美しい白ワインです。アロマも実に良い・・やや太目でしっとり、柔らかく、緻密なミネラリティを感じさせてくれます。
言ってみれば、
「元気いっぱいだけどどこに行っちゃうか判らないグレコ・ディ・トゥーフォ。」
に対し、
「整った顔立ちで優等生。委員長タイプなフィアーノ。」
でしょうか。
ちょっとカスタードっぽいニュアンスを出しつつ、緻密で精緻な味わいです。
最初から全力で走る・・なんて、余裕のある委員長はしません。
「そろそろ・・エンジンにカツ入れないと厳しいか?」
と思えた時には、そのポテンシャルをちゃんと発揮してくれる訳です。粗野なグレコとは・・違うんです・・(^^;;
ですが2020年の「クティッツィ」の出来が半端無く、委員長はちょっと青ざめているようですよ。海外メディアの平均点はこの「ピエトラカルダ」が上ですが、飛びぬ...