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noisy お奨め!リアルな視点と本音で 綴る..まんま 「Real Wine Guide」
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WEBの情報書込みもSSLで安心! |
NOISY'S WINE SELECTS 原酒店のサイト中、「買い物かご」等個人情報を扱うページでは、SSL
情報暗号化通信で情報漏洩から保護しています。上記のグラフィックをクリックすると証明書の確認ページに飛びます。 |
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◆◆Twitter 開始のご案内
時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
http://twitter.com/noisywine |
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2013年第4弾 3ページ目
次号発行まで有効です。
2013/03/15(金)より発送
開始いたします。
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翌日到着地域2013/03/16(土)!
になります。翌々日到着地域で2013年03月17日(日)が最短です。ご注意ください。なお、集中してしまった場合にはご希望に添えない場合も有りますので、若干余裕を見てご注文くださいね。
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厳冬期につき、寒冷地にお届けの方、もしくは寒冷地を通るルートでお届けの方は、凍結防止のためにクール指定をお奨めします。
翌日到着地域にお届けの方で、寒冷地では無い、もしくは寒冷地を通らない方は、クール指定は基本的に必要有りません。
ただし、当日受け取りが出来ない可能性が有る場合は、クール指定をした方が良い場合もございます。 |
重要: 新着ページは基本的には全て税別(外税)です。間違っていたらごめんなさい。
また、新着価格の商材は通常の送料サービス規定と異なります。「ここ」 をクリックしてご確認ください。 |
在庫の表示 は、このページにアクセスした段階での数量です。タイミングによりすでに完売している事があります。 |
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フランス ■□ Domaine Gramenon □■ ローヌ
ドメーヌ グラムノン |
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● グラムノンです。前当主のフィリップが亡くなる以前の、1994〜1995年頃のアイテムを最後に扱いを止めてしまってますので、もう15年位経っていますでしょうか。noisy
にとっても凄く久しぶりです。
「何でまあグラムノンをまた扱い始めたの?」
とは、聞かれるかと思います。え〜・・ラシーヌさんがエージェントになったから・・です。ラシーヌさんにおいては、現在グラムノンは超レアものですので・・・黙っていても届くんです・・ほほほ・・・いや、本当に有り難い事です。でも・・2〜3本しかないのは厳しいですが!
「まあ、それは理解できるとしても、何で扱いを止めたの?」
という疑問も出てきますよね。
それは、ちょうど10数年前、グラムノンの品質に疑問を持ったから・・です。もしかしたら、その頃の事情を知っていらっしゃる方もおられるかもしれませんね。酷い品質のグラムノンが蔓延してたんですよ。noisy
もお客様から、グラムノンについて何度も問い合わせをいただいていました。
「noisy さんのワインでは無いですが、グラムノンが酷い香りなんです・・」
まあ、そんな感じです。今のビオと同じですよね。その頃は良くは判っちゃいませんでした。
「管理が悪かったんじゃないかな・・」
と云うことでお返事はしていたんですが、新しくエージェントさんになった所ともさして仲が良かった訳でもなく、在庫を売り切ってフェードアウトした・・それが状況です。
ビオディナミのワインも、信頼できるワインショップからでしたら、コンディション良く楽しめる時代になりました。勿論、まともに管理していないショップも沢山有りますので、お客様自身の五感で選択されれば良いと思います。noisy
としましたら、どこぞのショップさんのように、「うちの管理は万全、完全です」などとは絶対に言いませんし書きません。完全な管理など有り得ないと思っているから、もしくはまだ向上できると思っているからです。お客様には飲んでいただいて判断していただければ良いんです。
今回、アイテムの数は多いんですが、それぞれはとても少なくて、とても飲める状況では有りませんでした。それでも久しぶりにシラー100%の「コート・デュ・ローヌ・ルージュ・スィエラ・デュ・スュド」を飲んでみました。(シエラ・デュ・シュッドと書くのが普通なのかもしれません・・へそ曲がりなので・・すみませんね)
ド太いシラー・・・エルミタージュ系かな・・素晴らしいワインでした。これなら行けるな・・と思った次第です。
まあ、皆さんには、グラムノンはさして珍しくないかもしれませんが、ラシーヌさんのは一味も二味も違って感じられるかと思います。是非ご検討いただけますと幸いです。
Domaine Gramenon ドメーヌ・グラムノン
地域:Rhone
造り手:Michele Aubery-Laurent ミッシェル・オベリー・ローラン
ドメーヌ解説:
1979年にフィリップ とミッシェル・ローラン夫妻がMontbrison-Sur-Lez村にある古樹が植わった12haのブドウ畑と古い建物を購入しました。1999年にはAOCVinsobres(コートデュ・ローヌ・ヴィラージュ)に4.5haを購入。ドメーヌを広げます。事故で夫であるPhilippe Laurent氏を失いますが、ミッシェルは1人でワイン造りを続けていくことを決断。2006年には3人の子供の1人Maxime-Francoisがドメーヌに入り、小さなネゴシアン(ブドウを購入し醸造)を始めます。2007年に5.5haの畑をValreasとVinsobresの間にある台地に購入し、現在は26haを所有するドメーヌとなっています。
畑:
標高330m(Montbrison-sur-Lez)〜400m(Vinsobres)、コート・デュ・ローヌの南部に位置します。石灰の層の上に形成された粘土石灰質土壌、畑によっては砂利、ガレや砂質の土壌もある。
ブドウ:
グルナッシュ(70%)は3〜120年、シラー(20%)は10〜30年、ヴィオニエ、クレレット、センソー(10%)。栽培密度は3,600株/ha〜4,200株/ha。
栽培:
30年前には‘普通’であったナチュラルな栽培法、ビオロジック。2007年からビオディナミ農法へ移行、2010年に有機栽培の認証所得。
収穫と醸造:
収穫は100%手摘み。自然酵母のみの使用。醸造中の亜硫酸の添加なし。無清澄、ノンフィルター。瓶詰めの際微量の亜硫酸を使用。
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●2011Cotes du Rhone Villages Valreas l'Elementaire |
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴァルレア・レレモンテール |
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品種:グルナッシュ100% (樹齢30年)
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●2011Cotes du Rhone Rouge la Sagesse |
コート・デュ・ローヌ・ルージュ・ラ・サジェス |
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グルナッシュ!(もしかするとシラーもちょっと)
滅茶苦茶旨い!超お奨めです!
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●2011Cotes du Rhone Villages les Laurendides |
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・レ・ローレンティド |
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(おそらく)ヴァンソーブルのグルナッシュ
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●2011Vinsobres la Papesse |
ヴァンソーブル・ラ・パペッス |
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(おそらく)グルナッシュ&シラー
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●2011Ceps Centenaires la Meme V.d.F. |
セプ・セントネール・ラ・メメ |
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樹齢100年以上のグルナッシュ!
お一人様1本
ア・パスカル・エッス以外のグラムノンのワインと一緒にご購入下さい。
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●2011Cotes du Rhone a Pascal S |
コート・デュ・ローヌ・ア・パスカル・エッス |
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樹齢100年以上のグルナッシュ!
お一人様1本
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【素晴らしくピュアです!】
1〜2本から6本と言う入荷量がほとんどで、ラ・サジェスのみ2ケースいただけましたので、こちらのみのテイスティングです・・・が、滅茶苦茶ジューシー、ピュアで旨かったです〜!
「これ、本当にグルナッシュか?」
と・・疑いたくなってしまうほど・・気品と、透明度の高い赤味、黒味が集中していて、本当に素晴らしいシラーだけが見せる超高級なシガーのアロマと、喉を通る時の繊細なる刺激が、このワインの凄さを語っていました。
「滅茶苦茶旨い!」
そう、ツイッターで呟いたところ、
「本当に美味しいですよね〜。でももううちのワイン屋さん、在庫が無いんですよ〜!」
と、反応が有りました・・!noisy はまだ販売してないことを伝えましたが・・どうなりましたでしょうか!
ラ・サジェス・・是非、びっくりしてください!今までのローヌワインやビオ系ワインの印象がひっくり返るかもしれません。
レ・ローレンティドはおそらくヴァンソーブルのグルナッシュ・・もしくは主体かと思います。ヴァンソーブルは2006年にAOC昇格したコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで、ラストーよりもさらに北東に位置しています。ヴァンソーブル・パペスはまさにそのアペラシオンですね。
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴァルレア・レレモンテール は、一足先にAOC昇格したヴァンソーブルの北にある村です。安いですが、どうやらローヌの2011年はかなり良さそうですので・・期待できるでしょう!
そして、パペスはそのヴァンソーブルですね。濃厚なグルナッシュには、コーヒーやモカのニュアンスさえ出てくる・・・それが、グラムノンの超絶なピュアさと共に・・・みたいなのがイメージです。
ラ・メメとア・パスカル・エッスは言わずと知られたグラムノンのトップ・キュヴェです。売るほど無いので売らなくても良いかとも考えましたが、やっぱり川上からちゃんと流さないと川下には流れないと・・思いなおしました。
今後、徐々に扱いも増えてゆくかなと思います。素晴らしいワインでした。ご検討ください。 |
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フランス■□ Domaine des Tours □■ローヌ
ドメーヌ デ トゥール |
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● シャトー・ラヤスのエマニュエル・レイノーのカジュアル・ワインが登場です! |
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●2009Vin de Pays de Voucluse Blanc |
ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ・ブラン |
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●2009Vin de Pays de Voucluse Rouge |
ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ・ルージュ |
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【優しい、ソフトなテクスチュアの出汁味!!これはピュア!お奨めです!】
何と、入手難のあのラヤス・・の、リーズナブルラインが入荷です!。ヴァン・ド・ペイのヴォークリューズの赤と白ですが、ラヤスのしなやかなテクスチュア、しっかり出たエキス、ピュア感は全くそのまんまです。ラヤスのワインは、基本的に安くても5千円以上・・します。なので、そうは手が出せませんが、こちらのドメーヌ・デ・トゥール名義の方は、ラヤスのニュアンスを残しつつ、・・・若干濃度は下げつつ・・ですが・・(^^;; それでも美味しさは充分に感じられるものです!
有る程度購入しましたので価格も限界まで下げられました!この機会に是非、ご検討くださいませ。超お奨めです!
■エージェント情報
シャトー ヌフ デュ パプ最高の造り手として君臨するラヤスの遺伝子を受け継いだ究極のVdPは、クラスや価格を圧倒的に上回る存在感を見せつけてくれます。
このワインをめぐってはフランス国内はもとより世界中で争奪戦があり、圧倒的に売り手市場。
生産者も強気の姿勢で以前よりも蔵出し価格を上げてきておりますので、値上がりとなっておりますが、それでも尚並ぶものがないクラス以上のパフォーマンスは流石の一言です!
ベースとなるヴォークリューズの赤 白の今回入荷分のヴィンテージは、優良なヴィンテージとされる2009年。その為、通常よりも熟成期間を長くとり、じっくりとワインが完成するのを待ちました。
前回の2008年が入荷したのが2011年の6月頃でしたから実に1年9ヶ月ぶりの入荷です(お待たせしました)。
気になる味わいも年々磨きがかかっており、香り高さや堂々とした風格、複雑さなどこのクラスのワインとは思えないほどの実力派です!
VdP Vaucluse Blanc 2009 / des Tours
ヴォークリューズ ブラン 2009 / デ トゥール
フランス コート デュ ローヌ地方
クレレット 100%
- テイスティングの印象 -
グラスから感じる香りの気高さ、充実した果実味と複雑味のバランスなどとてもスケールの大きさを感じる2009年。
もちろん厚みがあり、ボディもしっかりとしているのですが、じっくりとリリースを待たれただけあって既に大人びた雰囲気も感じ
させてくれます。贅沢な気持ちにさせてくれるクラシックスタイルの素晴らしいワインだと思います。
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実直な職人、ラヤスを手がけるエマニュエルレイノーが手がけるカジュアルなワイン。しかし仕事は全く同じレベルと言い切る
コストパフォーマンスに優れたワインです。緻密なまでのバランスと爽やかな花や果実の風味とキレのあるミネラルが魅力
のクラスを超えた1本です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ VdP Vaucluse Rouge 2009 / des Tours
ヴォークリューズ ルージュ 2009 / デ トゥール
フランス コート デュ ローヌ地方
グルナッシュ、シラー、サンソー、クノワーズ他
- テイスティングの印象 -
2008年頃からリリース直後でも驚くほど香りが高い印象がありますが、この2009年も同様に際立った風味をいきなり感じさせて
くれます。
オリエンタルなスパイスのニュアンスや艶かしいキノコなどのニュアンスに満ちていて、それでいて熟した果実の雰囲気もしっかりと感
じられます。
口にふくむとまだまだパワーに満ちている段階なのですが、それでも既にゾクッとさせてくれるような複雑さやスケール感もあってとてもVdPクラスのワインとは思えないほどのポテンシャルを感じます。
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実直な職人、ラヤスを手がけるエマニュエル レイノーが手がけるカジュアルなワイン。しかし仕事は全く同じレベルと言い切るコスト
パフォーマンスに優れたワインです。
落ち着いた赤い果実の風味に日本的ですらある優しい旨みは、染み出るような滋味深い味わいです。熟成のポテンシャルも相当なま
でに備えており、抜栓後も翌日、翌々日と成長していく姿が印象的です。
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フランス■□ Domaine du Pegaue □■ローヌ
ドメーヌ デュ ペゴー |
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● キュヴェ・ダ・カポ で超有名になったペゴーを久しぶりにご紹介します。美味しかった〜!です! |
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●2006Chateauneuf du Pape Cuvee Reservee |
シャトーヌッフ・デュ・パプ・キュヴェ・レゼルヴェ |
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【まさにコーヒー、モカ・・ドライな味わいの中に膨らみを持って現れます!!】
勘違いされるかもしれませんが、決して濃度一辺倒のワインでは有りませんよ。シャトーヌッフとは言っても、
「シャトー・ド・ボーカステル系の濃厚タイプでは無い」
「むしろ、アンリ・ボノー系のエレガント、出汁系タイプが元になっている」
のが、このペゴーの良いところ・・かと思います。本当に久しぶりに・・10年振りくらいでしょうか、飲んでみました。緊張感を解してくれるような大らかさの中に、黒、紫、赤、の果実とスパイス・・・決して主張し過ぎず、雄大なローヌの大地を想像させてくれました。そして、冷涼感はたっぷり有るのに、エレガントなスパイスのニュアンスと、ほんの少しだけドライなフルーツも混ざってたり・・しますんで、複雑性もバッチリで素晴らしい味わいでした!・・また飲みたい!と思わせてくれました!
アドヴォケイト94点か・・・でもちょっと高いかな・・・noisyなら92+〜93位の評価をすると思いますが、むしろこのワインにアドヴォケイトが94点付けていることに、つまり、逆の意味で驚きを感じました。素晴らしいと思います。是非ご検討ください!
エージェント情報
その歴史は17世紀にまで遡り、祖先となるフェロー家の人々はオリーブやサクランボの樹に囲まれた畑でブドウを栽培していたという「ドメーヌ・ぺゴー」。
オリーブは自家消費されていたようですが、サクランボは地元で売りに出され、この売上げでブドウ造りにかかるコストを賄っていたようです。
現当主のポール・フェロー氏の曽祖父母時代から、ドメーヌは 「ドメーヌ・フェロー」の名で畑を広げてゆきました。 母・エルヴィーユ氏からワイン造りのノウハウを学んだポール・フェロー氏は、1964年に、自身の手による初のワインを造り上げたそうです。
そして1987年、ドメーヌは新章を迎えることになります。ポール氏と、ワイン造りについての勉強を終え、地元に戻ってきた娘の ローレンス氏が「ドメーヌ・ぺゴー」を新たに立ち上げたのです。 (ちなみに「ぺゴー」とは、14世紀のローマ教皇の宮殿から発掘された
ワインのジョッキに由来した名前とのこと)
ポール氏は栽培から醸造まで、伝統に則ったクラシカルな姿勢でワイン造りを行い、ローレンス氏はマネジメント担当として才能を発揮し、ネゴシアン業まで手がけるようになっています。 ちなみに、ペゴーの最上級キュヴェとなる「キュヴェ・ダ・カポ」は、最新ヴィンテージの2010年を除き、これまでリリースされた全てのヴィンテージ (1998年、2000年、2003年、2007年)でパーカーポイント100点を取ったことで 有名です!
なお、今回ご紹介する「キュヴェ・レゼルヴ」2006年のパーカーポイントは94点。 「キュヴェ・ダ・カポ」に比べ、お値段は5〜6分の1程度になっておりますので、 いつか「ダ・カポ」を味わう日を夢見つつ、今はこの「キュヴェ・レゼルヴ」を 楽しんでみてはいかがでしょうか。 |
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フランス■□ la Baronne (Vinifie par Bruno Duchene) □■ローヌ
ラ バロンヌ (ヴィニフィー パ ブリュノ デュシェン) |
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● 本当は一推しなので、トップに持ってきたかったんですが・・(^^;; でもきっと判って貰えると思います。心より美味しいと思えるワインです。
Ch.la Baronne
‐南仏の新たなプロジェクト始まる‐
Bruno Duchenと聞けばグルナッシュのスペシャリスト、お蔭様で彼のワインはリリースと共に瞬時で無くなるレアワインとなっておりますが、沢山の方々のお口には入りません。。その彼の造るワインをもっと多くの方々に飲んで貰いたい!彼が造る他品種のスタイルを見てみたい!との思いで、このプロジェクトが立ち上がりました。そして2008年初夏、毎年恒例、彼の所に試飲へ伺った際にその話が持ち上がりました♪
★
「お客様が沢山待っているのにBrunoのワインは生産量が少なくて、中々皆の手に渡らないの。前々から思っていたのだけど、今の持ち畑でなくても他のワインを作る気持ちはないかしら?」
「実はネゴシアンを立ち上げようと考えてはいるのだけど、なかなか時間的な問題とかがあって、実現していない段階なんだ」
「実はね、私の友人で同じ南仏の無農薬の畑を沢山所有している人がいるの。彼の畑の葡萄を使って醸造をする気持ちはあるかしら?」
「えッ! そんな事が可能なの!?」
「ええ、承知してくれると思って話を進めてあるの♪」
★
こうしてBrunoと一緒にJeanの畑を見に行く事になりました。今から2年以上前の事です。Jeanジャン
Ligneresリニェール氏は南仏/Languedocに90haもの畑を持つCh. la Baronneのオーナー。本職は医者であり、この畑はお父様の代1957年に購入。今から50年以上も前にワイナリーとしてスタートをきったのです。この頃はボルドーの畑を買うのも南仏の畑を買うのも価格的には大差なかったとの事。本当なのでしょうか?
その購入されたお父様もお医者様でワインが大好き。
そのワイナリーを2代目のJeanが引き継ぎ、本業よりもワイン作りが楽しくなり、美味しいワインをつくる為2002年から全ての畑を100%無農薬にしました。そしてエコセールの正式な認定は2007年に取得。共同経営者に同じお医者様のお兄様も加わっており、規模で言うと10人の従業員、収穫時には30人の収穫者を雇い、年間生産量230,000本と中堅よりもやや大きいワイナリーです。均樹齢45年、1Haの平均生産量は3000本と生産量を少なく、拘った作りを行っております。その敷地の中には1892年に植樹したウルトラVVのカリニャン、フィロキセラすら寄せ付けなかった葡萄が存在しております。そのカリニャンを見た時に「こういう葡萄でワインを作ってみたい!」と思うのはとても自然な位に素晴らしい畑です。
畑の品種構成は、赤が9割強、その中で45%カリニャン、20%シラー、15%メルロー、15%グルナッシュ、5%サンソー、ここはAOCで言うとコルビエールになります。他に、白品種の(1割未満)ルーサンヌ、グルナッシュ・グリをほんの若干だけ所有しております。
敷地内にはシャトーがあり、それは前の所有者、Madame Baronneが120年前の19世紀に建てたものです。そこからこのシャトーを地元の人がChateau
Baronneと呼ぶようになりました。Jeanの作るワインはアメリカを筆頭にドイツ・ベルギー等生産量の9割が海外輸出、残りの1割がフランス国内で販売されております。日本へは1度だけ、三井美術館が600本だけ輸入したことがあります。
このJeanの素晴らしい畑を見て余りに感動し、思わず「カリニャンの畑を醸造させて下さい」と申し出ました。最初は難色を見せておりましたJeanも、私が実際に作ったワインを飲んだり、友人のBrunoの話を聞いたりしているうちに、徐々に心が溶けていきました。そして、このプロジェクトが実現になりました♪
カリニャンは品種として軽視されがちの量産品種です。1962年にフランスから独立したアルジェリアの消費ワインの穴埋めの為に沢山植えられ、そして消費が少なくなると軽視され始めました。200hl/haも取れると言う驚異的な品種です。しかし私個人の考え方では、どんな葡萄も収量を抑え、丁寧に醸造すれば、その葡萄の個性を出す事が出来る。ましてや樹齢の古い葡萄の味わいは格別です。そういう意味でもこの品種を是非Brunoに醸造して貰いたかったのです。
日常気軽に飲むカジュアルな赤ワイン。彼の醸造方法はご存知カルボニックという葡萄本来の香りを前面に出す、葡萄に優しい方法です。しかしこの方法は温度や葡萄の形状等々、色んな要因が必要で、カリニャンはカルボニック法で醸造するのが難しいと言われている品種の1つです。天才Brunoはどう料理したのでしょうか?是非お試し下さい。
ラベルはJeanの奥様が担当しました。とても可愛らしい工具をデザイン化しました。ボトルもこの価格帯では使わないしっかりとした風格のある少し太めのボトル、コルクもこの価格帯では使う事が出ない長いしっかりとして質の良いコルク。彼らの意気込みを感じます。こんなに安くして貰って悪い気がします。
味わいもそれらに負けません。今迄コスモジュンが扱ったワインでは一番コストパフォーマンスが良いかもしれません。フランスでは販売されておりません。コスモジュンがBrunoに頼んで日本向けだけに作って貰ったからです。出来るなら皆様に飲んで頂きたい、是非是非お試し下さい。
(2010.6.8 第3回目訪問)
さてそのプロジェクトというのは、このJeanが守っている畑で作ったカリニャンを友人のBrunoに栽培責任者として、このChateau
la Baronneで醸造してもらう事です。それが2009年から正式に始まりました。その待ちかねたワインがやっと入荷です。彼の手にかかるとグルナッシュが魔法にかかったように美味しい果実香を秘めた、素晴らしいワインに変わります。それを前からカリニャンでも飲んでみたかったのです♪
1960年に植えたカリニャン100%を大きなCuveeで葡萄をそのまま漬け込み12日間マセラシオン。発酵を早めに促したかったので、途中リモンタージュも行いました。それをプレス、その内4樽を樽熟成(3年樽)残りのジュースを15hlのINOXタンクで仕込みました。そのワインを以下の3つの種類のワインに瓶詰めしました。
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左 ブリュノ 右ジャン 樹齢120年のカリニャンの畑にて |
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●2011Corbieres le Noir Piece de Roche / Carignan Vignes de 1892 |
コルビエール・ル・ノワール・ピエス・ド・ロシュ |
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Jeanが一番大切にしている樹齢120歳のカリニャンから作られたワイン。開放桶に漬け込み、プレス後樽で8ヶ月熟成させました。カリニャン100%のワインではTop中のTop、ギュッと濃く煮詰まったジュースですが、するすると喉に入り込むのです。そのしたたかさの幅は広く、非常に複雑で10年後に今一度飲んでみたいです。今年は去年より良い子ぶりっこの優等生タイプに出来あがり、今も十分に飲める柔らかさがあります。生産量
わずか900本!これが他の地域なら通常6000〜7000円位してもおかしくないかもしれません。やはり南仏は凄いですね。ミストラルが病気になりにくいのでこんな老木さえ存在できるのですから…。
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【何と樹齢120年になろうかというカリニャン!!凄い濃度と魂の記憶!!??】
超絶に濃厚です・・・(^^;; しかもエレガンスがしっかり有ります!そして複雑性が凄い!表現が幾重にも絡まっていて、そのひとつひとつを解して理解するのは・・・超困難です!!120年近くも生きていれば、その記憶はきっとどこかに影響があるはずで、きっとそんなことが味わいに関わっているんじゃないかと思いますが・・
ですので、理解が困難と言うのは、その複雑性の部分です。もう単純に美味しいと!・・言って良いのかな・・と思います。濃厚で、ファットながらも冷ややかなニュアンスと、良く熟した葡萄ならではの柔軟さが有ります。5年くらい放置したら・・・きっと面白いと思います。結構、有名どころのシャトーヌッフ当たりを喰っちゃうんじゃ無いでしょうか。
120年の古木のワインとしてもべらぼうに安いと思います。是非ご検討くださいね。一推しです!
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●2011Corbieres le Noir No.1 / Carignan Vignes de 1960 |
コルビエール・ル・ノワール・ヌメロ・アン |
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1960年植樹の古いカリニャン100%、南仏では遅い9/22に収穫、果実香を前面に出す為に10/8にはデキュベをしました。樽熟成50%、タンク50%のブレンド、生産本数1800本のみ。エレガントな出来栄えで、主役になりえなかったカリニャンの新しい魅力を感じるスタイルです。 |
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●2010Corbieres le Noir No.2 / Carignan Vignes de 1960 |
コルビエール・ル・ノワール・ヌメロ・ドゥー |
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こちらは古樽100%熟成。去年も一昨年もこのキュヴェの評判が良かったのでこれまでに比べぐっと本数を増やしました。旨みがあって噛むような味わいです。実は1960年のカリニャンに、普通は足さない樹齢120歳のトップキュヴェ/Piece
de Rocheのワインを1樽だけ入れました。2011年だけ特別です。滑らかながらしたたかなBodyはやはり50年以上の樹齢とBrunoのセンスの良さを伺えます。 |
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【ブリュノ・デュシェンは素晴らしい!!】
もう何も言う事は無いです。滅茶苦茶旨いです。個人的には、現状に置いてはNo2ですね。リアルでもしっかりテイスティングしましたし・・なので、次号ではnoisyも、ラ・バロンヌのレヴューを書いてます・・・そんな関係も有って、あんまり詳しく書けないんだよな〜!・・でも旨いです!
No.1は、No.2に比べると閉じ気味ですが、それでも基本、同じようなニュアンスですよ。No.2の古樽によるエキス感バッチリの味わいが、実に心に響きます。ピエス・ド・ロッシュを少々足した分・・・それが僅かですが、印象を良くしているのかもしれません。是非比べて飲んでみてください。さすが、ブリュノ・デュシェンです!
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【素晴らしいカリニャン!これは超絶に美味しい!】
いや〜・・・これにはちょっと参りました・・・困った事に・・・なります。だってね・・・味わい、品質に比較して、価格が滅茶苦茶安いんですよ。ですので、2000円で濃い目の赤・・って言われたら、まず間違い無く、アッサンブラージュをお奨めしちゃうでしょうから・・
それにね・・濃いだけじゃぁ無い。しっかり膨らんで、余韻も長く、しっとりして美しいんです。だから、アルコール分も出ているのに、とってもスッキリしているんです。それでいて、全く不足感を感じさせないし、ピュアな美しさだけが残るんです。
樹齢50年のカリニャンが、こんなに凄いとは思いませんでしたが、ブリュノ・デュシェンの力量も恐るべし・・です。滅茶苦茶旨い!
アッサンブラージュ(新樽+キューヴ)がとにかくお奨めです。見事なバランスで、何時飲んでも美味しいです。色合いは「ル・ノワール」イコール・・・「真っ黒」ってことですから、正に紫を何重にもしたような色合いですが・・・実に爽やかです。
キューヴは、現状、少しエッジが立っていますが、半年以内にきっとアッサンブラージュを超える美しさを見せるでしょう。そうですね・・・冬の終わり、春の訪れと共にキューヴが急にね・・・美味しくなるはずです。
楽しみなのは実はバリック!2年後は滅茶苦茶しなやかな、ピノに似たような美しい味わいに変化するはず・・です。現在はちょっと真ん中が膨らんで来ませんが、とても面白い存在です。
この3つの比較は実に面白いです。元々は同じ葡萄と言えるでしょうから、エルヴァージュ、仕込みの違いでどれだけ変るかを確かめる事が出来ます。ワインを突き詰めたい方には、とても面白いアイテムだと思います。ル・ノワールはどれも大当たり!超お奨めします。是非とも飲んでみてください!
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フランス■□ Matthieu Dumarcher □■ローヌ
マチュ デュマルシェ |
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● ローヌの新しい生産者をご紹介します。
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生産地
南ローヌの都市オランジュから北へ20kmほど上った小さな村ラ・ボーム・ド・トランジットの外れに彼のカーヴがある。カーヴのまわりは広域にわたってトリュフ畑に囲まれ、その小さな一角に0.7haほどの彼のシラーの畑、そして東に4kmほど向かったガリーグの小高い丘の中腹に4.3haほどグルナッシュ、カリニャンの畑が点在している。
この土地の気候は地中海性気候だが、地中海性気候の北部境界線でもあり大陸性気候の影響も受ける。(10kmほど北は主にエルミタージュ等のシラーの産地になる)また、品種的にはグルナッシュやカリニャンの栽培限界地でもあり、南のシャトーヌフ・デュ・パプよりも比較的酸の乗ったエレガントなグルナッシュができやすい。1年を通して北風ミストラルが吹き乾燥しているため、病気の被害が少ないのも特徴。
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歴史
マチュ・デュマルシェは、2006 年に自らのワイナリーを立ちあげたばかりの新星のビニョロンだ。高校卒業後、1997年モンペリエにあるエコール・ド・アンジェニエールで
1 年間食品科学、3 年間醸造学と栽培学を学ぶ。その頃からビオロジックに興味を持っていた。2000
年に学校を卒業後、6 ヶ月間ラングドックのワイン農協で醸造を担当した。その後、世界のワインを学んでみたいと思ったマチュは、ワイン農協を辞めアルゼンチンへ飛ぶ。6
ヶ月間アルゼンチンのワイナリーで働いた後、一度フランスに戻り、今度はマディランのワイン農協で働きながらお金を貯めて、再度海外へ飛ぶ。
ニュージーランドのワイナリーで 6 ヶ月働いた後、2002 年の終わりに再びラングドックに戻り、ミネルヴォワでワインコンサルタントとして
1 年働く。その間で自然派ワインのつくり手ジャン・パティスト・セナに出会い、自然派ワインの流儀に目覚める。2003
年にジャン・バティスタ・セナのところで 6 ヵ月働き、その後、ワイナリー立ち上げのための自己資金を蓄えるために
2 年間コルシカで働く。そして、2006 年念願のワイナリー立ち上げに至る。
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生産者
現在、マチュは 5ha の畑を1人で管理している。( 繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)彼の所有するブドウ品種は、シラー、グルナッシュ、カ
リニャンの 3品種で、樹 齢は 7年〜65年。「 良いブドウを作るために、し っかりと畑を耕す!」をモットーに有機の畑作りに力を入れている。(2009
年にエコセールの認証予定)
彼自身、南ローヌに拠点を置くものの、好きなワインのタイプが北のエレガント系であることから、必然的に彼のワインづくりは、酸とワインの繊細さ、そしてバランスの大切さに意識が集中する。2
008年は、彼 の初ミレジムでもある 06年ワインが、い きなり Les meilleurVins
de France (クラスマン)から「期待の新人!」として注目されるなど、フランスでも評価と期待が高まりつつある。 |
気候
気候は地中海性気候だが、地中海性気候の北部境界線でもあり大陸性気候の影響も受ける。1年を通して北風ミストラルが吹き乾燥しているため、ブドウの病気の被害が少ないのも特徴。 |
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●2010Cotes du Rhone Vieilles Vignes |
コート・デュ・ローヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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●2010Cotes du Rhone Reserve |
コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ |
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【充実・凝縮しているのに繊細さも見えるコート・デュ・ローヌ! 】
新規取り扱いの生産者です。今回3アイテム入って来たようです。一番リーズナブルな赤は軽量級でエレガントでしたが、余りにアイテムは増えてしまうのでパスし、上級2アイテムを扱わせていただきました。なお、レゼルヴに関しましては割り当てで12本のみ、ヴィエイユ・ヴィーニュがとても美味しいので、レゼルヴも間違い無いだろうと踏んで、今回は飲んでいません。余るようでしたら飲ませていただきます。
グルナッシュオンリーだとグラは出るが濃度的な、果皮的凝縮感と縦構造に不安が出てしまいます。そこに古木のカリニャンをセパージュして、縦横斜めと充実させ、まるで球体ようなテクスチュアを実現していると思います。
これが出来るのは、想像力豊かな、経験豊かな苦労人・・・のはずなんですが、まだ若いですよね。きっとセンスが有るんじゃないかな?とV.V.を飲んだ時に感じました。
濃いタイプのローヌは沢山有ります。ただし奥行きが出てない、エレガンスを喰ってしまっている・・そんな場合が多いです。また、スパイスが出すぎてしまう・・・これは、ミネラル不足、もしくはミネラルが壊れている=熱が入る、のような場合も有ります。マチュのワインは比較軽めのミネラル感がしっかりあり、エレガンスを支えていると感じました・・。そう、どこかフレデリック・コサールと似たニュアンスですね!・・とても美味しいです。是非ご検討ください!これも一推しです!
■コート・デュ・ローヌV.V.
品種 グルナッシュ75%、カリニャン25%
樹齢 66年
マセラシオン グルナッシュはMC法、カリニャンは除梗破砕。ホーロータンクで20日間
醗酵 自然発酵で16日間
熟成 古樽で13ヶ月
ワインの飲み頃 2011年〜2036年
供出温度:16℃
テイスティングコメント スミレやチェリー、グミ、アニス、アーモンドの香り。ワインは上品かつ果実味と酸が洗練されていて、後から骨格のあるミネラルと細かいタンニンの収斂味が味わいを引き締める!
ちなみに!収穫日はグルナッシュが9月15日、カリニャンが25日。収量は15hl/ha!マチュ曰く、グルナッシュの繊細さや華やかさにカリニャンがブレンドされることによってワインに奥行きと骨格が生まれるとのこと!フィルター無し! |
■コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ
品種 グルナッシュ50%、カリニャン50%
樹齢 50年平均
マセラシオン グルナッシュはMC法、カリニャンは除梗破砕ホーロータンクで21日間。
醗酵 自然発酵で15日間
熟成 古樽で13ヶ月
ワインの飲み頃 2011年〜2036年
供出温度:16℃
テイスティングコメント スミレやブルーベリー、フェンネル、クローブの香り。ワインは男性的で果実味が厚く凝縮感があり、タンニンの収斂味、繊細な酸、余韻に抜けるカカオのようなビターな風味が深い大人の味わいを奏でる!
ちなみに! 収穫日はグルナッシュが9月16日、カリニャンが26日。収量は20hl/ha!レゼルヴは毎年、彼の所有する一番良い区画のカリニャンに樽熟成の段階で選ばれた一番品質の優れたグルナッシュをアッサンブラージュして作られる!フィルター無し! |
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フランス■□ Jean
Ginglinger □■アルザス ジャン ジャングランジュ |
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● アルザスの生産者をご紹介します。飲んだ印象が、 「ん?ジェラール・シュレールとジュリアン・メイエを足して二で割ったような感じだなあ..」
と思っていたところ、なんとシュレールの親戚であるということらしい..。もともとは、農協に葡萄を売るだけのヴィニュロン(葡萄生産者)だったそうで、比較歴史の新しいドメーヌです。ジャン・ジャングランジュ..覚えておいてくださいね。
生産地
アルザス地方のコルマール市から10kmほど南下したファッフェンハイムにジャン・フランソワのワイナリー、「ドメーヌ・ジャングランジェ」がある。ドメーヌの西側は傾斜の急な丘陵地が南北170kmに渡り連なり、東向きに面したアルザスワインの名醸地が帯のように連なる。その丘の中腹に彼のブドウ畑は集中する。気候は半大陸性気候で、西のボージュ山脈が海洋性気候をせき止める影響で風は穏やかだが、一年中乾燥しており、冬は寒く、夏は非常に暑い。春秋は朝夕の気温の寒暖差で付近を流れるライン川の支流からしばしば霧が運ばれる。
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歴史
ジャン・フランソワの父がすでにブドウ栽培農家だったので、物心ついた時から父の仕事を手伝っていたという。醸造の学校を卒業して1990年、老齢のため半引退となった父の後を継ぐ。引き継いだ当時はまだ農協にブドウを売って生計を立てていたが、1996年従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に目覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。 翌年の1997年は、マルセルダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会に参加し、以降、畑の農法にビオディナミを取り入れることとなる。
1999年、父の完全な引退と同時にドメーヌ・ジャングランジュを起ち上げ、自らのワインを造り始める。同年、エコセールの認証、そして、2001年にデメテールの認証を取得し現在に至る。
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生産者
現在、ドメーヌはオーナーであるジャン・フランソワが一人で管理している。(仕事が間に合わないときは時々季節労働者数人が手伝いに入る)
彼の所有する品種は、ピノノワール、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ミュスカ、ピノオーセロワ、シルヴァネールである。畑の仕事にビオディナミを積極的に取り入れ、土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求める。ビオディナミはもちろん畑だけでなく、瓶詰タイミングなどの醸造面にもおよぶ。アルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えられた、いわば自然派タイプのワインを造る。 |
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●2011Pinot Noir Vin d'Alsace |
ピノ・ノワール・ヴァン・ダルザス |
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【
果実味たっぷり!ジューシーなピノ・ノアールです!】
アルザスのピノを経験が無いと、 「何かな〜、ドイツの赤みたいにロゼっぽいんでしょ?」 という固定観念みたいなものがついて回るようですね。でも、アルザスって夏はブルゴーニュよりも積算温度が有るんですよね。それに条件の良い畑はかなりの急勾配で昼夜間の温度差が激しく、凝縮した果実になるんです。
ですから、赤い果実の風味のみならず、黒っぽい感じや紫っぽいものが混じります。勿論例外はありますがフランスのピノでフルボディに近いもの..とお考え下さると良いかな、と思います。
このピノ・ノアール・ヴァン・ダルザスも肥えたボディに赤、紫、黒のベリーのニュアンスにスパイス、クリアなミネラルのフレーヴァーです。単にベリーに留まらず、カシスっぽい感じも有ります。幾分の若さからか酸のエッジを感じますが、時間の経過で溶け込んでゆくでしょう。
デイリーで行けるポマールっぽいワイン..以前ご案内した2008年より美しく、締まっています。飲んでみてください。お奨めします! |
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●2011Riesling Vin d'Alsace |
リースリング |
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とある雑誌でリーズナブル部門の第一位を取った・・・そうです。
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【ゆったりとした味わい!実に旨いです!】
以下は以前のコメントを利用しています。素晴らしい味わいです!
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切れ味の鋭いリースリングは多種あれど、ゆったり、ほのぼのとした余裕を感じさせるリースリングは少ないです。何故か・・・リースリングは元々緊張感の有る酸が特徴だから・・・、そして、それが無いとダレて感じられてしまうから・・・です。
ジャングランジュのリースリングには、刺々しさが有りません。ゆとり、とか余裕を感じさせてくれます。でもそれは、
「味が悪い」
訳では無く、実はかなり複雑な要素を沢山もっている為、ある一方向のベクトルに味わいが集中していないからなんですね。
2007 年のリースリングは、まだ若いはずなんですが、若くて酸っぱい・・とか、柔らかさに欠ける、という部分が無く、とても素直でピュア、まん丸いパレットを描ける秀逸なデイリーワインです。基本はドライながら、薄辛くならない程度の残糖が有り、味わいをきれいにまとめています。とてもリーズナブルですので是非ともご検討ください。
2005年のシュタイネール・グラン・クリュは、さすがグラン・クリュ!と頷ける品位の有る味わいをしています。ですが、
「どうだ〜、グラン・クリュの実力、目にものを見せてくれる〜!」
みたいな、時代劇さながらの自意識過剰さはほぼ無く、良い意味で「脱力」し、健全な旨さを感じさせてくれます。
その辺りはどうでしょうかジャングランジュの造りの特徴なのかな?氷の刃ならぬ、なまくら刀、刃をひいていない刀のようですので、肌の上で引いても切れない・・・です。
その分テクスチュアがソフトで、しかも実は様々な要素が並んで控えているのが簡単に判りますので、美味しく飲んでいただけるでしょう。白、黄色、黄金色、橙の大小フルーツと軽い石灰系のミネラル。ボディは厚く、ゴク味たっぷり。ジューシーであり、気品も漂います。
前にご紹介のピノ・グリ・シュタイネール同様、グラン・クリュとしてはとてもリーズナブルですし、気に入っていただけるものと確信しています。飲んでみてください。お奨めします!
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●2011Gewurztraminer |
ゲヴュルツトラミネール |
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【滅茶苦茶安い!素晴らしいグラン・クリュ(こちらは完売です)!お馴染みです!
】
ゲヴュルツトラミネールという品種で、心のそこからお奨めできるヴァン・ダルザスは、そのアイテムの多さから言ったらとても少ないです。華やかなのは素晴
らしいとは思うが、時に出しゃばり過ぎて、全てを台無しにしてしまいかねないからです。徐々に鼻についてきて、グラスに手が伸びなく成ってしまうのは仕方
ないにせよ、いつまでもその強烈な個性が身体に染み付いて離れず、食に影響してしまう場合も有ります。
シュタイネールは、ほぼドライ、ほぼ完璧、と思えるバランスを持っています。ワイン単体の美味しさと、マリアージュにおけるワインの有り方を心得ていて、どちらにおいても過不足なく、素晴らしい表現をしてくれるんです。今回のロットはグラン・クリュ表記をしていないがシュタイネールGCのものです。現状で充分な膨らみがあり、スパイシーさと余韻のビター感が特徴・・ですね。良くライチなどと表現されることが多いかな。稀有な畑故の複雑性にも富んでいます。
飲めば、
「ジャンは、このゲヴュルツが大好きなんだろうな・・」
と言うことが、テレパシーのように伝わってくると思います。気品と表現に美しさに満ちたアルザス・グラン・クリュ・・。実はとても少なくて、余り出回っていないはずです。3倍出しても惜しくない・・・と思います。是非飲んでみてください。超お奨めです!
一方の「ゲヴュルツトラミネール」は、シュタイネールには及ばないものの、実に外交的な味わいをしています。比較すると僅かに甘みが有り、スパイシーなアロマ、肉厚なボディ、豊満感、ゆったりとして、安らぎを感じるナチュラルな味わいです。ゲヴュルツとしてはかなり安いのと、品種の特徴がしっかり出ています。これも美味しいです!是非飲んでみてください! |
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フランス■□ Maison Puzerat-Bonhomme □■ロワール
メゾン ピュズラ=ボノーム |
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● リーズナブルながらも高品質な自然派ワインを提供してくれるピュズラのメゾンです。今回の2アイテムはとても美味しい!しかもプライスはさらに下がっています。是非ご検討ください! |
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●2011Touraine Pinot Noir / Puzerat-Bonhomme |
トゥーレーヌ・ピノ・ノワール |
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是非飲んでみてください!一押し!
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【ピュズラのネゴスのピノ・ノアール!素晴らしい出来だと思います!!】
ネゴス部門のものですが、ドメーヌものとかなり違う性格を持ちつつも、これもかなり旨い・・・。正直なところ、確かにクロ・デュ・テュエ=ブッフのドメーヌのピノ・ノワール(カイエール、グラヴォット)も美味しいと思っているんですが、このネゴスのピノも、下手すればドメーヌを上回る仕上がりになってるんじゃないかと思うことがしばしば有るんですよ。
何しろドメーヌものの方は、熟成期間を置いた方が確実に美味しくなる・・反対に言えば、到着してしばらくは硬いことが多いんですが、ネゴスの方は、リリース直後の若いバランスも素晴らしいし、3年ほど寝かしたものも、
「・・あれ?・・これ、グラヴォットだっけ?」
と思わせるような精緻さを出してくれるんですね。
こちらはラ・カイエールのような軽やかなニュアンスではなく、若干の粘土を感じさせるような、比較的パワーや厚みを感じ
させる味わいです。とてもバランスが良く、輪郭がはっきりした味わいで、やや粒の大きめのチェリーとやや湿った土のニュアンスが有ります。よりボディは厚
く、しっとりと濡れています。これもかなり旨い!男っぽい感じかな?素晴らしい出来栄えです。
年々割り当ては減っているような・・・気もしますが、引く手数多のワインですから仕方が無い部分も有ります。毎年ご購入されていらっしゃる方も多いワインですので、是非お早めに・・・ご検討ください。お勧めします。 |
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フランス■□ Gerard
Schueller □■アルザス
ジェラール シュレール |
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● アルザスの、実に秀逸な生産者であるジェラール・シュレールのワインが入ってきました。今回は何と珠玉の蔵出し古酒と、何物にも代えがたい、グラン・クリュの畑から造られるキュヴェを含むピノ・ノワールも有ります。
ただし、本数が有る程度有るのは2008年のフリュイと2009年のミュスカのみで、他は1〜4本程度と極少量です。
なお、シュレールさんのワインは熱に非常に弱いタイプです。著名なワイン屋さんで販売されているシュレールさんのワインでさえ・・残念ながら熱が入ってしまっている場合があります。必ずセラーで保存するか、早めに飲まれてください。 |
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●N.V.Eau de Vie de Marc d'Alsace Gewurztraminer |
オー・ド・ヴィー・ド・マール・ダルザス・ゲヴュルツトラミネール |
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ワインでは有りません。ブランデーです。
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●N.V.Eau de Vie de Marc d'Alsace Riesling |
オー・ド・ヴィー・ド・マール・ダルザス・リースリング |
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ワインでは有りません。ブランデーです。
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【おっと!これも珍しいゲヴェルツのマール! そしてリースリング!無色透明の強烈アロマの誘惑!】
こんなに透明なマール・・・要は、余計なことはせず、アルコールを丸くすることだけ、つまり時間を掛けただけ・・ということでしょう。何しろ、モロビオのマールって、余り入ってこないんですよね。以前、友人に少しいただいて呑みましたが、ちょっとクセになりそうな香しいアロマとアルコールの旨みでした。エグイ角度で入ってくるのに、その後は妙に柔らかい・・・ある種、ロマーノ・レヴィとも通じる部分も有るのかな?と思います。ご興味のある方!ご検討ください。 |
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フランス■□ Domaine Clos Roche Blanche □■ロワール
ドメーヌ クロ ロッシュ ブランシュ |
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● 久しぶりのクロ・ロッシュ・ブランシュのガメイです。かなりリーズナブルです!そしてピュア!
因みに新井順子さんに畑を割譲したことで知られていますので、順子さんのボワ・ルカのキュヴェ・クニコなどとの比較も楽しいと思いますがいかがでしょうか?
エージェント情報
1896年から続く由緒あるワイナリー。1991年から畑をビオロジックに変えて現在に至る。彼らはいわばトゥーレーヌの長老的存在で、ワイン造りに造詣が深く、今でも様々なワイナリーに影響を与えている。
オーナー:カトリーヌ・ルッセル
ディディエ・バールイエ 畑総面積 19.6ヘクタール 農法 ビオロジック
(1994年エコセール認証) 収穫方法 100%手摘み、畑で房分け選果 ドメーヌのスタッフ 3人、季節労働者数人 趣味 カトリーヌ
:きのこ狩り、読書、絵画鑑賞、 ディディエ
:エレキギター(ハードロック)、ロッククライミング 生産者のモットー:自然に生きる、無理をしない、見栄を張らない
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●2011Touraine Cuvee Gamay |
トゥーレーヌ・キュヴェ・ガメイ |
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【 かなりパンチの効いたガメイ!ドライ&ジューシーで美味しいです!】 勘違いされるので余り使いたくないんですが、こんなに良い凝縮感があるワインには敢えて、 「甘くないがジューシー」 とか、 「ドライながらジューシー」 という風に言い替えています。(最近は基本ドライで・・・などとも言っています)
これから白の説明もしますので一応記載しておきますが、クロ・ロッシュ・ブランシュのワイン全てがエクストラ・ドライです。甘みが全く見当たらない..と
言っても過言ではありません。しかし、その裏には完全発酵由来のエキスの旨みとたっぷりのミネラルがしっかり支えになっている訳ですね。
実際、とてもピュアでクリーンですが、クロ・ロッシュ・ブランシュのアイテムの中では一番パンチが効いています。僅かに香草やスパイス、そして赤いベリー
とチェリー、ミネラル。果実味は肉厚でモロにドライ。中盤の太さと終盤の美しさ。若い果実味が爽快感を、エキスの旨みが中心に控える。決して出しゃばらな
い美味しさがある。
本当ならもう少し置いてからの方が(3カ月くらいかな..)深みが増してくるでしょう。しかし、この若いバランスも捨てがたい!それにドライですからマリアージュも深く考えずにすみますよね。
こってりしたボルドーやイタリアン・ワインにちょっと疲れた時、食材のピュアな持ち味をを生かした料理とマリアージュさせたい場合はぜひとも試してみてください。きっと満足いただけると思いますよ。お勧めいたします! |
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フランス ■□ Audrey
et Christian Binner □■ アルザス オードリー エ クリスチャン
ビネール |
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● アルザスの生産者と言えば群雄割拠ですから、noisy も幾つかの生産者のワインを扱っています。ジェラール・シュレールはさすがの味わいですし、マルセル・ダイスも並外れて旨い!でも、ほとんどのアイテムがとてもリーズナブルなプライスゾーンながらも、ピュアさと美味しさを届けてくれるのは、ビネールと、この下のジャングランジュだけでしょう。・・・まあ、ジュリアン・メイエも以前は良かったんですが、この所のテイスティングでnoisyの内的な信用ランクは大幅に下がりつつ有ります。・・・いや、美味しくないのはご紹介していませんから・・ご安心ください・・・(^^;;
購入したのに売れないのはかなり辛いです。
ある種、ビオワイン、ヴァン・ナチュールのワインは「酸化」との戦いにさらされます。醸造においては一瞬の気の緩みが「酸廃ワイン」を造る事に置き換わってしまうのです。還元香がキツイなどというレベルは関係無いですが、果実の風味の無い、お酢的な酸が急激に抜栓直後から増殖してしまう場合も有ります。ワインの醸造は「菌」を上手く使うことに有り、下手に使うことになってしまうと美味しくないワインモドキを造ってしまうことになります。
また、「熱」との戦いも有ります。これは、ドメーヌの中だけでは無く、お客様の口に入るまで続きます。noisy
にしても、自分の店だけでは無く、エージェントさんのルートとか、時にはお客様の保存状態まで気を配る必要が有ります。
しかし、こうして戦い、生き抜いてきた美味しいビオワインは良いですが、なんらかのダメージを受けたワインや最初から問題の有るワイン(要は醸造の欠陥)は、とても厄介です。何故なら・・・、
「正確な評価・判断が出来ない人が多い」
からです。
ワインのエージェントだからその辺は充分判っているだろう・・・などと考えていたらとんでも無いことです。余り言いたくないが、全く何も判っていない方が大半です。そして、仮に判っていたとしても、商売を考えてしまって、「劣化や欠陥を認めない」という場合さえ有ります。
まあ、ワインの勉強というのは経済的にもかなりの負担が掛かりますし、1〜2年やったからそれでOKだ、ということには成りません。能力的に個人差も有りますし、意気込みでも変わって来るわけです。
何だか愚痴っぽく成ってしまいましたが言いたいことは、そんなビオワインを取り巻く状況の中で、クリスチャン・ビネールは、リーズナブルで健全で美味しいワインを提供してくれていますよ・・・ということなんですね。ビオワイン、ヴァン・ナチュールはとてもピュアで美味しいけれど、劣化した、もしくは最初から酸廃したものは衝撃的に不味いです。SO2は出来るだけ使わないし、清澄も濾過も避ける傾向に有りますから、普通のワインより外界からの圧力に弱い傾向が有るからです。是非、この美味しいアルザスワインを飲んで欲しいと思います。
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●2010Gewurztraminer Cuvee Beatrice |
ゲヴュルツトラミネール・キュヴェ・ベアトリス |
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【シツコク無いスパイシー感!絶妙のバランスのゲヴェです!】
時折ゲヴェは、確かに濃ゆいんだけど、ちょっとシツコクないかい?・・みたいに思われることが有ると思います。スパイスも、たしかにしっかり感じるけれど、ちょっと飲んでて疲れると・・・思ったことは無いでしょうか。
クリュのゲヴェでは有りませんが、ナチュラルに滑らかに仕上がった、とても美味しいゲヴェです。南国のフルーツ感の戸逸品グと、リースリングよりも太めのボディ、中盤から後半に掛けて、僅かなビター感を伴う爽快感、減衰がとてもニュートラルな、バランスに優れたゲヴェです。
美味しいゲヴェはすぐに無くなってしまうので、時折、店で販売するのに、
「あ〜、昨日までは有ったんですが・・」
とか、
「品物は有るんですけど、ネットで全て予約が入ってまして・・」
のようなことになってしまいます。このゲヴェもきっとそうなるでしょう!心憎いまでの素晴らしいバランスです。飲んでみてください!とても美味しいです。
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オーストラリア ■□ Moondarra □■ビクトリア
ムーンダッラ |
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● オーストリアはビクトリア州(南東部)の素晴らしいワインをご紹介します。ヴィンテージ更新です。
前回のヴィンテージは、フィンが2009年、ウィットランズが2008年でしたが、確実にウィットランズの方が美味しかったです。
ところがですね・・・、今回はそれぞれ1年新しくなったんですが、ポテンシャルはウィットランズに軍配は上がりますが、単純に現状の美味しさを見ると、フィンの方が美味しいんですよ!いや〜・・・困った困った・・!
どちらも滅茶苦茶旨いし、ブルゴーニュを彷彿とさせます!コストパフォーマンスが凄いので、ピノ・ノワールファンの方は是非とも普段飲みのワインにご指定ください。 |
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●2011Moondarra Pinot Noir Fin |
ムーンダッラ・ピノ・ノワール・フィン |

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お待ちどう様でした!ようやく再入荷です!
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【旨い!しばらくの間は「フィン」がお奨め!】−−古い文章ですみません・・
今現在は2011年04月28日の午後。18時36分です。まあ、いつものように新着発行直前に書いている訳ですが、どうも「おかしい」ですね。何か「変」だと・・思いませんか?
例の震災以降、かなり顕著になってきましたが、地球の地軸がかなりずれたんじゃないかと・・・感じているんです。
(このところの異常気象、特に地球温暖化は言われて長いですが、本当にCO2が原因でしょうか?それに加え、
「判ります!」
と言う方はいらっしゃるかなぁ・・。何となくなんですが、冬でも皮膚感覚で何か、チリチリとしたもの・・・何か、遠火で焼かれているかのような・・遠赤外線みたいなもので焼かれている焼き鳥のようなというか、そんな感じが、まだ震災の余波で微妙な細かい地震と言われないような振幅・振動と合わせて感じられるんです。まあ、それが温暖化の影響だよと言われてしまえばそれっきりですけどね。そのチリチリした感覚自体は震災のずっと前から感じてました。)
だってね・・さっき、国立天文台のhpで調べたところ、東京の日の入りが18時24分ですよ。他のhpの自動計算では、さいたまは18時25分・・・・。まだしっかり明るいじゃ無いですか!子供たちも外で遊べる明るさです。出入りの時刻は太陽の上辺が地平線に一致する時刻とのことですが、それだとまだ明るい可能性が有るにせよ、これだけまだしっかり明るいのは・・どうなんでしょうか。
まあ、本当に地軸までが動いたのかは断言できず、そうかもしれないという危惧レベルではありますが、この間の震災、その前の九州を含む世界での火山の噴火を考えると、どうやら地球規模での変化が我々の世代で始まったようですね。少なくとも、現状では人間の手に負えない原子力は、今後の世代のために止めるべきでしょう。少なくとも、何が起こっても環境に対して悪影響を与えずに対応可能だ・・というところにたどり着くまでは、原発は止めましょう。話はそれからです。・・・まあ、ワインを保存するのにも電力は現状で必要ですが、原子力にたよらなければならないので有れば、他の方法を考えます。日本は55基ほど有る様ですが、もうどこにも逃げ場なんぞ無いと言う事に、我々は気付いているはずです。原発で何かが起きたら、マッチポンプ的に水を掛け、掛けた水がこぼれたら放射性物質が水に入っていて、さらには漏れて困った、どうしようも無いだと・・じゃあ、どうしようかとオムツの素材や入浴剤??・・・何それ!呆れて物も言えやしない。
ご存じかと思いますが、斉藤和義さんというロックのアーティストさんがいらっしゃいますが、この動画を公表するかどうかという点において彼の意思はどうだったかというのは判らないにせよ、素晴らしい唄を(結果的に?)発表していますので、ご覧下さいね。ペースト&コピーでご覧下さい。
『ずっとウソだった』
http://www.dailymotion.com/video/xi04zj_zuttoyusoydatta_music
http://www.youtube.com/watch?v=XKdq1HHzBNo
http://www.veoh.com/watch/v20911912Cn7asfnf
え〜、「ずっと好きだった」という彼の歌を、自分自身で替え歌にしたものです。本当にもう「風に舞う放射能はもう止められない」んです。もしまた大きな地震・津波が来て、別の原発が爆発でもしようものなら・・・どうなっちゃうか誰でも判りますよね。日本だけの問題じゃ・・・無いです。1000年に一度の地震が起きたのは想定外・・・そんな言い訳で通る話では有りません。私たちは浴びなくて済む余計な放射能を、たっぷり浴びさせられる事になったんですから。関西だからとか、九州だからとかは関係無いですよ。いずれ・・時間差は若干有れど確実に・・・です。1000年に一度のことが起きたのなら、2000年に一度も可能性有りです。
まあ、歌の内容だけ見れば、自身達の責任については歌ってないですが、この歌を歌ったことが彼なりの責任の取り方かと・・。素晴らしいですね!・・で、もうハッキリ言わせていただければ、自分自身の責任において、原発はノー!です。ノー・ニュークス!こんなに素晴らしい自然な味わいのワインに原発は似合いません。地震で揺れるたびに、
「原発は大丈夫か?」
と、要らぬ心配と、世界・後世・地球にとんでもない影響を残すくらいなら
「ノー!」
是非とも、皆さんも声を上げていただきたいと思います。地球に住まわせていただいている我々、そして全ての生物、存在に対する責任かと思いますので、それを果たしましょう。そして世界・地球に対し、環境をこの上なく汚染して申し訳なかったと謝るべきで有り、原発は止めようと言うべきです。
で、今回のムーンダッラは、現状でしたら「フィン」がお奨めです!ソフトで膨らみが適度に有り、ジュヴレ=シャンベルタンのように鉱物的、官能的です。スパイスもしっかり膨らんでいますがエレガンスが感じられるものです。1500円もしない赤ワインなんですが・・うう・・・販売する方とするとちょっと辛いが超お勧めなんですね。飲んでみてください。とても旨いですよ!
一方のウィットランズは、ポテンシャルで確実に「フィン」を凌ぐんですが、現状はかなり硬いです。こちらはシャンボール=ミュジニー的なミネラルとテクスチュアですが、あまりにも硬く、漏れてくる要素がハーブ掛かっており、少し時間が掛かりそうです。ややカッチリした方がお好きでしたらウィットランズをお選びください。2011年の夏を過ぎれば、ウィットランズは本性を見せ始めるでしょう。ご検討くださいね。
こんなに美味しいワイン、良い環境で楽しみたいですよね。子供たちのためにも何とかしましょう!電力会社の社員さんも、日本人全部が反対すれば止められます。大丈夫!頑張りましょう!
以下は以前のコラムの丸写しです。
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【旨い!】
これ・・素晴らしいです。高い方のウィットランズでも2千円もしません・・・。
ウィットランズ は、まさにドライでエキス系の出汁味がとてもしっかり出た、旨みたっぷりブルゴーニュ系です。これを飲ませてオーストラリアだと断定できる方は・・・かなりの上級者・・・。noisy
だって判らない可能性大です。
エキスがビッチリでた旨みと、時間で膨らみ、香りを放出させてくるタイミングなどがブルゴーニュ・ピノにそっくりです。あえて言うなら、
「どこの村だろう・・」
と断定する際の根拠に欠けること位・・・で、むしろ、ジュヴレやヴォーヌ=ロマネの村名辺りのやや熟し始めたニュアンスに近いものが有ります。
最大のポイントは、そのエキスに有りますが、わずかながらも熟成感がある事で、とても若いワインでありながらも、滅茶苦茶美味しく飲めて仕舞うことにも有ります。これはとても・・・というより、買うっきゃない!とお奨めしたいと思います。
一方の「フィン」の方ですが、こちらは果実味に長けたパワフルな地元スタイル・・・と言えると思います。正にオーストラリアらしい、凝縮した豊満な黒赤果実にハーブやスパイスがほのかに香るものです。わずかな甘みがこってりさを表現し、イージーなドリンキングには持って来いでしょう。でも、ブルゴーニュ・ピノに求めるものを持ってきちゃいますとフィンの方は思いっきり外しますので注意が必要です。こちらは、
「オーストラリア地元主義」
っぽいピノ・ノワールです。
お好みの方を選択いただければと思います。noisy 的には、思いっきりウィットランズです。超お奨めです。是非ともご購入ください。一推し! |
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フランス■□ Domaine des Bois Lucas □■ロワール
ドメーヌ デ ボワ ルカ |
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● 新井順子さんのデ・ボワ・ルカ から、KUNIKO2007のガメイで造ったお酢・・ヴィネーグルが届きました。これがとっても美味しいのでご紹介します。何にでも掛けて食べちゃってください!使いやすい200ml・・・しかもピンク色です! |
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●(2007)Vineigre Gamay |
ヴィネーグル・ガメイ |

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ワインでは有りませんよ。ワイン酢、ワインヴィネガーです。
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【とっても軽いピンクのお酢!何にかけても邪魔にならず旨み倍増・・・実に美味しいです!】
実はそんなに期待はしてなかったんですが・・・いや、ごめん!・・(順子さんにね・・) でもちゃんと買ったから許してね・・・。で、食べてみたら実に美味しいのよ!
でも、大きすぎちゃ冷蔵庫にも入らないし、食卓にも存在感有り過ぎますが、200mlでちょうど良い大きさでファッショナブルですから、どこに置いてもOK!
しかも、お酢としてもとてもエレガントに仕上がってて、軽くて柔らかく、ふっくらとしたテイストが、基本的に仕上がったお皿にもう一工夫できる・・・というのがきっと「売り」でしょう!noisy
なんぞ、昨今は「焼き魚」「餃子」「ラーメン」「うどん」「煮物」etc....と、何にでも掛けちゃって、健康維持・老化防止のために役立っていると思ってます。
まあ、確かに舐めはしましたが「飲んじゃあ」いません。でも、サワーとして薄めて、氷を入れて飲んでも美味しいんじゃないかと思いますよ。元々キュヴェ・クニコ2007
のようですから・・・まあ、色々あら〜な・・!ん?・・・順子さんのお酢だけに押スが強いんじゃないかって?・・・いやいや、とってもエレガントで可愛い女性ですから、まったくそのまんまですよ。ん、他意は無いス・・美味しいものは美味しいと言ってるのみです。ご検討くださいね。
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フランス ■□ Castelmaure □■ラングドック
カステルモール |
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● 気軽に飲んで普通に美味しい・・・。この何の変哲も無い部分が一番難しいのが・・・ワイン。でも、それほど考え込むことでは無いのも事実・・・。
このカステルモールのラ・ブヴェットは、とてもクリーンでミネラルがしっかり詰まったワインです。
南フランスにある協同組合は昨今、ワイン販売の不振に悩んでいます。近年は、スペイン、イタリアそしてポルトガルからフランスへワインが入ることを拒んで、組合の人々が高速道路をロックアウトした事件がありました。こうした状況に陥った一番の理由は、ワインの安さでは低価格ワインが多い南フランスといえどもこれらの国々には勝てないからです。つまり、低価格が売りのワインは、フランス産以外のワインが市場の主導権を握りつつあるとも言えるのです。
カステルモールは1921年に創業。この組合の最も素晴らしい点は、将来はラングドックのワインが価格だけでは売れなくなることを予見して、1978年に品質を追い求めたワインの生産に着手していたことです。確かに最近の南フランスワインのレベルは平均的には良くなってきていますし、目を見張るようなワインも一部にはあります。しかし、ラングドックの生産者達の多くが品質の向上をはかりはじめたのは、ここ7〜8年のことで、この協同組合のように古くから本腰を入れて品質向上に努めてきた生産者は非常に稀な例といえます。以下はこの組合が1978年当時から変わらず行っている生産ポリシーです。
・収穫は全て手摘み。選果台の導入。
・ブドウは潰れることを避けてカジェットに入れて醸造所まで運ぶ。
・発酵から熟成、瓶詰めに至るまで、一切ポンプアップしない。
1990年からは畑の区分(全300ha)を720の区画に分類、その区画の条件にあう営農法を指導しています。また、畑の健全性やブドウ品種、成熟度合そして土壌の種類ごとに収穫されたブドウを分けて発酵させることを実施しました。1993年からは品種別に発酵の手法を変えています。
VDT La Buvette (06)
かわいいデザインのエチケットに透明な瓶、誰もが気軽に楽しむことのできるスーパーデイリーなワインがこの"Buvette"です。セパージュはグルナッシュ60%、カリニャン40%。以下エチケットに記されたフランス語の訳です。
"Buvette"とは昔の言葉で、ワインを飲む場所、ブラッスリー、立ち飲みスタンド、 軽食堂という意味と共に、気のおけない仲間が集まって酒盛りや宴会を開くという意 味で使われていました。夏、太陽の日差しが燦々と照りつけるルーション地方では、夕食時になると海風やガリッグを吹き抜けてくる夜風に涼みながら、ワルツを踊り陽気に杯を交わします。私たちヴィニュロン(ぶどう栽培・ワイン醸造家)にとっては、 この言葉の根本的な「飲む」という行為が強く残っています。「飲む」とは、日常的に飲める美味しいワイン、口当たりがよくて、ぶどう本来の味がするワインを飲むことなのです。ワインがなくなったら空きビンを持って近所の醸造所に買いに行く。それは大地を耕し自然を享受して生きる人々の大きな楽しみなのです。私たちはこのワインが、リラックスした楽しい時間を演出するイントロダクションになり、暴飲せず、陽気に楽しく、心地よさに浸れるように、寛ぎの一時を皆様と分かち合えることを願っています。
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●N.V.(2011)la Buvette Blanc V.d.T.F. |
ラ・ブヴェット・ブラン |

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【グルナッシュ・ブラン100%!滅茶苦茶アロマティックなアロマ!?!味わいもびっくりするほどしっかり!】
おそらくシャバッとしてて、でもフラワリーで、喉の通りの良い、お決まりのコースの白ワインだと思っていたんですが、それはとても大きな間違いでした。全然シャバく無いんですよね。
香りもかなりリアリティの有るフルーツのニュアンスがバッチリで、例えば熟す手前の桃とか、マスカット、洋梨の自然なアロマが感じられます。中域も艶が有って良く膨らみ、余韻に掛けては僅かなビターとしとやかなスパイスが、リアルなフルーツ感を演出しています。味幅がしっかりあって、基本はドライ。ほんの僅かな甘み、旨みがフルーツ感をより本物に近づけている感じで、甘さに頼った造りになっていないのが素晴らしいと言えます。
まあ、だからと言って、2000円クラスと同等だとは言いませんよ。noisy のセレクションは比較的価格と品質がバッチリいっているものだと・・・思っています。
「今日はちょっと財布が軽いから・・・」
とか、
「給料が下がっちゃって・・・」
「1本高いワインを買うために・・・」
みたいなノリで、ぜひとも飲んでみてください。
で、一番良い点は、
「冷やしてもアロマティックさと味わいが沈まない」
ところでしょう。お奨めします!
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●N.V.(2010)la Buvette Rouge |
ラ・ブヴェット・ルージュ |

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【暖かい季節向きの軽量級ルージュ!・・・だからって複雑性もしっかり!】
ピュアさに満ちて甘くなく、苦くなく、でも五味がしっかり有るデイリーワインは中々見当たらないものですが、このラ・ブヴェットは軽量級ながら、それを実現してくれていると思います。
ソムリエ・ナイフいらずのスクリュー・キャップですし、連休のブランチに、
「軽く一杯飲みたいね!」
みたいなシュチュエーションにピッタリです。
バランスが良いので軽量級ながらも、
「ペラッペラだね・・・」
と落ち込むことは無いでしょう。飲んでみてください。結構旨いですよ。お奨めです! |
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