【400本以上を皆さまにご購入いただいた、あのラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ2011アルヴォワ・サヴァニャンの後継がこれ!・・半端無いです!】

思い出しますね・・エージェントさんの担当、M君と・・
「ん?・・アルボワのサヴァニャン?・・産膜系?・・どんなに凄くたって・・日本じゃ売れないんじゃん?」
と・・
「そ~ですよね・・でも、沢山買っちゃったんですよ・・」
みたいなやり取りが有って、
「ま、1ケースは買うから・・」
と言う話しで始まったと思います。
ステファン・ティソ、ジェローム・アルヌー、ブノワ・ミュランで始まったラ・レーヌ・ジャンヌ。
飲んでみたら・・
「・・げげっ・・こりゃぁ・・マンモス並みのポテンシャルを持つサヴァニャン!」
と言うことで、まぁ・・今から10年ほど前でしょうか。
そりゃぁポテンシャルが異常に高いことを理解はしました。ですが、
「売れるとは思わなかった・・」
んですね~。
だって・・そのころは今の様な状況じゃなかったですから。
産膜酵母が生み出す、あのハシバミ系のアロマには、
「日本人は慣れていないし・・」
と言う判断だったんですね。
ところがです。蓋を開けたら大盛況!・・もちろん、あれやこれや質問もバンバン、メールも電話もいただきました。
「これ、逝っちゃってません?」

ですが、ちゃんと説明させていただいて、
「今開けたのなら・・開けてどのくらい経過していますか?」
と尋ね、
「もうそろそろ大丈夫ですから、その一瞬のアロマを少しだけ我慢して、口内で磨り潰すようにして飲んでみてください。」
とお返事させていただいてました。そうしたら後で、
「このサヴァニャン、半端無く凄いですね!」
と。間違いなく、そのお答えをいただきました。
今はティソとミュランが抜け、レーヌ・ジャンヌをアルヌーが引き継いで、そして自身の色でしっかり染めていると感じるのがこのジェローム・アルヌーですが、この「サヴァニャン・オータンティーク」です。
オータンティークは仏語で、英語ですとオーセンティックでしょうか。一般的には、
「れっきとした・本物・正真正銘」
みたいな意味ですので、
「正真正銘のサヴァニャン」
と言うことで、ジュラでは歴史的にサヴァニャンを産膜酵母を動かして造るので、「オータンティーク」と名付けたのでしょう。
まさに、口内の味蕾を埋め尽くし、ありとあらゆる情報を詰め込んでくれるワインです。鼻の粘膜へも同様で、甘い蜜から乾かした各色のフルーツまで・・
「チーズにバッチリ合うのは産膜したサヴァニャンか極甘口のソーテルヌだけ!」
とも思いこんでしまいます。
抜栓直後は少しフロール香が圧縮されたままで、少しキツ目に感じられるかもしれませんが、やがてこれが膨らんでくると・・
「・・まさにプティ・ヴァン・ジョーヌ!・・」
と・・余りの圧倒的な複雑さ、香りも味わいも長さも半端ないぞ!・・と言う時間を、その液体が無くなるまで・・ずっと感じられるでしょう。飲んでみてください。素晴らしい出来!・・この価格ではちょっとお目に掛かれないと思います。超お薦めです!