ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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ドメーヌ・アンリ・グージュ

アンリ・グージュ

フランス Domaine Henri Gouges ブルゴーニュ
● 眠れる巨人、ついに覚醒!・・と言って良いでしょう!・・圧巻の2019年ものを造り上げたアンリ・グージュをご紹介させていただきます!

 いや~・・ここまで長い年月が掛かりました・・。Noisy wine としましては、2017年ものからドメーヌ・アンリ・グージュのワインをご紹介させていただいています・・が、実は2013年ものから仕入は行っていました。ただし2015年ものにつきましては、フィネスさんが気を使ってくれたのかどうか判りませんが、2014年ものをお蔵入りしてお客様にご紹介しなかったのを見られてか、オファーが無かった・・ような気がします・・いや、もしかしたら2015年ものは2014年ものを抱えたままなので・・とnoisy が伝えた性なのかもしれませんが、余りに昔の話しなので忘れてしまいました。

 2014年~2016年ものをご紹介せずにお蔵入りにしてしまったのは理由は多々在りますが、一つには、

「タンニンが前面に出ていて、リリース直後に飲まれる可能性が有る場合は余りふさわしく無いか・・。」

と言う気持ちと、

「どうやってご紹介したら良いか・・その構想を練っている時間が無い・・」

みたいな感じで、気付くともう1年が過ぎ、2年が過ぎ3年目の・・みたいなスパイラルになってしまった訳です。


 しかしながら2017年ものをテイスティングしたところ(・・いや、それ以前のものも飲んでいますが)、明らかな変化が認められ、タンニンが前面の表情から撤退し奥に隠れるようになり、その質の良さが素晴らしいもの担ってきたことが判った訳ですね。ですので・・2017年ものはそのままご紹介させていただいたんです。

 そして2018年ものはその路線をさらに拡充し、非常に美しいワインになったことをご報告させていただきました。

 で・・2019年ものは・・圧巻でした!・・これはもう・・ニュイのトップと言っても過言では無い出来!・・しかもニュイの持つテロワールの違いが、「これでもか!」と言うほどに異なっていること、そしてそれに加えて、

「圧巻な美味しさ!」

をも感じさせてくれる凄いワインになっていたんです。


 シェヌ・カルトーの実に愛らしい、可憐でエレガントで超繊細な味わいに惚れ惚れとしてしまいました。カイユの物凄い果皮が集中しつつもバランスの良い圧倒的な味わい、クロ・デ・ポレのエレガンスと真ん丸なパレットを描く超バランスな味わい、ヴォークランのパワフルさ全開ながら、ニュイの持つ構造の深さを感じさせる味わい、そしてピノ・ブランの白のブラッシュアップは、どこか中抜けして感じられてしまうピノ・ブランの個性を、集中感とフレッシュ感、そして滑らかさが見事なバランスを感じさせてくれるようになっていたんですね。

 2019年ものは、アンリ・グージュにとって記念のヴィンテージだったようで、トップ・キュヴェの「レ・サンジョルジュ」は特別なエチケットでリリースされ、価格もかなり上昇していますし、しかも入荷量が・・信じられないほど少ないです・・無いと言っても良いかもしれません!でも、他の1級の味わいを見れば、相当に凄いワインになったことはうかがい知れます。

 これはnoisy 個人の判断では有りますが、おそらく・・「収穫時期を早めた」んじゃないか?・・と思うんですね。2016年までのアンリ・グージュはタンニンの成熟をしっかり待つことに気持ちを集中するが余り、収穫のタイミングが遅かったんじゃ無いか?・・と。それが集成され、美しい果実味とタンニンをベストな配分で持てるようになった・・のが、一番の理由かと思っています。

 これを持って、秘蔵(死蔵?)になっていた2014~2016年のグージュのワインも、再度テイスティングしてご紹介を始めたいとも思っています。

「5年経ったらリリースしよう」

と・・考えていたんですね。美味しくなっているはず・・です。


 ですがまず、この2019年のアンリ・グージュを是非ともブルゴーニュファンの方に飲んでいただきたい!・・カイユの物凄い味わいは圧巻です!・・noisy はシェヌ・カルトーに首っ丈・・きっと皆さんはクロ・デ・ポレやシェニョの味わいに驚かれるはずです!

 復活なったアンリ・グージュ!・・超お勧めしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


■ エージェント情報
 2019年は2~3月に掛けて暖かく、4月は寒くなって霜の危険があったが結局ほとんど被害は無かった。7月から非常に暑くなった影響でウドンコ病が少し発生し、収穫まで暑い日が
続いたので畑はとても乾燥した。収穫は9月14日から開始し、乾燥などの影響で収穫量は20~40%減少したが、凝縮した素晴らしい葡萄が収穫できた。2019年でドメーヌ設立100年になったのでそれを記念して「ニュイサンジョルジュ1級レサンジョルジュ」は2019年物からドメーヌの創始者であるアンリグージュが考案したラベルを使用。これはAOCが制定される以前にアンリグージュが試作で作っていたラベルで、当時は違う村の葡萄やワインを混ぜることが許されており、ニュイサンジョルジュ産のワインということを証明するためにメインラベルの上に原産地保証を示す緑色と白色のラベルが貼られている。現在ドメーヌで使用している緑色を基調としたラベルデザインはこの原産地保証ラベルを参考に考案された。また、2019年ヴィンテージは「MaisonHenriGouges」として樽買いしたワインをドメーヌで熟成させたネゴシアン物も造っている。

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グージュが良い!・・もの凄く良いです。以前のやや硬さの残るタンニンが目立つ姿は2017年ものでかなり解消され、柔らかく目立たず、質感高いものに変化して来たのはお伝えしました。「眠れる巨人、ついに覚醒か?」とまで書いてしまった以上、2018年ものは相当頑張ってテイスティングし、ドメーヌ・アンリ・グージュの現在の真の姿を暴きたい・・(すみません・・)と思っていました。

 そして2018年ものが入荷したんですが・・いや~・・良いですね~・・。

「覚醒した!」

のは間違い無いでしょう。


 何が嫌いだったか・・正直に言えば、やはりその「タンニンの姿」です。赤ワインにはやはりタンニンは必要不可欠・・と言いますか、どんな赤ワインにもタンニンは備わっており、熟成や味わいに大きな関与をしています。

 しかしながら・・ブルゴーニュワインはエレガンスが重要と考えていますから、

「硬く平板な大量のタンニン」

は好ましく無く、

「質はとても良いが目立つタンニン」

は、悪くないが・・ボルドーじゃないんだから・・と言いたくなってしまいます。


 しかしながら、

「実はちゃんと備わっているのに全く判らないほどに仕上がったタンニン」

は、これ、最高ですよね?


 昨年の2017年ものは、「質はとても良いが(少し)目立ちたがりのタンニン」が感じられたんですね。それでも他の表情は素晴らしく、

「お~・・グージュもついに来たか?」

と感じさせてくれたわけです。それだけに、2018年もののテイスティングは、ハラハラドキドキ・・「これで元に戻っちゃってたらどうしよう・・」みたいな感情が生まれて来まして、それはもう真剣にテイスティングさせていただきましたよ。


 で、2018年ものは、

「実はちゃんと備わっているのに全く判らないほどに仕上がったタンニン」

どころか、

「柔らかさと冷ややかさを持った見事なタンニンを、ミネラリティのオブラートに包みこんで美しいディテールを生み出した!」

 素晴らしい表情をしていたんですね。


 ですので、畑のテロワールも、モノの見事にクッキリと浮かび上がって来ています。クロ・デ・ポレ・・・旨いですね~・・最高です。こんな価格で良いのかな・・とも思ってしまいます。プリウレも、本来はミネラル組成の性でしょうか、バランスが良過ぎて目立たない味わいに陥りがちのワインが多いと思いますが、ふっくらとした美しい表情に微細な起伏を持っているのが良く判ります。パワフルだがやや粗暴にも感じることの有るヴォークランも、そのまんまの姿に美しさを投影出来ているんですね・・。いや、村名のニュイも滅茶美味しいですよ。


 ここからは推測に過ぎませんが、エルヴァージュを若干変えて来ていると思います。そもそも長めの熟成を掛けるのが伝統のようですが、たぶん・・そこを変えて来ているはず・・と感じました。

 そして、自然派なアプローチもついに身を結んだんだろうと思います。ピノ・グージュ(ピノ・ブラン)の白ワインも滅茶美味しいですよ。これから先にご案内予定のドイツはバーデン、ヴァーゼンハウスのヴァイスブルグンダ―が絶妙に旨いですが、若干体形は異なるとしても、そこに「気品」をプラスするとピノ・グージュに近くなるなぁ・・などと感じています。

 今回のテイスティングは、10アイテム中9アイテムで、1級レ・サンジョルジュのみテイスティングできませんでした。(ですが色々確認の意味を込めて合計10本開けています)ですが、

「今までに無いほどのレベルに仕上がった2018年、ドメーヌ・アンリ・グージュ」

で有ることは間違い無いです。


 美しさ、雅さを感じさせる素晴らしいワインです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


■2018年アンリ・グージュ
 2018年は冬から4月中旬くらいまでは雨が多く寒い日が続いたが、それ以降は気温も上がって葡萄の成熟は早く進んだ。しかし、7月に3度に渡って降った雹の被害が深刻でニュイサンジョルジュ村の南側の畑では収穫量が半減してしまった区画もあった。収穫できた葡萄の出来は素晴らしく、ジャミーな果実味が豊かでリッチな飲み応えのあるワインになっているが、長熟型で飲み頃になるまでには時間が掛かるだろう。
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 「ニュイ=サン=ジョルジュの眠れる巨人、ついに覚醒か?!」

 そう言い切ってしまいたくなるような2017年のアンリ・グージュをご紹介致します。noisy wine では2013年ものを少量ご案内して以来のご案内です。


 そもそも・・2014年以降のアンリ・グージュを仕入れていなかった・・訳では有りません。ちゃんと仕入れてましたが・・ご案内するには至っていませんでした。

 だって・・その時にご案内したとしてもそんなに売れないだろうし、何よりアイテムが多いので、書く手間と売れ行きを想像しますと、今ご案内しないで、美味しくなってからの方が良いだろうなぁ・・と判断したためです。

 ところが2016年ものが入って来た時に、

「まぁ・・どうせそのままお蔵入りかな・・」

と思ってテイスティングだけはしていたんですが、

「・・あれ?・・大分変化して来ているんじゃない?」

と感じました。元々、しっかりな果実としっかりなタンニンが同量ほどしっかり存在した大柄系のワインなんですが、タンニンの質がかなり向上し、構造の大きさよりもエレガンスが見えてくるようなスタイルになって来ていたんですね。

 なのですぐにご案内しようか・・とも思ったんですが、やはりこのタンニンが丸くなるには時間が掛かるか・・と思い直し、お蔵入りにしてしまいました。


 2017年ものが入って来まして、A.C.ブルゴーニュと村名を飲ませていただきました。

「げげっ!・・これ、アンリ・グージュなの??」


 いや~・・もう、青天の霹靂とはこのことですよ。ビックリしたったらありゃしない・・。それは・・同時に開けたルーミエさんのA.C.ブルもビックリ・・同じような凄いミネラリティが前面に出ていて、「つるっつる」のテクスチュアと、適度に果実が見え隠れする、

「超エレガント系!・・のピノ・ノワール!」

に大変身していたんですよ・・両アイテムともです。


 時に野暮にも感じられた多めのタンニンは全く感じず、ルーミエのA.C.ブルとスタイルが見事に被ること!・・最後には、どっちのグラスがどっちだか判らなくなる始末・・です。

 しかもその「透明なクリスタル風なミネラリティ」の心地良いこと・・そしてそのミネラリティに包まれた要素から漏れだすエキスの風味、それが昇華してピノ・ノワールの甘美なアロマが香り出すと、

「本当に自分はアンリ・グージュを飲んでいるんだろうか?」

とさえ疑いたくなってしまいました。


 フィネスさんの担当さんに聞くと、ちょうどヌーボーの週に有った試飲会でも滅茶苦茶好評で、その後の商談会などで早々に・・

「2017年のアンリ・グージュは完売!」

になってしまったそうです。


 まぁ、noisy のところにはすでに割り当て分が決まっていたので問題は無かったんですが、

「いや~・・そうなると、年末までの短い時間に、上級キュヴェを含め何とか数本はテイスティングして確信を持ってご案内しないといけない!」

と言うことになってしまいました。


 なので、2014年から2016年のキュヴェはまた当分そのまんまですが、物凄い大変身をして超エレガント系になった2017年のアンリ・グージュをご案内致します。


 2017年のアンリ・グージュは、2016年以前とはスタイルが全く異なります。まぁ、2016年ものは2017年ものの傾向を1/4ほどは持ってはいます。

 どちらかと言うと、多めの果実と多めのタンニンが前面に出ていて、ミネラリティは完全に裏に回っている大柄系のピノ・ノワールでした。ニュイらしい・・と言えばそうなのかもしれませんし、5年ほど置くと溶け込んだタンニンが丸く、甘くなり、見事な味わいになるのは間違いありません。多くのアンリ・グージュ・ファン(マニア)がそうであるように、

「アンリ・グージュは寝かしてから飲む」

のが一般的でした。


 ところが2017年ものは・・全く違います。果実の種類は異なりますが、シャンボールの雄、ジョルジュ・ルーミエ張りの見事なミネラリティが、まず第一に顔を出します。それは球体の表面をコーティングしているかの如きです。

 そのコーティングの中には、今までの膨大なタンニンが有る・・訳ではありません。調和され、見事なまでに下支えに回っています。

 言ってみれば、2016年以前と比較すると、二次元的に言えば、

「ぐるっと180度、前後が入れ替わっている円」

もしくは、三次元的に言えば、

「今まで表面を覆っていたものは大福のアンコになり、今までアンコだったものが表面を覆っている球体」

だと言えます。


 なので、印象が全く異なるんですよ。


 因みに、メディア評価では、トップキュヴェのレ・サン=ジョルジュは、ジョン・ギルマン氏が96ポイントで、

「2017 Les St. Georges is going to be one of the best recent vintages of this great wine produced by the Gouges family in a long time.」

 と非常な高評価をしています。まぁ、言ってしまえば、今までで最高の出来だよ!・・とベタ褒めしている訳です。


 アドヴォケイトは93ポイントと低いですが、まぁ・・noisy的なことに言及しています。つまり、

「これはほとんど戸惑うほど上品でエレガントなヴィンテージ・・云々」


 そう・・多くのテイスターは戸惑ったに違い無いんです。知っていればいるほど・・

「一体どうしたんだ?・・何が起きたんだ?」

と狼狽するに違いないんです。


 noisy も、2017年ものは二枚看板のレ・サン=ジョルジュとレ・ヴォークランまでは飲めていませんが、それ以外のキュヴェのほとんどをテイスティングし、紹介することにさせていただきました。3年間も溜め込んでいた訳ですが、それを放っておいてもご紹介したい2017年、アンリ・グ-ジュです。ブルゴーニュワインファンなら是非、お確かめいただきたいと思います。
 

━━━━━
 第一次世界大戦後、父親より9haの畑を譲り受けたアンリ グージュ氏は1925年にドメーヌを設立し、マルキダンジェルヴィル氏やアルマン ルソー氏らと共にその時代に蔓延していた粗悪なブルゴーニュワインを無くす為にINAOを設立し、区画やクラスを決める際、自分たちの畑があるニュイサン ジョルジュとヴォルネーには自己贔屓をしないようにグラン・クリュを設定しませんでした。

 アンリ氏の孫のピエール氏、クリスチャン氏がそれぞれ畑と醸造を担当してドメ ーヌを運営していましたが、ピエール氏が定年を迎えたため、現在はその息子のグレゴリー氏が中心となって、ニュイ サン ジョルジュのみ15haの畑でワイン造りを行っています。

 昔からコート ドールの傾斜が急な畑では、雨が降った後に土が流れてしまうという問題がありました。これに対し、ピエール氏は1975年に葡萄の木の列の間に芝生を植え る方法を生み出しました。これは降雨後の土地の侵食を防ぐだけでなく、雑草が生えるのを抑える働きもありました。また、丈の高い雑草が生えない為に畑の通 気が良く、カビの発生を抑制する効果もありました。さらに、芝生があることで葡萄の根は横ではなく下に向かって伸びるため、地中深くの養分を吸収すること ができ、結果としてテロワールを明確に表現することができました。

 また、徐々に畑をビオロジック(有機栽培)に変えてきていて、2008年から100%ビオロジックになりました。 畑で厳選して収穫された葡萄は2007年に新設された醸造所で選別され、果皮や種の収斂性のあるタンニンを出さないように葡萄の実は潰さないまま除梗機で100%除梗され、そのまま地上階にある醗酵タンクへ重力によって運ばれます。アルコール醗酵には白はステンレスタンク、赤はコンクリートタンクを使います。コンクリートタンクはアンリ グージュ氏の時代に造られた古いものが使われており、内部には酒石酸がびっしり付着しています。このコンクリートタンクはタンク上部が開いている開放桶ではないのでアルコール醗酵の際に発生するガス(二酸化炭素)がタンク内部に溜まりやすく、醗酵作用がゆっくりと進むので、じっくりと葡萄から色とアロマを引き出します。櫂入れはタンク内に設置されている金網状の機械で行い、ガスによって押し上げられた果皮や種と果汁の接触を増やしてアロマやタンニンを引き出します。その後、新樽率約20%の樫樽に移されマロラクティック醗酵をさせて18ヵ月間熟成されます。とても綺麗な葡萄が取れるのでそのままでも十分透明感がある為、コラージュやフィルターは行わずに瓶詰めされます。


2019 Bourgogne Pinot Blanc
ブルゴーニュ・ピノ・ブラン

16455
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

◆◆◆アンリ・グージュご自慢のピノ・ブラン!素晴らしい出来でした!

■海外メディア評価
2018年もの 90 Points Tim Atkin

■エージェント情報
 ピノ・ブラン種100%。「ペリエール」の葡萄から選りすぐられたものを挿し木して植えられており、樹齢は約30年になります。オート・コート・ド・ニュイに近い丘の頂上付近の標高370mの場所に畑があり、土壌は小石混じりの少し深い粘土石灰質になっています。ステンレスタンクで醸造、前年に上記「ペリエール」の熟成に使用した新樽を翌年に1年樽として使用し、約6ヶ月間熟成させます。タッチは力強く引き締まりがありますが、アロマ豊かでアフターに旨味が広がる真っ直ぐなわかりやすいキャラクターのワインになっています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,990 (外税) 
【よりナチュラルに柔らかく、ディテールの美しさと果実の美味しさを伝えてくれる、「ピノ・グージュ」が見事に開花!旨いです!】
 人気は今ひとつ・・と言うか、今二のてっちゃんなアンリ・グージュのピノ・ブランでしたが、2018年ものより、

「ピントがビシッと合って来た感じ」

が出てきまして、長らくテイスティングしていたnoisyも、

「・・おっ!」

と思いましてご紹介文を書かせていただきました。


 思うに、長らくアンリ・グージュは長命なブルゴーニュワインを意識するが余り、タンニンの熟度にこだわり過ぎ、ピノ・ノワールはまるでボルドーワインのように、ピノ・ブランはブルゴーニュと言うよりも、もっと南の地域の感じ・・中域が少し抜けてしまうような酸バランスになっていたんじゃないかと・・。そもそもタンニンの熟成を見計らうと言うことは、「完熟した」と確認してからでは遅い訳ですね。すぐに収穫出来る訳では無いですから・・。ましてや天候に左右され、日数も掛かる訳ですから、

「タンニンの熟度を見計らう・・だけでは済まない。先行きの様々な読みが重要」

なんですね。


 なのでそれを修正できたと言うことは、結果的に

「少し収穫が早くなった」

はずで、グズっていた果実酸は活き活きとしたリアルな風情を取り戻し、結果としてエキスの味わいが飛びぬけて良くなった・・と踏んでいます。でもこれはこのピノ・ブランだけに留まらず、ピノ・ノワールも滅茶苦茶美味しいんですよ。アンリ・グージュを知っていらっしゃる方が飲んだら・・相当・・腰を抜かすと思いますよ。

「これ、・・本当にアンリ・グージュなの?」

と。

 まぁ、言っちゃえば2017年までのピノ・グージュはマッタリ感がバッチリで重厚な味わいです。ですが2018年にはピュアさ、フレッシュさ、酸の伸びやかさが相当に改善され、2019年には、

「滅茶苦茶美しいディテール!」

を持つピノ・グージュになった訳です。これは嬉しいですね・・noisy も何となく涙ぐんでしまいます。


 2019年ものの海外メディアの評点は見つけられませんでしたが、相当良かった2018年ものには、Tim Atkin 氏も90点と、A.C.ブルとしては破格の評価をしています。

 生きの良いピュアなノーズはふっくらと丸みを帯び非常に伸びやかです。以前なら、「ブリっとした」感じが濃い果実のニュアンスが有ったんですが、若々しさがそこに戻り、伸びやかで心地良いです。低かった重心位置はだいぶ上がり、シャルドネとほとんど変わらない中低域に見事な膨らみを持っています。黄色の果実が載った中域~高域は伸びやかで酸の味わいが素晴らしいバランスを持っています。余韻も美しく、長くたなびきます。

 2019年はアンリ・グージュの記念のヴィンテージだそうです。良かった・・滅茶美味しくなって!・・是非とも飲んでいただきたいと思います。ご検討ください。

 以下は以前のレヴューです。
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【ピノ・ブランに拘り続けて数十年、ようやくその繊細な姿をより判りやすく、より高貴に感じさせてくれるようになりました!】

 え~・・このA.C.ブルのピノ・ブランに関しましては、2017年も滅茶美味しくて・・2018年も同様に美味しいですが、よりそのテロワール由来の味わいが明確になった・・と言える気がしています。

 そもそもブルゴーニュのピノ・ブランは、やや腰高で中域のど真ん中の表現がやや「粗」で、どこか中抜けしたようなニュアンスが有って・・低域から押し上げてくるシャルドネの迫力にやや負けてしまう・・もしくは、バリックとの相性が今ひとつ良く無いのかも?・・などとも思っています。つまり、余り強めに樽を掛けてしまうと、その中域の「粗」の部分が強調されてしまう・・感じがするような気がするんですね。

 これは、このところテイスティングしているドイツ・バーデンのヴァーゼンハウスのヴァイスブルグンダ―が滅茶美味しくて・・樽も使用はしているはずなんですが、果実がピュアで、しかも問題の中域のど真ん中も・・

「満たされている」

と感じさせてくれるんですね。


 2018年もののこのA.C.ブルのピノ・ブラン、そして1級ラ・ペリエールのブランもそうなんですが、そんな中域の粗な部分がほぼ無いんですね。

 ですので、むしろその少し下からの押し上げと言いますか、中低域からの押し上げがしっかりしているので、「高域までの伸びの良さ」と「柑橘系果実の表現」までもが輝いて見える感じなんですね。

 ピノ・ノワール突然変異のピノ・ブランの本家としましては、やはりこのピノ・ブラン、ピノ・グージュに拘りを持ち続けて来た甲斐を、ようやくしっかり見せられるようになったと言えます。

 そして、ほんのりと感じさせる少しクリスピーな感じ・・ナッツっぽい油脂の存在とか、ほんのりとした煙、石灰岩みたいなニュアンスが、このワインを見事に飾っているように思います。素晴らしい出来栄えで、

「ティム・アトキン氏も90ポイント!」

は確認しました。超お勧めです!是非とも素晴らしいピノ・グージュ、飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
------
【誰もピノ・ブランだとは判らないのでは?・・ピノ・ブランと言う品種の真の姿がここに有ります!まさにピノ・ノワールの娘?的な見事な出来です!】

 激旨です!・・すみませんが1級のラ・ペリエール・ブラン2017はまだ飲めていませんが、

「A.C.ブルのピノ・ブランが村名並みでこの出来と考えると、ラ・ペリエール・ブランのエレガンスはとんでも無いことになっているはず!」

と思えます。


 通常、ピノ・ブランのブルゴーニュワインを飲めば・・

「・・ん・・ピノ・ブランだよね~。」

と、ブラインドでも判りますよね。ちょっと中域にクセが有って、少し抜けるんですよ。拡がり切らないシャルドネと言うか、やはり個性的な味わいでは有ります。


 ところがです。この2017年のピノ・ブランのエレガンスは半端無いです!・・何が凄いって・・

「クリスタルに包まれた上品な丸い果実!」

じゃないかと思えるほどに輝き、滑らかで、美しいです。これは飲まなければ判りませんよね・・ピノ・ブランだしね~・・・と思ってしまうはずですから。


 敢えて言うなら、

「ピノ・ブランだからこそ出来たシャルドネを超えるエレガンス!」

と言えるかもしれません。


 超繊細です。絹糸のように繊細で、それがクリスタルで出来ていると・・思ってください。素晴らしいです!


 1級レ・ペリエール・ブランは、クロ・デ・ポレのピノ・ノワールの突然変異種です。通称「ピノ・グージュ」。2016年ものはほぼ91ポイントほどのメディア評価でしたが・・今のところはすみません、2017年ものの評価が見つけられませんが、

「2016年ものを超えてくることは確実なはず!」

です。


 取りあえずはブルゴーニュ・ブラン2017を飲んでみてください。そしてきっとビックリするはずですよ・・。凄いミネラリティですから・・。

「・・これがアンリ・グージュ!」

と思われるに違い在りません。お勧めします!是非飲んでみてください!


2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru la Perriere Blanc
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・ラ・ペリエール・ブラン

16454
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

◆◆◆ ピノ・グージュ!1級です!
■海外メディア情報
2018年ものの評価
92 Points Tim Atkin
91 Points Vinous 2019~2025 Antonio Galloni

■エージェント情報
 ピノ・ブラン種100%。1級区画「クロ・デ・ポレ・サン=ジョルジュ」に植えられていたピノ・ノワールが突然変異したもので、ドメーヌ創始者のアンリ・グージュ氏が発見したのでドメーヌでは「ピノ・グージュ」と呼ばれています。畑の広さは0.4haほどありますが腐敗が起きやすい区画で平均収量は20hl/haほど、元々は石切り場だった場所で多くの石を含む石灰質土壌になっています。ステンレスタンクで醗酵させ、新樽30%で約12ヵ月熟成、コラージュはせず瓶詰前に軽くフィルターを掛けます。ミネラル豊かで透明感があり、とても複雑な味わいがあるワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥16,900 (外税) 
【素晴らしい出来です!・・「葡萄の熟度にこだわる」と言うタガを外せたピノ・グージュ、真の姿を見せ始めました!・・旨いです!】
 1級クロ・デ・ポレのピノ・ノワールの畑で見つかった緑の房を付ける突然変異種、それがピノ・ブラン、通称ピノ・グージュです。

 ニュイ=サン=ジョルジュのA.C.では、それなりに白の品種が造られています。2018年のコラムにも書きましたがクロ・ド・ラルロ・ブランも素晴らしいワインです・・が基本、シャルドネなんですね。

 シャルドネとピノ・ブランだと微妙にニュアンスが異なります。シャルドネは中域に大きな膨らみが有り、ピノ・ブランはむしろ低域~高域までのバランスが凄く良い品種なんですね・・。ですが、熟させ過ぎると酸が弱くなり、結果として「中域の密度や味わいがやや粗になる」傾向がみられ、むしろそれが特徴とも思われるような状況が作られていたと思います。

 ですが、2019年ものはピノ・ブラン本来の味わいを取り戻していると思います。A.C.ブルのピノ・ブランも同様でとても美味しいんですが、やはり流石1級ペリエールは違いますね・・持っている「密度」もそうですが、「エレガンス」が超一流です。

 まぁ、以前のものとの色合いも相当に違っていて、結構に黄色が強いです。これは樽由来のものが結構に影響しているはずですが、それなりに樽の影響を受ける造りをしたとしても、

「そもそも負けない強いフレーヴァーを持っていた」

と言うことになります。

 また、ミネラリティも相当に詰まっています。エレガンスにもそれは影響を与えていますし、何よりノーズが素晴らしい!・・ちょっと南に近い方の黄色いフルーツと、冷やかな白や淡い黄色、そして薄緑のフルーツが混載です。

 これ、今飲んでも相当に美味しいですが・・10年経過後が楽しみな感じなんですよ。先だっても・・品種は違いますがクロ・ド・ラルロ・ブランのちょっとコンディションに難のある10年余ほどのボトルを、店にいらっしゃるお客様にリーズナブルにお分けさせていただいたんですが、ま~・・すっごい旨かった!とビックリされていました。

 まぁ、ちょっとコルクの具合が今ひとつだったようなので販売しなかったボトルなんですが、少し漏れていたのかな?・・ですが、液体が持つ粘性がこびりついて「フタ」の役目をしてくれますので、少しぐらい漏れていても・・まぁ、パーフェクトでは無いとしても、期待を大きく上回る美味しさが有った・・と言うことなんですね。

 クロ・ド・ラルロ・ブランにつきましては、noisyも非常に長くお付き合いしていまして、5年経ったらどうなる・・とか、10年経ったら・・色がこんなだったら・・など、結構に経験則が有りますので、

「この感じならたぶん大丈夫」

と言うのが在る訳です。それが、お客様とのネゴシエーションが上手く行くようなら、そんなボトルの出番も有りうるんですよね。


 このピノ・ブラン、ピノ・グージュもこれから長くお付き合いして行きたい・・そう思っています。非常に・・旨いです。それにあの「ヴァーゼンハウス」もピノ・ブラン、造ってまして、非常に旨いんですよ。これからのピノ・ブランの活躍が楽しみだと思いませんか?・・是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【シャルドネ主体のクロ・ド・ラルロ・ブランと是非比較して飲んでみて下さい!・・ティム・アトキン氏も92ポイントです!】

 素晴らしい・・見事な味わいでした!・・・ピノ・グージュ、恐るべし!フィネスたっぷりのアロマと、透明ミネラリティのテカテカコーティングを得たキリリとした表情が実に良いです。

 このニュイ=サン=ジョルジュと言うアペラシオンですが、それなりに白ワインも造られています。ド・ラルロのクロ・ド・ラルロ・ブランは、実はニュイの村では無くて、その南の「プレモー=プリシー」に有ります。

 しかしこのド・ラルロのクロ・ド・ラルロ・ブランは、ほぼシャルドネ(一部ピノ・グリ?)で造られますが、実は相当に素晴らしいシャルドネでして、5年ほど経過しますと「大化け」するんですね。

 リリース仕立ては結構にスレンダーなんですが、時を経ますと相当に膨張し、滑らかで漲る味わいに変化、マッタリとしたテクスチュアとあれは樽からかな?・・ナッティーなニュアンスで・・素晴らしく美味しいんですね。

 こちらの「ペリエール・ブラン」は同じく1級畑ですが、ペリエールと言う名前からもお判りのように「石切り場」でして、しかも畑はヴォーヌ=ロマネのある丘とは異なるニュイ=サン=ジョルジュ村に有ります。上部が石切り場だったところですんで、白ワインに向いたミネラリティが得られるんじゃないかと思っています。そして、ピノ・グージュを発見したクロ・デ・ポレはペリエールの下部に接していますんで、見つかった株(枝)をペリエールに植えたのが始まりなんですね。

 実は知っているようで知らない味わいなんじゃないかと思います。相当に美味しいですよ。今飲んでもソリッドさのあるスタイリッシュな美味しさですし、数年後に成りますと、結構にボディも膨らんで来て、女性的な美味しさになってくると思います。そして、ティム・アトキン氏も92ポイント付けています!ご検討くださいませ。超お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【誰もピノ・ブランだとは判らないのでは?・・ピノ・ブランと言う品種の真の姿がここに有ります!まさにピノ・ノワールの娘?的な見事な出来です!】

 激旨です!・・すみませんが1級のラ・ペリエール・ブラン2017はまだ飲めていませんが、

「A.C.ブルのピノ・ブランが村名並みでこの出来と考えると、ラ・ペリエール・ブランのエレガンスはとんでも無いことになっているはず!」

と思えます。


 通常、ピノ・ブランのブルゴーニュワインを飲めば・・

「・・ん・・ピノ・ブランだよね~。」

と、ブラインドでも判りますよね。ちょっと中域にクセが有って、少し抜けるんですよ。拡がり切らないシャルドネと言うか、やはり個性的な味わいでは有ります。


 ところがです。この2017年のピノ・ブランのエレガンスは半端無いです!・・何が凄いって・・

「クリスタルに包まれた上品な丸い果実!」

じゃないかと思えるほどに輝き、滑らかで、美しいです。これは飲まなければ判りませんよね・・ピノ・ブランだしね~・・・と思ってしまうはずですから。


 敢えて言うなら、

「ピノ・ブランだからこそ出来たシャルドネを超えるエレガンス!」

と言えるかもしれません。


 超繊細です。絹糸のように繊細で、それがクリスタルで出来ていると・・思ってください。素晴らしいです!


 1級レ・ペリエール・ブランは、クロ・デ・ポレのピノ・ノワールの突然変異種です。通称「ピノ・グージュ」。2016年ものはほぼ91ポイントほどのメディア評価でしたが・・今のところはすみません、2017年ものの評価が見つけられませんが、

「2016年ものを超えてくることは確実なはず!」

です。


 取りあえずはブルゴーニュ・ブラン2017を飲んでみてください。そしてきっとビックリするはずですよ・・。凄いミネラリティですから・・。

「・・これがアンリ・グージュ!」

と思われるに違い在りません。お勧めします!是非飲んでみてください!


2019 Nuits-Saint-Georges Rouge
ニュイ=サン=ジョルジュ・ルージュ

16453
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

◆◆◆ しなやかで伸びのあるピュアな味わい!・・美しいです!
■海外メディア評価
◇2019年もの
93 Points /Drink now through 2028Wine Spectator
91 Points Jasper Morris Inside Burgundy
This too is very good for its level and worth checking out. *Burghound Outstanding* Allen Meadows - Burghound
◇2018年もの
91 Points Tim Atkin

■エージェント情報
ピノ・ノワール種100%。所有畑の総面積は約4haで南側の「Belle Croix(ベル・クロワ)」「Les Fleurieres(レ・フルリエール)」「Les Brulees(レ・ブリュレ)」「Les Chaliots(レ・シャリオ)」等、1級に隣接する数区画の葡萄を最初からアサンブラージュして造られます。1級には及ばないものの、果実味と酸味が豊かでタンニンもしっかりしており、余韻と味わいの強さがある典型的なニュイ=サン=ジョルジュのワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,980 (外税) 
【・・これがアンリ・グージュ・・?・・嘘~・・!・・と、驚いてください!・・伸びやかなアロマ、美しい果実酸のエキス!・・テロワールの具現化・・素晴らしいです!】
 一昔前までは noisy も随分悩んでいた時期が有りました。ブルゴーニュ専門家、宝庫などと言われることも有りながら、目ぼしい在庫は売り切ってしまい、レパートリー?に欲しいアイテムは、何らかの理由で入手できなくなってきていて・・しかも、ご案内しても買っていただけるのはジュヴレとヴォーヌ=ロマネ、そして一部の極レアものばかり。シャンボールだってニュイ=サン=ジョルジュだって・・販売は振るわず、ボーヌのワインに至っては、

「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールはコート・ド・ニュイに限る!」

みたいな世情でしたから、コルトンの美味しいグラン・クリュさえも非常に難しい商材で、ましてやヴォルネイなんて扱う前から苦労する難物でしか無かった訳です。


 それでも何とかこの素晴らしいピノ・ノワールをご紹介させてもらってご理解いただきご購入していただくにはどうしたら良いんだろう?・・と悩み続けて、今のスタイルになっている・・そんな感じなんですね。勿論ですが自分一人でそのように出来た訳では無く、リアルワインガイドのテイスターと言う立ち位置や、エージェントさんたちのご協力をいただいて、何とか信用いただけるようになって来たと思っています。

 ただし、今も美味しく無いものを美味しいと言うのは超苦手でして、そんなことをするくらいなら仕舞い込んでしまおう・・と言うのは・・きっと気性なんでしょうね。せっかく喜んでいただきたいと思ってやっているのに、自分でそれを壊してしまうような・・支離滅裂なことはしたくないと思ってしまう訳です。だからこそ、常にテイスティングを欠かさず、自身の感覚をズラさないようにと思っています。

 でも・・余り・・ずっと「美味しい!」「素晴らしい!」と書き続けたく無いんですね~・・嘘っぽいじゃないですか・・だから、どんなにアンリ・グージュの2019年が素晴らしくても、本当は「眠れる巨人、ついに覚醒!」なんてやりたくないんですね・・天邪鬼な性格なもんで・・はい。

 さりとて嘘は書きたくない・・訳ですから、そこで一周してしまって、また悩む訳です。物書きみたいな生活を一年中やっている訳でして、実際には結構に生み出すのに苦しんでいる自分を俯瞰していたりもします。


 でもこの2019年、ニュイ村名・・旨いです。これは是非とも、



「アンリ・グージュを全然知らない方!」

もしくは、

「アンリ・グージュを良~く知っている(つもりの)昔からのお知り合い・・(^^;;」

に是非とも飲んでいただきたいと思っています。

「・・ん?・・つまり・・みんなってこと?」


「・・・ご名答・・」


 この美しい・・本当に硬い殻を破って生まれ変わった造り手・・とも言えるような見事な色彩をご覧いただきたい!・・そう思うんですね。

 そりゃあ、1級クラスをご所望いただける方には、それぞれのキュヴェが素晴らしいのでそちらでも構いません。もう・・シェヌ・カルトーの愛らしさなんて、並みだがチョチョ切れるほどに旨いです。クロ・デ・ポレの完成度の高さなんて・・あっけに取られてしまいますし、カイユの化け物みたいな果皮の味わいなんて、もしそこにエレガンスやフィネスを感じなければ決してお薦めしないんじゃないかとさえ思いますが・・これも凄いお勧めなんですね。

 そんな凄い1級群では有りませんが、

「このニュイ村名で充分!」

とこのワインは思わせてくれるんですね・・。


 細かいことはもう言いません。2018年以前の写真と見比べてみて下さい・・

「美しさが全然違う!」

 きっとそう思っていただけるはずで、それが正しい眼を持つことに通じると思います。是非とも飲んでご自身の感覚で確かめていただきたい・・どうぞよろしくお願いいたします。

 因みに・・この村名にワイン・スペクテイターは93ポイントも付けました!でもまぁ・・「2028年までに飲め」は余計ですが、若い果実がお好きな方には2028年までに飲め・・に変更して欲しいですね。本領発揮はそれ以降だと思います。



 以下は以前のレヴューです。
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【土臭いニュイ=サン=ジョルジュはここには有りません!果実味に長け、ミネラリティの艶を感じさせてくれる柔らかな味わい・・それがニュイ=サン=ジョルジュです!】

 どうでしょう?・・見事な色合いでしょう?・・それに・・

「ずっと見つめているとニュイ=サン=ジョルジュに見えてくる・・気がする」

と思いませんか?・・思わない?・・あら・・ま・・


 しかしながら、2017年もやや官能的な色合いを見せてくれましたが、2018年ものもより精緻ですが透明感とエナジーを漂わせ、しかもピュアさの滲む感じに見えるはずです。

 で、noisy は結局、この2018年ものニュイ村名を、都合2本、飲むことになったんですね。色々有りまして・・いや、1本目がダメだったとかじゃないんですよ。1本目はしっかり休ませ過ぎたので、2本目は敢えて、

「店から持ち戻りで即開けてみる」

ことにしたんです。


 で、しっかりとそのポテンシャルを掴みました・・。もう、万全ですよ。ふっくらとした柔らかなテクスチュアはアンリ・グージュそのものですが、野暮ったいタンニンなどは全く感じません。無い訳では無く、しっかりとコーティングされ、奥にある黒い果実と一緒に鎮座していらっしゃるんですね。

 ですので、手前にある・・と言いますか、表情の最前線に有るやや白っぽいミネラリティと一緒の赤果実が、非常にピュアに感じられます。強過ぎず、全然弱くない・・見事な酸バランスで、ニュイ=サン=ジョルジュのニュアンスを野暮ったい方では無く「美しい方で」見せてくれるんですね・・。

 さらには、余りに美味しいので・・

「これは最低91点!」

などと思っていたんですね。


 で、先ほど、アチコチを調べていましたら、ティム・アトキン氏も91ポイントだと判りまして・・

「気が合うなぁ・・」

などと上から目線で感じ入っていたものです。


 柔らかさやふくよかさ、ピュアさ、たっぷりなミネラリティの存在は、この写真からもお判りいただけるんじゃないかと思います。

 相当美味しいので・・是非飲んでみて下さい。超お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【べらぼうに旨くてリーズナブルなA.C.ブルと村名!・・取り合えずこれを飲んでみてください!涙がチョチョ切れるようなエレガント系のエキス味です!】

 どうです?・・この2枚の写真ほどわかりやすいのは無いんじゃないかと思いますが・・でも、noisy が言っているのとは「逆」のように見えてしまうかもしれません。

 下の2013年ものの方が透明なミネラリティが多く、全面にあるように見えます。2017年ものはむしろ、果実味たっぷり系に見えますよね?

 これは、2013年のヴィンテージがそうなる背景が有った・・と言うことです。つまり、比較冷涼なヴィンテージでしたので、深い色合いが付かなかったんです。でもタンニンの抽出はしっかりされた・・と言うことでしょう。

 2017年ものはしっかり熟し、酸も美しいパレットを描きます。何より、舌触りは最高!・・まずミネラリティがグググっと寄って来るんですね。まるでルーミエさんのワインを飲んでいるかのようです。そこから果実です。中域を適度に膨らませつつ、美しいエキスから愛らしい果実を感じさせてくれます。ニュイらしい中低域の横方向への張りも有り、実にバランスが良いです。

 まるでニュイの村名を飲んでいるような感覚では有りますが、今までのアンリ・グージュはほぼ感じません。だって・・凄いエレガントで球体なんですもん・・(^^;; 滅茶苦茶美味しいです。

 で、ニュイ=サン=ジョルジュ村名も飲んだんですが・・写真が見当たりません。おかしいなぁ・・空き瓶は有るのに写真が無いんです。

 しかしこれ、1級群を結構に開けましたんで判りましたが、

「さっさと飲むなら村名がベスト!」

です。凄いバランスなんですよ・・村名が。

 A.C.ブルも滅茶美味しいんですが、村名と比べるとやはり器の大きさが違うなと。そして今まではさほど感じることの無かった「品格」が見事に備わっているんですね。

 ですので、アンリ・グージュ入門としましてはこの2アイテム、A.C.ブルとA.C.ニュイ=サン=ジョルジュをお薦めします。

 あ、忘れてましたが、アンリ・グージュの隠れた看板ワインでもある、「ピノ・ブラン」も絶品です。ビックリされるでしょう。是非飲んでみてください!お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【非常にエレガントなブルゴーニュ・ルージュでした!ちゃんとニュイ=サン=ジョルジュも感じさせてくれ・・かなりの旨さです!】

 力強さは有るけれど、ゴツゴツしてて粗野・・と言うイメージの強かったドメーヌ・アンリ・グージュです。・・いや、それはあくまでnoisyが持っていたイメージです。長いことテイスティングの候補にさえ・・上がっていなかった大御所ですので、いつの間にか・・と言うか、噂には聞いていたけれど、正規エージェントの仕入先が無いとか、ブローカー経由でも購入する気が起きないとか(・・失礼・・)の状況でした。

 左の色合いを見てください・・。赤い色と言うよりは、赤紫ですよね。黒味は有るとしてもさほど無く、むしろ赤紫を積層させているような、でもそんなに複雑な感じを持たせない、グラデュエーションを余り感じさせない色合いだと思います。

 味わい的にはエキス系、しっかりと出ています。甘く無く、こってりしたニュアンスはほんの僅かで、ニュイらしい感じを残したまま、エレガントさが前面に出たものになっています。

 最近はこのような美しい酸とエキス、愛らしくも香りのスピードの早いピュアなブルゴーニュが受けていると思いますが、「元のさやに戻っただけ」で有るとも感じます。

 ワインが世界で販売されるようになり、どの造り手も、「販売戦略」を意識し、生産量を増やすことに血道を上げるようなった結果、農薬汚染や化学肥料によって、畑の生態系が壊され、結果として、

「美味しいワインを造れなくなってしまった」
訳です。

 アンリ・グージュやアルマン・ルソーが高い志からINAOを造り、ネゴスを離れてドメーヌ元詰めものを販売したのに・・ 結果的には、アンリ・グージュも古くからの評判を落としてしまった訳ですから、なんとも皮肉な話しですよね。

 で、このアンリ・グージュも復活した・・と言えるピュアな味わいでした!・・まぁ、今をときめくフーリエでさえ、誰も見向きもしない時代が80年台から続いていたわけですから・・ね。ニュイの名家が復活したのは嬉しい限りです。

 ニュイの持つ複雑さとパワフルさ・・と言うか酸とタンニンのバランスは、むしろ、「やや冷ややかな酸と優しいタンニンのヴォーヌ=ロマネ」的なものに感じられると思います。ヴォーヌ=ロマネの熱量がそっくりそのままニュイに移動した感じです。非常にドライながら、エキスの濃度が濃いので、薄辛くなっていません。非常に充実しています。タンニンは厚さはあるんですが、透明感としなやかさに満ちていて、タンイン自体に言及することは不要かと言うくらいです。非常に美しく、厚さはあるのに綺麗です。

 紫、赤紫の小果実感がバッチリで、美しく長めの余韻・・とても良い感じです。これならきっと皆さんにも喜んでいただけるかと思います。

 ACブルゴーニュの価格としては、今となっては、極普通な感じですよね。2千円台でトップドメーヌクラスのACブルはもう皆無・・まぁ、noisyにはネゴスですが素晴らしいロッシュ・ド・ベレーヌのピノ・ノワールが有りますけどね!(・・いや、さすがに2012年はもう入荷がラストになりましたが・・)

 そんな訳ですので、

「・・アンリ・グージュ?・・」

と言わず、ぜひ飲んでみて欲しいと思います。いずれニュイの1級の銘畑もご紹介できれば・・と思っています。是非ご検討くださいませ!お奨めします!




2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Chenes Carteaux
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・シェヌ・カルトー

16451
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

◆◆◆しなやかで伸びのあるピュアな味わい!・・美しいです!
■海外メディア評価
◇2018年もの
93 Points Tim Atkin

■エージェント情報
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約1ha、ニュイ=サン=ジョルジュ村の最南端にあり、約半世紀前に葡萄が植えられました。丘の上の森に隣接した急傾斜の畑で地表に小砂利が散らばっている粒の細かい粘土質土壌です。ニュイ=サン=ジョルジュらしいストラクチャーと力強さもありますが、果実味がとてもエレガントで1級の中ではバランスが整いやすいワイン。隣接する1級畑「レ・サンジョルジュ」や「レ・ヴォークラン」よりも早くから楽しめるようになります。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥11,280 (外税) 
【・・これは本当にグージュなのか?・・驚きの1本!べらぼうな出来です!・・美しい!】
 驚きました・・ニュイ=サン=ジョルジュのトップ・クリマ、レ・サンジョルジュとレ・ヴォークランに挟まれた小区画、「レ・シェヌ・カルトー」は、アンリ・グージュ以外では余り見ることの無いワインです。実際・・noisy も余り記憶にございません。

 高いレベルでバランスの取れた、そして気品のあるレ・サンジョルジュの上部に接し、パワフルな味わいでその名を聞く「レ・ヴォークラン」の南に接している・・のに、

「パワフル?・・そんなの関係ね~!」

 とばかりに繊細な味わいを見せるのがこの「シェヌ・カルトー」なんですね~・・。2018年ものもエレガントで美味しかったです・・ティム・アトキンさんが93ポイントも付けて、

「我が意を得たり!」

とばかりに満足でした。


 ですが2019年ものは・・すみません、2018年を大きく飛び越してしまいました・・。おそらく砂地に近いテロワールの畑なんでしょう・・エレガンスが凄い!・・愛らしいったらありゃしない!・・だけれども、

「エキスの味わいがしっかり!」

していて、全くでしゃばるところが無いのに、不足しているとも思えないない・・と言う、物凄いバランスをしているんです!



 言ってみれば、

「トップ・クリマのレ・サンジョルジュから、美しさ以外のものを取り去った・・潔い味わいと香り!」

のワインなんですね・・。いや~・・ビックリした!・・こんなワインが造れてしまうんだと・・初めて認識してしまいました(・・すみません・・)。


 そうですね・・では、敢えて言ってしまいましょう!・・シェヌ・カルトーはプティ・レ・サンジョルジュ!・・もうそれで良いじゃないですか。そしてレ・サンジョルジュはグラン・クリュ!・・そう仮認識しましょう!

 この味わいは・・やっぱり飲んでいただかないと判らないと思いますよ。

「・・また~・・noisy がいい加減なことを言い始めたぞ!」

と思っていらっしゃるに違いないと思います。でも、少なくともnoisy 的にな認識では、

「滅茶苦茶美味しい!・・何より美しく、何よりも愛らしい!・・そんなニュイ=サン=ジョルジュが今まで存在したか?」

と言うことなんですね。


 騙されたと思って・・飲むべきです。超お勧めします・・が数は全然ないです。どうぞよろしくお願いいたします。



 以下は以前のレヴューです。
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【この、最もリーズナブルなニュイ1級のレ・シェヌ・カルトーも93ポイントなんて・・今まで有り得たのでしょうか?・・スタイリッシュに縦伸び系の見事にスレンダーな味わいです!】

 いや~93ポイントって、本当でしょうかね。ちょっとホッペタをひねってみたくなってしまうほど嬉しいです。あの・・シェヌ・カルトーが・・ねぇ・・

 でも、残念なのは・・他の1級も、上の2つを除いては、ティム・アトキンさんはみんな93ポイントなんですね・・それには申し訳ないですが、

「異存有り!」

です。それは該当のコラムで書かせていただきます。


 2018年もののアンリ・グージュは総じて、

「芯近くの黒果実を透明なミネラリティがタンニンをも含めてコーティング、なので赤果実の美味しさが引き立ち、かつ、テロワールの違いもクッキリと表現!」

しています。そのうえで、持ち味の「柔らかさ」や「フィネス」の表現も見事に出ていると言えます。


 このシェヌ・カルトーは縦伸び系のミネラリティが豊かなタイプだと理解していまして、ニュイ=サン=ジョルジュ極上の1級畑、「レ・サン=ジョルジュ」の上部に存在していますから、やや透明なミネラリティが強い感じで、「プティ・サン・ジョルジュ」みたいな感じだと思っていただけましたら良いかと思います。レ・サン=ジョルジュは高価ですし、数も無いので中々・・いや、実は超小瓶のサンプル・セットをいただいたので、よっぽど飲もうかと思ったんですが・・そのセットが余りに可愛らしくて、手を付けられないんですよ。

 そう、これなんですが、20ml しか入って無いもので、雑にも扱うとテイスティングにならないし、どうしたものかと頭を悩ませつつ、今に至ってしまっています。・・あ、脱線しまして申し訳ありません。

 で、この縦伸び系をプラスし、レ・サン=ジョルジュを一回り小さくしたようなレ・シェヌ・カルトー、美味しいのは間違い無いです。ティム・アトキン氏、93ポイントは伊達じゃありません。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【透明なクリスタルっぽいミネラリティと白っぽい石灰風のミネラリティがせめぎ合うレ・シェヌ・カルトー!】

 是非、レ・シェニョの写真と比較してみてください。透明な、クリスタルティックなミネラリティはレ・シェニョよりも穏やかで、その分、ちょっと白みを感じるミネラリティが詰まった感じ・・に思えます。

 その性でしょうか、ちょっとシャルドネ・・もしくは白ワインっぽい中域の組成を感じます。他の1級に比較すると少しスタイリッシュで、とても瑞々しく、清冽に美しい味わいです。

 まぁ、少なくとも以前のアンリ・グージュのレ・シェヌ・カルトーと共通点は有りますが、余りのミネラリティの多さに、ノーズもテクスチュアも全く異なって感じられてしまいますので、

「・・ん・・このワイン、初体験・・だな」

と、脳が勘違いしてしまっています。

「ん・・そう言えばアンリ・グージュ・・なのかも・・しれない・・」

と思ってしまうぐらい、全然違います。


 まぁこれだけ、

「今までと違う!」

「大変化が起きた!」

を連発しますと、アンチな方が、

「・・んな訳無いだろう?・・」

と思って購入してくれるんじゃないか?・・などとも考えてしまいますが、いや、これは経験しておいた方が良いと思いますよ。

 だって、全然違うんですから・・それに、もうフィネスさんにも2017年は無いそうですから・・。是非挑戦してみてください。なお、こちらもメディア評価は見当たりませんでしたので、次号辺りのリアルを期待しましょう!ご検討くださいませ。



2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Porrets St-Georges
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ポレ・サン=ジョルジュ

16450
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

■海外メディア評価
◇2019年もの
91~94 Points Jasper Morris Inside Burgundy
93 Points Wine Spectator
90~92 points Vinous
89~92 points Allen Meadows - Burghound
◇2018年もの
93 Points Tim Atkin

■エージェント情報
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約3.5haで南側(ボーヌ側)に位置し、粘土の層が厚いリッチな土壌で東向きの日当たりが良い場所にあります。区画名は「Les Poirets(レ ポワレ)」ですが、詳しくは「Porrets Saint-Georges(ポレ サン ジョルジュ)」と「Clos des Porrets Saint-Georges(クロ デ ポレ サン ジョルジュ)」に分類され、「Clos des Porrets Saint-Georges」を単独所有しているこのドメーヌでは詳しい畑名を採用し、このように名付けています。骨格が太く、凝縮感がありミネラルも豊富でしっかりとした味わいです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,200 (外税) 
【レ・シェニョと同格・・と思えるクロ・デ・ポレは、レ・シェニョよりも優れた果実の深みと丸みのある見事なバランスをしています!ついに94ポイントまで来ました!】
 良いですね~!・・これ、この価格帯の白眉をプルリエと争える出来です。エレガンス主体のシェニョと違うのは、シェニョはヴォーヌ=ロマネ側のクリマであるのに対し、このクロ・デ・ポレはニュイの村の南側、そしてあの「レ・カイユ」の北に接する「レ・ポワレ」の中のクロ・デ・ポレ・・なんですね。

 レ・カイユとは同高度に有りますので、やはり力強さは有ります。2019年ものはネゴスのレ・カイユも有りますんで・・色など、是非見比べてみて下さい・・ね?・・似てるでしょう?

 それなりに濃く見えるでしょう?・・でも飲んでみると、全然「濃い」なんて思わないはずなんですよ。

 それに、ニュイらしい「茶系の土のニュアンス」は・・見えますか?・・2018年ものには僅かに・・認められるかもしれません。でも2019年ものには有りません。

 どこまでも純粋でやや濃い目、赤を幾重にも積層させたような色彩をしていると思うんですね。


 やはりこのクロ・デ・ポレも、収穫のタイミングを前倒ししているはずなんですね。それが実に良い方に向かいまして、その昔でしたら、

「熟しているが太いタンニンに阻まれた果実が奥に引っ込み、エレガントなのか、パワフルなのか良く判らない」

と言うのがリリース直後の感想だった訳です。

 申し訳ないですが・・その頃のnoisy が感じていたのは・・余り良い言葉では無いですが・・本心でした。

「・・ボルドーじゃないんだから・・」

 最も5年ほど熟成させますと、豊かだがちょっと邪魔な存在だったタンニンも落ち着きを見せ始め、グージュらしいやや太目の味わいのニュイを感じさせてくれたものでは有ります。なので、ご案内していない2014年ものなどは、数本開けてみて、良ければご案内しようと思っているところです。

 で、このクロ・デ・ポレ、絶妙のバランスを持っています。果実もしっかりです。しかもエレガンスをしっかり持っている見事な味わいです。レ・カイユはもう・・化け物みたいな果実を感じさせてくれますが、このクロ・デ・ポレは何とも・・旨いとしか言いようが無いですね。

 そしてシェヌ・カルトーとも全然違います・・畑は非常に近いですが・・

「これほどまでに畑の個性を感じさせてくれるニュイ=サン=ジョルジュの造り手はいないだろう!」

 そして、

「noisy 的に大好きなエキス系の味わいを自身のものにしたアンリ・グージュ2019年に拍手を!」

と思っています。素晴らしく旨いので、これ、是非飲んで欲しいです・・どうぞよろしくお願いいたします。


 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしい!・・複雑性、フィネス、高貴さ、美しさ、凝縮感・・どれも超一級品です!超お勧め・・是非飲んでみて下さい!】


 凄いです~!・・これはもう・・最高ですね。存在が光り輝いてます!

 奥に黒果実とタンニンが透明なミネラリティにコーティングされて鎮座、目前には白っぽさのあるミネラリティが赤果実と共に存在していて、そのハーモニーが見事にたなびく感じで縦伸びして行く・・

 もうこれ以上、言うことは無いじゃないですか。ものの見事なブルゴーニュ・ピノ・ノワールのエレガンスそのものですよ・・。後はこのクロ・デ・ポレと言うテロワールを自身でどう見極めるかだけ・・でしょう?


 この艶やかなミネラリティに包まれたピノ・ノワールは、ビターな美味しさと甘美な美味しさの二面を持ち合わせています。それが黒果実で有り、赤果実でも有ります。そしてそれらが見事なまでに凛としているんですよ。

 ちょっと・・凄いメオ=カミュゼのニュイ1級と、飲み比べてみたくなってしまった訳ですね・・。そのうちやってみようと思っています。

 ですが・・肝心のティム・アトキンさんが、シェヌ・カルトーと同点の93ポイントなんですね・・・まぁ、ドメーヌ・アンリ・グージュではどちらも価格的には下位にランクされている1級では有るんですが、シェヌ・カルトーの美味しさに93ポイントは理解できるものの、

「ん~・・このクロ・デ・ポレに同点って言うのはなぁ・・」

と、ちょっとクレーム付けたいですね。


 ですが、そもそも論で今までこれほどの高い評価をいただいたことは無かったんじゃないかと思われますので・・スペクテイターはちょっとパワフル系がお好きなようなので95ポイントとか得たヴィンテージも有りますが、繊細系としてちゃんと評価しての評価で95点、欲しかったですね。

 是非ともこのワインだけは飲んでみていただきたい・・アンリ・グージュの素晴らしさが詰まったワインだと思います。ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【流石のテード・ド・キュヴェ!ご自慢のクロ・デ・ポレは物凄いエレガンスです!もう・・ビックリ!】

 アンリ・グージュご自慢のテート・ド・キュヴェの中で飲めたのは、ポレとプリュリエですが、現在の状況ですと、クロ・デ・ポレが素晴らしいですね。圧巻のエレガンスですよ。

 もう、左のグラスの写真を見ても、ボトルが無ければ・・グージュだとは判らないですよね。因みに範囲と大きさの調整はしましたが、色味の調整は一切しておりませんので・・はい。リアルな写真になっています。

 全くのエキス系の見事な味わいです。タンニンになど言及する必要性は全く有りません。ちゃんと有りますが、クリスタルの中から一生懸命に探し出さない限り、見つかりません。

 テクスチュアがまた最高で、「つやつやのつるつる」です。仄かに漏れてくる果実感が口内とノーズに拡がって来る喜びが非常に大きいです・・良いピノって・・やはりそうですよね?

 思い切りドライなのに、とんがった部分が見当たらず、滑らかで超エレガント!・・各メディアは94ポイント位が多いですが、95点でも良いんじゃないか・・と思います。

 2017年のアンリ・グージュ、早めにその素晴らしさ、最高到達点に近い部分を見たい方は、このクロ・デ・ポレの選択が間違いないです。是非ともご検討ください・・あぁ・・これを一推しにしたい!・・です!


2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Chaignots
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・シェニョ

16452
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

■海外メディア評価
◇2019年もの
90~92 Points Vinous
◇2018年もの
93 Points Tim Atkin

■エージェント情報
ピノ ノワール種100%。葡萄の木の樹齢は約30年で畑の広さは約0.5ha。ドメーヌ創設者のアンリ氏は「真のニュイ=サン=ジョルジュのワインはストラクチャーと集中、力強さがある南側のワイン」という信念を持っていたので、その時代に所有畑のほとんどを購入した当ドメーヌは南側に畑が集中しており、この区画が唯一村の北側にある畑になります。ヴォーヌ=ロマネに近いこともあってそのテロワールも反映され、ニュイ=サン=ジョルジュとしては繊細で口当たりも柔らかく、エレガントで女性的な味わいになりやすい傾向があります。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,200 (外税) 
【ジョルジュ=ミュヌレ=ジブールのシェニョに勝るとも劣らない素晴らしい出来!・・このエレガンスを是非ご堪能ください!】
 ジョルジュ=ミュヌレ=ジブールも・・高くなっちゃいましたね。noisy も販売していて何かちょっと申し訳ないような気にもなってしまうんですよ。あれだけ売れなかったワインが・・ラシーヌさんが手放した途端に高額になり、人気も出て・・Noisy wine としましても90年代から扱っていたのに、数が全然入って来なくなってしまった訳です。

 でも・・神は見放さなかった?・・のか?・・判りませんが、少なくとも味わいやポテンシャル的に同等、もしくは超えた?・・とさえ思えるような、凄いシェニョが突然現れた訳です。2018年ものも相当に良かったですが、その時点では、

「ジョルジュ=ミュヌレ=ジブールに勝るとも劣らない」

などとは恐れ多くて言えませんでしたよ・・。


 ですがこの2019年ものを飲んで・・

「・・えっ?・・ソックリじゃん・・」

と・・思ってしまったんですよね・・。そう、ジョルジュ=ミュヌレ=ジブールのシェニョに・・。


「・・んな訳有るかい!」

 ・・判ります!その気持ち!・・そう言いたいですよね~・・でもそれを言う前に、このグラスの写真を良~~~く・・ご覧くださいませ。


 1枚目の写真、この色彩です。どうです?・・グッと来ないでしょうか?・・いや、来るでしょう?・・何とも「無垢」なピュアさと、「エキス系の美味しさ」が映り込んでいるかのような色彩・・。良いですよね~。

 2枚目は全景です。・・ま~・・ここまで引いてしまうと、なんとも艶めかしい色彩も惚けて映ってしまいますが・・そこで2018年ものの写真と是非見比べてみて下さいよ。

 若干確度は違いますが、それでも2018年ものは2019年ものと比較してしまうと・・さらに惚けたような締まりのない、グラデュエーションが見えない、より濃くて茶が入った色彩でしょう?

 だから2018年ものは、「そういう味わい」なんです。より遅く摘んだ葡萄・・そうなってしまった葡萄が元になっている訳です。

 でも2019年ものは違いますよね?・・めちゃピュアさが見て取れます。エキスの美味しさが目にも映るんじゃないかと・・ミネラリティのバランスも素晴らしいものが有るように映るじゃないかと思います。

 だから2019年ものはそういう味わいなんです。・・で、一番近いなぁ・・と思えるのがビンゴでミュヌレ=ジブールのシェニョなんですね・・。

 しかも価格は半分とまでは行かないにせよ、三分の二以下・・でしょう?・・昔のミュヌレ=ジブールですね。

 2019年もののアンリ・グージュは、完全に生まれ変わったかのような見事な味わいでした。noisy もビックリ!・・でもこんなことばかり書いているとオオカミ少年になってしまいそうで怖いです・・が、本人はまるで嘘を言っているつもりが無い!・・是非そこを気にしていただいて・・ですね、嘘を見破ってやろうとしてください・・(^^; お薦めします!


P.S. 何故かこの2019年のシェニョ、海外メディアの評価が余り見当たりませんでした。やはり生産量の少なさが影響しているのでしょうか・・。


 以下は以前のレヴューです。
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【こちらはニュイ=サン=ジョルジュに有るシャンボール=ミュジニー1級?・・みたいなニュアンスです!ティム・アトキン氏は93ポイント!】-----
【こちらはニュイ=サン=ジョルジュに有るシャンボール=ミュジニー1級?・・みたいなニュアンスです!ティム・アトキン氏は93ポイント!】

 noisy 的には「レ・シェニョ」と聞くと、長く扱っていて、常に在庫を抱えていたジョルジュ=ミュヌレ=ジブールのレ・シェニョを思い出してしまいます。

「こんなに複雑でテッカテカに美しくて美味しいのに・・何で買ってくれないんだろう・・」

 などと、まるで子供のように悩んでいましたよ。上のキュヴェは数本ずつしか来ませんでしたが、レ・シェニョだけは沢山いただいていたんですね・・いや、価格は安かったですけどね。それでも売れませんでした。今は嘘のように・・

「レアもの扱い」

です。


 この1級レ・シェニョも2018年のアンリ・グージュの基本をしっかり持っています。中央付近にタンニンと黒果実をコーティングした透明感の高いミネラリティ、表面近くに白っぽいミネラリティと一緒の赤果実です。しかしながらこのレ・シェニョは、その中央付近の黒果実感がより高く、他の1級・・・例えば同店評価のクロ・デ・ポレ、シェヌ・カルトーよりも黒果実感が多めですね。

 ですんで、より「ショコラ感」「モカ」みたいなニュアンスに富み、そこにベリー、チェリー的な赤果実がトッピングされているようなニュアンスが有ると思います。

 と言うことは、

「結構に他の1級と違う感じで、むしろレ・ヴォークランの方がニュアンス的には近いか?」

と思っています。


 これも美味しい1級です。価格はシェヌ・カルトーより少し高く、クロ・デ・ポテと同様になりますが、ドメーヌではやはりそれだけ高く評価していると言うことなのでしょう。noisy 推奨のクロ・ド・ポレと・・どちらがマイ・タイプでしょうか?是非ご検討くださいませ。


以下は以前のレヴューです。
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【硬質で透明なミネラリティがカプセル状になって守られた果実や有機物の表現に期待しましょう!】

 こちらもまぁ・・呆れるほどに、戸惑うほどにエレガントで硬質なニュイ1級、レ・シェニョです。もう皆さんはお馴染みですよね・・ジョルジュ=ミュヌレ=ジブールで散々飲まれていらっしゃるかと思います。

 むしろ、ジョルジュ=ミュヌレ=ジブールのニュイ1級がこんなにテカテカに仕上がるのに、何でアンリ・グージュの同じワインがブカブカになってしまうのかが・・判りませんでした。もっとも、5年待ちさえすれば、相当に甘やかになって妖艶なニュイ1級には出会えたわけですが。

 まさに12月11日の昨日、開けたばかりでして、シャンボールチックなミネラリティがバリアのように感じられる状態でした。勿論ですが、その守られているバリアの中には、様々な複雑で妖艶になりうる要素がたんまりあるはずです。ルーミエさん張りのミネラリティが・・たんまりの中に、アンリ・グージュの果実やテロワールの表現が詰まっていると考えるとそそられますよね。

 グラスの写真を見ていただけましたら・・判りますか・・ね?・・素晴らしいワインの予感はすると思いますよ。見事なまでにミネラルがギッシリです。少なくとも1~2年ほど待ちたいところです。メディアの評価が揃いませんが、リアルは次号辺りでアンリ・グージュの評価が出ますでしょうか?・・何とおっしゃるか・・期待して待ちたいところです。ご検討くださいませ!


2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Pruliers
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・プリウレ・ルージュ

16449
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

■海外メディア評価
◇2019年もの
90~94 Points Jasper Morris Inside Burgundy
94 Points Wine Spectator
92~94 Points Vinous
90~92 Points Allen Meadows - Burghound
◇2018年もの
93 Points Tim Atkin

■エージェント情報
ピノ・ノワール種100%。畑の広さは約1.8haでニュイ=サン=ジョルジュ村のボーヌ側に位置し、標高の高い所の土壌は石灰質が多くミネラルが豊富で、低い所は粘土質が多く味わいに深みを与えます。また、樹齢15年の若木と最高で樹齢70年にもなる古木をアサンブラージュして造ることで新鮮さとミネラル、獣肉のような野性的な果実味と凝縮感を表現しています。当ドメーヌが単独所有する1級区画「クロ・デ・ポレ・サン=ジョルジュ」と標高や樹齢などの条件は同じですが、テロワールの影響から全く違う味わいになります。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥15,880 (外税) 
【個人的にはレ・サンジョルジュを除いた中での白眉・・!クロ・デ・ポレとレ・ヴォークランは惜しくも次点・・でもシェヌ・カルトーも捨てがたい!】
 力強さと美しさ、エレガンスを融合した素晴らしいキュヴェ!・・それがこのプリウレです!滅茶苦茶伸びやか!・・口内で伸ばしても伸ばしても・・伸び切らないような連続性が凄いです!

 力強さも・・ですね・・暴力的なもの、力任せなものじゃぁ有り得ないんですね。むしろレ・ヴォークランは若いうちはちょっとその傾向が有りますが、熟してくるとその「襞」が埋まって滑らかになり、伸びやかになってくるので・・若いうちの性格が逆なのかな?・・と言うような理解をしています。

 2018年ものも凄く美しくて旨かったんですが・・超えちゃいましたね。ジャスパーさんもニール・マーティンさんも・・スペクテイターは誰だっけ・・まぁ良いか・・皆さん、上値で94ポイントまで付けています!・・ん~・・noisy的にはもう0.5点は付けてしまうかな・・と言う感じですが・・。

 この見事な色彩は、クロ・デ・ポレに近いものが有ります。ですが、石灰的なミネラリティはクロ・デ・ポレよりやや多めに感じます。その性か、幾分締まった感覚は有りますが・・

「どこまでも伸びて行く感じ!」

はこのプリウレの独壇場かな・・とも思います。

 赤い色彩が・・素晴らしいです!・・言ってみればミネラリティと含め、シャンボール的なものでしょうかね。

「土むさいニュイ=サン=ジョルジュ!」

なんて、どこにも感じませんし有りません。それでも敢えて言うならば、

「滅茶苦茶美しい土のニュアンス」

でしょうか。


 2018年も美味しかったんですけど・・それに、海外メディアの評価は1点しか上がっていないんですが、この差は・・

「とんでも無く大きい!」

と言えるでしょう。お客様にとっては、

「・・まぁ・・買ってもいいか・・でも買わないかも」

と言うスタンスから、

「是非飲んでみたい!」

と言うスタンスに大きく変わる部分の「差」だと感じます。


 プリウレは、ニュイの村の南端から「レ・サンジョルジュ」-->「レ・カイユ」-->「レ・ポワレ(クロ・デ・ポレ)」-->ロンシエール-->「レ・プルリエ」と言う位置関係です。なので、クロ・デ・ポレとは比較的近い・・ロンシエールは小さな区画ですんで・・でもレ・サンジョルジュとはそれなりに離れています。それでもこの辺りではトップクラスの味わいをしていると思いますし、少なくとも、

「2019年のアンリ・グージュのワインの中ではトップ・クラス!」

で有ることは間違いありません。是非飲んでみて下さい。眠れる巨人の覚醒をお確かめください。


 以下は以前のレヴューです。
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【野性味・・と言うよりも、超美しい姿が全編を通して感じられます!・・こちらもティム・アトキン氏93ポイントです!・・がやはりエレガンスはクロ・デ・ポレ以上にあると思います。】

 美しいスタイルです。そして肌理の細やかさや訴えの上品さ・・それを強く感じます。テクニカルでは「野性味」を言っていますが、むしろ上品な表情に感じてしまうので、どうなんだろう?・・と思っています。

 2017年ものでも・・今も読み返してみますと、むしろ「エレガンス」を強調して書いていますので、やはり個人的には昨年同様にエレガンスがたっぷりで美しい系なのかな?っと。

 ですがやはり「奥中央の黒果実+ミネラルコーティング、手前の赤果実+ミネラル」は2018年ものアンリ・グージュの特徴です。その上で、隠れていて見えていない部分・・もしくは、まだ成長しきっていないと思われる表情を、しっかり仕舞い込んでいる気がします。

 このワインはやはり、早飲みは厳禁だと思いますよ。村名、レ・シェヌ・カルトー、クロ・デ・ポレ辺りは今飲んでも超絶に美味しいですが、このレ・プリュリエは今開けてしまうのはもったいないかと。3年はまず最低でも待ちたいところです。

 そうしますと、ティム・アトキン氏の93ポイントは少し自重しすぎ?・・かなと思います。もっとも、今飲んでも結構に美味しいとしてもです。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【エレガンス度はクロ・デ・ポレ以上です!】

 いや~・・グージュのワインにエレガンスだフィネスだと・・言うことになるとは思いもしませんでした。この事実に是非乗ってみていただきたいと、心から思います。まさにルーミエ級のミネラリティに出会えます!

 しかしながら、12月10日現在のこのワインの状況はやや硬めでむしろ表情が乏しいです。凄いミネラリティゆえにエレガンスが物凄いので、いずれ出てくるのは間違いないです。それでも現状なら、同じテート・ド・キュヴェのクロ・デ・ポレがより開いていて、滅茶苦茶旨いです。

 レ・プリュリエ(プリウレ)2017は、まるでシャンボール=ミュジニーですよ。昨今のメオ=カミュゼのニュイ=サン=ジョルジュ系のワインが正にそのような味わいですが、今までアンリ・グージュはそのミネラリティをどこに隠していたのでしょう?・・と思えるほど、

「全く別物!」

と感じてしまいます。


 まぁ、それでも時間を掛けて楽しんでいると・・ちょいちょい・・出てくるんですね・・。またその姿に気品を感じてしまいます。

 おそらくですが2年ほど・・でしょうか。むしろミネラリティが物凄く強いので、それ位は掛かるかも・・と感じています。

 因みにジョン・ギルマンさんは94ポイントで、飲み頃予想はなんと 「2028 ~ 2075」です・・お~い!・・そこまで生きるのは難しいぞ~!

 もっと因むと、デカンター誌は飲めるスパンとして、「 2020 ~ 2025」です。Drinking Window 2020 - 2025 と書いていますので、そう言うことかな?とは思いますが、ちょっとnoisy 的な飲み始めの時期の意見とは似ています。

 素晴らしいエレガンスの凄いワインだと思いますが、さっさと飲むにはミネラリティが凄過ぎる・・と言うことで、どうぞよろしくお願いいたします。


2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Vaucrains
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ヴォークラン

16448
自然派
赤 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

■海外メディア評価
◇2019年もの
92~95pts Jasper Morris Inside Burgundy
91~94 points *Burghound Outstanding!* Allen Meadows - Burghound
◇2018年もの
94 points Decanter

■エージェント情報
ピノ・ノワール種100%。広さは約1ha、自然とあまり実が大きくならない区画で平均26hl/haしか収穫できません(法律の限度は45hl/ha)。樹齢60~80年の木が多く毎年少しずつ植え替えをしています。特級区画のないニュイ=サン=ジョルジュの中で最も特級に近いクオリティがあると言われている1級「レ・サン=ジョルジュ」とこの「レ・ヴォークラン」を比較すると、「レ・サン=ジョルジュ」は開いている時期が長いので飲むタイミングを見つけやすく、あまりワインを知らない人でも飲みやすいのに対し、この「レ・ヴォークラン」は飲むタイミングが難しく熟成させたい人向けで時間と説明が必要なワインになっています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥19,980 (外税) 
【ついに95ポイント!・・ジャスパー・モリスさんが上値で付けました!・・でもバーガウンドの94ポイントが何故か嬉しい・・!大きく変わった凄い1級です!】
 あんなに美味しかった2018年のレ・ヴォークランが霞んで見えてしまうほど、2019年もののレ・ヴォークランの美味しさと、その姿の美しさは別格に思えてしまいます。最高点だけを見ればたった1点の違いですが・・

 事実2018年もののグラスの写真を改めて見てみると、なんだかちょっと「とぼけた感じ」に見えてしまいますよね?・・反対に2019年ものは「凛」としていて「張り」が有って、生命力が漲っているようにも見えてしまいます。

 実際、この濃い目の美しい色合いの液体を口に含むと、何とも複雑でパワフル、クロ・デ・ポレやプリウレ、シェニョ、シェヌ・カルトーのエレガンスとは一線を画すような存在に思えて来ます。

 それでいて、

「・・今はまだ・・ここまでしか教えないよ・・」

とも言ってるようにも聞こえ、如何に長年ワインと向き合って来た noisy さえ寄せ付けないような、見えないバリアのようなものを感じてしまいます。

 ですので、やはりこのワインは・・きっと凄いんだろうと思う訳ですね・・。


 ジャスパーさんは95点、付けましたが、noisy的にはアレン・メドゥズさんの94点が嬉しいですね~・・ちょっと感激しました。こんな点は安易に付けない人なんで・・はい。

 で、さらに言ってしまえば、若くしても美味しいプリウレやクロ・デ・ポレと、性格は異なるにせよ・・ほとんど同格なんじゃないかと・・noisy 的には思う訳ですよ。

 勿論ですが10年経ったら・・ん~・・レ・ヴォークランが頭一つ抜ける可能性は有るんですけどね。でも価格差があるでしょう?・・それはポテンシャルには関係ないとしても、

「兎に角、一度飲んでもらわないと判って貰えない!」

と言う部分と、

「沢山の人に飲んでいただきたいのにこの素晴らしい2019年ものは全く数が無い!」

と言う部分を、ワイン屋としては抱えてものを言わないといけない・・訳なんですよね。


 まぁ、2~3本しか無いとか、有っても6本とか・・と言うワインに、これだけ文字を書いているだけで赤字になっちゃう訳ですが、それでもこれだけの文字を打たせるだけの

「魅力に満ちた2019年のアンリ・グージュ!」

と言うことになりますし、その中のNo.2の立ち位置にあるのがこのレ・ヴォークランです。非常に少ないですが、是非とも大きく変わったアンリ・グージュ、飲んでみていただきたいと思います。お勧めします!



以下は以前のレヴューです。
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【将来のグラン・クリュになる可能性を秘めたパワフル系の見事な味わいです!ティム・アトキン氏は94ポイントです!】

 もう・・ここは仕方が無いですよね。間違い無く95点以上を狙えるワインです。

 2018年もののアンリ・グージュですので、奥に黒果実、手前に赤果実はそのまんまです。ミネラリティも透明、白っぽいものがそれぞれも同じです。

 ですが、このレ・ヴォークランは表現はそれだけに留まってはいない・・パワフル系なんですね。ですので、物凄い表情が時折出て来ます。野性味を帯びた皮革、それもなめした感じと皮製品のそのもののようなニュアンス、スパイスも幾つか上げたいほど・・香ります。

 閉じたと思ってグラスを振ると、また今度は「可憐な赤いはなびら」みたいなニュアンスが出てきたり、シャンボール的な香水っぽいニュアンスだったりしますので・・

「ちょっと、一概に丸めては言えない?」

風に感じてしまうほどですね。・・そう、肉々しい感じの時も有りますし。


 ですので、これも早々と飲むべきワインでは有りません。5年は置いて欲しいですね。そこからいつ飲まれるか・・考えてみて下さい。素晴らしく上質、そして逞しい味わいです。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【大変身の2017年です!アンリ・グージュのトップ・キュヴェ2アイテム!】

 すみません、流石にここまではテイスティングが進んでおりません。でも・・是非飲みたい!・・と思っています。今までとは全然違っちゃってますから・・はい。

 1級レ・サン=ジョルジュはご存じのように、

「ニュイ=サン=ジョルジュにグラン・クリュを造るならまずこの畑!」

と言われるクリマですね。


 今のようなA.O.C.規定でグラン・クリュ、1級、村名と言う区分けで無かった頃、ニュイ=サン=ジョルジュはお隣のヴォーヌ=ロマネ同様に、テート・ド・キュヴェと言われる最高の畑が有りました。

レ・サンジョルジュ
ブドー
カイユ
クラ
ミュルジュ
ポレ
プリュリエ
トレ・エ・クロ・ド・トレ
ヴォークラン

の9つです。

 シェニョやプロセ、リシュモンヌ、ロンシエール、リュー・ド・ショーなどはプルミエール・キュヴェで格下です。まぁ、今でもそれは生きている・・と言えますよね・・価格はホント、正直です。他にはドゥージェーム・キュヴェ(第2級)とトロワジェーム・キュヴェ(第3級)のクリマが存在していました。


 で、今回の2017年もののレ・サン=ジョルジュは96ポイント付いちゃってます。これはもう、「クラシックな(偉大な)」出来だと評価することになりますので、この96点からのグループに入ることは稀でしょう。


 レ・ヴォークランはデカンターで94ポイントでしたので、レ・サンジョルジュには流石に追いつかない・・と言うことでしょうが、それでも相当に高い評価だと言えます。

 一応、レ・サンジョルジュとレ・ヴォークランの2017年はお正月に開けたいと思っています。大変化で覚醒したに違いない、古豪のアンリ・グージュ2017年、是非お確かめくださいませ!


2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru les Saint-Georges
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・サン=ジョルジュ

16447
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・アンリ・グージュ

■海外メディア評価
94~97 Points Jasper Morris Inside Burgundy
94~96 Points Vinous

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。INAO設立の経緯(当ドメーヌ説明参照)から特級区画が存在しないこのアペラシオンの中で最もそれに近い畑と言われている区画。合計7haの畑を13の生産者で分割しており、当ドメーヌはそのうちの1.1haを所有しています。複雑かつエレガント、ピュアな果実味と繊細ながらも力強いタンニンが特徴でこのワインの真の姿を見るには少なくとも10年は寝かせる必要があります。現在この区画を所有する生産者で組合を作って特級区画に格上げさせるようにINAOに申請しています
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥32,500 (外税) 
【何と!・・上値97ポイントまで付きました!・・レ・サンジョルジュのグラン・クリュ昇格間近か?・・2019年のアンリ・グージュの美味しさはそれさえ内包しているかのようです!】
 ん~・・すみません、これだけは飲めなかったんですね・・2本だけの入荷ですし、すでに1本、どうしてもと店頭で販売することになってしまいまして、ご紹介は1本だけです。申し訳ありません。

 そもそもレ・サンジョルジュに限っては、1級だろうとグラン・クリュだろうと・・そう易々とは飲めないワインですよね。noisy だって・・覚えてないので数えようが有りませんが、本当に少ないですよ・・。

 そして2019年ものはアンリ・グージュのドメーヌ設立100周年と言うことで、初代であるアンリ・グージュ考案の特別なエチケットでリリースされています。

 評価も2018年ものの95ポイントから97ポイントへとジャンプアップ・・その理由は他のコラムをちらりとでもご覧の方は想像が付くでしょう。明らかに2018年までのアンリ・グージュのワインとは異なります。

 きっと記念の100周年に、レ・サンジョルジュのグラン・クリュ昇格を合わせたかったんじゃないかと想像しますが・・ちょっと間に合わなかったんでしょうね。希少な1本です。是非ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【頑張って価格を出しました!ティム・アトキン氏も95ポイントとグレートな評価をしています!】

 これだけは飲めなかったので・・すみません。ただし2018年のアンリ・グージュ、相当に素晴らしいです。

 ですが・・ティム・アトキン氏は2017年ものと評価が同じなんですね・・少し残念ですが、95点と言うのはかなりの高評価ですので、是非ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【大変身の2017年です!アンリ・グージュのトップ・キュヴェ2アイテム!】

 すみません、流石にここまではテイスティングが進んでおりません。でも・・是非飲みたい!・・と思っています。今までとは全然違っちゃってますから・・はい。

 1級レ・サン=ジョルジュはご存じのように、

「ニュイ=サン=ジョルジュにグラン・クリュを造るならまずこの畑!」

と言われるクリマですね。


 今のようなA.O.C.規定でグラン・クリュ、1級、村名と言う区分けで無かった頃、ニュイ=サン=ジョルジュはお隣のヴォーヌ=ロマネ同様に、テート・ド・キュヴェと言われる最高の畑が有りました。

レ・サンジョルジュ
ブドー
カイユ
クラ
ミュルジュ
ポレ
プリュリエ
トレ・エ・クロ・ド・トレ
ヴォークラン

の9つです。

 シェニョやプロセ、リシュモンヌ、ロンシエール、リュー・ド・ショーなどはプルミエール・キュヴェで格下です。まぁ、今でもそれは生きている・・と言えますよね・・価格はホント、正直です。他にはドゥージェーム・キュヴェ(第2級)とトロワジェーム・キュヴェ(第3級)のクリマが存在していました。


 で、今回の2017年もののレ・サン=ジョルジュは96ポイント付いちゃってます。これはもう、「クラシックな(偉大な)」出来だと評価することになりますので、この96点からのグループに入ることは稀でしょう。


 レ・ヴォークランはデカンターで94ポイントでしたので、レ・サンジョルジュには流石に追いつかない・・と言うことでしょうが、それでも相当に高い評価だと言えます。

 一応、レ・サンジョルジュとレ・ヴォークランの2017年はお正月に開けたいと思っています。大変化で覚醒したに違いない、古豪のアンリ・グージュ2017年、是非お確かめくださいませ!

メゾン・アンリ・グージュ

アンリ・グージュ

フランス Maison Henri Gouges ブルゴーニュ
● 眠れる巨人、ついに覚醒!・・と言って良いでしょう!・・圧巻の2019年ものを造り上げたアンリ・グージュをご紹介させていただきます!

 いや~・・ここまで長い年月が掛かりました・・。Noisy wine としましては、2017年ものからドメーヌ・アンリ・グージュのワインをご紹介させていただいています・・が、実は2013年ものから仕入は行っていました。ただし2015年ものにつきましては、フィネスさんが気を使ってくれたのかどうか判りませんが、2014年ものをお蔵入りしてお客様にご紹介しなかったのを見られてか、オファーが無かった・・ような気がします・・いや、もしかしたら2015年ものは2014年ものを抱えたままなので・・とnoisy が伝えた性なのかもしれませんが、余りに昔の話しなので忘れてしまいました。

 2014年~2016年ものをご紹介せずにお蔵入りにしてしまったのは理由は多々在りますが、一つには、

「タンニンが前面に出ていて、リリース直後に飲まれる可能性が有る場合は余りふさわしく無いか・・。」

と言う気持ちと、

「どうやってご紹介したら良いか・・その構想を練っている時間が無い・・」

みたいな感じで、気付くともう1年が過ぎ、2年が過ぎ3年目の・・みたいなスパイラルになってしまった訳です。


 しかしながら2017年ものをテイスティングしたところ(・・いや、それ以前のものも飲んでいますが)、明らかな変化が認められ、タンニンが前面の表情から撤退し奥に隠れるようになり、その質の良さが素晴らしいもの担ってきたことが判った訳ですね。ですので・・2017年ものはそのままご紹介させていただいたんです。

 そして2018年ものはその路線をさらに拡充し、非常に美しいワインになったことをご報告させていただきました。

 で・・2019年ものは・・圧巻でした!・・これはもう・・ニュイのトップと言っても過言では無い出来!・・しかもニュイの持つテロワールの違いが、「これでもか!」と言うほどに異なっていること、そしてそれに加えて、

「圧巻な美味しさ!」

をも感じさせてくれる凄いワインになっていたんです。


 シェヌ・カルトーの実に愛らしい、可憐でエレガントで超繊細な味わいに惚れ惚れとしてしまいました。カイユの物凄い果皮が集中しつつもバランスの良い圧倒的な味わい、クロ・デ・ポレのエレガンスと真ん丸なパレットを描く超バランスな味わい、ヴォークランのパワフルさ全開ながら、ニュイの持つ構造の深さを感じさせる味わい、そしてピノ・ブランの白のブラッシュアップは、どこか中抜けして感じられてしまうピノ・ブランの個性を、集中感とフレッシュ感、そして滑らかさが見事なバランスを感じさせてくれるようになっていたんですね。

 2019年ものは、アンリ・グージュにとって記念のヴィンテージだったようで、トップ・キュヴェの「レ・サンジョルジュ」は特別なエチケットでリリースされ、価格もかなり上昇していますし、しかも入荷量が・・信じられないほど少ないです・・無いと言っても良いかもしれません!でも、他の1級の味わいを見れば、相当に凄いワインになったことはうかがい知れます。

 これはnoisy 個人の判断では有りますが、おそらく・・「収穫時期を早めた」んじゃないか?・・と思うんですね。2016年までのアンリ・グージュはタンニンの成熟をしっかり待つことに気持ちを集中するが余り、収穫のタイミングが遅かったんじゃ無いか?・・と。それが集成され、美しい果実味とタンニンをベストな配分で持てるようになった・・のが、一番の理由かと思っています。

 これを持って、秘蔵(死蔵?)になっていた2014~2016年のグージュのワインも、再度テイスティングしてご紹介を始めたいとも思っています。

「5年経ったらリリースしよう」

と・・考えていたんですね。美味しくなっているはず・・です。


 ですがまず、この2019年のアンリ・グージュを是非ともブルゴーニュファンの方に飲んでいただきたい!・・カイユの物凄い味わいは圧巻です!・・noisy はシェヌ・カルトーに首っ丈・・きっと皆さんはクロ・デ・ポレやシェニョの味わいに驚かれるはずです!

 復活なったアンリ・グージュ!・・超お勧めしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


■ エージェント情報
 2019年は2~3月に掛けて暖かく、4月は寒くなって霜の危険があったが結局ほとんど被害は無かった。7月から非常に暑くなった影響でウドンコ病が少し発生し、収穫まで暑い日が
続いたので畑はとても乾燥した。収穫は9月14日から開始し、乾燥などの影響で収穫量は20~40%減少したが、凝縮した素晴らしい葡萄が収穫できた。2019年でドメーヌ設立100年になったのでそれを記念して「ニュイサンジョルジュ1級レサンジョルジュ」は2019年物からドメーヌの創始者であるアンリグージュが考案したラベルを使用。これはAOCが制定される以前にアンリグージュが試作で作っていたラベルで、当時は違う村の葡萄やワインを混ぜることが許されており、ニュイサンジョルジュ産のワインということを証明するためにメインラベルの上に原産地保証を示す緑色と白色のラベルが貼られている。現在ドメーヌで使用している緑色を基調としたラベルデザインはこの原産地保証ラベルを参考に考案された。また、2019年ヴィンテージは「MaisonHenriGouges」として樽買いしたワインをドメーヌで熟成させたネゴシアン物も造っている。

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グージュが良い!・・もの凄く良いです。以前のやや硬さの残るタンニンが目立つ姿は2017年ものでかなり解消され、柔らかく目立たず、質感高いものに変化して来たのはお伝えしました。「眠れる巨人、ついに覚醒か?」とまで書いてしまった以上、2018年ものは相当頑張ってテイスティングし、ドメーヌ・アンリ・グージュの現在の真の姿を暴きたい・・(すみません・・)と思っていました。

 そして2018年ものが入荷したんですが・・いや~・・良いですね~・・。

「覚醒した!」

のは間違い無いでしょう。


 何が嫌いだったか・・正直に言えば、やはりその「タンニンの姿」です。赤ワインにはやはりタンニンは必要不可欠・・と言いますか、どんな赤ワインにもタンニンは備わっており、熟成や味わいに大きな関与をしています。

 しかしながら・・ブルゴーニュワインはエレガンスが重要と考えていますから、

「硬く平板な大量のタンニン」

は好ましく無く、

「質はとても良いが目立つタンニン」

は、悪くないが・・ボルドーじゃないんだから・・と言いたくなってしまいます。


 しかしながら、

「実はちゃんと備わっているのに全く判らないほどに仕上がったタンニン」

は、これ、最高ですよね?


 昨年の2017年ものは、「質はとても良いが(少し)目立ちたがりのタンニン」が感じられたんですね。それでも他の表情は素晴らしく、

「お~・・グージュもついに来たか?」

と感じさせてくれたわけです。それだけに、2018年もののテイスティングは、ハラハラドキドキ・・「これで元に戻っちゃってたらどうしよう・・」みたいな感情が生まれて来まして、それはもう真剣にテイスティングさせていただきましたよ。


 で、2018年ものは、

「実はちゃんと備わっているのに全く判らないほどに仕上がったタンニン」

どころか、

「柔らかさと冷ややかさを持った見事なタンニンを、ミネラリティのオブラートに包みこんで美しいディテールを生み出した!」

 素晴らしい表情をしていたんですね。


 ですので、畑のテロワールも、モノの見事にクッキリと浮かび上がって来ています。クロ・デ・ポレ・・・旨いですね~・・最高です。こんな価格で良いのかな・・とも思ってしまいます。プリウレも、本来はミネラル組成の性でしょうか、バランスが良過ぎて目立たない味わいに陥りがちのワインが多いと思いますが、ふっくらとした美しい表情に微細な起伏を持っているのが良く判ります。パワフルだがやや粗暴にも感じることの有るヴォークランも、そのまんまの姿に美しさを投影出来ているんですね・・。いや、村名のニュイも滅茶美味しいですよ。


 ここからは推測に過ぎませんが、エルヴァージュを若干変えて来ていると思います。そもそも長めの熟成を掛けるのが伝統のようですが、たぶん・・そこを変えて来ているはず・・と感じました。

 そして、自然派なアプローチもついに身を結んだんだろうと思います。ピノ・グージュ(ピノ・ブラン)の白ワインも滅茶美味しいですよ。これから先にご案内予定のドイツはバーデン、ヴァーゼンハウスのヴァイスブルグンダ―が絶妙に旨いですが、若干体形は異なるとしても、そこに「気品」をプラスするとピノ・グージュに近くなるなぁ・・などと感じています。

 今回のテイスティングは、10アイテム中9アイテムで、1級レ・サンジョルジュのみテイスティングできませんでした。(ですが色々確認の意味を込めて合計10本開けています)ですが、

「今までに無いほどのレベルに仕上がった2018年、ドメーヌ・アンリ・グージュ」

で有ることは間違い無いです。


 美しさ、雅さを感じさせる素晴らしいワインです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


■2018年アンリ・グージュ
 2018年は冬から4月中旬くらいまでは雨が多く寒い日が続いたが、それ以降は気温も上がって葡萄の成熟は早く進んだ。しかし、7月に3度に渡って降った雹の被害が深刻でニュイサンジョルジュ村の南側の畑では収穫量が半減してしまった区画もあった。収穫できた葡萄の出来は素晴らしく、ジャミーな果実味が豊かでリッチな飲み応えのあるワインになっているが、長熟型で飲み頃になるまでには時間が掛かるだろう。
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 「ニュイ=サン=ジョルジュの眠れる巨人、ついに覚醒か?!」

 そう言い切ってしまいたくなるような2017年のアンリ・グージュをご紹介致します。noisy wine では2013年ものを少量ご案内して以来のご案内です。


 そもそも・・2014年以降のアンリ・グージュを仕入れていなかった・・訳では有りません。ちゃんと仕入れてましたが・・ご案内するには至っていませんでした。

 だって・・その時にご案内したとしてもそんなに売れないだろうし、何よりアイテムが多いので、書く手間と売れ行きを想像しますと、今ご案内しないで、美味しくなってからの方が良いだろうなぁ・・と判断したためです。

 ところが2016年ものが入って来た時に、

「まぁ・・どうせそのままお蔵入りかな・・」

と思ってテイスティングだけはしていたんですが、

「・・あれ?・・大分変化して来ているんじゃない?」

と感じました。元々、しっかりな果実としっかりなタンニンが同量ほどしっかり存在した大柄系のワインなんですが、タンニンの質がかなり向上し、構造の大きさよりもエレガンスが見えてくるようなスタイルになって来ていたんですね。

 なのですぐにご案内しようか・・とも思ったんですが、やはりこのタンニンが丸くなるには時間が掛かるか・・と思い直し、お蔵入りにしてしまいました。


 2017年ものが入って来まして、A.C.ブルゴーニュと村名を飲ませていただきました。

「げげっ!・・これ、アンリ・グージュなの??」


 いや~・・もう、青天の霹靂とはこのことですよ。ビックリしたったらありゃしない・・。それは・・同時に開けたルーミエさんのA.C.ブルもビックリ・・同じような凄いミネラリティが前面に出ていて、「つるっつる」のテクスチュアと、適度に果実が見え隠れする、

「超エレガント系!・・のピノ・ノワール!」

に大変身していたんですよ・・両アイテムともです。


 時に野暮にも感じられた多めのタンニンは全く感じず、ルーミエのA.C.ブルとスタイルが見事に被ること!・・最後には、どっちのグラスがどっちだか判らなくなる始末・・です。

 しかもその「透明なクリスタル風なミネラリティ」の心地良いこと・・そしてそのミネラリティに包まれた要素から漏れだすエキスの風味、それが昇華してピノ・ノワールの甘美なアロマが香り出すと、

「本当に自分はアンリ・グージュを飲んでいるんだろうか?」

とさえ疑いたくなってしまいました。


 フィネスさんの担当さんに聞くと、ちょうどヌーボーの週に有った試飲会でも滅茶苦茶好評で、その後の商談会などで早々に・・

「2017年のアンリ・グージュは完売!」

になってしまったそうです。


 まぁ、noisy のところにはすでに割り当て分が決まっていたので問題は無かったんですが、

「いや~・・そうなると、年末までの短い時間に、上級キュヴェを含め何とか数本はテイスティングして確信を持ってご案内しないといけない!」

と言うことになってしまいました。


 なので、2014年から2016年のキュヴェはまた当分そのまんまですが、物凄い大変身をして超エレガント系になった2017年のアンリ・グージュをご案内致します。


 2017年のアンリ・グージュは、2016年以前とはスタイルが全く異なります。まぁ、2016年ものは2017年ものの傾向を1/4ほどは持ってはいます。

 どちらかと言うと、多めの果実と多めのタンニンが前面に出ていて、ミネラリティは完全に裏に回っている大柄系のピノ・ノワールでした。ニュイらしい・・と言えばそうなのかもしれませんし、5年ほど置くと溶け込んだタンニンが丸く、甘くなり、見事な味わいになるのは間違いありません。多くのアンリ・グージュ・ファン(マニア)がそうであるように、

「アンリ・グージュは寝かしてから飲む」

のが一般的でした。


 ところが2017年ものは・・全く違います。果実の種類は異なりますが、シャンボールの雄、ジョルジュ・ルーミエ張りの見事なミネラリティが、まず第一に顔を出します。それは球体の表面をコーティングしているかの如きです。

 そのコーティングの中には、今までの膨大なタンニンが有る・・訳ではありません。調和され、見事なまでに下支えに回っています。

 言ってみれば、2016年以前と比較すると、二次元的に言えば、

「ぐるっと180度、前後が入れ替わっている円」

もしくは、三次元的に言えば、

「今まで表面を覆っていたものは大福のアンコになり、今までアンコだったものが表面を覆っている球体」

だと言えます。


 なので、印象が全く異なるんですよ。


 因みに、メディア評価では、トップキュヴェのレ・サン=ジョルジュは、ジョン・ギルマン氏が96ポイントで、

「2017 Les St. Georges is going to be one of the best recent vintages of this great wine produced by the Gouges family in a long time.」

 と非常な高評価をしています。まぁ、言ってしまえば、今までで最高の出来だよ!・・とベタ褒めしている訳です。


 アドヴォケイトは93ポイントと低いですが、まぁ・・noisy的なことに言及しています。つまり、

「これはほとんど戸惑うほど上品でエレガントなヴィンテージ・・云々」


 そう・・多くのテイスターは戸惑ったに違い無いんです。知っていればいるほど・・

「一体どうしたんだ?・・何が起きたんだ?」

と狼狽するに違いないんです。


 noisy も、2017年ものは二枚看板のレ・サン=ジョルジュとレ・ヴォークランまでは飲めていませんが、それ以外のキュヴェのほとんどをテイスティングし、紹介することにさせていただきました。3年間も溜め込んでいた訳ですが、それを放っておいてもご紹介したい2017年、アンリ・グ-ジュです。ブルゴーニュワインファンなら是非、お確かめいただきたいと思います。
 

━━━━━
 第一次世界大戦後、父親より9haの畑を譲り受けたアンリ グージュ氏は1925年にドメーヌを設立し、マルキダンジェルヴィル氏やアルマン ルソー氏らと共にその時代に蔓延していた粗悪なブルゴーニュワインを無くす為にINAOを設立し、区画やクラスを決める際、自分たちの畑があるニュイサン ジョルジュとヴォルネーには自己贔屓をしないようにグラン・クリュを設定しませんでした。

 アンリ氏の孫のピエール氏、クリスチャン氏がそれぞれ畑と醸造を担当してドメ ーヌを運営していましたが、ピエール氏が定年を迎えたため、現在はその息子のグレゴリー氏が中心となって、ニュイ サン ジョルジュのみ15haの畑でワイン造りを行っています。

 昔からコート ドールの傾斜が急な畑では、雨が降った後に土が流れてしまうという問題がありました。これに対し、ピエール氏は1975年に葡萄の木の列の間に芝生を植え る方法を生み出しました。これは降雨後の土地の侵食を防ぐだけでなく、雑草が生えるのを抑える働きもありました。また、丈の高い雑草が生えない為に畑の通 気が良く、カビの発生を抑制する効果もありました。さらに、芝生があることで葡萄の根は横ではなく下に向かって伸びるため、地中深くの養分を吸収すること ができ、結果としてテロワールを明確に表現することができました。

 また、徐々に畑をビオロジック(有機栽培)に変えてきていて、2008年から100%ビオロジックになりました。 畑で厳選して収穫された葡萄は2007年に新設された醸造所で選別され、果皮や種の収斂性のあるタンニンを出さないように葡萄の実は潰さないまま除梗機で100%除梗され、そのまま地上階にある醗酵タンクへ重力によって運ばれます。アルコール醗酵には白はステンレスタンク、赤はコンクリートタンクを使います。コンクリートタンクはアンリ グージュ氏の時代に造られた古いものが使われており、内部には酒石酸がびっしり付着しています。このコンクリートタンクはタンク上部が開いている開放桶ではないのでアルコール醗酵の際に発生するガス(二酸化炭素)がタンク内部に溜まりやすく、醗酵作用がゆっくりと進むので、じっくりと葡萄から色とアロマを引き出します。櫂入れはタンク内に設置されている金網状の機械で行い、ガスによって押し上げられた果皮や種と果汁の接触を増やしてアロマやタンニンを引き出します。その後、新樽率約20%の樫樽に移されマロラクティック醗酵をさせて18ヵ月間熟成されます。とても綺麗な葡萄が取れるのでそのままでも十分透明感がある為、コラージュやフィルターは行わずに瓶詰めされます。


2019 Nuits-Saint-Georges
ニュイ=サン=ジョルジュ

16457
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
メゾン・アンリ・グージュ

■エージェント情報
 南北に分かれているニュイサンジョルジュの畑のヴォーヌロマネ側に位置する「LaCharmotte(ラシャルモット)」の区画を中心に複数区画の葡萄を混ぜて造られたヴィラージュ物のワイン。1/3が1947年植樹の古木の葡萄を使用していて、その他は1968年、1975年、1985年、1990年植樹の小さな区画が混ぜられています。醸造は上記同様、アルコール醗酵後に樽詰めされたものを購入し、ドメーヌの地下蔵で新樽20%で熟成させています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,690 (外税) 
【・・・なんと、ドメーヌものじゃない村名ニュイ=サン=ジョルジュの登場です!ヴォーヌ=ロマネっぽいバランスで旨いです!】
 面白いですね~・・ドメーヌとメゾンの両方の村名ニュイ=サン=ジョルジュをリリースするなんて・・しかも数の無い2019年ものを、樽買いとは言え入手できると言うのは、やはり人望とか影響力とかのパワーをアンリ・グージュが持っている・・と言うことなんでしょうね。

 ドメーヌものの方はそちらのコラムをご覧いただくとして、このメゾンものはドメーヌものにはポテンシャル的には届かないとしても、かなり美味しいです。

 お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、今回の2019年ものアンリ・グージュのご紹介には、何と2枚ずつの写真をご用意しています。1枚は超接写、もう1枚は少し引いたものか全景で撮っています。

 そして・・これもお気付きかどうか判りませんが、

「2019年もののアンリ・グージュのワインの色彩の美しさ!」

を感じていただけると思うんですね・・。滅茶苦茶美しいでしょう?・・美味しそうなワインの色をしていると・・思えないですか?


 noisy も折に触れ、色につきてお伝えして来ていると思いますが、

「ワインの色で相当判るものが有る」

訳です。

 やはり美しく見えるものはまず・・美しいワインです。澱んでいるものは・・やはりどこか澱んだ味わいがします・・しかしそれは、澱んでいるから美しく無い・・と言うことでは無いんですね。澱んでいても美しい香り・味わいのワインも有りますし、そんなワインは澱んでいても美しさが見えている、映し出されているはずなんです。


 このメゾンの村名はどうでしょう?・・美しいですよね・・で、それなりに濃度が出ているのが判るんじゃないかと思います。むしろ、ドメーヌの2019年1級レ・ヴォークランに近いほどの濃い感じにも思える程です。

 で、この下には「ドメーヌものの村名」の写真をご案内しています・・3枚目です。・・どっちがお好みでしょうか?・・むしろドメーヌものの方が、

「より淡い感じ」

に見えませんか?

 そして、赤い果実が美しくエキスに反映されているような感じに・・見えないでしょうか?

 さらには、ミネラリティさえ・・3枚目のドメーヌものの村名の方が、よりしっかり内包されているように見えるんじゃないかと思うんですね。

 そして、ドメーヌものには何故か太目の涙が流れていて、メゾンものには無いですよね・・面白いですね~・・

 いや・・面白いのはこれからなんですよ。実はメゾンものの村名のワインも、

「むしろアンリ・グージュをしっかり表現しているように感じられてしまう」

んです。それも、2017年位までのドメーヌ・アンリ・グージュのニュイ村名を飲んでいるかのようなニュアンスに近いような感じなんです。

 それでも、タンニンが前面に出てしまって果実を背景に追いやっているような感じにはなってはいません。むしろ2018~2019年のアンリ・グージュの美しい味わいを知ったからこそ、このメゾンのワインがそのように感じられてしまうのかと・・思っています。


 単独でこのワインを評価するとしますと及第点をあげられる、今飲んでもとても美味しい・・少しヴォーヌ=ロマネっぽさの有るニュイ=サン=ジョルジュです。しかもアンリ・グージュっぽいニュアンスもちゃんと持っています。テクスチュアは非常に肌理が細かくしなやかです。果実も赤を中心に黒が混じり、茶は余り感じませんので土っぽさは無い・・もしくは少ないです。なかなかこのレベルに仕上がってくるニュイ村名は少ないと思いますよ。ヴォーヌ=ロマネよりのラ・シャルモットが中心のようですが、他の畑はどこなのかとか・・は判りませんが、日照に恵まれる条件の良い畑で有ることは間違い無さそうです。

 とても良い比較アイテムになっていると思います。是非飲んでみて下さい。2019年のアンリ・グージュ、大化けした理由を確認できると思います。ご検討くださいませ。

(くれぐれも3枚目の写真はドメーヌものですのでお間違い無きよう・・)


2019 Nuits-Saint-Georges 1er les Cailles Rouge
ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・カイユ・ルージュ

16456
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
メゾン・アンリ・グージュ

■エージェント情報
 グランクリュが制定されていないニュイ=サン=ジョルジュにおいて「Les Saint-Georges(レサンジョルジュ)」、「Les Vaucrains(レヴォークラン)」と共に3大プルミエ・クリュと言われている「LesCailles(レ・カイユ)」の区画の葡萄で造られたワイン。1940年と1970年に植樹された葡萄を半々の割合で使用しています。アルコール醗酵後に樽詰めされたものを購入し、ドメーヌの地下蔵で新樽20%で熟成させています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥16,580 (外税) 
【2019年もののアンリ・グージュは、ネゴスもので「1級レ・カイユ」を得て、ニュイ=サン=ジョルジュの3大プルミエ・クリュを完成!激レアです!】
 うお~・・どうです?・・この色彩!・・ぶっ飛びますね~・・是非2019年のアンリ・グージュの、他の1級ワインと見比べてみてください。

「明らかに・・他の1級群よりも濃密な色彩!」

を識別できるんじゃないかと思うんですね。

 そして何より・・綺麗な色ですよね・・濃いけど。しかも飲んでみてもそれは全く間違いなく・・

「果皮の割合が化け物!」

です。

 でもエキスが超絶に綺麗で・・

「・・これ、熟したらいったいどうなっちゃうんだろう・・」

と、少し想像力が不足気味になってしまいました。


 メゾンものですから・・樽詰め後、新樽20%で仕上げていますので、決して樽は強く無いです。

 noisy もネットを徘徊して、色々と調べてみたんですが・・

「どこを探しても情報が無い・・存在すら確認できない・・」

と言う、激レアものだったんですね・・そんなの戴いちゃいまして・・すみません。でも3本だけ・・ですよ・・Noisy wine への入荷は・・。


 この「レ・カイユ」を得ることで、アンリ・グージュはニュイ=サン=ジョルジュの3大銘柄が全て揃ったことになります。「ニュイ=サン=ジョルジュの王」と言っても過言ではない・・と言うか、名実ともに復活wと言うことなのかもしれません。

 そんな状況なので、海外メディアも全くこの「レ・カイユ」については情報が見当たりませんでした・・ので、noisy の評価位でしょうかね・・。


 色彩が語り掛けてくれるように、濃密で果皮の割合が非常に多い感じの・・そうですね・・

「近年のドミニク・ローランから新樽をかなり取り上げた感じ!」

と言えば・・近くなるでしょうか?


 ピュアですがほんのちナチュラル感も在りつつ、果実感が非常に強く、ミネラリティもしっかり備わっています。ちょっと化け物を見るかのような果実の存在・・です。

 因みにこの「レ・カイユ」と言う1級畑は、ニュイの村の南端に有ります。ここは先の三大銘柄が隣り合わせになっている部分でして、最も南の下の部分に「レ・サンジョルジュ」、その上が「レ・ヴォークラン」、レ・サンジョルジュの北が「レ・カイユ」です。

 でも、村の最南端の上部の1級畑は「レ・ヴォークラン」では無く、・・実はここが「シェヌ・カルトー」なんですね。是非シェヌ・カルトーのコラムもご覧ください。驚くほどに違うのに驚くほどに旨い!です。


 ですので、これはもう・・「果実のパワーを最大限に発揮した1級」です。でもちゃんとフィネスも有ります。酸も他の1級ワインよりは若干大人しいですが、いずれもっとバランスは良くなるはず・・将来も非常に楽しみです。

 2019年ものは少ないです。ドメーヌのレ・サンジョルジュもメゾンのレ・カイユも・・片手の半分くらいの入荷です。是非お早めに!・・ご検討くださいませ。

ドメーヌ・クロード・デュガ

クロード・デュガ

フランス Domaine Claude Dugat ブルゴーニュ
● 2019年のクロード・デュガをご紹介させていただきます。2000年以降、道を迷いに迷って迷走を続けているかのようなクロ・ド・デュガですが、出口が見えた2018年に続き、2019年は、

「エキス系のピノ・ノワール本来のしなやかな味わい」

を目指し、邁進している姿を見ることが出来、世代交代と共に、一時代を気付き上げたクロード・デュガの大変革が、今の世界の状況を含んだものだと感じさせてくれました。

 この、新型コロナウイルスが世界に蔓延している状況も、温暖化によると思われる異常気象も、薬漬けだった世代からの教訓を受け、ナチュラルで滑らかでエレガントなピノ・ノワールへの回帰を感じさせてくれます。

 2019年もののクロード・デュガは、

「もう迷わない!」

と言っているように感じます。事実、A.C.ブルもA.C.ジュヴレもエキス系で、非常に良い出来です。

 特にすぐに飲まれるのであれば、2019年ジュヴレ=シャンベルタンをお薦めします。A.C.ブルは3年経ってから。勿論、上級キュヴェは5年ほどでしょうか。是非ご検討くださいませ。


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 あれだけ「濃密なブルゴーニュワイン」の代名詞的存在だったクロード・デュガですが・・とんでもない!・・エレガント系への華麗な転身は間違い無い・・と感じる、しかも相当に出来が良いと言える2018年ものをご紹介させていただきます。

 この数年、

「どうしちゃったの?・・大丈夫?」

と声を掛けたくなってしまうほど、迷走を続けていたように思えるクロード・デュガですが、次世代へのバトンタッチで・・やはりナチュラルな方向へのシフトが待った無しだと言う気持ちの表れでは無いかな?・・と感じます。

 親や祖父母、親類、友人たちが病気で倒れる、農薬でふらふらになるのを見て来た若い世代にとっては、全く他人事では無いと思います。

 そして2018年もののリリースで、ドメーヌ・クロード・デュガが目指している方向性が確認出来る程に成熟してきたのをまざまざと見せつけられました。滅茶美味しいA.C.ブル、そしてその延長上で滅茶複雑性豊かな村名ジュヴレをテイスティングさせていただきました。是非ご検討ください。

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 クロード・デュガです。こちらは正規の「フィネスさん」ものです。ようやくチェック・・テイスティング終了しました。・・いや~・・村名ジュヴレの2017年がかなり旨いです!

 濃厚な黒系ピノとして、長く愛されてきたクロード・デュガですが、昨今の「綺麗系」「エキス系」への転身は、目に見えて成就してきました。

 明らかに美しいエキスがほとばしるドライな液体の村名ジュヴレ=シャンベルタンを基本として、村名のセカンドワイン的存在のA.C.ブルゴーニュ、そして繊細で緻密な1級、精妙なグラン・クリュと言うラインナップになっています。

 流石にテイスティングで上級キュヴェまでは手が出せない状況ですが、「綺麗系」「エキス系」ブルゴーニュワインとして、年々成長しているのが手に取るように判ります。

 2017年はまず村名が滅茶美味しいので、早めに手をつけるならこれです。A.C.ブルゴーニュは3~5年は寝かせてください。要素の複雑性、美しさから言えば村名には及ばないとしても、大きさはジュヴレに勝るかもしれません。

 1級以上は流石の評価が出ています。ご検討くださいませ。

 2017年は2016年同様、霜のリスクがあったが結果的には大きな被害はなく、夏は暑くて雨も降って欲しいときに降ってくれたので、近年では安定したヴィンテージと言える。収穫量も十分でチャーミングな果実味と適度な酸味のある飲みやすいヴィンテージ。凝縮感はあるが重い印象はなく、とてもエレガントなのでボトル1本飲めてしまえるような味わいになっている。2016年よりも早くから楽しむことができるが10~15年くらいの熟成もできるだろう。


 13世紀に建てられた教会をそのままカーヴとしている当家は現在約6haの葡萄畑を所有しています。物腰静かで高貴な印象の現当主クロードデュガ氏は、良いワインができる条件は葡萄の品質の良さという考えに基づき、畑の手入れを入念に行い、化学肥料は使わずに健康な葡萄を育てています。

 また、庭でJonquille(ジョンキーユ:黄水仙の花という意味)という名前の牝馬を飼っていて、小さな区画や古木の区画を耕させています。特に古木の畑は葡萄の根が地中に広く張り巡らされていてトラクターで根を傷つけたり、トラクターの重みで土を固くしてしまったりするのでこの牝馬が活躍しています。収穫された葡萄は温度調節の容易な、酒石がびっしり付着しているコンクリートタンクに運ばれ、アルコール発酵が行われます。新樽がズラリと並んだ地上のカーヴでは最新のヴィンテージのワインのマロラクティック醗酵が行われ、地下水が壁から染み出ている、砂利が敷き詰められた地下のカーヴではその前年のワインが熟成されています。瓶詰めの際にはフィルターもコラージュも行いませんが、ワインは非常に透明感があります。


2019 Bourgogne Rouge
ブルゴーニュ・ルージュ

16444

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・クロード・デュガ

◆海外メディア評価
89 Points The Wine Advocate
◆◆ 素晴らしい村名ジュヴレと同一線上に有りますが、こちらは3年置きましょう!■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。平均樹齢は約40年、「Genevriere(ジュヌヴリエール)」と「Champ Franc(シャン フラン)」の2区画に約1.5haの畑があり、土壌は小石混じりの粘土石灰質です。1年樽のみで熟成され、濃厚な黒い果実の香りでしっかりとしたボディとタンニンがあり、綺麗な酸味が味わいを引き締めています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥7,380 (外税) 
【アドヴォケイトは89ポイントと評価、noisy はポテンシャル点として90ポイント付けます。】
 ちょっとグラスが汚れていて申し訳ありません。何せ飲まなきゃならないアイテムが多く、一晩で3本開けることも珍しく無いので、一時的にグラスが不足したり(3人いるので・・)、何らかの焦りがこんな絵を生んでしまいます。

 ですが、2019年のクロード・デュガ、とても良かったです。何よりも良かったのは、

「迷い道を抜けた感じ」

を受けたことです。


 2019年のA.C.ブルは、少しタイト、僅かにタンニンの暴れが見えるものの、その質はとても良く、ドライで滑らかで、エキスに完全に昇華されているのが高評価のポイントです。

 ですが、じゃぁ・・すぐに飲んで美味しいか?・・と聞かれますと・・

「いんや・・少し置いた方が良いね。」

と答えざるを得ません。2018年ものはA.C.ブルが到着後すぐに超美味しかったんですが、2019年ものは村名ジュヴレにその役目を渡しています。なので、2019年ジュヴレ=シャンベルタンは、

「・・これ・・デュガだよね・・?」

と疑問符を付けて思わず言っちゃうと思いますよ。


 こちらのA.C.ブルは、この何年かのデュガをお飲みの方なら・・

「これはデュガですね。」

と疑問符は付かないと思います。出来はとても良く、迷いはほとんど見えません。是非飲んでみて下さい。お勧めします。

 以下は以前のレヴューです。
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【何と、2018年もののA.C.ブルゴーニュは、今から飲んでも滅茶美味しいです!・・「エレガント系」です・・しかもしっかり「エキス系」!】

 この何年かのクロード・デュガは、エレガント系への転身を図っているのが目に見えて判っていました。誰でも飲めば・・

「・・あれ?・・これって・・クロード・デュガなの?・・めちゃ綺麗系じゃん・・」

って・・なりますよね?

 だから未だに「濃密でガッシリしたピノ」なんて書いて最新ヴィンテージものをご紹介しているワイン屋さんは、全く飲んでいないか、飲んでもそう思わなかったか、飲んで変わり始めたと思ったけれど面倒なので以前の文章をコピー、貼り付けしてるだけか・・と言うことなのでしょう。

 少なくとも「濃くはない」ですよ・・この数年は・・。そして2018年ものは、そのエレガント系ピノ・ノワールとしての仕上がりが非常に高レベルです。

「・・でもnoisy さん・・写真を見ると、2018年ものの方が濃く見えるけど・・」

 そう・・そうなんですね。色は以前より濃い目に出ていると思います。2012~2013年なんて、A.C.ブルはとても淡いですから。出来がとても良い2018年の方が、色はしっかりしています。

 ただし・・お判りの通り、「色が濃い」=「ワインが濃い」ではありません。色が濃くてもエレガントなワインは幾らでも有ります。

 やはりこの数年間、デュガさんちは相当に迷走したと思うんですね。物凄く素晴らしいグリオット=シャンベルタンは造れても、残念ながら物凄く素晴らしいA.C.ブルは造れなかったんです。ですが、2018年ものは、

「何と、今飲んでも滅茶美味しい!・・ドメーヌ・クロード・デュガ史上、最高のA.C.ブル!」

と言えるでしょう。


 2017年もののA.C.ブルも、それまでで最高でしたが、やはり、

「村名ジュヴレのセカンド」

みたいなワインだったんですね。抽出の強さも感じましたし、終盤にかけての渋みに上品さが無かった。なので、2年ほどは瓶熟させないと少しエグミを感じるような部分が有ったものが、2017年ものでは大方改善されたものの、タンニンの硬さとエッジがまだ気になりますので・・少し先の飲み頃を書いていたはずです。


 因みに海外メディアは、ティム・アトキンさんが何と「91 Points」・・も付けています。ヴィノスは87 Pointsでした。勿論正しいのはティム・アトキンさんです。飲み頃を2020~2025年までとしていまして、飲み頃の始まりは合ってますが、結局ヴィノスは何もまともに見ていない・・感じがします。noisy 的には「今飲んで90+ ポテンシャル91+」飲み頃は今~2038 です。ただし途中で一旦締まる時期が1年ほどあると思います。

 濃密な・・とは言えず、「充分な濃度の」見事な味わいです。ナチュラル感が出て来まして、So2 使用量も減っているはずです。その分、中心点は僅かにぼやけていますが、これは自然派系のピノには良く有る・・「中心円の広い中心点」です。滑らかでエレガントで精緻な果実感のあるもの、ミネラリティもたっぷり有って・・

「これは美味しい・・デュガじゃないみたい!」

と言っていただけるはずです。

 今飲んでも美味しい・・素晴らしい出来だと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【近年で最も成功したと言えるA.C.ブルです!・・】

 リアルワインガイド第67号はポテンシャル 89+点 と、比較的高い評価をしています。飲み頃予想は「今から2035」としており、その辺はnoisy とは意見の異なる部分です。

 どうでしょう?・・この素晴らしい色合い・・。2016年もそこそこ良かったですが、2017年ほどでは有りません。何とも・・

「・・まだ迷ってるの?」

 みたいなニュアンスがビシバシ伝わって来ました。


 もっともそんな2016年ものA.C.ブルも、5年もすればそんなニュアンスなど吹っ飛んでしまうことは間違い在りませんが、エキス系への転身に際し、まだ手探り状態な部分が垣間見えると感じました。


 ですが2017年ものには、そのような気配は在りません。ジュヴレ村名・・めっちゃ美味しいですしね。この、村の東側で造るA.C.ブルも、非常に良く出来ています。

 今までの「黒」が半分以上「赤」になって来ています。エキスもきっちり・・出ています。そして非常にドライながら、エキスの旨味が良い感じにまとめ上げています。

 村名ジュヴレの、見事なまでに見えない・・美しいタンニン・・。これがA.C.ブルでは、そこまで上質には仕上げられない・・と言うことで有りまして、少しエッジのある、少し滑らかさに欠けるものになっています。

 そんな訳で、noisy 的には、

「そのタンニンが丸みを帯びてくるか、完全に溶け込むまで」

と言うことで、3~5年ほど置くのが良い・・と思っています。


 すぐに飲むのでしたらむしろ非常に上質でなめらかな「村名ジュヴレ」をお薦めします。3~5年で飲むならA.C.ブルが良いでしょう。10年なら村名以上のクラスを!

 生まれ変わった新生クロード・デュガ!お楽しみくださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【このA.C.ブルのキュヴェは正にジュヴレ=シャンベルタンそのものです。】

 今のところはまだ余り海外の評価が揃っていない・・と言うか、信頼に値する機関からのものが余り見当たらないんですが、毎年のように90Points 辺りの評価で落ち着くと思われるクロード・デュガさんのACブルゴーニュ・ルージュです。

 仮に彼のジュヴレ=シャンベルタンとACブルゴーニュを比較するならば、リリース直後により美味しいのは村名のジュヴレ=シャンベルタンです。ACブルゴーニュの方はややタイトでより内向的な感じです。エキシーですがパレットにややエッジを感じさせる分、ハードだと思わせるでしょう。

 しかしながら3年ほど経過しますと、おそらくですが逆転します。村名ジュヴレ=シャンベルタンの方はややタイトに締まっているでしょうが、ACブルゴーニュ・ルージュは柔らかく成り始める・・今だと2011年や2012年ものが美味しくなって来ているという感じだと思います。


 デュガさんのワインは、長く正規品を扱って来ませんでしたが、それでもかなり気にしていまして・・

「未だに1990年代のクロード・デュガさんのワインをストック」

しています。


 多分、1996年、1997年、1999年辺りのジュヴレはどこかに有るはずで、

「いつか飲んでやろう・・」

と虎視眈々とその機会を狙っている訳です。1998年は飲んじゃったような気がします・・。


 で、1999年のジュヴレは何度か飲んでいるんですが、若い時はやはりパワフルだったものが熟すと落ち着きと柔らかさを得て、美しさまで見せてくれます。

 このACブルも、むしろそんな感じで、ややスケールを小さくしたものに近いと思います。やはり3年必要かな?・・と感じています。早めに飲みたいのでしたら、少し価格は上がってしまいますが村名ジュヴレをお勧めします。3年待てるようでしたらこちらのACブルを。ACブルのクラスを超えた味わいになっていると思います。

 また、2014年と2015年の差は、村名ジュヴレのコラムにも書きましたが僅少です。2015年の方がポテンシャル自体は僅かに高いと感じるものの、その分、現在はタイトです。良いワインだと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【クロード・デュガのスタイル確定!凝縮感は以前のままに、濃度を無理に出さず、エレガントで美しさを表現するように!】
 2013年ものに続き、2014年ものをフィネスさんから分けていただきました。クロード・デュガについてはもう、皆さんの方が詳しい位かとは思いますが、2014年の仕上がりはどうかと、A.C.ブルゴーニュとA.C.ジュヴレ=シャンベルタンを飲んでみました。傾向は2013年と同様でしたね。

 しかし、濃密さは2014年に分が有りますし、このスタイルでデュガさんは固まるのかな?・・と、noisy 的判断の一応の結論を見ましたので、それを少しお話しましょう。


 クロード・デュガさんと言えば、濃密でバリック派でしたよね。90年代のデュガさんの日本での評価は非常に高く、今も上級キュヴェは・・高いですが、非常に人気が有ります。

 しかし、1999~2000年頃に入ると希少だったクロード・デュガさんのワインが高騰したんですね。某**店さん(フィネスさんじゃないですよ)が、

「デュガさんのワインは日本ではプレミアが付いて売られてますよ・・」

等とお伝えしたらしいです。あくまで聞いた話ですけど。それで蔵出しが上がったとかなんとか・・。


 で、さらに高騰したことも有って、ネットのワイン屋が目玉商品にしてしまい、価格競争で日々値が下がり、結局原価販売をするようになってしまいまして・・今の状況です。でもフィネスさんは決してそんな事に足を突っ込まず、ドメーヌとのパートナーシップを重要に販売していたと記憶しています。

 また、時代もPKさんに踊らされた90年代を反省してか、濃いピノに飽きたか・・、ブルゴーニュらしいエレガントなワインに回帰して行って、現在に至るんですね。


 デュガさんも2010年くらいまでは、それでも濃密、凝縮感たっぷりなワインにしていたと・・思います。しかしながらその凝縮感は衰えないまでも「濃密・濃厚」と言う部分に関しては、

「今では決してそのようなスタンスでは無い。」

と言えると思います。エレガント系だが凝縮感はちゃんと有りますし、テロワールをしっかり現していると思います。


 しかしながら、そうなってくると・・若いうちには「濃さ」で飲ませていた部分が欠如しますよね?・・そうなると、ACブルクラスはどうしてもリリース直後は「硬い」感じになっちゃうんですね・・。

 バリック派は辞めてないようですから、緩やかな酸化を促すバリックの多量の使用は、リリース直後の抜栓では、酸素と出会った時の急激な変化は望めず、すでに総量的に飽和している酸素含有率を持っていますんでそのようになっちゃうんでしょう。

 2014年もののこのACブルゴーニュは、2013年と同様、ACジュヴレと比較するとやや硬いです。しかも、彼のワインは・・

「3~15年経過して初めて本性を発揮する」

タイプが多いので、若い時の濃度を捨てたクロード・デュガさんのワインは、決して外向きのベクトルに向かず、内向きなベクトルを持っていると言えます。それが熟成・・時間の経過で徐々にベクトルの向きが外向きになってきまして、開いて来ると・・

「滅茶官能的!まるで右岸のボルドーが熟したんじゃないかと思えるほどのパフォーマンスを見せる」

ことになります。以前、古いデュガさんのジュヴレを、あるワイン会で・・まぁ、ずいぶん前に抜栓されていたのを遅刻して行ったのも有りますが、「ポムロル」と言ったのを覚えてます。あ・・、思い出した・・そのデュガを出したが今のオルヴォーの社長さんですよ。


 で、今でもその方向性はしっかりみえます。飲めなくは無いですがやや硬いのを感じつつ、男っぽい、ドライでタイトなやや黒い果実と出会うことになるでしょう。ワインは美しいですし、ミネラリティもたっぷりです。色合いも非常に綺麗ですよね?


 それに、何と言ってもこのプライスです。随分安くなりましたよね。かなりお得になったと思います。是非セラーで少し寝かせつつ、タイミングを見てお楽しみくださいませ。



 以下は2013年のこのワインのレヴューです。
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【悩んでいたか?・・のクロード・デュガ復活の年!この凄い味わいは確認しておくべきではないでしょうか!】

 え~・・ACブルの写真が見当たらないので掲載していませんが、2013年はもう2度ほど飲んでますんで・・はい・・ほぼ完璧に理解したつもりです。

 で、価格の安いACブルをお奨めしたいところなんですが、残念ながら「今飲んで」の評価を無理して上げることなど出来ませんで、残念ながら3年後を目処にとさせていただきました。

 しかし村名ジュヴレの素晴らしさにはビックリです。フィネスさんの扱いの良さを感じることも出来るかと思います。


 上記では、「クロード・デュガはしばらく扱って無かった」と書きましたが、定期的では無いにせよ、ちょくちょく飲んでいましたので、彼のワインの変化も気付いていました。

 昨年も2000年のグリオットを開けたりして・・良かったですよ。

 そして2008年もの位から、ブローカーものを中心に時折ご紹介させていただいています。現在もブローカーものの2011年村名ジュヴレを新着に掲載しています。・・まぁ、価格差は見ないでくださいね・・別に「ボッてる」訳じゃぁ無いんです。本当に仕入れの価格がね・・違うんですよ。

 で、2008年ものの記事の時にはしっかり書いた記憶が有るんですが、
「もしかしたらデュガは迷っている?・・悩んでいる?」
 みたいな記事です。

 それまで、まるでメルロかと思えるような重厚さのある味筋だったものが、エキス系の綺麗なものに変化していたんですね。ただし、受け取る側の印象が予定調和で終わらなかった性も有るとは言え、余りの変化、そして何となくの「中途半端感」が有ったのは事実です。

 綺麗なのは綺麗なんだが、何か途中で途切れてしまうような・・例えば余韻ですね・・。続いていて、長くない・・とは言わないものの、何となく途中で途切れ・・弱弱しく復活・・で途切れ・・みたいな感じでしょうか。中域も何となく「イビツ」な形状で、素直に丸みがあるとも言えないような・・です。

 ところがですね・・この2013年の村名ジュヴレ・・エライ美しいじゃないですか!・・エキスがたっぷりで、しかも美しいパレットを描きます。いつものデュガさんのように、やや遅い収穫を思わせる「黒味」を持ち、「赤味」も当然ながら有るんですが、黒味から赤味に向かう部分に途切れは無く、何層にも自然なグラデュエーションが有るんですよ。滑らかで深く、非常にドライです。

 それに加え、ジュヴレらしい質のミネラリティもしっかり持ち、濡れたような質感、アロマの上がりのスピードはまるで自然派並みでしかも美しいです。「す~っ」と入って来ておだやかに質感を見せ、中盤以降から消えるまでの間に様々な表現をしてくれます。

 例えばフーリエはもっと赤く、若々しい部分の高い周波数領域の表現がちゃんとしていますが、デュガさんはその部分はやや黒味で覆われ、より低い周波数領域での表現になります。

 しかし、この厳冬期のように品温が下がりやすい時期には、フーリエのような全域にバランスの良い、赤い味わい中心のブルゴーニュは、中域と低域のパフォーマンスをやや落とします。デュガさんは高い周波数領域は黒で置換していますから、フレッシュな部分を持たず、中高域、中域、低域をしっかり持ち、品温度が下がってもバランスを崩さないんですね。

 なので、13度~14度で飲み始めても・・重厚で香りも上がり、全体のバランスも素晴らしいんです。調子に乗って随分と飲んでしまいました。


 反面、ACブルは、確かに村名ジュヴレにそっくりなんですが・・残念ながら村名ほどのポテンシャルが不足しています。美味しく飲めますが15度ほどまでに上げないと厳しいですし、その表情はやや硬く、内向的です。しかし3年ほど置きますと持っているポテンシャルを発揮しはじめ、村名と同様なパフォーマンスを見せるでしょう。

 つまりよりタイトに薄く仕上がって居るわけですね。なので熟成に時間が掛かっちゃう訳です。

 それにしても村名ジュヴレはビックリするほど旨かった!・・質も素晴らしいです。このプライスはこの質なら仕方が無いと確認できるでしょう!コンディションも素晴らしいです。是非飲んで欲しい・・です!ご検討くださいませ。




2019 Gevrey-Chambertin
ジュヴレ=シャンベルタン

16443

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・クロード・デュガ

◆海外メディア評価
90~92 Points The Wine Advocate
◆◆◆◆素晴らしい!!

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。畑は9つの区画に分かれており、特級区画「グリオット シャンベルタン」に隣接する「Aux Etelois(オー エトロワ)」など国道74号線の西側の畑で採れる葡萄が主に使われています。樹齢は若木で15年、古木になると70年にもなります。甘く官能的な香り、直線的な酸味と果実味で早いうちからコクと旨味が楽しめますが、5年ほど熟成すると徐々にその真価を見せ始めます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥14,990 (外税) 
【2019年と言うグレートイヤーに、「復活した!」とまではnoisy は言い切れませんが、少なくともこのジュヴレ=シャンベルタンは超旨いです!】
 その昔・・90年代のデュガのジュヴレをワイン会にブラインドで持ち込んだ友人がいて、noisy は他のワイン会から・・何と「掛け持ち」でお伺いをしたため、そこそこに酔っぱらっていたんじゃないかとは思いますが、モノの見事に外しました。

 でも・・誰も「ブルゴーニュ」とすら・・言いませんでした。1995年ものだったんじゃないかと思い出しますが、そのワイン会も何度も同じ場所でやっていたので、幾つかの記憶が混じってしまっているかもしれませんが、noisy は、「ポムロル・・メルロ」と言ったんじゃないかと。それほどにその頃のデュガは濃かったし黒かった?・・と思います。

 最もその後は、もっと濃い方が色々出ていらっしゃいましたから、その「濃度の高さ」も、デュガさんの専売特許じゃなくなってしまったんですね。日本での人気も1999年頃がピークだったように思います。

 で、現在のデュガさんは、しなやかでエキスの美しい・・外側が濃いんじゃなくて、芯側がしっかりしている・・と言う感じで、男っぽいドライな味わいと、そのしなやかで伸びの良い味わいが特徴になっています。

 なので、2017年以前とは相当に違うと思いますが、2014~2017年のワインは、熟すと結果的に似てくるとも思います。

 味わい的には相当に評価すべきだと思っていて、アドヴォケイトの92点は過小評価でしょう。93+まではポテンシャル点として窺うべきだと思います。とても美味しいですよ・・これは超お勧めです。しかも価格も相当・・頑張っています。これ以下は無理・・!他のインポーターさんなら別ですけどね。どうぞご検討よろしくお願いいたします。



 以下は以前のレヴューです。
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【・・げげっ!?・・そう来たか?・・デュガよ・・お前もか!?】


 素晴らしい仕上がりでした!・・今までの村名ジュヴレの味わいは・・A.C.ブルでほぼほぼ近い形で味わえます。2018年の村名ジュヴレは今まで以上のポテンシャルを持っていることは間違い無いと踏みました。

 しかもですね・・これ、もしかしたら間違っている可能性もあるんですが・・

 クロード・デュガと言えば、アンリ・ジャイエのワインとは相当にかけ離れたところにある醸造だった訳です。ジャイエは収穫した葡萄を低温で漬け込んでおき、長い発酵期間(つまり低温での発酵)を取ると言う手法・・。デュガさんは低温でなんぞ漬け込まないし、さほど長い発酵期間は取りませんでした(・・そのはず・・)。

 ところが、2018年もののアロマを嗅いだ瞬間、そして一口すすった時に・・

「・・あれ?」


 アロマは柔らかく、まるで自然派のごとくの拡がり方をして来ます。そして・・低温で漬け込んだ時に良く出るアロマが・・有ったんですね。

 まぁ、低温浸漬時由来で良く出るとは言え、それ以外では出ないとは言い切れないので・・断言はしかねますが・・2018年もののワインの色合い・・とてもしっかりしていますよね?

 以前の写真と比較すれば、もう一目瞭然です。

 ですが、決して濃密で・・濃い訳じゃ無いんですよ。エキスは濃いですよ・・しかし、濃厚な味わいと言えるような、以前のデュガさんのジュヴレの味わいとは、相当に異なるんですね。

 いや~・・これは美味しい。しかも相当に複雑性が高いです。黒み掛った紫~紅の小果実の群生、細やかなミネラリティはフローラルにノーズに飛び込んで来ます。中域は適度な膨らみですが、将来はこんなものじゃ済まないでしょう。中盤以降の超複雑な味わいは、今までのデュガさんのジュヴレでは感じなかったもので・・1級クラスの複雑性を感じます。

 因みに・・ティム・アトキンさんは92ポイント、ヴィノスは91ポイントで2022~2033と言う飲み頃です。アドヴォケイトは正確には確認できませんが、ウィリアム・ケリーさんが90~92ポイントのようです。まぁ、noisy 的にはリアルワインガイド的評価で、今飲んで91 ポテンシャル93 飲み頃2023~2043です。

 これはちょっと面白くなって来たんじゃないでしょうか?・・今までのやり方を改め、低温でのアプローチをし始めたか?・・ホント?・・・いや、まだわからないぞ・・個体差かもしれないし・・などと思っていますが、確実に旨くなって来たのは間違い無く、将来へのさらなる期待も出来るんじゃないかと思っています。

 クロード・デュガと言ったらグリオットだけだと思われている方も多いかと思います。noisy は、

「グリオットは・・いらない」

とフィネスさんに言って有りますので、これから先も来ないでしょう。誰でもそれだけは売れるワインを貰っても嬉しくないし面白くない・・でも、

「2018年ものグリオット=シャンベルタンはアドヴォケイト98ポイント、ティム・アトキン氏96ポイント、ヴィノス95ポイント」

のようですので、ティム・アトキンさんが98点以上も付けるようなら・・欲しいな・・前言撤回・・(^^;;

 その時はフィネスさんにお願いするかもしれません。それまで、下のクラスで修行していきたいと思います。コンディションの良いワインは本当に美味しいです。ご検討くださいませ。

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【これは滅茶苦茶美味しいです!絶対に飲むべきジュヴレ!・・グリオットとシャペルとシャルムに接するオー・エトロワ主体!】

 2016年の村名ジュヴレも「神品!」と書くぐらい美味しかった訳です。

 ですが2017年ものは・・

「完全に吹っ切れた感!」

が目にも判るんじゃないかと。


 ある種の「迷い」が「くぐもった感」を生むと仮定するなら、写真を見比べていただければ、2017年ものにその感じは無いと思うんですね。

 2017年ものは完全にエキスの味わい。それも非常に上質です。濃さから言えば2016年ものなのかもしれませんが、そこには僅かに吹っ切れない感、詰まった感が有るかもしれません。まぁ、その辺の細かな比較になってしまいますと、「思い込み」も関与してくるとは思いますが、

「何年も続けてテイスティングしていると判ることが有る」

と確信しています。


 ある意味、プルミエ・クリュ並みの出来なので・・そのように題名を付けても良いんですが・・何せ「オー・エトロワ」は、グリオットとシャペルとシャルムに接している畑なんですね~。

 そしてフィネスさんの輸入で、noisy も出来うる限り良い状態でお渡ししたいと頑張っていますので・・美味しくない訳が無いと・・思いません?

 これなら決して高く無いと思います。なんせ、X 級並みですから・・(^^;; 是非ご堪能くださいませ!



 以下は以前のレヴューです。
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【「神品!」・・ついに・・来たか!長い迷走の終わりを感じさせる凄い出来!!】

 いや~・・圧巻でした。この十数年の間のクロード・デュガさんのワインに感じたことの無い凄み・・繊細な表現を「デュガ味」として認識したのは初めてです。そもそもは90年台のデュガさんの、

「・・まるでポムロルかサンテミリオンか?」

と思わせるような、また「全く別の印象の凄み」は感じていましたが、

「エキスの集中感から来る密度の高い黒果実、存在感の凄み」

は、このジュヴレの前にテイスティングしたA.C.ブルゴーニュからは全く感じ取れないものでした。


 ただし・・昨年、2015年ものの時に、すでにその予感は有った訳です。「いつか来る・・きっと来る・・♪♪」みたいな感じを持っていたんですね。

 で、さっそく担当のK君と相談です。

「デュガさんの村名、もっと無いかなぁ?」

「・・すみません・・もう無いんですよ・・」

「(・・あちゃ~・・やっちまったな~~・・)」


 そうなんです。ハッキリ言って・・他のエージェントさんの価格を見てしまえば、割高であるのは間違い無いんです。他のエージェントさんからの2016年ジュヴレを飲んでいないので確かなことは言えませんが、「おそらく大分違うんじゃないか?」と言う気がするんですね。

 だって・・ここまで凄い村名を全てのボトル、とことんまで造れたとは思えないんですよ。

 大抵の場合、いや、ブルゴーニュの小規模生産者の場合、ある程度の量を造ることが出来る村名やA.C.ブルクラスを、平均的な味わいで仕上げることはほぼ不可能なんですね。それをするには「樽寄せ」と言う作業をしなくてはならないからです。一度仕上がったすべてのキュヴェを一緒にしてからボトリングすることが求められますんで、あのD.R.C.も1980年台になってからようやく手を付けたぐらいですから。

 この仕上がりなら、もう全然高く無いです。でも、noisyも飲んでしまいましたのであと5本しかない・・どうしよう・・と言う訳です。

 リアルワインガイド第63号は、「今飲んで 91 ポテンシャル 93 飲み頃予想 2020~2048」と言う、近年に無いほどの?高い評価だと思います。また、「メチャクチャ美味しい味になること必至」と表現しています。

 noisy 的には今飲んでも・・

「すげ~!」

と感じてしまいました!あの、べらぼうな出来だったフーリエの2006年を飲んだ時と同様の印象です。・・いや、フーリエとは全く仕上がりは異なりますけど・・フーリエは「赤果実主体」、デュガは「黒果実」です。

 この滅茶凄い村名ジュヴレ、是非とも飲んでいただきたい!・・と強く思います。ドメーヌ・クロード・デュガさんちのワインへの印象は大きく変わることでしょう!・・写真をご覧いただいても、「存在感」は映り込んでいると思います。お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【このエキシーな味わいがクロード・デュガのスタイル!・・と言って良いのでしょう!安定の美味しさです。】

 クロード・デュガさんのワインの正規品の扱いを再開して3年、自分自身、そろそろ結論を出さないといけない頃なんだろうと思っていましたが、この2015年ものジュヴレを飲んで、

「ん~・・おそらくデュガさんはさほど変わってはいないのでは?」

と思えるようになりました。1990年代に大受けしたのは、彼にその時代そのものが乗っかったからなんじゃないかと。


 確かに1990年代のデュガさんのワインは、濃密で有り余るパワーを持て余し気味でした。10年ほど置いたものを飲むと、きっちり仕上がっていて、まるで高質なポムロールのメルロに生き生きとしたスパイスをトッピングしたかのようなニュアンスが有りました。凄いなぁ・・と思ったものです。

 2000年頃に価格は暴騰し、ネットのショップの価格競争、目玉商品になった頃から、ブルゴーニュワインに求められていたものが変わり始めたのでしょう。時代そのものが彼に乗るのを止めた頃です。

 2015年のジュヴレ=シャンベルタンはとても良い出来だと思います。2014年ものも非常に美しく、通好みのドライでエキシーな味わいでした。2015年ものもしっかりそのラインを踏襲しています。

 評価も2014年とほぼ同様、アドヴォケイトが90~92Points、バーガウンドが88~91Pointsと安定しています。

 この、90~92Points、88~91Points と言う黄色文字の部分に全てが現わされていまして、要約すると、

「美味しいしポテンシャル高いが、そこに到達するのに少し時間が掛かる、もしくは現在は内向的である」

と言うことなのでしょう。


 そうなんですよ。通好み・・と言ってしまえば簡単ですが、非常に良く出来ています。しかし内向的なんですね。余り愛想が良く無い・・んです。

 物凄い人気だった頃は、有り余るフレーヴァーで若い時にも取り合えず飲めてしまった訳です。パワーを凄く感じる。

 しかし現在は以前のような、横方向に拡がるベクトルは抑えられています。縦方向には非常に伸びて行く訳ですが、判りやすい横へのベクトルのパワーが少ない分、判り辛いと言えるのかもしれません。

 非常にピュアですし、先行きも明るいし、今飲んでもけっこうに美味しいです。しかし高いポテンシャルを今感じさせてくれるか・・と言うと少し時間が掛かるだろうと言う訳です。

 今飲んだら90Points の大台は超えている・・と言うのがnoisy の評価です。後は飲まれるタイミングですね。2014年と2015年の差はさして有りませんが、noisy 的にはむしろ2015年の方がポテンシャル点が高く、今飲んで点は低い・・でもその差は僅かだと評します。

 この、ちょっと「むっつりスケベ」的ジュヴレは好きですね。ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【贅肉を捨て脂肪の無い筋肉質なボディ・・エレガントなジュヴレにスタイル変更!凝縮感たっぷりながら、ツヤツヤと輝き、まるっと滑らかです!】

 これは旨いですね。この艶っぽい色合いからもそれは伝わってくるでしょう。2013年ものもそうでしたが、村名はリリース直後からかなり美味しく飲めます。ACブルは1~2年置いた方が良いでしょう。それにしても美しく伸びやかです

 プライスも、2013年は1万5千円を超えていましたが、2014年は何とか1万3千円代を頑張って付けました。この仕上がりなら是非飲んで欲しいですね。

 デュガさんらしい、残糖感が全く無いドライな味わいです。果皮の濃度、ジュヴレの鉄や妖艶さの在るミネラリティが深い構造から漂っているのが感じられます。赤と黒・・その中間色は出て来て無い感じですが、それで味蕾や鼻の感覚器官は飽和します。たっぷり在るミネラリティから要素が少しずつ出ているような感じですから、やや柔らかさを感じるでしょう。ガチガチになってないです。

 相対的に、やはり美しさを感じます。2013年もそうですし、その前も・・2010年位から感じていたクロード・デュガさんのスタイル変更は、やはりこんな感じにしたい・・と言うデュガさんの意思表示なのでしょう。

 享楽的な味わいになるまでには、かなりに年数を必要とするでしょう・・おそらく10年とか・・ですが、昔のデュガさんのワインのように、2~3年は濃さで美味しく飲めるが、その後しばらく黙り込む期間が長い・・と言うスタイルでは無く、一旦閉じることは有っても、全く出て来なくなることは無いでしょう。

 贅肉を捨て、筋肉を手に入れたかのような、スタイリッシュなジュヴレでした。かなり美味しいと思います。ティム・アトキン氏は93Pointsでした。是非飲んでみてください!お勧めします!


 以下は2013年のコメントです。
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【悩んでいたか?・・のクロード・デュガ復活の年!この凄い味わいは確認しておくべきではないでしょうか!】

 え~・・ACブルの写真が見当たらないので掲載していませんが、2013年はもう2度ほど飲んでますんで・・はい・・ほぼ完璧に理解したつもりです。

 で、価格の安いACブルをお奨めしたいところなんですが、残念ながら「今飲んで」の評価を無理して上げることなど出来ませんで、残念ながら3年後を目処にとさせていただきました。

 しかし村名ジュヴレの素晴らしさにはビックリです。フィネスさんの扱いの良さを感じることも出来るかと思います。


 上記では、「クロード・デュガはしばらく扱って無かった」と書きましたが、定期的では無いにせよ、ちょくちょく飲んでいましたので、彼のワインの変化も気付いていました。

 昨年も2000年のグリオットを開けたりして・・良かったですよ。

 そして2008年もの位から、ブローカーものを中心に時折ご紹介させていただいています。現在もブローカーものの2011年村名ジュヴレを新着に掲載しています。・・まぁ、価格差は見ないでくださいね・・別に「ボッてる」訳じゃぁ無いんです。本当に仕入れの価格がね・・違うんですよ。

 で、2008年ものの記事の時にはしっかり書いた記憶が有るんですが、
「もしかしたらデュガは迷っている?・・悩んでいる?」
 みたいな記事です。

 それまで、まるでメルロかと思えるような重厚さのある味筋だったものが、エキス系の綺麗なものに変化していたんですね。ただし、受け取る側の印象が予定調和で終わらなかった性も有るとは言え、余りの変化、そして何となくの「中途半端感」が有ったのは事実です。

 綺麗なのは綺麗なんだが、何か途中で途切れてしまうような・・例えば余韻ですね・・。続いていて、長くない・・とは言わないものの、何となく途中で途切れ・・弱弱しく復活・・で途切れ・・みたいな感じでしょうか。中域も何となく「イビツ」な形状で、素直に丸みがあるとも言えないような・・です。

 ところがですね・・この2013年の村名ジュヴレ・・エライ美しいじゃないですか!・・エキスがたっぷりで、しかも美しいパレットを描きます。いつものデュガさんのように、やや遅い収穫を思わせる「黒味」を持ち、「赤味」も当然ながら有るんですが、黒味から赤味に向かう部分に途切れは無く、何層にも自然なグラデュエーションが有るんですよ。滑らかで深く、非常にドライです。

 それに加え、ジュヴレらしい質のミネラリティもしっかり持ち、濡れたような質感、アロマの上がりのスピードはまるで自然派並みでしかも美しいです。「す~っ」と入って来ておだやかに質感を見せ、中盤以降から消えるまでの間に様々な表現をしてくれます。

 例えばフーリエはもっと赤く、若々しい部分の高い周波数領域の表現がちゃんとしていますが、デュガさんはその部分はやや黒味で覆われ、より低い周波数領域での表現になります。

 しかし、この厳冬期のように品温が下がりやすい時期には、フーリエのような全域にバランスの良い、赤い味わい中心のブルゴーニュは、中域と低域のパフォーマンスをやや落とします。デュガさんは高い周波数領域は黒で置換していますから、フレッシュな部分を持たず、中高域、中域、低域をしっかり持ち、品温度が下がってもバランスを崩さないんですね。

 なので、13度~14度で飲み始めても・・重厚で香りも上がり、全体のバランスも素晴らしいんです。調子に乗って随分と飲んでしまいました。


 反面、ACブルは、確かに村名ジュヴレにそっくりなんですが・・残念ながら村名ほどのポテンシャルが不足しています。美味しく飲めますが15度ほどまでに上げないと厳しいですし、その表情はやや硬く、内向的です。しかし3年ほど置きますと持っているポテンシャルを発揮しはじめ、村名と同様なパフォーマンスを見せるでしょう。

 つまりよりタイトに薄く仕上がって居るわけですね。なので熟成に時間が掛かっちゃう訳です。

 それにしても村名ジュヴレはビックリするほど旨かった!・・質も素晴らしいです。このプライスはこの質なら仕方が無いと確認できるでしょう!コンディションも素晴らしいです。是非飲んで欲しい・・です!ご検討くださいませ。

ドメーヌ・ダニエル・エ・ジュリアン・バロー

ダニエル・エ・ジュリアン・バロー

フランス Domaine Daniel et Julien Barraud ブルゴーニュ
● ドメーヌ・バローの2019年をご紹介させていただきます。年を追う毎に美しさ、健康美、ピュアさ、ナチュラルな風味を身に着けて来たこの数年ですが、2019年ものは「さらに・・」と言って良いと思います。素晴らしく健康的でピュア、そしてナチュラルな柔らかさを見せつけてくれますが、noisy もバローのワインを非常に長く扱って来ましたので、ある意味・・

「その変化には相当驚いている」

訳ですね。


 1990年代はル・テロワールさんの輸入(ノースバークレイのスペシャル・キュヴェ)だったと思いますが、もっと樽っぽく凝縮感が目立ち、ポテンシャルは非常に高いものの、現在のような健康美・・と言うか、ナチュラルな柔らかさとは程遠い存在でした。もっと素直にポテンシャル感は高く、

「お~・・すげ~なぁ・・アン・ピュランやクレイは、熟したら本当に凄いぞ!」

と・・感じさせてくれたものです。そんなパワフルな味わいが受ける時代でも有ったと思います。


 今はジュリアンがダニエルに代わり指揮を執っている性かもしれませんが、とても自然な味わいが全体を包んでいますので、むしろ、

「美しすぎてポテンシャルそのものを取るのは、以前より難しい」

とも言えます。


 その辺りはビオ転向組のメディア評価の経緯、移り変わりを見ればお判りかと思いますが、それでもnoisy 的には、

「ポテンシャルは以前と全く変わらない」

と感じますし、

「リリース直後の膨らみ、伸び、美しさは以前より増している」

と感じます。


 まぁ、ベースキュヴェのマコン=シェントレで充分美味しいので・・ある意味、ワイン屋泣かせな存在かもしれません。

 2019年は2015年ものにも似た健康美に加え、そのナチュラルな膨らみ、柔らかさが以前のものよりも増している点で、より高い評価をすべきじゃないかと思います。是非ご検討くださいませ。



■生産者情報
 ヴェルジッソンの岩の近くに位置するバロー・エステートは、ワインへの情熱を受け継いでいます。世代を超えて受け継がれてきた共通の目標は、常に独自のノウハウとテロワールを促進することでした。「うまく働くために、あなたはあなたの時間を節約する」というモットーで、不動産はそのルーツを維持しながらそれ自身を更新することができました。

テロワール
 ソルトレとヴェルジッソンの象徴的な岩に囲まれたバローエステートは、フランスのグランドサイトに分類される村にあります。モルヴァンに裏打ちされた古いラグーンに囲まれたこの場所で提供される岩は、古代のサンゴ礁で構成されています。土壌には、石灰岩のガラ場、アグリフォイド石灰岩、斑入りの粘土の3つの主要なタイプがあります。それぞれの土壌は特別な注意と特定の文化を誘発します。バローエステートは、その豊かさと多様性を最もよく表現するために、このテロワールを維持しています。

 ぶどうの木
有機農法からインスピレーションを得て職人技で栽培されたこのエステートのブドウの木は、丁寧に作られています。彼らのGuyot-Pushardサイズは、植物の樹液の流れを尊重します。
ブドウ園と土壌を尊重するために、実行される処理は硫黄と硫酸銅のみに基づいています。最近の古いブドウの木では、機械化せずに作業が行われています。可能な限り完全で健康的なブドウを得るために、収穫も手動で行われるため、酸化が制限されます。

ドメーヌ・バローの歴史
1905年
ジャンマリーとマリー・バロー
バロー家のワインの歴史は1905年に始まりました。読み方と数え方を知っていたジャンマリーバローは、小作人として良い場所を見つけ、ヴェルジッソンに定住しました。彼の安定した収入により、彼はお金を節約し、1912年にバロー邸の最初の区画である妻のマリーと一緒に買収することができました。

1922年
ジョセフとマーガレット・バロー
10年後、ジョセフとマーガレットバローが引き継ぎます。大胆な男であり、真の先見の明があるジョセフは、作付けの良い区画を見つける方法を知っているため、ブドウの木を植えるために多数の牧草地を取得します。優れた起業家として、彼はカフェやレストランに売ることの価値をすぐに理解しました。1930年代の終わりに、彼はこの地所でワインを瓶詰めすることを最初に決めた人の1人でした。最初のキュヴェ「LesCrays」は1947年に登場しました。

1959年
アンリとモニーク・バロー
1959年、アンリバローは、フュイセ出身の妻モニークと一緒に家族の邸宅で働き始めました。「うまく働くために、あなたはあなたの時間を節約する」という不動産のモットーの起源で、良い地主であり思慮深い人であるアンリは、彼の努力を数えずに不動産を維持します。1971年、AOCサンヴェランが創設されました。アペラシオン「lesPommards」の区画は、1978年に最初の瓶詰めになります。


1979年
ダニエルとマーティン・バロー
バロー家の第4世代は、1979年に定住し、不動産の一部を相続しました。ダニエルと妻のマルティーヌは、祖父と同じ意志と現代性を持って不動産を開発し、マコンヴェルジッソンとサンヴェラン「エンクレッシュ」と一緒にボトルでのマーケティングを開始しました。1990年に、彼らは家とClosdelaVerchereを買収しました。略語DBがラベルに表示されます。
ワインと環境に情熱を注ぐダニエル・バローは、テロワールの保護に取り組むGEST deBeaune協会の会員です。

2006年と2015年
ジュリアンとアナイス・バロー
彼らの息子であるジュリアンは、2006年に不動産の仕事を始め、家族の技術を習得しました。ジュリアンは、たとえばすべての区画を耕すことで、不動産の職人文化を強調することにしました。現在、ワイン造りは彼の独占的な領域であり、彼も家族のノウハウに従って運営していますが、彼はそれを開発することもできました(偉大なヴィンテージのより長い醸造)。アナイスは2015年に兄に加わり、不動産のすべての管理および商業部分を管理しました。
彼らは一緒に、将来が彼らに要求するかもしれない変化を心に留めながら、テロワールの伝統と尊敬を永続させたいと思っています。

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「2018年のダニエル・エ・ジュリアン・バローは、ディディエ・ダグノー風のクリスタルなミネラリティを手に入れた!」

 このところのダニエル・バローのナチュラル化は止まりません。年を追う毎に・・美しくなって行きます。

 親父さんの頃は素晴らしい果実の風味で、シャルドネの美味しさを見事に表現していました。かのPKさんも、ブルゴーニュ・シャルドネのTOP100に、ダニエル・バローのプイィ=フュイッセを2アイテムも入れていたほどです。

Julien et Anais Barraud
 2018年もののバローは、そんな素晴らしい果実の風味も・・実はたっぷりあるんですが、それよりも特筆すべきは、クリスタルのようなミネラリティが膨大な果実の風味を分厚くコーティングしていることでしょう。・・そう、

「もしかして・・ディディエ・ダグノーを目指してる?」

んじゃないか?・・と思えるほど、ミネラリティのクオリティ、量が半端無く増えているんですね。


 ですので・・そういう意味においては、メディア評価はむしろ下がっています。物凄い出来の2018年アン・ビュランV.V.でさえ、93点だそうです・・。まぁ、noisy としましては、ハッキリ・・否定させていただきます。「そんな訳は無いす」・・ちゃんと評価してください。

 珠玉の「スュール・ラ・ロシュ」は、白眉アン・ビュランに次ぐ仕上がりです。この位のミネラリティの方がむしろ判りやすいでしょう。

 そしてまぁ・・それなりの点が付いているアリアンスV.はティム・アトキンさんが91ポイントです。でももう、これで充分!と言えるほどに素晴らしいですし、サン=ヴェラン・アン・クレシェとマコン・シェントレに至っては、

「プイィ=フュイッセ群にそんな低い点を付けちゃったら・・この2アイテム、どう評価するの?」

と思えるほどです。案の定、ネットを検索してみても出て来ません・・。


 ですが、2018年もののバローは、どのワインも物凄いミネラリティが豊富な果実をコーティングしていますから、

「つやつや、すべすべのテクスチュアからピュアでナチュラルな果実が漏れてくる、素晴らしいスタイル!」

に仕上がっています。どんどん・・ディディエ・ダグノーに近寄って来ていると感じています。素晴らしい出来でした!


 勿論ですが、アン・ビュラン2018は、そんなレベルでは有りません。今回は非常にリーズナブルなので・・いや、少し早いですけど飲んでみていただけたら、noisy の言っている意味が判ると思いますよ。マコン=シェントレでも充分納得の美味しさと美しさを感じていただけるでしょう。超お勧めします!

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● 何しろ昨今は、あの・・「赤ワインが基本」だったリアルワインガイドも、だいぶ白ワインを掲載するようになったので、あれだけ

「ダニエル・バローは旨くて安くて素晴らしい!」

と20年近くにも渡って公言し続けてようやっと・・今の状況なんですが、リアルがバローを掲載し始め、今までブルゴーニュ・ピノにしか興味の無かった方々もシャルドネの旨さに気付き始めたのか、

「ダニエル・バローは・・・ラシーヌさんのはいつ入りますか?」

などとお尋ねの電話やメールをいただくようになりました。(基本、電話はお断りしてるんですが・・全ての仕事が中断になっちゃいますんで・・)

 で、高い評価がリアルに載ったりすると・・・それも2013年のように極端に収量が低い年だと・・本当に困っちゃいます。

 何しろ、アン・ビュランV.V.の入荷ががこんなに少なかったことは今まで有ったでしょうか・・アン・ビュランだけじゃなく、レ・クレもラ・ロシュも全てバラでしか入ってません。

 なので、申し訳有りませんが、ダニエル・バロー今までずっと毎年ご購入になられていらっしゃるお客様にも渡らないかもしれません。ご容赦ください。

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 毎年のように全アイテムをテイスティングしてきましたが、一昨年などはとても少量でしたので、テイスティングを断念せざるを得ない状況でした。

 ですが2012年もの・・・価格はそれなりに上がった・・・いや、昔に戻っただけ・・・とも言えますが、数量は結構戴けたんですね。なので、2012年は全アイテムのテイスティングをさせていただきました!そしてもう・・・ビックリです!

 全アイテムのテイスティングは出来なくとも、幾つかのワインは飲んできましたので、その傾向は理解しているつもりです。しかも90年代前半から連続して飲んでおりますので・・・そんなnoisy が2012年のバローのワインに感じたことは・・


近年、経験したことの無い凄い仕上がり!もしかするとダニエル・バローの史上最高のワインになった!

 まず、低価格~ボリュームラインクラスの格上げの美味しさ・・が言えると思います。マコン、サン=ヴェランとも・・今までに無いようなポテンシャルの高さを感じました。そして、マコンはサン=ヴェランを、サン=ヴェランはプイィ=フイッセを喰ってしまいそうなアイテムが有り、完全にクラス越えをしているんです。

 そしてフラッグ・シップのアン・ビュランは・・・モンラッシェクラスのビロードのテクスチュアを持つミネラリティでした・・・どれだけ伸ばしても伸ばしきれない・・どこまでも伸張して行くだけの目の細かさを持っていました。

 勿論、各アイテム・・・素晴らしいです!ダニエル・バロー史上、きっと最高の仕上がりになったと思える2012年は、必ず飲んでいただきたいと思います。皆さんの・・

「えっ?・・・」 

と驚く顔が見たい・・・(^^;; ではどうぞよろしくお願いいたします。


以前ののコラムより転載です。

● 2009年ダニエル・バロー(不)完全ガイド

 ・・・(不)と入っているのは、幾つかのキュヴェのテイスティングが量的に考えて不可能だったからです。また、プイィ=フュイッセ・ラ・ロシュの入荷は有りませんでした。

 結論
 良いとアナウンスされた2009年ですが、バローにとっては・・・いや、マコネーの生産者にとっては、普通のヴィンテージなのかもしれません。むしろ、余り良くなかったのかもしれないとさえ思えます。その中で、バローは最善の策を講じ、素晴らしい品質になったのだと理解しています。

 2009年のダニエル・バローは全くの贅肉無し、残糖分無し、実に筋肉質でエレガントなマコネーに仕上がっている!・・と言えます。

 すなわち、マッチョでは無い、エレガントなムルソーのようなワインで、甘みと云う、人間で言えば「脂肪」のようなものを全く持っていません。これは全てのキュヴェに言えることです。本来は豪奢で、少し残った残糖分が、こってりとした、もしくは甘みの有るフルーツを連想させるものです。ところが、2009年はそうではない・・んです。すべてはエキスへと転化されていますので、今までのような、簡単にいつでも開けて美味しいマコネーでは無いです。きちんと休養させ、揺らさないように抜栓し、エキスを開かせるような飲み方が要求されるかと思います。

 それでも、一連のバローのワインは、その隠し事の無いエレガントさが素晴らしいです。贅肉無し、甘み無しのプイィ=フュイッセですが、2008年の仕上がりを考えても、
「ダニエル・バローもエレガント路線に変更か?」
との思いを強くせざるを得ません。まあ、コント・ラフォンのように・・・そっちに行くのかもしれませんよ。

 
 実は昨年、2008年のバローでは、こんなことを書いていました。
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 ある意味、2008年は、ダニエル・バローの転換となるヴィンテージになったかもしれません。それは、マイナスの方向に働くことはまず考えられず、さらに偉大なシャルドネを目指しての転換期です。本当に素晴らしい辛口のシャルドネに、実は余分な肉は必要無いのです。しかし、本当に素晴らしい辛口のシャルドネは、本当は甘いのです。でも、その甘さは・・・糖分によるものでは無い。エキスによるものです。その意味においては、2008年のダニエル・バローは、自身の過去に有り得なかったバランスのシャルドネを造り出したのです。

 最低5年・・・待ってください。3~6千円のシャルドネに5年待てとは・・・なかなか言い辛いです。しかし、途方も無い可能性を秘めたワインで有る事に目を背ける訳には行かないんです。素晴らしい辛口のシャルドネとは、糖分に頼らないポテンシャルを持った甘いワインなんだと・・・理解していれば、この2008年のバローに挑戦してみることに異論は無いはずです。

 やはり、アン・ビュランは凄いですし、ラ・ロシュ(プイィ=フュイッセ)もポテンシャルがビシビシ来ます。しかし、やはり今はちょっと厳しい・・・。本当のことを言うならば、あと1~3ケ月、瓶による熟成をしてから出荷すべきでした。そうすれば新酒由来の渋みも消え、綺麗な状態になったはずです。しかし、バローさんとしてみれば、そんな経験は今までにほぼ無かったはず・・・。まあ、我々が判っていれば良いんですが、人によっては、
「駄目・・」
と、早い結論をしてしまうかもしれません。

 でもこのバロー2008年、ポテンシャルに掛けて欲しいと思います。2015年にはきっとそれなりの結論が出ているでしょう。焦らず、飲めるものから試し、上級キュヴェは寝かせてください。是非ともご検討くださいね。
 
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 自分でこんなことを書いていたとは・・・すっかり忘れてました・・・(^^;;

 でも、2009年のダニエル・バローは、お手軽さは無くなりましたが、ワイン本来の美しさが見えてきたとも言えます。是非ともしっかり休めてお楽しみください!お奨めします!

エージェント情報
マコン・ヴィラージュ、サン・ヴェラン、プュイ・フィッセの3つの地区でワインを造っている、コート・シャロネーズを代表する造り手・ダニエル・エ・マルティーヌ・バロー。ロバート・パーカーも「コート・ドゥ・ボーヌのグラン・クリュの最も優れたワインと同等か、それを凌ぐ、最上級のワインをつくっている。」と高く評価している。
栽培 ビオロジック
自社畑面積6.7ha
醸造完熟したブドウを収穫した後、澱の上に15ヶ月間そのままにしておき、清澄も濾過もせず、豊かな味わいのワインに仕上げている。


2019 Saint-Veran en Creches
サン=ヴェラン・アン・クレシュ

16116
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
サン=ヴェラン
ドメーヌ・ダニエル・エ・ジュリアン・バロー

◆◆◆2019年のメディア評価は見当たりませんでした。
■生産者情報
アン・クレシェ(保育園)
 南東に面したこの区画は、暖かく保護された盆地の白い石灰岩の土壌にあります。キュヴェの70%は樽で熟成され、残りは600 Lのハーフバレルで熟成され、そのうちの10%は新しい樽で熟成されます。ワインはフルーティーで心地よく、白い花の香りの恩恵を受けています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,890 (外税) 
【今(2021年6月末)一番開いているのはこれ!・・素晴らしいバランスです!】
 サン=ヴェラン・アン・クレシェ...今めっちゃ美味しいです!!・・ダレないふくよかさ、ドライなのに旨味たっぷりなエキスから、黄色いフルーツや白、黄色の花のニュアンスに僅かに蜜・・しかも上級のプイィ=フュイッセに通じるような気品や凝縮感も有りますから、

「3千円以下クラス最強部類のシャルドネ!」

と言っても過言では無いでしょう。


 まぁ、マコンとか(マコン何とかを含む)サン=ヴェランとかは、ある程度の栽培面積の広いアペラシオンですから、良いものとダメなものが両極で存在しています。俗に言う、

「ピンからキリまで」

有る訳です。

 で、このサン=ヴェラン・アン・クレシェは「ピン」に限りなく近い方です。その上価格も非常にリーズナブルです。


 とある生産者のマコンやサン=ヴェランが凄く美味しかったので、しばらく扱ったんですが、しばらくしたらナチュラルなのはとても良いのに、かなりのレベルの揮発酸が目立つようになってしまって・・まぁ、それでも何とか許せるレベルかとも思ったんですが、

「残念ながら・・価格が高い」

ので、それからは入れることを諦めています。


 ナチュラルさと味わいのピュアさは、決して比例するものでは無いので、その辺りをお客様にどう説明して判っていただけるか?・・をかなり考えています。その点に置いて、ドメーヌ・バローのワインはナチュラルさとピュアさを同列にして言えるので、ワイン屋にもお客様にも有難いことだと思います。勿論ですが、

「ピュアさを犠牲にしてもナチュラルさを・・So2無しが欲しい」

とおっしゃるお客様にも対応はしているつもりですし、時には、

「どこまでもアヴァンギャルドで行くぜ!」

みたいなビオ系、もしくは「ノン・So2」の生産者さんのワインにも興味は有る訳で、理解できる程度の残存揮発酸量であるなら、やろうと思っている訳ですね。


 ですが、このサン=ヴェランには、そんな心配は無用です。どこまでもピュアでナチュラル、ふんわりと、そして確実にスピ―ドの有るアロマをお約束出来ます。是非ご検討くださいませ。一推しでお勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【サン=ヴェランがこんなに美味しくて・・どうするの!】

 このサン=ヴェランで充分!・・です。2018年のダニエル・バローの素晴らしさを見るには・・。却って上級キュヴェのマンモスなミネラリティが要素を抑え込むような動きをするかもしれないので、「造り手の傾向を知る」には、このリーズナブルなサン=ヴェランでもOKだと言えます。

 やはりジュリアンが参画するようになってから、自然派的アプローチが深まって行ったのでしょう。飲むと葡萄の根が水分を求めて地中深く入って来たのが目に見えるかのように感じられます。

 色彩も艶やかな果実がたんまり・・そして白いミネラリティと、透明感バッチリなガラス、クリスタル風のミネラリティがたんまり有ります。色合いも・・緑色の存在が美しく感じられます。これは実にリーズナブル!・・少なくとも90点以上は付けるべきシャルドネでしょう!是非飲んでみて下さい!お勧めします!

以下は以前のレヴューです。
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【全方位に外向的!豊かな味わいだがダレ無い酸の美味しさが凝縮した果実を引き立たせています!】

 非常に良いワインです。僅かに映しこまれた淡い緑色が、このワインの素性を語ってくれています。非常にピュアで丸みがあり、ブルゴーニュの南部のワイン特有の暑苦しさは無く、極上クラスの味わいを感じさせてくれます。

 ラシーヌさんはダニエル・バローの輸入が出来なくなってしまいましたが、例えばラシーヌさんにお呼ばれされて新年会などに行かせていただくと、サンリバティーさんの社長さん、佐々木さんがいらっしゃったりします。どうやら非常に仲が宜しいようで・・また、ラシーヌさんの合田さんもサンリバティーさんの何かにタッチしてるのかな?・・ハッキリしたことは判らないんですが、関係の深い間柄のようです。

 なので、新年会でラシーヌさんのワインを味わっていると・・そのままじゃ済まなくなってしまいます。2年ほど前には・・それまでラシーヌさんの新年会にお邪魔していたはずなんですが、気付くと拉致されていまして、何故か佐々木さんの地元で飲んでいたりします。気付けば日が変わっていて・・何てことになっているんですね~・・。

 サンリバティーさんのワインはラシーヌさん同様コンディションも良く、社長さんのお人柄も良く・・何せ工学系出身なのになぜかワインのエージェントをしていると言う、ちょっと変わった履歴の持ち主でおられます。で、2015年ものもそうでしたが、2016年もののバローは完全にサンリバティーさんからの仕入れになっています。

 このサン=ヴェラン・アン・クレシェは2015年ものはご案内出来なかったので二年振りと言うことになります。ご存知かとは思いますがサン=ヴェランはマコン各村の近郊に有る村、A.O.C.で有り、A.O.C.プイィ=フュイッセの北に接している村でA.O.C.マコンより上位とされています。また単にマコン=ヴィラージュより上位とお考え下さって結構かと思います。

 さすがにA.O.C.マコンで美味しいものは多くは無いですが、マコン=ヴィラージュやマコン=何とか、サン=ヴェランともなりますと、昨今は結構に良いものも散見されるようになってきました。

 ただし・・価格も10年前のブルゴーニュ村名並み・・と言う場合が多いので、

「・・いや~・・ダニエル・バローが有るからなぁ・・中々この存在は超えられないでしょ・・」

と言う気も有ります。


 年々ピュアさとナチュラルさを増してきているダニエル・エ・ジュリアン・バローですが、20年ほど前の「樽っぽいシャルドネ」とは隔世の感が有ります。非常にピュアなんです。樽は掛かっていますがその存在を言う必要が無いほどまで来ています。

 とても良い感じに凝縮しており、冷ややかな酸が柑橘系フルーツの美味しさをたっぷり伝えてくれます。勿論、ミネラリティもたっぷりです。ガラスのような透明感の強いものと白っぽい石灰系のものが半々ほどに感じられ、全てを支える基盤になっているかのようです。

 リアルワインガイド第62号では、「現状は少し硬いがすぐこなれて来そう・・」のように書かれていますが、今飲んで充分な美味しさを感じられるバランスです。評価は89+~90 です。これより低いACブルゴーニュ・シャルドネは山ほど・・有ります。noisy のところでも非常に売れているロッシュ・ド・ベレーヌのシャルドネはリアルでは90点には届きません。確かに・・濃密さはこのサン=ヴェランの勝ちです。このちょっとしたシャルドネのマッタリ感にやられちゃうんですよね。

 非常に良い出来でした。価格もリーズナブルです。是非飲んでみてください。お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【さすが格上!!マコンから来ると、クラスの違いを感じます!】
 以前のコメントを修正して掲載しています。非常に旨いですが・・非常に少ないです。


 さすがにポエール・ポリをこのクラスと比べると見劣りがしてしまいます・・・結局ミネラリティの違いなんですよ・・・なんだかんだ言っても最後は・・。果実だ酸だと分析しても、ミネラリティの質が自分の中のクラス、判断基準を決めているような気がします。

◆サン=ヴェラン・アルページュ
2012年初登場のアルページュ。少し濃い目の黄色。甘塩っぱいミネラル感がとても強い。ドライだが実に集中していて、それも甘みを感じさせる原因だろう。タイトで逞しい筋骨隆々タイプ。かなり旨い。


◆サン=ヴェラン・アン・クレシェ

 ハッキリ言って・・ちょっと舐めてました。3千円超えちゃった・・もう駄目かな・・と思ってたら・・とんでも無い!プライス以上のポテンシャル!トースティ、ドライだがジューシー。しかもかなりなミネラリティ度。現在は少し硬めだが、今までとは異質のポテンシャルを感じる。かなりの延び代のある味わい。フレッシュ感がたっぷり有り、ピュア感に結びついている。2013年までよりも確実に旨い。

◆サン=ヴェラン・レ・ポマール

圧巻。重厚感。質感の高さ。ボーヌの優良シャルドネ並みのミネラリティ。こってり感。中域の透明感。酸の美味しさ、バランスの良さ・・かなり美味しい。ボテっとした南部のミネラリティではなく繊細さを感じる。実に高級な味わい!


 サン=ヴェラン3種にも・・ビックリです。アルページュは逞しい、筋肉質の男性のようなスタイルで、プイィ、マコン辺りの暑苦しさが全く無いんですよね。アルページュが以前のアン・クレシェを男っぽくしたような感じです。価格もそんな感じ。

 アン・クレシェにはビックリ・・。物凄いポテンシャル・アップでした!

「これでサン=ヴェランかよ~!」

みたいな雰囲気でした。


 で、サン=ヴェラン・レ・ポマールですが・・・これをプイィ=フュイッセと言わなくて、何だと言えばよいのか・・もうミネラルの細やかさが異質なんですよ。滑らかでね・・緻密さ、エレガンスもある・・言うことのない味わいでした。

 そんな訳で選択は難しいかと思いますが、どれを飲んでも旨いです。えっ?ポマールが高い?・・・いや、高くないです。エチケットが無いと思って飲んでみてください。ビックリされると思いますよ!お勧めします!



2019 Pouilly-Fuisse Aliance Vieilles Vignes
プイィ=フュイッセ・アリアンス・ヴィエイユ・ヴィーニュ

16115
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
プイィ=フュイッセ
ドメーヌ・ダニエル・エ・ジュリアン・バロー
2021/11/06(土)より出荷可能

■2021/11/06(土)より出荷可能
◆◆◆海外メディア情報
88-91 Points Jasper Morris Inside Burgundy
■生産者情報
 ガラ場、グリフェ石灰岩、石灰岩粘土の土壌で育ったアライアンスは、40年前と60年前に植えられた区画のブレンドです。ミネラルとフルーティーなワインです。約7年の熟成の可能性があり、若くても楽しむことができます。醸造 1/3バレル、1/3デミムイド、1/3バット。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,050 (外税) 
【最もリーズナブルで、且つ、評価も高いプイィ=フュイッセ!冷ややかな果実の美味しさを感じさせてくれます!】
 2018年ものはティム・アトキン氏も91ポイント、この2019年ものはジャスパー・モリス氏も上値91ポイントですので、変わらずに・・横滑り的な評価だと言えます。

 しかしながら、2018年ものでも相当に美しさがアップして来ていたのは言えますが、2019年ものはさらに・・「さらに」、美しさがアップしていると言えます。「健康美」と言いたいですね。

 それも、「何も無くて、何も起こらなくて・・でも結果として美しい」のではなく、

「色々有って・・鍛えられて、その結果として美しい健康体」

と言うようなイメージを受けました。

 ですので、少し筋肉が隆々としているような逞しさが備わっているように感じますし、感じる果実にも、「果肉の粒」さえ感じるような感覚なんですね。

 なので、2018年ものも非常に美味しかったし、海外メディアも同じように評価しているとしても、

「2018年ものと2019年ものの美しさの違い」

も感じたように思います。


 色合いも黄色がやや強めでは有りますが、あまり「樽」を感じさせるものでは無く、果実が受けた短い時間での日照の強さみたいなものを表しているのかもしれません。

 少しオイリーで、逞しく、口内ですり潰すと石灰的なミネラリティを基礎に、細やかな表情が零れて来ます。それはまた柑橘果実やスパイスに変化し、ノーズへと抜けて行きます。

 中域も適度に膨れてくれ、自然で長い余韻から、また果実のニュアンスとミネラリティを感じさせてくれます。

 アン・ビュランV.V.は現在、やや締まっていて、やや優しいムルソー=ペリエールみたいな風情ですが、それでも厳しいミネラリティが、

「飲むのはちょっと早いぞ」

と言っているかのようです。


 しかしながらアリアンスV.V.は、現在(2021年6月末)でも、開いているとは言わずとも、結構に膨らんでくれるので、それなりに美味しく飲めてしまいます。

 なので、このキュヴェとサン=ヴェランとマコン=シェントレは早めに飲んでも良く、アン・ビュランV.V.だけは2~3年は置いて育てていただきたいと思います。相当旨いし、何よりリーズナブルですので、この夏を乗り切る1本に・・いかがでしょうか。ご検討くださいませ。A.C.ブル並み以下の価格ですが、かなりの出来です。お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【三千円を切ったプイィ=フュイッセが91ポイント評価!・・そして今でも美味しく飲める冷ややか果実+膨大なミネラリティ!超お勧めです!】

 2017年ものはスタートで躓いてしまいまして、あっという間にアリアンスV.V.が無くなってしまいました。世界で最もリーズナブルなプイィ=フュイッセです。

 そしてやはり2018年ものバローはミネラリティが凄い!・・これだけしっかり有るのに・・硬くならないし、熟度は高いのに全くダレないのも不思議ですが・・真実なんですね。

 バローの他のワイン同様、果実もたんまりで冷ややかで美味しいんですが、葡萄の高質感が下のクラスよりしっかり感じるんですね。なのでやはり、上のクラスの他のプイィ=フュイッセの区画並みに畑の状態が良くなって来た・・ことの証拠なのかもしれません。

 因みにティム・アトキン氏は、このアリアンスV.V.までは評価していて、91点付けています。まぁ・・アン・ビュランとちょっと、間が詰まっちゃっているように感じますよね?・・それに、noisy 的にはサン=ヴェラン・アン・クレシェで90点以上は付けるでしょうから・・。

 写真の方も、今回は何とか良いように撮れたようで、深~い凝縮した果実を冷ややかに閉じ込めているミネラリティが見えるような・・?・・気がしませんか?・・しないか~・・。飲んでいただけましたら、その意味が良く判ると思いますので、

「白ワインはあまり飲まないんだよな~」

とおっしゃる方にこそ、この超リーズナブルな高級シャルドネを飲んでいただきたい!・・そう感じています。きっとファンになってくれると期待しています。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【万全でした!アドヴォケイトも90点。A.C.ブル価格の村名区画名付き高級シャルドネです!】

 何故かバローは日本でとても安いので、中々やり辛くなってしまっています。某社は何でそんなに安いのか?・・以前、ラシーヌさんから入って来た頃の価格を見ると、とてもじゃないが理解不能です。

 ですが、今はジュリアンが造っていると思われるこのアリアンスV.V.、年を経る毎に「ピュア」になり、バランスが素晴らしくなっています。

 昔のダニエル・バローは、これまた昔のコント・ラフォンを思わせるような大きな造りで新樽をしっかり使っていました。今もそれなりに使用していると思いますが、昔の「バリック臭さ」は全く無く、それでも「適度な酸化」で滑らかに、酸の美しさがリアルな果実酸を感じさせてくれる、「新時代の高級シャルドネ」です。

 このアリアンスV.V.より上のラインは、少し寝かせた方が良いのは間違い在りませんので、直近に飲むのでしたらアリアンスV.V.をお薦めします。是非飲んでみて下さい!超お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【ミネラリティ溢れる冷ややかな果実!高級シャルドネの複雑性とフィネスを感じさせてくれるスーパーポテンシャルワインです!】

 あのブルゴーニュを代表するドメーヌのラフォンさんちも、ルフレーヴさんちも、生産量に限りの有るコート=ドールを飛び出し、将来性の高いマコンに新たな活躍の場を得た訳ですから、マコンの地がどれほどのポテンシャルを持っているのか、推して知るべし・・だと思います。

 確かにコート=ドールよりも南に位置しますし、マコネーとは言いつつも最も南に有るプイィ=フュイッセは、熟度は心配しないでも、ブルゴーニュ・シャルドネと看板を出せるフィネス、エレガンスが出せるかと言う唯一点が、大問題になってくる訳です。

 しかしながらこの、ダニエル・バローのプイィ=フュイッセの入門クラスである「アリアンスV.V.」ですら、そんな大問題を簡単に蹴散らしてしまう品質だと言えるのが凄いですよね。3千円でこれだけの高い品質のシャルドネが買える訳ですから、実にありがたいことです。

 2016年もののブルゴーニュは、2018年に到着し始めたものの、当初は非常に心配をしていました。しかしながら・・特にシャルドネは、

「・・もしかしたら・・グレートイヤーか?」

などとの言葉がテイスティング中に浮かんできてしまうほどのクオリティを見せるアイテムが多く存在しています。


 このアリアンスV.V.も非常に素晴らしい出来でした。リアルワインガイド第62号では、今飲んで 90、ポテンシャル 91、飲み頃予想 2020~2040 と言う評価で、

「このクラスから上は熟成が必要となる」

と書いています。


 noisy 的には、この2019年の正月のテイスティングで、

「このプイィ=フュイッセのクラスは、アリアンスV.V.だけは今から飲んでも充分美味しさを受け取れる!」

と感じました。これより上は・・やはり待ちましょうよ・・(^^;; 勿体無いですから。


 アリアンスV.V.は、ガラス系の透明感溢れるミネラリティのやや太い芯が存在し、縦構造の確かさを感じさせつつ、凝縮した果実由来のエキスが、少しずつ崩壊を繰り返し要素を放出、表情を豊かにしてくれる・・発展途上に有ります。勿論全開なんて無理ですが、

「この分子崩壊による表情」

こそが開くと言う意味(に近い)ですから、まだ少ないはずのそれを拾うだけでもたっぷり楽しめてしまうほど、ポテンシャルが充分だ・・と言うことなんですね。

 勿論、もう皆さんもたっぷり飲まれていてご存知かと思いますが、バローのワインが熟した時のパフォーマンスは物凄いですよね。そこまでは行かないにせよ、

「若いフレッシュな凝縮したシャルドネの美味しさ」

と言う切り口も有る訳で、その部分において、充分な美味しさだと判断します。是非飲んでみてください。3千円のプイィ=フュイッセ、驚かずにお楽しみくださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【凄いポテンシャル!しかもほぼデイリー価格です!】
 息子さんのジュリアンが作ったアリアンスVV・・・旨いです!実に美しいプイィ=・フュイッセに仕上がっています。しっかり腕を上げたなと思います。

 リアルワインガイド第58号は、

「このクオリティでこの値段・・でいいの?」

とまで言ってます。同感・・!休養後に飲んでみてください。お奨めです。


以下は2008年のコメントです。
【むしろ3年ほどの時間が必要です。】
プイィ=フュイッセ・アリアンス・ヴェ / ジュリアン・バロー
 若々しく瑞々しいやや大きめの白・黄色の果実・柑橘。グレープ・フルーツっぽくも有る。ミネラルのアロマが強い。サン=ヴェランよりも構造が大きく、とても伸びやか。いつものヴィンテージよりもかなりドライ。

プイィ=フュイッセ・アン・フランス
 やや硬い表情。現在はふくらみに掛けるが瑞々しく・・でも硬い。アリアンス・ヴェよりも青みが有る。いつもよりドライだが、肌理の細やかさは上かもしれない。


 中級クラスのプイィ=フュイッセですが、ミネラリティが並みのワインよりも高い分、その殻を破る力に2008年は欠けているのかもしれません。現在はどちらも硬く、厳しいです。しかし、ハードなムルソーだと思えばこれも充分に有り。いつものようにマッチョなバローでは無いと思うべきでしょう。

 5~10年の熟成でピークを迎えるでしょう。かなり美味しいタイトなシャルドネになると思ってくださいね。お奨めです。

アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

フランス Arnaud et Sophie Sirugue-Noellat ブルゴーニュ
● 2019年のシリュグ=ノエラです。ドメーヌ・ロベール・シリュグ分と一緒に入荷していましたが、テイスティングするか・・飲むとしたら何か・・と迷っていましたら、こんなに遅くなってしまいました。

 何より入荷数が少ないので、上のクラスを1本でも開けると・・すべての利益が飛んでしまいます。さりとて飲まないとなるとご紹介も難しいし、当然他店さんも飲まないのは決定的ですから、

「結局誰も飲まない」

に近い状態が長く続いてしまう訳ですね。

 しかもほとんどのメディアに取り上げられておらず・・何が何だかわからない・・日本のワイン屋も何も判って無いのに販売だけはちゃんとしている・・これで良いんでしょうかね。本当に困ります。何とかしてください。


 2019年のロベール・シリュグは、どのアイテムも本当に美味しくて・・特に気に入ったのはヴォーヌ=ロマネV.V.でしたが、本当に瞬殺でした。飲まれた方も相当驚いたと思います。

「・・・これが花ぶるいの魔術か・・」

と思われたはずです。


 noisy も何とか・・1アイテムのみですが、テイスティングさせていただきました。レ・バローですね。以前とは相当イメージが異なりました。結構にタイトさが有ったはずなんですが、別物のように思いました。

 シリュグ=ノエラに関しましては、未だに「こうです!」と言えるような知見が無いので申し訳ありません。それでも結構にレアですので・・もしご興味がございましたら飲んでみて下さい。

■生産者によるヴィンテージレポート

 2019年はこれまでの様に9で終わる偉大なヴィンテージ゙のひとつとなるのに大いに値します。かなり穏やかだった冬のおかげで生育サイクルは早く始まり早期の発芽となりました。

 しかし春になると、近年ブルゴーニュでは寒さが定着しています。4月5日の朝霜は、村や区画、その場所の気温、成長段階により差はあるものの、被害を受けました。 5月中ブドウの樹は順調に成長し、6月の初めまで熱波が続きました。その後、強い突風と強い冷え込みがフランス全土に留まりました。それらは開花を部分的に妨げ、花ぶるいと結実不良も多く見られました。
 
 夏には暑さから水不足でしたが、8月の数回の雨がブドウの樹の発達を助け、ヴェレゾン(ブドウが成熟するにつれ、緑色だった実が黄緑色から紫色へと色付いていく事)を促しました。

 8月下旬と9月上旬は良好な状態で順調に成長を続け、理想的な健康状態が収穫まで続きました。収穫は9月24日に始まり、とてもスムーズにはかどりました。そして私たちは予想を上回る結果に心を躍らせました!

 発酵はパーセル毎に差はあるものの、それぞれ大変、順調に行われました。ミルランダージュ(粒の大きさの不揃い)があった為、普段より少し時間を要しましたが。デリケートなルビー色で、ワインは優美そのもので、しなやかなタンニンと心地よいフレッシュさ、魅惑的な赤く小さなベリーの香りが食欲をそそり、ブルゴーニュファンの心を揺さぶるに違いありません。

 2019年産の欠点をあえてあげるとすれば、収穫量が平均年を下回ったことだけなのです。チャーミングでエレガント、気品のあるこの2019ヴィンテージを日本の皆様が楽しんで頂く事を我々も心待ちにしています。
 
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 初の入荷になりました、「アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ」をご紹介させていただきます。

 初と言いましても・・そもそも・・

「ドメーヌ・ロベール・シリュグと区別する必要性が有るのか?」

と言うところから入らないと、その後の説明が難しいことになってしまいかねません。


 何故って・・一応説明させていただきますと、アルノーさんはドメーヌ・ロベール・シリュグの次世代後継者で有り、ソフィーさんはノエラ家からお嫁にいらっしゃった奥さんで有り、2016年からアルノーさんとソフィーさん名で個人のメゾンでリリースし始めましたが、葡萄自体は「ドメーヌ・ロベール・シリュグから購入」と言う形を取ってはいるものの、2018年のヴォーヌ=ロマネ・レ・バローも以前はドメーヌ・ロベール・シリュグでリリースしていたものだから・・ですね。

 それにいずれはドメーヌ・ロベール・シリュグを継承するか吸収するか・・になると思われますので、

「一緒で良いんじゃないの?」

とは思うんですが、

「アルノーさんとソフィーさんの個人のメゾン」

と言うことで、彼らの個性を発揮した部分が出ていると思われるため、一応・・別にご案内させていただくことにしました。


 ですが、2018年もののドメーヌ・ロベール・シリュグを飲む限りにおいて、相当・・ロベール・シリュグの味わい自体、ナチュラルな方向に行っていると感じられますから、

「すでに挑戦・改革は始まっている!」

と判断するのが良いでしょう。


 2018年もののロベール・シリュグを飲まれましたら、

「お~・・随分変わったな・・!」

と必ずや思われるはずで、しかもそれは確実に良い方向を向いていると感じられるはずです。


 今回はシリュグ=ノエラは初の入手なんですが、これまた数がどうにもならないので・・取りあえずご紹介だけになってしまいますが、いずれテイスティングさせていただきたいと考えています。

■ロベール・シリュグ後継者と妻(ミシェル・ノエラ家)の造る新生ヴォーヌ・ロマネ

 ブドウはアルノー・シリュグの実家であるドメーヌ ロベール・シリュグから買っています。ロベール・シリュグは、Vosne Romanee les Barreauxに2区画を所有しており一つ目の区画は、CROS PARANTOUX と LES PETITS MONTS に囲まれておりジャン・ルイ・シリュグ(アルノーの父)が所有。その区画から採れるブドウをすべて購入し、このワインをを生産しています。

 二つ目の LES BARREAUX の区画は、ロベール・シリュグのワインとなるもので、北向きで ANNE GROS の畑と近いです。Arnaud et Sophieのワインはテロワールの特徴を表現したいため、人的介入をできるだけ少なくしているそうです。全房発酵は全体の50%なので、葡萄の実だけでなく、梗の熟したタイミングも見極めることが求めらます。熟成もやや短めにしています。彼らが表現したいのは、フィネス、エレガンス、テロワールと果実味なのです。ソフィーとアルノーはワインに求めるスタイルという点で互いに完全に一致しており、ビジョンとフィロソフィーをワインに表現できるように日々努めています。

 ヴォーヌ=ロマネにあるロベール・シリュグはジャン・ルイ・シリュグとカトリーヌの息子で5代目のアルノー・シリュグが、徐々にワイン造りの中心となりつつある。アルノーはノエラ家から嫁いだソフィーと、「ドメーヌ・アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ」(Domaine Arnaud et Sophie Sirugue-Noellat)も2016年から生産している。ロベール・シリュグの11haの畑から造られるワインはどれも、極めて淡い色調で、2017年の暑さを感じさせない繊細さを秘めている。全房発酵は50%、新樽30%。レ・バローは冷涼なテロワールのため、2017年の収穫はシリュグのヴィラージュより3日遅い。1986年生まれのアルノーは次代を担う才能ある醸造家だ。 Wine Report 山本昭彦氏評


2019 Meursault les Grands Charrons
ムルソー・レ・グラン・シャロン

16315
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

■エージェント情報
樹齢: 60 年
収穫: 手摘み
■エージェント情報
 2018年がファーストリリースの白ワイン。村の外れレ・テソン直下の斜面に位置する。

 マロラクティックを終えたばかりのこのワインは、パイナップルや絞りたてのレモンのタッチを示す、リー氏―なブーケを持っています。味わいは、クリーミーな口当たりで、時間の経過とともにブリオッシュの風味が感じられるようになります。フィニッシュには適度な長さがある。素晴らしい。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,400 (外税) 
【すみません・・飲めていません。】
 シリュグ=ノエラの唯一の白ワイン、ムルソー・レ・グラン・シャロンです。エージェント情報では「村の外れレ・テソン直下の斜面に位置する」と有りますが・・「村の外れ」はちょっと表現が微妙。「村の集落の外れ」みたいな感じの方が判りやすいかと思います。村からは比較的至近距離にあります。

 村の西側にある村名の区画でして、そのまま南を見れば1級群の畑が少し上方に展開しています。味筋としましては、村の中央近辺の畑ですから、ヴォルネイから続く赤い土が僅かに残る感じ・・に、村中央西~南の丘陵に展開する大理石風のミネラリティが混じり、それよりもやや軽い石灰的なミネラリティが多くを占める感じ・・の合成されたニュアンスかと思います。

 グラマラスな感じも有り、時によりハードに、またやや柔らかな感じのムルソーに取れるかと思います。全然違ったら・・すみません。いずれ開けると思いますが、2019年ものになるか2020年ものになるかは判りません。いずれにしましても2019年も2020年も2021年も・・収穫量は2018年以前のようには戻らないんじゃないかと噂されていますので、少量です。ご検討くださいませ。


2019 Gevrey-Chambertin en Champs
ジュヴレ=シャンベルタン・アン・シャン

16316
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

■エージェント情報
 プルミエ・クリュ・シャンポーの斜面下部。

 全房を50%使用して熟成させた2019年のこのワインは、レッドチェリーや砕いたイチゴなどの香り高いブーケを持ち、すべてがクリーンでさわやかな味わいです。ミディアムボディで、ラズベリーやクランベリーの果実味があり、やや粒状のテクスチュアで、全房によって付与されたペッパーのようなフィニッシュがあります。バランスの取れた、気取らないが非常においしいジュヴレが出来上がっています。(88-90)'22-'30
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【すみません・・この分だと4~5年計画でのテイスティングになります・・】
 ジュヴレの北の端、しかも高度も高目のロケーションです。1級レ・シャンポー直下ですので似ているとしますと、涼やかでギシッとしたテクスチュアから、ほんのりパッションが浮き出てくる・・みたいなイメージです。

 noisy にとってのアン・シャンのイメージはやはりドニ・モルテでしょうか。知っていたとしてもまだ誰もその名を言わない頃・・1994年~1997年ものの頃だったかと思いますが、いずれ凄いドメーヌになると思って仕入れていたのを覚えています。アン・シャンもその中の一つで、ドニ・モルテは村名で区画名毎に仕込み、別々にリリースしていましたので、

「テロワールの違い」

に興味の有った noisy にとっては、その頃は数少ない先生だった訳ですね。今では区画毎に仕込むのは別に珍しくも無いですが・・。


 2019年のワインは、アチコチで「花ぶるい」が起き、結実不良で粒の大きさが揃わずとても小さな果実と普通の果実が混じったものや、場合によってはほとんどが小さな果実のみになったもの・・もあるはずです。飲んだ感じですと、シリュグのヴォーヌ=ロマネV.V.は後者で、密度の高い素晴らしい味わいです。アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラですと、ヴォーヌ=ロマネ・レ・バローが小さな果実と普通の果実が半々みたいな感じでした。

 こちらのアン・シャンはヴィノス誌では有りますが88~90ポイントと評価されています。いずれ飲むことになるかもしれませんが、このペースでは一通り飲むには相当時間が掛かりそうです。もしお目に留まりましたらご検討くださいませ。またもし飲まれましたらレポートなどお寄せいただきますと幸いです。


2019 Vosne-Romanee les Barreaux
ヴォーヌ=ロマネ・レ・バロー

16317
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

樹齢: 60 年
収穫: 手摘み
■エージェント情報
クロ・パラトーとプティ・モンにはさまれた斜面上部の冷涼なヴィラージュの区画。アルノーの両親が所有する畑のブドウを購入。

2019年のこのワインは、Cros ParantouxとLes Petits Montsに近いフブドウの木から。モレロチェリー、砕いた岩、軽いバラの花びらのアロマを持つ、香水のようなフローラルなブーケです。味わいは非常にバランスが良く、優しいグリップ感があります。エレガントさに欠けるかもしれませんが、村名格としては賞賛に値する持続性があり、スパイシーな余韻があります。2~3年の瓶内熟成をお勧めします。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,500 (外税) 
【花ぶるいが半分入った感じ?・・濃密でエレガントな、ちょっとだけジャイエが入ってます・・みたいな村名です!】
 ようやっと・・で飲みました。お客様でもシリュグ=ノエラを飲まれたことがある方は、本当に一握りでしょう。ワイン屋はほとんど飲んでないと思いますよ。とても飲めるような数が割り当てられないから不可能でしょう。

 このまま行くといずれはお荷物扱いになっちゃうんじゃないかと危惧していまして、だいぶ無理してこのレ・バローを開けさせていただきました。エージェントさんももう少し、

「どうやって販売するか」

をちゃんと考慮していただきたいものです。入って来たものをただ細分化して割り振るだけなら誰でもできます。人気になったらまぁ・・それでも良いかもしれませんが、誰も飲めていないものを・・情報もまともには無いものを・・どのようにお客様にプレゼンしてご購入いただけるようにするか、まるで考えて無いです。


 で、そもそもこのレ・バローですが、昔のシリュグのラインナップにはしっかり有りましたよね・・何度か飲んだ(ような?)記憶が有ります。

 しかしながら、今回飲ませていただきました2019年のレ・バローとは、何となく覚えているイメージとは、相当異なっていました。全く異なる・・と言っても過言では無い気がします。

 色合いは思ったよりも濃密な感じがします。丸く柔らかなヴォーヌ=ロマネらしい酸、ピュアさとわずかにナチュラルなノーズ、チェリー、ブラックチェリーの果実味に僅かに動物的なスパイス、植物的なスパイスが香ります。ニュアンスは結構に花ぶるい的な濃度が有りますが、凄かったシリュグの2019年ヴォーヌ=ロマネV.V.ほどでは無い感じです。アルコール分も13度とベストなもの・・エレガントさに豊満さが載り、実に良い感じです。

 半面、その豊かさがレ・バローの繊細さをくるんでいる感じもします。ただしこれは、noisyが持っている(大昔の?)レ・バローのイメージを引きずっているだけかもしれません。

 今飲んでもかなり美味しく、今後15年に渡って楽しめると思います。意外にもこの先、閉じたとしても乗り越えられる豊かさが有ります。ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【少ないので飲んでいませんが、クロ・パラントーとプティ=モンに接している(?)ようです!】

 初のお目見えのアルノー=ノエラです。実質、次世代のロベール・シリュグだと思っていただいて結構だと思います。

 今回は初なので飲もうか・・と思ったんですが、ロベール・シリュグのラインナップのテイスティングも忙しく、レ・バローも昔飲んでる訳ですし・・そして何より、

「2018年のドメーヌ・ロベール・シリュグは転換点を迎え、しなやかで繊細な味わいのワインに完全シフトしている!」


ことに気付けたため、余りに入荷が少ないシリュグ=ノエラを減らす必要性が薄れたので保留しています。

 ですので、おそらく近い味わい・・いや、テロワールは異なりますので同じには絶対にならないんですが、味筋は近いと思いますので、ロベール・シリュグのヴォーヌ=ロマネのコラムをご覧くださいませ。折を見て可能なようでしたらテイスティングしてみたいと思っています。


 そもそもこのレ・バローと言う区画は、1級クロ・パラントー、1級プティ=モン、グラン・クリュ・リッシュブールに接した村名です。しかもアルノ=ノエラが仕込んでいるのは、地図を見ていただくとお判りかと思いますが、クロ・パラントーとプティ=モンに接した部分です。

 なので・・そもそも斜面上部の薄い表土とその下の組成からのミネラリティが特徴の1級の味わいに、さらに斜面上部の冷ややかさ(日照は1級よりやや劣る)、土地の豊かさ(却って表土は厚い)などの特徴が有ります。

 ですので、繊細さや瑞々しさが見事に増した2018年ロベール・シリュグの味わいを加えますと・・これはかなり興味の沸くアイテムでは無いかと・・思っています。ご検討くださいませ!

ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ

フランソワ・ラマルシュ

フランス Domaine Francois Lamarche ブルゴーニュ
● ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ改め、ドメーヌ・ニコル・ラマルシュの2018年をご紹介させていただきます。

 ヴォーヌ=ロマネに本拠を置き、「偉大なる通り道」なる「ラ・グランド・リュ」を所有するラマルシュ家ですが、先代のフランソワが亡くなってからもドメーヌ名はそのままでした。2018年から当主の「ニコル・ラマルシュ」に変更になっています。

 その「ふんわり」ととても柔らかで「しんみり」と、しかし確実にそのテロワールのポテンシャルを伝えてくる姿に、多くのピノ・ノワール・ファンが震えるような感覚を覚えるワインになったと思います。その立役者はやはり現当主の「ニコル・ラマルシュ」なのでしょう。2011年頃からの伸長ぶりは凄まじく、2013年ものまでは、

「ベースのキュヴェも売れずに摘み上がっていた」

ものが、2014年からはそれまでの在庫も含めて瞬殺するようになっています。勿論ですがヴォーヌ=ロマネに本拠を置くグラン・クリュ所有の大ドメーヌが、近郊のA.C.ブルやオート=コートをリリースしている例は少なく、また非常にリーズナブルなプライスで飲めるので大人気になってしまったのは必然なのでしょう。


 2018年ものですが、ラ・グランド・リュを除く上級キュヴェは全て「片手バラ」で、数えるのが非常に楽なほどしか入って来ませんのでテイスティングは難しいです。いつも通り、

「定点観測」

をしている「オート=コート・ド・ニュイ」を飲ませていただきました。


 やはり基本的なスタイルは変わっていません。しなやかでふんわり・・透明感もナチュラル感も、そしてピュアさもしっかり伝わって来る感じです。

 しかしながら、

「2017年までと全く同じか?」

と聞かれますと、

「・・いや・・」

と注釈を入れなければならないでしょう。


 ポテンシャルは確実に上がっています。細かくは後程書きますが、エシェゾーやクロ=ヴージョなどは・・非常にリーズナブルなプライスですが、

「上値97ポイント!」

まで付けている海外メディアも有るくらいです。


 noisy の場合は、そのクラスの入荷は数本ですので飲んで確認が出来ず、申し訳ないのですが、オート=コートをテイスティングさせていただいた時、

「・・あれ?」

と。


 そう・・今までの「ふんわり感」に「しっかり感」「凝縮感」が加わっていたんですね。もっとも品温も上がりグラスに注いでから15分ほどしますと、以前のように「ふんわり」して来るんですが、

「マセラシオン・カルボニック(MC)で醸す分の減少!」

を感じています。

 MC は、その特徴から、早い段階で美味しく飲めるようになるわけですが、通常の仕込みにしますと少し硬く成る訳です。

 その辺を調べましたら、デカンター誌にオート=コート2018について、

「全房は30%云々・・」

と書いてありました。全房30%だからMCの率も30%と言う訳では有りませんが、noisy的な感覚とマッチしていますので、そういうことなのでしょう。


 ですので、他のキュヴェも軒並みMC率が下がっているとも限りませんが、2018年もののラマルシュは、

「早い段階ではいつもよりもやや凝縮していて、かつ、やや落ち着いた感じ」

から始まり、徐々にペースを上げてくる・・ことが考えられます。


 この辺は是非・・コラムをお読みくださいね。


 また他のキュヴェですが、ラ・グランド・リュは、ジャスパー・モリス氏が上値98ポイントで史上最高評価でしょうか。リアルワインガイドは98+点を付けたことがありますが、海外評価では最高でしょう。

 それに次ぐのが同じくジャスパー・モリス氏が上値97ポイントを付けた、グラン=ゼシェゾー、エシェゾー、クロ・ド・ヴージョ。グラン=ゼシェゾーは高いワインですが、エシェゾーとクロ・ド・ヴージョは非常にリーズナブルですからお買い得かと思います。

 因みにオート=コートとA.C.ブルは、ティム・アトキン氏が「91 ポイント」も付けてしまっています。このクラスに評点を出すこと自体が異例かとさえ思いますが、91点は・・凄いですよね。

 で、その91点と、優れたグラン・クリュが付けた97~98ポイントの間に、煌めくばかりのヴォーヌロマネ、その近郊のリューディが評価されています。


 2018年ものは、下のクラスから・・A.C.ブルから飲み始めるのが良いでしょう。それも、ちゃんと品温を上げて飲むのが良いです。春先になったら美味しく飲めるようになると思いますが、今年2021年は非常に寒いですから、いつもより品温が下がってしまうことを恐れてください。

 この先何年かで手の届かないドメーヌになってしまうかもしれませんが、今のうち・・何とか手に入れておきましょう!お勧めします。


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 待望のフランソワ・ラマルシュ、2017年ものが到着しました!近年になって、「お客様の引き」が非常に強いのがこのフランソワ・ラマルシュです。

「ふんわりとして優しく純な香りとシミジミ沁みてくる高貴なピノの味わいが・・もう・・堪らん・・」

 そう感じていらっしゃるお方が多いと思います。超高質なルイ・ユエラン・・みたいな・・違うか・・(^^;;・・ルイ・ユエラン、どうしてるんだろう・・。

 順調に2017年ものをいただけたことをとても嬉しく思っています。が、数量は相変わらずでほぼ変わらず・・村名以下は据え置き価格ですが、1級以上は上がってます。いや、それでも滅茶リーズナブルですけどね。

 それに加え、非常に貴重なヴォーヌ=ロマネ村、そして近郊のA.C.ブルゴーニュやオート=コートを、これまた非常にリーズナブルに提供し続けてくれている稀有なドメーヌでも有ります。

 そもそも、お隣のD.R.C.さんちのロマネ=コンティやラ・ターシュと言ったモノポール畑ものは、一体幾らするんでしょう。noisyももう、ほとんど縁が無くなってしまった感が有りますが・・古酒は別にして、1999年のロマネ=コンティを販売したのが最後位ですが、その頃でも40万円台だったと記憶しています。

 因みにリアルワインガイド第67号では、フラッグシップのラ・グランド・リュ2017年がポテンシャルで「98+」と、完全にブルゴーニュ・ピノ・ノワールの一握りのトップワインに君臨しています・・が、それでもまだこの価格で買うことが出来るのは、奇跡と言って良いかもしれない状況です。

 エージェントさん(オルヴォーさん)も大人の事情で、ドメーヌの出し値は上がっているもののラ・グランド・リュだけはほぼほぼ上げなかったと言っております。実際のところは1級以上は毎年全て上がって来ているのが現状だそうですが、

「・・それでも非常にリーズナブル!」

だと言えるでしょう。


 海外のメディアを見てみますと、流石に「日本人的なエレガンス、繊細さの理解」が無い訳ですので、リアルワインガイドほどの高い評価は出ていません。

 しかしながら、あの偏屈な「バーガウンド」が、ラマルシュの1級群やエシェゾー、グラン=ゼシェゾー、クロ=ヴージョに対し、94~95ポイントほどの非常に高い評価をしています。ただし流石に偏屈なのはいつもどおりで、ラ・グランド・リュもほぼ同じ評価です・・(^^;;・・ホント、判らん・・ここん家は・・。

 そうは言いながらも年々評価は上がってきており、昨今のブルゴーニュの潮流を鑑みたり、昨今の中国がブルゴーニュワインを爆買いしていることからも見て取れるように、日本人が持っているエレガンスや繊細さへの理解そのものも、実は「輸出」され、世界が理解して来ている間違い無いと言えるかと思います。

 だって・・ホント、美味しいですもんね。A.C.ブルやオート=コートで良いからしょっちゅう飲みたいですよね。

 noisy も入荷本数の増えない中、毎年のようにテイスティングしているオート=コート2017年を楽しませていただきました。

「質は毎年、さらに上がって来ている」

と感じます。以前はリアルのポイントを見つつ、「・・低いなぁ・・」と思っていましたが、昨今は決してそうは思いません。非常に良いところを抑えた評価がされていると感じます・・下のクラスしか飲めてないですから、そこでの話しになってしまいますけどね。

 是非とも焦らず、少しだけでも休めて、この時期冷えやすい品温を上げつつ、お楽しみください。

「ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュにしか出せない見事なエレガンス!」

がそこに有ります。


 以下は前年までのレヴューです。
━━━━━
 2016年のドメーヌ・フランソワ・ラマルシュをご紹介します。

「ついにラマルシュが来た!」

と大騒ぎをして4~5年になりますが、2014年もの、2015年ものの素晴らしさは皆さんもすでにお確かめいただいたものと思います。

 そして何より・・

「単純な濃さを拠り所としないエキス中心のフィネス、エレガンスのブルゴーニュワイン」

を、フランソワ・ラマルシュならでは・・、誰にも似ていない個性と共に、しかもブルゴーニュワインの聖地、ヴォーヌ=ロマネから発信し続けていることに、何よりも喜びを感じさせてくれます。

 2010年頃までのフランソワ・ラマルシュからはほぼ読み取れなかったその素晴らしさはついに結晶し、香しくも優しく包み込む独特の世界に誘われるようになっています。

 2016年ものも2015年もの以上に素晴らしいと、オート=コート・ド・ニュイを飲ませていただいて感じました。単純な濃度こそ2015年ものには追い付かないかもしれませんが、グラスからのファーストノーズを嗅いだ瞬間に、そのエキスの濃密さゆえの香りの存在感、スピード、フィネスに圧倒されます。

 しかしながら2016年ものはご他聞に漏れず非常に少なく、あれほど沢山有った・・そして長く残りもしていたオート=コート・ド・ニュイでさえ24本のみの入荷です。上級キュヴェは元より少ないので、余り変化ないかもしれませんが・・。

 そして、おそらくヴォーヌ=ロマネ随一の価格のリーズナブルさも特筆されます。でもそれよりも、

「まだフランソワ・ラマルシュが傑出したドメーヌになったことを知らない方が多い!」

と言うただ一点が、

「・・そんな・・知らないなんて、なんて勿体無いことを!」

と言う気持ちでいます。


 それほど数が有りませんので、知らない方に知らしめようとするのもどうかとは思いますが、このエキスたっぷりでフィネスに溢れる液体に、是非一度触れてみてください。ラ・グランド・リュについては毎年価格は上昇していますが、

「かのロマネ=コンティの真横。ラ・ロマネ、ラ・ロマネ=コンティ、ロマネ=サン=ヴィヴァンとラ・ターシュに挟まれた稀有なリューディ!」

の畑のワインが、まだこんな価格で購入できるんだとお考え下さい。

 そして、ブルゴーニュの聖地、ヴォーヌ=ロマネのワインが、これほどまでにリーズナブルであり、ACブルから飲めると言うことに大きな喜びを感じていただけるのも間違い有りません。

 今回は少ないので余りテイスティングコメントは書けませんが、間違い無い仕上がりと確信しています。是非ともご検討いただけますようお願いいたします。

■エージェントより
 激減の2016年ですが、その品質はヴィンテージの個性を凌駕する完成度のようです。例によって生産者からの情報は皆無なので各メディアを読み込んでみましたが果実味の年となった2015年に、驚異的なエレガンスを付与したラマルシュの2016年は2015年と対照的ながらも傑出した出来となったようです。

 2016年は低収量に起因する凝縮度(濃密な意味ではなく)を高めるために新樽比率を0%に下げ果実のの軸がありながらも非常に繊細で洗練された出来となりました。

 また、雹害などの影響が多かった年ですが、クロに囲まれたおかげか収量は落ちたものの2016年はクロ・ド・ヴージョの当たり年となったようです。(ラマルシュ以外も含めて)斜面の上部・中部・下部とすべてを所有するラマルシュこそまさに神に捧げるための真のクロ・ド・ヴージョに近いものを造っているのかもしれません。

株式会社オルヴォー


━━━━━
 ついに・・ラマルシュが来ました!トップ・ドメーヌの立ち位置に・・。リアルワインガイドは第59号で、ついに・・ポテンシャル99ポイントをラ・グランド・リュに与えました!続くワインも98ポイントから連なるように、順な評価です。

 noisy も、この偉大なる2015年のフランソワ・ラマルシュを何とかゲットできました。残念ながら上級キュヴェは非常に少なく、何本も有りませんが、下級二アイテムのテイスティングでも、その素晴らしさを感じました。

「ACブル、オート=コートで、ラマルシュの良さを存分に確認できる!」

 実はこれって・・凄いことなんですよ。簡単なことじゃ無いんです。しかも3千円代のリーズナブルなワインを、ヴォーヌ=ロマネのど真ん中のトップ・ドメーヌが、全く手を抜かずに、ドメーヌワインの味わいを造り出しているんですよ・・。


 リアルワインガイドの徳丸さんは常々、

「昨今のラマルシュはとことんまでナチュラル」

と言ってましたが、それが判る素晴らしい味わいでした!


 上級キュヴェはもう・・間違いの無い味わいでしょう!・・しかも、周りを冷静に見渡したら、物凄くリーズナブルだと言うことに気付かれるでしょう。是非とも2015年フランソワ・ラマルシュ、ご検討くださいませ。

━━━━━
・・・ラマルシュもビオディナミに栽培転換してからと言うもの、年々評価も鰻登り。つられて価格も上昇中ですが、95点をオーバーするような、ブルゴーニュでは極一部のほぼ満点ワインで有りながらも、しかも、ブルゴーニュ最高の場所で有りながらも、いまだにこのプライスだと言うことを考え合わせれば、

「まだまだ安い・・」

と言えるかと思います。

 お隣のラ・ターシュは一体幾らするのか?と考えても、もしくはラ・ロマネは?ロマネ=コンティは?・・と考えてみれば、とてつも無く安いと言えるかなと。

 noisy も、ほんの何本かしかいただけない上級クラスは飲めないものの、2012年のオート=コートを飲んでみて・・

リアルの徳丸さんがふんわりとした心地良いナチュラル感と表現するのが良く判る

と感じました。


 そして厳しかったはずの2013年・・、これも2012年を上回る仕上がりを確信しました。美しさに磨きが掛かった上、

「ヴォーヌ=ロマネの特上クラスドメ ーヌが持つ独特のフィネス」

をしっかり感じさせてくれました。

 これは、ある意味「余裕」とか「自信」に裏打ちされたものであり、「歴史」でも有るんですね。敢えて何も変えずとも備わっているものが、2009年以前までは、

「何かによってかき消されていた」
「何かの性でマスキングされていた」

という事なんです。2010年以降の有機への転換により、全てが良い方向へと向き始めたということでしょう。リアルの51号では、2013年ラ・グランド・リュのポテンシャル点がなんと「97Points」です。史上最高だった2012年は「96+Points」と言う評価でしたから、さらに成長中とも言えます。

 もっとも、2013年ものは異常に数が無いですので、もともと少ない上級キュヴェは残念ながらnoisy もテイスティングできません・・。ラ・クロワ・ラモーなど1本ですから・・ニュイ=サン1級・レ・クラ、ヴォーヌ=ロマネ1級レ・スショ、クロ=ヴージョ、エシェゾーなども昨年はいただけましたが2013年ものはゼロです。

 価格につきましては、ACブル、ACオート=コートは何と値下げです。しかし上級キュヴェは若干値上げです。ラ・グランド・リュに関しましては44000円でしたので13%ほどの値上げです。何とか5万円を切りたい・・と言う意思が有ったもので・・この先はどんどん上がるのは間違い無いでしょう。

 

Domaine Francois Lamarche / ドメ ーヌ・フランソワ・ラマルシュ
 ブルゴーニュ最高峰の畑といえば誰もがロマネ・コンティを想像するだろう。このロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれた稀有で最良の畑を単独で所有しているのがこのドメ ーヌ・フランソワ・ラマルシュです。
 1936年、INAOがブルゴーニュの格付けを制定した時、このグランド・リュは最良の立地条件を兼ね備えているにも関わらず一級に格付けされてしまった。

 ボルドーのシャトー・ムートンの例を引き合いに出さずとも、この格付けを覆すことは並大抵のことではない。1980年代になり、現当主フランソワの申請を受けてINAOは、このグランド・リュの畑の再査定を開始した。

 土壌分析、隣接する特級ワインとの比較試飲、近隣生産者との面談などを経て1992年、念願の特級グランド・クリュへと返り咲いたのです。 原産地呼称が制定されて以降、ブルゴーニュにおいて一級から特級への昇格を果たしたのはモレ・サン・ドニのクロ・ド・ランブレイとこのグランド・リュだけである。立地もさることながらフランソワ・ラマルシュの品質への努力が報われたと言えるでしょう。 ラマルシュ家のルーツは1740年のヴォーヌ・ロマネ村に端を発します。そして19世紀の後半から規模を拡大していきました。20世紀の初めに設立され、この当時から自社元詰めもすでに行っています。
そしてアンリ・ラマルシュが当主になり、偉大なグランド・リュを引き継いだのです。

 この当時、グランド・リュは一級格付けでしたが、1992年に特級へと昇格を果たしました。
現在は1983年に現当主となったフランソワ・ラマルシュが引き継がれました。

 今日では2世代にわたるラマルシュ家がドメ ーヌで出迎えてくれます。フランソワの妹、ジュヌヴィエーヴが経理を担当し、ジュヌヴィエーヴの娘、ナタリーは母とともにセールスを担当しています。栽培から醸造はフランソワの娘であるニコル・ラマルシュが指揮をとっています。このドメ ーヌは新たな世代へと継承されました。
 
ニコルがワイン造りを父であるフランソワ・ラマルシュから引継ぎ、ナタリーが叔母のマリー・ブランシェのマーケティングを手伝うことによって飛躍的に成長を遂げています。

 フランソワはアンリ・ラマルシュの孫で、ラ・グランド・リューを結婚祝いでもらったアンリ・ラマルシュ2世の息子です。畑での細かいところまでこだわった作業、以前より良い樽の使用と新しい醸造所(2000年から)はドメ ーヌを今までより一貫性のあるものにしました。

 私は、かつてラマルシェからもらったワインに対して少し物足りなさを感じらていました。おそらく、世代交代したラマルシュは、新世代のトップドメ ーヌの座を不動のものにするでしょう。栽培・醸造について

 葡萄はすべて手摘みで選別されながら収穫され、即座に運搬されます。さらにワイナリーで酸化が進んだブドウを取り除くための徹底的な選果が行われます。

 まず始めに振動式の選果ベルトコンベアーで、乾燥して干からびてしまった葡萄や不純物、葉などを取り除きます。続いて第2の振動式選果台で、熟練したスタッフが確認しながら最終的に最良の葡萄だけを選びぬくのです。葡萄は基本的には除梗し、破砕は行わず、温度管理されたステンレスもしくは木製の開放槽に入れられます。極力、補糖は施しません。

 低温浸漬とアルコール発酵(ヴィンテージによって異なります)を経た後にフレンチオークで熟成させます。新樽はヴィンテージとアペラシオンの特徴によって60~100%の割合で使用されます。そして清澄、ろ過は一切施さずに、14~20か月間樽熟成させてから瓶詰めします。


2018 Vosne-Romanee 1er Cru les Chaumes JIS
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ショーム

16122
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ

◆◆◆非正規品、バックヴィンテージです。
◆◆◆海外メディア評価
91~94 Points Jasper Morris Inside Burgundy
89~91 Points Vinous Neal Martin
88~91 points Allen Meadows Burghound

■エージェント情報
畑・土壌:0.56ヘクタール。マルコンソールとクロ・デ・レアの間に位置する区画、東向きの粘土石灰質土壌
樹齢:平均40年生産量:3000本
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥15,600 (外税) 
【ニコル名になって初めてのレ・ショームのリリースです。】
 今回のご紹介分は正規輸入では無くブローカー仕入れです。お間違い無きよう・・。でも価格もかなりリーズナブルです。

 2019年のニコル・ラマルシュのワインは総じて結構な値上げになったようです。海外の価格を見ますとさして大きくは変わっていないようですが、上級クラスは確実に値上げになっているように見えます。他のコラムにも書きましたが、ラ・グランド・リュ2019の日本のリリース価格(うちの一つ?)は11万5千円・・ビックリしてしまいますが、既定路線でしたから、ついに来たか・・と言う感じです。

 まぁ、「ついにラマルシュが来た!」とお知らせしてからはとても短かったですね。価格もリーズナブルで、ヴォーヌ=ロマネのど真ん中のドメーヌで有りながらも、A.C.ブルもオート=コートも、ヴォーヌ=ロマネの垂涎の畑の葡萄と同様に扱って造られた、気品のある柔らかで滋味深い味わいでした。

 このレ・ショームは村の下部に近いところに有りますが、以前にも書いた通り・・カミュゼ家の畑をタルディ家がメタヤージュしていました。反対に村の上部にある1級格の畑を任されたのがアンリ・ジャイエで・・もしこれが逆だったらどうなっちゃっていたのか・・などと想像してしまうと夜も眠れなくなってしまいます。

 ブルゴーニュに住みブルゴーニュを愛するMW、ジャスパー・モリス氏は上値94ポイントの凄いワインです。10年後には一体幾らになっているのか・・想像もつきませんが、まぁ、安くなっていることだけは有り得ないでしょう。是非ご検討くださいませ。


 以下は以前の2018年もの(同じ)レヴューです。
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【現在はドメーヌ・メオ=カミュゼも造るレ・ショーム!・・素晴らしいそうです!】---以前のレヴューを使用しています。

 飲んでいないものは安易に書けないですんで、一般論に終始してしまう訳で・・余り書きたくないんですが、レ・ショームは思い出深いワインなので書いてしまいますね。まあ、今まで何度も書いてますけどね。

 noisyもまだまだ駆け出しに過ぎない若いころ、ジャン・タルディの1986年ものを仕入れたんですね。安かったと思いますよ。勿論、メオ=カミュゼから借りた畑でメタヤージュしていた訳です。

 そのワインをま~・・PKさんが酷評していましてね・・。

「ん?・・そんなに悪く言うんだ?・・じゃ、飲んでみよ・・」

 まぁへそ曲がりで天邪鬼ですから・・でもPKさんと言えばもう・・ワイン界では天上のお人で、正しいことしか言わないと信じている方が大勢いらっしゃいましたから。

 で飲んでみると、これが滅茶旨いんですよ。素晴らしいワインでした。

 それからですね・・人の言うことは、聞くけれど鵜呑みにはしない。自分で確かめるしかないと・・。ワイン屋なのに飲まない。自分で開けないで飲んだふり。なんだそりゃ?・・ってなもんです。それからですね、今のようなスタイルになった訳です・・って言いながらこのワインも飲んじゃいないですけどね。

 ワイン屋だからって、100%全てのワインを飲んでいる訳では有りません。それは無理と言うものです。それでも何とか飲もうと努力を続ければ、3年に一度くらいはなんだかんだで飲めてしまうものなんですね。


 脱線してしまいましたが、そんなレ・ショームです。若い時はやや表情に乏しいが、それでも旨味が乗っていた良いワインをジャン・タルディは造っていました。現在はメオ=カミュゼが造っていますが、昨今のメオは化け物ですから・・もし覚えていたら飲んでみてください。

 フランソワ・ラマルシュのレ・ショームは、やはりそんなジャン・タルディやメオ=カミュゼとも、全く違う個性を見せてくれます。やはり「超エレガンス」で「ふんわりと優しいエキス中心」の味わいです。

 1級レ・マルコンソール、特級ラ・ターシュ、1級クロ・デ・レアに接した畑ですから・・そして南側はニュイ=サン=ジョルジュに接していますから・・正にそう言う味わいがします・・(^^; って言っちゃずるいですが、そのそれぞれを飲めば何となく理解できるんですよ。ニュイ=サン=ジョルジュ側、南側は村名オ・バ・ド・コンブで、やや乾いた感じの土のニュアンスと軽いハーブのニュアンスが入りますが、そっちの個性が1/3位入るのがレ・ショームかなと思ってます。

 リアルワインガイドは94ですから・・ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・クラと同ポイントで、ほぼ同様だと理解して良いと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【お待ちどうさまです!超エレガンスの権化・・?に進化したフランソワ・ラマルシュの2015年!決して手荒な飲み方をしないでくださいね!】
 余り仕入れる気にならなかった2009年以前..良く成って来たのでこれはと思って仕入れ、でもどんなに頑張ってもさして売れなかった2010~2012年頃..エレガントさが際立ち新境地が理解され少し売れるようになった2013年..周りも騒ぎ始め結構引きが強くなった2014年と、この数年間のフランソワ・ラマルシュを取り巻く環境の変化は目まぐるしいものが感じられます。

 ワイン屋ですから、美味しくないワインは売りたくない・・そうじゃない所も多いかとは思いますが心の底ではそう思っているはずで・・美味しいなぁ・・素晴らしいなと思ったアイテムから、コンディションや価格などを見て仕入れを判断する訳ですね。

 確かにグラン・クリュに昇格した以前も以後も、ラ・グランド・リュは良いところ1級、村名に毛の生えた程度の、エレガントだが「薄い」と感じさせてしまう味わいでした。その薄さが、ラ・グランド・リュのマイナスポイントをくっきりと見せてしまう・・と言う悪循環の味わいだったと思います。

 しかしながら、2010年頃から大きく変化しはじめたラ・グランド・リュを含むフランソワ・ラマルシュのワインは、その「エレガンス」を磨いて「超エレガンス」を実現、「薄いなどとはとても言えない」独自の表情をさらに極めて来ていると感じます。


 オート=コート・ド・ニュイ・ルージュを定点観測?していた noisy ですので、普段の1/2~1/3の数量しか入荷の無い2015年もの、オート=コートは18本だけ・・と言う非常に厳しい状況ですが、より数の有るACブルには切り替えずに2015年もご紹介致します。その分、皆さんはお分け出来る数量も減ってしまいますが、どうぞご理解よろしくお願いします。

 ま~・・色を見ると本当に良く判りますよね。2015年は非常に良く熟れた年だったと言えるでしょう。2013年ものの、

「・・ロゼかい?」

と思わせるようなオート=コートの淡い色合いも、やや濃くなったとは言えそれでも淡い2014年の色合いも、やや涼し気で標高の高いオート=コートの特徴を見事に表していました。勿論、無理な抽出は一切しない「超エレガント」なフランソワ・ラマルシュの味わいはそのままです。


 2015年ものはようやく・・他の造り手から言わせればまだまだ淡い色合いなのでしょうが、それでもそれまでよりもやや熟したタイミングでの収穫だったことが判る色合いです。官能的なアロマが出て来ることを予感させる甘美な色合いでも有るかと思います。

 2015年ものは「甘い」と言う、ひとくくりにした意見も有りますが、それはあくまで「どっちが多いか?」位の比率の問題に過ぎないと思えるほど、

「非常にドライ」

です。


 ヴォーヌ=ロマネ近郊のワインを思わせる、まん丸なパレットを描き柔らかな・・強く無い「酸」が感じられます。やや閉じ気味ですが、やはり「超エレガントなフランソワ・ラマルシュ」の味わいは格別で、ピュアさにほんのりナチュラルさが溶け出している感じです。勿論、ビオでは許容度の高い揮発酸的ニュアンスが有りませんが、それでもそのまま開けて放っておけば、短い期間で揮発酸生成菌を拾い、お酢の香りをさせはじめるでしょう。それほどSo2は多く無い・・と言うか、酸化防止剤にあまり頼ってはいないニュートラルなニュアンスが有ります。


 勢いに任せてACブルも開けたい・・衝動にかられましたが、何せ1/2程度しかございませんで・・以前はオート=コートだけでも4ケースほどは来ていた訳ですから自重しました。

 オート=コートの仕上がりを見ると2015年のラマルシュは万全かと感じますが、2014年ものの方が

「判り易い」

仕上がりかな・・と思います。


 2015年ものは「超エレガント」にさらに磨きがかかったような感じですので、移動させてすぐ・・とか、品温調整を気にしないで荒く扱ったりすると・・

「ワインが拗ねてしまうかも・・」

と言うような危惧も有るかな・・と感じています。


 左の写真は、今まで何度かコラムでお伝えしていた、2014年から造っている・・と言うか、2014年、2015年造ったスペシャル・キュヴェです。2016年以降の生産はまだ聞いていません。一般には販売しないそうですが、何故か・・有りますね~。しかし、世界中見渡してもまず入手は不可能な状況です。

 この「la Grande Rue Cuvee 1959」と名付けられたスペシャル・キュヴェは、D.R.C.と交換したラ・ターシュ側にせり出した部分のみの畑で仕込まれたキュヴェで、どう見てもラ・ターシュの畑で有り、しかもラ・ロマネ=コンティのど真ん中と同高度の畑・・です。植え替えはしていないでしょうから植え付けはD.R.C.です。

 言わば、フランソワ・ラマルシュ作のラ・ターシュで有り、しかも広いラ・ターシュの畑で沢山造るのとは違い、僅かな畑でたった2樽、ブティーユ換算で約600本以下、実際にはブティーユは270本ほどらしいですが、それほどしか世の中に無いワインです。勿論、ラマルシュとしては、全力を結集して造られたと思われ、

「・・うぉ~!・・飲んでみて~!」

と・・思っちゃいますよね。


 まぁ、2015年にもこのスペシャル・キュヴェを造ったと言うことは、2015年も良い年だったと言うことの裏返しかな・・と期待しています。


 昨今はラマルシュの在庫も、あっという間に消えてしまいますので、是非お早めにご検討くださいませ。条件の有るワインは条件をお守りくださるようお願いいたします。




 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【ありえないほど、もう、べらぼうにエレガントです!良い葡萄だけを圧をかけずに軽~く絞った一番搾り!非常なる上質さをお楽しみください!】

 いや~・・素晴らしいです!・・飲んでいて身体がウキウキ、心がワクワクしちゃいます。美しい色ですよね~・・香りも実に柔らかく、スピードが有り、軽やかです!

 2014年のラマルシュのワインは、低価格ラインは何とかそれなりに確保出来たものの、上級ラインものは、今まで自由に買えたラ・グランド・リュでさえ実績を踏まえた割り当てになってしまいました。2013年ものでさえ、昨年のリリース当初は余り売れなかったんですよ。

 でも、noisy も頑張って声を大にして、

「ラマルシュ、凄く良いよ~!」

とアナウンスしてましたし、いつの間にか状況がコロッと変わってしまってまして、タイミングを見てラ・グランド・リュ2013年を追加しよう・・と思っていたところ、人気が出てしまいまして、結局追加出来なかったんですね。なので、2014年ものは昨年同様にしか来ないんです・・。難しいですね~・・ワインの世界は!


 で、さっそく飲んでみたんですね。時間が無いし、飲めるのはケース単位で届いたACブルとオート=コートだけです。

 そしたらまぁ・・

「絶妙に軽やか!重量感ゼロ!フリーランジュース感満載!あり得ないほどのエレガントさ!」

と言うACブルゴーニュ・ピノ・ノワールの素晴らしい味わいに、舞い上がってしまいました!


 これほどまでに軽やかで、でもヴォーヌ=ロマネ近郊のニュアンスを表現しつつ、超絶なエレガントさ、上質さ、純さだけをボトルに詰め込んだような素晴らしいものだったんですよ。今飲んでいても非常にウキウキしてしまうという・・非常に美味しいです!

 もっとも、それだけで終わるワインじゃ無いですよ。この超絶な軽やかさは徐々に低域の押し出しも身に着けて来るはずです。徐々に・・です。そしてこのエレガントさは失わないでしょう・・。こんなにあり得ないほどのエレガンスを持ったACブルゴーニュは、もう他には存在しえないだろうと・・思うんですね。

 そう言う意味においては、90点以上付けて良いワインだと思います。・・・だって、誰だって美味しい!・・と思うはずのワインをちゃんと評価しないといけないですよね。


 で、こちらはオート=コート・ド・ニュイ・ルージュです。同日のほぼ同時刻に抜栓しています。色合いがかなり違いますよね~?

 暖かな、軽やかな、柔らかい感じが伝わってくるACブルの色合いに比較すると、やや冷ややかで透明感が強く、純な「赤」が感じらるかと思います・・いや、人によって見え方は違うとは思いますけどね。少なくとも noisy には、そんな風に見えます。


 で、やっぱりそのまんま・・なんですよ。全体的なニュアンスはACブルとソックリで、非常にエレガント、軽やかで柔らかで純です!非常に旨いです。

 違うのは、ミネラリティの透明さ、わずかな冷ややかさ、鉄っぽさ、構造の大きさです。やはり大きさとしてじゃオート=コートの構造に分が有りますね。超低域と言うか、底の部分の重量感を最初から持っていると言うか、鉄っぽい重さと言うか・・そんなものが最初から備わっているんです。

 クリスタルっぽい透明なミネラリティも、ACブルゴーニュには無い部分かな・・と思います。これも実に素晴らしいです!


 柔らかく温かくヴォーヌ=ロマネっぽいスパイシーさのACブルと、やや冷ややかで透明感のあるミネラリティと鉄っぽさが有り、やや構造の大きいオート=コート・・・と言えるかと思います。

 まぁ・・そんなことを言いつつも、カミサンは、

「えっ?・・違うワインなの?・・判んない・・」

と言ってましたんで、まぁ・・非常に似ているっていうことなんでしょうね。少なくともこの非常なる上質さだけは似ていると言えます。


 下級クラスでこれですから・・上級クラスはどうなっちゃってるのか、非常に楽しみです。フランソワ・ラマルシュ、ついにトップ・ドメーヌに昇りつめたな・・と思わせてくれたワインでした。でもヴォーヌ=ロマネのトップ・ドメーヌでも、下級ワインをリーズナブルに・・・しかも全く手を抜かずにリリースしてくれることは、本当に素晴らしく、貴重なことだと思います。

 この素晴らしい、誰でも手が出せるクラスのワイン、是非とも飲んでみてください。一推しです!



 以下は前年のこのワインたちのレヴューです。
━━━━━
【ヴォーヌ=ロマネのドメーヌが持つエレガンス、フィネスをお楽しみください。素晴らしい仕上がりです!】


2013 Bourgogne Pinot Noir

 深夜の4時近くまで録画をついつい見てしまい、そろそろ風呂に入らんと・・などと思っていたら、

「・・ん?・・何か焦げ臭い・・火事か!」

と、そこから出火場所の特定に、狭いながらも我が家の中を確認に走り回り・・

「ん・・自分の家じゃない・・っつ~と隣家か!」

と、今度はご近所を確認するために外に出ると、異常なほどに焦げ臭い匂いが充満している・・・だが、どこからも火が出ていないようだ。

「やっぱりうちか?・・」

と、再度各部屋を確認・・カミさんを起こして手伝って貰う。そして二人でもう一度外に出るが、やはり煙はかなり辺りを煙くしているものの、その出火場所が判らない・・。

 と、少し離れたところから自転車のライトが近付いてくる。そしてうちの前で止まった。向かいの家の奥さんだった。

「ずいぶん離れていますが北の方で火事です・・」

とのことだった。・・いや良かった、と安心した・・。かなり離れていても風向きでここまで充満するかと・・驚きが有った。

 でも、「ちょっと待てよ?」と・・。


2013 Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Rouge

 カミさんを家に戻してから・・やはり火元を確認しないと・・と思い直した。何故って・・その北辺りの方向には店の位置も含まれるように思ったから。

 で、零下になった寒い夜中・・朝に近いが、その中をふらふらと出歩くことになり、まぁ大丈夫だろうと確信したところで家に戻った。


 で、しっかり・・十年振りくらいに風邪を引きました、はい。喉が腫れ熱が出て寒気がひどくガタガタ震えてふらふらです。これを書いている28日(木)はだいぶ良くなりました。なので、今回の新着は今ひとつアイテムの量が無いです。・・でも内容はしっかり書きたいと思ってます。


 ようやく本題です。2013年、フランソワ・ラマルシュです。非常に少ないですが、年々、その評価を上げて来ているのを確認できる見事な味わいでした。

 2013年プルゴーニュ・ピノ・ノワールは、リアルワインガイド第51号で徳丸さんが、「ラマルシュACブル史上最高においしい」と書かれているように、果実感、ピュア感、フィネス感とも見事なバランスです。年々評価を上げているのがこのACブルのみでも判るでしょう。「ふんわり感の中に焦点の合った味」と表現されていますが、まさにその通り。非常に旨いです!90点付けて良いかな・・とも思いますが、いかがでしょ・・徳丸さん?

 一方の2013年オート=コートですが、こちらも非常にピュアです。色合いを是非、見比べてみてください。周りが同じ位の色になるように露出など調整していますが、明らかにACブルの方が色は濃いですよね?・・赤というよりは黒っぽさが入った色かと思います。非常にクォーツ的・・水晶的なミネライティを多分に持っていて、透明感がバッチリです。シャンボールの石灰とはまた違った感触で、よりグラス的でツルツルしたテクスチュアです。徳丸さんが「ふんわり感がACブルより少し後退、その代わりに香りの輪郭が鮮明」とは、おそらく同じニュアンスを香り主体で表現されたのでしょう。ややカッチリ気味ですがピュアで非常に美味しいです。ACブルよりも骨格が有り、構造自体は深いと思います。

 どちらのワインも、やはりヴォーヌ=ロマネというブルゴーニュ随一の立地のドメーヌの独特のフィネスを感じます。

「造り手が濃度などを無理に出す努力は必要は無い。それは畑が勝手に表現するものだから。」
「造り手がワインに何かしらの色を加えてはいけない。それはワインが勝手に表現するものだから。」

 造り手による余分な関与を否定することによって、そのテロワールをちゃんと引き出すことに繋がっているんです。・・まぁテロワールなどと言い出すと徳さんは???でしょうが・・。ACブルとかオート=コート辺りになると余計に、ついつい余分なことをしたくなるんですよね・・造り手とするとね。でも、そこをじっと我慢する・・・すると、リキミのないピュアな香り・味わいのワインが生まれるんです。2013年のラマルシュはまさにそんなワインです。

 まだまだ成長は続くでしょう。ラマルシュの2014年は、この素晴らしい2013年があることで本当に楽しみになりました。是非ともご検討くださいませ。追加は有り得ません。一推しです!せ。追加は有り得ません。一推しです!せ。追加は有り得ません。一推しです!

ドメーヌ・ロベール・シリュグ

ロベール・シリュグ

フランス Domaine Robert Sirugue ブルゴーニュ
● 2019年のロベール・シリュグをご紹介させていただきます。昨年、「2018ヴィンテージで大転換した!」とお伝えさせていただきましたが、先般届いた2019年もののテイスティングでしたのでその言葉に間違いは無かったと確信できました。

「2019年もの・・滅茶旨いです!」

と申し上げておきましょう。


 そもそも、エージェントさんの担当さんから、

「2019年、最高に旨いです!」

と言われていたんですが、まぁ・・大変革を実現した2018年ものでしたので、「さもありなん・・」と思っていました。ただし昨今は日本への直行船便が無く、輸入されるタイミングが、

「全エージェントさんがほぼ一緒」

のようで、9月の予定もパンパン・・Noisy wine は理解できるまでテイスティングしますので時間も掛かり、大変な状況でした。


 ヴォーヌ=ロマネV.V.2019年は・・逸品です。これは本当に素晴らしいです。濃密さもあるのにエレガンスを喰っておらず、しなやかさとアロマの立ちが実に心地良い・・黒い果実と赤い果実の雰囲気がどこかジャイエ系のようにも感じられ、以前のような「乾いたテクスチュア」はどこにもなく、「しっとりと滑らかなテクスチュア」に大変身しています。

 ヴォーヌ=ロマネ村名2019年は、V.V.をそのままスケールダウンした感じですが、よりエレガントさが強調されている感じでこれも良いです。V.V.を飲んでから村名に行っても全然OK!・・より赤果実が際立った美味しさを感じさせます。

 面白いのがラドワ・ビュイッソンです。少しジュヴレ的に大きな構造で、エレガントな美味しさを持ちつつ、熟成させても面白いだろうな・・と思わせるポテンシャルを感じました。

 A.C.ブルやパストゥグランも、2018年以降の「柔らかな酸と滑らかなテクスチュア」が健在で、2019年ものの健康的で丸っとした果実感が素晴らしく、最高の食中酒となりうると感じます。

 残念ながらシャンボール=ミュジニー・レ・モンビエ、1級のプティ・モン、グラン=ゼシェゾーは入荷数量的に飲めませんでしたが、下から上のクラスまでキッチリと仕上げてくれるようになったことを考え併せれば、相当に良い仕上がりになったことが想像されます。

 A.C.ブルもアロマも高く濡れたテクスチュアで実に美味しいので、これ、是非飲んでみて下さい。ロゼもエレガントでフラワリーなアロマが素晴らしいです!是非ご検討くださいませ。


◆生産者によるヴィンテージレポート
 2019年はこれまでの様に9で終わる偉大なヴィンテージのひとつとなるのに大いに値します。かなり穏やかだった冬のおかげで生育サイクルは早く始まり早期の発芽となりました。しかし春になると、近年ブルゴーニュでは寒さが定着しています。4月5日の朝霜は、村や区画、その場所の気温、成長段階により差はあるものの、被害を受けました。

 5月中葡萄の樹は順調に成長し、6月の初めまで熱波が続きました。その後、強い突風と強い冷え込みがフランス全土に留まりました。それらは開花を部分的に妨げ、花ぶるいと結実不良も多く見られました。夏には暑さから水不足でしたが、8月の数回の雨が葡萄の樹の発達を助け、ヴェレゾン(葡萄が成熟するにつれ、緑色だった実が黄緑色から紫色へと色付いていく事)を促しました。8月下旬と9月上旬は良好な状態で順調に成長を続け、理想的な健康状態が収穫まで続きました。

 収穫は9月24日に始まり、とてもスムーズにはかどりました。そして私たちは予想を上回る結果に心を躍らせました!発酵はパーセル毎に差はあるものの、それぞれ大変、順調に行われました。ミルランダージュ(粒の大きさの不揃い)があった為、普段より少し時間を要しましたが。デリケートなルビー色で、ワインは優美そのもので、しなやかなタンニンと心地よいフレッシュさ、魅惑的な赤く小さなベリーの香りが食欲をそそり、ブルゴーニュファンの心を揺さぶるに違いありません。2019年産の欠点をあえてあげるとすれば、収穫量が平均年を下回ったことだけなのです。チャーミングでエレガント、気品のあるこの2019ヴィンテージを日本の皆様が楽しんで頂く事を我々も心待ちにしています。


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 2018年のロベール・シリュグをご紹介させていただきます。

 まぁ・・おそらく誰も言わないと思いますので、この際、ハッキリと断言させていただきます。

「2018年のロベール・シリュグは大転換点となった年!今までのシリュグのワインに感じていたであろう不満が大幅に縮小!活き活きとしたディテールが前面に出て来て、瑞々しく、エレガントさに磨きが掛かった!」


 リアルワインガイドも新型コロナでフランスに出張れず、ワイン屋はただ値段を幾らにするかだけを考えてネットに上げるだけですから、

「激変!」

並みの変化をお伝えするのは おそらく noisy だけでしょう(・・えへん!)


 冗談はともかく、ではその・・

「今までのシリュグに対する不満とは何か?」

 ですよね?


 ここもハッキリ書いておきましょう。

1.比較して価格が高い

 まぁ、蔵出し価格も上がってはいますが、インポーターさんの問題も在ったと思いますよ。細かくは言いませんが・・昔は安くて美味しいA.C.ブルで売れていたんですから。

2.リリース直後は硬い

 時折、バッキバキでしたよね・・なので noisy は、昔は1年以上経ってから仕入れてました。今はリリース直後の割り当てじゃないと仕入が困難です。

3.キュヴェ別の差がさほどハッキリ伝わってこない

 これは2.にも繋がりますが後述します。

4.購入店によって味が違う

 ・・・リアルワインガイドのレヴューと全く印象が違うなど・・です。劣化でしょう。管理の良いお店を自身の感性で選別しましょう。

 やはり一番異なるのは、劣化を除けば・・栽培にマンパワーが入れられるようになったこと、醸造に近代設備が入ったこと、新たなメンバーが増え、そして力を付けて来たことですが、

「So2 の量が大分減っている!」

ことが大きいと思われます。

 So2 の使用量は、ただただ減らせばよいと言う訳には行きません。減らせるだけの下地が必要なんですね。不良果実を使用しないで済む、健全な葡萄を選別できるようになる・・もっと言ってしまえば、畑仕事に力が入れられるようになったので良質な葡萄を収穫できていることが、So2 を減らせるようになる下地になる訳です。

 そして、若者がドメーヌを継承しようとしています。シリュグ家はベルトー家、ジェルベ家とも仲が良いし、血縁でも繋がっています。ニコラ・フォールのニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ゼルビュはおそらく・・ここの家のもの・・でしょうし、若いニコラやアメリーから、相当なパッションやテクノロジーの啓発も受けているはず・・。

 さらにはニコラ・フォールからD.R.C.風の畑仕事も見せられているでしょう。そんなところが、アルノー・シリュグに影響しない訳が無く、彼の本格的なドメーヌへの参画によって、2018年もののドメーヌ・ロベール・シリュグが変わったのかと推測しています。


 2018年のシリュグは非常にエレガントです。アルコール度はほぼほぼ13度。非常に瑞々しい味わいです。余韻には超絶に美味しい水のような余韻が長く続きますが、その純な味わいには心を打たれるものが有ります。

 そしてテクスチュアはとても柔らかいです。今までのシリュグのワインの硬さはどこに行ったのか?・・と思えるほど・・です。これはA.C.ブルを飲んでも気付くレベルです。

 インパクトは、以前よりは劣っているように感じるかもしれません。何せ美しい接触感ですから、今までのように、「ガツン」とは来ないし、口内を押し広げるように拡大して行くようなニュアンスは全く在りません。

 そして・・ディテールの美しさ・・これは相当に素晴らしいレベルの上品さです。

「・・やれば出来るじゃん・・!・・(^^;;」

と思ってしまいました・・旨いです!村名ヴォーヌ=ロマネ!・・しなやかで清楚です!・・シャンボール=ミュジニー・レ・モンビエ!


 とにかく・・2018年のドメーヌ・ロベール・シリュグは大注目です。

「え~?・・また大変身したの~?・・ホント?・・なんか、最近はそればっかり!」


 ・・そう思われても仕方が無いです。そもそもお勧めをご紹介している訳ですから・・。それに、今までと全然違うと思ったら・・そしてそれがこれからも続くと感じられたら、それを言わずにご紹介など、出来ないですから・・信じるも信じないもあなた次第・・でも飲めばきっと、

「なるほど!」

と思っていただけると確信しています。


 ドメーヌの転換点をしっかり見ることが出来る、素晴らしい2018年ものを是非ご検討いただきたいと思います。お勧めです!

 ロベール・シリュグは、プティ・モンやグラン・エシェゾーなど、ウ゛ォーヌ・ロマネの壮麗なポートフォリオを誇る。その背景には、ウ゛ォーヌ・ロマネの農家の入り組んだ縁戚関係がある。

 シリュグ家はまず、ジャイエ家の流れを組んでいる。アンリ・ジャイエの父ユージン・ルイ・ジャイエの長兄ジャン・フランソワ・ジャイエの娘が、シリュグ家に嫁いだという歴史がある。

 シリュグ家はまた、ウ゛ォーヌ・ロマネのジェルベ家ともつながっている。1947年にドメーヌ・フランソワ・ジェルベを設立したフランソワは、ロベール・シリュグの姉妹スザンヌと結婚した。

 夫妻から生まれたマリー・アンドレとシャンタル姉妹は、ドメーヌ・フランソワ・ジェルベを継承した。マリー・アンドレはフィサンのドゥニ・ベルト―と結婚し、生まれた1人娘がアメリー・ベルト―である。アメリーは父ドゥニからドメーヌ・ベルト―の畑を受け継ぎ、母マリー・アンドレからジェルベ家の畑も継承した。両方を統合して、2015年にドメーヌ・ベルト―・ジェルベが誕生した。

 アメリーは、フィサンとウ゛ォーヌ・ロマネ両方の畑からワインを造れる幸運な醸造家だ。要するに、シリュグ家とベルト―家の関係は深い。ロベール・シリュグもベルト―・ジェルベも、プルミエクリュのプティ・モンを造っている。ロベール・シリュグは現在、ロベールの息子のジャン・ルイとカトリーヌ夫妻が、子どものアルノーに実権を譲りつつある。アルノーもアメリーも、全房発酵を導入したエレガントでセイバリーなワインを造っている。

 共通する地盤を有する両家の次世代当主が、時代の変化を映すエレガントなワイン造りを志向しているのが興味深い。瓶詰めを控えた2018を試飲した。収穫は9月5日に始めた。チャーミングで、キレのある仕上がりだ。
WINE REPORT 山本昭彦氏評 

 1960年創業の非常に小規模なワイン生産者。化学薬品を使用しない害虫対策など人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。(平均樹齢は35年~40年)働くスタッフにも女性が多く、ワインにも女性らしい繊細さが表れています。収穫は40人もの人員を動員し、全て手作業で行っています。(100%除梗)

 近年、クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げました。それが功を奏し、新たなファンの獲得につながっています。最近の試みとしては収穫した葡萄をなるべく潰さないよう醗酵槽に入れ、果汁を疲れさせないようポンプの使用を避け、バケツでの移動に切り替えたり、ピジャージュの回数を減らすなど、より昔ながらの手法に切り替えている事などが功を奏しています。人為的な介入を制限することで本来のポテンシャルを十分に発揮し、純粋でエレガント、ジューシーで果実味溢れるスタイルを見事に表現しています。

 数年前からDRCが現在使用しているものと同じ選別機械を導入したことにより、ヴィンテージの出来に関わらず、雑味や青味のない甘く熟した果実だけを選別できるようになり、品質が飛躍的に向上しました。その味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手として注目を集めています。


2019 Bourgogne Passetoutgrain
ブルゴーニュ・パストゥグラン

16305
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ロベール・シリュグ

■エージェント情報
 ほぼ毎年造っていますが、これまで地元のブティック等へ全て販売。2.5haの畑があり、8000本程度生産が可能。70% ピノ・ノワール、30% ガメイ。程良いチャーミング゙さと柔らかな果実味が魅力的。
■ Wine Report 山本昭彦氏
深い香り。1/3ピノ・ノワール 2/3ガメイ。2015年はPN100%だった。しかし、ドメーヌが考えるフルーツ感が欲しいからガメイを入れている。PNはACブルゴーニュを名乗れない区画。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,790 (外税) 
【美味しいです!ガメのふんわり感+ピノ・ノワールの精緻さを上手に表現出来ています!】
 見た感じ、ガメが入っているって判らないような美しいルビーな色合いですよね?

 A.C.ブルは見た目、もう少し濃い目では有りますが、凄くピュアでまろやか、しかもマッチョさなど無い素晴らしい味わいですが、敢えて言うなら、

「ブルゴーニュらしいやや強めの酸の味わい」

は少ないと言え、一般的にはその方がウケが良いとは感じますが、「酸の美味しさ」と言う部分を好まれる方もいらっしゃるかと・・。


 そんな向きには最高の選択になります。価格もよりリーズナブルですしね。

 現在、パストゥグランとか、コトー・ブルギニヨンと言うクラスのワインは、以前のA.C.ブルゴーニュ・ルージュの立ち位置にビッチリと嵌っています。A.C.ブルゴーニュは品質がさらにアップし、以前の村名や準村名格のワインの品質に、より近くなったと感じます。

 ですのでこのパストゥグラン・ルージュは、

「他のA.C.ブルと比較しても・・下手をすれば凌駕しているかも?」

と言えるかもしれないと思っています。トラペのア・ミニマも滅茶美味しいですよね?

 この下部に、以前のヴィンテージのパスグラのグラスの写真が有りますので、是非2019年のルージュと比較してみて下さい。きっとこう思うはずです。

「(・・げっ!・・全然違うじゃん・・)」


 薄くて酸っぱいパスグラでは有りません。充実した美味しさを感じさせてくれます。是非飲んでみて下さい。お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【滅茶美味しい!硬さの無くなったしなやかさが、果実本来の美味しさをスムースに感じさせてくれます!アロマもスピード早く、相当にナチュラルです!】

 どうでしょう?・・この「潤い」を感じさせる見事な色合い!・・まるでしなやかささえも目に見えるようじゃないですか・・。

 そうなんですよ・・2018年のロベール・シリュグは滅茶しなやかで、滅茶上品で、滅茶瑞々しいです!・・どれもこれも・・。

 なので今まですと、一抹の硬さを感じながらも、

「おそらくお客様が飲まれる頃にはだいぶ柔らかさも出て来ているはず!」

と言う予想を胸において、レヴューを書いていた訳ですね。


 そもそもシリュグさんちのワインが甘かったことは一度もないですから、残糖による滑らかさ、角を消した味わいにはならない訳で、そこに硬さが入ってくると・・年によっては、「しばらく置いた方が良い」と言う判断もあった訳です。

 ですが2018年ものには、それは言わなくて良いし、しかもアルコール分は13度と・・理想の仕上がりです。

 1/3ほど入ったガメのスタイリッシュさと、2/3のピノ・ノワールの質的な美味しさがちょうどバランスしているような感じで、実に旨いです。

 グラスの写真も2014年まで遡れますから、是非比べてみて下さい。どれだけ違うか!・・目でも判ると思います。価格も出していますので非常にリーズナブルかと。是非飲んでみて下さい。お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【滅茶美味しいです!今すぐ飲むならA.C.ブルより旨い!この瑞々しく美しい酸の余韻に触れてみてください!】

 べらぼうに旨いです!・・ってパスグラでもそこそこの価格になってきてしまいましたが、この出来じゃ・・仕方が無いと思いますよ。薄くて平板で酸っぱいだけのパスグラじゃ在りません。

 以前のA.C.ブルと比較しても、総合的にみて、全く劣らないと思います。味わいレヴューは・・以前とまったく同様のことを書いてしまったので・・消しちゃいました。以下の以前のレヴューをご参考にされてください。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【いや~・・これで充分!・・と思ってしまうに違いありません。温かみの有るヴォーヌ=ロマネ的味わいが、ややひんやりとした冷涼感に包まれています!】

 美味しいですね~・・パキッとした硬さが有った・・むしろその硬さがシリュグのワインの特徴でも有った訳ですが、それが嘘のように、濡れて色っぽさと女性的な柔らかさを感じさせてくれます。

 ACブルゴーニュよりも冷涼感が有り、その意味ではメオ=カミュゼのワインが持つエレガンスが見事な冷涼感にも相通じるものが有りました。

 昨今の安価バージョンのブルゴーニュ・・・例えばコトー・ブルギニヨン、グラン・ドルディネール、パストゥーグラン、アリゴテの品質向上は凄いですよ。他のコラムでも書きましたが、

「狭い土地・畑でどうせ造るんだから、ブルゴーニュらしい品質の高いものを」

と言う認識なのでしょう。


 もっとも、まだまだ意識の低い生産者もいますから、noisy が扱う様な造り手に限ったことでは有ります。

 色合いもこれですよ?・・かなりのものでしょう?・・赤い小果実をイメージ出来、しかも骨格もしっかり、非常にドライながらも旨みがしっかり感じられ素晴らしく旨いです。是非飲んでみてください。お勧めです!


 以下は2014年、初登場時のパストゥーグランのレヴューです。
━━━━━
【日本初上陸?!初めて飲みました!・・ガメイ1/3、ピノ・ノワール2/3が織りなすエレガンスに注目!】

 「わおっ!」

な味わいです。素晴らしいと思います。ブルゴーニュ・ピノ・ノワールに負けてないどころか、

「ん~・・こっちの方が好きかも!」

と言わせられ兼ねないほど、中盤以降の立ち去る姿の美しさ、エレガンスが素敵です。

 色合いも素晴らしいですよ。本当にACブルゴーニュに負けてないです。現時点の美味しさオンリーじゃACブルを喰っちゃうかもしれません。

 上質なわずかにやや黒いチェリーな果実味(ベリーじゃ無い・・と言うことは、もっと濃いめ)を持ち、絶妙なバランスの中域、その膨らみ、フィネス有るミネラリティを振りまきつつ、柔らかな印象を感じさせる余韻。ドライで酸っぱく無い、見事な味わいでした。

 実は時間が取れずにACブルと一緒にテイスティングしてますから、このポテンシャルの高さは身に染みて感じています。2014年の健康的で充実した味わいは、少しのガメが入ることによって、より高みへバランスを持って行ったようです。

 このパストゥグランもどうやら初上陸でしょうか。是非お早めにどうぞ!リーズナブルです。そして、けっして「薄~い」「弱さを感じる」味わいでは有りません。お勧めします!


2019 Ladoix Buisson
ラドワ・ビュイッソン

16307
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ラドワ
ドメーヌ・ロベール・シリュグ

■エージェント情報
 友人所有0.2ha。地元のみ販売が高需要で、国外輸出開始。日本は2009年初上陸。認知度の低いACだが、決して侮る事ができない名品。シリュグ特有のミネラル感とエレガントさが際立つ。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,790 (外税) 
【チェリーな果実がたっぷり!・・ちょっとジュヴレっぽさもある素晴らしいラドワです!】
 ようやく開けました・・。来たり来なかったり、断ったりも有ったでしょうか・・。

 まぁ、マイナーなアペラシオンですので、皆さんもイメージが沸かないと思うんですね。

 でもみて下さい、この色合い・・素晴らしいでしょう?


 2019年のシリュグはアロマがスピード早くノーズに達し、しかもソリッドではなく「ふっくら」として、さらにピュア&ナチュラルです。一時は、

「・・ん~・・悪くないんだけど、So2・・多いかな・・」

などと思っていた時期も有ったはずなんですよね。この2019年ものにはそんなイメージは全く無く、ふんわり柔らかで、舌のエッジをジーンと痺れさせるようなエグミや渋みが無いのが特徴です。ヴォーヌ=ロマネV.V.なんぞ・・知らない人が飲んだらビックリするんじゃないかと思いますよ。

 さすがに凄い出来のV.V.には及びはしないんですが、並みのジュヴレ村名は、この素晴らしいチェリーな果実ですんなり超えて来てしまう・・そんな感覚を得られる人もおられるんじゃないかと思います。

 そもそもラドワって・・「ミネラルはそこそこあるけど平たくてちょっと硬すぎ」みたいなイメージは有るかもしれませんね・・コルトンが近いですしね。

 ですが、エキスがきっちり有って、むしろコルトン系のタイトさよりも、ジュヴレ系の細かなミネラリティのバラエティ由来の複雑性を感じさせる味わいです。美味しいと思います。是非飲んでみて下さい!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【リアルワインガイドの次号がこの15日に発売!!・・そこには評価も載るはずですが・・!】

 なんとも悩ましい数量ですのでどうにもなりません。申し訳ない・・飲めません・・

 ラドワは余り知られていないアペラシオンです。でも、あのカミュゼの素晴らしいコルトン=ロニェG.C.は、実はこの村の畑です。(アロース=コルトンとの境界に有ります。)このビュイッソンはもう少し北の方・・。ラドワがコート・ド・ボーヌの北の玄関口です。隠れた銘酒になる可能性は有りますし、何より、この「少し無骨さも感じられる」と言う冠詞が付くことが多いラドワのピノを、シリュグの柔らかさ、優しさの感じられる仕上がりと組み合わされると、かなり良いかもしれません。因みに2012年ものをリアルワインガイド第47号は9090+ 今~2028と評価しています。

 シャンボールのレ・モンビエは、村中央部の下部、東側にある村名リューディです。こちらは到着直後、少し休ませて飲むか、2~3年置くと美味しいです。昔は安かったので随分と販売したものです・・・3000円しなかったから・・(^^;;因みに2012年ものをリアルワインガイド第47号は90+91+ 2016~2036 の評価です。

 いつもしなやかで美味しいヴォーヌ=ロマネ・・2012年ものをリアルワインガイド第47号は9091+ 2018~2038、ヴォーヌ=ロマネV.V.は90+ 92 2018~2040 と言う評価でした。

 ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・プティ・モンはリッシュブールの真上にある一級畑です。極端なことを言えばリッシュブールからリッチさを除去してエレガントさのみに振ったような冷涼さの有る風味で、エレガンスのみをみるとリッシュブール以上かもしれませんが、やはり総合バランスでは大きく下回ってしまいます。・・まぁ、これは仕方が無いんです。そのようになってしまうようになってるんですから・・。それでも軽やかでエレガントな風味はピカイチです。リアルワインガイド第47号では2012年ものを9294 2022~2045 と非常に高い評価です。飲んでないのでこれ以上はコメントしません。

 グラン=ゼシェゾーは・・すみません・・極少なのでアソートです。飲んだらビックリすると思います。DRC風では無いです。どこまでも薄赤く膨らむ雅な風船・・のような・・ワインです・・。判り辛いですよね~。でも素晴らしいグラン・クリュです。現在は購入できたらラッキーなレアなワインになっています。2012年ものはリアルワインガイド第47号で9496+ 2024~2055でした。

 下級クラスが目茶美味しいのでおそらく良いヴィンテージになったと思える2013年のロベール・シリュグでした。是非ご検討くださいませ。

ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

ド・シャソルネイ・エ・フレデリック・コサール

フランス Domaine de Chassorney et Maison Frederic Cossard ブルゴーニュ
● 2019年のドメーヌ・ド・シャソルネイ、フレデリック・コサールをご紹介させていただきます。いやはや・・やはりなぁ・・・とは判っていたものの、

「・・本当にやりやがった!」

と言う気がしています。もう大変な世界に身を置いてしまった・・?・・とさえ感じます。今回は30アイテム以上のリリースですが、少ない2019年ものでは有っても何とか15アイテムを開けさせていただきました。


 ハッキリ言いまして、2019年のド・シャソルネイ、フレデリック・コサールは必ず買うべき・・もしくは興味が薄くても飲んでみるべきとお勧めいたします。

 2018年もので大きく変化した彼のワインですが、

「ピュアなワイン・・ただそれだけを目指す!」

 と言う意思を感じました。


 そして2019年はその完成度を90%ほどにまで高めたと感じます。

 白ワインはもう、半端無い出来栄えですし、赤も滅茶美しい・・プロ好みの味わいです。どこまでも透き通っていて、フラワリーなアロマがノーズを満たし、ピュア果実が味わいの中にほとばしっています。

 余りに綺麗なので・・ワイン初心者の方は、

「美味しいね~・・」

で終わってしまうかもしれません。しかし、その本性は・・物凄いポテンシャルを秘めている・・その表情がちゃんと出ているのに、非常にバランス良く美しいので、むしろその素晴らしさが判り辛い・・と言うような感じに思えます。

 また、クヴェグリのキュヴェのまろやかな表現には驚きました。クヴェグリ本家のジョージアのワインに感じる蜜蝋臭さなどは全く無く、ただただ美しくまろやかです。

 卵型のセメントタンク仕立てのキュヴェは、より鮮烈な印象を残します。フレッシュで華やか・・こちらも非常に美しいです!

 そして、シャサーニュ1級アビ・ド・モルジョには、仕方なく新樽を使うしか無かったそうで・・その辺も含め、「90%」とさせていただきましたが、いや・・もう半端無い、凄い世界に行ってしまった感覚が有ります。彼が、

「樽の要素で汚したくない・・」

と言う意味も良く判る、凄い仕上がりだと感じました。


 また、今回は余りに少なくて飲めなかったジュラやローヌのキュヴェも、このブルゴーニュワインの仕上がりを見ると、相当に良いんじゃないかと想像しています。しかも、

「クヴェグリ、スキン・コンタックト&卵型」

と言う3つの仕立て違いのキュヴェも存在していますので、もはや、

「ド・シャソルネイ&フレデリック・コサールを一言で表すのは不可能?」

かとも思えます。


 異常なまでに美しく、しかも完成度の高いワインに仕上がった2019年です。是非どれか1本でも・・飲まれてみることをお薦め致します。


■■ エージェント情報
■ 太陽を感じるふくよかな果実味、そして芳醇でしなやかなエキスが渾然一体となる、試練を乗り越えた魅惑のヴィンテージ!樽熟成から「クヴェヴリ」「卵型タンク」熟成にほぼ完全移行!!

≪2019 年の特徴≫
 2019 年は春の遅霜と夏の日照りが収量に影響した厳しい年だった。霜と干ばつの影響により、白の収量は昨年の約半分、赤の収量は、サン・ロマンが 4 割減、他も約 3 割減ってしまった。収穫したポリフェノールたっぷりの黒々としたブドウは、意外にも酸がしっかりとあり、糖とのバランスも驚くほど良かった。
 熟成はほぼクヴェヴリもしくは卵型セメントタンクに移行したため、いつもよりもシャルドネ、ピノノワールの品種の純粋なキャラクターが前面に出ている。ブルゴーニュワインの樽熟の常識を覆すが、理性を超える直感的な美味しさが実際にあり、想像力を大いに掻き立てられる。

 白はボリュームがありながらもエキスに透明感があり、重心の低い酸がタイトな骨格と清涼感を支えるピュアで俊逸なワインに仕上がっている。赤はふくよかな果実味と艶やかでジューシーなエキスが渾然一体となり、優しく口の中に溶けて行く魅力的なワインに仕上がっている。

 フレッド自身は 2019 年について、白は「アルコールのボリュームと酸のバランスが絶妙だった 2015 年を彷彿させるワイン」、そして赤は「どのミレジムにも例えられない唯一無二のワイン」、と評価する。

●ドメーヌ白
 4 月に襲った霜により標高のあるサン・ロマンが大打撃を受け、また干ばつによりブドウは果汁が少なく凝縮していた。平均収量は 2018 年が 40hL に対し 2019 年は 20hL と半分だった。しかし、暑い年のイメージを覆す酸がしっかりとあるブドウが収穫でき、フレッド自身が「ミラクル」と大絶賛するメリハリの効いた高品質なワインに仕上がった。

 ミレジム的には、上品なストラクチャーを持つ 2010 年、もしくはアルコールと酸のバランスが絶妙だった 2015 年を彷彿させるとのこと。2019 年から卵型セメントタンク、クヴェヴリのみを使用し、脱樽化を成し遂げた。サン・ロマンもオークセイも構成がはっきりとしていて、重心の低い伸びのある酸が骨格を支え、テロワールとブドウの持つポテンシャルがダイレクトに伝わる。

●ドメーヌ赤
 シャルドネよりもピノノワールの方が芽の出るのが遅いこともあり、4 月の霜の被害はシャルドネよりも少なかったが、オート・コート・ド・ボーヌ ピュイ・ド・ショーのように標高のある畑はほぼ壊滅。その他の畑は、霜の被害は少なかったが、夏の干ばつにより、収量は 25~30hL と例年に比べ 3、4 割減った。収穫したポリフェノールたっぷりのブドウのタンニンを抽出しすぎないように Infusion(アンフュージョン)という方法でマセラシオン期間を短くし、味わいのバランスを図った。

 樽を廃止し、卵型セメントタンク、クヴェヴリでワインを熟成させた。色合いは例年よりも濃いが、酒質は非常に柔らかく、コクのある果実味にジューシーな艶やかさがある。例年に比べ、サヴィニー・レ・ボーヌやヴォルネイは、タンニンが繊細で柔らかく、今飲んでも最高に美味しい味わいのバランスのとれたワインに仕上がっている。今回特筆すべきことは、クヴェ
ヴリで仕込んだワインが驚くほど味わいがこなれて馴染んでいること。クヴェヴリ熟成による土っぽい粗野な部分は一切なく、染み入るように優しく丸みを帯びた味わいに感動すら覚える。

●ネゴシアン白
 2019 年は、収量的にかつてないほど厳しい年だった。4 月の霜と干ばつにより、ピュリニー・モンラッシェ1er Cru ガレンヌとクロ・ド・ラ・ガレンヌはブドウがほとんど収穫できなかった。その他、ピュリニー・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru レ・フォラティエール、ボーヌも例年に比べ約 5 割減、シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru アベイ・ド・モルジョ、ビゴットに至っては約 8 割減と惨憺たる結果だった。2019 年は、重心の低い酸が乗ったストラクチャーある味わいに仕上がっていて、フレッド曰く

「暑い年でありながら、酸がしっかりと残った 2015 年に通じる」

とのこと。今回、ビゴットのクヴェヴリと卵型セメントタンクでの仕込みは前年と変わらず、その他ボーヌ、ピュリニーも卵型セメントタンクを使用した。唯一シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru アベイ・ド・モルジョだけ、タンクを満たす量がなく、例外的に樽を使った。

「卵型セメントタンクの魅力はピュアなミネラルを引き出すこと」

とフレッドが言うように、今回新しく卵型セメントタンクで仕込んだボーヌとピュリニーは、ピュアかつシャープでワインに透明感があり、まるで凝縮した旨味たっぷりのミネラルエキスを飲んでいるようだ。

●ネゴシアン赤
 コート・ド・ボーヌ地区に比べて、コート・ド・ニュイ地区は霜の被害が少なく、むしろ収量減は干ばつの影響が大きかった。収穫したブドウは、夏の干ばつにより途中ブドウの成熟にブレーキがかかったことで、酸が最後まで落ちなかった。醸造は、ブドウにポリフェノールが多く含んでいたので、タンニンを抽出しすぎないようドメーヌの赤同様にマセラシオンにアンフュージョンを取り入れた。

 そして熟成は、樽を廃止し、卵型セメントタンクもしくはクヴェヴリを使用した。品質的には、フレッドも「初っ端のブドーからすでに、今までのどのミレジムにも例えることのできない驚くほど魅力的なワインに仕上がった!」と大絶賛する。出来上がったワインは、樽による味わいのマスクがない分ピノノワールの持つ純粋で多彩な味わいのグラデーションを畑ごとに堪能できる。特に彼の注目は、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモードと今回新しく仲間入りしたニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモット、そして、モレ・サン・ドニの 1er Cru レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュとレ・モン・リュイザン。それぞれ同じアペラシオン同士なのに一方がエレガントさを、他方がしっかりとした骨格を、と個性が対極に分かれる点は、テロワールのディテールを知る意味において非常に興味深いとのこと。

 その他、メルキュレイは、クヴェヴリで仕込むことによりしなやかさが増し、また教科書的にはパワフルで「王のワイン」と言われるジュヴレ・シャンベルタンは、そのイメージを覆す程エレガントで柔らかい。シャンボール・ミュジニーは、これぞまさにブルゴーニュの女王と言えるビロードのようなふくよかな果実味とストラクチャーを持ち、そして、ヴォーヌ・ロマネは、果実の気品さと厳粛さが完璧に表現されている。どのキュヴェもフレッドの脱樽熟の理念に脱帽する、説得力のあるワインに仕上がっている。

■天候と畑
 2019 年は春の遅霜と 40℃を超える歴史的な猛暑、夏の日照りが収量に影響した厳しい年だった。冬は暖かく、むしろ暑いくらいの日もあり、雨が少なかった。春のブドウの萌芽は例年よりも早く、その芽がまさに最盛期を迎える 4 月 5 日に霜が降りた。霜の被害は、コート・ド・ニュイよりもコート・ド・ボーヌの方が大きかった。その 9 日後の 4 月 14 日に 2 回目の霜が降りたが、この霜は予め周到な準備が出来ていたおかげで、ほとんど損害には至らなかった。5 月は比較的雨が多く、その後 6 月、7 月と日照りと 40℃を超える熱波が襲った。対策として、ブドウが日焼けしないようにできるだけ多く葉っぱを残し、また、強い日光に硫黄が反応しブドウが焼けてしまわないよう、病気予防の散布もできるだけ少なくした。幸い、8 月は穏やかな夏に戻り、熱波によりブレーキがかかっていたブドウの成長も少しずつペースを取り戻していった。収穫したブドウは、見た目はきれいだったが果皮が厚く果汁が少なかった。

■収穫時期
 ドメーヌ:9 月中旬~9 月下旬 ブルゴーニュ ネゴシアン:9 月上旬~9 月下旬

■新たなチャレンジ
 2019 年 11 月から、フレッドはオート・コート・ド・ニュイにドメーヌを構えるオレリアン・ヴェルデと正式にパートナーシップを組むこととなった。1996 年からブルゴーニュという世界屈指の銘醸地に小さな醸造所を立ち上げ、一代で 10ha の畑を所有するドメーヌにまで成長を遂げたフレッドだが、もうすぐ年齢も60 に近づく中、彼の頭の中には常にドメーヌ・シャソルネイの継承問題があった。

 彼自身は、グラン・クリュ・モンラッシェを自らの手で仕込むという夢があり、その夢が叶うまでは現役を続けたいと考えている。だが一方で、年を重ねるごとに感じる体力の衰えはどうしても避けられない。彼には現在 12 歳の息子がいて、当初は息子の跡継ぎを期待したが、実際彼がこの職業を望んでいるか不確かな上、継承を考える年齢としてはあまりにも若すぎるということもあり、息子の継承路線はあきらめるに至った。

 ブルゴーニュは他の地域と違い、資金力だけでグラン・クリュのブドウを手に入れられるほど甘くはなく、資金力に加え、ドメーヌの規模や名声、そして今までの実績が重要となる。とはいえ、グラン・クリュのワイン造りの夢のためにドメーヌの規模をこれ以上拡大することにためらいを感じていていたフレッド。そこにまさに渡りに船とばかりに現れたのが、長年の友人である若きブルゴーニュのつくり手オレリアン・ヴェルデだった。ビオの造り手オレリアンにとってフレッドの畑と彼の名声は魅力的であり、畑の拡張を思い描いていたヴェルデ家の構想とドメーヌの持続可能性を模索していたフレッドの考えが一致。

 話し合いの結果、オレリアンがドメーヌ・シャソルネイの所有者となり、フレッドは今まで通りドメーヌでのワイン造りを継続するというパートナーシップを組み、長年悩んでいた継承問題を解決した。オレリアンにとっては、フレッドの信用と名声により、将来的にはプルミエ・クリュ畑、グラン・クリュ畑など更なる高みを目指すことができるというメリットがあり、また、フレッドはオレリアンと組むことにより、グラン・クリュ・モンラッシェのワイン造りが視野に入るという、まさに理想とも言える Win -Win の関係を築くことができた。

■ 醸造
 白は、シャサーニュ・モンラッシェ1er Cru アベイ・ド・モルジョだけ樽を使用し、その他のキュヴェは卵型セメントタンク、クヴェヴリ、もしくはスキンコンタクトで使用する特殊なステンレスタンクで仕込んでいる。前年同様に、ブドウの窒素不足により発酵が長引いたが、途中で停滞することなく最後まで順調に終わらせることができた。

 赤は、収穫してすぐにフラージュ(足で果帽をやさしく果汁に踏み込む作業)を 1 回だけ行ない、その後軽く果帽を濡らす程度のルモンタージュを数回行った。この年は何もしなくてもタンニンの抽出が良かったので、いつもよりもマセラシオンを短く切り上げアンフュージョンに近いかたちで仕上げた。熟成は、樽を使用せず全て卵型セメントタンクもしくはクヴェヴリで行った。

■ 価格
 ワインの希少価値と買いブドウ生産者の地位の高いブルゴーニュは、年々価格高騰の一途をたどる。フレッドは、この投機的な高騰に疑問を投じる数少ない生産者の一人で、オレリアン・ヴェルデとの共同経営も、ひとつには買いブドウ価格を安定させるためという目的がある。だが、2019 年は、2012 年のようにブルゴーニュ全域が収量 3~5 割と大幅減だったため、ブドウの市場価格に合わせ価格を上げざるを得なかった。

■ ≪2019 年初リリースのニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモット≫
 今回から新たにニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモットがネゴスに加わった。畑は1er Cru レ・ブスロの真下にあり、道を挟んでラ・シャルモットとラ・プティ・シャルモットとの 2 つの区画にまたがることからレ・シャルモットとしてリリースした。フレッド曰く、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモードがヴォーヌ・ロマネ寄りでワインがよりパワフルであるのに対し、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモットは土壌の粘性がレ・ダモードよりも低く、ワインはよりエレガント。

 今回テロワールの違いを表現するために、レ・ダモードの熟成には密閉率の高い卵型セメントタンクを使用し、さらにエッジを効かせて骨格を出し、反対にレ・シャルモットは、よりチャーミングでエレガントなキャラクターを引き出すために気孔率の高いクヴェヴリを使用した。是非、初リリースのニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモットをお楽しみください。

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 2018年もののドメーヌ・ド・シャソルネイ、メゾン・フレデリック・コサールが入荷しました。

 いや・・青天の霹靂です。・・まぁ今は青天でも無い状況でも有る訳ですが、2018年もののド・シャソルネイ系は「大激変」です!

「またか・・まるで嘘つきオオカミのようだ・・」

と思われる方は・・仕方が無いので・・読まないでくださいね・・(^^;;


 何せ、フレデリック・コサールは、2~3割は使用していた新樽の使用を全面的に止め、古樽と卵型セメントタンクとジョージアから輸入した特製のクヴェグリの使用へと大きく舵を切った訳です。

「なので・・2017年までとは大きく違います!」

と言うことはお判りいただけるかと思います。


 こんなコロナ禍の中ですから、大勢集まる訳にも行かず、毎年のような「(ほぼ)全アイテム試飲」は行えなかったのは残念では有りますが、今のところ12アイテムのテイスティングを行っています。以下の表の 〇× は、テイスティング出来たものが 〇 と言うことでご理解ください。

 どう説明をすればよいのか、非常に悩んだのですが、まずはこの表を見ていただくと、有る傾向が判るかと思います。



〇 Bourgogne Bigotes 卵型セメントタンク 白
〇 Bourgogne Bigotes QVEVRIS 白
〇 Saint-Romain Combe Bazin 2~4年古樽 白
〇 Saint-Romain Combe Bazin QVEVRIS 白
× Auxey-Duresses Blanc Les Crais 2~3年古樽 白
× Beaune Les Bressandes 2~3年古樽 白
〇 Puligny-Montrachet Voitte 2~3年古樽 白
× Puligny-Montrachet 1er Cru Les Garennes 2年古樽 白
× Puligny-Montrachet 1er Cru Champs Canet Clos de la Garenne 2年古樽 白
× Puligny Montrachet 1er Cru Les Folatieres 2年古樽 白
× Chassagne-Montrachet 1er Cru Abbaye de Morgeot 2~3年古樽 白
× La Chassornade ステンレス 白泡


〇 Bourgogne Bedeau 卵型セメントタンク 赤
〇 Bourgogne Bedeau QVEVRIS 赤
〇 Mercurey Les Vignes Blanches 2~4年古樽 赤
〇 Saint-Romain Sous Roche 卵型セメントタンク 赤
〇 Saint-Romain Sous Roche QVEVRIS 赤
× Auxey-Duresses Rouge Les Crais 2~3年古樽 赤
× Savingy-les-Beaune Les Gollardes 2~3年古樽 赤
× Volnay 卵型セメントタンク 赤
× Volnay QVEVRIS 赤
× Volnay 1er Cru Les Lurets 2~3年古樽 赤
× Volnay 1er Cru Les Roncerets 2~3年古樽 赤
× Pommard 1er Cru Les Pezerolles 2~3年古樽 赤
〇 Nuits-Saint-Georges Les Damodes 2~3年古樽 赤
× Gevrey-Chambertin Les Genevrieres 2~3年古樽 赤
× Gevrey-Chambertin Les Genevrieres QVEVRIS 赤
× Chambolle-Musigny Les Herbues 2~3年古樽 赤
× Vosne-Romanee Les Champs Pedrix 2~3年古樽 赤
× Morey-Saint-Denis Les Champs de la Vigne QVEVRIS 赤
〇 Morey-Saint-Denis 1er Cru Les Monts Luisants 2~3年古樽 赤

 白はドメーヌものに「卵型セメントタンク 」「クヴェグリ」そして「2~3年樽」を当てていますので、色々とテストの意味も入っているのかと思います。基本は2~3年使用樽ですが、卵型もクヴェグリも当てているパターンです。

 赤は白同様でえは有りますが、買い葡萄のアイテムにも「クヴェグリ」を当てていますよね。なので、赤には出来るだけクヴェグリを使いたい意思があるようにも思います。


 で、全体的な仕上がりとしましては、

「非常にピュアでナチュラル!しかも王道のピノ、シャルドネの伸びやかさや美しさ、底の深さを感じさせる素晴らしいもの」

になっていると思います。


 言ってみれば、D.R.C.やシルヴァン・カティアールのような感じです・・。非常に簡易に言えば、

「物凄くピュアになった。葡萄のポテンシャルがそのまま出ている。ただし、熟成には時間が掛かる可能性有り。」


 おそらくですが、ワインの味わいに余計なものを付加したくないのでしょう。それは物の見事に成功しています。新樽を使わないことによる「緩やかな酸化」をしない訳ですから、美しさは1950年代以前のワインに匹敵すると思います。


 これは非常に興味深い・・しかも素晴らしく美味しいワインになったと思います。しかしながら、リリース直後の味わいを見てみますと・・熟成に時間が掛かるタイプが有りますので、

「さっさと開けて美味しいかには難が有る場合有り」

と言うことになります。


 ただし・・D.R.C.やカティアールをさっさと開ける方がいらっしゃるでしょうか?・・出来ることなら適度な熟成を得てから飲みたいと考えるはずですよね。

 そういう意味においても・・コサールが考える・・

「本物のワインとは何か?」

を具現化することに邁進し始めたと言えます。


 2018年の彼のワインのエキスは非常に美しいです。飲むタイミングはお客様でお決めください。心底美しい味わいがそこにあるはずです。ご検討くださいませ。


2019 Mercurey Rouge les Vignes Franches Qvevri
メルキュレ・ルージュ・レ・ヴィーニュ・フランシュ・クヴェヴリ

16363
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
メルキュレ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノノワール
樹齢 61年平均
土壌 石灰石混じりの粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで12日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月半
熟成 クヴェヴリ10hLで11ヶ月、ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) 砂肝のサラダ、牛肉とパプリカのブロシェット、野鳩のサルミソース
ワインの飲み頃 2021年~2031年供出温度:15℃
テイスティングコメント クランベリー、ブルーベリー、ザクロ、赤いバラ、シャクヤク、ミョウガ、プラリネの香り。ワインは明るくキュートかつほんのりスパイシーで、みずみずしい艶やかな果実味をチャーミングな酸、ほんのりビターなタンニンが優しく引き締める!
ちなみに! 収穫日は2019年9月13日。収量は30hL/ha!ブドウは前年と同じくレ・ヴィーニュ・ブランシュから!畑は南向きの斜面に位置し、区画名の通り畑は白い石灰で覆われている!メルキュレイはフレッドの妻ロールの出身村!ミネラルを最大限に引き出すために熟成はジョージアから特注したクヴェヴリを使用!(前年は古樽100%)
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,390 (外税) 
【コート=ドールを飛び出して南のコート・シャロネーズのピノ・ノワールです!超エレガント!】--->飲めていませんので以前のレヴューそのままです。すみません。
 見えますでしょうか・・余り写りが良く無くて申し訳ありません。店で一気に12アイテムを開けたもので・・。

 コサールの他のピノと比べますと、やや軽めに仕上がっているのは皆さんの想像通りです。でも非常にピュアでエレガントですね。重みの無い味わいの美しさと言うべきでしょうか。軽やかな美しさがキッチリ出ています。

 また、このキュヴェは新樽不使用の古樽バージョンです。コサールに言わせれば、

「古樽でも古樽のニュアンスが付く」

と言い出しかねないんですが、noisy にはほとんど判らないです。

 今でも美味しく飲めますが、2年ほどの熟がこのワインを大きく成長させるでしょう。ご検討くださいませ。・・3本しかないですが・・(^^;;

2019 Volnay 1er Cru les Lurets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・リュレ

16357
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォルネイ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノノワール
樹齢 62年
土壌 粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで14日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月半
熟成 卵型セメントタンク7hLで12ヶ月、ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) セップ茸のソテー、ベキャスのロティトリュフソース、イノシシのシヴェ
ワインの飲み頃 2021年~2036年 供出温度:17℃
テイスティングコメント ダークチェリー、ブルーベリー、シャクヤク、カシューナッツの香り。ワインはスマートかつ上品なストラクチャーがあり、コクのあるまろやかな果実味と滋味深く洗練されたミネラル、繊細なタンニンとのバランスが絶妙!
ちなみに! 収穫日は2019年9月16日。収量は24 hL/ha!レ・リュレとロンスレは標高も畑の方角も土壌の性質も全く同じ!いつもはレ・リュレの方がロンスレよりも繊細で女性的だが、今回も前年同様にリュレの方が力強く仕上がっている!畑面積は 0.25 ha。ピュアな味わいを引き出すため卵型セメントタンクを使用!(前年は古樽100%)
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,980 (外税) 
【こちらも飲めていません!】
 ヴォルネイ系は何か1本、飲む予定ではいたんですが・・すみません、今のところは間に合っていませんでした。何しろ・・

「30アイテム以上!」

 有りますので、毎日1本のテイスティングだと1カ月掛かっちゃう訳ですね。なので、

「12本まとめてテイスティング!」

させていただきましたが、味わいの傾向はしっかり掴んでいます。


 それでもドメーヌもののヴォルネイ系は1本は飲まねば・・ご検討くださいませ。



 以下は以前(2014年もの)のレヴューです。
-----
【2014年ものの中では最もエナジーを感じる味わいです!!】

 深い赤紫。ふくよかな丸みっとした果実のアロマ。ブラックチェリー的。果実自体の熟度はロンスレより高いので、とてもふっくらとしている。大きさを感じるもの。滑らかで果実味がたっぷり。

 ミネラリティの印象的なロンスレと比較すると、ミネラリティが無い・・と言うのでは無く、しっかり有った上で「熱量」をしっかり得た葡萄であることが判ります。似ていますが好みかな?と思います。お勧めです!以下は以前のコメントです。


━━━━━
黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!

2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?

ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!

【まあ、確かにこちらが繊細!】

フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!

ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!


2019 Volnay 1er Cru Roncerets
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・ロンスレ

16358
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォルネイ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノノワール
樹齢 71年
土壌 粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで14日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月半
熟成 卵型セメントタンク7hLで12ヶ月、ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) 豚足のクロケット、鴨とフォアグラのパイ包み、ウサギのプルーン煮
ワインの飲み頃 2021年~2036年 供出温度:15℃
テイスティングコメント フランボワーズ、ザクロ、イチゴジャム、干し草、ヨーグルトの香り。ワインはふくよかかつほんのりスパイシーで、ピュアで艶やかな果実味に溶け込む鉱物的で滋味深いミネラルとキメの細かいタンニンが骨格を支える!
ちなみに! 収穫日は2019年9月16日。収量は25hL/ha!ロンスレの畑はヴォルネイで一番有名な区画シャンパンのすぐ下に隣接する!今回も前年同様にロンスレの方がレ・リュレよりエレガントに仕上がっている!畑面積は0.29 ha。ピュアな味わいを引き出すため卵型セメントタンクを使用!(前年は古樽100%)
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,590 (外税) 
【新樽0%から卵型セメントタンク仕込みへと進化した、新フレデリック・コサールの真価が現れているだろう・・ドメーヌワインです!】
 数が無いので・・すみません、飲めませんでした。

 以下は以前のレヴューです。
----
【こちらも飲めていません。新樽20%-->新樽0%へ変更になったドメーヌものです。】

 未テイスティングにつき申し訳ありません。このコラム下の「以前のレヴュー」と、2018年ものポマール・ペズロールなどの文章をご参考にご検討くださいませ。ヴォルネイ=シャンパン直下でエレガント系の味わいのようです。

 以下は以前のレヴューです。
-----
【ミネラル感がたっぷり!チェリーな果実、とても滑らかなヴォルネイ1級ロンスレです!】

 深い赤紫。素直に旨い!エキス系のピュアな味わい。今までのコサールとは大分違う造りと感じる。下手にいじくらず、素直に、綺麗に仕上げている。太いチェリーは品格が備わる。ミネラル感もフィネスが有る。

 ラインナップに同じ村、ヴォルネイ1級のリュレが有るので、違いを書いておきましょうか・・結構似た感じは有るんですが、敢えて言えば、こちらのロンスレは「ミネラル感がしっかり」していて、より滑らかだがタイトな味わいです。美味しいと思います。

以下は以前のコメントです。
━━━━━
黒味が入るきれいな赤。石灰系ミネラルの端正なアロマ!エステリックな香りがエロい・・・!とても熟していて。果皮のパーセンテージがとても大きい、充実した味わい!

2010年は9月23日の収穫・・・2011年は9月1日。事情通なら逆と思って仕舞い勝ちですが、畑至上主義のコサールならではの判断なのでしょう。2011年はモタモタできなかったということなのかな?

ロンスレの完璧さにはちょっと及ばないかもしれませんが、その分、官能さで優っています。ご検討くださいね!

【まあ、確かにこちらが繊細!】

フランボワーズ、ラズベリー、スパイス。軽やかさも滑らかさも素晴らしい。ヴォルネイらしいエレガンス、深みとコク。ジューシーで今でも美味しく飲める。シャンボールっぽい絹のテクスチュア。果実感たっぷりで美味しい!

ドメーヌものになったヴォルネイ1級です。早く飲んで美味しいレ・リュレということでしょうか。構造の大きさでレ・ロンスレにドメーヌものトップの座は譲りますが、軽やかな良さが光ります。とても美味しいです。飲んでみてください!


2019 Nuits-Saint-Georges les Damodes
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ダモード

16352
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノノワール
樹齢 59年平均
土壌 粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで14日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月半
熟成 卵型セメントタンク7hLで11ヶ月、ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) イノシシとフォアグラのパテアンクルート、仔羊のローストマデラソース、野ウサギのシヴェ
ワインの飲み頃 2021年~2036年 供出温度:17℃
テイスティングコメント グロゼイユ、ダークチェリー、赤いバラ、バジル、プラリネの香り。ワインはしなやかかつふくよかで、凝縮した果実のコクに奥行きと骨格があり、洗練されたミネラルとキメの細かく繊細なタンニンが口の中で上品に溶け合う!
ちなみに! 収穫日は2019年9月18日。収量は26 hL/ha!フレッドがかつてのアルジリエールと同等の品質をニュイの中の対極にあるレ・ダモードに求めた秀逸ワイン!畑がヴォーヌ・ロマネ寄りにあり、レ・シャルモットよりもワインが男性的なのが特徴!ピュアな味わいを引き出すため卵型セメントタンクを使用!(前年は古樽100%)
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥11,990 (外税) 
【毎年、ヴォーヌ=ロマネやシャンボールなどの他の村名から置いて行かれてましたが、2019年ものはエレガンスが備わった比較パワフルタイプで一段と地力を見せつけています!】
 必死に撮った写真を探したんですが見当たらず・・・申し訳ありません。テイスティング済みです。

 2019年もののレ・ダモードは、1級にならない部分の村名の畑の、真の姿を透けて見せている・・しかも、相当にヴォーヌ=ロマネっぽさと、シャンボール=ミュジニーが持つフラワリーな香水のようなアロマをも持っていて、土っぽいニュイ=サン=ジョルジュと言うのは、

「もしかしたら、造り手が力業に持って行ってしまった証拠?」

とさえ思えるような、上品で軽やかなニュアンスも同時に持っている・・と感じました!・・これ、相当美味しいです!・・写真が無くて申し訳ありません。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】

 美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。

 あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。

 ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・

 もしできましたらこうしてください。

 開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】

 2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。

 物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。

 もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

 2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、

「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」

と言う印象から、

「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」

と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。


 もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】

 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。

 以下は2014年もののコメントです。
━━━━━
【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】

 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。

 まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。

 収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!

以下は以前のコメントです。
━━━━━
 え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。

 スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。

 こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。

 いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。


2019 Nuits-Saint-Georges les Charmottes Qvevri
ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・シャルモット・クヴェヴリ

16364
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ニュイ=サン=ジョルジュ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノノワール
樹齢 40年平均
土壌 砂混じりの粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで14日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月半
熟成 クヴェヴリ10hLで11ヶ月、ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) アンドゥイエットのグリエ、鴨のローストオレンジソース、マンステールチーズ
ワインの飲み頃 2021年~2031年 供出温度:15℃
テイスティングコメント クランベリー、ザクロ、アセロラ、赤いバラ、ミョウガの香り。ワインは艶やかかつキュートで、明るくしなやかな赤い果実のコクがあり、ダシのような旨味にほんのりスパイシーなミネラルと滋味深いタンニンが優しく溶け込む!
ちなみに! 収穫日は2019年9月17日。収量は30hL/ha!キュヴェ名は、La Charmotte、La Petite Charmotteと2つの区画にまたがることから、2つを合わせてLes Charmottesとしてリリースした!土壌は、粘土の粘性が低くレ・ダモードよりもワインは女性的なのが特徴!ミネラルを最大限に引き出すために発酵熟成はジョージアから特注したクヴェヴリを使用!
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥11,990 (外税) 
【申し訳ありません・・飲めておりません。】
 コサールの上級キュヴェは入荷数が非常に少ないので、飲めるアイテムが限られます。

 しかしながら、こちらはニュイのクヴェグリ・・です。ブルゴーニュのど真ん中でここまでやった方は・・noisy は知りません。そしてその出来栄えが気になって仕方が有りません。レ・ダモード2019年の出来を知っていますので余計です。ご検討くださいませ。



 以下はレ・ダモードの以前のレヴューです。お間違いの無きようお願いいたします。
----
【新樽20%から新樽0%へ!・・この意味がもしかしたらこのワインで判るかも?】

 美しくエキスみ満ちた見事な味わいです・・ただし今はちょっと硬いですが・・味筋は見事と言うしかないです。

 あとは飲まれる方がタイミングを合わせていただくことですが・・少なくとも半年待っていただき飲まれるか・・来春以降になってしまうとまた閉じるかもしれませんので、飲むタイミングは中々難しいかと思います。

 ですが、この「美しさ」に勝るものは無い!・・とも言える訳で・・

 もしできましたらこうしてください。

 開けてしばらく飲んで、もし「硬いかな?」と思われたら翌日以降に・・。そんな飲み方で美味しくいただけるかと思います。ワインの本当の美しさの意味を教えてくれるかもしれません!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【素晴らしい仕上がりです!・・が今はちょっとタイトです。】

 2017年ものらしい、健康で見事にピュアなニュイです。

 物凄いシャンボール村名のような、果実たっぷりな状況にはまだ届いていませんが、新樽の割合などを見ても2~3年は置きたいところですね。

 もともとの素性は相当に良いので、2017年ものはじっくり待ってください。きっとビックリするような見事な味わいに変貌するはずです。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2015年ものよりもパワフルなのは間違い無し!元気ハツラツとさせたヴォーヌ=ロマネのようなニュアンスです!】

 2015年は飲めてはいないんですが、その他のテイスティングによる全体の印象から、

「物凄くピュアでおしとやかな2015年のニュイ・ダモード」

と言う印象から、

「一転、パワフルさを隠さない、最近の体育会系美男子!」

と言うような印象の2016年ものに変化しています。同じ畑なのに・・かなり印象が違うと思いますよ。


 もっとも、2~3カ月も落ち着かせますと、かなりしっとりとしてくると思われます。むしろ長熟なんじゃないかと想像出来ます。しかも美しさもバッチリです!


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【未テイスティングアイテムです。何と16ヘクトリットル/ヘクタールと言う・・ドン引きの低収量が生み出した凄い味わいが期待できます!】

 飲めてないので・・すみません。16ヘクトリットルだそうです!トップ・グランクリュの約半分の収量です。

 以下は2014年もののコメントです。
━━━━━
【ニュイ=サン=ジョルジュでは有りますが、かなりヴォーヌ=ロマネ的な味わいです!!素晴らしい!】

 淡い赤紫。美しい土とスパイス。かなりエキシー。ニュイなのに美しくて少しびっくり。テイスティングしていて思い出したのが、何とラ・ターシュ。樽の無い香りはとても華やかで旨い。個人的にはとても好き。

 まぁ、余り好まれないアペラシオンかもしれませんが、ここは実はヴォーヌ=ロマネに引っ付いた畑なので、味わいも香りも似ています。しかもヴォーヌ=ロマネにも同名の畑が有って、そこと引っ付いているので・・つまりは、同じ畑で村だけ違う・・と言う事です。

 収穫を少し早くしているのが良く判ります。その結果、とても美しい酸を熟度のバランス的にとても良く得ています。今までは少し過熟気味だったとも言えますが・・。それにしても素晴らしいです。飲んでてラ・ターシュを思い出したくらいですから・・!

以下は以前のコメントです。
━━━━━
 え~・・色々映り込んでまして・・すみません。10人くらいでのテイスティングですので、余り場所を取れないんですね・・。色合いをご検討ください。

 スパーシー、現状やや硬め。ドライだが集中したエキスの美味しさに感動。やや大柄でニュイらしい大きさのあるワイン。

 こちらはビオ系、ナチュラル系では無くピュア系で、2012年までのコサールのワインと何も変わりません。

 いや・・色合いもしっかりしています。非常に構成もしっかりしている・・やや硬いので、少し置いた方が良いです。


2019 Morey-Saint-Denis les Champs de la Vigne Qvevri
モレ=サン=ドニ・レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ・クヴェヴリ

16367
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 ピノノワール
樹齢 52年平均
土壌 粘土質・石灰質
マセラシオン セミマセラシオンカルボニック木桶タンクで14日間
醗酵 自然酵母で1ヶ月半
熟成 クヴェヴリ10hLで11ヶ月、ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) リードヴォーとセップ茸のフリカッセ、骨付き仔羊の香草焼き、エポワスチーズ
ワインの飲み頃 2021年~2036年供出温度:15℃
テイスティングコメント グロゼイユ、グリオット、ジュニパーベリー、メントール、シャンピニオン、フュメ、赤味噌の香り。ワインは艶やかかつジューシーで、ビロードのようにしなやかな果実味とチャーミングな酸、洗練されたミネラルとのバランスが絶妙!
ちなみに! 収穫日は2019年9月17日。収量は30hL/ha!畑は1er Cruレ・モン・リュイザンの国道を挟んで対面にあり、レ・モン・リュイザンに似た個性と気品があることに惚れたフレッドが2017年から仕込みをスタート!2019年はレ・モン・リュイザンに迫る高品質なワインに仕上がっている!前年同様に、ミネラルを最大限に引き出すために発酵熟成はジョージアから特注したクヴェヴリを使用!
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥13,150 (外税) 
【こちらはクヴェグリ使用の村名!】
 未テイスティングです。でもクヴェグリですので様子は判ります。

 古樽のように・・要素、表情をむしろ外部に出さずに閉じ込めて置こう・・若い段階はそう動きますが、クヴェグリはそのベクトル方向を真逆にしてくれますので、単に「古樽」よりも、早めに美味しくなると思います。

 畑もモン・リュイザンに近いですし、古樽とクヴェグリの違いを見るには、非常に興味深いアイテムかと思います。ご検討くださいませ。



以下は以前のレヴューです。
-----
【なんとモン・リュイザンの対面だそうです!!】

 何と、あの凄いモン・リュイザンの対面に有ると言う畑です。

 確かに・・細かな部分が似てはいます。しかし、モン・リュイザンのような物凄いエキスの集中度は・・残念ながら有りませんので、その分、ややタイトに感じます。奥にしっかりワイルドさが隠れています。

 このワインは3年ほどはおくべきでしょう。すると・・かなり似てくると思います。待てる方にお勧めです!


2019 Beaune les Bressandes Blanc
ボーヌ・レ・ブレッサンド・ブラン

16360
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ボーヌ
ドメーヌ・ド・シャソルネイ・エ・メゾン・フレデリック・コサール

■エージェント情報
品種 シャルドネ
樹齢 37年
土壌 粘土質・石灰質
マセラシオン なし
醗酵 自然酵母で11ヶ月
熟成 卵型セメントタンク7hLで8ヶ月ステンレスタンクで3ヶ月
マリアージュ(生産者) 蟹とアボカドのタルタル、ロットのメダイヨンサフラン仕立て、クロタンンドシャビニョルチーズ
ワインの飲み頃 2021年~2031年供出温度:11℃
テイスティングコメント アプリコット、梨のコンポート、干しイチジク、ゼスト、フェンネル、ヨーグルトの香り。ワインは上品かつヴィヴィッドで勢いがあり、白い果実のフルーティーな旨味エキスに伸びのあるシャープな酸、洗練されたミネラルがきれいに溶け込む!
ちなみに! 収穫日は2019年9月10日。ブドウの収量は 24 hL/ha!フレッドのキュヴェの中で一番最後に発酵が終わった!ボーヌの区画はBressandes(ブレッサンド)で、白はとても貴重!ピュアな味わいを引き出すため卵型セメントタンクを使用!(前年は古樽100%)
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¥8,320 (外税) 
【村の西にある丘の村名ですが、常に1級並みの味わいを見せるワインです。】--以前のレヴューです。古樽ではなく卵型セメントタンクです。すみません。
 こちらも古樽仕上げです。今までにも何度か同じようなことを書いてはいるんですが、このワインも実は・・結構にミステリーなんですよね。

 基本的にボーヌ・レ・ブレッサンドは1級畑です。ちょうど村の西側の丘の麓から斜面になっている辺りです。相当に「岩壁」を思わせる地形です・・。

 でもこのワインは「村名」です・・不思議でしょう?

 考えられるのは2つ。1つは「格下げ」です。でも畑名が入っての村名ですので、他の畑のものは混ぜられないので、純然たるレ・ブレッサンドであれば1級ですから、これは無いかと思います。

 2つ目は、新たに開墾した土地で1級の認証が取れていないパターンです。これだと以前の地図には無い畑が相当しますが、実はこれは見つけています。高い位置では無いんですが、元々は何らかの理由で Bois(森) とか Friches(荒地)にしかならなかった、ほとんどが人力での開墾が難しかった土地です。現在のパワーショベルとか・・で、ようやく開墾できるような感じの土地です。

 ですが・・結構にそんな土地のシャルドネが美味しいことは、皆さんも経験済みですよね?・・ショーム・ド・ペリエールとか・・言ってしまえば、かのクロパラも・・ピノでは有りますが、葡萄が植わっていた訳では有りません。

 今までの経験から、このワインは非常にポテンシャルが有り、しかも価格がリーズナブルなことは判っています。古樽仕上げのピュアな味わいに、ホメオパシーならではのナチュラルさが加わった超熟なシャルドネに仕上がっているはずです。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【非常に少なくて、こちらはテイスティング出来ませんでしたが、毎年、カリテ・プリさがトップです!】

 申し訳ありません。非常に少なく、テイスティングも出来ないほどの数量でした。2014年もののコメントと、2015年のコメントをご参考にしてください。1級部分では無いですがボーヌ・ブレッサンドのシャルドネは石灰に満ち、美味しいです。


 以下は2014年もののコメントです。
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【こちらも村名とはとても思えない素晴らしい仕上がりです!ムルソー・ペリエールのエレガントバージョン的!】

 下級クラスと比較するとより濃いゴールドからの蜜、より上品にしたペリエールのような感じ。超高級なイメージ。今飲んでかなり美味しい。ポテンシャル高くバランスに優れ非常にお買い得感が高い。

 非常に旨いです!ボーヌの北西部の優れた畑ですが、1級を名乗れないのが不思議なくらいです。

 コサールはボーヌのシャルドネをシャソルネイ以外でもリリースしていますが、そのどれもが素晴らしいです。お勧めです!

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 え~・・グラスが揺れてしまったようで美しくない写真ですみません・・・。でもこれは非常に良かった。


わずかに暗めだが輝くゴールド。熟れた果実香。こちらはわずかにナチュラル系。美しいミネラリティがたっぷり有る。伸びやかさもしっかり。出来はとても良い。


 ナチュラル感とコサール味がマッチしている良いアイテムかと思います。狙い目かもしれません。

ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール

グロ・フレール・エ・スール

フランス Domaine Gros Frere et Seour ブルゴーニュ
● 日本国内の新型コロナウイルス感染者も人数的には減って来ていて、このコラムを書いている2021/10/07発表の数字は、国内1125人、東京143人と言うもの・・でした。このまま減少していければ、少しずつ以前の日常に近い形で生活できるようになるかというような希望も見えて来ています。もう少し!・・頑張りましょう。

 で、グロ・フレールです。2018年ものの売れ行きが今ひとつだったので、2019年ものの仕入数は少し減らしていただきました。サンスフル(So2添加無し)をやめ、今までのようにSo2 を使用するスタイルに戻ったので、それもあるかと思います。そんな意味ではこの2019年もののグロ・フレールの出来は、ドメーヌを理解する意味では重要なものになったと思っています。

【ブルゴーニュ唯一・随一の不思議ちゃんドメーヌ!?グロ・フレール・エ・スール】

 結果的に天候の恩恵を受けることが出来た2019年ものですので、潜在アルコール度数はそれなりに高くなる傾向になったはずです。アルコール度数を低く抑えようとする造り手と、仕上がった葡萄の糖分をそのままにアルコールへ変換するだけ・・と言う意識の造り手がいます。もちろん、そこには畑それぞれの個性が有りますから、そのまま糖度が上がる畑と、いつものようにあまり変わらない畑もあるはずです。

 グロ・フレールは・・その辺を考えているのか、無意識なのかは判りませんが、「後者」です。ですので、「12.5度」「13.0度」なんてワインにはしません。13.5度からになりますし、アイテムに拠っては15度(オート=コート・ド・ニュイの白)なんてすごいのも有ります。

 なので、

「ブルゴーニュのエレガンスを失いかねない」

感じがして、noisy 的には少し引いてしまいます・・。


 ですが! 

 いや・・これがまた良いんですよ・・。今までこんなことは一度も無かったんですけどね。アルコール分はほんの少し高目のものから、それなりに高いものまであります。それをテイスティングしてみますと、

「これがまた・・旨いんです・・残念ながら・・」


 個人的にはやはり12~13度台あたりのしなやかなピノやシャルドネが好きなのは間違いないんですね。それに、14~15度台のブルゴーニュワインは余り好きじゃない・・です。似たタイプとしてはD・クロワもそうでしょうか。あの人も、葡萄の糖度に左右されずに完全発酵に向かうので、糖度が上がった年には、14~15度のブルゴーニュワインを造ります。それはそれで5年ほど置くとそれなりに美味しくなり、大きな構造の素晴らしい味わいにはなりますが、若い時の美味しさが不足してしまいます。糖度が上がり過ぎなければ若くても素晴らしい味わいになります。

 グロ・フレールの2019年ものには凄く驚かされました。ベースのキュヴェ、ピノ・ノワールやA.C.ブルは13度ほどで非常にエレガント、しなやかな美味しさを持っています。上級キュヴェになってきますと14度ほど・・なんですが、とにかく驚かされたのが、

「ヴォーヌ=ロマネ1級」

です。・・これ、めちゃ素晴らしい味わいなんですよ・・。

 言い方は悪いかもしれませんが、「超上質ピノ・ノワール・リキュール」ともいうべき、完全にエキス化されたアルコールの美味しさを見せつけてくれました。これ、飲んだら惚れちゃうと思うんですね・・いや、noisy はエレガント系の低アル系が好きなんですが、

「リキュールとするなら滅茶低アルコール!」

と言う度数のポジショニングを持った味わいには、ピノ・ノワールのエキスの美味しさが滅茶詰め込まれているんですね。凄い表現だと思いました!・・ついつい・・飲んでしまいます。

 普通なら、アルコール臭くて・・もしくはエキスとアルコールが分離して感じられて興ざめしてしまいますが・・これがとにかく美しいんです。

 白のオート=コートなんぞは15度も有ります。2018年ものも似たニュアンスでしたが、これも滅茶凄いバランスをしていたんですよ。アルコールと言う、微生物が造り出す素晴らしい液体にも、指揮者の個性で全く異なるものになってしまうことが、よ~く判った瞬間でした。

 下級キュヴェはしなやかで美味しく、上級キュヴェはエキスがアルコールと完全に一体となった表現をしている・・そう感じた2019年ものでした。

 グラン・クリュは数が無く手を出せませんでしたが、1級の素晴らしさをみますと、同様な・・

「エキスがアルコールと完全に一体となった素晴らしい表情・表現」

は間違い在りません。


 本当に・・・グロ・フレールは千変万化、ブルゴーニュ一の不思議ちゃんだと思います。飲んだら・・惚れちゃうと思いますよ。是非トライしてみてください!



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 この先は一体どうなって行くんだろう・・と、不安の中でお過ごしの方も多いかと思います。コロナも台風も地震も国際情勢も政府も・・不透明な今日この頃です。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

 店の中に迷い込んだコオロギさんは・・まぁ、毎年必ずご来店されるんですが、店を閉めた午後9時以降になったとたん、 noisy が仕事をしていようが、うるさいからと対抗して音楽を大音量で流そうが「我関わらず」で・・羽を一生懸命にこすらせて、大声で延々と鳴いています。

 が、それも3日目ともなりますと・・モールス信号みたいに途切れ途切れになって来まして・・気になってしまうので何とか救い出そうと冷蔵庫の下とか、棚の裏などを照明を当て探すんですが、そうしてしまうと「ピタッ」と鳴き止んでしまうのでどうにもなりません。伴侶を求めるその一途さと、誰もいないところにわざわざ入り込んでしまう抜けた性分に、何故かこちらもシンミリとしてしまうんですね・・あ・・もう、あの煩わしくて仕方なかった声さえ聞こえてこない・・(T.T

 そんな一途なコオロギさんとは性格が似ているのか似ていないのか・・はたして非常に微妙な感じの、ある意味凄いドメーヌである、グロ・フレール・エ・スールの2018年ものをご紹介致します。


 2016年からなんと・・サン・スフルにトライし、2017年ものは全量サン・スフルにしてしまったと言う・・ある意味、非常に危険なことを「サラリ」とやってしまったグロ・フレールです。

 ですが・・エージェント情報によりますと、

「やめてくれ!・・So2、使ってくれ!」

と言うクレームにも似た要請が、世界中から届いたそうです。


 まぁ・・そりゃぁ・・そうです。2016~2017年もののグロ・フレールのワインはかなりのパーセンテージで、世界中で「劣化したに違い無い」状態で販売されたに違い無い訳です。

 ワインセラーとは名ばかりの高温セラーだったり、ショップ営業が終了すると電源を落としてしまったり、オーナーが如何に高い理想を持っていたとしても、それを理解できない部下ばかりが利益を上げることだけを目標にしていたり何も感じようとしなかったり・・するのが人間ですから・・。そりゃ・・皆、楽をしたいですから・・わざわざ冷え込むセラーで仕事をしたくないと思ってしまえば、何をするか判りません。


 なので、グロ・フレールの2018年ものは、

「So2を入れた!」

と明言しています。


 ですが、noisy もテイスティングして確かめたところ・・

「入れたSo2は相当に微量!」

で、以前使用していた量とは雲泥の差があるものと感じました。・・なので、

「かなりナチュラルな・・流れるような味わい!」

です。


 また、2018年もののグロ・フレールの特徴としまして、


「ボディが凄い!」

です。滅茶大柄なんですね・・。実に大きな構造をしています。これは、アルコール分の高さに由来するものかと感じます。

 なので、今飲んでも美味しいですが、

「今まで以上に長く持つ」

のは間違いなく、その完熟を迎えた時の素晴らしさは圧巻だろうと予想しています。つまり、ブルゴーニュの1976年みたいな年だと思います。


 それだけに今、さらに美味しく飲むには、

「品温はやや低めが良い」

ことは間違い在りませんで、17度位になってしまうますとピントがボケてくるはずです。少し冷やすだけで相当美味しくなるんですね・・不思議ですよね。


 中~下のキュヴェはリーズナブルですし、上級キュヴェ・・・例えばヴォーヌ=ロマネ1級レ・ショーム以上のキュヴェの、

「質感が物凄い!」

ことも特筆すべきでしょう。ジュースの質がもう・・半端無く素晴らしいです。相当に分別した葡萄を使用し、ほとんど圧を掛けない造りをしたと伺える味わいでした。


 そんなグロ・フレールの2018年です。是非ご検討くださいませ。


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 大変身したグロ・フレール・エ・スールをご紹介します。

「・・えっ?・・noisy さんがグロ・フレール?・・そんなの、有りすか・・?」

と言われてしまいそうですが・・そうなんです・・大変身した姿を見てその気になっちゃったんですね・・。

 ま~・・逆浸透膜なども使用し、「濃厚」なピノ・ノワールをリリースしていたベルナール・グロが事実上引退、現在は息子さんのヴァンサンが継いでいます。

 なので、

「noisy が突然、意趣を翻した訳では無い・・」

んですね。


 いや~・・もうどれだけ長い間、グロ・フレール・エ・スールのワインを扱っていなかったか、見当もつきません。20年近いんじゃないでしょうか。

 理由としては、日本中どこでも入手可能な、濃密なピノ・ノワールは・・別にnoisyの出番でも無いし、結局価格だけが魅力になってしまえば、テイスティングをしてお勧めしたところで、お客様には魅力的には映らないだろうし・・と言うことが大きかったと思います。

 じゃぁ、何で noisy が2017年ものから再度扱うことになったか・・と言いますと・・、ここは非常に重要ですから・・はい。

「日本中にとんでもないコンディションのグロ・フレール・エ・スールのワインが並んでいる(に違いない)から」

です。


 今回はかなり無理して、多くのキュヴェをテイスティングさせていただきました。

 そして、ヴァンサン・グロが造る珠玉のピノ・ノワールの、ナチュラルで美しく優しいトーンと、「ビオ」と言う言葉だけでは表現しきれない見事な出来と、何よりも、

「ブルゴーニュ・ワインの将来を感じさせる、新しいナチュラルワインの姿」

を、そこに見たから・・です。


 しかしながら、その気持ちとは裏腹に、一気に不安な気持ちも湧き上がって来ました。

「・・この美しくナチュラルなピノ・ノワールの姿を、壊さずに販売できるワインショップは非常に数少ないはず!」

とついつい思ってしまったら、かなり悩むことになってしまいました。


 何故って・・それは渦中に栗を拾うことになりかねないから・・です。


 そりゃ・・そうです。非常にコンディションの悪い同じワインを飲まれた方が、グロ・フレール・エ・スールのワインはそういうものなんだと信じてしまいかねないから・・です。

 なので、少なくとも「夏に寒いと感じないセラー」で販売のために置かれているグロ・フレールの2016年以降のワインには、決して手を出さないのが賢明です。勿論、「冬に超寒い」のも・・同様でしょう。

 しかし、本当に良いコンディションのグロ・フレールのワインを、確かな保存と飲み方で飲むことが出来れば、きっとnoisy が感じた「ブルゴーニュワインの進むべき将来の姿」に近いものを、感じることが出来るかもしれません。


 2017年のヴァンサン・グロによる一連のワインの姿が、一番似ていると思われるのが、

「ドメーヌ・ビゾ」

です。


「ドメーヌ・ビゾのヴォーヌ=ロマネのワインたちを、もう少しエレガントにしたような感じ」

 と言えば、なんとなく想像できるかと思います。


 何せ、あの偉大なる「ヴォーヌ=ロマネ」近郊の珠玉のワインばかりを、ナチュラルに・・So2を使用せずに仕上げているんです。そんなドメーヌは、他に存在するでしょうか?


 So2を全く使用しないピノ・ノワールは、So2 を使用して仕上げた同様のキュヴェとは、特にリリース直後からしばらくの間、全く異なる姿を見せます。

 So2 を使用したキュヴェはその姿をタイトに、「クッキリ」と判りやすいものにさせ、その大きさも、要素も、理解がしやすいんです。

 反対にSo2 をしようしないキュヴェは、So2の使用で隠れてしまう「中間的な表情」をも、しっかり見せますので、全体を見通そうとすると、やや「ぼんやり」としたように感じられるでしょう。

 しかし熟成が進み、中間的な表情を形作っていた「つなぎ」「グラデュエーション」的要素が磨かれてくるとどうでしょうか?


 そこが「新しいスタイル、ブルゴーニュワインの進むべき将来の姿」に繋がって行くように感じています。


 事実、noisy が飲んだ全てのキュヴェは、今飲んでも充分に美味しく飲めてしまいます。「出っ張り感」「へこみ感」は感じないです。球体感が凄い・・その分、So2を使用したキュヴェよりも、偉大感を感じない今の状態・・と言うことが言えると思います。

「これ・・熟したらどうなるんだろう?」

と言う問いに対する自身の答えはすでに有ります。そして、自身でそれを確かめたいとも感じます。


 ナチュラルな素晴らしいワインに仕上がったし、また、リアルワインガイドの徳丸さんが書いていた、「豆」もすでに消えていました。豆を感じることは、今回の一連のテイスティングでは、全く無かったんです。

 そして、リアルワインガイドでの評価点には、ある種の驚きがありました。・・だって・・

「普段は徳丸さんとは意見が見事に一致することが無い」

のに、この2017年ものの評点、評価は、「豆」以外は全く同様だったから・・です。現地試飲と現物試飲、試飲時期の違いも有りますから、それは当然では有りますが、ここまで一致するのは、本当に「奇跡」です。


「ビオにこだわりたくない」

と言うヴァンサン・グロ。


 だけれども彼のワインはナチュラルだし、しっかりとブルゴーニュ・ピノ・ノワールの神髄を伝えてくれたと感じます。是非、2017年のグロ・フレール・エ・スール、飲んでみて欲しいと思います。noisy のところで買わなくても結構ですが、出来る限り良いコンディションのものをお探しください。



■以下は最新のエージェント資料(雑感?)です。

 昨年同様にSO2ゼロとなります。トータルSO2は10m以下となります。セラーでの定温管理必須となります。

 昨年の2016年は、改めて酸化防止剤の無いワインにおける管理状態の差を教えてくれました。お陰様で、非常に良い反響をいただけた反面、管理の良くないグロ・フレールと混同されたとの声もありました。大人の事情からか、あまり声高に喧伝されていないようですが、グロ・フレールは今までと同じ感覚で取り扱ってはいけないワインになっております。

 しかし昨年飲んだ時の衝撃、SO2フリーならではの浸透性の高い流れ落ちるような質感は昨今のブルゴーニュの中でも突出しています。改めて管理状態を含め、デリケートなワインのため管理の行き届いたグロ・フレールの良さを伝えて参ります。

 また、懸念事項の豆香は3月のバレルサンプル試飲の時点では感じませんでした。


 ヴァンサン・グロ率いる新生グロ・フレールについての露出の少なさは各社含めて情報の乏しさも相まっているように思います。グロ・フレール&スールの名前を一躍知らしめたベルナール・グロ。息子のヴァンサン・グロがドメーヌに戻り参画したのは2009年。

 除草剤をやめ除草のための機械を取り入れ、少しずつ変革が始まります。トネリエと話し合い、樽のための木材から過失の温度、材質や乾燥の方法…現地雑誌でヴァンサン・グロはこのように語っています。

『私たち(若き当主ヴァンサンは一人称を“私”ではなく“私たち”とします)の16の区画はすべて同じもので同じ葡萄です。同じ樽の中で同じ手法で醸造しています。私たちはすべてのワインに対して同じように接し、同じだけ注意を払います。土地と地勢が違いを生むのです。ヴィニュロンはワインにアイデンティティを与えます。しかしながらテロワールこればかりは私たちの手を逸脱した魔法なのです。私はビオの方法を適用しようとは思いません。自然の求めるままにすることと技術の進歩を利用することの中間で私たちは正しい均衡を見つける必要があります。

(意訳・翻訳 村岡)




 以下はベルナールの時代のエージェント資料です。
《音楽が果実を魅了するとき、美しい音色がワインに昇華させるのか、あるいはワインが音色を奏でるのか・・・》

 ドメーヌ・グロ・ フレール・エ・スールは、コート・ド・ニュイ地区の中心部、ヴォーヌ・ロマネに立地する、ルイ・グロの遺産の相続分割によって1963年に誕生したワイナリーです。

 初めは、4人の子供のうち、コレットとギュスターヴの2人が相続した区画を、一族のワイナリーに統合していました。
1984年にギュスターヴが亡くなると、甥のベルナール・グロが、コレットを支えながら仕事を引き継ぎます。
ベルナールは、次々とブドウ畑の植え替えを行いました。

 コンクール・エ・コルボアン村(ヴォーヌ・ロマネの北に位置する小集落)の、AOCブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイの良い場所にも、あらたなブドウ畑を設営し、ドメーヌの作付面積を12ヘクタール増やしたのです(ピノノワール:9ha、シャルドネ:3ha)。由緒あるテロワールを尊重しつつ、そこに近代的な最良の技術を調和させ、優れたワインをつくり上げるという使命感をもって、ドメーヌは現在、8つのアペラシオン地区に分布する20ヘクタールのブドウ畑を所有し、事業を展開しています。

《畑がテロワールの名声に値する品質を提供するならば、気候と土地を受け入れなければならない》

 畑では収穫量を制限しブドウを成熟させる為に一年中沢山の仕事があります。光合成のおかげで太陽が糖分とフェノール化合物を生成し、それがワインのアロマと色調を引き出します。
整枝:樹の仕立てがグイヨでもコルドン・ロワイヤルでもたった8房しかそれぞれの樹には残しません。
摘芽:他の芽を取り除くことでメインの房の樹液を増やすことができます。
摘芯:樹の枝の先端の芽を切ると糖分を残す為のプロセスが引き起こされます。これにより、糖分が葉を成長させるのに使用されなくなり、樹は先端の部分(ブドウの房)を育て始めます。
グリーン・ハーヴェスト:糖分をブドウの房に集中させる為に、ブドウが色づきする前の時点で一株につき房は数個しか残しません。
除葉:葉は日の出の方角で果房の高さに取り除かれます。そうすると、ブドウが太陽に照りつけられすぎることはなく、房との距離が適正になり、腐敗による病気も防げます。

《醸造は修正を加えることなくブドウの収穫と適合しなければならない。》

 収穫されたブドウはドラポー(金属冷却装置が設置されたタンク)で伝統的な方法で処理されます。発酵が始まる前に、果汁はタンクの底から出され、果帽の上に置かれます(ルモンタージュ)。発酵が始まったらすぐにブドウは一日二回上下に攪拌されます(ピジャージュ)。これらの過程は色味やアロマやタンニンの抽出を促します(果皮のアントシアニン)。

 しかし毎年収穫されたブドウに順応しなければいけない為、ピジャージュはとても繊細な作業です。ブドウの成熟度と衛生的な品質によって、慎重に考えられなければなりません。 ブドウが何も考えずにピジャージュされるならば、ワインの味と構造は適切でない場合があります、これはタンニンに最も特に影響を及ぼします。

《一番重要なことはブドウが完璧に熟した時に収穫することです》

 収穫の前にきちんとブドウの世話をして、成熟具合をそれぞれの区画ごとにチェックします。ブドウをできるだけ傷つけないようにして収穫します。これは結果としてとても重要なことです。収穫は木箱に入れて手摘みで行う為、ブドウが破砕してしまうこともありません。一番良いブドウを選び選果台の上で手で選果し、そのアペラシオンにふさわしいグランヴァンのワインを造ることができます。

《ワインの品質は最終的に決定するものは樽の品質でもある》

 木樽とワインは2000年以上前から関連付けられていました。2000年ほど前は、木樽はただの容器としか考えられていませんでしたが、樽熟成はその後、多くの長所を明らかにしました。使用しているオーク・バレルは、"barriques bourguignonnes"という名前で知られている228リットルのブルゴーニュ産の樽です。樽に使われる木自体は、ブルゴーニュ近郊のFor?t des Bertranges産のものです。ドメーヌは木を買って、樽を造ります。木は乾燥させられ、2年間樽工場で熟成させます。トースティングされた木は、バニラ、チョコレート、スパイスなどの特徴的な香りをワインに及ぼします。

 ワインのタンニンは木樽のタンニンに由来し、完璧な組み合わせになります。そして、樽の気孔はワインへ微量の酸素処理を行い、ワインに甘みを持たせます。これは、ワインが酸素と空気が触れ合うためです。樽のおかげで、ワインは進化しながら熟成することができます。


2019 Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ

16320
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール

■2017年もの リアルワインガイド第66号 今飲んで 90 ポテンシャル90+ 飲み頃予想 今~2035
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¥7,990 (外税) 
【柔らかで優しい・・アルコール分の低いベースキュヴェと、アルコール分がそこそこ合ってエキスが超美味しい上級キュヴェを繋いでいるのがこのヴォーヌ=ロマネ村名です!】
 超絶にエキスが美味しいヴォーヌ=ロマネ1級の圧巻さには及ばないものの、優しい穏やかな美味しさと、エキスがアルコールにしっかり溶け込んでいる感がちゃんと伝わって来るのがこの村名ヴォーヌ=ロマネです。

 他のコラムでも書きましたが、基本・・余り高めのアルコール分のブルゴーニュワインは好みでは無い noisy です。しかし、2019年のグロ・フレールはそうはなりませんでした。

 この村名ヴォーヌ=ロマネ、香りもしっかり立ち、スピードも有り、エレガントなんですが、ちゃんと中盤以降押してくる旨味が有るんですね。しかも注いで15分ほど経過すると、その複雑性が高くなり、ボディはさらに膨れ上がり、しかし・・

「饒舌になりすぎない、うるさくならない美味しさ」

が有るんですね。


 実はnoisy 的には、このようなタイプに出会ったことが有りません。高目のアルコール分のブルゴーニュワインは、やっぱり「強い!」と・・過ぎる感で萎えてしまうんです。

 ところが2019年のグロ・フレールには驚かされました。まぁ、アルコール分が高目とは言え、滅茶苦茶高い訳ではありませんが、結構に神経質なところの有る・・いや、そう自覚している noisy 自身、シビアに感じてしまう部分なんです・・他の方が気にしていないとしても。

 そして、このような少しアルコール分が高めに出たブルゴーニュワインは、しっかり保つワインになります。5年、10年じゃ全く下手らないんですね・・。

 さらには、今飲んでも結構に美味しいです。飲んで行くとどんどん膨らんで来ます。しなやかな美味しさとヴォーヌ=ロマネ的柔らかく暖かめの酸とスパイスの味わいが、何とも素晴らしいです。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【2018年ものも・・結構ビゾっぽいです!】

 流石に2017年もののような、モロにドメーヌ・ビゾのヴォーヌ=ロマネ風な味わいは僅かに薄れたかもしれません。それでも味筋は結構に似通っています。

 2018年ものはアルコール分が結構出ていますので、2017年ものよりパワフルに感じられると思います。本来ですとアルコール分の出辛かったブルゴーニュ・ピノ・ノワールにとっては、素晴らしい出来事では有るんですが、リリース直後の味わいだけを考えますと、ボリューム感が先に出て来るかな?・・と言う感じもします。

 しかしながらそのボリューム感こそは、エージングで磨かれてゆくのがワインの常識でして、ワインの評論家さんたちがコケにした1976年もののその後の評価を考えれば、

「今も美味しいが先行きはもっと楽しみ!」

と言うのが正解かと思います。


 またこのキュヴェには、先のエシェゾー(・レ・ロアショース)から弾いた部分が入っていますので、それが垂直方向のボディ感をさらに深めているようにも思います。

 今飲んでヴォーヌ=ロマネの豊かさを感じさせ、10年以上寝かせておおらかでゆったりしたヴォーヌ=ロマネの存在感を見せてくれるはずの村名かと思います。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【ドメーヌ・ビゾを彷彿させるナチュラルなヴォーヌ=ロマネ!・・自然派大好きな方にはドンピシャ!】

 ま~・・あのグロ・フレールがね~・・こうなっちゃうのね~・・と、驚いた2017年ものです。その中でもトップのナチュラル度を誇るのがこの村名ヴォーヌ=ロマネでした。一口すすって・・

「・・お~・・ビゾだ~~!」

と思っちゃいましたよ。ビゾの「オー・レア」にそっくり・・と言うか、ビゾのオー・レ・アに有る「角」をさらに丸く磨いて「引っ掛かりを無くした感じ」だと・・思わず口にしそうになりました。

 でも、目の前には愚息がおりますので・・そういうことは言いません。自分で感じて欲しいからですね・・頭の中に余計な言葉をインプットしてしまうと、その言葉だけが独り歩きしちゃいますから・・。

 ビゾのオー・レアもそうでしたが、ヴォーヌ=ロマネらしいフィネスを損なわずに、ナチュラルな風味を多く持っていました。巨大な構造では無いものの、しっかり膨らみ、ディテールの細やかなこと!・・この辺りはヴォーヌ=ロマネの格が成せるものでしょう。

 しっかりと丸い中盤のパレットから、滲みだすような清冽な水の余韻が実に長いです。果実感は鼻に抜けつつ、滅茶美味しい清冽な水の余韻が舌に残像として残るんですね。

 このワインは、ヴァンサン・グロが言う、

「並みの自然派と先鋭的ビオディナミストの中間」

においては、

「並みの自然派」を1とし、

「先鋭的ビオディナミスト」を10とするなら、安易には、ヴァンサン・グロの立ち位置は

「5」

と言うことになりますが、このワインは、「6~6.5」です。


 結構にナチュラル度が高い・・と言う判断ですね。揮発酸は有ります。止まっているのでこの先、増えることは考えられませんが、落ち着いてくることは有ります。そして、この揮発酸が無ければ、ナチュラル度は「5」ほどにグンと下がります。

 なので、揮発酸系が苦手な方には「無理」です。

 しかし、ナチュラルワインがお好きな方には、全く問題が無いレベルと言えますし、揮発酸バリバリのアヴァンギャルドなスタイルがお好きな方には「物足りない」でしょう。

 継ぎ目無く滑らかで柔らかく美しいヴォーヌ=ロマネでした。是非ご検討くださいませ。


2019 Grands-Echezeaux Grand Cru
グラン=ゼシェゾー・グラン・クリュ

16324
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フラジェ=エシェゾー
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール

■2017年もの リアルワインガイド第66号 今飲んで 93+ ポテンシャル 94+ 飲み頃予想 2023~2050
■エージェント情報
0.37ha、Clos de Vougeotの壁のすぐ後ろ、Domaine de la Romanee Conti の所有区画の隣。
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¥34,800 (外税) 
【2017年ものの物凄いナチュラルさは・・どうなったのか・・と気になって仕方ありませんが!D.R.C.のパーセルのお隣です。】---飲めませんでした。以前のレヴューを掲載しています。
 こちらも飲まなかったキュヴェです。2017年ものをしっかり飲んだので・・すみません。実は2017年のグロ・フレールは、上級キュヴェを散々テイスティングしたため、利益ほぼ無し・・でした。

 なので2018年ものの上級キュヴェのテイスティングをエシェゾーまでにとどめ、その分をお客様に還元しようと言う訳です。

 ここのパーセルは、あのD.R.C.のお隣ですが、その昔まだD.R.C.のワインがリーズナブルだった頃・・エシェゾー1.5万、ロマネ=サン=ヴィヴァン2万・・みたいな頃、やはり人気だったのがグラン=ゼシェゾーでした。D.R.C.のエシェゾ-を買うくらいだったらもう少し出してグラン=ゼシェゾーを・・みたいなノリだったと思います。

 でも、D.R.C.のエシェゾーの大当たりを引いたことのある noisy は、果実の乗りの良いグラン=ゼシェゾーより、よりエキスが美しいエシェゾーも捨てがたかったなぁ・・などと思い出します。もっとも昨今は全く飲めませんが!ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【xxさんを質に入れても飲みたいグラン=ゼシェゾー?・・ここまでナチュラルなグラン=ゼシェゾーはnoisy も初めてです!】

 左の写真は、大きさ以外は全く弄っていない、「素」のままです。実に深淵な色合いです。エッジにも先鋭なナチュラルさを思わせる危険な色合いは全く感じられません。

 しかしナチュラルです。まずは、ナチュラル度ですが・・

 ヴァンサン・グロが言う、

 「並みの自然派と先鋭的ビオディナミストの中間」

において、

「並みの自然派」を1とし、

「先鋭的ビオディナミスト」を10とするなら、安易には、ヴァンサン・グロの立ち位置は

「5」

と言うことになりますが、このワインは、「5」と言うのが noisy の判断です。なので、noisy的理解としますと、

「ヴァンサン・グロが目指しているのはおそらくここのナチュラル度」

と言うことになります。


 いや~・・バカですね~。今飲んだって勿体ないだけなのは判り切っているのに開けちゃうんですね~・・。愚息にも言われてしまいました。

「・・開けちゃうの?」


「やるときは・・やらんと・・ね」

と言いながら、ちょいちょい・・ビビってましたが、一度決めたらやり通さないと・・と思って開けちゃうんですね。でも、このグラン=ゼシェゾーを開けたから良かった。「5」にならなかったら、次は

「リッシュブールの抜栓」

が待っていました。全体像を見通せないのに・・想像すらできないのに、まともなご案内などできませんからね。「5」で・・良かった・・す。


 いや、実に素晴らしい・・気品に溢れる、ピュアでナチュラルな素晴らしいグラン=ゼシェゾーでした。最後は凄い清冽な水を感じさせる余韻を長く感じさせてくれます。

 まぁ、こう言ってしまっていて何では有りますが、滅茶美味しい水って・・さほど長く余韻は無いんですけどね・・。その余韻の記憶みたいなものを脳がずっと感じているのかな?・・などと思っていますが、その清冽さが実に良いんですよ。シリュグのグラン=ゼシェゾーもそうでしたけどね。似ていますが、シリュグはそうなると、ナチュラル度は「1~1.5」ほどです。

 で、飲めてしまうのは間違いないですが・・これはもう、勿体ないの極致です。今開けると後悔します。

 リアルワインガイド第66号は飲み頃は2023年から・・と言うことで、ほぼ同様の感想です。5年くらい待った方が良いかと思います。

 そして、揮発酸はほぼ検出限界です。・・なるほど・・ヴァンサン・グロが目指しているのはそこで有って、このナチュラルな美しさと細やかなディテール表現で有ることが判ります。

 いや・・素晴らしいグラン・クリュでした。このワイン、セラーの無い方には無用でしょうが、まともなセラー温度ではないショップにも無用にして欲しいです。

「ピュアでナチュラルなヴォーヌ=ロマネ(+近郊)のワイン!」

 ヴァンサンの目指すところは正しいと思います。まだまだ伸びると感じました。是非飲んでみてください。超お勧めします!


ジャン=ルイ・シャーヴ

ジャン=ルイ・シャーヴ

フランス Jean-Louis Chave ローヌ
● ローヌの偉大な生産者、ジャン=ルイ・シャーヴの2016年のドメーヌライン、2017年を中心としたセレクスィヨンラインの到着です。

 いや~・・凄いです。全房の雄、グラムノン的ピュアさと、どこかラヤスを感じさせる官能感をも得た素晴らしい味わいです。圧巻と言って良いです・・何てったって、ドメーヌもののエルミタージュ赤白も、セレクスィヨンもののエルミタージュ赤白も飲んじゃってますから・・。

「全部まるっとお見通しだい!」

と言いたいと思ってます。


 1481年に立ち上げられ、6世紀にわたってエルミタージュのワインを造り続けているこのドメ ーヌはモーヴの町に居を構えています。16代目現当主であるジャン ルイ シャヴ氏は温厚で真面目な性格で、畑での仕事を第一に考えています。所々に設置してある電灯の下に行かないとテイスティングコメントも書けないほどの漆黒と静寂に包まれた地下蔵から屈指のワインが生まれます。
 エルミタージュに使われる葡萄の畑は合計28haで赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまで待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。

 白は8割は樽で残りはステンレスタ ンク、赤は樽のみで醸造され、18~24ヵ月間熟成されます。エルミタージュに使われる葡萄の畑は赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまでじっくり待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。白は8割は樽で残りはステンレスタンク、赤は樽のみで醸造され、18~24か月間熟成されます。

「エルミタージュはアサンブラージュのワインである」
 というジャン ルイ氏の信念に基づき、区画ごとに醸造されたワインは試飲が繰り返し行われ、最後に神業の如きアサンブラージュによって仕上げられます。J.L. CHAVE SELECTION

ジャン ルイ シャヴ氏の「ドメ ーヌでは偉大なワインを、ネゴシアンではおいしいワインを」という想いに基づきながら、ドメ ーヌワインと同じように造られています。葡萄を買ったり、ドメ ーヌで使わなかったワインを使ったりと、テロワールを活かしながらもリーズナブルで飲みやすいワインを目指しています。


2017 Hermitage Farconnet Rouge / J-L.Chave Selection
エルミタージュ・ファルコネ・ルージュ ジャン=ルイ・シャーヴ・セレクスィヨン

16220
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
エルミタージュ
ジャン=ルイ・シャーヴ

■エージェント情報
 シラー種100%。名前の由来は昔の親戚の名前。樹齢10~60年でエルミタージュの丘の麓にある、小石が多い粘土質土壌の「Diognières(ディオグニエール)」はスパイシーさを、砂と石灰質が多い粘土質土壌の「Péleat(ペレア)」は繊細さを、円石土壌の「Greffieux(グレフュー)」はフレッシュさをそれぞれ表現する。白胡椒の香り、フルーティでドメーヌ物より早いうちから飲める造りになっていますが、複雑さと凝縮さもしっかりあります。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,990 (外税) 
【素晴らしいです!・・しっとりとしつつ清楚・・でもしっかりな果実をミネラリティがしっかり支えています!日本人に好まれるのは間違い無し!】
 素晴らしいです!・・写真も後光で白飛びしちゃってます・・すみません。

 そもそも同じ場所に置いて、ほぼ毎日同じ時間に同じカメラで写真を撮っていて、これほど違いが有るのはどうも解せませんが、

「ワインのほとんどが果皮・・みたいな色合いの、まったく派手だと感じさせない清楚で瑞々しい味わい!」

なんて、想像できるでしょうか?


 このワインをテイスティングしたのはもう2カ月前ほどになるんじゃないかと思いますが、あまりに素晴らしいので、フィネスさんの担当さんにおもわず電話をしてしまいました。

「いや、今回のシャーヴ・・どれも素晴らしいんだよね・・」

と言うと、

「そうなんですよ・・どれも本当に美味しいんです!」

 やはり、全編を通して感じられる瑞々しさ、ミネラリティが半端無くたっぷりなのに、それに違和感を覚えないと言う不条理さ?・・みたいなものが、飲み人の感覚に関与しているように思います。これはシャトーヌッフのラヤスとはむしろ正反対に近い方でも有りますが、一周回って・・同じなのかもしれないとも思ってしまいます。ラヤスは醸造で官能さを描き、シャーヴは時間でそれを感じさせる・・それならもしかしたら一緒では無いか?・・

 それでいて、真実は濃密なのに、それをミネラリティの支えで「サラッと」「瑞々しく」感じさせるのは、栽培におけるナチュラルなアプローチもあるはずかとも感じます。

 エルミタージュらしくとても大柄ですが、時にエルミタージュに感じる「大雑把さ」は無く、「ダルさ」も無い・・むしろ「緻密」です。

 ある意味、新世代のエルミタージュなのかもしれません。驚きを持って楽しんでいただけるに違いない・・「滅茶安い!」エルミタージュ・ルージュ、是非飲んでみて下さい!超お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【超絶なピュアさと官能感を得た精緻なエルミタージュです!・・素晴らしい!】


 「ぎゃ~っ!」

 っと、声が聞こえて来そうです・。この凄い色、見てください!・・かっこえ~ですよね~~!上は2015年で下が2014年です。

 このエルミタージュ・ファルコネに関しましては・・非常に判りやすい・・です。

 まず、このずっと下の方にある2013年もののコラムをお読みいただき、是非写真もご覧ください。非常に精緻で美しい涼やかささえ持った・・綺麗なエルミタージュでした。


 で・・2014年ものはその延長上に有り、ピュアさを持ちあげて来ています。葡萄そのものの質が偉い綺麗で、純粋な美味しさを感じていただけると思います。葡萄そのものの美味しさがストレートに有り、ミネラリティ由来の複雑性をしっかり感じられると言う素晴らしい仕上がりです。


 そして2015年もの・・やや写真は黄色が強いので申し訳ないんですが、2014年のピュアさに加え、「官能さ」まで出て来ています。ドメーヌものだと、なぜかそれは2015年ものと2016年ものに置き換わっています。どういうことなんだろう?・・そこまでは判りませんでした。

 しかし、近年のジャン=ルイ・シャーヴは、他のコラムでも書きましたが、グラムノン的に超絶にピュアなニュアンスと、ラヤスやアンリ・ボノー的官能さが出てきているんです。

 ジャン=ルイ・シャーヴのエルミタージュと言えば、滅茶精緻で、理路整然とした味わいが、時にメカニカルに感じることも有ったと思います・・が、そこに官能感さえ入って来た・・。本来は背反する要素では無いかとも感じられますが、現実に、それが出来てしまっているんですね。

 美しくピュアで精緻、複雑な2014年ものに、官能感とピュアさを加えた2015年ものです。是非・・これは飲んで欲しい・・そう願っています。



 以下は2013年のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【ただ濃いだけのエルミタージュにさよなら!・・美しさを持ったブルゴーニュ的姿を見せる、適度に濃くエレガントなエルミタージュです!】


 比較的リーズナブルな価格帯のエルミタージュ・ルージュです。色々と調べてみるとスペクテイターが2011年ものに91Pointsつけていましたね。ドメーヌものの方はアドヴォケイトもしっかり評価しており、95Points 、ティム・アトキン氏は96Points と物凄い評価です。

 こちらのエルミタージュ・ファルコネ2013年も、今年の初夏に届いてますので充分な休養です。飲んだ印象からは・・これで91点だとすると、採点者・テイスターさんはエルミタージュが嫌いなんだろうなぁ・・と思っちゃいますね。まぁ・・そこでブレが無ければまだ正しいんですが、ただ好き嫌いで点を付けてるだけじゃダメだろうと・・。

 noisy 自身としても、例えばリアルワインガイドで評点を付ける訳です。勿論、

「あ・・このスタイルは好きだな」

とか、

「ん・・これは・・ごめん・・」

と思ってしまうのは有りますよ。でも、それは評点には全く影響しません。それって単に「好み」ですから・・自分が扱うかどうかには影響しますが、

「評価点に好き嫌いを持ち込んだらテイスターとしては二流」

と思ってます。販売者と言う立場なら、

「私、これ大好きです!」

と言って良いし、言うべきかもしれませんしね。


 ローヌの素晴らしいワインを飲むにつけ、本当に素晴らしいな・・と思えるのは、

「美しいミネラルと酸が存在すること」

が必須で有って、結局はそこを一番見ています。


 どんなに豊かで超高質なチョコレートみたいな風味を感じても、「ただそれだけ・・それに近いだけ」と思ってしまうことも有ります。ミネラルも酸も無い、ただ甘味に寄っ掛かったような風味です。そこに極上のタンニンがたっぷり有れば、むしろボルドーバランス風で良いワインだと感じるかもしれません・・がそれもバランスですね。

 このエルミタージュ・ファルコネ2013年には、「・・自然派かい?」と思えるようなナチュラル感が少し有って、やや白い伸びやかなミネラリティがたっぷり有り、しかも涼やかな酸がちゃんと有るんですね。ブルゴーニュっぽいバランスです。これはエルミタージュ・ブランシュ・ブランとはまた少し違った印象です。白の方はちゃんとローヌっぽさが有った上でのバランスなんですが、こちらはブルゴーニュっぽさが有った上での豊かな印象なんです。

 エルミタージュ・ルージュですからシラー100%・・確かに豊かでは有りますが、その美しい酸とミネラリティの存在により、とても素晴らしいバランスを形成していると思えます。

 個人的にはむしろこの方が好ましく・・いや、ここは好き嫌いで良いんですよ・・某ボルドー右岸のエノロジストさんのワインのように、黒くてふくよかで豊かで・・もっと濃くて・・また豊かで・・と、同じことばかりをリフレインしてしまうような一辺倒な味わいは余り好かんのですね・・。

 それに対し、こちらのファルコネは美しさを感じられるような見事なバランスだと・・感じます。この辺の判断は、おそらくマッチョでファットな味わいが大好きな「欧米か!」(・・古・・)の評価者の方々とは、かなり感覚が違うと思われ、日本人には日本人が好きな味わいが有る=noisy が何とか生活できることに繋がっているのかな・・と思います。

 飲んでみると、その昔、ボルドーの高級シャトーものに混ぜられた・・と言うような歴史も感覚として理解できるほど、個人的には素晴らしいと・・思ったエルミタージュです。ただ濃いだけのエルミタージュでは無く、サン=ジョセフやコルナスとも違う・・エルミタージュの複雑な豊かさを表現できているエルミタージュです。お勧めします!ぜひ飲んでみてください!


2017 Hermitage Blanche / J-L.Chave Selection
エルミタージュ・ブランシュ ジャン=ルイ・シャーヴ・セレクスィヨン

16224
自然派
白 辛口
フランス
ローヌ
エルミタージュ
ジャン=ルイ・シャーヴ

■エージェント情報
 マルサンヌ種100%。樹齢50~60年で鉄分豊富な粘土とシロッコと呼ばれる地中海方面からくる風によって運ばれてきた細かいルース(黄土)土壌の「Maison Blanche(メゾン ブランシュ)」の区画の畑主体です。蜂蜜やメープルシロップ、アカシアの花の華やかなアロマ、エレガントなオイリーさで早いうちから楽しむことが出来ます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,990 (外税) 
【超大柄なのに繊細!今飲んでも実に美味しい!ナチュラルさとピュアさを感じさせる、めちゃ詰まったルーサンヌです!】
 黄色いですね~!・・黄色がしっかりしてます!・・以前、一度か二度だけ飲んだことの有る、あの滅茶高い、もう少し南の産地のルーサンヌ100%の凄く高いワイン・・・(^^;; も、色の濃さは凄かったです。でも酸は弱めだったかな・・(^^;; とても美味しかったですけどね。

 そしてジャン=ルイ・シャーヴのドメーヌものの白・・も何度も飲ませていただいてますが、やはり「豪放」「豪奢」と言った表現がふさわしい非常に大柄なワインです。果実の「熟」に重きを置いた感じがします。

 ですが・・2017年もののブランシュには驚かされました。ハッキリ言って・・

「ドメーヌもののエルミタージュ・ブランには・・似てない!」

です。・・いや、そう感じたんですね。


 むしろ2019年もののサン=ジョセフやクローズ=エルミタージュの「冷ややかで美しいエキス」に共通して感じるものと一緒で、ただエルミタージュの豪放さなどの特徴はしっかりある感じなんですね。

 分析的に言えば、冷涼な酸がしっかりたっぷりある2017年のブランシュ・・そこから言えば、今まで飲んできたドメーヌもののエルミタージュ・ブランは「熟れている」故に酸は弱い・・そんなイメージです。それがこの白のブランシュにも、また赤のファルコネにも同様に言えると感じました。

 その上で、今まで以上にミネラリティが高いので、これ・・美味しく無い訳が無いじゃないですか。果実表現はより冷ややかになりながらも「豪奢」な果実です。むしろブルゴーニュ・シャルドネに近い熱バランスですね。だからより「近くにいる感じがする」んです。

 ドメーヌもののエルミタージュの存在が、このワインの海外メディアの評価が見当たらない原因になっていますが、セラー・トラッカーで93ポイントというのが見当たりました。まぁ・・noisy的にはもっと付けますが、評価者も少ないですし仕方が無いかな?・・それよりも日本のワインファンの方にもっと知って欲しい・・素晴らしい白ワインだと思います。是非ご検討くださいませ!お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【ドメーヌもののエルミタージュ・ブランより冷ややかで繊細!・・これはこれで非常に素晴らしいです!】

 こちらはサン=ジョセフ・ブランとは1年、遅れて到着していますので、2014年ものと2015年ものの対比になります。2015年ものと2016年もののサン=ジョセフ・ブランほどは変わりません・・。

 オイリーで熟した果実のたっぷりある味わいです。透明感のあるミネラリティが豊富に感じられ、ローヌバランスとまでは緩く無い酸とともに下支えしています。この酸のお陰で、このたっぷりとある粘性、果実感が生きる訳ですね。

 ほんのり白胡椒などのスパイスが生き生きと香り、中域からは2014年ものは少し練れた感じに、2015年ものは若々しく果実のアロマが伸びて来ます。余韻は粘性を感じさせつつ、グラマラスなボディを再帰させつつの長いもので、非常に心地良いです。

 まぁ、ドメーヌもののエルミタージュ・ブランは、たまげる位に大きい構造と物凄い表情を見せつけますので、さすがに追いつきはしないものの、

「普段飲むにはこの位が適当」

だし、

「余り飲み時を意識せずとも、ワイン側が対応してくれる」

部分が大きいので、むしろセレクスィヨンの方が扱い易いと言えるかもしれません。

 ドメーヌものは、もうそのボトルだけで完結出来てしまいます。セレクスィヨンものもその傾向は有る・・と踏むものの、実際に食事と一緒に飲んでいると、その対応力の素晴らしさに感動してしまいます。

 だって・・エルミタージュ・ブランシュを飲みながら「焼き魚(ホッケ)」とか・・平気なんですよ・・。まぁ、時にヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンの出番が有るにせよ、

「普通の神経なら、饒舌なエルミタージュ・ブランがそんなに対応力が有るとは思わない!」

ですよね。


 noisy とて、好き好んで、わざわざそのようにしている訳では無く、たまたま、そうなってしまった状況に対応していると、いろんなことも判ってしまった・・と言うことなんですね。

 何とか普段、飲める価格帯だと思います。2014年の方が練れてます。2015年ものは若々しく、スパイス感も有りますが・・美味しく飲めちゃいます。どっちがお勧めと言うことも無いですが、是非、北ローヌを代表する素晴らしい白ワイン、飲んでみてください。お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【スッピンのエルミタージュ!2011年のフルーツバスケットの巨大さとも違い、甘く無く冷ややかでしなやかな、少しブルゴーニュチックな仕上がりです!美味しい!】

 暑い年の、少しバターっぽく、蜜っぽく、柔らかな酸にほんのわずかな甘味を持つエルミタージュこそ、もしかしたら真のエルミタージュなのかもしれません。

 でも2013年はそうは仕上がらなかった・・のが幸いして、非常に「好みに近い」ような味わいになっています。

 確かにゴージャスさは2011年のブランシュには適わないかと思うんですが、この「涼やかな繊細さ」は、2011年ものは見当たりません。

 むしろ、贅肉を排し、筋肉のみになったスレンダーなボディだからこそ、仄かに香るフラワリーなアロマに混じり合うスパイシーさが非常に心地良く、引き締まったボディと、そこからの還り香が心地良いです。この還り香の部分は、いつもだとボリューム感が満ちていますが、むしろ柑橘系果実の余韻のような・・ニュアンスで、ブルゴーニュのシャルドネに少し近く、2005年のパカレの「アンディジェーヌ」に似ているような気もします。

 決して弱く無く、芯のしっかりしたブランシュでした。お勧めします!とても良い出来、スッピンのエルミタージュをご堪能くださいませ。


2018 Saint-Joseph Rouge Magnumbottle
サン=ジョセフ・ルージュ・マグナムボトル

16103
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
サン=ジョセフ
ジャン=ルイ・シャーヴ

Robert Parker's Wine Advocate 92-94 Points
Vinous 92-94 Points
Jeb Dunnuck 93Points

■エージェント情報
 シラー種100%。樹齢は5~100年以上。花崗岩土壌でストラクチャーを表現する「Baschasson(バシャソン)」、柔らかくきめ細かい粘土質で凝縮感を出す「Dardouille(ダルデュイユ)」、そして将来単独で瓶詰するであろう、沖積土でミネラルと深みを表す「Clos Florentin(クロ フロランタン)」などの区画をアサンブラージュして造られます。シラー特有のがっちりとしたタンニンがあり、果実味もたっぷりしていて飲み応えがあります。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥20,800 (外税) 
【海外メディアは上値95ポイント!・・・ハイポテンシャルのクロ・フロランタンが抜けた村名ブレンドでも凄い評価です!】
 こちらもnoisyは後で飲めるかもしれないので・・いや、このパターンは実は結構に多くて、「飲めませんでした」と言いつつ、しっかり後で飲んでいたりしますが、結局そのレヴューは書かないので、お客様は多分、

「・・飲んでないのね・・」

と思っていらっしゃるのでしょう。

 2018年ものは相当に良さそうですが、数もまた非常に少ない・・エルミタージュ・ルージュ以外は・・ですので、今のところはテイスティングを回避しています。

 以前は独立した「クロ・フロランタン」までバッティングしていましたが、現在は変わっています。クロ・フロランタン2018年はついに「ブルゴーニュのグラン・クリュ並み」の96ポイントまで伸びて来ましたので、村名畑のブレンドである「サン=ジョセフ」の地盤沈下が心配されましたが、

「クロ・フロランタンが抜けても評価は上がり続けている」

のが現状です。


 むしろ濃密なエルミタージュよりも、表情が直接感性に届いてくる感じがするサン=ジョセフの美味しさ・・「ワイルドだろ~?」・・「でもエレガントだろ~?」と、ワインが言って来ているようにも思います。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【この一段と美しい、でも落ち着いた見事な色合いからの味わいを是非想像してみてください。・・きっとそのままの味わいです。】

 びっくりするような高質さを見せる2017年のエルミタージュを、赤も白も1本ずつ、開けてしまいましたので・・さらには、さすがにフロランタンは思い留まったものの、バラでしか届かないドメーヌもののサン=ジョセフも開けてしまいましたので、営業的にはこのグラスの色合いのようにはならず、もっとボージョレのような儚い感じの色になってしまっています。

 ワインを販売すると言うことは、基本的に「八百屋さんや魚屋さんと一緒」だと思っていますので、見た目での判断・・鮮度が良いとか悪いとか、そろそろ美味しそうだとか早いとか・・も有りますし、そもそもはその判断が正確なものでないといけないし、その存在のヒエラルキーも判っているべきだし、入荷したもののチェックも当然するべきだと思ってます。

 しかしながら昨今の日本の小売業は、人間を育てる方向性を持っているのかいないのか・・どうも全てはロボットにやらせたら良いような、「プログラムを間違えずにただ実行する」だけの人間にしか、育てられていないように感じられてなりません。ほとんどアルバイトさんに丸投げじゃぁ・・ね・・。そうやって人件費を抑えることだけに終始していては、先が思いやられてなりません。

 昔は確かにブルゴーニュワインは2~3番手の人気でしたから、そんな部分を多く扱う、ある意味、「変なショップ」であった訳ですね。世の中は「ボルドー」ばかり見ていました。

 noisy的には、熟成に時間が掛かるボルドーよりも、短い熟成で美味しくなり、しかもその美味しい期間の長いエレガントなブルゴーニュワインが好みだったのも有り、そんなショップへとなってしまった訳です。

 ローヌのワインも実は嫌いな訳では無く、コート=ロティもコルナスもエルミタージュも、そしてこのサン=ジョセフも、高質なシラーの熟成を知ってしまえば、

「むしろ大好き!」

になってしまうのも仕方が無いことでは有ります。ボルドーだって、メルロは大好きですよ・・。カベルネは完熟すると本当に凄い香りになりますが、そこまで行くには本当に長い時間が掛かってしまいます。


 2017年もののサン=ジョセフは、余りに凄いエルミタージュと、とんでもない差が有るか?・・と聞かれれば・・ちょっと返事に詰まるかもしれないほどに、上質な出来になっています。

 2015年ものと色の比較をしてみても、その辺のニュアンスは伝わるかと思います。2015年ものはよりフレッシュ感のある赤が良く見えますが、2017年ものには余り無く、エッジの少し内側に幅狭く見えるだけです。

 非常に果皮の密度の高い、ベルベッティで、ほんのりワイルドさの漂うアロマと肉厚さです。果実はやはりカシスですが、これもとても上質。しっとりとしたスパイスが穏やかに、しかしスピード感を持って感じられます。

 エルミタージュのような太い帯域感では無く、ややスレンダーさを感じさせる縦伸び系の構造です。ついつい・・グラスに手が伸び、その果皮の上質さを愛でていると、グラスのワインの減りが早い・・(^^;;

 これ、3~5年したらもっと凄くなるんだろうなぁ・・・と思いますが、今飲んでも滅茶美味しいので、高域まで美しく伸びて行くこの味わいを是非、ご堪能いただきたいと思います。素晴らしいです。お勧めです。


以下は以前のレヴューです。
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【クロ・フロランタンには及ばなかったようですが、このプライスと評価、出来でドメーヌものは超お買い得!】

 サン=ジョセフ系の2016年は飲めなかったので・・すみません。2015年ものも滅茶旨かったですが、2016年ものはそのメディア評価をも超えて来ています。

 やはり、あのピュアさでしょうかね~・・。確かめたいところですが、懐に余裕が無いので・・すみません。


【ドライで濃密!2015年の素晴らしさをしっかり表現してくれます!非常に素晴らしい仕上がりです!】

 これは素晴らしいですね。エレガントな仕上がりだった2014年のサン=ジョセフもエキシーでとても良かったですが、滅茶シルキーで濃密です。グラスの色合いにもそれは現れていると思いますが、濃度はグラスに注がれたワインの裏や下から何も透けて来ない方が2015年、しっかり見えるのが2014年です。

 例えばドメーヌもののエルミタージュの2015年も同様で、

「まるで凄く出来の良いメルロ!」

のような品格と厚みを感じます。しっとりしていて内に秘めた要素を膨大に持ちつつ、しかし全く漏らさないという姿勢がその厚みになっているかのようで凄みの有るものでした。


 サン=ジョセフはさすがに分厚いメルロのようにはならないにせよ、品格と厚みをしっかり伝えてくれています。まぁ、100点付いたエルミタージュと比較しちゃぁ・・いけませんよね。

 落ち着きを感じさせる胡椒・甘草やピュアなブルーベリーのノーズ、柔らかて軽やかなミネラリティにフィネスを感じます。中域も充分、ただし若さからのタイトさも少し、ボディの厚みがその若さを補うように膨らみを増大させます。余韻はしっとりしつつ非常に長い・・高い周波数のトーンで長くたなびきます。3年もしますとしっかり落ち着き、しかもかなり妖艶なアロマに変化して行くのが見えるようです。非常に素晴らしい仕上がりでした。


 ドメーヌもののジャン=ルイ・シャーヴは、やはりこのサン=ジョセフクラスが手を出しやすいですよね。早めに飲みたい方は2週間ほどは立てて休養させ、冷やし気味の温度からお楽しみください。待てる方は3~5年置いてください。グレートな仕上がりのヴィンテージだと思います。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【これはめっちゃ素晴らしい!今飲んでもポテンシャルの高さをバランス良く味わえると思います!】

 2014年のドメーヌもののサン=ジョセフ・ルージュです。

 サン=ジョセフはエルミタージュの対岸、コート=ロティのちょっと離れた南に位置し、その間には、シャトー・グリエやコンドリューなどの秀逸な白ワインの産地が有ります。

 まぁ、サン=ジョセフはどうしても対岸にあるエルミタージュと比較される場合が多いですが、似たような部分も無いとは言わずとも、ゴージャスなドぶといエルミタージュ風にならないのが普通です。むしろ白の方が共通部分は多いかな・・と思います。

 むしろコート=ロティをややスパイシーにしたようなニュアンスで、コート=ロティ同様に熟してくると、気高いシラーの特徴を現して来ます。

 もしこれが2015年ものだったとすると、ここまで成長はしていないはずで・・・いや、今実に良い感じでした。エロティックで、官能さも出て来ています。ワイルドなニュアンスには皮革っぽい感じが有り、スパイスは落ち着いた質感の高いものです。

 中域も良い感じに膨らんできていて、精緻さを失わないまま、見事な余韻を見せます。ちょっと熟した時のコルトンのようなイメージが重なります。

 いや・・美味しいです!若くしてドメーヌもののエルミタージュを飲むよりも満足感は高いかもしれません。10年経ったら完全に置いてきぼりにされるかとも思いますけどね。

 飲むタイミングの難しさ、面白さを感じさせてくれるワインでもありました。あの、正確無比で精緻、完全無欠のシャーヴのワインがこんなに色っぽくなると・・是非ご確認いただきたいと思います。お勧めします!

メゾン・プティ・ロワ

プティ・ロワ

フランス Maison Petit Roy ブルゴーニュ
● ブルゴーニュワインが持つエレガンスと、自然に根差した味わいのナチュラルさが心地良い、国外で頑張る日本人、斉藤さんの「メゾン・プティ・ロワ」の新ヴィンテージをご紹介いたします。

 相変わらず数本ずつの入荷に留まっていますので、しっかりしたレヴューを書けずに困っていますが、やはりnoisy ならずとも気になってしまう存在ですよね。

 今回の2018年ものは村名ワインまで入って来ています。せめて「ショレ=レ=ボーヌ」でも飲みたいところでは有るんですが・・2~3本の入荷だと10万円クラスのワインと同様の扱いになってしまいます。

 ですが、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ラ・モンターニュを飲ませていただいたところ、さらに成長していることがつぶさに感じられました。エキス味の良く香るとてもエレガントな味わいです。加えて美しい「ナチュラル感」が漂っています。昨今は、

「どうだ~!ナチュールだぜ~!・・すげ~だろ~?」

 みたいな、ちょっと押しつけがましくも感じる力業のヴァン・ナチュールも多い中、ブルゴーニュ的エレガンスを侵さず、日本人的な細やかさとか、配慮とか、奥ゆかしさを保ったナチュールさが凄く良いです。

 上記のように残念ながら多くはテイスティングできませんでしたが、「エレガンス&ナチュール路線を充実中!」なことは間違い在りません。是非ご検討くださいませ。

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昨年、RWGでもご紹介されていましたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。2017年に斉藤政一氏がブルゴーニュ/ショレイレボーヌで立ち上げたドメーヌ・プティ・ロワ、ご縁があって弊社でご紹介させて頂きます。

1982年中国生まれ。幼少期は中国北部で育ち11歳で日本へ帰国。東京農工大在学中に、砂漠化の分析で中国を訪問した時、現地でぶどう栽培がおこなわれていたのを見てワインに興味を持ちます。砂漠化という環境問題は経済と密接な関係を持っており、ただ緑化するだけでは根本的な問題解決にはならない事、そしてその土地に合った作物、なおかつ経済効果のある作物を植えて育てていかないと継続的な取り組みができないと感じた事。中国訪問をきっかけとして「ワイン用のぶどう栽培」が、砂漠化問題解決にぴったりと合致している、糸口になりうるとの考えにいたります。ぶどうは水分ストレスに強く、しかも原料を加工することによって付加価値が上がるため、緑化と経済効果をもたらす作物だからです。この経験と考えが知らず知らずのうちに彼の人生を決定づけます。ワイン作りをもっと知りたいと思うようになった彼は、在学中から日本のワイナリーを廻るようになります。そしてその後、長野県の小布施ワイナリーで研修を開始、自然に本場のワイン作りを見たいという欲望が湧いてきます。

2006年に渡仏。ブルゴーニュで本格的にワイン作りの勉強を開始すると同時に、著名なワイナリーでぶどう栽培と醸造の仕事の経験を積み始めます。(シモン・ビーズ、ジャック‐フレデリック・ミュニエ、アルマン・ルソー、リュイ・シェニュ)ワインの魅力にのめり込む彼がいつしか自分自身のワインを作りたいという夢を抱くようになるのもこれも自然の流れです。彼の真骨頂は、ここで焦らずにじっくりと経験と準備を積み上げ始めたこと。技術、知識、経験、資金を蓄え現地での人間関係を広げ、自らのポテンシャルを高めていきます。

ワインの勉強、仕事以外に、ボーヌに『ラ・リュンヌ』という和食店を立ち上げ、さらにはワイン機材の輸出を手掛ける等、自らがオーナーとなるビジネスも合わせて手掛け、栽培と醸造の仕事をしながらいつか自分のドメーヌをと2足3足のわらじをはき続けます。 その努力は身を結ぶまでに10年の時がかかります。 まずは2016年にネゴシアンの「メゾン・プティ・ロワ」を立ち上げます。今回弊社が初リリースさせて頂くアルテスもネゴシアン時代に仕込んだキュヴェです。これは、サヴォワの友人のブドウを買い、同じく醸造所も借りて仕込んだキュヴェになります。 そして遂に! 2017年に「ドメーヌ・プティ・ロワ」を立ち上げ、自社畑をもち、ショレイ・レ・ボーヌの現在の場所へ引っ越しをします。地下のカーヴを整え、隣接してる古い建物を工事して住居とし、現在は奥様、娘さん2人の家族4人で新たな生活をはじめております。 オート・コート・ド・ボーヌに1.2haの土地を借り、そこには0.8haのピノノワールが植わっております。他に、ポマール村に1haのピノノワール、サヴィニー近郊に0.2haのアリゴテ、0.1haのシャルドネの畑があります。最終的にはブルゴーニュで4 ~ 6haのぶどう畑を持ちたいという目標を持っていますが、現在は合計2.5haの土地をもち(借り)、2.1haの畑でブドウを栽培しております。 11歳で日本へ、22歳でフランスへ、33歳という若さでブルゴーニュでドメーヌを立ち上げた斎藤氏。
『11年というサイクルで新たな挑戦が回ってくる人生なんですよね』としみじみ語ります。
次の11年を迎える44歳になった時の彼が見てる風景は?そしてその時の新たな挑戦とは?大きな挑戦を続ける生産者とのお付き合いは紹介する側も興奮を隠せません.
どこか中性的で風をまとっているような爽やかで淀みない雰囲気の彼の人間性はワインにも本当に素直に表現されております。「日本人がブルゴーニュでワイン造り」、そんな話題性よりもずっとワインが彼について如実に語ってくれます。


2018 Bourgogne Rouge Hautes-Cotes de Beaune Rouge
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ボーヌ・ルージュ

16065
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
メゾン・プティ・ロワ

■エージェント情報
呼称 Bourgogne Hautes-Cotes de Beauneブルゴーニュ・オート=コート・ド・ボーヌ
参考小売 ¥6.000
規格/タイプ 750ml×12 /赤・ミディアム
栽培/認証 ビオディナミ/ -
テロワール 土壌 向き 面積・収量
粘土石灰 南 0.85ha・24hl/ha
品種(収穫/樹齢) ピノノワール100%(手摘み/ 36 ~ 38年)
醸造 酵母 自生酵母
発酵 9月8日収穫し、全房で空気圧式圧搾
16hlの木製解放桶で15日間発酵
(そのまま20日間マロラクティック発酵)
熟成 228Lの古樽で16 ヶ月間熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2020年2月1日
SO2 熟成中:少量 トータル:37mg/L
アルコール度 12.5%
特徴 自社ブドウで、粘土石灰土壌のピノノワールを全房でプレスし木製の開放桶で発酵、228L の古樽で 16 ヶ月間熟成しました。熟成中の 19 年 7 月末にカーヴの温度が上がったため SO2 を少量添加しました。淡いルビー色からフランボワーズの甘い香り、シルキーなアタックにエレガントな酸とタンニン、ふっくらと落ち付いた味わいがバランス良く見事にアフターまで続きます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,090 (外税) 
【基本的にはサン・スフルと全く同じ・・のようですよ!】
 面白いですね~・・こちらは37mgのSo2 を使用したオート=コート・ド・ボーヌです。50mg 位は普通ですから、37mgでも少ない方です・・でもサン・スフルは使用せずとも僅かに生成されているはずなので、今のところの残存数値では15~20mg位なのかと想像しています。

 しかし、So2 の使用は、ワインを頑なにしてしまいます。時間が経てば分解されて行きますので、徐々に数値は下がります。でも、

「リリース直後のサン・スフルのキュヴェと、使用したキュヴェが有る!」

と言うのは、ちょっとマニアックでは有りますが・・滅茶面白いと思いますよ。


 noisy 的には今までの経験から、何となく想像できちゃっていますが、一応申し上げておきましょう。

 So2を入れ無いと、とても香るし、香りそのものが太くなる・・半面、味わいの中心点がちょっとボケているような感じがする・・がとてもピュア・

 So2を使用すると、硬くなり香りも出にくい・・線が細くなる・・半面、コアは(比較して)ちゃんと有るように感じる。ボディはちょっと平坦で脹らみに欠ける。

 まぁ、So2 無しは、流通・保存は大変ですよ。やはり14度以下で保存してください。早めに飲まれるのが良いかと思います・・何が有るか判らない時代ですからね。ご検討くださいませ。

ジョン・アルマンサ

ジョン・アルマンサ

フランス John Almansa ラングドック
● 初の扱いになります自然派ビオ系の生産者、ジョン・アルマンサをご紹介させていただきます。僅かな揮発酸は許容するスタイルですので、合う方、合わない方がいらっしゃるかと思いますが、7割の方は許容範囲かと思います。飲み心地の良い、柔らかでナチュラルな味わい・・しかも相当にリーズナブルなプライスです。

 John Almansa / ジョン アルマンサ
 フランス自然派ワインシーンの特徴のひとつ、それは毎年のように登場する新たに自然派ワイン造りに挑戦するニューフェイスの多さです。スター生産者が多く集まる大きな試飲会の頃には、その周辺で若手や新人を中心とした試飲会がタイミングを合わせて多数開催されます。そのような試飲会に顔を出しても、どんどんと登場する挑戦者たちの層の厚さに、毎年驚かされます。もともとワイン造りになんて興味が無かったと語るジョン アルマンサもそんな挑戦者の一人。2003年にラングドックでワイン造りに取り組むロック ダングラードのレミ ペドレノ氏と出会い、彼のもとでのブドウ栽培の補助を通じて、自然環境やテロワールへの愛情、ビオディナミへの好奇心、ワイン造りの情熱を抱くようになります。

 そして、2012年に友人とともに土地を購入し、養蜂、野菜や果物の栽培をはじめ農家としてのキャリアをスタートさせます。当時は主にオリーブの栽培を生活の主な糧としていました。

 レミ ペドレノ氏のもとで働いて以来、胸に抱き続けていたワイン造りへの情熱ですが、当初は金銭的な余裕もなく、適当な畑が見つからなかったこともあって、なかなか実現には至りませんでした。そんな中ついに、2015年に念願の畑を手に入れ、自身の初ヴィンテージとなるワインを手がけます。

 ワイン造りへのきっかけは、レミ ペドレノ氏の存在でしたが、実際のワイン造りの師となったのは、フィリップ ピバロ氏でした。ジョン アルマンサが、ちょうど畑を手に入れたタイミングで出会い、自然派ワイン造りの道を歩み始めます。その他にも近隣のエリック ピュフェリン(ラングロール)やアクセル プリュファー(ル トン デ スリーズ)、アラン アリエ(ムレシップ)、ヴァランタン ヴァルスなどからも大好きな仲間として多くを学び、自身のワイン造りへと反映させていきます。

 苦労を重ねながらも自らの夢を追いかけ始めたジョン アルマンサは、ワイン造りの全てのプロセスが大好きで、それに携わっているだけで幸せを感じると言います。畑仕事であっても、醸造であっても、春、夏、秋、冬、季節も問わず、完成したワインを飲む時に至るまで、ワインに関わるあらゆる時間が幸せなのだと言います。

 哲学者であるミシェル オンフレは、ワインとは、軽快な酔いによって全てを美しくし、平和をもたらす存在であり、その一瞬のためにこそワインは存在しているのだと語ったと言います。

 ジョン アルマンサにとっての理想のワインもこの哲学に通じ、人生のいつでも、誰とでも、どんな時でも、分かち合って飲めるとあるワインが、皆に幸せをもたらすものであって欲しいと強く願っています。なぜなら彼にとってワインとは、分かち合うことにこそ価値があるものだと考えているからです。


(N.V.2019) Zou Mai V.d.F.
ゾウ・マイ V.d.F.

15751
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ラングドック
ジョン・アルマンサ

■エージェント情報
産地:フランス ラングドック地方
品種:サンソー

 樹齢35年ほどのサンソーを用いて造られたワインで、栽培はもちろん自然なアプローチを採用。とは言え、2015年に初めてのワインをリリースしたばかりということもあって、畑を取り巻く環境や土壌の状態が良い状態に転換するまでには、まだまだ時間が必要です。
 特徴的なのは、ラングドック特有の鈍重な味わいを避けるため、剪定の時期を極限まで遅くし(4月頃)、収穫時期に過熟とならないように気をつけたとのこと。フレッシュさと飲み心地の良さを残し、シンプルな味わいながらもスイスイと飲めるワインを目指しました。
 ブドウの収穫は手摘みで行われ、グラスファイバー製のタンクを用い自然酵母のみで発酵させ、瓶詰め時には少量の酸化防止剤(亜硫酸)を添加し完成させます。
 キュヴェ名は、Zou(進む) Mai(再び)という意味を指し、エチケット(ラベル)には、恵みと脆さと豊かさのシンボルであるというタツノオトシゴがあしらわれています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,380 (外税) 
【飲み口の良いブルゴーニュのような軽やかさと柔らかさ!ナチュラルさに寄ったピュアさが飲み人の心をとらえるに違いないです!】
 良いですね・・。揮発酸も出ていますが許容範囲で止まっています。しかもエレガントなんですよね。ラングドックのサンソーと言いますと、大きなワインにしようとして、

「濃くてエッジの尖った味わいにピークのキツイスパイス」

に陥るか、

「甘みを持たせて酸の緩さとスパイス感を包み込む」

 そうやってバランスを取ったがゆえに、理解がしにくいワインになってしまっているのが多いかと思うんですね。

 ですが・・こちらはエレガントです。強い抽出はせず、ふんわりと柔らかくなるようにしている感じがします。軽やかなベリーに旨味が乗り、これまたふんわりとした中域でスパイスのエッジは丸くおだやか、そのナチュラルなベリーの感覚のまま、美味しく飲めてしまう・・感じです。

 そしてマリアージュがかなりやりやすい赤だと思うんですね。フレンチやイタリアンは勿論、和食や中華などもかなり合わせやすいはずです。

 葡萄の良さとギリギリまではネジが飛んでない・・(^^;; まぁ、

「・・お~い・・帰っておいで~・・」

と、大声を出さずに済むレベルの「攻め方」なビオですので安心です。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


(N.V.2019) Terre de Bardet V.d.F.
テール・ド・バルデ V.d.F.

15750
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ラングドック
ジョン・アルマンサ

■エージェント情報
産地:フランス ラングドック地方
品種:カベルネ ソーヴィニヨン、シラー、サンソー

 今回初めてリリースされたキュヴェ。天然酵母を使用してステンレスタンクでマセラシオン カルボニックを行った後、古樽で10ヶ月間熟成。
 クリアな濃いルビー色。Zou Maiよりも集中した香り。ブラックベリーやカシス、ドライハーブのニュアンスに目の詰まった凝縮した香りがありながら、エレガントさも合わせ持ちます。果実感も強く感じるますが、丸みのある酸がバランスを取っており、全体の質感はあくまでもソワフで柔らか。Zou Maiはオールシーズン楽しめるキュヴェなのに対して、こちらは冬〜春に大活躍しそうなワインに仕上がっています。ミディアムボディ果実と背骨のように存在する酸が絶妙なバランスを取っており、日常的に飲めるナチュラルワインとしては抜群のクオリティです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,580 (外税) 
【ヴァン・ド・ソワフ的なゾウ・マイを本格的な構造にしたのがこのワイン!・・軽やかさやふんわり感はそのままに、相当な飲みごたえを感じさせてくれます!】
 これは美味しいですね・・。ナチュラル感の勝ったピュア感が実に良い感じです。僅かに揮発酸は有りますが、ソウ・マイ同様に許容範囲です。

 ラングドックのワインに見られるような「濃ゆい・・」感じではないでしょう?・・それに黒くない。自然な感じの色付きに見えます。

 飲み口は一瞬ゾウ・マイっぽいんですが、すぐにその構成の大きさ、豊かさに気付くと思います。セパージュの性でしょうか・・。カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、サンソーとブレンドしているようですが、

「大きさもあるのに細やかな味わいとアロマがちゃんとある」

のがお判りいただけるでしょう。

 その上で、ゾウ・マイ同様の軽やかさも有りますので、

「軽めに入って来て徐々に大きくなって行く」

と言う時系列が、よりワインの美味しさを感じさせてくれるかのようです。

 さらに良いのは、エキスをしっかり感じることですね。旨味タップリですが、果実感もそこから上がって来ます。甘くはないんですが旨味タップリの酸バランスで、今はフラワリーなカベルネが、やがて重量感まで出してくると完全な飲み頃です。でもまぁ、その前に飲み終えてしまうと思いますが。是非飲んでみて下さい。お勧めします!

ドメーヌ・クリストフ・ドルーア

クリストフ・ドルーア

フランス Christophe Drouard ロワール
● クリストフ・ドルーアのムスカデです。エージェントはフィネスさんです。ナチュラルで旨みがしっかり有る美しい味わいです。

 前当主ジョゼフ・ドルーア氏から約22haの畑を引き継いだ息子のクリストフ・ドルーア氏は、アサンブラージュを第一に考えたワイン造りを行っています。ムスカデの葡萄品種はもちろん Muscadet ですが、別名を Melon de Bourgogne(ムロン・ド・ブルゴーニュ)と呼び、名前の通り元々はブルゴーニュ原産の白葡萄品種でしたが、ブルゴーニュ地方は気候的に寒くて育ちが悪かった為、大西洋からの海風の影響で暖かいこの地方で植えられるようになりました。

 畑の仕立てはギュイヨ・ナント式と呼ばれ、片翼式のギュイヨ方式とほぼ同じです。葡萄の木の樹齢は50~70年の物が多く、凝縮した葡萄が収穫されます。土壌は区画によって多少違いがありますが、基本的に珪素粘土質になります。

 収穫後、選別をしてから区画ごとに空圧式圧搾機でプレスします。毎年6~7つのキュヴェに分けて醸造し、9月から翌年の4月まで約8ヵ月間、澱の上で熟成させます。区画ごとにそれぞれフルーティ、コク、ミネラル、香りなどの特徴があり、アサンブラージュを何度も繰り返してワインは完成します。醸造タンクはガラスのタイルで出来たもので地中に造られており、温度が安定していて熟成するのに適した環境になっています。


2019 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Haut Pemions
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リー・セレクスィヨン・デ・オー・ペミオン

15644
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
ムスカデ
ドメーヌ・クリストフ・ドルーア

■エージェント情報
 ムスカデ種100%でそれぞれ特徴の違う7つのキュヴェをアサンブラージュしたもので、軸となるPemions(ペミオン)という区画を中心に、フルーティなGustais(ギュステ)、コクのあるPatis-Bourdin(パティブルダン)、ミネラル分が多く柑橘味のTillis(ティリ)、粘性があるNoes(ノエ)などの区画を絶妙なバランスで混ぜ合わせています。洋梨や白桃の香りが複雑に混じり合い、活き活きとした果実味とミネラル、爽やかな酸味が口の中に広がります。その清涼感は甲殻類や白身魚と非常に合います。ピシッと冷やせば蒸し暑い夏にはさらにおいしく感じられます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥1,890 (外税) 
【ヴィンテージが進みました!・・さらに瑞々しくピュアに繊細に!とても旨いです!しかも魚介にピッタリです!】
 ヴィンテージ変更なのでサクッとテイスティングしてみましたが・・・

「おっ!・・凄くいい!」


 このワインのエージェントさんはフィネスさんですが、扱い始めた2012年ものよりも実にピュアで自然派らしい活き活きとした香りがとても心地良いです。

 酸味もハキハキしていますがとてもバランスが良く、ミネラリティもシャッキリ、薄いブルーな・・やや緑掛かったフルーツも気高く感じられます。・・・フィネスが有ります・・♪♪・・いや、それが言いたかったんじゃないですが・・。

 テイスティングの写真は主にiphone のカメラで撮っているんですが、ちょうどOSのバージョンをアップしたところ、何となくより明るく撮れるようになったので、前ヴィンテージの写真とはそのまま比較は出来ないにせよ、少し薄い緑が見て取れるかな?と思います。

 リーズナブルな価格ですが実に旨い・・軽量級の白です。シッカリお奨めしたいと思います。旨いです!

 以下は2012年のこのワインのコラムより転載しています。
━━━━━
【軽~いミネラルと直球ズドーン・・な緑の果実・・・スイカとか・・いや、そりゃ赤?・・しっかり酸味が魚介にピッタリです!】

 いい感じのムスカデです。透明な・・・葛を思いっきり緩~く溶いたようなミネラル感だけのムスカデでは無く、酸もシッカリバランスして存在、甘さの無い、シャッキリした味わいが好ましいです。シュルリーとのことですが、酵母の分解香はそんなに強くないタイプでスッキリしていて、味わいに奥行きを与える作用のみが出てます。

 店のハス向いに、あの有名な角上魚類さんがある関係か、時折超難題を吹っかけていらっしゃるお客様が見えられます・・・

「今日は美味しいお寿司にするのでぇ~・・・、メッチャ濃い赤ワインが良いなぁ~・・・選んでください~~!」


 もう・・

「・・・絶対無理ぴょん!」

と言いたくなりますが、そんな時にこのムスカデをお奨めしてます。結果、喜んでいただけてます・・・・


「・・・美味しそうな牡蠣を買ってきたのでぇ~・・」

とおっしゃり始めたので、遮るように・・・

「それならこの白ワインがお奨めですよ・・・ご予算にもよりますけど~」

と言ってしまいます。まぁ、そんじょそこらのムスカデよりは酸はキッチリありますが、その分シッカリと魚介の味わいを引き立たせてくれる訳です。それでも強引に・・

「・・いや・・・赤ワインが飲みたいんです・・」

とおっしゃるお方もいらっしゃるので、そんな時は賞味期限切れのヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンを、使用法をお話しして小分けして差し上げるようにしています・・・。実際、購入されたワインよりオイルの方が高い・・(^^;; まぁ、これも啓蒙だと思えばね・・・ちょっと辛くは有りますが仕方が無いかと。
 ま、色合いをご覧になられると想像できますよね・・・甘くない洋ナシ、スイカ、そんな感じです。ここまで見れば、魚介にこのムスカデ、試してみたくなられたでしょう?・・美味しいですよ。是非お試しくださいね。お奨めします!


■樹齢25年 まだまだ「プティ」ソムリエoisyがニュートラルな気持ちで挑むテイスティングコメント
Muscadet sevre et maine sur lie 2012 selection des hauts pemions

 冷涼な酸と、ドライな味筋が染み込むように美味しいです。
シュールリーの苦み系旨みがバッチシ味わいの中に存在してますんでキンキンに冷やしても味わいがスケスケにならないミュスカデです。

 このワインをテイスティグをした日は、外で汗ダラダラになりながら倉庫の掃除をしていたのですが軽い夏バテみたいな感じでした。
そんな時のドライでミネラル満載のミュスカデの染み込む事と言ったら!
喉を鳴らして飲めてしまいます。
ぜひこの時期におススメです!
 

ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

イヴ・ボワイエ=マルトノ

フランス Domaine Yve Boyer-Martenot ブルゴーニュ
● 長らくご愛顧いただきましたラシーヌさんもののイヴ・ボワイエ=マルトノが終了し、しばらく間が空いてしまっていましたが、正規エージェントものでは無く、「ブローカーもの」をリーズナブルに仕入れられましたので、評価の高い「2017 ムルソ==ペリエール」を少量・・ご案内させていただきます。


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毎年9月頃にご案内させていただいていたイヴ・ボワイエ=マルトノですが、2015年ものからは雲行きが怪しくなっておりまして、ラシーヌさん経由でご案内していた分がどうも入って来ない可能性が出てきました。

 これは、ラシーヌさんとクルチエさんのトラブルに由来していまして、noisy としましても今まで長くお取引させていただき、拡売に寄与させていただいたものとは思いますが、どうにもなりません。新たにミレジムさんが日本の代理店になられたようで、緊急にて仕入れさせていただいたところです。

 今までご贔屓下さったお客様には誠に申し訳ないのですが、この秋に2015年ものをご案内できるかどうかの見通しが立たない以上、少量で価格も上昇してしまうとしても、取り敢えずのご案内が出来れば・・と思っています。

 つきましては、今までのように「全アイテムのテイスティング」などが出来る状況にございませんで、全量でも24本しかない・・何十分の一かの入荷量ですのでご了解いただければと思います。

 また、いずれ再開できないとも限りませんで、何も判らない状況下でのご案内です。どうぞよろしくお願いいたします。





 今まで長きに渡ってご案内させていただいていたイヴ・ボワイエ=マルトノのフルラインナップですが、遂に途切れてしまうかも・・しれません。

 発端はクルチエさん・・・この方は、ドメーヌと代理店の仲を取り持つ仲買人のようなものですが、代替わりされたんですね。で、余りクルチエの業務に慣れていない方が継いだようなんですよね。

 なので、ドメーヌに言わせると、

「・・もっと日本で買ってくれれば良いのに・・」

のようなことを言われるようなんですが、我々としましては、

「・・だから、もっと送ってくれて構わないんだけど・・」

と言っているにも関わらず、むしろ毎年入荷が減るような傾向に有った訳です。


 そんなところで、どうも不穏な動きに気付いたのが今年に入ってから・・ですね。このクルティエ(クルチエ)さん絡みのアイテムがどうもいつも通りに入って来ない・・です。まぁ、皆さんも・・

「そう言えば、あれも・・それも紹介が無いなぁ・・」

と思われていらっしゃるかもしれません。

 そうなんですね・・結構、毎年のようにご紹介していたアイテムが入って来ていないんです。


 そのトラブルを解消すべく、ラシーヌさんには動いていただいた・・ようなんですが、どうも様子は上手く行っていないようで、今回のイヴ・ボワイエ=マルトノの日本への入荷になってしまっています。

 当然ながら、それまでも取引などは見ていただけませんので、余り厚い取引では無いエージェントさんですから・・仕方が無いんですが、大幅に希望数を減らされた次第です。


 とは言え、2015年のイヴ・ボワイエ=マルトノの出来が悪いはずも無く、・・と思ってはいるものの、確認のしようが有りません。


 ですので、今回はキュヴェ・フェルナン=ボワイエのみのテイスティングでご免こうむります。ご期待に応えられず申し訳ありません。ご検討くださいませ。


2017 Meursault-Perrieres 1er Cru
ムルソー=ペリエール・プルミエ・クリュ

15343
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・イヴ・ボワイエ=マルトノ

◆◆◆ Vinous Antonio Galloni 94Points
■エージェント情報
 ピュリニーとの境に位置し、「石切り場」の意味を持つムルソー三大プルミエ・クリュの一つ「レ・ペリエール」。ペッパーとアニスの香りを中心としたミネラリーでスパイシーなノーズに、ハチミツとアーモンド、クロワッサンの香りなどが感じられるとのこと。評論家のマット・クレイマー氏をして「もっとも優れたムルソーは間違いなく、ペリエールをおいて他に無い」とまで言わしめるこちらの畑からは、気品と華やかさに満ち、粘性とミネラル分をたっぷりと内に秘めたワインが出来上がるという評です!
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥11,680 (外税) 
【今回は価格勝負!?・・勿論コンディションも良いです!】
 昔は主力商品の一つだったイヴ・ボワイエ=マルトノの看板ワイン、「ムルソー=ペリエール」の2017年です。正規代理店の品では有りませんで、ブローカー経由です。でもコンディションはとても良いと判断しています・・飲むと高くなっちゃいますんでテイスティングはしていませんが・・。

 ヴィノスでは94ポイント付いていますので、結構なハイポイントです。今飲んでも高質さは判ると思いますが・・勿体無いです。少なくとも数年は寝かしましょう。

 価格は兎に角・・安いと思います。この位の仕上がりなら飲んでみたいですよね。おそらくエージェントさんでだいぶ盛っちゃっているのかと想像していますが・・あ、そこの担当が余りにエグイことをするので、縁切りしてしまいました。ので、Noisy wine にイヴ・ボワイエ=マルトノの正規は当分入りません。ご検討くださいませ。


 以下は以前のヴィンテージのこのワインのレヴューです。
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【・・・申し訳ありません。】

 今まで長きに渡ってご案内させていただいていたイヴ・ボワイエ=マルトノのフルラインナップですが、遂に途切れてしまうかも・・しれません。

 発端はクルチエさん・・・この方は、ドメーヌと代理店の仲を取り持つ仲買人のようなものですが、代替わりされたんですね。で、余りクルチエの業務に慣れていない方が継いだようなんですよね。

 なので、ドメーヌに言わせると、

「・・もっと日本で買ってくれれば良いのに・・」

のようなことを言われるようなんですが、我々としましては、

「・・だから、もっと送ってくれて構わないんだけど・・」

と言っているにも関わらず、むしろ毎年入荷が減るような傾向に有った訳です。


 そんなところで、どうも不穏な動きに気付いたのが今年に入ってから・・ですね。このクルティエ(クルチエ)さん絡みのアイテムがどうもいつも通りに入って来ない・・です。まぁ、皆さんも・・

「そう言えば、あれも・・それも紹介が無いなぁ・・」

と思われていらっしゃるかもしれません。

 そうなんですね・・結構、毎年のようにご紹介していたアイテムが入って来ていないんです。


 そのトラブルを解消すべく、ラシーヌさんには動いていただいた・・ようなんですが、どうも様子は上手く行っていないようで、今回のイヴ・ボワイエ=マルトノの日本への入荷になってしまっています。

 当然ながら、それまでも取引などは見ていただけませんので、余り厚い取引では無いエージェントさんですから・・仕方が無いんですが、大幅に希望数を減らされた次第です。


 とは言え、2015年のイヴ・ボワイエ=マルトノの出来が悪いはずも無く、・・と思ってはいるものの、確認のしようが有りません。


 ですので、今回はキュヴェ・フェルナン=ボワイエのみのテイスティングでご免こうむります。ご期待に応えられず申し訳ありません。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
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【超絶ペリエール健在!】<BR>
「輝いている・・超絶」

 メモにはそれだけしか書いていませんでした。まぁ、不要でしょう。毎年のように同じような文章を書いていますから・・。

 それにやはり、このワインは途轍もない魅力に溢れていますから、それで口に蓋をされてしまうんですね。圧巻です。

 しかし・・今まで他のキュヴェでも書いた通り、さっさと飲んでしまうのは厳禁です。最低でも1~2カ月待ってください。それでおそらく纏まるでしょう。

 そして来年の春までが良い時期です。その後、しばらく眠りに入ると思います。その眠りを起こすのは、色んな手段が有りますから、もし飲まなければならないような状況に追い込まれましたら、手練れのソムリエさんにでもお尋ねください。

「・・えっ?・・そんな方法が有ったのか?・・でもなんか納得・・」

みたいになるかもしれません。

 このペリエール、20年以上もの長い熟成を経て、その偉大なポテンシャルを開花させる・・とご理解ください。クロ・デ・ペリエールが全開になってから数年後、ようやくこのペリエールが全開になるはずです。そして、クロ・デ・ペリエールとは、

「全然違う」

香りと味わいで有ることにビックリされるでしょう。大人気ワインです・・ちょっとだけ高くなりましたがご容赦ください。そしてジュヌヴリエールがこのワインのすぐ背後に迫って来ています!



 以下は2013年もののレヴューです。
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【他のイヴ・ボワイエのワインがこれだけ凄くて、このワインが普通な訳が無い!】

 化け物です!・・(^^;; ワイン屋とすると、ちと残念です・・。もっと高く売りたいです!

 素晴らしい色!粘っこく、オイリーで要素が半端無い!蜜、シロップ漬け。とてもじゃないが身体の受容体が入ってきた要素で一杯、取り切れない。モンスター・ペリエール!瑞々しさもピュアさも桁外れ。フルーツ・バスケットの集合体。ボリュームと高品位さは矛盾しないと知らされる逸品!

 言葉は不要だと思います。購入できたら本当にラッキーです。お奨めします!完売しても追加は有りません!すみません!



以下は以前のコメントです。
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【云う事無い、凄いワインです!!!】

 もうこれは・・超絶に旨いシャルドネです・・・。このワインがこの先もっと大きくなることを望むのなら、それは、コント・ラフォン等のように、ビオに転向するしかないでしょう・・・。

 少しいぶした煙!まさに香しい煙・・・一段とトロトロ感と大きさのある、別格のノーズ。まだまだ硬いが素晴らしい・・・そして見事な蜜のニュアンス。「うわっ」と声がでるほど、濃密なのだが、実にエレガントで凄く大きな構成・バランスだ!とてもとても大きく、美しい液体。ただただ美味しい。粘っこさが余韻も支配するが、嫌味を全く感じさせない。全てを委ねたくなる大きさ。凄い!


 シャルドネとは、本当に凄いワインを生み出すのだと・・・思い知らされます。このペリエールは、いつもすぐに完売してしまいますので・・・おはやめに!とにかく凄いです!


以下は2008年もののコメントです。
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【心から震えます!!最高!】

 とてつも無く凄いのに、とてつも無く安いです・・・。ブルゴーニュ大好き人間のみならず、少しでもワインを齧った方なら、

「うわ~、これは凄い・・」
と・・・もしくは、

「・・・・・・・・・・・・」

の、どちらかでしょう。勿論、点が沢山あるのは、感動して言葉が出てこないパターンです。

 こんなのが、もしフレンチレストランさんで1.5万位で、しかもちょっと良いグラスで飲ませてくれたら、本当に感動してしまうと思います。


 光り輝くゴールド。樽はそれなりに掛かっているが、全くそれは要素のひとつに過ぎない。荘厳さ、壮大さ、実にリアリティの高い美味しさ。複雑精緻なミネラル・果実、蜜。とても大柄で、ネットリとした旨みとこのワインの存在感がパレットを支配して去らない。素晴らしい!余韻が消えない。硬いが柔らかい。パーフェクトに近い、凄いバランスを持っている。ただただ美味しい。

 今飲んでも本当に美味しいです。もちろん、勿体無いっちゃ無いですが、後生大事に持っていても、セラーにワインが増えるだけなら、取り合えずその凄さに触れてみられてはいかがでしょうか。何ゆえに、我々がこのイヴ・ボワイエ=マルトノに拘っているのか、その理由の大きなひとつでも有ります。物凄く美味しい・・・シャルドネなんです。

 でもね・・・最後が近いのでこれも書いておきましょう。この下でご紹介のレ・カイユレ・・・これも凄いですが、トップのキュヴェまで全てテイスティングして、もう一度ブルゴーニュ・ブランに戻ってみましょう。noisyは、今年もやってみました・・・で、

「美味しく飲めて仕舞う!」
んですよ!普通なら全く不可能です。ACブルまで戻ってしまうと、ガッカリするのが常識なんですが、このイヴ・ボワイエ=マルトノのシャルドネに限っては、OKなんです。

 ですので、このペリエールも、本当に凄いワインなんですが、イヴ・ボワイエ=マルトノのワインは一貫しているんです。畑がワインを造っています。造り手は余計なことは避け、葡萄に力を貸してあげることが大事なんですね。

 数は、山ほどは有りませんが、それなりに・・・有りますので、是非、ご検討ください。超お奨めします。凄いです!

ドメーヌ・ド・ロクタヴァン

ド・ロクタヴァン

フランス Domaine de l'Octavin ローヌ
● 初のご紹介です。ジュラの生産者ですがビオディナミで「良い感じの」ワインを造っています。最近は買い葡萄でネゴスものも造っています。いつの間にか人気になっていて、手を出すのが遅くなってしまい・・まぁ、何事もタイミングと言うのが有りますから、今から頑張ってご紹介させていただきます。


【造り手】
 2006年、シャルル・ダガンとアリス・ブヴォのカップルがアルボワに設立したドメーヌで、5haのブドウ畑を、ビオディナミ農業で栽培しています(エコセール認証ずみ)。小柄な女性のアリスは、ボルドー大学でブドウ栽培技師の勉強をした後、ディジョン大学で醸造学者のディプロムを取った学者肌です。醸造に関する深い知識と高度な技術を習得したものの、自然の作用を阻害した技術に頼るワイン作りを素直に受け入れらませんでした。「ワインの個性とは何か?」それを知りたくて、世界のワイン産地を回ることを決心しました。カリフォルニアのワインメーカー、アーロン・ポットの元で働いた後、チリ、ニュージーランドのワイン産地を回りました。再度カリフォルニアに戻って、近年ワインスペクテイター誌で世界の「トップ10ワイン」にランクインされたPINE RIDGEで6ヶ月働きました。そしてチリにUターンしてERRAZURIZ でも働きました。

 こうして最新技術を使ったワイン醸造を経験しながら、3年間をかけて考えた末に、確信を抱いてフランスに帰りました。元々自然が好きな彼女は、自然の力を一番に考え、それを生かしたワイン作りをすること。得た醸造技術は、そのための重要な後ろ盾となるのだということを。そしてコート・ド・ジュラのドメーヌで統括責任者として新たな生活が始まりました。そこで醸造責任者だったシャルルと出会い、その1年後に二人だけのワイナリーを興すことを決めました。シャルルはブルゴーニュで栽培・醸造技師として勉強をし、ジュラのドメーヌに勤務していたのです。アリスはシャルルのことをこう言います。

「熊のようにヒゲもじゃで、頑固なのにお祭り騒ぎが大好きな享楽主義だけど、とても繊細な人」

【栽培・醸造について】
 ブドウ栽培は頑張ってするというより、自然が好きだから面白い、という感覚で行っています。重要な点は、ブドウが健全でバランスよく育つようにしっかりと観察し、きちんと熟してくれるまで収穫を待てるように、生産量を抑えた栽培をすること。醸造所では、発酵の進み具合を管理して、酵母が活発になるように導く、といっても健全でバランスよく熟したブドウがあれば、後は衛生な醸造設備で発酵させるだけなのです。だからこそ手品が起きたような気にもさせられます。オクタヴァンでは、(クレマン以外は)SO2、培養酵母、砂糖、酵素・・・といったブドウ以外のものは何も加えないワイン造りをしています。


2017 Betty Bull's Vin de France
ベティ・ビュルズ V.d.F.

13956
自然派
ロゼ 辛口
フランス
ローヌ
アルデッシュ
ドメーヌ・ド・ロクタヴァン

■エージェント情報
 Betty Bulles petnat 2017 11%
ベティ・ビュル(ネゴス)
アルデッシュのガメイ(全房ダイレクトプレス)
前年より濃いビビッドなロゼ色。果実、残糖感もある微発泡。
しっかり冷やしてどうぞ!
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,590 (外税) 
【「なるほど~!」・・っと思わせてくれるビオディナミファン待望の見事な味わいです!ロクタヴァンのネゴス部門もドメーヌに引けを取りません!】
 ロクタヴァンのネゴスものです。ネゴスと言うからには「買い葡萄」ですが、そのスタイルはロクタヴァンそのもの。全く変わりは有りません。

 左の写真は弱発泡性のベティ・ビュルズ。ロゼっぽい感じでガス圧は強くは無いです。エージェント情報では「残糖感」に言及していますが、noisy がテイスティングした段階では「ほぼドライ」でした。甘くは無いですが・・このような造りですから、若干ボトル差は有るかと思いますので、一応「吹き出し注意」でお願いします。

 ピュアでベリーな果実がほのかなタンニンを持って感じられます。アルコール分もそれなりに出ているようですので、「ペティアン」と言うよりは、「スティルワイン」に寄った造りだと思ってください。

 なので、「ワイン」としての「しっかり感」が有ります。この手のペティアンは、非常にナチュラルで軽く、飲みやすいのが特徴ですが、良くあるのが・・

「ペラペラなボディ。安っぽい果実感・・キャンディーか?」

みたいな・・ね。判りますよね。


 でも、結構に存在感が有るんですよ。そして揮発酸は抑えられていますので、泡に載った揮発香がプンプン・・・と言うのは有りません。

 そして、アルディッシュのガメイなんですが、これが健康的に育った良い葡萄だな・・と感じさせてくれるような、プリップリさと味わいの深さを持っています。

 なので、甘くてボディが無いけど・・でもジューシーでとても自然!・・みたいな、良く有りがちなパターンのペティアンでは無いです。クイクイと飲ませていただきましたが、後半はその味わいの深さを噛み締めて飲める、それなりに重厚な味わいでした。しかも、

「このデザインはクリスマスにも良いね・・いや、終わっちゃったけどハロウィン?」

と思っちゃいますよね。・・で、次のシェ・ジャンマルクは白雪姫に出て来そうな・・感じです。

 こちらはもう・・ロクタヴァンのドメーヌもの・・って言っても通ってしまいそうな、ロクタヴァンらしい味わいが見事です。

 飲み口のスムースさはピカイチです。柔らかく膨らんで・・でも実は結構にしっかりしています。チャーミングですが複雑性も有りますね。色合いもそれなりに深く、揮発酸は僅かに存在します。しかしそこから増殖していかないし、揮発酸のレベルも複雑な表情のひとつよ言うべきもので、

「その超えてはいけない部分を見事にクリアしている」

「むしろそのプラス面がマイナス面を凌駕し、完成形として仕上がっている」

と言えると思うんですね。


 まぁ、この写真を見ると、もう・・慣れた方だと判ると思うんですね。香りを取らなくてもその存在はある程度判るものです。noisy 的には

「揮発酸は無い方が良い」

のがスタンスですが、

「完璧に止まっていて増殖せず、表情の一部としてそのワインを生かしているもので有れば良しとする」

のも補助的なスタンスです。30分後には臭くて飲めないようなものは、如何に造り手さんがこれで良いんだ・・と言い張ったとしても論外だと言うものです。


 ロクタヴァンのワインは、その線引きがキッチリしていて、判ってやってるな・・と言う感じが伝わって来ます。何より飲み口が大事、ナチュラルで何も足さないことが大事・・なのでしょう。美味しいガメイですが、AOC基本の教科書に沿ったものとはかけ離れています・・が、美味しいと思ってしまう・・それがポリシーでしょう。


 ネゴスのラインナップではあともう一つ、シェ・ファビアンが有りますが、こちらはテイスティングできませんでした。2014年のグルナッシュ(おそらくアルディッシュ)と、2016年のビュジェ(セルドンで有名ですよね)のシャルドネをセパージュしています。ヴィンテージも超えちゃって自由な造りです・・って、飲んではいないので判りませんが、

「黒葡萄(もしくは黒みの強い)のグルナッシュと白葡萄のシャルドネ!」

と言う・・何ともフリースタイル過ぎるヴァン・ナチュールです。気楽に飲み始めて・・いつの間にか複雑性に気付き、さらにはその魅力にやられてしまうのかもしれません。

 初めてのご案内ですが、非常に楽しいテイスティングでした。是非一度飲まれてみて、この自由なニュアンスを味わってください。お勧めします。


N.V. Chez Pabien Vin de France Rouge
シェ・ファビアン V.d.F.ルージュ

13957
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ローヌ
アルデッシュ
ドメーヌ・ド・ロクタヴァン

■エージェント情報
Chez Fabien 2014+2016 13%
シェ・ファビアン(ネゴス)
2014年のグルナッシュ 80% 、2016年の ブジェのシャルドネ 20%
 艶のある淡い色合い、熟した果実と適度な揮発酸が心地良い。13%あるとは思えない、喉の渇きを癒す、やば旨ワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,980 (外税) 
【「なるほど~!」・・っと思わせてくれるビオディナミファン待望の見事な味わいです!ロクタヴァンのネゴス部門もドメーヌに引けを取りません!】
 ロクタヴァンのネゴスものです。ネゴスと言うからには「買い葡萄」ですが、そのスタイルはロクタヴァンそのもの。全く変わりは有りません。

 左の写真は弱発泡性のベティ・ビュルズ。ロゼっぽい感じでガス圧は強くは無いです。エージェント情報では「残糖感」に言及していますが、noisy がテイスティングした段階では「ほぼドライ」でした。甘くは無いですが・・このような造りですから、若干ボトル差は有るかと思いますので、一応「吹き出し注意」でお願いします。

 ピュアでベリーな果実がほのかなタンニンを持って感じられます。アルコール分もそれなりに出ているようですので、「ペティアン」と言うよりは、「スティルワイン」に寄った造りだと思ってください。

 なので、「ワイン」としての「しっかり感」が有ります。この手のペティアンは、非常にナチュラルで軽く、飲みやすいのが特徴ですが、良くあるのが・・

「ペラペラなボディ。安っぽい果実感・・キャンディーか?」

みたいな・・ね。判りますよね。


 でも、結構に存在感が有るんですよ。そして揮発酸は抑えられていますので、泡に載った揮発香がプンプン・・・と言うのは有りません。

 そして、アルディッシュのガメイなんですが、これが健康的に育った良い葡萄だな・・と感じさせてくれるような、プリップリさと味わいの深さを持っています。

 なので、甘くてボディが無いけど・・でもジューシーでとても自然!・・みたいな、良く有りがちなパターンのペティアンでは無いです。クイクイと飲ませていただきましたが、後半はその味わいの深さを噛み締めて飲める、それなりに重厚な味わいでした。しかも、

「このデザインはクリスマスにも良いね・・いや、終わっちゃったけどハロウィン?」

と思っちゃいますよね。・・で、次のシェ・ジャンマルクは白雪姫に出て来そうな・・感じです。

 こちらはもう・・ロクタヴァンのドメーヌもの・・って言っても通ってしまいそうな、ロクタヴァンらしい味わいが見事です。

 飲み口のスムースさはピカイチです。柔らかく膨らんで・・でも実は結構にしっかりしています。チャーミングですが複雑性も有りますね。色合いもそれなりに深く、揮発酸は僅かに存在します。しかしそこから増殖していかないし、揮発酸のレベルも複雑な表情のひとつよ言うべきもので、

「その超えてはいけない部分を見事にクリアしている」

「むしろそのプラス面がマイナス面を凌駕し、完成形として仕上がっている」

と言えると思うんですね。


 まぁ、この写真を見ると、もう・・慣れた方だと判ると思うんですね。香りを取らなくてもその存在はある程度判るものです。noisy 的には

「揮発酸は無い方が良い」

のがスタンスですが、

「完璧に止まっていて増殖せず、表情の一部としてそのワインを生かしているもので有れば良しとする」

のも補助的なスタンスです。30分後には臭くて飲めないようなものは、如何に造り手さんがこれで良いんだ・・と言い張ったとしても論外だと言うものです。


 ロクタヴァンのワインは、その線引きがキッチリしていて、判ってやってるな・・と言う感じが伝わって来ます。何より飲み口が大事、ナチュラルで何も足さないことが大事・・なのでしょう。美味しいガメイですが、AOC基本の教科書に沿ったものとはかけ離れています・・が、美味しいと思ってしまう・・それがポリシーでしょう。


 ネゴスのラインナップではあともう一つ、シェ・ファビアンが有りますが、こちらはテイスティングできませんでした。2014年のグルナッシュ(おそらくアルディッシュ)と、2016年のビュジェ(セルドンで有名ですよね)のシャルドネをセパージュしています。ヴィンテージも超えちゃって自由な造りです・・って、飲んではいないので判りませんが、

「黒葡萄(もしくは黒みの強い)のグルナッシュと白葡萄のシャルドネ!」

と言う・・何ともフリースタイル過ぎるヴァン・ナチュールです。気楽に飲み始めて・・いつの間にか複雑性に気付き、さらにはその魅力にやられてしまうのかもしれません。

 初めてのご案内ですが、非常に楽しいテイスティングでした。是非一度飲まれてみて、この自由なニュアンスを味わってください。お勧めします。


2016 Commandatore Vin de France Rouge
コマンダトーレ V.d.F.ルージュ

13960
自然派
赤 フルボディ
フランス
ジュラ
ドメーヌ・ド・ロクタヴァン

■エージェント情報
 Commendatore 2016 11.6%
コマンダトーレ(ドメーヌ)
トゥルソー(区画 レ・コルヴェ) 手除梗 10ヶ月マセラシオン 。口当たりは柔らかくも、鮮烈さの詰まった果実。余韻の酸味、鼻にぬける香りが心地良い。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,800 (外税) 
【ロクタヴァンのドメーヌものです。真のヴァン・ナチュールの立ち位置を感じさせてくれます!】
 巷で話題の「ロクタヴァン」のドメーヌものです。今回ドメーヌものは3アイテム入荷していますが、数も余り無く、テイスティングは「ポーション・マジック」のみになってしまいました。赤と言うよりはロゼに近い色合い、人に拠り、「オレンジワイン」などと言われそうな感じです。

 実に何とも言えぬ微妙な色合いですね~。ロクタヴァンのアイテムを数点、テイスティングさせていただきましたが、その印象は、

「実にナチュラル。揮発酸が無い訳では無いが止まっているし、表情の一部としての微細に近いもの。揮発酸のレベルは許容範囲で、スルッと入射角無しで入って来てサラリと喉を通り、感覚器官を優しく刺激してフンワリと消えて行く。ナチュラルワインたる真骨頂かもしれない。」

と言うものです。


 noisy は、仲間内では、「揮発酸検知器」などと揶揄されていますんで、揮発酸の現状のレベルの高さや、そこからさらに高まって行かないかとか、それが味わいを壊す方向に行っていないかなどを詳細に見ています。

 なので、時には販売できないアイテムも多々・・有ります。困っちゃいますけどね・・こんなはずじゃなかったと。

 しかしながらロクタヴァンのアイテムは、noisy のような分析型の飲み方をしたとしても、

「お~・・・いいね~~!」

と、言葉がツイツイ出てしまうほどの「飲みやすさ」「一見イージーなんだけれど実はしっかり深みも持っている」感覚を覚えます。


 しかもこのポーション・マジックは白葡萄と黒葡萄をセパージュしており、A.O.C.規定を全く無視し、

「自分が良しとするワインを造る」

と言う気迫が味わいに込められているように感じます。ポーション・マジックのエチケットのアニメのバックの色は、正にワインの色そのもの!そして何より、造り手たちが楽しんで造っている様子が浮かんできます。


 なるほど・・これなら受ける訳だ・・と思った次第です。


 ロクタヴァンのドメーヌものは、このほかに「2016 コマンダトーレ」と「2016 アンフォール」が届いていますが、味わい傾向は同じでしょう。基本的には砂利質を好む性格の「トゥルソー種」です。これのみで仕上げたのがコマンダトーレで、アンフォラで仕上げたのがアンフォール・・・と言うことかな・・と思います。こちらは非常に少ないです。いずれ飲んでみたいと思います。

 気楽に入って来て、性格の良さを感じ、素性の良さを感じさせつつ消えて行く素晴らしいワインでした。是非飲んでみてください。