● こちらも久し振りのご案内です。土地が肥沃すぎて元からある葡萄畑は収穫が多く、凝縮感ある良いワインが無い、とさえ言われてきたエミーリャ=ロマーニャですが、カミッロ・ドナーティのワインは違いました。しかも超リーズナブル!
夏場の乾いた喉に潤いを与えてくれるフリッザンテ(弱発泡)は良いですよね。是非ご検討下さい。

現当主カミッロの祖父であるオルランドが1930年に植えた葡萄による自家消費用から始まったワイン生産を、カミッロが商業化したワイナリー。エミリア=ロマーニャ洲はポー河流域の肥沃な平野部が中心となっていることから、畑では仕立てを上へ高くして収量を増やすのが主流です。
しかしカミッロは標高約 250mの東向きの畑で一切の科学的な薬剤を使用せずに葡萄を栽培、ワイナリーではこの地方に残る伝統的な手法にこだわり続けています。
生産している全て の葡萄に対してマセレーションを行い、野生酵母による発酵、全ての工程で温度管理を行わず、出来る限り自然な形で醸造。フリッザンテ製造のためのフィルタリング作業にも木綿の袋を使用。二酸化硫黄の添加も葡萄をプレスした直後にのみ使用されるだけで、その量もごく小量(30-40mg/L)。