぶんと輸入ワインのコンディションは良くなったものだ・・・♪」
と感じていました。

 そのためか、コンディションについて以前のようには、エージェントさんに厳しく当たることも少なくなっています。実際、とても楽をさせていただいていました。

 しかしながら、昨年から今年に掛けて、
「これって・・・絶対問題アリだろう?」
という修羅場的な場面に何度か出くわしました。

 ひとつには、酢酸系の香りが強く出ていて、
「おいおい、ワインビネガーじゃ無いんだから・・・」
みたいな、醸造に関する部分由来の問題と思われる件です。瓶詰めのタイミングのズレだけでは説明しきれない酢酸汚染?を感じたことも有ります。

 また、酢酸系の香りも出つつ、酸化や熱劣化を疑わなければならないようなコンディションのものにも出くわしてしまいました。この場合には、
1.酸化が先か?(つまり醸造の問題か)
2.熱劣化により酢酸系の香りが分離・増幅されたか?
3.あくまで輸入ルート上の問題か?(醸造は関係無いか?)
などが考えられ、なかなか原因が特定しずらい部分も有り、困ったことになっています。勿論ですが、このようなワインを判っていて noisy がお客様へお渡しすることは有りませんので、ご安心いただきたいのですが、当然ながら noisy のお店のみからご購入されている方だけでは無いと思いますので、そのようなワインに出くわしてしまう方もいらっしゃるかと・・・思っています。noisy が当然ながら販売するであろう・・と思われる造り手のワインで、noisyの新着にいつまでも出て来ないとしたら・・・、それはちょっと疑ってみてください。現実、noisyも購入してしまったものの返品できずに塩漬け状態のワインも有りますが、販売するつもりは有りません。しかし、大声を上げて、
「×××は買っちゃいけません!」
などとやると訴えられかねないので・・・できません・・・。

 話しは飛びますが、
「noisyさんが何かを言うとね・・・目茶影響が出るんですよね・・」
などとしばしば言われてしまっています。noisy的な悪い評価も、高い評価も・・・です。

 おっかしいなぁ・・・?そんなに売れちゃいないんだけどなぁ・・、とは思っちゃいます。だってね、そりゃぁそうでしょ?そんなに影響力が有るんなら、もっと楽に商売してますってば・・(^^;;。ワイン1本買うのも売るのも大変な事です、はい。・・・つ〜ことは何、noisy の新着の読者の内、半分くらいは業界関係者ってこと?・・・などと勘ぐってしまいますよね?。

 それにね、以前にも書きましたが、
「リアルワインガイドの評価、イコール、noisyの評価でしょ?」
もしくは、人によっては、
「リアルワインガイド、イコール、noisyでしょ?」
とさえ、思っている方が多いようです。おいおい、ちょっと待ってよ。まだ前者は納得きないものの理解しうるとしても、後者は無いだろ・・・、と思うんですが。リアルで如何に高い評価が付こうと、noisyも同じように評価しているとは限りません。その逆もしかり。勿論、同意の場合も有るにせよ、全く別の判断基準とシュチュエーションが有ってたまたま一緒になったというだけですし、矛盾するように見えるかもしれないがレヴューで書いている文章に偽りは全く有りません。リアルはリアル、noisy はnoisyです。リアルで高い評価がつこうとも、またそのワインを購入していたとしても、何らかの理由で売りたくなければ売りません。


 で話を元に戻しますと、2006年のオリヴィエ・ジュアンは、そう言う意味では全くの健全さを持っていますのでご安心くださいね。それどころか、不安視された2006年ブルゴーニュでありながら、高い評価に値するポテンシャルが有ります。是非下記を熟読され、タイミングなどを計りながら美味しく飲んでいただければと思います。

 一応、今飲める第一番手は、ACブルです。次いでモレ・サン=ドニが来ます。そしてシャンボールとオート=コートでしょうか。飲まれる順番が有るとすれば、僅かな時間でもエージングされることが考えられますので、そのようにお願いいたします。お奨めします!

2006 ブルゴーニュ・ピノ・ノアール
 モレ・サン=ドニっぽい紫の小果実のクリーンなアロマがミネラルとともに上る。テクスチュアは乾いているものの僅かに粘り、少量の粘土の存在を感じさせる。飲み応えの有る男っぽい味わいで、味幅が有り、長く綺麗な余韻とともに綺麗な土のニュアンスを感じさせる。わずかに早いが飲み始めて良い。とてもリーズナブル。村名モレ・サン=ドニと言われたとしても疑わないだろう。現状は一押し!

エージェント情報
 AOCモレ・サン・ドニに地続きで接するACブルゴーニュ区画(レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ、レ・クレ・ギヨン)60%、アルスナン村のオート・コート・ド・ニュイ区画40%のブレンドで合計0.2ha分(平均樹齢30年)が85%。15%は、AOCモレ・サン・ドニのレ・クレ・ギヨンの樹齢10 年以下のぶどうをブレンドしています。(ちなみに将来樹齢が上がった暁には、このレ・クレ・ギヨンは畑名付き単独キュヴェとして発売される予定です。)

2006 ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
 ACブルよりもやや大きく、より乾いて、やや品が有る。味わい的にはACブルに準じるが、現状は、より大きな分だけ硬さが前面に出ている。ややタニックでゴツゴツした感じ。それでも1〜2カ月で一皮剥け、1〜2年でソフトなテクスチュアになり美味しくなるだろう。ほんの少し待ちたい。

エージェント情報
アルスナン村近郊に4ha。樹齢56年(60%)と34年(40%)のVV。
2006 モレ・サン=ドニ・クロ・ソロン
 黒と紫の小果実が凝縮して感じられる品位の高いモレ。格下2品に比べて品位と凝縮感がより評価できる。モレ・サン=ドニをことさら強くはアピールせず、しかし、モレ以外では有り得ないと言う確かなバランス。徐々にジューシーな美味しさを育んで行く筈。リアルのポテンシャル90点は納得。

エージェント情報
クロ・ソロンは国道沿いのモレ・サン・ドニ村側中央部の優良区画。0.25ha。平均樹齢25年。新樽比率30%。

2006 シャンボール=ミュジニー・レ・ビュッシエール・ヴィエイユ・ヴィーニュ
  一応飲むのは最後に・・と書いたが、シャンボール的な石灰の硬いニュアンスが好みの方には、ACブル同様に、今から飲んでも楽しめるだろう。モレの黒、紫のニュアンスとは違い、やや濃い目の赤と薄い紫が基調。タイトなボディだが目の詰まりがしっかりある絹のようなテクスチュアがテカテカしている。余韻はやや硬いが、その硬さも魅力か。カッチリした美味しいオリヴィエ・ジュアン的男っぽさを感じる、女性的シャンボール。2〜3カ月でもう一皮剥ける可能性有り。

エージェント情報
モレ・サン・ドニの畑に接するレ・ビュシエールに0.52haを所有。平均樹齢55年のVV。新樽比率30%。「レ・ビュシエールは、たっぷりとした果実味と力強いコクをもったワインを生むテロワールです」(オリヴィエ・ジュアン)。
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This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印  
2011Morey-Saint-Denis 1er Cru la Riotte Vieilles Vignes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・ラ・リオット・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2011 モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・ラ・リオット オリヴィエ・ジュアン 750ML
ラ・リオットはモレ・サン・ドニ村の中心部に位置。0.3ha。樹齢約60年のVV。新樽比率50%。「ラ・リオットは、骨格が大きく、長期熟成型のワインを生むテロワールです」(オリヴィエ・ジュアン)。
リアルワインガイド44号 今飲んで 92 ポテンシャル 93 飲み頃 2015〜2040
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥7,990(外税)


This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印  
2011Morey-Saint-Denis 1er Cru les Ruchots Vieilles Vignes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・ルショ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2011 モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・ルショ オリヴィエ・ジュアン 750ML
レ・リュショはグランクリュ街道を挟んで、クロ・ド・タールとボンヌ・マールに接するモレ最高のプルミエ・クリュのひとつです。0.31ha。平均樹齢50年のVV。新樽比率30%。「レ・リュショは、繊細でフェミナンなワインを生むテロワールです」(オリヴィエ・ジュアン)。
リアルワインガイド44号 今飲んで 91 ポテンシャル 92 飲み頃 2015〜2035
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥7,990(外税)


 普通に考えてもリアルでこの位の評価でこのプライスゾーンですから・・ポテンシャル:プライスはかなり良いですよね。バランスの悪いモレは土臭いだけですが、オリヴィエ・ジュアンの紫色のバランスはとても素晴らしいです。

以下は以前のコメントです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【美味い!・・・なんで売れんのかねぇ・・!】

 昨今は、お茶もペットでビールも缶、ボージョレ・ヌーボーもペットで1本500円しない・・・そんなことが当たり前のの世の中になってしまいました。お茶は急須で入れるものだったし、ビールは瓶で・・飲んだら持っていってもらう・・実にエコロジーだった時代が昭和だったのかもしれませんね。麦茶もしっかり煮出して遠足に持っていったものですが、今じゃ、良い所、パックになったのを水に浸して置くのでしょう。まあ、エコロジーかもしれませんが、余分なエネルギーと資材を使っています。

 今まではそれでも済んだかもしれませんが、これからは地球規模で考えないといけませんね。1000円のものが500円で買えるようになったと喜んでいて良いのでしょうかね・・・。廻り回って、結局自分の首を締めてしまっているの気が付きませんかね。かのギリシャはその昔は、奴隷に働かせる世界でしたが、近代になって奴隷がいなくなっても同じ様にやっていて、現状が有るんじゃないかとさえ思ってしまいます。(あくまで私見です・・日本だってほんの百数十年前は刀を持ってチャンバラやってた訳ですから・・)ワインの博覧会に行くと、決まってギリシャのブースは誰もいません。9時に開場して飲み始め、11時に昼食に出かけてまた飲み、2〜3時に帰って来て裏で寝ていたそうです。
「何しに日本に来たんじゃ!」

 ・・・まあ、日本も仕事という意味で無く、戦後のアメリカ人的急ごしらえ個人主義がギリシャと同じ様な目に遭いはしないかと・・危惧している次第です。で、オリヴィエ・ジュアン2009年です。滅茶苦茶旨いので・・買ってください。どこぞの、シャンボールに引っ付いた超ド級ドメーヌの1級モレより何倍も旨いです。そこだけは保証つきです。2009年も、妙な強さは無く、しなやかで旨いです。

 真の飲み頃は何時か・・は別にして、今ならどのキュヴェも全て美味しく飲めます。勿論ですが、1級は全然早いですよ。

  モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・ルショ は、スタイリッシュでエキス主体です。濃厚な出汁味のエキスは、紫や赤の果実とワイルドなニュアンスを将来的に担保しています。現在は単純に綺麗でただただ旨い・・だけですが、さすがプルミエの大きさを感じていただけると思います。

 モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・ラ・リオット は、レ・ルショとは違って太い果実味が主体です。同じようにエキスも充分に有るんですが、それよりも生のままの風味を感じさせる果実がたっぷりです。その分、若さゆえの荒さもやや持っており、動かした直後などは、
「ちょっと荒れているかな?」
と感じるかもしれません。1週間休めてあげれば落ち着くでしょう。充実した、厚みの有るボディで、圧倒されると思います。

 1級は、やはり3年待ったら・・・トロトロに溶け込んで目ちゃんこ美味しいでしょう。出来る事ならそこまで待ってください。紫のストレスの無いピュアフルーツが、スパイスと共に感じられると思います。どれも超お奨めです!


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2011Morey-Saint-Denis Clos Solon
モレ=サン=ドニ・クロ・ソロン
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2011 モレ=サン=ドニ・クロ・ソロン オリヴィエ・ジュアン 750ML
クロ・ソロンは国道沿いのモレ・サン・ドニ村側中央部の優良区画。0.25ha。平均樹齢25年。新樽比率30%。
リアルワインガイド44号 今飲んで 90 ポテンシャル 91 飲み頃 今 〜2033
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,380(外税)

【美味い!・・・なんで売れんのかねぇ・・!】

 昨今は、お茶もペットでビールも缶、ボージョレ・ヌーボーもペットで1本500円しない・・・そんなことが当たり前のの世の中になってしまいました。お茶は急須で入れるものだったし、ビールは瓶で・・飲んだら持っていってもらう・・実にエコロジーだった時代が昭和だったのかもしれませんね。麦茶もしっかり煮出して遠足に持っていったものですが、今じゃ、良い所、パックになったのを水に浸して置くのでしょう。まあ、エコロジーかもしれませんが、余分なエネルギーと資材を使っています。

 今まではそれでも済んだかもしれませんが、これからは地球規模で考えないといけませんね。1000円のものが500円で買えるようになったと喜んでいて良いのでしょうかね・・・。廻り回って、結局自分の首を締めてしまっているの気が付きませんかね。かのギリシャはその昔は、奴隷に働かせる世界でしたが、近代になって奴隷がいなくなっても同じ様にやっていて、現状が有るんじゃないかとさえ思ってしまいます。(あくまで私見です・・日本だってほんの百数十年前は刀を持ってチャンバラやってた訳ですから・・)ワインの博覧会に行くと、決まってギリシャのブースは誰もいません。9時に開場して飲み始め、11時に昼食に出かけてまた飲み、2〜3時に帰って来て裏で寝ていたそうです。

「・・・一体・・何しに日本に来たんじゃ!」

 ・・・まあ、日本も仕事という意味で無く、戦後のアメリカ人的急ごしらえ個人主義がギリシャと同じ様な目に遭いはしないかと・・危惧している次第です。で、オリヴィエ・ジュアン2011年です。滅茶苦茶旨いので・・買ってください。

 クロ・ソロンはモレの村名です。1級のような要素の粒の立った感じは有りませんが、紫の充実した果実に、僅かに赤い実が入り、濃厚ながらシツコク無く、しっかり膨らみ、綺麗な余韻を残します。・・・・何の不自由が有ろうか・・。これで充分じゃ無いのか?と思わせる仕上がり具合です。どこぞのシャンボールの造り手の硬〜いモレ1級より数倍旨いはずです。是非ご検討ください!


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フランス■□ Domaine Vincent Legou □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ヴァンサン ルグー
●ヴァンサン・ルグーです。購入してみたら結構素晴らしい・・・飲んでみてください!
 
 アンリ・オーディフレッドがロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培を担当していた頃、主にグラン・エシェゾーとエシェゾーの栽培を担当していた同僚の名を、ヴァンサン・ルグーといいました。
 いずれも生涯にわたってDRC社に勤務した祖父ジェラール、父ジャッキーに続き、1998年に丁稚としてDRC社入りした彼は、栽培から醸造、熟成、出荷まで幅広く従事した後に正社員となり、オーディフレッドと並ぶ若手のエースとして、グレート・ヴィンテージ2005年のぶどう栽培などを全うしました。
 2006年、都合8年間務めたDRC社を退社した彼は、ヴォーヌ・ロマネ村から畑を上がった隣村コンクールに所在する実家のドメーヌに戻って土壌改良などを行った後、2008年、正式にドメーヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始。 ここに、「ドメーヌ・ヴァンサン・ルグー」が誕生しました。

 翌年からビオロジー栽培への切り替えを開始し、2010年から完全ビオロジー栽培となりました。
 「栽培も醸造も、除梗率や新樽率などを除いて、基本的にはDRCでやってきたことをそのまま行っています。最も大事なことは、observation(オプセルヴァシオン/観察)。すべてにおいて、自分の目で見て確認するということです」。
 理想とするワインは、「エキスがたっぷりと抽出されていて、かつ、濃くなく上品なワインです」(以上、ヴァンサン・ルグー)。
 尚、親子3代にわたって勤めたDRC社との人的関係は今も深く、同社オーナーのオベール・ド・ヴィレーヌ氏、醸造長で元上司のベルナール・ノブレ氏も、年2回、連れ立って彼のドメーヌを試飲に訪れ、「価値ある助言」をしてくれるそうです。
所在村 Concoeur
醸造家 Vincent Legou
所有畑面積 12.5ha
ドメーヌ継承年 2008年
栽培における特記事項 2009年からビオロジー栽培への切り替えを開始し、2010年から完全ビオロジー栽培(2012年ECOCERT認証予定)
醸造における特記事項 白は除梗せず、赤は100%除梗する。天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクによる清潔な醸造。赤ワインは無清澄
販売先 販売を開始したばかりで、ヨーロッパの個人のワイン愛好家がほとんど。フランスのレストラン、ワインショップ
掲載実績のある海外メディア 「Guide Hachette」、「La Revue du Vin de France」、「Bourgogne Aujourd'hui」

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2011Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
ブルゴーニュ・ルージュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,690(外税)

【優しい酸味と、一見シャンボールのような絹ごしのややハードなミネラリティ!!】

 ブルゴーニュの2012年ものは、エポックメイキングな円安とユーロ高、ドル高・・・・そして収穫量の減少により値上げが半端無く、非情な高値になっています。

 まぁ、今までが安かった・・・と言われればね・・そうなのかもしれません。元々生産量の少ないブルゴーニュワインですし、例えば、巷のスーパーでも昨今は、

「何々県何々市何々町 誰々さんが作った有機栽培のキュウリ」

などと表示されているのも全く珍しくなくなりました。


 葡萄や梨の生産地でもあるnoisy の本拠地埼玉では、それこそ高級葡萄である「巨峰」なども一山幾らで、どこどこ産、だれだれ産と販売されていますが、一房でもうん千円ほどの超高級品も有ります。

「全く・・同じだよな・・」


 まぁ、ワインの場合は大量の葡萄を使用しないと造れませんから、たとえ3千円のワインだとしても、そんじょそこらで販売されているデラウエアなどの安い葡萄に比較しても安いのかもしれません。


 さりとて、中々所得が増えていかない現状を考えればね・・・
「政治は何をやっているんだ!」

と、怒りの捌け口をどこかに持っていくような気持ちにもなってしまいます・・。


 以前、超円高になった時は、

「いっそのこと、一ドルが1円になるまでやったらどう?」
などと言っていましたが、そうすれば必死に仕事などしないでも遊んで暮らせた訳ですよね?

 なのに、円を安くする努力をして、なったら成ったで・・
「急激な円安は望まない・・」
などと意味の判らないことを言い出す始末。

「ワインが高くなっちゃったじゃないか!」


 まぁ、女性閣僚の辞任でもう・・それどころじゃないんでしょう。


 以前にオート=コートをご紹介したヴァンサン・ルグーのブルゴーニュ・ピンノ・ノワールです。ヴォーヌ=ロマネの生産者らしい柔らかで丸い酸味と愛らしい紫〜赤の果実味の感じられる良く出来たワインです。

 ミネラリティは、ヴォーヌ=ロマネ風のスパイスを感じさせるものでは有りますが、むしろシャンボールっぽい「凛」とした張りのある、ややタイトな薄い白色をイメージ出来るもので、

「へ〜・・ちっとだけ変わってるね〜・・」

 そんなイメージでした。

 自然派noisy生産者らしい生な雰囲気も少々だけ有り、非情に好ましいと思います。このところの価格上昇は厳しいですが、オート=コートから格を落として・・・このACブルも、そこそこ美味しいと思いますので、ご検討いただければと思います。お奨めです!


以下は2011年のオート=コートのコラムより転載です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 名前を見たときからそうじゃないかと思っていたんですが、確かめて購入した訳じゃ無かったので、ちいと不安も有ったんですね。

 まあ、わざわざ、「レ・ボーモン・リュゾ」なんて付けてるんだから、きっとヴォーヌ=ロマネ1級のレ・ボーモンの上部に有るオート=コートの畑なんだろう・・と思った訳です。 まあ・・エージェントさんの資料をちゃんと読みさえすれば、しっかり書いてあったはずではありますが!

 味わいは、きれい系65%に果実味系35%を加えたようなハイブリッド型です(・・・判るかな〜?)。冒険することはおそらく無いが、失敗する前に手を打てる器量をお持ちの方なんでしょう。

 高温で沸かしてしまえば基本綺麗なエキス系になるが、美味しく飲めるように成るには時間が掛かる・・じゃぁどうする?・・

 その変の考察がきちんと出来ていて、様々な対処も出来るのだと思います。美しい果実に、ヴォーヌ=ロマネ風の皮革やスパイスのニュアンス、エシェゾー風のややドライな粘土のニュアンスがきっちりトッピングされています!これは中々の仕上がりだと思います。

「ほれ〜・・どうだ〜?・・旨いだろ〜?・・俺、DRCで仕事してたんだぜ!」

 みたいなニュアンスは感じられませんでした。謙虚で、おだやかな、現実を知りつつ進歩しようとする青年なのかなと思います。今後も要注目!是非ご検討ください!

この2.26haのモノポール畑は、Vosne-Romane'e 1er Cru Les Beaux Monts (Hauts) から北西方向に斜面を上がり、雑木林の一角を超えてすぐのところにあります(ヴォーヌ・ロマネ村との境界に接するフラジェ・エシェゾー村内)。樹齢は約30年。大小の石に覆われた粘土石灰質土壌で、豊かなコクのあるワインとなります。新樽20%、1〜5回使用樽80%で16ヶ月間熟成。
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フランス■□ Domaine Hubert Lamy □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ユベール ラミー
● 初めての扱いになります、ユベール・ラミーをご紹介します。非常に評判が高くなってきている造り手ですが、実際noisyも、ここまで成長しているとは 思いませんでした。一推しにしたい生産者です!
Domaine Hubert Lamy / ドメーヌ・ユベール・ラミー
“ユベール ラミー”の歴史は古く、ドメーヌは1640年に、サントーバン村でブドウの栽培を始めたという記録があります。
先代のユベール氏は、彼の父親であるジャン・ラミーの元で働き、1973年に自らドメーヌ ユベール・ラミーを立ち上げました。それまでは主にネゴシアンであったため、自社畑は8ヘクタールほどにすぎませんでした。
90年代にはクロ・ド・ラ・シャトニエール、デリエール・シェ・エドアール、ミュルジェ・デ・ダン・ド・シャン、クロ・デュ・メ、クロ・デ・ザートの畑を購入、賃貸契約で手に入れました。
また、より土壌の特性に合うとしてラ・プランセの区画に植わっていたピノ・ノワールをシャルドネに改植もしました。
1995年、世界各国でワイン造りとマーケティングを学んだ息子のオリヴィエ氏が、ワイン造りを受け継ぎ、経験を生かした新しい手法で畑から醸造までドメーヌを運営しています。
今日ではドメーヌは17ヘクタールの畑を所有しており、そのほとんどがAOCワインです。サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ、サントネ、シャサーニュ・モンラッシェなど…18のアペラシオンから赤・白合わせて毎年10万本ほどのワインを生産しています。そのうち70%は海外に輸出され、残りはフランス国内のワイン商、レストラン、愛好家に回されます。

ドメーヌを始めた当初は、村の真ん中に位置する小さな醸造所でワインを造っていました。
1979年、ユベールは実用的な醸造所の建設を始め、1981年に完成させました。
それから仕事がより効率化され2003年には600uから3フロアから成る1,200uの大きな醸造所にまで拡張することができました。
ひとつのフロアは醸造設備(除梗、ベルトコンベア、空圧式プレス機2台、震動式選果台、ラベル貼りなど)です。
ふたつめのフロアはボトル貯蔵庫になっています。そしてもうひとつの地下フロアは赤ワインと白ワインが分けられた樽熟成のためのフロアとなっています。

栽培:葡萄はグイヨ仕立て。5月から8月まで毎月グリーンハーヴェストを施します。この10年の間、化学肥料は一切やらずに有機コンポストに切り替えて土壌を修正してきました。

白ワインの醸造:畑から収穫された葡萄はベルトコンベアでプレス機に入れられます。プレスされたジュースはステンレスタンクで一晩、清澄のために静置されます。翌日、清澄されたジュースは重力によって地下の樽へと導かれます。樽はブルゴーニュの伝統的なバリックではなく300リットルとドゥミ・ミュイと呼ばれる600リットルの樽を用います。
アルコール発酵、マロラクティック発酵ともに樽内で行われます。

赤ワインの醸造:収穫された葡萄は震動式選果台で厳しく振り分けられ、除梗した後にベルトコンベアでセメントタンクに入れられます。そこから3〜10日後に約2週間かけてアルコール発酵を行います。
発酵後に不純物を分離するデキュヴァージュを行い、プレスします。ジュースを一晩、清澄のために静置させ、樽に入れるのです。およそ15カ月の樽熟成を終えてワインは瓶詰めされるのです。

2010年ヴィンテージについて
開花期の天候が良くなかった影響で、非常に少ない生産量となりました。
2010年ヴィンテージの生産量は例年の30%減となります。2010年ヴィンテージは2008年ヴィンテージに似たクラシックな個性の年です。
少ない生産量は結果として、ワインに凝縮感と素晴らしいバランスを与えてくれました。8月はブドウがゆっくりと成熟し、9月上旬には収穫を開始、9月の14日には収穫を終えました。
ワインはフレッシュさと完熟の要素を兼ね備えており、調和を見せてくれます。生産量の低さは、好ましい凝縮感をワインに与えてくれました。


2009年ヴィンテージについて
2009年は素晴らしいヴィンテージになったと言えるでしょう。まさに太陽のヴィンテージで、芳醇かつ力強さをもたらしてくれました。
しかしながら私達は飲み心地の良さだけではなく、ワインがフレッシュさとフィネスを保つように配慮しました。2009年の白は3年から8年の間は熟成するワインでしょう。
しかしむしろ現時点から開放的な黄色い果実のアロマがあり、完熟した果実味が口いっぱいに広がってからフレッシュさを伴った余韻へと続きます。
ワインはそれぞれの区画の土壌に由来するミネラルの特徴を備えています。
2009年の赤は3年から12年の間、熟成するワインです。深みのあるルビー色、黒系果実とスパイスの香りが特徴的で、フレッシュというよりは芳醇な果実味のワインです。
これらはまさに“美食家のためのワイン”なのです。


ドメーヌ・ユベール・ラミー
●ドメーヌ・ユベール・ラミーの土壌  サン=トーバンについて
ドメーヌ・ユベール・ラミーの持つ畑は基本的に石灰質が占めています。
サン=トーバンの土壌は大別するとふたつに分けることができます。

ガメイ村を越えサン=トーバン村へと延びる斜面は白色マルヌ土壌から成るほぼ純粋な石灰岩質土壌です。柔らかい石灰岩質土壌のおかげで葡萄の根が深く、よりミネラルを吸い上げることができるのです。洗練されたタイトな味わいの白、ミネラル、石を思わせる風味の赤ワインを産出します。ピュリニー・モンラッシェの土壌と類似しています。
(Derriere chez Edouard , Tremblots)

サン=トーバン村の内側、特級畑モンラッシェの斜面にはより堅牢な石灰岩が広がり、葡萄の根によって石灰岩の断層が散見されます。赤色の泥灰土が多い特級モンラッシェから続く粘土質土壌です。より日照に恵まれた区画で、果実味が増しスケールが大きなワインを産出します。(Clos du Meix , Chateniere)

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 

2012Bourgogne Chardonnay les Chataigners
ブルゴーニュ・シャルドネ・レ・シャタイネール
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2012 ブルゴーニュ・シャルドネ・レ・シャテニエール ユベール・ラミー 750M
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
■エージェント情報
 1990年と2008年に植樹された若木から造られるブルゴーニュ・レ・シャタイネール2012年。私が試飲したバレル・サンプルは、ごくわずかにSO2が添加されたものです。(オリヴィエは瓶詰め直前のSO2添加を好まないため)

 溌剌としたクリスプがあり、石のようなミネラル感、ブルゴーニュ村名クラスに匹敵する素晴らしいワインです。このワインは早い段階から長く楽しく飲むことが出来ます。

ブドウ品種 :シャルドネ
面積:0.55ヘクタール (2009年)1.12ヘクタール
畑・土壌:小石が多く混ざる南向きの石灰質土壌
樹齢:19年(1990年に植樹)
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥3,790(外税)


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2012Saint-Aubin 1er Cru en Remilly
サン=トーバン・プルミエ・クリュ・アン・ルミイィ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2012 サン=トーバン・プルミエ・クリュ・アン・ルミリー・ブラン ユベール・ラミー 750ML
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

■エージェント情報
ブドウ品種 シャルドネ  面積:2ヘクタール 混ざる南向きの石灰質土壌。樹齢:20年
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,680(外税)


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2012Saint-Aubin 1er Cru Clos de la Chatenieres
サン=トーバン・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・シャテニエール
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2012 サン=トーバン・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・シャテニエール・ブラン ユベール・ラミー 750ML
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
面積:1.3ヘクタール(1992年に購入。)

畑・土壌:表土は10〜20センチ。小石が多く混ざる南向きの石灰質土壌。標高280〜300mに位置する斜角40度の急斜面。 中世フランスのカシの木を語源とする名前。王族の畑として知られていた区画です。 クロ・ド・ラシャトニエールは“ブルゴーニュの中の王の畑”として存在していました。
樹齢:1964年に植樹  生産量:750ケース
栽培:グイヨ仕立て。この16年、化学肥料は一切使わず、土壌のためのコンポストを与えています。収穫量は低いです。植密度は高く1.4メートル間隔。畑はビオもしくはリュット・アンテグレを採用しています。

収穫・醸造:収穫はすべて手摘み。空気圧で静かに圧搾。収穫は全て手摘み、空気圧式圧搾機でゆっくりとやさしく搾る。デブラバージュ(不純物などを沈殿させる)後、温度調節のできる樽、350lと600lの樽に分けて90日かけてじっくりとアルコール発酵を行う。樽は新樽を30%使い、ほかは1〜2年落ちの樽を使う。補糖は必要に応じて行う場合もある。 その後、低温のカーヴにて、ゆっくりと時間をかけ樽でマロラティック発酵を行う。清澄後、軽くフィルターをかけ、約1年後にポンプを使わずに重力システムで瓶詰めされる。

味わい:若々しい輝きに満ちた色調。ミネラル感がありフローラルな香り、フレッシュな果実や柑橘類のアロマがあります。 バランスが非常に優れたヴィンテージとなりました。リッチで美しく、太陽に恵まれたこのテロワールを反映したワインです。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,680(外税)


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2012Chassagne-Montrachet 1er Cru les Macherelles
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・マシュレル
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2012 シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・マシュレル ユベール・ラミー 750ML
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
ブドウ品種 シャルドネ
面積:0.16ヘクタール 質土壌。
樹齢:1988年に植樹
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥9,180(外税)


This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 

2012Chassagne-Montrachet 1er Cru les Chaumees Blanc
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ショーメ・ブラン
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
2012 シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ショーメ ユベール・ラミー 750ML
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥10,850(外税)

【ピュアです!昔のコント・ラフォン風に今のコント・ラフォンを足して割ったような味わい・・・です!実に旨い!!】
 扱いは初めてですが、以前に飲んだことが有って・・

「大したこと無いなぁ・・」

というイメージだけが残っていました。価格はそれなりだし・・・


 しかしながら、昨今は・・・評判がグングン上がってきてるので、エージェントさんの薦めも有って・・飲んでみると・・


「おっ!センスあるじゃん!」


 そう・・単純ではない・・・非常に計算された造りになっていました。というより、それをちゃんと想像させてくれるような、ワインからの訴え掛けのある味わいだったんです。

 シンプルに、葡萄を育ててワインにする・・・そういうことだとは思いますが、ちゃんと逆から・・ようは将来の姿から遡るように現在、なすべきことを理解している造りだということですね。

 だから、ACブルゴーニュを飲んだだけですが・・・こりゃぁ、やるね〜!と言うことが伝わってくる・・・ワインがちゃんとそれを教えてくれるんです。


 冷ややかな酸がたっぷりありつつ、非常に凝縮していながら、ミネラル感も複雑性を持ち、起承転結を高いレベルでちゃんと表現しています。このレベル仕上がりは、そうは見ないです。


 ブルゴーニュ・シャルドネ・レ・シャタイネールはまだ若い樹由来のワインですが、とてもそうは思えないほど充実しています。そして、サン=トーバン近辺とは思えないほどの成熟度の葡萄を想像させてくれます。言ってしまえば、ピュリニーとムルソー、半々のワインです。そしてそれぞれの特徴的な部分を良い方のみ残した感じで、厳しすぎないムルソーのミネラル感と、ダレを感じさせないピュリニーの熟度が有り、滑らかで旨みがしっかり乗った味わいになっています。超お奨めです!

 その他のワインは数本ずつなので飲んでおりませんが、ACブルでこの出来・・ある意味、村名と同レベルの仕上がりですから、本拠地サン=トーバンのワインの出来も悪いはずが無いでしょう。アン=ルミイィは・・おそらく目茶美味しいでしょうし、看板のひとつのサン=トーバン・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・シャテニエールも、それに恥じない仕上がりになっていることと思います。因みにル・モンラッシェの真裏にある畑です。

 シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・マシュレルは、あの超1級畑「レ・ヴェルジェ」の真下、シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ショーメは「レ・ヴェルジェ」の真上に有りますんで、その潜在能力は間違い無いでしょう。

 いずれ、これらのワインも少しずつ飲み進めて行きたいと思わせるほど、ACブルのポテンシャルは高いです。是非とも飲んでいただきたい生産者です。お奨めします!
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フランス■□ Domaine de l'Arlot □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ド ラルロ
● 2012年のドメーヌ・ド・ラルロをご紹介します。

 ド・ラルロのワインとの付き合いも、もう十数年になります。以前のド・ラルロのワインは、結構デュジャックさんのワインに似た感じが有って薄旨系の出汁が効いた、結構マイタイプなワインでした。90年代のド・ラルロのワインが届くと何故か液漏れしている場合が有って、
「何でだろう・・」
とその頃は思ってたんですが、今ではデュジャック直伝のビオ系の仕込みだったからなのかと理解しています。

 月日は流れて、その頃の責任者だったジャン・ピエール・ド・スメさんから現在のオリヴィエ・ルリッシュさんに替わり、ワインのスタイルもデュジャックを連想させるものは徐々に消え、現在ではド・ラルロのスタイルとして確立していると思っています。そして、ジャック・ドゥヴォージュさんへと造り手が変わった訳です。

 実際にドゥヴォージュ氏に変わってから、ラルロのワインはやや柔らかいテクスチュアを得て、さらに活き活きとしたワインに変わった・・・そのように思います。以前なら、

「クロ・ド・ラルロは2〜3年、クロ・デ・フォレは5年経ってから飲んでね・・」

と言っていたんですが、ソフトなテクスチュアの襞の間から、凝縮した要素が垣間見えるんですよ。単純にはSo2の量が減ったような硬さの消え、要素の見え、が有りますが、実際にはそんなに単純ではなく、

「So2を減らせるだけの理由が有る」

んですね。


 2012年ものは非常に少なく、割り当ても少ないので、取り合えず「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ クロ・デュ・シャポー」のみのテイスティングですが、実にソフトなタッチで、エキス感がバッチリ有って、美味しく飲めちゃうんですよね。それでいてしっかり凝縮はしてるので、

「2011よりも良いかも・・な」
と思ってしまいました。

 因みに今まで有った、クロ・デ・フォレ>クロ・ド・ラルロと言う価格差は、2012年ものにには無くなりまして、実際には仕入れ価格は逆転!しています(同じプライスにしています)が・・。

 かなり期待できる仕上がりになりました。下記にジャック・ドゥヴォージュ氏のインタヴューを掲載しますので、是非ご覧くださいませ。

 始めにジャック・ドゥヴォージュ氏は、2012年の印象を語ってくれました。

 2012年はとても複雑で難しい年でした。生産者として考えられる全ての困難が、ブルゴーニュの生産者全てを襲ったからです。 2月は半月ほど、とても厳しい寒さが続きました。マイナス13度以下になることもありました。このせいで、木の中にある芽の元になる箇所がダメージをいくらか受けたと考えています。それにも耐えて芽を出してくれましたが、その後も困難は訪れました。

4〜7月は大量の雨が降りました。これにより、ウドンコ病やべと病などのリスクが非常に高まり、いつも以上に神経を使い、過酷な仕事をこなしていかなくてはなりませんでした。ベト病は1993年以来、蔓延していないので、とても神経を使いました。

 ビオディナミの生産者は天気にどのように対応するかがカギなので、かなりの労力を費やすことになりました。

 開花時期の悪天候により、花ぶるいが起き、2012年は収量が例年の45%減と大幅な収量が減る事となりました。 ウドンコ、ベト、花ぶるいに加え、7月初めには雹も降り、多くの生産者を苦しめたのです。ラルロでは7月4日にクロ・ド・ラルロの畑で雹が降りました。

 8月になると一気に天候は回復し、好天が続き、糖度はどんどんと上がっていきましたが、陽が強すぎたため、実が灼けてしまうこともありました。 今から振り返れば、前半にあれだけの雨が降ったにもかかわらず、8,9月の好天のおかげで、灰色カビによる腐敗果が全くなく、果皮の厚いアロマが凝縮した実が採れたのは、とても幸運だったと思っています。

 収穫は9月20日から28日にかけて行われました。 赤はとても凝縮しており、コクがあり、ビロードのように滑らかな果実味が特長の葡萄が採れました。果皮はとても厚く、しっかりしていました。私はいつも以上に抽出しないように細心に注意を払いました。その為、ピジャージュはほとんどしませんでした。 低収量ながらも、実った果実は驚くほど高品質で、とても救われたと感じています。 これはブドウ本来の持つ回復防衛本能のようなものが働いた為、いい要素がブドウに残ったと考えています。やはりこれもビオディナミによる効果が大きいのだと考えています。

 果実は肉付きがあり、フィネスもしっかりとあります。素直なテロワールの味わいがあり、自然な甘みに満ち溢れ、シルキーで私が好きな味わいの葡萄ができた事は、この年のスタッフみんなの努力が報われたと、とても嬉しく思っています。 やはり、ワインの出来は葡萄の出来に大きく左右するものなので、2012年の葡萄を収穫する際にこの年の成功を私は確信していました。

 2012年は凝縮していますが、その分、抽出を控えているので、魅惑的な要素に満ちています。魅惑的なので、一見すぐに飲める印象を与えると思いますが、熟成により本来の姿を見せてくれると思います。

 元々凝縮感がある果実なので、浸漬もほどほどにピジャージュもほとんどせずに抽出しましたが、例えるならコトコト煮込むようなニュアンスでじっくりと抽出し、ピュアな果汁を手に入れました。ラルロらしさを存分に感じて頂けることでしょう。

 新たな試みとしては、500リットルのオーク樽を購入したことでしょうか。通常はどこのドメーヌでも228リットルの樽を使用していますが、これだと新樽の場合、樽香が付きすぎてしまう傾向があります。それより倍の大きさの樽を使う事で、ワインが樽に触れる表面積を減らすことで、樽香を余分に付けすぎないようにコントロールできるのです。発酵と熟成をオーク樽で行いますが、大きい樽を使用する事で、発酵はより緩やかで、ゆっくりと行われ、そうすることで、ワインはフレッシュでアロマティックになるのです。ただ急にすべてを切り替えるのは影響があるので、徐々に切り替えていく予定です。約8年後には全ての樽が500リットルに切り替わるでしょう。

 ちなみに量の極端に少ないロマネ・サン・ヴィヴァンですが、228リットルを2つと、特注の350リットル1つで仕込みました。 これまで228リットルを使い3樽半で仕込んでいましたが、そうすると最後の樽に空間ができて空気との接触が出来てしまっていた為、新たに350リットル樽を加えました。
 新しいニュースとしてはもうひとつあります。2007年にクロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュの北西に広がる山にあるHAUTES COTES DE NUITSの畑に0.6haのシャルドネと0.3haのピノ・ノワールを植樹しました。もちろん、植樹したのは前任のオリヴィエ・ルリッシュです。これまでここで出来たブドウをワインにするのはまだ早い為、ネゴスに売却してきましたが、あと数年経てば、ドメーヌ・ド・ラルロの新しいキュヴェとしてリリースができると思います。

  畑名は、HAUTES COTES DE NUITS “LE MONT”と言います。まだ確定ではありませんが、恐らくこの名でリリースする事になるかと思います。 どうかリリースを楽しみにしていて下さい。



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2012Nuits Saint-Georges le Petit Arlot
ニュイ・サン=ジョルジュ ル・プティ・タルロ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
 1998年から2000年にかけて植えられたプルミエ・クリュであるClos de L’arlotの若木からなるこのキュヴェはプルミエ・クリュを名乗ることができるが、まだ若過ぎるとの判断で別キュヴェのヴィラージュワインとしてリリースしている。区画はClos de L’arlot Rougeの区画とは隣接しておらず、Clos de L’arlot Blancの区画に隣接している。Le Petit ArlotとClos de L’arlot Rougeに挟まれる形でClos de L’arlot Blancの区画がある。果実が最も早く熟すのが早い為か、熟度の高さを感じやすい。フローラル、タバコ、ペッパー、ヴァニラ、チェリー、ブラックベリーなどの香りの要素があり、シャポーより酸がよりしっかりとした印象。例年のように柔らかく繊細でフィネス溢れるエレガントなキュヴェはラルロらしさが分かりやすいキュヴェだ。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,190(外税)

申し訳有りません。極少のご案内ですので量が無く、飲めておりません。

以下は2011年時のコメントです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【かなりの仕上がりです!ルリッシュ以上!】

 今回は残念ながら数量も無く、また、テイスティングもせずに多く仕入れられるような環境でも無いので、全てのテイスティングは出来ませんでした。リアルワインガイドでもまだレヴューは有りませんで・・申し訳有りません。なので、細かなご紹介は致しかねるのが残念です。全部空けちゃうと・・本当に商売にならんのですよ・・。


 と書いていましたが、やっぱり気になっちゃいまして・・・結局、赤が出ることを承知で、「ニュイ・サン=ジョルジュ ル・プティ・タルロ2011」を空けちゃいました!・・・いや、素晴らしい仕上がりです。

 このプティ・タルロは本来、1級を名乗れる素性では有りますが、若木であること(、もしくはクロ・ド・ラルロの格下げも入る余地が有ると思います)から村名としてリリースされています。

 ニュイの1級にふさわしい細やかさと力強さ、そしてそのバランスを持っており、非常にドライな味わいながらも旨み成分が多く、エキスがキッチリ出て、ムッチリとしたニュイのスパイシーさがクラクラ来るほど香ってきます。ルリッシュの仕上げより、より濡れていてグラディエーションを描き、しかも立体の構造がクリアに見て取れます。これはとても美味しい!

 ちょっとどころか、完全に見直してしまいました・・・?いや、ドゥヴォージュは初ヴィンテージでしたね・・これからが実に楽しみです。エレガント命なクロ・ド・ラルロも飲みたくなってしまいました。

 もし2011年のネガティブさを心配していらっしゃるのでしたら、それは杞憂です。下手すれば2010年よりも素晴らしいんじゃないかと思います。リアルや他の評価機関がどんな評価をするか、楽しみですね!超お奨めです!

 クロ・ド・ラルロはとりあえずまだ飲んでいません。昨年は6本でしたか・・入荷が・・。ド・ラルロのラインナップの中では、薄旨系のエレガントタイプです。

 ヴォーヌ=ロマネは、1級スショの若木のようで、超レアです。数が全然有りません・・・でもヴィラージュと書いてあるのでおかしいな?・・村の中央にヴィラージュと言う名前の区画が有るんですよね〜。

 ヴォーヌ=ロマネ1級スショはもうご存知ですよね。マルコンソールと共に、ヴォーヌ=ロマネの1級のトップです。きっと良い仕上がりでしょう!こちらもレアに付き、条件を付けさせていただきました。申し訳有りません。


 とても素晴らしい年になったと言える、ド・ラルロの2011年。さすがの仕上がりでした!お奨めします!



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フランス ■□ Christophe Drouard □■ロワール
クリストフ ドルーア
● 初めての扱いになります。クリストフ・ドルーアのムスカデです。エージェントはフィネスさんです。

 前当主ジョゼフドルーア氏から約22haの畑を引き継いだ息子のクリストフ・ドルーア氏は、アサンブラージュを第一に考えたワイン造りを行っています。ムスカデの葡萄品種はもちろんMuscadetですが、別名をMelondeBourgogne(ムロンドブルゴーニュ)と呼び、名前の通り元々はブルゴーニュ原産の白葡萄品種でしたが、ブルゴーニュ地方は気候的に寒くて育ちが悪かった為、大西洋からの海風の影響で暖かいこの地方で植えられるようになりました。
畑の仕立てはギュイヨ・ナント式と呼ばれ、片翼式のギュイヨ方式とほぼ同じです。葡萄の木の樹齢は50〜70年の物が多く、凝縮した葡萄が収穫されます。土壌は区画によって多少違いがありますが、基本的に珪素粘土質になります。
 収穫後、選別をしてから区画ごとに空圧式圧搾機でプレスします。毎年6〜7つのキュヴェに分けて醸造し、9月から翌年の4月まで約8ヵ月間、澱の上で熟成させます。区画ごとにそれぞれフルーティ、コク、ミネラル、香りなどの特徴があり、アサンブラージュを何度も繰り返してワインは完成します。醸造タンクはガラスのタイルで出来たもので地中に造られており、温度が安定していて熟成するのに適した環境になっています。

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2013Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Haut Pemions
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リー・セレクスィヨン・デ・オー・ペミオン
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
■エージェント情報
 ムスカデ種100%でそれぞれ特徴の違う7つのキュヴェをアサンブラージュしたもので、軸となるPemions(ペミオン)という区画を中心に、フルーティなGustais(ギュステ),コクのあるPatis-Bourdin(パティブルダン),ミネラル分が多く柑橘味のTillis(ティリ),粘性があるNoes(ノエ)などの区画を絶妙なバランスで混ぜ合わせています。洋梨や白桃の香りが複雑に混じり合い、活き活きとした果実味とミネラル、爽やかな酸味が口の中に広がります。その清涼感は甲殻類や白身魚と非常に合います。ピシッと冷やせば蒸し暑い夏にはさらにおいしく感じられます。
ヴィンテージが進みました!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥1,850(外税)

【ヴィンテージが進んで2013年!・・さらに瑞々しくピュアに繊細に!とても旨いです!しかも魚介にピッタリです!】

 とてもバランスの良かった2012年のクリストフ・ドルーア、ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リーですが、2013年に切り替わってしまいました。

 扱い始めたばかりでのヴィンテージ変更なので、サクッとテイスティングしてみましたが・・・

「おっ!・・凄くいい!」


 このワインのエージェントさんはフィネスさんですが、2012年よりも実にピュアで自然派らしい活き活きとした香りがとても心地良いです。

 酸味もハキハキしていますがとてもバランスが良く、ミネラリティもシャッキリ、薄いブルーな・・やや緑掛かったフルーツも気高く感じられます。・・・フィネスが有ります・・♪♪・・いや、それが言いたかったんじゃないですが・・。

 テイスティングの写真は主にiphone のカメラで撮っているんですが、ちょうどOSのバージョンをアップしたところ、何となくより明るく撮れるようになったので、前ヴィンテージの写真とはそのまま皮革は出来ないにせよ、少し薄い緑が見て取れるかな?と思います。

 リーズナブルな価格ですが実に旨い・・軽量級の白です。シッカリお奨めしたいと思います。旨いです!


 以下は2012年のこのワインのコラムより天才しています。
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【軽〜いミネラルと直球ズドーン・・な緑の果実・・・スイカとか・・いや、そりゃ赤?・・しっかり酸味が魚介にピッタリです!】

 いい感じのムスカデです。透明な・・・葛を思いっきり緩〜く溶いたようなミネラル感だけのムスカデでは無く、酸もシッカリバランスして存在、甘さの無い、シャッキリした味わいが好ましいです。シュルリーとのことですが、酵母の分解香はそんなに強くないタイプでスッキリしていて、味わいに奥行きを与える作用のみが出てます。

 店のハス向いに、あの有名な角上魚類さんがある関係か、時折超難題を吹っかけていらっしゃるお客様が見えられます・・・

「今日は美味しいお寿司にするのでぇ〜・・・、メッチャ濃い赤ワインが良いなぁ〜・・・選んでください〜〜!」


 もう・・

「・・・絶対無理ぴょん!」

と言いたくなりますが、そんな時にこのムスカデをお奨めしてます。結果、喜んでいただけてます・・・・


「・・・美味しそうな牡蠣を買ってきたのでぇ〜・・」

とおっしゃり始めたので、遮るように・・・

「それならこの白ワインがお奨めですよ・・・ご予算にもよりますけど〜」

と言ってしまいます。まぁ、そんじょそこらのムスカデよりは酸はキッチリありますが、その分シッカリと魚介の味わいを引き立たせてくれる訳です。それでも強引に・・

「・・いや・・・赤ワインが飲みたいんです・・」

とおっしゃるお方もいらっしゃるので、そんな時は賞味期限切れのヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンを、使用法をお話しして小分けして差し上げるようにしています・・・。実際、購入されたワインよりオイルの方が高い・・(^^;; まぁ、これも啓蒙だと思えばね・・・ちょっと辛くは有りますが仕方が無いかと。
ま、色合いをご覧になられると想像できますよね・・・甘くない洋ナシ、スイカ、そんな感じです。ここまで見れば、魚介にこのムスカデ、試してみたくなられたでしょう?・・美味しいですよ。是非お試しくださいね。お奨めします!

■樹齢25年 まだまだ「プティ」ソムリエoisyがニュートラルな気持ちで挑むテイスティングコメント
Muscadet sevre et maine sur lie 2012 selection des hauts pemions

 冷涼な酸と、ドライな味筋が染み込むように美味しいです。
シュールリーの苦み系旨みがバッチシ味わいの中に存在してますんでキンキンに冷やしても味わいがスケスケにならないミュスカデです。

 このワインをテイスティグをした日は、外で汗ダラダラになりながら倉庫の掃除をしていたのですが軽い夏バテみたいな感じでした。
そんな時のドライでミネラル満載のミュスカデの染み込む事と言ったら!
喉を鳴らして飲めてしまいます。
ぜひこの時期におススメです!
 
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フランス □■ Domaine Philippe Charlopin-Parizot ■□ ブルゴーニュ
ドメーヌ フィリップ シャルロパン=パリゾ
● 少し間が開きましたが、シャルロパンのワインをご紹介します。今年の正月に、仲間と新年会をやりまして・・・本当に久しぶりにアンリ・ジャイエのワインを飲みました。一気に懐かしさと、
「そう・・これだった!こうだったよな!」
と・・、懐かしさと嬉しさ、喜びが満ちてきました。ご馳走様です!有難うございました〜!

 そして、何故かアンリ・ジャイエ御大は、自身のドメーヌを継承したエマニュエル・ルジェでは無く、フィリップ・シャルロパンを後継者と呼んで憚りませんでした。

 新年会では同時にルジェの同じワインを開けようと言うことになっていたのですが・・少しだけ防ぎようの無い手違いが有り・・ま、それはとりあえず置いといて、このシャルロパンのマルサネには、ジャイエの後継者としての資質、そして味わいの継承が見られて嬉しくなりました!

「やっぱりシャルロパンか〜!」
と感じられると思います。数は無いのでお早目にどうぞ!

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印  
This is my type!This is my type!This is my type!This is my type!This is my type!
2008Bourgogne Blanc Cuvee Prestige
ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・プレスティージュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
低農薬管理の元で厳しく収量を抑えたブドウを用い、 低温でのマセラシオン、無清澄・無濾過という過程を経て、 濃い果実味が前面に出た、肉付きの良い作品を造り出している。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,980(外税)

【この氷のような冷ややかさ!!濃密ながらもアロマティックなシャルドネです!】

 少し前には赤(ピノ)のキュヴェ・プレスティージュをご案内させていただきまして、こちらもご好評をいただきましたが、今回は2008年の白を再度のご紹介です。前回のご紹介はいつだったか・・少し前になりますが、止せば良いのにまた空けてしまいました・・でもこれもとても美味しかったですよ。

 一般的なブルゴーニュ・シャルドネよりも、より冷ややかな果実酸を持ち、マッタリしつつも、要素がやや鋭角にグイグイっと刺激的に感じられます。おそらく「酸」の精製には、完全なマロというよりも、僅かに「リンゴ酸を残したような雰囲気」が有り、それがフラワリー、ミネラリーなアロマとともに、ボディを着飾っているように感じさせるのかと思います。酸っぱくはないが非常に冷たさを感じますので、この残暑きびしい2014年の秋にはピッタリでしょう!

 またミネラリティも、ムルソーのような、少し重めの大理石系80%+石灰石系20%のようなニュアンスでは無く、幾分軽めの逆セパージュ?・・大理石系20%+石灰石系80%のような感じです。

 そして、甘くなく、しっとりとしつつ、徐々に膨らんできます。清純な味わいで・・そそられます。ぜひご検討ください!

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2009Gevrey-Chambertin Cuvee Vieilles Vignes
ジュヴレ=シャンベルタン・キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥9,580(外税)


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2011Chambolle-Musigny
シャンボール=ミュジニー
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥7,250(外税)

【シャルロパンのグレートイヤーものです!】

 沢山購入できたらテイスティングしたいと思って仕入れましたが・・数本ずつの購入でした。近年非常に安定感が出てきたシャルロパンですので、まず間違いない味わいかと思います。
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フランス■□ Domaine Lecheneaut □■ブルゴーニュ
ドメーヌ レシュノー
● レシュノーさんのワインをご紹介します。noisy としましては、1994年もの・・・(古っ!)を最後に、ラインナップから外れており、3年ほど前に復活したものの、今度は安く売り過ぎたのか・・いや、普通だよな・・また買えなくなり、今に至っています。まあ大昔は・・・ホント、全く売れなくてねぇ・・・。美味しいんだけど、その頃は日本でネームバリューが全く無く、
「レシュノー?・・知らないなぁ・・そんな造り手・・」
と言うような手応えでして、全く売れませんでした。まあ・・・noisy としましても、誰の信用も無し、信頼感無しのワイン屋モドキ・・と言う評価だったのでしょう。仕方の無いことでしょうね。

 その頃はまだ、フェルナン・レシュノーと名乗っていたように思いますが、まもなく現在の、フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノーと改名しています。

 味筋としましては、まあ、モレからニュイまで、それにACブルからグラン・クリュまで揃うにしても、
「きっちり濃度が有り、さりとて力技に頼らず、充実した味わいを余韻まで美しく造り上げるドメーヌ」
と言えるでしょう。シャンボールのワインも有りますが基本、モレとニュイですから、そのようなイメージが有るかもしれません。飲み頃は今までの感じから行けば、
「1〜2年熟成させるとほぼ仕上がる」
感じで、その後は熟度に従い、味わいの造型を深めて行く、しっかりもののタイプです。

 もっとも、クロ・ド・ラ・ロシュだけはそんなに早くは飲まないで欲しいですね。最低でも4〜5年は熟が必要でしょう。

 また、このドメーヌのモレ・サン=ドニはとても美味しいし、良く熟します。(今回はご紹介無し)

 クロ・ド・ラ・ロシュに続くのはニュイ・サン=ジョルジュの1級、プリュリエで、文句無しの大柄なワインです。アンリ・グージュのプリュリエが精細を欠いたのに対し、こんなに違うのか・・と思わせるほどでした。でもまあ・・・昔の事ですから、今は判りませんよ。アンリ・グージュもこのところは全く飲んでいないので、もしかしたら、繊細系ニュイとして、評価できるようになっているかもしれません。

 「そんなこと言われなくても判ってるよ・・」
と言われてしまいそうですが、知らない方のために一応・・書いてみました。是非ともご検討いただければと思います。

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 若くても飲めちゃう印
This is my type!  This is my type!
2010Nuit Saint-Georges les Chouillets Vieilles vignes
ニュイ・サン=ジョルジュ・オ・シュイエ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,680(外税)

【良年のレシュノー!チェックしてみるには良いワインです!価格も実にお手頃!】

 ブローキングで購入したレ・シュイエです。畑はヴォーヌ=ロマネ側の丘に有り、最下部では有りませんが下側です。よって、むしろニュイ・サン=ジョルジュらしいパワフルな男臭いワインにになります。ヴォーヌ=ロマネのワインにある、中高域の波長の短い香りがやや穏やか、中低域が盛り上がったアロマです。

 しかしながらレシュノーさんは、単にそんな普通の仕上がりにならないのが不思議です。ややイビツになりがちな周波数帯のラインを見事な美しい曲線にしてしまう能力が有ります。さすがはレシュノー・・・ややコッテリ目、美しい土の香りとスパイス、良く香るワインだと思います。

 今回は飲んでないので・・しかもリアルも評価無し・・想像で書いてますので、大きくは違わないはずですが、飲まれるタイミングによっては、

「?・・noisyが言ってることと違うんじゃない?」

と思われるかもしれません。

 コンディションもとても良く、やや涼しくなってきた2014年の初秋のワインシーズンインには良い選択かと思います。為替、蔵出し値上げ、インフレ政策、送料コストアップ(某社の横暴の性です!)でワインオ価格がかなり上がっていますので、現状でこのプライスはお買い得かと思います。ご検討ください。
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フランス ■□ Domaine Annes Gros □■ブルゴーニュ
ドメーヌ アンヌ グロ
● アンヌ・グロです。一応正規です。また分けていただけるようになりました。でも今回は、クロ=ヴージョ等の幾つかのアイテムは入っていませんし、極少量ずつのご案内になりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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2012Bourgogne Hates-Cotes de Nuits Blanc Cuvee Marine
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン・キュヴェ・マリーヌ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
 1999年に初めて収穫されました。柑橘類(レモン)及びエキゾチックな(バナナ、パイナップル、パッションフルーツなど)香りを伴う新鮮味のあるワインです。
 このワインのミネラル構造は澱と共に熟成させることによって和らげられています。ほんの少しヨウ素や塩分のニュアンスが感じられ、完全なワインに仕上がっています。刺身、焼き魚、クール・ブイヨンでゆでられたエビ・カニ類、白い肉、ニンニク入りでないシャルキュトリ(ハム・ソーセージなどの冷製豚肉加工品)、山羊のチーズなどと合わせて頂くと美味しいでしょう。熟成期間は約12ヶ月。(3割が新樽熟成、7割がタンク熟成)。
 果実味が楽しめる、若いうちに飲むのがお勧めです。味覚を刺激するので、アペリティフに最高です。
Annes Gros HP より

お一人様1本限定です。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥4,420(外税)


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2012Echezeaux Grand Cru les Loachausses
エシェゾー・グラン・クリュ・レ・ロアショーズ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
 2007年よりこの区画が我々のドメーヌに加わりました。
父親方に由来するエシェゾーの畑面積は0.76haで、レ・ロアショースと呼ばれる区画で造られています。25年間、ドメーヌ・グロ・フレール・エ・セールが賃貸借契約していました。
 樹齢19年のこのぶどう樹は、昨年まではロワイヤ式剪定法が用いられていましたが、当ドメーヌが引き取ってからタイユ・ギュイヨ型剪定に変えました。ぶどうの成長に、より適応していると思われたからです。すぐに耕作作業が行われました。まだ生き生きしたその土壌を耕作できるのはなんと幸せなことでしょう。褐色で、深く、小石の多い土。小さな化石さえ混じっていることもあります。
 ぶどう畑はすぐに生き返り、ぶどうは非常に早く成熟しました。おそらくドメーヌで一番早くぶどうが育つテロワールであると思われ、よく注意して見守らなければならないでしょう。
 このエシェゾーにおける第一作目は非常に優雅で、素晴らしい絹のようなタンニンを伴い、フルーティーで少々胡椒のニュアンスが感じられるなめらかな口当たりです。
Annes Gros HP より
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥19,990(外税)

【哀悼と追憶】

 アンヌ・グロと言えば、昔は確か・・アンヌ・エ・フランソワ・グロと言うドメーヌで、アンヌ・フランソワーズ・グロと言う同じ家系のドメーヌも有ったために、異常なほどに混乱をきたしていた時期がありました。いつの間にか「アンヌ・グロ」と改称していて・・また混乱してしまいましたが・・(^^;;

 1996年のアンヌ・グロのワインが絶賛されたために、あっという間に入手困難なドメーヌのひとつになってしまいまして、

「アンヌ・グロ?・・そんなに良い印象は無かったけどな・・・」

と言う様な感覚しかなかったnoisy は完全に乗り遅れてしまってました。

 それでも飲んでみると・・・非常に濃厚な・・悪く言えばサンテミリオン的メルロのような味わいで、その時代の要求を確かに受け継いでいると・・感じていました。

 アンリ・ジャイエから始まる系統とも言え、2つのデュガ家しかり、ペロ=ミノしかり・・・、もっと言ってしまえば、ギイ・アッカ由来の黒い果実の引き出し方の延長上にあるような感じを受けるものでした。

 しかし、そんな風潮も2000年を過ぎると退潮し、

「やはりピノ・ノワールはエレガントさ命・・」
と言う様な、以前のスタイルに戻ったとも言えます。

 もっとも、ただ昔のスタイルに戻ったのでは無く、自然派的アプローチをする造り手が多くなったゆえ、伸び伸びとした健康的な果実感を、大昔の頃のように取り戻したからそれが可能になったとも言え、単にそうなった訳では無いでしょう。

 アンヌ・グロも、少し抽出の強いようなニュアンスは消え、自然な流れを感じさせるニュートラルな味わいになっていました。そんなアンヌ・グロも、日本では評価を受けたと言えるでしょう。あの新樽200〜400%の誰かさんも・・・

「僕のワインはエレガントだから・・」

と平気で言えるような時代になっています。結局は、ワインはバランスなんです。勿論、「要素の少ない中でのバランス」も有りますが、「ちゃんと有った中でのxx過ぎないバランス」も必要ですし、「マンモスポテンシャルの中でのバランス」がもっとも評価的に高くなるべきですが、もしその中にアンバランスさが有ると、評価も大きくマイナスされるべきです。真っ黒なイメージのピノ・ノワール・・・あんまり美味しそうには思えませんよね。


 7月の初旬、今回このアンヌ・グロを分けてくれることになった、オルヴォーと言う小さなエージェントさんの、うちの担当の川村君が、

「noisy さん、xx日にうかがいたいんですけど・・」

と言うので、いつもなら

「忙しいから来ないで・・」

と決まり文句のように伝えているのに、その時は何故か断りきれなかったんですね・・。アンヌ・グロの件もあった性なのかもしれませんが、彼の言葉の中に、どこか「絶対に行きますから・・」・・のような強い決意のようなものを感じたからだと思います。


 その日、大した話しもせず、ちょっとだけ営業的な話しに・・そう・・フーリエがどうこう・・昔は安くて、山ほど購入できたのに・・みたいな話しをして、さぁ帰るという段階で、

「・・駅まで送ってくよ。」

と言うと、

「いや・・忙しい時に来て申し訳ないので歩いて行きます・・」

と言うので、

「あ、そ、じゃね・・」

と言うと、少し困ったような顔をするので・・

「こんなに熱いのにその辺で倒れられちゃ困るから送ってくよ。」

「・・・すみません・・じゃよろしくお願いいたします。」


 そんなこんなで車で駅まで送り、車の中で他愛の無いことを話しつつ・・・

「また寄りますんで是非オルヴォーもワインもよろしくお願いいたします!」

と言うので、

「美味しくてリーズナブルなアイテムなら検討するからね・・」

みたいな別れ方をしたと思います。


 10日後、一通のFAXが届きました。そこには彼が亡くなったこと、通夜と葬式の案内が書いて有りました。一瞬、何のことか理解できませんでした。

「・・嘘・・だろ・・?」

 彼は前日の土曜におそらく仕事で外出し、そのまま行方不明・・・翌日に倒れているのを発見されたようです。詳しいことは聞けませんでした。事件性が無いとのことで・・彼は戻されたようです。

 通夜の晩、若く笑顔のまぶしい彼の遺影に泣けました。41歳だったそうです。


 どこまでも真っ直ぐで、真面目で、熱くて、ワイン大好きな彼を、弟のように思っていたのかもしれません。ワイン業界の次世代を担うべき人間だとも思っていたのかもしれません。大したことのようではないけれど、余り他人には教えていない実はとても重要なバイヤーとしての注目ポイントを、彼には話していました。でもそれと同時に、一抹の不安・・も持っていました。真面目過ぎる・・・気を抜かない・・遊びが無い・・・どこか具合でも悪いのでは?・・と、自分が思っていることを、ちゃんと本人に聞いてみるべきでした。


 そんな川村君が置いて行ってくれたアンヌ・グロです。(君付けで言ってますが取締役でした。)是非ご検討いただければと思います。このエージェントさんはコンディションも良く、値付けも適正以上に適正・・・、どこよりも安い値付けをしていると思います。

 今回は本数も少なく・・・いや、エシェゾーレ・ロアショーズだけはちょっと有りますが、飲んでいないので・・コメントは差し控えます。是非ご検討いただければと思います。



以下は以前のシャンボール=ミュジニー・ラ・コンブ・ドルヴォーのご紹介文です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【安いでしょ?!】

 アンヌ・グロ、久しぶりです。ここのエージェントさんとも付き合いが有ったんですが、何だかな〜・・担当が本当に訳の判らん人でね。滅茶苦茶をしてくれるので、そんなことはお互いのためにしてくれるなと言ったら・・段々ロクな案内も寄越さなくなって、結局フェードアウトしてしまいました。会社にバレたら都合不味かったろうに・・。まぁ、絶対漏らしませんけどね。実際はやらなかったし。ただ、ワインの仕入れも販売も、いや、何にしても結局は「人」なんだよな・・と、深く思う noisyでは有ります。

 アンヌ・グロのこのシャンボールの畑は、ラ・コンブ・ドルヴォーと言いまして、昆布泥棒では有りません・・・といつもの自虐的親父ギャクをかましてしまいますが、実に面白い畑なんです。あちこちのサイトでは地図も出して説明していますがほとんど間違っています。この畑は、
A.グラン・クリュ・ミュジニー
B.1級ラ・コンブ・ドルヴォー
C.村名ラ・コンブ・ドルヴォー
の3つが有ります。

 実際には離れてはいないのですが、葡萄畑に使用していない部分が有って、1級と村名は離れています。ただし、グラン・クリュ・ミュジニーを名乗れるリューディですから、村名と言えどもかなりミュジニーっぽいんじゃないか〜・・・と思われがちですが・・・そんなことはまず無いです。有っても僅かに亡霊のように見えるのみ・・そりゃそうですよ、そのためのアペラスィヨンですからね・・。

 ですが、腐っても鯛ならぬシャンボールのワインで、思わぬ幻想や亡霊にも思いを馳せることが可能・・・しかも、世をときめかせたアンヌ・グロと来れば、誰でも一度は飲んでみたいワインじゃないでしょうか。

 ようやっと硬い時期を脱しつつあるタイミングと想像できますから、ダブル・グラスなどで酸素を充分に供給し、品温を飲み頃に持っていってあげると、思いの他、いや、想像通り、美味しくいただけるんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。
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フランス ■□ Domaine Louis Chenu □■ ブルゴーニュ
ドメーヌ ルイ シュニュ
● ルイ・シュニュの2005年のサヴィニー=レ=ボーヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュです。リーズナブルなプライスに仕上がっています。惜しいかな、微妙に早いですが、カッチリ、スッキリした味わいが好みでしたら問題有りません。良く出来ていると思いますよ。
 1917年、サヴィニー・レ・ボーヌに創業。2000年〜2002年にこの美人姉妹に世代交代してから、本格的に自社ビン詰めを開始しました。主に妹のキャロリーヌが栽培と醸造を、姉のジュリエットが販売と広報を担当しています。「私たち自身が毎日でも飲みたいと思うような、ナチュラルで純粋に美味しいワインを造りたい」「娘を心から愛していますが、同様の愛情をぶどうにも感じています。栽培もワイン造りも、本当に楽しい」という彼女達は、今日のブルゴーニュ新世代の象徴的な存在です。真剣なリュット・レゾネ栽培による心を込めた畑仕事と、父から学んだクラシックで自然な醸造法によって、ピュアで美しいサヴィニーを造っています。モダンなラベルのデザインは、リヨンの若いグラフィック・デザイナーが彼女達の伝えたイメージをもとにデザインしたものです。

 キャロリーヌは2人の小さい娘さんの育児とワイン造りを見事に両立させながら、多くの時間を畑で過ごしています。「私達は小さなドメーヌなので、畑で働く時間がたっぷりとれます」。「娘を心から愛していますが、同様の愛情をぶどうにも感じています。栽培もワイン造りも、本当に楽しい」という彼女は、広報・販売を担当する姉のジュリエットと力を合わせて、ドメーヌの運営にあたっています。
「私達が飲んで素直に美味しいと思うワインを造りたい」という彼女達が飲みたいワインとは、「ピュアでナチュラルな味わいのワイン」です。お父さんから受け継いだ古樹畑を大切にし、真剣なリュット・レゾネ栽培による心を込めた畑仕事をする一方で、醸造はできるだけ手をかけず、「美味しいぶどうが自然に美味しいワインになってくれるのを手助けします」。
 モダンなラベルのデザインは、リヨンの若手グラフィック・デザイナーが、彼女達の伝えたイメージをもとにデザインしたものです。
所在村 Savigny-les-Beaune
醸造家 Caroline Chenu、Juliette Chenu (33・35歳)
所有畑面積 9ha
ドメーヌ継承年 2000年
栽培における特記事項 厳格なリュット・レゾネ。除草剤、殺虫剤等は一切使用しない。2007年から一部の畑でビオロジー開始
醸造における特記事項 除梗100%。赤はノンフィルター。新樽は最大でも20%まで
販売先 フランスの個人客(2000人以上)50%、輸出50%(イギリス、ドイツ、デンマーク、アイルランド、ベルギー、アメリカ、日本)
掲載実績のある海外メディア Guide Hachette、La Revue du Vin de France
参照できる日本のメディア 「リアルワインガイド」第16号P22、「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P49

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2008Savigny-les-Beaune Vieilles Vignes
サヴィニー=レ=ボーヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥3,050(外税)

【2008年サヴィニーV.V.・・メッチャ美味しいチェリー風味の水羊羹のようです〜!】

 美味しい状態でご案内したいので、どうしてもヴィンテージが古くなってしまいますがご勘弁ください。確かに若いサヴィニーも桜っぽいニュアンスに美味しさは有りますが、3〜4年経過して、花から果実に成長した姿の方が、美しさとまろやかさ、それに何と言っても果実ですから・・・花を口にするよりも美味しさが増すと思います。

 まぁ、桜茶みたいなのも有りますけど、それならサクランボ、どうせなら佐藤錦が喰いたいぞと・・。・・・お金が無いのでアメリカンチェリーにしとくかと・・・。そのブレンドを、口に入れるとホロリと崩れて冷ややかに美味しさを感じさせてくれる水羊羹に仕立てたかのような・・2008年のサヴィニーV.V.です。メッチャ美味しいです!

「何だ・・サヴィニーかよ〜・・・」

と思われたあなた!

 この蒸し暑い夏の夜には、どこかにサラリ感を持ち、ドライなのにちゃんとエキスの旨みが有って、後口に透明なミネラリティを軽〜く感じさせつつサヨナラして行くような綺麗なピノ・ノワールは不可欠だと思いますよ。

 確かに水物に逃げる気持ちも判りますが、ワインラヴァーは結局どうやったってワインに戻っちゃうんです。他のお酒に浮気はしてもね・・・

「本妻はお前だよ・・」

と・・あなたの身体が申しておるんですね。・・だいたいそうじゃなきゃ、こんな生温〜い、冗談半分のコラムなんぞ読まんでしょ?

 とても美味しいと・・思いました。とても良いタイミングで購入できたアイテムです。是非飲んでみてください!リーズナブルです!


以下は2006年、2005年の同じワインのレヴューです。
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【2006年って・・きっととても良いヴィンテージなんだろうな・・と感じていただけるでしょう。】

 どうもね・・・、微妙にではありますが、世の評価とnoisy的な感性にはズレが有るようで・・・というよりも、なかなかワインの専門家と言われる人々 と、少なくともその端くれだと自分で思っているnoisyとの認識の差を感じる場合が多いように思います。

 特にブルゴーニュワインに関してはその傾向が大きくなるようで、さらにはヴィンテージの評価になってくると、全く違うぞ!みたいな雰囲気になってきてしまいます。

 そもそも、ブルゴーニュワインとはどう有るべきか・・・、もしくは、何が良くて何が悪いのか・・・の立ち位置が異なっているんじゃないか?ということなのかもしれません。

 一時はアドヴォケイトのブル担当の方の余りの方向音痴さに、完全に切れてしまったことも有ります。HTTP版アドヴィケイトも、こんなんじゃお金の無駄 遣いだから、もう止めようと思ったんですが、何とアドヴォケイトはクレジットカードの支払いを自動延長しちゃうもんで、面倒でそのまんまになっています。 あぁ・・・カードの有効期限が来るまで、抜けられないぞ・・・みたいな脱力感を感じています。

 そうは言いつつも、例えばちょっとこってりしたピノ・ノワール・・・外人さんが好きそうですが、noisy とて受け付けない訳では有りません。しっかりとしたミネラリティと酸の支えが有るのなら・・・好きですし、それはしっかりとヴィンテージを背景にしたものを具体表現しているに違い無いでしょう。

 また、その人の造りの特徴として、やや過熟気味に仕上げた葡萄で、厚みの有るボディを感じさせてくれるとしても、それはアイデンティティですから・・・問題になる訳では有りません。

 しかし、全体的にブルゴーニュワインがどういうものであるべきか・・・、その立ち位置は普遍です。カリフォルニア・ピノ・ノワールみたいなブルゴー ニュ・ピノ・ノワールになってしまうので有れば、それは明らかに違うよと言いたい訳です。

 やはりブルゴーニュのピノは、エレガントで有るべきですし、冷涼さを感じさせるもので有って、綺麗で有るべきだろうと思います。2003年のブルゴー ニュは、ある意味、そんなダレた感じのするアイテムがかなり見受けられるにも関わらず、とても良いヴィンテージであるとの認識が海外にも有る・・・それは どうなんだろうとも思ってしまいます。1999年は、早く美味しくなるヴィンテージだったので有って、グレートイヤーと呼ぶには少し違和感を感じる物だっ たんですね。(良いものが無い・・・という意味では有りません)

 2006年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、確かに栽培に関しては、きちっとした対応を取るべきヴィンテージだったのでしょう。しかし、多くの良質な 生産者は、まさにブルゴーニュらしい、とても綺麗な味わいのワインを造った年との認識が、今のところの noisy の感覚です。しかしながら、1999年や2003年のように、最初から享楽的に美味しい訳では無い・・・のです。

 このルイ・シュニュのサヴィニーVVですが、シュニュのラインナップの中では、一番最初に美味しくなるワインです。甘さに頼らない分、ボトルの中での、 ある程度の時間を必要とします。その時間を得られさえすれば、旨みと華やかなブケに溢れた馨しいブルゴーニュワインに育ってくれるんです。確かに、スー パーでその日、明日の食品を購入するように、すでに美味しい(かもしれない)状態のワインをとても安く購入できるので有れば、何の文句も無いかもしれませ んが、ワインの扱いを知らない者の手を多く通って来たワインが美味しい訳も無いのです。やはり最後は、自身の手で、まるで庭の草花を育ててゆくように、ワ インを扱うことが求められるんですね。

 このサヴィニーVV.のアロマは実に華やかで複雑性に満ち、細やかな表現をしています。自然なエルヴァージュによる酸化熟成由来の落ち葉や紅茶のニュア ンスに、やや薄い赤のベリーやチェリーを感じさせるものです。ボディもかっちりしたミネラリティに包まれた、中程度のもので、焦点の定まった味わいを見せ ます。しかしながら現状はまだ硬く、アロマほどの柔らかさを感じさせませんし、抜栓後、しばらくするとさらに締まってゆく傾向にあるようです。

 この暑いだろう夏が過ぎ、秋風が吹く頃、そんな傾向は収まり、少しずつソフトなテクスチュアになってゆくものと思います。それまでゆっくり休めていただ くのが良いかな?と思います。ブルゴーニュらしい、エレガントで綺麗なピノです。お奨めします。

【2005年はスタイリッシュな女性を思わせるエレガントなアロマ!】

 ルイ・シュニュのサヴィニーVVです。noisy は前のエージェントさんからのお付き合いですので、比較的古いほうなのかな?と思いますが、何せドメーヌになってからの歴史が浅いですから、どなたも同じようなものかもしれません。

 味筋はとてもエレガントでチェリーの風味が基本、リリース直後はやや硬いものの、3年ほど置くと柔らかく複雑味を帯びてきます。僅かにワイルドな風味も出てきて、エキス由来の旨味と芳香が拡がってきます。基本的に甘さを残さないエクストラ・ドライな味わいですので、熟した方がより複雑性と旨味が増す、オーソドックスなピノ・ノアールです。

 サヴィニーらしい、薄目の旨味と甘みの無いスタイルですから、
「濃くてしっかりたっぷりへヴィーなピノが好きだぁ・・・」
という方には、全く向きません。

 反面、
「しみじみとしていて、ヨクヨク探すときっちりと有って、時間の経過で少しずつ変化して行くエレガントな甘くないピノ・ノアールが好きなのさ・・・」
という方には持って来いでしょう。言うなれば、どちらかというとですが、昔のデュジャックタイプです。甘みもへったくれも無く、色は淡く、若いうちは旨味も奥にあって、サッパリ、カッチリだけど、ゆっくり飲んでいると徐々に開いてくるし、熟してくると、
「これが同じワインかよ??」
と疑いたくなるほど、出汁味の利いた官能的なブケを発してくれる訳ですね。

 このワインの本領発揮には、最低2〜3年の年月が必要かと想像されますが、甘ったるくないのと、むしろ白ワイン(シャルドネ)に通じるような果実の風味や印象を持っていますので、マリアージュには苦労しないでしょう。果皮が厚くなく、他の村に比べて葡萄の熟成には若干不利と思われるサヴィニーですが、2005年の完璧な天候が、健全で美しいピノを育ててくれたことを教えてくれます。

 若干早いですが、飲めないことは有りません。とてもリーズナブルですし、
「ありゃりゃ・・・セラーの中身は今飲めない高級ワインばっかだぁ・・・」
というピノ・ファンの方が多いと思われますので、是非このサヴィニーVVをお試しください。お奨めします!

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フランス■□ Domaine Hudelot-Baillet □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ユドロ=バイエ
● ユドロ=バイエの2012年、上級クラスのワインが入ってきました。やぱりこの人のワインは・・・受けるのが判るような気がします。テクスチュアが柔らかいし、エレガント・・・でもしっかり「有る」し値段が安い!から・・・でしょう。2012年は今までで最高の出来・・みたいな印象が感じ取れました。(毎年同じようなことを書いてますが、2012年はかなり収量を落としたはずです!)

 1981年の創業以降ずっとネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメーヌが、本格的に自社ビン詰めを開始したのは1998年。フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが娘婿としてドメーヌに参画してからです。醸造学校を修了した後、義父からワイン造りの実際を徹底的に仕込まれながら毎年試行錯誤を繰り返し、2004年に完全に独り立ちしました。

 私たちは2001年ヴィンテージから彼と付き合っているのですが、彼は毎年、ヴィンテージの特徴の差を明らかに上回るペースでワインの品質を向上させてきました。義父の代から10年以上リュット・レゾネ栽培を実践し続けている実質ビオの古樹だらけの畑、ル・グエン自身のセンスと強い意志、上達したワイン造りの腕がすべて一体となり、2004年ヴィンテージ以降、彼のワインはひとつ突き抜けたように思われます。
 いつもニコニコと笑顔を絶やさないドミニクですが、畑で彼と対峙する時、ゾッとするほど真剣な「ヴィニュロンの顔」が表れます。それは、畑仕事の重要性を示すものであることはもちろん、まだまだ改善することが山ほどあるという、己への厳しさの表れでもあります。
所在村
Chambolle-Musigny
醸造家
Dominique le Guen
所有畑面積
8.53ha
ドメーヌ継承年
1998年
栽培における特記事項
厳格なリュット・レゾネ。除草剤、殺虫剤等は一切使用しない
醸造における特記事項
除梗100%。天然酵母のみで発酵、澱引きはビン詰め前に1回のみ
販売先
フランス国内80%(個人のワイン愛好家1500人以上、カーヴ・ド・ラ・トランザント、ル・グ・デ・ヴィーニュ、レピキュリアンと いったフランスの名門ワインショップ、パリやブルゴーニュ、南仏のレストラン(ニースの松嶋啓介シェフの店「ケイズ・パッション」にもオンリスト))、輸 出20%(イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダ、スイス、オランダ、ベルギー、日本)
掲載実績のある海外メディア
「Guide Hachette」、「Guide Fleurus」、「Bourgogne Aujourd'hui」
参照できる日本のメディア
「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P19、「リアルワインガイド」第16号P20

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2012Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

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お一人様1本限定
リアルワインガイド46号 今飲んで 89+ ポテンシャル 90+ 2015〜2033
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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥7,480(外税)

【超レア!】

 バロットに0.07ha、平均樹齢15年、1回使用樽100%、生産量は1樽(300本)のみ・・・と言う、実に希少なキュヴェです。不思議なことに味わいは、(ヴォーヌ=ロマネx2 + シャンボール=ミュジニー)/3 のニュアンスで、シャンボール的なシルキーな要素の入ったヴォーヌ=ロマネのように思います。

 2012年は飲んでおりませんが・・って言ってもほとんど飲める年が無い・・・(^^;; でも長熟で素晴らしいワインです。ご検討下さい。

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2012Chambolle-Musigny Vieilles Vignes
シャンボール=ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

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こちらは2012年、新ヴィンテージです。お間違いの無きよう。
リアルワインガイド46号 今飲んで 90+ ポテンシャル 91+ 2016〜2036
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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥5,350(外税)

【昨今のブルゴーニュ高騰を見ていたら、やたらとリーズナブルに見えるので、また仕入れてしまいました・・・】

 村名のV.V.でこのプライスですもんね・・。おそらく2012年はこんな価格では仕上がりません。今のうちに・・でしょうか!お早めにどうぞ!

 
前回のコメントです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【紫の誘惑にノックアウト!】

 素晴らしいシャンボールでした。明らかに村名シャンボールよりも力強く、より凝縮していて濃厚です。味筋としては村名シャンボールの延長上に有り、骨格も似たような感じですが、パワフル感と石灰系ミネラル分は50パーセント増し・・のように感じられました。

 すぐに飲んでもOKですが、ひと夏休ませてからの方が良いかと思います。一時期硬くなるかとは思いますが、それでもこの凝縮感の存在が、その時期を感じさせないものになるかな?と思っています。ですので、おそらくですが、夏以降は何時飲んでも充分な美味しさを感じられるワインです。

 2011年・・・とても難しかったはずのヴィンテージですが・・・、そんなことはまるで見えない、素晴らしい仕上がりです。おそらく収穫はかなり落としたんじゃないでしょうか?

 ルーミエさんの場合は、、もっと赤い果実が中心に思えますが、ユドロ=バイエさんちは、紫っぽい果実が中心に感じます。なかなかに素晴らしいシャンボール=ミュジニーVVでした。お奨めします!価格もとても安いです!

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フランス ■□ Jolie-Pitt & Perrin □■プロヴァンス
ジョリー=ピット エ ペラン
● 著名なハリウッドスターである「ブラッド・ピット」、そして奥さんの「アンジョリーナ・ジョリー」がプロヴァンスに所有するミラヴァルですが、夏至の日のイベントとしてプロヴァンスのロゼを飲もう!・・みたいな企画があるそうで、それに乗っかってみました・・・(^^;;

 何しろ、6月21日(土)解禁で、それ以前の販売はご遠慮ください・・・とのことなので、19日(木)にご案内するしか無い・・・(^^;;
勿論ですが、畑の管理から醸造まであのシャトー・ド・ボーカステルのピエール・ペランがやっていますので、味わいは有る意味パーフェクトです。!初夏の暑い日中を忘れて、ミラヴァルのロゼで乾杯しましょう!


“The First Wine of Summer”
夏の始まり、ミラヴァル・ロゼ
輸入販売元:ジェロボーム株式会社| Jeroboam.Co.Ltd 〒107-0062 東京都港区南青山2-24-11 フォーラムビルディング7階
TEL : 03-5786-3280 | Fax: 03-5786-3282 | www.jeroboam.co.jp Facebook: Jeroboam (ジェロボーム)| Miraval Japan (ミラヴァル・ジャパン)

 毎年、夏至(6/21頃)の夜、プロヴァンス地方では音楽、花火、旬の果物を楽しみながらプロヴァンス・ロゼを片手に夏の到来を祝います。昨年の発売開始とともに瞬く間に世界の注目を集めたアンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット夫妻とペラン・ファミリーが手がけるミラヴァル・ロゼの新ヴィンテージを夏至の日に楽しみながら、プロヴァンスの夏を体感しませんか?

 Wine Spectator が発表した<2013 TOP100> 中84位に選出され、ロゼワインとして唯一ランクインしました。
希望小売価格 箱なし3,300円(税別) | 箱入り3,500円(税別)


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2013Cotes de Provence rose
コート・ド・プロヴァンス・ロゼ
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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,890(外税)


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2013Cotes de Provence rose G.B.
コート・ド・プロヴァンス・ロゼ・ギフトボックス入り
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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,990(外税)

【とても良く出来たドライ&フルーティーなロゼ!プレゼントにも!!】

 とても良く出来たプロヴァンスのロゼです。勿論ですが、

「プロヴァンスで最高のロゼ!!」


・・・なんて嘘はnoisy には吐けません・・が、あのブラッド・ピットが別荘を持ち、スタジオを造りイメージを膨らませ、畑仕事も・・・たまに・・・そして、アンジョリーナの農婦姿・・・ちょっと楽しいじゃないですか!

 品質も100点連発のボーカステル・・・ペラン・ファミリーが造ってますからそこは抜かりは無いです。

 適度に熟した品質の良い葡萄を、極力酸素に触れさせずに、ドライに仕上げています。しかもグラマラスと言うような表現は当たらず、しかし、出るところはしっかり出てますよ〜・・というような・・・アンジョリーナ・ジョリーのような・・(^^;; ま、イメージはそのまんまですね。

oisy もかいてますが、開けたてはややタイトながら、ものの5分もすると華やかに、柔らかに誘ってくれます。

 色合いも薄いピンク・・・サーモンピンク?・・・いや、何て言えば良いのか判りませんが、エレガントな色合いです。

 マリアージュも全く苦労しないでしょう。パスタや、魚も貝も、はたまた色合が薄ければ肉もいけます。

 美しいギフトボックス入りも有りますので、急なプレゼントにもいかがでしょうか?

 ワイン自体はセラーに、箱は外に仕舞って閉まっておけば、急な需要にもOKですよ。味わいと価格のバランスも悪くないです。3,000円ほどなら、非常にリーズナブルでしょう!お奨めします!飲んでみてください!!

 なお、以下のFACEBOOKのサイトでは、ブラピとアンジーのツーショットも観られますんで、是非ご覧くださいね!
https://ja-jp.facebook.com/miraval.japan


■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・)
MIRAVAL

「ブラピ…だけではない!」
一口目の印象は酸が強く渋味があり色合いの割に強めの味わいだなぁと思っていたのですが、2杯目に進むと果実味がフワッと出てきて柔らかみが出てきます。
到着直後の試飲でしたので開けたては荒れていたのかもしれません。
香りも閉じ気味で徐々に出てきていました。
香りは苺系甘いフルーツ香だけど味わいはオレンジ等柑橘系ドライ味です。
飲み進むにつれて、透明感は増していきましたね。
しっかりと中域の味わいもあり飲みごたえもあります。
どうしてもブラッドピットの先入観から入ってしまうので
「所詮、売りはブラピさ…ゴクッ…まぁ…ゴクッ…うん…ゴクッ…なかなか…ゴクッ…良いじゃん」
みたいな感じでした。
少し低めの温度、落ち着かせてから飲むことをおススメいたします。
最近はロゼこそ落ち着かせてから飲んだ方が柔らかみが出て美味しい(その差が分かりやすい)のかなとも思います。
プレゼントにも最適ですね!
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フランス ■□ Domaine Alice et Olivier de Moor □■ ブルゴーニュ
ドメーヌ アリス エ オリヴィエ ド ムール
● アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールの2010年が到着です。ネゴスの「ル・ヴァンダンジュール・マスケ」も同時リリースです。

Bourgogne
Alice et Olivier de Moor
アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール

地区 シャブリ
造り手 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール

アリスとオリヴィエのカップルが作る、素晴らしいシャブリを1996ヴィンテッジから紹介してきたが、年をおうごとに彼らのスタイルはよりヴァン・ナチュールに向かって完成度を高めている。2000年ですでに、『ワイン・アドヴォケイト』で格付けのないシャブリとしては異例の高い評価を獲得。2002年ヴィンテッジにおいては、その年がシャブリにおいて稀な良年であっただけでなく、彼らがスタイルを完成したことにより、これまでで最上のワインとなったといえる。

ヴァン・ナチュールに向かっていったのには、面白い裏話がある。
2000年、ニューヨークにクルトワやクロ・デュ・テュ=ブッフ を輸入しているヴァン・ナチュール専門のインポーターが、このドメーヌの近くに引っ越し。そのインポーターとオリヴィエが親しくなり、まもなくクルトワの実家が近くにあることをとおして、クルトワとオリヴィエの交流が開始する。
2002年、アリス&オリヴィエは、酸化防止剤非使用で醸造し、ノンフィルターで瓶詰め。
2003年、パリのレストランでヴァン・ナチュールの造り手が集まり、レストラン向けの試飲会を催した際、新しいスタイルで出発したアリス&オリヴィエ・ド・ムール のワインはアリゴテ、ソーヴィニョン・サンブリをはじめいずれのキュヴェもレストラン関係者たちから大絶賛を受けることとなった。
自社畑面積 6ha
醸造 収穫手摘み、樽発酵(10年物の古樽)、シュール・リー熟成、ノン・フィルター、ノン・コラージュ、So2はサン・スーフルのキュヴェ以外、瓶詰め時に少量使用。

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2012Chablis Coteaux de Rosette
シャブリ コトー・ド・ロゼット
ちょっと頑張ってお奨め!
2012 シャブリ・コトー・ド・ロゼット アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール 750ML
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥4,780(外税)


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2012Chablis Coteaux de Rosette M.G.
シャブリ コトー・ド・ロゼット・マグナム
ちょっと頑張ってお奨め!
2012 シャブリ・コトー・ド・ロゼット アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール 1500ML
1500ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥9,500(外税)

【本当に素晴らしい!凄みさえ感じます!】

 コトー・ド・ロゼットはアリス・エ・オリヴィエのトップワインです(以前、ビュトーが有りましたけどね)。このキュヴェを飲むと、残念ながらどんなに美味しいベレール・エ・クラルディだとしても、品格が叶いません・・・それが伝わってきてしまうんですね。昨年、2011年もののベレール・エ・クラルディは滅茶苦茶旨いですが、コトー・ド・ロゼットの繊細さ、複雑性、コア、粘性、総体のエレガンス、そして凄み・・・が、コトー・ド・ロゼットの肯定感しか生まないんですね。

 確かに、年により、酸が強すぎたり、硬かったりしたんですが、2012年は酸もソフト、目茶しなやかで旨い!今飲んでも、その凄みからの旨さに圧倒されると思います。全ての要素の一つ一つが、物凄く凝縮していて小さな錠剤のようになっています。その錠剤を感じるだけでも・・感動的です。10年ほどで完熟すると思いますが、その錠剤が完全に溶け切って、さらに拡がりをみせたら凄いことになると思います。

 こちらも2012年はマグナムを造りました。割り当ては数本・・・たぶんラシーヌさんにも2〜3ケースでしょう!お早目にご検討下さい。素晴らしいシャルドネです!お奨めします!

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2012Chablis l'Humeur du Temps M.G.
シャブリ ユムール・デュ・タン・マグナム
ちょっと頑張ってお奨め!


1500ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,990(外税)

【さすがユムール・デュ・タン!シャブリのイメージバッチリです!】

 アリス・エ・オリヴィエのシャブリは、結構異端な味わいでは有ると思いますので、なかなか言葉にするのは難しいんです。ま、それでもシャブリの造り手は、自身の持ち味の表現として、樽を使うか、ステンか、も含め、かなりバラエティに富んでいるので、
「シャブリって・・何?」
と聞かれたときに結構困るんですよね。

 シャブリのシャルドネのクローンを使うこととか、キンメリジャンとか言われますが、キンメリがハッキリするのは少なくともプルミエ以上のワインですし、シャブリのシャルドネ・クローンに至ってはほぼ絶滅状態・・。noisy 的には、少し燻ったニュアンスの感じられるシャルドネで、石灰の詰まった印象と、酸がタップリ有ることかもしれません。

 そんな意味では、このユムール・デュ・タンが一番シャブリらしいアイテムだと思います。酸もタップリ・・少し鋭角です・・だし、ほんの僅かに燻られたようなニュアンスも有り、石灰系ミネラリティがしっかり存在する美味しいシャブリです。2010年はとても出来が良いように思います。是非飲んでみてください!お奨めします!

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2012Bourgogne Blanc Chitry
ブルゴーニュ・ブラン・シトリ
ちょっと頑張ってお奨め!

750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥3,190(外税)

すみません、noisyはテイスティングが間に合いませんでしたので、取り合えずご紹介だけ・・・代わりに 甥っ子oisyのコメントを

■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・)
Alice et olivier de mour 2012 Bourgogne Chitory
こちらは試飲会でのテイスティングで一本飲んだ感想ではないのですがご紹介いたします。

 爽やかなレモンとフレッシュハーブの香り。シュッとした酸がありミネラルが豊富でとてもキレイ。透明感のあるワインです。

 酸も冷たい酸を感じ、ピチッと締まっている味わいです。余韻もあり味わいもある。よく冷やして飲みたいくっきりとした味わいです。

 うん、やっぱりアリス エ オリヴィエ ド ムールのワインは嫌味がなくてピュア。Oisy好みの自然派生産者であります。アリゴテ同様にしっかりと葡萄の味わいが出て一本筋の通った味わいです!おススメです!

以下は2011年のシトリのご紹介文です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【しっとりとしたシャルドネの美味しさ!かなり素晴らしい仕上がりです!】

 ん?・・シャレた訳じゃ無いですけど・・シトリだけに・・。アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールのシャブリは、どちらかと云うとピュアで鋭角ですから、「しっとり」と云う言葉が余り似合わないんですね。ただし、2011年ものに限っては、このしっとりさが全てのラインナップされたワインに共通です。安定しているというか、落ち着きのある美味しさと言うか。実に良い感じで、このシトリがそのシットリ感が最も高いアイテムなんですね。

 少し湿った感じの詰まった石灰のミネラリティ、とてもドライだが旨みの芯が有り、拡がりきらないが適度に膨らんで、柑橘系果実のニュアンスを振り撒きながら収束して行きます。滑らかで適度な味わいの幅が有り、良い感じで飲めると思います。シャブリとコート・ドールの白の中間的な位置関係を脳裏に浮かべてもらって飲むと、イメージが近いかもしれません。最も実際にはシャブリ近郊のシャルドネです。是非飲んでみてください!美味しいです!お奨めします!

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2012Chablis / le Vendangeur Masque
シャブリ / ル・ヴァンダンジュール・マスケ
ちょっと頑張ってお奨め!

750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥3,390(外税)

【ド・ムールのシャブリの中では一番シャブリっぽいです!!】

 前回ご紹介はしながらも、間に合わなかったのでテイスティングコメントを書かなかったんですが・・・・売れませんね〜!しっかし!物の見事に売れない!1本も売れない・・・って・・どうよ?

 とてもご信頼いただいている証拠だとは思うんですが、2〜3本くらいは売れてもなぁ・・と思うつついる、ただの中年のおじさんです。


 シャブリという地域は非常に面白くて、結構良い場所に畑を持ってる連中は余り一生懸命な畑仕事や、しっかりしたビジョンを持ってワインを造ってはいないようなんですね。

 需要によって無理やり拡張されたシャブリは、とても広いですが昔からのシャブリの畑はそんなに広くは無いんですね。だけども、それなりの特長のワインが出来てしまうもんで、それなりに安住しているのかもしれません。

 このマスケのシャブリは、結構シャブリっぽいミネラリティを持った味わいになっていると思います。ド・ムールにしてはアヴァンギャルドな酸の構成にはなっておらず、それでも冷涼な酸と少し温かみを持った丸い酸、そしてキンメリっぽい少しシャリシャリしたミネラリティが有ります(冷やし目にするとわかりやすいかもしれませんが・・)。

 甘みもヘッタクレも無い、見事なドライさの中から、酸の組成による旨みがちゃんと有り、ピュアな味わいを引き立たせています。華やかなミネラリティ有ってこその構成です。

 まだ白っぽい果実が中心で、熟と共に黄色い果実が膨らんでくる段階ですが、キリリとした味わいは、今の季節にもピッタリですし、美味しく飲めると思います。

 さすが、ド・ムールと言える職人技です。ド・ムールがレ・クロを造ったらどうなっちゃうかな〜・・・などと考えると楽しいですが、いつかそんな日が来ればよいと夢想しています。美味しいシャブリ・・・いかがでしょうか!お奨めします!



以下は以前のヴァンダンジュール・マスケのご紹介文です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ド・ムール初のネゴスワイン♪♪】

 ル・ヴァンダンジュール・マスケ・・・。マスクをしての収穫?・・隠れて収穫しましたって感じなのかな?・・フランス人的ブラック・ジョークなのか、オリヴィエの冗談なのか・・不明ですが、別に隠れる必要性はありませんよね。この2品に関しましてはアリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールのクレジットは無く、裏のラベルに小さく le Vendangeur Masque と入っているだけです。

 まずブルゴーニュ・ルージュですが、 ル・ルージュ・デチェンヌ・・と書いて有りますんで、単純には、
「エチェンヌさんちの赤」
みたいな感じでしょうか。ちょうど店に来たY君が、買って帰る前に開けてくれたので、たった4本しかないル・ルージュ・デチェンヌをテイスティングできました。

 凄いしっかりしています。それに、
「わいるどだぜぇ〜?」
みたいな野性味が有り、単純にピノとかガメじゃ無いようで、セザールっぽいかな〜?と・・・ま、セザールがなんたるかを良くは理解していないんですが、noisyの野生の感が「セザール・・けっこういっぱい入ってそう」と言っております・・(^^;; 見事にテクニカルが無いので、感に頼らざるを得ないんですね〜。ラシーヌさん〜・・何とかして〜!ヴァンダンジャーって書いてるサイトも多いけど、英仏か仏独の言葉が入り混じってないすか〜?・・noisyも自信無いけどね。ヴァンダージューかヴァンダンジュールか・・でしょうね。

 で、11.8度とエレガントな感じのアルコール分なのに、石灰質的ミネラルが豊富なので、ちいと硬いですね。半年寝かしてください。チェリーやベリーが出て来て、少しワイルドさがトッピングされた美味しいルージュになっていると思います。因みに、
Vendange per Vincent T. vinifie eleve et mis en bouteille par le Vendangeur Masque と入ってますんで、収穫はヴァンサンT さんが行い、その後の醸造熟成瓶詰めをアリスとオリヴィエがやったということなんでしょう。是非トライしてみてください。



 一方のシャブリですが、こちらはVendange , eleve et mis en bouteille par le Vendangeur Masque と裏に書かれていますので、収穫〜瓶詰めまで、アリス・エ・オリヴィエでやったということですね。味わい的には、シャブリ・ユムール・デュ・タンを少しマイルドに、滑らかにしたような感じです。鋭角さはほぼ無く、柔らかで、僅かに暖かみを感じると思います。むしろバランスはシャブリっぽく、アリス・エ・オリヴィエのシャブリのラインナップからは、冷ややかさが一番少ないものになりますので、飲みやすいと感じる方も多いでしょう。とても美味しいシャブリです。

 こちらのシャブリは、昨年も有ったようなんですが、やらなかったかな〜?あんまり覚えてない・・ということはやってないのかな?と思いますが、割り当てだったはずなので・・すみません。安くて美味しいです。ぜひご検討下さい!
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フランス ■□ Vincent Gaudry □■ブルゴーニュ
ヴァンサン ゴードリー
● ビオロジックの軽やかで中位の重量感のサンセール・ブランです。軽い軽い・・サンセールでは有りませんが、ダグノーのクリスタリーな重量級ミネラルや、コタのような強い凝縮感のあるものでも無い・・その中間に位置する、愛すべきサンセールです。

Vincent Gaudry
ヴァンサン・ゴードリー

地区 サンセール
造り手ヴァンサン・ゴードリー
 ドメーヌは、サンセールから3kmの小さい村、渓谷の微笑という名のSury en vaux(シュリー・オン・ヴォー)、サンセールの丘の麓に位置している。ヴァンサンの母方の家系5世代前から家族経営されている。叔父の父親からこのカーヴを受継いだ時、カーヴは既に200年が経過。外気の温度差を自然に調整出来る古い石造り。1993年から徐々にビオロジックとビオディナミ法を導入。彼のワインは、徹底的に管理されている。「私のワインは大地の力強い要素と私の思いにより作り上げられている。」と、ヴァンサンは語る。
栽培 ビオロジック (認証取得 (エコセール、デメテール))
栽培品種 ソーヴィニョン・ブラン

土壌 シレックス、砂利、粘土・石灰質土壌

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 若くても飲めちゃう印

2011Sancerre Blanc le Tournebride
サンセール・ブラン・ル・トゥルヌブリッド
This is my type! This is my type! This is my type! This is my type!
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,520(外税)

【ライトだが充実した中域と高域を持つ美味しいサンセール!】


 いや〜・・充分普通に美味しいです。比較的ライトに飲める味わいですが、軽くて水っぽい、フランス現地の人たちが水代わりに飲んだり牡蠣とあわせたりするようなサンセールでも有りません。

 中くらいの、実に程好い・・ナチュラルなサンセール・・ソーヴィニヨン・ブランです。中々無いんですよ。こんなに使いやすいサンセール・ブラン・・・しかも価格も値ごろですしね。

 黄色、薄緑の果実、柑橘、薄いフィルムのような石灰系ミネラリティ、石、わずかに煙。香りも複雑でスーッと高く昇ってゆくようで心地良いです。

 ソーヴィニヨンですから、シャルドネのように全域でパフォーマンスを発揮するというより、高域の華やかな帯域ににアクセントを置いた感じです。中域のボリューム感はサンセールとしてはかなり太いですが、一般的な部分ではライトだと思います。

 とてもピュアで、飲むほどに適度な開きを感じさせてくれる状態ですので、とても美味しいと・・・感じてくださると思います。

 これから徐々に蒸し暑さが増してきます。発汗で失ったミネラル分の補給は、上質なミネラルを盛るビオ系のワインが欠かせません。

 そんな時、美味しいイタリアンにもピッタリなこのサンセールをお忘れなく。魚介にはピッタリ、肉系でも淡い色のものなら充分、対応してくれると思います。お奨めします!どんどん飲んでください!

■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・)
Sancerre 2011 vincent gaudry

「味わいがしっかりあり、キレイなソーヴィニヨンブランの香りが心地よい!」

 ソーヴィニヨンブランの香りが非常にキレイに出ています。味わいにも果実味と旨みがあり、余韻もソーヴィニヨンブランのハーブの香りが尾を引き、心地良いです。よくある薄く水っぽいのをキンキンに冷やしてごまかさなければならないサンセールとはレベルが違うな、と感じます。

 特に、後半に淡い苦みがあり、グっとした旨みを一層際立させているなぁと思います。個人的には、ほのかな苦みがあるのでワインだけよりもホタテ等の貝や甲殻類の甘さのある魚介類と飲むと、ランスが補われかなりおいしく飲めます。
夏バテが始まるこの時期にぴったりの、リフレッシュさせてくれる白ワインとしておススメいたします!
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フランス■□ Domaine Antoine et Rachel Olivier □■ブルゴーニュ
ドメーヌ アントワーヌ エ ロシェル オリヴィエ
● 時折登場するドメーヌ・オリヴィエですが、サントネイに本拠を置いています。・・・で、サントネイと言うと、どこか、
「薄いよなぁ・・」
というニュアンスが漂いますが・・、まず飲んでみてください。コストパフォーマンスに優れるかなりしっかりしたピノ・ノアールです!

 14歳の頃より先代である父エルヴェとともに畑にいた、生粋のヴィニュロンであるアントワーヌ・オリヴィエは現在38歳。その若さと感性が、伝統的なブルゴーニュワインのスタイルとサントネイというアペラシオンが持つ個性とのバランスを高次元でとり、可憐さと優しい味わいを実現しています。

 エルヴェ・オリヴィエによってドメーヌが創立されたのは1960年代も終わりの頃、エルヴェの祖父にあたるアントワーヌ・シュヴァリエ-=モローが残した畑を受け継いだことから始まりました。その後、サントネイを中心に畑を買い増したり開拓したりと少しずつ広げていきます。いつしかサヴィニー・レ・ボーヌやポマール、ニュイ・サン・ジョルジュまでも所有することとなりました。エルヴェを筆頭に家族総出でブドウ栽培に勤しみ、テロワールを反映させたサントネイ・ブラン(※特にビーヴォーの区画)の評価が上がりました。
 ドメーヌ・オリヴィエが手がけるサントネイ・ブランの区画は、一世紀以上も放置されていた土地でしたが、エルヴェの手によって開墾され、名声を取り戻すにいたりました。結果ブルゴーニュの白ワイン、すなわち偉大なるワインとして他の秀逸なワインと肩を並べられるようになったのです。 2002年を最後にエルヴェ・オリヴィエは引退を決め、息子のアントワーヌに全権を委ねることとなりました。よって現在はアントワーヌが妻のラシェルと共に経営を引き継ぎ、およそ10ヘクタールの畑を二人で切り盛りしています。良質な物を作りたいと願うアントワーヌは量産よりも品質にこだわり、常に貪欲です。
 栽培においては、除草剤は使用せず耕作によって土壌の活性化を図ります。またリュットレゾネ法(必要な時に必要な分だけ農薬を撒く)を用い収穫量を厳密に制限しています。健全で完熟したブドウを得るため収穫は手摘みで行い、テロワールの特徴が生かされるにはこれらの作業が大切だと考えています。

 醸造においては、選果作業を入念に行い発酵期間は長めにとります。熟成には樫樽のみを用い、自然酵母のみで発酵させ、培養酵母は一切使用しません。アペラシオンごとの個性を尊重しテロワールを反映させたものとなるよう、ワインごとに発酵や熟成の管理を変え、画一的な手法の採用を避けています。ドメーヌで造るワインはピノ・ノワールとシャルドネからだけですが、この二つのブドウ品種が持つ繊細さや上品さを引き出すためにあらゆる努力と工夫を行っています。

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 
This is my type! This is my type!
2011Bourgogne Pinot Noir Cote Rouge
ブルゴーニュ・ピノ・ノアール・コート・ルージュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥1,950(外税)

【今時、こんなにリーズナブルなブルゴーニュ・ピノ!!しかも果実味しっかり!そして超ドライ!】


 まあ、サントネイにロクなワインは無いと思っていらっしゃる方がほとんどだと思いますが、まあ、遠からず・・・みたいな感じでは有ります。しかしながらこのドメーヌ・オリヴィエのACブルは、しっかりとした酒躯を持つガッシリタイプのピノです。そして少なからずエレガンスを感じさせてくれます。

 ワイルドな、やや黒味を帯びたベリーと、味幅の大きい、しっかりとしたボディのピノ。とてもドライで、甘さに逃げる構造では無く、しっかりとした要素で体を構成している。僅かに若く、抜栓後やや締まって行く傾向に有るが、充実した構成から飲むのに問題は無い。わずかにタンニンを感じさせる余韻。ピュアな味わい。

 どうでしょう?実際、結構複雑性も有るんですが、やや若いのか、拡がり感には欠けるかもしれません。しかし、一日で1本開けない方は、2〜7日後に飲むことも多いかと思われますので、そのような飲み方ならむしろバッチリ・・・でしょう。香りも翌日、翌日と時間の経過でどんどん妖艶さを増して行きます。

 事実、2006年の同じワインを店頭でお買い上げいただいたお客様からも、

「いや〜・・、こんな価格とは思えないほどでした!」
と、ドメーヌ・オリヴィエのACブルの基礎的熟成力、ポテンシャルにビックリされていました。ま、そこから言ってしまうとまだまだ若い、若過ぎると言う事ではあります。

 それにとても若〜い甥っ子 oisy も、
「これって二千円しないの?・・じゃ、超良いね〜・・むにゃむにゃ」
とお気に入りのご様子・・・

 確かに今時のピノは、ACブルゴーニュとは言えども高価ですが、これならお小遣いも大きく減らさずに済みますよね?是非飲んでみてください。なかなかに、なかなか・・・です!

■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・)
Bourugogne Rouge 2011 Antoine et Rachel Olivier

「デイリーワインとして気持ちいい」
香りがやさしくフルーティー。果実の中に少しスミレが香る良いフレーバーです。

しかし味わいは果実味がありながらキレのある酸とドライな味筋。タンニンと酸によってしっかりと締まった味わいに仕上がってておいしいです。ハレの日に飲むようなワインではないかもしれませんがデイリーで飲みたいワインのレパートリーに加えたい一品です。
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フランス ■□ Aexandre Bain □■ ロワール
アレクサンドル バン
● 皆さんも、ロワール上流に稀有な才能を持った新人登場を目の当たりにされたことでしょう。アレクサンドル・バンの滅茶苦茶秀逸な2009年が入ってきました。出来が・・凄すぎて!・・先行きは楽しみです。

「ワインは土地と人をつなぐ、一番素晴らしいもの」

次世代のリーダーとなりうる若者が、プイイ フュメに登場しました。一足先にデビューを果たし、もうすでにサンセールでは高い評価を得ているセバスチャン リフォーとは大の仲良し。毎日のように一緒に語り合いながらワインを飲んでいるそうです。「生真面目なやんちゃ坊主」のセバスチャンに比べ、「常に冷静に闘志を燃やす男」アレクサンドルは、穏やかな表情の中にもどことなく強い意志を感じさせます。

サンセールからロワール川を渡り、プイイ フュメの丘に向かう途中に、「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ、子供の頃、サンセールにある祖父の家の近くに移り住んだ時、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父が自然派ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、ムヌトー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。


栽培に関して
所有する畑は、ドメーヌのすぐそばに位置する3haに加えて、他にも小さな5区画が近隣に点在しており、合計で5ha弱ほどにおよびます。土壌は、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンとポルトランディアンが混在しており、地表の60cm下には石灰の岩盤があって、その上には小石、地表近くは砂状の土質になっており、硬質なミネラルを持ったバランスの良いワインを生み出します。畑の購入後、彼は化学物質だけでなく肥料分を全く加えておらず、出来る限り土を自然な状態に戻す事を考えています。畑をまわりながら雑草を一つ一つ確認し、「この草はかなり土が自然になってきた証拠だ。」、「この草が生えているのは、まだまだ自然じゃない。」などと説明してくれます。

醸造に関して
自然酵母にてステンレスタンクで発酵後、60%は樹脂のキューブで、残り40%は小樽で熟成させます。SO2(亜硫酸)はマロラクティック発酵を止める為に、発酵終了後に少量添加、ノンフィルターで瓶詰めしています。ワインは「ACプイイ フュメ」の他に、選んだキュヴェを瓶詰めした「マドモワゼル M」があり、これは娘の名前「マドレーヌ」から付けたものですが、初めての収穫日が娘の誕生日だった事に由来しています。

農業が大好きな彼は、畑にいる事を本当に楽しんでいるように見えます。「ワインは土地と人をつなぐ、一番素晴らしいもの」こう語るアレクサンドルの顔は、自信と希望に満ちあふれています。

Pouilly Fume - プイィ フュメ -
品種: ソーヴィニヨン ブラン 100%

土壌由来のしっかりとしたミネラル感と高い粘性、切れ味の良い酸味など非常に優れたバランスを持ったワインで、奥行きやふくらみも感じられる高い酒質が特徴です。一般的なプイィ フュメと比べて果実味が厚く、ボリュームや旨みを十分に感じられます。その一方で、ソーヴィニヨン ブランらしい爽やかな芳香や、品のよい酸味もあり、自然派ワインらしい飲み心地のよさも印象的です。非常に若い感性の造り手ですが、冷静かつ着実にワイン造りに向き合う姿が、味わいからも感じ取ることができます







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2012Puilly-Fume Pierre Precieuse
プイィ=フュメ・ピエール・プレシューズ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥3,050(外税)


 印象はさほど変りませんので、昔書いたそのままの文章を掲載させていただきました。・・エージェントさんは「前と全然違って・・」と言っておられますが、やっぱり芯は変らないですよね。クリスタルの守護を受けているソーヴィニヨン・・と云うイメージです。

エージェント情報

 ソーヴィニヨンらしい爽快な香りや味わいを備えつつも、いわゆるソーヴィニヨンを超えた密度のある果実味やキレのあるミネラル感 、蜜のようなフレーバー、複雑な余韻が感じられます。

 飲めば飲むほどに「美しさ」に心奪われる素晴らしい品質。多くの人に受けいれて頂けそうな懐の深さも感じます。

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 キュヴェ名であるピエール プレシューズは、このワインを生み出す畑が、土が少なく石(仏語でpierre)の多い土壌である事と、2010年に生まれた息子の名前がピエールである事にちなみ、「大切なピエール」という意味を込め名付けられました。

 石の多いこの畑は、水はけがよくブドウが水を蓄え過ぎるのを防いでくれる上、過度な暑さからもブドウを守ってくれます。その為熟度が穏やかに上昇していくので、蜜のようなフレーバーと果実味のいきいきとした雰囲気を併せもったバランスの良い味わいとなりま す。 


【・・・段々ディディエっぽくなってきたぞ!】

 え〜・・言っておきます。硬いです・・・でも、それはディディエ・ダグノー的になってきた感じなんです。ですんで、とても出来が良い・・んです。でも硬いです・・2008年とはだいぶ違いますのでお気をつけ下さい。

 遅い収穫のマドモワゼルMとノーマル・・というご紹介をさせていただいていますが、それには間違い無いです。2008年までは、どちらもリリース直後からとても美味しく飲めました。凄い生産者が現れたと・・・ご紹介しました。

 2009年はヴィンテージも良かったんですが、そこから2008年を見ると・・
「よく言えば柔らかくて充実している・・・悪く言えば・・それでも緩かった」
ということでしょう。

 2009年は、どちらもクリスタルのコートを羽織った美しいスタイルをしています。しかし、そのクリスタルは現時点では破壊不可能で、ノーマルなら4月以降、マドモワゼルMなら1〜2年くらいは時間が必要です。ディディエのフュメとはミネラルの組成自体が違うように思いますが、ちょっと見の外観はかなりそっくりになってきています。

 おそらくアレクサンドル・バンの最高傑作でしょう・・・でも、現在飲むのは少し危険ですから、上記をご参考に抜栓時期を探してくださいね。引く手数多のようで、1ケースずつのみの入荷です。ご検討ください。・・・実は凄いワインです。


以下は以前のマドモワゼルMのご紹介記事です。
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【ワインラヴァーのための本格派ソーヴィニヨン!】

 ロワール上流シリーズ・・・最後の真打登場・・・みたいな新着になっていますが、前々回にご紹介のアレクサンドル・バンのプイィ=フュメは、かなりの評判をいただきました。ピュアなミネラルに満ちた味わいが、皆さんの心に届いたものと思います。

 今回のマドモワゼル・エンムは、その上級キュヴェです。味わいの根本は変わらないのですが、一見、かなり違ったように思えるかもしれません。

 自然な酸化を恐れずに、ややビオ風の、僅かに赤みが指した色合い。僅かに酸化しているが、時間が経つと、その奥からびっくりするようなピュアな果実のアロマが飛び出してくる。蜂蜜の風味と白・黄色・橙・緑の小果実。ボリューム感たっぷりで、テクスチュアはねっとり。余韻も絶妙に長い。かなり素晴らしいソーヴィニヨン。

 どうでしょうか・・・。
「自然派のワインが今ひとつなんだよね・・」
とおっしゃる方は、取り合えずパスするか、抜栓後、2時間経ったものをお飲みください。

「いや、ビオのワイン、大好きなんだよね」
とか、
「ん?noisyさんのワインはあんまり気になったことは無いよ」
とおっしゃる方は、そのまま抜栓後からお飲みくださって問題無いでしょう。

 グラスを振れば、それに応えるように、面白いほどフルーツのアロマが飛び出してきます。ディディエのように、一点の酸化も見逃さない!・・・みたいなベクトルを持ったものでは有りませんが、奥から漏れてくるものは間違い無く似ています。是非飲んで欲しい!すばらしいフュメです。お奨めします。
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フランス■□ Pierre Gauthier / Domaine Bel Air □■ロワール
ピエール ゴーティエ / ドメーヌ ベレール
● ベレールのブルグイユです。今回のキュヴェはレ・ヴァン・リューディ。カベルネ・フランの素晴らしいデイリーです。

ブルグイユの生産地は7つの村にまたがり1200haありますが、ドメーヌ・ベレールのピエール・ゴーティエ氏は10アール以下の畑を20ヶ所の点在する 地域に合計15haを所有しています。ゴーティエ氏は1年の大半を畑仕事に費やし、バカンスもとらずに丁寧にブドウを育てる最上のブルグイユ生産者の一人 です。

この地域はヴィンテージよっては畑仕事を怠る生産者にとっては厳しい年となります。そのような年であってもゴーティエ氏のワインは見事な出来栄えを誇りま す。例えば、1999年はブドウの房がつきすぎ、青刈りを厳しくしないと色の薄い水っぽいブドウになってしまうのですが、彼は剪定で5つの芽だけを残し、 早い段階から青刈りを行い、更に収穫時に徹底した選果をしたため完璧な果実を得ました。
 氏曰く、
「ロワールのカベルネ・フランの生産者の多くは畑仕事が不十分で生産量を落とさないので、水っぽいブドウになってしまう。そして色を出すために過度 なマセラシオンをすると悪いタンニンが出て、青臭いワインになってしまうのだ。」

 土壌は地上30センチが石灰粘土質でその下は堅い石灰層の岩盤となってい ます。畑は完全無農薬で除草剤も一切使わず、土をすき返し、空気をふんだんに含んだ畑は歩くとふわふわと柔らかいのです。彼のワインは石灰から来るミネラ ル香と爽やかなフルーツ香があり、ナチュラルな赤い果実の酸味があり、よく熟した果実味が全体の構成を支えています。タンニンは非常に柔らかく、青臭さは まるで見当たらないのが特徴です。

Bourgueil "Les Vingt Lieux Dits"

 レ・ヴァン・リュー・ディとは20の小字(こあざ)と言う意味で、20ヶ所に点在する畑のぶどうを集めてブレンドしているためについた名前です。一般的な カベルネフランにみられるようなピーマンのような青臭さや痩せた酸味はなく、むしろ骨格を感じるほどのタンニンと厚みがあります。熟した果実味があり、きめ細やかな舌触りが特徴です。

Bourgueil "Jour de Soif"

 ごくごく飲めるような軽やかで口当たりの優しいカベルネフラン。全くといっていいほど青臭さはなく、スムーズで甘い果実の風味が非常に印象的なワインで、ピュアでナチュラルな美味しさが楽しめます。


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2011Bourgueil les Vingt Lieux Dits
ブルグイユ レ・ヴァン・リュー・ディ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥1,820(外税)

【とてもドライでピュア♪♪充実しています!】

 
 いつもながらにベレールのブルグイユは旨いです。中量級のミネラル感に赤と黒の充実した小果実の集合体、スパイスが有り、柔らかなボディとドライながらもジューシーな余韻が長く続きます。ピーマンみたいな香りは無いですよすべてにおいてバランスが取れ、一体感が 有ります。

 そして、ややもすると自然派のワインには揮発酸が目立つことが多いですが、このレ・ヴァン・リューディは実に健全で、とても美しい伸びやかな姿を見せてくれます。

 カベルネ・フラン特有の青っぽい香り・・出易いと言われていますが、トッピングとしてフラワリー、ベジタブリーに感じる程度で、横と建てにしっかり拡がり、立体構成する酸の味わいが、リアルなフルーツを想像させてくれます。そして甘さに頼らないドライな味わいと、酸、エキスの旨みがしっかり有ります。ザクロを濃縮したような果実感は、とてもリアリティがありますし、成長と共に様々なフルーツを感じさせてくれるでしょう。

 ワインとしてしっかり出来ているので、油脂の多めな素材、料理ともバッチリマリアージュ可能かと思います。

 価格が安いので、
「大したこと無いんじゃない?」
と思われる方も多いかもしれませんが、

「まあ、騙されたと思って購入できるプライスゾーンでしょ?飲んでみなんしょ・・・」
と申し上げたいと思います。素晴らしいロワールのワインです。お奨めします。是非とも飲んでみてください!

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フランス■□ Domaine Bruno Clavelier □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ブルーノ クラヴリエ
● ご紹介は2度目でしょうか?まとまってご案内するのは初めてかもしれません。中々入手が安定しないブルーノ・クラヴリエ(ブリュノ・クラヴリエ)のご案内です。

所在地 : ブルゴーニュ地方 ヴォーヌ・ロマネ村
栽培面積 : 約6ha
土壌 : 石灰質、粘土質などモザイク状の地層
葡萄品種 : ピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテ、ガメイ
葡萄栽培 : ビオディナミ
樹齢 : 50 - 80年前後

 1964年生まれ。ボーヌにてヴィティクルテュール(葡萄栽培学)を学習しながらブルゴーニュ大学にて醸造学を学ぶ。1987年、5代目の当主として引き継ぐ。

 クラヴリエ家の歴史は1860年に遡る。母方の"アレキサンドル・ブロッソン"時代に葡萄を植えたのが始まりで、大変に歴史の古いドメーヌである。ヴォーヌ・ロマネ村の畑を馬で最初に耕したのは、3代目で叔父のジョセフであるのは有名。

 ブルーノのスタートは母方の叔父の畑・5.5ha。Chambolle Musigny 1er Cru la Combe D'Orbeaux、Vosne Romanee 1er Cru Aux Brulees・les Beaux Monts等からAOC Aligote、Passetoutgrainとブルーノのワイン造りが始まった。 ブドウ栽培は1999年、完全にビオディナミに推移。何と12年もの歳月を費やした。

 ラグビー選手としてフランス代表で香港まで遠征した事もあるスポーツマン。がっちりとした体格で畑の手入れには余念がない。故祖父、故ルシアン・ジャイエ氏(アンリ・ジャイエの兄)はブルーノを可愛がりワイン造りの秘訣を伝授した。


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2006Vosne-Romanee les Hautes Maizieres
ヴォーヌ=ロマネ・レ・オート・メジェール
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥7,980(外税)


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2010Vosne-Romanee la Montagne Monopole
ヴォーヌ=ロマネ・ラ・モンターニュ・モノポール
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

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750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,980(外税)

【美しい酸、伸びやかな繊細なアロマ・・美味しいです!】

 ジャイエ家の継承者の一人でもある、ブルーノ・クラヴリエです。中々入手が難しく、また、ビオディナミの生産者であるため、コンディションも見極めなくてはいけないため、ご紹介を出来ない生産者のひとつでもありましたが、今回正規品を分けていただきましたのでご紹介します。数は有りませんので・・ご了承くださいませ。

 ブルーノ・クラヴリエと言えば、あの神様アンリ・ジャイエの兄弟、ルシアン・ジャイエを祖父に持つ家柄に育っています。

 その昔、アンリ・ジャイエやルシアン・ジャイエを仕入れたくて、扱っていたエージェントさんと取引させていただきました。ちょうど引退した頃の話しではありますが、アンリは引退したと言いつつも、しっかりとルシアン、ジョルジュ両兄弟の分までワインを造っていました・・・(^^;;

 ルシアンのワインも、何故かアンリが造った後期の方が評判が良かった記憶が有ります。

 造り的にはアンリもルシアンも似たような感じだったのでしょうが、味わいはかなり違って感じられました。

 このブルーノ・クラヴリエは、そんなルシアンに可愛がられ、醸造技術を覚えたとされています。

 味わいは、アンリ・ジャイエのワインのような果実味を中心としたバランスでは無いと思います。むしろ昨今持てはやされている「自然派ワイン」的な、美しい果実酸と健全で伸びやかなアロマを主体とするものだと・・思います。

 残念ながら余りに少ない入荷量ですので、2010年のモノポール(単独所有畑)、ヴォーヌ=ロマネ・ラ・モンターニュのみのテイスティングになってしまいましたが、冷涼な美しい酸を持った素晴らしいワインだったことに喜びを感じています。

 ラ・モンターニュは1級オー・ブリュレの上部のコンブ・ブリュレ(村名)のさらに上部にある村名のリューディです。まず、収穫はアンリ・ジャイエのように収穫を遅らせることは無いと思いますよ。ほぼ「ドンピシャリ」のタイミングで収穫し、果実の若々しさを失わないようにしていると思います。非常に伸びやかな美しいミネラリティと、うす緑の「弦」を感じるようなハーブ、フラワー、スパイス感が有ります。

 ヴォーヌ=ロマネのワインは一般に酸が温かく感じられることが多いんですが、このワインの場合、決して温かさは無く、むしろ冷涼さに振られたバランスを感じます。

 中域は、フィリップ・パカレの出来の良い年のような、ピュアで無垢、人的無関与を感じさせるようなニュアンスで、これまた決してフレデリック・コサールのように、自身の関与を窺がわせるものではないです。自然な膨らみを見せてくれ、非常に好印象です。

 余韻も冷ややかで、美しい伸びやかなものです。マロラクティックも良い時のパカレのような仕上がりで、コサールのように深いものではなく、また、マロ中の温度も比較的低くしていると思われます。

 結果として、赤い果実を冷ややかに印象付け、暑い太陽を柔らかい酸で表現するのでは無く、植物の成長由来のものをアロマティックに表現するものになっている・・・そのように思います。偉大さは無いが、ヴォーヌ=ロマネのとても美味しいワインでした!お勧めです。



 ヴォーヌ=ロマネ・レ・オート・メジェールは、1級レ・スショ、グラン・クリュ・エシェゾーの下部にある村名リューディです。飲んでいないので詳細は言えませんが、ラ・モンターニュのような冷ややかさは無いでしょう。もう少し重量感が有り、柔らかな果実をより感じさせてくれると思います。2006年ですので、美しくも伸びやかさのあるピノ・ノワールかと思います。こちらも呑みたいワインでしたが数が・・・。期待は充分なワインかと思います。

 シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・ラ・コンブ・ドルヴォーですが、シャンボールファンならご存知でしょうか・・・。是非押さえておいて欲しい逸品です。このコンブ・ドルヴォーは村名、1級と存在しますが、1級はグラン・クリュ・ミュジニーに接する畑で、しかも標高も同じ、地質も同じ・・・とされています。実際には「プティ・ミュジニー」というリューディに接しているんんですが、税金が上がることを恐れたブルーノのおじいさん世代が、グラン・クリュの申請をしなかったので1級のまま・・ということらしいんですね。

 なので、ル・ミュジニー上部の「赤い」ニュアンスを多く含む香水のようなアロマのワインになりうる・・と思います。今回は2008年と2010年・・・非常に少ないですが、何とかゲットできましたので、「ミュジニー」は買えないけどコンブ・ドルヴォーなら・・・何とかなりますよね?それに、価格的にも飲む事を躊躇しないで済みます!

 これからも分けていただけるようでしたら、引き続き扱いたい造り手と認識しました。是非ともご検討くださいませ。
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フランス■□ Domaine Guillard □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ギイヤール
● 絶妙に旨い2011年のギイヤールをご紹介します!!これはもう・・嬉しい驚きでも有ります!

 外国語の日本語訳と言うのは難しいもので、ギイヤールか、それともギヤールが正しいのか判りませんが、一応ギイヤールとさせていただきました。しなやかでささやかで心に染み入る味わいです。

 このギイヤール、皆さんは結構ご存知のようで・・・。某ワイン漫画で取り上げられ、凄い売れ行きをしたらしい・・・と、もっぱらの噂ですが、noisy のところにそのお流れが有ったとは、到底思えません。おかしいよなぁ・・・。google でギイヤールを検索すると、何故かこのhpが二番目なのに・・!

■生産者紹介■
ギイヤールは、ジュヴレ・シャンベルタンに僅か5ヘクタール弱のみ所有する小規模ドメーヌで、ブルゴーニュ・ルージュ、ジュヴレ・シャンベルタン、ヴィエーユ・ヴィーニュ、1級畑レ・コルボーを造っています。彼の父はかつてピエール・ダモワで修行した人物で彼自身も物心ついた頃からワイン造りに関わってきました。(ピエール・ダモワ=シャンベルタン・クロ・デ・ベーズの1/3を所有する名門ドメーヌ)1952年には現在のドメーヌを立ち上げ、現在は二代目のミシェルに引き継がれています。平均樹齢は40年。中には樹齢70年以上のものも含まれています。収量は20〜40hl/ha.です。
 (ミシェル・ギイヤール氏)
◆栽培・醸造◆ リュット・レゾネ。除草剤は使用していません。収獲後、100%除梗し、低温発酵。例年は12ヶ月の樽熟成ですが、2011年に関しては2010年同様、全てのキュヴェを18ヵ月間熟成させた後の瓶詰めとなりました。ノンフィルター。

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2011Gevrey-Chambertin Reniard Vieilles Vignes
ジュヴレ=シャンベルタン・ルニアール・ヴィエイユ・ヴィーニュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ピノ・ノワール100% ジュヴレ・シャンベルタン村の南側に位置する区画の村名。素直で温かみのある酸を持つ。収穫し除梗後、低温で7日間かけて発酵を行う。新樽50%、18ヵ月熟成。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥4,980(外税)


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2011Gevrey-Chambertin 1er Cru les Corbeaux
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・コルボー
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ピノ・ノワール100% グラン・クリュの“マジ・シャンベルタン”の北側に隣接する小さな区画。樹齢70年超。収穫し除梗後、低温で7日間かけて発酵を行う。新樽50%、18ヵ月熟成。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,990(外税)

 飲んでいない・・とアナウンスしていましたが・・飲みましたよ・・。とても飲み頃とは言えないけれど、ポテンシャルが非常に高い・・・グラン・クリュに継ぐ畑なのだということを、しっかりと感じることが出来ました。

 非常に目の細やかな粒子に、表現の要素になりうるものが閉じ込められた状態で、抜栓直後は何もそこからは出てこないものの、4〜5日もすると、果実、スパイス、土、ワイルドさの様々な要素がしなやかに現れてきます。そしてそれだけ日が経過しても全くダレることが無く、シャンとしています。美しい果実酸と滑らかなテクスチュアです。かなりのポテンシャルを持っている素晴らしいワインでした!

 今飲むのであれば、noisy のように何日も掛けてチェックするように飲むのが良いでしょう。1日で飲みきってしまうペースでも、それなりに美味しく飲めてしまいますが、ポテンシャルを取ることに長けた方ならともかく、少し勿体無さを感じてしまうと思います。

 5年ほど置くと、この全くドライな味わいが、驚くような「甘み・旨み」を持ち、野性味を感じさせる果実を複雑に、輪郭良く表現してくれるものと想像しています。思った以上に素晴らしい・・味わいでしたし、価格も・・安いですよね?

 完全発酵を想定通りに行った確信犯的な素晴らしい品質です。お勧めします!



【ギイヤールもルイ・ユエランに続くか!?素晴らしく旨いです!!】

 テイスティングが間に合わなかったトップワインの1級レ・コルボー・・これだけ飲んでいませんが、ACブルもジュヴレのルニアールも、素晴らしい味わいだったことを嬉しく思います。このギイヤールさんの造りは、同じジュヴレのアラン・ビュルゲにも似たスタイルで、完全発酵な目茶ドライタイプ、甘みもへったくれも全く無いものなんです。


 ですんで、入荷後、しばらく熟成させて飲んでもらうようなワインだったんですが・・・2011年はどうしたことでしょうか・・・。スタイルは全く変わらないのに、

「最初からめちゃんこ美味しい!」
んですよ。

 これは、エキスがキッチリの濃密に仕上がっているから・・なんですね。果実が濃密・・・というのでは無く、エキス自体が濃密・・。・・・あ、こう考えていただけると良いかと思います。

 良く言われる五味、六味の「旨み」・・・、出汁ですね。これは実は・・・酸だとも言えます。グルタミン酸、イノシン酸など・・です。ところが、これらは単独ではほとんど味が無いですよね?


 カツオの出汁をとっても、カツオの風味はしますが、味わいはほとんど・・・しないか、緩いはずです。そこに何かが加わると、美味しい出汁の完成ですよね?・・・・そう、塩分・・です。塩が無いと旨みにはならないし、複数の種類の出汁を組み合わせて塩分・・味噌や醤油を合わせて、旨みが造られていると思います。

 ワインの場合は、それが「ミネラル」です。塩は塩化ナトリウムが主成分ですが、これもミネラル、ナトリウムが含まれています。ワインの場合はナトリウム系もあり、カリウム系も、鉄系も・・・様々なミネラルが存在し、組み合わさってワインに表現されています。

 滅茶苦茶美味しくなったギイヤールのワインも、同様にミネラルの量、バランスが格段に進歩したと思います。それが、緻密な酸と組み合わさった時、旨みとなって感じられるのかな?という理解で、2011年は、樹齢のアップ、畑の組成が良くなり、葡萄のポテンシャルがアップしたところに、完全無比の完全発酵が素晴らしいワインを生み出したと・・感じています。


 A.C.ブルは、もう異常に旨いです。エキス系ジュヴレの面目躍如です。へヴィーにドライですが、キッチリ旨みが有って、黒〜赤系のベリー、果実がしっかり感じられます。これは安いし、購入すべきでしょう!

 村名のルニアールは、ACブルの味わいの延長上に有りますが、フィネスが格段にアップしています。重量感はむしろACブルに有り、ルニアールのエレガントさ、フィネスが際立っています。これもすこぶる・・旨いです!!

 プルミエのレ・コルボーはまだ飲んでいませんが、ACブル、ルニアールとも旨いので、近日中に飲んでみるつもりです。それからのご注文でも構いませんが、1級ジュヴレとしてはかなりリーズナブルなこともあり、完売してしまいましたら申し訳有りません。マジ=シャンベルタンの北に接していますんで、似たようなニュアンスに、ルニアールのフィネスが加わっていたらもう・・エージェントさんの在庫を全部押さえてしまおうという魂胆もあります!

 このところは、新しいブルゴーニュの造り手の中で、目覚しい進歩をしている方を見つけるのは至難の業ですが、ルイ・ユエランに続き、このギイヤールも・・2011年は素晴らしいので、もし2012年も同様かそれ以上であれば、

「新たなスターの誕生」
と言えるかもしれません。そうなってくれることを期待しています!超お勧めの3品・・・ご検討ください!


■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント
ブルゴーニュ ルージュ

輝きのある紫色。
良いワインって見た目からうまそうですよね。
色、香りともにスミレ!とゆう感じですが多少「土」っぽさも。
こうゆう「土」っぽさってエレガントな香りの一要素として必要だと思うし、
鴨や鳩などの鶏肉料理とマリアージュさせたら抜群だと思うんですよね!
味わいもピュアで大変おいしんですが余韻がドライです。印象的でした。
ミネラルというよりも鉄っぽい(鉄もミネラルなのかもしれませんが)感触がありドライさを演出しているのかなという印象です。
あ〜鴨が食べたい!
単純に旬の春野菜(アスパラ等)のグリルに合わせたい。
アスパラグリルの生ハム添えみたいのも良いですね。


■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント
 ジュヴレ=シャンベルタン・ルニアール・ヴィエイユ・ヴィーニュ

 ブルゴーニュルージュが一段階そのままグレードアップした感じですね。
きっとブルゴーニュルージュもこのジュブレシャンベルタンの近くの畑のブドウで作っているんでしょう。
非常に似たテロワールを感じます。
香りはプラムやスパイス、樽などより要素がプラスされ複雑になり、味わいもよりボリュームがアップしふくよかになり、ドライさにも重みが加わったように思います。
苦みや渋みが果実味を覆っているような印象、まだまだ固いなー?
2〜3年後、変化して、また飲んでみたいワインですね。
そのあたりの今後どう変化していくかは経験不足で予測不可能です。
無責任で申し訳ないです。
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フランス■□ Domaine des Accoles □■ローヌ
ドメーヌ デ ザコル
● 少し前までニュイ・サン=ジョルジュのドメーヌ・ド・ラルロの醸造長をしていたオリヴィエ・ルリッシュですが、自身の夢を叶えるべく、南仏でワイン造りを始めました。

 今回のリリースは2年目ですが、初年度、余りに数が無かったので、とりあえず保留していました。もっともリアルワインガイドのレヴューテイスティングで飲んでおりますので、そのピュアさはすでに了解済みでした。

 ローヌ、アルディッシュと言っても、「暑苦しいワインではありません」。さすがブルゴーニュのドメーヌを仕切っていただけあって、どこかブルゴーニュ・ピノ・ノワールの雰囲気を持っている素晴らしいワインでした。


■エージェント資料より
ドメーヌ・レポート
2013年5月13日(月) Parisにある駅Gare de LyonからTGVに乗り、南下。約2時間の移動後、今回はAvignonではなく、手前のValence駅で降り、そこから車でArdecheにあるDomaine de Accolesへ向かった。 Parisは暗くどんよりと湿った重い雲が街全体を覆っていて、気温は15℃前後。暑くなり始めた日本から来ると余計に肌寒く感じられた。それに対して、Valenceでは、雲ひとつない、突き抜けるような青空が広がっていた。気温は30℃近いが、湿度はなく、カラっとして、かなり暑く感じる。悪天候の為、陰鬱に感じたParisとの違いは歴然で、南仏特有の大らかでゆったりとした空気を胸いっぱいに吸い込むだけで、解放的な気分にさせてくれるから不思議だ。

ドメーヌの醸造所で迎えてくれたのは、ドメーヌ・ド・ラルロで名声を極め、自らのドメーヌを興したオリヴィエ・ルリッシュとフローランス夫妻。やぁ、久しぶりだねと屈託のない笑顔で迎えてくれた。前にも増して表情が本当に生き生きしているように感じる。温暖な気候と仕事がうまく行っているからもあるのかもしれない。 ロゼは2週間前に瓶詰めを終えたが、ロゼ以外はタンクからの試飲となった。

1. Grenache 100% Cuvee 1 (Rendez-Vous 2012)
2013年からリリースされる事となった、新キュヴェ ランデヴーという名のワインの為に造られているもので、異なる区画をそれぞれブレンドしているもののうちのひとつから試飲。グルナッシュ100%から造られている。樹齢は10~20年。キュヴェ1は、しなやかでシルキーな甘みと熟度がたっぷりとあり、タンニンも程よい。

2. Grenache 100% Cuvee 2 (Rendez-Vous 2012)
1のキュヴェよりも酸がしっかりとしており、フィニッシュが長い。最終的には1とブレンドされ、新キュヴェ Rendez-Vous 2012として、リリースされる。7月に瓶詰め予定。

3. Rendez-Vous 2012
 最終的には、Cuvee 1を2/3、Cuvee 2を1/3でブレンドされるが、今回は実験的にブレンドしたものを試飲させてくれた。30%除梗。若干の調整はあるかもしれないが、ほぼ完成形に近い味わいとの事。ミネラル感があり、エレガントな果実味、熟度、洗練された酸と余韻を持つ。ブレンドされ た事で、奥行きが出て、バランスの良さや複雑味が際立つようになった。ハムやチーズを肴に気軽に一杯やりたくなるような気軽なワインを造りたかったそうで、そのコンセプト通りのキュヴェになるようだ。価格も従来のキュヴェの中では一番リーズナブルなものとなる予定。オリヴィエはリッチで筋肉質なワインは造りたくないそうで、エレガントできっちりと焦点の定まったラルロファンにはたまらない味わいをこの地でも見事に表現している。

4. Grenache 2012 (for Chapelle 2012)
 胡椒などのスパイシーな香りにミントやいくつかのハーブの香りが印象的。しっかりとした熟度があり、ミネラル、酸も程よい。前出のGrenacheとは異なる区画のもので、樹齢は約45年。2012年の全体収量は、29hl/ha程度になるようだ。

5.Chapelle 2012 (シャペル) Vin de la vallee du Rhone / Coteaux de l’Ardeche Indication Geographique Protegee Ardeche
 シャペルという名は畑のあるSaint Marcel d’Ardecheの丘Saint Julienにある小さな石造りの教会に由来する。ラベルにもこの意匠が描かれており、ドメーヌにとってシンボリックなキュヴェのひとつだ。2012年のChapelleはGrenache 60%, Carignan 30%で残り10%はカベルネとシラーの半々で造られる。年の出来によって、若干の変化はあるかもしれないが、基本的には2011年に決めた比率を継続していく考えのようだ。 カシスやブラックベリーなどの黒果実の熟した香りにスミレ、レザーなどの香りが良いアクセントとなっている。酸もしっかりとあるので、焦点がしっかりと定まっており、飲むほどに複雑な味わいを感じる事ができる。柔らかく、繊細でいて、ミネラリーな造りは、オリヴィエらしさが感じられる。 よくMioceneはブルゴーニュのニュアンスが感じられると評されているが、このシャペルもブルゴーニュに共通するニュアンスを感じる事ができる。ブルゴーニュ好きには是非とも飲んで頂きたいワイン。過度に主張しすぎないエレガントな味わいを備えている為、幅広い料理に合わせることができるだろう。 ワインは昨年に比べ、明らかに味わいの深みが増しているようだ。畑の前所有者による手つかずの結果的にビオだった畑に、しっかりと手入れを行った事による本当の意味でのビオの効果によるところが大きいのだろう。ブルゴーニュのように天候による出来不出来に左右されることが少ないので、年々確実に良くなっていく事だろう。

6.Miocene 2012(Cuvee No.1)
 Grenache 70%, Carignan 30%で造られるドメーヌの最上位キュヴェだが、これも異なる区画からそれぞれ収穫されたものを別々に醸造し、最終的にブレンドされる。 Cuvee No.1は赤いフルーツのパワフルさが支配的なキュヴェ。甘くグリセリンも豊富で、しなやかでシルキーな印象。ドメーヌのフラッグシップと言えるキュヴェは、ミネラリーでエレガントなスタイル。オリヴィエの言うようにブルギニヨンスタイルを一番前面に押し出したキュヴェと言える。実際、ブルゴーニュの著名な生産者やワイン関係者からの評判も想像以上に良かったそうだ。 畑にはアンモナイト等、多くの白亜紀の化石がある。 オリヴィエは著名な栽培家でもあるアラン・グライヨ氏とも親交があるそうで、2011年をリリースした後、自身のワインを飲んでもらう機会があったそうだ。彼は南仏で、こんなにも繊細なワインが、造れたという事に本当に驚き、絶賛してくれたそうだ。特にブルギニヨンスタイルを一番感じる事が出来るMiocene(ミオセヌ)は、気に入ってくれたようだ。 ブルゴーニュでも、いくつかのレストランで彼 のワインは飲めるそうだ。ニュイ・サン・ジョルジュにあるミシュランにも評価されているビストロ La Cabotte (ラ・カボット)やBeauneのLE JARDIN DES REMPARTS (ル・ジャルダン・デ・ランペール)や、同じくBeauneにある和食のBISSOH (媚竈・ビソー)などの有名店はしっかりと品揃えしている。本当にいい店は、有名無名にかかわらず、本当にいいワインを嗅ぎ分ける確かな鼻と舌を持っているのだ。

7.Miocene 2012(Cuvee No.2)
 Cuvee No.2はブラックチェリーやカシスなどの黒果実の熟度と酸がワインに溶け込んでいる。Cuvee 1と2をブレンドしてミオセヌとしてリリースするが、同じ品種でも僅かなテロワールの違いで、個性がまるで異なる。同地区の他の生産者なら同じ樽で仕込まれて、それぞれの個性は残念ながら埋没してしまうが、オリヴィエはその長所を最大限に活かすよう日々模索している。彼ならではのアプローチだ。ブルゴーニュで培った様々な経験と技術をこの地に注いでいる。

8.Miocene 2012 (ミオセヌ) Vin de la vallee du Rhone / Coteaux de l’Ardeche Indication Geographique Protegee Ardeche
  Grenache 70%, Carignan 30%。最終的な比率構成に従い、スポイトを使って、グラス内でブレンドして試飲。キュヴェ名のミオセヌとは粘土石灰や化石のある地層に由来する。 ブルゴーニュとの土壌にかなりの共通点があったからこそ、この地を選んだそうだが、その決断は誤りでなかった事をはっきりと感じさせてくれるキュヴェ。ブレンドによってタンニンの角が取れ、柔らかく、しなやかな印象のワインになった。 グリセリンも豊富で、熟して円みがあり、とてもしなやかでエレガント。フィネスもしっかりとあり、満足度は高い。外交的ながら、しっかりと芯の通ったフルーティさと力強さの中にきっちりと洗練されたニュアンスが表現されている。余韻も長く、熟成によるポテンシャルの高さも感じさせる。 カリニャンの畑は土が多く、ふかふかした区画で、これがカリニャンに適しているそうだ。カリニャンが加わることでワインにフレッシュさとテンションを与えるというが、カリニャンが加わると明らかにワインのグレードが上がった気がする。 単一品種では味わえない絶妙なブレンドによる面白さがある。石灰の多い土壌でミネラルを豊富に含んでいることから、オリヴィエはこれまで培ったブルギニヨンスタイルが良く出ていると評している。 ちなみにグルナッシュは南仏のピノ・ノワールとも言われる品種で、多くのブルギニヨンがこのキュヴェを特にお気に入りにしている理由も飲んでみれば納得してしまう。

9.Gryphe 2012 (グリフ) Vin de la vallee du Rhone / Coteaux de l’Ardeche Indication Geographique Protegee Ardeche
 100% カリニャン。樹齢50〜60年。 グリフとは牡蠣の殻を含んだ化石群の総称。ドメーヌではカリニャンのパーセルによく見られる特別な土壌。ラルロ同様除梗されないでプレスされた。他のキュヴェもラルロ同様に、なるべく除梗はしないようにしているそうだ。 ラルロで使用した樽とステンレスタンクを併用して造られるが、この日は、ほぼ完成形に近いブレンドのものを試飲。還元香が感じられるが、外気が徐々に上がっていく事によって、温度管理をコントロールすることで、次第に消えていくそうだ。コクのあるチーズやハーブ、しっかりとしたソースを使った肉のグリル等と併せれば絶妙のハーモニーを奏でる事だろう。 この日、オリヴィエは”Carignan”と書かれたTシャツを着ていた。普通の人が着れば、何のことはなく、あえて触れるようなことではないが、長身で細身ながら筋肉質のオリヴィエが着ると実に様になってしまう。 ミオセヌで単一品種では味わえないブレンドの妙があると述べたが、Carignanだけでもこれほど素晴らしいワインが出来る事に、ただただ驚いてしまう。長くピノ・ノワールに携わってきた彼ならではの知識と経験が活かされているのだろう。通常は補助的品種で脇役でしかないCarignanを見事に主役へグレードアップさせた彼の手腕の確かさは今後ワインの歴史に新しく大きな足跡を残すことになるはずだ。 カリニャンは南仏の典型的な品種だが、醸造方法も伝統的だと、とても重くなりすぎてしまう気難しい品種で知られている。オリヴィエは酸と果実味がはっきりと感じられるようエレガントさを十分に残した造りをしているそうだが、その言葉通り、カリニャンの良さをしっかりと引き出すことに成功している。 現時点ではまだ還元香があるが、元々カリニャンという品種自体が還元しやすいそうだ。還元香はワインを守るもので現時点では重要なものであるが、飲む際にはあまり歓迎できるものではない。オリヴィエ曰く、還元香はしっかりとコントロールすれば、香りは消えるとの事。来春の出荷を予定しており、その頃には還元香は消えるようだ。 熟度と酸が絶妙のバランスで構成されていて、パワフルでありながら、フィネスがあり、とてもエレガントなスタイル。従来のカリニャンとは明らかに一線を画す素晴らしいワインに仕上がっている。

10.Le Cab’ des Acolytes 2012 (ル・カブ・デ・ザコリット) Vin de la vallee du Rhone / Coteaux de l’Ardeche Indication Geographique Protegee Ardeche
 カベルネ80%、グルナッシュ20%で2011年は造られたが、2012年の構成はまだ確定ではないそうだ。2011年産自体は好評でリリース後も問い合わせが多かったキュヴェのひとつだが、異なる区画のブレンドや品種比率を模索しているようだ。現状に満足する事無く、絶えず試行錯誤を繰り返す、オリヴィエらしいアプローチだ。若いカベルネにありがちな青っぽさがなく、タンニンも円い。ミネラリーであり、フレッシュで溌剌とした酸としっかりとした熟度の高さをうまくコントロールして、両品種の個性と特長をしっかりと活かしている。

12.Le Rose des Acolytes NV (ル・ロゼ・デ・ザコリット) Vin de France
 2011年と同様にGrenache 50%, Cabernet 50%で造られる。2週間前に瓶詰したばかりのもので、香りはやや閉じ気味ながら、杏やミラベルなどの食欲を掻き立てる香りの要素は感じる事が出来る。ロゼのみ表記はIGPではなく、Vin de Franceとなり、ノン・ヴィンテージとなる。ブドウをプレスしてからすぐに引き上げ造られたキュヴェで、従来のような薄いロゼではなく、赤ワインのような、しっかりとしたものを造りたかったようだ。前年のものより、さらに爽やかさが増し、より親しみやすいものとなったようだ。

13.Les 4 Faisses 2012 (レ・カト・ファイス) Vin de la vallee du Rhone / Coteaux de l’Ardeche Indication Geographique Protegee Ardeche
 まだマロラクティック発酵中で試飲には向かないが、現時点でも十分に土壌の持つ石灰由来のミネラル感がしっかりと感じる事が出来る。溌剌とした酸とふくよかな厚みがありハーブや柑橘系のさわやかな香りの中に蜂蜜やヴァニラの甘く品のある香りが感じられる。 彼の得意とするシャルドネは、ラルロと全く同じ造りをしているそうだ。昨年同様、樽もラルロの古樽が使われている。ラルロは今でも彼と深い関わり合いを持っているのだ。 シャルドネのある区画の土壌自体がリッチなので、バトナージュ(撹拌)すると酒質がもっと強くなってしまうそうだ。その為、オリヴィエはバトナージュをしない。ラルロでも2003年からバトナージュを行っていない。彼の経験がここでも十二分に生かされている。
 2011年、2012年と僅か2年しかザコルとしてのワインは造っていないが、オリヴィエは2012年の方がよりテロワールの個性をはっきりと認識できると言う。2011年は発見の年で、やってみて初めて分かる事が数多くあったそうだ。2012年はそれを十分に生かすことができ、クオリティは当然ながら上がっているとオリヴィエも考えているし、我々もそれを実感する事が出来た。今後、熟成していくと、どのように変化していくかの本当の答えはまだ先になるが、ポテンシャルの高さは十分に感じられる。始まったばかりの彼の夢の続きを我々は今後もしっかりと見守っていきたい。 試飲を終え、醸造所から車で十分程度の場所にあるルリッシュ夫妻のお気に入りのレストラン “Le Petit Resto”でランチを取った。青空が広がり、心地よく、さわやかな風の通り抜けるオープンテラスで、オリヴィエの持ち込んだザコルのワイン達と共に。

“Le Petit Resto” 22, rue de la Republique 07000 Privas TEL: 04 75 64 61 39

畑には アンモナイト等、 多くの 白亜紀の 化石がある。


This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印  
This is my type! This is my type! 
2012Gryphe des Acolytes I.G.P. Ardeche Rouge
グリフ・デ・ザコリット・アルディッシュ・ルージュ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

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 カリニャン100%。グリフとは牡蠣の殻を含んだ化石群の総称。ドメーヌではカリニャンのパーセルによく見られる特別な土壌。樹齢50〜60年ラルロ同様除梗されないでプレス。ドメーヌではカリニャンのパーセルによく見られる特別な土壌。他のキュヴェもラルロ同様に、なるべく除梗はしないようにしているそうだ。ラルロで使用した樽とステンレスタンクを併用して造られるが、この日は、ほぼ完成形に近いブレンドのものを試飲。還元香が感じられるが、外気が徐々に上がっていく事によって、温度管理をコントロールすることで、次第に消えていくそうだ。コクのあるチーズやハーブ、しっかりとしたソースを使った肉のグリル等と併せれば絶妙のハーモニーを奏でる事だろう。現時点でも旨味とエレガンスさが溢れる。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,650(外税)

【ドメーヌ・ド・ラルロの元醸造長、オリヴィエ・ルリッシュが夢をかなえたブルゴーニュ的味わいのアルディッシュワイン!】

 実はnoisyはファーストリリースのザコルのワインの品質をリアルワインガイドのテイスティングで確かめていますが、2年目の今回、さらにそのブルゴーニュワイン的エレガンスを内包する味わいに、さらに磨きが掛かっているのを理解しました。実にピュアで暑苦しくないローヌワイン、ビオです。

 それに、ビオワインと言っても、少し危険な香りがするようなナチュラリスト的なビオでは無いと言えます。あくまでブルゴーニュ的なディテールを消したく無い、涼しげで可憐な味わいを造りたいとの思いを感じるワインで、高い次元でそれを実現したのが2012年のドメーヌ・デ・ザコルだと言えるでしょう。

 しかしながらむしろ、ド・ラルロでの中間管理職としての醸造長でしたから、自身の目指す理想のワインと、ドメーヌが目指すべきワインとの落差も感じていたはずで、「よりピュア」な表情を持っていることに嬉しい気持ちを持ちました。大いにお勧めしたいワインたちです。


 ル・ロゼ・デ・ザコリット はグルナッシュとカベルネにより、とてもエレガントで冷ややかな酸が生きるロゼです。で・・・これが絶妙に旨いんですよ・・・。滅茶苦茶美味しい白ワインに黒葡萄の果皮が漬け込まれたと・・お考えください。フリーランのみじゃないかと思えるようなピュアなジュースを、滅茶苦茶ドライに仕上げているんですが、エキスがしっかり出ていますので旨みもバッチリ!実は一推しだったり・・します!素晴らしい白・・・いや、ロゼです。


 レ・カトル・ファイス・デ・ザコリット・ブラン は超限定数・・・。ほんの数ケースしか無いようで、ある程度仕入れたショップにのみ、12本の案内があったようです。シャルドネ100%ですが、ル・ロゼ・デ・ザコリットの仕上がりを見ると、かなり期待できます。それに、皆さんは余り興味が無かったかもしれませんが、ド・ラルロのクロ・ド・ラルロ・ブランは逸品で・・・5年ほど置いた味わいは、ネットリ、マッタリ、オイリーな味わいはピュリニーの上級キュヴェも肝を冷やすほどのワインです。ただし高くなっちゃいましたんでね・・・。ド・ラルロでの白ワインの扱いも素晴らしかったので、このキュヴェは大いに期待できると思います。


 ル・レンド=ヴォー・デ・ザコリット・ルージュ は、比較的低価格ながらもデ・ザコルの矜持を充分に感じられるグルナッシュ100%のキュヴェです。グルナッシュのグラマラスな部分にエレガンス、冷ややかさを加えてブルゴーニュチックな味わいを造り上げています。安っぽさなど微塵もない見事な味わいで、ブルゴーニュワインファンにも飲んでいただきたいアイテムです。


 グリフ・デ・ザコリット・アルディッシュ・ルージュ は唯一I.G.P.規格で造られたカリニャン100%のキュヴェです。質感はかなりのもので、カリニャンの持つしなやかなスパイス感、カベルネにも通じる強靭な酒躯、漂うエレガンス、寿命がかなり長そうな大きなワインです。抜栓直後はややタイトですが開いて、閉じてを繰り返し、どんどん成長して行きます。素晴らしいと思います。


 シャペル・デ・ザコリット・ルージュ は、オリヴィエのセンスと技術を余すところ無く出し切って造られたブレンドのキュヴェです。ローヌのワインの特長として、濃厚だが最初から延びきっているような印象を受ける部分・・・しかしながら、このキュヴェには、そんなダレた印象が全く無く、さりとて「硬い」とも思わせない絶妙なバランスが有ると思います。また、スパイスが全開になってしまうとエレガンスを感じる部分もマイナスを持ってしまいますが、要素の中から少しずつ、ヒラリ、ハラリと出てくる様は、ブルゴーニュのエナジー溢れるトップ・キュヴェにも相通じるものが有ると思います。素晴らしく旨いです!


 ミオセーヌ・デ・ザコリット・ルージュは・・・おそらくですがオリヴィエ・ルリッシュは、ブルゴーニュのワインの、しかも1級畑クラスのの持つ複雑性を表現しようとしたんじゃないかと・・思います。イメージはニュイ・サン=ジョルジュ・クロ・デ・フォレ・サン=ジョルジュ・・です。結構似たニュアンスが有ってビックリしました。ドライな味わいながらちゃんとエキス由来の旨みがあり、クロ・デ・フォレの濃密さと複雑性に近いものを感じます。そしてやっぱり彼は・・ブルゴーニュのワインが大好きなんでしょう!・・このトップ・キュヴェのミオセーヌには、そんな彼の思いが詰まっているように思います。当然ながらとても旨いです!


 何よりどのキュヴェもピュアで健康です。危うい感じの有るビオでは有りません。気になっていらっしゃった方も多いはずのドメーヌ・デ・ザコル・・・この機会に是非飲んでみて欲しい!超お勧めです!
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フランス■□ Domaine Pascal Cotat □■ロワール
ドメーヌ パスカル コタ
● 本当に久し振りのパスカル・コタをご紹介します。10年振り?・・それ以上でしょうか。2000年のレ・モン・ダネをご紹介したのが最後だと思います。サンセールの超大物です!

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 良いものは良い印 
2012Sancerre la Grande Cote
サンセール・ラ・グランド・コート
This is my type! This is my type! This is my type! This is my type! This is my type!
ちょっと頑張ってお奨め!

再入荷!そろそろ最後のようです!
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥4,990(外税)

【瑞々しくも美しく・・そこはかとなく漂うミネラリティのアロマが素晴らしいです!!】

 ちょっとマイブームになっているパスカル・コタです。同じ畑を分割で相続したフランソワ・コタの方は、仕上がりがやや不安定・・という情報から、今のところ手を出していませんが、いずれチェックだけでもしてみたい・・・5000円クラスでこんなに素晴らしいので有れば!・・と思ってしまいます。

 で、今回のこの「ラ・グランド・コート」は、「レ・モン・ダネ」と並ぶコタの二枚看板です。で、今回の仕入れは何と正規・・。ちゃんとコンディションなどをチェックしましたのでご安心ください。とても良かったです(noisyが一番安心しました・・・)。


 このパスカル・コタのサンセール・ブランは、どこまでも純粋で凝縮感に満ち、伸びやかなミネラルが美しい、素晴らしいワインです。

 ちょっと脇道にそれますが、実は今回もご案内しています、ディディエ・ダグノーも、サンセールの「モン・ダネ:を造っておりまして、その名も「シャヴィニョル」と言います。これはチーズの名前でも有りますが、山羊の乳を意味する言葉なんです。

 そう・・・このパスカル・コタの「レ・モン・ダネ」には、シッカリと山羊の乳のニュアンスが有るんですよ!・・・で、飲めていないのでおそらくですが、ディディエ・ダグノーのシャヴィニョルにも同じニュアンスが有るんじゃないかと・・踏んでいます。それにパスカルの昔のレ・モン・ダネには、山羊のチーズのような「白い澱」がプカプカ浮かんでいたのを覚えています。

 この「ラ・グランド・コート」には、そんな「シャヴィニョル」の気配が全く無いんです。どこまでも真っ直ぐなソーヴィニヨンで、ましてや、「猫のおしっこ」などと揶揄されるような香りも皆無。ただただ純粋無垢な味筋をどこまでも追って行く・・・そして膨大な酸は追い求めはせず、貯酒による経年変化が味わいを複雑に深めてゆく・・そんな感じがします。

 単純に、想像されるフルーツや草花を書くことは、むしろこのワインに対する冒涜では無いかとさえ思えるほど繊細な一面も持っています。ソースにこだわって豪放な味わいにしたフレンチよりも、素材にこだわって、素材の味わいを最小限の塩とスパイス、油で表現した素朴な料理が、このワインのマリアージュにもっとも適していると感じます。

 ラシーヌの合田さんが、今でもコタをあきらめ切れないかのように、時折noisyたちに秘蔵の古いコタのワインを飲ませてくれるのも・・・とても良く理解できます。

 このワインが、コンディション良く供給可能なのであれば、この先も続けて扱いたいと思っています。是非ともこのラ・グランド・コート・・・直訳すれば「大きい丘」ですが、純粋無垢な味わいから目に浮かぶ景色が、きっとそのまんまのラ・グランド・コートなのでしょう。飲んでみてください。一推し・・・。実に旨いソーヴィニヨンです!



以下は2011年のレ・モン・ダネの時の文章です。お間違い無きよう・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1997、1998年のこのワインが買えた方いかがでしょう!】

 長く扱っていなかったパスカル・コタですが、縁と言うのでしょうか・・・いきなりアチコチで目についてくる様になり、今回はかなりリーズナブルにイギリスの正規ものがほんの少量、購入できましたのでご案内します。結構・・通常よりも安いですし、コンディションも良いです。

 この、モンダネでは有りませんが、正規から違う畑のオファーも来ており、購入するかどうか・・・迷っています・・。是非購入してくれと言われてますが、以前、色々有ったエージェントさんなんで・・悩み中です。正規からコンディション良く、またリーズナブルに購入できれば問題無いと思われがちですが、まぁ・・ココだけの話し、売れりゃ良いっちゃ良いように思うかもしれませんが、そうじゃないんですよね。

 例えば、どんなに素晴らしいワインでも、エージェントさんが駄目なら駄目です。それに、エージェントさんが良くでも、エージェントさんのお付き合いしているワイン屋さんが駄目なところが多いと駄目なんです。・・・だって、彼らはワインを美味しく無くして販売しちゃってる可能性が有りますから、世評とnoisyのコメントが一致しないんですよ。美味しくないものを美味しいと言ってると思われちゃうんですね。

 あのランボルギーニのカンポレオーネもそうです。一般に出回ってるのは・・本当に美味しくない。いつも購入してくれている八王子のイタリアンのマスターも、

「え〜?・・ランボルギーニ?・・カンポレオーネですか?・・noisyさんらしくない・・どうしちゃったんですか〜?」
と、おっしゃってましたが、

「いや〜・・実はちゃんとしてると実にピュアなんだよ〜。騙されたと思って買ってみてよ・・」

で、しばらくしたら電話が有って・・・

「いや〜・・美味しかった!全く別物ですね!」
と感激されてました。


 そういうことも有りますし、ワイン屋さんの中には、もう・・ほとんど常に投売り状態で、つなぎ資金を得るためにやってるの?みたいな風にしか取り様の無いお店もあるように思います。そうなっちゃうと、今度は生産者が駄目になっちゃうんですよね。

 このパスカル・コタは、その真逆をやられた生産者です。つまり、物凄くワインを高いものにされたんです。一見、それは素晴らしいようにも見えますが、化けの皮はいつか剥がれてしまいます。全ての人が素晴らしいと認識し、数量が安定してても少なく・・など、色々なことで価格は形成されますが、自分ひとりで儲けたい・・というような意識では、返って市場から退場せざるを得なくなってしまいます。

 今回はたった5本の入荷でしたので、飲まずにご紹介だけいたします。今後は扱うかどうか、色々検討してみたいと思います。ワインは素晴らしいです・・・高くても仕方が無いと思いますが、高すぎるのは駄目だし、不当に安過ぎるのも結局駄目です。1997年、1998年をご購入できた方。2011年と比較するのも楽しいかと思います。ご検討ください!




以下は前回の1997、1998年のコメントです。ご参考までに・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【買えた人は超ラッキー!?!こんなワインがサンセールに有った!?甘くないのに甘露!】

 現在は異なるエージェントさんが輸入していますが、以前はル・テロワールさんが輸入していた素晴らしいサンセール・ブランです。サンセールも対岸のプイィ=フュメ同様に、

「軽くて早飲みスタイルのものと長熟スタイルのもの」

の両方が有ります。プイィ=フュメはあのディディエ・ダグノーが有名ですよね。彼のワインをリリース直後に普通に飲まれる方はあまり居ないとは思いますが、コタさんもそんな長命で、しかもヴァン・ナチュールと言う生産者なんです。

 実は、紹介はしていないのですが、ラシーヌさんで今まで何度か、古いコタさんのワインを飲ませていただいています。この間の新年会でも89年だったっけか?・・飲ませていただきましたが、素晴らしく美味しかったです。それ以前にも94年だったかな?・・・こちらも飲ませていただきました。

 思いっきりドライなのに、とても甘い清冽な水のような・・印象を受けます。プイィ=フュメの水晶のようなミネラリティとは違って、やや粉っぽいような石灰系のミネラリティが、熟成で甘くなって感じられるのかもしれません。

 実は今年のラシーヌさんの新年会、1月6日の始業日に行われたので行ってきたのですが、散々飲んだ後にブラインドと言うことで、ご指名をいただきまして・・・(^^・・勿論ですが・・・


「大はずれ!」

でした〜!


 ラシーヌさんの御大、塚原さんの提供の赤のマグナムだったんですが、そのワインをひと嗅ぎすると・・・

「ありゃ〜・・・コンディション、めっちゃ悪っ!もう死んでるじゃん・・・」

と思ったんですね。

「こんなの、塚原さんが自身満々にブラインドに出すってことは・・・どういうこと?」

と・・・


 それが迷い道の誘いだったんですよね〜。普段なら・・

「これ、パーペキに逝ってますよね〜!」

と返すんですが、塚原さんはいつものように少し怖い顔でニッコニコ・・・。絶対に何か企んでるぞと・・・思ったわけです。


 コンディションについては全く封印して、

「ちょっと白ワインのニュアンスが有るし、ビオっぽいニュアンスもあるし・・古めのキャンティかな?」
ということにしました。

 他に合田泰子さんと、noisyの相棒の助さんの3人でしたが、いずれもイタリアワインの印象を言っておられましたが・・・そこで塚原さん、

「イタリアでは有りません。フランスです〜!」


「(はぁ〜?・・マジっすか?有り得ない〜!・・っつうことは、やっぱり逝ってるだけってことじゃないのかな〜?)」

「じゃ、自然派のカベルネっすか〜?(・・・色だけはピノっぽいけど・・ピノの味わいはゼロだし・・)」

 合田さんは・・、
「え〜っ?フランスだとしたら、これ、ピノじゃない?」

 助さんは・・、

「・・・・」


 業を煮やした塚原さん、ついに・・・、

「・・これはブルゴーニュ・・・しかもヴォーヌ=ロマネです〜!」

 一同・・・
「え〜っ!」

「(じゃ、もしかして・・・!)」


「このボトルは、エシェゾー1991年、D.R.C.です〜!・・残念でした〜!」

 一同、
「どっひゃ〜!」



 まぁ、やっぱりコンディションが滅茶苦茶悪い、良く有るD.R.C.だったんですね。しかし、全く以って繊細なピノ・ノワールの風味は有りませんでした。何しろnoisy の印象は、

「(良く言って・・)白ワインを混醸したキャンティ!」
ですから・・・(^^


 で、塚原さんがそのワインの由来を話してくれました。

 以前塚原さんが麻布でやっていたイタリアンのお店をオープンするときにいただいたお祝いのボトルだということ。そして、それは戴く前はあまり丁寧な扱いをされていなかったこと。裏ラベルが日本の正規のサXトX−社だったこと・・・。

「そうか〜・・・だから当たらなかったんだ〜!」

と、その場を締めさせて頂きました・・・。まぁ・・・ちゃんちゃん!・・です。


 しかし、世界最高峰のワインが、とても悪いコンディションになってしまう状況が、日本では往々にして有る・・と言うか、ほとんどそうなってしまう状況が残念です。

 正規エージェントさんの段階で、例えコンディションが良かったと仮定したとしても、正規のDRCのボトルが販売されるのは、ワインを売る体制の無い、もしくは知識や経験の無い店になっているから・・です。何十万もするのに・・・こんなのがまかり通っている・・・一時中国人がロマネ=コンティに氷を入れて飲んでるなんて話が・・・有りましたが、外国の方を笑ってる場合じゃ無いですよね。それが現実の日本のワイン業界なんです。実に・・残念です。


 lこのフランソワ・コタについても、合田さんがル・テロワールから手放すことになった事件を話してくれました。それは、アメリカのバイヤーがコタさんに押しかけ、

「あなたのワインはこんなに安いプライスで販売されるような品質では無い。私が販売を担当すれば、1本2万円以上で販売できるようになる」

と、交渉し、実際にそのようになってしまった・・とのことでした。

 今回の1997年ものにしても、2〜3年前から海外のオファーで見ていました。日本で販売すると確実に2万円をオーバーしますので・・・とても手が出せなかったんですね。そうこうしているうちに、今回、こんな価格でご案内できることになったのは、

「一体どういうことなんだろう・・・」
と頭を抱えてしまいます。

 1991年D.R.C.エシェゾーの件もあり、このフランソワ・コタさんの件もあり、実に複雑怪奇なワイン業界ということだけは言えるようです。


 今回はほんの数本の入手でした。当然ながらまだ飲んでいません。現行ヴィンテージよりも安い・・・おそらくもう少しすると飲み頃になるはずのコタさんのワインです。ご興味の有る方・・ご検討くださいませ。


注:コンディションは良くチェックして良いと判断したものだけをお渡しいたしますが、実際のワインの内容までを当方で保障するものでは有りません。今回はブローカー経由のアイテムですので、何か問題が有りましても「申し訳有りません・・」としか言えません。ワインとはそういうもの・・ということをご理解のうえ、是非ご検討ください。

従兄弟のフランソワ・コタと共に、父親からドメーヌを分割相続してサンセールでワイン造りに励む「パスカル・コタ」。

 サンセールといえば、特徴的なキンメリジャンの土壌からくっきりとキャラクターの立った白ワインが生まれる土地として有名ですが、パスカル・コタが造るサンセールは、ロバート・パーカー氏をして
「私が口にしたことのある最良のソーヴィニョン・ブランの一つだ」
 と言わしめるほどの上質なもの。

 今回ご紹介する「モン・ダネ」の区画は、サンセールの中でもキンメリジャンの特色がよく表れている場所で、勾配も非常にきついという畑。その分、輪郭のはっきりした逸品が出来るのでしょう。

 本日は、ロワールの成功年・1997年を含む連続2ヴィンテージをご紹介。クロタン・ド・シャヴィニョルのような山羊のチーズや、エビやホタテなどの魚介類と共にじっくりと味わってみたい貴重な一品です。
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フランス■□ Domaine des Croix □■ブルゴーニュ
ドメーヌ デ クロワ
● 元々は、ドメーヌ・デュシェをそっくり購入したようですね。デュシェの、ほのぼのとした土っぽいボーヌのワインとは雲泥の差を感じてしまいます。

 また、昨今は、このデ・クロワの評判が鰻登りになっていまして、お問い合わせの非常に多いワインです。ツイッターで、全部では無いにせよ、テイスティングしているワインの写真を公開しているんですが、デ・クロワを出すと反応がかなり有るんですよね。

 実際、飲んでみると、実に美味しいし、好印象をもたれるはずです。ここ数年飲み続けていますが・・・

「デ・クロワはややオフが掛かった方が美味しいか?」
と言う思いを強くしています。きっと・・・彼の性格なんでしょう。凄い几帳面なんじゃないかな・・。日本人がイメージしてるドイツ人と間違えられるくらい・・(^^;; 

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 
 This is my type!This is my type!This is my type!
2011Beaune 1er Cru les Bressande
ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ブレッサンド
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
とても美味しかったです。どうもデ・クロワは、ややオフのヴィンテージの方が旨い・・?(^^
さすがはレ・ブレッサンドでした。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥6,990(外税)

以下は以前のコメントより転載しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ボーヌの多様な姿を、とても美味しく堪能できます!超お奨めです!】

 たった4本しか入ってこなかったレ・グレーヴを除き、他をテイスティングしましたが・・・やっぱりデ・クロワは美味しいですね。決して濃くない・・エレガントながらも、しっかり・・充分に凝縮しているんです。そして、決して抽出が強くない!・・・それがこのエレガンスを生んでいるものと思います。

 飲んでないボーヌ・レ・グレーヴは、レ・ブレッサンドの南に接する畑で、どちらもボーヌでトップクラスの実力です。

 ボーヌでトップクラスとは言っても、並の生産者がほとんどのボーヌに有っては、生産者を選ばないと全く当たらないことになってしまいますのでご注意くださいね。ここは、デ・クロワだからOKだと・・思ってください。

 で、レ・グレーヴは飲んでいませんが、滅茶苦茶旨い、後述のレ・ブレッサンドよりも価格が高いことから、より条件が良い畑なんだろうと推測しています。ドメーヌ・デュシェの時代でも、レ・ブレッサンドとレ・グレーヴは抜きんでていたように思います。


 まずレ・サン・ヴィーニュは、例えてみれば、ボーヌの中に有る「クロ=ヴージョ」です。アーシーで、美しい土のニュアンスが前面に出ています。熟すにつれ、ボディの膨らみが増え、厚みを増し、獣っぽく、スパイシーに、力強く芳醇な味わいになって行くものと思います。現在はしっとりしていて、とても大人の味わいで、とても良い感じです。畑の場所はレ・ブレッサンドと接していますが東側で、標高が少し低い部分です。

 レ・ペルテュイゾ は、ボーヌの中心からはかなり南にずれた、クロ・デ・ムーシュに近い部分に有ります。こちらは幾分ポマールっぽい感じですが、現状は赤い、とても綺麗な小果実が沢山感じられ、スタイリッシュで実にエレガントです。ポマールっぽい鉄っぽさとスパイシーなニュアンスを含み、徐々に大柄に成長して行くでしょう。何度も言いますが現状はまだ赤く、徐々に赤さも深まり、ダークな赤みのチェリーっぽいニュアンスに溢れた味わいと、ポマールっぽい鉄っぽさが増したものになって行くはずです。これも現状でも充分に美味しいですが、先行きも実に楽しみです。

 レ・ブレッサンドは現在絶好調です!このワインは、ボーヌの中のシャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュとも言える様な味わいで、チェリーやベリーが薫り高く、シルキーなテクスチュアで飲む者を歓待してくれます。チェリッシュなジュースが、クリスタルでコーティングされているような、透明なミネラル感があり、滅茶苦茶美味しいですね!むしろ、シャンボール・プルミエのような「押し付け感」・・・これから20年後に美味しいよ・・・それだけ凄いワインなんだよ・・みたいなリキミが余り無く、それでも高質なトーンが伝わってくるんですね。素晴らしい出来だと思います。畑はボーヌの北西部の標高の高いところに有ります。これよりも西に行くと、コート・ド・ボーヌのシャルドネが多く植わっている畑になります。つまり、石灰系のミネラルがタップリ存在しつつ、しかも表土が薄い・・それでもピノ・ノワールが育つべくの赤い土が混じっている、素晴らしい組成の畑なんですね。


 どのワインも素晴らしいと思います。飲んでないレ・グレーヴは取り合えず置き、現在の時点で一番大柄なのはやはり、レ・ブレッサンドです。しかも果実感が中心です。次いでは、レ・ペルテュイゾとレ・サン・ヴィーニュが同率ですが、さくらんぼチックなレ・ペルテュイゾに対し、アーシー、スパイシーなレ・サン・ヴィーニュということになります。しかし、後者2者は、どんどん成長、変化して行きますので、とても楽しみな存在です。

 2008年は、ネガティブなイメージがつきまといますが、このデ・クロワも滅茶苦茶旨いし、前頁でご紹介させていただいた、イヴ・ボワイエ=マルトノなど、さらにいつもよりも良いんじゃ無いかとさえ思えてしまいます。やはり生産者を選ぶべきなのでしょうね。

 今回のデ・クロワは、ある種マイナーと思われているボーヌの1級のテロワールを、物の見事に美しく、美味しく教えてくれる存在です。価格もリーズナブルなものです。是非、この機会にご検討ください。数は余りありません。超お奨めします!
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フランス■□ Domaine Henri Bourgeois □■ブルゴーニュ
ドメーヌ アンリ ブルジョワ
● 初めての扱いになると思います。骨格のある美味しいワインなんですが、どうも価格が・・・(^^;; なので見合わせていました。

 今回は条件をいただきましての限定特売です。飲んでみたかった方、ロワールのピノ・ノワールに興味津々ですよね?是非この機会にどうぞ!


サンセールワインの立役者ジャン・マリー
 今日多くの生産者が日本を訪れるが、ジャン・マリー・ブルジョワ程の有名人はそう多くはないだろう。1980年代から日本訪問を始めて訪問回数は50回を超えた。多くのブルジョワ・ファンを魅了するのは彼の人柄はもちろんだが、何よりも安定した品質の彼のワインがあるからだ。1980年代の輸入開始当初よりワイン・リストにオン・リストし続けているレストランは少なくない。ソムリエより圧倒的な支持を受けているドメーヌだ。アンリ・ブルジョワの創業は1955年の事。当時はわずか2ヘクタールしか所有しない貧しい造り手だった。

「当時はフランス国内でもサンセールワインの認知度は非常に低く、殆どが地元でのみ消費されていた。その為、貧しい生活を送る生産者が多かった。多くの若者は貧しさから脱却する為に村を出てしまっていたよ」

 自分の生まれ育った土地のワインをもっと広めようと決意したアンリ・ブルジョワは、造ったワインを率先してパリへ持って行き、レストランを回って売り歩いたと言う。その結果ワインの品質と個性が高い評判を呼び、パリのソムリエやワイン愛好家が自らこの地域を訪れるようになり、観光地として村人の生活も次第に豊かになったという。そして彼の努力もありサンセールのソーヴィニヨン・ブランは世界を代表するワインとなった。現在ブルジョワ家では、ジャン・マリーの次男が栽培、三男が営業、甥が醸造を担当とまさに一族総出でドメーヌを切盛りしている。(因みに長男は村内でガストロノミーレストランとホテルを経営)
“キンメリジャン”“シレックス”土壌毎に造られるキュヴェ

「サンセールは小さなAOCだが、そのテロワールは非常に複雑だ」

 AOCサンセールとして認定されている畑は約2350ヘクタール、その内80パーセントがソーヴィニヨン・ブランから造られる白ワインだ。この小さなAOCはロワール川の左岸サンセールの町を中心に広がる複数の村からなる。車で移動をすれば遠くても20分程で移動出来るエリアだが、実は驚くほど複雑な異なるテロワールから構成されているのだ。

「今では土壌毎にワインを分ける生産者が増えたが、当時は皆全ての葡萄を一緒にしてただ“サンセール”として仕上げていた」

 早くからこの土壌の特異性に着目していたジャン・マリーの父は土壌毎に分けてその特徴を前面にだしたキュヴェ造りに取り組んだ。アンリ・ブルジョワが拠点とするのは“クロタン・ド・シャビィニョール”という山羊の乳から造られるフロマージュで有名なシャビィニョール村。この村の周囲には“マルヌ・キンメリジャン”土壌が広がっている。今から1億5千5百年前から1億5千年前アンモナイト化石や牡蠣の貝殻を多く含む土壌である。特に醸造所の正面にあるモン・ダネと呼ばれる急斜面はサンセールの造り手が一度は手掛けたいと渇望する区画。そこからは、複雑な熟成香とミネラルに富んだ良質のワインを造りだす。

 シャヴィニヨール村の東、ロワール河沿いに南北に広がるのは“シレックス(二酸化ケイ素粘土)”土壌。9千年〜8千年前の白亜紀の土壌だ。非常に砂利が多く、大きなシレックス(火打ち石)のかけらが含まれ、これが日中の熱を集め葡萄の成熟を早める。スパイシーで火打ち石を擦った時に出るフュメ香を含んだ非常に複雑な香りを持つ長期熟成タイプのワインが生まれる。その他にもメイン・キュヴェのひとつ『サンセール・レ・バロンヌ』の“テール・ブランシュ(粘土石灰質)“土壌やフルーティで若い内から楽しめるワインが生まれる”カイヨット(石灰質)“土壌など大きく分けて4つのテロワールがある。ブルジョワが造るワインは、ほとんどが同じ醸造方法で造られている。しかし、これらのワインを飲み比べるとそれぞれが驚くほど明確な個性を持っているのだ。
独自の浄水システムで土地を守る

「私達の一族はこの土地で10世代に渡って生活している。この土地の個性と伝統的ワイン造りに敬意を払い尊重すること。それは伝統を重んじるということだけでなく、この土地の表現の為に最適の判断をするということだ」

 この土地を愛する気持ちはワイン造りだけにはとどまらない。醸造過程に出る糖分を含んだ水(タンクやトラクターの洗浄で出る水など)が河に流れ込むと、それが再発酵する事で河の生命体を殺してしまう事から、息子達と一緒に独自の浄水システムを考案。シャヴィニヨール村から出る排水は全てこのシステムで浄水されてから村の外に流されている。「世界中を旅するのが好きだけれども、自分の村に勝るところは無いね」村の人々を愛し、この土地のワインを心より愛するブルジョワ一家。この地のテロワールを熟知しその個性を表現したワインを世界に届けるワインからは、彼らのこの土地への深い愛情がひしひしと感じられる。

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印  

2007Sancerre Rouge la Bourgeoise
サンセール・ルージュ・ラ・ブルジョワ
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!
再入荷分・限定数の超特売です。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,920(外税)

【サンセールの赤とすると超重量級!色合いも濃い目で味わいもしっかりです!】

 普通は、サンセールの赤と言うと・・・

「・・・・ん?・・ロゼ?」

 みたいな色合いで、しかも味わいも「軽く」て、今ひとつピンと来ない感じだと思います。

 しかし、このサンセール・ルージュ・ラ・ブルジョワーズは、ブルゴーニュとアルザスのピノ・ノワールを足して割ったような味わいです。つまり、濃度に関してはアルザス的なしっかりさを持ちつつ、酸の冷たさに関してはブルゴーニュ的なんですね。種もしっかり熟していますので、比較的醸しを長めにして、充分抽出し、躯体を大きく、長く持つワイン仕上げていると思います。

 ですので、

「じゃぁ、軽〜くサンセールの赤、行ってみよう!」

なんてノリで行くとマリアージュに失敗するかもしれませんよ。結構、肉系のシッカリしたものと合う感じです。しかも、ブルゴーニュ的な美しさも持っていますので、エレガント系の、あまりコッテリしていない味付けの料理とも合うと思います。

 おそらく樽も少し掛かっていたはずですがもうほぼすっかり溶け込んでいて、膨らみが出始めるのを待っている状態かと思います。なので、飲んでいるうちにどんどん膨らんできてくれる可能性が有ります。

 が、何しろ冬になって急に寒くなってきましたので、ワインも人間も

「心の準備が?できてない」

のか、バイオリズムが崩れる、向きが変わる時期でもあります。

 どっちに向かうかな?と想像してみるんですが、飲んだ感じでは、開く方向に行くんじゃないかと・・思います。実に充実した味わいで、満足感のあるワインです。しかも数量限定の特売です!普段よりも1000円は安いはず!是非ご検討ください。

 
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フランス ■□ Domaine Cecile Tremblay □■ ブルゴーニュ
ドメーヌ セシル トロンブレー
● 2003年から、ロブレ・モノと同様に完全ビオディナミに変更されたようです。ジャイエ家といえばヴォーヌ=ロマネの名門中の名門と言えます。マニアならその畑を継承したトロンブレーに興味が沸かない方がオカシイですよね。

 味筋は、エキス中心薄旨系しみじみ味の、だんなさん=ロブレ・モノ とは大違い!こりゃしょうがないないよね。
「ジャイエ家の血筋だからって、アンリ・ジャイエと比べるな!」
ったって、
「いや〜、血筋は争えないよなぁ・・・」
と、飲めば素直に感じるわけですから・・・、ね。

 で、2006年をご案内する訳ですが、例によって入荷が有ったのが奇跡に近い・・・レベルです。ので、当然飲めません。全部合わせても・・数本ですから・・・当然です。

 で、今までの繰り返しになりますが、2006年も以前とスタイルが変わっていないと仮定すると、ロブレ=モノ系の穏やか系では無く、やはりジャイエ系の果実味バランスに振った味わいだと思います。これは・・・いかにエレガント系のワインが好みだと言っても、体の方が受け入れてしまう味わいです。是非飲んでみてください。

エージェント資料より

■Roblet-Monnot & Cecile Tremblay
  ロブレ・モノ & セシル・トランブレー

◆ドメーヌについて
1865年、ブリニー・レ・ボーヌに創業。1990年から4代目となるパスカル・ロブレに世代交代しました。彼の祖父の代から、除草剤等の化学農薬を一切 使用せず、月の運行を栽培と醸造に取り入れるなど実質的なビオディナミだったというこのドメーヌは、2003年頃、自然派ワインブームに沸くパリを皮切り に大ブレークしました。彼を有名にしたもうひとつの理由は、やはり2003年にアンリ・ジャイエのいとこの孫に当たるセシル・トランブレーと結婚し、彼女 がジャイエ家から引き継いだエシェゾー、シャペル・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ・レ・ボーモン、といった9つのアペラシオンをそのラインナップに加 えたことです。
ロブレ・モノとセシル・トランブレーのワインは今日、それぞれの名前に分けて商品化されていますが、栽培・醸造ともに、パスカル・ロブレとセシル・トラン ブレーの2人で行っています。醸造所も、2005年ヴィンテージからブリニー・レ・ボーヌの新カーヴで共通化されます。ロブレ・モノは合計約6ヘクター ル、セシル・トランブレーは約3ヘクタールの畑を所有しており、いずれも徹底したビオロジック栽培を実践しています。また、清澄もろ過も一切しないことを ポリシーとしています。
極めてピュアで味わい深い彼らのワインは、世界中の需要に供給がまったく追いつかない状況です。生産量の約7割は輸出されており、ヨーロッパ各国を中心に 人気を博しています。火付け役となったパリでは、ラヴィーニア、カーヴ・デュ・シャトー、ラファイエット・グルメ、カーヴ・オジェといった一流ワイン ショップの他、ギー・サヴォワ、グラン・ヴフール、プラザ・アテネ(アラン・デュカス)、ル・クリヨン、アピシウス、レ・エリゼといった名門レストランも こぞってオンリストしています。もちろん、ミシェル・ブラスやコート・ドールといったパリ以外の地域のミシュラン3つ星レストランからもどんどん注文が入 ります。
畑仕事が忙しく、ろくに余暇がとれないという2人ですが、時間を見つけて一緒にゴルフをし、気分転換しているそうです。
この37歳と27歳のカップルの仕事に対する緻密で頑固なこだわりや真摯な姿勢は尊敬に値するもので、従来の多くの生産者とは次元の異なる、新世代ブルギニヨンの一群に属します。

◆セシル・トランブレーの畑の変遷と2002年までのワイン造りについて

1921年、エドゥアルド・ジャイエ(アンリ・ジャイエの父の兄弟、セシル・トランブレーの曽祖父)がドメーヌを創業しました。所有面積は約6ヘクター ル。その娘ルネ・ジャイエ(セシル・トランブレーの祖母)は1950年、畑を同じ家系であるミシェル・ノエラに貸しました。メテイヤージュ(分益小作) で、ミシェル・ノエラは、彼がこの畑から造ったワインの半分程度をルネ・ジャイエに寄贈し、地代としてきました。2000年より、それまでワインで支払わ れていた分を、ぶどうで、孫のセシル・トランブレーに支払うという契約変更が成立しました。収穫からセシルの手によって行われ、そのぶどうを使って、ロブ レ・モノとともにワイン造りを開始しました。2003年、半分の3ヘクタール分についてメテイヤージュの契約期間が終了し、セシルが正式に畑を継承しまし た。残り半分も将来的には返却されることになります。アンリ・ジャイエの家系であることが注目されますが、そのワインは繊細かつエレガントで、デリケートなピュアさとフィネスを兼ね備えた、「新世代のブルゴーニュの新星」。

(参考)ロブレ・モノとセシル・トランブレーが今日所有する畑
<ロブレ・モノ>
Bourgogne Rouge
Bourgogne Blanc
Auxey-Duresses Blanc
Auxey-Duresses Rouge 1er Cru le Val
Volnay
Volnay 1er Cru en l’Ormeau
Volnay 1er Cru Robardelle
Volnay 1er Cru les Brouillards
Volnay 1er Cru les Santenots
Volnay 1er Cru Taille Pieds
Volnay 1er Cru Pitures Dessus
Pommard Villages
Pommard 1er Cru les Arvelets

<セシル・トランブレー>
Bourgogne Pinot Noir
Vosne Romanee
Vosne Romanee 1er Cru les Beaumonts
Chambolle Musigny 1er Cru les Feusselottes
Morey St. Denis Tres Girard
Nuits-St.-Georges
Nuits-St.-Georges 1er Cru aux Murgers
Chapelle-Chambertin
Echezeaux
■2011年セシル・トランブレイ

 セシルが初めてリリースしてから毎年、必ずほぼ全アイテムテイスティングしてきました。必ずや陽の目が当たる存在になるんじゃないかと、希望と言うか、欲望と言うか・・・(^^、想像みたいなものが有りました。

 ですが2010年同様に2011年も、良いワインに仕上げるには相当の苦労が有ったようです。生産量が激減、noisy の割り当て数も・・・

「えっ?・・」

 と・・目が点になってしまうほど激減してしまいました。ある意味、ご紹介するのも厳しいような数量ですから、当然のようにテイスティングは1本も出来ませんでした。

 そこに来て、われらがリアルワインガイドからも、2010年ものに物凄い評価をいただきまして、もうこれは収拾が付かないほど・・です。

 残念ですが、テイスティングも無し、コメントも無しになりますが、以前のものを掲載していますので、ご参考にされ、お早目にご注文くださいませ。申し訳有りませんが全アイテム、お一人様1本限りとさせていただきました。
■2009年セシル・トランブレイ完全ガイド

 思い返せば十数年前、noisy はドニ・モルテを追いかけていた。かなりの造り手だと思ったが、日本ではまだそうでは無かった。ルーミエも好きだったが、確固たる地位を築き始めていた・・にせよ、安くないとまだ売れなかった。まだアンリ・ジャイエも追いかけていた・・こちらは有る意味、ワインの師匠としてだ。そして、ジャイエの威光は凄まじかった。そこにフーリエが来た。まだまま若造だったが、キラリと光るものを感じていた。今も何人もの造り手を追いかけている。勿論、紹介したことのない造り手もいる。noisy の頭の中にだけいるのだ。そして、きっとその内の何人かが凄い造り手になると信じている。


 2009年のセシル・トランブレイです。いや〜、良いです。順調に成長しています。上記でも書きましたが、1994年からフーリエのドメーヌを継いだジャン=マリは、13年目にまるで蛹が蝶になるかのように全世界に羽ばたきました。この辺りの出来事は、昔からのnoisy のお客様は良〜くご存知でしょう。2006年のフーリエをご紹介するnoisy の文章にも、きっとその辺りが現れていたと思います。彼の凄いところは、一番底辺のワインからグリオットまで、何の変りも無く、最上級に仕上げている事です。継いだ畑が良かった・・・とも言えますが、各畑の個性をしっかり見抜き、何をしたら良いのかを13年の間に学んでいたのです。そして、もう・・落ちる事は無いでしょう。あのルーミエさん(クリストフ)でさえ・・・凡庸な(失礼)キュヴェは有るんですから。

 セシルも確実に学んできています。ですので後7〜8年、じっくり腰を落ち着けて見続けてほしいと思います。実際、どのキュヴェも旨いです。及第点をあげられますし、びっくりするような出来のアイテムも有ります。そして2008年より確実に成長を感じました。

 なお、各コラムには、以前のコメントを載せていますので、お間違いの無いようにお願いしますね。今回は重要な部分はこちらに書きます。


ブルゴーニュ・ラ・クロワ・ブランシュ
 集中しつつ紫の果実、少しの樽香、果実の素直な甘み、少しネットリ。柔らかく膨らみ、継続しつつの余韻。わずかにタンニンの残像。エキスも濃く、とても良く出来たヴォーヌ=ロマネと言える品質。

 実に良くできた村名クラスの仕上がりです。今飲んでも美味しく飲めますが、2〜3年置くとベストでしょう。硬かったらデキャンタしてください。数は無いですがセシルを知るのにとても良いアイテムです。

モレ=サン=ドニ・トレ・ジラール
 きれいな赤紫、わずかに焦げた樽。集中した果実。すこsかtのボディだが適度な厚みと膨らみが有る。とても綺麗な土、スパイス、モレのワインには珍しく綺麗にまとまっているが、ややドライな印象を後に残す。果実の凝縮感、複雑性も有り、タンニンも感じる。

 彼女のワインの中では珍しく男っぽい感じのワインですが、それがモレっぽくも有るのでしょう。ルーミエさんの1級モレよりたっぷり美味しい・・いや、かもしれない、と思うのであります。


以上の2つですが、セシル・トランブレイ入門編ですね。どちらも良い出来ですが、これから出てくるアイテムには、どう逆立ちしても適いません・・まあ、当たり前っちゃ当たり前ですが。

ヴォーヌ=ロマネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
 ヴォーヌ=ロマネらしい実に柔らかで薫り高いアロマ。ほんのわずかに樽。素直な果実の風味とエキス味。味幅はしっかり有るが、エレガントさを崩さない。ドライな味わいでエキス感はシャンボール・レ・カボットには及ばないがバランスに優れる。比較的早熟かと思う。今は少し硬めで少し辛さが残る感じだがすぐ解消されるだろう。複雑性が実にしっかり有る。

 とても美味しいです。模範的なヴォーヌ=ロマネの味わい以上に複雑性も有ります。でも、セシルにはもっと上を目指して貰わなければ・・とも思っています。これはお奨めです。

シャンボール=ミュジニー・レ・カボット
 少し暗めの赤紫。少し焦がした樽、ラズベリーチックな来い香り。濃密なエキスの甘み。ドライだが見事に甘い。味幅もしっかり有り、絹ごしのテクスチュア良く、余韻も静かなエキスの甘みを残す。とても良いニュアンスがいつまでも残る。凝縮していて粘性もしっかり有る。石灰系ミネラリティがたっぷり。一滴が濃い。

 同じプライスのVRと比べると、こちらはエキスが濃厚で、旨みがたっぷり載っています。レ・カボットというリューディは見当たらないし、所有している地所にも無いので、おそらくフュスロットの格落ちかな?と思います。だとすると実質1級・・う〜ん・・・この旨みは只者ではないと思いましたがそういうことかと、今更ながらに納得していたりします。

 優しい酸味で柔らかく包んでくれるヴォーヌ=ロマネと、昇華したエキスの旨みが素晴らしいシャンボール・・・どちらを取るかは好みでしょう。この2つはやっぱり同クラスです。


シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュスロット
 静けさを持った大きなミネラルの香り。スケールが今までの4品とは大違い。僅かな樽。構成自体が大きい。現在は硬いが目の詰まりが物凄い。ゆっくりと、じんわりと動いているような地球の雄大さを見るようだ。フランボワーズ、チェリー・・とにかく目が蜜。素晴らしい。
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ルージュ・デュ・ドゥスュー
 官能的、セクシーなアロマ、これは旨い。雅で荘厳・・素晴らしい。清楚でいて巨大。そして瑞々しい。とても綺麗な、信じられないような静かな甘みが長く持続する。エキスの美味しさが表現しきれないほど美しい。
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン
 肉っぽい艶っぽいアロマ。スパイス、黒味の入った果実。エシェゾーっぽさ。赤みの少ないレ・ルージュと云うべきか、黒味の入ったレ・ルージュぁ。ドライで適度な膨らみを持つ。奥行きがしっかり有って実にワイルド。プチ・エシェゾーとも言うべきか。
エシェゾー・デュ・ドゥスュー・グラン・クリュ
土の奥の紫の果実。とても雄大。ヴォーヌ=ロマネ・レ・ルージュに似た印象だが、香りはレ・ボーモンを精緻にしたような感じ。甘く伸びやかで実に長い!今は膨らみきらないが時間の問題。素晴らしく、そして強く雄大なワイン。
シャペル=シャンベルタン・グラン・クリュ
美しい!薫り高い!見事に雄大なアロマ。赤黒チェリーとクラクラするような濃密な美しいアロマ。全くストレスの無い美しい液体。清くて正しい!そして緻密でエレガント。今は最後に少し暴れるが問題無い。これほどまでに美しい土のニュアンスは滅多に無い。


 どうでしょうか・・最後の5アイテム、どれも素晴らしくて甲乙付けがたいです。価格は結構差が有りますが、フスロットはエキスが素晴らしいし、レ・ルージュはまるでロマネ=サン=ヴィヴァンだし、レ・ボーモンはプティ・エシェゾーだし、エシェゾーはまさに正統派エシェゾーだし、シャペルはまるでミュジニーです。どれか1つって言ったら・・どれだろう・・シャペルかな。これは本当に素晴らしいですし、レ・ルージュの荘厳さも捨てがたい・・お好みで選んでください。


 総括としましては、3つのグループに分けられるほど、しっかりポテンシャルが違います。一番下のクラスでも平均を大きく超えていますが、フーリエのように、ACブルもグリオットも高質感が変らない・・というところには、まだ遠く及びません。それでも彼女は狙ってると・・思ってます。ブルゴーニュのトップの位置を・・ね!・・是非ご堪能ください。そして成長も見守ってほしいと心より思います。

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 
This is my type! This is my type!
2011Chambolle-Musigny les Cabottes
シャンボール=ミュジニー・レ・カボット
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

平均樹齢30〜40年。新樽比率20% 2009年ヴィンテージより初リリース
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥9,900(外税)


This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 
This is my type! This is my type!
2011Chambolle-Musigny 1er Cru les Feusselottes
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・フュスロット
ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!ちょっと頑張ってお奨め!

シャンボール・ミュジニー村の東に位置する1級畑Les Feusselottesのワイン。
750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥14,180(外税)

以下は以前のコメントより転載しています。
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【わ〜お!】

 わずかに焦げた樽。赤紫の集中感、ダークチェリー、スパイシーさ。透明感、石灰系ミネラルたっぷり。目が詰まったテクスチュアが実に滑らか。やや硬めのボディだが、とても美しく磨かれている。少しおいてからが良い。集中している。瑞々しい!全てがエキスに昇華した味わい。時間はやや掛かるだろうが実に素晴らしい。

 シャンボールですから、良い造りなら石灰系ミネラルのために硬めに仕上がるのは仕方が有りません。それでも、この美しさは半端無い!

 どちらかと言えば、もう少し葡萄本来の甘みを持ち、ジューシーな美味しさに仕上がるかと思っていましたが、全くのドライながらもエキスの甘さを感じさせると言う、全く今までと違ったスタイルじゃないの?と・・感じてしまいました。

 まあ、醸造時にコントロールが出来ないに等しいのがシャンボールのワイン・・・と言われていますから、むしろ、我を抜いて、畑の葡萄を育てる事を主眼に、葡萄が成りたい様にワインにしたのが2008年んぼセシル・・と言うことが出来るかもしれません。それがこのシャンボール・フュスロットから伺えます。

 現在飲んでも、やや硬めでは有りますが、シャンボール好きなら全く問題無いでしょう。やや柔らかめが良ければ、1年以上寝かせてください。これはとても安いと思います。素晴らしいポテンシャル!超お奨めです!
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フランス■□ Domaine Jean Fournier □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ジャン フルニエ
● 万全を期して、今回取り扱いの全てのキュヴェをテイスティングしました。これはかなり期待できる新人だぞ・・と感じています。最も17世紀に遡ることができるほどとても古いドメーヌのようです。

 全ての樹齢が40年以上、マルサネに本拠を置き、マルサネ主体ではあるがジュヴレにも畑があるようです。無理な抽出をせず、柔らかで自然な味わいが特徴。しかも、リュット・レゾネ(減農薬)からビオディナミに転換中とのこと・・・かなり期待をしています。


■ Jean Fournier
・Marsannayの歴史について。

19世紀半ばまでは他地域のグランクリュと同じ評価であった。文献によると1668年の葡萄の価格はジュヴレ以上でもあったという。産業革命後、商業用に大衆向けのワインに注力し始めガメイを植え出したがその後鉄道が普及し南仏、アルジェリア等から安価なワインが流入するとその大衆向けワインは売れなくなっていった。

 1930年ごろからアペラシオンの手続きが始まるとガメイに植え替えたことによって認証が取れず、そこでピノノワールが必要となるが普通にやってもインパクトに欠けるとの判断でRoseを作り出した。これがMarsannay Roseの始まり。

 1950年台には「Bourgogne Marsannay」と付けられ、その後「Cote de Nuits Villages」を名乗るべく努力をしたがこれは認められなかった。

 1987年にようやく「Marsannay」のアペラシオンが作られたが90年くらいまでは知名度を上げることが難しく、2000年頃になって初めて品質の良いMarsannayを作れるような経済環境が整ってきた。Marsannayの特徴として中央から南部はCote de Nuitsと似たようなテロワール。北部はミネラル感たっぷりで個性的で面白いとのこと。



・2008からBio栽培のため2011からABマーク。ただし2013よりヨーロッパ委員会の指令によって現在いくつもあるBioの認証が統一されるという。これは葡萄栽培の段階だけでなく醸造過程も審査される。
・2011はマロ発酵の最中。早熟な葡萄。4-5月は乾燥し暖かかったため開花が早かった。夏は比較的湿度が高かったが病気の発生は少なかった。平均より収量は少なめ(白45hl/ha赤40hl/ha)。濃くてフルーティーさが強いが夏が冷涼だったため良い酸味が出てタンニン質も少なくエレガントでおとなしい出来。
・2010は2008、2009と比べ樽熟期間が短く、香りが安定するのも早くて2006、2007と似ている。5月末には瓶詰完了。
・自社畑は16haと4haの植樹してない畑あり。1.5ha分は他へ売り残りは自社ボトリング。葡萄の植樹は通常1万本/haであるがここは1万2千本/haと多くして樹どうしの競争を高めている。
・数ヶ月掛けてドメーヌ内にレセプションスペース作る予定


・Bourgogne Blanc c (セディーユ): 土壌が強くアルコールが強いにも関わらず酸味が残り面白い。シャルドネ・ミュスケ種使用でミュスカの特徴があり貴腐が付くまで待つため丸みを帯びた味わい。25年VV。
・Marsannay Cuvee Saint Urbain Blanc: 20%PB 80%CH
・Marsannay Rose: 100%PN 2010は売り切れで2011を一週間後に瓶詰。マセラシオンは行わず葡萄を潰すだけで色が付くという。1/3樽。セニエは好まない。
・Bourgogne Pinot Noir: 100%除梗。2-3回使用樽で熟成。重い粘土質の畑のどっしりとした重みと石ころの畑の繊細さを併せ持った味わい。
・Marsannay Cuvee Saint Urbain Rouge: 1/3は除梗なし。複数の畑のブレンド。名前は修道院長「聖テュルヴァン」から取った。
・Marsannay Les Echezots: 他の畑よりも高い地区。熟成が遅く非常にストレートな色でタンニン質が剣で切ったようにシャープ。50-60%は除梗しない。
・Marsannay Les Longeroies: 新樽2/3
・Cote de Nuits Villages: ジュヴレの北。80%は除梗しない。30hl/ha。100%新樽。

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 良いものは良い印 
2011Marsannay Blanc Cuvee Sant-Urbain
マルサネ・ブラン・キュヴェ・サン=チュルバン
This is my type! This is my type! This is my type! This is my type! This is my type!
ちょっと頑張ってお奨め!

750ml 在庫 終了
ご注文数  本
 
¥2,990(外税)

【しなやかで自然な柔らかい味わい!かなり美味しいです!】

 ジュヴレの生産者は、どちらかと言うと力技を得意とする方が多いように思います。もっともジャン・フルニエはマルサネですから、かなり北に位置するアペラシオンです。初の取り扱いになりますので、今回は全てテイスティングしてみました。すると、この生産者の特徴が見えてきました。

 樽を感じさせない自然な果実の味わいで、抽出を強くせず、優しく柔らかな味わいです。自然派的なテクスチュアで、SO2をガッチリ使用したような、エッジを強く感じるとか、妙な硬さあるとかは全く無いです。願わくば、ジュヴレの1級クラスを造ってみてほしいな〜とは思いますが、現状、マルサネ・ロンジュロワがトップキュヴェと言って良いようです。(クロ・デュ・ロワも有るようですが・・・)価格はとてもリーズナブルですし、ニュートラルな味わいは、ファンを多くするに違いないと思います。もしかすると大化けの可能性も秘めている・・かもしれません。


マルサネ・ロゼ
 ピノ・ノワールの果皮の悩ましげなスパイスを纏ったロゼ色の白・・・と言って良いかと思います。これ・・めっちゃ旨いです!美味しい白ワインがピノ・ノワール的要素を持っていると感じです。硬さが無く、さり気無い訴えが、とても愛らしく感じます。この夏の暑さを紛らわすのには最高のアイテムと言えます。冷やして良し、な味わいが嬉しいですよね。チェリーやベリーのトッピングが感じられます。一推し!

●マルサネ・ブラン・キュヴェ・サン=チュルバン
 結構複雑性を感じる味わいでした。そしてとても柔らかい・・・。土の良さを感じます。シャルドネだけと言うよりも幾つかブレンドされているようなイメージです。むしろ、単純なシャルドネのシームレスな感じと言うよりも、2層、3層に積層したような構造の深さですね。重みも適度にあり、かなり旨かったです。ブルゴーニュ・ブランとして飲んでみても価格的にも変わりませんが、確実にクラスが上・・・、ジュヴレの白と思ったら面白いかと思います。

ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
マルサネ・ルージュ・キュヴェ・サン=チュルバン
マルサネ・ルージュ・レ・ロンジュロワ
 ピノ・ノワール3品です。ACブルゴーニュは、赤い果実が中心、ベリーやチェリーの中間的な果実、ふわりと香る柔らかなミネラリティと、ジュヴレまでのような重みは無く、やや軽やかしたニュアンスを持っています。非常にドライながらも、柔らかさとエキスの旨みが有り、かなり良く出来たACブルと言えます。お奨めです!

 マルサネ・サン=チュルヴァンになると、構成も深く大きくなってきます。こちらもジュヴレをやや軽くしたようなニュアンスで、鉄っぽさを除いたジュヴレ・・・のような雰囲気です。赤い果実中心のジューシーな味わいですが、勿論ドライです。果皮の要素が多く、やや動物的なスパイスが有り、将来は結構妖しさを持ってくるような気がします。

 レ・ロンジュロワは、マルサネのクリュと言って良いほどの良い畑ですが、1級と言う訳では有りません。しかし、さすがに格の大きさは隠せません。一般にマルサネのワインは「品」を出すのが難しいとされていますが、どうしても濃度不足を補うために、力技に走るからでしょう。このロンジュロワの辺りはジュヴレの北西1級畑と同じ地層に有ると言われており、さも有りなん・・と思わせるような質の高さを感じます。スパイシーさと鉄っぽさ、ワイルドさが入り混じり、赤黒ベリーのニュアンスが素晴らしいです。どこまで伸びるか楽しみな味わいです!


 初登場のジャン・フルニエ・・・是非一度お試しください!無理の無い抽出、化粧の無いピュアな素顔が素晴らしいワインです。お奨めします!
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