● いったい何年振りになるでしょうか。20年近い刻が流れたようにも思います。ブランカイアを久しぶりにご紹介させていただきます。
昨年末、長く通っていたお蕎麦屋さんが店を閉じられました。noisy は一応定休日の木曜の昼に、時折お蕎麦をすすりに行ってまして・・店主さんがつくる蕎麦の香りがちゃんとするもりそばや、時に寒い日は暖かいきつねそばなどを頼んでました。そばが茹で上がる前まで、極上の出汁巻きたまごを辛味大根と醤油で楽しませていただきました。
おそらく・・お怪我をされてから、中々思うように打てなくなった・・と言うことなのかと思いますが、江戸前そば系のキリリとした汁に辛味大根とネギをそばに載せて食すのが好きでした。決してわさびは出なかったなぁ・・と。残念な閉店でした。
このブランカイアも、今から20年近く前にインポーターさんの扱いが変更になる頃に、なぜかそのインポーターさんと上手く行かなくなり、切れてしまっていたんですね。
それにこのブランカイアもまた、元は「マッツェイ家」とのお付き合いの中で生まれたブランドですが、そちらも縁切れと言うことで・・何か「リンク」を感じてしまいます。
久しぶりに飲ませていただいたブランカイアですが、看板のトップ・キュヴェ「イル・ブリュ」は飲んではいないものの、以前のような大柄さはそのままに、でもどこかブランド的にも大きくなったのかな?・・と言うような印象も受けました。
ワインはとてもクリーンで、比較的タンニンやエッジは感じさせる方の造りです。ブルゴーニュとボルドーと言うことで比較しますと・・その中間的な感じです。リーズナブルにご案内させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

1981年にスイス在住のブリジット&ブルーノ夫妻がカステッリーナ・イン・キャンティの「ブランカイア」と呼ばれていた畑を購入、その後わずか2年でキャンティ・クラシコを生産し、国際的に知られることとなるシンデレラ・ワイナリーです。
エノロゴにはキャンティクラシコの第一人者、カルロ・フェッリーニを迎えており、1998年には娘のバーバラが醸造に全面的に参加しています。現在ではトスカーナを代表するワイナリーであり、国際的な評価も高く、世界中での人気を得ています。