● デイリーな価格ながらも、ちょっと頭抜けたバランスを持つシチリアの自然派ワインをご紹介させていただきます。
まぁ・・この下の写真を見てくださいよ・・。少し遠くに見える丘のような大地の「白さ」を!
日本には余り無いですよね・・在ったとしても、すでに削られて山の形さえおぼつかない形状になっていたり、国立公園や国定公園・・それに鍾乳洞かなにかで営業されていたりで、ワインの生産などは無理です。
まぁ・・こんなところで無農薬栽培・有機栽培をやったらどうなるのか?・・是非お確かめください。
「非常に還り注文の多いワイン!」
です。

■ヌース(コーペラティーヴァ・ヴィーノ・ヌォーヴォ)について
ワイナリー名のヌースとは、新プラトン主義で、神が初めて降臨した時に発した神聖な理性を指す。アレッサンドロ・フィリッピは、ソアヴェで長い歴史を持つワイナリーの出身。量子物理学からヒントを得たという独自の理論を元に、イタリア各地でコンサルタントとして活躍する。フィリッピがシチリア島西端部、トラパニ郊外で醸造責任者を務める協同組合がNoûs(ヌース)である。組合の構成農家はわずか4名で、アレッサンドロの指導の元、ビオロジック栽培へと転換した。アレッサンドロはかつて、同エリアの古樹を守るために立ち上げた協同組合“カンティーナ・エリチーナ”を率いていたが、400名もの栽培農家の意見が整わず、現在この組合は解散した。しかし栽培農家には100年を越えるネーロ・ダーヴォラやカタラットの古木を持つ農家も多くいた。現在はアレッサンドロの意見に理解を示してくれた4名の栽培家との協同組合だが、今でもその他の栽培家たちの復帰の説得は続けている。
■シチリアについて
東西約300km(トリノ~フィレンツェ間とほぼ同距離)、南北約180kmに渡って広がる地中海最大の島。最南端はチュニジアの首都チュニスより緯度が南となり多くの地域は非常に乾燥する。東部に標高3.329mの活火山エトナ山、中南部に真っ白な石灰岩が海岸に露出するカルタニセッタ、赤い酸化鉄を含んだ土壌が散在するラグーザなど極めて多彩なテロワールを持つ。かつてはヨーロッパ最大のバルクワイン供給地の一つだったが、1990年代後半以降は品質志向のワイナリーが出現、2000年以降はいわゆる国際的スタイルからの脱却も少しづづ進んでいる。またこの島は固有品種の宝庫とも言われ、黒ブドウでは重厚なネロ・ダーヴォラ、繊細でフローラル、かつ高い酸のネレッロ・マスカレーゼ、フラッパートほか。白ブドウではグリッロ、カッリカンテ、カタラットなどに世界から特に注目が集まっている。現在はイタリア内外の有名生産者が、シチリアはエトナの山麗に畑を求めるブームが活火山のように燃えさかっている最中である。
オーナー:Alessandro Filippi アレッサンドロ・フィリッピ
地域:シチリア
醸造責任者:Alessandro Filippi アレッサンドロ・フィリッピ
栽培責任者:Alessandro Filippi アレッサンドロ・フィリッピ
コンサルタント:Alessandro Filippi アレッサンドロ・フィリッピ
ホームページ: https://www.cooperativa-vinonuovo.it/
【ドメーヌについて】
ドメーヌ創業年: 2015 年
ドメーヌ解説
歴史:アレッサンドロ・フィリッピは、量子物理学にヒントを得て「自然な技法」を編みだし、ソアヴェ地域と、次いでシチリアで実践。シチリアで活躍したワイナリー「エリチーナ」の旧メンバーが、“Cooperativa Vino Nuovo”(新生ワイン協同組合)「ヌース」という組織を、あらたに結成した。その目的は、小規模な優良畑に力を貸すことである。こうして、Noûs「ヌース」というブランド名のナチュラルワインが、新生ワイナリーから登場することになった。
“Noûs”とは、新プラトン主義において、神が初めて降臨した時に発した神聖な理性である。この特別な神の息吹から、新たに格別なワインがもたらされるのである。また“Noûs”は、フランス語で「我々」を意味しており、土地所有農家の集いに備わる協同体精神の結束を促すという趣旨でもある。“Cooperativa Vino Nuovo は、新しい農業を目指して団結する農業家集団たらんとするものである。