ピュアな凝縮した葡萄の美味しさが前面に出ている評価すべき南仏ワインです。荒っぽい凝縮感とスパイス、でこぼこした接触感..そんなイメージを吹き飛ばしてくれると思います。
●ヨ・ノ・プエド・マ
「もうできね~よ!」という意味らしいです。要は、生産者のリオネル・モネルがヴァン・ド・ペイでこのワインの申請をしたところ、あっさり却下され、その皮肉を込めて名付けられたとのこと..反骨のワインです。
カリニャン50%、シラー30%、グルナッシュ10%、ムールヴェードル10%のセパージュの凝縮感溢れる仕上がりです。アロマは黒・紫の小粒のベリー。スパイスとミネラルがそれに続きます。ボディはミディアム~フルで、僅かなビターを含んだ余韻が全体を引き締めています。やや若いのか、酸のエッジと収斂味も感じますが、徐々に丸くなるはずです。
これからの季節はバーベキューや焼き鳥が美味しいです...