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noisy お奨め!リアルな視点と本音で 綴る..まんま 「Real Wine Guide」
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WEBの情報書込みもSSLで安心! |
NOISY'S WINE SELECTS 原酒店のサイト中、「買い物かご」等個人情報を扱うページでは、SSL
情報暗号化通信で情報漏洩から保護しています。上記のグラフィックをクリックすると証明書の確認ページに飛びます。 |
◆◆FACEBOOKのご案内 |
取りあえず始めてみました。ご興味が御座いましたら・・よろしくお願いいたします。 |
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◆◆Twitter 開始のご案内
時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
http://twitter.com/noisywine |
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次号発行まで有効です。 |
2015/02/20(金)より発送開始いたします。 |
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最短翌日到着地域2015/02/21(土)!
になります。翌々日到着地域で2015年02月22日(日)が最短です。ご注意ください。なお、集中してしまった場合にはご希望に添えない場合も有りますので、若干余裕を見てご注文くださいね。 |
新着価格のアイテムは通常の送料サービス規定と異なります。「ここ」 をクリックしてご確認ください。 |
在庫の表示 は、このページにアクセスした段階での数量です。タイミングによりすでに完売している事があります。 |
美味しくて涙がチョチョ切れます! |
異常なほどの美味しさが有ります! |
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● 好評をいただいているレ・クラパスですが、ジェローム・ジュレ本人の名前に移行しつつ、希少な白ワインと実にピュアで濃厚・・しかも繊細な赤が入ってきました。noisy
も存在は知っていたのですが、入荷数が少なく、いつも後手に回ってしまって購入できなかったワインです。リアルワインガイドのテイスティングで初めて飲んで、
「え〜、これって・・めちゃんこ美味しいじゃん!」
とびっくりしたワインです。
ハッキリ言って・・本当に素晴らしい!この価格設定で・・・頭が下がります。アルザスのビネールさん以上です!ピュアさは図抜けています・・しかも濃度が凄い!さらに繊細さもちゃんと持っているんです!こんなワイン・・そうそう無いです。是非飲んでみてください!一推し・・でも数は無い・・特に白は超レアですので、本数制限させていただきました・・
まぁ・・リアルのコメントでnoisyも美味しいから誉めるんであって、で、日本でも認知度も上がり売れるようになって良いんですが、何だかな〜・・・、そうすると
noisy に入ってくる数量が減っちゃうんですよね・・。ま〜エージェントさんの鼻息も荒くなってますが・・ホント、何だかな〜・・・です(^^;;
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「一歩、一歩、慎重に 自然派の階段を昇るアーティスト」 ヴァランスとアヴィニヨンの中間、モンテリマールの街から西に20kmほど行ったところにドメーヌ レ クラパスはあります。アルデッシュ地方の南に位置するこの場所は、決して複雑なテロワールを備えた土地というわけではありませんが、当主ジェローム ジュレの手によって素晴らしいワインを生み出しています。実際、彼の仕事ぶりは目を見張るものがあります。秘境とも言うべき丘陵地帯を開拓してブドウ樹を植えて自らの畑としたり、清潔で荘厳な醸造所を自力で建築したり、自らの住居や新しい貯蔵庫も訪問するたびに増築されて進化していたりと、ともかく活力と積極性に満ちた人物なのです。 |
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ヴァランスとアヴィニヨンの中間、モンテリマールの街から西に20kmほど行ったところにドメーヌ レ クラパスはあります。アルデッシュ地方の南に位置するこの場所は、決して複雑なテロワールを備えた土地というわけではありませんが、当主ジェローム ジュレの手によって素晴らしいワインを生み出しています。実際、彼の仕事ぶりは目を見張るものがあります。秘境とも言うべき丘陵地帯を開拓してブドウ樹を植えて自らの畑としたり、清潔で荘厳な醸造所を自力で建築したり、自らの住居や新しい貯蔵庫も訪問するたびに増築されて進化していたりと、ともかく活力と積極性に満ちた人物なのです。
ジェローム ジュレ氏はかつて同地方の自然派ワイン生産者、ジル アゾーニ氏の下で研修をしており、この際に香り豊かでなめらかなアゾーニのワインに衝撃を受けて自然派ワインを志したと言います。その後、同じくこの地方のドメーヌ マゼルのジェラール ウストリック氏にも出会い、自然派ワインが何たるかを心に刻みます。もっとも彼の手がけるワインは、これら二人のスタイルとは異なります。多くのワインが瓶詰めまで亜硫酸無添加でありながら、質感や香味は非常に安定しており還元的なニュアンスもあまり見られません。研修などを経て地元に戻った彼は、ブドウ栽培農家であった父親のいくらかの畑を引き継ぎ、組合にブドウを売る生活を始めます。その中でも、荒れた土地であった山間の畑を自らの手で開墾するなど栽培面積を広げていきます。自然派ワインの元詰めをめざしつつも、安定的に蔵の経営を行うためにも様々な可能性を模索します。自分の力で美味しい自然派ワインが造れるだろうか、そんな不安をも抱えつつ、2006年に組合から独立を果たし、ドメーヌ元詰めを開始します。
師事した二人の生産者もこの地の先鋭的存在ですが、レ クラパスのワインからは、その二者とは異なる透明感、慎重さ、安定感、芯の強さ、優しさが備わっています。カリニャン、アリカンテ、シラー、グルナッシュ、メルロ、カベルネソーヴィニヨン、ユニブラン、ヴィオニエ、シャルドネなどなど様々な品種を栽培し、そのそれぞれでアルデッシュの常識を覆す高品質なワインを生み出し続けています。初ヴィンテージの2006年では、自然派ワインの手法で造ったのは「パ サ パ(一歩一歩慎重に)」と「アン ナヴァン ドゥトゥ(迷う前に迷ってないで)」の2キュヴェのみですが、とあるサロンでこれらのワインに出会った時にはすでに、「偉大さ」とは違うベクトルの「きらりと光るセンスの良さ」を備えており将来性をひしひしと感じました。2年目、3年目と経験を重ねるにつれ、伝統的手法で生産されていた他のキュヴェや品種のワインも自然酵母、ノンフィルタ、亜硫酸無添加で造るようになり、そのラインナップはどんどんと広がっています。どのワインもテロワールだけ見れば決して恵まれた条件ではありませんが、丁寧に丁寧に、家を建てるのと同様の素晴らしいクリエイティビティで、魅力溢れる飲み心地のよいワインを造っています。
ある時、ジェロームに個人的に好きな生産者を尋ねてみました。
何事にも真摯な彼は、少し悩みつつ・・・
「ラングロールかな。」
確かに、ラングロールになめらかな果実味と飲み心地は、レ クラパスのワインに通じる美点で納得させられます。今後経験を重ねることで、より洗練されたスムーズなワインへと進化していくことが期待されます。 |
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エージェントより
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革命が起きています!
不動のエース生産者となったジェローム ジュレ
第1弾入荷!!
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皆さん、「ホットスポット」という言葉をご存知でしょうか?Wikipediaによると「hotspot
ホットスポット」とは、局地的に何らかの値が高かったり、局地的に(何らかの活動が)活発であったりする地点・場所・地域のことを指さすための用語です。まさに「熱く」「エネルギー」と「躍動感」に満ちた場所が「ホットスポット」です。なぜこんな話から始めたかと言うと、フランスの自然なワインたちの世界でもこのホットスポットがあるからです。
その代表的な地域のひとつと確信しているのが、コート・デュ・ローヌ地方の北、アルデッシュ地区。とにかく今、この地区が熱いんです!そして今回入荷してきたのは、皆様お待ちかねジェローム
ジュレ!多くの存在感のある造り手、ワインたちがひしめくこのエリアで、今や地域を牽引するまで成長しました。
フランスはもちろん日本でも大人気の造り手なのですが、実は今回のリリースのワインに関しては過去最高の希望数量を先方に打診しました。年々進化する彼のワインの品質に伴って、ワインの人気が高まっているというのもありますが、一番大きな理由は、ここにきて彼の進化のスピードが一気に加速したことにあります。まさに「革命」と呼ぶに相応しい躍進。
今年の3月にマルセイユで開かれた試飲会 ”La Remise” に行ったのですが、この試飲会はフランス国内外から多くのソムリエ、カヴィスト、インポーターがやってくる試飲会で、この試飲会の後には多くのワインがあっという間に売り切れてしまいます。当然、試飲をしてから発注量を決めるというスタイルだと他の国のインポーターやレストラン、ワインショップに根こそぎ持って行かれた後で、確保できる数量が激減してしまうこともあります。
ジェローム ジュレのように毎年進化を続ける生産者の場合は、造り手を信頼して「最大」量の割当の確保を事前にお願いしていました。そして当日、瓶詰め直後や瓶詰め前の各種のワインを試飲したところ…
ここから先は想像にお任せいたします。ただ誇張なく「最大」量の希望を再度彼に伝えました。
デビューの年から日本の皆様に愛され、記念すべき第一回のヴィーニ ジャポンで、これまた当社を代表する生産者フィリップ・ジャンボンと共に来日を果たしているジェローム
ジュレ。すごく実直で義理堅いところのあるジェロームは、日本の皆様にとっても素敵なワインたちをしっかりと確保してくれました。毎年過去最高を更新するジェローム
ジュレ。それでも今年の進化は凄いです。当社とお付き合い頂いているお客様には、一人残らず体験して頂きたいワインです。
もちろん価格も、様々なコストの上昇や人気、味わいに比例して高くなっています。ですが、多くのお客様に必ず満足して頂けるレベルにあると確信しております。
今回は数ある彼のラインナップの中の
ヴィオニエで造られる「ラ フルール ソバージュ」
カベルネ ソーヴィニヨンの「ラブリ」
除梗しないグルナッシュとシラーの「ジャヴァ」
の3種類が入荷!
エチケットデザインもリニューアルされ、ジェローム ジュレの新しいステージが始まります!
*ここ数年紆余曲折あったドメーヌ名ですが、また新しい名前は白紙に戻ったらしくエチケット表記もジェローム ジュレに戻りました。 |
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●2012l'Ivraie V.d.F. Blanc Non Filtre |
リヴレ・ブラン・ノン・フィルトレ |
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ユニ・ブラン100%
べらぼうな旨さ!全くのブルゴーニュ・バランスです!
味にも香りにも個性がないとされるユニ ブランという品種もジェローム ジュレが手がけると非常に外向的な風味のワインとなります。熟したフルーツのトロピカルな風味にバターやナッツを思わせる香ばしさが少々。全体的に非常になめらかな味わいで、果実味もしっかりと感じられます。熟した旨味と色気の共存したワイン。 |
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【これは飲まなきゃ損!】
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素晴らしい白ワインです。コート・ド・ボーヌの秀逸なシャルドネに肩を並べる素晴らしい仕上がりです。南仏のワインである・・・と云うような予備知識は捨ててしまいましょう。
そして、多産種のユニ・ブラン種である・・と言うことも不要です。
「ワインの味わいは畑の味わい」
が基本で、
「そこにヴィニュロンの手助けが入る」
この二つ以上も以下も無いということを教えてくれる素晴らしいワインです。
味わいはブルゴーニュのシャルドネバランスです。ややオイリーで現状は白っぽい花や黄色い果実のニュアンスが大きいですね。蜜っぽいニュアンスも有ります。
非常に細かい澱が有り、現状は、これが舞うとわずかに還元していますが、一日でも立てておき、澱下げをしてグラスに入らないようにすれば、気になることも無いでしょう。・・いや、ビオ好きならば舞っていても問題の無いレベルですし、普通のブルゴーニュファンだとしても許容範囲です。何よりピュアさの表裏・・と思っていただければと思います。 |
そして、きちんと休ませて飲まれたら・・やはりバランス、構造の大きさ、ピュアさにビックリするに違い無いです。良い組成の畑で、念入りに手入れされているのが想像できます。これだけは沢山欲しいと・・いつも思っています!早い者勝ちですので・・お早めにどうぞ!
■■oisyテイスティングコメント |
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2012 L'ivraie Blanc Non Filtre V.d.F. Domaine Jerome Jouret
隅々まで行き渡るミネラルとねっとり感を感じるくらいの凝縮度です。
酸のレベルも高く凝縮感は温かい地域の完熟感とは似て非なるものだという事は一目瞭然です。
凝縮してりゃいいってもんじゃない、ワインとしてのバランス感覚に才能を感じる造り手です。
ノンフィルターのため澱があります。
僕は澱が舞ってる状態でテイスティングをしたのですが、この澱が降りた状態を想像すると、かなりブルゴーニュバランスに近いものがあります。
完全に澱を落としてツヤツヤの状態で飲む事をおススメしたいです。
豊満なミネラルとピュアな果実のジュースが口いっぱいに開くことは間違いないです。
とにかく完成度、ポテンシャルに対しての価格が安すぎます!
ジェローム・ジュレのワインはある種、葡萄の種類なんて関係ない、この土地のエネルギーを味わってくれというメッセージがビシビシと感じてきます。
熟成もするでしょう。僕の感覚ではポテンシャルは村名くらいあるんじゃないかと思っています。
ナチュラルな凝縮感とミネラルが味わえるワインです。
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以下は以前のコメントです。
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【少なくて申し訳有りません!】
一度、ジェローム・ジュレ/レ・クラパスのブランを飲んでしまったら・・・、次は絶対買いますよね?・・誰でも欲しいですよね・・半端無い旨さですし、クラスを超越した凄さを持っていますよね・・。
おろらくジェロームは、目に見えないものがちゃんと見えている稀有な生産者だと思います。良いワインは価格の高さだけじゃない・・・そう言える数少ないワインがこちら・・だと思います。
あまりに無いので、今回はテイスティングしていません。ユニ・ブランなんて・・・まともなワイン用の葡萄だとは、誰も思って無かったですよね?でも、呆れるほど・・凄い・・いや、凄かった!今回は飲んでないけれど!
とりあえず、何も言わず買っておきましょう・・。其れが正解だと思います!
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【リーズナブルなのにピュアで上質!旨いです!】
レ・クラパスの白は、数量がとても少ないものの、その上質さにクラクラしてしまいます。出来ればもっと欲しいところですが、10ケースほどしか入荷していないようで、1ケースずつの仕入れでした。
2008年のリヴレは、通常はコニャックなどに使用されるユニ・ブラン100%の白です。白い花ややや黄色味を帯びた若めのフルーツ、ソフトなミネラルのアロマに、とてもボリューミーで柔らかな中盤、ニュートラルな余韻が有ります。
単にイージーな美味しさだけでなく、エキスの旨みに高質な印象が有り、
「これって本当にユニ・ブラン?」
と思ってしまうような複雑性を感じさせてくれました。非常に美味しいですね。
2007年のラ・クレ・デ・シャンは、この地では珍しいシャルドネです。わずかに新樽の香り、煙、石灰系ミネラル。やや硬めの印象。カッチリとしたボディは思いのほか充実しており、将来的に樽が溶け込んできた時、かなりの芳香を出してくるものと想像させる。余韻も綺麗。
これはシャルドネだなぁ・・・と思いつつも、どこのシャルドネかは、ピッタリ当てはまらないが、マコン、プイィ=フュイッセと答えてしまいそうな、岩や石のニュアンスが有ります。かなり高級そうなイメージで、とてもじゃないがデイリークラスのワインとは思わないでしょう。残念なのは、時間と共に締まって行く方向にあるので、さっさと飲むか、半年〜ほど寝かせるとソフトになりさらに美味しくなってくると思います。
デイリー価格ながらも、とても上質です。リヴレを早めに飲み、ラ・クレ・デ・シャンを忘れた頃に飲むのが良いでしょうか。・・・まあ、普通ならヴィンテージ順に言うのでしょうが、飲んだ感じではそれは違うと思います。希少なデイリーです。飲んでみてください。お奨めします!
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●2012la Chesse aux Papillons V.d.F. Blanc |
ラ・シャッセ・オ・パピヨン・ブラン |
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入荷僅少につきお一人様1本でお願いします。
ソーヴィニヨン・ブラン100%
2012年は、現時点(2015年1月)では、抜栓直後にはわずかに還元状態ですが、グラスのスワリングですぐに飛んでしまうレベル。ほろ苦さを感じさせるミネラル感がしっかりとあり、その奥に白い花を思わせるチャーミングな風味が感じられます。グレープフルーツのような柑橘系のニュアンスとトロピカルな熟度のある果実味が共存したバランスで、熟成とともにさらに味わいが広がっていきそうなポテンシャルを感じさせてくれます。 |
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【6本しかないので・・・】
非常に入荷数の少ないジェローム・ジュレのソーヴィニヨンです。余りにユニ・ブランのリヴレが旨いので、こちらも開けてしまおうかとと思いましたが思い止まりました。・・まぁ、売れなきゃそれでも良いかと・・(^^・・ですのでコメントも無しで申し訳在りません。
以前のコメントを使用しています。
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【少なくて申し訳有りません!】
一度、ジェローム・ジュレ/レ・クラパスのブランを飲んでしまったら・・・、次は絶対買いますよね?・・誰でも欲しいですよね・・半端無い旨さですし、クラスを超越した凄さを持っていますよね・・。
おろらくジェロームは、目に見えないものがちゃんと見えている稀有な生産者だと思います。良いワインは価格の高さだけじゃない・・・そう言える数少ないワインがこちら・・だと思います。
あまりに無いので、今回はテイスティングしていません。ユニ・ブランなんて・・・まともなワイン用の葡萄だとは、誰も思って無かったですよね?でも、呆れるほど・・凄い・・いや、凄かった!今回は飲んでないけれど!
とりあえず、何も言わず買っておきましょう・・。其れが正解だと思います!
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●2013les Chemins de Traverses V.d.F. Rouge Non Filtre |
レ・シュマン・ド・トラヴェルセ・ルージュ・ノン・フィルトレ |
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サンソー100%
一瞬ロゼワインなのではと思わせるほどに淡い色調とその色調から想像されるよりも深く柔らかな果実味、さらにはラズベリーを想わせる華やかでチャーミングなフレーバーに満ちたワイン。清々しいほどに実直で、繊細な味わいの中にもしっかりとした芯が感じられます。余韻も長く、気品と妖艶さを備えた魅惑的な味わい。残念ながら借りていた畑の契約が切れたため2013年がラストヴィンテージとなります。 |
6本だけです。
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●2013Pas a Pas V.d.F. Rouge Non Filtre |
パ・ザ・パ・ルージュ・ノン・フィルトレ |
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カリニャン、アリカンテ
ジェローム ジュレのラインナップの中ではやや野暮ったい印象だったパ ザ パが2011年ヴィンテージを境に淡さと色っぽさを備えた味わいのワインに大きく進化しました。飲み心地が柔らかく、チャーミングさとワイルドさが共存したバランスの良い味わい。品種から想像される力強い味わいとは対極の非常に華やかな風味となっています。その秘密は、2011年ごろからよりアルコール度数も飲み心地も軽いものとするためにジャヴァやレ
シュマン ド トラヴェルセ同様にマセラシオン カルボニック(全房で破砕せずにタンクに入れて醸しを行う手法)を採用したことにあります。結果2013年のアルコール度数は10.9%ほど。軽快な中にもチャーミングな旨味溢れる絶妙の味わいに仕上がっています。 |
12本だけです・・・
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●2013Java V.d.F. Rouge Non Filtre |
ジャヴァ・ルージュ・ノン・フィルトレ |
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毎年その癒し系&色気系の味わいで人気のジャヴァ。今回もジャヴァ節は健在ですが、2013年に関しては淡い美味しさというよりももう少しエキスの深い味わいです。
ここでご注意!!こちらは着きたてで少し表情が固めです、理想的には最低1ヶ月ほど休ませてからリリースさせたい雰囲気です。ただ、試飲したワインを翌日再度飲んでみたところムンムンさが出てきていたので、悩んだ末にリリースしました。焦って抜栓するよりも、少し旅の疲れが取れるのをお待ち頂くことをオススメします。 |
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【実にピュア&デリカシー満載?!品種のデパートメントストア?!品種を理解するのにも稀有な存在です!しかも旨い!】
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ジェローム・ジュレ・・この名前を覚えておいてくださいね。もし、皆さんがエキスパートやソムリエ試験を受けたいと思われた時、もしくは品種の理解を深めたいと思われた時・・・きっと役に立つと思います。そして、そんな試験の時は、おそらく「味気無い」、余り美味しくないワインのテイスティングで試験されると思いますが、ジェローム・ジュレのワインはとても美味しく、そしてエレガントです!
「あれ?・・・濃厚な南仏系ワインじゃなかったっけ?」
と思われるかもしれません。・・・変ったんです・・(笑
そう、エキスがキチッと出てくるようになりました。なのでその分、驚異的な凝縮感、濃厚さと言うよりも、エキス感の充実にパワーが回っていると思います。どのキュヴェもとても美味しいです!
グルナッシュ+シラーのジャヴァは房ごと醸造した、より良い葡萄のキュヴェと言えます。エレガンスと構造の深さが有り・・・とても美味しい!ついつい飲みすぎてしまいます。
ラヴリはカベルネです。グルナッシュ系に比べるとカチッとしたスタイリッシュな仕上がりですが、飲むタイミングでどんどん味わいが乗ってくると思います。ドライな中に旨みと、花開く前の要素が詰まっています。
もう・・こうなると、南仏における品種のマジシャン!と呼んで良いんじゃないかと思っちゃいますね。少し値上がりしましたが何とかデイリー価格ながらも品種も教えてくれ、味わいでも大いに楽しめる!素晴らしいワインです!お奨めします!
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以下は以前のアイテムのコメントより転記しました。
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【実にピュアです!濃厚で繊細!素晴らしいデイリー!?】
デイリーかと聞かれれば、価格はデイリーです・・が、品質はデイリーでは無いかも・・・。それほどしっかりしているんです!濃厚ながら、美しいミネラルの芯と酸のバランスを持った、とてもピュアな赤ワインたちです。とても美味しい!
このレ・クラパスの赤ですが、以前新着でご案内したところ、
「呆れるほど全く売れなくて!」
とても困りました・・・。
でもね・・飲んで美味しいと思われたのでしょう・・。通常ページからのご注文で、見事完売しました!沢山のロットで注文していたので、一体どうしたら良いかと頭を抱えていたんですが、やっぱり、味は正直です。
ラヴリはカベルネ ソーヴィニヨン100%の、少しカッチリ感の有るフラワリーなアロマの赤です。グルナッシュのように横に拡がって行くパレットでは無く、縦に積み重なった要素が良く判ると思います。完熟すると、花園に迷い込んだかのような錯覚さえ・・・感じるかもしれませんが、そこまでには4〜5年掛かるかと思います。今でもタイトな味わいでとても美味しい!実にピュアな紫系の香りです。
アナヴァン・ドゥートは味わいの幅の有る、飲み応えが素晴らしいですね。カベルネで書きましたけど、全く逆のベクトルながら、ピュアでグラマラスな味わいがワインを飲んだ気にさせてくれます。ジェロームの丹精な仕事により、精緻さが感じられます。これもとても旨いです!
パ・ザ・パはカリニャン、アリカンテ、グルナッシュをセパージュした、バランスの良い赤です。少しシラーっぽい感じがカリニャンなんでしょう。スパイシーで、しかもグラマーでも有ります・・・。今すぐに飲むには、パ・ザ・パが良いかもしれませんが、他もすぐに追いついてくると思います。
どれを選んでもとても旨い・・しかも4〜5年で全開に近いと思います・・ミネラルと酸がちゃんとあるので、仕舞い忘れても大丈夫・・・1本は忘れて欲しいくらいです。花園にまっしぐら!・・なワインだと思います。お奨めします!是非飲んでみてください!
【ピュアです!この酷暑の2007年夏は冷たくして飲もう!】
リーズナブルでピュアなローヌのワインです。ガンガン飲めちゃいますから、冷蔵庫で1時間位冷やして・・もしくは野菜室の温度で飲んじゃいましょう!エキスが充実した味わいで、香りも沈み込まずにバッチリ行けます。
● パ・ザ・パ
ドライでエキス化がキッチリなされた美しい仕上がりです。酸味の綺麗さ、冷たさに特徴が有りますので、通常よりも冷やし目の方がむしろ良いかもしれませ
ん。夏以外は15度くらい、この夏は10度くらいまでOKでしょう。1〜2年の熟成で、かなりの複雑さが出てくると思います。
● ア・ナヴァン・ドゥート
こちらは上記に比べると、微妙に甘みが有りますので、むしろピュアな果実のニュアンスが強く出てきます。グルナッシュらしいっちゃらしいですね。グルグ
ルしてるんですよ・・・(洒落です)。冷やすと、生の葡萄果汁を口にしているような、とてもスムーズな飲み口で、紫の果実とミネラルの洪水を感じながらの
収束です。
エージェント情報
そんな訳で、この厳しい残暑を美味しいワインのミネラルを補給することで乗り切りましょう!お勧めします!冷蔵庫に1本!入れて置いてください! |
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このページの商品は新着情報メールサービスメンバー様価格(外税)になっています。
通常商品と送料サービス体系が異なりますのでご注意下さい。 |
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● アルザスの生産者と言えば群雄割拠ですから、noisy も幾つかの生産者のワインを扱っています。ジェラール・シュレールはさすがの味わいですし、マルセル・ダイスも並外れて旨い!でも、ほとんどのアイテムがとてもリーズナブルなプライスゾーンながらも、ピュアさと美味しさを届けてくれるのは、ビネールと、この下のジャングランジュだけでしょう。・・・まあ、ジュリアン・メイエも以前は良かったんですが、この所のテイスティングでnoisyの内的な信用ランクは大幅に下がりつつ有ります。・・・いや、美味しくないのはご紹介していませんから・・ご安心ください・・・(^^;;
購入したのに売れないのはかなり辛いです。
ある種、ビオワイン、ヴァン・ナチュールのワインは「酸化」との戦いにさらされます。醸造においては一瞬の気の緩みが「酸廃ワイン」を造る事に置き換わってしまうのです。還元香がキツイなどというレベルは関係無いですが、果実の風味の無い、お酢的な酸が急激に抜栓直後から増殖してしまう場合も有ります。ワインの醸造は「菌」を上手く使うことに有り、下手に使うことになってしまうと美味しくないワインモドキを造ってしまうことになります。
また、「熱」との戦いも有ります。これは、ドメーヌの中だけでは無く、お客様の口に入るまで続きます。noisy
にしても、自分の店だけでは無く、エージェントさんのルートとか、時にはお客様の保存状態まで気を配る必要が有ります。
しかし、こうして戦い、生き抜いてきた美味しいビオワインは良いですが、なんらかのダメージを受けたワインや最初から問題の有るワイン(要は醸造の欠陥)は、とても厄介です。何故なら・・・、
「正確な評価・判断が出来ない人が多い」
からです。
ワインのエージェントだからその辺は充分判っているだろう・・・などと考えていたらとんでも無いことです。余り言いたくないが、全く何も判っていない方が大半です。そして、仮に判っていたとしても、商売を考えてしまって、「劣化や欠陥を認めない」という場合さえ有ります。
まあ、ワインの勉強というのは経済的にもかなりの負担が掛かりますし、1〜2年やったからそれでOKだ、ということには成りません。能力的に個人差も有りますし、意気込みでも変わって来るわけです。
何だか愚痴っぽく成ってしまいましたが言いたいことは、そんなビオワインを取り巻く状況の中で、クリスチャン・ビネールは、リーズナブルで健全で美味しいワインを提供してくれていますよ・・・ということなんですね。ビオワイン、ヴァン・ナチュールはとてもピュアで美味しいけれど、劣化した、もしくは最初から酸廃したものは衝撃的に不味いです。SO2は出来るだけ使わないし、清澄も濾過も避ける傾向に有りますから、普通のワインより外界からの圧力に弱い傾向が有るからです。是非、この美味しいアルザスワインを飲んで欲しいと思います。
アルザス地方のコルマールよりすぐ北のAmmerschwihr という村に位置するDomiane
BINNER は1770 年からワイン造りを行っている、非常に名門の家族です。醸造に関しては農業本来の姿をモットーとして、無農薬を徹底し、SO2
もほとんど使用しておりません。今でこそ無農薬のスタイルが見直されておりますが、お父様の時代には化学肥料がもてはやされた頃でした。その時代にもかたくなに一貫して無農薬の農業を続けました。廻りの人に変わっていると散々言われましたが、このスタイルを一貫して守り続けた造り主です。収穫も手で行っている為、家族だけで手入れが出来る11ha
の畑を大切に守っております。アルザスでは決して大きな造り主ではありませんが、先祖代々から大切に受け継がれた財産は、カーブの中1つとっても伺えます。
まず古いヴィンテージのワインが数多くストックとして残っており、アイテムが多い為に各ストック場所がCave
の地図で管理されているのです。歩いていると偶然1955 年のリースリングを発見、珍しいヴィンテージなので、譲ってくれないかと申し出たら、瓶を見せてくれて、目減りがすごいので譲ることは譲りたいが残念ながら出来ないと、品質に関する徹底した姿勢が伺えました。(実際は大丈夫な程度なものですが…)
Binner 家のワインの味わいはウルトラ自然、一度飲んだら誰でも忘れることが出来ない程、印象的な香りと厚みとエレガンスを備えたスーパーワイン。看板商品です。アルザスリースリングと言えば、ビネールと言われる程、最近ではお陰様にも認知度もあがって参りました。こういうワインを扱わさせて頂く事に誇りを感じます。
栽培方法:ビオディナミ 認証:エコセール デメテール 新井 順子 |
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●2012Cotes d’Ammerschwihr Blanc |
コート・ダメルシュヴィール |
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Cotes d'Ammerschwhir2012 コート ダムルシュヴィール
呼称:AOCアルザス 面積:1ha 標高:200m 畑の向き:東 土壌:礫岩 花崗岩
品種:リースリング40%, ピノグリ40%, ゲヴュルツトラミネール10%, ミュスカ5%, オーセロワ5%
平均樹齢:85年 収穫:手摘み
収量:45hl/ha 酵母:自生酵母
醸造:フードルで11ヶ月発酵・シュールリー熟成 無濾過・無清澄
SO2:瓶詰前10mg/L トータル20 mg/L
天然アルコール度数:14.67%
特徴:彼の本拠地アムルシュヴィール村の中でも小高い丘にある、お爺様の代から大切に守られてきた樹齢85年の混植の畑です。醸造もその時代の手法をとり、フードルで混醸をしています。レモンイエローの色調に、キンモクセイの甘い香り、グレープフルーツの皮やライチのニュアンスを感じます。口に含むとほのかな甘みを感じた後に柑橘系の酸とほのかな苦みがあり複雑さが出ています♪ |
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【アメルシュヴィールの丘を表現した伝統のワイン!!】
価格が安いので、なかなか上級ワインだとは思っていただけないかもしれませんが、このコート・ダメルシュヴィールは高級感の有る美味しさです。高質な、ひとつの畑を表現しているような・・・むしろ、マルセル・ダイスのグラン・クリュに通じるようなニュアンスを持っていると感じました。
勿論ですが、ダイスのマンブールやシュナンブールのようなハイクラスなものまでは無理ですよ。そこまでは到達しないけれど、造り手の、
「何かを表現したい!」
と云うような思い入れが直に伝わって来るような気がしました。
グラン・クリュの葡萄は入れていないそうですが、質感は高いです。その分、まだ開いてこない要素がたっぷり詰まっています。今飲んでもおいしいですが、むしろ半年以上寝かせた方が、より成長して美味しくなると思います。ま、品種を沢山セパージュしていますから、その「つなぎ」がしっくり来るまで・・ということだと思いますよ。
セパージュも随分と考えられていると思います。リースリングを主に、性格の強い品種を少しずつ配合を変えています。ゲヴェとミュスカがマリアージュした時・・でしょう。このワインが真価を発揮すると思います。リーズナブルながら、ビネールの本領発揮のワインだと言えるでしょう!お奨めします!とても美味しいです!
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●2013Saveurs Printanieres |
サヴール・プランタニエール |
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Saveurs Printaniere 2013 サヴール プランタニエール
AOC:アルザス 面積:2ha 標高:250〜300m 畑の向き:南
土壌:花崗岩や石灰、黄土、砂利や砂質などドメーヌの周りにあるバラエティに富んだ土壌
品種: シルヴァネール50%, ピノノワール20%, リースリング20%, ミュスカ10%
平均樹齢:30 年
収穫:手摘み 収量:40hl/ha 発酵:自生酵母
醸造:フードルで11 ヶ月発酵・シュールリー熟成 無濾過・無清澄
SO2:瓶詰前10mg/L トータル:16 mg/L 天然アルコール度数:12.60%
特徴:春の味わいという名のアッサンブラージュキュヴェです。ドメーヌの周りにあるシルヴァネールを中心に4
品種をフードルで混醸して造られました。ややオレンジがかったゴールドの色調にほのかな濁りがあります。
パイナップルの芯やマンゴーの香りに紅茶やオレンジピールのニュアンス、柔らかな口当たりから果実を口一杯に含んだ凝縮感とアフターのミネラル感のバランスが良い仕上がりです。 |
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【サヴール・プランタニエール史上最高の仕上がりです! ピノ・ノワールまで入ったブラン&ノワール・ド・ブラン?これは美味しい!】
いつも美味しいサヴール・プランタニエールですが、毎年のように味わいがコロコロ変わっています・・・。まぁ、下のクラスなので仕方が無いんですよね。やっぱり上のクラスの構成によって、使える葡萄が変わって来てしまうんですから・・。
一般的に想像や認識では、
「2013年は・・どうよ・・?」
と思ってしまいがちなところ・・ここのところはものの見事に想像をひっくり返されています。そう・・凄くおいしいんですよ。このアルザスだけじゃなくてね・・・クリストフ・ドルーアのムスカデ2013年なんて、2012年より確実に旨いですよ・・ビックリです。
非常に良く熟れていて、蜜っぽい黄色のニュアンスが有ります。そして中域の組成が・・実に素晴らしい!ふっくらとしているのにサッパリとしていて、非常にしなやかで滑らかなまま終盤へ向います。綺麗な余韻は美しい減衰カーヴで長く続き、消えて行きます。その余韻の中がまたね・・非常に複雑性に富んだアロマティックさがあるんですよ。
ゴク味もしっかり有るので、口の中で転がさずに喉に持っていってしまっても・・それも美味しい。口蓋で磨り潰しつつ飲んでも薄辛くならずに要素を放出してくれますからこれも非常に楽しい。
ピノ・ノワールの存在が大きいのかもしれませんね。旨みをしっかりと持ちつつ、複雑性を増している幹事です。是非この素晴らしい白ワイン・・・美味しい日本の料理と一緒にお楽しみください。超お奨めです! |
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●2009Pinot Noir Cuvee Excellence Non Filtre |
ピノ・ノワール・キュヴェ・エクセレンス・ノン・フィルトレ |
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【ビネールさんちのドメーヌものピノ・ノワールが勢揃いです!どれも素晴らしい!!】
■ピノ・ノワール・ノン・フィルトレ
ピノ・ノアールの場合、余り強くタンニンを感じることは少ないですが、このビネールのピノ・ノアールNFを飲むと、
「タンニンの質がいいなあ・・・」
と感じてしまいます。
基本的には残糖をほとんど感じさせない、エクストラドライな仕上がりですので、その分、タンニンのテクスチュアや甘みを感じさせてくれるのかもしれません。
決して濃厚では無く、むしろ淡い・・・と感じさせるような色合いと濃度ながらも、要素の抽出は充実していて過ぎておらず、実に良いバランスをしています。ノン・フィルターですので「澱」は大目ですが、その分、エキスの旨味が閉じ込められているように思います。
香りもフィネス充分、とてもエレガントです。重くならない、薄いフィルムのような石灰系のミネラルがたっぷりと有り、粒が余り小さくない、やや大きめの赤や紫の比較若く新鮮なフルーツが大量に有ります。熟し気味のピノがお好きな方は、少し置かれた方が良いかと思いますが、現状で若いフルーツを感じさせながら美味しく飲めちゃいます。
■ ピノ・ノワール・キュヴェ・ベアトリス・ノン・フィルトレ
こちらは、エクセレンスとノーマルの中間に挟まれていますが、どちらかと言うと、ノーマル・キュヴェのエレガンス系の延長上に有り、さらに果実のニュアンスを盛り込んだ、よりゴージャスな味わいに仕上がっています。ヴィンテージも良く、美しく仕上がった感じです。濃厚さはエクセレンスには届きませんが、酸の美しさはベアトリスに顕著に現れています。
スッキリ美味しいノーマルをゴージャスにした感じですから、若干閉じる時期に空けてしまったとしても、美味しくいただけるんじゃないかな?と思います。価格差もさほど無く・・・いや、実はこのベアトリスとエクセレンスは、ユーロが一番安い時に届いたワインなんです・・なので、かなりお得じゃないかと!是非ご検討ください!
■ピノ・ノワール・キュヴェ・エクセレンス・ノン・フィルトレ
ビネールのトップワイン、 強い凝縮感とほのかな甘さが漂う、アルザスのピノ・ノアールです。アルコール分が15度あるそうで..
とても重厚で、まるでイチゴやチェリーをふんだんに使用したケーキにブルーベリーとチョコのソース掛けのような漢字でした。
一般に、スティルワインの場合はアルコール度が14度を超える事は余り無く、16度を超えるのはほぼ不可能です。まあ、ビネールさんは2003年のこのワイン、16度有りましたけど!アパッシメント(陰干し)などの技術を使用して糖度を高めたアマローネなどには存在しますが、ほぼ考えられないことですね。
考えるよりも暑いアルザスのテロワールを見事に表現していると思います。ちょっとポマール・リュジアンの果実味をさらに豊かにしたような、そして少し外交的に振ったような感じでしょうか。かなり長熟なワインですが、今飲んでも美味しいと思います。 |
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フランス■□ Maison Philippe Pacalet □■ブルゴーニュ
フィリップ パカレ |
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● フィリップ・パカレの2013年が届き始めました・・。でも・・
「高い」
「数が無い」
「オーダーしても買えるかどうか判らない」
と言うことで、10年にも渡ったパカレのテイスティングを諦める事になりました。期待されていらした方々には非常に申し訳なく、お詫び申し上げます。
何しろACブルでこんな具合でして、アリゴテで8千円以上の上代が付いてしまってますので、テイスティング分を購入したところで物凄い金額になってしまいます。また、
「1本テイスティングして1本販売」
のような、とてもじゃないが大赤字をする訳にもいきません。大体・・ワイン屋の粗利益は2〜3割ですから・・洋服屋さんのようには行かないんですね。
そうしたら、昨日辺りに
「25日にテイスティング会を会社でやろうと思うんですが・・」
とエージェントさんから連絡が有りました。でも・・断りました。ただでさえ日数の少ない2月の月末ですし、決算もしなくちゃならないし、新着も用意しないと・・などと考えているとどうにもなりません。
取りあえず、ACブルからご紹介します。仕入れていない、もしくは予約していないアイテムも2013年パカレは沢山有ります。残念ですが仕方が有りません。
もしこの先テイスティングできるようでしたら追加でコメントを掲載させていただきます。 |
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●2013Brougogne Pinot Noir |
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール |
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3本のみの入荷です。
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●2013Brougogne (Pinot Noir) V.V. |
ブルゴーニュ(・ピノ・ノワール)・ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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3本のみの入荷です。
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以前のコメントを使用しています。
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【とても美味しいはずです!】
2012年、2013年のパカレのヌーボーはお飲みになられたでしょうか?noisy も飲ませていただきましたが、とても素晴らしい仕上がりでした。少しパカレのワインにナーバスになっていたこともあり、
「なんで、このプリムールのピュアさが普通のワインに出ないんだ?」
と・・・思ったことも有ります。
毎年、ブルゴーニュの方は快活で、エレガント、赤い果実がしっかり感じられる中くらいのボディです。パカレらしい中庸さが出ていると思いますし、ヴィエイユ・ヴィーニュの方は、かなり熟度が出ていて、赤に黒や紫が入り、ジューシーでリッチな風情に仕上がっているはずです。
・・でも今回はどちらも数は無いです。 |
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● 大変にお待たせしました!2012年のフィリップ・パカレの赤をご紹介します。この10年ほどに渡って、パカレのアイテムを全てテイスティングしてきました。2012年もパカレの白に関しましては、11アイテム中7アイテムと数は減りましたがテイスティングさせていただき、2012年のパカレが素晴らしいヴィンテージで有ることを確認しました。
しかしながら、極端な収量減による入荷数減、また、2度に分かれた入荷により、今回はテイスティングを断念しました。申し訳無い気持ちですが、何ともなりませんでした。
仕入れ原価でも何十万にもなりますし、テイスティングをすると人気アイテムの販売用の在庫が無くなってしまう・・ものですので、ご理解いただきたいと思っています。
今回はジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン=ジャック2012年を個人的にテイスティングさせていただき、2012年のパカレの赤の仕上がりを確認しました。
2011年の中途半端さは無くなり、ピュアで繊細なパカレ節の復活、そして上級キュヴェはヴァン・ド・ガルド(熟成向き)になっていると思われます。
もし2012年の上級キュヴェを飲まれるのでしたら、到着後、澱を落として休養させたらすぐ・・か、少なくとも3年ほどは寝かせると良いと思われます。一般的に見て良い年には「今ひとつ?」と言う天邪鬼な一面を見せてきたパカレですが、難しい2012年は素晴らしいヴィンテージになったことがリアルワインガイドからも見て取れます。
是非ご検討いただき、数の無い2012年をゲットしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 |
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●2012Chambolle-Musigny |
シャンボール=ミュジニー |
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いつも美味しいシャンボールです。2012年はかなり期待できると思います。 |
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以前のコメントを掲載しています。
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【フィリップ・パカレ流の造りがとても似合う!】
快活なラズベリー風味。軽やかな、きれいなアロマ。一体感と美しい旨み。言う事無い仕上がりだ。チリチリと高質に切れ上がる酸がリアルフルーツのようでとても心地良い。綺麗なおいしい水の余韻。硬いが美味しい。透明感バッチリだが要素はこれからどんどん出てくるだろう。
美味しいです・・・でも数が無い・・御免なさい!
コメントは2009年と全く同様でした・・・。昨年のを見ないでテイスティングメモを書いているのに同じとは・・びっくりです! |
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●2012Chambolle-Musigny 1er Cru |
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ |
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以前のコメントを掲載しています。
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【さすがのシャンボル1級!!】
もう・・どうにもならない位、数が無いです。村名シャンボールを倍に濃縮したような、それでいて、エレガンスも大幅に増えている・・素晴らしいワイン・・・に仕上がっていると思います。
エキスの濃度が半端無い!石灰の雅さと旨みの塊のようなシャンボール。エキスから漂う香水の予感が物凄い。今すぐに飲むには早いが2年ほどしてから飲めるようになるだろう。15年は平気で熟成するはず。
とても大柄な仕上がりになった分、飲めるようになるのは先になるようです。それでもこのエキスの感じは凄いです。パカレはシャンボール系、実に似合う生産者ですね。ご検討下さい!
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●2012Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux Saint-Jacques |
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン=ジャック |
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【実に巨大なラヴォー・サン=ジャックです!!】
エレガントなパカレを求めて、もしここにたどり着いたとしたら、きっと戸惑ってしまうでしょう!肉感的で艶っぽく、肉厚さが凄いです。パカレにしてはとても濃い赤で、若干黒味掛かっています。
今飲むのは少し厳しいかと思います。味わいは「うねり」を持ち、パフォーマンスが凄いです!勿論15年以上の熟成も可能!すぐに飲むならシャンボール、ヴォーヌ=ロマネ、ニュイ・ザルジラでしょうか。ご検討下さい!
■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・) |
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Gevrey-Chambertin 1er cru Lavaux Saint Jacques 2012 Philippe Pacalet
ジュヴレ=シャンベルタン・ラヴォー・サン・ジャックを初めて飲んだOisyですが、生意気にもラヴォー・サン・ジャックという畑のテロワールが良く表れているんじゃないか、と感じます。
その心はと言いますと、ジュヴレの中でも標高の高いラヴォー・サン・ジャックらしく、締まりめの酸とジュヴレらしい土やなめし皮、スパイスの香りが、現状穏やかに感じられます。
そこにピュアなフルーツ的なピノの香り。
味わいは新鮮さと層的に詰まった凝縮感、ポテンシャルを感じます。
温度変化には弱そうな繊細さがあり、一見線が細そうですが、しっかりと芯の通ったワインです。
フィリップ・パカレのワインを飲んだのは2012年が初めてですが、ブランとラヴォー・サン・ジャックをテイスティングしての感想は繊細だけども滋味があり、畑ごとの性格がクッキリと出ていると思います。2012年はとても良いんじゃないかと思います。
まだポテンシャルの数%も出てないと思いますが、ピュアな美味しさ満載です! |
以下は2009年もののコメントです。
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【実に表情豊かで複雑性が高いです!】
こちらも素晴らしい仕上がりでした。競争になると思われるアイテムです。
ほんのりと甘みを感じるやや粘っこさもあるアロマ。梅しそ、ゆったりとした雄大な大地。現在も適度に膨らんで、しかもかなり複雑。その上での一体感。素晴らしいワインだ。旨みがしっかり。そして一言、何より旨い。
磐石でしょう。素晴らしいです。しかも表情がたっぷり出ています。ご検討ください!
以下は2007年もののコメントです。
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【例年通り、素晴らしい出来!とても大きなワインです!】
自宅の庭の、隣家との境に薔薇を植えているんですが、毎日のように眺めています。春から12月頃まで花を咲かせて楽しませてくれます。
ブルゴーニュに限らず、葡萄畑には薔薇の木が植わっていることが多いようですが、これは、病気や害虫の発生を、弱い薔薇の木が教えてくれるから・・・という説が有ります。・・・という訳で、noisy
の自宅に植えているわけでは有りませんが、見ていると、1本の薔薇の木で本当に弱肉強食の世界で、寄生、共生が行われていることが・・・判ります。
例えば、薔薇の木というとまずは「アブラムシ」ですね。若芽や蕾にしがみついて、樹液を吸っているようです。余りに酷い時は潰して回ることになり、何本かの薔薇の木を面倒見るのには、かなりの時間を費やすことに成ります。余りにアブラムシが多いと、葡萄の樹勢も弱くなり、若芽が枯れてしまうことも有るようです。でも、見えないところで薔薇の木もアブラムシから何かを受け取っているのかもしれません。
そのアブラムシの天敵が、てんとう虫ですね。黒やオレンジのヘルメットのような体に、真ん丸い模様の付いた・・・あいつです。中々に愛しい感じで、
「もっと飛んでこないかなぁ・・」
などとも思ってしまいます。
ところが、アブラムシに共生?するようなタイプの虫もいます。それが、小さめの「蟻(アリ)」です。この蟻は若芽についたアブラムシから、何らかの分け前を貰っているように見えます。沢山のアブラムシが固まって若芽に張り付き、そのアブラムシに引っ付くように、かの小さな蟻がいます。そして、noisy
がアブラムシにチョッカイを出そうとすると・・・、その蟻たちはアブラムシの周りを警戒するように動き、威嚇します。
まあ、守護しているように見える訳ですが、本来はカマキリとか蜘蛛とかの天敵からアブラムシを隔離しているんでしょう。そして、てんとう虫さんは・・・、蟻の大群に嫌気をさして、どこかに言ってしまうんですね。さ、さようなら・・・。
また、ある種の蜂なんですが、夏ごろからお腹の辺りがオレンジのものが現れて薔薇の茎に卵を植えつけます。その卵が孵ると実に厄介で、薔薇の葉っぱを延々と食べ続け、1週間も放って置くと、薔薇の葉っぱは丸坊主になってしまいます。ですので、この幼生が現れると、その近くの枝ごと切り落として処分することになります。
たった薔薇の木数本で、これだけ色々な生命が関与し合います。実物大・・・いや、人間が実際に小さくなって、現場を見たとしたら・・・これはまるで何かの映画のように、凄いことになっちゃっているんでしょう。
葡萄の畑も・・・同様に本当に凄いことになっているはずです。春の芽吹きから毎日のように、害虫や益虫が関与し合い、様々なバクテリアや菌も・・・同じように関与します。人間の体も同じように・・・虫は付いているでしょうし、体内ではバクテリアや菌の反応する力を借りて、消化したり、エネルギーに変えたりしているのでしょう。
2007年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、ややもすると、
「出来が悪い」
との一言で片付けられてしまっているようです。noisy としては、そんな「思い込み」は出来るだけ持たないようにした上で、
「目の前のそのワインの味わい・ポテンシャル・状態」
のみを自身で判断することを続けています。ですから、時にはワイン評論家と言われる方々とは大いに異なる評価をもします。古くからの新着のメンバー様は、その辺りはご存知のことでしょう。
「ぁ・・またそんなこと言っているよ・・」
でスルーされる方も多いと思いますが、あくまで、ボトリングされ、日本に輸入されたものを実直に見つめ、判断すようにしてます。ですので、皆さんがスルーしたであろう2004年のピノも、
「美味しいよ」
と言えた訳です。
このラヴォー・サン=ジャックの出来はかなり素晴らしいです。 他のヴィンテージと比較しても全く遜色無いです。2006年が、少し淡いニュアンスの入ったラズベリーが前面に出ていたのに対し、それはやや奥に鎮座、反対に構造がやや大きく、やや褐色や茶色のフルーツや無機物のニュアンスが前面に出ています。リリース直後の完成度は2006年が上ですが、2〜3カ月でタイプは若干異なるものの、同等もしくは以上のパフォーマンスを見せてくれるでしょう。さすがフィリップ・パカレですね。難しかったとされる2007年も、もしかしたらnoisyと同じようにアブラムシと格闘・・・はしなかったかもしれないが、様々な様相に適切な対処をしてきたのでしょう。
とても美しい、赤を基調とした透明度の高い色合い。重厚な甘みを持つ極小ベリーの集合体。うねりを伴う旨み。押し寄せる波のような余韻。実にピュアで旨い。これから果実感はどんどん増して行くだろう。素晴らしい!
上記は試飲時のメモの抜粋ですが、思い出しただけでも生唾が出てきます。このワインはホント、毎年外れません。ワイン自体の大きさといい、価格も高く無いと言い切れますね。現在でも一応飲めますし、これも超お奨めです。2007年のパカレは1万くらいで1本だけ・・・とおっしゃるなら、これしか無いでしょう。お奨めいたします。
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●2012Charmes-Chambertin Grand Cru |
シャルム=シャンベルタン・グラン・クリュ |
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以前のコメントを掲載しています。
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【どちらも素晴らしいが2011年はルショットに軍配!!】
2010年シャルムは、圧巻の美しさでした。2011年シャルムは、その延長上に有りますが、惜しいかな・・・そこには到達しない・・・限りなく◎に近い・・いや、◎なんだけどルショットの仕上がりを見ると○にせざるを得ない・・のようになります。
2011年のルショットは、この何年かのネガティブさを払拭して余りある仕上がりでした。今まではどうしたの?・・・弄りすぎてたんじゃない?と言いたくなるのですが、このような仕上がりを見せ付けられると、彼の才能を信じたくもなります。ド・シャソルネイのコサールほどの安定感が有ればと思ってしまいます。しかし、とても素晴らしい!お早めにどうぞ!
以下は2010年もののコメントです。
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【呆れるほどの仕上がり!超絶圧巻な1本!!】
店で試飲できるようにしてありまして・・・みなさん、このシャルムを飲んで、
「ぶっとんで」
ます。
プリューレ・ロックの素晴らしい時の純粋な美しさ・・・、マルセル・ラピエールの軽やかなエレガンス、ミュヌレ=ジブールの艶・・・。有りえない仕上がりです。このワインに限っては、2010年パカレの鬼門に成りかねない酸の不足は、
「全く無い」
です。実に素晴らしい・・何のストレスも、でっぱりもへっこみも無い・・パーフェクトな酸のバランスを持っています。エキスも実に美しく、酸やその他の要素と釣り合っています。
時間を置いて飲んでみると、このワインのモンスター振りが理解できるでしょう・・。お店にいらっしゃった皆さん・・・、いつまでもグラスをスワリングしたり、鼻を近づけたり・・・・とにかくグラスを離せないんです!是非・・何とか1本、手に入れましょう!
以下は2009年もののコメントです。
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【恐ろしく美しい!素晴らしい出来!!】
ピノ・ノワールのグラン・クリュで唯一開けてしまった?のがこのシャルム=シャンベルタンですが、開けて良かった!と思わせるほどに純粋な、でも力を秘めた超級ワインでした。
シャルムらしい愛らしい、しっとりした、丸みのあるシャンベルタン。柔らかくも膨らみが有り、一切のキツサが無い。笑顔を美しい素敵な女性。実に旨い。旨みの一体感・・が素晴らしい。綺麗な出汁、梅しそは無いぞ。凄みは裏に回って全体を支えている。
飲んだ残りを店においておりましたので、ラッキーな数名の方は飲んでます・・・(^^;;
皆さん、一様に、
「素晴らしい!」
とおっしゃっていました。
トップ・キュヴェのひとつですので・・・お早目にお手当てくださいね。日本にはクロ・ド・ベズ並みの数量しか入っていません。
以下は2007年のシャルムです。
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【かなり素晴らしい出来栄え!2007年の白眉です!】
やや温かみを感じるアロマ。物凄い凝縮感。口中を一気にフルにした後に現れる、美しくも美味なアクアの味わい。スパイスとチェリー、スパイス、石灰系ミネラル。おそらく全く開いていないのだろうが滅茶苦茶旨い。軽く複雑なスパイスを含む余韻は長すぎて計りきれない。高貴なニュアンスがいつまでも存在する。
これは、購入できる方は購入すべきワインです。おそらく全く何も放出していないような状態で、これだけ旨いのだとすると・・・クラシックな出来栄えじゃないかな?と思います。リアルは徳丸編集長の現地試飲で93ポイント止まりでしたが、noisy
は プラス1.5ポイントはつけると思いますし、95ポイントもあるかもしれません。試飲で残ったボトルを持ち帰れなかったのが実に残念でした!超お奨めいたします!
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●2012Bonnes-Mares Grand Cru |
ボンヌ=マール・グラン・クリュ |
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パカレのフラッグシップになったボンヌ=マールです!2012年初登場!リアルでも試飲できなかったようです! |
エチケットにほんの僅かに薄汚れが有ります。
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【ヴォーヌ=ロマネ(+フラジェ=エシェゾー)の3品は・・もう最高です!・・】
そりゃあぁね・・noisyだってワインファンの一人ですから、最高テロワールといわれるヴォーヌ=ロマネのワインを醸造できる幸せを理解してしまいますよ。
「・・・・何だよ〜!力の入り方が全然違うじゃん!」
・・バレてますよ。そりゃ誰だって判りますよ・・全部一遍にテイスティングしてるんだから・・。確かにシャンボールは葡萄の出来が今ひとつだったのかもしれない・・。でも信じて購入してくれる人に・・と思ってしまうのはnoisy
だけなのだろうか?
村名ヴォーヌ=ロマネは、フレデリック・コサールのヴォーヌ=ロマネに通じるような、美しい響きを持った絶妙な味わいです。購入できた方はかなりラッキーかと思います。価格は、この価格じゃかなり安いと思います。
ヴォーヌ=ロマネ・レ・ショームは、ヴォーヌ=ロマネの雅さとシャンボールの絹のような舌触りを見せる味わいで、しかも、少し熟させると、荘厳さを身に着けるに違い無いと思わせるような将来性が備わっています。当然、今飲んでも美味しいけれど、4〜5年後からがベストでしょうか?他を犠牲にしてまで仕上げたんでしょうねきっと・・。
エシェゾーに関しては、素晴らしいとしか言いようの無い仕上がりです。ただし、エシェゾーの本来のぶっきらぼうさ・・みたいなものは余り無く、もっとヴォーヌ=ロマネっぽい感じがします。細やかさが有り、とても滑らかで、赤い色の純粋な美しさ由来の美味しさををたっぷり持っています。珠玉の仕上がりで、ルショットと共に白眉な仕上がりです。ご検討くださいませ。
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● 大変にお待たせしました!2012年のフィリップ・パカレ、前半戦をご紹介します。3年前よりフィリップ・パカレのエージェントさんが2軒に分かれたため、良い出来で有れば3回ほどご紹介するようになるかと思います。
今回のフィリップ・パカレ2012年は、テラヴェールさんの扱いです。テラヴェールさんは6月に残りの赤ワインを輸入するようになると思いますし、野村ユニソンさんは春に一気に輸入するのかな?
この10年ほどの長きに渡り、ほぼ全てのアイテムを「自腹で・・・」テイスティングしてきました。自腹と言っても仲間同士で出し合って行ってきたわけですが、この3年ほどは、どうしても「?」が消えないキュヴェが多かったり、思ったよりも出来が今ひとつだったりしたもので、コスト/効果が非常に難しい感じになっていたのは否めませんでした。単純には30万円ほども出費して、その10倍以上は販売しないと商売にはならないのですが、
「こりゃ・・そう沢山は買えないかな?」
と思ってしまうことが続いていた訳です。
ですので、2012年ものは残念ですが、テイスティングアイテムを減らして対応することにしました。
今回の前半戦、2012年もののリリースは、
●ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
●ブルゴーニュ・ピノ・ノワールV.V.
●ペルナン=ヴェルジュレス
●ブルゴーニュ・アリゴテ
●シャブリ・ボーロワ
●ニュイ・サン=ジョルジュ・ブラン
●モンテリー・クロ・ゴーテイ
●サン=トーバン・ミュルジュ・デ・ダン・ド・シアン
●ムルソー
●ムルソー=シャルム
●ムルソー=ペリエール
●シャサーニュ=モンラッシェ
●ピュリニー=モンラッシェ
●コルトン=シャルルマーニュ
と14アイテムでした。
いつも中々良い仕上がりを見せるサン=トーバン・アン・ルミイィはアナウンスがありませんでした。テイスティングしたのは黄色の文字の7アイテムです。
「・・また今一つの出来かもしれないな・・。」
との思いが過りましたが・・・実際はどうだったかと言うと・・
「滅茶苦茶素晴らしい!本来のパカレらしいピュアなフレーヴァーに、アペラシオンの特長をものの見事に引き出したグレートな出来!」
だったんです!
いや〜・・・やっちまいました・・。こんなことなら、今まで通り全アイテムのテイスティングをするべきだったし、予約の本数を増やすべきでした。ま、もっとも希望の数量はいただけなかったとは思いますが・・・。
昨年の2011年もののリリースの後、パカレ氏も来日されましたが、おっしゃってる言葉は何とか言い訳をしているようにしか聞こえなかったものですが、今回のコメントの
「テロワールの個性が際立つ偉大な年!!」
というのは、妄想でも誇大広告でも有りません。テイスティング時には全く同じように感じましたし、何よりもピュアなバランスの良い酸とフレーヴァーが生き生きしているのが嬉しかったです。
そして、ムルソーは少し樽を効かせてクラシックデザインなムルソーに仕上げたり、またシャサーニュとピュリニーの違いをモノの見事に造り分けるのを目の当たりにすると・・・
「やっぱりパカレも凄い腕前だった」
と、再認識した次第です。
もっとも、数の無い赤とコルトン=シャルルマーニュは飲んでいませんが、テイスティングした7アイテムを飲んで判ります。「悪いはずが無い・・」と。
テイスティング・アイテムは、全てとても良い仕上がりでした。そして、価格も思ったよりリーズナブルにご案内できていると思います。
今後の入荷につきましては、価格を含め、どのようになるのか不透明ですので、リーズナブルにご案内が出来た今回のアイテムは、是非ともご購入いただきたいと思います。とてもグレートな仕上がりです。ご検討ください!
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■エージェント資料より
フィリップ・パカレは代々続く栽培・醸造家の家系で育ち、自然派ワインの父故マルセル・ラピエールを叔父に持つ家系。ブルゴーニュ・ディジョン大学で醸造学を学んだ後、1991年からはヴォーヌ・ロマネの生産者プリューレ・ロックの元で10年に渡り醸造責任者を務めました。その後は2001年に自身のネゴシアンを立ち上げました。現在は9.5haの畑と契約を結び、年間約5万本を生産。今ではブルゴーニュを代表する造りとして高い評価を得ています。
『テロワールの個性が際立つ偉大な年』フィリップ・パカレ
『2012年は天候.順による花ぶるい・雹・病気など、自然が私達に多くの試練を不えた年』
マイナス15℃を記録する程の厳しい冬。春から初夏にかけても気温は上がらず雨が多い日が続いた。7月以降は乾燥して暑い日が続き、遅れを取り戻すように葡萄果は成熟した。
9月27日に収穫開始。ミルランダージュが多く発生した為、収穫量赤は30%、白は50%の減少。葡萄果は健全で特にフェノール類の熟成が十分に進み2005年の様な良質のタンニンと酸が得られた。『結果としては良質のタンニン・酸・ミネラルを持つ偉大な年になった。しっかりとした骨格とテロワールの個性が際立つ年だ』
『除草剤や殺虫剤の使用は栽培上のドーピング行為。葡萄樹を栄養過多にさせ病気への抵抗力を落とすと共に私にとって重要な天然酵母も弱らせてしまう。だから人の手で“畑を耕す”作業が必要。時間もコストも数倍以上かかるが重要な事だ』
フィリップ・パカレが理想とするのは、それぞれの畑が本来持つ「個性・典型」(=AOC)をワインに表現する事。その役割を演じるのが“野性酵母”であると考えます。
『野生酵母は区画やヴィンテージによっても異なるが30種程存在する。これら複数の酵母が発酵中に働き、ワインにテロワールの風味と味わいを表現してくれる。人口酵母ではたった一種の酵母しか働かず、例え果汁に複雑な要素が含まれていたとしてもワインは単純な味わいになってしまうからね』
近年パカレは“Le guide des meilleurs vins de france”等の評価本でもブルゴーニュを代表する生産者として、非常に高い評価を得ています。 |
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●2012Bourgogne Aligote |
ブルゴーニュ・アリゴテ |
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【2011年より復活!!再度造るようになったアリゴテです!】
ブルゴーニュらしいエレガントさを持ったアリゴテです。けっして強く大きいものでは有りません。あくまでもブルゴーニュ的エレガンスの追求ですね。マッチョで巨人とも思えるアルノー・アントのアリゴテのような、品種のカテゴリーを無意味にしてしまうような、超逸品では有りませんが、軽やかさの中の華やかな美味しさがピュアに表現されています。美味しい料理が食べたくなるような、透明感のある柑橘系のフレーヴァー、ドライで適度の充実した中域、ミネラリティもたっぷりです! |
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●2012Chassagne-Montrachet |
シャサーニュ=モンラッシェ |
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●2012Puligny-Montrachet |
ピュリニー=モンラッシェ |
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【因縁の村対決!!これほど対照的に・・・判りやすく造り分けられるとは!】
まあ、ピュリニーとシャサーニュならピュリニーを選ぶ方も多いと思いますが、
「じゃあ、どうちがうのよ?」
と尋ねられると・・・言葉に詰まってしまって・・
「・・いや・・何となく・・・ピュリニーの方が美味しく感じるんだよ・・」
みたいになっちゃいますよね。でも、これほど判りやすい比較対象はそうそう無いと言ってよいほど、この2アイテムは対照的かもしれませんよ。
シャサーニュ=モンラッシェ
愛らしく愛しく感じられる凝縮した白黄色、そして少し緑色の果実。非常に素直な味わい。クリーンで果実がてんこ盛り!そしてまん丸な外形のミネラリティもたっぷり。そして、珪藻土っぽい、やや薄い緑を帯びたミネラリティの香りがたなびく。余韻も愛らしく長く続く。とても美味しい!
ピュリニー=モンラッシェ
シャサーニュよりも確実に重量感のあるミネラリティ。少しオイリー。まったりした黄色の果実。とても美味しい。味幅もしっかり。そしてエレガンス・・・・実に良く出来た村名。大きさもあり、何より新鮮な果実が嬉しい。
どうでしょうか・・。少し青みを見せる(悪い意味じゃなくてとても真っ直ぐで)愛らしいシャサーニュに対し、王道のブルゴーニュ・シャルドネ的黄色果実に大きな骨格のマッタリ感・・・。そして、パカレならではのピュアな果実酸がどちらにも感じられます。活発な少女と熟女・・でしょうか?どちらがタイプでしょうか・・かなり美味しいです!是非ご検討ください! |
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●2012Meursault 1er Cru Charmes |
ムルソー・プルミエ・クリュ・シャルム |
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【村名ムルソーは・・オールド・ファッションド・ラブ・ソング??】
いや・・ムルソーシリーズも実に旨いです。でも久し振りにこんなムルソーを飲みました!・・懐かしくて涙がチョチョ切れました!
ムルソー
少し強めの樽。オールド・ファッションド・ムルソー?やや硬めな仕上がりだが、ポテンシャルを凄く感じる。非常にドライで、まだ膨らみきらないがオイリーなフレーヴァーにまろやかな酸が絡みつく。樽の成分が溶け切るまで少し置いた方が良いかもしれないが、樽の要素に負けないだけの葡萄の力が有り、その拮抗を見るのも実に楽しい。
ほんと、こんなにしっかり樽を聞かせたムルソーは久し振りです。ある意味、石の強い風味を和らげる意味も有ると思える樽の使い方ですが、武道にポテンシャルが無いと「情け無い味わい」に成りかねない・・・しかし、そこを上手に・・・仕上げています。「臭い」ほどに樽が薫るのではなく、「しっかり、適切と言える程度」に樽が有ります。かなり美味しく・・かなり懐かしいです!
ムルソー・シャルム
重量感とエレガンスの競演。わずかに硬めな状況だが、現状のパフォーマンスでもとても美味しい。たっぷりの石灰系ミネラリティに要素が閉じ込められている。やや重量感もあるシャルム・・白・黄色の果実がポロ・・ポロと落ちてくる風情が素晴らしい。
ムルソー・ペリエール
この複雑性、大きさ・・言うことの無い美味しさがある。しかし、派手さをアピールするのでは無く、実直・・・・まじめなシャルドネ。オイリーで蜜っぽく、そして端正。余韻が絶妙に長い。
シャルムとペリエールの違いは、比較的判りやすいです。ただ、パカレのシャルムは少しペリエール的な部分も内包していると思います。位置的に近いのかもしれません。超お勧めのムルソー3品です。 |
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● ジュヴレのビオ生産者、ドメーヌ・トラペがアルザスで展開するドメーヌ・トラペ・アルザスをご紹介します。優しい眼差しですね・・・ワインの味わいも、そんな夫婦を想像させてくれるものです。
凄い! |
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ジャン ルイ トラペ氏の妻であるアンドレ トラペ女史がアルザスのワイン生産者の娘だった為、2002年からアルザスでのワイン生産も引き継いでおり、現在約6haの畑を所有しています。ブルゴーニュと同じく、こちらもビオディナミを採用しており、手摘みで収穫、選別して空圧式圧搾機でプレスした後、果汁を冷やして不純物を沈殿させて取り除き、タンクに移してアルコール醗酵を行います。その後、アルザス地方独特の楕円形の樽で10〜12ヵ月熟成させます。
RIESLING, BEBLENHEIM (AC ALSACE)
リースリング種100%。特級のゾンネングランツの下のベブレンハイムに畑があり、面積は約0.5haになります。畑の土壌は粘土が少なく、堆積岩が砂に変わった砂質土壌で熱を吸収しやすく、畑が暑いので成熟しやすい特徴があります。僅か2キロしか離れていないショーネンブールの区画より8〜10日も早く収穫が行われます。果実味豊かでリースリング特有の酸が素晴らしく、オイリーで濃厚な味わいに引き締まりを与えています。トラペのリースリングは繊細な魚料理や熟したフルーツ、リースリングのワインを使ったコッコ
オー ヴァンなどと相性が良いです。
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●2011Schoenenbourg Riesling Grand Cru |
シュナンブール・リースリング・グラン・クリュ |
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リースリング種100%。石灰岩が多めの花崗岩土壌で急勾配の南向きの畑です。畑にはトラクターが入れないので、耕作は馬または手作業で行っています。下記のシュロスべルグより気候が寒いので成熟が遅く、収穫も遅摘みです。甘味、オイリーさがシュロスべルグよりも多く、糖度が高いですが、酸もしっかり残っています。上品な甘味が豊かに広がり、とてもリッチな味わいです。 |
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●2011Sonnenglanz Gewurztraminer Grand Cru |
ゾンネングランツ・ゲヴェュルツトラミネール・グラン・クリュ |
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ゲヴェルツトラミネール種100%。ストラスブルグの南のコルマールの町の近くにゾンネングランツの区画があります。この区画の標高は約250メートルで粘土石灰質土壌が主です。品種特有のミネラルが素晴らしく、肉厚かつオイリーで甘みの強いワインですが、酸味もしっかりあるので飲み飽きしません。「SONNENGLANZ(ゾンネングランツ)」とは太陽の輝きという意味です。 |
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【こんなに美味しいとは思いませんでした・・!】
シュナンブール・リースリング・G.C. |
実に美しく均整の取れたリースリング・・・そしてシュナンブールと言うグラン・クリュを感じさせてくれるワインです。
シュナンブールGCと言えば・・・
ですよね。そして造り手は勿論・・・
マルセル・ダイスさん。アルザスの反逆児と言われた凄腕です。 |
ゾンネングランツ・ゲヴェュルツトラミネール・G.C. |
彼のシュナンブールは「混植」ですから、様々な品種が一緒に植わり、それを醸造していますが、トラペの場合は「単一品種」で品種ごとに植わっており、今回ご紹介するのはシュナンブールのリースリングです。これが非常に・・旨い!
薄く緑が入ったような、ドンピシャのタイミングで収穫されたと思われるほぼ甘みを感じないドライな味筋で、奥深くから高貴なスパイス、非常に伸びやかな石の風味、わずかに粘り、しかし美しい冷涼な酸がややタイトさ、ソリッドさを見せつけつつ、全体的には豊かに柔らかさをトーンとしている・・目茶旨いです。単純なリースリングにはとても思えない・・・ピノ・グリとかゲヴェの艶やかなスパイシーさをどこか感じます。
さすがシュナンブール!と思っていただけると思います。それにダイスのシュナンブールよりもかなりリーズナブルですが、高貴さは変わらず・・素晴らしい!一推しです!
一方のゾンネングランツはゲヴェです。こちらも色を見ていただくと判るかと思いますが、やや黄色味が強いですね。シュナンブールよりも熟させて収穫した感じです。
ヴァンダンジュ・タルディヴの少し手前の糖分・・・やや甘みを感じるレベルです。美しい薄い緑も入っていて、一面の黄色・ゴールドでは無いことに注目しましょう。
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比較してやや熟度が高いことからシュナンブールよりもトータルの酸度は低いです。ゲヴェは、品格を造るのは中々難しいんですが、さすがトラペと言うべきでしょうか、余裕と言うか、持って生まれたものと言うか、違和感の無い高貴さを持っています。そして、甘みのレベルが実にピッタリで、これ以上甘いとスイスイ入らず、これ以下だともの足りず・・と言う感じに仕上がっています。
そしてヴァン・ナチュールだからこそのナチュラルさと、フカフカの畑を連想させるしなやかさが有り、飲んでいて非常に楽しいです。
甘みのレベルを調節したいならば、やや抑え目の場合は10度ほどで、甘みを立たせたいなら14度ほどで飲まれるとよいです。それ以上の温度でも17(土)以下なら決してダレることも無いです。非常に複雑で高貴!ミネラリティがしっかりしているからこの味わいが成り立つのでしょう。「太陽の畑」も超お奨めします!是非ご検討ください。
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● ローヌの偉大な生産者、ジャン=ルイ・シャーヴのネゴスライン、ジャン=ルイ・シャーヴ・セレクションのコート・デュ・ローヌが入ってきました。やはり精緻で、ほぼパーフェクトな味わいです。同じ偉大な生産者であるラヤスとは、方向性は全く違うように思いますが・・どちらも素晴らしいですよね。
また、このセレクションは「ネゴス」と言っても、「80%以上はドメーヌもの」でして、どんそんその比率は高まっているそうです。フィネスさんの輸入です。
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1481年に立ち上げられ、6世紀にわたってエルミタージュのワインを造り続けているこのドメーヌはモーヴの町に居を構えています。16代目現当主である
ジャン ルイ シャヴ氏は温厚で真面目な性格で、畑での仕事を第一に考えています。所々に設置してある電灯の下に行かないとテイスティングコメントも書けないほどの漆黒
と静寂に包まれた地下蔵から屈指のワインが生まれます。
エルミタージュに使われる葡萄の畑は合計28haで赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので
別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。
収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまで待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。
白は8割は樽で残りはステンレスタ ンク、赤は樽のみで醸造され、18〜24ヵ月間熟成されます。
エルミタージュに使われる葡萄の畑は赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造され
ます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は
周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまでじっくり待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。白は8割は樽で残りはステンレスタンク、
赤は樽のみで醸造され、18〜24か月間熟成されます。
「エルミタージュはアサンブラージュのワインである」
というジャン ルイ氏の信念に基づき、区画ごとに醸造されたワインは試飲が繰り返し行われ、最後に神業の如きアサンブラージュによって仕上げられます。 |
J.L. CHAVE SELECTION
ジャン ルイ シャヴ氏の「ドメーヌでは偉大なワインを、ネゴシアンではおいしいワインを」という想いに基づきながら、ドメーヌワインと同じように造られています。葡萄を買ったり、ドメーヌで使わなかったワインを使ったりと、テロワールを活かしながらもリーズナブルで飲みやすいワインを目指しています。 |
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●2011Saint-Joseph Blanc Celeste |
サン=ジョセフ・ブラン・セレスト |
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【素晴らしいルーサンヌ!!トップにも肉薄!】
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ブルゴーニュ・ラヴァーが非常に多いnoisy のお客様には、一体どうやってこの素晴らしいワインをお伝えしたら良いのか・・頭を抱え込んでしまいたくなるようです。
まず一般的なローヌのワインの、
「厚ぼったいイメージ」
は・・まず捨てちゃいましょう。ファーストノーズに香るアロマはオイリーで冷ややか・・まるでブルゴーニュ・シャルドネの超高級クラスのようですよ。
サン=ジョセフと言う村・アペラシオンは北ローヌですから、南ローヌのシャトーヌッフとは違うとは言え、「ルーサンヌ種」 で超有名且つ超高価なワインが・・・有りましたよね?・・たまにご案内させていただいている・・
「シャトーヌッフ・デュ・パプ・ルーサンヌV.V. シャトー・ド・ボーカステル」
がそうです。アドヴォケイトが100点付けたとかどうしたとか、非常に騒々しい中でのトップ・キュヴェですが、
「・・・美味しそうなのは判る・・でも、ルーサンヌって・・何よ・・?」
と言うのが、我が愛しいブルゴーニュ・ラヴァーたちの率直な気持ちじゃないでしょうか。
「・・だって・・飲んだこと無いし・・」
ですよね?
この、緑が透けて見えてくるような素晴らしい色合いをご覧ください。オイリーさも何となく見て取れるんじゃないでしょうか。 |
中域の出方、膨らみはシャルドネとはちょっと違って感じられるでしょう。こちらのサン=ジョセフ・ルーサンヌの方がフレキシブルで、ブルゴーニュ・シャルドネの方が幾分タイトに締まっていると思います。ミネラリティも実にしっかりしていて、むしろこちらの方が滑らかで飲みやすい・・かもしれません。
また酸の冷ややかさは特筆もので、
「おいおい・・本当にローヌかい?」
と思ってしまうかもしれませんよ。
おそらく緻密な組み立て方が出来る能力をお持ちなんですね。ボリューム感は充分有るものの、力任せな部分を感じず、非常に精緻・・現状で非常に旨いです。
ルーサンヌ100%で、しかもドメーヌものでのリリースでは有りませんが、このセレクションの畑も90%近くが自社畑だそうですんで、
「・・なるほど、完成度が高いわけだ!」
と頷かされました。
価格も非常にリーズナブルと言えると思います。これより北に向かえばコンドリュー、シャトー・グリエ・・・そしてコート=ロティーと続く地です。是非飲んでみて欲しい素晴らしい高級白ワインです。お奨めします! |
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● ブリュノ・デュシェンのお隣さんだそうです・・・(^^;;
で、単純にデュシュンっぽさも結構有ります。まあ、それはデュシュンっぽいということではなく、テロワールを拾っているから、ということにつきると思いますが・・・。
はたしてバニュルスやルーションは、スティルワイン銘譲地としての評価を獲得できるんじゃないか?とさえ思えるほど、マタン・カルムのワインはピュアで、芯の強さをアピールしてきます。この2006年がファースト・ヴィンテージということですから、とんでもない可能性を秘めていると感じています。
韓国人の奥さんを持つフランスの方が、とても小さなドメーヌを切り盛りしています。ブリュノ・デュシュンのような、鋼の凝縮感は無いものの、その分喉の通りの良さが有り、エレガンスを持ち合わせています。
もしかすると「大化けしそうな」造り手です。一年目から出会えたのも何かの縁・・・。一押しでお奨めしますので是非是非!飲んでみてください。
注:清澄も濾過もしていませんので、とんでもないほどの量の「澱」が有ります。状況によっては混ざってしまいますが、飲んでも(食べても?)問題有りません。
「何か浮遊しているんですけど交換してください」
などと言われましても、致しかねます。何かが浮いている、もしくは澱がとても多いのが気になって楽しめない方は、申し訳有りませんがご注文しないでください。
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彼らとの出会いは2007年4月22日、ベルギーで開催されたワインサロンに招待されたフランス醸造家の仲間として会いました。そのサロンはフランス・イタリア・スペインの自然派の中で40名だけ選ばれた醸造家の集まりで、錚々たるメンバーの集まりです。御主人はフランス人で奥さまは韓国人。私が日本人で最初にフランスで自然派ワインを作った女性だとすると、彼女は韓国人で初めて自然派ワインを作った女性となります。
久しぶりに頭を叩かれた思いでした。それと同時にやきもちが込み上げてきました。
私が2002年から憧れていたワインを2006年に始めた新人ワイナリーがいとも簡単に作ってしまった! というやきもちです。(笑)
ピレネー山脈の恩恵を受け、標高300〜500mに畑が位置しておりますが、その為太陽がサンサンと照りつけても理想的な酸味にも恵まれております。勿論全て手で収穫しますが、収穫ケースは10kgと質に拘る為、一番小さなケースを選んでおります。(BoisLucasでさえも20kgのケースです。10kgのものを使えれば理想的ですが、仕事がとても増えるのでなかなか理想通りにはいきません)
勿論、言うまでもありませんが清澄作業・フィルター作業・添加物添加はあり得ません。絶対のお勧めワイン、Bruno
DUCHENが買えなかった方は是非とも飲んで下さい。
各地で醸造を学んだアントニーとワイン関係のコマーシャリズムを専攻してきたヴェロニックのふたりが、2006年よりルーシヨン地方ではじめたドメーヌ。ドメーヌをはじめるにあたり、比較的参入しやすいラングドックかルーションかで迷いましたが、本格的に自分たちのドメーヌを立ち上げる前の2005年に、エルヴェ・ビズール氏のClos
des Fees(クロ・デ・フェ)から畑を借り受けて実際の経験を得られたことから、同じルーションの地に自分たちのドメーヌを構えることに決めました。彼らの本拠地Millas(ミラ)はペルピニャンから少し西にはいったところにあり、何といってもここの自慢は、100年以上の樹齢を誇る古いカリニャンのブドウの樹です。
そして2006年に自らのドメーヌを始める際も、5ヘクタールの畑は購入ではなく借り受けるかたちをとりました。当初から自然派志向の強い信念を持ってワインづくりを始めた彼らですが、ルーション地方にはそこそこの数の自然派生産者が存在するものの、ここではブドウ畑の土地の多くが地元の協同組合と密接な関係にあったため、彼らが借り受けた畑もそれまでは協同組合のやりかたに沿った、つまりビオの畑ではありませんでした。それから3年、現在ではエコセールやABマークでお馴染みのAgriculture
Biologique(アグリキュルチュール・ビオロジック)の認定も受けるまでになります。若く高い志を持つ彼らですが、決して狂信的なビオの信望者というわけではなく、例えばビオディナミについても興味のある部分やできる部分は取り入れますが、すべてを必ずカレンダーどおりに実践することに固執しているわけではありません。さらにSO2に関しては、極力使用しないことが基本ではありますが、これも醸造過程の状況に応じて判断します。
ワインがすべてVin de Tableであることも彼らの強い信念や高い志とつながっています。まずルーシヨンのAOCを獲得するためには様々な規定に従わなければならなくなること、そして何より少なくとも20〜30%のシラーあるいはムールヴェードルをワインに使用しなければならないことは、彼らにとって大切なカリニャンを主役にしたワインが思うままに醸造できないことになるからです。(そしてここの名脇役とも言えるのがグルナッシュ)
当初不安がなかったのかというと、やはりあったということですが、よき理解者たちを得て、軌道に乗った現在ではVin
de Paysになることさえも興味がないようです。
栽培:ビオロジック 認証:なし 新井順子 |
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●2009Mano a Mano Rouge V.d.T. |
マーノ・ア・マーノ・ルージュ・V.d.T. |
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呼称:VdT 面積:1.5ha 標高:400m
土壌:粘土、石灰岩、砂質花崗岩
収穫:手摘み
収量:25hl/ha
品種:グルナッシュ70% カリニャン30%
樹齢:グルナッシュ30年 カリニャン80年
醸造:除梗なしでセミマセラシオンカルボニック、ステンレスタンク発酵・熟成。 無濾過・無清澄。
SO2:添加なし
特徴:100%手作業で行うところからマノ・ア・マノ(=手と手)というネーミングです。赤褐色の液体で少し熟成感も出ています。彼らの赤のキュヴェの中では一番グルナッシュの比率が高く、プラムやダークチェリー、シナモンの香りが上がります。口に含むとブドウをそのまま食べているかのような果実感の後、角の取れたタンニンと熟成を経た酸がじわじわと上がってきてスムースなフィニッシュを迎えます♪ |
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【エレガント系の軽やかで繊細だが複雑性もしっかり有ります!!】
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●2002Bonica Mrieta Rouge V.d.T |
ボニカ・マリエタ・ルージュ V.d.T |
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呼称:VdT 面積:1.5ha 標高:500m
土壌:粘土、石灰岩、砂質花崗岩
収穫:手摘み
収量:25hl/ha
品種:カリニャン80% グルナッシュノワール20%
樹齢:カリニャン100年 グルナッシュノワール30年
醸造:除梗なしでセミマセラシオンカルボニック、ステンレスタンク発酵・熟成。 無濾過・無清澄
SO2:添加なし
特徴:カタルーニャ語で綺麗なテントウムシという名前のキュヴェです。標高500mと彼らの持つ畑の中で一番高い区画のブドウを使用しています。チャーミングなフルーティさを出すためにセミマセラシオンカルボニックを行っています。やや明るい赤紫の色調です。木イチゴジャム、ドライイチジクの香りの後にユーカリやタイムのニュアンスが出てきます。丸みのある口当たりの後にナチュラルな芯の通った果実味を感じスルスルと飲めてしまいます♪ |
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【エレガント系です!マーノ・ア・マーノより充実した味わいです!】
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●2002Sans Temps V.d.T |
サン・タン・V.d.T. |
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とても美味しいです!さすがトップ・キュヴェ!100歳のカリニャンです!
呼称:VdT 面積:1ha 標高:400〜450m
土壌:粘土、石灰岩、砂質花崗岩
収穫:手摘み
収量:20hl/ha
品種:カリニャン100% 樹齢:カリニャン100年
醸造:除梗なしでセミマセラシオンカルボニック、ステンレスタンク発酵・熟成。 無濾過・無清澄
SO2:添加なし
特徴:畑仕事が忙しすぎて時間がない=サン・タン(Sans Temps)とカリニャンの樹齢が100年=サン・タン(Cent
Ans)の掛け言葉でネーミングされました。カリニャンの固さを和らげるためセミマセラシオンカルボニックを行っています。ガーネットの色調にカシス、プラム、ローズマリーの香りが立ち込めます。口に含むと硬質のミネラルからくる冷涼感を感じ、程よい熟成感のあるタンニン、高樹齢からくる複雑味を楽しんでいただけます♪ |
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【肯定感に満ちています。素晴らしいエキス味!】
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こちらは赤ワインなので振らない方が良いと思います・・・(^^;;
それにしても、久々の大物感・・その肯定感に満ちています。樹齢100年ほどのカリニャンを中心にセパージュしているせいでしょうか、構造が安直ではなく、とても深く、複雑性を持っています。
判りやすくするために、大まかな比喩を使用しました。決して、ピノ・ノアールという固有品種を使用しているからと言って、そっくりそのまま・・・という訳では無いことをご了承ください。近い雰囲気を持っている・・・という意味合いです。
●マーノ・ア・マーノ・ルージュ
樹齢30年のグルナッシュ・ノワール70%、樹齢80年のカリニャン30%。色は比較的淡く、まるでピノ・ノアールのテクスチュアと味わいに近い。どこの?と聞かれると厳しいが、クラス的にはACブル〜村名クラスの、敢えてシャンボールっぽいと言っておこう。赤い小粒のベリーが中心。比較軽量で繊細な味わい。
●ボニカ・マリエタ・ルージュ
樹齢100年のカリニャン80%、樹齢30年グルナッシュ・ノワール20%。マーノ・ア・マーノをやや濃厚にした味わい。それでも「濃い」訳では無いが、タンニンの厚みとボディのふくよかさがワンクラス上。ドライできっちりと出たエキスに思わずうっとり。中量級でバランス良く美味しい。
●サン・タン・ルージュ
樹齢100年のカリニャン80%、樹齢30年グルナッシュ・ノワール20%。トップ・キュヴェの貫禄有り。色もこちらはしっかり濃く、果皮の抽出が上手く出ていて、上質のカベルネのテクスチュア有り。カッチリと硬質でより厚いのが上記2品との違い。とてつもないほどのミネラル感は、大きな石灰岩やクリスタルを想像させる。
まあ、美味しくない・・・という方はいないでしょう。ピュアで、冷ややかな酸と、膨大なミネラルの「エキス系」です。是非とも飲んで欲しいと思います。超お奨めです。 |
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● ビオディナミと言ったらこの方ですね・・。ニコラ・ジョリー・・ロワールはサヴニエールのビオの大家です。下記のリンク先にニコラ・ジョリーの美しいサイトが有りますので、ご興味がございましたら覗いてみてください。
http://coulee-de-serrant.com/uk/
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当主のニコラ・ジョリーはとにかくパワフルで好奇心が旺盛な人だ。取材やセミナーは時間内で収まることが少ない。彼の好奇心がドンドン膨らみ、相手に伝えたいことが次々と湧き出て、話題があちらこちらへ飛んでいく。
彼のビオディナミのセミナーは一見難しく思える。現代に生きる私たちにとって、自然の法則を身体で実感する機会が減ってしまったことと、彼が少しでもビオ
ディナミを知って欲しいと、幅広い多くの情報を伝えようとするからだろう。しかし1対1で話を聞くと、実はシンプルだ。化学的なものを使いバランスを崩し
てしまった自然のバランスを取り戻すこと。そしてその場所で育った植物や動物の力を借りて、バランスを高めてあげること。決して現実離れした話ではなく、非常に論理的だ。前職は金融マン。様々なファクターを収集、分析し、実行していく。ワイン造りでもそれは行われている。そして、そこに自然への愛情がプラスされているのだ。
彼のワインもまた、「難解ワイン」と言われることがある。私も最初はそう思っていた。しかし、難しいという周囲の評価やワインとはこういうものという定義
に縛られていただけだった。確かに、早めに抜栓したり、デキャンタしたりしないと開いてくれない。でも一度姿を見せてくれると、パワフルだと思っていたワ
インが様々な料理と優しくマリアージュしてくれる。なんと包容力と穏やかさを持つワインなのか!
彼と会う時、彼のワインを飲む時は、あせってはいけない。じっくりと向かい合うため、長い時間を用意しておこう。きっと心を開いてすべてを見せてくれるはずだ。そして、その包容力に、いつの間にか心地よい気分にさせてもらっているだろう。
来日すると人気が高いため過密スケジュールとなるが、それでも移動や休憩の間も話し続け、「これで60代後半とは」と圧倒されてしまう。 |
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■ドメーヌの歴史
クレ ド セランはシトー派修道僧により12世紀に植えられた由緒ある畑で、以来800年以上もの間ブドウ栽培が行われています。
1962年からジョリー 家が所有し、1976年に現当主であるニコラ・ジョリー氏が運営に参加。ジョリー氏は
「美味しいワインである前に、その土地固有の繊細さを表現した本物の ワインでなくてはならない」
と、1980年から部分的にビオディナミを導入し、1984年からすべての畑でビオディナミを行っています。
2001年、ジョリー氏はビオディナミの団体「Return to Terroir」を創立、12カ国、約150生産者がこの団体に所属しています。また、彼はこの団体を通し、世界中で講演し、原点へ回帰を提唱しています。 |
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■栽培
クレ ド セラン、クロ ド ラ ベルジュリ、ヴュー クロに畑を所有。
1984年からすべての畑でビオディナミが行われています。ドメーヌでは牛や羊な
どを飼い、イラクサを始め多くのハーブを育てています。ハーブなどからビオディナミに必要なプレパラシオン(調合剤)を造り、家畜たちが畑の草を食べ、馬
で耕作するなど、自然と動物と共にブドウ栽培を行っています。
■発酵
自然酵母にて発酵、発酵時の温度はコントロールしません。また、デブルバージュ、コラージュは行わず、主に古樽で数ヶ月間熟成後、瓶詰め前にフィルター処理を極軽く行います。
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面積は7ha、この造り手が単独所有する畑です。南向きの急斜面で、平均樹齢は40年以上、一番古い樹で80年になります。馬を使うかもしくは人の手によって耕しています。
凝縮感があり、酸味のバランスが良く、ハチミツやアプリコット、火打石などの風味が感じられます。但し、ニコラ・ジョリー氏は自然のままを表現することを
心がけているため、ヴィンテージにより個性が異なります。また、ヴィンテージによってボトリティスを含むものと、含まないものがございます。 |
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●2010Savennieres les Vieux Clos |
サヴニエール・レ・ヴュー・クロ |
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【サヴニエールです・・・ 】
サヴニエールと言えば、まずは、クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン、次いで、ロッシュ・オ・モワンヌで決まり・・・です。クーレ・ド・セランはご存知のように、ニコラ・ジョリーの単独所有ですが、ロッシュ・オ・モワンヌは複数の所有者がいます。当然ながら品種はシュナン・ブランで、特級畑は有りませんが、もし有るとするならば、クーレ・ド・セランとロッシュ・オ・モワンヌということになるのでしょう。クーレ・ド・セランはとても高価なので、ロッシュ・オ・モワンヌかこちらが狙い目では有ります。
比較鋭角で冷たい感じが多かったクーレ・ド・セランやロッシュ・オ・モワンヌですが、昨今は大分膨らみが増え、柔らかくなってきました。むしろ傾斜の緩い、下級のレ・ヴュー・クロの味わいに似たものになってきたのは・・ちと・・どういうことなのかな?とも思えます。
今回は正規です。正規だからコンディションが良い・・という訳では有りません。大手のワイン商は自分のところのコンディションに、さほど目を配っているわけでも無いし、むしろ周りを気にしてないので・・まぁまぁだと思ってください。
とても熟れていて、黄色い冷たい地方のフルーツや、熟れた暖かい地方のフルーツがてんこ盛です。適度な膨らみが有り、余韻も中々に長いです。時間の経過で更に膨らみ、ロワールの豊かな自然を彷彿とさせてくれます。
ロワールのビオの本家・・・ニコラ・ジョリー。この機会に正規の味わいをチェックしてみてください。仕上がりはなかなかに良いです。 |
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● マルセル・ダイスが完全ビオディナミに移行してからというもの、マニアックな世界ではかなりの人気を誇っていたのに、何となく縮小ムードになっているのが残念でなりません。微力ながらも、
「素晴らしいものはやはり素晴らしいのだ!」
と、声を大にして伝えて行こうという決心です。
商売をやっているのであれば誰しも、すぐに完売してしまうような商材は欲しいものです。何てったって販売が楽ですし、エージェントさんのコピーをそのまんま張っつけて、写真を撮ればほぼ出来上がり・・・、もしくは、常連さんに流して、
「はい、終了!」
です。
でもそのような商材は、例え売れてない頃から扱っていたとしても、また、その造り手の知名度を上げるのに大きな寄与をしていたとしても、欲しがる他の方のために、結局数量は削られてしまうものです。
ミシェル・ダイスの造り出す世界の孤高さと気高さに目が行くのであれば、いや、まともなワイン屋、味わいを第一に考えるワインファンであるならば、パワフルさを失いエレガンスを手に入れた彼のワインを正当に評価出来るはずだし、自身でも、
「呑みたい!」
と思うはずなのです。
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●2011Manbourg Grand Cru |
マンブール・グラン・クリュ |
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新入荷!2011年です。
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【ピノ種大集合の白ワインです!しかも良年2010年ものです!】
1.5ha。平均樹齢15年。ピノ・グリ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、ピノ・ブラン、ピノ・ブーロの混
植。第三紀の石灰岩と泥灰土基盤で、表土の石灰・マグネシウム層に陽光がたっぷりと降り注ぎます。テロワールから見たぶどうの特長は、タンニンがとても力
強く、かつまろやかという点で、ヘクタールあたり15〜20ヘクトリットルという超低収量と相まって、口に含んだときの巨大なスケール感の源となっていま
す。この畑は風が強いため貴腐菌がつかず、ダイスのグランクリュ唯一の辛口です。心深く感動させられる作品です。
(↑エージェント情報)
noisy も大好きなマンブール・・・。これだけは毎年欠かさず購入しています。
なお、混醸と混植を間違えないようにしてくださいね。ダイスのグラン・クリュは、「混植」で、ひとつの畑に様々な品種が混ざって植えられているんです。
別々に収穫して醸造、後でブレンドしている(混醸)訳では有りません。我々も社会の中で色々な人と関わり合い、影響しあって生きているように、本来収穫時
期が全く違う葡萄品種も影響し有って、発芽や成長、収穫がほぼ同時になるという・・・、生態系そのものまで含んだテロワールを感じさせてくれます。
このワインも甘いのか辛口なのか・・・今でもはっきりしません。確かに甘くは無いが、物凄いエキス感が旨味を強く感じさせ、甘みを脳に感じさせてしまうのかもしれませんし、いつもこのワインをご紹介するときに言っているように、
「目を瞑って飲んだら赤!」
みたいなニュアンスがヒシヒシ伝わってくると思います。グレートな、フランスを代表するワインだと思います。
Manbourg |
1.5ha。平均樹齢15年。ピノ・グリ、ピノ・ノワール、ピノ・ム
ニエ、ピノ・ブラン、ピノ・ブーロの混植。第三紀の石灰岩と泥灰土基盤で、表土の石灰・マグネシウム層に陽光がたっぷりと降り注ぎます。この畑は風が強い
ため貴腐菌がつかないことも特徴です。テロワールから見たぶどうの特長は、タンニンがとても力強く、かつまろやかという点で、ヘクタールあたり15〜20
ヘクトリットルという超低収量と相まって、口に含んだときの巨大なスケール感の源となっています。心深く感動させられる作品です。 |
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●2008Altenberg de Bergheim Grand Cru |
アルテンベルク・ド・ベルクハイム・グラン・クリュ |
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【わお!!!】
マルセル・ダイスの看板ワインながら、日本にはなかなか紹介されないアイテムをご紹介します。エクスクルーシヴの関係でしょうかね。アルテンベルク・ド・ベルクハイムは、業務用には流れているようですが、一般向け、ワイン屋向けには余り出てきません。一応、どちらも正規の扱いですが、受注発注みたいな感じです。
アルテンベルク・ド・ベルクハイム2005 は、アドヴォケイトで95ポイント・・・実にレアなアイテムです。今回はようやっと6本だけ・・・確保しました。グレートイヤーの逸品と言えるでしょう。ホント、この数年の間は、ボトルを実際に見る事も無かったです。
一方、ゲヴェの遅摘みの甘口?ヴァンダンジュ・タルディヴも、これまた超レアアイテムです。セレクション・ド・グラン・ノーブルになってしまうと、価格的にこの倍になってしまいますし、むしろ甘みのバランスはVTが日本人好みかな?と思いますので、リーズナブルなデザートワインとしての選択でしたら超お奨めです。・・・まあ、皆さんは甘口と云うと、一瞬引かれる方が多いですが、飲んだら本当に美味しいです。しかもゲヴェのスパイシーなフルーツ感は、この上無くゴージャスです。
今回はどちらも飲めていない・・・希少なキュヴェです。マルセル・ダイス・ファンの多いnoisy
のお客様には、この位のご案内で充分伝わるかな?と思います。ご検討くださいね。
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●2011Vin d'Alsace Rouge |
ヴァン・ダルザス・ルージュ |
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【アルザスの暑苦しさを感じさせないエレガントなルージュです!!】
マルセル・ダイスの底辺のワインですが、最近造り始めたんじゃ無いかと思います。違うかな・・・。とてもリーズナブルなアルザスの赤です。ルージュとしか書いてないですが、ピノ・ノワール100%です。でもこれが実に良い感じです!
アルザスは、実は夏がとても暑いので、どうしても籠ったような熱のニュアンスが黒葡萄に付いてしまうんです・・普通は・・。今までのダイスのピノの赤は、2000年台前半まで、まるでよく熟したポマールのような味わいでした!・・・が、このルージュは全然違うんですよ。
とても新鮮で、露に濡れた果実のような、ピュアな印象が強いです。酸が活き活きとしてさらにピュアで、それでいて酸っぱく無い・・・甘みもほぼゼロなのに、旨みは充分に有るんですね。
スルスルと飲めるのに...また後を引いてしまってついついまた飲む・・・しまったぁ・・飲みすぎた・・・と思うんですが、酔い覚めが実に爽やかです・・。素晴らしい!
ダイスのピノは、2004年ごろだったか、今ひとつだったことが有って、ちょっと注意はしていたんですね。今回はしっかりテイスティングして、酢酸値がほぼゼロの美しいピノであることを確認しました。目茶美味しいので・・是非ご検討ください!お奨めします! |
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通常商品と送料サービス体系が異なりますのでご注意下さい。 |
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● リアルワインガイドでも太鼓判を押されているバンジャマン・ルルーをご紹介します。ある意味非常に閉鎖的な考えを持っている noisy
ですので、自身でチェックしない限り、中々新しい造り手をそのままご紹介することは無いんですが、ようやくですね・・・バンジャマンをご紹介できることになりました!
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ポマールのドメーヌ・コント・アルマンの責任者として名声を博したのち、バンジャマン・ルルーはイギリスからの資本協力を受け、2007年に小規模なネゴ
シアンをボーヌの地で立ち上げました。ワインはコート・ドール産のものに限られています。村はシャサーニュ‐モンラッシェからジュヴレ‐シャンベルタンま
で、契約栽培の関係を築いていくのが目下の目標ですが、将来的にはブドウ畑の購入も考えています。
この極めて才能豊かな栽培醸造家の持つ将来性にはワクワクさせられます。バンジャマンは、果実の純粋性と極めて滑らかな口あたりをワインで表現する達人
で、オークのニュアンスはほんのわずかしか感じさせないようにしています。バンジャマンのお気に入りの白ワイン用ブドウ畑のひとつが、オーセイ・デュレス
とムルソーの村境に位置するレ・ヴィルイユです。この畑のワインでは、ムルソーの特徴である重量感が、オーセイ・デュレス脇の渓谷地の特徴であるフレッ
シュなミネラル風味によって、肉付けされているのです。 |
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安くて旨い!
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【非常にアンリ・ジャイエ的な味わいバランスです!!】
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ブレークしつつあるバンジャマンのヴォルネイ・・2011年をご紹介します。かなりバランスが良いです!
リアルワインガイドVOL.43にはバンジャマンの2011年物の評価が出ていますが、このヴォルネイはテイスティングが無かったようで掲載が有りませんでした。
しかし、ACブルゴーニュ・ルージュ2011年が¥4,050、評価が今飲んで89、ポテンシャル89+とのことですから、このヴォルネイ・・・かなりリーズナブルかと思います。一応ですが正規です。コンディションも良いです。
見事なヴォルネイで、美しく、しっかりした赤紫の色合いが見て取れると思います。
ムラ名ヴォルネイとすると、わずかに過熟気味に収穫し、深みを出しています。ですので、幾分ですが他の造り手よりも酸が弱め、糖分はほんの僅かに大目です。
非常に豊かで官能的、味わいのバランスがアンリ・ジャイエ的で、ドライなブルーベリーケーキを食しているようなニュアンスです。深み、トロミ、アロマ・・・何一つ欠点が見当たらず、現状で実に旨いです。
さりとて、ヴォルネイ1級に見られるような複雑性ですとか、高級感までは備わってはいないかな?とも思います。この「みやびさ」満開のヴォルネイらしい味わいは、少しだけ柔らかさを持ったシャンボール=ミュジニー村名にも似ています。 |
昨今は、ACブルで3千円は当たり前、1万円まで普通に存在する感じになってきました。そんな中で、ヴォルネイというエレガントなアペラシオンを、バンジャマン風な理解で醸していて、しかも高いレベルで表現できていると思いました。コント・アルマンよりも良く香るかもしれませんし、現状でしっかり美味しいと言うのが素晴らしく、さりとて熟させても官能さの倍増が見えるので楽しいワインかと思います。少量ですが是非ご検討くださいませ!
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● 本当は一推しなので、トップに持ってきたかったんですが・・(^^;; でもきっと判って貰えると思います。心より美味しいと思えるワインです。
Ch.la Baronne
‐南仏の新たなプロジェクト始まる‐
Bruno Duchenと聞けばグルナッシュのスペシャリスト、お蔭様で彼のワインはリリースと共に瞬時で無くなるレアワインとなっておりますが、沢山の方々のお口には入りません。。その彼の造るワインをもっと多くの方々に飲んで貰いたい!彼が造る他品種のスタイルを見てみたい!との思いで、このプロジェクトが立ち上がりました。そして2008年初夏、毎年恒例、彼の所に試飲へ伺った際にその話が持ち上がりました♪
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「お客様が沢山待っているのにBrunoのワインは生産量が少なくて、中々皆の手に渡らないの。前々から思っていたのだけど、今の持ち畑でなくても他のワインを作る気持ちはないかしら?」
「実はネゴシアンを立ち上げようと考えてはいるのだけど、なかなか時間的な問題とかがあって、実現していない段階なんだ」
「実はね、私の友人で同じ南仏の無農薬の畑を沢山所有している人がいるの。彼の畑の葡萄を使って醸造をする気持ちはあるかしら?」
「えッ! そんな事が可能なの!?」
「ええ、承知してくれると思って話を進めてあるの♪」
★
こうしてBrunoと一緒にJeanの畑を見に行く事になりました。今から2年以上前の事です。Jeanジャン
Ligneresリニェール氏は南仏/Languedocに90haもの畑を持つCh. la Baronneのオーナー。本職は医者であり、この畑はお父様の代1957年に購入。今から50年以上も前にワイナリーとしてスタートをきったのです。この頃はボルドーの畑を買うのも南仏の畑を買うのも価格的には大差なかったとの事。本当なのでしょうか?
その購入されたお父様もお医者様でワインが大好き。
そのワイナリーを2代目のJeanが引き継ぎ、本業よりもワイン作りが楽しくなり、美味しいワインをつくる為2002年から全ての畑を100%無農薬にしました。そしてエコセールの正式な認定は2007年に取得。共同経営者に同じお医者様のお兄様も加わっており、規模で言うと10人の従業員、収穫時には30人の収穫者を雇い、年間生産量230,000本と中堅よりもやや大きいワイナリーです。均樹齢45年、1Haの平均生産量は3000本と生産量を少なく、拘った作りを行っております。その敷地の中には1892年に植樹したウルトラVVのカリニャン、フィロキセラすら寄せ付けなかった葡萄が存在しております。そのカリニャンを見た時に「こういう葡萄でワインを作ってみたい!」と思うのはとても自然な位に素晴らしい畑です。
畑の品種構成は、赤が9割強、その中で45%カリニャン、20%シラー、15%メルロー、15%グルナッシュ、5%サンソー、ここはAOCで言うとコルビエールになります。他に、白品種の(1割未満)ルーサンヌ、グルナッシュ・グリをほんの若干だけ所有しております。
敷地内にはシャトーがあり、それは前の所有者、Madame Baronneが120年前の19世紀に建てたものです。そこからこのシャトーを地元の人がChateau
Baronneと呼ぶようになりました。Jeanの作るワインはアメリカを筆頭にドイツ・ベルギー等生産量の9割が海外輸出、残りの1割がフランス国内で販売されております。日本へは1度だけ、三井美術館が600本だけ輸入したことがあります。
このJeanの素晴らしい畑を見て余りに感動し、思わず「カリニャンの畑を醸造させて下さい」と申し出ました。最初は難色を見せておりましたJeanも、私が実際に作ったワインを飲んだり、友人のBrunoの話を聞いたりしているうちに、徐々に心が溶けていきました。そして、このプロジェクトが実現になりました♪
カリニャンは品種として軽視されがちの量産品種です。1962年にフランスから独立したアルジェリアの消費ワインの穴埋めの為に沢山植えられ、そして消費が少なくなると軽視され始めました。200hl/haも取れると言う驚異的な品種です。しかし私個人の考え方では、どんな葡萄も収量を抑え、丁寧に醸造すれば、その葡萄の個性を出す事が出来る。ましてや樹齢の古い葡萄の味わいは格別です。そういう意味でもこの品種を是非Brunoに醸造して貰いたかったのです。
日常気軽に飲むカジュアルな赤ワイン。彼の醸造方法はご存知カルボニックという葡萄本来の香りを前面に出す、葡萄に優しい方法です。しかしこの方法は温度や葡萄の形状等々、色んな要因が必要で、カリニャンはカルボニック法で醸造するのが難しいと言われている品種の1つです。天才Brunoはどう料理したのでしょうか?是非お試し下さい。
ラベルはJeanの奥様が担当しました。とても可愛らしい工具をデザイン化しました。ボトルもこの価格帯では使わないしっかりとした風格のある少し太めのボトル、コルクもこの価格帯では使う事が出ない長いしっかりとして質の良いコルク。彼らの意気込みを感じます。こんなに安くして貰って悪い気がします。
味わいもそれらに負けません。今迄コスモジュンが扱ったワインでは一番コストパフォーマンスが良いかもしれません。フランスでは販売されておりません。コスモジュンがBrunoに頼んで日本向けだけに作って貰ったからです。出来るなら皆様に飲んで頂きたい、是非是非お試し下さい。
(2010.6.8 第3回目訪問)
さてそのプロジェクトというのは、このJeanが守っている畑で作ったカリニャンを友人のBrunoに栽培責任者として、このChateau
la Baronneで醸造してもらう事です。それが2009年から正式に始まりました。その待ちかねたワインがやっと入荷です。彼の手にかかるとグルナッシュが魔法にかかったように美味しい果実香を秘めた、素晴らしいワインに変わります。それを前からカリニャンでも飲んでみたかったのです♪
1960年に植えたカリニャン100%を大きなCuveeで葡萄をそのまま漬け込み12日間マセラシオン。発酵を早めに促したかったので、途中リモンタージュも行いました。それをプレス、その内4樽を樽熟成(3年樽)残りのジュースを15hlのINOXタンクで仕込みました。そのワインを以下の3つの種類のワインに瓶詰めしました。
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左 ブリュノ 右ジャン 樹齢120年のカリニャンの畑にて |
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●2012le Mourvedre de Jean V.d.F. |
ル・ムールヴェードル・ド・ジャン |
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【べらぼうに美しい!!これは絶対に飲みましょう!!】
色々と有りまして、このワインをリリース時には仕入れなかったんですが、先日のリアルのテイスティングで余りに美味しいので、急遽仕入れてしまいました!とにもかくにも、
「純粋無垢なムールヴェードル!」
飲むと心が洗われるような・・・心地になります。品種がどうこうじゃ・・無いんですね・・結局。全く余計な圧など掛けずに、優しく抽出されたジュースを、ただひたすら穢れぬようにワインにしただけ・・です。
きっと濃密なワインなのかもしれませんが、
「凝縮している・・濃厚だ・・・アルコール分もしっかりしている・・」
などとは特別には感じないでしょう。「有るがままに有る」・・・そんなワインだと、そう思います。ひたすらに純粋だから、ただひたすらに土地と葡萄の個性を発揮しているのに、その「純粋さ」と「美しさ」だけを受け取るのかもしれません。
このキュヴェは、ブリュノの助けは得ていないようですが・・・確かにそこにはブリュノの個性も見えません。これがこれからのジャンの個性なのでしょう!・・・ただひたすらに・・「旨い!」です。超お奨めです!是非是非!飲んでください!
以下は2010年の同じワインのコメントです。
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【ムールヴェードル単一!!実に濃厚!】
ちょっとシャトー・ド・ボーカステルを思い起こさせるような濃厚、凝縮した味わいです。スパイスの出方も結構ボーカステル的・・・まあ、ボーカステルの
シャトーヌッフには、素晴らしい古木のムールヴェードルが使用されているはずですから・・。
まあ、皆さんが勘違いされていらっしゃるのは、
「ムールヴェードル?・・・知らないし・・・シラーなら知ってるけど・・」
位のものでしょう・・。わざわざ飲まずに全量ご紹介したヨヨのムールヴェードルが売れずに残っているくらいですから・・。いや、・・皮肉ですよ。何でか
な・・知らないんだな、と思ったわけです。ムールヴェードルこそ、ローヌ北部のシラーに対するローヌ南部の最高品種とも言えるものなんです。果皮の充実度
から来る動物的なスパイス香は、熟成とともに完成度を高め、しかもガチガチに硬くならないミネラルを適度に取り込んで何とも素晴らしい芳香になるのに・・
まあ、良いとしましょう。
現状、一面的な濃厚さが目立つと思います。それでも充分に旨いです。これが熟すと・・いや、面白いことになると思いますよ。ポテンシャル的に2千円のワインでは無いです。途轍もなくお買い得!飲んでみてください。 |
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●2012Carignan Vignes de 1960 V.d.F. |
カリニャン・ヴィーニュ・ド・1960 |
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呼称:VdF 面積:2ha 標高:40m 畑の向き:南 土壌:粘土石灰
品種:カリニャン100% 平均樹齢:30年 収穫:手摘み 収量:20hl/ha 酵母:自生酵母
醸造:40hlのトロンコニック樽で醸しの後、ステンレス発酵。そのまま9ヶ月シュールリー熟成。
濾過・清澄:なし
SO2:瓶詰時2mg/L トータル:10mg以下 天然アルコール度数14.35%
特徴:ブルノが醸造したカリニャンは前回ヴィンテージまでル・ノワールNO.1とNO.2として醸造方法の違いによってリリースされてきましたが、今ヴィンテージは最後にSO2を入れるかどうかの違いだけでキュヴェの変化をつけました。
こちらはSO2を瓶詰前に2mg/Lのみ入れたキュヴェです。入れるといっても2mgのみです。
黒い果実やコーヒー、ビターチョコの香りに、柔らかい酸と果実の凝縮感、ほろ苦さとこなれたタンニンが
バランスよくまとまり、きれいに落ち着いた印象です♪ |
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●2012Carignan Vignes de 1960 Sans Soufre Ajoute |
カリニャン・ヴィーニュ・ド・1960・サン・スフル・アジュテ |
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呼称:VdF 面積:2ha 標高:40m 畑の向き:南 土壌:粘土石灰
品種:カリニャン100% 平均樹齢:30年 収穫:手摘み 収量:20hl/ha 酵母:自生酵母
醸造:40hlのトロンコニック樽で醸しの後、ステンレス発酵、そのまま9ヶ月シューリー熟成
濾過・清澄:なし
SO2:添加なし トータル:10mg以下 天然アルコール度数:14.36%
特徴:こちらはSO2無添加で造ったキュヴェです。バラやプラム、ローズマリーなどの香りが次々に上がってきます♪
赤い果実を口一杯含んだような果実感を感じながら、程よい酸がワインの骨格を整えてくれています。
14℃くらいでやや涼やかに飲んでいただければと思います。 |
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【ブリュノ・デュシェンは素晴らしい!!】
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いつもの濃密でピュア・フレーヴァーなシャトー・ド・バロンヌです。コンサルをブリュノ・デュシェンがやっていますので・・・言う事は無いですよね。心底ピュアです。デュシェンと違うのは、デュシェンほどのテロワールの細やかさは無い・・と言う部分です。
ま、ダイナマイトを仕掛けて、硬い海岸沿いの山の畑で1本ずつ植樹し、ビオで育て上げた葡萄ほどの微細な表情は持ち合わせない・・と言うことです。
因みに日本に来たブリュノに会った 不肖の oisy は、ブリュノの丸太のような太い腕に圧倒されたようです。
「もし必要だったらフランスに行って手伝うから声を掛けてくれ・・」
とブリュノに言ったそうですが、
「手伝いたいからフランスで雇ってくれ」
と何で言わなかったの?と・・・(^^;; ま、彼風の優しい表現なのでしょうが、そんな青っちょろい言葉では中々人は動いてはくれません。
でも、古いブリュノのワインを何本か飲んで、oisy も凄く感激し、ビオ系のワインに対する考えも深まったかな?と感じている
noisy 叔父さんでは有ります。
2012年のド・バロンヌは、今までの熟成方法によるラインナップを改め、So2を入れるか入れないかでキュヴェを分けました。 |
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勿論、いままで通りの、たっぷり存在する石灰系ミネラルをしっかり覆い隠してしまうほどの深い紫果実をたっぷり持ち、ほんの少しの甘みを持った、基本ドライな味筋の素晴らしいワインです。
紫のエチケットの方は、リッター辺り2ミリグラムのSo2を添加したキュヴェです。青い方は全く同じながらもSo2無添加です。
むしろ、So2を添加している方が、普通に美味しく飲めるかもしれません。非常にナチュラルな美味しさです。
So2無添加の青い方は、僅かなガスが残っていて、口内を僅かに刺激しますので、濃密なニュアンスが若干相殺されて感じます。なので、比較するとややスッキリしている味わいです。しかし、ナチュラルさはかなり違い、ほんの僅かなSo2の添加が、味わいに与える影響を教えてくれます。
何しろ、1960年植樹の古木ですから、実を付ける数が少なく、凝縮感も増幅されます。非常に肯定的なニュアンスで増幅されるのが古木由来・・ですね。美味しいです。
どちらを選ばれるかは好みでしょう。それに、貯蔵の環境が無い方には、青いラベルの方は、長くは置けません。
また、両方購入して、濃密なワインにおけるSo2有り無しの味わいの差を検証するのも面白いかもしれません。 |
純粋、ピュア、フルーティーなフランスのカリニャンです。スパイスが目立つような・・・扁平な輪郭を持ったアロマでは有りません。しっとりしていて・・美味しいです。是非ご検討ください!おすすめします!
■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・) |
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2012 カリニャン シャトー・ラ・バロンヌ
「ジューシーピュア!デュシェン節全開の綺麗な果実味!」
紫の果実、例えばプルーンやブラックチェリーの香り。やもすれば独特の青さや緑的な香りが出やすい品種、カリニャンですが最初からそんなものはないよ?と言われたくなるくらい見当たらないし、気持ちの良い果実の香り。いうならば挽きたてのスパイスくらい新鮮なカリニャン香です。
先日、若輩ながらディオニーさんと新井順子さんのコスモジュンさんの合同企画でブルーノデュシェンさんと一緒にデュシェンのワインを楽しむ会に参加させていただきました。そこでお会いしたデュシェンさんは体格のがっちりとしたメチャクチャ腕の太いヴィニュロンでした。いや、これは喧嘩したら一発KOだな!ではなく…
まさに畑仕事に日々精力的に取り組んで、日々自然と戦っている農夫の筋肉なんだと感じました。
そこから垣間見える自信も…
言葉は通じなくとも自分の造ったワインでコミュニケーションを取るなんてイケメンですね。そして自分が全力で造ったワインで皆がワインを楽しむ、そうゆう瞬間すごく大切に楽しんでる、と感じました。
デュシェンさんの人柄の話はひとまず置いといて、、ワインに関する質問ができるタイミングを作ってもらえたので聞かせてもらいました。
まず、
「なぜあなたのワインはピノノワール的なニュアンスの香りを持ち合わせているのか?」
これは一言で
「キレイなグルナッシュを使っているから」
と言われてましたが、(この時は自身のワインを指して言っていたのですがラ バロンヌに関しても同じ事だと思います)
一言で言われた割には、ずいぶん重みのある言葉だなと。ここにある労力と気遣いはかなりのものだろうなと思いました そして個人的に気になる、
「キレイなグルナッシュって具体的にどうゆう事ですか?」
の質問には細かいことを話すと止まらなくなってしまうからということでしたので聞けなかったのですが…
しかしそこにはこだわりをもって造っているという事がヒシヒシと伝わってきました。ラ
バロンヌの味わいも確実に綺麗な葡萄の香りで、ピュアで、マイナス要素はないです。
ブルーノデュシェン自身のワインはやはりミネラルの質と量が圧倒的ですがラ
バロンヌのワインはすでに今から美味しく飲めます。(酸もありフレッシュです。ただ開けたては少し還元しています。)しかし軽くなく凝縮感もあるブルーノデュシェンのエッセンスが効いた、ぜひとも楽しんでいただきたいジューシー、ハッピー、ピュアなワインです。
2012 カリニャン・サン・スフル・アジュテ
ヴィオレットラベルのカリニャンに比べるとより凝縮感を感じ黒紫な色調と味わいでスケールは大きめ。よりカシス的な濃度をもったジューシー感です。
タンニンは柔らかくスキのない味わいで熟成をさせてみるのも一興と思います。酸化防止剤無添加によるものなのか少しのガスが飛ぶと瑞々しさとふくよかさが出てきます。後半にわずかに甘味を残す、フレデリック・コサールにも共通する部分をここに感じます。重要な酸、ミネラルが生きていて均整の取れた、純粋においしいワインです。おススメ!
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● 待望のローラン・ルーミエ2012年が登場です。このところは全てのアイテムがちゃんと入荷しないことが多く、
「日本向けのパレットが崩れた」 とかなんとか・・・毎年のように何かしらの理由が有りました。
2012年のラインナップは、昨年同様全てのアイテムを購入することが出来ました。コスモジュンさんも、ディオニーさんと一緒になり・・・(参議院議員選挙も有った事だし・・)、「アベック・ジェイ」と名前が変わりました。
ローラン・ルーミエは、絶大な人気を誇るドメーヌ・ルーミエ(ジョルジュ・ルーミエ)とは兄弟蔵ですが、品質的に一歩譲るような印象が蔓延しているように思います。
しかしながら・・・どうなんでしょうね・・皆さんの実際のところは・・・。noisyは、飲んで美味しいのはローラン・ルーミエだと思いますが。点と価格がより高く、品薄なのはドメーヌ・ルーミエなのでしょうが、繊細さ、優美さにおいて、ローラン・ルーミエはドメーヌ・ルーミエを凌駕していると思います。
勿論ですが、目も眩まんばかりの蒼々たるアイテムとか、物凄い凝縮度とかはドメーヌ・ルーミエが上でしょう。しかし、それは所有欲を満足させるかもしれませんが、実質的に「飲むワイン」「好きなワイン」とは、少し違うところにあるように思います。
飲んでいて疲れない・・繊細な表情をじんわりと・・でも確実に伝えてくるローラン・ルーミエのワインは、ドメーヌ・ルーミエよりもわずかに数日早いと思われる収穫日だけによるものでは無いと思われます。
noisy
ももちろん、ドメーヌ・ルーミエのミュジニーと、ローラン・ルーミエのボンヌ=マールのどっちを飲みたいかと聞かれたら・・・
「ミュジニー!」
と言うでしょうが、両ルーミエのシャンボールなら?・・・もしくは1級同士なら?と聞かれたら、ローラン・ルーミエと答えると思います。
まあ、ルーミエのザムルーズは、当たった事がないと言うか、外れ続きだったと言うか、その後は手を出せなくなったというか・・なので、noisy的な信用度が無いというのも有ります。ジュヴレで言ってみれば、むしろデュガ的なのがドメーヌ・ルーミエであり、アルマン・ルソー的なのがローラン・ルーミエです。みんな、ジュヴレじゃデュガよりルソーと言うのに、シャンボールだと逆になる・・有る意味・・不思議です。
はっきり言って・・オート=コートの赤で充分旨いです。ローラン・ルーミエのスタイルをちゃんと持っていますし、今飲んでもとても美味しいです。シャンボールも、単に硬いとか、硬いけれど凝縮度が凄いので飲めてしまう・・とかでは無い、シャンボールの真の姿を持っています。クロ=ヴージョは元々はジョルジュ・ルーミエの畑でしたが、どう見ても昔よりも美味しいと思います。ボンヌ=マールは・・・飲めてないので言わないでおきましょう・・でもドメーヌ・ルーミエの半額以下ですから、どう見ても過少評価でしょうね。シャンボールの1級レ・シャルムを、是非ルーミエのレ・クラと比較してみて欲しいと思います。総合でどのように評価されるでしょうか・・・。ワインは1杯だけ飲むので有れば、そのような評価も出来るかもしれませんが、2杯飲むならローラン・ルーミエに歩が有るとさえ思います。
2000年の頃のローラン・ルーミエでは、もはや無い・・そのように思います。確かにその頃は、「やや薄いかな?」と感じることも有りましたが、
「エレガント、精緻なシャンボール」
を具現出来ているのはローラン・ルーミエだけ・・と言えると思います。素晴らしい2012年・・是非ともご検討ください。 |
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●2012Chambolle-Musigny 1er Cru les Charmes |
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・シャルム |
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【クロ・ヴージョとはかなり違います・・・】
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飲むだけならば良いけれど、シャンボールのワインのテイスティングをして、それも評価や「あんちゃらなんちゃら」とご尤もな意見をするならば・・いや、ついついしてしまうものなんだが、実は本当に注意しなくてはいけない。非常に慎重に細心の注意を払ってするべきだし言うべきだ。他の村のピノと同様に安易に果実味の強さで判断してはいかんのですね。それは何故か。
いつも言っているように、それはシャンボール特有の強いミネラリティにある。シャルドネで言えばムルソーみたいなもの。滅茶苦茶強いミネラリティに要素は閉じ込められ、飲むタイミングによっては、全てをコーティングしてしまっている。数日後には・・
「・・あれ?・・・同じワインか?」
「・・・前に飲んだのは個体差で悪かったのかな?」
などと、勝手な理由をつけて自分を納得させてしまう。そして判断の悪循環に入る。リリース近辺にしか感じることの無い果実味の強い(やや甘い)ワインを素晴らしいシャンボールだと・・
「勘違いしてしまう。」
しかしながらそこに「気まぐれ型八方超絶すっぴん美人」たるシャンボール=ミュジニー・ワインの本質は無い。
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開けてみて、
「あれ?硬いかな?ちょっと酸が強いけど・・」
そう思ったなら様子を見つつも、その日はコルクを戻して翌日、翌々日・・・、もしくは1週間後に再度トライしてみよう。ビックリするほど違うはず・・。だからnoisyはシャンボールのテイスティングには慎重だ。散々痛い目に遭って来たから安易な判断などはできない。とても難しいが・・とても楽しく、程よく熟しこちらを向いてくれている超絶すっぴん美人のシャンボールほど素晴らしいものは無いと言える程だ。 |
シャンボールは、まともな生産者のものは、
「村名でさえ50年持つ」
と思っていたほうが良い。1級ならなおさらである。
村名シャンボールの方は、ジョルジュ(クリストフ)・ルーミエが真っ赤な果実が中心の所、ローラン・ルーミエは赤に黒が混じる果実が中心です。滋味深く、しっとりしていて、石灰系のミネラルを充分に含んだ華やかなワインです。翌日〜翌々日には閉じる方向に向いますが今飲んでもとてもしっとりして美味しい!リアル43号は89+
90+ 今〜2028。一推しです!
1級レ・シャルムは今飲まないほうが良いでしょう。最低4〜5年必要です。 クロ・ヴージョがとても美しい土のニュアンスをしっかり感じさせるのと対照的に、石灰土壌の石と土を感じさせてくれます。これも今飲んでも美味しいですし、長期に渡り貯蔵もOKでしょう。実はこれも・・・少なくって御免なさい!リアル43号の評価は
91 92 2016〜2036でした。お早めにどうぞ!
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Chambolle-Musigny
エキス的、とても洗練されたワインです。
黒を含んだ赤の色合いで、均整のとれた緻密さ、重くないけども積層的な密度のある味わい。
ふんわりと香ってくる健全な果実とミネラルのあいまった香り。
豊富な酸やタンニンのひっかかりが無く、まとまっています。
ルイ・ユエラン、ジャンニアールのシャンボールと比べると層の厚さは数段上という風に思います。
またとてもナチュラルな滋味が感じられ、深い奥行き、落ち着きが感じられます。
恐らくクローズ期に入る前にできたテイスティングでしたが、じっくり味わいたいワインでありながら、スル―っと入るワインでしたのでさっさとなくなってしまいました。
ナチュラルな滋味深い味わいと綱渡りのような絶妙なバランス感覚が秀逸なワインです。
これはちょっとハマる味わいですね。。。 |
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●2012Clos-Vougeot Grands Cru |
クロ=ヴージョ・グラン・クリュ |
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【美味しい・・・】
「美味しい」
の文字の後には、普通「!」を付けたくなるんですが、「・・・」にしてしまいたくなるのって・・・判っていただけるでしょうか。はしゃぐんじゃなくて、しんみりと味わいたくなるんです。ローラン・ルーミエの味わいを如実に現しているのがクロ・ヴージョじゃないかな?と思います。このワインは3〜5年置くと・・化けますよ!リアル46号の評価は92
94 2020〜2045 と非常に高いです。ボンヌ=マールとポテンシャル点が一緒ですから・・・狙っておきましょう。
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●2011Clos-Vougeot Grand Cru |
クロ=ヴージョ グラン・クリュ |
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【美味しい・・・】
「美味しい」
の文字の後には、普通「!」を付けたくなるんですが、「・・・」にしてしまいたくなるのって・・・判っていただけるでしょうか。はしゃぐんじゃなくて、しんみりと味わいたくなるんです。ローラン・ルーミエの味わいを如実に現しているのがクロ・ヴージョじゃないかな?と思います。このワインは3〜5年置くと・・化けますよ!
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●2011Chambolle-Musigny 1er Cru les Charmes |
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・シャルム |
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【クロ・ヴージョとはかなり違います・・・】
飲むだけならば良いけれど、シャンボールのワインのテイスティングをして、それも評価や「あんちゃらなんちゃら」とご尤もな意見をするならば・・いや、ついついしてしまうものなんだが、実は本当に注意しなくてはいけない。非常に慎重に細心の注意を払ってするべきだし言うべきだ。他の村のピノと同様に安易に果実味の強さで判断してはいかんのですね。それは何故か。
いつも言っているように、それはシャンボール特有の強いミネラリティにある。シャルドネで言えばムルソーみたいなもの。滅茶苦茶強いミネラリティに要素は閉じ込められ、飲むタイミングによっては、全てをコーティングしてしまっている。数日後には・・
「・・あれ?・・・同じワインか?」
「・・・前に飲んだのは個体差で悪かったのかな?」
などと、勝手な理由をつけて自分を納得させてしまう。そして判断の悪循環に入る。リリース近辺にしか感じることの無い果実味の強い(やや甘い)ワインを素晴らしいシャンボールだと・・
「勘違いしてしまう。」
しかしながらそこに「気まぐれ型八方超絶すっぴん美人」たるシャンボール=ミュジニー・ワインの本質は無い。
開けてみて、
「あれ?硬いかな?ちょっと酸が強いけど・・」
そう思ったなら様子を見つつも、その日はコルクを戻して翌日、翌々日・・・、もしくは1週間後に再度トライしてみよう。ビックリするほど違うはず・・。だからnoisyはシャンボールのテイスティングには慎重だ。散々痛い目に遭って来たから安易な判断などはできない。とても難しいが・・とても楽しく、程よく熟しこちらを向いてくれている超絶すっぴん美人のシャンボールほど素晴らしいものは無いと言える程だ。
シャンボールは、まともな生産者のものは、
「村名でさえ50年持つ」
と思っていたほうが良い。1級ならなおさらである。
村名シャンボールの方は、ジョルジュ(クリストフ)・ルーミエが真っ赤な果実が中心の所、ローラン・ルーミエは赤に黒が混じる果実が中心です。滋味深く、しっとりしていて、石灰系のミネラルを充分に含んだ華やかなワインです。今飲んでもとてもしっとりして美味しい!一推しです!
1級レ・シャルムは今飲まないほうが良いでしょう。最低4〜5年必要です。 クロ・ヴージョがとても美しい土のニュアンスをしっかり感じさせるのと対照的に、石灰土壌の石と土を感じさせてくれます。これも今飲んでも美味しいですし、長期に渡り貯蔵もOKでしょう。実はこれも・・・少なくって御免なさい!お早めにどうぞ! |
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● アルザスの生産者をご紹介します。飲んだ印象が、 「ん?ジェラール・シュレールとジュリアン・メイエを足して二で割ったような感じだなあ..」
と思っていたところ、なんとシュレールの親戚であるということらしい..。もともとは、農協に葡萄を売るだけのヴィニュロン(葡萄生産者)だったそうで、比較歴史の新しいドメーヌです。ジャン・ジャングランジュ..覚えておいてくださいね。
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生産地
アルザス地方のコルマール市から10kmほど南下したファッフェンハイムにジャン・フランソワのワイナリー、「ドメーヌ・ジャングランジェ」がある。ドメーヌの西側は傾斜の急な丘陵地が南北170kmに渡り連なり、東向きに面したアルザスワインの名醸地が帯のように連なる。その丘の中腹に彼のブドウ畑は集中する。気候は半大陸性気候で、西のボージュ山脈が海洋性気候をせき止める影響で風は穏やかだが、一年中乾燥しており、冬は寒く、夏は非常に暑い。春秋は朝夕の気温の寒暖差で付近を流れるライン川の支流からしばしば霧が運ばれる。 |
歴史
ジャン・フランソワの父がすでにブドウ栽培農家だったので、物心ついた時から父の仕事を手伝っていたという。醸造の学校を卒業して1990年、老齢のため半引退となった父の後を継ぐ。引き継いだ当時はまだ農協にブドウを売って生計を立てていたが、1996年従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に目覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。 翌年の1997年は、マルセルダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会に参加し、以降、畑の農法にビオディナミを取り入れることとなる。
1999年、父の完全な引退と同時にドメーヌ・ジャングランジュを起ち上げ、自らのワインを造り始める。同年、エコセールの認証、そして、2001年にデメテールの認証を取得し現在に至る。
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生産者
現在、ドメーヌはオーナーであるジャン・フランソワが一人で管理している。(仕事が間に合わないときは時々季節労働者数人が手伝いに入る)
彼の所有する品種は、ピノノワール、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ミュスカ、ピノオーセロワ、シルヴァネールである。畑の仕事にビオディナミを積極的に取り入れ、土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求める。ビオディナミはもちろん畑だけでなく、瓶詰タイミングなどの醸造面にもおよぶ。アルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えられた、いわば自然派タイプのワインを造る。 |
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●2013Gewurztraminer |
ゲヴュルツトラミネール |
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【滅茶苦茶安い!素晴らしいゲヴェ、そしてグラン・クリュ!お馴染みです!
】
ゲヴュルツトラミネールという品種で、心のそこからお奨めできるヴァン・ダルザスは、そのアイテムの多さから言ったらとても少ないです。華やかなのは素晴
らしいとは思うが、時に出しゃばり過ぎて、全てを台無しにしてしまいかねないからです。徐々に鼻についてきて、グラスに手が伸びなく成ってしまうのは仕方
ないにせよ、いつまでもその強烈な個性が身体に染み付いて離れず、食に影響してしまう場合も有ります。
シュタイネールは、ほぼドライ、ほぼ完璧、と思えるバランスを持っています。ワイン単体の美味しさと、マリアージュにおけるワインの有り方を心得てい
て、どちらにおいても過不足なく、素晴らしい表現をしてくれるんです。今回のロットはグラン・クリュ表記をしていないがシュタイネールGCのものです。現
状で充分な膨らみがあり、スパイシーさと余韻のビター感が特徴・・ですね。良くライチなどと表現されることが多いかな。稀有な畑故の複雑性にも富んでいま
す。
飲めば、
「ジャンは、このゲヴュルツが大好きなんだろうな・・」
と言うことが、テレパシーのように伝わってくると思います。気品と表現に美しさに満ちたアルザス・グラン・クリュ・・。実はとても少なくて、余り出回って
いないはずです。3倍出しても惜しくない・・・と思います。是非飲んでみてください。超お奨めです!
一方の「ゲヴュルツトラミネール」は、シュタイネールには及ばないものの、実に外交的な味わいをしています。比較すると僅かに甘みが有り、スパイシーな
アロマ、肉厚なボディ、豊満感、ゆったりとして、安らぎを感じるナチュラルな味わいです。ゲヴュルツとしてはかなり安いのと、品種の特徴がしっかり出てい
ます。これも美味しいです!是非飲んでみてください! |
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● 初めての扱いになります、アラン・マティアスをご紹介させていただきます。エピヌイユですから、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの北限の産地です。
ビオロジックとのことですが、とてもピュアな果実の風味で細やかなミネラリティがオブラート無く感じられます。とても美味しいです。フィネスさんの輸入です。
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ヨンヌ県の南部、シャブリ に非常に近いトネロワ地区のエピヌイユ村で1982年からワイン造りをしている生産者。畑はピノ
ノワールを中心に約11haを所有しており、葡萄栽培は化学肥料や農薬を使用しないビオロジック(有機農法)を採用しています。
醸造においても葡萄になるべく負担を掛けないようにポンプは使用せず、ピジャージュなども非常に柔らかく行い、コラージュは一切せず瓶詰前に1度だけフィルターに掛けます。熟成には木の香りが付きすぎる新樽は使用せず、旧樽のみを使用。3分の1が樫樽、3分の2はコンクリートタンク熟成になっています。 |
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●2012Bourgogne Epineuil |
ブルゴーニュ・エピヌイユ |
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【ピュアなアロマとやや腰高のフレーヴァー!!バランス良く高質です!】
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「エピヌイユ・・?知らん・・まぁ、何か判らんがピノ・ノワールなら大きい方のグラスで一杯ちょうだい・・」
きっとそんな感じでしょう。一般的にはほぼ理解されていないブルゴーニュ・エピヌイユです。
エピヌイユはシャブリの北西に位置するアペラシオンで、「ブルゴーニュ・エピヌイユ」が正確な表示になります。品種は赤はピノ・ノワールですね。
シャブリ地区に近いので土壌は似通っており、ジュラ紀後期のキンメリジャン記、もしくはオックスフォーディアン記の地層です。勿論ですがピノが植わっているということは、粘度土壌であるのでしょう。
まずアロマのハキハキした、ピュアさに・・抜栓直後は驚かれるでしょう。赤と紫と黒の要素の果実に、わずかにスパイス系の穏やかなアロマが有ります。キンメリ、オックスフォード的な粒感のミネラリティもたっぷりです。
果実感は冷涼です。冷ややかなバランスの酸がそれを感じさせますが、重みを感じさせる部分はやや少ないです。酸の冷涼感と若々しさは、過熟気味のブルゴーニュ・ピノ・ノワールとはかなり違うように思います。ドンピシャのタイミングで収穫したコート=ドールのピノよりも、僅かに若々しくハイなトーンに感じられる程度で、熟成とともに穏やかに、且つ滑らかになって行くでしょう。
また、テクスチュアも中々のもので、良いシャンボールのような絹漉しに近いニュアンス、またトップノーズには、クローンから来るものと思われる煙っぽい、ややスモーキーな感じも有り、複雑性に花を添えています。 |
何よりも、とてもピュアな果実感が嬉しい味わいです。新鮮です。とても美味しいので・・夏の暑さにやられた身体にキンメリ的ミネラリティを是非補充させてあげてください・・(^^;; お奨めします!
■■樹齢25年 まだまだ「プティ」ソムリエoisyがニュートラルな気持ちで挑むテイスティングコメント |
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2012
Bourgogne Epineuil Rouge
Domsine Alain Mathias
タイトで締まった味わいのブルゴーニュ・エピヌイユです。 木苺のようなハーブを少し含んだ赤系の香りが立ち上がります。
しかしキリメンジャン土壌からくるミネラルが、タイトながら芯のあるワインに仕上がっており、北の産地ならではの豊かな酸がドライさを際立たせます。
キュッと締まったというよりはミネラルの芯があるワインで、酸がとてもピュアです。 おススメです! |
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● エステザルグ協同組合の「びっくり白ワイン」です。
「暑い地域の白ワインなんて、だれちゃって旨くないっしょ?」
と思われるはず・・・。飲んでみてびっくりしてください。冷ややかな、良い意味で刺す様な秀逸な酸味を持った美味しい白ワインなんです! |
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●2013Cotes du Rhone Blanc Plein Sud |
コート・デュ・ローヌ・ブラン プラン・スュッド |
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ヴィンテージ更新です!テイスティング前ですが、まず間違い無いでしょう! |
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【沢山買いましょう!これは滅茶苦茶美味しいです!】
大柄ではないものの、ブルゴーニュ辺りの緯度のシャルドネと同様の冷たさを持った白、黄色の小果実で、甘くダレて熟れたニュアンスが見当たりません。二次発酵はきっちり行われていて、その滑らかさとグリセロールの質の高さが素晴らしい。キッチリドライでまったりと長い冷たい余韻が有ります。文句なし!下手なマコンよりよっぽど上質で旨い!
ん?なんか嘘っぽいって?そんなこと有り得ない?・・いや、それが本当なんですよ。セパージュはグルナッシュ・ブラン70%、ブールブーラン20%、クレーレット10%
というものから、どんなに南が顔を出したとしても、おそらく若いバナナ止まりです。しかもフレッシュなマロ発酵を回避したタイプでは無いというのが素晴らしい!是非飲んでみて、noisy
のようにびっくりしてください。そして、ヴィンテージによって顔を出す、ビオ臭さは余り有りませんので万人受けするはず・・・これは超お薦めです!是非呑んでみてください。安いし旨い!
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●2013Cotes du Rhone Villages Signargues / Domaine la Montagnette |
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・シニャルグ / ドメーヌ・ラ・モンタニェット |
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ヴィンテージ更新です!テイスティング前ですが、まず間違い無いでしょう! |
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【かなりの美味しさ!こんなに安いのに・・】
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの後に聞きなれない「シニャルグ」という言葉が付いていますが、これは2004年から併記することが可能になった村名です。皆さんが良くご存知なのは、
ラストー
サンジェルヴァイ
辺りでしょうか。
↑ ここです・・(^.^;;
でも実はこのワイン、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュとして充分すぎるポテンシャルを持っていると思います。
黒い小さな果実、スパイス、石灰系ミネラルから、時間の経過で赤や紫の小果実も出てきます。ボディはやや閉じ気味ながらも中程度の膨らみを持ち、少し乾いた長い余韻で収束します。後から帰ってくる果実感が実に良いです!!
果実の濡れたニュアンスが素晴らしい!2〜3年の熟成で全開になるワインだと思いますが、その頃にはまた良く膨らんで球体になって行くんでしょう。甘さに逃げない健気さとピュアな酒質が可愛らしいです。2012年は素晴らしい出来!飲んでみてください!
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●2012Cotes du Rhone Villages les Airs Rouge Non Filtre |
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・レ・ゼール・ルージュ・ノン・フィルトレ |
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【深い熟度のピュアな赤!ゴク味の有るしっかりタイプです!!(写真、撮り忘れました〜!)】
かなり深い熟度の有る葡萄を感じる・・・濃厚タイプでしょうか。徐々に端正さが出てきますので、最初の内は、
「マッチョなタイプかな?」
と思ってしまうんですが、実はとても綺麗系・・・と言う、二段構えの風味です。
ボディも中庸で、なかなかのバランスをしていると思います。リアルワインガイドであれだけ褒められましたので・・・確かめてみてはいかがでしょうか。リアル掲載直後は、凄い勢いで売れたそうで、購入しようと思っていたら無くなってました・・・(^^;;
で、久しぶりにご案内です。ご検討ください!
■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・) |
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2012 レ・ゼール・コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ルージュ デステザルク
「よく熟したジューシーな果実!ローヌの魅力たっぷりのデイリーワイン!」
色合いも味わいもたっぷりの紫果汁。カシスを中心にスミレ、スパイスが程よくアクセントになっています。
凝縮しているというよりは、しっかりと熟している、ジューシーピュアな味わいです。デステザルクの白にもたっぷり感じたミネラリティと柔らかい酸味がちゃんとありますんで全然ボテッとしていないワインです。
ん〜…多分アルコールになりきれなかった糖分がジューシーさに拍車をかけるんだけど、一定のところで酸が持続しているからウマイ。いや本当に、味わいから見た値段がとても嬉しい!最近は試飲会に行く機会も増えましたが、やっぱり値段的にこうゆうワインを探しても、なかなか見つからない物でした。お肉と一緒にゴクゴク!仲間と一緒にワイワイ!に持ってこいのワインです!
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"Les Airs" Cote du Rhone Rouge
(グルナッシュ シラー主体 一部カリニャン、ムールヴェードル)
カーヴに隣接する"Les Airs"のエリアから生み出されるワインです。南向きのテラス状の斜面で日照に非常に恵まれた区画。砂利の多い土壌で水はけがよく、また風がよく吹くため乾燥し病害が起こりにくいのも特徴です。醸造段階では亜硫酸を用いず、天然酵母で低温発酵をしています。マセラシオンも2週間行い、フレッシュな果実味となめらかな口当たりを生み出しています。味わいは、グランドヴィーニュよりも穏やかで華やかな果実味が楽しめます。厚さのあるボディと酸がバランスよく、ほのかにローヌワインらしいスパイスや野生的なニュアンスがあります。余韻も品のよい上質なもので非常にバラスに優れた安心できる味わいです |
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フランス■□ Domaine
de la Louvetrie / Pierre Landron □■ロワール ドメーヌ ド ラ ルヴトリー / ピエール ランドロン |
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● noisyのところでは定番ながらも高い人気を誇る・・ちゅうか、高い人気だから定番なのか・・、まあ、そんなワインを再度ご紹介します。
皆さんは
「やっぱり赤ワイン飲みたい!」
という方が多いんですが、つい先日も、いつも店頭で購入してくれるお客様に、こう言われました。
「 noisyさんが、白ワインが美味しいんだよ、買うワインの3本のうち1本は入れて置くべきだよ、としょっちゅう言うもんだから、いつの間にか白ワインの方が好きになっちゃいましたよ!」
そうなんです。飲んだら旨いのが白ワイン・・夏だけのワインじゃ無いんですよ。これもいつも言ってることですが、
「塩辛で赤ワイン飲んでみな?マグロやカツオ、牡蠣で飲んでみな・・いや、想像だけでもしてごらん!」
ね、いただけないでしょう・・・。日本酒なら良いですが、赤ワインはね〜・・・。まだ、上記でご紹介のマ・ド・ラ・ベギュードのオマージュ・ア・ロベールなら結構合わせられますが、重厚な赤や熟したニュアンスのあるものは、悲惨な結果を呼んでしまいます。
特にこれからは牡蠣が美味しい季節!そんなときは日本酒も良いが安価な白が絶品になっちゃうんです。・・・ぁ、酸に絞まりの無い頭に駄が付くようなのはいけませんし、やっぱり石灰系ミネラルがバッチリ有った方がより良いですので・・そんな時に力を発揮すると思います。 |
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2013Muscadet Amphibolite Nature |
ムスカデ・アンフィボリット・ナチュール |
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魚介類には幾ら大好きでもピノ・ノアールは合いません・・・ちょっと匂っちゃいます。こちらも1本有るといざと言うときに助かる、比較的「癖の少ない」でも「ミネラルたっぷり」なブランです!やや若目では有りますが、むしろその方がマリアージュには良いです。ワ
【水陸両用!軽量感溢れる華やかなアロマ!意外にも深い底が有ります。牡蠣の美味しい季節に是非備えておいてくださいね!】 オオカミが 両生類
で自然界をどうしようって?
エチケットの名前を総合するとそんな感じです。まあ、オオカミはドメーヌの名前ですから置いとくとしても、アンフィボリットをどう考えるかですね。水陸両用とか両生類とかという意味だと思いますが、思いっきり邪推すると、 「河や海に加え陸の自然な産物にマリアージュさせてくださいね」 ということなのかもしれません。誰にも聞いていないし誰も教えてくれないので、ホント勝手な推理でしかありませんが、有る意味、良いところを突いているのかもしれません。
ムロン・ド・ブルゴーニュ(ムスカデ)種は熟すとメロンのような香りになることから、そのように言われているらしいです。実際メロンぽい香りも入ってき
ます。脱線しますが、ワインの表現で風味を良く使用します。果実とか野菜、草木、石など地球上の有りとあらゆるものの例えで相手に伝えよう、というもので
す。その際、果実であれば、どんな色の果実なのかを想像してみると良いと思います。赤ワインだったら、単純に黒、紫、赤などですね。時には白ワインのよう
に白や黄色、緑もあるかもしれません。そして、その大きさを想像してみると良いですね。とても小さい実なのか大きいのか..。そんなことをしていれば、い
つの間にか、自分なりの捉え方と伝え方が出来るようになると思います。「スイカが割れた瞬間の海風が運んできた香り..」などというような迷喩は、なるほ
どと一瞬思ったとしても、結局全然何も伝わってないかもしれませんので注意が必要です。ん?スイカが割れた〜
って誰が言ったのかって..?いや、今(随分前だが・・)ちょっと思いついただけです。
比重がやや軽めのミネラルに包まれた柑橘系フルーツの果皮、洋梨。極辛口だが柔らかな襞の接触感はシュル・リーによる澱が生んだ旨みか。甘くないピュアなグレープフルーツのジューシーさが心地よい。とても後を引く収束。
おそらく誰もが美味しいと..おっしゃっていただけるに違いない味わいです。ドメーヌが意図したものとは違うかもしれませんが、山海の珍味に合わせやす
いワインです。これから魚介が美味しいですよね。特に大粒の牡蠣をレモンとお酢で、もしくは殻ごと焼いて身が縮む直前で火を止めた剥き身と一緒に飲んでみ
てください・・・想像しただけで涎が出てきてしまいますよね。経験的にちょい大きなことを言ってしまうと、シンプルな味付け、もしくは素材そのままの牡蠣
には、あんまり高級な白ワインよりも、ムスカデ、とか、シンプル・シャブリとかのような白がベストマッチングします。是非飲んでみてくださいね。 |
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● 久し振りのフランソワ・ラマルシュです。
近年は評価もグングン上がり、リアルワインガイドの徳さんも、「凄く良くなって来た〜!」と申されてるので興味は有れど、
「価格もね〜・・グングン上がったよね〜!」
まあ、評価が上がれば価格も上がる・・・何も無くてもそれなりには上がるのがワインですから、まして現安倍政権下でのデフレ脱却・インフレ推奨政策+強制円安相場では、さらに上がる要素が強くなってしまう訳ですね・・。ワインファンは・・辛いものが有ります。
ラマルシュさんちの看板グランド・リュと言えば、村から畑を登ると、右にロマネ・サン=ヴィヴァン、ロマネ=コンティ、ラ・ロマネと連なり、ふと左を見るとラ・ターシュ(ゴーディショ)のお姿が・・!
そんなグラン・クリュばかりの素晴らしいロケーションに有りながら、ラ・グランド・リュだけが1級格付けで、しかも、
「品質はグラン・クリュ並みだが価格は1級並み・・・じゃぁ無くて、どちらも1級が良い所」
のような感じのワインでした。畑のポテンシャルは、誰がどう見ても・・・ね・・遮るものは無い訳で・・・そんなもんで、ラ・グランド・リュに限っては・・・いや、クロ・デ・ランブレイもそうでしたが、グラン・クリュになってからも1万円が良いところのプライスでした。
しかしながら、その後の行政改革・・・いや、品質改革の努力が実って、2011年のラ・グランド・リュはリアルワインガイドでポテンシャル96点ですよ!「これまでで最高のラ・グランド・リュ」とさえ表現していますんで・・・変わろうとすれば変わるものですね!
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Domaine Francois Lamarche
/ ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ
ブルゴーニュ最高峰の畑といえば誰もがロマネ・コンティを想像するだろう。このロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれた稀有で最良の畑を単独で所有しているのがこのドメーヌ・フランソワ・ラマルシュです。
1936年、INAOがブルゴーニュの格付けを制定した時、このグランド・リュは最良の立地条件を兼ね備えているにも関わらず一級に格付けされてしまった。
ボルドーのシャトー・ムートンの例を引き合いに出さずとも、この格付けを覆すことは並大抵のことではない。1980年代になり、現当主フランソワの申請を受けてINAOは、このグランド・リュの畑の再査定を開始した。
土壌分析、隣接する特級ワインとの比較試飲、近隣生産者との面談などを経て1992年、念願の特級グランド・クリュへと返り咲いたのです。 |
原産地呼称が制定されて以降、ブルゴーニュにおいて一級から特級への昇格を果たしたのはモレ・サン・ドニのクロ・ド・ランブレイとこのグランド・リュだけである。立地もさることながらフランソワ・ラマルシュの品質への努力が報われたと言えるでしょう。
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ラマルシュ家のルーツは1740年のヴォーヌ・ロマネ村に端を発します。そして19世紀の後半から規模を拡大していきました。20世紀の初めに設立され、この当時から自社元詰めもすでに行っています。
そしてアンリ・ラマルシュが当主になり、偉大なグランド・リュを引き継いだのです。
この当時、グランド・リュは一級格付けでしたが、1992年に特級へと昇格を果たしました。
現在は1983年に現当主となったフランソワ・ラマルシュが引き継がれました。
今日では2世代にわたるラマルシュ家がドメーヌで出迎えてくれます。フランソワの妹、ジュヌヴィエーヴが経理を担当し、ジュヌヴィエーヴの娘、ナタリーは母とともにセールスを担当しています。栽培から醸造はフランソワの娘であるニコル・ラマルシュが指揮をとっています。このドメーヌは新たな世代へと継承されました。 |
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ニコルがワイン造りを父であるフランソワ・ラマルシュから引継ぎ、ナタリーが叔母のマリー・ブランシェのマーケティングを手伝うことによって飛躍的に成長を遂げています。
フランソワはアンリ・ラマルシュの孫で、ラ・グランド・リューを結婚祝いでもらったアンリ・ラマルシュ2世の息子です。畑での細かいところまでこだわった作業、以前より良い樽の使用と新しい醸造所(2000年から)はドメーヌを今までより一貫性のあるものにしました。
私は、かつてラマルシェからもらったワインに対して少し物足りなさを感じらていました。おそらく、世代交代したラマルシュは、新世代のトップドメーヌの座を不動のものにするでしょう。
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栽培・醸造について
葡萄はすべて手摘みで選別されながら収穫され、即座に運搬されます。さらにワイナリーで酸化が進んだブドウを取り除くための徹底的な選果が行われます。
まず始めに振動式の選果ベルトコンベアーで、乾燥して干からびてしまった葡萄や不純物、葉などを取り除きます。続いて第2の振動式選果台で、熟練したスタッフが確認しながら最終的に最良の葡萄だけを選びぬくのです。葡萄は基本的には除梗し、破砕は行わず、温度管理されたステンレスもしくは木製の開放槽に入れられます。極力、補糖は施しません。
低温浸漬とアルコール発酵(ヴィンテージによって異なります)を経た後にフレンチオークで熟成させます。新樽はヴィンテージとアペラシオンの特徴によって60〜100%の割合で使用されます。そして清澄、ろ過は一切施さずに、14〜20か月間樽熟成させてから瓶詰めします。
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●2011Bourgogne Haute-Cotes de Nuits |
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ |
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畑・土壌:1.53ヘクタール 東向きの粘土石灰質土壌
樹齢:平均30年
生産量:7,000本(もっとも多い年で)
ワイン:80〜100%除梗
15〜18日間、温度管理のできる木製開放槽でキュヴェゾン。清澄、ろ過はしない。16〜20ヶ月のオーク樽熟成(新樽比率60%〜100%)
リアルワインガイド43号 今飲んで88 ポテンシャル 88
飲み頃予想 今〜2025 |
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●2011Clos de Vougeot Grand Cru |
クロ・ド・ヴージョ・グラン・クリュ |
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畑・土壌:1.35ヘクタール
ミュジニー側斜面上部、エシェゾー側斜面中部、斜面下部の区画から成る。東向きの粘土石灰質土壌 樹齢:平均30年
リアルワインガイド43号 今飲んで91 ポテンシャル 93
飲み頃予想 2018〜2040 |
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●2011Echezeaux Grand Cru |
エシェゾー・グラン・クリュ |
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ブドウ品種:ピノノワール 畑・土壌:1.35ヘクタール 東向きの粘土石灰質土壌 樹齢:平均30年 生産量:
7,000本(もっとも多い年で)
ワイン:80〜100%除梗
15〜18日間、温度管理のできる木製開放槽でキュヴェゾン。清澄、ろ過はしない。16〜20ヶ月のオーク樽熟成(新樽比率60%〜100%) シャン・トラヴェルサン、クルー、クロ・サン・ドゥニの3区画です。そのエネルギーやパワーの大きさを示す複雑な要素を持っていて、エシェゾーのさらに完璧な形のワインです。品質面で、このドメーヌのグランエシェゾーと張り合えます。『Inside
Burgundy』 Jasper Morris著より抜粋
リアルワインガイド43号 今飲んで92 ポテンシャル 93
飲み頃予想 今〜2036 |
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●2011Grands Echezeaux Grand Cru |
ラ・グランド・リュ・グラン・クリュ |
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土壌:粘土石灰質 ブドウ品種:ピノノワール100% 平均樹齢:30年
収穫量:最大でも35hl/ha
100%手摘みで収穫されたのち、ヴィンテージによって80〜100%除梗します。完全に温度管理された中で15〜18日間、低温浸漬を行います。16から20か月、樽で熟成させ、清澄、濾過はせずに瓶詰めします。
畑は細長く上下に坂になっていて、頂上はとても痩せた土壌です。これは他のグランクリュほど密集してませんが、期待できる気高さがあります。
熟成するにつれて、魅力が増すでしょう。
リアルワインガイド43号 今飲んで94 ポテンシャル 96
飲み頃予想 2020〜2045 |
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【今までとはまず・・色彩が違うよね!】
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全て、ほんの少しだけの入荷ですので、今回はある程度戴けた「オート=コート・ド・ニュイ2011」のみのテイスティングになりました。ご了承くださいませ。
noisy が知っているフランソワ・ラマルシュさんちのワインは、グラスの向こう側にいらっしゃる方の顔が良く判るほど・・・色合い薄く、エキス系のエレガントタイプな味わいでした。嫌いじゃないタイプですが、価格もそれなりに高いのでね・・・中々買えるワインじゃ無かった面は有りました。
2011年のオート=コートは、しっかりとした赤、そして黒が入る色合いと、低温で漬け込んだ時のヨード系の香り、ミネラリティもしっかり・・そしてわずかにタンニンを感じる、比較的力強さを持った味わいです。タイミング的には少し「硬くなってきた時期」に入ってきていると思われます。非常にドライで残糖感は全く無く、元より糖分に頼るつもりは無い造りです。余韻もしっかりしていて、中々に好印象でした。
現状は、やや硬いこと、時期的なものが原因と思われますので、2014年の秋以降、徐々に中域の膨らみと要素の放出が始まると思います。タイミングを見つつ飲んでみてください。
それにしても色合いはチェリーっぽく、赤が艶々していて美しいです。
今までですと・・と言うか、随分昔のことになりますが、淡い・・・淡過ぎる?みたいな印象がかなり残っています。もっとも飲んだときの味わい自体の印象が色彩にオーバーラップしているのかもしれません。 |
ブルゴーニュ・ピノ・ノワールは徳さんも飲めないほど・・数は無いんです。ほとんどはフランスで消費されてしまうと思いますので、ある意味レアかもしれません。価格も他の超一流な造り手と比較してもかなりリーズナブルです。オート=コートと似たようなタイミングにあると思いますので、2011年ですからね・・・2012年では無いのでやや硬いはず・・・少しノンビリ目に休養をあげてから飲まれると良いと思います。
ヴォーヌ=ロマネ・ヴィラージュはリアルではポテンシャル90+ 付いてますね。90点と言うのは「ひとつの壁」でして、noisy
もテイスターとして常に意識している部分です。もちろん、95点以上を付ける時もそうですが・・・、つまり、そこの壁を越えたかどうか・・の評価になる訳です。煌くグラン・クリュの下部にある村名リューディが、レ・シャランダン、レ・ボシエール、レ・プレ・ドゥ・ラ・フォリー、オー・レア、オ・ドゥス・ドゥ・ラ・リヴィエールと北のヴージョに繋がる畑から南のニュイに接するまでのものをブレンドしており、正にヴィラージュを表現しているワイン!きっと良い出来なんじゃないかと思います。(ル・ヴィラージュと呼ばれるリューディも有りますが、そこでは無いです。)
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ショームは、ジャン・タルディ/メオ=カミュゼで有名になった1級の良区画です。しなやかな味わい、突出しないがバランスの良い味わいに仕上がります。しかし、何とかスショには付いていっても、マルコンソールには勝てないでしょう。
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・スショ はご存知の通り素晴らしい1級です。ロマネ=サン=ヴィヴァンの雅さとエシェゾーの土臭さ、もしくは赤さのどちらかが有ります。さすがにグラン・クリュのエレガンスを得ることは稀だとしても、素晴らしいものに出会うと、
「・・・やっぱりヴォーヌ=ロマネで決まりだよな〜・・」
と思わされてしまいますよね。
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・マルコンソール は、フランソワ・ラマルシュの隠れたる名品・・です。これはまず・・美味しい・・納得できると思います。・・・でもnoisy
には昔のイメージしかないので・・当たるかな?・・あと、今回はいただけなかったですが、いつの間にやら1級になってたラ・クロワ・ラモーと言う素晴らしい畑が有ります。こちらは・・昔は、ロマネ・サン=ヴィヴァンに囲まれているような畑・・と言うイメージで飲むと残念に思うことが多かったですが、徳さんのレヴューでは「じぇじぇじぇ?」・・・まあ、素性の良さをそのまんま出せる造り手になったということなのでしょう。
クロ・ド・ヴージョはご存知のグラン・クリュです。ラマルシュさんちは土地持ちですから、上部・中部・下部の畑をキッチリブレンドしています。実はこれが大正解!・・若いうちはむしろ普通に美味しいのでしょうが、熟した時にその意味が判るでしょう。ヴージョ、エシェゾーはちゃんと上下でブレンドした方がバランス的に良いんですね。
で、エシェゾーもグラン・クリュでして、こちらもしっかり・・・上中下の畑をブレンドしています。なので、BBRのブルゴーニュ担当でもあるJasper
Morrisさんは、グラン・ゼシェゾーに匹敵する・・と言ってます。こう言った上下の畑をブレンドすることによって、エシェゾー・デュ・ドゥス的な味わいになるんですが、ミュヌレ=ジブールさんちも同様ですね。ビゾさんちはブレンドすべき上部の畑を持ってないので、下部のトリューは1級にしてしまうんですね・・・。腕を上げたラマルシュさんのエシェゾー・・・飲んでみたいものです。
グラン・ゼシェゾーは・・・もう、畑の力のみでもワインが出来ちゃうと思います。なので言うことは無いです。素晴らしい畑です。
むしろ難しいのはやっぱりラ・グランド・リュなのでしょう。何せ周りが周りですからね・・・ちょっとの判断ミスや遅れが大きくエレガンス欠如に繋がりかねないわけで・・そんな中で、徳さんが96ポイント(も!!)付けてしまった意味は、かなり大きいでしょう。同じ2011年は、フーリエのグリオットの97ポイントには及ばなかったものの、クロ・サン=ジャックと同じ評価・・・!(あ、因みにフーリエさんのグリオット、クロ・サン=ジャックの海外オファーの価格を見るとビックリしますよ・・・。日本でワイン屋をやってるのが馬鹿馬鹿しくなってしまうほどです。)それでもやはり、
「ヴォーヌ=ロマネのど真ん中!」
ですからね・・・。ロマネ=コンティ、ラ・ターシュは飲めなくても、評価の上がったラ・グランド・リュなら何とか・・・飲めるかもと思いませんか?
高くなる一方のブルゴーニュですが、遅れてやってきた世田谷の住人・・・みたいなフランソワ・ラマルシュ・・是非ともご検討ください。
■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・) |
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Bourgogne hautes cotes de nuits 2011 francois lamarche
「現状固いですが香りに期待してしまう飲み頃が楽しみなワイン」
味わいはまだ少しすぼまる酸、タンニンのざらつき、全体がカチッとしていてドライな渋味。しっかり閉じています。開く時期にはまだ少し時間がかかると思いますが香りが小さな果実の良いニュアンスが出ていて、これはちょっと寝かしておきたい、と思います。思うのは美味しくなりそうということです。
果梗由来のものと思われるタンニンもあって、香りは健全で、酸がしっかりあります。香りはおいしいブルゴーニュを飲んだ時の香りを小ぶりにした感じです。ただ僕にはちょっといつ頃から飲み頃に入るか予想が難しいです。この間のルモワスネのブルゴーニュルージュ2000年のように14年後にして完熟!(村名の格落ちだということですが)ということがあったものですから。
このワインもあそこまでの完熟は結構かかりそうですが飲み頃にはわりとすぐ、入るような気がします。今は一度閉じる時期に入ってしまったのかな、と。飲み頃のタイミングというのは料理人がパスタをお客様のテーブルに着いた時にちょうどアルデンテになるように茹で上がりのタイミングを見極める作業のように難しい、と思います。フライパン上でさらに水分を吸っている時間、温かいお皿にのってテーブルまで持っていく時間。それが逆算できるからこそ一口食べて感動するパスタがあるんですものね。
造った回数だけお客様の感想を聞いてそれが経験として蓄積されるからこそ見極めることができる、ワイン屋にとって飲み頃の見極めとはそれと同じことなのかもしれないですね。
だがしかし!
あえて未熟ながら飲み頃を予想させていただきます。
ズバリ…
「半年後以降!」 |
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● 万全を期して・・2012年のドメーヌ・ド・シャソルネイ、及びメゾン・フレデリック・コサールを全てテイスティングさせていただきました。若干高くはなりましたが、お勧めできる素晴らしい仕上がりでした。
ご存知の通り2012年は、とても厳しいヴィンテージでした。そこをコサールはどう切り抜けたか・・・?
結論を申しますと・・・
「フレデリック・コサールらしさを前面に出すことによって切り抜け、例年よりもコサールっぽさが有るワインに仕上がった」
ということになります。
史上最高の仕上がりになったと思われる2011年を超えることは、もしかしたら難しいかと思います。しかし、厳しかった2012年ならではの、耐え抜いた美味しさが、フレデリック・コサールのホメオパシー農法、そして技術が、非常に官能的なワインにしたと・・・感じました。
もちろん、何年か経って、
「あ、あの時の noisy はポテンシャルを取りきれてなかったかもしれない」
ことは考えられます。
何しろ仕上がった2012年のワインは、実際、どれも美味しく、よりコサール的でした。到着直後という条件の中で、様々なシュチュエーションを想像しつつのテイスティングは、美味しさを確かめるだけなら何の問題もありませんが、ワインそのもののポテンシャルとなると別物です。
より官能的、よりコサールぽい仕上がりの2012年・・・。これは間違い無いです。そしてワインはとても美味しい。・・・しかし2011年を超えることは無い・・・この部分だけ、申し訳ないがクエスチョンマークを付けさせてください。
お待ちいただきまして有難う御座いました。出きるだけリーズナブルにご案内いたしますが、数量激減のため余り数が有りません。ご容赦くださいませ。
濃厚な葡萄エキスが最高!超希少な 2012 年ヴィンテージフレッドは言う、
「2012 年は、ワインと真剣に向き合っている生産者の間で必ず後世まで語り継がれるとても貴重なワインとなるだろう。偉大な年の楽に仕上がったワインよりも、苦労の末、素晴らしいワインに仕上がった方が、深
く心に刻まれるからだ!」
「今飲む 2012 年も、寝 かせて将来飲むものも、ブ ルゴーニュの良い造り手を語る上で必ずカギとなる!この希少な年のワインこそ、将来にわたってワインの価値を共有できる人に飲んでほしい。」
■2012 年ヴィンテージ情報
厳しい環境を生き残った葡萄の凝縮したエキスとエネルギー、どのヴィンテージにも一致しない個性がワインに備わっている!白は、フレッシュかつ香りが高くフルーティ、2008
年や 2011年と特徴が重なる。収量が例年の約半分と極端に少なかった為、洗練された旨味がしっかりと伝わるワインに仕上がっている!
赤は、ダシのような旨味と、躍動的なエネルギーを感じるまさにヴァン・ヴィヴァン!2010
年に似た果実の艶やかさと共に、緻密なタンニンとミネラルを感じる長期熟成タイプのワイン。
■天気と畑
ブルゴーニュ史上前代未聞の自然災害が続いた年・・。5 月 17 日、零下 3
度となり霜の被害が発生。それに続き開花時期に平均降雨量 60〜100 oに達する猛烈な雨が
15 日おきに降り、この花流れの時点で例年の収量の半分が失われた。有機剤の散布はいくら軽量で性能がよいトラクターを使っても畑がぬかるみ至難の業であった。彼のドメーヌでは、人がタンクを背中に担ぎ、10ha
全て歩いて散布した。そのおかげで、病気の被害が蔓延する中、ドメーヌの畑でベト病が発生したのは、誰よりも後だった。6
月 30 日、8 月 1 日に雹が降ったが、あえて葉を多く残していたため、葉がクッションとなり、幸いに被害は最小限に済んだ。収穫まで時間があり、傷
ついた葡萄もすっかり乾き落ちてくれた。
■収穫
2011年と比べて3週間遅く、例 年よりも1週間遅い収穫だった。9 月 21 日シャンボール・ミュジニー、モレ・サン・ドニ
1 級レ・モン・ リ ュイザンから始まり、1 0月2日サンロマン白で終わった。
収穫の後半では何度か雨に降られることはあったが、全体的には腐敗も少なく状態の良い葡萄を取り入れることができた。
■収量
収量は白が平均22.75hl/ha、赤 が19.50hl/haと昨年の約半分。AC ブルゴーニュ赤
ブドーは収量が8hl/ha となんと2011 年の収量の 4 分の 1 以下だった。収量が激減したため、数少ない房が樹のエネルギーを集中して取り込み、ポリフェノールが豊富で、酸のバランスの良い、適度に糖分もある素晴らしい葡萄となった。
■醸造
潜在アルコール度数は最大 12.8%、発酵は比較的順調で、色の抽出も速く、発酵温度は安定していた。(温度は最大で
24〜26°)
■価格
収量が昨年対比5割減の為、他のブルゴーニュの生産者同様、価格が上昇している。なお、オスピス・ド・ボーヌ
2012 年の競売平均価格は、過去 7 年の平均に比べ 7 割近く上がっている。過酷な状況下で粛々と生き抜いた葡萄たち…ポテンシャルは半端ではない!フレッドがいつも口にする「厳しい年だからこそ生産者の実力が分かる!」の
最たる形がこの 2012 年に集約されている!ぜひこの渾身の一滴を味わっていただきたい! |
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●2012Bourgogne Chardonnay Bigotes / Negos |
ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴット |
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洋ナシ、若いパイナップル、ディル、ハチミツの香り。ワインは滑らかでツヤと透明感があり、洗練されたミネラルとアニスの香ばしい風味を伴い綺麗に余韻に消える!
ビゴットとは「信心に凝り固まった人」という意味。畑は1.9haで、ヴォルネイとポマール近辺とオート・コート・ド・ボーヌのPuits de chauxという区画のブドウが主。収穫日は2012年9月27日。収量は20hl/ha!新樽は10%、残りの90%は2〜3年樽(10hlの大樽を含む)を使用! |
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【良く熟した葡萄が由来!】
とても熟した果実。しかしながら酸とのバランスも良い。熟し始めのリンゴのニュアンス。それ以外はいつものビゴット。パカレのピュア系、早摘み系の味わいとは対照的なので、比較試飲は余りに違っていてかなり面白いはず。これも美味しいからワインは止められない。
■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント
グレープフルーツ、ライチの香り。少しの出汁系のポジティブで良い自然派の香り。
よく熟した果実のボリューム感があるけど酸味もたっぷり。
葡萄は熟しているけど酸味も失わない。
柔らかい肉付きがあり今飲んでもおいしい! |
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●2011Chassagne-Montrachet 1er Cru-Abbaye De Morgeot / Negos |
シャサーニュ=モンラッシェ・アベイ・ド・モルジョ |
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リンゴのコンポート、カリン、スモモ、蜜蝋、カシューナッツの香り。ワインにボリューム感とふくらみがあり、粘着性のある濃厚なボディに香ばしい風味と凝縮されたミネラルの旨味が溶け込む!
区画アベイ・ド・モルジョは名前の通り、畑はシトー派の大修道院(abbaye)畑の周りを囲むようにある。2011年はポテンシャルが高く、醗酵が終わるのに14ヶ月を要した!買いブドウ畑面積は0.22ha。収穫日は2011年9月12日。ブドウの収量は45hl/ha!新樽は50%、残りの50%は2〜3年樽を使用!(前年の新樽と古樽の比率は70:30) |
このワインのみ、昨年リリースの無かった2011年です!
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【ポテンシャルだけはトップ!・・しかしちょっと気になる部分も・・・】
エージェントさんが1年、販売しないで様子を見たキュヴェです。「還元しているから」との理由でした。飲んでみると・・・確かに凄いわ・・・これは。化け物のレベルのポテンシャルです。
しかしながら、ちょっと気になる香りが有って、白眉とはなりませんでした。栗っぽいというか、栗の渋皮みたいな香りがミネラルから匂ってくるようで・・・noisy
的には減点かなと。
これほどまでに複雑で完成された味わいなのに、あの香りが・・・と少し残念に思います。しかし、あの香りの正体がわからないこと、また、消えるんじゃないかという声もあることを付記しておきたいと思います。 |
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●2012Bourgogne Pinot Noir Bedeau / Negos |
ブルゴーニュ・ピノ・ノアール・ブドー |
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フランボワーズ、クランベリー、アカシヤ、ジンジャーの香り。ワインはやや男性的でボディに骨格があり、おだやかな酸とピュアな果実味を若いタンニンが引き締める!
ブドーは「カトリック司祭の案内係」という意味で、オート・コート・ド・ボーヌのPuitsde
Chauxの区画1haと、ピュリニーとシャサーニュの間の教会の近くに1haのブドウ畑がある。収穫日は2012年9月28日、29日。収量は9hl/ha!新樽は20%、残りの80%は2〜3年樽!(前年の新樽と古樽の比率は30:70) |
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【2012年のコサールのワインに有って、純粋さが際立ちます!村名とはとても思えない仕上がりです!】
コサールらしい、たっぷりとした肉のある果実。ジューシーさ。エレガントさも充実。出来はとても良い。収穫減が下級のワインのポテンシャルを上げた良い例かもしれない。ACブルゴーニュだと思わなければ納得の味わい。 |
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●2012Saint-Romain Sous Roche Rouge / Domaine |
サン=ロマン・スー・ロッシュ |
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ダークチェリー、ナツメグ、タバコ、モカの香り。果実味にハリと奥行きがあり、キュートな酸と綺麗に溶け込んだ旨味、細かいミネラルとタンニンの収斂味が見事に同調する!
スー・ロッシュは区画名で名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石灰岩層が続く。畑面積は1.2ha。収穫日は2012年9月30日。収量は22hl/ha!新樽は20%、残りの80%は2〜3年樽を使用!(前年の新樽と古樽の比率は30:70) |
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【例年よりもパワフル!】
果実味たっぷりのサン=ロマン。透明なミネラルに果実の粒をどっさり詰め込んだような味わい。例年よりもパワフルさがあり、反面エレガンスは少し後退。凝縮感が凄い。 |
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●2012Volnay / Domaine |
ヴォルネイ |
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グロゼイユ、カーネーション、お香、アールグレイの香り。果実味が艶やかでチャーミングな酸とのバランスも良く、凝縮したミネラルと緻密なタンニンが味わいを引き締める!
区画はコミューンのレ・リュレの畑0.63haとレ・グラン・ポワゾの畑0.25ha、レ・ポー・ボワの畑0.27ha、そしてレ・プティ・ポワゾの畑0.13haの合計1.28haの畑面積。収穫日は2012年9月24日。収量は18hl/ha!新樽は30%、残りの70%は2〜3年樽を使用! |
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【素晴らしいバランスに仕上がったヴォルネイ!!かえってお買い得感あり?】
バランス最高!実に旨い!果実の素直な甘みがいい。この甘み・旨みはかなりのもの。素直に、何も余計なことをせずに造る事ができた状況を目にするかのようだ。ヴォルネイらしい、あっけらかんと明るい美味しさがある。
おそらく、収穫のタイミングがピッタリ合ったのでしょう・・・。目茶美味しいです! |
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●2012Nuits-Saint-Georges les Damodes / Negos |
ニュイ=サン=ジョルジュ レ・ダモード |
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フランボワーズ、クランベリー、シャクヤク、バラの香り。ワインはピュアで女性的かつ官能的で、繊細な果実に上品な酸とキメ細かなミネラルの旨味が口の中でゆっくり溶け込む!
フレッドがかつてのアルジリエールと同等の品質をニュイの中の対極にあるレ・ダモードに求めた秀逸ワイン!買いブドウの畑面積は0.30ha。収穫日は2012年9月24日。収量は38hl/ha!新樽は50%、残りの50%は2〜3年樽を使用! |
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【これも村名とはとても思えない仕上がり!エレガントなニュイ・サン=ジョルジュ???】
奥にスパイスの芽、エレガントでまったく土臭くないニュイ。とても良い。チリチリとしたスパイスが口内でしとやかに弾ける。とても印象的な香り。躍動感と言う言葉が不釣合いな珍しいニュイ。しかし穏やかだがワイルドな要素も奥に潜む。これほどの複雑性が村名に存在するとはとても思えない。 |
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●2012Chambolle-Musigny / Negos |
シャンボール=ミュジニー |
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フランボワーズ、グロゼイユ、シャクヤク、青竹の香り。ワインは女性的かつ優雅で、艶やかな果実味にダシのような旨味と繊細な酸、凝縮したミネラルがきれいに同調する!
買いブドウの区画はデリエール・ラ・グランジュの畑!買いブドウの畑面積は0.20ha。収穫日は2012年9月21日。収量は38hl/ha!新樽は50%、残りの50%は2〜3年樽を使用! |
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【完成度の高いワイン!これも完全にクラス越え!】
フランボワーズ、ワイルドベリー。ジャミーでいて、そこにしっとりとしたスパイスが絡む。ジューシーさと軽やかなミネラリティ。とても美味しく、実に完成度が高い。村名だと思わなければ妥当なプライスだろう。高級感がしっかりと備わる。 |
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● 長い期間入ってこなかったベストバイのアイテムが登場です。またル・テロワールさんが営業していた頃、リーズナブルなのにとても美味しいので、凄い人気が有ったワインです。 |
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● 2011Bourgogne Rouge |
ブルゴーニュ・ルージュ |
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【ドメーヌもののリュリーよりも何故か大人気!素晴らしいデイリーブルゴーニュです!】
ドメーヌの方は、ヴァンサン・デュルイユ=ジャンティアル名でリリースされますが、ネゴシアン部門の方は現在この「セリーヌ・エ・ヴァンサン・デュリュイユ」でリリースされています。
以前、ル・テロワールさんで扱っていた頃は、ちょうど2千円くらいのプライスながら、並み居るブルゴーニュの大御所のACブルをバッタバッタとなで斬りに出来るスーパーACブルでした。その理由は・・・?
「・・・美味しいから」
です。
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話は大きく飛びます。このところの温かい陽気に葡萄の樹も目覚めたようで、地中から水分をグングン吸い上げているようです。
左の写真は、冬に選定して切り落とした部分ですが、樹液が零れて濡れているのがお判りかな・・と思います。
形だけのビオ・・ま、結局は、
「何もしない」
だけなんですが、ま〜良く頑張って生きてくれていると思いますよ。肥料もあげないし、よっぽどじゃないと水もあげない・・ましてや薬品などは使ったこともありません。それでも昨年は10房くらいの葡萄を収穫できました。
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また、さらに大きく逸れますが、3月の後半から Noisy'sを手伝ってくれている甥っ子がおりまして、それが上のバックショットの人物です。まだ若く、でもフランスにワインを造りに行きたいなどと申しているエネルギッシュな人間です。暇があったら横になりたいnoisy
とはだいぶ違いまして、アチコチのテイスティングにもこれから出かけるようです。
noisy の甥っ子なので「 oisy 」 (オイジー)と近所のお客さんたちに名付けられてしまいました。・・ま、せめて
oicy (おいしい)にしてくれれば良かったのにとも思いますが・・・(^^、
一応ですが何年か前、ソムリエ試験に最年少で合格しています。ワインのことはこれから覚えて行ってくれると思いますので、時折変な言葉を使った感想などを垂れるかもしれませんが、温かい目で見守ってあげてください。どうぞよろしくお願いいたします。
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みなさん、こんにちは。初めまして。Noisyの甥でOisyと申します。ピュアで完璧な状態管理のワインで皆様の食卓まで!をモットーに日々仕事しております。
以前はイタリアレストランでソムリエをしておりましたが、ワインのコンディション管理に納得いかなかったり、もっとピュアなワインやフランスワインに触れたかったりでやってきました。
近い将来、フランスに畑仕事に行くべしと思っているので、フランス語やワインについて日々勉強中です。(恥ずかしながらソムリエ時代は浅く狭くやっていたもので...新たな発見の毎日です。苦笑) 若輩者ですので皆様の温かい目に見守られながら日々ワインライフを楽しく精進していけたらなと思っております。
個人的なワインの好みとしてはイタリア畑出身ということもありサンジョヴェーゼやネッビオーロ、ヴェルディッキオやフリウラーノ、フィアーノetc...と、やはり最初に頭に浮かびがるのはイタリア勢なのですが、ここ最近ブルゴーニュ、アルザス、またはドイツ等々に毒されつつあります。
奥の深さや、味わいや香りの複雑さの妙に魅力を感じ始めています。趣味は料理、ボルダリング、フットサル、アニメ、映画鑑賞、なかなか進歩しないギター等々。料理も多少かじっていたのでマリアージュなんかも迷ったらご相談ください。頑張ってひねり出します。まだまだ店内のワインも把握しきれていませんが徐々に皆様におススメできるようになれたらなと思っています。
また、日々店のワインをテイステイングをしているので備忘録を兼ねてブログも始めました。のんびりやっていきますので気が向きましたら良かったらチェックしてみてください。
http://oisyswinelife.blogspot.jp/
それでは今後ともNoisy's wine selects 原酒店と私Oisyをどうぞよろしくお願いいたします。 |
ま、水も滴るほど若い・・ということで・・・余り繋がりはなかったかもしれませんけど・・すみません。
やはり、彼、 oisy にしても、noisy が扱っているワインの管理、そしてそのピュアさは衝撃的だったようで、今までのワインはは何だったのか・・と思っているようです。
そして、ようやっと戻りますが・・・このセリーヌ・エ・ヴァンサン・デュリュイユのワインも実にピュアでバランスが良いんですね。リュリーという、比較的軽量な果実を表現しやすいアペラシオンにあって、
「軽いだけじゃない、みごとな総体のバランス」
が、人を魅了するんじゃないかと思います。
例えばブルゴーニュ・ブランは、適度に熟したリンゴっぽいニュアンス、フィルムのように薄めながらも非常に伸びやか、透明なミネラリティがたっぷり有って、中域にしっかりとしたボリュームも持ちつつ、長い余韻と心地良いキレのあるワインです。AOCリュリーと言っても過言では無い出来栄えで、ついついグラスに手が伸びてしまいます。
そしてブルゴーニュ・ルージュは、香りの充実感、複雑性が有り、プラムやベリー、中量級ながらも中域が充実、美しい酸のバランスがまん丸で、軽やかな終盤を描ききります。真央ちゃんのトリプルアクセルが決まったときのような・・・???感じです。これが実に・・・良いんですよ。
どちらのワインも、何よりも真っ直ぐな性質です。ピュアで真っ直ぐなので、変化球を持たないジレンマはあるかもしれませんが、肯定感が非常に高いんです。ヴァンサン=デュルイユのAOCリュリーは、むしろリュリーのワインに大きさを求めて試行錯誤している感が有り、少し無理しているニュアンスがどうしてもワインに出てきてしまっています。
反面、こちらは買い葡萄なのに・・・実にストレートな美味しさを具現化していて、何故かこちらのネゴスの美味しさに惹かれてしまうんですね。
とても美味しいデイリー・ブルゴーニュです。イメージはリュリーA.C.です。それも凄い美味しいリュリー・・(^^;; 是非とも飲んでみて欲しいと思います。お勧めします! |
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● 赤い果実のドライな集合感がとても美味しい・・・ボンバディロンをご紹介します。濃厚な味わいの南のワインが今ひとつの方、濃い方が良いけど気付くと飲み疲れしてる方・・・、美しいワインなら何でも良い方・・(^^;;
にお勧めです!
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「灼熱の地、土の中の涼しさから生まれるフィネス」
トマ ルアネ
乾いた蝉の声、突き刺すような日差しの強さ。夏の気温は40度にも達する勢いで、乾燥した空気が喉を焼きます。この過酷な環境にあってもみずみずしく果汁を蓄え、近づくとフレッシュな芳香を放つブドウの樹々たち。周囲に生えた野生のハーブたちとの香りとも混ざりあい、南フランスの畑に来たことを身体に刻み込むように感じることとなります。ここは、ラングドック地方のサン シニアン地区。アルコールが高く、果実味の凝縮した力強いタイプのワインが生まれるとされる地域です。 |
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この周辺地域で偉大な生産者としてまず名前が挙がるのはフォジェールのレオン バラル。アルコール度数が高く鈍重な味わいという従来のラングドックワインのイメージを打ち破り、凝縮感の中にもしなやかさとフレッシュさを備えたワインという新境地に達した開拓者です。そのレオン バラルに薫陶を受けてサン シニアンの地でワイン造りを始めたのが、若き才能ヤニック ペルティエ。素朴ながらも熟した果実の旨みがあり、エキゾチックなスパイスの風味がオリエンタルな雰囲気を感じさせてくれる上質なワインの造り手です。
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「開拓者の後には道ができる」と言う事でしょうか。このサン シニアンの地にさらなる才能が登場しました。2013年の時点で27歳という若さのトマ ルアネその人です。2011年からヤニック ペルティエのところで働き始めた彼は、仕事の傍ら祖父から譲り受けた畑を耕し、ヤニックの醸造所を借りて2012年にはじめて自身のワインを仕込みました。この時点では、たった1種類だけのワインですが、レオン バラル、ヤニック ペルティエというこの地域の先達の良い点を吸収した上で、彼自身の個性、彼の自身のスタイルをしっかりと表現しています。 |
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トマ ルアネが手がけるワインの最大の特徴は、その質感。密度があって、どこまでもしなやか飲み心地は、品の良さと繊細さをしっかりと感じさせてくれ、乾ききったこの地域の夏からは想像できないほどみずみずしい味わいです。その背景には、彼が祖父から引き継いだ畑が、1980年代から継続してビオロジックによる栽培が行われており状態が非常に良いこと、またブドウの樹齢にも恵まれているといったことが挙げられます。そして、その畑をトマの繊細な感性を持って丁寧に手入れし、凝縮感となめらかな質感を備えた特別なワインを生みだすブドウを収穫しています。 |
畑での作業では、特に「土の中の涼しさ」を意識しているというトマ ルアネ。地上が乾燥し高温になっていたとしてもちゃんと手入れされた畑の土の中は、そこまで高温にはならないと言います。加えて、ブドウ樹がしっかりと地中深くまで根を張っていれば得られるブドウはエレガントさ溢れるものとなります。樹齢の高いブドウ樹達を可能な限り健全に育てていくためと、株元などを丁寧に手作業で手入れする姿からは、彼の実直で繊細な人柄を感じる取ることができます。
醸造においても、トマ ルアネは「果実のフレッシュさ」を徹底的に意識します。その方向感はレオン バラルやヤニック ペルティエは勿論のことながら、ジュラのジャン フランソワ ガヌヴァ、ボジョレーのイヴォン メトラといったフィネス溢れるワインの造り手の表現を目指しています。
重厚で偉大なワインよりも、身体が「飲みたいという欲求」にかられるようなワインが理想と話すトマ ルアネ。今後の進化が楽しみな若手生産者の登場です。 |
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●2012Saint-Chinian Bombadilom |
サン=シニアン・ボンバディロン |
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【ジューシーながらスッキリ!エレガンスも有り!美味しいです!】
一時期は、サンシニアンと言うと安いワインの代名詞的アペラシオンでした。リリースされたときはまだ良いんですが、何しろ生産量が多く、酸が少なく、ミネラリティが少ないので、1年もするとワインが腰砕けになっちゃうんですね・・・。なので、余り手を出さなかった記憶が有ります。
そんな大量生産のワインの生産地が新世界のワインに席巻された性なのかどうかは判りませんが、やる気のある若者が、売りに出されたり、耕作されなくなった畑でワインを生産するようになっているのかなと思います。レ・コステもそうですしね・・・このトマ・ルアネもそんな一人なのでしょう。
濃度はシッカリあります。赤い果実が中心で、わずかなスパイスの量ながら繊細で複雑、中域は適度な膨らみから終盤の美しい減衰の余韻に入っていきます。基本的にドライですが、集中した濃度の分、旨みと甘みをわずかに感じます。でも後口は非常にサッパリとした感じで、赤い果実のニュアンスだけが余韻に響いてきます。
昔のサンシニアンを考えると・・全くの別物ですね。硬質なミネラリティが下支えし、伸びやかな丸く冷涼な酸もキッチリあって美味しいです。有望な若者が出てきたな・・と言う感じです。
濃度だけじゃなくてワインの美しさも欲しい方に打ってつけです。反対に言えば、シッカリとした酸とミネラルが有るので、
「このワイン、濃くないですよね?」
とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
ま、これだけ果実の集合感が有りますんで濃くないことは無いんですが、その辺は各自の感覚ですから、自由で良いと思います。しかし、noisyとしましては、シッカリ濃度だけどもタイトな締まりが有ってエレガントさも有ると・・・申し上げておきたいです。飲んでみてください。お勧めです。
■エージェント情報
サン シニアンの新人!トマ ルアネのボンバディロンです。同じくサン シニアンのヤニック
・ペルティエの元で働きながら、祖父か
ら引き継いだ1980年代からビオ栽培という畑を耕し、2012年ヴィンテージにデビュー。初年度からいきなり凄いワインを造り出して来ました。
彼のワイン…とにかく「美しい」のです!!
濃さは勿論あるのですが、とにかく口当たりや質感、飲み心地がしなやかで繊細。強さや鈍重さを感じさせずにスルスルと飲めてしまいます。
というのもトマ ルアネは、「果実のフレッシュさ」を徹底的に意識しています。その方向感はレオン
バラルやヤニック ペルティエは勿論のことながら、ジュラのジャン・フランソワ・ガヌヴァ、ボジョレーのイヴォン・メトラといったフィネス溢れるワインの造り手の表現を目指しているとの事。
さらに、彼のワインのとっても嬉しいもうひとつの特徴は、
「抜栓してからも長く楽しめる」
点です!
もちろんボトル差等によって状況は変わるとは思うのですが、試したボトルは、半分ほどワインが残った状態で1週間セラー保管したものでも、しなやかさやいきいきとした風味は失われずに楽しむ事ができました。南のワインでは結構珍しいパターンです。
重厚で偉大なワインよりも、身体が「飲みたいという欲求」にかられるようなワインが理想と話すトマ
ルアネ。
2013年時点で27歳という若さながら、彼の繊細な人柄がピュアにワインに表れています。今後成長が期待される新人の登場です!!ぜひお試しくださいませ。 |
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● 久し振りのフォン・スィプレです。以前は新井順子さんの扱いでしたが、現在はド・シャソルネイ、フレデリック・コサールの扱いの関係でヴァンクゥールさんに変更になっています。
昨年末、何本かサンプルをいただき、テイスティングさせていただきましたが、
「コサール節満載!」
な濃厚ながらとてもピュアな味わいで、以前よりもさらに素晴らしい味わいになっていました。それに、このシンプルなエチケットも美しいですよね。
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ドメーヌの当主であるレティシアは(写真右)、2004年に父親と一緒にシャトー・フォン・シプレを立ち上げる。
2005年、夫ロドルフ・ジャネジニ(写真左)を通じてフレデリック・コサールと知り合い、彼とコラボワインをリリースする。2010年、経営がうまく回らず行き詰っていたが、フレッドのアドバイスを取り入れワイン造りを一新し、ワイナリー名もシャトーからドメーヌに変え新たな再スタートを切る。 |
畑総面積 18ha
農法 ビオロジック
収穫方法 100%手摘み、畑で選果
ドメーヌのスタッフ 3人(季節労働者数人)
趣味 子供の世話、ワイン生産者訪問
生産者のモットー 完熟したブドウでエレガントなワインをつくる! 畑の区画ごとの個性を見極める! |
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●2011le Grenache du Bois Saint Joume V.d. F. |
ル・グルナッシュ・デュ・ボワ・サン・ジャメ |
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■エージェント情報
樹齢65年のグルナッシュ100%。ダークチェリー、ユーカリ、タイム、ガリーグ、赤身肉の風味深い香り。ワインはミネラリーかつテキスチャーが緻密で、洗練された果実の凝縮味と繊細な酸、細かいタンニンの収斂味が味わいを引き締める!
収穫日は9月11日。収量は35hl/ha。SO2無添加!大きな浮遊物を取る程度の目の粗いフィルターを使用!ワイン名は畑の区画の名前で、bois
SaintJaumeの区画は昔キリスト教巡礼の通り道だった! |
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●2011le Carignan de la Source V.d.F. |
ル・カリニャン・ド・ラ・スース |
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■エージェント情報
樹齢65年〜80年のカリニャン100%。ダークチェリー、ミュール、ライチ、タバコの葉、カカオの香り。口当たり滑らかかつ果実にたっぷりとしたボリュームと凝縮感があり、若く細かいタンニンと洗練されたミネラルの旨味が口をしめやかに満たす!
収穫日は9月13日。収量は35hl/ha。SO2無添加!大きな浮遊物を取る程度の目の粗いフィルターを使用!ワイン名は畑の区画の名前で
la Sourceの区画は昔地下に水源があった! |
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【どのワインもピュアな分厚い果実味で凝縮していて濃密!温度が下がりがちな冬場のワインに超お奨め!】
とても久し振りのファン・スィプレです。一般には「フォン・シプレ」でリリースされていますが、noisy
の仏和辞典では「CY」はスィと発音するように見えるので、わざわざ「スィプレ」にしています。ま、hp中は結構そんな表記が多いです・・・例えば英語で読んでしまってる「プレステージ」などは「プレスティージュ」などとしていますし・・・気にしないでも大丈夫ですけど。
以前はとても安いボトルとコルクで、幾ら価格的により美味しくてもこれじゃな〜・・・と、ため息の出そうなデザインでしたが、今回からは、重量感のあるボトル(仏語的にはブティーユ・・でしょうか・・)と、質感のあるエチケットで、中身と釣り合いの取れたものになっていると思います。高級感が漂っています。
全般的に全てのワインがとてもピュアで凝縮していて、しかも品種の個性が見事に現れています。また、果実味がたっぷりあるので、いつ飲んでも美味しく飲めると思います。何よりも全てのワインが、ド・シャソルネイのフレデリック・コサールのコンサルタントで生まれているようで、コサール節がそこここに満載・・・しなやかながらもたっぷりな果実感を楽しめる設計になっているのが素晴らしいです!
そして、おそらく皆さんが勘違いしている・・・もしくは、そのように思わずには居られなかった経験が有るのかもしれませんが、品種の個性をしっかり確かめられるのが良い・・しかも超美味しい!・・と来れば、飲んでみる価値は高いと思いますがいかがでしょうか?
●ラ・シラー・ド・ラ・ピネド
ムンムンするような、官能的な要素を持ちつつ、可憐な部分と濃厚な部分が見え隠れする素晴らしいシラーです。シラーと言えば、「スパイシー過ぎて私には合わないみたい・・」と思われがちですが、大きく暴れてしまうような粗いものではなく、充実した果実由来の穏やかなスパイシーさと、コート=ロティのような動物系の官能さが、それなりに感じられるという・・・素晴らしい仕上がりです。動物系のニュアンスも、ただそれだけが突出していると、余り良いベクトルに感じませんが、充分なミネラリティや、他の要素もたっぷり有る・・例えばシガー系の細やかな香りとか、黒から茶へのグラデュエーションなど、かなり複雑性も見えます。樹齢は高くないようですが寿命もそこそこ長いと思われ、単純明快なだけのシラーでは有りません。品種の個性にコルビエールの豊かさが感じられる仕上がりです。
●ル・グルナッシュ・デュ・ボワ・サン・ジャメ
もう・・・これは反則技じゃないかと思えるほど・・美味しいです。マッチョなグルナッシュなんですが、パレットはまん丸!ほぼ球体と言ってよいです。ジューシー且つ繊細・・・非常に樹齢が高いのが、その木目の細やかさに現れていると思います。スパイシーなのに、おそらくスパイシーだとは思わないでしょう。たっぷりしたミネラリティの支えのある葡萄の粒由来のワインの旨さ!・・これに尽きるのかな?びっくりするほどしなやかで、ピュアで、ジューシーなんだけれども・・「いや〜・・美味しいワインだね〜!」と素直な言葉が飛び出してくると思います。
●ル・カリニャン・ド・ラ・スース
こちらはカリニャンですが、皆さんも品種のイメージが無いかな?お持ちの方でも、
「平板で硬くて妙にスパイシー」
と言うものじゃないかと思いますが・・全然違いますよ。確かに、一般的にはやや硬めのテクスチュアになりますが、そこに木目の細やかさ、超純粋さが加わったら・・・どうなると思います?
「圧倒的な純粋さのあるカリニャンは、もしかしたら他の南部代表品種であるシラーやグルナッシュを超越するかもしれない!」
と思うんですね。
だって・・・あのブリュノ・デュシェンのル・ノワールの古木をご存知じゃないですか?・・あの古木のカリニャンを、超純粋な味わいに仕上げたら・・どうなると思います?・・・・ある意味、その答えがここに有るんですよ。noisyも改めてビックリしちゃいました!凄いです!お早めに!
●ル・ブラン・デ・ガレンヌ
ヴィオニエ40%、ルーサンヌ20%、グルナッシュブラン40% というセパージュです。昨年末にデータ無しでテイスティングした時、
「かなり旨いグルナッシュ・ブランかな〜?」
とツィッターでつぶやいちゃいましたが、当たらずとも遠からず・・だったようです。
このワインに関しては、
「高級シャルドネの姿を南部品種で再構成したワイン」
と言ってよいかもしれません。
つまり、多くの方が・・・
「このシャルドネ、・・すっげ〜旨いね〜!」
と言ってしまう可能性のある味わいに仕上がっていると言うことなんです。しかも、ブルゴーニュのシャルドネは飲み時が実実難しいですが、こちらは現状からしばらくの間は、
「ほぼシャルドネが開き始めた時のニュアンスに近い仕上がり」
だと思うんですね。
なので、品温が下がってしまう冬季のワインにもぴったりですし、ワインの選択に迷わずに済むと言う利点が有ります。そして、味わいは高級シャルドネに匹敵しますので、我々飲み手の満足度はかなり高いと思います。こちらもお勧め!
まぁ、さすがフレッド・・太鼓腹!・・・いや、フレッドの太鼓判を頂いたワインたちでした。全てのワインがピュア・・・です。アヴァンギャルド系、危険なニュアンスなど全く無い・・美しいビオ系ワイン!お勧めいたします! |
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● 初めての扱いになります、クロ・レオをご紹介します。コート・ド・カスティヨンで篠原麗雄さんが造っている、今話題のワインです。かなり旨いです。
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コート・ド・カスティヨンの町にある面積僅か0.83haの葡萄畑の持ち主である篠原麗雄氏は大阪のワイン販売店で働いていましたが、ヴァランドローのジャン・リュック・テュヌヴァン氏に誘われ渡仏。サンテミリオンのヴァランドローでワイン造りを手掛けた後、フランス人の妻キャホリンと住む家を探す際、カスティヨンで葡萄畑つきの家を購入しました。 |
北向き斜面は良く手入れされ、土壌の質も樹齢も十分で、テュヌヴァン氏やシャトーオーゾンヌのアラン・ヴォティエ氏が太鼓判を押すほどです。石灰質が多い区画にはフランを、粘土質のところにはメルローを栽培するようにしていますが、畝ごとに品種が分かれているわけではなく自然な混植となっています。この粘土質土壌の畑は畝と畝の間を広めにとり、1枝に2房に絞る作業を夏に行うなど工夫を惜しみません。樹齢は40〜50年。醸造・熟成は自然にゆっくりと行い、2006年に新しく購入したステンレスタンクにより、更に柔らかいタンニンの抽出に成功しました。麗雄は、「凝縮感があり、複雑で厚みのある味わいのワイン造りを目指している」と語ります。
所有畑の石灰質が多い土壌には、カベルネ・フランを多く植え、粘土質の多い土壌にメルローを多く植えている。一列毎に、品種が分かれているわけではなく、自然な混植になっている。
葡萄の完熟は、メルローが早く完熟し、その一週間後にカベルネ・フランが完熟する。収穫は、カベルネ・フランが熟成し始めたころに、品種毎ではなく、一斉に手摘みにて行い、同時に醸造する。選果を行い、除梗を行ったあとに、ステンレスの発酵タンクに移す。マロラクティック発酵は、バリックの中で行う。
Clos Leo 2011クロ レオ 【750ml/1.5L】
品 種:メルロー80% カベルネ・フラン20% 生産本数:0.75L:2,220本 1.5L:72本 (3L:10本 6L:2本)
醸造:除梗後ピジャージュとルモンタージュを行いアルコール発酵。セニエを行った後
ブルゴーニュ樽(新樽と1〜3年落ちのものを併用)に移しマロラクティック醗酵、3ヶ月毎に澱引きを行う。
熟成 18ヶ月。2012年に新調した大きな樽での熟成により、よりまろやかで樽の香や旨味を引き出せるように。
SO2:収穫時とマロ後、合計40〜50r/L
レオさんからのコメント:2011年は2007年と似たニュアンス。
09や10に比べ飲み頃のピークが早く訪れる予感。2011ヴィンテージは2013年3月下旬に瓶詰。
通年よりやや早めに瓶詰しフルーティーさを残しています。
Cuvee Caroline 2011キュヴェ キャホリン 【750ml 600本/1.5L】
品 種:メルロー80% カベルネ・フラン20% 生産本数:0.75L:1356本 1.5L:84本
醸造:クロレオと同じ。熟成:18ヶ月。30%の新樽率で残りはクロレオの1年落ちの樽を使用。
レオさんからのコメント: 完熟した黒い果実味にバニラのニュアンス、タンニンも角が取れて既に柔らかく、今すぐに飲んでいただける仕上がりになっています。
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’11: 2007年のニュアンスに似ている。’09、’10より早く飲みごろが訪れる可能性が高い。アッサンブラ―ジュを行い、ファーストのクロ・レオとセカンドのキュヴェ・キャホリンに分ける。
ファーストとセカンドを分けるタイミングは、瓶詰前に分ける。
樽毎に試飲を繰り返し、ファーストとセカンドにする樽を選び、共にバランス良く、美味しくなるよう、アッサンブラ―ジュし、別に仕込んでおいたセニエを醸造したワインをバランスよくアッサンブラ―ジュして瓶詰する。
2013年3月下旬に瓶詰を予定している。通常年より、やや早めに瓶詰してフルーティーさを残す。
醸造所の壁には、師匠のシャトー・ヴァランドローのチュヌヴァン氏の指導のもと、石灰を塗っている。
石灰は、PHが高いため、虫が付きづらく、清潔さを保てる。
また、PCAなどの邪魔な香りがないのでワインへの影響がない。
熟成のバリックは、新樽と1〜3年使用を使い。状態の良いバリックを残していき、その他は売ったり捨てたりしている。樽によって仕上がりが全然違うので、非常に気を使っている。
2004年頃からコニャック地方の樽を使用していたが、2006年頃からは、ブルゴーニュ地方の樽を使うようになった。
北向き斜面なので、酸味が多いため、コニャック地方の樽を使ってしまうと、タンニンが多く付き過ぎる、また折角の酸味を壊すような味わいと甘過ぎる樽香が付き過ぎる味わいに仕上がる。
ブルゴーニュ樽を使って、ブルゴーニュ的に酸味を活かした味わいに仕上げている。
バリックに入れたワイン以外に、小さなカーボンタンクに目減り分を足すストックが存在する。酸化防止剤添加時期は、収穫期とバリックの中でのマロラクティック発酵が終わった頃、澱引きを行った年のみ澱引き後、一回当りの量が少なく、添加量は、合計で例年40〜50mg/Lと少ない。 |
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●2011Clos Leo Castillon Cotes de Bordeaux |
クロ・レオ |
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【なるほど!師匠のワインに似た印象・・・しかもエレガントさもピュアさもしっかり!お奨めです!】
初めて扱うクロ・レオです。篠原麗雄さんとおっしゃるんですね・・。お会いしたことは無いですが、まだお若いのかな・・それにしては、玄人受けしそうなバランスの良い、しなやかなワインに仕上がっています。「パワー爆発!」みたいな力技ではないのが良いですね。コッテリしつつもエレガントさと複雑性も持っていると思います。
今回、noisy が飲んだのはセカンドラインになる「クロ・レオ・キュヴェ・カホリン」のみで、ファーストには辿りついてないです・・・入荷数の関係です・・が、仕上げ直前まで、ファーストにするかセカンドにするか、決めないようですから、そのニュアンスは変わらないのでしょう。クロ・レオもいずれ飲んでみたいと思います。
因みに・・・何で「カホリン」なのでしょうか・・・。聞いてないので判りませんが・・麗雄さんがLeo
で、Caroline(仏語だとカロリーヌ?)がカホリ(ン)=香織?とか・・なのかな?などと邪推してますが・・・色々、頑張ってくださいね〜。飲んだら応援したくなっちゃいました!
なお、自然派のカテゴリーに入れさせていただきましたが、ビオをやっている訳では無いようです。厳格なリュット・レゾネ(減農薬)レベルだと思いますが、仕上がりなナチュラルでしたので、こちらに入れさせていただきました。
サンテミリオン的な、テュヌバンさん的な、ややコッテリとしつつも基本ドライな味わいで、黒い小さな果実には、カカオとかコーヒーのニュアンスも有りつつ、僅かなスパイスと、メルロの滑らかな舌触りから、チョコっぽいものを想像させてくれます。決してシツコイ感じにはならず、精緻さを漂わせているのがとても素晴らしいです。余韻も長く、綺麗で、酸の多様さと切れの良さも有ります。
島国の日本人もどんどん外国に出て、頑張っていますね。是非そんな日本人のワインに触れてみていただきたいと思います。ボルドーで個人のワイナリーをやられたのは初めてかな?・・・判りませんが、中々珍しいと思いますし、何よりも・・・美味しいです。手に入らないワインになってしまうかもしれないですよね。ご検討くださいませ。 |
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● ビオディナミストと言えば、まず最初にニコラ・ジョリーが上げられるべきでしょう。異常に感じるほど孤高であったし、それ故に理解されなかったのだと思いますが、現在では皆に理解され、支持されているものと推測します。 |
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●2010Savennieres les Vieux Clos |
サヴニエール・レ・ヴュー・クロ |
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【サヴニエールです・・・ 】
サヴニエールと言えば、まずは、クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン、次いで、ロッシュ・オ・モワンヌで決まり・・・です。クーレ・ド・セランはご存知のように、ニコラ・ジョリーの単独所有ですが、ロッシュ・オ・モワンヌは複数の所有者がいます。当然ながら品種はシュナン・ブランで、特級畑は有りませんが、もし有るとするならば、クーレ・ド・セランとロッシュ・オ・モワンヌということになるのでしょう。クーレ・ド・セランはとても高価なので、ロッシュ・オ・モワンヌかこちらが狙い目では有ります。
比較鋭角で冷たい感じが多かったクーレ・ド・セランやロッシュ・オ・モワンヌですが、昨今は大分膨らみが増え、柔らかくなってきました。むしろ傾斜の緩い、下級のレ・ヴュー・クロの味わいに似たものになってきたのは・・ちと・・どういうことなのかな?とも思えます。
今回は正規です。正規だからコンディションが良い・・という訳では有りません。大手のワイン商は自分のところのコンディションに、さほど目を配っているわけでも無いし、むしろ周りを気にしてないので・・まぁまぁだと思ってください。
とても熟れていて、黄色い冷たい地方のフルーツや、熟れた暖かい地方のフルーツがてんこ盛です。適度な膨らみが有り、余韻も中々に長いです。時間の経過で更に膨らみ、ロワールの豊かな自然を彷彿とさせてくれます。
ロワールのビオの本家・・・ニコラ・ジョリー。この機会に正規の味わいをチェックしてみてください。仕上がりはなかなかに良いです。 |
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● 「マジっすか〜!」
みたいなヘヴィ・メタぎんぎんなエチケットのやんちゃさ・・そして、飲んでみてビックリのアヴァンギャルドさと、捨ててはいけないものはしっかりと・・そしてそれをさらに磨きぬいていると言う、プロも認めざるを得ない味わいのワインをご紹介します。ヤン・ドゥリュー・・・お見知りおき下さい・・っても、このエチケットを観たら忘れられないですよね!
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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ポスト フィリップ パカレ!!
ポスト プリューレ ロック!!!
ブルゴーニュに次世代のスターが登場!
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(その良し悪しは別として)日本のワインシーンではもっとも話題にのぼる産地、ブルゴーニュ。
素晴らしいテロワールの数々、素晴らしい造り手たち、高い評価に高いお値段…
当然ながら新規就農の造り手にはハードルが高く、既存の生産者が切磋琢磨するなかで、なかなか若く有望な造り手が登場するには厳しい環境です。
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そんなブルゴーニュに超ド級におすすめで将来性たっぷりの大型新人が現れました!と言ったら信頼してもらえるでしょうか!?
それが現れてしまったんです。
彼の名前は、ヤン ドゥリュー。
2010年ヴィンテージでデビューを果たし、あっという間にパリのカヴィストやソムリエたちの話題をさらったポスト
フィリップ パカレ!!ポスト プリューレ ロック!!!間違いなしのブルゴーニュ自然派ワインのニュースターです!
デビューの2010年の各ワインは、実は昨年に入荷してきていたのですが、ファーストヴィンテージということもあって、しっかりと本領を発揮した状態で皆様にご紹介しよう!とゆっくりと休ませていました。
そして、そろそろかな?と先日行われましたCPV合同試飲会で出品したところ、大ブレイク!
Love & Pifというファンキーな名前のアリゴテは案内を流す前に試飲会の噂を聞きつけたお客様で2010年ヴィンテージが売り切れてしまいました(同時に出品したピノノワールもどんどん減っています…)。
このままでは皆様に案内する前に無くなってしまう!と言うことで今までにない焦りに迫られつつの今回のご案内です。アリゴテはセカンドヴィンテージとなる2011年をリリースしています!
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『ヤン ドゥリュー生産者紹介』
ヤン ドゥリューは、オート コート ド ニュイのエリアでニュイ サン ジョルジュとアロース
コルトンの間に位置するヴィレ=ラ=フェイ村を中心にワイン作りに取り組む才能溢れた若きヴィニュロンです。
2010年がデビューとなるヴィンテージで、3haほどの広さの畑から革命的なワインを生み出しています。
ジュアリン ギュイヨの下で7年間ワイン造りを学び、その後、DRC社の共同経営者としても知られるアンリ
フレデリック ロック氏のドメーヌ プリューレ ロックで2008年から栽培を担当しています。
彼は、自身のワインをリリースするようになってからもプリューレ ロックでの仕事を続けていて、ロックでの仕事を終えた後や休日などを利用してブドウを育て、ワイン造りに取り組む情熱ある生産者です。
ヤン ドゥリューは、ブルゴーニュでも比較的注目されていない土地の中から、可能性を秘めたテロワールを発掘し、その土地で素晴らしいワインを生み出すことに情熱を注いでいます。
「ブルゴーニュには、今評価されている区画以外にも誰も挑戦していないが素晴らしい可能性を秘めた土地、テロワールがある。私の人生はそういった土地を発掘し、素晴らしいワインを生み出すことです。」
そんな彼のアンテナにキャッチされたのがオート コート ド ニュイという地域でした。オート
コートという格下に見られがちなこの土地で、徹底的にテロワールの可能性を引き出し、従来の常識を凌駕するワインをファーストヴィンテージから生み出すことに成功したのです。
その秘密はやはり栽培にありました。ロックで栽培を担当しているだけあって自然なアプローチでの栽培に習熟しており、さらには古き先達の話をよく聞き、実際の経験とも融合させて独自の栽培哲学を備えています。その実践の場が自身の畑です。
収穫量を徹底的に抑える(最低でも25hl/haを超えないようにする)こと、丁寧にブドウが熟すように収穫を遅くすること、遅い収穫時期であっても過熟にならないように剪定の時期をギリギリまで遅らせブドウの生育サイクルを導くことなど、プリューレ
ロックにおいてでさえリスクを考えて避ける方法であってもヤン ドゥリューは挑戦します。
つまりロックのグランクリュ畑で行われる仕事と同レベル、いやそれ以上にリスクを取った栽培をオート
コート ド ニュイのピノ ノワールやシャルドネ、アリゴテで実践しているのです。
ブルゴーニュというともすれば保守的になりがちな土地で、ここまでリスクをとって覚悟を決めたワイン造りに取り組むヤン
ドゥリュー。その結果はボトルに詰められたワインからしっかりと感じることができます。
「攻めた」といってもあらゆる要素が完璧なバランスのブドウから造られるワインは、豊富なミネラルと芯のある果実味があり、非常に端正
で美しさのある味わいとなっており、不安定さとは無縁です。
ロックやパカレに通じる雰囲気もありますが、その偉大な先輩たちすらも持っていない「明るさ」も備えていて、気難しさはなく常に外向的で人懐っこい味わいを楽しませてくれます。
そのワインから感じる「明るさ」が造り手本人に会った際に感じる人柄とシンクロしているというのも興味深い点で、実際ヤン
ドゥリューは笑顔を絶やすことのない好青年という雰囲気です(ただし腰まで伸びたドレッド系の髪ともじゃもじゃの髭というファンキーな風貌でもあります)。
彼に理想のワインの姿を尋ねると「その日最初に飲むワイン、朝起きて最初に口にして清々しい気持ちにさせてくれるワイン」と答えてくれました。その明るく、清々しいワインを生み出すために自分自身のすべてをワインに注ぎ込んでいると言います。
ヤン ドゥリューのワインの特徴は味わいだけではありません。メインラベルにはアペラシオンなどの記載がなく、パンクやロック、ヘビーメタル、クラブミュージックを思わせるような斬新なデザインのエチケットを採用している点です。
これはオート コート ド ニュイやブルゴーニュ アリゴテといったアペラシオンが格下であるといったイメージや先入観を持って飲むのではなく、真っ白な心で飲んで中身の実力で評価してほしいという彼からのメッセージであり、挑戦でもあります。これはまさに、あのボジョレーの鬼才、フィリップ
ジャンボンにも通じるロックな魂以外の何物でもありません。と同時にエチケットのデザインがロックやクラブといった音楽系なのもヤン
ドゥリュー自身が大の音楽好きであり、かつてDJ活動も行なっていたということが影響しています。
正面のエチケットはダフトパンクかブラック サバスかという風情ですし、アペラシオンの表記のあるバックラベル(特にフォント!)はドイツのテクノイベントのポスターのようです。思わず踊りだしたくなる「明るさ」を備えた新時代のブルゴーニュワイン。パリ中のカヴィストやソムリエが話題にするヤン
ドゥリュー!新しいブルゴーニュワインへの扉を開けてくれます。
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●2010Manon (Bourgogne Haute-Cotes de Nuits Blanc) |
マノン (ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン) |
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【 わお!】
ラヴ&ピフ・アリゴテの味わいはいかがだったでしょうか?・・・ものすごくピュアでありながら、ブルゴーニュの色っぽさを持ち合わせ・・・でも重くなくてキラキラ輝いててスイスイ飲めて・・みたいな、とても美味しいアリゴテだったと思います。
こちらのマノンはたったの6本限定入荷・・・なのに飲んじゃった〜い!・・ まぁ、初めての扱いの生産者なので赤字覚悟ですんで・・良いんです。
で、こちらのオート=コートの白ですが、赤と同様に素晴らしい仕上がりです・・。
でも、ちょっと横道に逸れますが、
皆さんはどうしてもオート=コートと言うとACブルと余り変わらないようなイメージが有ると思いますが、基本は村名格なんですね。
○コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
コート・ド・ニュイで有りながら独自の名前を名乗れない4つの村、ブロション、プレモー=プリシー、コンブランシアン、コルゴローワン。
○オート=コート・ド・ニュイ
コート・ド・ニュイの裏手(西側高地)に散在する村、ヴィラール=フォンテーヌ、メサンジュ、クルティ・ヴェルジなど18ケ村。
のように定義されているようですので、シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネを名乗れない、それらよりも高度の高い位置に有る村のワイン・・ということになりますので、村が基準なんですね。もちろんですが、テロワールがきっちり理解されている可能性はゼロに近いですが・・。
とてもドライでナチュラル。エキスもきっちり出ていて色気のある味わいがブルゴーニュの白を想像させてくれます。ピノ・ブランやアリゴテを連想させるものでは無く、ラヴ&ピフに通じるような、濁りが旨み・・・みたいな、例のCFっぽいニュアンスも有ります。タイミング的には飲むのは少し早く、出来れば2013年の夏が過ぎてからの方が、このワインの本質に気付きやすいかもしれません。でも今は飲めないということでは有りませんよ。
オート=コートのテロワールが判りませんが、純粋で素晴らしいシャルドネだと思います。希少なアイテムです。ご検討ください。
Manon (Hautes Cotes de Nuits Blanc) 2010 / Yann Durieux
マノン 2010 / ヤン ドゥリュー
フランス ブルゴーニュ地方
シャルドネ 100%妻のクリステラさんとの間に生まれた娘の名前をキュヴェ名にしたワインで、エチケットにはそのマノンちゃんの小さな手形があしらわれています。このワインを産するオート
コート ド ニュイのシャルドネの区画は面積が小さく、生産量はごくわずか。そのため、ヤン
ドゥリューのワインの中でも入手困難なキュヴェと言えます。
ワインにすべてを注ぎ込むというヤン ドゥリューですが、娘の名前を付けたこのキュヴェに対するエネルギーは、その中でも特別なものです。アペラシオンのイメージを超越したポテンシャルに溢れ、複雑味やミネラル感、余韻などすべてが上質です。濃密な味わいというよりも清涼感のあるスタイルですが、ヤン ドゥリューらしい「明るさ」は健在。飲めば飲むほど奥深さに引き込まれて行くワインです。
熟成には古樽を使用し基本的に醸造中に亜硫酸は使用せず、ノンフィルタにて瓶詰め。 |
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●2010Black Pinot (Bourgogne Haute-Cotes de Nuits Rouge) |
ブラック・ピノ (ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ) |
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【 旨い!】
いや、ちょっとびっくりな味わいでした!確かにオート=コートと言えばそれっきりなんですが・・ニュアンスは、勿論良い時のプリューレ・ロック(全然パカレ風ではない)にも少し似てるし、・・いや、そこまで豊かではない・・じゃぁ、ジャッキー・トルショーか・・・?いや、そこまでミネラルは少なくない・・・でも、とてもエレガントで凝縮していて、ミネラリティは物凄い!ヴォーヌ=ロマネにも近いか?・・ジュヴレ風では無いな・・
と言う様に、実に様々なイメージが溢れてくるんですね!そして何よりもコンディションが素晴らしい!ビオ系のワインはやはりビオ系のエージェントさんじゃないと、ここまでのコンディションは保てません。
価格についても、
「高いな〜!」
と思われるかもしれませんが、価格は村名ワインと同様くらい・・と思っていただければ、マイナスイメージは無くなるでしょう。こんなワインを飲むと、
「やっぱり自然派は良いな〜!」
と思ってしまいます!
グラが有って凝縮していて、とてもスパーシーでなにより透明感のある長い余韻、たっぷりなミネラリティが素晴らしいです。是非このワイン、一度飲んでみてください!。超お奨めです!
Black Pinot (Hautes Cotes de Nuits Rouge) 2010 / Yann Durieux
ブラック ピノ 2010 / ヤン ドゥリュー
フランス ブルゴーニュ地方
ピノ ノワール 100%
ピノ ノワールだからブラック ピノというそのままのネーミングですが、その実力は一級品。プリューレ
ロックやフィリップ パカレのニュイ サン ジョルジュを思わせるような妖艶で複雑な風味を備え、さらには気難しさのない外向的な表情を見せてくれます。
スイスイと飲み進めることができるワインであるにもかかわらず、余韻の長さや複雑味があり、飲めば飲むほどにヤン
ドゥリューの世界に
引き込まれていきます。
除梗をせずに房丸ごとプレスして発酵させ、古樽を用いて熟成。基本的に醸造中に亜硫酸は使用せず、ノンフィルタにて瓶詰め。 |
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● 噂には聞いていたデ・ロッシュ・ヌーヴ・・・ようやく皆さんにお披露目が出来ます。
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「生きたワインこそが全て」 ロッシュ ヌーヴ
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偉大なワイン生産者と呼ばれる人は多くいます。もちろん評価する私達には個々に嗜好がありますし、世間で評価されている生産者が必ずしも自分の好きな味わいのワインを生み出してくれるわけではありません。しかし、やはり多くの人に評価される領域まで到達するには並々ならない努力がなされており、その賞賛の声の後ろには確固とした理由があるのです。ドメーヌ
デ ロッシュヌーヴのティエリー ジェルマンは、現在こそロワール最高峰の造り手として現地フランスのワイン専門誌で評価され、タイユヴァンのようなクラシックなグランメゾンの多くが毎年の割当てをしっかりと確保し、オンリストするという誰もが羨む地位にまで登り詰めました。 |
しかし、ボルドー出身でありながら23歳という若さでロワール地 方のソミュール地区に畑を取得し、この地で一からワイン造りをはじめたという彼のバックグラウンドを考えれば、このサクセスストーリーが並大抵のものでは
実現できるものではないのだとご想像いただけるのではないでしょうか。 なぜ彼はここまでの成功と名声を得ることができたのか…?
その「人」に向き合うと答えが見えてきます。 ひとたびティエリー ジェルマン氏に出会うと、長身の身体からは並々ならぬエネルギーと迫力のあるオーラが発せられているのを感じます。眼光鋭く、訪問客への質問も鋭い。彼と
の会話は常に緊張感に満ちています。どんな質問を投げかけても自らの哲学をよどみなくスピード感を持って語りはじめます。動きも機敏で、一挙手一投足まで
無駄がありません。 |
気難しい一面があるという噂もありますが、その噂を耳にしていなかったとしても会話も試飲も集中力を切 らすことができません。それほどまでに「鋭い」印象を受ける人柄です。もっとも、会話が進み彼の本質が少し理解できるようになると、気難しいというよりも 芯をしっかりと持った気骨ある人物という事がわかります。彼のこのような人柄が、飲み手に隙を感じさせないようなワインの味わいにもダイレクトにあらわれ ているように感じるのです。 ワイン造りの基礎となるのは、やはり畑での栽培だと言います。ティエリー ジェルマン氏は、実際の栽培においてビオディナミの考え方・手法を多く踏襲しています。一方で、ビオディナミ農法が持つ哲学的・宗教的な側面に興味は無いと言い切ります。 |
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「ビオディナミはこうすれば上手く行くというレシピではない、ましてや信じれば救われるという信仰でもない。これは自然との向き合い方であって、自然を理解し、尊敬し、制約することなくその力を導き出すことだ。」
彼にとってビオディナミは、健全な土壌、力に満ちたブドウを得るためのアプローチであって、信仰ではな
いのです。実際、彼ほどビオディナミに関して理知的に語ることのできる生産者は珍しく、その姿はさながら教鞭をとる学者のような雰囲気です。個々の考え方
や手法の科学的な洞察を忘れることなく、テロワールの表現を最も意識して取り組むティエリー
ジェルマン氏には、多くの国や地域から講演の依頼が来るのだと言います。
「ブドウが活力に満ちた生き方を送れるよう、できるだけ傷つけないように、ストレスをかけないように育てる事が大切だ。そうすれば後は、父なる”空”と母となる”大地”からエネルギーを与えられ、生き生きと成長することができる。」
さらにロッシュ ヌーヴのワインの味わいを特徴付けるポイントに収穫のタイミングがあります。 |
ティエリー ジェルマン氏は、過熟したブドウではなく、果皮などで果肉や果汁が守られているタイミングでの収穫にこだわります。ブドウが熟していく過程においてアル
コールとなる糖度は上がり続けますが、糖度以外の味わいを形作る要素が失われていくタイミングがあるのです。それ以上収穫を待ったとしてもアルコール感と
風味とのバランスが崩れしまうため、全ての要素の調和がとれたタイミングでの収穫が重要だと考えています。
手摘みで収穫されたブドウは、簡素ながら清潔で充実した設備を備えた醸造所に運ばれ、果皮などの付着
した自然酵母のみで発酵させます。ベーシックなクラスのキュヴェを除き、木製の発酵槽を用い、木樽で熟成されます。熟成用のセラーは醸造所の地下にあり、
さながら迷宮のような洞窟は温度 湿度ともにワインにとっては完璧といえる環境です。この奥深い地下セラーで、ゆっくりとワインは成熟し、風格と繊細さ、品の良さを兼ね備えたロッシュ
ヌーヴならではのワインとなります。 |
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●2010Saumur Champigny la Marginale |
ソミュール・シャンピニー・ラ・マージナル |
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Marginale Saumur Champigny / Roches Neuves
マージナル ソミュール シャンピニー / ロッシュ ヌーヴ
参考価格 5,000円(税別)
フランス ロワール地方
カベルネ フラン 100%
キュヴェ名の”Marginal”は「既存の枠組みから外れた」や「二つの文化の境界にある」といった意味を持っており、この地域の常識を超えたワイン造りを志すティエリー ジェルマン氏の想いが込められています。このワインはテロワールの特徴がよく表現される優良年にのみ生産され、収穫量35hl/haほどに制限したカベルネ フランを丁寧に手摘みし、木製の発酵槽を用いて発酵させ、さらに木樽にて18-24ヶ月熟成させた上で瓶詰めされます。
ロッシュ ヌーヴの各ワインの中でもとりわけ深く複雑なメッセージを備えており、熟した果実味としなやかな飲み心地、長い余韻などのバランスが秀逸です。ボトルでの熟成はもちろん、グラスに注いでからも時間と共に進化していくポテンシャルを備えていて、カベルネ フランの様々な表情を楽しませてくれます。 |
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【まるで高貴なブルゴーニュワイン!ロワールに新しい風を起こしたか?!】
ソミュール・シャンピニーである。良くも悪くもカベルネ・フランだ。ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン+フラン対ロワールのカベルネ・フランという見方も出来るかもしれない。しかし、ブルゴーニュのワインと比べることは、中々想像し難いかもしれないが、ティエリー・ジェルマンのソミュール・シャンピニーのどれかのキュヴェを飲んだとしたら・・当然だと思えるだろう。
もしくは、ボルドーの左岸を想像してみた時に、シャトー・ラフィットとシャトー・ラトゥールと言う、トップボルドーが思い浮かぶが、このソミュール・シャンピニーは一般的なイメージのシャトー・ラフィットタイプと言って構わないと思う。決してラトゥールタイプでは・・無いと思う。
さらには、品種違いを考えずに言うならば、サンテミリオンGCCでは無く、ポムロールタイプで有る。
ぶっちゃけて言えば「エキス型」の味わいで、そこに自然派たるピュア感を旺盛にし、ただしモロビオの風味までは到達していないという、実にピュアな味わいのソミュール・シャンピニーなのである。同じような生産者にクロ・ルジャールがいるが、比べてみるならそちらはシャトー・ラトゥール型かもしれない。
エキス型・・ということになると、やっぱりピノ・ノワールが思いつくし、感覚はそこに回帰するように思う。カベルネ・フランの単一品種であることも同じだ。誰が言ったか、
「カベルネ・フランには青い・・・ベジタブルな・・・ピーマンの香りが必ず有る。」
残念ながらそれは間違いだ。「そういう香りがする場合がある」が正解だが、ティエリー・ジェルマンのワインにはそんなものは見当たらないし、仮に青っぽくしか仕上がらなかったとしても、ベジタブリーなとか、ピーマンとかというような表現にはならないだろう。とても美しいエキスそのものに成っているからだ。
品種はあくまで畑のテロワールに沿うもので有るかどうかが第一義だ。多くの人が勘違いしているが、品種のアロマや味わいは第二義的なものなのだ。だから、ワインは畑の味わいがするものであり、次に品種や醸造方法や手を加えた人の特徴が出てくる。品種が最も表で主張しているようなワインは・・・決して美味しくは無い。だから、ボルドーワインをピノ・ノワールと勘違いしてしまうようなことが起き得る訳だ。きっとそれは美味しいワインだろう。
これらのソミュール・シャンピニーはピュアな仕上がりでミネラリティが高く、感性をくすぐってくれる素晴らしい仕上がりだ。一体感、しっとり、ややソフトなテクスチュアで、とても美しい。今回は自根のフラン・ド・ピエのみ、未テイスティング。いずれ飲めるとは思うけれど。
ソミュール・シャンピニーは、とても綺麗な仕上がり。当然ながら、各キュヴェの中では一番軽いが、エキスがキッチリ出ていて赤や紫っぽい果実がリアルに感じられる。デイリーな価格帯ながら、一般的なソミュール・シャンピニーの、ガシガシとエッジが尖って感じられるようなものとは全く違う。ある意味、ピノ・ノワールにも似た一体感とふくらみ方が有り、美味しく感じられる。
テール・ショードは、価格的にも、品質的にも一推ししたいアイテム。美しく、実に美味しい!より大きく、深く、エキスもキッチリ出ていて、スパイスや赤い花、果実のニュアンスと、透明感のあるミネラリティが強い。それでも押し付けるような部分が無く、美しく流れるのだが・・余韻は長いのだ。今でも可也美味しい!。
ラ・マージナルはロッシュ・ヌーヴの看板ワインだが、これだけ2010年もの。他の2011年ものと比較すると、少し硬い時期に入って来ている。おそらく、今年の秋以降に柔らかくなってくると思うが、現状でも飲めない訳では無い。テール・ショードのように果実や花、ミネラリティがしっかりしていて、ほのかなスパイスの風味も有るが、例えばジュヴレ=シャンベルタンの一部のクリュのような血っぽいニュアンスも含む。しかしどちらかと言うと「とても綺麗な血・・純粋な感じ」で有って、ジュヴレ1級のような、すこしワイルドさが混じるものでは無いと思う。かなり素晴らしいワインだ。
フラン・ド・ピエは本数が無かったので飲んでいないのだが、若干、後でいただけることになったので、飲むかもしれない。ご存知のとおり、「自分の足」で立っている希少な葡萄なので、本物のフランセーズを確認できる数少ないチャンスと言えるだろう。テール・ショードやマージナルの出来を見ると、飲みたい気持ちを押さえるのは難しいだろう。
タイユヴァンもロッシュ・ヌーヴの割り当てを毎年獲得していると言う。わかるような気がする。攻め過ぎて一部破綻しているビオディナミワインが多い中で、美しさを失わず、主張をしつつも、決して破綻した部分を持ち合わせないからだ。素晴らしいワイン・・お奨めしたい。 |
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● ローヌの新しい生産者、マチュ・デュマルシェをご紹介します。ジューシー且つ美しさと濃度が共存する本格的な味わいです。
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生産地
南ローヌの都市オランジュから北へ20kmほど上った小さな村ラ・ボーム・ド・トランジットの外れに彼のカーヴがある。カーヴのまわりは広域にわたってトリュフ畑に囲まれ、その小さな一角に0.7haほどの彼のシラーの畑、そして東に4kmほど向かったガリーグの小高い丘の中腹に4.3haほどグルナッシュ、カリニャンの畑が点在している。
この土地の気候は地中海性気候だが、地中海性気候の北部境界線でもあり大陸性気候の影響も受ける。(10kmほど北は主にエルミタージュ等のシラーの産地になる)また、品種的にはグルナッシュやカリニャンの栽培限界地でもあり、南のシャトーヌフ・デュ・パプよりも比較的酸の乗ったエレガントなグルナッシュができやすい。1年を通して北風ミストラルが吹き乾燥しているため、病気の被害が少ないのも特徴。
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歴史
マチュ・デュマルシェは、2006 年に自らのワイナリーを立ちあげたばかりの新星のビニョロンだ。高校卒業後、1997年モンペリエにあるエコール・ド・アンジェニエールで
1 年間食品科学、3 年間醸造学と栽培学を学ぶ。その頃からビオロジックに興味を持っていた。2000
年に学校を卒業後、6 ヶ月間ラングドックのワイン農協で醸造を担当した。その後、世界のワインを学んでみたいと思ったマチュは、ワイン農協を辞めアルゼンチンへ飛ぶ。6
ヶ月間アルゼンチンのワイナリーで働いた後、一度フランスに戻り、今度はマディランのワイン農協で働きながらお金を貯めて、再度海外へ飛ぶ。
ニュージーランドのワイナリーで 6 ヶ月働いた後、2002 年の終わりに再びラングドックに戻り、ミネルヴォワでワインコンサルタントとして
1 年働く。その間で自然派ワインのつくり手ジャン・パティスト・セナに出会い、自然派ワインの流儀に目覚める。2003
年にジャン・バティスタ・セナのところで 6 ヵ月働き、その後、ワイナリー立ち上げのための自己資金を蓄えるために
2 年間コルシカで働く。そして、2006 年念願のワイナリー立ち上げに至る。
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生産者
現在、マチュは 5ha の畑を1人で管理している。( 繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)彼の所有するブドウ品種は、シラー、グルナッシュ、カ
リニャンの 3品種で、樹 齢は 7年〜65年。「 良いブドウを作るために、し っかりと畑を耕す!」をモットーに有機の畑作りに力を入れている。(2009
年にエコセールの認証予定)
彼自身、南ローヌに拠点を置くものの、好きなワインのタイプが北のエレガント系であることから、必然的に彼のワインづくりは、酸とワインの繊細さ、そしてバランスの大切さに意識が集中する。2
008年は、彼 の初ミレジムでもある 06年ワインが、い きなり Les meilleurVins
de France (クラスマン)から「期待の新人!」として注目されるなど、フランスでも評価と期待が高まりつつある。 |
気候
気候は地中海性気候だが、地中海性気候の北部境界線でもあり大陸性気候の影響も受ける。1年を通して北風ミストラルが吹き乾燥しているため、ブドウの病気の被害が少ないのも特徴。 |
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●2010Cotes du Rhone Vieilles Vignes |
コート・デュ・ローヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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●2010Cotes du Rhone Reserve |
コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ |
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【充実・凝縮しているのに繊細さも見えるコート・デュ・ローヌ! 】
新規取り扱いの生産者です。今回3アイテム入って来たようです。一番リーズナブルな赤は軽量級でエレガントでしたが、余りにアイテムは増えてしまうのでパスし、上級2アイテムを扱わせていただきました。なお、レゼルヴに関しましては割り当てで12本のみ、ヴィエイユ・ヴィーニュがとても美味しいので、レゼルヴも間違い無いだろうと踏んで、今回は飲んでいません。余るようでしたら飲ませていただきます。
グルナッシュオンリーだとグラは出るが濃度的な、果皮的凝縮感と縦構造に不安が出てしまいます。そこに古木のカリニャンをセパージュして、縦横斜めと充実させ、まるで球体ようなテクスチュアを実現していると思います。
これが出来るのは、想像力豊かな、経験豊かな苦労人・・・のはずなんですが、まだ若いですよね。きっとセンスが有るんじゃないかな?とV.V.を飲んだ時に感じました。
濃いタイプのローヌは沢山有ります。ただし奥行きが出てない、エレガンスを喰ってしまっている・・そんな場合が多いです。また、スパイスが出すぎてしまう・・・これは、ミネラル不足、もしくはミネラルが壊れている=熱が入る、のような場合も有ります。マチュのワインは比較軽めのミネラル感がしっかりあり、エレガンスを支えていると感じました・・。そう、どこかフレデリック・コサールと似たニュアンスですね!・・とても美味しいです。是非ご検討ください!これも一推しです!
■コート・デュ・ローヌV.V.
品種 グルナッシュ75%、カリニャン25%
樹齢 66年
マセラシオン グルナッシュはMC法、カリニャンは除梗破砕。ホーロータンクで20日間
醗酵 自然発酵で16日間
熟成 古樽で13ヶ月
ワインの飲み頃 2011年〜2036年
供出温度:16℃
テイスティングコメント スミレやチェリー、グミ、アニス、アーモンドの香り。ワインは上品かつ果実味と酸が洗練されていて、後から骨格のあるミネラルと細かいタンニンの収斂味が味わいを引き締める!
ちなみに!収穫日はグルナッシュが9月15日、カリニャンが25日。収量は15hl/ha!マチュ曰く、グルナッシュの繊細さや華やかさにカリニャンがブレンドされることによってワインに奥行きと骨格が生まれるとのこと!フィルター無し! |
■コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ
品種 グルナッシュ50%、カリニャン50%
樹齢 50年平均
マセラシオン グルナッシュはMC法、カリニャンは除梗破砕ホーロータンクで21日間。
醗酵 自然発酵で15日間
熟成 古樽で13ヶ月
ワインの飲み頃 2011年〜2036年
供出温度:16℃
テイスティングコメント スミレやブルーベリー、フェンネル、クローブの香り。ワインは男性的で果実味が厚く凝縮感があり、タンニンの収斂味、繊細な酸、余韻に抜けるカカオのようなビターな風味が深い大人の味わいを奏でる!
ちなみに! 収穫日はグルナッシュが9月16日、カリニャンが26日。収量は20hl/ha!レゼルヴは毎年、彼の所有する一番良い区画のカリニャンに樽熟成の段階で選ばれた一番品質の優れたグルナッシュをアッサンブラージュして作られる!フィルター無し! |
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● 気軽に飲んで普通に美味しい・・・。この何の変哲も無い部分が一番難しいのが・・・ワイン。でも、それほど考え込むことでは無いのも事実・・・。
このカステルモールのラ・ブヴェットは、とてもクリーンでミネラルがしっかり詰まったワインです。
南フランスにある協同組合は昨今、ワイン販売の不振に悩んでいます。近年は、スペイン、イタリアそしてポルトガルからフランスへワインが入ることを拒んで、組合の人々が高速道路をロックアウトした事件がありました。こうした状況に陥った一番の理由は、ワインの安さでは低価格ワインが多い南フランスといえどもこれらの国々には勝てないからです。つまり、低価格が売りのワインは、フランス産以外のワインが市場の主導権を握りつつあるとも言えるのです。
カステルモールは1921年に創業。この組合の最も素晴らしい点は、将来はラングドックのワインが価格だけでは売れなくなることを予見して、1978年に品質を追い求めたワインの生産に着手していたことです。確かに最近の南フランスワインのレベルは平均的には良くなってきていますし、目を見張るようなワインも一部にはあります。しかし、ラングドックの生産者達の多くが品質の向上をはかりはじめたのは、ここ7〜8年のことで、この協同組合のように古くから本腰を入れて品質向上に努めてきた生産者は非常に稀な例といえます。以下はこの組合が1978年当時から変わらず行っている生産ポリシーです。
・収穫は全て手摘み。選果台の導入。
・ブドウは潰れることを避けてカジェットに入れて醸造所まで運ぶ。
・発酵から熟成、瓶詰めに至るまで、一切ポンプアップしない。
1990年からは畑の区分(全300ha)を720の区画に分類、その区画の条件にあう営農法を指導しています。また、畑の健全性やブドウ品種、成熟度合そして土壌の種類ごとに収穫されたブドウを分けて発酵させることを実施しました。1993年からは品種別に発酵の手法を変えています。
VDT La Buvette (06)
かわいいデザインのエチケットに透明な瓶、誰もが気軽に楽しむことのできるスーパーデイリーなワインがこの"Buvette"です。セパージュはグルナッシュ60%、カリニャン40%。以下エチケットに記されたフランス語の訳です。
"Buvette"とは昔の言葉で、ワインを飲む場所、ブラッスリー、立ち飲みスタンド、 軽食堂という意味と共に、気のおけない仲間が集まって酒盛りや宴会を開くという意 味で使われていました。夏、太陽の日差しが燦々と照りつけるルーション地方では、夕食時になると海風やガリッグを吹き抜けてくる夜風に涼みながら、ワルツを踊り陽気に杯を交わします。私たちヴィニュロン(ぶどう栽培・ワイン醸造家)にとっては、 この言葉の根本的な「飲む」という行為が強く残っています。「飲む」とは、日常的に飲める美味しいワイン、口当たりがよくて、ぶどう本来の味がするワインを飲むことなのです。ワインがなくなったら空きビンを持って近所の醸造所に買いに行く。それは大地を耕し自然を享受して生きる人々の大きな楽しみなのです。私たちはこのワインが、リラックスした楽しい時間を演出するイントロダクションになり、暴飲せず、陽気に楽しく、心地よさに浸れるように、寛ぎの一時を皆様と分かち合えることを願っています。
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●N.V.(2010)la Buvette Rouge |
ラ・ブヴェット・ルージュ |
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【暖かい季節向きの軽量級ルージュ!・・・だからって複雑性もしっかり!】
ピュアさに満ちて甘くなく、苦くなく、でも五味がしっかり有るデイリーワインは中々見当たらないものですが、このラ・ブヴェットは軽量級ながら、それを実現してくれていると思います。
ソムリエ・ナイフいらずのスクリュー・キャップですし、連休のブランチに、
「軽く一杯飲みたいね!」
みたいなシュチュエーションにピッタリです。
バランスが良いので軽量級ながらも、
「ペラッペラだね・・・」
と落ち込むことは無いでしょう。飲んでみてください。結構旨いですよ。お奨めです! |
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