● 2019年のドミニク・ラフォンです。すみません・・日本への割り当ては、シャルドネは「A.C.ブルのみ」でした。上級キュヴェが入る予定は無いそうです。残念!・・
ですがま~・・A.C.ブル2019年、べらぼうに旨いです!埼玉銘菓、行田の十万石饅頭(おそらく知らないでしょう?・・)の、
「うまい、うますぎる!」
の新聞やテレビのCMのコピーを叫びたくなります。昔は結構、新聞にも宣伝が出ていて、棟方志功さんの版画絵が・・あ、すみません・・余計でした。
なので、2019年はA.C.ブルだけ、しかも追加無し・・とのことです。
また2021年末を持ってドミニクは引退表明されたようです。noisy にとってはさほどは年齢も離れておらず、色々と思うところは有りますがそれはまたいずれ・・。
素晴らしいですが余りに数が無い・・是非今のうちに入手しておいてください。
「ブルゴーニュ・シャルドネとは?」
と、色々と話しかけてくれると思います。
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待望のドミニク・ラフォンの2018年ものが入荷です!2017年もので1990年代の、物凄い巨大さを誇ったコント・ラフォンの作風を取り戻し、さらにはビオによるピュアさを美しく載せた素晴らしいムルソーに仕立てたことは、すでに皆さんもご存じの方もあろうかと思っています。何よりnoisy 自身が・・物凄く嬉しいです。日本に入ってくるコント・ラフォンは・・まともには飲めない・・色んな意味で・・(^^;; なってしまっていますが、ドミニク・ラフォン本人のドメーヌのこのドメーヌ・ドミニク・ラフォンは、その辺はバッチリです。
早速2018年ものを・・今回はシャルドネばかりを4アイテム、いただくことが出来たので、
「この機会を逃してしまえば、この先は絶対飲めなくなってしまう・・」
と言うような強迫観念も有り・・激レアなムルソーレ・ナルヴォーのみならず、何とトップ・キュヴェのピュリニー=モンラッシェ1級レ・シャンガンまで開けてしまいました!・・いや~・・素晴らしい体験をさせていただきました。これも皆さまからご愛顧いただいているお陰、感謝しています。
各キュヴェの詳細はコラムをご覧いただくとしまして、2018年もののドミニク・ラフォンの印象をお伝えいたします。
2018年のドミニク・ラフォンは、2017年ものの偉大なコント・ラフォンの作風への変化をそのまま引き継いでいます。・・で、それだけなら・・さしたることは無い・・2017年もので充分な訳ですが、2018年ものは「さらなる進展」が有ったと感じています。
それは・・いや、ムルソーの各ワインが中心なラフォンですから、これを言ってしまうと何かと問題なのかもしれませんが、そこは noisy ですからハッキリ言ってしまいます。
「2018年もののドミニク・ラフォンは超エレガンスを纏った2017年もの!」
です。
すなわち、2017年もののオイリーで滅茶滑らか・・いつまでも舐めていたいと思わせるような素晴らしい柑橘果実がほとばしる大きな構造にプラスして、物凄いエレガンスを感じてしまう・・まさに、
「モンラッシェ!・・近くイメージ!」
を彷彿させてくれます。
ちょっと金属的だったり、またそれが滅茶苦茶細い絹糸的だったり、細やかな襞の表現だったりが、物凄く繊細なんですね。きっちりとそれまでのドミニク・ラフォンを感じさせてくれるのに、非常なエレガンスをも感じさせてくれます。
ですので、2017年ものも素晴らしかったですが、2018年ものはその意味で・・シャルドネの醍醐味を感じさせてくれます。希少なワインかと思います。特にナルヴォーやシャンガンはほんの少しだけの入荷です。でも、ムルソーも多くはありません・・このムルソーが、今飲んでも呆れるほどに美味しいんです!・・・比べてしまえばA.C.ブルは少しだけ早いのが、2017年と異なる部分です。是非とも飲んでみていただきたい、「ブルゴーニュ・シャルドネの本流、ここに有り!」を感じてみて下さい。お勧めします!
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ドミニク・ラフォンの2017年をご紹介させていただきます。・・いや、ぶっ飛びました・・1990年代の、あの凄いコント・ラフォンへの再帰です!・・とにかく・・A.C.ブルで良いので飲んでみて下さい。呆れますよ・・美味しくて!
それに加え、2017年はピノ・ノワールも価格で頑張りました!・・このクラスの生産者さんになると、通常は出来ないことでは有ります。2016年ものに比べても15%の値下げ!・・数量は限定になりますので、今の機会に是非、お試しくださいませ!
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偉大なシャルドネの造り手、コント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォンが、「自分で造るワイン」として、「ドミニク・ラフォン」を設立、2008年ものよりリリースしました。noisyも2008年から欲しかったんですが、余りの量の無さに入手できず、臍を噛む思いをしていましたところ、このところ・・エージェントさんの覚えも少し良くなったようで、それなりにはいただけるように成って来ました。
しかし、皆さんの好みに合わないのか、余りご存知無い造り手なのか・・今一つの盛り上がりに欠けちゃうんですね。
まぁ、noisy としましても、入荷が安定せず、アイテムによっては2~3本の入荷・・と言うものが多いもので、コストを考えるとさすがに飲み切れないんですね。なので飲めてもACブルゴーニュ・ブラン辺り、もしくは何か赤を1アイテムと、お茶を濁してる感がお客様にも伝わってしまっていたのかもしれません。いや・・とても好きな造り手なんですね~・・。ドメーヌ・コント・ラフォンのムルソーを見れば、熟したら素晴らしいのは判り切ったことなんですが・・。
2015年ものについては、例年のように数は安定せず非常に少ないものの、やはり一度はちゃんとテイスティングしないといけないと言うことで、3本しか入っていないアイテムも結構テイスティングし、その内容を確認しました。
総評として仕上がりとしますと2013年を超えるもので、今までで最高のポテンシャルと持つと思われます。冷やかな果実と果実酸をたっぷり持つシャルドネ、そしておそらく大柄で超熟なワインを目指したピノ・ノワールです。
シャルドネは今回、ACブルとムルソーで、どちらもテイスティングしていますので是非コラムをご覧ください。
ピノ・ノワールは非常に少ないですが、ボーヌ1級ヴィーニュ・フランシュ、ヴォルネイ村名、ヴォルネイ1級レ・リュレ。決して媚びを売るような、最初からしなやかさを求めた軽い味わいでは無く、畑のポテンシャルを最大限に引き出すと言う気持ちが伝わってくる大きな構造をしています。
やはりドミニク・ラフォンは、ブルゴーニュワインのトップを目指しているのが伝わって来ます。ボーヌ1級を飲めば、その畑が持つ細やかさや複雑な表情が見て取れ、ヴォルネイ村名を飲めば、昨今流行りの軽く圧搾しただけでエレガントさ命・・と言うスタイルでは無く、その中に有る、特段目立たないものの緻密な構成の金属が昇華した表情・・ミネラリティの妙が有るんですね。
素晴らしい2014年になったと思います。それぞれ飲み頃は有りますので、是非コラムをご覧の上、ご検討くださいませ。

コント・ラフォンと言えば、昔からの偉大なムルソーの造り手で、クリスティーズやサザビーズと言ったオークションで、常に高値で取引される銘柄です。
1998年以降は完全にビオに移行し、そのパワフルな味わいを繊細深遠なものへと変革、そしてまた、自身のワインを造り上げるために「ドミニク・ラフォン」のラインを発表したんですね。
実は、つい最近までこの新着に出ていた2009年のゼリティエ・デュ・コント・ラフォンのヴィレ=クレッセは、2008年ではドミニク・ラフォンのラインに入っていたアイテムです。2009年は自身で手掛けなかった性でしょう、ゼリティエに移したのだと思います。
今回、2009年のドミニク・ラフォンは2008年発表のものとも変遷が有ります。また、今回購入出来たのは極少量・・・です。そのため、何とか飲めたのはマコネーのサン=ヴェランだけ・・です。しかし、BBR社が日本の正規になったお陰で、かなりリーズナブルにご紹介できることになりました!(パチパチパチ!)何せ、皆さんもよくご存知の某有名ショップではヴォルネイ2009が11550ですので・・・「おい!・・どんだけ~♪!」 いいなぁ・・そんな楽な商売が出来て・・・それで完売してるんだよなぁ~・・何倍ふっかけてんだろ・・
まあ、そこのショップさんは業界随一ですし、ワインエージェント(輸入代理店)もやっていますので、時折、
「うちのワインも買って下さいよ~」
といらっしゃるのですが、
「おたくは高いしね・・それに、自分の店では手に入れにくいものばかり販売して、余ったものを卸すなんて・・・ね。まあ、気が向いたら考えるよ」
と、決してコンXxXションが悪いから・・などとは言いませんが、断り続けています。そちらは自分の良いように勝手にやってくれって・・感じです。上辺だけニコニコしてて、机の下ではナイフをチラつかせているような感じにしか思えません。
あらら、いつの間にかぼやきになっちゃいましたが、良い子は購入するショップは選びましょう・・・。ショップもしっかりお客さんを選んでいるようですので!
■エージェント情報
ドミニク・ラフォンは、言わずと知れたムルソーのトップ・プロデューサーで、ブルゴーニュで最も偉大な辛口白ワインの造り手として高い評価を得ています。そのドミニクが、2008年から、少数のワインを自分の名前を冠したラベルで売り出すことになりました。一族のドメーヌであるドメーヌ・デ・コント・ラフォンとは、別ブランドとして売るということです。この新しいワイナリーは正式にはネゴシアンということになりますが、ほとんどすべてのワインが元詰め物となっていて、畑はドミニクが所有するか、契約栽培しています。現在ワインは、ムルソーにあるセラーで醸造、熟成、瓶詰めされています。以前、ドメーヌ・ルネ・マニュエルが使っていた建物です。
白ワインで一番リーズナブルなのがブルゴーニュ・ブラン(2010年から)で、次がラ・プティト・モンターニュの畑のブドウを使った村名格のムルソーです。この畑のブドウは以前、ドメーヌ・デ・コント・ラフォンのムルソーにブレンドされていました。そして単一畑のムルソーであるレ・ナルヴォー(2010年から)、ピュリニー・モンラッシェ村に若干所有する一級畑シャンガンのワインがあります。
赤ワインは、村名格のヴォルネイと、プルミエクリュのヴォルネイ・レ・リュレ、ボーヌの一級畑レ・ゼプノットです。