1992 Chateau Tertre Roteboeuf
私はル・テルトル=ロートブッフのワインの熱烈なファンであるが、常軌を逸した熱意をもって運営されているこのシャトーでさえ、1992年9月の母なる自然の厳しい力に打ち勝つことはできなかった。ライトボディで、柔らかく、スパイシーで、雑草のようなにおいの、水っぽいこのワインは、ここ2~3年で飲みきってしまおう。これは酸度が低く、深みに欠けている。最終試飲月:94年11月77点
1991 Chateau Tertre Roteboeuf
皮肉なことに、木のにおいのある、水っぽい、ライトボディの1992年を尻目に、1991年は深み、熟成感、果実味を増してきた。柔らかくてベリーのような、樽香の強い、ミディアムボディの1991年は、あと4~5年は気持ちよく飲めるだろう。最終試飲月:94年1月 83点
講談社 『BORDEA...