● ステファン・ティソ、ブノワ・ミュランが抜けたラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌを引き継いだジェローム・アルヌーをご紹介させていただきます。昨年末に少し・・しら~っとご紹介に出していましたが、本格的に扱わせてくただくことに・・。いや、もっと早くやろうと思っていたものの、中々に時間が取れずに今になってしまいました。
ですが・・、
「ジェローム・アルヌー、半端無い!」
と申し上げておきましょう。
もはや、この地域で目立って仕方が無い存在になったと思います。
もっとも海外メディアは全然判っていないようですから、価格も滅茶リーズナブルでして、第二のラミーになる素質の持ち主だと感じています。
この先、新着で3回ほどに渡ってご紹介させていただくことになるかと思いますが、今回はサヴァニャン、シャルドネを中心にお届けいたします。半端無いポテンシャルの「ヴァン・ジョーヌ」、そして赤ワイン、泡もの、甘いもの・・(^^;; は次回以降になります。どうぞよろしくお願いいたします。
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Noisy wine でも一大ブームを引き起こしたラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ の、もうひとつの片割れが、このジェローム・アルヌーです。
そう・・これですよ・・

覚えておいでの方もいらっしゃるんじゃないかと思いますが、
「まさか・・酸膜系のサヴァニャンが、これほどまでにご理解いただけるとは!」
と、noisy もビックリする位の数をお買い上げいただいたんですね。
ところが・・そのラ・レーヌ・ジャンヌはその後に解体してしまいまして、このジェローム・アルヌーとル・クロ・デ・グリーヴに分かれてしまいました。
少し前にル・クロ・デ・グリーヴはご紹介させていただいたんですが・・ようやくジェローム・アルヌーに手を付け始めることができるようになりました。
ワイン自体は、
「ラ・レーヌ・ジャンヌ時代とほぼ同じようなニュアンス」
です。是非飲んでみてください。

ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルのネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと妻のベネディクトにより設立されました。その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)はアルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。
