どうしても我々ワイン屋は、
「そんなことは判っていて当然だから・・・」
という面を捨て切れません。足し算・引き算を理解している人には、
「1+1は2だから・・・」
という説明をしないのは当然ですから・・・、という考え方です。
この、エリオ・アルターレは偉大な生産者ですから、知っていて当然と考えてしまうんですが、どうやら一般的にはそこまで認知されていないのでしょう。考えてみれば当然かもしれません。毎年極少量のみが日本にはいっているだけですから、類稀なコストパフォーマンスを見せるドルチェット・ダルバやバルベーラ・ダルバでさえ、時には売れ残ることも有るようです。
今回入ってきたのは高級ワインばかりですし、ほんの少量ですから、その背景だけ説明させていただきますね。
まず、バローロはラ・モッラの産で2005年です。長い熟成を要求されるバローロに有って...