ヴィニュロン・ブリュノ・デュシェン
ヴィニュロン・ブリュノ・デュシェン
フランス Vigneron Bruno Duchene ラングドック・ルーション
● いや~・・旨いです!・・ブルゴーニュのグラン・クリュも良いですが、こんなに自然でフレッシュ、フルーティなワインも大好きです!・・もう・・同列に語りたいほどに身体に順応するワインです。ぜひ飲んでみてください・・流石!・・ブリュノです。
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昨年の2022年ものに引き続き、2023年もティテを仕込んでご注文をいただいたので・・と順子さんから連絡が在り・・あれ?・・とその記憶は見当たらないぞとは思ったのですが、いただけると言うのなら何も問題は無いと、しっかりいただくことにしました。
まぁ・・あれからもう1年が経ったんだと・・余りに早い時間の流れに驚きつつ、届いた2023年もののブリュノのティテを飲んでみると・・
「ん~!・・これよこれ!」
と・・(^^;;
2022年ものも美味しかったですが、
「2023年ものはブリュノが出て来た頃の、あのしっとりと浸透してくるような素晴らしい飲み心地が感じられる!」
素晴らしい味わいになっていました。
詳細はコラムをお読みいただきますが、
「ブリュノ・デュシェンのファンならずとも、この飲み心地の良さには誰もが称賛するはず!」
と感じました。
あの・・Noisy wine でもお馴染みの、ヴァーゼンハウスのあの質感に、クリスタルなオブラートでコーティングしたかのような・・何とも素晴らしい味わいです。是非飲んでみてください。お勧めします!
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なんと・・ブリュノ・デュシェンの2022年ヌーヴォーです。2022年もののグルナッシュの収穫が多かったので、急遽ヌーヴォーを仕込んだそうです。しかも、通常の仕入れ先では無く、新井順子さんが「オドゥール」と言う昔使用していたインポーター名で直接手配してくれました。
そりゃ、デュシェンの新酒なら欲しいよと・・沢山オーダーしたら、そんなにはダメ・・と言われてしまいましたが、この2022年の12月、ようやく到着です。
因みに「淡いロゼ色」に見えると思いますが、製造方法はまるっきり「赤ワイン」です。どうぞよろしくお願いいたします。
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2019年のデュシェンが到着です。いや~・・ラ・ルナ・ルージュ、滅茶美味しいです!・・しかもナチュール度には拍車が掛った感じがします。
また、アチコチからの情報も加味しますと、どうやらデュシェンの「So2無添加ワイン」は、さらなるデュシェン本人的自由度を増していると考えられ、感覚の鋭い方なら、
「・・あれ?・・デュシェンのワイン、ずいぶんと飲みやすくなったんじゃない?」
みたいに、すぐに気付かれるんじゃないかと思うんですね。
ただし、以前のように、ラ・パスコールやコラル・ヌーが2ケースずつとかの割り当てはもう望めませんので、買い葡萄も使用する「ラ・ルナ」が中心になって来そうです。
「本来自由度が凄かったデュシェンが、さらに自由度が増した・・ってこと?」
・・・そういうことになりますね。飲んでみたら判りますよ・・。この、身体に浸透してくる角度とか、負担だとかはほとんど無いんじゃないかと思えるほどの「優しさ」に満ちた味わいでした。
また、ラ・ルナには白もロゼも有ります・・こちらが少ないので飲めていませんが、ラ・ルナ・ルージュを飲んだ印象を本当に判りやすく言うので有れば、
「コラル・ヌー的な濃い目の味わいからラ・パスコール的なエレガントな味わいへ!」
の方が判りやすいかもしれません。是非飲んでみて下さい!・・さらなる進化を遂げた2019年ブリュノ・デュシェンです!
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こんなに自由に、全ての束縛から逃れて、ただ自然の大いなる懐に抱かれながら、土地の恵みの葡萄をワインに転換することが、こんなにも大きく心を揺さぶるなんて、本当に素晴らしいと思っています。そして、そんなワインを皆さんにご紹介できることがただただ嬉しいです。
ブリュノ・デュシュンの、心に染み入ってくる味わいをご存じ無い方にとっては、フランスの西南、有る意味、ワインの本流から外れた地域の名も無いワインなど、全く興味を持たないに違い有りません。ましてグルナッシュなどと聞いても、
「あぁ・・、シャトーヌッフの構成品種の一つだよね・・」
位の感想で、
「ルーミエのミュジニーは何とか手に入らないだろうか・・」
という寝ても覚めても頭から離れない深い願望に遮られて、いつまでも呪縛された自身の世界観から逃れることなど、他人のことのように思われてしまうのかもしれません。
でも、一途に何かを追い求めることは決して悪いことではなく、スペイン国境の南仏の辺境の地で、ダイナマイトで植樹をし、両デュガ、ジャン=フランソワ・コシュも仰天するに違いない低収量で、比類ないテロワールから比類ないワインを生み出すブリュノ・デュシュンも、きっとそうした性格の方なんだろうと思います。
彼の生み出すワインは、ブルー色彩が基本の、鮮烈なエチケットに描かれた、そのまんまの香りと味わいをみせます。強い日差し、青い海、(見えないけど風・・・)、丘、段々畑、そして淡い海の色の空(見えないけど空気・・・)。そしてブリュノ・デュシュン・ヴィニュロンと書かれたカプスュルが、全てを物語っているようです。ドメーヌでは無く、ヴィニュロン、葡萄栽培者で有ると言う事なんでしょう。
もしかしたら、ブリュノのワインは高いんじゃないか?と思う方もおられるかもしれません。どのように感じていただいても、それは全く構わない訳ですが、noisy的には、とても安いと感じています。わざわざお奨めしなくても、きっとすぐ売切れてしまうとは思うのですが、何ゆえにワインが好きなのか、とかの本質の部分で知っていただきたくてゴタクを散々並べています。グラス一杯の中から感じ取れるものがとても多い、本当に素晴らしい表現のワインです。希少すぎて、勿体無くて、とても飲んでからのご案内には成りませんで申し訳ないのですが、本当にお奨めです。
【きっと飲めないんだろうな・・・(T.T! 】
個人的には本当に素晴らしいワインだと・・・思っています。誰が言い始めたのか知りませんが(本当は知ってる・・)、南仏のロマネ=コンティなどと言われているようです。言いたい気持ちは判りますが、ロマネ=コンティとは飲んだイメージもテロワールも全く違うし一致しそうな部分も感じないので、そんな呼び方は当てはまらないかと・・思います。ブリュノ・デュシェンはロマネ=コンティを造りたい気持ちはあるのかもしれませんが、ロマネ=コンティ、もしくはその複製物を造ろうと思ってこれらのワインを造っているわけじゃ無いでしょう。
このような、モロにエチケットどおりの太陽と山と海と丘(岩盤だらけのね・・)を感じさせるワインは、もしかしたら飲む人を選ぶのかもしれませんよ。ブルゴーニュと同じものを期待してもそれは無理!ブルゴーニュのワインはブルゴーニュでしか納得できないものです。何かと比較の対象にするべきワインじゃ有りません。
しかし、本当に岩の味がする(土じゃなくて・・・)、太陽のメチャ強い光を感じる、海から吹きつける風が吹いているワインなど、いや、それがまざまざと感じられるワインなど有ったでしょうか。しかも、ワインとしてかなり高レベルな出来をしていると感じています。
まあ、着たばっかりで、しかも今回は、前よりも多く戴けたので、飲んだ数は少ないとは言えnoisyは前のヴィンテージを飲んでいるわけですので、皆さんにも是非飲んでいただいて、塩と石灰(そんな小さなものじゃあ無いが)と太陽光とほんの少しの乾いた土の産物を評価していただければ・・と思います。え~、絶対お薦めなんてしませんよ。残ったら全部 noisy のもの・・です!
● 2024 Titet Vin de France Rouge
ティテ・ヴァン・ド・フランス・ルージュ
【圧巻です!・・何と言う自然なアロマ、何と言う脱力の飲み心地!!フレッシュなのに「こなれている」感覚・・So2無添加が生む不可思議を是非お楽しみください!】

いや~・・ホント、参っちゃいますね~~・・いや、2024年中に到着するはずが来ないで年明け早々にいきなり到着したことを言っている訳ではありません。
遅れて正月早々にこのティテ2024が到着したんですが、2024年の年末に届かなかったのはこのティテだけではありません。本来ならば、
「エグリ・ウーリエ、ミュヌレ=ジブール、バシュレ・モノ等々」
が届いていたはずなんですね。
さらにはこのところ毎年、ユベール・ラミーを年越しから年初にかけて様々なアイテムをテイスティングするのが恒例行事だった訳です。これらが全てすっ飛んでしまい、この分の売上もどこかに行ってしまいました・・白髪も増えざるを得ないんです。
で、テイスティングするアイテムも当然ながら何も無いですから・・いや・・探せばタンマリと出ては来るんですけど・・届いたばかりのティテ2024年を持ち帰った訳です。
そんな状況ですからまともに休ませてもいませんで、
「・・まぁ・・荒れているだろうから、その分は差し引いて飲まないとなぁ・・」
と、僅かにその分の下駄を履かせる量を推測しながらのテイスティングでした。
そしてコルクを抜いて・・そっとボトルを持ち上げグラスに優しく注ぎます。
「・・ほらね・・少し濁ってるよね・・やっぱりね・・」
とばかりに心の中で呟いたのと同時に、余りにピュアでフレッシュなベリーのアロマと、2024年10月に仕上がったとは・・とてもじゃないが思えないような高質で繊細なアロマが・・ふんわりとダイニングに漂い、穏やかなムードをかもしだしはじめたんですね。

これには noisy も相当驚きました。
「・・おい・・この僅かに透明感を汚した生のままのベリーやチェリーの果実を感じさせるアロマが、ここまで心地良いか!?」
で、グラスを斜めに口に持って行きますと、さらにそのフレッシュなアロマが滑らかさを持っていることに気付きました。
口に含むと・・滑り込むように「すい~っ」と舌を通り過ぎ、少しだけスピードを落とし滞在・・喉を目指して流れ込んで行きます。テクスチュアの良さを感じさせつつフレッシュなノーズを戻しながら透明に輝くクリスタルのようなミネラリティと、赤さを感じさせる軽やかなミネラリティを認識しながら、フレッシュで美しい余韻が持続します。
「・・ありゃぁ・・いつにも増して・・素晴らしい出来!」
と思わざるを得ませんでした。
何も「通せんぼ」しないスムーズな液体で有りながら、そのスピードの中に果実とミネラリティと質感をフレッシュに感じさせます。素晴らしいと思いました。
これほどまでの飲み口の良さと、飲み心地の良さをこの発酵が終わって3カ月ほどのワインが見せると言うことは、
「どれほどプレスを優しくしたのか?」
「どれほど高質な葡萄だったのか?」
の疑問を抱かされた訳です。
軽く圧を掛けただけでしょう。もちろん、MCでしょうからそのニュアンスも軽く感じられますが、MC嫌いの方ならともかく、ほとんどの方はそれに気付かないでしょうし、あと半年もしますとMCのニュアンスは完全に分解され検出できなくなるでしょう。
それよりも、マロラクティックはしていませんから、完全So2無添加とともに・・
「この高質感をどうやって出したのか?」
と言う疑問は完全に残ります。
まぁ・・きっと、
「・・いや、普通にやっただけ」
とブリュノは言うでしょうが。
どこまでも真っすぐでどこまでも美しく、どこまでも自由な・・半端無いワインだと思います。めっちゃ美味しい!・・順子さん風に言うと・・
「スーパー美味しいです!」
是非飲んでみてください。超お薦めします!
以下は以前のレヴューです。
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【これは激旨!チェリーやベリーが細やかなディテールを持って感じられる、しかも非常にピュア!数年置いても良いでしょうが、今飲んでも滅茶素晴らしい飲み心地です!!】

いや~・・美味しい!・・ドすっぴんの超ドライなグルナッシュですが、やはり単一品種だけあって・・どこかブルゴーニュ的な気持ちにもさせてくれます。
2022年も良い年だったはずですが、2023年ものは・・いや~・・
「身体にも、心にも染み入るピュアなエキス!」
の心地良さは、どこかヴァーゼンハウスのピノ・ノワールにも通じる感覚が有ります。
ヴァーゼンハウスのピノには有りませんが、その要素をどこか透明でドライな、「つるつる」「テカテカ」したミネラリティがコーティングしているような感覚で、
「じわっと美味しいヴァーゼンハウス」
に対し、
「じわっ、つるっと入って来て滅茶心地良いティテ!」
と言う感じです。

2021年ものは色彩も2020年ものより濃いですが、その質はほぼ同じ、エキス濃度が上がった分、
「2020年ものと比較して、これ美味しい!と感じるまでの時間が早い!」
です。
そしてこれはnoisy 的な感覚ですが、初めてブリュノ・デュシェンのワインに触れた時のあの何とも言えない・・そう、
「滅茶自由な感覚!」
が感じられたんですね。
とことんまで、なんのストレスも無く、ただ葡萄がワインになっただけだと感じるのに、それが物凄く心地良い・・
「こんなに自由に・・」
から始まるレヴューを書いたきっかけは、そんな感覚からだったと思い出させてくれました。
思い返せば・・リアルワインガイドにも紹介され、いつの間にか・・凄い売れ行きになって行ったブリュノのワインですが、年を追う毎に・・ワインのポテンシャルは上がったものの、
「もしかしたら彼自身は自由じゃなくなっていたんじゃないか?」
とも感じていました。
このワインはまさに、
「見事に自由な味わい!」
と言えると思います。
ポテンシャルだとかアペラシオンだとか・・そんなのはどうでもいいじゃん!・・みたいな、ワインの本質を感じさせてくれるのがこの2023年のティテだと思います。
勿論5年ほど寝かせて、そのピュアな美味しさが完熟したのを待つのも良いでしょう。でも、
「今飲んでも滅茶美味しい!」
ので・・飲みましょう!・・マリアージュは気にしないで大丈夫だと思います。超お勧めします!
以下は以前のレヴューを掲載しています。
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【ブリュノ・デュシェンらしい生きの良い伸びやかなエキス系!・・今はまだロゼっぽいニュアンスです・・新酒ですが、サクッと変化を見ながら数日掛けて飲むも良し、寝かせても良しです!】

綺麗な色彩ですね~・・赤ワインだとすると相当淡い感じがすると思います。グルナッシュの果皮の赤さが鮮烈で黒くないですね・・。
まぁ、突然いただいたお話しですので・・いや、順子さんの場合はそれが普通・・(^^;; 何ケースでも良いのでご注文を・・とおっしゃるので、じゃぁ5ケースと言うと・・それはちょっと多い・・3ケース位になると思う?・・ってな訳ですね。ほとんど掛け合い漫才ですがいつもそんな感じです。
因みにインポーター名の「オドゥール」は順子さんが昔使用していたインポーター名のひとつで、今もここは生かしてあるとのことでした。今までの「アベックジェイ」ものではありませんのでお間違いの無きよう。
比較樹齢の若いグルナッシュを「サクッと」醸造したような感じですね。MC(マセラシオン・カルボニック)系の醸造だと思いますが、MC 臭い感じはしません。ふんわりと膨張感を漂わせながら・・でも今は少し閉じ気味ですね。
色の淡い赤い果実・・ベリーやプラムに僅かなスパイス、柔らかでふんわりと昇ってくるアロマです。口内でも膨張をしている感じがしますが、意外や意外、ガス感は有りません。アルコール分11パーセントの優しくエレガントな味わいですが、ここからエキスの味わいやミネラルのニュアンスが飛び出してくると、
「今飲んで良し!」
と言いたくなるんですが・・ちょっと早いなぁ・・。

ついついグラスを振り回したくなるような現況ですね。色彩も、
「淡い赤~ピンクで美しいが、ベクトルがまだちょっと内側を向いている感じ。突き抜けて来ない感じ。」
に見えないでしょうか?
ですので、日数を掛けて一杯ずつ飲む・・とか、少し休養させて、透明瓶の色彩が抜けてくるのを見定めて・・お飲みいただくのが良いかな・・と思います。
澱は有りますが、べったりとしてとても細かいけれど比較的早く落ちる感じです。早めにお飲みになられるのであれば、立てたまま置いておく方が良いでしょう。
ブリュノ・デュシェン初の新酒です!・・3~5年位寝かすと本領を発揮してくれると思いますよ。ご検討くださいませ。
● 2023 la Luna Blanc V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ブラン ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【ラ・ルナ初のブラン!ブルゴーニュのグラン・クリュもビックリのヘクタール当たり20ヘクトリットルと言う超低収量・・これは期待できます!】---2019年もののレヴューです。
飲みたかったんですが自重しました・・。それほど、ラ・ルナ・ルージュが美味しかったと言うのも有ります・・満足してしまった感じです。
買い葡萄で反収20ヘクトリットルって・・もう、完全にブルゴーニュのグラン・クリュ並み、もしくはそれより採れていないことになります。そして、2019年のラ・ルナ・ルージュ並みのナチュラル感は凄いでしょう・・そう想像出来てしまいます。
ブリュノ・デュシェンの白と言えば、ドメーヌものの「ヴァル・ポンポ」ですよね。このエチケット通り、太陽と海と丘・・・そして風かな?・・海風が丘に運ぶ塩分と強い太陽が土壌をカッチカチに固めているのが目に浮かぶようです。そこをダイナマイトで穴を開け、植樹した葡萄が織りなす見事な「そのまんまのテロワールの味わい」です。
こちらのラ・ルナ・ブランには、そこまでのイメージを沸かせていただけるのかは飲んでいないので不明ですが、やはりバニュルスの糖度の高い葡萄を、しかも超低収量で育てたもののようですから、是非期待しましょう!
申し訳在りませんがお一人様1本限定です。ご検討くださいませ。
● 2023 la Luna Rose V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ロゼ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【SO2無添加のロゼ!・・今までは2本とか3本とかの入荷でしたが、今回はやっとケースで・・届きました。】-----以前のレヴューです。
昔はケース単位での仕入れがマストみたいなものでしたから、よっぽど生産量が少ないアイテムを除き、1アイテム12本~36本の発注が普通で・・無くなるとまた追加発注・・それが当たりまえの自体でした。
昨今は・・中にはワイン屋さんでも、1本~3本ずつで4アイテム、計1ケースとかのオーダーが普通だそうです。それでどうやったら生計を立てられるのか、是非ご教授いただきたいところ・・。
まぁ・・ワイン屋さんは在庫の山を作るのが仕事・・みたいなところも実際には有ります。1本ずつ1000アイテム並べても1000本、それが12本になったら・・と考えると、その方が経営を圧迫するだろう?・・と言うロジックなんでしょう。
面白いのは、インポーターさんも昨今の流れで小ロットで1~2本ずつ・・と言う発注に慣れてしまっていまして、徐々にそんな方向に向かうのかもしれません。ブルゴーニュのワインなどは下手をしますと1本数万円~十数万円ですから、恐ろしい話しでも有ります。
この無添加のロゼですが、ようやっと・・順子さんからケースでいただけました。noisyのオーダー自体は・・余り多く発注しても迷惑かな?・・とも思ったので2ケースずつにしたかと思います。156本のオーダーで届いたのは50本ですから、まぁまぁの数です。ですが、アイテムがそれなりに有りますので、テイスティングが厳しく、ルイゼット2022を飲んでしまったので、ラ・ルナ・ロゼの方は断念しました。
2022年秋に収穫された葡萄ですからまだまだ新酒の内です。飲まれる場合はタイミングを見てご判断下さい。
早めに飲まれるとしますとピュアで華やか、フレッシュさが感じられると思いますし、半年~1年置きますと滑らかさが加わり押し出しもグッと増えて来るでしょう。5年ほどで非常に良い状態になるかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2020年ものはラ・ルナのすべてのキュヴェがサン・スフル!(酸化防止剤無添加)・・こちらはロゼです!お間違いなく!】
マロラクティックを施したロゼです。まぁ・・
「ブラン・ド・ノワール」
だと・・思ってください。黒葡萄で仕込んだ「白」で、リンゴ酸を乳酸にマロラクティックで換え、滑らかに仕上げたものですね。
残念ながら飲めていませんのでコメントは控えさせていただきます。何と言っても、
「2本だけ」
の入荷ですので・・申し訳在りません。
● 2023 Odin Rouge V.d.F.
オダン・ルージュ V.d.F.
【ブリュノ・デュシェンの天才度がストレートに判る見事な出来!・・並み大抵じゃ有り得ない素晴らしい味わいです!】

ブリュノ・デュシェンとはもはや相当に長いお付き合いですから、お客様ももう・・判っていただいてるだろう・・みたいな感覚で、余り説明せずに済ませてしまっていることが多いことに気付きました。
長年同じようなことをやっていると、そんなことにも気付かない、気付けないようになってしまうのは・・いけないですね。反省しています。
そもそもブリュノ・デュシェンは、基本的に・・1本の葡萄の樹から沢山の房を収穫することをせず、また多産になった葡萄を購入することも無い・・そしてそれを出来得る限りにおいて、So2 を使用せずに仕上げる訳ですね。そしてそこから生まれたワインを飲めば、
「デュシェンもまた感性の人」
だと思っていただけると思います。
確かに、時に・・ヴィンテージなりの濃度になってしまうことも有りますが、基本的には「薄旨」です。この2023年のオダンをご覧ください。
「美しく輝くやや淡い色彩」
をしていると思います。
ブルゴーニュワイン的な濃度・・と言って良いでしょう。アルコール分は13度と、これまたブルゴーニュワインの最適の度数とも言えます。
2枚目の写真からはその濃度、薄さ、濃さが判りやすいと思いますが・・濃くないですよね・・
そして・・スペインとフランスの国境付近がブリュノ・デュシェンの本拠コリウールで、この葡萄は、
「スペインはカタルーニャの葡萄を混醸」
しています。

Noisy wine では余りスぺインのワインの紹介は少ないと思われているはずですが、そもそも・・
「暑苦しく感じるワインは余り扱わない」
んだと思います。
濃いのは良いんですが、濃くて暑苦しいのは・・余り良いと思ってないんですね・・(^^;; すみません。
ですからテキメンに・・スペインワインは余り無いと言うことになります。
そして、タンニンがビシバシ利いていて、酸が暴れていて・・おまけに真っ黒で残糖感が・・となると、そりゃぁ無理・・となってしまうのでしょう。
たしかにそのような中にも、将来性の高さが見える高ポテンシャルでリーズナブルなワインだと判断しますと・・セレクションする可能性は大ですが、エゲツ無いのにはどうも食指が伸びないんですね。実際、そのようなスペインのワインには結構な確率で出会ってしまう訳です。
このオダンですが、伸びやかなエキスが集中しています。しかし酸が美しくしっかり存在し、冷涼感がバッチリ、美しい赤紫のチェリーが中心の真円なパレットを描いてくれます。残糖感は微塵も無くドライですが、滑らかな触感がエッジの丸みと相まって非常にテクスチュアが良く、残存So2の感覚も無く飲んでいても心地良い・・素晴らしい出来だと感じます。完成度が高いです!
買い葡萄でここまで出来るとは・・やはり半端無いですね・・デュシェン!・・是非飲んでみてください。超お薦めです!
以下は以前のレヴューです。
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【何とアペラシオンどころか、国境をも跨いでしまいました!・・ヴァン・ド・フランスで良いんだろうか?・・】 またやってくれちゃいましたね。本拠はスペイン国境のバニュルスですからフランス国内なんですが、この「オダン」は何と、
「お隣のスペイン・・カタルーニャ自治州の生産者から仕入れた葡萄」
で造っちゃってます。しかも・・
「So2無添加」
ですよ・・こんなの有り得ますか?・・自由ですね~・・ホント。まぁ、お隣っちゃ・・となりなんでしょうけどね。
そして、バリックとアンフォラとステンレスタンクで仕込んだキュヴェをバッティングすると言う・・ブリュノならではの、
「垣根無し!」
の自由なワイン・・なんですね。
でも入荷はたったの3本・・・です。飲みたいが自粛します・・。仕方ないですね。エージェントさんが言うところを信じると、本当に無いみたいなので・・来年以降に期待します。申し訳ありませんがお一人様1本、制限の無いワインも1本、他に何かご購入くださいませ。
● 2023 Chouette Petillant V.d.F.
シュエット・ペティアン V.d.F.
【スペインはカタルーニャ原産のチャレッロ種を使用!・・カヴァにも使用される品種をSo2無添加で仕上げた「王道の泡」の味わいです!スイスイ飲めて、しかも上質!】

これは素晴らしい出来ですね・・誰からも好かれるバランスだと思います。
細やかな泡が盛り上がってますよね・・たった1年でここまで「ふんわり細かな泡」を仕上げていると言うのには驚かされます。注いで直ぐは、
「サーバーで注いだ生ビール..的にも感じるほどの細やかな泡」
です。口の周りに泡が出来そうです。
中域の感覚は少し異なりますが、シャルドネ風にも感じられる味わいです。そもそもスペインのカヴァはこのチャレッロ種、マカベオ種、パレリャーダ種で造られますから、泡に向いていると言えるのかもしれません。
それにそもそもブリュノ・デュシェンのコリウールはスペイン国境のすぐ近くでして、接しているのがスペインのカタルーニャ州です。まぁ・・カタルーニャも歴史的に色々あり、
「今も独立を目論んでいる」
ようで、スペイン政府とバチバチな関係を時折ニュース等で聞くと思います。
まぁ・・州都はバルセロナですから、もし独立が成ったとしたら、
「サッカーのスペインリーグはどうなっちゃうの?」
としょうもないことを考えてしまいます。

流石はブリュノ・デュシェンと感じる見事な出来栄えで、並みの泡ものとは比べ物にならないと感じさせます。
石のように硬い無機物、それを細かに砕いたようなミネラリティを強く感じます。黄色いフルーツがほんのりグラマラスに感じられ、中域の有る部分がプクッと出っ張ったように感じます。ミネラリティは高域まで伸びて行く感覚が有り、ドライな味わいですが薄辛く無く、むしろジューシーにも感じます。飲み終えた後にもそのミネラリティが残存して感じられるような感覚で、非常に・・
「旨っ!」
と感じていただけると思います。
まぁ・・ブリュノ・デュシェンのペティアン、言うほど安くは無いんですが・・やはり質が素晴らしいんですよね。飲んでみてください。
「・・こんなに美味しい泡ならもっと飲みたい!」
と思っていただけるでしょう。超お薦めです!
以下は以前のレヴューです。
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【初登場でしょうか?・・見たことが無いです。スペインのカヴァでも使用されるチャレッロ100%のペティアンです!】 3本しかないので・・とりあえずテイスティングは保留していました。結局・・諦めました。非常に希少です。
デュシェンの畑自体もフランスの南西部にあり、スペイン国境が近くなんですが、国境を超えて地中海側を少し行きますとスペインのペネデスD.O.にたどり着きます。ここがチャレッロの原産地とされているようです。
またこのチャレッロは、カヴァに使用される葡萄の一つで、最近はチャレッロのスティルワインも造られているようです。
シュエット、シュゼットと間違いやすく、出荷が怖いですが・・もし間違っていたらお早めにお知らせください。どうぞよろしくお願いいたします。
● 2023 Louisette Petillant V.d.F.
ルイゼット・ペティアン V.d.F.
【グルナッシュ・ブラン100%のナチュラルなペティアン!・・ドライでキレの良い味わい・・成長中です!】----2022年もののレヴューです。

今回、オドゥールさんから届いたデュシェンのワインで飲めたのが唯一この、
「ルイゼット・ペティアン」
です。
グルナッシュ・ブラン100%とのことで・・でもちょっと「グリ」っぽいのかな?・・オレンジまでは行きませんが、桃のような色彩に見えなくもありません。そう言えば・・グルナッシュの白系って、ちょっと桃っぽくもありますよね・・。
で、ペティアンですから、葡萄自身の糖分のみを使用した泡ものです。ボトル内に閉じ込められた発酵時のガスだけで泡を造ります。発酵の進み具合で甘みは変化しますが、
「すでに滅茶ドライ!・・エクストラ・ブリュット並み!」
です。甘みはほぼ感じません。
黄桃や梨、リンゴと言った果実のニュアンスに総体としては柔らかさを感じるが、結構にハードで細やかな石灰系ミネラリティが、より軽めの石灰系ミネラリティに束ねられているような感じに取れます。

ボディは抜栓直後が一番膨らんで感じられます。徐々にタイトに締まって行く感じ。余韻もドライで少し締まった感じ・・舌の中心を流れ落ちて行くような感じに思います。
まぁ..2022年ものですからね。収穫からちょうど1年で届いている訳です。
まだ落ち着いてもいないでしょうし、成熟にはもう少し時間が掛かると思ってください。でもすでに超ドライでキリっとしていてキレの良い味わいに仕上がっていますから飲めなくはないです。
これで熟成に回せば、泡質もより細やかに、クリーミーになって行くでしょうし、さらにエキスの旨味も載って行くと思います。希少なグルナッシュ・ブラン100%のペティアンです。是非ご検討くださいませ。
● 2023 Aya Petillant V.d.F.
アヤ・ペティアン V.d.F.
【味わいの幅を果皮から程よく抽出出来たSo2フリーの質感高いブラン・ド・ノワールのペティアン!・・徐々に旨味を形成して行く最中ですが、肉系の料理にもバッチリ合いそうです!】

ロゼ色か漬け込み系の醸しか?・・みたいにも見えそうな色彩をしています。品種は「サンソー」、黒葡萄です。
黒葡萄なので果皮からの抽出が有る程度有り、味わいの幅を感じさせてくれます・・・そもそもこの「アヤ」ですが、ようやっと飲めたんですね。2本とか3本とかの入荷でしたが今回はある程度の数が入りましたので、ようやくテイスティング出来た訳です。
一瞬シャルドネ風のシュエットはチャレッロ種ですが、そちらは飲み口が良く、スイスイと入る「白葡萄だな・・と感じるペティアン」です。この「アヤ」は、黒葡萄の果皮由来の、より複雑なニュアンスにビターな味わいが混じり、味わいの幅が非常に大きいと感じます。
ですので、実際には飲み口も良いんですが、その味わいの深さゆえにスイスイと入ると言うよりも、その複雑なニュアンスを味わいながら飲む・・スタイルになって行くと思うんですね。
石のニュアンス、ほんのり鉄、ほんのりとスパイス、白や黄色、橙、ほんのり赤く色付いた果実がアロマに混じります。味わいは非常にドライで、中域はややスレンダーでややタイトに締まり、膨らみはこれから徐々に増えて行くと思われます。余韻はほんのり鉄っぽく、結構に長くたなびきます。飲みごたえの充分な味わいです。

あ、泡質ですが・・結構に細やかに見えるでしょう?・・2023年ものですから収穫からたった1年で、
「ここまでしなやかで細やかな泡」
と、
「それなりに細やかさが持続する--->次々に泡が生まれて来る」
ので、その泡もまた「ドライさ」を助長しているように感じているはずです。そしていずれより旨味も形成されて行くと感じます。
さすが、ブリュノ・デュシェン...So2 も無添加で、ふんわりとしたニュアンスと飲み心地の良さを持ちつつ、
「味わいの幅の大きいペティアン」
を造ってくれました。
脂がのった肉系の料理にも対応できる包容力の高いペティアンです。ぜひ飲んでみてください。お薦めします!
以下は以前のレヴューです。
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【黒葡萄の樹齢70年のサンソーをペティアンにした、スパイシーで深遠さの有るSo2無添加のブラン・ド・ノワール??・・希少です!】 3本しかないので・・飲むのは躊躇・・結局諦めました。どうも最近はこのパターンが多く・・いかんなぁ・・と思ってます。
ですが・・これ、相当面白いと思いますよ。樹齢70年のヴィエイユ・ヴィーニュのサンソーですから・・黒葡萄です。通常ならそんな葡萄はスティルワインにして高価格なラインになるはずですが、まぁ・・何かしら有ったのか、やってみたかったのか・・は判りませんが、ペティアンにした訳ですね。
ですから、
「サンソー100%のペティアン!」
ですし、色彩的には白ワインに僅かに赤黒が入った感じでロゼにもなっていない・・と言うことは、
「先に圧搾した」
訳でして・・
しかも、圧搾しておいてSo2無しですから・・幾分の黒味は自然な酸化によるもので、果皮由来のものだけではない・・と言うことで・・
サンソーの品格有るスパイシーなニュアンスが、この「アヤ」の泡に乗ってどう出てくるか?・・愉しみでしょう?
中々出て来ないと思います。もしかしたらブリュノも初のキュヴェだと思います。ご検討くださいませ。
● 2023 Banyuls le Puits de Laurie
バニュルス・ル・ピュイ・ド・ローリー
● 2023 le Banyuls de Moman Vin Doux Naturel
ル・バニュルス・ド・モマン・ヴァン・ドゥ・ナチュレル
【何だか良く判りませんが、また入ってくるようになったデュシェン..しかも、ブリュノの地元の特産?・・特殊な造り方のバニュルス!・・ヴァン・ドゥー・ナチュレルです!】----以前のレヴューを使用しています。
少な過ぎて飲めないので・・でも何だかダメになりそうになると復活するんですよね・・。お客様には何の話だか、全く判らないと思いますけど。
新井順子さんとはもう四半世紀に渡るお付き合いになりました。某ビールメーカーで勤務されてワイン担当になり、辞めて東京でレストラン、ワインサロンをしていたと思ったら渡仏されて醸造家を目指して醸造学校へ・・と思ったら自然派ワインのインポーターをされ、その頃に持っていたインポーターの名前が「オドゥール」。「ヴァンローブ」はコンサルタントだったのかな?・・他にもお持ちだったか忘れてしまいましたが・・その頃順子さんを手伝っていた若者たちも、インポーターを始めたり、務めたり・・しています。そして順子さんはフランスでドメーヌを開かれ、その頃のインポーターの名前は「コスモ・ジュン」に。でも彼女も自身で始めたドメーヌ・デ・ボワ・ルカが忙しくなり過ぎて・・他のインポーターさんに卸す形になり「アベックJ」に・・なっていた訳です。
で、順子さんはもうインポーターはやらないつもりなんだろうと思っていたところ、「オドゥール」を再開した?・・のか、一時的なものなのか良く判りませんが、お声掛けをいただき・・今回のブリュノ・デュシェン・・そしてボージョレ・ヌーヴォー航空便が入ることになったんですね。
あ、今回の仕入れは全て「オドゥール」名義です。これは確かレストランやワインサロン時代のお店の名前「ラ・メゾン・オドゥール」だったか・・違ってたらすみません、そこから取ったようです・・と言いますか、自店向けの輸入ワイン会社だったのでしょう。現在はインポーターとしてはこの「オドゥール」で活動されるようです。
で、まぁ・・もう少し沢山いただけるかと期待していましたが、ん・・微妙な数かな・・(^^;; 昔のような数には行きませんが、それでもアイテムによっては何とか・・です。
こちらはバニュルスですから、酒精強化ワインです。発酵が始まったところにアルコールを加えて発酵を止める・・ですから、そのタイミング次第で葡萄の糖分や酸バランスが変わる訳ですね。ラタフィアも似たようなものですんで、この葡萄本来の自然な甘みを楽しむ感じになります。非常に希少です。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【アンフォラのバニュルスを含む多彩なキュヴェが到着!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「トミュ」が久しぶりに、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「ル・バニュルス・ド・モマン」はこのスペイン国境に近いバニュルスの歴史有るやや甘口~甘口のワイン、ヴァン・ドゥー・ナチュレルです。因みにヴァン・ド・ナチュレルでは無く、「ドゥー」=甘口です。発酵途中に葡萄で得た蒸留酒(ブランデー)を足して発酵を止め、甘さを残して仕上げたもので、驚異的な長寿さを誇るこの地域独特の製法のワインです。もっと因むと・・最高の「バースデイイヤーワイン」と言えます。2016年生まれの方が赤いちゃんちゃんこを着る年になられても、おそらく全然へっちゃら、への河童で美味しく飲めるでしょう。しかも今回は「アンフォラ仕込み」のキュヴェも極少量、届いています。
「トミュ」は何年振りかの入荷です。こちらは遅摘みのグルナッシュとカリニャンを自然酵母でほんのり甘く仕上げた・・と思われるキュヴェです。何しろ毎回少ないので、中々飲めません。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2015 Banyuls Blanc l'Ambree
バニュルス・ブラン・ランブリー
【これはまた・・凄いバニュルスになったようです!!もしかして、最高のディジェスティフかも?・・たった24本の国内入荷・・非常に希少です!】
輸入は24本だけだったようです。なので、おそらく1本ずつ24軒に分けて送られたのかな?・・と思います。
Banyuls Blanc l'Ambree とのことなので、
「・・あ、アンバー色だから・・バニュルス・アンブレとは違うのかな?」
と、とても判りやすい名乗りです・・違っていたら恥ずかしいですが、バニュルス・アンブレだとするとグルナッシュ・ブランを発酵前に葡萄から果皮を除き、3年以上の酸化熟成をさせたもの・・だったと思います。グルナッシュ・グリは使用可能か・・判りません。だから普通に「バニュルス・ブラン」+「ランブレ」なのかもしれません。
そもそもこのヴァン・ドゥー・ナチュレルは、発酵が始まったら途中でアルコールを添加して発酵を止め、甘みを残す訳ですね。
で一方、バニュルス・ブランとなりますと、翌年春までの「還元熟成」が基本のはずですので、ウイヤージュはやらないといけないんじゃないかと・・
なので、
「結局のところ、良く判らない」
と言うのが結論です。
しかし現在は2024年ですから、2015年ということは、
「9年近くもブルゴーニュの樽に入っていた」
「それが発酵を続けていた」
訳なんですね・・。
ですので、相当に複雑性の高い味わいだと思います。もちろん・・甘さもそれなりには有ると思いますし、ウイヤージュをしないのなら・・
「産膜酵母が動いてシェリー風のアロマが出ている?」
少しヴァン・ジョーヌに近い風味を持った、物凄い味わいになっている可能性が有ります。
ですが1本しか無いので「飲んで確かめる訳にも行かない」・・申し訳ありません。ですがとんでもないバニュルスであることは間違い無いでしょう。ご検討くださいませ。
● 2023 Titet Vin de France Rouge
ティテ・ヴァン・ド・フランス・ルージュ
【これは激旨!チェリーやベリーが細やかなディテールを持って感じられる、しかも非常にピュア!数年置いても良いでしょうが、今飲んでも滅茶素晴らしい飲み心地です!!】

いや~・・美味しい!・・ドすっぴんの超ドライなグルナッシュですが、やはり単一品種だけあって・・どこかブルゴーニュ的な気持ちにもさせてくれます。
2022年も良い年だったはずですが、2023年ものは・・いや~・・
「身体にも、心にも染み入るピュアなエキス!」
の心地良さは、どこかヴァーゼンハウスのピノ・ノワールにも通じる感覚が有ります。
ヴァーゼンハウスのピノには有りませんが、その要素をどこか透明でドライな、「つるつる」「テカテカ」したミネラリティがコーティングしているような感覚で、
「じわっと美味しいヴァーゼンハウス」
に対し、
「じわっ、つるっと入って来て滅茶心地良いティテ!」
と言う感じです。

2021年ものは色彩も2020年ものより濃いですが、その質はほぼ同じ、エキス濃度が上がった分、
「2020年ものと比較して、これ美味しい!と感じるまでの時間が早い!」
です。
そしてこれはnoisy 的な感覚ですが、初めてブリュノ・デュシェンのワインに触れた時のあの何とも言えない・・そう、
「滅茶自由な感覚!」
が感じられたんですね。
とことんまで、なんのストレスも無く、ただ葡萄がワインになっただけだと感じるのに、それが物凄く心地良い・・
「こんなに自由に・・」
から始まるレヴューを書いたきっかけは、そんな感覚からだったと思い出させてくれました。
思い返せば・・リアルワインガイドにも紹介され、いつの間にか・・凄い売れ行きになって行ったブリュノのワインですが、年を追う毎に・・ワインのポテンシャルは上がったものの、
「もしかしたら彼自身は自由じゃなくなっていたんじゃないか?」
とも感じていました。
このワインはまさに、
「見事に自由な味わい!」
と言えると思います。
ポテンシャルだとかアペラシオンだとか・・そんなのはどうでもいいじゃん!・・みたいな、ワインの本質を感じさせてくれるのがこの2023年のティテだと思います。
勿論5年ほど寝かせて、そのピュアな美味しさが完熟したのを待つのも良いでしょう。でも、
「今飲んでも滅茶美味しい!」
ので・・飲みましょう!・・マリアージュは気にしないで大丈夫だと思います。超お勧めします!
以下は以前のレヴューを掲載しています。
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【ブリュノ・デュシェンらしい生きの良い伸びやかなエキス系!・・今はまだロゼっぽいニュアンスです・・新酒ですが、サクッと変化を見ながら数日掛けて飲むも良し、寝かせても良しです!】

綺麗な色彩ですね~・・赤ワインだとすると相当淡い感じがすると思います。グルナッシュの果皮の赤さが鮮烈で黒くないですね・・。
まぁ、突然いただいたお話しですので・・いや、順子さんの場合はそれが普通・・(^^;; 何ケースでも良いのでご注文を・・とおっしゃるので、じゃぁ5ケースと言うと・・それはちょっと多い・・3ケース位になると思う?・・ってな訳ですね。ほとんど掛け合い漫才ですがいつもそんな感じです。
因みにインポーター名の「オドゥール」は順子さんが昔使用していたインポーター名のひとつで、今もここは生かしてあるとのことでした。今までの「アベックジェイ」ものではありませんのでお間違いの無きよう。
比較樹齢の若いグルナッシュを「サクッと」醸造したような感じですね。MC(マセラシオン・カルボニック)系の醸造だと思いますが、MC 臭い感じはしません。ふんわりと膨張感を漂わせながら・・でも今は少し閉じ気味ですね。
色の淡い赤い果実・・ベリーやプラムに僅かなスパイス、柔らかでふんわりと昇ってくるアロマです。口内でも膨張をしている感じがしますが、意外や意外、ガス感は有りません。アルコール分11パーセントの優しくエレガントな味わいですが、ここからエキスの味わいやミネラルのニュアンスが飛び出してくると、
「今飲んで良し!」
と言いたくなるんですが・・ちょっと早いなぁ・・。

ついついグラスを振り回したくなるような現況ですね。色彩も、
「淡い赤~ピンクで美しいが、ベクトルがまだちょっと内側を向いている感じ。突き抜けて来ない感じ。」
に見えないでしょうか?
ですので、日数を掛けて一杯ずつ飲む・・とか、少し休養させて、透明瓶の色彩が抜けてくるのを見定めて・・お飲みいただくのが良いかな・・と思います。
澱は有りますが、べったりとしてとても細かいけれど比較的早く落ちる感じです。早めにお飲みになられるのであれば、立てたまま置いておく方が良いでしょう。
ブリュノ・デュシェン初の新酒です!・・3~5年位寝かすと本領を発揮してくれると思いますよ。ご検討くださいませ。
● 2022 la Luna Blanc V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ブラン ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【ラ・ルナ初のブラン!ブルゴーニュのグラン・クリュもビックリのヘクタール当たり20ヘクトリットルと言う超低収量・・これは期待できます!】---2019年もののレヴューです。
飲みたかったんですが自重しました・・。それほど、ラ・ルナ・ルージュが美味しかったと言うのも有ります・・満足してしまった感じです。
買い葡萄で反収20ヘクトリットルって・・もう、完全にブルゴーニュのグラン・クリュ並み、もしくはそれより採れていないことになります。そして、2019年のラ・ルナ・ルージュ並みのナチュラル感は凄いでしょう・・そう想像出来てしまいます。
ブリュノ・デュシェンの白と言えば、ドメーヌものの「ヴァル・ポンポ」ですよね。このエチケット通り、太陽と海と丘・・・そして風かな?・・海風が丘に運ぶ塩分と強い太陽が土壌をカッチカチに固めているのが目に浮かぶようです。そこをダイナマイトで穴を開け、植樹した葡萄が織りなす見事な「そのまんまのテロワールの味わい」です。
こちらのラ・ルナ・ブランには、そこまでのイメージを沸かせていただけるのかは飲んでいないので不明ですが、やはりバニュルスの糖度の高い葡萄を、しかも超低収量で育てたもののようですから、是非期待しましょう!
申し訳在りませんがお一人様1本限定です。ご検討くださいませ。
● 2022 la Luna Rose V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ロゼ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【SO2無添加のロゼ!・・今までは2本とか3本とかの入荷でしたが、今回はやっとケースで・・届きました。】
昔はケース単位での仕入れがマストみたいなものでしたから、よっぽど生産量が少ないアイテムを除き、1アイテム12本~36本の発注が普通で・・無くなるとまた追加発注・・それが当たりまえの自体でした。
昨今は・・中にはワイン屋さんでも、1本~3本ずつで4アイテム、計1ケースとかのオーダーが普通だそうです。それでどうやったら生計を立てられるのか、是非ご教授いただきたいところ・・。
まぁ・・ワイン屋さんは在庫の山を作るのが仕事・・みたいなところも実際には有ります。1本ずつ1000アイテム並べても1000本、それが12本になったら・・と考えると、その方が経営を圧迫するだろう?・・と言うロジックなんでしょう。
面白いのは、インポーターさんも昨今の流れで小ロットで1~2本ずつ・・と言う発注に慣れてしまっていまして、徐々にそんな方向に向かうのかもしれません。ブルゴーニュのワインなどは下手をしますと1本数万円~十数万円ですから、恐ろしい話しでも有ります。
この無添加のロゼですが、ようやっと・・順子さんからケースでいただけました。noisyのオーダー自体は・・余り多く発注しても迷惑かな?・・とも思ったので2ケースずつにしたかと思います。156本のオーダーで届いたのは50本ですから、まぁまぁの数です。ですが、アイテムがそれなりに有りますので、テイスティングが厳しく、ルイゼット2022を飲んでしまったので、ラ・ルナ・ロゼの方は断念しました。
2022年秋に収穫された葡萄ですからまだまだ新酒の内です。飲まれる場合はタイミングを見てご判断下さい。
早めに飲まれるとしますとピュアで華やか、フレッシュさが感じられると思いますし、半年~1年置きますと滑らかさが加わり押し出しもグッと増えて来るでしょう。5年ほどで非常に良い状態になるかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2020年ものはラ・ルナのすべてのキュヴェがサン・スフル!(酸化防止剤無添加)・・こちらはロゼです!お間違いなく!】
マロラクティックを施したロゼです。まぁ・・
「ブラン・ド・ノワール」
だと・・思ってください。黒葡萄で仕込んだ「白」で、リンゴ酸を乳酸にマロラクティックで換え、滑らかに仕上げたものですね。
残念ながら飲めていませんのでコメントは控えさせていただきます。何と言っても、
「2本だけ」
の入荷ですので・・申し訳在りません。
● 2022 Suzette Petillant V.d.F.
シュゼット・ペティアン V.d.F.
【ん~・・以前はグルナッシュ・ブランにヴェルメンティーノを混ぜたものがシュゼットだったんですが・・?】
順子さんからのテクニカルではグルナッシュ・ブラン100%になっていますが、同じようにグルナッシュ・ブラン100%セパージュのルイゼットが有りますから・・どうなんでしょう?・・多分、ヴェルメンティーノを3割ほど混ぜていると思います。違ってたらすみません。
以下は以前のレヴューです。
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【2016年のデュシェンは滅茶少ないので・・飲まずに出します・・】 すみません、クレームも言いたく無いほど少ないので、テイスティング無しでご案内致します。以下は昨年度2015年のシュゼットのレヴューです。
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【メッチャ美味しい!!天才ブリュノのペティアンですがシャンパーニュを超える味わい?!】
「うわぉ~!」
・・・なペティアンです。さすがブリュノ・デュシェン!と思っていただける素晴らしい出来です。
ただ最初に申し上げておきますが、
「エチケットにキズ、コスレ、小穴がある場合が有ります。」 ご注文いただいた場合には了解済みとさせていただきますのでご了承願います・・。
何せ、このペティアンに限っては、「仕切無し」でボトルをボルドー積みのようにして届きましたので、輸入時のコンテナ移動、トラック積み込み、国内配送の振動でボトルとボトルが「がっちんこ」してしまい、そのようなことになっちゃってます。
左の写真のボトルも、「SUZETTE」の「ET」辺りに当たりが有りますよね~。(・・洒落です・・)
それにしてもフルーツ感バッチリ、ミネラル感凄過ぎのペティアンで、シャンパーニュの醸し出すフルーツ感が
「エセ?」
位に思えてしまうほど、ドライでリアルな「白桃」「黄桃」「リンゴ」「スダチ」「(微かな)オレンジ」を感じさせてくれました。So2無添加がそんな自然なニュアンスを閉じ込めてくれたのかと思います。
2枚目の写真は、どうしてもこの細やかな泡質を撮りたくて、2杯目を頑張ってスピーディーに撮ったものです。マグナムのブルゴーニュグラスに注ぐと150ml
位で泡が縁一杯になりますよ。それくらい泡は旺盛で、しかもご覧になってお判りのように・・細やかでクリーミーです。
ナチュラルなんだけどピュア!・・余り無い表現です。この辺りの表現力は、

・・・のような、
>「・・は~?畑すか、これ?」
の持つマンモス・ミネラリティと畑のナチュラルなパワーに由来し、またそれをブリュノの天性の感覚が生み出しているのでしょう。

今回、岩のニュアンスが漲る素晴らしい白である「ヴァル・ポンポ」のリリースが有りませんでした。おそらくですが、このペティアンに化けてしまったのかな・・と思います。
大体ね・・こんなにピュアなのにナチュラル・・しかもSo2添加無しって・・どういうことじゃい!・・So2使わなくてもこんなにピュアと言うのは・・信じられないことです。ビックリな仕上がりでした!
申し訳ないですがお一人様1本限定とさせていただきます。1本飲んじゃいましたんで11本です。ご検討くださいませ。
● 2022 Chouette Petillant V.d.F.
シュエット・ペティアン V.d.F.
【初登場でしょうか?・・見たことが無いです。スペインのカヴァでも使用されるチャレッロ100%のペティアンです!】
3本しかないので・・とりあえずテイスティングは保留していました。結局・・諦めました。非常に希少です。
デュシェンの畑自体もフランスの南西部にあり、スペイン国境が近くなんですが、国境を超えて地中海側を少し行きますとスペインのペネデスD.O.にたどり着きます。ここがチャレッロの原産地とされているようです。
またこのチャレッロは、カヴァに使用される葡萄の一つで、最近はチャレッロのスティルワインも造られているようです。
シュエット、シュゼットと間違いやすく、出荷が怖いですが・・もし間違っていたらお早めにお知らせください。どうぞよろしくお願いいたします。
● 2022 Louisette Petillant V.d.F.
ルイゼット・ペティアン V.d.F.
【グルナッシュ・ブラン100%のナチュラルなペティアン!・・ドライでキレの良い味わい・・成長中です!】

今回、オドゥールさんから届いたデュシェンのワインで飲めたのが唯一この、
「ルイゼット・ペティアン」
です。
グルナッシュ・ブラン100%とのことで・・でもちょっと「グリ」っぽいのかな?・・オレンジまでは行きませんが、桃のような色彩に見えなくもありません。そう言えば・・グルナッシュの白系って、ちょっと桃っぽくもありますよね・・。
で、ペティアンですから、葡萄自身の糖分のみを使用した泡ものです。ボトル内に閉じ込められた発酵時のガスだけで泡を造ります。発酵の進み具合で甘みは変化しますが、
「すでに滅茶ドライ!・・エクストラ・ブリュット並み!」
です。甘みはほぼ感じません。
黄桃や梨、リンゴと言った果実のニュアンスに総体としては柔らかさを感じるが、結構にハードで細やかな石灰系ミネラリティが、より軽めの石灰系ミネラリティに束ねられているような感じに取れます。

ボディは抜栓直後が一番膨らんで感じられます。徐々にタイトに締まって行く感じ。余韻もドライで少し締まった感じ・・舌の中心を流れ落ちて行くような感じに思います。
まぁ..2022年ものですからね。収穫からちょうど1年で届いている訳です。
まだ落ち着いてもいないでしょうし、成熟にはもう少し時間が掛かると思ってください。でもすでに超ドライでキリっとしていてキレの良い味わいに仕上がっていますから飲めなくはないです。
これで熟成に回せば、泡質もより細やかに、クリーミーになって行くでしょうし、さらにエキスの旨味も載って行くと思います。希少なグルナッシュ・ブラン100%のペティアンです。是非ご検討くださいませ。
● 2022 Aya Petillant V.d.F.
アヤ・ペティアン V.d.F.
【黒葡萄の樹齢70年のサンソーをペティアンにした、スパイシーで深遠さの有るSo2無添加のブラン・ド・ノワール??・・希少です!】
3本しかないので・・飲むのは躊躇・・結局諦めました。どうも最近はこのパターンが多く・・いかんなぁ・・と思ってます。
ですが・・これ、相当面白いと思いますよ。樹齢70年のヴィエイユ・ヴィーニュのサンソーですから・・黒葡萄です。通常ならそんな葡萄はスティルワインにして高価格なラインになるはずですが、まぁ・・何かしら有ったのか、やってみたかったのか・・は判りませんが、ペティアンにした訳ですね。
ですから、
「サンソー100%のペティアン!」
ですし、色彩的には白ワインに僅かに赤黒が入った感じでロゼにもなっていない・・と言うことは、
「先に圧搾した」
訳でして・・
しかも、圧搾しておいてSo2無しですから・・幾分の黒味は自然な酸化によるもので、果皮由来のものだけではない・・と言うことで・・
サンソーの品格有るスパイシーなニュアンスが、この「アヤ」の泡に乗ってどう出てくるか?・・愉しみでしょう?
中々出て来ないと思います。もしかしたらブリュノも初のキュヴェだと思います。ご検討くださいませ。
● 2022 le Banyuls de Moman Vin Doux Naturel
ル・バニュルス・ド・モマン・ヴァン・ドゥ・ナチュレル
【何だか良く判りませんが、また入ってくるようになったデュシェン..しかも、ブリュノの地元の特産?・・特殊な造り方のバニュルス!・・ヴァン・ドゥー・ナチュレルです!】
少な過ぎて飲めないので・・でも何だかダメになりそうになると復活するんですよね・・。お客様には何の話だか、全く判らないと思いますけど。
新井順子さんとはもう四半世紀に渡るお付き合いになりました。某ビールメーカーで勤務されてワイン担当になり、辞めて東京でレストラン、ワインサロンをしていたと思ったら渡仏されて醸造家を目指して醸造学校へ・・と思ったら自然派ワインのインポーターをされ、その頃に持っていたインポーターの名前が「オドゥール」。「ヴァンローブ」はコンサルタントだったのかな?・・他にもお持ちだったか忘れてしまいましたが・・その頃順子さんを手伝っていた若者たちも、インポーターを始めたり、務めたり・・しています。そして順子さんはフランスでドメーヌを開かれ、その頃のインポーターの名前は「コスモ・ジュン」に。でも彼女も自身で始めたドメーヌ・デ・ボワ・ルカが忙しくなり過ぎて・・他のインポーターさんに卸す形になり「アベックJ」に・・なっていた訳です。
で、順子さんはもうインポーターはやらないつもりなんだろうと思っていたところ、「オドゥール」を再開した?・・のか、一時的なものなのか良く判りませんが、お声掛けをいただき・・今回のブリュノ・デュシェン・・そしてボージョレ・ヌーヴォー航空便が入ることになったんですね。
あ、今回の仕入れは全て「オドゥール」名義です。これは確かレストランやワインサロン時代のお店の名前「ラ・メゾン・オドゥール」だったか・・違ってたらすみません、そこから取ったようです・・と言いますか、自店向けの輸入ワイン会社だったのでしょう。現在はインポーターとしてはこの「オドゥール」で活動されるようです。
で、まぁ・・もう少し沢山いただけるかと期待していましたが、ん・・微妙な数かな・・(^^;; 昔のような数には行きませんが、それでもアイテムによっては何とか・・です。
こちらはバニュルスですから、酒精強化ワインです。発酵が始まったところにアルコールを加えて発酵を止める・・ですから、そのタイミング次第で葡萄の糖分や酸バランスが変わる訳ですね。ラタフィアも似たようなものですんで、この葡萄本来の自然な甘みを楽しむ感じになります。非常に希少です。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【アンフォラのバニュルスを含む多彩なキュヴェが到着!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「トミュ」が久しぶりに、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「ル・バニュルス・ド・モマン」はこのスペイン国境に近いバニュルスの歴史有るやや甘口~甘口のワイン、ヴァン・ドゥー・ナチュレルです。因みにヴァン・ド・ナチュレルでは無く、「ドゥー」=甘口です。発酵途中に葡萄で得た蒸留酒(ブランデー)を足して発酵を止め、甘さを残して仕上げたもので、驚異的な長寿さを誇るこの地域独特の製法のワインです。もっと因むと・・最高の「バースデイイヤーワイン」と言えます。2016年生まれの方が赤いちゃんちゃんこを着る年になられても、おそらく全然へっちゃら、への河童で美味しく飲めるでしょう。しかも今回は「アンフォラ仕込み」のキュヴェも極少量、届いています。
「トミュ」は何年振りかの入荷です。こちらは遅摘みのグルナッシュとカリニャンを自然酵母でほんのり甘く仕上げた・・と思われるキュヴェです。何しろ毎回少ないので、中々飲めません。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2022 Titet Vin de France Rouge
ティテ・ヴァン・ド・フランス・ルージュ
【ブリュノ・デュシェンらしい生きの良い伸びやかなエキス系!・・今はまだロゼっぽいニュアンスです・・新酒ですが、サクッと変化を見ながら数日掛けて飲むも良し、寝かせても良しです!】

綺麗な色彩ですね~・・赤ワインだとすると相当淡い感じがすると思います。グルナッシュの果皮の赤さが鮮烈で黒くないですね・・。
まぁ、突然いただいたお話しですので・・いや、順子さんの場合はそれが普通・・(^^;; 何ケースでも良いのでご注文を・・とおっしゃるので、じゃぁ5ケースと言うと・・それはちょっと多い・・3ケース位になると思う?・・ってな訳ですね。ほとんど掛け合い漫才ですがいつもそんな感じです。
因みにインポーター名の「オドゥール」は順子さんが昔使用していたインポーター名のひとつで、今もここは生かしてあるとのことでした。今までの「アベックジェイ」ものではありませんのでお間違いの無きよう。
比較樹齢の若いグルナッシュを「サクッと」醸造したような感じですね。MC(マセラシオン・カルボニック)系の醸造だと思いますが、MC 臭い感じはしません。ふんわりと膨張感を漂わせながら・・でも今は少し閉じ気味ですね。
色の淡い赤い果実・・ベリーやプラムに僅かなスパイス、柔らかでふんわりと昇ってくるアロマです。口内でも膨張をしている感じがしますが、意外や意外、ガス感は有りません。アルコール分11パーセントの優しくエレガントな味わいですが、ここからエキスの味わいやミネラルのニュアンスが飛び出してくると、
「今飲んで良し!」
と言いたくなるんですが・・ちょっと早いなぁ・・。

ついついグラスを振り回したくなるような現況ですね。色彩も、
「淡い赤~ピンクで美しいが、ベクトルがまだちょっと内側を向いている感じ。突き抜けて来ない感じ。」
に見えないでしょうか?
ですので、日数を掛けて一杯ずつ飲む・・とか、少し休養させて、透明瓶の色彩が抜けてくるのを見定めて・・お飲みいただくのが良いかな・・と思います。
澱は有りますが、べったりとしてとても細かいけれど比較的早く落ちる感じです。早めにお飲みになられるのであれば、立てたまま置いておく方が良いでしょう。
ブリュノ・デュシェン初の新酒です!・・3~5年位寝かすと本領を発揮してくれると思いますよ。ご検討くださいませ。
● 2020 la Luna Rose V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ロゼ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【2020年ものはラ・ルナのすべてのキュヴェがサン・スフル!(酸化防止剤無添加)・・こちらはロゼです!お間違いなく!】
マロラクティックを施したロゼです。まぁ・・
「ブラン・ド・ノワール」
だと・・思ってください。黒葡萄で仕込んだ「白」で、リンゴ酸を乳酸にマロラクティックで換え、滑らかに仕上げたものですね。
残念ながら飲めていませんのでコメントは控えさせていただきます。何と言っても、
「2本だけ」
の入荷ですので・・申し訳在りません。
● 2020 la Luna Blanc V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ブラン ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【ラ・ルナ初のブラン!ブルゴーニュのグラン・クリュもビックリのヘクタール当たり20ヘクトリットルと言う超低収量・・これは期待できます!】---2019年もののレヴューです。
飲みたかったんですが自重しました・・。それほど、ラ・ルナ・ルージュが美味しかったと言うのも有ります・・満足してしまった感じです。
買い葡萄で反収20ヘクトリットルって・・もう、完全にブルゴーニュのグラン・クリュ並み、もしくはそれより採れていないことになります。そして、2019年のラ・ルナ・ルージュ並みのナチュラル感は凄いでしょう・・そう想像出来てしまいます。
ブリュノ・デュシェンの白と言えば、ドメーヌものの「ヴァル・ポンポ」ですよね。このエチケット通り、太陽と海と丘・・・そして風かな?・・海風が丘に運ぶ塩分と強い太陽が土壌をカッチカチに固めているのが目に浮かぶようです。そこをダイナマイトで穴を開け、植樹した葡萄が織りなす見事な「そのまんまのテロワールの味わい」です。
こちらのラ・ルナ・ブランには、そこまでのイメージを沸かせていただけるのかは飲んでいないので不明ですが、やはりバニュルスの糖度の高い葡萄を、しかも超低収量で育てたもののようですから、是非期待しましょう!
申し訳在りませんがお一人様1本限定です。ご検討くださいませ。
● 2020 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【ブリュノ・デュシェンもさらにナチュール化で進化を遂げた?!スルスルッと入ってフワッと膨らみ、瑞々しさを漂わせながら純で自然な減衰を長く楽しめます!】---2019年もののレヴューです。

2019年のブリュノ・デュシェン、ラ・ルナのルージュです。2019年ものはラ・ルナのブランも登場していますが数が無く、しかもA.O.C.コリウール版が届いていないので、減らさないように・・テイスティングは回避することにしました。なので飲めたのはこのラ・ルナ・ルージュのみです。
いや~・・おいしいです!滅茶美味しい・・。2018年ものの、やや濃さの有るタイプも素晴らしかったと記憶していますが、2019年ものは2018年ものにも感じていた「エレガントさ」がさらに強調されているように感じます。
そしてSo2無添加で仕上げていますが、「ナチュール度」と「自由度」はさらにアップした感じで・・しかも、揮発酸が増長する危険性はしっかり抑えられています。
これは実は非常に難しいことで、ボラティル値が上がる時は「一気」なんですね。アルコール分を食べ、酢酸(揮発酸)にする菌は、そこかしこに・・畑にもどこにも・・自然な糖分が漏れてくるところには普通に存在しています。条件が揃えば酢酸発酵してしまう訳ですが、ワイン酵母が糖分を食べアルコールと炭酸ガスに変える時は熱を発しますから、条件が良くなり、揮発酸は生成されやすくなる訳です。
このラ・ルナを飲んで、
「揮発酸臭い!」
と言う方は、おそらくいらっしゃらないと思いますが、全く存在しない訳では有りません。
しかしながらその味わいは、ワインを複雑な味わいにした、その表情のひとつに成りきっていて、そこから増長する訳でも無く、実に心地良い表情になっています。
2018年ものまでは、
「ビオロジックだよね~・・」
みたいな、モロにそのように感じさせる「比較的キッチリした」味わいでした・・2019年もの同様に「So2無添加」だとしてもです。
しかしながら2019年ものは、そこから進化した感じ・・「ブリュノ・デュシェンの感性を生かした醸造」に切り替わっているようにも感じます。
これはもう、ついつい飲んでしまいますよ・・。サラッと入って来て・・いや、スルスルっとかな・・そこからフワッと絶妙に膨らんでくれ、瑞々しさを感じさせつつ、複雑性も感じさせつつ、ナチュラルな減衰に入って長く楽しませてくれちゃいます。
まさに「美味しいバーガンディ」と言った感覚で飲めると思いますよ。
デュシェン的な濃さ、もしくは「コラル・ヌー的な強さ」は過去のもの・・なのかどうかは不明ですが、上級キュヴェの「ラ・パスコール」的なエレガンスを感じさせてくれる素晴らしい味わいです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【久しぶりに飲めました!ピュアさが大いに勝るナチュラルさ!2018年ものは「濃くない」エレガンスも持っています!】
ブルゴーニュ的エレガンスとさえ感じることもあるんじゃないかと思います。全然濃く無いです・・現状は!もっとも、しばらく休ませ、落ち着いて来ると、押し出しもしっかりしてくるでしょうし、2~3年経過するとかなり充実して来ると感じられます。
何しろ久しぶりですから・・。リーズナブルで大人気のラ・ルナもこのところ数年は、
「・・余り造れなかったようで・・すみません・・」
と言われて12本・・とかの数量がようやっとでしたから、全く口にできませんでした。ブリュノらしいピュアな味わい、大きさ、テクスチュアの良さ、エキス味は全く変わっていません。どこかに潮風を感じるような、そして、「ふっかふかに柔らかい土」などはほぼ無く、タイトに締まった土壌からのミネラリティを受けます。
現状は、まだMC(マセラシオン・カルボニック)的ニュアンスを覗かせるアロマで、濃度は少し隠れているようですよ。なので、
「とってもエレガント!」
と言いたいところなんですが、これ、時間が経ってMC的ニュアンスが溶け込んでくると、結構に濃密さも感じられるようになるはずなんですね。
なので、飲まれるタイミングで結構に印象が異なるかと思います。何せ、
「2018年もの!」
ですから、収穫からようやく1年が経とうかと言うタイミングです。もうちょっと育ててあげてからが本番でしょう。
いつも通りに素晴らしいラ・ルナでした。今回はマグナムも、ロゼも有ります。上級キュヴェは少し後になると思いますが入荷予定ですのでよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【デュシェンのベースキュヴェが勢ぞろいで到着です!以前のように再入荷分は有りませんのでご注文はお早めにどうぞ!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、上級キュヴェを除くものです。上級キュヴェはリリースが少し先になるようです。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
ペット・ルナはペティアン・・・でしょう。飲んでないので詳細は判りませんが、
「インポーターさんにおける小分けの出荷もそろそろ限界の数・・」
しか有りませんので悪しからず。シャトー・ラ・バロンヌの熟度の高い葡萄が使われているようです。まだまだ暑さが残る・・かもしれない2018年の初秋には嬉しい泡のリリースかと思います。
ロゼはまた今まで余りリリースの無かったアイテムです。2017年は年が良かったんじゃないかな?・・と想像できるラインナップですね。収穫もそれなりに有り、寄り分けると弾く葡萄が多い訳です。勿論、ダメな葡萄はさらに除きますが、使える葡萄を「圧搾」してワインにする訳でして、すると軒並み・・「ロゼ」・・黒葡萄の白ワイン・・が出来る訳です。
ブルゴーニュは最近余りやらなくなりましたが、それでも以前は優れたドメーヌのロゼが滅茶旨かったですよ。何故って・・
「葡萄が畑に有る時はどこどこの畑の葡萄と名前は判るが、収穫して弾かれると・・その先は、名無しの権兵衛さんになる」
可能性が高いんですね。さらに、色んな畑のものと混じる可能性が有って、ドメーヌ・デ・ランブレイのロゼなんかも、美味しい年は信じられないくらいに・・でした。
元々ポテンシャルの高い葡萄ですから弾かれたとは言え、ちゃんと処理できれば、元とそうは変わらないんですね。何故弾くかと言えば、危険性を少なくするためですんで、管理がちゃんと出来ていれば、下のキュヴェもポテンシャルは変わらない・・と言うことになります。
さらには、「さくっと軽く抽出」してくれてますと、これまた非常に上質のアロマと軽やかだけれど美しい味わいになりますから、そうなっていることを期待したいところです。
また、ルナにはマグナムも造られています。入荷は2本だけと貴重です。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2020 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille Magnumbottle
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ・マグナムボトル
【ブリュノ・デュシェンもさらにナチュール化で進化を遂げた?!スルスルッと入ってフワッと膨らみ、瑞々しさを漂わせながら純で自然な減衰を長く楽しめます!】--2019年もののレヴューです。

2019年のブリュノ・デュシェン、ラ・ルナのルージュです。2019年ものはラ・ルナのブランも登場していますが数が無く、しかもA.O.C.コリウール版が届いていないので、減らさないように・・テイスティングは回避することにしました。なので飲めたのはこのラ・ルナ・ルージュのみです。
いや~・・おいしいです!滅茶美味しい・・。2018年ものの、やや濃さの有るタイプも素晴らしかったと記憶していますが、2019年ものは2018年ものにも感じていた「エレガントさ」がさらに強調されているように感じます。
そしてSo2無添加で仕上げていますが、「ナチュール度」と「自由度」はさらにアップした感じで・・しかも、揮発酸が増長する危険性はしっかり抑えられています。
これは実は非常に難しいことで、ボラティル値が上がる時は「一気」なんですね。アルコール分を食べ、酢酸(揮発酸)にする菌は、そこかしこに・・畑にもどこにも・・自然な糖分が漏れてくるところには普通に存在しています。条件が揃えば酢酸発酵してしまう訳ですが、ワイン酵母が糖分を食べアルコールと炭酸ガスに変える時は熱を発しますから、条件が良くなり、揮発酸は生成されやすくなる訳です。
このラ・ルナを飲んで、
「揮発酸臭い!」
と言う方は、おそらくいらっしゃらないと思いますが、全く存在しない訳では有りません。
しかしながらその味わいは、ワインを複雑な味わいにした、その表情のひとつに成りきっていて、そこから増長する訳でも無く、実に心地良い表情になっています。
2018年ものまでは、
「ビオロジックだよね~・・」
みたいな、モロにそのように感じさせる「比較的キッチリした」味わいでした・・2019年もの同様に「So2無添加」だとしてもです。
しかしながら2019年ものは、そこから進化した感じ・・「ブリュノ・デュシェンの感性を生かした醸造」に切り替わっているようにも感じます。
これはもう、ついつい飲んでしまいますよ・・。サラッと入って来て・・いや、スルスルっとかな・・そこからフワッと絶妙に膨らんでくれ、瑞々しさを感じさせつつ、複雑性も感じさせつつ、ナチュラルな減衰に入って長く楽しませてくれちゃいます。
まさに「美味しいバーガンディ」と言った感覚で飲めると思いますよ。
デュシェン的な濃さ、もしくは「コラル・ヌー的な強さ」は過去のもの・・なのかどうかは不明ですが、上級キュヴェの「ラ・パスコール」的なエレガンスを感じさせてくれる素晴らしい味わいです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【久しぶりに飲めました!ピュアさが大いに勝るナチュラルさ!2018年ものは「濃くない」エレガンスも持っています!】
ブルゴーニュ的エレガンスとさえ感じることもあるんじゃないかと思います。全然濃く無いです・・現状は!もっとも、しばらく休ませ、落ち着いて来ると、押し出しもしっかりしてくるでしょうし、2~3年経過するとかなり充実して来ると感じられます。
何しろ久しぶりですから・・。リーズナブルで大人気のラ・ルナもこのところ数年は、
「・・余り造れなかったようで・・すみません・・」
と言われて12本・・とかの数量がようやっとでしたから、全く口にできませんでした。ブリュノらしいピュアな味わい、大きさ、テクスチュアの良さ、エキス味は全く変わっていません。どこかに潮風を感じるような、そして、「ふっかふかに柔らかい土」などはほぼ無く、タイトに締まった土壌からのミネラリティを受けます。
現状は、まだMC(マセラシオン・カルボニック)的ニュアンスを覗かせるアロマで、濃度は少し隠れているようですよ。なので、
「とってもエレガント!」
と言いたいところなんですが、これ、時間が経ってMC的ニュアンスが溶け込んでくると、結構に濃密さも感じられるようになるはずなんですね。
なので、飲まれるタイミングで結構に印象が異なるかと思います。何せ、
「2018年もの!」
ですから、収穫からようやく1年が経とうかと言うタイミングです。もうちょっと育ててあげてからが本番でしょう。
いつも通りに素晴らしいラ・ルナでした。今回はマグナムも、ロゼも有ります。上級キュヴェは少し後になると思いますが入荷予定ですのでよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【デュシェンのベースキュヴェが勢ぞろいで到着です!以前のように再入荷分は有りませんのでご注文はお早めにどうぞ!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、上級キュヴェを除くものです。上級キュヴェはリリースが少し先になるようです。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
ペット・ルナはペティアン・・・でしょう。飲んでないので詳細は判りませんが、
「インポーターさんにおける小分けの出荷もそろそろ限界の数・・」
しか有りませんので悪しからず。シャトー・ラ・バロンヌの熟度の高い葡萄が使われているようです。まだまだ暑さが残る・・かもしれない2018年の初秋には嬉しい泡のリリースかと思います。
ロゼはまた今まで余りリリースの無かったアイテムです。2017年は年が良かったんじゃないかな?・・と想像できるラインナップですね。収穫もそれなりに有り、寄り分けると弾く葡萄が多い訳です。勿論、ダメな葡萄はさらに除きますが、使える葡萄を「圧搾」してワインにする訳でして、すると軒並み・・「ロゼ」・・黒葡萄の白ワイン・・が出来る訳です。
ブルゴーニュは最近余りやらなくなりましたが、それでも以前は優れたドメーヌのロゼが滅茶旨かったですよ。何故って・・
「葡萄が畑に有る時はどこどこの畑の葡萄と名前は判るが、収穫して弾かれると・・その先は、名無しの権兵衛さんになる」
可能性が高いんですね。さらに、色んな畑のものと混じる可能性が有って、ドメーヌ・デ・ランブレイのロゼなんかも、美味しい年は信じられないくらいに・・でした。
元々ポテンシャルの高い葡萄ですから弾かれたとは言え、ちゃんと処理できれば、元とそうは変わらないんですね。何故弾くかと言えば、危険性を少なくするためですんで、管理がちゃんと出来ていれば、下のキュヴェもポテンシャルは変わらない・・と言うことになります。
さらには、「さくっと軽く抽出」してくれてますと、これまた非常に上質のアロマと軽やかだけれど美しい味わいになりますから、そうなっていることを期待したいところです。
また、ルナにはマグナムも造られています。入荷は2本だけと貴重です。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2019 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
● 2019 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille Magnumbottle
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ・マグナムボトル
【ブリュノ・デュシェンもさらにナチュール化で進化を遂げた?!スルスルッと入ってフワッと膨らみ、瑞々しさを漂わせながら純で自然な減衰を長く楽しめます!】

2019年のブリュノ・デュシェン、ラ・ルナのルージュです。2019年ものはラ・ルナのブランも登場していますが数が無く、しかもA.O.C.コリウール版が届いていないので、減らさないように・・テイスティングは回避することにしました。なので飲めたのはこのラ・ルナ・ルージュのみです。
いや~・・おいしいです!滅茶美味しい・・。2018年ものの、やや濃さの有るタイプも素晴らしかったと記憶していますが、2019年ものは2018年ものにも感じていた「エレガントさ」がさらに強調されているように感じます。
そしてSo2無添加で仕上げていますが、「ナチュール度」と「自由度」はさらにアップした感じで・・しかも、揮発酸が増長する危険性はしっかり抑えられています。
これは実は非常に難しいことで、ボラティル値が上がる時は「一気」なんですね。アルコール分を食べ、酢酸(揮発酸)にする菌は、そこかしこに・・畑にもどこにも・・自然な糖分が漏れてくるところには普通に存在しています。条件が揃えば酢酸発酵してしまう訳ですが、ワイン酵母が糖分を食べアルコールと炭酸ガスに変える時は熱を発しますから、条件が良くなり、揮発酸は生成されやすくなる訳です。
このラ・ルナを飲んで、
「揮発酸臭い!」
と言う方は、おそらくいらっしゃらないと思いますが、全く存在しない訳では有りません。
しかしながらその味わいは、ワインを複雑な味わいにした、その表情のひとつに成りきっていて、そこから増長する訳でも無く、実に心地良い表情になっています。
2018年ものまでは、
「ビオロジックだよね~・・」
みたいな、モロにそのように感じさせる「比較的キッチリした」味わいでした・・2019年もの同様に「So2無添加」だとしてもです。
しかしながら2019年ものは、そこから進化した感じ・・「ブリュノ・デュシェンの感性を生かした醸造」に切り替わっているようにも感じます。
これはもう、ついつい飲んでしまいますよ・・。サラッと入って来て・・いや、スルスルっとかな・・そこからフワッと絶妙に膨らんでくれ、瑞々しさを感じさせつつ、複雑性も感じさせつつ、ナチュラルな減衰に入って長く楽しませてくれちゃいます。
まさに「美味しいバーガンディ」と言った感覚で飲めると思いますよ。
デュシェン的な濃さ、もしくは「コラル・ヌー的な強さ」は過去のもの・・なのかどうかは不明ですが、上級キュヴェの「ラ・パスコール」的なエレガンスを感じさせてくれる素晴らしい味わいです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【久しぶりに飲めました!ピュアさが大いに勝るナチュラルさ!2018年ものは「濃くない」エレガンスも持っています!】
ブルゴーニュ的エレガンスとさえ感じることもあるんじゃないかと思います。全然濃く無いです・・現状は!もっとも、しばらく休ませ、落ち着いて来ると、押し出しもしっかりしてくるでしょうし、2~3年経過するとかなり充実して来ると感じられます。
何しろ久しぶりですから・・。リーズナブルで大人気のラ・ルナもこのところ数年は、
「・・余り造れなかったようで・・すみません・・」
と言われて12本・・とかの数量がようやっとでしたから、全く口にできませんでした。ブリュノらしいピュアな味わい、大きさ、テクスチュアの良さ、エキス味は全く変わっていません。どこかに潮風を感じるような、そして、「ふっかふかに柔らかい土」などはほぼ無く、タイトに締まった土壌からのミネラリティを受けます。
現状は、まだMC(マセラシオン・カルボニック)的ニュアンスを覗かせるアロマで、濃度は少し隠れているようですよ。なので、
「とってもエレガント!」
と言いたいところなんですが、これ、時間が経ってMC的ニュアンスが溶け込んでくると、結構に濃密さも感じられるようになるはずなんですね。
なので、飲まれるタイミングで結構に印象が異なるかと思います。何せ、
「2018年もの!」
ですから、収穫からようやく1年が経とうかと言うタイミングです。もうちょっと育ててあげてからが本番でしょう。
いつも通りに素晴らしいラ・ルナでした。今回はマグナムも、ロゼも有ります。上級キュヴェは少し後になると思いますが入荷予定ですのでよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【デュシェンのベースキュヴェが勢ぞろいで到着です!以前のように再入荷分は有りませんのでご注文はお早めにどうぞ!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、上級キュヴェを除くものです。上級キュヴェはリリースが少し先になるようです。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
ペット・ルナはペティアン・・・でしょう。飲んでないので詳細は判りませんが、
「インポーターさんにおける小分けの出荷もそろそろ限界の数・・」
しか有りませんので悪しからず。シャトー・ラ・バロンヌの熟度の高い葡萄が使われているようです。まだまだ暑さが残る・・かもしれない2018年の初秋には嬉しい泡のリリースかと思います。
ロゼはまた今まで余りリリースの無かったアイテムです。2017年は年が良かったんじゃないかな?・・と想像できるラインナップですね。収穫もそれなりに有り、寄り分けると弾く葡萄が多い訳です。勿論、ダメな葡萄はさらに除きますが、使える葡萄を「圧搾」してワインにする訳でして、すると軒並み・・「ロゼ」・・黒葡萄の白ワイン・・が出来る訳です。
ブルゴーニュは最近余りやらなくなりましたが、それでも以前は優れたドメーヌのロゼが滅茶旨かったですよ。何故って・・
「葡萄が畑に有る時はどこどこの畑の葡萄と名前は判るが、収穫して弾かれると・・その先は、名無しの権兵衛さんになる」
可能性が高いんですね。さらに、色んな畑のものと混じる可能性が有って、ドメーヌ・デ・ランブレイのロゼなんかも、美味しい年は信じられないくらいに・・でした。
元々ポテンシャルの高い葡萄ですから弾かれたとは言え、ちゃんと処理できれば、元とそうは変わらないんですね。何故弾くかと言えば、危険性を少なくするためですんで、管理がちゃんと出来ていれば、下のキュヴェもポテンシャルは変わらない・・と言うことになります。
さらには、「さくっと軽く抽出」してくれてますと、これまた非常に上質のアロマと軽やかだけれど美しい味わいになりますから、そうなっていることを期待したいところです。
また、ルナにはマグナムも造られています。入荷は2本だけと貴重です。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2019 la Luna Blanc V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ブラン ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【ラ・ルナ初のブラン!ブルゴーニュのグラン・クリュもビックリのヘクタール当たり20ヘクトリットルと言う超低収量・・これは期待できます!】
飲みたかったんですが自重しました・・。それほど、ラ・ルナ・ルージュが美味しかったと言うのも有ります・・満足してしまった感じです。
買い葡萄で反収20ヘクトリットルって・・もう、完全にブルゴーニュのグラン・クリュ並み、もしくはそれより採れていないことになります。そして、2019年のラ・ルナ・ルージュ並みのナチュラル感は凄いでしょう・・そう想像出来てしまいます。
ブリュノ・デュシェンの白と言えば、ドメーヌものの「ヴァル・ポンポ」ですよね。このエチケット通り、太陽と海と丘・・・そして風かな?・・海風が丘に運ぶ塩分と強い太陽が土壌をカッチカチに固めているのが目に浮かぶようです。そこをダイナマイトで穴を開け、植樹した葡萄が織りなす見事な「そのまんまのテロワールの味わい」です。
こちらのラ・ルナ・ブランには、そこまでのイメージを沸かせていただけるのかは飲んでいないので不明ですが、やはりバニュルスの糖度の高い葡萄を、しかも超低収量で育てたもののようですから、是非期待しましょう!
申し訳在りませんがお一人様1本限定です。ご検討くださいませ。
● 2019 la Luna Rose V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ロゼ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【こちらはロゼです!お間違いなく!】
マロラクティックを施したロゼです。まぁ・・
「ブラン・ド・ノワール」
だと・・思ってください。黒葡萄で仕込んだ「白」で、リンゴ酸を乳酸にマロラクティックで換え、滑らかに仕上げたものですね。
残念ながら飲めていませんのでコメントは控えさせていただきます。何と言っても、
「2本だけ」
の入荷ですので・・申し訳在りません。
● 2019 la Pascole Collioure Rouge
ラ・パスコール・コリウール・ルージュ
【超希少になってしまいました・・】
すみません、販売条件の無いワインを1本同時にご注文ください。(ラ・ルナの750MLは条件付きです。お間違いなく。)お一人様1本限定です。
-----
【多彩なキュヴェが到着です・・!が、どうにもならないほど入荷量が少ないです。】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「トミュ」が久しぶりに、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「トミュ」は遅摘みのグルナッシュとカリニャンを自然酵母でほんのり甘く仕上げた・・と思われるキュヴェです。何しろ毎回少ないので、中々飲めません。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2019 l'Anodine Collioure Rouge M.G.
ラノディーヌ・コリウール・ルージュ・マグナムボトル
【ブリュノ・デュシェンのトップ・キュヴェです・・が、マグナムです。さらなる自由な世界が表現されている・・と踏んでいます!】
今はもう完全に「インターネット世界」になりましたよね。昨今は「交流分断ウイルス」とも言いたいほど、新型のウイルスに世界中が悩まされています。お就きのお仕事によっては非常に厳しい状態におかれてしまった方も多いかと思います。本当に何とかなって欲しい・・そう願っています。
インターネットの世界もウイルスに汚染されています。noisy も毎日・・そんなウイルスやクラッカーたちと戦っています。何とかサーバーに侵入しようとしたり、どこかに穴は無いかと探し回る訳です。・・ほら・・また攻撃だ・・。
しかしながらインターネットで商売をしている人も、閲覧のみ、ゲームをするのみ・・の方もそうですが、そんな、
「悪人たちの攻撃」
が有ることさえ・・知らない、もしくは知っていても対処できない方がほとんどでしょう?
「いや・・俺、関係無いし・・」
と思っていらっしゃるかもしれませんが・・保証します。
「どんなに少なくても1時間に数度は攻撃されている」
ことを。・・気付いていないだけなんですね。
そんな意味では、この新型コロナウイルスも似た様なものなのかもしれません。全く見えないですしね・・それに、気付こうとしても無理・・ですから。
こんなブリュノ・デュシェンのトップ・キュヴェ、「ラノディーヌ」も、ウイルスでは有りませんが、それより何千倍か大きい「細菌類」の関与により造られています。酵母と言っても細菌類のひとつです。人間の身体の中には、そんな細菌が沢山いらっしゃるのでしょう。むしろバランス良く、そんな細菌類を育まれていらっしゃる方が、とても健康なんだと思うんですね。
デュシェンのワインは、2019年ものは相当に「ナチュール」だと感じます。おそらくこのラノディーヌもそうでしょう。その際たるもの・・ドメーヌものですから・・発揮されていると思います。
しかし、ある意味・・それはSo2を添加しないことにも左右されていますが、
「ナチュール=So2を使用しない」
と言うことでは全く無く、むしろ、ビオディナミと言う定義から言えば、全く関係の無いことなんですね。
しかしながら人間の「ナチュール的な感性」は、So2無添加 とは、切っても切れない関係にも有るかと思うんですね。その辺りが「ワインあるある」なのかもしれません。
おそらくこのラノディーヌを飲めば、ブリュノ・デュシェンが何をどのように感じているか、どこに行こうとしているのか・・きっと判るんじゃないかと思います。素晴らしいワインでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【多彩なキュヴェが到着です・・!が、どうにもならないほど入荷量が少ないです。】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ランシオとか、バニュルス、そしてアンフォラ+樽のピノ・ノワールなど、もう大変なことになってます。
自身の畑は少ないので買い葡萄で醸造している部分もありますが・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。それに、コラル・ヌーのリリースは止まったまま・・どうなってしまうのでしょうか。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2018 Odin Rouge V.d.F.
オダン・ルージュ V.d.F.
【何とアペラシオンどころか、国境をも跨いでしまいました!・・ヴァン・ド・フランスで良いんだろうか?・・】
またやってくれちゃいましたね。本拠はスペイン国境のバニュルスですからフランス国内なんですが、この「オダン」は何と、
「お隣のスペイン・・カタルーニャ自治州の生産者から仕入れた葡萄」
で造っちゃってます。しかも・・
「So2無添加」
ですよ・・こんなの有り得ますか?・・自由ですね~・・ホント。まぁ、お隣っちゃ・・となりなんでしょうけどね。
そして、バリックとアンフォラとステンレスタンクで仕込んだキュヴェをバッティングすると言う・・ブリュノならではの、
「垣根無し!」
の自由なワイン・・なんですね。
でも入荷はたったの3本・・・です。飲みたいが自粛します・・。仕方ないですね。エージェントさんが言うところを信じると、本当に無いみたいなので・・来年以降に期待します。申し訳ありませんがお一人様1本、制限の無いワインも1本、他に何かご購入くださいませ。
● 2018 Corpo Maltesse Collioure Rouge
コルポ・マルテス V.d.F.ルージュ
【こちらは何と、ピノ・ノワール!!・・ブリュノ、楽しんでますね~~!。】
ついにピノ・ノワールにまで手を出しました!・・これは飲みたい・・と思ってますが、どうやら無理そうです。
ブリュノの畑が有る地域は、海有り、山有り、そしてフランスの南西の端っこですからスペイン国境も近いと言うロケーションですよね。流石に自身の畑でピノ・ノワールを育てるのは無理だとしても、造ってみたかったんでしょうね~!・・きっと。
まぁ、除梗しないで醸造・・と言ってますので、MC かな?とは思いますが・・しかも、テクニカルには「フルボディ」と書いて有りますんで、一応そのまま掲載していますが・・いや、フルボディかどうかは判りませんよ。ミディアム寄りになっているかもしれませんし。
このキュヴェはどうでしょう・・この先も造れるのかな?・・珍品と言える存在になるかもしれません。ご検討くださいませ。
● 2018 la Pascole Collioure Rouge
ラ・パスコール・コリウール・ルージュ
【多彩なキュヴェが到着です・・!が、どうにもならないほど入荷量が少ないです。】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「トミュ」が久しぶりに、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「トミュ」は遅摘みのグルナッシュとカリニャンを自然酵母でほんのり甘く仕上げた・・と思われるキュヴェです。何しろ毎回少ないので、中々飲めません。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2018 le Banyuls de Moman en Amphore Vin Doux Naturel
ル・バニュルス・ド・モマン・オナンフォール・ヴァン・ドゥ・ナチュレル
【こちらはヴァン・ドゥー・ナチュレルです!】
日本語もそうですが、たった一文字、もしくは一瞬のため息のような発音が異なっただけで、全く違うものを意味してしまうものですが、このヴァン・ドゥー・ナチュレルと、ヴァン・ド・ナチュレルでは、全く違う意味になってしまいます。
「ドゥー」と言うのは「甘い」と言う意味ですんで、「自然な甘さのワイン」・・みたいな意味だと思います。発酵が始まったら蒸留酒(この場合はマール)を入れて発酵しないようにしてしまいますから、ある意味、ラタフィアに近いんですが、こちらは葡萄を発酵させない段階で蒸留酒を加えますので、ちょっとだけ違います。ラタフィアはヴァン・ド・リキュールのカテゴリーですね。
デュシェンのヴァン・ドゥー・ナチュレルですから、おそらく滅茶ピュアに、複雑性の高い味わいになっていると思われます・・飲んでませんので・・すみません。
● 2018 Vall Pompo Collioure Blanc
ヴァル・ポンポ・コリウール・ブラン
● 2018 l'Anodine Collioure Rouge M.G.
ラノディーヌ・コリウール・ルージュ・マグナムボトル
【多彩なキュヴェが到着です・・!が、どうにもならないほど入荷量が少ないです。】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ランシオとか、バニュルス、そしてアンフォラ+樽のピノ・ノワールなど、もう大変なことになってます。
自身の畑は少ないので買い葡萄で醸造している部分もありますが・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。それに、コラル・ヌーのリリースは止まったまま・・どうなってしまうのでしょうか。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2018 la Luna Rose V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ロゼ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
● 2018 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
● 2018 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille Magnumbottle
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ・マグナムボトル
【久しぶりに飲めました!ピュアさが大いに勝るナチュラルさ!2018年ものは「濃くない」エレガンスも持っています!】

ブルゴーニュ的エレガンスとさえ感じることもあるんじゃないかと思います。全然濃く無いです・・現状は!もっとも、しばらく休ませ、落ち着いて来ると、押し出しもしっかりしてくるでしょうし、2~3年経過するとかなり充実して来ると感じられます。
何しろ久しぶりですから・・。リーズナブルで大人気のラ・ルナもこのところ数年は、
「・・余り造れなかったようで・・すみません・・」
と言われて12本・・とかの数量がようやっとでしたから、全く口にできませんでした。ブリュノらしいピュアな味わい、大きさ、テクスチュアの良さ、エキス味は全く変わっていません。どこかに潮風を感じるような、そして、「ふっかふかに柔らかい土」などはほぼ無く、タイトに締まった土壌からのミネラリティを受けます。
現状は、まだMC(マセラシオン・カルボニック)的ニュアンスを覗かせるアロマで、濃度は少し隠れているようですよ。なので、
「とってもエレガント!」
と言いたいところなんですが、これ、時間が経ってMC的ニュアンスが溶け込んでくると、結構に濃密さも感じられるようになるはずなんですね。
なので、飲まれるタイミングで結構に印象が異なるかと思います。何せ、
「2018年もの!」
ですから、収穫からようやく1年が経とうかと言うタイミングです。もうちょっと育ててあげてからが本番でしょう。
いつも通りに素晴らしいラ・ルナでした。今回はマグナムも、ロゼも有ります。上級キュヴェは少し後になると思いますが入荷予定ですのでよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【デュシェンのベースキュヴェが勢ぞろいで到着です!以前のように再入荷分は有りませんのでご注文はお早めにどうぞ!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、上級キュヴェを除くものです。上級キュヴェはリリースが少し先になるようです。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
ペット・ルナはペティアン・・・でしょう。飲んでないので詳細は判りませんが、
「インポーターさんにおける小分けの出荷もそろそろ限界の数・・」
しか有りませんので悪しからず。シャトー・ラ・バロンヌの熟度の高い葡萄が使われているようです。まだまだ暑さが残る・・かもしれない2018年の初秋には嬉しい泡のリリースかと思います。
ロゼはまた今まで余りリリースの無かったアイテムです。2017年は年が良かったんじゃないかな?・・と想像できるラインナップですね。収穫もそれなりに有り、寄り分けると弾く葡萄が多い訳です。勿論、ダメな葡萄はさらに除きますが、使える葡萄を「圧搾」してワインにする訳でして、すると軒並み・・「ロゼ」・・黒葡萄の白ワイン・・が出来る訳です。
ブルゴーニュは最近余りやらなくなりましたが、それでも以前は優れたドメーヌのロゼが滅茶旨かったですよ。何故って・・
「葡萄が畑に有る時はどこどこの畑の葡萄と名前は判るが、収穫して弾かれると・・その先は、名無しの権兵衛さんになる」
可能性が高いんですね。さらに、色んな畑のものと混じる可能性が有って、ドメーヌ・デ・ランブレイのロゼなんかも、美味しい年は信じられないくらいに・・でした。
元々ポテンシャルの高い葡萄ですから弾かれたとは言え、ちゃんと処理できれば、元とそうは変わらないんですね。何故弾くかと言えば、危険性を少なくするためですんで、管理がちゃんと出来ていれば、下のキュヴェもポテンシャルは変わらない・・と言うことになります。
さらには、「さくっと軽く抽出」してくれてますと、これまた非常に上質のアロマと軽やかだけれど美しい味わいになりますから、そうなっていることを期待したいところです。
また、ルナにはマグナムも造られています。入荷は2本だけと貴重です。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2016 Sovage de Cocoperi Rancio Sec d'Ines Sur Lies de 2002 V.d.F.Rouge
ソヴァージュ・ド・ココペリ・ランシオ・セック・ディネス・シュル・リー・ド・2002・V.d.F.ルージュ
【これは珍しい!マディラやシェリーの技法に使われるランシオ+ソレラ?】
ワイン文化の大きさを感じさせる品ですね。いや、葡萄の文化と言った方が良いかもしれません。太陽にワインの入った樽を意図的に当てることで、太陽熱の影響を受け、複雑な味わいにさせるのがランシオです。
他にも太陽熱を利用する方法はイタリアではヴィン・サントが有りますね。そんな手法を使用し、また一種のソレラシステムとも言えそうな、毎年のように注ぎ足して造ったのがこのワインです。
一体どれだけの葡萄の存在が影響しているのか、測り兼ねますが、相当に複雑性を持った味わいかと思います。一期一会ですね。ご検討くださいませ。
● 2017 Odin Rouge V.d.F.
オダン・ルージュ V.d.F.
【何とアペラシオンどころか、国境をも跨いでしまいました!・・ヴァン・ド・フランスで良いんだろうか?・・】
またやってくれちゃいましたね。本拠はスペイン国境のバニュルスですからフランス国内なんですが、この「オダン」は何と、
「お隣のスペイン・・カタルーニャ自治州の生産者から仕入れた葡萄」
で造っちゃってます。しかも・・
「So2無添加」
ですよ・・こんなの有り得ますか?・・自由ですね~・・ホント。まぁ、お隣っちゃ・・となりなんでしょうけどね。
そして、バリックとアンフォラとステンレスタンクで仕込んだキュヴェをバッティングすると言う・・ブリュノならではの、
「垣根無し!」
の自由なワイン・・なんですね。
でも入荷はたったの3本・・・です。飲みたいが自粛します・・。仕方ないですね。エージェントさんが言うところを信じると、本当に無いみたいなので・・来年以降に期待します。申し訳ありませんがお一人様1本、制限の無いワインも1本、他に何かご購入くださいませ。
● 2017 la Pascole Collioure Rouge
ラ・パスコール コリウール・ルージュ
● 2017 Tomeu V.d.F.
トミュ V.d.F.
● 2017 l'Anodine Collioure Rouge Magnumbottle
ラノディーヌ・コリウール・ルージュ・マグナムボトル
● 2017 Vall Pompo Collioure Blanc
ヴァル・ポンポ・コリウール・ブラン
【多彩なキュヴェが到着です・・!が、どうにもならないほど入荷量が少ないです。】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「トミュ」が久しぶりに、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「トミュ」は遅摘みのグルナッシュとカリニャンを自然酵母でほんのり甘く仕上げた・・と思われるキュヴェです。何しろ毎回少ないので、中々飲めません。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2017 la Luna Rose V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ・ロゼ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
● 2017 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
● 2017 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille Magnumbottle
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ・マグナムボトル
● 2015 Pet Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ペット・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【デュシェンのベースキュヴェが勢ぞろいで到着です!以前のように再入荷分は有りませんのでご注文はお早めにどうぞ!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、上級キュヴェを除くものです。上級キュヴェはリリースが少し先になるようです。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
ペット・ルナはペティアン・・・でしょう。飲んでないので詳細は判りませんが、
「インポーターさんにおける小分けの出荷もそろそろ限界の数・・」
しか有りませんので悪しからず。シャトー・ラ・バロンヌの熟度の高い葡萄が使われているようです。まだまだ暑さが残る・・かもしれない2018年の初秋には嬉しい泡のリリースかと思います。
ロゼはまた今まで余りリリースの無かったアイテムです。2017年は年が良かったんじゃないかな?・・と想像できるラインナップですね。収穫もそれなりに有り、寄り分けると弾く葡萄が多い訳です。勿論、ダメな葡萄はさらに除きますが、使える葡萄を「圧搾」してワインにする訳でして、すると軒並み・・「ロゼ」・・黒葡萄の白ワイン・・が出来る訳です。
ブルゴーニュは最近余りやらなくなりましたが、それでも以前は優れたドメーヌのロゼが滅茶旨かったですよ。何故って・・
「葡萄が畑に有る時はどこどこの畑の葡萄と名前は判るが、収穫して弾かれると・・その先は、名無しの権兵衛さんになる」
可能性が高いんですね。さらに、色んな畑のものと混じる可能性が有って、ドメーヌ・デ・ランブレイのロゼなんかも、美味しい年は信じられないくらいに・・でした。
元々ポテンシャルの高い葡萄ですから弾かれたとは言え、ちゃんと処理できれば、元とそうは変わらないんですね。何故弾くかと言えば、危険性を少なくするためですんで、管理がちゃんと出来ていれば、下のキュヴェもポテンシャルは変わらない・・と言うことになります。
さらには、「さくっと軽く抽出」してくれてますと、これまた非常に上質のアロマと軽やかだけれど美しい味わいになりますから、そうなっていることを期待したいところです。
また、ルナにはマグナムも造られています。入荷は2本だけと貴重です。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2015 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
【シャトー・ラ・バロンヌから供給された葡萄を使用して新キュヴェが誕生!圧倒的に少ないブリュノのラインナップが少々増えました!】
noisy も大好きなデュシェン・・そして彼のベースのワインです。毎年・・少しずつ入荷数量が減っているように思いますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「バニュルス」と「イネス」をドメーヌものから、またシャトー・ラ・バロンヌの葡萄で「ルナ・ペット」「ラ・メール・ラッシュ・ヌ」が届いています。
もっとも「ラ・メール・ラッシュ・ヌ(ペティアン・ロゼ)」は手違いで到着していませんで、次回のご紹介になります。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「ルナ・ペット」はシャトー・ラ・バロンヌの・・あの凄い質のムールヴェードルとカリニャンをペティアンに仕上げたキュヴェです。バロンヌの単品のムールヴェードルや物凄い樹齢のカリニャンをお飲みになられたかと思いますが、そのポテンシャル高い葡萄をブリュノがどんな風に仕上げたか・・非常に希少です。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「ル・バニュルス・ド・モマン」はこのスペイン国境に近いバニュルスの歴史有るやや甘口~甘口のワイン、ヴァン・ドゥー・ナチュレルです。因みにヴァン・ド・ナチュレルでは無く、「ドゥー」=甘口です。発酵途中に葡萄で得た蒸留酒(ブランデー)を足して発酵を止め、甘さを残して仕上げたもので、驚異的な長寿さを誇るこの地域独特の製法のワインです。もっと因むと・・最高の「バースデイイヤーワイン」と言えます。2015年生まれの方が赤いちゃんちゃんこを着る年になられても、おそらく全然へっちゃら、への河童で美味しく飲めるでしょう。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
「イネス」はグルナッシュ・グリを主体にグルナッシュ・ブランを加えたオレンジ色の白ワインです。灰色に近い実のはずですが、抽出するとなぜかオレンジ色になるんですね・・。熟してくると褐色と言うか灰色に戻って行く・・noisy も飲んだことが無いキュヴェです。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2008 Corral Nou Collioure Rouge
コラル・ヌー コリウール・ルージュ
【おっと~、2008年のコラル・ヌーは、今でも美味しく飲めるぞ!】
いや~、飲んじゃいました・・・。2007年までのコラル・ヌーとは、ちょっと違う感じです。・・と言うのも、このコラル・ヌーの区画からスペシャル・キュヴェを造った関係が有るのか(、それともヴィンテージの特徴なのかは断定できません)・・・もしれません。
かなり透明なミネラル感が目立つ感じで、そうだなぁ・・・敢えて言うなら、モレっぽい2007年までに比較して、2008年はシャンボール・レ・シャルムみたいだ・・とすると判りやすいでしょうか。力強さはやや控え、美しさに磨きを掛けた感じで、しかもたっぷりのミネラルが表面に出てきていますので、目茶美味しく飲めてしまうんですね。
最も、これから時間を置いてしまうと「締まって」硬くなる可能性が有ります。さっさと飲むか3年置くか・・・お早めにご判断ください。超お奨め!2008年はかなり価格も下がっています!
以下は以前のコラムの丸写しです。
【力強さと大きさを表現したコラル・ヌー!】
どうでしょうか、一般受けはおそらくラ・パスコーレなのかもしれませんが、飲んだら一番美味しい赤はこのコラル・ヌーなんじゃないかな?と思います。こちらもグルナッシュによるモノ・セパージュですが、より大きな構造を惜しげも無く表現してくれますから、ちょっと気難しい時期に開けてしまうとヘソを曲げがちなラ・パスコーレよりも、美味しさがストレートに伝わってくると思います。
空気を取り込みながらじんわりと膨れて、少しずつ表情を複雑にして行きます。とても大きいが、空虚な部分を全く見せないワインです。(2005年ものまでは・・・ね。2006年のテイスティングはまだ先です。)きっと期待を裏切らないでしょう。お奨めします!
● 2016 l'Anodine Collioure Rouge Magnumbottle
ラノディーヌ・コリウール・ルージュ・マグナムボトル
● 2016 Tomeu V.d.F.
トミュ V.d.F.
【アンフォラのバニュルスを含む多彩なキュヴェが到着!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「トミュ」が久しぶりに、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「ル・バニュルス・ド・モマン」はこのスペイン国境に近いバニュルスの歴史有るやや甘口~甘口のワイン、ヴァン・ドゥー・ナチュレルです。因みにヴァン・ド・ナチュレルでは無く、「ドゥー」=甘口です。発酵途中に葡萄で得た蒸留酒(ブランデー)を足して発酵を止め、甘さを残して仕上げたもので、驚異的な長寿さを誇るこの地域独特の製法のワインです。もっと因むと・・最高の「バースデイイヤーワイン」と言えます。2016年生まれの方が赤いちゃんちゃんこを着る年になられても、おそらく全然へっちゃら、への河童で美味しく飲めるでしょう。しかも今回は「アンフォラ仕込み」のキュヴェも極少量、届いています。
「トミュ」は何年振りかの入荷です。こちらは遅摘みのグルナッシュとカリニャンを自然酵母でほんのり甘く仕上げた・・と思われるキュヴェです。何しろ毎回少ないので、中々飲めません。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● N.V.(2015) Ines Blanc V.d.F.
イネス・ブラン V.d.F.
● N.V.(2014) la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ルナ・ペット V.d.F.
【シャトー・ラ・バロンヌから供給された葡萄を使用して新キュヴェが誕生!圧倒的に少ないブリュノのラインナップが少々増えました!】
noisy も大好きなデュシェン・・そして彼のベースのワインです。毎年・・少しずつ入荷数量が減っているように思いますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「バニュルス」と「イネス」をドメーヌものから、またシャトー・ラ・バロンヌの葡萄で「ルナ・ペット」「ラ・メール・ラッシュ・ヌ」が届いています。
もっとも「ラ・メール・ラッシュ・ヌ(ペティアン・ロゼ)」は手違いで到着していませんで、次回のご紹介になります。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「ルナ・ペット」はシャトー・ラ・バロンヌの・・あの凄い質のムールヴェードルとカリニャンをペティアンに仕上げたキュヴェです。バロンヌの単品のムールヴェードルや物凄い樹齢のカリニャンをお飲みになられたかと思いますが、そのポテンシャル高い葡萄をブリュノがどんな風に仕上げたか・・非常に希少です。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「ル・バニュルス・ド・モマン」はこのスペイン国境に近いバニュルスの歴史有るやや甘口~甘口のワイン、ヴァン・ドゥー・ナチュレルです。因みにヴァン・ド・ナチュレルでは無く、「ドゥー」=甘口です。発酵途中に葡萄で得た蒸留酒(ブランデー)を足して発酵を止め、甘さを残して仕上げたもので、驚異的な長寿さを誇るこの地域独特の製法のワインです。もっと因むと・・最高の「バースデイイヤーワイン」と言えます。2015年生まれの方が赤いちゃんちゃんこを着る年になられても、おそらく全然へっちゃら、への河童で美味しく飲めるでしょう。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
「イネス」はグルナッシュ・グリを主体にグルナッシュ・ブランを加えたオレンジ色の白ワインです。灰色に近い実のはずですが、抽出するとなぜかオレンジ色になるんですね・・。熟してくると褐色と言うか灰色に戻って行く・・noisy も飲んだことが無いキュヴェです。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● N.V.(2015) La Mere Lache Nous
ラ・メール・ラッシュ・ヌ
【手違いで入荷が遅れていたムールヴェードル50%、カリニャン50%のロゼ・ペティアンです!】
もっとも「ラ・メール・ラッシュ・ヌ(ペティアン・ロゼ)」は手違いで到着していませんで、次回のご紹介になります。
・・・と前回書かせていただいてましたが、ようやく届きました。全く違う品物が到着していたんですが、noisy は勝手にサンプルと思って飲んじゃってました。で、このラ・メール・ラッシュ・ヌが見当たらなくて大騒ぎ・・。その日は18ケースほど届いていたので、全部チェックしても判らず・・週が明けてから担当さんに連絡してみると、どうやら・・
「倉庫の在庫が1ケース多い」
ことが判り、事無きを得ました・・・飲んじゃった分、どうしてくれるんでしょう・・
シャトー・ラ・バロンヌのムールヴェードルとカリニャンで仕込んだ、コルク止めのロゼ・ペティアンです。開ける時はくれぐれも流し台で慎重に・・。
まぁ、バロンヌは樹齢の高いムールヴェードルとカリニャンを持っていますんで、熟度も上げられますし、他には無い充実した味わいに仕上がっているんじゃないかと想像しています。貴重なワインです。ご検討くださいませ。
● 2016 le Banyuls de Moman en Amphore Vin Doux Naturel
ル・バニュルス・ド・モマン・オナンフォール・ヴァン・ドゥ・ナチュレル
● 2016 le Banyuls de Moman Vin Doux Naturel
ル・バニュルス・ド・モマン・ヴァン・ドゥ・ナチュレル
● 2016 la Pascole Collioure Rouge
ラ・パスコール コリウール・ルージュ
● 2016 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille Magnumbottle
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ・マグナムボトル
● 2016 la Luna V.d.P. de la Cote Vermeille
ラ・ルナ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラ・コート・ヴェルメイユ
● 2016 Vall Pompo Collioure Blanc
ヴァル・ポンポ・コリウール・ブラン
【アンフォラのバニュルスを含む多彩なキュヴェが到着!】
noisy も大好きなデュシェンです。毎年・・少しずつ入荷数量が減ってますが、結局あ~だこ~だ言う必要の無い、素晴らしいキュヴェです。強さはそれなりには有りますが、ブルゴーニュのワインとも共通項の見つかる味わいです。滅茶苦茶凝縮していますがエレガントさもたっぷり・・です。ブルゴーニュの赤い果実が、やや黒味を帯びているだけ・・、そしてやや強い酒質になっているだけとお考え下さい。
今回リリースされたキュヴェは、例年・・と言うか昨今は時々リリースされる「コラル・ヌー」が無く、「トミュ」が久しぶりに、そして「バニュルス」は何と、アンフォラ仕込みのものもドメーヌものから届いています。
また、ベースの素晴らしいワイン、ラ・ルナにも買い葡萄が使用されるようになり、圧倒的に少ないブリュノの葡萄を補完する形になっています。
まぁ・・買い葡萄とは言ってもブリュノ自身が育てているようなものですから、品質には全く影響していないと思われます。
「ラ・ルナ」はご存知ブリュノのベースのワインです。ドライでエキスがキッチリ出たピュアな力強い・・そして精緻さをしっかり持った優れもののリーズナブルワインです。ブリュノ・デュシェンの入門編としても最高ですが、単にリーズナブルなだけでは無くその熟成力にも驚かされるでしょう。
「パスコール」はご存知でしょう。ブリュノのエキスたっぷりな看板ワインです。コラル・ヌーがパワーならパスコールはしなやかさ、エレガントさに長けたキュヴェです。さっさと飲んでしまうワインでは無く、少なくとも3年ほどは寝かしていただきたいです。入荷は両手が不要になってしまうほどの本数に激減しています。
そして「ラノディーン」。ブリュノのトップワインです。こちらはまさに「コリウールの魂」をブリュノが表現している・・とさえ言えるキュヴェです。例年マグナムのみのリリースですが、5~6年は放置すべきかと思います。
「ル・バニュルス・ド・モマン」はこのスペイン国境に近いバニュルスの歴史有るやや甘口~甘口のワイン、ヴァン・ドゥー・ナチュレルです。因みにヴァン・ド・ナチュレルでは無く、「ドゥー」=甘口です。発酵途中に葡萄で得た蒸留酒(ブランデー)を足して発酵を止め、甘さを残して仕上げたもので、驚異的な長寿さを誇るこの地域独特の製法のワインです。もっと因むと・・最高の「バースデイイヤーワイン」と言えます。2016年生まれの方が赤いちゃんちゃんこを着る年になられても、おそらく全然へっちゃら、への河童で美味しく飲めるでしょう。しかも今回は「アンフォラ仕込み」のキュヴェも極少量、届いています。
「トミュ」は何年振りかの入荷です。こちらは遅摘みのグルナッシュとカリニャンを自然酵母でほんのり甘く仕上げた・・と思われるキュヴェです。何しろ毎回少ないので、中々飲めません。
白ワインに移りまして、「ヴァル・ポンポ」です。グルナッシュ・ブランで造られるブリュノの凄いワインです。noisy も大好きでして・・このミネラル感は、目の前にその畑の状況をアリアリと想像させてくれるような石や岩の存在、そして海の香りを運んで来ます。凄いワインだと思います。
ビオロジックで自然酵母、So2を使用せず、無濾過、無清澄と言うナチュラルさですが、全く危うさの無い、見事なピュアさを演出してくれる凄いワインたちです。お早めにご検討、ご注文くださいませ。
● 2015 Suzette Petillant V.d.F.
シュゼット・ペティアン V.d.F.
【2016年のデュシェンは滅茶少ないので・・飲まずに出します・・】
すみません、クレームも言いたく無いほど少ないので、テイスティング無しでご案内致します。以下は昨年度2015年のシュゼットのレヴューです。
━━━━━
【メッチャ美味しい!!天才ブリュノのペティアンですがシャンパーニュを超える味わい?!】
「うわぉ~!」
・・・なペティアンです。さすがブリュノ・デュシェン!と思っていただける素晴らしい出来です。
ただ最初に申し上げておきますが、
「エチケットにキズ、コスレ、小穴がある場合が有ります。」 ご注文いただいた場合には了解済みとさせていただきますのでご了承願います・・。
何せ、このペティアンに限っては、「仕切無し」でボトルをボルドー積みのようにして届きましたので、輸入時のコンテナ移動、トラック積み込み、国内配送の振動でボトルとボトルが「がっちんこ」してしまい、そのようなことになっちゃってます。
左の写真のボトルも、「SUZETTE」の「ET」辺りに当たりが有りますよね~。(・・洒落です・・)
それにしてもフルーツ感バッチリ、ミネラル感凄過ぎのペティアンで、シャンパーニュの醸し出すフルーツ感が
「エセ?」
位に思えてしまうほど、ドライでリアルな「白桃」「黄桃」「リンゴ」「スダチ」「(微かな)オレンジ」を感じさせてくれました。So2無添加がそんな自然なニュアンスを閉じ込めてくれたのかと思います。
2枚目の写真は、どうしてもこの細やかな泡質を撮りたくて、2杯目を頑張ってスピーディーに撮ったものです。マグナムのブルゴーニュグラスに注ぐと150ml
位で泡が縁一杯になりますよ。それくらい泡は旺盛で、しかもご覧になってお判りのように・・細やかでクリーミーです。
ナチュラルなんだけどピュア!・・余り無い表現です。この辺りの表現力は、

・・・のような、
>「・・は~?畑すか、これ?」
の持つマンモス・ミネラリティと畑のナチュラルなパワーに由来し、またそれをブリュノの天性の感覚が生み出しているのでしょう。

今回、岩のニュアンスが漲る素晴らしい白である「ヴァル・ポンポ」のリリースが有りませんでした。おそらくですが、このペティアンに化けてしまったのかな・・と思います。
大体ね・・こんなにピュアなのにナチュラル・・しかもSo2添加無しって・・どういうことじゃい!・・So2使わなくてもこんなにピュアと言うのは・・信じられないことです。ビックリな仕上がりでした!
申し訳ないですがお一人様1本限定とさせていただきます。1本飲んじゃいましたんで11本です。ご検討くださいませ。
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