FRITZ HAAG(フリッツ ハーク) 1605年から続く、ブラウネベルクを代表する生産者。ロバート パーカー Jr.著「ワールド グレイテスト ワイン エステイト」では、"彼のエレガントで上品なリースリングは、モーゼル地域が生み出す最高のワインの印象的な例である"と賛辞が述べられている。2004年にオリヴァーが引き継いだ。 ワインスペクテーターによる2005年ヴィンテージについての記事(要約) "Germany's GOLDEN Vintage"より 2005年はドイツ・リースリングにとって驚きのヴィンテージである。たくさんの信じられないほど素晴らしいワインが産まれた。ドライなQ.b.A.からハイクオリティなデザートワインであるベーレンアウスレーゼやトロッケンベーレンアウスレーゼまで。 気温が暖かかったことで、葡萄の熟度のレベルは2003年にもひけをとらなかった。しかし、2005年は2003年と比べ高い酸があり、よりフレッシュで重たさがない。また、2005年はフレーバーもまた特徴的である。私は2005年に力強い"ゴールデン キャラクター"を見出した。ゴールデン デリシャス、ゴールデン レーズン、ハチミツ、そして甘いブラウンスパイス、例えばシナモン、カルダモン、ナツメグのような。このスパイスの要素が時には一体となって、焼き菓子のような香ばしい香りをかもし出す。 高得点を獲得しているワインが多いのは、2001年の状況と似ているが、2001年は葡萄が成熟するのが遅く、10月から11月まで続いた好天によって完成したヴィンテージだった。一方、2005年は早い段階から葡萄が熟し始め、そのまま完熟へと向かったため、収穫は通常より2週間ほど早かった。 |