暗いルビーからガーネット色で、甘くスパイシーな、樽香の強い、黒い果実の香りのノーズがあり、構造がよく、適度にタンニンの強いミディアムボディのワイン。秀逸な果実味の支えとエキス分、グリセリンを持っているが、5年から6年のセラーでの貯蔵が必要である。今のところはどことなく厳しくて内向的だ。飲み頃予想:2003年から2014年 最終試飲月:97年1月89点
ラ・フルール・ドゥ・ゲは、ラ・クロワ・ドゥ・ゲの贅沢なキュヴェとして1982年にアラン・レイノー博士が生産を開始した(965ページを参照)。ワインはペトリュスとヴィユー=シャトー=セルタンの間にある、小さな老木の区画からつくられる。ここはレイノー博士のよく知られたシャトー、ラ・クロワ・ドゥ・ゲの畑の一部である。100%オークの新樽で熟成させたワインは、抗しがたいふくよかさと甘さ、並外れた果実味の純粋さに特徴がある。この贅沢な味わいの...