● コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの北...になりますか、コトー・デュ・トリカスタンのビオディナミの造り手をご紹介させていただきます。
最近流行りのエチケットで、決して高く無い・・ビオディナミを実践していますが、飲んでみると決して・・
「ネガティヴさの無い、ピュアで軽快、ナチュラルだがSo2は少量使用」
するタイプですね。
まぁ・・「軽めでスッキリ、そしてナチュラル!」と言うのが受けているのでしょう・・
でも!・・
いや、これは「有り」だと思います。その答えは「2日目以降」まで引っ張ればお判りいただけます。初日の軽快さ、軽量感は薄れ、ボディは膨れて旨味も増大・・決して・・
「単にチープなワインでは無い」
とご理解いただけるはず。
暑い時期に軽快に飲みたければさっさと飲み切り、重厚さや複雑性を備えた果実感を楽しみたければ先に前日に栓を抜いておくことで、プライス以上の価値観を感じていただけると思います。余りフランス人らしくない・・相当にクレバーな造り手さんだと感じます。

■レ・カーヴ・カテドラル・デュ・マス・テオ AB demeter
ドローム県南西部、ローヌ川の左岸(東側)AOCグリニャン・レ・ザデマール(旧コトー・デュ・トリカスタン)のエリアでオーガニックでのワイン造りを実践している生産者で、代々この土地でブドウ栽培をしていたTheolasテオラス家が元詰を始めた事でできたドメーヌ。2001年から有機栽培を始め、2004年にエコセール認定及び2011年にデメターを取得しています。