ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン

オリヴィエ・ジュアン

フランス Domaine Olivier Jouan ブルゴーニュ
● 2017年のオリヴィエ・ジュアンです。すみません・・2016年ものは色々有って、飛ばしてしまいました。やはりモレとシャンボールは2016年、厳しいだろう・・特にモレは・・などと考えていたら、そうなってしまいました。

 2017年ものは、2015年ものをテイスティングして感じた、

「果実味系からエキス系への転身」

をさらに増大させていると感じました。めちゃドライなんですね・・冷涼感も漂ってきました。そして、

「リアルワインガイド誌の評価がジャンプ・アップ!」

していますよ。


 全アイテムほぼほぼ・・1.5~2.0点も上昇しています。シャルム=シャンベルタンは96+ですし、1級ラ・リオットは95、1級リュショは94+とグラン・クリュ並みの評価です。

 それでも1級は1万円ちょっとですから、非常にリーズナブルに感じるはずです。


 味わいが変わって来たと言うのはどういうことなのか?・・と勝手に想像してみるに、ジュアン本人は、さほど意識変革は無いんじゃないかな?・・と感じます。それは「激変」とか、「急変」と言うようなことでは無いことにも表れています。おそらく2010年以降、徐々に甘さを控え、ドライな味わいに変貌していっただけなのかと思います。天候の変貌や環境の変化に対応し、普段の生活をして行く上で、そのように導かれたのかな・・と感じています。あくまで推測です。

 noisy 的にも好ましい出来事ですし、リアルワインガイド誌の評価がジャンプアップしたと言うことは、おそらく皆さんもより高い評価をされるに違いないと思っています。

 ただし・・このところは結構在庫を抱えて来ましたので、仕入れを減らしてしまいました。結果論ではありますが、失敗したかも・・と言う気持ちが有ります。上のキュヴェはもう買えないですから・・はい。

 しかしながら、村名のクロ・ソロンも非常に美味しいですし、90点のA.C.ブルもリーズナブルです。94+、95と絶好調の1級2アイテムと含めまして、是非ともご検討いただけましたら幸いです。



━━━━━
 オリヴィエ・ジュアンの2015年をご紹介します。素晴らしい出来栄えだった2009年・・・。運転資金取得目的の利益度外視プライスを付けるどーしようも無いネットショップに叩き売られていて、とても販売は苦労してました。素晴らしいワインなのに、結局造り手を育てる方向には中々向かわない、申し訳ないドメ ーヌでした。

 どーしようも無いショップさんは運転資金を得る目的ですから、都合マイナスにならなければ良いし、経費なども出来るだけ掛けない方向になってしまいます。釣った魚に餌をやらない的な考えなのでしょう。コンディションが良いはずもなく、結局は造り手の評価を下げる方向に動きます。お客様にとっては安い方が良いのは事実・・しかし、安すぎるのは何かしらの問題が有ると考えるべきでしょうね。ですので、そういうショップさんに流すならもう買わない・・と言うことも有りますよ。

 まぁ、そうは言いながらも入荷数でアイテム当たり1ケースに満たない数量しか無いと、さすがにnoisyも飲むわけにも行かないので、どーしようも無いショップと大差無いと言われても返す言葉が有りませんが、素晴らしいヴィンテージになったと思われるオリヴィエ・ジュアンの2011年を、取り合えずはご紹介できたことに安堵しています。少ない年は、例年以上に、収穫減以上に減らされるものです。毎年、出来るだけ飲んでご紹介してきましたが今回も申し訳有りませんがリアルのポイント中心でのご紹介になります。

只一、我慢できずにモレ・サン=ドニ・クロ・ソロンを開けました。オート=コートでさえ・・12本なので・・・

 で、やっぱり感じたことは、

オリヴィエ・ジュアンのワインの味わいは、アンリ・ジャイエ的な懐かしくも温かい果実味が中心!

 明らかにエマニュエル・ルジェよりもアンリ・ジャイエ的です。アペラシオンの違いは有っても・・です。もっとも神様のパーフェクトなバランスなワインまでには達しては居ない・・とは思いますが、この味わいは妙にクセになってしまいます!

 価格的には、昨今のレートが災いして上昇しています。申し訳ないけれど・・これはもうどうしようも無く。頭を抱えてしまいます。

 ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系です。1999年、当時26歳だったオリヴィエ・ジュアンは、曽祖父が創業したこのドメ ーヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始しました。
 醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあります。清潔に手入れが行き届いた彼のカーヴには醸造設備や樽が効率的に配置され、不自然な温度管理等をせず極めてナチュラルなワイン造りを実践しています。
 また、ドメ ーヌ継承後直ちに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました。ブルゴーニュ地方は、ちょっと雨が降ると翌日の畑を見るのが怖いほどビオ栽培は難しいところですが、「できるだけ畑にいて、問題が起きそうになったら即対処します」。その言葉通り、たとえ土日の雨の日でも、モレの畑を通りかかれば、ただひとり黙々と働く彼にしばしば会うことができます。
 「趣味は仕事です」真面目一筋。(しかし、来日時に一緒にカラオケに行った時は相当羽目を外してくれました)。
 近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造り手が現れる日が来ました。

所在村 Arcenant
醸造家 Olivier Jouan
所有畑面積 8.5ha
ドメ ーヌ継承年 1999年
栽培における特記事項 ビオロジー(1999年から。Ecocert認証)
醸造における特記事項 天然酵母のみで発酵、澱引きはビン詰め前に1回のみ、SO2の使用は最小限
販売先 フランス国内80%(個人のワイン愛好家、ワインショップ)、輸出20%(スイス、カナダ、アメリカ、日本)
掲載実績のある海外メディア 「Guide Hachette」、「Bourgogne Aujourd'hui」
参照できる日本のメディア 「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P31、「リアルワインガイド」第14号P54とP62


2017 Charmes-Chambertin Grand Cru
シャルム=シャンベルタン・グラン・クリュ

14935
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン

◆◆◆貴重なバックヴィンテージ2017年です。
リアルワインガイド第67号 今飲んで94+ ポテンシャル96 飲み頃予想 2025~2055

■エージェント情報
 マゾワイエール側に0.35haを所有。平均樹齢60年のVV。新樽比率30%。オリヴィエ・ジュアンの最高キュヴェ。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥18,850 (外税) 
【ついに95ポイント台の壁を超えた!オリヴィエ・ジュアンの最高傑作になったと思われる2017年シャルム=シャンベルタンです!】
 ついに来ましたね~・・リアルワインガイド誌第67号の評価は96ポイントです。今までの最高が95+でした(noisy調べ)ので、一般にクラシック(最高の出来)クラスと言われる評価領域に突入です。

 もっとも、単純に評価点が高くても、自身の好みとかけ離れていては、余り関係の無いことになってしまいますが、2015年ものにはnoisyも、

「エレガント系へ移行の兆し?」

とコラムに書いてお伝えしていました。


 どうやらそれに間違いは無いようで、下級キュヴェのみのテイスティングでは有りますが、確実に、

「果実味たっぷり系からの脱却」

をし始めているように感じます。


 リアルワインガイド誌では指摘されていませんでしたが、noisy 的には、確かにまだ黒果実中心の味わいでは有るものの、そこに明るい赤い果実が差し込んで来ています。造り手的には意図せず、いつの間にかそうなって来てしまったように感じます。


 しかも価格的には非常にリーズナブルで、シャルム=シャンベルタンとしては破格の1万円台です。今回は少なくて・・すみません。ご検討くださいませ。


2017 Morey-Saint-Denis 1er Cru la Riotte Vieilles Vignes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・ラ・リオット・ヴィエイユ・ヴィーニュ

14934
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン

◆◆◆貴重なバックヴィンテージ2017年です。
リアルワインガイド第67号 今飲んで94 ポテンシャル95 飲み頃予想 2022~2050

■エージェント情報
 ラ・リオットはモレ・サン・ドニ村の中心部に位置。0.3ha。樹齢約60年のVV。新樽比率50%。「ラ・リオットは、骨格が大きく、長期熟成型のワインを生むテロワールです」(オリヴィエ・ジュアン)。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,600 (外税) 
【オリヴィエ・ジュアンの看板、二つの1級も以前のシャルム=シャンベルタンと同様の評価です!】
 二つの1級、ラ・リオットとレ・リュショも非常に高い評価です。リアルワインガイド誌第67号において、ラ・リオットV.V.がポテンシャル95、レ・リュショV.V.がポテンシャル94+と、以前のシャルム=シャンベルタンと同様の評価にまで上り詰めています。

 1級ラ・リオットは、グラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュを構成するリューディ、レ・シャビオの直下に接しています。下部に有る分、豊かな味わいになりますが、たっぷりな鉱物系のニュアンスを持つ、比較的パワフルな味わいです。クロ・ド・ラ・ロシュ的なニュアンスはさほど無い・・と考えがちですが、裏に・・奥に回っている、もしくは豊かに感じる要素に隠れている、骨格的要素に回っているとも言えます。長い熟成を経て、むしろ果実が失せて来てからこそ、その全貌が見えるかもしれません。

 1級レ・リュショはモレの村の南端、グラン・クリュ・クロ・ド・タールとグラン・クリュ・ボンヌ=マールの二つの下部に接する素晴らしいロケーションです。レ・リュショの下部には、ルーミエさんの1級ビュシェール(クロ・ド・ラ・ビュシェール)が接していますし、シャンボール1級レ・センティエとも接しています。

 ですので・・悪い訳が無い・・(^^;; 昨今のルーミエさんのクロ・ド・ラ・ビュシェールは、以前の野暮ったさは全く無く、完全に村名シャンボールを凌駕しています・・まぁ、シャンボールは1級も混ざっていた時期も有りますので一概に比較はできないとしても、

「熟したら美味しいがリリース直後はテクスチュアがざらつく・・」

と思ってました。最近のヴィンテージはホント、素晴らしいですよね?


 そんな畑ですから悪い訳が無く、94+ と言う評価も納得の行くものです。反対にレ・リュショやラ・リオットの出来の良いワインを他に探せ・・と言われたら、非常に困難です。

 まぁ、モレ=サン=ドニと言う村のワインは、コート・ド・ニュイで最もリーズナブルですので、

「いつの間にかエレガント系に寄って来たオリヴィエ・ジュアンの1級からは目が離せない!」

と言って良いかと思います。是非ご検討くださいませ。


2017 Morey-Saint-Denis 1er Cru les Ruchots Vieilles Vignes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・レ・ルショ・ヴィエイユ・ヴィーニュ

14933
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン

◆◆◆貴重なバックヴィンテージ2017年です。
リアルワインガイド第67号 今飲んで93+ ポテンシャル94+ 飲み頃予想 2021~2050

■エージェント情報
 レ・リュショはグランクリュ街道を挟んで、クロ・ド・タールとボンヌ・マールに接するモレ最高のプルミエ・クリュのひとつです。0.31ha。平均樹齢50年のVV。新樽比率30%。「レ・リュショは、繊細でフェミナンなワインを生むテロワールです」(オリヴィエ・ジュアン)。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,600 (外税) 
 【オリヴィエ・ジュアンの看板、二つの1級も以前のシャルム=シャンベルタンと同様の評価です!】
 二つの1級、ラ・リオットとレ・リュショも非常に高い評価です。リアルワインガイド誌第67号において、ラ・リオットV.V.がポテンシャル95、レ・リュショV.V.がポテンシャル94+と、以前のシャルム=シャンベルタンと同様の評価にまで上り詰めています。

 1級ラ・リオットは、グラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュを構成するリューディ、レ・シャビオの直下に接しています。下部に有る分、豊かな味わいになりますが、たっぷりな鉱物系のニュアンスを持つ、比較的パワフルな味わいです。クロ・ド・ラ・ロシュ的なニュアンスはさほど無い・・と考えがちですが、裏に・・奥に回っている、もしくは豊かに感じる要素に隠れている、骨格的要素に回っているとも言えます。長い熟成を経て、むしろ果実が失せて来てからこそ、その全貌が見えるかもしれません。

 1級レ・リュショはモレの村の南端、グラン・クリュ・クロ・ド・タールとグラン・クリュ・ボンヌ=マールの二つの下部に接する素晴らしいロケーションです。レ・リュショの下部には、ルーミエさんの1級ビュシェール(クロ・ド・ラ・ビュシェール)が接していますし、シャンボール1級レ・センティエとも接しています。

 ですので・・悪い訳が無い・・(^^;; 昨今のルーミエさんのクロ・ド・ラ・ビュシェールは、以前の野暮ったさは全く無く、完全に村名シャンボールを凌駕しています・・まぁ、シャンボールは1級も混ざっていた時期も有りますので一概に比較はできないとしても、

「熟したら美味しいがリリース直後はテクスチュアがざらつく・・」

と思ってました。最近のヴィンテージはホント、素晴らしいですよね?


 そんな畑ですから悪い訳が無く、94+ と言う評価も納得の行くものです。反対にレ・リュショやラ・リオットの出来の良いワインを他に探せ・・と言われたら、非常に困難です。

 まぁ、モレ=サン=ドニと言う村のワインは、コート・ド・ニュイで最もリーズナブルですので、

「いつの間にかエレガント系に寄って来たオリヴィエ・ジュアンの1級からは目が離せない!」

と言って良いかと思います。是非ご検討くださいませ。

ドメーヌ・フーリエ

フーリエ

フランス Domaine Fourrier ブルゴーニュ
● フーリエの2018年メゾン・セクションが到着しました。ドメーヌものに先駆けて入って来ました。

 2020年は世界的に特別な状況に置かれてしまった年です。新型コロナ感染症で多くの方々が命を落としてしまいましたし、さらには大国のエゴのぶつかり合いと言いますか、新しい冷戦時代に入ったかのようにさえ見えて来ます。

 2000年代前半は経済成長を始めた中国が、香港を筆頭にボルドーワインを物凄い勢いで買い占め始めたのは記憶に新しいところです。

「ボルドーを水で割っても、オンザロックでも文句言わないからブルゴーニュには興味を持たないでくれ!」

みたいな論調がブログなどでも散見された頃では有りますが、その後はその懸念通り、ブルゴーニュワインまで買い占めてしまう結果となり・・今では貨物船さえ、日本直行便は無くなってしまっています。

 しかしながらその香港は一国二制度を撤廃したと見える状況になっています・・。それにこの新型コロナウイルス騒ぎに便乗してかどうかは判りませんが、結果として世界中で中国を取り巻く環境は悪化しています。


 そんな現況の性なのでしょうか・・。あれだけ数量の無かったフーリエのブルゴーニュ・ピノ・ノワールの割り当てが急激に増えたんですね。それに、まともな案内の無かったジャン・マリ・フーリエの上級キュヴェさえも、少量では有りますがオファーが有ったんです。

 皆さんもおそらくそれにはお気付きかと思いますが、幾つかのインポーターさんがフーリエの2018年ものを扱い始めています。

 以上を考え併せてみると、やはり「中国ワイン市場の購買力の低下」が、この状況を生んだとみるのが正解かと思われます。

 それに上級キュヴェは据え置きか、僅かな価格上昇では有りますが、

「正規品2018年ものブルゴーニュ・ピノ・ノワールはまぁまぁの値下げ!」

 と言う結果なんですね・・。


 味わいにつきましてはコラムをご覧いただきたいと思いますが、この数年は中国と言う存在にどれだけ振り回されてきたのかを思い知ったところです。


 因みに・・量は結構有ると言っても、A.C.ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2018年のみですよ。他は例年並みですし、もう少し後に入港すると思われるドメーヌものの数量や価格についてはまだ判りません。

 ですので、リーズナブルになった2018年ブルゴーニュ・ピノ・ノワールを飲んでいただくことで、2018年ドメーヌものをどうされるか、ご判断いただくのも良いかな・・と思います。ご検討くださいませ。

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 フーリエの2017年をご紹介します。フーリエのワインを扱わせていただいてからほぼ20年ほどになりますが、やはり毎年待ち遠しい造り手です。

 実際に日本でブレークしたのは2009年ものから・・と実感していますが、個人的には2006年ものを飲んで、

「今までのフーリエとは大きく違う!・・もの凄い表情とポテンシャル!」

と感じ、そのとんでもないオファー数量を仕入れることにした訳です。

 また、リアルワインガイドで徳丸さんも2007年ものを飲んで驚かれ、

「凄い。もうともかく凄い。フーリエのワインが凄いことになっている・・」

で始まる造り手紹介の文で激賞し、また村名ジュヴレ=シャンベルタンV.V.2007年には、

「へたをすればグラン・クリュ・レベル」

と持ち上げました。


 言ってしまえば、noisy 的にはそれから2年して、日本で大ブレークした・・と言う理解ですね。・・だって2007年も2008年ものも、インポーターさんレベルでは沢山余ってましたから・・、noisy はその余ったフーリエ2008年を、しこたま拾いまくっていた訳です。


 それからどうでしょう・・8年ほど経過した2017年が入荷して来ました。以前ほどの滅茶苦茶な引きの強さでは無くなって来たか・・とは思います。ワインファンの方々もそこそこに飲まれたでしょう。そして大ファンになった方、アンチになられた方、さらには、大ファンだったが飲んで行くうちにアンチになられた方・・(^^;; またはその逆もいらっしゃると思います。

 先日、昔からのお客様が、長くnoisy の店に寝ていた2005年のクロ・サン=ジャックを・・そう、この間、しら~っと新着に出した、アレです・・、早々に飲まれたそうです。

 長くフーリエファンでいらしたのですが、この数年はだいぶ熱も冷め、2015~2016年ものはスルーされたようです。しかし、その長く寝ていたクロ・サン=ジャックを仲間と飲まれ、その余りの素晴らしさに驚き、冷めていた熱が再び燃え上がって来たようでした。

 やはり、全てのワインには飲み頃が有り、またそれに合わせた「飲み方」も有ります。その「刹那を切り取った飲み方」は、個人の自由、やり方と言う観点からは正しいのですが、ワインに合わせず、自身の形に合わせた飲み方だけをした場合には、失敗してしまうことも大いにある訳です。

 2005年のクロ・サン=ジャックは、収穫から14年目を迎え、かなり飲み頃に近付いていたと思われます。きっとかなり美味しかったんじゃないかと・・想像します。ちょっと妬けちゃいますが・・(^^;;


 2017年ものが全て到着し、結局滅茶少なかった2016年ものとほぼ同様か、ほんの僅かに増えただけの数量で到着しました。

 到着早々のA.C.ジュヴレV.V.のテイスティングになりましたが、いや~・・完璧です!・・到着直後で荒れているのに・・凛々しく、美しく、偉大です。

 もし、早々に飲みたいので有れば、少し休めて飲むのが良いです。1~2年、寝かせて飲もう・・などとは思わない方が良いと思います。その際は、

「どうやったら少しでも開かせることが出来るか?」

を知っていらっしゃる方か、その努力を出来る方限定です。

 1年以内に飲む方が、よほど簡単に美味しく飲める可能性が高いんです。中途半端に寝かせて、開かせることが出来ないと、一番硬い状態で飲むことになり、結果として「アンチ・フーリエ」になってしまうんです。

 2017年のフーリエは、相当に凄いヴィンテージだと確信しています。まさに熟練の域に達した「手練れ」の見事な味わいです。

 先だってご案内出来た、ネゴスものの2017年ラトリシエール=シャンベルタンV.V. は、デキャンター誌(ティム・アトキン氏)により、

「TOP QUALITY 97 PINTS」

を得ています。これは今回、僅かにご紹介出来るクロ・サン=ジャックV.V.、グリオット=シャンベルタンV.V.と全く同様の評価です。

 今回テイスティング出来た・・と言うか、もう20年近く基準、定点観測として飲み続けているジュヴレ=シャンベルタンV.V.の2017年を飲めば、

「フーリエこそジュヴレのトップ生産者!」

で有ると思わざるを得ません。


 A.C.ブルも今回はまぁまぁの数をいただけました。上級キュヴェは僅かです。是非ともジュヴレの「トップ・クオリティ」をお確かめいただけましたら幸いです。

 栽培はラ・リュット・レゾネを採用。農薬は主に低濃度の硫酸銅を使用。肥料は遺伝子組み換えでないものを2~3年に1回撒いている。剪定は集団選抜クローンに適しているギュイヨ仕立て。株が均一化するとワインの複雑味が損なわれるとの考えから、市販のハイブリッドクローンは用いない。収穫量を制限するため摘芽は非常に厳しく行う。収穫は、収穫人を急がせず、ゆっくりと選別しながら摘み取りを行わせ、またカビが飛び移らないよう手洗いも励行している。

 収穫果は100%除梗し半分だけ破砕。低温浸漬は自然の温度(朝の収穫果の温度)で3~4日行う。マストが15℃を超えるときは温度を下げる。自然に任せて発酵を開始し、発酵開始直後と末期に液循環、最盛期には1日4回手作業によるピジャージュを組み合わせ、トータルの発酵期間は18~20日間。熟成は、新樽は多用せず20%程度の使用に留める。18ヶ月の熟成中、澱引き、清澄、フィルターも一切行わない。


ドメーヌについて:
 ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョに9.5haを所有し、その内1級とグラン・クリュが70%程度を占めます。現在の当主は1971年生まれのジャン=マリー・フーリエ氏。ボーヌのワイン農業学校を卒業後、ブルゴーニュ大学の醸造講座に通いました。1988年には半年間アンリ・ジャイエで研修、その後父親の元で修行を積み、1993年オレゴンに渡りジョセフ・ドルーアンでアメリカのピノ・ノワール造りを学びました。1994年の帰国後23歳の若さで父の跡を継ぎ、自ら「テロワリスト」と名乗り、醸造にテクニックを求めず、自然を支配することを好みません。高度な技術に頼らず、自然に任せていた20世紀初頭のヴィニュロンの流儀の再現を目指しています。 

ネゴシアンについて:
 ネゴシアン事業は、高品質の葡萄であること、ドメーヌ生産量の3割を超えないことを自らに課し、2011年ヴィンテージが初リリース。これらのワインは、ドメーヌワイン同様のフィロソフィーで選ばれ、造られており、ジャン=マリー氏曰く「新たに養子に迎えた子供のような存在」なのです。


2018 Chambertin Grand Cru Vieilles Vignes (Jean-Marie Fourrier)
シャンベルタン・グラン・クリュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ(ジャン=マリ・フーリエ)

15398
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・フーリエ

■激レアです!正規輸入品。
2018 Vintage 96 Points Drink 2023 to 2050 Vinous Antonio Galloni
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥78,900 (外税) 
【非常に希少です!】
 欲しいかどうかは別としても、

「・・ん・・やっぱり飲んでみたい!・・」

と思われるでしょうね。


 この先、シャンベルタンは10万円以下で買えない時代が来ると思いますし、レ・ザムルーズもグラン・クリュ評価が普通になってしまいましたので、有象無象の造り手ネゴスは別としても、超有名な造り手のものは間違いなくそうなってしまうでしょうし、

「ブルゴーニュのグラン・クリュ」

となったら・・もうどうにもならなくなってしまうかもしれません。お金持ちのお友達を沢山作っておきたいところ・・では有ります。

2017 シャンベルタン 97 points Decanter
2017 マジ=シャンベルタン96 points Decanter
2017 ラトリシエール=シャンベルタン 97 points Decanter

 と言うのが見つかったメディア評価です。因みにプレアライヴァルの評価で、2017年のドメーヌもの、クロ・サン=ジャックが、デカンター誌で97Points、ジャスパー・モリス氏が95~97Ponts、アドヴォケイト誌が93~95Points ですんで、ドメーヌものとの差は言われるほどは無い・・と見えてしまいます。

 まぁ、ジュヴレのグラン・クリュは本拠ですから・・おそらくは凄い仕上がりでしょう。レ・ザムルーズやエシェゾー・・飲んでみたいです。ルーミエさんのレ・ザムルーズは何度も飲めてますが、フーリエさんのは・・経験が無いですから・・。是非誰か、よろしくお願いいたします!・・(^^;;




 以下は2011年もののラトリシエールのレヴューです。
-----
【貴重なラトリシエールはネゴスとして造りました!・・フーリエの野望達成の象徴?】

 概ねですが、94~95Points が上限で評価されているようです。まぁ、アドヴォケイトが樽からの試飲で92~94Points と評価したのが効いているのかもしれません。

 日本にはほんの僅かしか入らなかった・・と言うか、noisy は正規品が有ったのかさえ判りません。

 そもそも1級クロ・サン=ジャック、特級グリオット=シャンベルタンなど、ジュヴレの名立たる銘醸畑を所有し、呆れかえるような価格にもなっていますが、ジュヴレの盟主になるためには、やはりシャンベルタンやクロ・ド・ベズ、そしていくつかのグラン・クリュがラインナップに必要なのでしょう。

 2011年頃より買い葡萄でのワインをラインナップしていますが、すでにシャンベルタン、マゾワイエールと言った垂涎のクリュをリリースしており、このラトリシエールもその一環かと思います。

 フーリエのワインと言うだけで、ワインの価格は吊り上がってしまいますが、今回は非常にリーズナブルに・・市場価格よりもx札1枚はお得かと思われます。noisy も飲んだことがないのでコメントは差し控えますが、悪いことは無いでしょう。

 1999年~2000年がリリースされた頃は、noisy はフーリエのグリオットを3~4ケース仕入れていました・・って、誰も買わなかったんですよね。当時はトーメンさんだったんですが・・だから貰えたんです。たった15年ほど前のことなんですけどね・・。世の中は変わるものです。ご検討くださいませ。

ドメーヌ・ロベール・シリュグ

ロベール・シリュグ

フランス Domaine Robert Sirugue ブルゴーニュ
● 2018年のロベール・シリュグをご紹介させていただきます。

 まぁ・・おそらく誰も言わないと思いますので、この際、ハッキリと断言させていただきます。

「2018年のロベール・シリュグは大転換点となった年!今までのシリュグのワインに感じていたであろう不満が大幅に縮小!活き活きとしたディテールが前面に出て来て、瑞々しく、エレガントさに磨きが掛かった!」


 リアルワインガイドも新型コロナでフランスに出張れず、ワイン屋はただ値段を幾らにするかだけを考えてネットに上げるだけですから、

「激変!」

並みの変化をお伝えするのは おそらく noisy だけでしょう(・・えへん!)


 冗談はともかく、ではその・・

「今までのシリュグに対する不満とは何か?」

 ですよね?


 ここもハッキリ書いておきましょう。

1.比較して価格が高い

 まぁ、蔵出し価格も上がってはいますが、インポーターさんの問題も在ったと思いますよ。細かくは言いませんが・・昔は安くて美味しいA.C.ブルで売れていたんですから。

2.リリース直後は硬い

 時折、バッキバキでしたよね・・なので noisy は、昔は1年以上経ってから仕入れてました。今はリリース直後の割り当てじゃないと仕入が困難です。

3.キュヴェ別の差がさほどハッキリ伝わってこない

 これは2.にも繋がりますが後述します。

4.購入店によって味が違う

 ・・・リアルワインガイドのレヴューと全く印象が違うなど・・です。劣化でしょう。管理の良いお店を自身の感性で選別しましょう。

 やはり一番異なるのは、劣化を除けば・・栽培にマンパワーが入れられるようになったこと、醸造に近代設備が入ったこと、新たなメンバーが増え、そして力を付けて来たことですが、

「So2 の量が大分減っている!」

ことが大きいと思われます。

 So2 の使用量は、ただただ減らせばよいと言う訳には行きません。減らせるだけの下地が必要なんですね。不良果実を使用しないで済む、健全な葡萄を選別できるようになる・・もっと言ってしまえば、畑仕事に力が入れられるようになったので良質な葡萄を収穫できていることが、So2 を減らせるようになる下地になる訳です。

 そして、若者がドメーヌを継承しようとしています。シリュグ家はベルトー家、ジェルベ家とも仲が良いし、血縁でも繋がっています。ニコラ・フォールのニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ゼルビュはおそらく・・ここの家のもの・・でしょうし、若いニコラやアメリーから、相当なパッションやテクノロジーの啓発も受けているはず・・。

 さらにはニコラ・フォールからD.R.C.風の畑仕事も見せられているでしょう。そんなところが、アルノー・シリュグに影響しない訳が無く、彼の本格的なドメーヌへの参画によって、2018年もののドメーヌ・ロベール・シリュグが変わったのかと推測しています。


 2018年のシリュグは非常にエレガントです。アルコール度はほぼほぼ13度。非常に瑞々しい味わいです。余韻には超絶に美味しい水のような余韻が長く続きますが、その純な味わいには心を打たれるものが有ります。

 そしてテクスチュアはとても柔らかいです。今までのシリュグのワインの硬さはどこに行ったのか?・・と思えるほど・・です。これはA.C.ブルを飲んでも気付くレベルです。

 インパクトは、以前よりは劣っているように感じるかもしれません。何せ美しい接触感ですから、今までのように、「ガツン」とは来ないし、口内を押し広げるように拡大して行くようなニュアンスは全く在りません。

 そして・・ディテールの美しさ・・これは相当に素晴らしいレベルの上品さです。

「・・やれば出来るじゃん・・!・・(^^;;」

と思ってしまいました・・旨いです!村名ヴォーヌ=ロマネ!・・しなやかで清楚です!・・シャンボール=ミュジニー・レ・モンビエ!


 とにかく・・2018年のドメーヌ・ロベール・シリュグは大注目です。

「え~?・・また大変身したの~?・・ホント?・・なんか、最近はそればっかり!」


 ・・そう思われても仕方が無いです。そもそもお勧めをご紹介している訳ですから・・。それに、今までと全然違うと思ったら・・そしてそれがこれからも続くと感じられたら、それを言わずにご紹介など、出来ないですから・・信じるも信じないもあなた次第・・でも飲めばきっと、

「なるほど!」

と思っていただけると確信しています。


 ドメーヌの転換点をしっかり見ることが出来る、素晴らしい2018年ものを是非ご検討いただきたいと思います。お勧めです!

 ロベール・シリュグは、プティ・モンやグラン・エシェゾーなど、ウ゛ォーヌ・ロマネの壮麗なポートフォリオを誇る。その背景には、ウ゛ォーヌ・ロマネの農家の入り組んだ縁戚関係がある。

 シリュグ家はまず、ジャイエ家の流れを組んでいる。アンリ・ジャイエの父ユージン・ルイ・ジャイエの長兄ジャン・フランソワ・ジャイエの娘が、シリュグ家に嫁いだという歴史がある。

 シリュグ家はまた、ウ゛ォーヌ・ロマネのジェルベ家ともつながっている。1947年にドメーヌ・フランソワ・ジェルベを設立したフランソワは、ロベール・シリュグの姉妹スザンヌと結婚した。

 夫妻から生まれたマリー・アンドレとシャンタル姉妹は、ドメーヌ・フランソワ・ジェルベを継承した。マリー・アンドレはフィサンのドゥニ・ベルト―と結婚し、生まれた1人娘がアメリー・ベルト―である。アメリーは父ドゥニからドメーヌ・ベルト―の畑を受け継ぎ、母マリー・アンドレからジェルベ家の畑も継承した。両方を統合して、2015年にドメーヌ・ベルト―・ジェルベが誕生した。

 アメリーは、フィサンとウ゛ォーヌ・ロマネ両方の畑からワインを造れる幸運な醸造家だ。要するに、シリュグ家とベルト―家の関係は深い。ロベール・シリュグもベルト―・ジェルベも、プルミエクリュのプティ・モンを造っている。ロベール・シリュグは現在、ロベールの息子のジャン・ルイとカトリーヌ夫妻が、子どものアルノーに実権を譲りつつある。アルノーもアメリーも、全房発酵を導入したエレガントでセイバリーなワインを造っている。

 共通する地盤を有する両家の次世代当主が、時代の変化を映すエレガントなワイン造りを志向しているのが興味深い。瓶詰めを控えた2018を試飲した。収穫は9月5日に始めた。チャーミングで、キレのある仕上がりだ。
WINE REPORT 山本昭彦氏評 

 1960年創業の非常に小規模なワイン生産者。化学薬品を使用しない害虫対策など人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。(平均樹齢は35年~40年)働くスタッフにも女性が多く、ワインにも女性らしい繊細さが表れています。収穫は40人もの人員を動員し、全て手作業で行っています。(100%除梗)

 近年、クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げました。それが功を奏し、新たなファンの獲得につながっています。最近の試みとしては収穫した葡萄をなるべく潰さないよう醗酵槽に入れ、果汁を疲れさせないようポンプの使用を避け、バケツでの移動に切り替えたり、ピジャージュの回数を減らすなど、より昔ながらの手法に切り替えている事などが功を奏しています。人為的な介入を制限することで本来のポテンシャルを十分に発揮し、純粋でエレガント、ジューシーで果実味溢れるスタイルを見事に表現しています。

 数年前からDRCが現在使用しているものと同じ選別機械を導入したことにより、ヴィンテージの出来に関わらず、雑味や青味のない甘く熟した果実だけを選別できるようになり、品質が飛躍的に向上しました。その味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手として注目を集めています。


2019 Bourgogne Passetoutgrain Pinot Noir (Rose)
ブルゴーニュ・パストゥグラン・ピノ・ノワール(・ロゼ)

15442
自然派
ロゼ 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ロベール・シリュグ

■エージェント情報
 2014年ドメーヌ初の試みであるロゼワイン。昨年、試験的にフランスとオランダで販売を試み、とても好評だったので、正式にリリースされる事になりました。ピノ・ノワールから造られるチャーミングな芳香と果実味に包まれたワイン。シリュグ゙らしいミネラル感と艶っぽさが綺麗に現れていて、とても良く出来たロゼに仕上がっています。海外でとても高い人気があります。
■ Wine Report 山本昭彦氏
圧搾しただけで漬け込みは無し。綺麗な色調。可愛らしく美しい酸が印象的。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,590 (外税) 
【桜色の少し淡く美しい色合い!でも芯はしっかりしています!2019年ものの走りだと思って下さい。】
 ブルゴーニュのロゼは余り出回らないので結構・・人気なんです。そもそも余り見ないでしょう?相当昔ですが、クロ・デ・ランブレイが出した、おそらく上級キュヴェのセニエで造ったに違いないロゼの美味しさにひっくり返りましたが、こちらはそこまでなコンセプトでは無いにせよ、しっかり出来た、

「黒葡萄を白葡萄用の手順(に近い形)で仕込んだワイン」

です。

 フラワリーで活き活きとしています。ボリューム感も適度に有ります。このロゼだけはアルコール分が14度で、ボディと芯を演出するために上げ気味にしたのかもしれません。そして余韻がまた・・いや、このロゼに限りませんが、長く持続する余韻が非常に瑞々しく潤いが有ります。もう・・普通に美味しいです・・が・・

「これ、10年位放りっぱなしにしておくと面白い結果が出そう!」

な顔をしていますんで、今飲んで良いですが、数年間寝かせると、奥にある官能的なニュアンスが出て来て楽しいとも思います。リーズナブルな価格で提供させていただきますので是非ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【数の無いパスグラのロゼです!ブルゴーニュ・ピノのロゼって、大当たりになる可能性有りです!】

 少ないので飲まずに出します。ブルゴーニュ・パスグラのロゼは、上級キュヴェの果汁が入る可能性を残しているので・・滅茶美味しい場合が結構に有ります。

 気軽にスイスイ飲めるのに・・アフターの気品に酔いしれる・・みたいな「美味しい思い」を経験したことが結構に有ります。ご検討くださいませ。

 以下は初リリース時のレヴューです。
━━━━━
【こちらも・・何故か旨い!・・でもアリゴテに比べるとほんの少しだけ飲み頃が先!】

 我々にしてもそのようなことは往々にして有り、どうしても入ってきた価格に何%かを乗せて販売する・・ただそれだけのこと・・になってしまいがちな部分は存在します。

 エージェントさんはどうしても・・そうなってしまいます。

 しかし、ワイン屋としますとそれだけでは無い・・どうしても「品定め」と「価格決め」、もしくは「扱いの決定」をしなくてはならないんですね。

 なので、エージェントさんはバイヤーさんの段階ではそれなりには考えたとしても、中々ね・・品定めは出来ないんですよね。

 だから、自社のワインしか飲まない方々・・非常に多いですが、もう価格設定が酷いです。

「この出来でこの価格?・・無いでしょ。」

「こんなに素晴らしいのにこの価格?・・全部頂戴!」

・・これが出来ないとワイン屋商売、中々に辛いものになってしまう訳です。


 初登場のパストゥグラン・ロゼです。何しろパストゥグランの畑ものですんで、全然期待してなかったんですが、結構これが旨いんですよ!
 名前もパストゥグランですし、そんなに安くは無い・・いや、高くも無いんですが、やはり通常は素通りしたいところです。

 でも、さすがシリュグと言うべき、素晴らしい仕上がりでした。30分ほどで大分出てきます。ボディが膨らんできて、桜っぽい、淡い、美しいロゼ色から、硬さが抜けて行きます。非常にしなやかになってきます。

 エキスバッチリの味わいで、これは良いです。あと15分早く柔らかくなってくれるとね・・有り難いんですが、まぁ時間の問題でしょう。

 桜の花、実、ベリー・・の果実感、透明感のあるミネラリティと非常に綺麗な仕上がりです。飲んでみてください。実は結構・・な推しです。数は全然無いです。ご検討くださいませ。



2018 Bourgogne Passetoutgrain
ブルゴーニュ・パストゥグラン

15443
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ロベール・シリュグ

■エージェント情報
 ほぼ毎年造っていますが、これまで地元のブティック等へ全て販売。2.5haの畑があり、8000本程度生産が可能。70% ピノ・ノワール、30% ガメイ。程良いチャーミング゙さと柔らかな果実味が魅力的。
■ Wine Report 山本昭彦氏
深い香り。1/3ピノ・ノワール 2/3ガメイ。2015年はPN100%だった。しかし、ドメーヌが考えるフルーツ感が欲しいからガメイを入れている。PNはACブルゴーニュを名乗れない区画。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,590 (外税) 
【滅茶美味しい!硬さの無くなったしなやかさが、果実本来の美味しさをスムースに感じさせてくれます!アロマもスピード早く、相当にナチュラルです!】
 どうでしょう?・・この「潤い」を感じさせる見事な色合い!・・まるでしなやかささえも目に見えるようじゃないですか・・。

 そうなんですよ・・2018年のロベール・シリュグは滅茶しなやかで、滅茶上品で、滅茶瑞々しいです!・・どれもこれも・・。

 なので今まですと、一抹の硬さを感じながらも、

「おそらくお客様が飲まれる頃にはだいぶ柔らかさも出て来ているはず!」

と言う予想を胸において、レヴューを書いていた訳ですね。


 そもそもシリュグさんちのワインが甘かったことは一度もないですから、残糖による滑らかさ、角を消した味わいにはならない訳で、そこに硬さが入ってくると・・年によっては、「しばらく置いた方が良い」と言う判断もあった訳です。

 ですが2018年ものには、それは言わなくて良いし、しかもアルコール分は13度と・・理想の仕上がりです。

 1/3ほど入ったガメのスタイリッシュさと、2/3のピノ・ノワールの質的な美味しさがちょうどバランスしているような感じで、実に旨いです。

 グラスの写真も2014年まで遡れますから、是非比べてみて下さい。どれだけ違うか!・・目でも判ると思います。価格も出していますので非常にリーズナブルかと。是非飲んでみて下さい。お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【滅茶美味しいです!今すぐ飲むならA.C.ブルより旨い!この瑞々しく美しい酸の余韻に触れてみてください!】

 べらぼうに旨いです!・・ってパスグラでもそこそこの価格になってきてしまいましたが、この出来じゃ・・仕方が無いと思いますよ。薄くて平板で酸っぱいだけのパスグラじゃ在りません。

 以前のA.C.ブルと比較しても、総合的にみて、全く劣らないと思います。味わいレヴューは・・以前とまったく同様のことを書いてしまったので・・消しちゃいました。以下の以前のレヴューをご参考にされてください。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【いや~・・これで充分!・・と思ってしまうに違いありません。温かみの有るヴォーヌ=ロマネ的味わいが、ややひんやりとした冷涼感に包まれています!】

 美味しいですね~・・パキッとした硬さが有った・・むしろその硬さがシリュグのワインの特徴でも有った訳ですが、それが嘘のように、濡れて色っぽさと女性的な柔らかさを感じさせてくれます。

 ACブルゴーニュよりも冷涼感が有り、その意味ではメオ=カミュゼのワインが持つエレガンスが見事な冷涼感にも相通じるものが有りました。

 昨今の安価バージョンのブルゴーニュ・・・例えばコトー・ブルギニヨン、グラン・ドルディネール、パストゥーグラン、アリゴテの品質向上は凄いですよ。他のコラムでも書きましたが、

「狭い土地・畑でどうせ造るんだから、ブルゴーニュらしい品質の高いものを」

と言う認識なのでしょう。


 もっとも、まだまだ意識の低い生産者もいますから、noisy が扱う様な造り手に限ったことでは有ります。

 色合いもこれですよ?・・かなりのものでしょう?・・赤い小果実をイメージ出来、しかも骨格もしっかり、非常にドライながらも旨みがしっかり感じられ素晴らしく旨いです。是非飲んでみてください。お勧めです!


 以下は2014年、初登場時のパストゥーグランのレヴューです。
━━━━━
【日本初上陸?!初めて飲みました!・・ガメイ1/3、ピノ・ノワール2/3が織りなすエレガンスに注目!】

 「わおっ!」

な味わいです。素晴らしいと思います。ブルゴーニュ・ピノ・ノワールに負けてないどころか、

「ん~・・こっちの方が好きかも!」

と言わせられ兼ねないほど、中盤以降の立ち去る姿の美しさ、エレガンスが素敵です。

 色合いも素晴らしいですよ。本当にACブルゴーニュに負けてないです。現時点の美味しさオンリーじゃACブルを喰っちゃうかもしれません。

 上質なわずかにやや黒いチェリーな果実味(ベリーじゃ無い・・と言うことは、もっと濃いめ)を持ち、絶妙なバランスの中域、その膨らみ、フィネス有るミネラリティを振りまきつつ、柔らかな印象を感じさせる余韻。ドライで酸っぱく無い、見事な味わいでした。

 実は時間が取れずにACブルと一緒にテイスティングしてますから、このポテンシャルの高さは身に染みて感じています。2014年の健康的で充実した味わいは、少しのガメが入ることによって、より高みへバランスを持って行ったようです。

 このパストゥグランもどうやら初上陸でしょうか。是非お早めにどうぞ!リーズナブルです。そして、けっして「薄~い」「弱さを感じる」味わいでは有りません。お勧めします!


2018 Chambolle-Musigny les Mombies
シャンボール=ミュジニー・レ・モンビエ

15445
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・ロベール・シリュグ

■エージェント情報
 ピュアなエキス分を心行くまで味わえる逸品。エレガントで香水のような洗練されたアロマを放つ。熟した赤い果実に土やオークのニュアンスがうまく溶け込んでおり、華やかで質の高い余韻が長く継続する。新樽比25%。年産僅か1700本高稀少品。
■ Wine Report 山本昭彦氏(樽から)
 D974に面し、薄い表土の下に砂地土壌が広がり、下層部は石灰岩。30-40%の全房発酵を導入した。エキスが濃密で、こってりとしたうまみがある。クラッシュしたバラ、レッドチェリー、野いちご、しなやかだが、しっかりしたストラクチャーに支えられている。ミンティで白チョコレート、リニアで上品なフィニッシュ。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【超エレガントなシャンボール=ミュジニー村名!国道沿いの最下部にあるレ・モンビエから上品で美しい、そしてしなやかなシャンボールに仕上げました!】
 今までで最高・・は当然ながらこの村名シャンボール(レ・モンビエ)にも当てはまります。これほどまでにしなやかで美しくとても上品で・・余韻の最後の最後まで瑞々しさが感じられたのは・・初めてです。

 まぁ・・村名ヴォーヌ=ロマネより高い価格を付けていますので、造り手としてもそれだけ自信が在るから出来ることですよね。

 ですが、今までこんなに柔らかく上品で、細かなディテールが伝わって来ることは・・リリース直後には有りませんでした。パッキパキでしたから・・あ、この下の以前のレヴューにも書いてますよね?

「2~3年置くべし」

と。


 2018年ものも確かに2~3年寝かせるとさらに上昇するでしょう。しかしながら、以前のレヴューで2~3年と言っていたのは、理由が異なるんですね。単に、「硬いから」です。それが2018年ものではその硬い殻を除いてくれていますので、美しい躯体がクッキリハッキリ見ることが出来るんですね。

 なので、今飲んでいただいても結構です。むしろこの素晴らしい果実を思わせる「瑞々しさ」は今の方が判ると思いますよ。

 それに、

「村名シャンボールで1万オーバーは・・なぁ・・」

と思っていたので、意地で下げちゃってますので、非常にお買い得でも有ります(^^。


 ただし・・間違えないように言わせていただきますが、元々シャンボール=ミュジニーは硬い質です。なので、村名ヴォーヌ=ロマネほどの柔らかさには届かないです。シャンボール=ミュジニーとしてはとても柔らかでとっつき安く、ミネラリティの美味しさをたっぷり感じられると思います。是非飲んでみて下さい!超お勧め!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【リアルワインガイド67号は 今飲んで 88+ ポテンシャル 89+ 飲み頃予想 今~2033!】

 すみません・・こちらも少なくて飲めていません。ワインライターの山本昭彦さんは90ポイント付けています。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
 なんとも悩ましい数量ですのでどうにもなりません。申し訳ない・・飲まずにご案内します・・。もっとも今月中旬、もうすぐ発売のリアルには、2014年ものを凌駕する評価で上がるものと確信しています。

 シャンボールのレ・モンビエは、村中央部の下部、東側にある村名リューディです。こちらは到着直後、少し休ませて飲むか、2~3年置くと美味しいです。昔は安かったので随分と販売したものです・・・3000円しなかったから・・(^^;;因みに2014年ものをリアルワインガイド第55号は88+? 89+? 2018~2038 の評価です。

 ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・プティ・モンはリッシュブールの真上にある一級畑です。極端なことを言えばリッシュブールからリッチさを除去してエレガントさのみに振ったような冷涼さの有る風味で、エレガンスのみをみるとリッシュブール以上かもしれませんが、やはり総合バランスでは大きく下回ってしまいます。・・まぁ、これは仕方が無いんです。そのようになってしまうようになってるんですから・・。それでも軽やかでエレガントな風味はピカイチです。リアルワインガイド第55号では2014年ものを91+ 93+ 2022~2045 と非常に高い評価です。飲んでないのでこれ以上はコメントしません。

 グラン=ゼシェゾーは・・すみません・・極少なのでアソートです。飲んだらビックリすると思います。DRC風では無いです。どこまでも薄赤く膨らむ雅な風船・・のような・・ワインです・・。判り辛いですよね~。でも素晴らしいグラン・クリュです。現在は購入できたらラッキーなレアなワインになっています。2014年ものはリアルワインガイド第55号で94~96 暫定点としていました。是非ご検討くださいませ。


2018 Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ

15446
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ロベール・シリュグ

■エージェント情報
■ Wine Report 山本昭彦氏
Aux Reas、Aux Communes、La Croix Blanche、Les Chalandins、Les Batteauxの5区画をブレンド。レッドチェリー、キルシュ、シャクヤク、粒子が細かくクリアーなタンニン、心地よいストラクチャーに支えられ、活気のある酸が口中にしみわたる。甘酸っぱいサワーチェリーのタッチ、フィニッシュはグリップがある。全房発酵30%。

山本昭彦氏(樽から)
・VOSNE ROMANEE Aux Reas(パーセル)2018
 とてもアロマティック。味わいはきっちりと均整がとれている。オー・レアは、華やかさと、フィネスをもたらす。
・VOSNE ROMANEE CHALANDINS(パーセル)2018
 糖度の高さを感じる程、甘みが強く、濃縮した赤い果実や赤い花、蜜、カソナード。発酵が完全に終わったのは樽に入れてから。シャランダンは、パワーと、ストラクチャーをもたらす。
・VOSNE ROMANEE LES BARREAUX(パーセル)2018
 こちらも糖度の高さを感じる豊かな果実味。濃縮した赤い果実味。バローは、柔らかさと繊細さをもたらす。

新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,800 (外税) 
【2017年ものから見えて来ていた純で上品でエレガントさが2018年もので完結!?・・素晴らしいです!】
 いや・・惚れ惚れする味わいでした。こんなに早くから美味しいとは・・ビックリです!

 2017年ものの相当旨かったんですが2018年ものには叶わないですね。おそらくこのキュヴェも史上最高の仕上がりだと思いますよ。

 色合いも是非比較してみてください。濃度が全然違いますから組成が全く異なる・・かと思いきや、決してそうでは無いんですね。2017年ものが持っている美しさ・・その延長上に、さらに柔らかさや上品さを加え、瑞々しさを思いっきり加えたのが2018年ものです。これほどに色合いが異なりますと、全く違うワインか、2013年ものとそれ以外を比較しているか?・・みたいな気になって来てしまいますよね?

 しなやかで柔らかなタッチです。今までのシリュグのワインには無いニュアンスです。おそらく自然派的なアプローチも増え、醸造についても「選別」がキッチリできるようになったに違い在りません。なのでSo2も減らせる・・だから表情に曇りが無くなる・・ディテールが際立ってくるし、アロマはスムースに上がるようになる・・と言うことなのでしょう。


 史上最高の出来で間違い無いでしょう。海外メディアもどの位の評価をするのか楽しみでは有りますが、そもそもシリュグさんのワインは、日本以外には余り輸出されていないようでして・・見当たらないんですね。

 ですが、これほどまでに質が上がってくるとすると将来は判りませんよ。美味しいものは皆欲しい訳ですしね。今の内かもしれません。村名ヴォーヌ=ロマネとしても非常に安いと思います。超お勧めです!是非飲んでみて下さい。


 なお、村名ヴォーヌ=ロマネV.V.ですが、引き取りが遅く成ったら・・減らされてしまいましたので飲めなくなってしまいました。申し訳ありません。ですが、V.V.では無いヴォーヌ=ロマネでこれだけの美味しさを見せていますので、間違いないと思います。こちらも是非ご検討くださいませ。

 

 以下は以前のレヴューです。
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【物凄くエレガントです!この淡い色合い・・見事に純な味わいです!】

 純で艶っぽい・・ヴォーヌ=ロマネらしい温度感を持ったフィネス溢れるワインです。バランスも最高です!

 ちょっとトラブルが有りまして・・コメントを書いている時間が無いので、後で書かせていただきます。滅茶美味しいので「超お勧め」です!

 【ここから加筆しました!】

 この、まだ夏の余韻が残る、ワイン消費には厳しい時期では有りますが、何故か非常に忙しいんですね。消費税増税関連も・・純然たる消費者の方々には想像もできない事象かもしれませんが、何かしらトラブルが有るものでして、謀殺されています。

 そんな中、歴史あるワインのインポーターであるAMZ社の会長、松田豊さんが亡くなられました。知らせを聞いて「ドキッ」としたのは言うまでも有りません。余り体調が優れないようだとは聞いていたんですが、まさかこんなに早く逝かれるとは思いもよりませんでした。

 先日、お別れに行ってまいりました。本当に小さくなられていて、涙がこぼれました。

 AMZさんとのお付き合いは本当に古く、会社がまだ白金に有ったころからのお付き合いです。その頃はまだ noisy も若造でロクにワインを売る力も無く・・それでもお取引をお願いに電話をさせていただくと、後に「日・仏・英・伊4ヵ国ワイン用語集」を出版された三谷太さんが出られ、

「当社は高級ワインのみの扱いですが大丈夫でしょうか?」

と尋ねられたのを覚えています。そんな言葉に多少なりともビビりましたが、そんなことでちびっていたら先にも後ろにも動けないので、

「勿論です!」

と返答させていただき、お取引が始まったんですね。現フィネスさんの藤田さんがおられた富士発酵さんが会社をたたんでしまい、お取引をお願いする約束をしていたけれど連絡先が判らず出来なくなり・・と言うようなタイミングの後でした。


 そもそもAMZさんの松田さんは、もともと・・大元のラック社にいらっしゃったはずで、ラック社も船会社の子会社だったと思います。その後はだいぶ変遷していますが、ブルゴーニュワインの販売に自信を持たれたんでしょう、独立されて会社を興され、今に至る訳です。

 ある意味、日本のワインをここまで隆興させた第一世代の生き残りのお一人でいらっしゃいました。ここに至る道は平穏では無かったはずで、

「どうやってフランス国内と同じ状態でワインを輸入し日本国内でワインファンを増やして行くか?」

と言う、とんでもなく大きな命題に取り組まれたお一人です。


 noisy も、折に触れてはAMZさんのワインテースティングにも出かけ、勉強させていただきました。海外からのゲストを招いてのテイスティング・・それこそアドヴォケイト誌のブルゴーニュ担当さんと会ったのも、確かそのテイスティングだったと思います。凄く勉強になりました。少なくとも、

「あ~・・有名なテイスターでもそんなレベルか・・」

とも思いましたし・・いや、偉そうな物言いでお気に障ったら大変申し訳ないですが・・

「少なくとも外人さんと日本人(自分)の感性は大きく異なる!」

と初めて認識できたわけです。そのテイスティングの後は、知り合い同士で大騒ぎでした。今の言葉で言うと、

「マジか・・あいつ!」

・・汚くてすみません・・。


 まあ、それまでは、世界的に、一般的に「良い」と言われるワインが良いんだ・・と言うような、教え込まれるような生徒の立場でしかいられなかったものを、そこから一歩踏み出すことが出来た経験だったと思っています。

 そんな、普通じゃ不可能な出会い、経験を多くさせてくださったんですね。本当に有難いと思っています。


 そんなAMZ社が輸入し、ドル箱にもなったドメーヌがこのシリュグさんです。その昔は本当に知られていない造り手でした。90年台はフラッグシップの「グラン=ゼシェゾー」が全然売れず、

「noisy さん・・これ、買ってくれませんかね~・・」

と当時の担当のSさんにシリュグのグラン=ゼシェゾーをお願いされ、


「・・知らない生産者だし・・じゃ、ケースで買うからテイスティング出来る位、少し値引きしてよ・・」

みたいな話しをした覚えが有ります。

 で、開けてみたらもう・・物凄く素晴らしいワインで、もう完全に舞い上がってしまいました。

 A.C.ブルも良かったんですが、今とはだいぶ違って「硬い」タチで、10カ月ほど置くとしなやかになってくるので、リリース直後には仕入れずに、年が明けてからロット仕立てで仕入れてました。千円代でしたから・・そりゃぁそこそこ販売できましたよ。でも、何の因果かリアルワインガイドで大きく取り上げられるようになってからは、却ってやり辛くなってしまいました。


 それでも今まで余り変わらなかったシリュグでは有りますが、2017年ものを飲むと、この何年かの変化が良く判ります。

 そもそも、村名ヴォーヌ=ロマネにしても、また、ヴォーヌ=ロマネV.V.にしましても、今までよりも、

「色合いが相当に淡い!」

ですよね?


 そして、実は間違えて2015年の村名V.V.も開けてしまったので、その変化が2015年頃からはじまっていたことにも気付きました。

「2015年と2017年の村名V.V.は、ものの見事に純な味わいと香りが同じ!」

なんですね。

 余韻における「美しい水のニュアンスが長くたなびく」のが・・同じなんですよ。

 で、これはどういうことかと言うと、

「So2の使用量が年を追う毎に減ってきている」

と言うことですね。


 2015年時、出来の良い年でしたが、2017年ものに比較すると少し多めなんですね。2017年ものは非常に少なく、かつよりエレガントです。美しい水・・超美味しい水の余韻が全く同じと言うことは、余り変わっていないと言うことでは無く、So2使用量を減らせるような、より自然なアプローチを目指している・・と言うことなんだと感じることが出来ました。

 非常にヴォーヌ=ロマネらしく判りやすい村名ヴォーヌ=ロマネと、上級キュヴェ、例えばグラン=ゼシェゾーとか、軽やかで超エレガントなプティ=モンに通じるような、収穫量の少なさ、選別の厳しさから来る高質感が感じられる村名ヴォーヌ=ロマネV.V.でした。熟したら非常に面白い存在になるんじゃないかと期待しています。

 少し暗い内容の文章になってしまいましたが、先人たちの偉業、そして関わり合いも少しだけ知っていただければと思っています。ご検討くださいませ。

 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【何とこの複雑精緻な村名ヴォーヌ=ロマネは、東西南北ブレンドの凄いワインだったんですね!今までで最高の仕上がりだと思います!】

 2015年ものもヴィエイユ・ヴィーニュを造ったので、ACヴォーヌ=ロマネは2アイテムと言うことになっていますが、V.V.では無い方のヴォーヌ=ロマネをテイスティングさせていただきました。

 2015年はアリゴテ、パストゥーグラン、ブルゴーニュ、ヴォーヌ=ロマネとテイスティングし時間切れになってしまった訳ですが、さすがにそれ以上テイスティングするとコスト割れしかねず、致し方無いところです。

 まぁ、noisy のところはこのようにテイスティングのアイテムが多いですから、他のショップさんよりコスト高で有りますので生活は苦しい訳ですね・・。

 エージェントさんもその辺を理解してくださるところと、「・・んなもん、勝手に飲みたいから飲んでるに過ぎんでしょ?」と言うような態度のところと両方です。人気が出たからとバラでしか送って来なくなったエージェントさんは当然後者でして、結構多いんですね・・。ワインの値上がりが続く中、中々に厳しい状況です。ただ、このロベール・シリュグに関しましては、余り値上がりしていません。

 素晴らしいパストゥーグランとブルゴーニュを飲んだ後で、この村名ヴォーヌ=ロマネを飲むと、やはり「格の違い」をまざまざと見ることになるのと、

「ヴォーヌ=ロマネがコート・ド・ニュイのトップの生産地である」

ことを感じさせてくれます。


 やはりそれは、ワインのバランスに有るのでしょう。何も突出していないのに、しっかり有って、その上でバランスをしていて、そのパレットや構造は他のアペラシオンよりも大きい・・ことに気付きます。


 先だってもジャン=ルイ・ライヤールのヴォーヌ=ロマネを一推しにさせていただき、「理想のヴォーヌ=ロマネの姿」であると・・書かせていただきました。非常に旨いワインです。

 似たようなタイプで有ることは間違い無いんですが、ライヤールのヴォーヌ=ロマネ2015が、一途な面を隠さないのに対し、シリュグのヴォーヌ=ロマネ2015は、柔らかで細やかな複雑性に富んでいます。おそらくその辺は、シリュグのヴォーヌ=ロマネが複数の区画をかなりブレンドしていることに由来し、このコラムの上の説明にある様に、オー・レア、レ・シャランダン、レ・バロー、オー・コムネ等の畑によります。

 オー・レア、レ・ジャッキーネは南のニュイ=サン=ジョルジュ近く下部、レ・シャランダン、レ・ヴィニョーは北のヴージョ近く下部、レ・バローは西(上)のクロ・パラントゥーの上部、オー・コムネは中央部(東)の下部と、まぁ・・中央部はきら星の如きグラン・クリュが集まっていますから無理だとしても、

「ヴォーヌ=ロマネの東西南北ブレンド!」

が織りなす、正にヴォーヌ=ロマネの複雑精緻さを集めたもので出来上がっているんですね。これはある意味、非常に不可能なことをやってしまっている訳です。


 この美しいルビーからのソフトでシルキーなテクスチュア、僅かに官能的なアロマがノーズに飛び込んできて、心がズキンっと痺れます。

「・・あぁ・・やっぱりヴォーヌ=ロマネ、好きだよなぁ・・」

と思わせてくれるでしょう。


 シャンボール=ミュジニーの白くてツヤツヤとしたテクスチュアもそれなりに持ち、モレ=サン=ドニのワイルドなニュアンスをさらにエレガントさに磨きを掛けて持ち、ジュヴレの鉱物的なニュアンスも、さらに複雑精緻にして持っているような、そんな総合バランスに長けた素晴らしい味わいでした!

 2015年のロベール・シリュグは、今までの集大成と言えるんじゃないかと思います。素晴らしい出来でした。是非とも飲んでみてください。超お勧めです!

アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

フランス Arnaud Et Sophie Sirugue-Noellat ブルゴーニュ
● 初の入荷になりました、「アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ」をご紹介させていただきます。

 初と言いましても・・そもそも・・

「ドメーヌ・ロベール・シリュグと区別する必要性が有るのか?」

と言うところから入らないと、その後の説明が難しいことになってしまいかねません。


 何故って・・一応説明させていただきますと、アルノーさんはドメーヌ・ロベール・シリュグの次世代後継者で有り、ソフィーさんはノエラ家からお嫁にいらっしゃった奥さんで有り、2016年からアルノーさんとソフィーさん名で個人のメゾンでリリースし始めましたが、葡萄自体は「ドメーヌ・ロベール・シリュグから購入」と言う形を取ってはいるものの、2018年のヴォーヌ=ロマネ・レ・バローも以前はドメーヌ・ロベール・シリュグでリリースしていたものだから・・ですね。

 それにいずれはドメーヌ・ロベール・シリュグを継承するか吸収するか・・になると思われますので、

「一緒で良いんじゃないの?」

とは思うんですが、

「アルノーさんとソフィーさんの個人のメゾン」

と言うことで、彼らの個性を発揮した部分が出ていると思われるため、一応・・別にご案内させていただくことにしました。


 ですが、2018年もののドメーヌ・ロベール・シリュグを飲む限りにおいて、相当・・ロベール・シリュグの味わい自体、ナチュラルな方向に行っていると感じられますから、

「すでに挑戦・改革は始まっている!」

と判断するのが良いでしょう。


 2018年もののロベール・シリュグを飲まれましたら、

「お~・・随分変わったな・・!」

と必ずや思われるはずで、しかもそれは確実に良い方向を向いていると感じられるはずです。


 今回はシリュグ=ノエラは初の入手なんですが、これまた数がどうにもならないので・・取りあえずご紹介だけになってしまいますが、いずれテイスティングさせていただきたいと考えています。

■ロベール・シリュグ後継者と妻(ミシェル・ノエラ家)の造る新生ヴォーヌ・ロマネ

 ブドウはアルノー・シリュグの実家であるドメーヌ ロベール・シリュグから買っています。ロベール・シリュグは、Vosne Romanee les Barreauxに2区画を所有しており一つ目の区画は、CROS PARANTOUX と LES PETITS MONTS に囲まれておりジャン・ルイ・シリュグ(アルノーの父)が所有。その区画から採れるブドウをすべて購入し、このワインをを生産しています。

 二つ目の LES BARREAUX の区画は、ロベール・シリュグのワインとなるもので、北向きで ANNE GROS の畑と近いです。Arnaud et Sophieのワインはテロワールの特徴を表現したいため、人的介入をできるだけ少なくしているそうです。全房発酵は全体の50%なので、葡萄の実だけでなく、梗の熟したタイミングも見極めることが求めらます。熟成もやや短めにしています。彼らが表現したいのは、フィネス、エレガンス、テロワールと果実味なのです。ソフィーとアルノーはワインに求めるスタイルという点で互いに完全に一致しており、ビジョンとフィロソフィーをワインに表現できるように日々努めています。

 ヴォーヌ=ロマネにあるロベール・シリュグはジャン・ルイ・シリュグとカトリーヌの息子で5代目のアルノー・シリュグが、徐々にワイン造りの中心となりつつある。アルノーはノエラ家から嫁いだソフィーと、「ドメーヌ・アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ」(Domaine Arnaud et Sophie Sirugue-Noellat)も2016年から生産している。ロベール・シリュグの11haの畑から造られるワインはどれも、極めて淡い色調で、2017年の暑さを感じさせない繊細さを秘めている。全房発酵は50%、新樽30%。レ・バローは冷涼なテロワールのため、2017年の収穫はシリュグのヴィラージュより3日遅い。1986年生まれのアルノーは次代を担う才能ある醸造家だ。 Wine Report 山本昭彦氏評


2018 Vosne-Romanee les Barreaux
ヴォーヌ=ロマネ・レ・バロー

15450
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
アルノー・エ・ソフィー・シリュグ=ノエラ

樹齢: 60 年
収穫: 手摘み
■エージェント情報
50%全房発酵
プレファーメンテーションマセラシオン
温度管理されたステンレスタンクにて3-5日発酵
20日間手作業でピジャージュ
最低限の介入
樽熟18ヵ月
深みのある透明感のある色合い。
上品でフローラルなノーズ、パワフルでエレガントなフルボディ
タンニンの美しいタッチ、ビロードのような長い余韻。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,500 (外税) 
【少ないので飲んでいませんが、クロ・パラントーとプティ=モンに接している(?)ようです!】
 初のお目見えのアルノー=ノエラです。実質、次世代のロベール・シリュグだと思っていただいて結構だと思います。

 今回は初なので飲もうか・・と思ったんですが、ロベール・シリュグのラインナップのテイスティングも忙しく、レ・バローも昔飲んでる訳ですし・・そして何より、

「2018年のドメーヌ・ロベール・シリュグは転換点を迎え、しなやかで繊細な味わいのワインに完全シフトしている!」


ことに気付けたため、余りに入荷が少ないシリュグ=ノエラを減らす必要性が薄れたので保留しています。

 ですので、おそらく近い味わい・・いや、テロワールは異なりますので同じには絶対にならないんですが、味筋は近いと思いますので、ロベール・シリュグのヴォーヌ=ロマネのコラムをご覧くださいませ。折を見て可能なようでしたらテイスティングしてみたいと思っています。


 そもそもこのレ・バローと言う区画は、1級クロ・パラントー、1級プティ=モン、グラン・クリュ・リッシュブールに接した村名です。しかもアルノ=ノエラが仕込んでいるのは、地図を見ていただくとお判りかと思いますが、クロ・パラントーとプティ=モンに接した部分です。

 なので・・そもそも斜面上部の薄い表土とその下の組成からのミネラリティが特徴の1級の味わいに、さらに斜面上部の冷ややかさ(日照は1級よりやや劣る)、土地の豊かさ(却って表土は厚い)などの特徴が有ります。

 ですので、繊細さや瑞々しさが見事に増した2018年ロベール・シリュグの味わいを加えますと・・これはかなり興味の沸くアイテムでは無いかと・・思っています。ご検討くださいませ!

ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

ディディエ・ダグノー

フランス Domaine Didier Dagueneau ロワール
● フィネスさんもののディディエ・ダグノーです。(造り手別ページには、違うエージェントさん輸入のダグノーも一緒に掲載されます。ご注意ください。)

 2017年のダグノーは、今のところは定番の「ブラン・フュメ」のみのテイスティングですが・・いや~・・ぶっ飛びました!・・近年稀に見る出来栄えです!

 と言うよりも、ドメーヌ・ディディエ・ダグノの先代の時代から、始まって以来かもしれないと感じています。

 何せ、あの滅茶滑らかなクリスタル風テクスチュアと膨大なミネラリティはそのままに、

「果肉を思わせるかのような柔らかさと起伏」

まで、感じさせてくれるんですね。


 そして、超高質なソーヴィニヨン・ブランのアロマティックなアロマに・・ノックアウトされてしまいます。

 ところが皆さん・・事件です。ディディエ・ダグノーならではの昔風のA.O.C.(A.O.P.)表記、「ブラン・フュメ・ド・プイィ」が無くなりました。その理由は・・まぁ、裏に貼られているエチケットにも何やら書いてあるようですが・・エージェントさんの資料はこんなようになっています。

 2017年は春から日照量が多く暖かかったが、4月末に降りた霜で大きな被害が出てしまった。夏は暑く乾燥したので葡萄の出来自体は素晴らしかったが、霜害の影響で収穫量は約60%減となり、特に被害が甚大だったビュイソンルナールはワイン自体が造れなかった。

 ワインの出来は素晴らしく分析上も完璧に近かったが、アペラシオン認証を得るための試飲で揮発酸が多いという指摘を受けた。もちろん分析上はリミットを超えてはおらず問題のない数値だったがそれでも認証が得られなかったので、サンセール以外はAOPを放棄してVindeFrance(ヴァンドフランス)としてリリースすることにした。馬鹿げたルールと固定観念に囚われた一部の人間の偏見はプイィフュメのアペラシオンのレベルを下げると感じ、このような制度に縛られていてはドメーヌのオリジナリティや信念、哲学を表現する本物のワインを造ることは難しいのでAOPから離れる決意をした。

「はぁ?・・揮発酸?・・そんなもん、検出限界でしょ!」

 ブラン・フュメからは全くそんなニュアンスは判りませんでした。仲間に揮発酸検知器とまで揶揄される noisy が言うのですから、それを嗅ぎ取ろうと思っても無駄な努力かと思います。

 原因は・・

「So2 の量を相当少ない限界まで減らした!」

ことに有ると思っています。


 心地良い幅のあるリアルなアロマが「すっ」と立ち昇り、そしてこの肉感的な柔らかさを硬質なミネラリティが物凄い量存在する中から感じさせてくれる訳です。

 これは正にSo2の少なさから感じさせる「全くネガティヴな要素の無い」表情です。


 2017年のダグノーの、他のキュヴェのテイスティングが非常な楽しみになっています。これは皆さん、ビックリすると思いますよ。リアルで柔らかな表情のダグノー2017年に乾杯!・・恐ろしいほど深い表情を是非ご堪能くださいませ。


 2008年に飛行機事故で早世した故ディディエ氏の跡を継いだ息子のベンジャマン氏は、葡萄の成熟を重視しながらヴィンテージごとの個性やテロワールをしっかり表現するワイン造りを行っています。畑の広さは約12haで土壌と環境を尊重し、父の故ディディエ氏が1989年から続けてきたビオディナミを引き継いでいます。畑の区画によっては馬で耕作を行い、出来る限り機械は使わないような栽培方法が採られています。

 葡萄は畑で選別作業を行いながら手摘みで収穫されます。醸造所の2階にある除梗機で100%除梗され、1階にある空圧式圧搾機でプレスし、地下のタンクへ葡萄果汁が運ばれます。この間の葡萄の移送はすべて重力によって行われます。そして醗酵前に果汁を冷やし、不純物を取り除くための澱引きを密に行います。樽でのアルコール醗酵には純正培養酵母が使われ、新樽と1~3年樽をそれぞれ25%ずつ使用。樽の種類も特注のシガールと呼ばれる300Lの樽とドゥミムイと呼ばれる600Lの樽を主に使用し、澱に触れる面積の違いによって味わいにも違いが出るようにしています。12ヵ月の醗酵、熟成後にステンレスタンクでアサンブラージュをしてさらに8ヵ月熟成させます。プイィフュメのすべてのワインにおいて同様の醸造が行われているので、各アイテムの違いはテロワールのみになります。








2017 Pur Sang Vin Blanc
ピュル・サン・ヴァン・ブラン

15272
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
プイィ=フュメ
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報

 ソーヴィニヨン ブラン種100%。粘土シレックス土壌で畑は醸造所から5km離れた所にある1区画の葡萄のみ使われます。シレックス(火打石)の大きさが小さく、雨が浸透しやすいので平均樹齢25年の木には繊細な葡萄ができます。パイナップルを連想させる果実味、辛口で酸が豊富、ミネラルもあり繊細な味わいです。その昔、この地方のソーヴィニヨン ブランで造られていたワインは「PUR SANG」と呼ばれており、ディディエ氏は歴史を重んじる意味でこのワインにその名を付けました。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,990 (外税) 
【美しい淡い黄緑色をした気品高い絶ピュアな味わいです!】--以前のレヴューを使用しています。
 ダグノーのテイスティングは実に楽しい・・。

「超美味しい!」

としか思えない凄い味わいとアロマがノーズから、口蓋を通り抜けて脳髄までストレートに感じさせてくれます。


 皆さんはどうしても欲しい、飲みたいのはシレックスだと・・言いたいのでしょうが、noisy 的には、このピュル・サンの、「プイィ=フュメ」と言うアペラシオンをモリモリと感じさせてくれるのはむしろこっち・・と言う印象が有りますし、大好きなんですね。

 だって・・シレックスは確かに物凄いですよ。でも、「プイィ=フュメ」を感じさせてくれるまでには、物凄く時間が掛かるんですよ。若けりゃ2~3週間掛かっちゃいます。そして出てくる香りも物凄いんですが、やはりハードタイプでクリスタルなニュアンスです。

 しかしながらピュル・サンは、粘土の混ざった石灰土壌・・とは言ってもかなり石灰がキツイんですが、粘土のニュアンスがまた何ともエロティックなんですね。そして、

「物凄いソーヴィニヨン!」

と言うことに気付くまでの時間は、シレックスほどには長くは掛からないんです。それでいて、ポテンシャルがシレックスに劣るか?・・と尋ねられるとするなら、

「・・そう言い切ることはできない」

と答えるしか無いでしょう。


 例えば、テイスティング会などで、こんな若いダグノーをほんのちょっとだけ・・スプーン3杯ほどだけグラスに入れていただいたとしても、そのポテンシャルの高さゆえに充分に楽しめるはずですが、

「これをグラス1杯、2杯と重ねての食事は・・辛いよなぁ・・」

と想像してしまいがちです。10年ほど前までのnoisy なら、そう言ったと思います。


 しかし、今は結構に違います。美味しく飲む方法はいくらでも在ると。

 現に、この2016年のピュル・サンを開けた時、確かに開けたては、

「若いな~・・硬いし・・」

と言うような言葉が付いて出てしまいます。


 でも、たまたま夕食に出ていた季節ものの「瓜の漬物」にヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンを掛けて、ピュル・サンをいただくとどうでしょう。ま~・・最高に旨いですよ。

 瓜はまるで高貴なフルーツになってしまいますし、まだ幾分か残っている非常に細やかな渋みが消え甘みへと変化し、超絶に繊細な絹ごしのテクスチュアと甘美な白ワインの世界に大変貌してしまいました。

 いや~・・これはやってみて欲しいな~・・と思いますよ。そこに鶏肉かなんかを何とかしたものを添えて出されたら・・もう参ってしまいますね。大満足の世界を感じていただけると思います。

 えっ?・・なんかを何とかしたものって何だって?・・何でもやってみてください。noisy が言っている意味が良く判ると思いますよ。素晴らしいワインは、やはり食事をも引き立てるものです。それがマリアージュ・・。きっと、

「素晴らしいエクストラ・ヴァージンを掛けた季節の瓜は、ピュル・サンと似た構成をもしている」

と言えるのかもしれません。


 まぁ、キュウリじゃそこまで行かないと思いますが、色々試してみてください。お勧めします!少ないです。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2015年ものも非常に素晴らしいです!すでに親父を超えたかもしれません!是非とも飲んでみていただきたい、シレックスとも違うマール土壌由来の旨さです!】

 このマンモスなミネラリティの量、そしてその質の良さを、どれだけの方がご理解いただけているのかと思うと、涙がチョチョ切れそうになるnoisyです。

 そりゃぁ確かにシレックスは素晴らしい・・あのカッチカチのクリスタルなミネラリティ由来の目の詰まった味わいを一度知ってしまうと、その魔力に憑りつかれてしまうかもしれませんしね。

 20年近いもののシレックスの味わいは、さらにその上を行きますし、何より、リリース仕立てのシレックスを飲まれたとして、そのポテンシャルを感じていただけているかどうか・・いや、そんなことは飲まれる方の勝手ですからどうでも良いんですが、

「全体として綺麗なものほど、要素としての綺麗なものを隠してしまう」

ものですので、是非判って欲しいなぁ・・と思う次第です。


 同じようにこのピュール・サンもしかりです。ミネラリティの組成・出方はまるで違うようにも見えますが、ヨクヨク見てみると、肉がしっかり感じられるのがこのピュール・サンなんですね。

 以前にも「1カ月掛けて飲んでみて!」などと書いていましたが、若いピュール・サンは抜栓後1週間で、もしくは2週間でかなり変化して来ます。これがまた非常に美味い・・訳ですね。

「・・えっ?・・毎日とか、一日置きとかで飲んでてワイン、悪くならないんですか?」

と、随分聞かれました。


 まぁ、強制的に酸化させる行為ですから、決して褒められたものでは無いんですが、少なくとも美味しさは判りますし、続いてそのポテンシャルにも気付かされる訳です。

 そうなって来ますと、ワインに対する感じ方も大きく変化するんですね。なので、そんな飲み方を提唱したんですね。


 今回のピュール・サンは、ほぼ1週間掛けて楽しませていただきました。5日目位からは表情も豊かになり、旨味も増え、非常に美味いです。親父を超えたかも・・しれません。


 また今回は珍しい「マグナム」もいただきました。是非ご検討くださいませ!素晴らしいピュール・サン2015年です!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【マール土壌のピュル・サン!非常に旨いです!】

 noisy も大好きなピュル・サンです。でも何故か人気はイマイチのようで・・非常に残念です。今回はしっかりテイスティングさせていただき、写真も撮りましたのでご覧くださいませ。

 本当にもう大分前になりますが、このピュル・サンも1カ月掛けて飲んだことが有ります。抜栓直後はもうパッキパキに硬質で、ミネラリティは超マンモス級、美しい伸びやかな大量の酸が、このワインのハイポテンシャルを物語っていました。

 しかしながらちょうどインターネット時代の幕開けで、ブログと言うものが流行り出した頃、ワインファンの方々が、

「こんなワインを飲んだ」

とブログにアップし、飲まれた感想を書かれていたんですね。


 勿論それまでもコンピュータ通信(古っ!)の会議室で・・そう、ニフティサーブとか・・NECは何だっけか・・忘れちゃいましたが、このワインはどうだ、あそこの店は安いがコンディションが・・とか、ワインファン同士のつながりや情報交換は有ったんです。

 でも、ブログはどちらかと言うと、まずブログ主の一方的な主張から始まりますから、それに対して意見が有れば書き込めば良いにせよ、書き込んだ情報はさほどは目立たないものです。

 で、ディディエ・ダグノーに関してもそのようなブログで紹介され、

「世の中で言われるほどは凄く無い」

とか、

「余り美味しく無かった」

と言うような情報が氾濫し、定説となりつつ有ったんですね。


 まぁ、それは違うだろう・・とは感じていたものの、ワインの保存環境とか、どこで購入されたかなどにも寄る訳ですから、頭からの否定も困難・・これはどうしたものかと思っていた訳で・・


 やはりワイン屋とすれば、正確な情報を提供しないといけないと・・それにはやはり、しっかりしたテイスティング能力を持ち、伝える相手に判ってもらえるような表現力も無いといかんと・・その上でのお客様へのエデュケーションも必要だろうと・・感じた訳です。

 まぁ、そうは言ってもニッチな商売のニッチな店ですから、全ての方に対して満足できるようなワークは出来ないので、少なくとも自身のお客様向けには正しい情報を持って、共に成長できるようなつながりを持ちたいと思ったんですね。

 で、そんな一環の中で、

「ピュル・サン1カ月掛けてテイスティング」

を実行した訳です。


 空けて2週間もすると、だいぶ状況が変化してきました。驚くのは、酸化に対しての耐性の強さです。ほとんど酸化した臭いが無いんですね・・。石灰系ミネラリティが大量にあることが、そのポイントなのかと思います。

 そして4週間の間に、どんどんと要素が出て来ました。非常に細やかな表情には果実感がしっかり有り・・と言うよりも、その一粒一粒の粒子がそれぞれ果実のニュアンスを持っているので、群生しているようにも感じられる訳です。素晴らしい!・・の一言でした。

 4週間後には液体は無くなってしまいましたが、その後2~3カ月の間、コルクを逆刺ししたボトルの中の香りは、果実感がしっかり有り、素晴らしいアロマを放っていたものです。


 そんなことを書いたコラムもどこかにあるかとは思いますが・・もう探しきれません・・(^^;; ワイン屋と言うより駄文筆業に近い何でも屋が本業です。


 で、他のコラムにも書きましたが、以前より確実にテクスチュアはソフトになり、頑なさは引っ込んでいますので、今飲んでも非常に旨い・・です。

 勿論、こんなもんじゃぁ無いんですよ。とんでもないほどのポテンシャルを感じます。

 このピュル・サンは泥灰土土壌・・ワインジャーナリズム的には「マール」なんて言ったります。粘土質の土壌に方解石が混じったものですね。方解石は河などで流され堆積した石灰質です。ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌに良く見られ、シャルドネの生育に最適と言われています。

 しかし、この石灰の量的ニュアンスは「モンラッシェ級」で有って、単に「コート・ド・ボーヌ」と言ってしまうと間違いかと思います。少なくともグラン・クリュ並みと形容すべきでしょう。

 その量もさることながら、高質さも同様にグラン・クリュ並みです。マール土壌には小振りな「シレックス」が多く堆積していますんで、そのミネラリティと取り込んでいるのかもしれません。

 柑橘系の果実がたんまり有り、中域も適度な膨らみ、余韻には石灰系ミネラリティと、ナトリウム系のわずかに塩っぽいニュアンスが崩壊しているかのような感覚を伝えながらの長い収束が有ります。非常に・・旨いです!

「ダグノーは大したことは無い」

なんて安易には言わせませんよ・・。それは間違いだと。その方の感覚に間違いが無いとするならワインのコンディションが良くないことを感覚的に認識すべきかとも思います。素晴らしいワインでした。飲むべき、そしてどんな赤ワイン以上にとても楽しめるワインです。超お勧めします!・・数は有りません。



2013 Jurancon les Jardins de Babylone Demi Sec
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・ドゥミ・セック

15267
自然派
白 辛口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

◆◆◆ファースト・リリース!
■エージェント情報

 葡萄品種はプティマンサン種2/3、グロマンサン種1/3。甘口のMoelleux(モワルー)と同じくピレネー山脈の麓にある礫岩(プディング土壌)の畑で、葡萄の樹齢は約20年になります。醸造も他のワインと同じで横長のシガールと呼ばれる樫樽(新樽~6年樽)でアルコール醗酵を行い、そのまま12ヵ月熟成させた後にさらにステンレスタンクで11ヵ月熟成させます。2013年が初ヴィンテージでアルコール度数は11%、甘口のモワルーほどの残糖分はないのでより繊細な酸味が際立った甘いながらも飲みやすい味わいになっています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥15,790 (外税) 
【コンディションは非常に重要です!】
 時折友人たちと集まってワイン会・・と言うよりは完全な飲み会ですが、ワインを持ち寄って「あ~でもない、こ~でもない、そ~に決まっている」とぎゃぁぎゃぁ・・うるさくやったりしているnoisyです。

 この間・・結構前では有りますが、「とってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」と、「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」をお持ちになってくださった方がいらっしゃいました。彼女も、おそらく「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」が見るからに・・いや、液体の色を見るにつけ、

「これはコンディションが悪いんじゃないかな~・・」

と感じていたようで、

「2本とも駄目だったらどうしよう・・」

と、ワイン会参加者ならではの恐怖にもにた切迫感みたいなものに囚われていたように思います。


 まぁ、色合いを見つつエチケットのヴィンテージや輸入者シールを確認すると、

「あぁ・・輸入がxxxxxxか・・。問題はここかな」

とか、

「輸入がxxxxで販売店がeeeeeか・・。店の管理が悪いな・・」

とかがある程度判ってしまうわけですね。

 その上で飲んでみると、まぁ、酔っ払っていない限りは、物流の問題なのか、管理の問題なのか、店かエージェントか造り手か・・などは、ほぼ完全に理解できる訳です。もちろんですがワイン屋ですから、皆さんの知らない情報・・特に余り外にはおおっぴらに出来ないような情報も知っていたりしますから、その総合判断は有る程度の確実性を持っているかなと思うんですね。

 勿論、皆さんの中にはプロ顔負けの実力をお持ちの方も大勢いらっしゃいますし、我々よりも情報網も行動力もお持ちの方もいらっしゃいますから、決してプロじゃないから・・などと偉そうなことは申しません・・。まして、ワインを楽しむということは、その人が楽しければ良いわけですから、その楽しみの中には修行にも似た辛い時間も含まれるわけで、先の彼女も、

「2本とも駄目だったら・・」

等と言うような圧迫感でさえ、ある種の楽しみに切り替えることが出来るのがワインを飲むことによって生まれますからね。


 で、思ったとおり、少々「重い・・暗い・・鉛のような色合いを含むとってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」はやっぱり全然駄目で、しかし一方の「突き抜けたような照りを含むとってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」の、全てを許容してくれるような感動的な味わいが、駄目なダグノーをも、「コンディションの大切さ」とか、「どこがどうゆう風に駄目だと駄目なのか」とかを教えてくれる良い教材としてくれちゃう訳ですね。

 案の定、「とっても状態の良く無いディディエ・ダグノー」は、全く温度管理など出来ない悪名高きコンビニエンス・ストアの造りのショップで購入された棚曝しの熱劣化ワインだった訳で、自然派ワインを平気で温度管理の無い場所におくことができるショップの姿勢がそうさせたということなのでしょう。


 今回のディディエ・ダグノーは、フィネスさんから分けていただいた貴重なアイテムです。コンディションは非常に良いように見えます。ただし、サン=セールのエチケットは手で貼る時に少し失敗したようです。ご了承ください。

 ダグノーの看板ワインである「シレックス」ですが、2013年を送ると連絡が有ったものの来たのは2012年でした。なので、2012年は以前にご案内していますのでご注意くださいね。「同じものを仕入れてコンディション比較」・・なんて言うシビアな企画のワイン会・・も良いかもしれません・・(^^;;まぁ、飲み頃は凄い先になるかと思いますが、1カ月間、2~3日置きに30mlずつ楽しむ・・なんていうことが平気で出来ちゃうのがディディエ・ダグノーのマンモス・ミネラリティの魅力でも有ります。30日経ったって、全然崩れないですからね・・香りも凄いです。どんどん柑橘が出て来ますよ。是非ビックリしていただきたいものです。

 ピュル・サン の畑はシレックスより小粒の火打石に覆われていますので、より判りやすいかと思いますが・・これで充分旨いんですよね~・・noisyは大好きです。こちらは2011年です。

 普通のブラン・フュメはずっと以前「アン・シャイユー」の名でリリースされていたブレンドものです。これでも・・普通に・・最高に旨いです。しかしながら、直近の状態しか見えない方々には、
「・・・すっぱいだけ」
などとブログに書かれてしまうでしょう。ワインを味わうには想像力が不可欠です。結果だけを見て、今までの経験を繋ぎ合わせる努力をしないと想像力はたくましくなりません。もし飲まれるならやはり4週間掛けて少しずつ飲みましょう。・・もしくはデキャンタに落として2週間、毎晩栓を抜いてグルグル回して・・また栓をしてください。2週間後には少し開いてくるかと思います。

 サンセール・ル・モン・ダネ・シャヴィニョール はディディエが開墾したサンセールの銘醸畑です。まだ樹齢が若いそうですが評判は高いようです。実はnoisyは飲んだことが無いです。非常にレアです。担当のK君は余り気に入ってないようです。エチケットにはヨレが有ります。ご了承願います。

 ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン は、これも最近出し始めたセックで辛口(・・余り甘く無い・・と言う意味)です。モワルーでは無いのでご注意くださいね・・辛口の方です。これもまだレアです。


 そんな訳でフィネスさんもののディディエ・ダグノーです。いろんな意味で・・面白いアイテムかと思います。決して今までご紹介させていただいたディディエ・ダグノー(一応正規です)もコンディションは良いですが、さて・・どんなことになりますか、楽しみでも有ります。ご検討くださいませ。



以下は以前のコメントを使用しています。
━━━━━
【2009年からはベンジャマンの仕上げたヴィンテージ!!見事にディディエ・ダグノーを継承しました!素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィ!】

 元々はディディエの補佐をしていましたので、ベンジャマンになったからと言って大きく変わることは無いだろうと・・は思っていましたが、それでも一応のチェックをしなくては・・と云う気持ちを抑えられずに、ベースのブラン・フュメ・ド・プイィを飲んでみました。そして・・安心しました。・・そう、何も変っていないと。あの、ガラスのような、石英のような厚みのある透明なミネラルの風味に、奥底から徐々に沸いてくる白、黄色の果実。酸度のレベルの高さとグリップの強さ、余韻の長さなど、いつものディディエ・ダグノーの味わいです。

 どこかのコラムに書かせていただいたはずですが、人間は脳の5~10%しか使用しておらず、記憶は一体どこに仕舞って有るんだろう・・・noisyは、ちょっとその辺に置いておき、時折取りに行っているように思う・・と。大体、年間途轍もない本数を20年もテイスティングしておいて、そんな記憶を・・忘れてしまっている部分が有るにせよ、自分の内部に留めておけるはずが、いや、自信が無い・・みたいなことでした。

 先だって斜め読みしたある本には、衝撃的な内容が書かれていました。ケンブリッジ大学の2年生だか3年生のとても数学が優秀で運動も得意な方が、ラグビーの試合中、頭を蹴られて脳震盪を起こし、病院に搬送されたそうです。そこで彼はビックリするような事実を知ります。何とCTスキャンの結果、彼には脳がほぼ無いことが判明したんです・・実際には5~10%ほど、隅っこに脳組織と思われるものが有ったんですが、その他の部分には骨髄液が満たされた状態だったそうです!彼は、自分が脳を持たないことにショックを受けていたそうですが、トップクラスの優秀な学生であり、しかもスポーツも万能だそうで、普通以上に普通に生活している・・・そんな内容でした。

 noisy のお客様にはお医者様も多くいらっしゃいますし、学者の方も沢山・・いらっしゃいます。上記は本に書かれていた事実では有りますが、内容が事実かどうかは確かめようが有りません。でも、現代の常識が、全て正しいとは思えませんし、
「そんなバカな話しにつきあってられね~・・」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、脳が一部、場合に寄っては半分以上欠損していても、普通に生活してらっしゃる方も多く存在するようですし、少なくともそれは事実です。脳が損傷を受けると、脳内の出血がその人の生命に大きな危機をもたらすかもしれませんが、それらを含めて脳が記憶の全てを担っていることの証明にはなっていないように思います。

 だからと言って、noisy が思いついたように、
「記憶は中空の・・その辺りに置いてあって・・」
とは、とても言えないかもしれませんが、考える以上に突飛過ぎてはいないかもしれないとも・・感じています。

 良く、仲間や連れ合い、子供さんを亡くされても、
「何故かいつもそばにいるような気がする」
とか、
「彼の声が聞こえるんだよ」
等に始まり、
「自分の知らない記憶が突然現れてきた」
なんてことも有るようです。

 だから、もしかすると、脳は記憶を実際に持っているんじゃなくて、記憶にアクセスする方法を知っているだけなんじゃないかと・・思っちゃったんですね。でももしそうだとするなら、ベンジャミンもディディエの記憶にアクセスできない訳では無いとも考えられます。受け取る気持ちが強く有る人と渡したい気持ちが強く有った人同士なのでしょう。

 まあ、確かにトンデモ話では有りますが、限りのある脳細胞の10%で覚えられる情報はたかが知れているんです。それは間違い無いでしょう。そして仲の良かった父、ディディエと、ディディエの記憶と一緒に、ベンジャミンも素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィを造っているのかもしれません。でもまあ、御伽噺として聞いてくださいね。
「・・・証明しろ!」
などとは決して迫ってこないように・・お願いします・・(^^


 2009年のブラン・フュメ・ド・プイィはアドヴォケイト(91~92+)です。noisyもほぼ同様に思いますが、飲み頃予測の2010~2018には・・とてもじゃないが賛同できませんね。早くて2015からです。それでも飲めないことは無いですが、何日も何週間も掛けて楽しんだほうが良いでしょう。2015年から2030年頃まで持つワインです。

 その他のワインは飲んでいませんが、2009年のピュル・サンはアドヴォケイト(92~93+)とぶっ飛びの評価、飲み頃予測2010~2020とこれまた間違った評価です。ポイントは信頼できますが飲み頃予測はでたらめです。ビュイッソン・ルナールも(92~93+)でマチュリティは書いてないです。かのシレックス2009年はさすがに(93~94+)・・・。飲み頃は2010~2022だそうです・・・これも無いです。ダヴィッドさんはよっぽど硬くて若いワインがお好きなんでしょう。

 そして、昨今造りはじめた実に秀逸、且つ希少なサンセールは・・・すみません・・・1本だけしか入らなかったので、申し訳ないけれどセットを組ませていただきました。売れなければnoisy用です!・・・だって、noisyだって飲んだ事無いんですよ・・!畑名も入ったし、デザインも変ったし・・。

 そんな訳で、ディディエの後継者は、彼の遺志をしっかりと受け継いだようです。是非・・ご検討くださいね。お奨めします!


以前のコラムより転載です。
━━━━━
【すぐに飲むなら実験的に!】

 はっきり言って、物凄いワインです。ボーヌの偉大なシャルドネと同列に語られるべき・・・です。しかし、購入してすぐそれを確かめようとしても、ほとんどの方が理解出来ないと思います。最低10年は置くべきワインですので、もし飲まれるのであれば・・・2週間掛けて毎日一口ずつお楽しみください。そして、
「美味しくなってきたかな?」
と思ったら少し多めに飲み、
「・・・・何か、全く何も出てこない・・・」
と思われたら、その日は諦めましょう。抜栓してもコルクを逆ざししたまま1カ月は平気で持ちます。(もちろんセラーに入れてくださいね)半端なポテンシャルじゃあ無いことを肝に銘じておきましょう。有名なワインですので時折、ブログでも取り上げているようで、中には否定的な見方の方もいらっしゃいますが、それはそれ、本当はどうなのかは、自身で確かめると良くわかると思います。

 なお、正規の取り扱いなのかそうでないのか良く判りませんので、一応非正規、とさせていただきますが、状態は万全だと思います。少なくて飲めませんので、以下に以前のレヴューを掲載しておきます。よろしくお願いいたします。是非ご検討ください!


ここから2004年の時の文章です━━━━━
【何というアロマ!何というべき長熟さ!絶句です!】

 ロワール上流のサンセール対岸、プイィ・フュメに凄い奴がいました。その名も「ディディエ・ダグノー」。 皆さんもおそらくご存知でしょう。

 今回は正規品のご案内ですが、さすがにこの世界情勢の中でやや値上がりしてしまいました。トップ・キュヴェのシレックスは大台を超えてしまいましたね。

 で、早速飲んでみました。結果2004年のディディエ・ダグノーは...
「べらぼうな出来!」
と、安易に断言してしまいましょう。

 飲んだのはシャイユーの後継と目される「音符のエチケット」のブラン・フュメ・ド・プイィとピュール・サンです。細かな部分は後に掲載しますが、溢れんばかりの軽量なマンモス・ミネラルと素晴らしいバランスを持った巨大な酸。まるで眠りから目覚めるように、まどろみながら、のんびりのんびり巨大化してゆきます。何メーターか離れていても、メロンやレモンのアロマが飛び込んできます。さらには「酸っぱい」とさえ感じられる酸ですが、まことに美しい輪郭を持っていますので、長熟さをアピールしています。

 もっとも、勘違いして欲しくないんですが、今の状態で、
「美味しい!」
と感じられる方は少数派でしょう。3~5年ほど置いた状態からでしたら、その数は過半数ほどに達すると思いますし、10年置けば大多数になるでしょう。

 もし、ディディエの2004年を早い段階で抜栓されるのであれば、そのアロマの複雑さと量、酸と構成の巨大さを確認していただき、もし、好みではないな、とか、美味しいと感じられないとしても、
「ん?これから先が楽しみなワインだ、と考えるべきなのかな?」
と、理解して欲しいと思います。本当の姿が現れるのは..10年くらい掛かりそうです..


● 2004 ブラン・フュメ・ド・プイィ
 音符のエチケットだったので、ミュージシャン崩れの noisy としましては、しっかり頭の中で音符の音を鳴らして見ました..。そしたらまあ、なんと..音楽をかじった方なら判ると思いますが、重なるほとんどの音が半音違いで「不協和音」なんですね~♪♪..で、ほんの何箇所かが3度か5度違いの和音という音符..で、結局最後の1度と5度の和音で丸く収めるという曲でした。音楽的には、
「何もない..」
という結論です。(そんなところはどうでも良い、という声が聞こえてきますが..)

 味わいは、ピュール・サンに比較すれば、珪藻土系のミネラルに石灰が混じり、やや黄緑のイメージが拡がって行きます。飲み頃はやっぱり先で2~4年後からでしょう。飲み方は、最初1杯だけ味見をして、その後はデキャンタすることをお奨めします。栓をしたまま2週間置いても全く落ちないと思いますよ。

● 2004 ピュール・サン
 ものすごいミネラルと酸、エキスの塊りでした。2週間近く経っても、アロマは生き生きとしています。酸の美しさは、やはりセロスやコシュ=デュリを思い出します。酸の性格が似ているのはコシュ=デュリでしょうか..素晴らしいソーヴィニヨン・ブランだと思いますが、今の状態で美味しいと言える人..それはプロですね。飲み頃は3~5年経ってからでしょう。

● 2004 シレックス
 飲んでいないので判りませんが、ピュール・サンの出来から想像するに、トップ・キュヴェのシレックスは最低でも5年以上置いたほうが良いでしょう。量は少ないです。

● 2004 ビュイッソン・ルナール
 実を言うと、このビュイッソン・ルナールは一番少ないです。裏ラベルには名前の由来が書いてありますので、お暇でしたら読んでみてください。ノー・テイスティングです。


2015 Jurancon les Jardins de Babylone Sec
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・セック

15266
自然派
白 辛口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報
 葡萄品種はプティ・クルブ種、グロ・クルブ種、グロ・マンサン種、カラマレ種、ローゼ種の土着5品種を使用、モワルーと同じ畑で栽培しています。特にカラマレ種とローゼ種はジュランソンではもうあまり存在しない希少品種で酸味と香りをワインに与えています。2009年が初リリースのヴィンテージで年間2000本弱を生産、エレガントで豊かな酸味と渋味が特徴の辛口で余韻の長い味わいです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,290 (外税) 
【コンディションは非常に重要です!】--以前のレヴューを使用しています。
 時折友人たちと集まってワイン会・・と言うよりは完全な飲み会ですが、ワインを持ち寄って「あ~でもない、こ~でもない、そ~に決まっている」とぎゃぁぎゃぁ・・うるさくやったりしているnoisyです。

 この間・・結構前では有りますが、「とってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」と、「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」をお持ちになってくださった方がいらっしゃいました。彼女も、おそらく「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」が見るからに・・いや、液体の色を見るにつけ、

「これはコンディションが悪いんじゃないかな~・・」

と感じていたようで、

「2本とも駄目だったらどうしよう・・」

と、ワイン会参加者ならではの恐怖にもにた切迫感みたいなものに囚われていたように思います。


 まぁ、色合いを見つつエチケットのヴィンテージや輸入者シールを確認すると、

「あぁ・・輸入がxxxxxxか・・。問題はここかな」

とか、

「輸入がxxxxで販売店がeeeeeか・・。店の管理が悪いな・・」

とかがある程度判ってしまうわけですね。

 その上で飲んでみると、まぁ、酔っ払っていない限りは、物流の問題なのか、管理の問題なのか、店かエージェントか造り手か・・などは、ほぼ完全に理解できる訳です。もちろんですがワイン屋ですから、皆さんの知らない情報・・特に余り外にはおおっぴらに出来ないような情報も知っていたりしますから、その総合判断は有る程度の確実性を持っているかなと思うんですね。

 勿論、皆さんの中にはプロ顔負けの実力をお持ちの方も大勢いらっしゃいますし、我々よりも情報網も行動力もお持ちの方もいらっしゃいますから、決してプロじゃないから・・などと偉そうなことは申しません・・。まして、ワインを楽しむということは、その人が楽しければ良いわけですから、その楽しみの中には修行にも似た辛い時間も含まれるわけで、先の彼女も、

「2本とも駄目だったら・・」

等と言うような圧迫感でさえ、ある種の楽しみに切り替えることが出来るのがワインを飲むことによって生まれますからね。


 で、思ったとおり、少々「重い・・暗い・・鉛のような色合いを含むとってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」はやっぱり全然駄目で、しかし一方の「突き抜けたような照りを含むとってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」の、全てを許容してくれるような感動的な味わいが、駄目なダグノーをも、「コンディションの大切さ」とか、「どこがどうゆう風に駄目だと駄目なのか」とかを教えてくれる良い教材としてくれちゃう訳ですね。

 案の定、「とっても状態の良く無いディディエ・ダグノー」は、全く温度管理など出来ない悪名高きコンビニエンス・ストアの造りのショップで購入された棚曝しの熱劣化ワインだった訳で、自然派ワインを平気で温度管理の無い場所におくことができるショップの姿勢がそうさせたということなのでしょう。


 今回のディディエ・ダグノーは、フィネスさんから分けていただいた貴重なアイテムです。コンディションは非常に良いように見えます。ただし、サン=セールのエチケットは手で貼る時に少し失敗したようです。ご了承ください。

 ダグノーの看板ワインである「シレックス」ですが、2013年を送ると連絡が有ったものの来たのは2012年でした。なので、2012年は以前にご案内していますのでご注意くださいね。「同じものを仕入れてコンディション比較」・・なんて言うシビアな企画のワイン会・・も良いかもしれません・・(^^;;まぁ、飲み頃は凄い先になるかと思いますが、1カ月間、2~3日置きに30mlずつ楽しむ・・なんていうことが平気で出来ちゃうのがディディエ・ダグノーのマンモス・ミネラリティの魅力でも有ります。30日経ったって、全然崩れないですからね・・香りも凄いです。どんどん柑橘が出て来ますよ。是非ビックリしていただきたいものです。

 ピュル・サン の畑はシレックスより小粒の火打石に覆われていますので、より判りやすいかと思いますが・・これで充分旨いんですよね~・・noisyは大好きです。こちらは2011年です。

 普通のブラン・フュメはずっと以前「アン・シャイユー」の名でリリースされていたブレンドものです。これでも・・普通に・・最高に旨いです。しかしながら、直近の状態しか見えない方々には、
「・・・すっぱいだけ」
などとブログに書かれてしまうでしょう。ワインを味わうには想像力が不可欠です。結果だけを見て、今までの経験を繋ぎ合わせる努力をしないと想像力はたくましくなりません。もし飲まれるならやはり4週間掛けて少しずつ飲みましょう。・・もしくはデキャンタに落として2週間、毎晩栓を抜いてグルグル回して・・また栓をしてください。2週間後には少し開いてくるかと思います。

 サンセール・ル・モン・ダネ・シャヴィニョール はディディエが開墾したサンセールの銘醸畑です。まだ樹齢が若いそうですが評判は高いようです。実はnoisyは飲んだことが無いです。非常にレアです。担当のK君は余り気に入ってないようです。エチケットにはヨレが有ります。ご了承願います。

 ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン は、これも最近出し始めたセックで辛口(・・余り甘く無い・・と言う意味)です。モワルーでは無いのでご注意くださいね・・辛口の方です。これもまだレアです。


 そんな訳でフィネスさんもののディディエ・ダグノーです。いろんな意味で・・面白いアイテムかと思います。決して今までご紹介させていただいたディディエ・ダグノー(一応正規です)もコンディションは良いですが、さて・・どんなことになりますか、楽しみでも有ります。ご検討くださいませ。



以下は以前のコメントを使用しています。
━━━━━
【2009年からはベンジャマンの仕上げたヴィンテージ!!見事にディディエ・ダグノーを継承しました!素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィ!】

 元々はディディエの補佐をしていましたので、ベンジャマンになったからと言って大きく変わることは無いだろうと・・は思っていましたが、それでも一応のチェックをしなくては・・と云う気持ちを抑えられずに、ベースのブラン・フュメ・ド・プイィを飲んでみました。そして・・安心しました。・・そう、何も変っていないと。あの、ガラスのような、石英のような厚みのある透明なミネラルの風味に、奥底から徐々に沸いてくる白、黄色の果実。酸度のレベルの高さとグリップの強さ、余韻の長さなど、いつものディディエ・ダグノーの味わいです。

 どこかのコラムに書かせていただいたはずですが、人間は脳の5~10%しか使用しておらず、記憶は一体どこに仕舞って有るんだろう・・・noisyは、ちょっとその辺に置いておき、時折取りに行っているように思う・・と。大体、年間途轍もない本数を20年もテイスティングしておいて、そんな記憶を・・忘れてしまっている部分が有るにせよ、自分の内部に留めておけるはずが、いや、自信が無い・・みたいなことでした。

 先だって斜め読みしたある本には、衝撃的な内容が書かれていました。ケンブリッジ大学の2年生だか3年生のとても数学が優秀で運動も得意な方が、ラグビーの試合中、頭を蹴られて脳震盪を起こし、病院に搬送されたそうです。そこで彼はビックリするような事実を知ります。何とCTスキャンの結果、彼には脳がほぼ無いことが判明したんです・・実際には5~10%ほど、隅っこに脳組織と思われるものが有ったんですが、その他の部分には骨髄液が満たされた状態だったそうです!彼は、自分が脳を持たないことにショックを受けていたそうですが、トップクラスの優秀な学生であり、しかもスポーツも万能だそうで、普通以上に普通に生活している・・・そんな内容でした。

 noisy のお客様にはお医者様も多くいらっしゃいますし、学者の方も沢山・・いらっしゃいます。上記は本に書かれていた事実では有りますが、内容が事実かどうかは確かめようが有りません。でも、現代の常識が、全て正しいとは思えませんし、
「そんなバカな話しにつきあってられね~・・」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、脳が一部、場合に寄っては半分以上欠損していても、普通に生活してらっしゃる方も多く存在するようですし、少なくともそれは事実です。脳が損傷を受けると、脳内の出血がその人の生命に大きな危機をもたらすかもしれませんが、それらを含めて脳が記憶の全てを担っていることの証明にはなっていないように思います。

 だからと言って、noisy が思いついたように、
「記憶は中空の・・その辺りに置いてあって・・」
とは、とても言えないかもしれませんが、考える以上に突飛過ぎてはいないかもしれないとも・・感じています。

 良く、仲間や連れ合い、子供さんを亡くされても、
「何故かいつもそばにいるような気がする」
とか、
「彼の声が聞こえるんだよ」
等に始まり、
「自分の知らない記憶が突然現れてきた」
なんてことも有るようです。

 だから、もしかすると、脳は記憶を実際に持っているんじゃなくて、記憶にアクセスする方法を知っているだけなんじゃないかと・・思っちゃったんですね。でももしそうだとするなら、ベンジャミンもディディエの記憶にアクセスできない訳では無いとも考えられます。受け取る気持ちが強く有る人と渡したい気持ちが強く有った人同士なのでしょう。

 まあ、確かにトンデモ話では有りますが、限りのある脳細胞の10%で覚えられる情報はたかが知れているんです。それは間違い無いでしょう。そして仲の良かった父、ディディエと、ディディエの記憶と一緒に、ベンジャミンも素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィを造っているのかもしれません。でもまあ、御伽噺として聞いてくださいね。
「・・・証明しろ!」
などとは決して迫ってこないように・・お願いします・・(^^


 2009年のブラン・フュメ・ド・プイィはアドヴォケイト(91~92+)です。noisyもほぼ同様に思いますが、飲み頃予測の2010~2018には・・とてもじゃないが賛同できませんね。早くて2015からです。それでも飲めないことは無いですが、何日も何週間も掛けて楽しんだほうが良いでしょう。2015年から2030年頃まで持つワインです。

 その他のワインは飲んでいませんが、2009年のピュル・サンはアドヴォケイト(92~93+)とぶっ飛びの評価、飲み頃予測2010~2020とこれまた間違った評価です。ポイントは信頼できますが飲み頃予測はでたらめです。ビュイッソン・ルナールも(92~93+)でマチュリティは書いてないです。かのシレックス2009年はさすがに(93~94+)・・・。飲み頃は2010~2022だそうです・・・これも無いです。ダヴィッドさんはよっぽど硬くて若いワインがお好きなんでしょう。

 そして、昨今造りはじめた実に秀逸、且つ希少なサンセールは・・・すみません・・・1本だけしか入らなかったので、申し訳ないけれどセットを組ませていただきました。売れなければnoisy用です!・・・だって、noisyだって飲んだ事無いんですよ・・!畑名も入ったし、デザインも変ったし・・。

 そんな訳で、ディディエの後継者は、彼の遺志をしっかりと受け継いだようです。是非・・ご検討くださいね。お奨めします!


以前のコラムより転載です。
━━━━━
【すぐに飲むなら実験的に!】

 はっきり言って、物凄いワインです。ボーヌの偉大なシャルドネと同列に語られるべき・・・です。しかし、購入してすぐそれを確かめようとしても、ほとんどの方が理解出来ないと思います。最低10年は置くべきワインですので、もし飲まれるのであれば・・・2週間掛けて毎日一口ずつお楽しみください。そして、
「美味しくなってきたかな?」
と思ったら少し多めに飲み、
「・・・・何か、全く何も出てこない・・・」
と思われたら、その日は諦めましょう。抜栓してもコルクを逆ざししたまま1カ月は平気で持ちます。(もちろんセラーに入れてくださいね)半端なポテンシャルじゃあ無いことを肝に銘じておきましょう。有名なワインですので時折、ブログでも取り上げているようで、中には否定的な見方の方もいらっしゃいますが、それはそれ、本当はどうなのかは、自身で確かめると良くわかると思います。

 なお、正規の取り扱いなのかそうでないのか良く判りませんので、一応非正規、とさせていただきますが、状態は万全だと思います。少なくて飲めませんので、以下に以前のレヴューを掲載しておきます。よろしくお願いいたします。是非ご検討ください!


ここから2004年の時の文章です━━━━━
【何というアロマ!何というべき長熟さ!絶句です!】

 ロワール上流のサンセール対岸、プイィ・フュメに凄い奴がいました。その名も「ディディエ・ダグノー」。 皆さんもおそらくご存知でしょう。

 今回は正規品のご案内ですが、さすがにこの世界情勢の中でやや値上がりしてしまいました。トップ・キュヴェのシレックスは大台を超えてしまいましたね。

 で、早速飲んでみました。結果2004年のディディエ・ダグノーは...
「べらぼうな出来!」
と、安易に断言してしまいましょう。

 飲んだのはシャイユーの後継と目される「音符のエチケット」のブラン・フュメ・ド・プイィとピュール・サンです。細かな部分は後に掲載しますが、溢れんばかりの軽量なマンモス・ミネラルと素晴らしいバランスを持った巨大な酸。まるで眠りから目覚めるように、まどろみながら、のんびりのんびり巨大化してゆきます。何メーターか離れていても、メロンやレモンのアロマが飛び込んできます。さらには「酸っぱい」とさえ感じられる酸ですが、まことに美しい輪郭を持っていますので、長熟さをアピールしています。

 もっとも、勘違いして欲しくないんですが、今の状態で、
「美味しい!」
と感じられる方は少数派でしょう。3~5年ほど置いた状態からでしたら、その数は過半数ほどに達すると思いますし、10年置けば大多数になるでしょう。

 もし、ディディエの2004年を早い段階で抜栓されるのであれば、そのアロマの複雑さと量、酸と構成の巨大さを確認していただき、もし、好みではないな、とか、美味しいと感じられないとしても、
「ん?これから先が楽しみなワインだ、と考えるべきなのかな?」
と、理解して欲しいと思います。本当の姿が現れるのは..10年くらい掛かりそうです..


● 2004 ブラン・フュメ・ド・プイィ
 音符のエチケットだったので、ミュージシャン崩れの noisy としましては、しっかり頭の中で音符の音を鳴らして見ました..。そしたらまあ、なんと..音楽をかじった方なら判ると思いますが、重なるほとんどの音が半音違いで「不協和音」なんですね~♪♪..で、ほんの何箇所かが3度か5度違いの和音という音符..で、結局最後の1度と5度の和音で丸く収めるという曲でした。音楽的には、
「何もない..」
という結論です。(そんなところはどうでも良い、という声が聞こえてきますが..)

 味わいは、ピュール・サンに比較すれば、珪藻土系のミネラルに石灰が混じり、やや黄緑のイメージが拡がって行きます。飲み頃はやっぱり先で2~4年後からでしょう。飲み方は、最初1杯だけ味見をして、その後はデキャンタすることをお奨めします。栓をしたまま2週間置いても全く落ちないと思いますよ。

● 2004 ピュール・サン
 ものすごいミネラルと酸、エキスの塊りでした。2週間近く経っても、アロマは生き生きとしています。酸の美しさは、やはりセロスやコシュ=デュリを思い出します。酸の性格が似ているのはコシュ=デュリでしょうか..素晴らしいソーヴィニヨン・ブランだと思いますが、今の状態で美味しいと言える人..それはプロですね。飲み頃は3~5年経ってからでしょう。

● 2004 シレックス
 飲んでいないので判りませんが、ピュール・サンの出来から想像するに、トップ・キュヴェのシレックスは最低でも5年以上置いたほうが良いでしょう。量は少ないです。

● 2004 ビュイッソン・ルナール
 実を言うと、このビュイッソン・ルナールは一番少ないです。裏ラベルには名前の由来が書いてありますので、お暇でしたら読んでみてください。ノー・テイスティングです。


2014 Jurancon les Jardins de Babylone Moelleux Magnumbottle
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・モワルー・マグナムボトル

15269
自然派
白 やや甘口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報
プティ マンサン種100%。ピレネー山脈の麓にあるテラス状の畑で土壌は礫岩(プディング土壌)、広さは約3haになります。葡萄の樹齢は約18年、南西、南東、南向きの畑に様々な土着品種が植えられています。2004年から造り始めたアイテムで、500mlボトルを使用、新樽での醸造や瓶詰はジュランソンで行い、ラベル張りはプィィ フュメで行います。味わいはかなり甘口で濃厚ですが、酸もしっかりあってバランスがとれており、複雑さも感じられます。貴腐葡萄を使っているわけではなく、葡萄の房を干し葡萄状にし、糖分を凝縮させてから収穫しています。
新着メンバー登録画像  1500ML 在庫    ご注文数   本
¥56,650 (外税) 
【ド迫力!・・通常は500MLですから..3倍の容量!・・一応、化粧箱入りです!激レア!】
 「甘い!」と言うほどは甘く無いのに、なぜか「超甘い!」と思われているに違い無い、ダグノーのモワルーです。エージェントさんの説明にもそのように書いてますし・・。

 でも、

 甘みの感じ方と言うのは「酸」の絶対量で変わって来ますので、しっかりしたバランスの良い酸が備わるレ・ジャルダン・ド・バビロンは、さして甘く感じないです。

 今回の2011年ものは、なんと「マグナム」「化粧箱入り」で届きました。超ド迫力!・・ボトルは40cm も有ります。化粧箱は41.5cm の高さ ・・どうやって送ろうかと悩んでしまうレベルです。・・いや、でもちゃんとお送りしますんでご安心ください。

 まぁ、ちゃんと保存していれば少なくとも半世紀は「しゃん」としているに違い無い、長寿なワインです。もし2011年に何かの記念が有るようでしたらご検討くださいませ。1本のみです。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【現在、やや甘口ながらも最高の食中酒と言えるでしょう。マンモス級のクリスタリーなミネラリティと豊富でバランスの良い酸、そしてクリーミーな舌触り!素晴らしいです!】

 以下、以前のレヴューをそのまま使用しています。

 昨夜、あるエージェントさんの担当と電話で話しをしていてヴァン・ジョーヌの話しになり、

「そうそう・・あのxxxって造り手のサヴァニャンってそっちに在庫はまだ有るんだっけ?」

「有りますよ~・・。ヴァン・ジョーヌはだいぶ少なくなりましたが・・あと2~3ケース位かな?」

「そうか・・じゃあすぐ無くなるかもね。」

「・・いや・・皆さん、1~2本のご注文ですから・・大丈夫でしょう。」

「えっ?」

と言ったまま、少しの合間、noisy も絶句してしまいました。


「ワイン屋が1本とか、2本とかの発注なの?」

「そうですよ。取り敢えずこう言うのも並べておこう・・もしくは受注発注的な?」


 まぁ、人それぞれですから他人の商売に口をはさむつもりは有りませんが、それで良くワイン屋面が出来るなぁと・・思っちゃいましたね。ちょっとカルチャーショックでした。数が無くて、人気が有って・・とか、割り当てで・・それで1~2本と言うのなら判りますが、おそらく同じものじゃなくても飲んだことさえ無いアペラシオンや銘柄でさえ、品揃えの一環としてのみの発注じゃぁ、そりゃぁ、エージェントさんの説明文を丸々コピーしてネットに掲載するしかないでしょう。

 そうは言いつつも、人気銘柄で割当数量が少なく、ワイン屋でも中々飲めないワインが有り、このディディエ・ダグノーのレ・ジャルダン・ド・バビロンもそんなワインの一つでした。noisy も一度飲んだきり・・いや、飲ませてもらったと言うのが正しいですが、自分で開けられるほどは入荷しないアイテムでして、何とかしないと・・と思っていたところ、やはり・・と言うか、なるべくして成った・・と言うべきかは判りませんが、販売の方も一巡して止まったような感じになってしまいました。

 そうりゃぁそうでしょう・・売る方もどんなワインなのかは良くは判っていないんですから・・ね。ちらっと甞めた位のエージェントさん主体の試飲会での判断がまともに出来るほどのテイスティング能力を持っていれば別ですが、数十アイテム以上が普通の試飲会では、細かな情報はさしては得られないものです。

 なので、このレ・ジャルダン・ド・バビロンだけでは無く、今回のディディエ・ダグノーは出来るだけ飲もうと・・心に決めてのご紹介です。営業的には「・・なんだかなぁ・・」になってしまいましたが、やはり素晴らしいワインを、

「xxだから素晴らしい!」
「xxだからお勧めしたい!」

と言えるのがワイン屋だろうと・・いや、八百屋さんでも肉屋さんでもまともな商売ならそうですよね。毎日、最高級のA5ランクの国産和牛しか食べない・・と言うのも肉屋としてどうかな?・・とは思いますけどね。


 以前に飲ませていただいた時には、

「旨いワインだなぁ・・」

と言う印象で、他にも山ほど・・ワインを飲んでいたので、細かな印象を脳裏に留めておくことは不可能でしたが、それでも、

「デザートと言うより食中酒だろう?」

と・・結論していたように思います。最も、熟成を重ねて10~20年も経つと、かなりトロリと甘味も効いて来るかなと。


 昨今のディディエ・ダグノー・・と言うか、ベンジャマン・ダグノーのワインは、全体的にディディエ時代のエキスの濃さと純粋さはそのままに、So2の量はさらに減って来ているように思います。テクスチュアが以前よりしなやかなんですね・・。

 で、ミネラリティはガラス系の透明感たっぷりなものがてんこ盛り状態で感じられます。テカテカと輝いています・・。アロマはクリーミーさの有る、やや色付た感じで、オレンジ、黄色、茶色の果実系です。

 甘い・・と言うほどは甘く無く、じゃぁ・・甘く無いのか?と問われるなら・・いや、甘さは有る・・と言うべき感じで、要は、

「バランスの取れた酸がたっぷり存在している」

から、単に甘いだけにも感じないし、このワインを気品の有るものにしているのでしょう。


 安くて甘いワインは酸がまともには有りませんで、ただ甘いのでダレてしまっています。なのですぐに飽きてしまうし、結局は残してしまって勿体無いことになります。

 しかし・・これはもう・・飲んでしまいます。胃を目指して球体の物質が「スト~~~ン」と落ちて行き、また還りのアロマと、舌に残る複雑な味わいを噛みしめることになるんですね。飲んでからしばらくは、その余韻に浸ってしまいます。


「でも甘さで食中には厳しいんじゃない?」

と思われるかもしれませんが、


「全くそれは当たらない」

と言っておきましょう。


 非常に・・マリアージュしやすいワインです。高質、高貴でやや甘口ながらも、食の邪魔を一切しません。むしろマリアージュに気を使わないで済み、しかも食をしっかり引き立てつつ、このワインの余韻でしっかり自分を主張する感じです。

 まぁ・・3人で飲んでるとあっと言う間に無くなっちゃいます。


「・・もう少し・・飲みたいなぁ・・」

と思うかもしれません。でも2人なら、グイグイ飲む感じにはワイン自体がさせてくれませんのでちょうど良いでしょう。

 色合いも実に・・そそりますよね。ちょっと薄い緑を持っていて、黄色が濃くて、良い感じです。


 そして、ナチュラルなんですが非常にピュアです。決してこのワインが持つ美しさを汚すようなことはしないビオ系ワイン・・と言えるでしょう。

 とても素晴らしいです!コンディションも素晴らしい!・・飲んだらもう1本、欲しくなっちゃうでしょう!でも3本の入荷で1本飲んじゃいましたので・・残りは2本です!是非ご検討ください。素晴らしい食中酒です!

ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

ハイツ=ロシャルデ

フランス Heitz-Lochardet ブルゴーニュ
● ハイツ=ロシャルデ、アルマン・ハイツのドメーヌもの、新ヴィンテージが入って来ました。今年早々に2016年のポマール1級クロ・デ・プチュール等をご紹介させていただきまして、飲まれた方はおそらく結構に・・ビックリされたことと思います。

「・・えっ・?こんなに凄い新人、知らなかった・・」

と、貴重なモノポール、クロ・デ・プチュールを飲まれた方はそう思われたに違い在りません。

 それに、

「まだ早いよ・・」

とちゃんと書いてお知らせしたのに、ポマール随一のリューディ、14年の1級リュジアンのみを飲まれた方は、

「・・えっ?・・(絶句)」

となったまま、固まってしまったに違い在りません。もっともその後、noisy の文章を再度読み直して、もしかしたら「なるほど」と思われたかもしれませんが・・。

 さらにはその両方を飲まれた方は、

「・・あれ・・ど~ゆ~こと?」

と、まるで同じ人が造ったようには思えない・・けれど、芯の部分では同じ・・だけれど、表情の出方のまるっきりの違いに戸惑いを覚えられたかもしれません。

 さらに・・さらには、ハイツ=ロシャルデの軽快ながらもまさに「フィネス」と言うべき高貴さを表わすムルソーやシャサーニュなどの「シャルドネ」をすでに飲まれていた方が、それらを飲まれたとしたら、

「ハイツ=ロシャルデはシャルドネの人だとばかり思っていたが、ピノも余りに美味しいでは無いか!」

と思われたに違い無いんですね。


 昨年末エージェントさんに泣きつかれたので、ようやっとハイツ=ロシャルデのワインに在りつくことが出来たnoisy では有りますが、ちっとも恩に着てくれないので、2017年ものは酷い入荷状況です。とてもテイスティング出来たものじゃありません。

 だって、昨年末のギリギリのタイミングで1級ワインを40本も?・・緊急に仕入れたのに、2017年ものの最初の割り当てオファー数は、

「全部で7本!」

でした。

 勿論ですが・・ブチ切れました・・。世界的に知られ売れるようになったから・・と言う判断での割り当てなのでしょうが、余りに酷すぎませんか?

 なので、散々嫌味を言ってやりましたら・・「再考します・・」とのことで、今回の仕入れ状況になった訳です。それでも酷いのは余り変わりませんが・・。


 ですが、彼のワインを飲んで、「ブルゴーニュ的フィネス」を感じました。決して濃度や凝縮度に拘るのではなく、

「如何にして自然なアロマや味わいを消さずにワインに残すか?」

 今の時代、これが出来る人はまずいらっしゃいません。実際にやってみると、

「・・薄い」
「味気ない」

と言う方向にベクトルが向いてしまうからです。

 アルマン・ハイツとて、わざわざ軽く仕上げている訳では無いことは、2016年のポマール・クロ・デ・プテュールを飲まれた方ならお判りでしょう。有のワインはアルマン・ハイツとしては濃密な味わいですし、感動を覚えるほどの妖艶さ、エロティシズムを感じさせてくれるものです。2017年もそのように仕上がっています。

 2017年のアルマン・ハイツのシャルドネも、妖艶さと言うベクトルには全く向かってはいませんが、「超繊細なナチュラル・アロマとフィネス」と言うベクトルの量が、物凄いことになってしまっています・・。あの超密植のユベール・ラミーとは、驚くほど方向性が異なるにも関わらず、

「・・この方向性も本当に素晴らしい!」

と感動を覚えてるに違い在りません。


 ほんの少しのテイスティングしか出来ませんでしたが、それでもハイツ=ロシャルデの超フィネスなワインを扱えることになったのは、運命のいたずらみたいなものなのかな?・・と思っています。是非ともこのブルゴーニュ的フィネスの具現したワインを飲んでみてください。

━━━━━
 ハイツ=ロシャルデです。何年か前にワイナート誌で見かけ、随分と面白そうなことが書いて有ったので気に掛けていました。

 知らぬ間に付き合いの在るエージェントさんが扱い始めていたんですが、ま~・・高い!・・しかも良い畑ばかり持っているもので、そうそう手を出し辛い・・んですよね~。

 だって、一通り飲んだら結構な経費になっちゃいますよ。シュヴァリエ=モンラッシェまで持ってるんだから・・(^^;; なので、日本では白が人気のようですよ。一方、赤は放って置かれていたんです・・少なくとも2019年の12月までは・・。まぁ、まともにテイスティングして販売しているショップは少ないですから、いかに新しい情報に目ざとい「ブルゴーニュワインファン」だとしても、ハイツ=ロシャルデは飲んでない方が多いでしょう。



 で、noisy も、中々手を出せずにいたんですが・・年末もそろそろ掃除の準備でもしないと・・と思い始めた頃、そのエージェントの担当さんから連絡が有りました。・・そんな時の電話やメールは大抵の場合、ロクなことが有りません。「泣き」が入ったオファーです。数字が行かないと・・どうかお願いと・・(^^;;

 で、そのリストを見ると、案の定、白は無いが赤は結構な数量が残っていました・・ので、早速交渉して・・いや、noisy もかなり厳しいですよ。年末に買うだけ買って、余り美味しく無くて売らずに仕舞い込むことになる危険性も飲みこんで、しかも販売は2020年になってしまう訳ですから。

 まぁ・・たまには貸しておこう・・と言うことで仕入れてみた訳です。そしたらまぁ・・

「モノポールのクロ・デ・プチュール2016 の美味しいことったら!!」

ですよ。

 勿論、リュジアンも良いんですが・・こちらは3年は待たないと出てこない・・と言うか、クロ・デ・プテュールとリュジアンは、造りも違うんじゃないか?・・と思ってしまうほど、味筋が異なって感じられます・・いや、詳細はコラムで書きますんで。


 で・・実は年が明けて先日、またかの担当さんからメールが有りまして・・何を言うかと思ったら何と!


「すみません・・今年からハイツ=ロシャルデは完全割り当てになりました。今年の割り当てはエクセルをご覧ください。」

とばかりに書いて有ったので、よほどくれるのかと思ったら!・・もう・・ビックリですよ。


「・・えっ?」

思わず目を疑いました・・。


 赤白併せて・・全部で7本・・でした。


 勿論、即電話で怒鳴り散らしたのは言うまでもありません。


 と言う訳で、ロクに紹介もしない内に「レア」になってしまったハイツ=ロシャルデです。いずれ白もご紹介させていただきますが・・手を出すのがちょっと遅かったかな・・noisyも・・と反省しています。

 滅茶美味しいので・・是非飲んでみてください!今のところ超お勧めの生産者です!


■エージェント情報
 ワイナリーの歴史を紐解くと1857年にまで遡ります。フィロキセラ害によって売りに出ていた畑をジョルジュ・ロシャルデが購入した事が全ての始まりです。

 1983年にジョルジュの孫娘ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ=ロシャルデの名でブドウ栽培を始めました。収穫したブドウは全てボーヌのメゾン・ジョセフ・ドルーアンに販売していましたが、ブリジットの息子アルマン・ハイツが醸造学を学び、2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。その後、ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしました。テロワールを最大限に引き出すため、畑ではビオディナミを実践しています。

 糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ・ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っており、ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家としてジャシス・ロビンソンも注目している期待の新星ワイナリーです。


2015 Pommard 1er Cru Clos des Poutures Monopole
ポマール・プルミエ・クリュ・クロ・デ・プチュール・モノポール

15258
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ポマール
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

■エージェント情報
地方:ブルゴーニュ
産地:ポマール
品種:ピノ・ノワール100%
醸造:ビオディナミ農法に適した全房発酵。12ヶ月の樽熟成期間は澱を攪拌し、多糖類を抽出。

 濃密な香りからとてもスパイシーで、胡椒、高貴なオークの特徴がブラックカラントのような果実と共に広がります。ヴォリューム感があり味わいは新鮮で、明確なアタック、エレガントで肉厚なタンニンをもちます。フィニッシュにはミネラル、スミレのようなフローラルのアロマ、小さな赤いベリーが表れる繊細で複雑なワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,800 (外税) 
【超繊細系、MC系のエロティックな2015年クロ・プテュール!2016~2017年とは異なるエレガントさに悶絶!】
 ポマール随一と言われる1級レ・リュジアンからレ・シャポニエール、レ・クロ・ノワールと下がって来た次がこのクロ・プチュールです。その南側には、「ヴォルネイ的」と称されるレ・ベルタンが接し、その上が(ポマールの)レ・フルミエで、ヴォルネイ側のレ・フルミエに繋がっている感じです。

 なので、ポマール南部の畑はポマールっぽさとヴォルネイっぽさが同居したりしなかったり・・するところがまた結構に面白く、造り手に寄ってはかなり異なる味わいになっているのも楽しい部分です。

 今回のこのハイツ・ロシャルデの2015年クロ・デ・プテュールは、正規輸入では無く・・ブローカーからリーズナブルなプライスで仕入れていますが、

「2016年ものと2017年ものの、思った以上の濃度!」

と、

「本当に・・MCか?」

みたいな疑惑と、

「美味しいのに何故かとても安い!」

と言うような気持ちが先走ってしまいまして、2ケース程売りに出ていたものを仕入れてみたんですね~・・。


 面白いのは、結構にお客様もその辺りのnoisy の疑惑解明に乗っかってくれてまして、興味を持たれていらっしゃる方が少なからず存在されるのは嬉しい限りです。

 だって、2016~2017年のクロ・デ・プテュールはMCならもっと時間が掛かるはずの「押し出しの形成」が、当に仕上がっていることが、

「おそらくMC (だけ)では無い」

と思っていたから・・その疑いを、この2015年ものがきっと晴らしてくれると考えても不思議はないでしょう?


 で、1週間ほど休養していただいて、早速開けてみました。少し全体に褐色が入り始めた、結構に淡い感じの色合いです。そして、見た感じは・・

「これはMC!」

です。


 色合いだけではなく、香りの立ち上がりも早く、しかも・・非常にエロティックです。樽の使い方なのか畑のミネラリティの組成のお陰なのか、ま~・・官能的なアロマです。

「あんたは・・ルジェか!」

とツッコミながら飲んでました。


 舌の上に乗せると・・MC ですね・・これは。2016~2017年ものの、「塊で押し寄せる感じ」は全く無く、「少人数で少しずついらっしゃる感じ」がします。

 そして、非常に繊細です。ここには・・いや、前回の2017年ものに書いた記事の続きみたいになりますが、プリューレ・ロックはいます。パカレも、もしかしたら独立直後の彼はいます。コサールはいない・・(^^;;

 この超繊細な舌触り、要素の表情と、エロティカルなアロマで・・悶絶です・・。参りました・・これはかなり好きです!

 ただし、爆発前であることは間違いなく、ただし、上手く開かせてあげたら、もう絶好調になってくれるんじゃないかと・・感じました。なので、手腕は問われるかもしれませんが、手腕は無くてもタイミングの良い方なら、このワインの絶頂時に開けることも可能かと・・思います。

 また、結構にフルな感じの2016~2017年ものとは異なりまして、むしろ2016~2017年のリュジアンと醸造方法は似通っていると思います。なので、軽やかだけれど、歳を得る毎に押し出し・ボディが出てくるタイプです。

 この超繊細な、瑞々しいクロ・デ・プテュールには、

「濃い味付けの料理は合わない」

と思います。

 塩分控えめ、質の良い食材と調味料で軽めの味付けで行きたいですね。先日、ワインを送らせていただいているイタリアンのご主人が店を再開するとのことで、ご来店いただいた時に、ちょうど仕込んだばかりのトリッパとカプレーゼを持って来てくれました。

 いや~・・旨かった~・・トロットロでね・・本当に繊細な味付けで・・そんな時にはこれ、めっちゃ合うんじゃないかと!・・思ってしまいましたよ。

 そこそこに充実した、少し「押し寄せてくる」感じのある昨今のブルゴーニュ・ピノ・ノワールも旨いですが、こんな超繊細な・・下手に触ると壊れてしまいそうなバランスを持つピノ・ノワールが、実に愛らしいと感じさせられました。ご馳走様・・でした。

 繊細な料理になった時には、思い出したように・・この2015年ポマール1級クロ・デ・プテュールを合わせてみて下さい。魚系も新鮮なら行けてしまうと思います。でもくれぐれも2016~2017年はタイプ違いですので、間違って選ばないように・・お願いいたします。

 しかも2017年ものは11300円でのご案内でしたので相当にリーズナブルです。お勧めします!・・ブルゴーニュの世界、まだまだ捨てたもんじゃないと感じていただけると思います。



 以下は2017年のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【ブルゴーニュワインが持つエロティックなアロマを濃密なニュイのワイン的な構造が支えています!素晴らしい!】

 ほんと、良く判らないんですよね。全房だって言いながらも、全く全房だとは思えないような味筋・・。リュジアンは全房だとすぐ判るし、プリューレ・ロック的だと感じてしまう。

 でもこのクロ・デ・プチュールにはプリューレ・ロックはいない。近いのはむしろルジェ?・・だろうか。まず香りの情報が半端無い。そしてこのエロスなアロマはルジェ的でもある。味わい自体の構成はジャイエに近い。でもそれはルジェ的では無い。

 それにしても判らない。どうやって造っているんだろう?

「還元的と酸化的の中間を狙っている」

とワイナート誌でアルマン・ハイツは話していた。だからその意味ではこのワインは、その通りで有りえる。

 この複雑で甘美なアロマの出来は、そうはお目に掛かれないと思う・・まだ完全に落ち着いた状態にはなっていないとしても。

 しかし今飲むのであれば、1月にご紹介させていただいた2016年が先だろう。ポテンシャルは2016年と同等以上。この先10年ほどのスパンの間に追い越すことは間違いない。

 それにしても、リュジアンと同価格にしなかったと言うことは、アルマン・ハイツ自身の中での評価がそうだと言うことも間違いなく、還元と酸化の中間で有るクロ・デ・プチュールと、より還元に・・いや、ほぼほぼ還元状態に置かれているリュジアンとの味わいの差が、良く判らない。レ・ペズロールを飲めば何か判るのだろうか。


 今飲んでもとても美味しいです。香りが半端無い・・それでノックアウトを食らってしまう感じです。味わいの方は完全には落ち着いていないので、欲を言えば少し休ませるべきでしょう。

 価格の方も出来るだけ頑張りました。前回の2016年ものは1万円切ってのご紹介でしたから。是非飲んでみてください。もしレ・ペズロールも飲まれましたら教えてくださいね。お勧めします!


 以下は2016年のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【うお~!・・これは激旨です!・・実に官能的な魅惑のアロマを持ちつつしっかり押して来ます。2017年ものの上代は15000円です。必飲!!】

 滅茶苦茶旨いです!・・素晴らしい!・・まだまだ開かないリュジアン2016より、こちらをお薦めしますよ。ポマール1級プチュールの真の実力を初めて感じていただけるワインかと思います。最も、ここはモノポールの「クロ・デ・プテュール」ですが・・。

 ポマールにおいてグラン・クリュが出来るとすると、真っ先に名前が挙がるのはご存じ「リュジアン」です。ここは上部のリュジアン・オーと下部のリュジアン・バに分かれており、やや軽めでエレガントな上部のリュジアン・オーに対し、濃密さの在るリュジアン・バが勝ると評されます。

 リュジアン・バから少し下がったところにこの「1級レ・プチュール」は存在します。リュジアン・バ-->レ・シャポニエール-->レ・クロワ・ノワール-->レ・プテュール と来て、国道下の1級 クロ・ミコと言う繋がりで、リュジアン・バをやや重量感のあるスタイルにした感じになっています。

 香りが何とも素晴らしく・・これ、嗅いだら虜になっちゃいますよ。重心が低いところから湧き上がるようなニュアンスで、滅茶香しい上質な動物香が混じった黒赤果実。中域がたっぷりと充実して存在しますが、野暮ったい部分は無く、たっぷり感じさせてくれた中盤以降、実にエレガントで長い余韻を感じさせてくれます。

 今飲んでも素晴らしいですが、この先15年は充分に楽しませてくれるでしょう!

 まぁ、ハイツ=ロシャルデの赤ワインは100%全房発酵だとのことですが・・どうでしょうね。リュジアンは全房だと思いますが、こちらは少し違う方法を取り入れている可能性も有るかと感じました。

 非常に高いポテンシャルを持っていますし、高いレベルで評価されるべき仕上がりかと思います。現状だけを見た評価をするとなればリュジアンよりも間違いなく、高い点が付きます。

 飲んでビックリしてください。超お勧めです!・・全部買っちゃいましたので、エージェントさんにも在庫は無いはずですし、2017年ものの上代は15000円!・・しかも2017年もののnoisy の割り当ては、たった2本だそうです(その後少しだけ増えましたが・・来月のご案内を是非お楽しみに!)。ご検討くださいませ!


2017 Meursoult la Barre Jeroboam
ムルソー・ラ・バール・ジェロボーム

15006
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

■エージェント情報
地方:ブルゴーニュ
産地:ムルソー
品種:シャルドネ100%
醸造:0.20haの畑は石灰質マール土壌でより粘土が多い。タンクにてアルコール発酵後、澱を攪拌しながら12ヶ月樽熟成。
 白い花や白桃のアロマにグレープフルーツのようなフレッシュな酸。芳醇で濃厚な味わいにほのかな塩味の後味を感じるピュアで上品なワインです。
新着メンバー登録画像  3000ML 在庫    ご注文数   本
¥39,990 (外税) 
【コント・ラフォンの秀作でもご存じのクロ・ド・ラ・バールと接する畑です!】
 ムルソーの村の街中の北側、つまりヴォルネイ側に有る「ラ・バール」です。コント・ラフォンの「クロ・ド・ラ・バール」はモノポールで、そこと接しています(実際に接しているかどうかは微妙では有ります)。

 コント・ラフォンのクロ・ド・ラ・バールはオイリーで濃密、良く熟したものを飲むと、誰でも、

「ほ~!・・美味しい~!」

と・・そのパワフルな味わいと粘度、・・口内に残った残渣からも見事な芳香がノーズに抜けて行くような、とても存在感の有る味わいです。


 で、2017年ものこそはこのハイツ=ロシャルデの「ラ・バール」を飲んでやろうと待ち構えていたんですが・・残念ながらブティーユはたったの4本の入荷でした。当初は1本たりとも割り当ては無かったです・・4本くれたのはまだ良いんですが、ジェロボームやマグナムまで付いて来ました・・有難うございます・・。

 なので、実際に飲んで、その印象をお伝えすることは叶わなかったんですが、それでも幾つかの彼のシャルドネを飲んで・・確信しています。


「コント・ラフォンやユベール・ラミーのシャルドネとはまるで異なる」

ことは間違いありません・・あ、ドミニク・ラフォンは、「シャルドネ」などとうっかり言葉にしてしまうと怒るかもしれませんね。彼は「ムルソー」を造っていると言う自負が有りますから。

 詳細はテイスティングしたアイテムのコラムを見ていただきたいのですが、

「超フィネス!」

「これがブルゴーニュに伝わるエレガンス表現!」

「超ナチュラルで超繊細なのに危険度ゼロの瑞々しい液体が見せる見事に葡萄が昇華した姿」

を感じていただけると思います。

 今回はなんと、マグナムも、ジェロボームも有ります。ジェロボーム(3L)は1本木箱に入ってます。これを造ったと言うことは、相当に自信が有ると言うことでしょうし・・この超フィネスなムルソー・ラ・バール2017年が、老練なドミニクのクロ・ド・ラ・バールと張り合ったらどうなるのか?・・など、興味が尽きないところです。是非ご検討くださいませ!


2017 Chassagne Montrachet 1er Cru Morgeot M.G.
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ・マグナムボトル

15005
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャサーニュ=モンラッシェ
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

■エージェント情報
地方:ブルゴーニュ
産地:シャサーニュ・モンラッシェ
品種:シャルドネ100%
醸造:全房圧搾によりリッチでふくよかな味わいを引きだす。タンクでアルコール発酵後、樽に移す。12ヶ月の熟成中、澱を攪拌。澱はアロマの元となる物質、前駆体を含み、攪拌することでアロマ前駆体を抽出する。非常にたくましく、擦ったマッチのような香りもあります。とてもクリーンで緻密な味わい。ミディアムボディで、フレッシュで溌剌。しっかりとしたストラクチャーと豊かな酸、非常にクリーンな果実味を感じます。
新着メンバー登録画像  1500ML 在庫    ご注文数   本
¥19,990 (外税) 
【この超繊細にして超瑞々しい・・実を育てるために天に向かって伸びようとする葡萄の弦の生命力をそのまま表現したかのような超フィネスなモルジョ1級です!】
 素晴らしい1級モルジョでした。こんなモルジョは飲んだことが無い・・です。noisy でもそうなんですから、お客様もそうはこのタイプに出会うことは無いと思います。

 で、そんなタイプ(どんなタイプ?)なのに、もう・・肯定感しか出ないんですよね・・。

 写真をご覧になられると、なんとなくその姿、タイプが想像できるんじゃないかと思いますが、「超繊細」「超フィネス」が見えるようじゃないかな・・と思います。

 コント・ラフォンのような樽の要素は全く感じません。最近のラフォンはほぼ樽を感じませんが、それでも「樽によるなだらかな酸化」と「樽が関与したアロマ」を感じることが出来ます。樽は、ワインに滑らかさと強さを与えますが、反面、繊細さや新鮮さを失います。その点で、全く違います。

 そして、ユベール・ラミーとも全く異なります。「超密植」などとは無縁の液体です。軽々しくも見事に繊細さとその裏にある複雑さを表情にしています。そして時間と共にどんどん・・伸びて行くんです。まるでぶどうの蔓が天を目指すように。

 このワインは、もしかしたらまだ飲み頃では無いのかもしれません。しかしながら、もう実に美味しい!・・油をこってり使用したお料理にも合わせられるかとは思いますが、やはり素材の持ち味をそのままに生かした、脂も塩も薄い繊細な料理にこそ合わせたいと・・そうして欲しいと思ってしまいます。

 モルジョと言うワイン、これまで多くのものを飲んで来ました。ラモネも美味しいし、多くのドメーヌ、ネゴスのものも美味しいです。しかしながら、

「モルジョと言う畑のテロワールを見せるワインは非常に少ない」

と今初めて、感じています。

 この繊細さは・・ちょっとクセになると思います。是非飲んでみてください!お勧めします!


2017 Pommard 1er Cru les Pezerolles
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ペズロール

15002
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ポマール
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

■エージェント情報
地方:ブルゴーニュ
産地:ポマール
品種:ピノ・ノワール100%
醸造:ビオディナミ農法に適した全房発酵。12ヶ月の樽熟成期間は澱を攪拌し、多糖類を抽出。

 濃密な香りからとてもスパイシーで、胡椒、高貴なオークの特徴がブラックカラントのような果実と共に広がります。ヴォリューム感があり味わいは新鮮で、明確なアタック、エレガントで肉厚なタンニンをもちます。フィニッシュにはミネラル、スミレのようなフローラルのアロマ、小さな赤いベリーが表れる繊細で複雑なワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,150 (外税) 
【貴重な1級、レ・ペズロール!・・素晴らしい畑だと確信していますが、アルマン・ハイツはこのワインをどう仕上げているのかは・・判りません!】
 誰も、レ・ペズロールが好きだなんて言わないし、ましてや素晴らしい畑だなんて言ってるのを聞いたことも無いので、noisy だけは折に触れ「好きなんですよね~・・ペズロール」と言うことにしていますが、さりとて小さな畑だし、このところはかなり高騰してしまって、モンティーユも買えないし、まぁシャソルネイのは毎年何とか飲めてるし・・と思っていたところ、

「ハイツ=ロシャルデのペズロールはリュジアンより高い!」

ことに結構に・・落胆してしまいました。それなら何とかモンティーユを何とか仕入れていれば良かったなどとも後悔しています。


 しかし、このペズロールがリュジアン並の価格だと言うことは、相当なポテンシャルを持った畑と本人が確信していることの暴露でも有ります。

 このレ・ペズロールは、ボーヌのクロ・デ・ムーシュに接っしはしないものの、すぐ近くでして、クロ・デ・ムーシュが持つ土臭さが無く、赤果実のスパイシーなニュアンスが気高く香る、美味しいワインになる畑なんですね。重く無く、軽やかです。

 なのである意味、ハイツ=ロシャルデのスタイルには持って来い!・・なのかもしれないと思っています。

 アルマン・ハイツは、このレ・ペズロールを2015年から造り始めました。なんやかんやでもう5ヘクタールのドメーヌに成長しています。

 相当な美味しさを持つクロ・デ・プチュールの、重量感をも持ったクラシックなスタイル・・おそらく全房では無い・・で仕上げたのか、リュジアンのように可憐な美味しさから重量感を持つ味わいへの変化に時間を必要とする先進的ビオタイプに仕上げたのか・・は、まだ判りません。

 たった2本しか有りませんので・・すみません。飲まれましたら是非コメント、お寄せください。

ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

フランス Domaine Monthelie-Douhairet-Porcheret ブルゴーニュ
● ポルシュレです。今回は蔵出しのオールド・ヴィンテージも届いています。液面が低いもの2本ばかりをテイスティングしましたが、これが超旨い!・・です。

 まぁ、皆さんも、

「液面の低いのは・・どうもなぁ・・」

と思われるのが普通でしょう。

 しかしながら、ドメーヌでちゃんとチェックした上で、そのまま出すか、リコルクして出すかの判断をし、リリースしている訳でして、なので、


「液面が低くても全く問題無い!」

と申し上げておきます。

 実際、液面が低い・・キャプスュル下から5センチほどのボトルは、滅茶苦茶旨かったです!・・これは1996年ポマール1級フルミエでしたが、キャプスュル下3センチほどの同年、ヴォルネイ1級アン・シャンパンより熟成度がやや高いものの、今飲んで絶好調に近い美味しさでした!


 また、ポルシュレさんと言えば、88年よりオスピス・ド・ボーヌからドメーヌ・ルロワへ、89年にはドゥエレさんと養子縁組でドゥエレ=ポルシュレ誕生へ、94年にはルロワを辞してオスピスへ戻り99年まで勤め上げ、並行してドゥエレ=ポルシュレで頑張っていた訳ですね。

 なので、オスピス・ド・ボーヌでは、醸造そのものには大きく関われなかったとしても、大事なエルヴァージュのほとんどをやっていましたし、ルロワでも彼の手腕で超一流のドメーヌにする先鞭を付けたと言えます。

 ドーヴネに関しては、マダムの理想を追求したドメーヌなので、よりナチュラルな方向性を持った造りと言う点で、ポルシュレとは異なると考えられますが、そうだとしても・・このドゥエレ=ポルシュレのワインはやはり魅力のあるものと考えられないでしょうか。


 今回は1988年ものから最新ヴィンテージの2017年ものまで、各アイテムは少量では有りますがご紹介させていただきます。おそらくですがこんなチャンスは最後かと思います。価格もリーズナブルです。ご検討くださいませ。


━━━━━
 前から気になっていた造り手のワインがようやく入ってきました。その名も「モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ」。知っている人なら・・

「・・おっ!・・ポルシュレって・・あのポルシュレ?」

 と思い当たるんじゃないかと思います。


■エージェント情報
 「Domaine Monthelie-Douhairet-Porcheret」は300年以上前にモンテリー氏によって設立された歴史あるドメーヌで醸造所にはドメーヌ設立当初から1930年代まで使用していた古い圧搾機が展示してあります。

 モンテリー氏の子孫によって畑は開墾され、最盛期には12haの畑を所有するまでになりました。1970年代初頭にドメーヌが2つに分裂して所有する畑も半分の6haずつに分けられ、一方のドメーヌは畑を売却してしまったため、もう一方のドメーヌ運営を引き継いだモンテリー一族の流れを受け継ぐアマンド女史が残された6haの畑でワイン造りを続けました。

 1989年にはアマンド女史の養子でオスピス・ド・ボーヌの運営管理を12年続けた後、「Domaine Lalou Bize - Leroy」の運営管理を務めていたアンドレ・ポルシュレ氏がドメーヌに加わりました。2004年にアマンド女史は亡くなりましたが、ドメーヌに大きく貢献したアマンド女史の名前は今もキュヴェ名に残っています。

 現在はアンドレ・ポルシュレ氏の孫娘であるカタルディナ女史が定年で引退したアンドレ・ポルシュレ氏の教えを受け継いでワイン造りを行っています。

所有畑は現在でも6haのまま変わりありません。畑仕事は昔ながらの耕作や剪定、必要に応じた摘房などを行い、収穫は手摘みで葡萄が自重で潰れないように容量25kgのケースを使用しています。

 葡萄は選別台で厳しくチェックして100%除梗を行ってからブルゴーニュでは伝統的な木製の開放桶でアルコール醗酵を行います。酵母は葡萄の健康状態が良ければ自然酵母、そうでなければセレクション酵母を使用。

 毎日液循環と軽い櫂入れを行いながら18~20日間醗酵させます。ワインはポンプを使わずに重力によって移動させ、300年以上前に建てられたアーチ型天井のカーヴ内に並べられた228Lのブルゴーニュ型樫樽(新樽約10%)で20~22カ月間熟成させます。テロワールを表現できるように人の干渉は出来るだけ行わず、化粧をしていないワイン造りを心掛けています。



1990 Meursault le Pre de Manche
ムルソー・ル・プレ・ド・マンシュ

14892
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
区画は「Le Pré de Manche」。0.18ha。泥土質土壌。樹齢約45年のVV。樽でアルコール発酵後、新樽率10%で18ヶ月間熟成。
◆◆◆液面はバッチリです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥16,890 (外税) 
【ご存じプレ・ド・マンシュの古酒、1990年と1997年です!激レア!】
 モンテリーとの村境に有るプレ・ド・マンシュです。1990年と1997年、1本ずつの入荷なので・・激レアです。

 こちらは液面がどちらも高いです。キャプスュル下から隙間が僅かしか有りません・・・と言うことは、リコルクしている可能性は有りますね。

 また、1997年はそうでもないですが、1990年ものはボトルに汚れが少し有ります。長く超蔵されてきた訳ですので、それを落とした跡のようなものが有ります。まさか、

「汚れてるじゃないか!」

とクレームを言われる方はいらっしゃらないと思いますが、最近はビックリするようなことばかり有りますんで。

 少なくとも古酒とか、バックヴィンテージのワインは、扱いに気を付けましょう。到着した直後に開けてクレームを付ける方もいらっしゃいますが、それはあなたの責任です。・・と言うか、古酒は、ワインはそういうものだと理解してください。

 色合いは照りが有り、良い感じに見えます。そもそもムルソーは長命ですから、澱下げと休養をして、上手い具合に開けて、美味しく飲んでくださいね。


 以下は最近のこのワインのレヴューです。
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【すでに巷では評判になっているポルシュレのムルソー、バックヴィンテージを2品ご紹介!このワインの秘密が判った!?】


 ようやっと・・2013年のドゥエレ=ポルシュレ、人気の2アイテムをテイスティング出来ました。アメリカ向けに押さえられていた分がキャンセルになったとかで、ある程度の数量を確保できたんですね・・。2014年のムルソーは飲んでいたんですが、エレガントに仕上がったはずの2013年はずっと飲めずにいました。

 早速・・飲んでみました。やや閉じた状態からでしたが、リニアなカーブで徐々に柔らかくなってきました。基本的にこのドゥエレ=ポルシュレのムルソーは、村の北側のヴォルネイ近くの畑ですので、

「村の南や西の畑の、大理石的な厳しいミネラリティは少な目。ややソフトで丸くふくよかなニュアンスが強い仕上がりなムルソー」

で有ることは容易に想像できます。マイルド系のムルソーですね。


 柑橘系フルーツにほんのりと蜜のトッピング、非常にピュアですがナチュラリティはさほどでも無い感じです。ポルシュレさんですから・・危険性の出るような醸造はしないでしょう。

 非常に美味しいんですが、ちょっと物足りないかな・・と思いつつ、夕食と一緒に飲み始めました。まぁ、noisy の場合は夕食と言っても、完全に日が変わってからになりますので、夜食と言うべきかもしれませんが。

 で、食と一緒に飲み始めると、このプレ・ド・マンシュ、絶好調なんですよ。滅茶美味しいんです。そう・・塩分やある種の酸との出会いで、このムルソーは完成された味わいになり、非常にクリーミーになるんですね。

「ナトリウム系ミネラリティとの出会いによって」

と言い換えても良いかもしれません。もしくは、

「旨みを持つ酸との出会いによって」

かもしれません。


 そもそもグランメゾンの置きたいワインは、提供する食にマリアージュさせるべく選択されたワインです。一部のグレートなワインは、そのワインの味わいのみで完結してしまいますので、その無比なワインに食を合わせるような形になり、余り好ましくありません。

 美食のフレンチでは、やはりそうした選択が好ましいからこそ、「ソムリエ」と言う職業が生まれたとも考えられ、マリアージュ(結婚)と言う言葉が、そこに使われるようになったのでしょう。

 で、このムルソー・・・・実はプレ・ド・マンシュだけでは無くて、1級のサントノもそうなんですが、南側の優れた1級ムルソーに比較すると、欠落が有るのが判ります。それこそがナトリウム系ミネラリティや、まん丸なパレットを描く酸の構成です。例えばムルソー・ペリエールは熟すともう、それだけで100点満点です。若くてもミネラリティは膨大で、酸の構成も旨みたっぷりでまん丸です。

 その欠落部分が 凹 で表現されるとすると、食が 凸 ですよね。それらが一緒になることで、パーフェクトなパレットが完成するんですね~・・と思います。もっと突っ込んで言ってしまうならば、塩素を含んだナトリウムイオンが電子と出会って完成された塩になる・・かどうかは知りませんが、イメージ的にはそれを酸の構成まで膨らませたような印象を持ちました。

 で、セブンイレブンで仕入れてきた最新作?のチーズインスナックと言うものを出して来ました。まぁ、うま味調味料を含め様々な添加物が入ってるとは思うんですが、まぁ・・美味しいですよね。ポテトチップス片手にビールを飲んでるのとさして変わらない状況です。

 こんな雑多な味わいのスナックにも、非常に良く反応します。まん丸なパレットを描いてくれます。スナック類の雑多な味の部分だけは浮いてしまいますけど。チーズ系の強い味わいにも負けることなく、自己主張もさりげなくしつつ、完成されたマリアージュ感を造ってくれるんですね。

 さすがポルシュレ・・この構成は素晴らしい・・また、日本人に受けるのも判るような気がしました。


 そしてこちらは1級のレ・サントノ・ブランです。ご存知の通り、ヴォルネイ・サントノ=・デュ=ミリュー(区画そのものは別)などの素晴らしいピノ・ノワールを生み出すムルソー北部の1級畑です。村名のプレ・ド・マンシュはその南に有ります。

 さすがに品格はプレ・ド・マンシュの及ぶところでは無く、高貴さがしっとり漂います。ほんのりと蜜のトッピングから柑橘系の果実の放出までの流れはプレ・ド・マンシュと同様ですが、やはりそこは1級だけ有って、エレガントさを失わずに見事な押し出しをしてきます。

 中域の構成も見事で、太過ぎずダレず。少しトロッとしたテクスチュアです。余韻も非常に長い・・です。面白いのは少し塩っぽいミネラリティを感じることです。

 やはり同じように感じるのは、ムルソー南側の1級たちのような鋼のように硬く万全なミネラリティの構成では無くて、のように感じる部分を持っています。それが食と出会うことで、

「おお!」

と成ってくるんですね。少し粘り、ほんのりオイリーで、出会い後の「甘味」が素晴らしいんですよ。


 むしろ、ムルソー村南側の優れた1級畑たちと完全なマリアージュをするのはとても難しいことじゃないかとさえ感じました。白ワインとして完全過ぎる・・嫌いが想像されました。ましてや若いうちは大理石的膨大なミネラリティが厳しさを伝えてきますから余計です。

 この、「出会い」によっても、レ・サントノのイメージも大きく変わることが判ると思います。素晴らしいワインでした!

 どちらも美味しいと思います。ぜひご堪能くださいませ。一推しです!






 以下は同じワインの、以前のレヴューです。
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【すでに巷では評判になっている(らしい)ポルシュレのムルソー、バックヴィンテージを2品ご紹介!】

 ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレの、巷ではかなり人気になっているらしい白、特にムルソーらしいですが、正規からオファーをいただいたのでオーダーしました。

 やはり人気の性でしょうか、かなり数量は削られまして、バラのみの到着です。今回は現行の2014年では無く、2013年の入荷でした。

 実は・・ポルシュレらしいのはピノ・ノワールと言う自身の思い込みからか、ピノ・ノワールばかりをご紹介しておりまして、その割には営業成績も余り芳しくは無く、トップキュヴェまで残っている状況だったので、白のオファーをいただいた時は、そのまんまスルーしていたんですね。

 で、2017年の正月に、友人たちと新年会を催したんですが、その時出て来たのが2014年のムルソーでした。

 どうやら巷では、ドーヴネに似ている・・のような評判だそうでして、

「・・(ドーヴネ・・すか~?)」

と、当初はちょっとばかり眉唾もんだなぁと・・思ってました。まぁ・・新樽の率は高いですから、そんな意味では似ているんでしょう。

 ムルソー村名は、ル・プレ・ド・マンシュと言うヴォルネイ側に有るリューディです。価格も決して高くは無く・・まぁ、安い訳でも無い、普通の価格帯になると思います。

 ヴォルネイ側に有りますので、ムルソーの南端や西の丘の方のムルソーとは、だいぶ印象が異なります。赤い土、粘土が石灰に混じる・・そう、あくまでピノ・ノワールにも良く合いそうな粘土土壌主体のシャルドネの味わいがします。

 その分、ハードでタイトなムルソーの印象とは異なり、やや柔らかく、深みや構造を感じやすく、滑らかさの有る豊かな味わいです。もっとも、noisy が飲んだのは2014年ですから、2013年とは若干印象は違うでしょう。

 また、ポルシュレにシャルドネ、白の印象は特には余り持っていないので、判断のしようが無い訳ですが、ポルシュレさんと言えばやはり新樽使いです。あのオスピス・ド・ボーヌを立て直したのも、また現在のオスピスのワインの良し悪しも、やはりポルシュレさんの新樽100%制限が効いている訳ですね。そしてドメーヌ・ルロワ系にしても、新樽の凄い使い手として今もその手腕は伝説になっていますから、ポルシュレさん=オスピス・ド・ボーヌ=ルロワ≒ドーヴネと言うような連想ゲームが成り立つのかもしれません。

 そうは言っても、やはり白ワインの味わいとしては、ポルシュレさんのイメージが無いもので・・売れるかどうかも判らないし数も余り無いので、そのまま出そうか・・とも思ったんですが、一応お一人様2本までと言うことにさせていただきました。


 また、1級のサントノですが、こちらも当然ながらヴォルネイ村に引っ付いた形で存在する畑ですので、やはり粘土石灰系のやや赤みを感じる柔らかく深い味わいになる場合が多いと思われます。1級ですからそこはル・プレ・ド・マンシュよりも繊細・複雑・凝縮感などの点において、確実に上回ってくるでしょう。今回は入荷が余りに少ないので・・テイスティングは出来ませんで・・すみません。

 ご興味のある方が多いと思います。是非ご検討くださいませ。



1999 Monthelie Rouge Clos du Meix Garnier Monopole
モンテリー・ルージュ・クロ・デュ・メ・ガルニエ・モノポール

14896
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モンテリー
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
1.36ha。粘土石灰質土壌。樹齢約45年のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で15ヶ月間熟成。
◆◆◆液量はたっぷり入っています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,850 (外税) 
【まさにブケ一色!この1993年レ・デュレッス・ルージュはポマール・フルミエっぽい仕上がりでした!】・・こちらはモンテリー村名クロ・デュ・メ・ガルニエです。
 古酒はヴィンテージでも味わいが異なりますが、その個体それぞれでも同じにはなりません。延長上には有るのが普通ですけど。

 液量はしっかり入っています。何故か・・同じ1993年のクロード・デュガのジュヴレ=シャンベルタンを思い出しました・・似ちゃいないんですが、雰囲気がそっくりだったんですね。1993年のニュアンスなのかな?・・香りの記憶って、結構恐ろしいです。自分でもそう・・思います。すっかり忘れていたのにとんでもないことも思い出しちゃいますよね。

 若いフレーヴァーはすでに無く、新たな境地に入って来た段階かな?・・と思います。まだこの先も10年ほどは行けるでしょうし、2~3年したら完熟かな?・・とさえ思いますし、いや、2~3年前が良かったかも・・とも感じます。

 ミネラリティは素晴らしくしっかりしています。先に書いたように、1993年っぽい・・です。これは何とも説明できないんで困っちゃいますが・・(^^;; 勿論ですが、個体差が有りますんで、noisy が感じたような部分がソックリ同じだとは限らないでしょう。


 今回はグレートイヤー、1990年ものもいただきました。しっかり澱を落として、休養をさせてからお楽しみください。


 以下は最近のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【リーズナブルなヴォルネイ1級同等!・・と思っていただいて良いかと思います!】

 左の写真は・・結構良く撮れたかな・・と自画自賛しています。

 いや、写真として良く出来た・・と言うことじゃなくて、写真としては全然ダメだと思いますが、

「正確に香りや味わいを想像させてくれる感じに撮れた!」

と言う点だけですね。


 何せ、抜栓後にグラスに注いで即写真を撮るので、「こんな風にしたい・・」と言う意識は働かないんですね。なので時折、全く自身の感覚とは違う方の映り方をしていることも有ります。言ってしまえば、

「ポルシュレのレ・デュレッス・ブラン'16 は失敗・・」

と思っています。レ・デュレッス・ブラン...滅茶美味しいんですが、美味しそうには撮れなかったと残念に思ってます。


 しかしこの赤の方は、見ていただいたら全くそのまんま・・とnoisy は思っています。プラムに石灰や綺麗な土、そこに軽い黒果実が入ったニュアンス。ヴォルネイ1級の軽やかなタイプと重厚なタイプの中間的な重量感がそのまんま・・映っているかと思います。勿論、完全に開いてはいないものの、適度な締まりと解放が有り、構造の深い部分からの訴えも届きます。

「・・意外に・・いいなぁ・・」

と言う感じです。ヴォルネイの、どちらかと言えば軽薄にも感じるライトな美味しさも、どこかに持ちつつ、ムルソーに近い方の重厚複雑な粘土由来の美味しさもそれなりに持っている感じですね。ヴォルネイ1級で・・良いんじゃないの?・・と思ってしまいました。

 良く出来たワインだと思います。さすがポルシュレ...と言う感じがします。是非飲んでみてください。お勧めです!


1993 Monthelie Rouge Clos du Meix Garnier Monopole
モンテリー・ルージュ・クロ・デュ・メ・ガルニエ・モノポール

14895
自然派
赤 辛口
フランス
ブルゴーニュ
モンテリー
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
 1.36ha。粘土石灰質土壌。樹齢約45年のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で15ヶ月間熟成。
◆◆◆液量はたっぷり入ってます(キャプスュル下から1cm以内ほど)。正に絶妙のタイミングを思わせるような官能的な色合い!・・色だけでも感動ものです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,850 (外税) 
【まさにブケ一色!この1993年レ・デュレッス・ルージュはポマール・フルミエっぽい仕上がりでした!】・・こちらはモンテリー村名クロ・デュ・メ・ガルニエです。
 古酒はヴィンテージでも味わいが異なりますが、その個体それぞれでも同じにはなりません。延長上には有るのが普通ですけど。

 液量はしっかり入っています。何故か・・同じ1993年のクロード・デュガのジュヴレ=シャンベルタンを思い出しました・・似ちゃいないんですが、雰囲気がそっくりだったんですね。1993年のニュアンスなのかな?・・香りの記憶って、結構恐ろしいです。自分でもそう・・思います。すっかり忘れていたのにとんでもないことも思い出しちゃいますよね。

 若いフレーヴァーはすでに無く、新たな境地に入って来た段階かな?・・と思います。まだこの先も10年ほどは行けるでしょうし、2~3年したら完熟かな?・・とさえ思いますし、いや、2~3年前が良かったかも・・とも感じます。

 ミネラリティは素晴らしくしっかりしています。先に書いたように、1993年っぽい・・です。これは何とも説明できないんで困っちゃいますが・・(^^;; 勿論ですが、個体差が有りますんで、noisy が感じたような部分がソックリ同じだとは限らないでしょう。


 今回はグレートイヤー、1990年ものもいただきました。しっかり澱を落として、休養をさせてからお楽しみください。


 以下は最近のこのワインのレヴューです。
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【リーズナブルなヴォルネイ1級同等!・・と思っていただいて良いかと思います!】

 左の写真は・・結構良く撮れたかな・・と自画自賛しています。

 いや、写真として良く出来た・・と言うことじゃなくて、写真としては全然ダメだと思いますが、

「正確に香りや味わいを想像させてくれる感じに撮れた!」

と言う点だけですね。


 何せ、抜栓後にグラスに注いで即写真を撮るので、「こんな風にしたい・・」と言う意識は働かないんですね。なので時折、全く自身の感覚とは違う方の映り方をしていることも有ります。言ってしまえば、

「ポルシュレのレ・デュレッス・ブラン'16 は失敗・・」

と思っています。レ・デュレッス・ブラン...滅茶美味しいんですが、美味しそうには撮れなかったと残念に思ってます。


 しかしこの赤の方は、見ていただいたら全くそのまんま・・とnoisy は思っています。プラムに石灰や綺麗な土、そこに軽い黒果実が入ったニュアンス。ヴォルネイ1級の軽やかなタイプと重厚なタイプの中間的な重量感がそのまんま・・映っているかと思います。勿論、完全に開いてはいないものの、適度な締まりと解放が有り、構造の深い部分からの訴えも届きます。

「・・意外に・・いいなぁ・・」

と言う感じです。ヴォルネイの、どちらかと言えば軽薄にも感じるライトな美味しさも、どこかに持ちつつ、ムルソーに近い方の重厚複雑な粘土由来の美味しさもそれなりに持っている感じですね。ヴォルネイ1級で・・良いんじゃないの?・・と思ってしまいました。

 良く出来たワインだと思います。さすがポルシュレ...と言う感じがします。是非飲んでみてください。お勧めです!


1996 Monthelie Rouge Cuvee Miss Armande Magnumbottle
モンテリー・ルージュ・キュヴェ・ミス・アルマンド・マグナムボトル

14894
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モンテリー
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
 区画は「Les Plantes」(0.43ha)と「Les Longènes」(0.37ha)。粘土石灰質土壌。樹齢約60年のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で15ヶ月間熟成。
◆◆◆液面はキャプスュル下から3センチ+α
新着メンバー登録画像  1500ML 在庫    ご注文数   本
¥20,980 (外税) 
【まさにブケ一色!この1993年レ・デュレッス・ルージュはポマール・フルミエっぽい仕上がりでした!】・・こちらはモンテリー村名のマグナムです!
 古酒はヴィンテージでも味わいが異なりますが、その個体それぞれでも同じにはなりません。延長上には有るのが普通ですけど。

 液量はしっかり入っています。何故か・・同じ1993年のクロード・デュガのジュヴレ=シャンベルタンを思い出しました・・似ちゃいないんですが、雰囲気がそっくりだったんですね。1993年のニュアンスなのかな?・・香りの記憶って、結構恐ろしいです。自分でもそう・・思います。すっかり忘れていたのにとんでもないことも思い出しちゃいますよね。

 若いフレーヴァーはすでに無く、新たな境地に入って来た段階かな?・・と思います。まだこの先も10年ほどは行けるでしょうし、2~3年したら完熟かな?・・とさえ思いますし、いや、2~3年前が良かったかも・・とも感じます。

 ミネラリティは素晴らしくしっかりしています。先に書いたように、1993年っぽい・・です。これは何とも説明できないんで困っちゃいますが・・(^^;; 勿論ですが、個体差が有りますんで、noisy が感じたような部分がソックリ同じだとは限らないでしょう。


 今回はグレートイヤー、1990年ものもいただきました。しっかり澱を落として、休養をさせてからお楽しみください。


 以下は最近のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【リーズナブルなヴォルネイ1級同等!・・と思っていただいて良いかと思います!】

 左の写真は・・結構良く撮れたかな・・と自画自賛しています。

 いや、写真として良く出来た・・と言うことじゃなくて、写真としては全然ダメだと思いますが、

「正確に香りや味わいを想像させてくれる感じに撮れた!」

と言う点だけですね。


 何せ、抜栓後にグラスに注いで即写真を撮るので、「こんな風にしたい・・」と言う意識は働かないんですね。なので時折、全く自身の感覚とは違う方の映り方をしていることも有ります。言ってしまえば、

「ポルシュレのレ・デュレッス・ブラン'16 は失敗・・」

と思っています。レ・デュレッス・ブラン...滅茶美味しいんですが、美味しそうには撮れなかったと残念に思ってます。


 しかしこの赤の方は、見ていただいたら全くそのまんま・・とnoisy は思っています。プラムに石灰や綺麗な土、そこに軽い黒果実が入ったニュアンス。ヴォルネイ1級の軽やかなタイプと重厚なタイプの中間的な重量感がそのまんま・・映っているかと思います。勿論、完全に開いてはいないものの、適度な締まりと解放が有り、構造の深い部分からの訴えも届きます。

「・・意外に・・いいなぁ・・」

と言う感じです。ヴォルネイの、どちらかと言えば軽薄にも感じるライトな美味しさも、どこかに持ちつつ、ムルソーに近い方の重厚複雑な粘土由来の美味しさもそれなりに持っている感じですね。ヴォルネイ1級で・・良いんじゃないの?・・と思ってしまいました。

 良く出来たワインだと思います。さすがポルシュレ...と言う感じがします。是非飲んでみてください。お勧めです!


1997 Pommard 1er Cru les Fremiers
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・フルミエ

14890
自然派
赤 フルボディ
フランス
ブルゴーニュ
ポマール
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
0.19ha。岩質土壌。樹齢約40年のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で18ヶ月間熟成。2016~2017年に総植え替えを実施したので、2015年Vの次は2022年V等になる予定です。
◆◆◆液量はたっぷり目です。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥15,780 (外税) 
【液面が低いからダメ?・・それって本当?・・これ、滅茶美味しいです!ほぼ完熟に近い1996年ポマール1級フルミエ!】 
  まぁ、先行き問題になりそうなアイテムをテイスティングするのはワイン屋の務めでも有ります。

「・・この96年って、こんなに液面が低くて大丈夫ですか?」

と聞かれたら、どうしたら良いでしょう?


「・・・さぁ・・飲んでみなきゃ判りません。」

 昨今はそれで済ませてしまうのが普通なんでしょうが、もう少し突っ込むことも「お務め」では無いでしょうか。

「この1996年は飲めておりませんが、アイテム違いのこちらは・・」

と言える位にはなりたいものです。


 ワイン屋をやっていて思うことは、お客様が飲む前のボトルを直前に味見出来たらどんなにか良いだろうか・・と言うことですね。そこでちゃんと判断が出来ますから。でもそれは叶わない希望です。

 しかしながら、造り手は違いますよね。どんな経過を経たアイテムかを知っています。そして出荷前に、

「リコルクをするか?」

「補酒をするか?」

「ボトルを入れ変えるか?」

「エチケットを貼りなおすか?」

 そして、

「売るか売らないか?」

を判断しています。


 例えばこの1996年のポマール1級レ・フルミエは、キャプスュル下から3~5センチほどのところに液面の上部が有ります。普通なら・・結構に下がっていると判断できます。そして、コルクを見れば、かなり色が付き湿っていて(上がっていて・・)、リコルクされていないことが判ります。

 左の写真をご覧ください。左のボトルは1992年ポマール1級レ・シャンラン、右は1996年ポマール1級レ・フルミエです。

 1992年レ・シャンランは結構な量が入っています。リコルクされているかどうかは、現段階では不明ですが、されているともされていないとも・・判らないです・・が、リコルクされ、不足した分を補酒している可能性も有ります。

 右の1996年レ・フルミエは開けて確認していますので、リコルクも補酒もされていません。外観を綺麗にしてそのまま出されたようです。

 もし、1992年レ・シャンランがリコルクされていたとしたら、

「そこにはドメーヌとしての判断が有った」

ことの証明になります。


 また、もっと古いキュヴェも液量がたっぷり入っています。

 つまり、1996年ものは「コルクもまだ持ちそうだし味わいも良いのでそのままリリースしよう」

と言う判断が有った・・と考えられます。


 なので、今回の一連の古酒はドメーヌがきちんと仕事をした結果として届いたことが伺えます。


 で、この1996年のポマール1級レ・フルミエ(ヴォルネイ1級では有りません)ですが、

「滅茶美味しい!・・ほぼ完熟!とろりとした甘みさえテクスチュアから滲みだして来て、古酒ならではの艶めかしくも官能的なブケ、キノコ、動物香、フルーツが実に心地良い!」

味わいになっているんですね。


 1996年と言えばもう23~24年でほぼ四半世紀です。同年のヴォルネイ・アン・シャンパンについてはそちらのコラムで記載しますが、

「全然違う個性!」

を見せてくれますので、1996年同士の比較も滅茶面白いと思います。


 因みに、ポマール1級レ・フルミエは、ポマールのトップクラスのレ・ジャロリエールの下部に接し、ヴォルネイのレ・フルミエの北に接します。ここまで熟してくると・・ホント、ブルゴーニュワインの醍醐味・・です。

 なお、今回のポマール1級レ・フルミエは、1988年、1993年、1996年、1997年、1998年と入荷しています。

 ポマール1級レ・シャンランも入っていますが、テイスティング出来るほどは数が有りませんでした。この畑は1級レ・ジャロリエールと1級リュジアン・バの上部に接し、1級リュジアン・オーとヴォルネイの1級シャンランに挟まれています。余り重くは無く、エレガント系の味わいになることが多いように思います。ただし、90年以上(現時点で)の古木を含みますので、期待も大きくなりますよね。

 この機会に是非!・・貴重な古酒をご検討くださいませ。お勧めします!


1996 Volnay 1er Cru en Champans
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・アン・シャンパン

14879
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォルネイ
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

◆◆◆レベルはキャプスュル下より3~5センチです。テイスティングしたボトルはリコルクされていませんでした。味わいは・・最高です!
■エージェント情報
0.59ha。石がちな粘土石灰質土壌。樹齢60年以上のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で15ヶ月間熟成。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥16,580 (外税) 
【非常に美味しいです!まだ若い!・・シャンボール=ミュジニー的ミネラリティとエレガンスを感じさせる1996年アン・シャンパン!】


 写真はアン・シャンパン1996年です。以下はポマール・レ・フルミエ1996年のレヴューです。アン・シャンパンは美しい果実、ミネラリティで若さがビシビシ来ます。すみません・・時間が無くて書き切れませんでした。

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 まぁ、先行き問題になりそうなアイテムをテイスティングするのはワイン屋の務めでも有ります。

「・・この96年って、こんなに液面が低くて大丈夫ですか?」

と聞かれたら、どうしたら良いでしょう?


「・・・さぁ・・飲んでみなきゃ判りません。」

 昨今はそれで済ませてしまうのが普通なんでしょうが、もう少し突っ込むことも「お務め」では無いでしょうか。

「この1996年は飲めておりませんが、アイテム違いのこちらは・・」

と言える位にはなりたいものです。


 ワイン屋をやっていて思うことは、お客様が飲む前のボトルを直前に味見出来たらどんなにか良いだろうか・・と言うことですね。そこでちゃんと判断が出来ますから。でもそれは叶わない希望です。

 しかしながら、造り手は違いますよね。どんな経過を経たアイテムかを知っています。そして出荷前に、

「リコルクをするか?」

「補酒をするか?」

「ボトルを入れ変えるか?」

「エチケットを貼りなおすか?」

 そして、

「売るか売らないか?」

を判断しています。


 例えばこの1996年のヴォルネイ1級レ・フルミエは、キャプスュル下から3~5センチほどのところに液面の上部が有ります。普通なら・・結構に下がっていると判断できます。そして、コルクを見れば、かなり色が付き湿っていて(上がっていて・・)、リコルクされていないことが判ります。

 左の写真をご覧ください。左のボトルは1992年ポマール1級レ・シャンラン、右は1996年ポマール1級レ・フルミエです。

 1992年レ・シャンランは結構な量が入っています。リコルクされているかどうかは、現段階では不明ですが、されているともされていないとも・・判らないです・・が、リコルクされ、不足した分を補酒している可能性も有ります。

 右の1996年レ・フルミエは開けて確認していますので、リコルクも補酒もされていません。外観を綺麗にしてそのまま出されたようです。

 もし、1992年レ・シャンランがリコルクされていたとしたら、

「そこにはドメーヌとしての判断が有った」

ことの証明になります。


 また、もっと古いキュヴェも液量がたっぷり入っています。

 つまり、1996年ものは「コルクもまだ持ちそうだし味わいも良いのでそのままリリースしよう」

と言う判断が有った・・と考えられます。


 なので、今回の一連の古酒はドメーヌがきちんと仕事をした結果として届いたことが伺えます。


 で、この1996年のポマール1級レ・フルミエ(ヴォルネイ1級では有りません)ですが、

「滅茶美味しい!・・ほぼ完熟!とろりとした甘みさえテクスチュアから滲みだして来て、古酒ならではの艶めかしくも官能的なブケ、キノコ、動物香、フルーツが実に心地良い!」

味わいになっているんですね。


 1996年と言えばもう23~24年でほぼ四半世紀です。同年のヴォルネイ・アン・シャンパンについてはそちらのコラムで記載しますが、

「全然違う個性!」

を見せてくれますので、1996年同士の比較も滅茶面白いと思います。


 因みに、ポマール1級レ・フルミエは、ポマールのトップクラスのレ・ジャロリエールの下部に接し、ヴォルネイのレ・フルミエの北に接します。ここまで熟してくると・・ホント、ブルゴーニュワインの醍醐味・・です。

 なお、今回のポマール1級レ・フルミエは、1988年、1993年、1996年、1997年、1998年と入荷しています。

 ポマール1級レ・シャンランも入っていますが、テイスティング出来るほどは数が有りませんでした。この畑は1級レ・ジャロリエールと1級リュジアン・バの上部に接し、1級リュジアン・オーとヴォルネイの1級シャンランに挟まれています。余り重くは無く、エレガント系の味わいになることが多いように思います。ただし、90年以上(現時点で)の古木を含みますので、期待も大きくなりますよね。

 この機会に是非!・・貴重な古酒をご検討くださいませ。お勧めします!


2017 Monthelie 1er Cru les Duresses Rouge
モンテリー・プルミエ・クリュ・レ・デュレス・ルージュ

14845
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モンテリー
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
 0.25ha。岩質土壌。樹齢約45年のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で15ヶ月間熟成。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,880 (外税) 
【相当に旨いです!ヴォルネイ1級・レ・カイユレとレ・シャンパンを足して割ったかのようなニュアンス!】
 そもそもモンテリーって、どこに有るかご存じでしょうか。結構、知らない方も多いんじゃないかと思います。マランジュと間違えてたりして・・(^^;;

 例えば、コート・ド・ボーヌのボーヌ村から南(南南西)へ向かうとしますと、

●ボーヌ-->ポマール-->ヴォルネイ-->ムルソー・・・

と続きます。

 で、モンテリーとオーセ=デュレッスが見当たらないですよね。ムルソーの南はピュリニー=モンラッシェですから・・。

 実は、「ヴォルネイ-->ムルソー」のところが問題でして、ムルソーはヴォルネイに接していますが、ヴォルネイの東側半分に接しています。なので、ヴォルネイの西側半分に接しているのが「モンテリー」です。モンテリーの南がオーセ=デュレッスです。

 なので、正確には、

●ボーヌ-->ポマール-->ヴォルネイ-->ムルソー・・・
●ボーヌ-->ポマール-->ヴォルネイ-->モンテリー&オーセ=デュレス

 の、2つの流れが有るんですね。モンテリーとオーセはムルソーの西側に接していて、ムルソー村のピノの素晴らしい畑、サントノはモンテリー村に接しており、ヴォルネイ1級・クロ・デ・シェヌに接したモンテリー1級レ・シャン・フォリーは最上のモンテリーの畑の一つです。

 そして、モンテリーの南南西方向に皆さんもご存じのオーセ=デュレッスが有り、その最上の畑が1級のレ・デュレッスです。

 オーセ=デュレッスは、かのマダム・ビーズ・ルロワが本拠を置く村で、ドーヴネのオーセ=デュレッスは本当に素晴らしいです・・いや、このところは飲めていないので・・素晴らしかったと言うべきでしょうか。

 そのマダムがドメーヌ・ルロワを創めるに当たって、最も頼りにしたのがアンドレ・ポルシュレ氏で有り、引き抜かれたオスピス・ド・ボーヌは品質が落ちた・・とまで言われたんですね~。noisy も良く覚えています。

 で、結局ポルシュレさんはルロワを94年頃までやってからまたオスピスに戻ったんですが、89年にアルマンド・ドゥエレさんの養子に入ったんで、ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ が生まれ、またオスピス・ド・ボーヌと掛け持ちをした・・と言うことになります。

 しかもですね・・オーセ=デュレッス最上の1級畑「レ・デュレッス」は、モンテリー側にも存在しています。若干畑の向きや傾斜が違うんですが、似た様な素晴らしい味わいになる畑です。


 2017年のレ・デュレッス・ルージュは、あっけらかんとした外交的で健康的、エレガントさに満ちた味わいです。その上、充分な深みとエキスの押し味、目の詰まり具合、細やかな複雑性を持っています。2016年も滅茶美味しかったんですが、2017年には叶わないかな?・・と思えるほど、ほぼ完ぺきな出来です。

 まぁ、これを言うのはどうかとは思いますが、ちょっとルイ・ジャドの上級ラインに似たニュアンスが有って、敢えて言えば、それをもう少しナチュラルに振った感じ・・とnoisy は捉えています。

 モンテリーと言うのが良く判らなければオーセ=デュレッスだと、もしくはオーセとヴォルネイを掛け合わせたような感じだと思えば良いかもしれません。

 そしてこのレ・デュレッスは、白がまた滅茶苦茶美味しいんですね・・あ、これは別のコラムで書きますが・・。

 ヴォルネイ・レ・カイユレを僅かにエレガントに振った感じ、もしくはレ・シャンパンを足したような感じだと思ってください。だとすれば、結構にリーズナブルでしょう?超お勧めのリーズナブルな1級です。是非飲んでみてください。お勧めします!


以下は2016年もののレヴューです。
━━━━━
【リーズナブルなヴォルネイ1級同等!・・と思っていただいて良いかと思います!】

 左の写真は・・結構良く撮れたかな・・と自画自賛しています。

 いや、写真として良く出来た・・と言うことじゃなくて、写真としては全然ダメだと思いますが、

「正確に香りや味わいを想像させてくれる感じに撮れた!」

と言う点だけですね。


 何せ、抜栓後にグラスに注いで即写真を撮るので、「こんな風にしたい・・」と言う意識は働かないんですね。なので時折、全く自身の感覚とは違う方の映り方をしていることも有ります。言ってしまえば、

「ポルシュレのレ・デュレッス・ブラン'16 は失敗・・」

と思っています。レ・デュレッス・ブラン...滅茶美味しいんですが、美味しそうには撮れなかったと残念に思ってます。


 しかしこの赤の方は、見ていただいたら全くそのまんま・・とnoisy は思っています。プラムに石灰や綺麗な土、そこに軽い黒果実が入ったニュアンス。ヴォルネイ1級の軽やかなタイプと重厚なタイプの中間的な重量感がそのまんま・・映っているかと思います。勿論、完全に開いてはいないものの、適度な締まりと解放が有り、構造の深い部分からの訴えも届きます。

「・・意外に・・いいなぁ・・」

と言う感じです。ヴォルネイの、どちらかと言えば軽薄にも感じるライトな美味しさも、どこかに持ちつつ、ムルソーに近い方の重厚複雑な粘土由来の美味しさもそれなりに持っている感じですね。ヴォルネイ1級で・・良いんじゃないの?・・と思ってしまいました。

 良く出来たワインだと思います。さすがポルシュレ...と言う感じがします。是非飲んでみてください。お勧めです!


2017 Monthelie 1er Cru les Duresses Blanc
モンテリー・プルミエ・クリュ・レ・デュレス・ブラン

14846
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
モンテリー
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
 0.25ha。岩質土壌。樹齢約45年のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で15ヶ月間熟成。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,880 (外税) 
【ちょっとエレガントな方向に振ったムルソー・ペリエール風!】
 このワインのファンは結構いらっしゃると思いますよ。noisy も食わず嫌いで、余り手を出さなかったんですが、2016年ものを飲んでから気が変わってしまいました。

 以前は、

「モンテリー1級とは言っても・・レ・デュレッスだと言っても、もう少し安ければなぁ・・」

と言う気が有ったのは事実です。

 でも、その昔も、かのドヴネのオーセ=デュレッスを目の前にして、

「ドヴネだと言っても・・オーセ=デュレッスの村名なら、もう少し安けりゃなぁ・・」

と言いながら飲んでました。その頃のnoisy にとっては大枚をはたいて仕入れていた訳で、そりゃぁ・・味わいは素晴らしかったけれど、高いな~と思っていた訳です。


 まぁ、そんなルロワさんとは切っても切れない・・いや、切れたか?・・関係の深いポルシュレさんでしたし、

「考えてみれば、そのころのドヴネのオーセの味わいを決めていたのはポルシュレさん?」

かもしれない・・と言うことに気付いてしまいました。


 じゃぁ、ドヴネのシャルドネと、ポルシュレのこのレ・デュレッス・ブランと、どこが違うのか?・・と言われたら、おそらくこのように答えるでしょう。

「樽の使い方とナチュラル度」

 むしろ、それ以外はほとんど一緒かもしれません。

 確かに、ドメーヌもののドヴネ、ルロワのワインの表現には、エナジーと言う言葉を使用したくなります。秘めたものが有りつつ開放に向かうものが有ります。

 ポルシュレのこのワインには、秘めたものの割合がやや多く、エレガンスを持ったナチュラル感はやや劣ると感じます。

 しかし、内容は・・かなり近似しているんじゃないか?・・と思えるほど濃密です。少しエレガンスを得ることに主体を持ったムルソー・ペリエール、もしくは、ムルソー・ペリエールの持つ厳しいミネラリティを少し軽くした感じ・・と同様に思います。

 なので、

「相当旨い!」

です!


 隠れた銘酒と言いたくなりますね。是非一度はこのモンテリー1級レ・デュレッス、飲んでみて欲しいと思います。ご検討くださいませ。



以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【これは素晴らしい!・・騙されたと思って是非飲んでみてください!・・濃い色の液体から熟した質感高いフルーツがポンポン出て来ます!】

 「食わず嫌い」と言う言葉が有る位、人間の思い込みと言うのは結構に恐ろしいもので、食べても飲んでも、ロクに見てさえいないのに、

「私、これ嫌い・・」

と思いこんじゃってる場合が良く有ります。


 日本人はナチュラルチーズ嫌い・・と言うのが定番だった昭和の時代から、いつの間にかフロマージュと言う言葉が広まったかと思った時には、氾濫に近い状態にまでなってしまっています。

「モンテリー?・・それってブルゴーニュなの?」

位の理解が日本では一般的かと思いますが、あのアンドレ・ポルシュレが養子に入った位ですから、よっぽど将来性が有ると見込んだに違いない・・と言う見方も出来ると思うんですね。

 noisy も余り馴染みは有りませんから、少しずつテイスティングして行こう・・と思いつつ、中々進展しない状況でした。そして2016年のシャルドネは、今この時点ではすでに、

「2016年のブルゴーニュ・シャルドネはグレートイヤー!」

を大声で宣言したいほど、その素晴らしさを堪能していますが、このモンテリー1級レ・デュレッスの素晴らしさには思わずうっとりしてしまいました。

 やや濃い目の色合いで黄色が強いです。写真ではそこまで見えないと思いますが、実際はもっと濃いです。緑も実はしっかり入っているのが判ります。

 アロマは「蜜」。そう・・ムルソーでこのアロマが出るのはまず「レ・ペリエール」だけ。レ・ペリエールのように「岩・石に入り込んだ蜜」と言う訳には行きませんが、濃密なアロマはペリエールと同類かと感じます。厳しいミネラルのニュアンスは無いですが。

 そして伸びる伸びる・・伸びてもいつまでも決して伸び切らず、そこから熟した柑橘のフレーヴァーがたっぷり出て来ます。色合いも濃い目ですが、柑橘もギュッと凝縮した感じです。でも甘くは無いですよ。

 中域も適度に膨らんでくれ、余韻がまた滅茶苦茶長い!・・まだ有る・・まだ続いてる!・・と言う具合です。そして石灰や美しい砂、土のニュアンスを僅かに綻ばせます・・それがまた独特のミネラリティで、

「ん・・これがモンテリー・レ・デュレッスのニュアンスなのかな・・もしくはモンテリーそのものか・・?」

などと嬉しくなってしまいました。


 そもそもこのモンテリー、どこに有るかご存知でしょうか。ヴォルネイに続く畑でやや西にオフセットして存在する感じです。一般的にはヴォルネイにストレートに連なるのがムルソーで、西にズレて連なるのがモンテリーだと思ってください。

 いや~・・これは嬉しい発見でした。実はモンテリー1級レ・デュレッスはオーセ=デュレッスの1級レ・デュレッスと隣り合っています。ここまで素晴らしいとは思いませんでした。個性も有り、大きさも・・構造もしっかりした密度有るシャルドネです。是非飲んでみてください!滅茶推します!旨いです。

ル・ヴュー・ドンジョン

ル・ヴュー・ドンジョン

フランス Le Vieux Donjon ローヌ
● シャトーヌッフ・デュ・パプのル・ヴュー・ドンジョンをご紹介します。レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス誌(昔のル・クラッスメン)において、遂に最高の三ツ星を獲得、名実ともにシャトーヌッフのトップ生産者になったと言えます。

 noisy も昨年よりテイスティングを重ね、仕入れはしていたのですが、ご紹介するタイミングがいつも微妙でして・・で、新ヴィンテージが入って来たところ、

「南ローヌで3人目。つまり三ツ星は3ドメーヌしか存在しない」

と言う快挙を成し遂げてしまいました。


 ですので、最新ヴィンテージのシャトーヌッフ赤2016年、シャトーヌッフ白2017年は非常に少なく、奪い合いの状況を呈しているようです。

 前年のシャトーヌッフ赤2015年と白2016年はテイスティング済、写真もしっかり撮って有りますので、是非ご検討くださいませ。

 甘さに逃げず、濃度だけにこだわらず、エキスたっぷりの味わいです。正反対はシャトー・ド・ボーカステルでしょうか?・・と言えば方向性は判りますよね。


■エージェント情報
 シャトーヌフ デュ パプで約10世代に渡って葡萄栽培をしている生産者で1967年から自社瓶詰を始めました。1979年に前当主ルシアン氏と妻のマリー ジョゼ女史が結婚し、どちらの家族も葡萄栽培をしていた為にその葡萄園をひとつに統合、合計17ha(赤16ha、白1ha)の畑を所有し現在は彼らの子供であるクレール女史とフランソワ氏がワイン造りを引き継いでいます。LE VIEUX DONJON(ル ヴュー ドンジョン)とは「古い天守閣」という意味で、醸造所から見たシャトーヌフ城跡からヒントを得て名付けられました。

 葡萄畑は様々な箇所に点在し、大きな石がたくさんある区画に8ha、大きな石があり砂質で水はけが良い区画に3.5ha、砂地の区画に3.5haなど合計17ha所有しています。グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー、ルーサンヌ、クレーレットなどの品種が植えられており、最も古い古木は樹齢110年を超え、比率は黒葡萄が95%、白葡萄が僅か5%になります。この地方特有の赤く酸化した石がゴロゴロしている畑に植えられている葡萄はワインに力強さとコクを与え、砂質土壌の畑に植えられている葡萄は繊細さを与えます。

 収穫はすべて手摘みで選別を厳しく行い、収量を減らしてワインのクオリティを高める努力をしています。赤はシラーとムールヴェードルは100%、グルナッシュは50%の除梗を行い、コンクリートタンクで液循環をさせながら20~25日間アルコール醗酵を行います。圧搾後は同じタンクでマロラクティック醗酵を行い、その後50hlの大樽で12~18ヵ月間熟成させます。そして各キュヴェをアサンブラージュして赤ワインは完成します。白は比較的気温の低い午前中に収穫し選別後に圧搾、ステンレスタンクでフレッシュさとアロマを損なわないように低温でアルコール醗酵をさせます。そして、その年の12月末には瓶詰めをします。


2018 Chateauneuf du Pape Blanc
シャトーヌッフ・デュ・パプ・ブラン

15127
自然派
白 辛口
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
ル・ヴュー・ドンジョン

■エージェント情報
 ルーサンヌ種50%、クレーレット種50%。畑は粘土石灰質土壌の区画にあり、冷涼で白ワインの葡萄品種に向いたテロワールになっています。2005年物まではグルナッシュ・ブラン種も使われていましたが、葡萄の木が病気に感染し植え替えをした為にここ近年はルーサンヌ種とクレレット種のみで醸造されています。ルーサンヌ種のまろやかさとクレレット種の酸味が心地良く、非常に高いポテンシャルを秘めています。

2018 Chateauneuf du Pape Blanc Le Vieux Donjon
90 points Robert Parker's Wine Advocate
■生産者のコメント
 2018年は春に雨がたくさん降って湿度が高かったのでベト病が発生してしまったが、夏から秋にかけては暑く乾燥してくれたおかげで葡萄の健康状態は素晴らしかった。白はあまり重くなりすぎないように、酸味とフレッシュさを残すために早めに収穫した。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,490 (外税) 
【ル・クラッスメン(旧)も三ツ星評価!希少なエレガント系シャトーヌッフ・デュ・パプ・ブランです!】‥入荷が少ないため以前のレヴューを掲載しています。
 全生産量の5%しか存在しない、ある意味とても貴重なヴュー・ドンジョンのシャトーヌッフの白です。ルーサンヌとクレーレットが半々と言うセパージュです。少なすぎる性でしょうか、テイスター達の評価は見当たりませんでした。

 全く甘さを残さない、完全発酵系ですから非常にドライですね。南ローヌの白ワインですから、ブルゴーニュのシャルドネのような低域から高域まで美しく伸びる酸・・・と言う訳には行きません。そのようなバランスでは無く、ブルゴーニュ的な酸バランスを暖かくし、やや穏やかに感じるのが普通です。

 ですがこのヴュー・ドンジョンの白は、高域の酸が美しく伸びて行くニュアンスと、低域の重みを感じさせない・・大抵の南ローヌの白ワイン場合は、ここを出そうとすると鈍重な表現になってしまうことが多いです。時間を経るごとに少しずつ低域の押し出しは強まります。しかし鈍重になることは無いでしょう・・良い感じに仕上がっています。

 2015年ものは noisy のテイスティング時には、「実」と言うよりも「花」のニュアンスが多かったですが、現在では均衡しているタイミングと思われ、そろそろ飲み始めて良いと思います。ほんのりスパイスとフィルムのようなニュアンスのミネラリティが

 2016年ものはまだテイスティングしていません・・と言うか、これも6本しか無いため躊躇しているところです。昔のル・クラッスメンの三ツ星評価と言うのは、非常に評価されるべきものですので、

「2016年のヴュー・ドンジョンのシャトーヌッフの赤白は見逃せない・・」

と感じています。是非挑戦してみてください。軽やかに伸びて行く高域のアロマ!・・お勧めします。

シャトー・ヴァリ

シャトー・ヴァリ

フランス Chateau Vari シュド・ウェスト
● ボルドーに程近い南西地区のワインをご紹介します。ドルドーニュ河沿いに有るボルドーから40km圏内ですので、似た味わいですが、若干チャーミングになります。

 しかし、ワインの品質並みには評価されない地区でも有りますから、リーズナブルなワインが結構見つかる可能性を秘めており、このシャトー・ヴァリもそんな一本です。


【ドメーヌについて】
歴史:醸造学の資格を持つヤン・ジェスタンが1994年に購入。直後からテロワールを活かしたワイン造りを手掛けるためにシャトー全体の再構造化をおこなった。大地を耕し、栽培密度の増加、栽培時の葉の面積を増やし、厳しい剪定、グリーンハーヴェストをおこなう。ゴム式のプレス機や醸造用のバリックなどより近代的な設備をセラーに投資した。2009年から有機栽培に転向。所有22haのうち20-21haで生産。14.5haがモンバジヤック、5.5haがベルジュラック赤、1haでベルジュラック白を生産。 

【畑について】
栽培:リュット・レゾネ
土壌:石灰岩と粘土質

【醸造について】
圧搾:直接圧搾法
醸造:ステンレスタンク、バリック
熟成:ステンレスタンク、バリック


2016 Bergerac rouge
ベルジュラック・ルージュ

14414
自然派
赤 フルボディ
フランス
シュド・ウェスト
ベルジュラック
シャトー・ヴァリ

◆◆◆ヴィンテージ更新です!
■エージェント情報
メルロ80%、マルベック20%
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥1,580 (外税) 
【相当良いです。ナチュラル過ぎず、ピュアでクリーン!果実がしっかりで渋く過ぎない、しかもアヴァンギャルドでは無い・・正しい在り方のボルドータイプです。】
 メルロの深い味わい・・土臭く無く、シャバくない・・果実をしっかり持ったミネラリティの支えがしっかり有る、美味しいボルドータイプです。

 メルロに加え、華やかなカベルネ・ソーヴィニヨンを少々入れているようですので、よりバランスに優れます。

 自然派の造りではありますが、ビオに寄った感じでは無いですね。近代的な設備で、クリーンに仕上げるようにしているようですが工業品臭くは全く無く、葡萄そのものの力を感じますので、相当に頑張っていらっしゃるんじゃないでしょうか。

 サンテミリオンからは直線で35キロメートル位でしょうか。東京から群馬の入り口位までと同じくらいかな?・・と思います。サンテミリオンやポムロールの深~~~い粘土感は余り無く、少し砂が多いのかもしれませんで、そんなニュアンスが有りますし、味わいのバランス的には、石灰の下支えが結構に有るので、ボルドータイプでは有りますが、ブルゴーニュワインに近いバランスと感じられるかもしれません。

 飲まれてみたら・・

「・・あら・・これで充分じゃない!」

となってしまうとワイン屋泣かせの存在になってしまうかもしれませんね。美味しいので是非飲んでみてください。お勧めです。


2017 Bergerac Blanc Sec
ベルジュラック・ブラン・セック

14666
自然派
白 中口
フランス
シュド・ウェスト
ベルジュラック
シャトー・ヴァリ

■エージェント情報
品種:ソーヴィニョン・ブラン34% ソーヴィニョン・グリ33% セミヨン33%
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥1,580 (外税) 
【あの深淵なるシャンパーニュを醸すエルヴェ・ジェスタンの弟さんのワイン!カジュアルでリーズナブルでピュアです!】
 兄のエルヴェ・ジェスタンさんとは、やはり似た感じがしますよね。高価だが凄いシャンパーニュを造る兄とリーズナブルなワインを提供してくれる弟。どちらもナチュラルでピュアなワインでは有りますが、歩む道が近いようで遠くも有り、ちょっと面白いな・・と思ってしまいました。

 シャトー・ヴァリの赤も安いのにしっかりしていて、安定した人気で動いています。ようやっと白もご案内できるようになりました(・・と言うか、単にコラムを書いてなかっただけですが。)

 ボルドーで使用される白系品種を使用した、とてもピュアな味わいです。自然派を強く意識はさせませんが、ナチュラル系では有ります。

 セックですのでさほど辛くは無く、しかしセックと言うほど甘くは有りませんので、一応「中口」とさせていただきました。

 目の詰まった感じのテクスチュアから、瑞々しい白・黄色の果実がひょっこり出てくる感じです。ほんのり柑橘も混じります。すごくは決してないものの、重く無く、軽く無く、辛く無く甘く無い・・まさに中庸なタイプであることを感じさせてくれます。余りこの位の価格帯のワインはご紹介していないんですが、無い訳では無いんですよ。ご検討くださいませ。

 

ガニャール・ドラグランジュ

ガニャール・ドラグランジュ

フランス Gagnard Delagrange ブルゴーニュ
「絶メシ・・ならぬ絶ワイン!・・ここに極まれり!」

 いや~・・ノスタルジーです。何と言えば良いのか・・言葉にすればするほど陳腐な表現にしかならないと感じてしまいます。

 2017年もののガニャール・ドラグランジュをほぼほぼ・・飲ませていただきましたが、いや・・適当な言葉が本当に見つからないです。

 イメージ的に一番近いのは、

「長く熟成したワインが、最後の力を振り絞ったかのように繰り出してくるテロワール由来の物凄いアロマ」

でしょうか。


 勿論ですが、そんな熟成したアロマなんか、2017年のワインには有りません。感覚とか感性とか・・なんですね。ワインの味わいや香り、全体の姿そのものが、そんなイメージなんですね。

 なので、最近テレビで遅い時間にやっている「絶メシ旅」(だったか?)を思い出してしまったんですよ。

「もう、この機会を逃したら二度と食べられない味」

です。


 確かに最近のブルゴーニュワインは、本当に美味しいです。ニューウェーブ(古っ)と言うか、何よりもとても判りやすいし、外交的で必ずと言って良いほど、飲み手の方向を向いてくれるワインです。

 でも・・例えば2016年のヴァーゼンハウスでしょうか・・。ま~最初は判りにくいバランスでした。でも飲んで行くうちに、ノスタルジックになって来ちゃいました。そして・・思い出したんですよ・・70年代のブルゴーニュワインの味わいを・・。


 さらに言ってみれば、2017年から再始動するはずだった「ルイ・ユエラン」です。まだ入荷したなどと言う話は聞きません。あれが入ってこなくなったので、noisy の店は苦しくなってしまいました・・。

 でも、そんなルイ・ユエラン的な「シミジミ」と染み入って来る感じとか、「ワビサビ」を心得ている感じだとかが、2017年のガニャール・ドラグランジュにはしっかり有るんですね・・ちょっと涙が出てきそうです。

 今回の2017年ものは、流石にバタール=モンラッシェだけは飲んでいませんが、その他は全て開けさせていただきました。リーズナブルですし、何より

「心に直接訴えてくるような優しくも華やかな・・シミジミした味わい」

のブルゴーニュワインです。


 小さい頃好きだったおじいちゃんとかおばあちゃんとか・・そんなイメージなのかもしれません。・・いや、年寄りの匂いはしませんよ・・大丈夫。ブードリオットなんて感動ものです!

 なお、勝手にリンクして良いのか判りませんが、面白いブログが有ったので、コピーペーストでご覧ください。10数年前まではトップクラスに最も近い位置にいたのがドラグランジュです。

http://blog.partywine.com/2013/01/post-155.html



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 ガニャール・ドラグランジュをご紹介します。ガニャール・ドグランジュは当主のジャック・ガニャールさんが亡くなられましたので、2008年が彼の最後の作品になりました。

 現在は近親のブラン・ガニャールとフォンテーヌ・ガニャールへ畑を徐々に譲渡しているようですが、古木から生まれる正にブルゴーニュ的クラシカルな味わいは、懐かしくも有り、惜しくも有り・・飲むとついつい、センチメンタルな気持ちにさせられます。

 しかしながら、むしろ最近はこのようなクラシカルな味わいのブルゴーニュは絶滅している・・と言って良い状況でして、改めて飲んでみると・・

「・・いや~・・派手さは無いけど、シミジミ美味しい・・」

と思われるんじゃないかと思い直しています。 


 noisy の店でもルイ・ユエランがあれほどに支持されたのには、あんな「シミジミ伝わる美味しさ」にほだされたお客様が多い・・と言うことなのかと思うんですね。

 それに、ガニャール・ドラグランジュのワインも全く変わっていない訳では無く、徐々に近代的な造りの方に引っ張られていますので、大昔のガニャール・ド・ラグランジュの味わいとも異なっています。

 それはどういうことかと言いますと近代的な造りは、

「過度の空気接触を避ける」
「過度のピジェアージュ、ルモンタージュをしない」

こと等によりピュアなフレーヴァーを失わないようにするような側面が有りますが、徐々にそちらに寄って行っていると感じます。

 なので、以前よりも大幅にピュアになっています・・が、過渡期と言うか、徹底していないことによるのか判りませんが、

「良い感じに中間的な味わいになっている」

ものでして、なので余計に


「シミジミとした美味しさが伝わってくる」
「ピュアなのにブルゴーニュ的なエロスがノーズをくすぐる」

と言う、嬉しい状態にもなっているんですね。


 ドメーヌ・ガニャール・ドラグランジュがいつまで存続するのかは微妙ですが、こんな「シミジミエキスのエロストッピングワイン」、是非飲んでみていただき、以前のブルゴーニュワインが持っていた表情を想像してみていただきたいと思います。


■エージェント情報
 ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールの当主リシャール フォンテーヌ氏の義父である故ジャック ガニャール氏が当主として運営していましたが、惜しくも2009年7月に享年80歳で他界され、現在はリシャール氏と、ドメーヌ ブラン ガニャールの当主で同じく義理の息子にあたるジャン マルク ブラン氏の助力の下、ジャック氏の奥様がドメーヌを引き継ぎました。

 2009年ヴィンテージの醸造においては、特にジャン マルク氏の息子であるマルク アントネー氏が中心となって行っており、ジャック氏は醸造に携わっていないので2008年物がジャック氏の造った真のラストヴィンテージと言えるでしょう。

 1960年からワイン造りをしていた故ジャック氏の畑は約2haと非常に小さいですが、その多くは樹齢50年以上の古木です。しかし、畑は年々フォンテーヌ ガニャール、ブラン ガニャールの2つのドメーヌに譲渡されていっており、近い将来、すべて譲渡する予定のようです。手摘み収穫後に白は低温浸漬してアロマを出し、樫樽で16~18ヵ月間醸造。赤は除梗後に2~3週間かけてアルコール醗酵をさせ、樫樽で16~18ヵ月間熟成させます。ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールのワインは瓶詰前にフィルターを掛けていますが、ガニャール ドラグランジュのワインはフィルターを掛けていないのでよりタニックな仕上がりになっています。


2017 Chassagne-Montrache 1er Cru Rouge
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ルージュ

15119

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャサーニュ=モンラッシェ
ガニャール・ドラグランジュ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。1954年に植えられた「Clos Saint-Jean
 (クロ サン ジャン)」の葡萄を1/3、1928年に植えられた「Morgeot(モルジョ)」の葡萄を2/3の割合でアサンブラージュして造られるワイン。しなやかなタンニンと果実味、酸味のバランスが良く、早くからでも楽しめますが、15年ほど経つと湿った革のような香りと良く熟した苺のような果実味、酸味、なめらかなタンニンに変化し、熟成も楽しめます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,080 (外税) 
【古木由来のテロワールから、丸いパレットの充実した味わい!・・でも繊細で美しいです!】
 もうドメーヌを閉じることが決まっているからなのか、それともこの2017年ものの実力なのか・・noisy にも判りません。

 しかし、2017年もののガニャール・ドラグランジュのワインには、何故か肯定感しか・・感じないんですよね。いつもならどこかネガティヴな部分を探している自分に気付くんですが、そんなルートを決して辿らせないワインです。

 100年にもなろうか・・と言うV.V.も混ざる、やや重量感のあるモルジョや、やや軽く赤さのあるクロ・サン=ジャンの粘性の有る味わいが、赤果実をリアルなものにしています。

 充実していますが繊細で、決してマッチョにはならないです。色合いをご覧いただきますと判るかと思いますが、通常のシャサーニュ村名とは少し異なり、色合いも濃い目ですよね?

 でも超繊細です。ピュアで甘く無いです。そして、いつの間にか心に侵入され、「ワビサビの世界」に入れさせられてしまうんですね。これは非常に美味しい!・・ポテンシャルを取りに行っても満足行く深みのある出来です。・・でもシミジミ系なんですね~。そして価格も非常にリーズナブル・・ですから、これは是非飲んでいただきたい!・・ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【お見事!・・以前はリリース時には非常に硬かったワインなんですが、2016年は今飲んでもジューシーで旨いです!】

 モルジョとクロ・サン=ジャンのブレンドで仕上げられる、見事なシャサーニュ1級ワインです。

 ピュリニーでは、見事なほどにピノ・ノワールが植わっていた畑もシャルドネに植え替えられ、1級も村名も本当に僅かしか残っていません。シャルドネの方が高く売れるから・・です。

 シャサーニュではピュリニーほどでは無いにせよ、その傾向は強まってくるのは必定・・。1級モルジョと1級クロ・サン=ジャンは・・・どうなんでしょうね。個人的には赤の方が個性的なように感じています。

 シャサーニュ村名もそうだったんですが、この1級赤も実に色っぽいです。そして村名には「ちょうど良い感じ」の濃度・密度だったものが、「より凝縮」して感じられ、当然ながら同じように持っている「色っぽさ」の表現もよりしっかりしています。

 これはおそらくミネラリティの組成がそうさせるので有って・・・、例えばドメーヌ・ラモネの先代、アンドレ・ラモネは「クロ・ド・ラ・ブードリオット赤はボーヌのロマネ=コンティだ!」と言って憚りませんでした。

 noisy 的には、

「・・ん~・・そうかなぁ・・確かに複雑性と構造の深さは感じるけど・・洗練性がロマネ=コンティ同様とは思えんなぁ・・」

と言う感覚でした。

 アンドレ・ラモネ翁もその辺を突っ込まれると、「まだ醸造技術がそこまで達していない・・つまり自身の問題だ」としていたようです。

 むしろnoisy的にはモルジョやクロ・サン=ジャンの赤は鈍重になり過ぎずに、ヴォーヌ=ロマネ的な野性味・スパイスとジュヴレ的な鉄っぽさ、官能感を持ち合わせた素晴らしいリューディ・・・と言う感覚でして、むしろ、

「もっと評価されてしかるべきでは?」

と思っています。


 勿論ですが、安易な造りをしてしまう造り手も多いものでして、全てのモルジョ、クロ・サン=ジャンの赤が良いと言う訳では有りません。

 それに、ミシェル・ニーロンさん希少な1級赤、ラ・マルトロワのツヤツヤ、テカテカ、まん丸な味わいが示すように、適した栽培と醸造が組み合った時のシャサーニュ1級は驚くほど旨いと言えます。

 この1級シャサーニュ赤・・・是非飲んでみていただきたいですね。構造の深さと複雑性から来る重量感、精緻さ、エロスは素晴らしいです。本当は特別セットに入れたかったんですが高くなりすぎちゃいますので諦めました。お勧めします。飲んでみて下さい!


 以下は2008年のこのワインのレヴューです。
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【ワインスペクテーターは91Points!クラシックな造りでガッシリ仕上げたピノ・ノワールがトロッと丸くなってきました!】
 フィネスさんと言うエージェント(インポーター)さんは今となっては非常に珍しくなった、頑固なワインエージェントさんで、並行輸入などには全く食指を伸ばさず、さりとて、入荷したものをさっさと全て販売してしまうことも無く、言わば「カヴィスト」としての役割もしっかりされていらっしゃいます。大昔はそのようなスタイルが大半を占めていたんですが、現在は軽薄短小、入荷したらさっさと全部販売してしまわないとお金が回らないものんですから、カヴィストスタイルのインポーターさんはほぼ絶滅です。まぁ・・ワイン屋も同じですけどね。

 なので、このガニャール・ドラグランジュ2008年シャサーニュ=モンラッシェ1級にしても、まぁ・・売れないと言うのもあるのでしょうが、美味しくなるまで積極的には販売しないんですね。担当さんがこぼしてました・・。

「販売数よりテイスティング数の方が多いワインが沢山ある」

・・・いや~・・そこだけは・・身につまされます・・残念ながら・・笑えないっす・・


 まぁ、ガニャール・ドラグランジュのようなクラシックなスタイルですと、リリース直後はどうしても・・

「硬っ~~い!」

ものですから、余り出て来なくて平板に感じられ、リリース直後に手を出すことはほぼ無くなってしまいます。


 そんな時は、何度も何度も・・テイスティングするそうです。そして、ようやく溶け込んで来た!・・販売しよう!・・となると・・、

「ん~・・まだちょっと・・xxxの辺が気になるなぁ・・」

と、そのままに沙汰止みになり、また半年~1年後位に社員総出でテイスティング・・を繰り返すことになるそうです。

 フィネスさんのこう言ったこだわったスタイルは、やはり社長の藤田さんによる部分が大きいでしょう。ワインに厳しい時を生きてこられてますからね・・。品質にも、その時の味わいにもこだわりたい・・のでしょう。頭が下がります。


 で、この2008年シャサーニュ1級赤ですが、ジャック・ガニャールが仕込んだ最後のキュヴェです。クロ・サン=ジャンとモルジョのブレンドによる1級で、ジャックが仕込んでいますから・・非常にクラシックです。

 昨今の流行りの造りは、余り酸化をさせず、抜栓した時にアロマが拡がるようなスタイルですが、ジャックの時代はそんな事はお構いなし、

「時がワインを造るんだ!」

と言うスタンスなんですね。


 例えばこの間まで販売していました2001年のモレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ゾルム / ジョルジュ・リニエなども、もの凄くクラシックです。リリース直後はエキスは綺麗に出ているものの、ま~、硬いったらありゃしない・・訳です。

 しかし、2016年の今、飲まれてどうでしょう?・・トロットロで妖艶でしょう?・・錆びたナイフじゃないかと感じられるくらいに厳しかったエッジも丸くなり、官能的で非常に美味しいですよね?・・それが熟したピノの醍醐味なんですね・・。

 このシャサーニュ1級も、リリースからおそらく6年ほど経過しているはずでして、かなり深い味わいになってきました。しかも、

「酸化を抑制して仕上げた昨今のピノ・ノワールには無い、昇華したブケ」

が有ります。

 その上で、テクスチュアも滑らかになり始め、赤黒極小果実が群生しつつ、なめした皮や華やかなスパイスが心地良く香り、やや大きめの石を連想させるようなミネラリティが下支えしています。とても美味しい・・と思います。

 クロ・サン=ジャンは村の北西に有り、ご存知モルジョは南東ですんで、北西にある石灰が非常に強い性格と、南東に有り、やや粘土がしっかり有る性格とのブレンドが、このワインの味わいを決めています。非常にドライですが熟により甘味も出て来ました。力強くもブルゴーニュ的なエレガンスも持っています。

 そしてこのドメーヌは、ブラン・ガニャールとフォンテーヌ・ガニャールに移譲されるようですので、この先はもう無いのかと思います。是非飲んでみて欲しいと思います。ご検討くださいませ。

ドメーヌ・グラムノン

グラムノン

フランス Domaine Gramenon ローヌ
● グラムノンです。前当主のフィリップが亡くなる以前の、1994~1995年頃のアイテムを最後に扱いを止めてしまって、2012年末に再度ラシーヌさんから入ってきました。

 「何でまあグラムノンをまた扱い始めたの?」

とは、聞かれるかと思います。え~・・ラシーヌさんがエージェントになったから・・です。ラシーヌさんにおいては、現在グラムノンは超レアものですので・・・黙っていても届くんです・・ほほほ・・・いや、本当に有り難い事です。でも・・2~3本しかないのは厳しいですが!

「まあ、それは理解できるとしても、何で扱いを止めたの?」

という疑問も出てきますよね。

 それは、ちょうど10数年前、グラムノンの品質に疑問を持ったから・・です。もしかしたら、その頃の事情を知っていらっしゃる方もおられるかもしれませんね。酷い品質のグラムノンが蔓延してたんですよ。noisyもお客様から、グラムノンについて何度も問い合わせをいただいていました。

「noisy さんのワインでは無いですが、グラムノンが酷い香りなんです・・」

まあ、そんな感じです。今のビオと同じですよね。その頃は良くは判っちゃいませんでした。

「管理が悪かったんじゃないかな・・」
と云うことでお返事はしていたんですが、新しくエージェントさんになった所ともさして仲が良かった訳でもなく、在庫を売り切ってフェードアウトした・・それが状況です。


 ビオディナミのワインも、信頼できるワインショップからでしたら、コンディション良く楽しめる時代になりました。勿論、まともに管理していないショップも沢山有りますので、お客様自身の五感で選択されれば良いと思います。noisyとしましたら、どこぞのショップさんのように、「うちの管理は万全、完全です」などとは絶対に言いませんし書きません。完全な管理など有り得ないと思っているから、もしくはまだ向上できると思っているからです。お客様には飲んでいただいて判断していただければ良いんです。

 今回、アイテムの数は多いんですが、それぞれはとても少なくて、とても飲める状況では有りませんでした。それでも久しぶりにシラー100%の「コート・デュ・ローヌ・ルージュ・スィエラ・デュ・スュド」を飲んでみました。(シエラ・デュ・シュッドと書くのが普通なのかもしれません・・へそ曲がりなので・・すみませんね)
 ド太いシラー・・・エルミタージュ系かな・・素晴らしいワインでした。これなら行けるな・・と思った次第です。

 まあ、皆さんには、グラムノンはさして珍しくないかもしれませんが、ラシーヌさんのは一味も二味も違って感じられるかと思います。是非ご検討いただけますと幸いです。


Domaine Gramenon ドメ ーヌ・グラムノン
地域:Rhone
造り手:Michele Aubery-Laurent ミッシェル・オベリー・ローラン


ドメ ーヌ解説:
1979年にフィリップ とミッシェル・ローラン夫妻がMontbrison-Sur-Lez村にある古樹が植わった12haのブドウ畑と古い建物を購入しました。1999年にはAOCVinsobres(コートデュ・ローヌ・ヴィラージュ)に4.5haを購入。ドメ ーヌを広げます。事故で夫であるPhilippe Laurent氏を失いますが、ミッシェルは1人でワイン造りを続けていくことを決断。2006年には3人の子供の1人Maxime-Francoisがドメ ーヌに入り、小さなネゴシアン(ブドウを購入し醸造)を始めます。2007年に5.5haの畑をValreasとVinsobresの間にある台地に購入し、現在は26haを所有するドメ ーヌとなっています。
畑:
標高330m(Montbrison-sur-Lez)~400m(Vinsobres)、コート・デュ・ローヌの南部に位置します。石灰の層の上に形成された粘土石灰質土壌、畑によっては砂利、ガレや砂質の土壌もある。
ブドウ:
グルナッシュ(70%)は3~120年、シラー(20%)は10~30年、ヴィオニエ、クレレット、センソー(10%)。栽培密度は3600株/ha~4200株/ha。
栽培:
30年前には‘普通’であったナチュラルな栽培法、ビオロジック。2007年からビオディナミ農法へ移行、2010年に有機栽培の認証所得。
収穫と醸造:
収穫は100%手摘み。自然酵母のみの使用。醸造中の亜硫酸の添加なし。無清澄、ノンフィルター。瓶詰めの際微量の亜硫酸を使用。


2017 Cotes du Rhone Villages Valreas l'Elementaire
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴァルレアス・レレモンテール

14544
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ローヌ
コート=デュ=ローヌ
ドメーヌ・グラムノン

■エージェント情報
グルナッシュ主体、シラー
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥2,720 (外税) 
【ピュアさの勝ったナチュラル濃密スルスルワイン!・・最近は「濃いスル系」と呼ぶようですよ。】
 まぁ、グラムノンですから・・薄い訳は無いですが、グルナッシュ主体で正に「濃いスル」な味わいを見せてくれるワインになります。上級キュヴェになればなるほど、複雑性由来の様々な表情を見せて楽しませてくれる訳ですが、意外にもこのリーズナブルなクラスでも、

「・・充分じゃないの!」

と言う感じを受けられるかと思います。


 このワインはローヌ南部でも最も北に位置するコート=デュ=ローヌ・ヴィラージュ格のヴァルレアですので、南部の中心に位置するシャトーヌッフ・デュ・パプに比較すると冷涼感が有り、酸もしっかり乗っています。

 ですので、暑苦しい感じにはならず、またグラムノンならではのピュアさとナチュラルさが相まって、凝縮した濃密なジューシーさも有りつつ、スッキリと・・いや、スルスルっと飲めるのが良いですね。(つまり濃いスル・・恋するではありません・・)

 ちょうど夏場に写真を撮ったので、結構に汗をかいたボトルが写真に写ってますが、夏場でも「濃いスル」ですんで・・スルスルッと美味しく飲ませていただきました。冬場で品温が下がっても味が沈みすぎませんし、新鮮な魚介なら何とか合わせられるポテンシャルを持っているかと思います。ご検討くださいませ。

ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

フランス Domaine Comte Georges de Vogue ブルゴーニュ
● ブルゴーニュの生産者とするならば、かなり多く生産しているはずなんですが、何故かいつも希少な・・・ド・ヴォギュエさんの2017年正規ものをご紹介します。このところの入荷は以前よりさらに減りました。それぞれ1本のみですからもう・・減りようがないので、いずれ入らなくなるかもしれません・・。

 
 最早多くを語る必要のないブルゴーニュを代表するトップドメーヌ。一時期低迷しましたが、醸造責任者のフランソワ・ミレ氏、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ氏、販売マネージャーのジャン・リュック・ペパン氏の3人が復興に尽力し、見事不死鳥の如く復活させました。綺羅星のように輝くワインを彼らはいつも家族に例えて語ってくれます。


「ミュジニーは父親で、1級のレ・ザムルーズは母親のような存在。シャンボール・ミュジニーの村名とミュジニーの若い樹から造るプルミエクリュは無邪気で素晴らしい可能性を秘めた子どものようなもの。ボンヌ・マールはたまに家に来るおじさんみたいなものかな。クロ・ド・タールに近くて、性格も違うからね」




 テロワールの持つ力を最大限に表現する為、醸造では、新樽比率も抑えています。村名20%、1級30%、特級40%。 これは「美しい女性にメイクアップは必要ない」という考えに基づいています。


地区名 ブルゴーニュ
村名CHAMBOLLE MUSIGNY
創業年1450年代
醸造責任者栽培醸造責任者:フランソワ・ミレ氏
栽培責任者:エリック・ブルゴーニュ氏
所有する畑CHAMBOLLE-MUSIGNY
CHAMBOLLE-MUSIGNY 1er Cru
CHAMBOLLE-MUSIGNY 1er Cru Les AMOUREUSES
BONNES-MARES
MUSIGNY Vieilles Vignes
他 栽培 リュットレゾネ


2017 Bonnes-Mares
ボンヌ=マール・グラン・クリュ

14832

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

◆お一人様1本限り◆こちらは正規品です。
◆◆◆2017 Domaine Comte de Vogue Bonnes-Mares Grand Cru Price $650
リアルワインガイド第68号 今飲んで 95 ポテンシャル 97 飲み頃予想 2023~2050
2016年の価格 94000円
97 points Decanter
92~96 points Jasper Morris Inside Burgundy
93~94 points John Gilman
92~94 points Robert Parker's Wine Advocate
92~94 points Vinous
91~94 points Allen Meadows - Burghound
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥75,800 (外税) 
【リアルワインガイド第60号はポテンシャル96+Points!・・偉大なるミュジニーの影に有って霞んでしまっているが、完熟するのはこちらが先でしょう!】
 まぁ、ミュジニーが本当に完熟したと言えるには、人智を超え、仙人にならないと無理が有る・・と言いたいほど、時間を必要とします。物凄い量のミネラリティに守られ、少しずつ熟し、少しずつその表情を溜め込み、抜栓時に一気に開放します。

 なので、

「・・香りは度肝を抜かれるほど素晴らしい・・が、・・硬い・・」

と、30~40年もののヴォギュエのミュジニーを飲まれた方はおっしゃるでしょう。


 実はボンヌ=マールもミュジニーに負けないほど寿命は長いのですが、

「若い時分の香りや表情はミュジニーに及ばない」

のが一般的でして、本当に熟した状態の良いボンヌ=マールに有り付ける可能性は、むしろミュジニーよりは高いと言えます。

 残念な結果になってしまうのは、たまたまワインも人間もバイオリズムが合わなかったり、若過ぎたりした時に、ミュジニーのような甘美なアロマにならないことが、ボンヌ=マールの評価を幾分下げる結果になっている・・と思っています。

 そう言っている noisy も、残念なテイスティングになったボンヌ=マールを散々飲んでおり、またとんでもなく素晴らしいボンヌ=マールにも出会っていますが、とんでもなく素晴らしいボンヌ=マールも、残念なボンヌ=マールも、どちらも強い印象として記憶に刻まれていることは確かで、

「あの90年のxxxのボンヌ=マール、あと10年後には素晴らしかっただろうに・・。少なくとも20年後は完熟していただろうに・・。」

と、その残念な気持ちがいつまでも残るんですね。

 だからその残念な気持ちを持たせてくれたボンヌ=マールに再び出会える日を、ずっと待っているのかもしれません。

 本来は力強いタイプのボンヌ=マールだと思います。お買い得かなぁと思います。ご検討くださいませ。

メゾン・オリヴィエ・バーンスタイン

オリヴィエ・バーンスタイン

フランス Maison Olivier Bernstein ブルゴーニュ
 まぁ、確かに味筋と言うか、雰囲気はジャイエのワインに似てはいます。ただしジャイエのワインはもう少し低温の漬け込み時間が長いか、もしくは、バーンスタインの方が「潔癖症」なニュアンスがします・・いや・・しました。

 今回は2017年ものバーンスタインの「走り」です。こんな時代になってしまいましたら、今となっては「飲んでおいたほうが良かった」ワインかもしれません。何せ非常に・・高いです。シャンベルタンは上代では20万、実売で15万にはなってしまうでしょう。

 評価的にはまだほとんど出そろっていないんですが、2017年シャルム=シャンベルタンをスペクテイターが95ポイント付けているのを見つけました。1級のレ・シャンポーは大手メディアの評価は見当たらず、しかしほぼほぼ94ポイントほどのようです。(未確認ですがヴィノスが94ポイントと言う情報が有りました。)

 いずれにしましても飲んでご案内は出来ませんし、現在日本の正規代理店のもう一社、ジェロボームさんがどのように販売するかが判りません。ただし2016年は完全なアソートで、条件の悪さに閉口し手を出しませんでしたので、2017年もほぼ同様かと思われます。

 まぁ、シャルム=シャンベルタンはシャンベルタン、クロ・ド・ベズ、マジ=シャンベルタンまでの評価には届かないんですが、95ポイント位まで来ていることと、価格が半分、もしくは1/3ほどでしかありませんので、非常にお買い得です。

 1級レ・シャンポーはこのところ評価も上がって来ていまして、その分、価格も上がって来ています。1万5千円ほどで買えたワインですが、今は村名ジュヴレで2万位はしてしまいますので仕方が無いかな・・と。このプライスも高くは無いと思います。

 非常に少量です。ご検討くださいませ。
 

 以下は以前の他のアイテムを含むレヴューです。
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【このクラスは是非とも飲みたかったんですが残念ながら・・1本のみです。】

 え~・・安いかと思います。2010年ものを16900円でご案内させていただきましたので、さしたる値上げにはなっていません。

 それに、あの美味しかった2010年のレ・シャンポーは、タンザーさんの評価では92Pointsでした・・ので、評価者は違えど、2014年の村名ジュヴレと同じなんですね~・・。2014年がどんだけ良いのか、見えるような出来事かと思ったりしています。

 因みにティム・アトキン氏もスペクテイター誌も94Pointsで並んでます。この先、BBRさん分がさらにリーズナブルに仕入れられるとも限りませんが、まぁ・・無理かな・・期待はしていますが、お約束は出来ませんので、ぜひこの機会を逃さぬようお願いいたします。



 以下は2010年のレ・シャンポーのレヴューです。
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【優れたワインにしか存在しない構造、大きさとフィネス!滑らかなビターの誘惑!】

 素晴らしいワインでした!・・このところは結構なプライスのワインも続けて開けてご紹介させていただいてますが、その中でも最近のトップと言って過言では無いポテンシャルです。バーンスタインのワインだけ見ても2010年はシャンボール1級ラヴロットも素晴らしい・・紫の果実のニュアンスを多く持ちながら、ボンヌ=マーヌの茶やコゲ茶、大きな構造を持ったワインでした。ジュヴレ村名も完璧と思える仕上がりでまん丸な球体を感じさせてくれました。

 そんな中で、価格も一番高くなりますが、定価で25000円・・! と言う高級ワインのジュヴレ1級・レ・シャンポーをご紹介しようと・・言うわけです。noisy自身、バーンスタインのワインの美味しさにクラクラ来ちゃっているのかもしれません。

 バーンスタインの特徴としては、自然派的なナチュラル感の有るピュアな味筋、揮発酸は無い。果実味は超てんこ盛りタイプでは無く濃くて疲れることは無い。エキスが綺麗に出ていてバランスが素晴らしく良い。新しいように見えて意外にクラシックなのかもしれない?・・などなど、感じる部分は多いですが、ジャイエ系の味わいを自然派風なアプローチで現代風にピュアに表現している・・とも思えます。・・まぁ、アンリ・ジャイエのような長い低温浸漬のニュアンスは有りませんが・・。

 異常に太いボトルから質の良い滑らかな表面のコルクを抜くと、もう・・かなり香ってきます。シャンボールチックなラズベリーなアロマでは無く、もう少し周波数の低い感じのダークチェリーのニュアンスです。香りの上がりの早さは自然派のワインの特徴でも有りますが、それはSo2の使用量にも半比例しているようにも思います。非常にナチュラルなアロマです。

 茶やこげ茶、黒のニュアンスを持つ赤紫の美しい色合いです。

 余りに美しいので・・飲み進めていく時にもう一枚、写真を撮りました。こちらに関してはサイズ調整のみで、色の調整は一切していません。透明度の高い、美しい赤紫が見えます。

 しかし、この赤紫の中に、滅茶苦茶美しい土のニュアンスと、石を沢山集めたようなニュアンス、非常にビターな味わいなんですが、エッジが無く、しかもド太くブ厚いボディが感じられます。わずかながらタンニンも感じられますが・・これについては気付かないかもしれません。質が素晴らしいです。

 ビターなニュアンスは、コーヒー豆由来・・カカオ由来の感じに近く、上手に入れたエスプレッソから香りを抜いた感じ・・ブ厚いビターですが甘くないのに苦くない・・と言う・・上質なチョコのようでも有ります。

 そんな中に鉄っぽさ、妖艶さが見え隠れしています。そして、ジュヴレはまんま球体!・・と表現しましたが、このレ・シャンポーはそこまでは成長しておらず、縦方向、横方向とも楕円・・十字架みたいなXな形をしているように思います。

 ですが今飲んでもバランスが非常に良く、精緻さと複雑さを感じつつ、充分に楽しめると思います。官能感はまだまだこれから・・です。ジュヴレの北西部の1級群が持つ官能感は熟してこそ・・ですね。

 勿論ですがまだまだ熟成します・・約15年以上に渡って美味しく飲めるでしょう。シャンボール1級ラヴロットの方が長く持ちます。ポテンシャルはほぼ同等です。現状ではレ・シャンポーに軍配が上がるかと思いますが、好き嫌いが有りますので何とも決めかねる部分ではあります。

 目茶素晴らしいレ・シャンポーでした!・・この畑はコンブ・オー・モワンヌと隣り合わせ・・と言うか、通り道で1つの区画を斜めに分けたような形になっていますので、コンブ・オー・モワンヌに似ているかもしれません。より少し白っぽいかな?・・とも思います。

 今回はエージェントさんの協力を得て、リーズナブルに(・・と言っても絶対値は高いですが、)ご案内出来ました。是非ご検討いただければと思います!素晴らしいです!

以下は以前のコメントです。
 前にも何回かお伝えしていますが、オリヴィエ・バーンスタインについては日本は正規が2社と言うことになっていて、非常に高価なのと数が無いことで、中々に扱い辛い生産者であることは間違いないです。

 それに「ミクロ・ネゴス」と言うアプローチが日本のピノ・ノワール・ファン、ブルゴーニュ・ワイン・ファンにどれだけ受け入れられているか・・、もしくは、ワイン屋にしても、まずまともに飲んだことが無いだろうと思われることから、まだちゃんと受け入れられたとは言えないだろう・・と思っています。

 しかしながら、昨年、一昨年とこのバーンスタインのワインをご紹介させていただき、また飲んでいただいたお客様からは、

「素晴らしい!」
とのお声を随分といただいていることから、noisy も品質・ポテンシャルの高さには大きな自信を持たせてもいただきました。

 で、今回・・ようやく2010年のジュヴレ=シャンベルタンをご紹介できるようになった訳ですが、結構・・大変でした。この価格を実現するのは・・なので、次回以降、もしくは次回入荷分が有ったとして、この近辺の価格を維持できるかどうかは判りません。

 ようやく入手できたこのジュヴレを早速飲ませていただきました。
 そうしたら・・・もう・・これはジュヴレ=シャンベルタンとしては

「・・パーフェクトだ・・」

としか言いようの無い仕上がりに唖然とするしかなかったです。素晴らしい品質です。


 まず、ジュヴレ=シャンベルタンしてどうか・・と言う前に、ワインとして「磐石」です。非常にナチュラルです。

 So2のニュアンスがほぼ無く、身体に入ってくる角度が優しく、非常に速やかに、いつの間にかアルコールが消えてしまいます。ビオディナミの生産者並にナチュラルで、香りの立つスピードも速いです。

 それでいて、非常にピュアなんです。揮発酸とか、酢酸のニュアンスはまずゼロです。なので、目茶ピュアなワインの姿と対面できるんです。でもおそらくこのワイン、栓を抜いて3日放置したら、空気中に存在する菌と反応して、ものの見事なお酢に変貌するでしょう。しかしながら、その原因となるべき要素はワインの中には無いんです。

 味わいもパーフェクトでした。非常に複雑なアロマと味わいなんですが・・まぁ・・まん丸なパレットを描きます。美しい球体です。どこにも引っかかりの無い、ツルッツルの球体なのに、ちゃんと複雑性を感じさせてくれます。まぁ普通は有り得ない・・と思っちゃいますが・・。

 赤い果実、黒っぽさを持った果実は小さなものの集合体で、ほんの僅かに鉄っぽく、シャンボールのような白っぽく美しい石灰のニュアンスをノーズとテクスチュアから感じます。ほんの僅かに鉄っぽい・・と言うのは、単に鉄系のミネラリティが少ない・・ということではなくて、そのほかの鉱物系ミネラリティの多様性が有り、均衡が取れているからに他なりません。中域は品を持った、時間を感じさせながらの膨らみ方をし、縦方向、上下の空間の大きさをたっぷりと感じさせてくれます。余韻も実にエレガントで長く、赤黒小果実とミネラリティを感じさせつつ、高質に自然な減衰をしつつ・・です。後には非常な満足感を感じさせてくれました。

 カルージョとエポワンチュールというリューディは、ジュヴレの村の住宅街に近い部分、南からマゾワイエール、シャルム、グリオット、シャペル、ジェルモー、シェルボードと続く部分の下部に有ります。なので北西部の1級たち、クロ・サン=ジャック、ラヴォー、カズティエと言った畑が持つ赤くエロい感じは無いはずなんですが、この先、熟成によっては少し出て来そうなニュアンスも有ります。

 今飲んで、滅茶苦茶旨いです!・・オートクチュール・ジュヴレ=シャンベルタンなどと揶揄されますが、このプライスでは「お見事!」と言うしかないはずです。もっと、倍ほども高い価格なら、「非日常的に美味しくて当たり前」とも感じるかもしれませんが、このジュヴレはそのレベルをも超えていると思います。

 これは絶対に・・飲んでいただきたい、素晴らしいブルゴーニュ・ピノ・ノワールです。この先15年・・の長きに渡って美味しく飲めるでしょう!球体ジュヴレです!超お奨めします!



以下は2008~2009年の時のレヴューです。
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【ビオ?アンリ・ジャイエ?DRC?クラシック?】

 とにかく一度これを見ていただきましょう。日本の正規エージェントさんの価格表です。2011年ものの案内のコピーです。


ジュヴレシャンベルタン・ヴィラージュ
12000 円

ジュヴレシャンベルタンレ・プルミエ・クリュ・カズティエ
23000 円

ジュヴレシャンベルタンプルミエ・クリュ・レ・シャンポー
23000 円

シャンボールミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ラヴロット
23000 円

シャルムシャンベルタングラン・クリュ
42000 円

クロヴージョ・グラン・クリュ
42000 円

クロ・ド・ラ・ロッシュ・グラン・クリュ
50000 円

ボンヌマールグラン・クリュ
50000 円

マジシャンベルタングラン・クリュ
56000 円

シャンベルタン・クロ・ド・ベーズグラン・クリュ
68000 円



 どうです?・・凄いでしょ・・



 そしたら、こちらも見ていただきましょうか・・・アドヴォケイトの2012年の評価です。2012年です。

Olivier Bernstein
Chambertin Clos de Beze Grand Cru 95-98
Chambertin Grand Cru 94-97
Mazis-Chambertin Grand Cru 94-96
Bonnes-Mares Grand Cru 94-96
Clos de la Roche Grand Cru 93-95
Clos de Vougeot Grand Cru 92-94
Charmes-Chambertin Grand Cru 91-93
Gevrey-Chambertin 1er Cru ≪ Les Cazetiers ≫ 92-95
Gevrey-Chambertin 1er Cru ≪ Les Champeaux ≫ 92-94
Chambolle-Musigny 1er Cru ≪ Les Lavrottes ≫ 91-93
Gevrey-Chambertin Villages 89-91

 どうです?・・スッゴイでしょ・・2007年から造り始めたとは思えないですよね?マスター・オブ・ワイン資格者とか、著名ワインライターさんたちを虜にしてしまったのが、オリヴィエ・バーンスタインさん・・なんです。
.
 でもな・・・ジュヴレで12000円は厳しいよな・・と思っていたら・・2008年、2009年を破格に分けてくれるとB*R社さんがおっしゃるので、コンディションも安心できるものですから、飛びついてしまった訳です。


 で、左の写真のように・・・損得考えずに開けてしまった訳ですね!・・・パチパチパチ!・・


 ある意味、ちょっと頭をバーンと・・・いや、バーンしたいん・・、ガーンとやられたような感じがしました。ジャイエのところでも少し勉強したようですが・・・まずは2008年ジュヴレを飲まれると良いかと思います。数が無いのでお一人様1本にて・・

 2009年ジュヴレは普通にメッチャ美味しいですが、これだけを飲むと勘違いするかもしれません。2008年を飲むとバーンスタインが良く判るはずです。
 2008年ジュヴレ(すみません、完売です。)は、抜栓直後は、まるでシャンボールのようなやや硬いビオ系のブルゴーニュ生産者のワインに思えます。しかしながら、非常に美しく、マンモス綺麗な味わいなんですね。とことんまで美しい・・そしてそれが!

 コルクを戻して3日・・・これはビックリしますよ・・・。

「そうか~・・こうなるんだ~!」

と。

 香水のような凝縮したエキセントリックな香りがポンポン沸いてきます。味わいもチェリー、ベリーのリアルなもの!中域が美しく膨らんでとても美味しいです!

 抜栓直後にこうなると・・想像できると大当たり!です。2009年は最初から美味しいので・・・構造自体を把握できないと思います。ですが美味しい!


 で、このジュヴレ村名に関しましては、オリヴィエもレストランさん用に造っているようです。1級、特級だけでは高過ぎるんでしょうね。表を見たらビックリしちゃいますよね。


 で、ボンヌ=マール直下のシャンボール1級レ・ラヴロットですが、もうこれは・・・愛らしくて苺てんこ盛り、シャンボールの滑らかテクスチュアと香水的な香りの拡がりに・・ウットリです。とても美味しい!・・しかも、まだまだこれからですから、ポテンシャルの半分もリリースしていない状態でしょう!・・グロフィエさんのシャンボール1級の方がプライスは高いですが、それ以上のポテンシャルが有るかもしれません。


 造り的には、ビオ的な全房発酵系だと思います。そして・・ジャイエ的な低温漬け込みのニュアンスも、ほんの僅かに感じられます。樽の使い方、発酵温度などはDRC的かと。でもヴァン・ド・ガルド的な側面も有り・・クラシカル?

「オリヴィエ・バーンスタイン・・・一体、何者?」

 そんな思いをされるかもしれません。しかし、久し振りにnoisy も胸を熱くしました・・・グラン・クリュ5万円ではね・・皆さんも購入できないかもしれませんが、何とか交渉して行きたいと思います。

 実に面白い生産者です!ミクロ・ネゴス!そんな手が有ったかぁ~!・・ビックリでした。ご検討ください。一推し!ピノ好きにもう逃げる道は・・・無いでしょう!


■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・)
Gevrey-Chambertin 2008 Olivier Bernstein

「秘めたポテンシャル?」

 2009年のオリヴィエ・バーンスタインのジュヴレ=シャンベルタンに比べて控えめな香りです。しかしNoisyさんはいたく気に入っているようです。どうやら僕にはまだ取り切れないポテンシャルや経験測が足りないようです。
充実したワインだと思います。普通に美味しいです。しかし、うーむ、そこまでいいか?という感じがあるのも事実。Oisy的には2009のジュヴレが一番気に入っています。Gevrey-Chambertin 2009 Olivier Bernstein

「シャンボール的スミレ香を備えたジュヴレ=シャンベルタン」

開けたての香りはオォッとワクワクする良いピノの香り。
でもあれ?ちょっとシャンボール的だなぁという印象。しかし後からジュヴレの土と少し野性的な香りが追いかけてきます。
果実味とタンニンも豊富でオリヴィエ・バーンスタインのワインはとてもふくよかな印象があります。

新樽の使い手らしいですが樽がキツイという事もなくよく馴染んでいるといった感じ。
シャンボール、2008のジュヴレとテイスティングさせていただいて、ふくよかな果実味と柔らかいテクスチュアはとても魅力的です。今後も注目したいネゴスであります!Chambolle-Musigny 1er Cru Les Lavrottes 2008 Olivier Bernstein


 美味しいです。しかし、ポテンシャルが高くスケールが大きいのか、単に味わいが緩いのか判断が付かないのです。なんとも微妙なタイミングでテイスティングしてしまったのではないか?と思いたくなります。今現在の自分のテイスティング能力ではこの2つの見極めがつかないです。
 
 色はキレイに輝く赤、黒。シャンボールらしい淡い色合い。香りはスミレにやっぱり赤黒小果実、あとジュヴレ的土のニュアンスも少し。ただちょっと控えめ?と思ったのですが2日目はブワっとスミレ、ほのかに土が出てきました。単に温度の問題だったのかもしれません。
 まぁ香りは良いのですが、よく納得できないのが味わい。シャンボール的石灰エキスはもちろんあるんですがイメージとしてはタプタプ。満杯の桶に水を張って揺らしたような感じで柔らかです。そう、第一印象は柔らかいシャンボールだな、だったんですよ。
 タンニンが荒々しく、かっちりしていて閉じているのとは違うような…思いでした。

 全体エキス系でそれが開きかけているようにも取れるし、芯が無くてメリハリの無さなのかも、とも思うんですよね。シャンボールらしい透明感あるミネラルは豊富です。
 ただ、この文章を書いているのはテイスティングしてから一週間後くらいなのですが、前者のような気がしてきています。
う~む…まとまりがなく、すみません。


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2017 Charmes-Chambertin Grand Cru
シャルム=シャンベルタン・グラン・クリュ

14873
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
メゾン・オリヴィエ・バーンスタイン

Wine Spectator 95Points
■エージェント情報
 シャルムとマゾワイエール・シャンベルタンの2区画から、平均樹齢40年以上の樹木のみを選出しブレンド。輝く紫色、初めの香りは控えめだが、徐々に光沢のある熟したチェリーが香る。口当たりは上品でソフト、ダーク・フルーツに明るい赤いチェリーが加わったような味わい。存在感のあるシャルム・スタイルのブドウが感じられるテロワールを実によく表したワイン。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥64,800 (外税) 
【まだほとんど出回っていないはずです!・・また、2016年ものと比較しても非常にリーズナブル!】
 まぁ、確かに味筋と言うか、雰囲気はジャイエのワインに似てはいます。ただしジャイエのワインはもう少し低温の漬け込み時間が長いか、もしくは、バーンスタインの方が「潔癖症」なニュアンスがします・・いや・・しました。

 今回は2017年ものバーンスタインの「走り」です。こんな時代になってしまいましたら、今となっては「飲んでおいたほうが良かった」ワインかもしれません。何せ非常に・・高いです。シャンベルタンは上代では20万、実売で15万にはなってしまうでしょう。

 評価的にはまだほとんど出そろっていないんですが、2017年シャルム=シャンベルタンをスペクテイターが95ポイント付けているのを見つけました。1級のレ・シャンポーは大手メディアの評価は見当たらず、しかしほぼほぼ94ポイントほどのようです。(未確認ですがヴィノスが94ポイントと言う情報が有りました。)

 いずれにしましても飲んでご案内は出来ませんし、現在日本の正規代理店のもう一社、ジェロボームさんがどのように販売するかが判りません。ただし2016年は完全なアソートで、条件の悪さに閉口し手を出しませんでしたので、2017年もほぼ同様かと思われます。

 まぁ、シャルム=シャンベルタンはシャンベルタン、クロ・ド・ベズ、マジ=シャンベルタンまでの評価には届かないんですが、95ポイント位まで来ていることと、価格が半分、もしくは1/3ほどでしかありませんので、非常にお買い得です。

 1級レ・シャンポーはこのところ評価も上がって来ていまして、その分、価格も上がって来ています。1万5千円ほどで買えたワインですが、今は村名ジュヴレでその位はしてしまいますので仕方が無いかな・・と。

 非常に少量です。ご検討くださいませ。
 

 以下は以前の他のアイテムを含むレヴューです。
━━━━━
【このクラスは是非とも飲みたかったんですが残念ながら・・1本のみです。】

 え~・・安いかと思います。2010年ものを16900円でご案内させていただきましたので、さしたる値上げにはなっていません。

 それに、あの美味しかった2010年のレ・シャンポーは、タンザーさんの評価では92Pointsでした・・ので、評価者は違えど、2014年の村名ジュヴレと同じなんですね~・・。2014年がどんだけ良いのか、見えるような出来事かと思ったりしています。

 因みにティム・アトキン氏もスペクテイター誌も94Pointsで並んでます。この先、BBRさん分がさらにリーズナブルに仕入れられるとも限りませんが、まぁ・・無理かな・・期待はしていますが、お約束は出来ませんので、ぜひこの機会を逃さぬようお願いいたします。



 以下は2010年のレ・シャンポーのレヴューです。
━━━━━
【優れたワインにしか存在しない構造、大きさとフィネス!滑らかなビターの誘惑!】

 素晴らしいワインでした!・・このところは結構なプライスのワインも続けて開けてご紹介させていただいてますが、その中でも最近のトップと言って過言では無いポテンシャルです。バーンスタインのワインだけ見ても2010年はシャンボール1級ラヴロットも素晴らしい・・紫の果実のニュアンスを多く持ちながら、ボンヌ=マーヌの茶やコゲ茶、大きな構造を持ったワインでした。ジュヴレ村名も完璧と思える仕上がりでまん丸な球体を感じさせてくれました。

 そんな中で、価格も一番高くなりますが、定価で25000円・・! と言う高級ワインのジュヴレ1級・レ・シャンポーをご紹介しようと・・言うわけです。noisy自身、バーンスタインのワインの美味しさにクラクラ来ちゃっているのかもしれません。

 バーンスタインの特徴としては、自然派的なナチュラル感の有るピュアな味筋、揮発酸は無い。果実味は超てんこ盛りタイプでは無く濃くて疲れることは無い。エキスが綺麗に出ていてバランスが素晴らしく良い。新しいように見えて意外にクラシックなのかもしれない?・・などなど、感じる部分は多いですが、ジャイエ系の味わいを自然派風なアプローチで現代風にピュアに表現している・・とも思えます。・・まぁ、アンリ・ジャイエのような長い低温浸漬のニュアンスは有りませんが・・。

 異常に太いボトルから質の良い滑らかな表面のコルクを抜くと、もう・・かなり香ってきます。シャンボールチックなラズベリーなアロマでは無く、もう少し周波数の低い感じのダークチェリーのニュアンスです。香りの上がりの早さは自然派のワインの特徴でも有りますが、それはSo2の使用量にも半比例しているようにも思います。非常にナチュラルなアロマです。

 茶やこげ茶、黒のニュアンスを持つ赤紫の美しい色合いです。

 余りに美しいので・・飲み進めていく時にもう一枚、写真を撮りました。こちらに関してはサイズ調整のみで、色の調整は一切していません。透明度の高い、美しい赤紫が見えます。

 しかし、この赤紫の中に、滅茶苦茶美しい土のニュアンスと、石を沢山集めたようなニュアンス、非常にビターな味わいなんですが、エッジが無く、しかもド太くブ厚いボディが感じられます。わずかながらタンニンも感じられますが・・これについては気付かないかもしれません。質が素晴らしいです。

 ビターなニュアンスは、コーヒー豆由来・・カカオ由来の感じに近く、上手に入れたエスプレッソから香りを抜いた感じ・・ブ厚いビターですが甘くないのに苦くない・・と言う・・上質なチョコのようでも有ります。

 そんな中に鉄っぽさ、妖艶さが見え隠れしています。そして、ジュヴレはまんま球体!・・と表現しましたが、このレ・シャンポーはそこまでは成長しておらず、縦方向、横方向とも楕円・・十字架みたいなXな形をしているように思います。

 ですが今飲んでもバランスが非常に良く、精緻さと複雑さを感じつつ、充分に楽しめると思います。官能感はまだまだこれから・・です。ジュヴレの北西部の1級群が持つ官能感は熟してこそ・・ですね。

 勿論ですがまだまだ熟成します・・約15年以上に渡って美味しく飲めるでしょう。シャンボール1級ラヴロットの方が長く持ちます。ポテンシャルはほぼ同等です。現状ではレ・シャンポーに軍配が上がるかと思いますが、好き嫌いが有りますので何とも決めかねる部分ではあります。

 目茶素晴らしいレ・シャンポーでした!・・この畑はコンブ・オー・モワンヌと隣り合わせ・・と言うか、通り道で1つの区画を斜めに分けたような形になっていますので、コンブ・オー・モワンヌに似ているかもしれません。より少し白っぽいかな?・・とも思います。

 今回はエージェントさんの協力を得て、リーズナブルに(・・と言っても絶対値は高いですが、)ご案内出来ました。是非ご検討いただければと思います!素晴らしいです!

以下は以前のコメントです。
 前にも何回かお伝えしていますが、オリヴィエ・バーンスタインについては日本は正規が2社と言うことになっていて、非常に高価なのと数が無いことで、中々に扱い辛い生産者であることは間違いないです。

 それに「ミクロ・ネゴス」と言うアプローチが日本のピノ・ノワール・ファン、ブルゴーニュ・ワイン・ファンにどれだけ受け入れられているか・・、もしくは、ワイン屋にしても、まずまともに飲んだことが無いだろうと思われることから、まだちゃんと受け入れられたとは言えないだろう・・と思っています。

 しかしながら、昨年、一昨年とこのバーンスタインのワインをご紹介させていただき、また飲んでいただいたお客様からは、

「素晴らしい!」
とのお声を随分といただいていることから、noisy も品質・ポテンシャルの高さには大きな自信を持たせてもいただきました。

 で、今回・・ようやく2010年のジュヴレ=シャンベルタンをご紹介できるようになった訳ですが、結構・・大変でした。この価格を実現するのは・・なので、次回以降、もしくは次回入荷分が有ったとして、この近辺の価格を維持できるかどうかは判りません。

 ようやく入手できたこのジュヴレを早速飲ませていただきました。
 そうしたら・・・もう・・これはジュヴレ=シャンベルタンとしては

「・・パーフェクトだ・・」

としか言いようの無い仕上がりに唖然とするしかなかったです。素晴らしい品質です。


 まず、ジュヴレ=シャンベルタンしてどうか・・と言う前に、ワインとして「磐石」です。非常にナチュラルです。

 So2のニュアンスがほぼ無く、身体に入ってくる角度が優しく、非常に速やかに、いつの間にかアルコールが消えてしまいます。ビオディナミの生産者並にナチュラルで、香りの立つスピードも速いです。

 それでいて、非常にピュアなんです。揮発酸とか、酢酸のニュアンスはまずゼロです。なので、目茶ピュアなワインの姿と対面できるんです。でもおそらくこのワイン、栓を抜いて3日放置したら、空気中に存在する菌と反応して、ものの見事なお酢に変貌するでしょう。しかしながら、その原因となるべき要素はワインの中には無いんです。

 味わいもパーフェクトでした。非常に複雑なアロマと味わいなんですが・・まぁ・・まん丸なパレットを描きます。美しい球体です。どこにも引っかかりの無い、ツルッツルの球体なのに、ちゃんと複雑性を感じさせてくれます。まぁ普通は有り得ない・・と思っちゃいますが・・。

 赤い果実、黒っぽさを持った果実は小さなものの集合体で、ほんの僅かに鉄っぽく、シャンボールのような白っぽく美しい石灰のニュアンスをノーズとテクスチュアから感じます。ほんの僅かに鉄っぽい・・と言うのは、単に鉄系のミネラリティが少ない・・ということではなくて、そのほかの鉱物系ミネラリティの多様性が有り、均衡が取れているからに他なりません。中域は品を持った、時間を感じさせながらの膨らみ方をし、縦方向、上下の空間の大きさをたっぷりと感じさせてくれます。余韻も実にエレガントで長く、赤黒小果実とミネラリティを感じさせつつ、高質に自然な減衰をしつつ・・です。後には非常な満足感を感じさせてくれました。

 カルージョとエポワンチュールというリューディは、ジュヴレの村の住宅街に近い部分、南からマゾワイエール、シャルム、グリオット、シャペル、ジェルモー、シェルボードと続く部分の下部に有ります。なので北西部の1級たち、クロ・サン=ジャック、ラヴォー、カズティエと言った畑が持つ赤くエロい感じは無いはずなんですが、この先、熟成によっては少し出て来そうなニュアンスも有ります。

 今飲んで、滅茶苦茶旨いです!・・オートクチュール・ジュヴレ=シャンベルタンなどと揶揄されますが、このプライスでは「お見事!」と言うしかないはずです。もっと、倍ほども高い価格なら、「非日常的に美味しくて当たり前」とも感じるかもしれませんが、このジュヴレはそのレベルをも超えていると思います。

 これは絶対に・・飲んでいただきたい、素晴らしいブルゴーニュ・ピノ・ノワールです。この先15年・・の長きに渡って美味しく飲めるでしょう!球体ジュヴレです!超お奨めします!



以下は2008~2009年の時のレヴューです。
━━━━━
【ビオ?アンリ・ジャイエ?DRC?クラシック?】

 とにかく一度これを見ていただきましょう。日本の正規エージェントさんの価格表です。2011年ものの案内のコピーです。


ジュヴレシャンベルタン・ヴィラージュ
12000 円

ジュヴレシャンベルタンレ・プルミエ・クリュ・カズティエ
23000 円

ジュヴレシャンベルタンプルミエ・クリュ・レ・シャンポー
23000 円

シャンボールミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ラヴロット
23000 円

シャルムシャンベルタングラン・クリュ
42000 円

クロヴージョ・グラン・クリュ
42000 円

クロ・ド・ラ・ロッシュ・グラン・クリュ
50000 円

ボンヌマールグラン・クリュ
50000 円

マジシャンベルタングラン・クリュ
56000 円

シャンベルタン・クロ・ド・ベーズグラン・クリュ
68000 円



 どうです?・・凄いでしょ・・



 そしたら、こちらも見ていただきましょうか・・・アドヴォケイトの2012年の評価です。2012年です。

Olivier Bernstein
Chambertin Clos de Beze Grand Cru 95-98
Chambertin Grand Cru 94-97
Mazis-Chambertin Grand Cru 94-96
Bonnes-Mares Grand Cru 94-96
Clos de la Roche Grand Cru 93-95
Clos de Vougeot Grand Cru 92-94
Charmes-Chambertin Grand Cru 91-93
Gevrey-Chambertin 1er Cru ≪ Les Cazetiers ≫ 92-95
Gevrey-Chambertin 1er Cru ≪ Les Champeaux ≫ 92-94
Chambolle-Musigny 1er Cru ≪ Les Lavrottes ≫ 91-93
Gevrey-Chambertin Villages 89-91

 どうです?・・スッゴイでしょ・・2007年から造り始めたとは思えないですよね?マスター・オブ・ワイン資格者とか、著名ワインライターさんたちを虜にしてしまったのが、オリヴィエ・バーンスタインさん・・なんです。
.
 でもな・・・ジュヴレで12000円は厳しいよな・・と思っていたら・・2008年、2009年を破格に分けてくれるとB*R社さんがおっしゃるので、コンディションも安心できるものですから、飛びついてしまった訳です。


 で、左の写真のように・・・損得考えずに開けてしまった訳ですね!・・・パチパチパチ!・・


 ある意味、ちょっと頭をバーンと・・・いや、バーンしたいん・・、ガーンとやられたような感じがしました。ジャイエのところでも少し勉強したようですが・・・まずは2008年ジュヴレを飲まれると良いかと思います。数が無いのでお一人様1本にて・・

 2009年ジュヴレは普通にメッチャ美味しいですが、これだけを飲むと勘違いするかもしれません。2008年を飲むとバーンスタインが良く判るはずです。
 2008年ジュヴレ(すみません、完売です。)は、抜栓直後は、まるでシャンボールのようなやや硬いビオ系のブルゴーニュ生産者のワインに思えます。しかしながら、非常に美しく、マンモス綺麗な味わいなんですね。とことんまで美しい・・そしてそれが!

 コルクを戻して3日・・・これはビックリしますよ・・・。

「そうか~・・こうなるんだ~!」

と。

 香水のような凝縮したエキセントリックな香りがポンポン沸いてきます。味わいもチェリー、ベリーのリアルなもの!中域が美しく膨らんでとても美味しいです!

 抜栓直後にこうなると・・想像できると大当たり!です。2009年は最初から美味しいので・・・構造自体を把握できないと思います。ですが美味しい!


 で、このジュヴレ村名に関しましては、オリヴィエもレストランさん用に造っているようです。1級、特級だけでは高過ぎるんでしょうね。表を見たらビックリしちゃいますよね。


 で、ボンヌ=マール直下のシャンボール1級レ・ラヴロットですが、もうこれは・・・愛らしくて苺てんこ盛り、シャンボールの滑らかテクスチュアと香水的な香りの拡がりに・・ウットリです。とても美味しい!・・しかも、まだまだこれからですから、ポテンシャルの半分もリリースしていない状態でしょう!・・グロフィエさんのシャンボール1級の方がプライスは高いですが、それ以上のポテンシャルが有るかもしれません。


 造り的には、ビオ的な全房発酵系だと思います。そして・・ジャイエ的な低温漬け込みのニュアンスも、ほんの僅かに感じられます。樽の使い方、発酵温度などはDRC的かと。でもヴァン・ド・ガルド的な側面も有り・・クラシカル?

「オリヴィエ・バーンスタイン・・・一体、何者?」

 そんな思いをされるかもしれません。しかし、久し振りにnoisy も胸を熱くしました・・・グラン・クリュ5万円ではね・・皆さんも購入できないかもしれませんが、何とか交渉して行きたいと思います。

 実に面白い生産者です!ミクロ・ネゴス!そんな手が有ったかぁ~!・・ビックリでした。ご検討ください。一推し!ピノ好きにもう逃げる道は・・・無いでしょう!


■新米ソムリエ oisy の熱血テイスティングコメント(一応、調理師免許も持ってます・・)
Gevrey-Chambertin 2008 Olivier Bernstein

「秘めたポテンシャル?」

 2009年のオリヴィエ・バーンスタインのジュヴレ=シャンベルタンに比べて控えめな香りです。しかしNoisyさんはいたく気に入っているようです。どうやら僕にはまだ取り切れないポテンシャルや経験測が足りないようです。
充実したワインだと思います。普通に美味しいです。しかし、うーむ、そこまでいいか?という感じがあるのも事実。Oisy的には2009のジュヴレが一番気に入っています。Gevrey-Chambertin 2009 Olivier Bernstein

「シャンボール的スミレ香を備えたジュヴレ=シャンベルタン」

開けたての香りはオォッとワクワクする良いピノの香り。
でもあれ?ちょっとシャンボール的だなぁという印象。しかし後からジュヴレの土と少し野性的な香りが追いかけてきます。
果実味とタンニンも豊富でオリヴィエ・バーンスタインのワインはとてもふくよかな印象があります。

新樽の使い手らしいですが樽がキツイという事もなくよく馴染んでいるといった感じ。
シャンボール、2008のジュヴレとテイスティングさせていただいて、ふくよかな果実味と柔らかいテクスチュアはとても魅力的です。今後も注目したいネゴスであります!Chambolle-Musigny 1er Cru Les Lavrottes 2008 Olivier Bernstein


 美味しいです。しかし、ポテンシャルが高くスケールが大きいのか、単に味わいが緩いのか判断が付かないのです。なんとも微妙なタイミングでテイスティングしてしまったのではないか?と思いたくなります。今現在の自分のテイスティング能力ではこの2つの見極めがつかないです。
 
 色はキレイに輝く赤、黒。シャンボールらしい淡い色合い。香りはスミレにやっぱり赤黒小果実、あとジュヴレ的土のニュアンスも少し。ただちょっと控えめ?と思ったのですが2日目はブワっとスミレ、ほのかに土が出てきました。単に温度の問題だったのかもしれません。
 まぁ香りは良いのですが、よく納得できないのが味わい。シャンボール的石灰エキスはもちろんあるんですがイメージとしてはタプタプ。満杯の桶に水を張って揺らしたような感じで柔らかです。そう、第一印象は柔らかいシャンボールだな、だったんですよ。
 タンニンが荒々しく、かっちりしていて閉じているのとは違うような…思いでした。

 全体エキス系でそれが開きかけているようにも取れるし、芯が無くてメリハリの無さなのかも、とも思うんですよね。シャンボールらしい透明感あるミネラルは豊富です。
 ただ、この文章を書いているのはテイスティングしてから一週間後くらいなのですが、前者のような気がしてきています。
う~む…まとまりがなく、すみません。

メゾン・フィリップ・パカレ

フィリップ・パカレ

フランス Maison Philippe Pacalet ブルゴーニュ
● フィリップ・パカレ..その「ぱ・か・れ」と言う日本人に馴染みやすい響き..(あれ、どっかで聞いたようなフレーズ..)と、ブルゴーニュ自然派の頂点にいつの間にか立ってしまったという安易な?思い入れから何を想像されるでしょうか。

 自然酵母由来のフィネスこそ、彼のワインの特徴だと思いますが、2018年ヴァン・ド・プリムールにもそれがきっと現れていると期待しています。

■エージェント情報



2019 Beaujolais Vin de Primeur by Air
ボージョレ・ヴァン・ド・プリムール 航空便

14636
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ボージョレ
メゾン・フィリップ・パカレ

■ご予約販売です。2019年11月21日(木)以降のお届けになります。キャンペーン特集ページもぜひご覧ください。
天才と称されることも多いフィリップ・パカレ。論理的思考を自然なワイン造りに持ち込んだことで更なる飛躍を続けている。しっかりと果実、土壌、人を感じさせるパカレのワイン。和出汁のようにしみじみとした味わいのパカレらしいヌーヴォー。限定数。
 『ヌーヴォーを造ると決めたからには最高のものを造るよ。僕の他のどのワインとも共通するフィリップ・パカレのワインにする』
/フィリップ・パカレ
 気象の影響や醸造経過などの諸条件によりましては、ヌーボーの出荷が行われない、もしくは数量が届かない場合も考えられます。万一お届けできない場合はご返金対応になりますのでご了承くださいませ。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,100 (外税) 
【 ビオディナミの大スターです..】
 ピュア&フィネス。それで充分..という気がします。すでに何度か彼が造るガメイをご紹介していますが、ピノ・ノアールに負けないワインに仕上げています。出来た直後の、まさに新酒を味わうことができるチャンスですね。ヴァン・ド・プリムールという名からも判るように、「あくまでプリムールのワイン」です。熟成させるのも良いでしょう..。到着直後と半年後~1年後というように、その成長を確かめてみてください。名前ばかりが先行しているようですが、実際は濃厚さとはかけ離れたところで、ワインの美味しさを表現できる限られた造り手です一押し、本命です!


■エージェントさんより

 天才と称されることも多いフィリップ・パカレ。論理的思考を自然なワイン造りに持ち込んだことで更なる飛躍を続けている。しっかりと果実、土壌、人を感じさせるパカレのワイン。和出汁のようにしみじみとした味わいのパカレらしいヌーヴォー。限定数。『ヌーヴォーを造ると決めたからには最高のものを造るよ。僕の他のどのワインとも共通するフィリップ・パカレのワインにする。』/フィリップ・パカレ

然派の代名詞とも呼ばれる注目の醸造家、フィリップ パカレ。パカレの理想とするボジョレーのスタイルは、濃厚な力強い味ではなく、砂質の畑のブドウから造られる、繊細でエレガントなガメイの味わいです。天然酵母のみで発酵させ、土地の個性を感じさせる、自然な味わいの魅力あふれるボジョレーに仕上がります。また、ワインの状態がよければ醸造だけでなく瓶詰め時も亜硫酸無添加になります。しっかりとしたエキスと美しい酸味は、ヌーヴォーとは思えないフィネスを感じさせます。

入荷後すぐに飲んで美味しいだけでなく、翌年以降も素晴らしい熟成をしますので、あえて「ヌーヴォー」ではなく、「ヴァン
ド プリムール」という表記にしています。


◇自然派ヌーヴォーの特色◇

★自然(環境)酵母だけで発酵させるので、様々な酵母が複雑な香りを醸し出します。しかし香りを調整するための酵母などを添加していないので、決して派手な香りではありません。

★自然(環境)酵母を発酵が終わるまで活かすため、発酵中は亜硫酸の添加をしません。

★亜硫酸を使わないので、空気に出来るだけ触れさせずに瓶詰めします。この為、発酵時に出た炭酸ガスがわずかにビン内に残っていますので、舌にピリピリ感じたり、液漏れしやすい状況になることがあります。

★フィルターを使っておりませんので、酒石や酵母などのオリが見られることがあります。(色も少し濁っている場合があります)

★飲めば飲むほど身体の中に旨味が広がり、スイスイ飲めてしまう自然な味わいです。

ドメーヌ・クリュニー

クリュニー

フランス Domaine Cluny ブルゴーニュ
● 実に面白い生産者を見つけたのでご紹介します。まぁ・・D.R.C.の出身者と言うことで、

「ん?・・そうなの?・・じゃ、飲んでみよ~か・・な・・」

と言うような安易な気持ちで仕入れてみたクリュニーさんのワインです。そうしたら・・思いっきり、裏切られました!

 MC系の全房発酵、そこからの高温発酵、ピュアな味筋のワインだろうと、勝手に思っていたから・・です。

 今や完全にビオ・・アヴァンギャルドでは無いにせよ、自然派ワインと言って良いD.R.C.で修行した・・と言っておきながら、並み居るD.R.C.出身者とは全く違うアプローチだと感じるその味わいが・・

「ボクトツなのに徐々に心に染み入って来て大きくなって行く」

のが如実に判る味わいなんですね。

「え~・・!・・今更・・そこから・・なの?・・D.R.C.はどこ行った!」

とは頭では思うものの、身体の反応は別でして・・

「(・・ん・・中々に旨いじゃん・・)」

と、身体に有る脳が言ってるんですね・・(^^;;


 ジュヴレV.V. なんて飲んだらきっと、卒倒しますよ・・。滅茶美味しいんですもん。


 でもね・・

「どうしてそんなにクラシックな造りなん?」

「・・今から・・そこから始めるの?」

「数年後を目途にまずはビオロジーって・・じゃ、来年は・・どうすんのよ・・?」

 みたいなね・・ツッコミどころ満載なのに、何故か憎めないほど美味しいと言う不思議なワインです。

■エージェント情報
 ジュヴレ・シャンベルタンの北隣、ブロション村に20世紀初頭より続くヴィニュロンの家系で、1959年に自社ビン詰めを開始した4代目ミッシェル・クリュニー、および1990年にドメーヌを継承した5代目エルヴェ・クリュニーによって、礎が築かれました。2005年にエルヴェが他界し、レアとカミーユの2人の娘が継承。畑を大切に守りながら、10年間、ネゴシアンにぶどうを販売してきました。そして2014年、それまで大聖堂やシャトーなどの天井を修復する職人だったレアの夫エドゥアルド・パパンが、ヴィニュロンの道を歩むことを決断。姉妹の本格参画のもと、新生「ドメーヌ・クリュニー」が誕生しました。

 ボーヌのワイン学校で栽培学と醸造学を修めた彼が、唯一の修行先に選んだのは、「DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)」でした。

 「醸造長ベルナール・ノブレから、醸造の理論と実際を教え込まれました。私はDRCしか知りませんので、基本的にはDRCで教わったことをそのまま実践しています。今のところ赤は100%除梗していますが、今後は全房発酵も試していきたいと考えています。また、数年後を目途に、まずはビオロジー栽培への転換を予定しています」(エドゥアルド・パパン)。

 2017年ヴィンテージ以降、自社ビン詰めをするアペラシオンを段階的に増やしており、2019年ヴィンテージから、「Bourgogne Rouge」「Gevrey-Chambertin 1er Cru Champeaux」「Chambolle-Musigny 1er Cru Les Charmes」「Chambolle-Musigny 1er Cru Les Noirots」を加えた「完全形」がお目見えする予定です。そのワインは、精妙にして艶やか。修行元「DRC」の名に恥じぬ、別格の完成度です。

所在村: Brochon
醸造家: Edouard Papin
所有畑面積: 7ha
ドメーヌ継承年: 2015年
栽培における特記事項: 実質ビオロジーの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は原則として一切使用しない
醸造における特記事項: 赤は100%除梗、白は除梗しない。天然酵母のみで発酵。赤は無清澄、ノンフィルターでビン詰め
販売先: 販売を開始したばかり。フランス国内70%(レストラン、ワインショップ、個人のワイン愛好家)、輸出30%(EU各国)
掲載実績のある海外メディア: 「Bourgogne Aujourd'hui」


2015 Côtes de Nuits-Villages Rouge Les Creoles
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ・ルージュ・レ・クレオール

14612
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ
ドメーヌ・クリュニー

■エージェント情報
 ブロション村内のリウ・ディ「レ・クレオール」に0.77ha。平均樹齢60年のVV。ステンレスタンクで発酵後、樽でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成(新樽率40%)。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,850 (外税) 
【ドメーヌ・クリュニーを少しだけ理解できたのはこの2種をテイスティングできたから・・です!素晴らしいジュヴレV.V.には及ばないものの、一般的にジュヴレ村名とそん色の無い出来栄えです!】
 ・・と、そんな訳ですから、D.R.C.風の味わいを期待してお求めになるのはお止めください。どこにもそんな姿は有りません・・(^^;;

 ただし、超クラシックで有りながら適度なソフトさを持ち、そこはかとなく、底の方から滲み出てくるかのような表情が素晴らしく、しかも長くワインに親しんでいる身にとっては、

「いや~・・こんなの久しぶりに飲んだよ~~!」

と、昔を思い出して懐かしくて涙がチョチョ切れるような感動をもたらしてくれるんですね。


 しかし、それにしては・・確かにパキパキに硬い訳でも無く・・いや、硬いと言えるものは無く、抜栓後からの開放度は非常にリニアなカーブを描き、気付けば、結構に開放してくれているんですね。大昔の硬いだけのブルゴーニュとは確かに違う部分も有ります。

 そして、この色・・。

「ん?・・間違って同じヴィンテージのボトルを開けたんじゃないの?」

と言われかねないほど、一緒ですよね。幾分2015年ものの色合いに「熟」が見えたとしても、そう突っ込みたくなっちゃいます。


 で、味わいは、村名ジュヴレV.V. を少しスタイリッシュにし、濃密さを少しだけ「ほんわか」と刺せた雰囲気です。なので、

「セラファンの村名に酷似」

しちゃってます。・・いや、細かいことを言えば違う部分が多いとしても・・です。

 2017年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュ(・・言っておきますが準村名ワインです。オート=コートでは有りません。) は、非常に健全に感じます。ヴィンテージのお陰でしょうか。瑞々しく、フレッシュながら新樽のお陰でしょうか、適度な酸化熟成が有り、とても良い出来です。少しだけ硬さも感じますが、これは若さゆえ仕方のない部分でしょう。

 2015年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュは、2017年ものに比較しますと・・ソックリでは有りますが、パレットの端の部分から「熟」が入って来ているのが判ります。ノーズも滑らかになり、皮革とか、落ち葉とかが感じられるようになって来ています。

 さりとて完熟までは到達しておらず、しかしながら飲み進めて行くとソフトになりつつ膨らみも増え、飲み終える頃にはちょうど良くなっていました。

 なので、あと2年ほどでだいぶ良い状況に仕上がるんじゃないかと思います。


 まぁ、余りに村名V.V.が美味しいので、予算に余裕があるようでしたらそちらを。無いようでしたらこちらのどちらかを飲んでみていただきたいと思います。

 どこか嘘っぽいと感じてしまうD.R.C.出身者のワインですが、引き寄せられてしまうこの味わいには、しっかりしたポテンシャルを持ち、しかもそこからの表情や風情を放出しているからだと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


2017 Côtes de Nuits-Villages Rouge Les Creoles
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ・ルージュ・レ・クレオール

14613
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ
ドメーヌ・クリュニー

■エージェント情報
 ブロション村内のリウ・ディ「レ・クレオール」に0.77ha。平均樹齢60年のVV。ステンレスタンクで発酵後、樽でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成(新樽率40%)。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,850 (外税) 
【ドメーヌ・クリュニーを少しだけ理解できたのはこの2種をテイスティングできたから・・です!素晴らしいジュヴレV.V.には及ばないものの、一般的にジュヴレ村名とそん色の無い出来栄えです!】
 ・・と、そんな訳ですから、D.R.C.風の味わいを期待してお求めになるのはお止めください。どこにもそんな姿は有りません・・(^^;;

 ただし、超クラシックで有りながら適度なソフトさを持ち、そこはかとなく、底の方から滲み出てくるかのような表情が素晴らしく、しかも長くワインに親しんでいる身にとっては、

「いや~・・こんなの久しぶりに飲んだよ~~!」

と、昔を思い出して懐かしくて涙がチョチョ切れるような感動をもたらしてくれるんですね。


 しかし、それにしては・・確かにパキパキに硬い訳でも無く・・いや、硬いと言えるものは無く、抜栓後からの開放度は非常にリニアなカーブを描き、気付けば、結構に開放してくれているんですね。大昔の硬いだけのブルゴーニュとは確かに違う部分も有ります。

 そして、この色・・。

「ん?・・間違って同じヴィンテージのボトルを開けたんじゃないの?」

と言われかねないほど、一緒ですよね。幾分2015年ものの色合いに「熟」が見えたとしても、そう突っ込みたくなっちゃいます。


 で、味わいは、村名ジュヴレV.V. を少しスタイリッシュにし、濃密さを少しだけ「ほんわか」と刺せた雰囲気です。なので、

「セラファンの村名に酷似」

しちゃってます。・・いや、細かいことを言えば違う部分が多いとしても・・です。

 2017年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュ(・・言っておきますが準村名ワインです。オート=コートでは有りません。) は、非常に健全に感じます。ヴィンテージのお陰でしょうか。瑞々しく、フレッシュながら新樽のお陰でしょうか、適度な酸化熟成が有り、とても良い出来です。少しだけ硬さも感じますが、これは若さゆえ仕方のない部分でしょう。

 2015年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュは、2017年ものに比較しますと・・ソックリでは有りますが、パレットの端の部分から「熟」が入って来ているのが判ります。ノーズも滑らかになり、皮革とか、落ち葉とかが感じられるようになって来ています。

 さりとて完熟までは到達しておらず、しかしながら飲み進めて行くとソフトになりつつ膨らみも増え、飲み終える頃にはちょうど良くなっていました。

 なので、あと2年ほどでだいぶ良い状況に仕上がるんじゃないかと思います。


 まぁ、余りに村名V.V.が美味しいので、予算に余裕があるようでしたらそちらを。無いようでしたらこちらのどちらかを飲んでみていただきたいと思います。

 どこか嘘っぽいと感じてしまうD.R.C.出身者のワインですが、引き寄せられてしまうこの味わいには、しっかりしたポテンシャルを持ち、しかもそこからの表情や風情を放出しているからだと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


2017 Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes
ジュヴレ=シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ

14614
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・クリュニー

■エージェント情報
 ブロション村内の3つの連なるリウ・ディ(「クレオ」「レ・クロワゼット」「アン・ヴォーヌ」)合計で0.4ha。平均樹齢80年(1924~1943年に植樹)の超VV。ステンレスタンクで発酵後、樽でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成(新樽率50%)
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥7,390 (外税) 
【これは激旨!抽出にこだわらず樽を少なくしたセラファンV.V.風!是非飲んでみてください!】
 これはめっちゃ美味しいです・・だけど、D.R.C.出身者どうのこうの・・と言われてしまうと・・ハッキリ言って、

「笑ってしまいます・・」

「・・どこがD.R.C.やねん!」

と上方の漫才師に変身してしまいますよ。


 でも、この美味しさは本物です。見事です。集中しています。おそらく樹齢が相当に高く、手の込んだ畑仕事をしていることが伺えます。それに加え2019年からは、知る人ぞ知る素晴らしい1級レ・シャンポーや、シャンボールのレ・シャルム、レ・ノワロもリリースする・・とおっしゃるので、

「そりゃぁ・・次の演芸会も・・見たいかも・・」

と思わされてしまうんですね。

 ハッキリ言って、イメージはセラファンの看板であると勝手に思っている村名V.V.と同一です。ただし、樽は半分、抽出はセラファンほど強く無い・・サラリと抽出していますので、それがまた心に沁みるんですよ。そこからの表情はとても深く、ついついグラスに手が伸びてしまいます。

 このグラスの色も、セラファンのイメージに酷似していませんか?・・トラペじゃこうはなりませんし。で、そこにこれからD.R.C.の遺伝子が入るんでしょう?・・

 だったら、少なくともこのワインは飲んでおかなければ、先行きで面白くないですよね?・・もう、ニコラ・フォールとかでは全く有り得ない・・非常にクラシカルな味わいです・・が、もしかしたらすぐに「最先端」になるかもしれないと言う・・訳の分からないジュヴレV.V.です。これはお勧めします。文句なく・・旨いです。

ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール

デュ・クロ・ド・タール

フランス Dimaine du Clos de Tart ブルゴーニュ
● 久し振りのクロ・ド・タールです。ご存知モレ=サン=ドニの孤高のモノポールです。1996年から醸造責任者を務めたシルヴァン・ピティオさん(写真)が引退、そしてドメーヌ・ド・ラルロのワイン人気を瞬間で沸騰させたジャック・ドヴォージュさんがクロ・ド・タールへ・・と言う、何と劇的な人事異動?でみなさんもご存じでしょう。

 ・・そうかといって、じゃぁクロ・ド・タールを飲んだことが有るのか?、どんなワインなのか?と聞かれたら、

「・・知ってるけど・・飲んだことが無い・・」

「黒土タール?・・それって・・ワイン?・・黒そうだね~・・」

のような返答が普通なのかもしれませんね。でも今ではコート・ドールを代表する素晴らしいグラン・クリュです。


 クロ・ド・タールは1141年に修道女によって設立されました。1791年にマレ・モンジュ家が買い取り、その後マコネに本拠地を置くモメサン家 に渡りました。コート・ド・ニュイのモレ・サン・ドニ村に位置する7.53ヘクタールの単一畑で今まで一度も分割された事がなく、一社が所有する ブルゴーニュのグラン・クリュでとしては最も大きい畑となります。

 土壌はかなり均一な粘土石灰質ですが、石灰質の違いによって6つのミクロ クリマに分け、それらを別々に収穫しています。平均樹齢は60年で古いものは100年を越えます。植え替えはマサール・セレクションによって 行い、自社の小さな育苗施設(ナーサリー)では厳選した台木を保管しています。

 1999年に新しい醸造設備を設置し、発酵槽、プレス、選果 台などを全てステンレス製のものに刷新しました。ミクロクリマ別に収穫・選果し、それぞれ別に仕込みます。除梗の有無はその年のブドウの 状態によって判断します。アルコール発酵後、新樽に移し10ヶ月熟成させます。その後地下のセラーでさらに樽熟、そして瓶詰め後、気温13 度、湿度75%に保たれた最も地下深いセラーにて保管されます。この完璧な環境の中でゆっくりと美しくワインが熟成します。

 18世紀以降、ブルゴーニュでは8月に収穫が始まった早熟なヴィンテージが6つあります。1719、1822、1893、2003、2007そして 2011。この10年以内で3度も発生しており、温暖化の影響は明らかです。2011年の気候条件は気まぐれで予測不能でした。春の日 照量は平均以上で、発芽や開花を早め、雨の多い夏であったにも関わらず、驚くほど早い収穫となりました。8月20日にはブルゴーニュの一部の畑で収穫が始まったほどです。8月末に暖かく乾燥した理想的な天候へと回復し、タンニンやアントシアニンを含むフェノールの成熟、糖と酸を含む生理学的成熟を待ってから収穫をすることに決めました。2011年はブドウ栽培者のヴィンテージで、勤勉で先見の明があり、正しいタイミングで正しい判断ができる事が成功の最大の秘訣となりました。

 2011年のクロ・ド・タールはチャーミングなワインで何世紀にも渡って私たちのワインの評価を高めてきた基本的な個性が全て表れています。これらの特徴を表現するとすれば、エレガント、芳醇、スレンダー、風味豊か、柔らかい、など女性らしさの特徴として挙げられる要素であると思います。


2015 Clos de Tart Grand Cru
クロ・ド・タール・グラン・クリュ

13702
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール

■エージェント情報
 テイスティング・コメント:畑の土壌や立地の良さのおかげで、シャンベルタンの強さとミュジニーのエレガンスの双方を備えています。樽熟成:17ヶ月。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥53,500 (外税) 
【リアルワインガイド第61号も 今飲んで 95点 ポテンシャル 98点 飲み頃予想 2022~2060!アドヴォケイトも 97~99Points 2020~2050 と弾けてます!!】
 ジャック・ドヴォージュさんがド・ラルロを去ったのは非常に残念でした。確かに前任者のオリヴィエ・ルリッシュさんもお上手な造り手さんでしたが、ジャック・ドヴォージュさんに代わった途端にワインが滑らかなテクスチュアになり、立体感を増したのには驚きました。今、ド・ラルロはその路線を踏襲しています。

 あっという間にド・ラルロを去ったドヴォージュさんでしたが、2014年の年末ギリギリまで義理堅くド・ラルロの仕事をしていたそうで、今回ご紹介の2015年もののクロ・ド・タールは、彼が関わった最初のヴィンテージと言うことになります。

 近年のクロ・ド・タールの評価は、2000年以降、「ブルゴーニュのグレートワイン」のひとつとして顕著になっています。

 例えばアドヴォケイトはいつの間にかクロ・ド・タールにご執心になっていまして・・あれほど貶していたんですけど・・、特に2010年以降は・・

2010 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 98 Points
2011 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 93 Points
2012 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 97 Points
2013 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 93 Points
2014 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 95~97 Points

と言う状況です。


 そして、ジャック・ドヴォージュさんがクロ・ド・タールに入った2015年、遂に今までの最高点を超え、

2015 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 97~99 Points

としたようです。


 リアルワインガイドも第53号から掲載し始め、

第53号 2013 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 今飲んで 92 ポテンシャル 96
第57号 2014 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 今飲んで 95 ポテンシャル 97
第61号 2015 Domaine du Clos de Tart Clos de Tart 今飲んで 95 ポテンシャル 98

と、毎年の様にポテンシャル点を上昇させています。


 やはりジャック・ドヴォージュさんが絡んだと思われる2014年ものからの評価が一段と高くなっており、彼の持つ感性がテイスターの心に響くものがあると感じさせます。


 しかし、それにつれて価格も上昇しており、2011年頃ですとまだ何とか2万円台も有ったかと思いますが、2014年ものからは正規品は5万円台が最安値と言えます。


 今回は何とか正規エージェントより仕入れられまして・・(ジェロボーム社)、品質も確保され、万全です。

 noisy も何とか飲みたいところですが、今は安易に開けるべきでは無いかな・・と自重しています。他に飲まなければならないアイテムが山ほど在りますんで・・ただしジャック・ドヴォージュさんのクロ・ド・タールには興味が有りますんで、是非とも飲んでみたいですね~。


 価格の方も頑張りました・・。勿論、追加は有りません。クロ・ド・タールにとっては2015年ものは世紀のヴィンテージと言われるかもしれませんよね。

 現在が最も安いと思います。是非ともご検討くださいませ。


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【孤高のグラン・クリュ・モノポール!正規代理店輸入品です!】

 クロ・ド・タールはモレの村の南、シャンボールの村との境に近い部分に有ります。・・何でそんな「まどろっこしい」言い方をするかと言うと、実は、

「モレの村に少しだけ入り込んだ形でグラン・クリュ・ボンヌ=マールがシャンボール村のとの境界を跨っているから」

なんですね。


 しかもそれに加え、北側にはあの「クロ・デ・ランブレイ」と接していますし、厳密に言えばモノ・ポール(単独所有)では無いランブレイとは違い、かなり昔から完全に「モノ・ポール」です。


 一時期は、

「グラン・クリュとしては軽い!薄い!」

と酷評された時期が有りました。畑のポテンシャルに寄りかかり、収量を多くしていたのが裏目に出ていたと思いますし、時代的にはPKさん流の濃密濃厚果実味が命、新樽を割合を多くすることが求められていました。

 noisy は、たまたまでは有りますが、そんな軽量級時代のクロ・ド・タールも飲んでいます。確かに今のワインに比較すると軽いんですが、複雑性に溢れ、エレガントでエロティック、旨いワインだったと思います。まだインターネット販売が珍しかった頃、「軽いのか、それともエレガントと言うべきなのか」と、クロ・ド・タールの評価をどう見るかで盛り上がったことも有りました。

 しかしながら1980年台末以降頃から持ち直し、今ではその頃の「軽い」クロ・ド・タールの記憶をお持ちの方も少なくなったんじゃないかと思います。

 でも・・安かったですよ・・1万はしなかったと思います。クロ・デ・ランブレイが6千円位、クロ・ド・タールは8~9千円位じゃなかったかな?ある意味とても良い時代でした。


 で、やはりブルゴーニュの単独所有畑とすると非常に大きい7.5ヘクタールを、造り手がどう料理するのか?・・と言うところにこのワインの真価が有るんですね。

 ブルゴーニュのグラン・クリュはほとんどが細分化されて所有されていますので、その小さな持ち分では、

「造り手の意識が入り込む隙が余り無い」

んです。


 勿論ですが、細かな部分でどうするのか・・と言ったことは出来ますし、グラン・クリュ・エシェゾーやクロ=ヴージョなどの比較大きな畑では、

「上部と下部の畑をブレンド」

もしくは、

「性格の違う畑同士をブレンド」

と言ったことが行われ、その格に相応しいと思われる仕上がりに持って行ったりしています。


 しかしながら結局は、持ち分の畑の中で、結果として造られた各キュヴェをどうブレンドするか?・・だけの作業に造り手の意識が入っていると感じるだけでしかないんですね。


 反対に言えば、例えば「ラ・ターシュ」はどうか?・・と言うことになります。こちらも比較的大きなモノ・ポールです。細かいことを言うとラ・ターシュとレ・ゴーディショでは有りますが、この6ヘクタールほどの畑の中でも、当然ながら部分部分でかなりな違いが出てくる訳ですね。

 そうなると、単に出来が良い・悪いだけでは無くて、

「この樽は赤い果実が多く出る」

「この樽はやや紫」

のようだとすると、どんな割合で、どのタイミングでブレンドするか、もしくは取り捨て選択するかなどから格下げしたり、単独で詰めたり出来る訳です。

 さらにそれが発展すると、

「この部分の畑からはとても良い葡萄が取れる」
「この部分は今一つだから・・」

などと言う意識になり、結果として植え替えに繋がったり、詰めずにバリックでネゴスに販売したり、単独で販売したり・・などと言うことに繋がります。


 脱線しますがあの「ラ・グランド・リュ」は、D.R.C.と交換した部分が有り、その畑のキュヴェが滅茶凄くて・・2014年はそれを発売するようです。もらえるかどうかは判りませんが、昨今のラマルシュの力量を考えると、それこそ「ラ・ターシュ顔負け」なワインに仕上がっている可能性も有りますよね。

 なので、大きな畑を単独所有していると言うことは、造り手の意識をワインに働かせることが出来るようになり、もしくはその割合が増えることにも繋がります。良くも悪くも・・です。単純には沢山造ろうと思えば優しいが薄いワインになりますし、少量にしようと思えばそのようにもなります。

 因みにピティオさんはクロ・ド・タールを内部的に6つの畑に分け、収穫もその区画ごとに分けていたそうですが、さてさて・・ジャック・ドヴォージュさんはどうするんでしょうか。でも今回のご紹介ワインにはドヴォージュさんの出る幕は無かった訳ですが・・。


 個人的にはクロ・ド・タールは、例えばお隣のクロ・デ・ランブレイのようなワイルドで奔放な味わいにはならないと思っています。どちらかと言えばボンヌ=マールに近いが、それよりももっと黒味が入り、非常に緻密で官能感が出やすく、しかも優しいしなやかさの有る味わいです。

 今回ご紹介のワインは

2003年 ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン 19/20、ワイン・スペクテイター 95Points
2011年 ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン 17/20、ティム・アトキン 97Points、タンザー 91Points
2012年 ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン 18/20、アドヴォケイト 97Points、タンザー 92-95Points


と、評価者により結構なムラが感じられますが、決して悪いものでは無いですね。昔なら平気で80点台が付いていたでしょう・・(^^;;

 今回ご紹介させていただく3ヴィンテージは、日本の正規エージェント(ジェロボームさん)の輸入です。コンディションも良く、評価も良いです。価格は昔と比べしっかり上昇していますが、先に述べたようにブルゴーニュでは珍しく、造り手の意識を感じさせてくれることが出来るはずのグランヴァンです。ブルゴーニュファンならやはり飲んでおくべきでしょう。是非ともご検討くださいませ。


N.V. Marc de Bourgogne Clos de Tart
マール・ド・ブルゴーニュ・クロ・ド・タール

2050
自然派
フルボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール

◆◆◆レアもの!
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥39,990 (外税) 
【余り見ないクロ・ド・タールのマール!以前のようなチープさは微塵も感じられない重量ボトルに入ってます!】
 滅茶重い重量瓶に入った、高級感満載のクロ・ド・タールのマールです。因みに左の写真は、大昔に販売させていただいた、とてもチープなボトルに入った、安物感満載の同じものです。確か、6千円代だったと思います。お客様にはすごく喜んでいただけた記憶が有ります。

 しかしながらその後はすぐに高くなっちゃいまして、

「2万円以上じゃ売れないよなぁ・・」

と言うことで正規などで見当たっても仕入れませんでした。勿論、ブローカーものも網を張っていたんですが、全く掛かりませんでした。


 今回はジェロボーム社さんの正規ものです。高いですね・・。まぁ、それでも国産の某ウイスキーでさえ、プレミア付きでえらい高値で販売されているようですから、それに比べれば、許容範囲なのかもしれません。でも15年ほど前は6千円がこうですからね。

 もし気になりましたらご検討くださいませ。多くは無い商品かと思います。

ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール

ド・ラ・プス・ドール

フランス Domaine de la Pousse d'Or ブルゴーニュ
● 久し振りのご紹介です。ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール・・・ヴォルネイやポマールの偉大な畑を守ったドメーヌです。

 noisy 的な記憶で正確では無いと思われますので申し訳ありませんがご紹介させていただきますと、1900年少し前からのフィロキセラの影響で青息吐息だったのは、ブルゴーニュの造り手を悩ませました。

 誰からも敬愛され、尊敬をされてきたドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティも当然、その大きな影響を受けました。それでも何とか植え替えをせずに頑張ってきましたが、第二次世界大戦後には、あのロマネ=コンティの葡萄の樹も実を付けなくなってしまったんですね。1945年から1951年だったか、その6~7年ほどは造られていないと思います。

 勿論ですが戦争の影響はもっと有った訳でして、デュヴォー=ブロシェ家を継いだヴィレーヌ家もドメーヌを会社組織にし、その頃、ネゴシアンとして力を持っていたルロワ家と手を組んだ訳です。

 そんな中、デュヴォー=ブロシェが所有していたヴォルネイの邸宅やヴォルネイ・クロ・ドーディニャックが売りに出され、散逸を避けるため、またヴォルネイの秀逸な畑を再編するために、このドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールが造られたんですね。

 ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールは、半分をジェラール・ポテルが、残り半分を投資家が権利所有し、1960年代に始まりました。まだドメーヌ元詰めが常識では無かった頃の話しです。

 また、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティのみは例外とされますが、

「畑の名前をドメーヌ名にする場合には、複数の畑を所有してはならない」

と言う決まりが有りますので、ジェラール・ポテルは、

「ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールのプス・ドール(Pousse d'Or)を変えずに畑の名前をブス・ドール(Bousse d'Or)に変更」

 したんですね・・。

 まぁ、これは随分と暴挙だと言われたものですが、この1級プス・ドールは、それまでも何度も名前が変わっておりまして、

「いや、元に戻しただけだよ」

と言うことで認められたようです。

 この一件は、ヴォーヌ=ロマネの偉大な畑以上にヴォルネイの畑が評価されていた歴史を垣間見せるものかと思います。


 で、そんなこんなでしたが、ジェラール・ポテルが亡くなった後、ドメーヌは競売にかけられ、売却されて現在に至ります。息子さんがあの「ニコラ・ポテル」ですので、皆さんも良くご存知かと思います。

 noisy も、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールが売却されてからの新しい醸造チームによるワインは追いかけておりませんでしたので、

「どうなんだろうなぁ・・」

と思っていたところ、かなりリーズナブルに出て来たので飲んだみた・・と言う訳です。非常に楽しいテイスティングでした。ドーディニャックも飲みたいところですが・・こちらは少ないので自重しています。


2011 Pommard 1er Cru les Jarollieres
ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ジャロリエール

13494
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ポマール
ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール

■エージェント情報
 名高いプルミエ・クリュのみ所有する、ヴォルネイの代表的なドメーヌ「ラ・プス・ドール」。このドメーヌの名を高めた当主、ジェラール・ポテル氏は非常に優れた醸造家として尊敬され、ドメーヌ・デュジャックの ジャック・セイス氏も、ブルゴーニュでワイン造りを学ぶ際に最初に薫陶を受けたのが、こちらのジェラール氏だったと言います。そしてジェラール氏の息子は、かのニコラ・ポテル氏なのです!
 ジェラール氏は1997年に亡くなられたそうですが、当時28歳だったニコラ氏はドメーヌを継がず自らのネゴシアンを設立、そしてラ・プス・ドールは元実業家のパトリック・ランダンジェ氏に引き継がれました。
こちらは、「獲物を求めて彷徨う亡霊」という意味を持つポマールの1級畑「レ・ジャロリエール」です。なんでも、この地には狼人間が出没したという伝説まであるそうで、少々おどろおどろしさを感じてしまうような区画ではありますが、その立地は、ヴォルネイのフルミエ上部とポマールの銘醸畑「レ・リュジアン・バ」の間という好条件に恵まれたもの。満足度は高いはずですよ!
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥7,580 (外税) 
【絹ごしのテクスチュアとパワフルさを併せ持つポマール・レ・ジャロリエール!と、一度は飲んでみたいヴォルネイ・クロ・ドーディニャック!!】
 あのD.R.C.が所有していたクロ・ドーディニャック・・・一度は飲んでみたいでしょ?・・

 まあ、これがですね・・ヴォルネイ1級の面白さと言える部分では有るんですが、今まで扱いがほとんど無かったので、ご紹介する機会が無かったんですね。なのでこの際、

「ど~ゆ~ことなの?」

と言うコアな部分をご紹介できればな・・と思っています。

 例えばヴォーヌ=ロマネのグラン・クリュなら、皆さんもほぼ頭の中で地図を再現出来ますよね。1級クラスもしっかり覚えていらっしゃるかもしれません。

 それにコート・ド・ニュイのグラン・クリュなら・・大方は理解している方も多いと思います。

「シャンベルタンと、クロ・ド・ベズはこんな風に違うと思うぞ!」

とか、猛者になってくると、

「エマニュエル・ルジェのエシェゾーは、ルシアン・ジャイエの持ち分が入る前と後では・・・風に違う」

などと、そのエシェゾーの細かなパーセルの話しになってくるかもしれません。


 ヴォルネイの1級だと中々そんな話しにはならないですよね。でも結構に・・面白いと思うんですよね。


 例えば、2015年のマルキ・ダンジェルヴィーユの1級クロ・デ・デュック。これ、滅茶凄かったですよね?・・飲まれた方はいらっしゃるでしょうか。荘厳さを隠せず、フィネスたっぷり、しかしヴォルネイらしい立ち振る舞いを忘れず・・いや、脳髄直結の凄いワインでした。

 でも、クロ・デ・デュックって・・・ヴォルネイのどこに有るんでしたっけ?・・普通、判らないですよね。知っている方はかなりマニアックです。そう、村の真ん中・・と言うか、村人たちの家の周りに有るんですよ。

 それでね・・「デュック」と名の付く畑は・・結構有るんですよ。これはご存知の方は多いかもしれませんが、全部は言えないでしょうし、また、それがどこに有るかはご存じないかと思うんですね。


 ピンクで囲んだ部分がクロ・デ・デュック、ダンジェルヴィーユさんの最高のワインです。近年の素晴らしさは仰天ものです。

 水色の部分はクロ・デュ・シャトー・デ・デュック、ミシェル・ラファルジュさんのワインですね。早くから自然派的なアプローチをしていました。何度かご紹介させていただきましたが、noisy 的には「?」な部分が有り、余り購入していません。

 紫色の部分はクロ・ド・ラ・カーヴ・デ・デュックですね。近年はバンジャマン・ルルーがリリースしています。

 このデュックと言うのは「公爵」と言う意味ですんで、「ブルゴーニュ公の畑」と言うことですね。西暦1200年頃にヴォルネイの畑は開墾整備されたようです。

 これからどんどん良いワインに仕上がってくると、この「デュック比べ」も面白いと思うんですよね。今はまだ、

「造り手の個性」

がテロワールの個性を上回っているようにも感じますが、高いレベルでの競い合いは飲み手にとって非常な楽しみになると思います。


 で、ようやく本題です。オレンジ色で囲われた部分が「クロ・ドーディニャック」です。デュヴォー=ブロシェ家の所有だったと言われています。因みに紫で囲まれた「クロ・ド・ラ・カーヴ・デ・デュック」に接した右下の広い部分が因縁の「ラ・ブスドール」です。

 クロ・ドーディニャックの南側はあの「タイユ・ピエ」で、その下(東)が「シャンパン」です。ダンジェルヴィーユの2015年のシャンパンは、クロ・デ・デュックに負けず劣らずの素晴らしいワインで、その美味しさを皆さんに伝えたはずだったんですが、当初は何故か売れ残りまして・・

「ん~・・信用されてないなぁ・・」

と肩を落としたものです。


 もしDRCがこの「クロ・ドーディニャック」を処分していなければ・・昨今はボーヌの秀逸な畑をアチコチ物色しているようですんで、「3つのデュック」「クロ・ドーディニャック」「ラ・ブスドール」辺りはもっと洗練され、グラン・クリュ申請をされているような時代になってたかもしれませんね。何せ、

「DRCはコルトン=シャルルマーニュを2019年よりリリース!」

が話題になってるくらいですからね。あの買収されたボノー・デュ・マルトレイから畑を借り受けてリリースするそうです。一体幾らになるのやらと・・そればかりが気になってしまいます。

 と言う訳で、noisy が飲みたい「クロ・ドーディニャック」は、ひとまずお預けでご紹介だけ致します。


 で、ある程度・・と言っても12本だけですが購入できた2011年のポマール1級、レ・ジャロリエールをご紹介します。


 いや~・・美しいですね~・・何とも感動的な色合いです。深遠さと明るさが見て取れる美しい色合いです。

 これがまた非常に判りやすい味わいでして、シャンボールと・・・皆さんがポマールだと認識しやすい味わいのポマールを足して割ったような明るい味わいです。

 香りは濃密で緻密です。土っぽいのが野暮な感じに出てくるものでは有りません。ドライだけど膨らみの有る赤いチェリーが魅力的です。テクスチュアはシャンボール的な滑らかさを持つ絹ごしのもので、そこから「パワフルさ」が時折顔を見せます。

 粘土と石灰の見事なバランス・・と言えるでしょうか。今飲んでも美味いです。勿論これから10年以上の長きにわたって味わいを磨いてゆくと感じられます。

 ここは「レ・リュジアン・バ」の南に接する畑で、深く厚いリュジアンの旨さが感じられます。

 あ、前回ご紹介させていただいた、フォンテーヌ=ガニャールのレ・リュジアンとは、方向性が全く違います。こちらはしっかりとした「肉」の有る味わいです。フォンテーヌ=ガニャールは激エレガンスです。滅茶苦茶旨いのに余りに売れないのでちょっと呆れてますが・・。すでに有名になった銘柄ばかり追いかけていると美味しいものを見逃します。


 で、そもそも・・何でプスドールを今さら・・と思われていらっしゃるかもしれませんが、やはり昔の価格を知っていると中々ね・・手を出せないんですよ。今は、このレ・ジャロリエールもこんなプライスでは無いはずです。

 それに、2015年のダンジェルヴィーユの旨さに魅かれたのも有ります。それに加え、

「ニコラ・ポテル放浪後のプス・ドールはどうなっているのか?」

と言う興味も有ったんですね。


 ドメーヌ売却後も万全なのが確認できて良かったです。あのルネ・アンジェルは売却後、何だかボルドーワインみたいになってしまいましてガッカリです。そうならなくて良かった!是非飲んでみてください。お勧めします!