● 2023年・・素晴らしいヴィンテージです!・・このところ2023年ものを続けてテイスティングしていますが、余りの良さに・・驚いています。
2015年の健全健康さに2018年的な熟度が有り、ストレスの無い見事な味わいを・・このフランソワ・ジャニアール2023年で感じました。
なお、4代目のアルペランジュさんから5代目のアレクサンドラさんに・・
「女性(母)から女性(娘)へと承継!」
された・・ちょっと珍しいかもしれないですね。
そして、シャルドネは完璧です。A.C.ブル2023年・・かなり細かく書いてますが滅茶美味しいですし、ペルナン2種もとんでもなく美味しいです。
赤は2023ペルナンV.V.ですが、5年寝かせますと完璧!・・ですが、今飲んでもその若い美味しさが素晴らしいです。ぜひ飲んでみてください。
そして、何故か毎年遅れて来るアロース=コルトンは2021年ものなんですが・・これは今飲まれるとすると勘違いさせてしまうと思うので、とりあえずご案内は保留です。
なので、今回はドメーヌ・フランソワ・ジャニアールの2023年ものだけをご案内させていただきます。重要なお話も出ていますので、是非各コラムをご覧くださいませ。
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いや・・このところのフィネスさん扱いのワインがどんどん美味しくなって来ているんですよね・・。一体どんな魔法を使ったのか判りませんが、この、扱いはまだ若い「フワンソワーズ・ジャニアール」も、
「到着するたびにグングン伸びて来ている!」
ことをテイスティングで知らしめられます。
このA.C.ブルのブランも、滅茶美味しいんですよ。ミネラリティがバッチリ・・パリッとした感じです。それに赤も同様にミネラリティが素晴らしい・・だから「伸び」が滅茶良いんです。
この伸び盛りのフランソワーズ・ジャニアールのワインは、何しろリーズナブルです!・・ほぼ6千円以内でどのアイテムも行けるでしょう?
まぁ、皆さんは余り知らないアペラシオンかもしれませんが、noisy 的には最近特に再注目しているんですね。
「ペルナン=ヴェルジュレス!・・旨い!・・超エレガントで妖艶!」
「アロース=コルトン!・・濃度がピッタリ!・・果実感バッチリ!」
・・それでこの価格ですから、飲んだら美味しいのでファンになっちゃうと思うんですね。星付きのレストランさんでも出されている訳ですから・・その理由も有る訳です。
中々普段飲みにニュイのワインを開けるのが難しくなって来ましたが、
「ペルナン=ヴェルジュレスはコルトンの丘の反対側の丘」
で、ほぼ地続き、すぐそこなんですね・・。きっと気に入っていただけると思います。ご検討くださいませ。
初めての扱いになりますドメーヌ・フランソワーズ・ジャニアールをご紹介します。エージェントさんはフィネスさん。バイヤー的に言ってもフィネスさんらしさが満載のピュアなブルゴーニュワインです。しかも価格は良心的。今飲んでも良さが伝わって来ます。
■エージェント情報

コルトンの丘の麓、ペルナン ヴェルジュレス村にあるこのドメーヌは2002年からフランソワーズ アルペランジュ女史がドメーヌ運営を引き継いで現在で4代目になります。アロース コルトンとペルナン ヴェルジュレスに僅か2.5haの畑を所有するとても小さな家族経営の造り手で、植物学に基づいて畑の耕作や手入れをしっかり行い、除草剤も使わずにとてもナチュラルな葡萄を作っています。地元ペルナン ヴェルジュレスのミシュラン1つ星レストランの「ル シャルルマーニュ」、リヨンの東の町アヌシーにある2つ星レストランの「ル クロ デ サンス」でこのドメーヌのワインが使われています。
葡萄の木の樹齢は35~65年で古木が多く、摘房で収量を制限し、頻繁に耕作を行なって悪影響のある雑草を取り除いています。いかなる除草剤も使用しておらず、病害に対する薬剤の使用は必要最小限に抑えています。除葉は朝日の当たる東側だけ行い、西日が長時間照り続ける西側の葉は残して葡萄が焼けるのを防いでいます。また畑の中の空気循環を良い状態に保って腐敗が起こらないようにしています。葡萄の収穫はすべて手摘みで、除梗は約80%行います。白はステンレスタンクで醗酵前浸漬を行い、自然酵母でアルコール醗酵を20℃で7~8日間行います。赤はコンクリートタンクで5~6日間低温浸漬後、最大30℃でアルコール醗酵を8日間ほど行います。熟成は樫樽で白は9~10ヵ月、赤は約12ヵ月間行い、新樽は白赤共に10~15%の割合で使われます。