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ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

フランス Domaine Denis Berthaut et Berthaut-Gerbet ブルゴーニュ
● お待ちかね、日本のワインファンの多くも注目している話題の「ドメーヌ・ベルトー=ジェルベ」の2018年ものが入荷しました。

 ドメーヌ・ドニ・ベルトーを継ぎ、ドメーヌ・フランソワ・ジェルベからヴォーヌ=ロマネを中心とする稀有な畑を継承し、かつまた、ジャン=ルイ・シャーヴ、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティ、プリューレ=ロックで研鑽を積み、自身の畑を開き目まぐるしい活躍をしている夫、ニコラ・フォールを栽培長に迎えたアメリー・ベルトーです。

 また、2017年もの以前までは海外メディアもさして注目していなかったようですが、その所有している畑が多彩であることや、元々の親父さんの「ベルトー」と母方の「ジェルベ」を継いだことも有ってか、2018年ものはメディアで今まで以上にテイスティングされ、評点が出てくるようになってきました。

 結果として、昨年の2017年ものクロ=ヴージョは皆さん、思いっきり「スルー」でしたが、2018年ものクロ=ヴージョは何と、ジャスパー・モリス氏96ポイント、スティーン・オーマン氏95ポイント、ニール・マーティン氏94ポイントと、グレートワインの仲間入りを果たしています。

 まぁ・・昨年の2017年ものクロ=ヴージョは即完売かと思いきや、全く売れませんでしたので・・悔しいので、

「他のアイテムは飛ばしてでも2018年ものは絶対飲んでやろう!」

と思ってたんですね。まぁ、飲んでから海外メディアの評点を調べたので後の祭り・・(^^;; 超美味しかったので良いんですが、他のアイテムで飲めない分が増えてしまったのが残念です。


 2018年のアメリー・ベルトーの各アイテムを飲んで、ようやっと彼女のワインに対するアプローチの仕方を理解出来たと思っています。

 2018年ものは、相当に素晴らしいです。文句の出ない見事な味わいです。絶対に購入すべきだとお勧めしたいと思います!

 ですが、

「ベルトー=ジェルベのワインは超エレガント系!女性っぽい味わい・・そこが魅力!」

と思われているなら・・それが好きで、そうでなければいらない・・と思っている方は、誠に残念ながら「ボツ」です。・・・申し訳ありません。


 ですが、時にアンリ・ジャイエを、時にフィサンやジュヴレなのにシャンボールのニュアンスをも感じさせてくれる、中域のしっかりしたボリューム有る味わいは大好き・・と言うのでしたら、モノの見事にはまります。

 もう、クロ=ヴージョなんて・・いや、フィサンじゃ在りませんが、これ以上のクロ=ヴージョを見つけるのは相当難しい・・と思えるほどに素晴らしく、しかもシルキーなタッチで赤い果実が見事な・・それでいてクロ=ヴージョらしい大きさと、ココア的な黒っぽさ、茶色っぽさを高質に感じさせてくれちゃってます。

 細かい部分は各コラムに書かせていただきますが、アメリー・ベルトーさんのワインは、結局のところ・・

「ヴィンテージの背景と畑の風景、葡萄の出来・不出来に関わらず、ベストな状態へ導くワインで有る」

と言うことなのだと実感しています。

 だから結局はそれこそが「テロワールの表現」に繋がっている訳です。だから、2013年の彼女のワインは「非常に淡く」、2016年のワインは「混迷感も同時に伝え」、2017年のワインは「凄いものとまぁまぁのものが混在し」、2018年ものの熟度の高い健康な葡萄を得たヴィンテージは「剛健で全方位にベクトルが出た見事な味わい」になったと言えます。

 このリーズナブルで滅茶苦茶素晴らしいA.C.ブルを飲んでみて下さい。フィサンの畑ですが、まるで「ジュヴレとシャンボールのブレンド」のようです。フィサンの村名を飲んでみて下さい。その素晴らしいA.C.ブルをさらに高質に、さらに真ん丸に、さらに赤く高級エステルの見事なアロマとミネラリティ由来の質感が伝わって来ます。

 村名に過ぎないフィサン・アン・コンブ・ロワは、どこかジャイエ同様のミルランダージュのような・・・花ぶるいに掛ったかのようなパラパラと実が付いた小さな粒が連想できるような仕上がりですよ。そこに赤い果実が来て、時間を置いて黒い果実が隙間を埋めて行く・・

 でも、A.C.ブルで満足出来てしまうと思いますし、でも、是非素晴らしい仕上がりのフィサン村名も飲んでいただきたい・・この2品で、きっと2018年もののアメリー・ベルトーを理解できると思いますし、以前からベルトーのワインを続けて飲まれていらっしゃるお客様でしたら、アメリー・ベルトーと言う人がどんな意識で造っているのか・・みたいなものも頭の中や感覚に構成されてくると思います。

 素晴らしい仕上がりになった2018年ものです。是非飲んでみて下さい!超お勧めです!



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ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー…人気のアペラシオンは必ずキラ星のような造り手を擁しています。
傑出した造り手を持たないがゆえに、やや知名度に乏しかったフィサン村にアペラシオンを牽引するスターが誕生しました。
ドメーヌ・ベルトーはマルサネ村とジュヴレ・シャンベルタン村に挟まれたフィサン村を本拠地に7世代続くドメーヌです。
その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。
2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。
母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ(Berthaut-Gerbet)名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。
今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。生産するワインの90%は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。

栽培:ブドウは、ビオロジックの考えに基づいた理性的な方法で栽培します。
テロワールを尊重した安定した土壌のもとで栽培されています。
殺虫剤の使用は制限を設け、土には、化学薬品を使っていません。除葉、グリーンハーヴェストによりブドウの成熟が最適になるように風通しを良くしています。

醸造:厳しい選果の後、最小限の手数でコンクリートタンクで発酵させます。
約5日間の低温マセラシオン。天然酵母で発酵。
1日2回のルモンタージュ、発酵の最終段階でピジャージュして優しく抽出。
約5日間のポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)
ほぼ全てのワインは1.500~3.000リットルの大樽(フードル)でマロラクティック発酵。春に樽に移します。
新樽はほとんど使用せず、最大で24か月と比較的長い熟成期間を要します。

【メディア情報】

 アメリーは私が訪れた昨年7月以降、いくつかの変更を決断しました。
『2015年は私の祖母から新しい畑、シャンボール1級、クロ・ド・ヴージョ、そしてヴォーヌのスショを引き継ぎました。それに伴ってこの2015年から私たちのワインは祖父母の名前を残したベルトー=ジェルベ名義へと変更することにしました。』
2015年について
『とても素晴らしい経験になりました。収穫は長期にわたり、9月7日に始まり、10月21日に終えました。
最後の収穫となったブルゴーニュ オート=コート・ド・ニュイは雨が降り終わるのを待ちました。この年は雨の後のブドウの方がより良かったかもしれません。フィサンのレ・クレイは収穫を雨の前と後の二回に分けました。これがどのような違いとなるかとても楽しみにしています。
これらの赤ちゃんのようなワイン達は、早い段階から高い糖度だったにも関わらず、バランスが優れています。リンゴ酸が低いですが、バランスの良さが崩れることがありません。
私たちはルモンタージュやいくつかの全房発酵の比率を減らし、過剰な抽出を避けました。
残念ながら2015年は収穫量がとても少なく、畑によっては50%も収穫を減らしてしまいました。しかし、不幸中の幸いとして、葡萄は極めて健全だったために選果の必要がほとんどなかったのです。私たちは新しい選果台を準備していましたが、いらぬ心配でした。』
(ビル・ナンソン著Burgundy Report EXTRA! 2015-11より翻訳・加筆:オルヴォー村岡)

 読者の皆様は、かつて私が著書の中で“ドメーヌ・ベルトーはフィサンのジャック・フレデリック・ミュニュエである”と熱烈に賛辞を贈ったことをご記憶いただいているだろう。牧歌的なエチケットのイメージとは程遠い、豪快で大胆な本質を持っている。このドメーヌは驚くようなスピードで変化しているのです。
 ドゥニ・ベルトーの娘であるアメリが彼のドメーヌに加わった。ドゥニが畑を耕すため、伝統にのっとり、アメリに彼のトラクターを使用することを薦めたが、彼女はこれを拒否しました。アメリは自信の持つ自由な発想の元、蔵でワイン造りをすることを決めたのです。
 一方でドゥニの妻は、ヴォーニュ・ロマネにドメーヌを持つジェルベ姉妹の一人である。経営と醸造とで担当を分けていたが、両者とも引退し、現在はアメリと、彼女の2人の従妹がその後を引き継ぐことになった。
 現在、アメリはHautes Côtes de Nuits に1.5ヘクタール、ヴォーニュ・ロマネに1ヘクタールの畑を所有している。ヴォーニュ・ロマネの区画の中には、Vosne Romanée Petits Montsと、エシェゾーも1バレル(=1樽分)が含まれている。
 私はアメリに、2013年の雹がどのくらいドメーヌに影響を及ぼしたのか聞いた。彼女は、「フィサンは収穫量の約25%を失ったわ。でもCôte de Beauneの被害に比べれば大した被害ではなかったもの。」
(ビル・ナンソン著Burgundy Report EXTRA! 2014-7より翻訳・抜粋)

ブルゴーニュの未来を担う10人のライジング・スター
ドメーヌ ドゥニ・ベルトーとして理解している読者もいるかと思います。2015年よりアメリー・ベルトーは父方のフィサンに加え、ヴォーヌ・ロマネの母方の畑もすべて継承することになりました。7代目ヴィニュロンとなるアメリーはボルドーやナパ・ヴァレーで研鑽を積み、堅牢なアペラシオンとして認知されていたフィサンに、寛容な柔らかさをもたらしたのです。例えば彼女の区画名入り村名となるフィサン レ・クロは冷涼感がありながらも新鮮な果実味がたっぷりとあります。(ヴォーヌ・ロマネには陰影があり、湿った土を思わせる一面もあり、このアペラシオンとして十分な表現を備えています。)
(PUNCH June 8.2016 Jon Bonné著 より 翻訳・加筆オルヴォー村岡)

Berthaut-Gerbet

ベルトー・ジェルベ 2016

 アメリーちゃんがひと皮むけた。進化した。次のステージに上がった。15年以上前に比べ明らかに中身がより詰まり、コア感が大充実してきた。スタイルもエレガンスと力を融合させた、とても魅力的なもの。毎日全力で畑仕事に取り組んでいる彼女は、RWGが訪問する時いつも決まってグッタリしている。畑仕事を抜け出しで対応してくれるのだ。申し訳ない気持ちで一杯になる(なのでRWGは、「いつも畑に全力!」という人が対応してくれる場合はアポイントをその日の最後か早朝に取る)。当日も18時のアポだったが、日の長い6月なので彼女は試飲後に畑に戻るのだ。

 その努力が年々確実に実を結んでいる。そして、16年に素晴らしいワインを造り上げた。ベルトー・ジェルベは現在畑を17haも持ち、20キュヴェも造っている。彼女が満足する畑仕事に対してスタッフは足りない。本当に大変な思いをしながらワインを造っているが、ボトルの中にその頑張りと情熱が美味しさとともに詰まっている。17年からはあのニコラ・フォールが栽培長として加わった。これからもどんどん進化していくだろう。アメリー曰く、

「生産量はドメーヌ全体で5割減。所有している区画が広範囲に渡っていることが幸いして半減ですんだ。果実がよく完熟していたのでいつもより全房発酵を多くでき、糖度、酸のバランスも申し分なし。凝縮感は15年よりやや欠けるものの、典型的なピノ・ノワールらしいワインとなった。出来上がったものに満足しているけれど精神的には辛く、まるで悪夢のようだった。作れなかったキュヴェはジュヴレ・1er・カズティエとジュヴレ・クロ・デ・シェゾー(8割減だったのでジュヴレ村名に入れた)。1er・ラヴォー・サン・ジャックは200本のみ、フィサン・1erザルヴレも壊滅的」。
リアルワインガイド63号より抜粋

 リアルワインガイド63号の掲載は例年以上に反響がありました。点数の高さよりも、造り手の姿勢にフォーカスして書いていただいたことがとても嬉しかったです。(どうしても美人ヴィニュロン的な記事ばかりで本質的なことを語られにくい)

 2013年、代替わりした際の衝撃的なデビュー。>当初来日したアメリーと都内のアポイントすら、ひと苦労だったことを思い出します。決して前評判の高い年では無かった2013年は、酒販店様のお力添えもあり舌の肥えたブルゴーニュ愛好家の方々からも有難い反響をいただきました。

 その後、国内外含めたメディアの高い評価もあり、露出が高まるにつれ、都合の良い時代のスター的な存在として語られてしまい名前が売れる代償として、彼女のヴィニュロンとしての才能と成長を丁寧に掬い取って伝えることが難しくなってきておりました。輸入元としての自戒を伴うジレンマを吹き飛ばしてくれる良い記事だったと思います。RWG誌でも掲載されていますが2017年からは、彼氏であるニコラ・フォール氏が栽培担当として参画しています。

 ニコラ・フォール氏の経歴についてはここでは触れませんが、彼女からも、ニコラ氏の才能の高さは聞いていましたので、更なる成長は間違いありません。ヴィンテージの個性を越えて、年々、造り手の成長を一緒に追って行けるのは輸入元冥利に尽きます。来日時、その愛らしいルックスを褒められても、全く関係ないと言わんばかりにニコリともせずワインの話を続けるアメリーの顔を思い出しました。


2019 Fixin Blanc les Champs des Charmes
フィサン・ブラン・シャン・デ・シャルム

16176
自然派
白 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ
お一人様1本限定

◆◆今回、2年目のリリースです!!!お一人様1本限定でお願いします。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,650 (外税) 
【2018年ものの見事な出来に、ナチュラルさをさらに盛った複雑精緻な味わいでした!超お勧めです!】
 構成的にはボーヌのシャルドネとは・・全く違うような感触です。どちらかと言うと、

「緑のグラデュエーションが美しい!」

と言いたくなります。

 白ワインの表現では、白や黄色のフルーツ、そして青っぽいフルーツ・・みたいな感じですね。

 で、こちらのシャン・デ・シャルムは、珪藻土っぽい・・そんな色合いもしっかり感じられますし、「スイカ」とか、「メロン」とかも感じるんですよ。なので、勿論果実のニュアンスも複雑なんですが、ミネラリティの構成がかなり・・複雑なんじゃ無いか?と思うんですね。

 それでいて、非常にナチュラルな仕上がりをしていると感じますので、そちらの複雑さも有り、複雑さ X 複雑さ X 複雑さ になりまして・・

「・・只者では無い感じ」

が凄いんですね。むしろ、もっと綺麗に・・と言うか、もっと「のっぺら」とさせると、ボーヌの方にも似たようなニュアンスの畑は有るかと思います。

 この、「緑系の色合い」は、この近接で撮った写真にも見えるでしょう?・・相当美味しいです!・・が数が無いです。お早めにご検討くださいませ!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【これは本当に独特!・・ブルゴーニュの歴史の中で埋もれて来た「裏の部分」も感じます。滅茶複雑で素晴らしいです!】

 ブルゴーニュワインは良いワインを造るため、領主が「ガメ禁止令」のように多産種を捨て、黒葡萄ならピノ・ノワール、白葡萄ならシャルドネへと植え替えさせた歴史が有ります。今のように大自然の驚異に対応できるようなスキルも無く、技術も無かった訳ですから、薄くて平板な味わいになってしまう多産種は嫌われた訳ですね。

 ですが、それはお金持ちや領主の側から見た景色です。小作民は・・そんなの関係ね~・・です。沢山採れて、沢山ワインが出来て、自分たちも飲めるのが良かった訳ですね。

 なので、ガメを抜いてピノ・ノワールへ・・、アリゴテを抜いてシャルドネへ・・と言う流れは有ったものの、それなりにはアチコチに残ったようです。

 まぁ、良く観察すれば判るのかもしれないですが、古木のアリゴテと若木のシャルドネ・・判断するのは難しいんじゃないでしょうか。同じ葡萄ですから・・。

 それに加え、葡萄はどんどん変化していってしまいます。土地の要素によっても、種が対応して生きやすいようになるのかもしれませんし、突然変異で生まれた葡萄は沢山有りますよね。ピノ・グージュもそうですしね・・。

 このワインを飲むと、そんなことの裏付けのような気がします。A.O.C.では認められていないにも関わらず、造っている者さえそれを認識していないかもしれず、単に「シャルドネ100%」と言ってしまうには、

「・・ん~~・・違うんじゃ・・ないかなぁ・・」

と思わせてくれる白ワインなんですね。


 非常に濃密です。そして緊張感も有ります。非常に複雑です。縦に伸びる幾重にも絡まった細い弦のような、頑丈な味わいも有りますが、非常に繊細な味わいもそこに絡まって来ます。

 ファーストリリースの2017年ものも、やはり同様な印象だったことを思い出しますと、やはりこれは・・単なるシャルドネでは無いと感じます。そして、緑を幾層にも塗り込んだような味わい深さ・・独特でとても印象的です。

 こんなワイン・・次世代に是非、繋げて行って欲しいと思います。四半世紀前までは、時折出くわした味わいですが、ここまで洗練されていたかどうか・・残念ながら記憶の底に沈んでいて引き上げられません。是非飲んでみて下さい。忘れられない味わいです。


 以下は以前のレヴューです。
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【初リリース!見事に超複雑な構成と味わい!飲んだら・・惚れちゃいます!】

 全く何の情報も無いんです。でも数は無い・・エージェントさんの担当のM君も、

「・・裏で売ってくださいよ~・・」

と言い出す始末だし・・。


「じゃぁ・・飲むしかないか・・」

となってしまうんですね。


 でも、無理して開けて良かったですよ。滅茶複雑で深淵・・心に響く深い味わいをしていました。


 今は何故かブルゴーニュ白も「シャルドネ一色」になりつつ有ります。シャルドネのような、ある意味全くクセを持たず、テロワールに染められやすい性格が受けるのも判りますが、

「昔はブルゴーニュのアチコチに白葡萄が植わっていて、それぞれに個性的な味わいを生み出していた」

ものです。


 デュジャックしかり、ポンソしかり・・コルシャルもアリゴテまで有りましたし・・。

 いや、だから・・このフィサンの南端、ジュヴレに近い方に有る村名畑のシャン・デ・シャルム がシャルドネじゃぁ無い・・などと言っている訳では有りません。

「・・混ざってるんじゃない?」

と。


 なんせ、非常に複雑です。バランスも取れています。ファーストノーズには新樽系のほんのりトースティなアロマが混ざりますが、味わいは決して新樽に負けていません。非常にバランスが良いです。

 肉厚で、中域もしっかり有ります。ここはシャルドネ的です。中高域から高域にかけてがシャルドネとちょっと違う感じがします。もっと肉厚で複雑なんです。シャルドネの高域はどこか、一筆書きのように感じるんですが、こちらは細い筆で何度もなぞったような表情で、滅茶複雑なんですよ。

 そこから熟しているのか若いのか・・それを合わせたものなのか、果実のニュアンスがバッチリ有ります。超高域は繊細ですが高域は結構にズ太い感じ・・です。

 これは凄い旨いな~・・!・・と思うんですが、比較する対象が見当たらない・・(^^;; 困った・・テクニカルも何にも無い・・ので、あとは皆さんに丸投げしてしまおうと言う魂胆です。

 なぜか写真は照度が不足しておりまして・・ちょっと暗いんですが、下手に直すとリアリティが無くなるので弄ってません。美しい緑が見える感じがするでしょう?濃密ですよ・・甘く無いのに旨味はすごく載っています。それに、

「ちょっと黒葡萄的な味わいが・・」

するんですが、色合いには出てこないんですね・・グリか~?・・などど、飲み手の脳をグラグラ掴んで離さない白ワインでした。・・いや、もっともそんな疲れる飲み方などしたくないぞ・・と言うお方にも、必ずや受け入れられる味わいなんですけどね。是非ご検討くださいませ。余りに無いのでお一人様1本限定でお願いいたします。



2019 Bourgogne les Prielles Rouge
ブルゴーニュ・レ・プリエール・ルージュ

16166
自然派
赤 フルボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール
畑・土壌:1ha 石灰岩、泥灰土。AOCフィサンの境界線に位置する
樹齢:1980年に植樹
醸造:4日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)5日間。
熟成:木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,090 (外税) 
【2019年のベルトー=ジェルヴェのキーワードは、「ナチュラル」と「ピュア」!・・でこのレ・プリエールは「ナチュラル」です!】
 noisy もまた、完全にはアメリーが何を思いつつワインを生んでいるのかを掴んでいなかったと思いますが、数年に渡り飲み続けて来て、ようやっと判った気がします。

 つまり、母親系のナチュラルな味わいと、父親譲りのピュアな味わいの・・

「二本立てになっている!」

と言うことなんですね。

 まぁ、いずれそれらは融合して行くのかもしれませんが、少なくとも現時点では、彼女のワインの味わいには、ザックリ分けますと二本立てです。

 2019年のレ・プリエールはナチュラルさが勝った仕上がりです。そしてオート=コートは反対でして、非常にピュアなんですね。なので、このレ・プリエールは母親譲り?・・と言うか、旦那さんのニコラ・フォール風な味わいを自然派的にもう少し攻めたような感じです。

 ですので、noisy的にはとてもナチュラルな風味に感じられます。柔らかでふんわりとしていて軽やかでSo2は多く無く、心地良い中域の膨らみが有り、軽やかな余韻の感じが有ります。

 そもそも・・連続でこのレ・プリエールとオート=コートをテイスティングしていますので、noisy的には・・

「えっ?・・」

と一瞬固まってしまうほど・・違うニュアンスを受けました。

 お客様がそこまで違いを感じるかは判りませんが、少なくともこのレ・プリエールは自然派系だと分別できると思うんですね・・まぁ、オート=コートも自然派系だとは感じるかとは思いますが・・。

 ソフトでしなやかで軽やか、エレガントな一面をしっかり見せてくれるA.C.ブルでした。このところのユーロ高円安がかなり響いていますし、蔵出しの価格も上がっているのでしょう。少し価格が上がってしまいましたが、来年度は為替が安定することを祈って、Noisy wine で少しですが値上げ分を吸収しています。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【ついに到達点に到達!?・・ブルゴーニュの品質でのトップ生産者へ仲間入りした2018年のプリエールは、価格も安いがまるでジュヴレとシャンボールをセパージュしたかのような素晴らしい仕上がりです!】

 いや~・・この2018年のレ・プリエールを飲んで・・安心しました・・。

「良かった・・これで2018年ものもしっかり販売できる!」

と確信しました。ベルトーのテイスティングがもし納得いかずに販売出来なかったら、かなりの痛手になりますから。

 でもそれと同時に、一つのことを決心しました。

「やはり相当なアイテムは開けないとベルトーを理解したことにはならないなぁ・・」

 そうなんですね。ベルトーの北の畑分は、以前からも・・そして最近までもそこそこ飲んではいたんですが、南のジェルベ分は、良いところヴォーヌ=ロマネ位で終わってしまっていたんです。何しろ数が無いので・・なので、クロ=ヴージョを開ける決心もした訳です。


 さらには、このレ・プリエールの完成度の高さと質感の高さ・・・そして、余りにも違う2013年ものとの隔たりを、どのように理解するか・・と言うことが有った訳です。

 まるで上質なフィサン村名を思わせるような、柔らかで優しい、鈍重にならないジュヴレ=シャンベルタンと、高級エステル香とも呼ぶべき、香水的なシャンボール特有のアロマと、ベルベッティな・・シルキーな舌触りが混在していた訳です。

 そして、決して濃くは無いんですが、2013年の、あの超淡~いレ・プリエールとは、全く異なる感覚・・しっかり重量感が有り、しかし余分だと思える出っ張りがなく、しかも主張しすぎていない・・んですね。

「これ、まさにフィサンのテロワールの最高の姿なんじゃないか?」

と思った時、

「村名フィサンを飲んで結論を出そう・・」

そのように思いました。


 ふんわりと柔らかく、少し温暖で、ドライで、全く甘く無く、鈍重では無く、軽やかでは無いです。しかしキリリとしていて熟れすぎたところが無く、重さはしっかり有り、高域、超高域にまで伸びて行く見事な帯域を持った素晴らしいアロマが有ります。

 2千円代で販売出来る訳ですから・・もうビックリですが、世界から認められだしたのは間違い無いので、将来はどうなってしまうのか、そちらが心配です。

「ベルトーのブルゴーニュって、昔は2千円代だったよね・・」

と懐かし気に言われる時が、もうそこに来ているのかもしれません。

 マリアージュも相当に楽だと思いますよ・・変な小手先の技術は使っていないはずです。全房系であることは間違い無く、味わいの幅は相当に広いです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶充実!・・軽くてただ飲みやすいACブルではありません。(フィサン+ジュヴレ)÷ 2 ≒ レ・プリエール にエレガンスと魂を足した感じ?香りを多く含んだエキスそのものです。】

 言っちゃいましょう・・ACブルクラスの仕上がりは確実に超えてます。すごく充実した味わいで、構造・骨格から肉まで万全です。それに、

「なんと・・値下げ!」

ですよ。このご時世に値下げって・・有り得ないですよね。実はワイン屋としますと、値下げは量がさらに入って、かつ、売れないと同じだけ稼げないので・・厳しいんですよ。同じ値段で長くやっていただけるとありがたいんですけどね。


 ただし、昨年の2016年ものまでの入荷時期よりも・・

「3カ月以上早い」

 訳ですから、これ以降は、

「仕上がり状態は2016年ものよりもやや遅れている」

と考えるべきなのを念頭しておいていただけましたら幸いです。noisy 的には同じように比較するために単に現況報告では無く、昨年の2016年ものの入荷時期、2018年10月後半の味わいを基本に、2017年ものを合わせに行ってお話ししている面も有ります。

 2017年ものは村名格並みとご理解ください。色合いも・・是非ご覧ください。

「ま~・・毎年、良くもこんなに違うもんだ・・」

と思われませんか?全然違いますよね。


 2017年ものは「大充実!」です。大きさもたっぷり、果実も非常に香り高くたっぷり、ドライでピュアでナチュラルです。ニコラ・フォール栽培長が頑張ったのでしょうか・・葡萄そのものの「たくましさ」が凄いんですね。

 2016年ものの明るく淡い色合い由来の表情は、2017年ものには無い・・のではなく、奥に引っ込んだ状態なんです。あるんですよ・・でも今は表に出てきてない。今は葡萄の持つポテンシャル的な味わいが支配的に感じられますが、それでもとても美味しいです。

 2~3カ月しますと、隠れている明るい果実の味わいと、今現状で見えている赤紫の力強くやや暗い味わいのマッチングがなされてきて、このワインをさらにバランスの良いものにしてくれるでしょう。

 色合いは・・その2~3カ月後には、もっと透明感が出てくると思いますよ。その頃からが飲み頃では有りますが、今飲んでも充分納得していただけるでしょう。勿論、夏の暑い時期、体力を消耗している時には、ワインに負けちゃうかもしれませんね。是非飲んでみてください。超お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2013年ブルゴーニュ・レ・プリエールの、あの色淡くもエキスバッチリ、ふっくら丸い味わいが復活!?】

 いや~・・良いですね~・・優しくてしなやかな肌、旨味もたっぷり有るのにキツさの無い、溶け込んで行くような・・・初登場でブルゴーニュワインファンを虜にしてしまった、とてもリーズナブルで素晴らしい2013年のレ・プリエールを思い出しちゃいました!

 そして・・普段は余りやらないFacebookで、写真をアップして呟いちゃいました!やはり反応、しっかり有りましたよ。

 何せピュアです。そしてナチュラルですが、危険性を全く感じない、ノン・アヴァンギャルド系です。

 そして・・やはり、ニコラ・フォールの存在を感じてしまいました。だって・・

「ソックリなんです・・ニコラのニュイ=サン=ジョルジュ系の味わいに・・」

 他のコラムでも書きましたが、敢えて言うならややソフトなフーリエです。このACブルでは有りませんが、

「アルマン・ルソーを思い浮かべてしまった」

と言うメディアの評価者もいらっしゃいました。・・・まぁ、判らなくもないですね。


 やはり、以前以上に・・全房発酵の割合を増やしている・・と言うよりも、全て全房発酵にしたいが、出来ないシュチュエーションも有るし、スターターも使用しているのでしょうから、「セミMC」と言うことになるのでしょう。

 noisy がテイスティングしたキュヴェについては、ジュヴレ=シャンベルタンのみ、そのニュアンスが薄く、それ以外は全房発酵系の影を持っていました。

 ちょうど、素晴らしい「昆布巻き」をいただきまして・・いや、

「ピノ・ノワールとは・・合わないでしょ・・」

と思われるかもしれませんが、ワインもピュア、昆布巻きも絶品・・しかも海藻類の匂いと全くバッティングせず、中の「身欠きにしん」とも良い相性だったんですね・・。非常に美味しくいただきました。

 この辺りはやはり全房発酵の良さですよね。ピュアだし香りのスピードも速いしふっくらしているし・・。勿論熟を加えて行けば、クラシックは発酵で行ったキュヴェと遜色無い仕上がりになるどころか、美しいディテールを若い時のニュアンスをタイムマシンのように持って行ってくれます。


 素晴らしいブルゴーニュワインです。でも・・2ケースしかないんです。一応ですが本数制限させていただきました。同じように素晴らしいオート=コートはまだ多めに有りますので、そちらもご検討くださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
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【エレガンスと高ポテンシャルをレジョナルワインで見事に表現しています!リーズナブルながらも素晴らしい!必飲です!】

 いや~・・美味しいです。今飲んで良し、数年寝かせても良し、最低15年は持つワインです。リアルワインガイド第59号は「87+ 88 今~2030」とかなり渋い評価ですが、個人的にはポテンシャルに90点付けないと周りの造り手のワインとの乖離をちゃんと説明できないと思ってます。

 2013年の淡い旨さ、2014年のポテンシャルの高さを共に内包し表現出来た2015年だと思います。

 何しろ・・・

「エキスの旨みが半端ない!!」

んですよ。

 一体、どうやったら出来るのか?・・これが出来る人はそんなにいないと思うんですが、下から上まで、見事に・・


「果実の旨み」

がしっかり感じられるんですよ。


 そしてそれは、

「決して甘味では無い」

んです。全く甘く無いんですね。残糖感無く非常にドライです。ところが全然、飲みにくくない・・ついつい、次のワインを求めてしまう「果実の美味しさ」を持った旨みなんですね。

 このACブル、プリエールは、

「カシスっぽさを持ったチェリー」

が一番近い表現かな・・と思いますが、飲まれるタイミングで変わるかもしれません。


 そして、ややプラミーだった2013年の柔らかな美味しさも奥に秘めています。スイスイっと入って来て、でも口内でしっかりノーズや味蕾をくすぐってくれるんですね~。

 こんな3000円以内のACブルは見当たらないと思いますよ。何せ・・飲まれた方なら判るかもしれませんが、


「昨年末にご案内させていただいた2015年ヴォーヌ=ロマネ/ベルトー=ジェルベとほぼ同様のニュアンスを、やや重いながらも持っている」

んですよ。ヴォーヌ=ロマネ・・・滅茶旨かったんですが、余りに数が無く・・余り行き渡ってないと思います。しかもリーズナブルで素晴らしいワインでした。そのイメージが脳裏にパッと浮かんでくるほど似ていました。


 是非飲んでみていただきたい、「必飲ワイン」とさせていただきます。ご検討くださいませ!



 以下は以前のレヴューです。色合いなど是非、比較してみてください。
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【2014年、アメリー・ベルトーのベースのワインは充実度大きくアップしています!超お勧めデイリー・ピノ・ノワール!】



 2013年、彗星のようにデビューし、我々に大きなインパクトを与えてくれたアメリー・ベルトーの2年目のワインです。

 今年は2016年ですが日本も異常気象と言うか、地方にも寄ってかなり状況が違うにしても、

「突然の豪雨。しかもそこだけ・・集中して降っているだけ。」

みたいな、局地的に何かが集中してしまうような感じが有るかもしれません。最も、今までは情報が流れていなかっただけなのかもしれませんが・・。


 noisy の店も冷房を強くしている関係で、この季節は毎年、出入り口のガラスドアが結露し、それが垂れて床をビチョビチョに濡らしてしまうんですが、今年は何故か全くそうはならないんですね。

 そう、湿度が低いんですよ。なので空気中の水分が結露するほど無い・・と言うことなんだと理解しています。何せ、外は30度以上、レジ前はほぼ18度、セラーは13度ですから、結露すると大変なんですね~。結構、店内も局地的に結露します。結露するということは温度が違うものがそこで出会っていると言うことですが、完全を目指していても、どこかに必ず「穴」は有るものですよね。例えば「照明」一つとっても温度は上がってしまいますし、照明器具の部分はどうしても温度対策は難しいものです。


 そんなことはどうでも良いんですが、アメリーの2014年ものも2013年ものとの違いは、やはり「葡萄の出来」に掛かっている訳です。2013年は厳しい年でしたので、「強さ」「糖度」と言う観点からはどうしても「弱含み」だった年と言えると思います。強さの代わりに「直近のエレガンス」を手に入れたことになると思います。半面、良い年ほど長くは持たない「弱さ」に繋がります。

 2013年のレ・プリエールと2014年のそれを見比べると一目瞭然ですね。確実に各要素は2013年を上回っていると言えます。

 しかしながらそれは、

「人間がその時に飲んで美味しいと思うかどうか・・とは無関係」

な訳です。


 2013年のレ・プリエールは非常にエレガントで有り、美しい穏やかなエキス感がふっくらと伝わってきて、リリースから非常に美味しかったと思います。


 それに加え、

「輸入の時期の違い」

も有ります。


 2013年ものは9月頃だったと記憶していますので、2014年もののご案内は少し早いですよね。なので、2013年ものと2014年ものを感覚勝負で単純比較するのであれば、やはり9月頃に行うのがベストになります。

 もっともお客様はそれで良いんですが、我々はそんなことは致しませんで、感覚上でプラスしたりマイナスしたり、想像の上でどうこうと・・判断しないと、

「直近の味わいだけでそのワイン自体を判断してしまう」

ことになりかねず、とんでもない間違いになってしまうことに繋がります。

 勿論ですが、他にも、

「休められた状態か?輸入はいつか?」

とか、

「現在の品温は?また気温は?」

とかもそんな考慮の中に入れないといけないですね。


 そんな部分をキチッとした上で、2014年のレ・プリエールをご紹介したいと思います。2014年レ・ペリエール・・・アメリーらしい、

「ドライな味筋。エキスバッチリ。ミネラリティもよりしっかり。2013年よりもやや強い性格で、2013年よりも少し早い分、少しだけ硬さが見える状態。」

です。


 アメリー・ベルトーのワインは、かなりなドライですが、酸の構成具合が非常にふっくらとバランスが良いので旨みがしっかり乗っています。2014年は天候も良かったので、色合いは2013年に比較し、しっかりしています。しかし「濃い」と言う表現は全く当てはまらず、その分、豊かな酸とグラッシーなミネラル感がワインを覆っています。時間を掛けると徐々にソフトなタッチになってきます。

 グラッシーなミネラル感は透明さが際立ち、ガラスのような感じです。そこに余り鉄っぽくは成りすぎない感じの鉱物感が入ります。果実はベリー、チェリーで、抜栓直後はやや硬さも見えますが、こちらも徐々に果実感を強くして行きます。

 中域には少しジュヴレっぽいミネラル感が有りますが弱めです。色は淡いのにしっかりと低域から支えられていて、軽くは有りません。余韻も実に長く、ドライながら酸の旨みを感じさせつつ、グラッシーさも出しつつ消えて行きます。非常に良い出来だと思います。美味しいです。

 2013年の柔らかなテクスチュアを期待するには10月頃まで待つ必要が有るでしょう。しかし、現状でもかなり美味しく飲めます。

 もう2014年を飲まれた方の印象が人伝いに流れてきました。「2013年と少しスタイルが違うかも」と言うことでしたが、スタイルが違うと言うより、ヴィンテージの要素の違いがかなり大きいと思うんですね。しっかり出来たヴィンテージですから、弱いヴィンテージと同じ物を期待するならそれだけ時間も必要に成る訳です。

 とても美味しかった2013年のフィサンにしても、昨年の9月に飲むのと、今年、今飲むのでは大違いです。やや硬さが有った・・と言うことが今飲むと充分に理解できる味わいで、非常にソフトになり、表情も豊かで、より余韻が伸びて行くような感じに感じられるはずです。

 やはりアメリー・ベルトー、2014年もより素晴らしいワインを造ってくれたようです。価格も非常にリーズナブルです!是非ご期待ください。お勧めします!


以下は2013年のブルゴーニュ・レ・プリエールのレヴューです。
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・・このとても淡いように見えるはずの色調からは、想像をはるかに超えたピュアで濃密なエキスが存在しています。何よりもピュアで、そしてエキスが濃いです。そしてとてもエレガント!味わいが濃いのでは無く、エキスの密度が濃い・・そう思っていただけますと近いと思います。

 noisy としては、ドメーヌ・ドニ・ベルトーのワインには、固定観念みたいなものが出来上がっていて、

「硬い・時間が掛かる、ちょっと野暮ったい」

のようなイメージを持っていました・・ので、すでに「追っかけ」まで出てきているような状況を理解するには、飲むしかない・・と思ったわけでして、しかもこのような・・全く正反対に思えるような味わいのアメリーのワインにはもう・・ビックリしてしまいました。

 グラスに注いだ直後・・もしくは抜栓した直後、何とも幸せなアロマが漂ってきます。これは彼女のどのワインにも言えることです。

 この淡い色合いの液体の入ったグラスをノーズに持って行くと、意外や意外・・さほど香っては来ません。テクスチュアは「むっちり」していて、まるで赤ん坊のほっぺたに自分のほっぺたをくっ付けているかのような感じ・・。

 開けたてはむしろサラリと軽やかにフワリフワリ・・終盤まで行きます。ですがもう5分・・10分と経過すると大きく変化して来ます。

 ボディがふっくらと膨らみ始めた・・と思ったら、膨大なエキスの濃度由来の旨みと・・なんと「桃」のようなフルーツ感が溢れ出してきます。そして、余韻には透明でピュアな・・まるで清冽な清水のような清々しさのあるイメージがいつまでも続くんです。

 当初「桃」のようなニュアンスは徐々にベリーっぽくなってきます。そしてさらにボディは膨張して行き、清冽な余韻を長く感じさせてくれるんですね。甘みを残した果実味は無く、ただ完全エキス化した要素が膨大で、ついつい・・飲んでしまいます。

「・・これ・・旨いなぁ・・」

と思わず言ってしまうでしょう。


 あのルイ・ユエランの、しみじみとしたエキスの旨み・・は、むしろ「墨絵の世界」で有って、アメリーのブルは、その墨絵の墨が「ピンク色」で出来ている・・と思っていただけると近いかもしれません。

「非常にドライで、ふっくらと柔らかく、今から飲み始めてもとても美味しく、非常にエレガントである」

と言え、noisy のイメージに有った、ドニ・ベルトーのものとは、「ドライ・・と言う一点のみ」の合致でした・・。


 この素晴らしい・・これからのブルゴーニュワインを牽引して行く立場になるかもしれない・・とさえ思えるようなワインでした。・・よくよく聞いてみると、「メオ=カミュゼ」でも研修していた(・・これはガセネタでした。すみません。)と言うことで・・、エージェントさんの担当は、

「それでもメオ=カミュゼとは似てないですけどね・・」

と。


 ただし、2013年のメオのブルゴーニュを飲んだ方ならお判りかと思います・・。

それなりに似た部分もあるぞ・・と。(修行はガセネタでしたが内容はその通りです。)


 そう・・非常に清冽な水のごとき、美しい余韻と全体のピュアさ・・はむしろそっくりと言えるかもしれません。そして、彼女は超絶エキスの仕上げに「ピンクの絵の具」を使ったと。

 で、リアルワインガイドの徳丸さんはプッシュしつつも87+、87+と言う評価ですが・・おそらく日本の現品を飲んだら評価を上げるでしょうね・・。間違いないと思いますよ。「茎っぽさもあるがネガティヴにならない・・」との部分が、大部分、「ピーチ」に成長してるんだと思います。noisyならポテンシャルで間違い無く90点付けるでしょう。

 このワイン、リーズナブルですし、目茶目茶旨いので、是非・・飲んでください。飲まなきゃならないワインだと思います。アメリー・ヴェルトーの初ヴィンテージは大成功!・・超お奨めします!!


2019 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ

16167
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:0.45ha石灰岩、泥灰土樹齢:30年
特徴:1980年に植樹。ジュヴレ・シャンベルタンとフィサンに挟まれたブロションに位置する準村名アペラシオン。
醸造:4日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)5日間。
熟成:コンクリートタンクでマロラクティック発酵。12カ月樽熟成。(新樽20%)、エルバージュ17カ月。濾過、清澄せず。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,490 (外税) 
【オート=コートは激ピュア!・・親父さん譲りのしっかりした味わいですが、瑞々しく芯の有る美しい仕上がりで、滅茶美味しいです!】
 A.C.ブルのレ・プリエールがナチュラル寄りの「ふんわり」したエレガントなニュアンスに満たされているのに対し、オート=コートは実にしっかりしていて非常に美しく、「滅茶苦茶ピュアで滅茶美味しい!」と言ってしまいたくなるような仕上がりです。

 言ってみれば、ベルトー家のジュヴレの味わいをそのまんま持ってきたようなニュアンスでは有るんですが・・それだけには留まりません。

 例えば2018年の村名ジュヴレは有ろうことか、ジュヴレ=シャンベルタン・クロ・デ・シェゾー2018を喰ってしまうほど素晴らしい仕上がりでした。一方、クロ・デ・シェゾーの方はポテンシャルは高いのはちゃんと理解できるものの、ややテクスチュアがゴツゴツとしていて硬く、少し時間の掛かる仕上がりとなっていた訳です。

 その素晴らしかった2018年のジュヴレ村名の延長上に有るのがこのオート=コートでして、非常に美しく、しっかりしているのに強く無くしなやかで、よりピュアさを引き立たせる見事な仕上がりになっているんですね。

 なので、先のプリエールのコラムにも書きましたが、もしこの2つを比較テイスティングすると、少し面喰らうかもしれません・・かと言って、このオート=コートがエレガントではない・・と言うことでは有りませんで、「あくまで比較の話し」なんですね。

 アメリー・ベルトーのワインの二面性は、他のキュヴェにもある程感じられると思いますよ。もうすでに気付かれていらっしゃる方もおられるかと思います。

 ピュアなオート=コートにナチュラルなレ・プリエール・・・。アメリーはベルトー家とジェルヴェ家・・そんな部分を忘れることなく表現したいと思っているのかもしれません。

 お客様的には、

「自然派系が好きだから・・A.C.ブルの方かな?」

とか、

「ピュアなブルゴーニュが好きだからオート=コートを選ぼうかな?」

で、良いかと思います。美味しいですよ・・オート=コート!・・是非飲んでみて下さい。・・どこか以前のラマルシュ(~2017年)を彷彿させますが、でもA.C.ブルの中にもそれは有るんですよね・・困った・・ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【冷ややかさと端正さがA.C.ブルとの違い。よりスッキリ感を求めるのならこちらでしょう!】

 温暖さを僅かに伝えるレ・プリエールに対し、対極的な「冷ややかさ」「端正さ」を見せるのがこちらのオート=コートです。

 そもそもA.C.ブルの畑はほとんどが低地にあり、オート=コートの畑は丘の上ですから標高が高く、また日照の辺り具合から冷ややかになります。

 ですが・・そんなことがワインを飲み比べて本当に判るのか?・・・でしょう?

 それはワインが・・

「私、涼やかなんです・・」

と教えてくれるから、すぐに判るんですね。単独ではもしかしたら判り辛いかもしれませんが、比較して飲んだらほとんど誰でも一発です。


 でも、ベルトーのワインほど、テロワールの違いを見事に伝えてくれている・・言ってしまえば、

「1本1本のワインが全然違う味わい」

なんです。


 しかも、2013年は全般的に「淡く」「冷ややか」でした。そこでも確かに・・より「冷ややかさ」を伝えていたのがこのオート=コートだったんですね。

 A.C.ブルが旨いか、オート=コートがより美味しいのかは、個人の好みに寄ると思います。ですが、

「ヴィンテージの背景と畑の個性をしっかり伝えてくれる!」

ベルトーのワインは素晴らしいと思います。これも非常にお買い得です。


「有名ドメーヌでおそらく・・最安値でしょう?」

 是非飲んでみて下さい。超お勧めします!相当美味しいです!



 以下は以前のレヴューです。
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【一般的なジュヴレ村名とそん色の無い見事な風格!濃密です!】

 「・・そう来たのか~~!」

 まぁ、

「2017年もののアメリー・ベルトーはこんな具合になるんじゃないか・・」

と想像して臨んだテイスティングでしたが、ものの見事に裏切られました・・!淡く薄くエレガントな味わいを目指しているんじゃないか・・と思っていた訳です。言ってみれば、

「ヴォーヌ=ロマネで言えばミシェル・グロのオート=コートをさらにエレガントにしたような・・かな・・。ほとんど全房にして・・とか。」

と思っていた訳ですよ。


「とんでもない過ち!」

でした。


 アメリー・ベルトーが目指しているのは、

「コート・ド・ニュイのトップ生産者!」

であることに違いありません。本気でD.R.C.とか、ルロワとか、ルソーとかと対抗できるワインに仕上げたいと思っているに違い無いんです。


 それは、アメリーが造るこのオート=コートだけでは無く、フィサンやジュヴレを飲めば、なんとなくでも想像できるかと思います。・・いや、もっとハッキリ言ってしまえば、当面の相手はアルマン・ルソーでしょう・・だってワインがそう言ってますもん。ルソーのジュヴレにそっくりです。ルソーより全然香り高く、ワイン造りに対する意識も高いかもしれません。ルソーは結構に脱力系の味わいと言う理解ですんで・・。

 なので、たかだか3千円ワインの味わいにとどまりません。骨格も太く構成も大きい。お姉ちゃんが適当に自分の好みだけで造るワインでは無いんです。高い意識と大きなこだわりを持って、その畑の魅力を最大に生かそうとしていると思います。

 今飲んでも充分に美味しい・・ですが、仕上がり途中でも有ります。去年より3カ月も入荷が早いですし、noisy のテイスティングもワインの疲れを取るだけの時間が有りませんでした。

 それでも、液体の中に封じ込められた香気成分たるや、凄いんですよ。スワリングが実に楽しい・・

「ワインって、こんなに香るものなんだ!」

と思っていただけます。


 それでいて、今、ブルゴーニュで最もリーズナブルです。是非飲んでみてください。超お勧めします!
 


 以下は以前のレヴューです。
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【ピュアな中にもナチュラルさと妖艶さ、そして柔らかく優しくフワッと拡がる味わいにクラクラッとさせられます!】

 2016年のアメリー・ベルトーは実に素晴らしいと思います。もう、ベースのキュヴェからして旨い・・。ACブルのレ・プリエール・・素敵です。惚れちゃいます。オート=コート・・・さらに素敵です・・クラクラっとさせられてしまいます。

 今回は2枚の写真を掲載させていただきました。まぁ、noisy のサイトをご覧になる方は、

「・・スマートフォンでも外じゃ(ページの容量がデカいから)厳しい・・家に帰ってパソコンで観ないと・・」

と思ってらっしゃる方も多いと思います。


 本来ならも少しスマートにやりたいんですが・・準備はしていますので、スマートフォンの方はもう少しお待ちくださいね。携帯電話の方は・・すみません、無理です。PCや大き目のタブレットの方は現状で良く見えると思います・・すみません。

 でも2枚目の写真なんぞを見ると、良く判りますよね。

「・・うわっ、なんて・・色!」

と思っていただけるに違いありません。

 この辺は、フランソワ・ラマルシュのフィネス有る味わいにも通じるかな~と感じています。淡くて優しくて・・とにかく虜にさせられてしまいます。

 もうさして申し上げることは無いんですね。皆さんも重々美味しさが判っていると思います。濃く無くて、エキスがしっかりしてて、優しい・・そして官能的なアロマも内包しています。

 リアルワインガイド第63号は、今飲んで88+ ポテンシャル89 飲み頃予想 今~2033 と言う評価です。noisy なら90Points は付けます。ACブルとオート=コート、この2つを飲んだだけで幸せです・・。

 写真に関して言いますと、次の新着までは何せ時間が無いものでして、澱が落ち切らずに・・ACブルとオート=コートをテイスティングしています。なので還って、

「グラデュエーションが見える」

状況だと思います。その分、透明感が損なわれているでしょう。


 2016年、ニコラ・フォールの影を感じる見事な味わいになっています。是非飲んでみてください。このワインに関しましては一応フリーですが、際限無く在庫が有る訳では無く、あと1回、もしくは2回程度追加出来る位です。お早めに・・是非とも飲んで欲しいアイテムです!お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【やや重厚さの有る見事なオート=コート!ACブル・プリエールをやや大柄に、より冷涼にしたほんのり黒いチェリー!これも旨いです!】

 何故ACブルを一推し・必飲ワインにしたか・・と問われれば、

「今すぐに飲んで誰も美味しさを疑わない状態なのがレ・プリエールだったから・・」

と答えます。


 まぁ、さっさと飲んで滅茶苦茶旨いですから、喜んでいただけることは間違い無いと踏んでいます。

 しかしそれは、他のワイン・・・特にさしてプライスの変わらない、この「オート=コート」を下に見ている訳では有りません。確実にポテンシャルの高いのがこの「オート=コート」です。単に・・

「少しだけまとまり切って無いだけ」

で有って、各々の表現は確実に上、そして「まとまるのに必要な時間」は僅少です。なので、このオート=コート」を一推しにしても全く問題無しです。


 ほんのりカシスを感じさせるレ・プリエールに対し(赤が強い色なのに・・)こちらは見事にチェリーですね。カシスのニュアンスは無く、より大柄で、クラス上位を素朴に訴えて来ます。

 同じように果実の旨みがたっぷり有って、ヴォーヌ=ロマネ的な美味しさを持っているんですね。熟してもかなり素晴らしいんじゃないかと思います。何故かリアルワインガイドはこのオート=コートをテイスティングしていないようですね。ACブルと同じように・・まぁ、母方からいただいた畑なのでしょうから・・と言う部分も有り、しかし父方から継承した畑のワインにも、その

「果実の旨み」

はしっかり有るのが・・不思議です。どうやってるんでしょうね~・・。



 で、おそらくこの影響かな?・・と思えるのがエージェントさんのM君情報。

>すみません。全体的に入荷量激減です。そして多少恵まれたらしい2016年の数量も…さて、2015年のベルトー=ジェルベアメリーの小さな変革として樽内でのマロラクティック発酵があります。2015年はすべてのワインに共通しているようです。ワインの澱に良い影響を与えると判断したようです。発酵中の澱引きの回数も減らすことで醸造中のSO2添加が無くなった点もより柔らかくふんわりとしたベルトーらしいワインの質感に一役かっていることでしょう。全房発酵比率も少し高まったようです。そしてBourgogne Aujourd’hui誌138号での大絶賛。ブルゴーニュ全体でも特級レベルの評価となり、間違いなくフィサン最高の栄誉です。そして本文にはなかなか興味深い記事が…

とのことで・・


「香りのスピードは速いし良く香るし果実がしっかりピュアだし旨みたっぷりだしポテンシャルも高いし・・」

と言うこと無い仕上がりの2015年です。ご検討くださいませ。超お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【充実したニュイ=サン=ジョルジュ近郊のオート=コート!!エキスが充実し果実感もたっぷりです!】

 どうでしょう?・・2013年ものに比べると濃いですね。到着してからテイスティングまで時間を余り掛けられなかったので若干、「休養不足」で「澱が舞ってる」状態も見えるかと思いますが、

「ニュイ=サン=ジョルジュっぽい感じに見える」

かな~・・と・・(^^;; 思います。ブルゴーニュ・レ・プリエールのように透明なものでは無く、わずかに白かったり、わずかに茶が強く入っているような・・そしてタンニンもより多く含まれているような色合いに感じられるかもしれません・・って見ただけでそこまで判るのかよ・・とは突っ込まないでくださいね~。クセなんですよ。長年に渡って「(味わいを一旦)想像して(決めつけて)から飲む」を繰り返してしまったので、そうじゃないかな~?と思ってしまうんですね。最も、「前言撤回するのも得意」でした。

 面白いのは、やはりこのオート=コートはジェルベからの畑なんですよね。そんな雰囲気は2013年よりも伝わっています。それにやはり2013年との色合いの密度の違い!・・雲泥の差が有ると思いませんか?

 非常にエキシーだった2013年ものですが、2014年ものはそこに要素の種類の多さと、各要素の分厚さが入っています。しっかりと「濃度」の有る味わいで、上記のように、「ニュイ=サン=ジョルジュ」っぽいような味わいの多層感が有り、しかし余り土っぽくは無く、冷涼な酸の美味しい味わいが有ります。

 これ、1~2週間ほどしっかり休養させて落ち着かせたら、今でもかなり美味しいと思いますよ。濃密さが有る分、まだ仕上がりきっていないバランスだとしても、それを完全にマスキングしていると思うんですね。

 価格も他のドメーヌでは「パストゥグランさえも買えない」ようなものですから、かなりお買い得と言えると思います。

 非常にリーズナブルですが、アメリー・ベルトーらしい、ドライで旨みがキッチリ乗り、エキス中心の充実した味わいです。お勧めしたいんですが、こちらはこれが最後のご案内かと思います。是非お早めにご検討くださいませ。お勧めします!


 以下は2013年のこのワインのレヴューです。
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実に美しい・・淡いルビーな色合いをしたオート=コート・ド・ニュイです。アメリー・ベルトーのワインのコルクを抜くと、まず何とも言えぬ甘い果実の香りがそこはかとなく漂うんですよね。これは、彼女のどのワインでも言える事で、ほんのりと赤く色付いた果実のエキス由来だと思いますが、揮発性の・・香水のような成分のアロマティックさだと思います。何とも良い感じなんです。

 ワイナート誌を見ても、「少し青っぽい」・・みたいな表現が見受けられますし、飲まれたお客様も同様のニュアンスを言葉にされますが、ワイナート誌は別にして、お客様からは「マイナス印象としての青っぽさ」だけだとは思えない言葉だと理解しています。

 つまり、良い意味での青っぽさと言うか、将来的に消えるとか、将来的に別の要素に変化しつつ有るもの・・のような意味合いですね。

 実はそれは「大正解」なんですね。醸造中に余りにいじくりまわしたワイン・・は、その青っぽさは別の要素をくっ付いてしまって、

「青臭い」

ワインになってしまい、茎っぽかったり、サラダ食べてんじゃね~ぞ~!・・のような感じになってしまうことが有ります。

 ですが、アメリーのワインは、例えばピジェアージュも発酵後半にチョロっとするだけのようですし、おそらくワインにストレスを与えないように優しい手順を踏んでいると思われます。


 なので、その若さ、青さ、植物っぽさはむしろ、構成の大きさを表現して行く大事な要素の一つだと考えることが出来ます。

 たとえば、ワインにはとても重要な「渋み」・・・これも弄繰り回してしまうと、タンニンや他の渋みを持つ要素が別のものと結合してしまって、「渋さ」「くどさ」を固定してしまいますが、若いときの単に渋みは、将来的な「甘さ」と「大きさ」、そして「将来そのもの」を表現してくれる「シード」なんですね。

 このオート=コートは、現段階(2015年10月1日)においては、若干の青みを抜栓直後から15分ほどの間、感じることになります。しかし、その時間が過ぎると、むしろ今まで感じていた青みは消え、ボディの大きさと甘み、果実感を助長していることに気付くはずです。



 つまり、まだワインとして安定していない時期のピュアな青っぽさは、決して悪いものだけでは無いんだ・・と言うことなんですね。

 このオート=コート、フランソワ・ジェルベからいただいたニュイ・サン・ジョルジュ近郊の畑だそうで、言われてみればニュイ=サンの複雑性豊かな味わいをやや冷ややかにした・・そのまんまの味わいがします。とても優れたワイン・・でも15分待ってね・・もしくは、その変化を楽しんでね!・・と言うワインなんですね。

 優しさ、複雑さはACブル・プリエールには無く、軽やかさは劣るもののエレガントさも有り、総合的には上です。価格はそう変わりませんが、この成長途中、落ち着く過程にあるオート=コートを楽しむことは、アメリーのワインを理解する早道なんじゃないかと思います。

 残り全部を購入しちゃいましたので、この数で最後です。是非ACブルや他のワインと合わせ、楽しいブルゴーニュ・ピノ・ノワールを感じてみてください。お奨めします!


2019 Fixin
フィサン

16168
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フィサン
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

■注:2018年ものの海外メディア評価
87~89 Points Jasper Morris MW
86~88 Points Neal Martin
86~89 Points Allen Meadows
16.0 Points Julia Harding MW
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:3.6ヘクタール Clos du Village、Fixey、Aux Pres、La Sorgentiere4区画のアッサンブラージュ。石灰岩、泥灰土
樹齢:平均30~40年
醸造:4日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)5日間。
熟成:木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。新樽0%。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,890 (外税) 
【ふんわり柔らかで優しい、女性っぽいワイン・・ナチュラルさが勝った見事な仕上がりです!】
 今回、フィサンのワインは上級キュヴェが届かず、この区画名無しの村名のみの入荷です。

 親父さんから受け継いだ畑だと思われますし、A.C.ブルと同様に醸造的には親父さん譲りの方法で仕込まれているはずなんですが、何故か・・ジェルヴェ系のナチュラルな味わいが勝っています。

 ふんわりと優しく、しかしエキスも綺麗に出ていて・・しかし、押し出しはさほど強く無く、全体として優しい女性を思わせるような感じなんですね。ジュヴレ系は、言ってみれば、

「芯の強い滅茶美しい女性!」

と言う感じなんですが、こちらは笑顔で包み込んでくれるような優しさを感じます。香りのスピードは速く、ジュヴレのような鉄っぽさよりも美しく軽やかに抽出された果皮のエキスを感じるかと思います。

 色合いは結構にしっかりしていますよね?・・でも、写真で見て想像できるような押しの強い「濃さ」は全く感じないんですよ。果皮の濃度が有るので、先行き非常に素晴らしいワインに育って行くはずです・・滅茶美味しいので是非飲んでみて下さい。超お勧めです!

 
 以下は以前のレヴューです。
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【飲めば絶対に判ります・・海外メディアの間違いを!・・相当素晴らしいです!是非このフィサン村名、飲んでみて下さい。】

 海外メディアの評価を見て・・

「・・あ・・やっぱりね~。そんなもんだよね~・・」

と、一人納得してしまいました。

 この辺りの安いクラスのテイスティングは、おそらく適当なんでしょう。もしくは相当に力を抜いているか、メモするにしても1~2行で忘れてしまうのかな?

 この村名フィサンの美味しさは普遍的なブルゴーニュの美味しさの基本が詰め込まれていると思います。その上でバランスが素晴らしいです。

 2017年もののフィサンも凄く美味しかったんですが、2018年ものは・・アロマが素晴らしいです。まるでシャンボール的な、高域にまで伸びて行く香水的アロマを持ち、赤いドライな果実で迎えられ、質感高い黒果実で見送ってくれます。

 中域の出方もしっかりしていますがデコボコでは無く、非常にスムーズです。鈍重にならず、伸びて行く果実感にしっかり浸れる訳ですね。で、そこが安っぽいと一気に萎えてしまうんですが、気高さまで有るんですよ・・。

 海外メディアの評点は間違ってます。是非それをお確かめください・・って、そんなの、ちょっと楽しいでしょう?・・上値は88 ~89 でも、下値で86 とか 87 って・・まるで判ってね~な!・・と、(自分の部屋で・・)言ってやりましょう。超お勧めです!最高に旨いので、是非ご検討くださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
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【白みを多く持ったエレガント系ジュヴレ?・・と思ってください。滅茶安いを思います!しかも薫り高い!】

 2016年ものは4500円でのご案内でしたので、150円も値下げです。それだけでもリーズナブルですが、元々安いですので・・。

 ニュアンス的には2016年と同様、今飲んでも充分に旨いです。白い石灰が多めのジュヴレ=シャンベルタン的な味わいですね。鉄っぽさが少ない分、素直に「すっ」と口内を通り抜けて喉の奥を目指して行くような感覚です。

 しかしながら2017年ものはそこから・・「喉の奥を目指した液体が行う仕草」がちょっと違う・・んですよ。2017年ものは香気成分が非常に多いエキスなので、喉の奥に達したところから、鼻腔を通して感じられるアロマが凄い・・んですね。これは、実はnoisy がテイスティングしたキュヴェ、全部に言えることなんですが、グラスから立ち昇るアロマだけでは無く、

「鼻腔を通しても官能的な多量のアロマが感じられる。」

んですね。


 そして、コート・ド・ニュイ=ヴィラージュもそうなんですが、白い石灰が創り出す余白が重要で、そこをこのフィサンが持つ鉄っぽさとかパフューム的なアロマが帰ってくる・・またそれが果実感として感じられる・・と言うことなんだろうと思います。

 まぁ、アメリー・ベルトー2017年、アイテム数が多く同時に何本か開けているパターンが多いので、抜栓すると美しいアロマがとたんに漂い、また次のボトルを抜栓すると、それまでのアロマに重なるように、少し異なったニュアンスのアロマが漂い、室内は香りの多重奏的空間に変身してしまいます。

 ジュヴレ=シャンベルタンを鉄分を少し除きやや軽くして、赤い果実のノリを良くし、すこしスタイリッシュにした感じと言って良いと思います。

 それでも2017年ものは「重厚」かと思いますよ。本格派と言って良いでしょう。これはお勧めです!早めに楽しみたいかたは是非このフィサン村名、お試しくださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
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【女性らしい優しさに満ちた味わい・・が洗練されています!】

 新樽を使わない、ある意味、何の化粧もしないストレートな美味しさだけで勝負に出ている・・素晴らしいキュヴェです。

 2015年ものは有り得ないほど無くて・・マグナムなんか造っちゃってましたから・・12本しか入らず、結局テイスティングを諦めた経緯が有ります。非常に少ないとされる2016年ものは、フィサン村名に関しましてはある程度、確保できました。

 確保できたから売りたい・・訳では有りません。美味しく無ければ買わなきゃ良い訳ですし、美味しく無いものをお客様に押し付けたところで、次が無い訳ですから・・そんなことはしません。

 で、2年ぶりに飲めたアメリー・ベルトーのフィサンは・・やはり旨いですね・・。これからのフィサン、マルサネと言った、ニュイ北部のアペラシオンの優位性は、温暖化とされる世の中でさらに高まって行くでしょう。

 グラスの写真も・・今回の2016年のベルトーの写真につきましては、

「色味の調整は一切していない」

です。撮ったまんまを切り取ってサイズ調整だけして掲載しています。なので、ほとんど無加工です。


 味わいの系統は2016年のアメリー・ベルトー、そのまんまです。おそらくほぼ全房発酵、重くならず、しかしエレガントでキッチリ抽出出来ていますのでエキス味が旨いです。

 アロマのスピードも速く、そして柔らかで、トップ・ノーズを嗅ぎ、グラスを置くまで・・しなやかな流れの中で物語を見せてくれます。

 果実感もしっかり有るのに、それを言いたくない気持ちです。「フィサン」と言うアペラシオンをキッチリ伝えて来てくれているように感じるからですね。

 そして、この先のドメーヌの行く末が、かなりの期待を持って感じられます。・・・ホントに美味しいと思えるからです。


 アメリー・ベルトーと言えば、やはりこのテイストじゃないかな・・と思いますよ。リアルワインガイド第63号は今飲んで 90+ ポテンシャル 91+ 飲み頃予想 今~2038 と・・ビックリの評価です。でもnoisy も

「まったく(ほぼ)同評価」

です。

 ただのフィサン村名に 91+ なんて、以前はまず考えられなかったと思います。是非飲んでみてください。超・・お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【2015年はマグナムも有りますが・・ブティーユがたったの12本・・。エレガントさ満載のワインですが飲めずにすみません・・】

「フィサン村名がたったの12本って・・」

 ショックです。売れ線なんですがこれだけしかないんです。マグナムを6本いただきましたが・・滅茶旨そうですよ・・。

「蝋封に紙巻」

で届いています。ドメーヌ・ベルトー=ジェルベの上級キュヴェの扱いですので、


「よっぽどしっかり仕上がったはず!」

と予想しています。


 まぁ、ブティーユとマグナムの味わいが大きく違うことが多いのは周知の事実では有りますが、多くのワインファンはマグナムをちゃんと保存できる環境を持っていませんよね。

 ですが、人間が5人以上集まってワインを飲む機会が有るのでしたら、


「マグナムは非常に有効!」

と言うことが出来ます。


 ブティーユはやはり4~5人分ですから・・一杯ずつ取ると残りは本当に少ないです。


 ましてやマグナムを造ったと言うことは、それに値するキューヴが有ったと言うことです。そうじゃなきゃ元々取れ高が多く無い2015年に造るはずがないんですね。


 で、今までの自身のレヴューを見返してみましたが・・2015年のフィサン、やはり飲んでみたいと思ってしまいました。2015年のベルトー=ジェルベは、ヴォーヌ=ロマネのジェルベが持っていた畑の影響を大きく見せていますから、その「差」が出ないはずの「村名フィサン」は教えてくれるはずなんですね。

 でもまぁ、フィサン・レ・クロは開けましたんで、何とか想像は出来るところには居る訳です。

 何しろとてもリーズナブルでどこか優しく、ベルトーらしい味わいのするフィサンも気になるでしょう。是非飲んでみてください。マグナムも是非ご検討くださいね。



 以下は以前のレヴューです。
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【2013年を大きく超越!ポテンシャル高い素晴らしい味わいです!超お勧め!】

 エレガントでフィネスたっぷりのやや軽量級フィサンだった2013年です。2016年の夏の現在、表情がさらに出てきて非常に美味しいです。

 ジュヴレ=シャンベルタンの北にあるフィサンはブロションの村を挟む関係でしょうか、ジュヴレに似てはいますが、鉄っぽい鉱物系のニュアンスは少なくなり、やや大人しく優しい感じになります。それが特徴でも有りますが、どこに目線を持って行くか・・どうしても有名なジュヴレとの比較になってしまうのか、欠点として捉えられる可能性を持っています。

 2014年のアメリー・ベルトーのフィサンは、そんな2013年の柔らかく優しくエキシーな味わいを大きく上回り、ジュヴレ的な鉱物系ミネラリティも多く備えていると言え、よりダイナミックな仕上がりになっています。

 色合いも良いですね・・。輝いてますね~!・・比較すると良く判ります。より赤が強く、透明感の強いミネラリティの成分も非常に多く感じられます。とてもドライで、普通ならちょっと男勝りな辛さの強い味わいになってしまうところ、酸の構成バランスが良く、またジュヴレ的な旨みも備わり、かなり旨いです。

 2014年のA.C.ブルゴーニュやA.C.オート=コート同様、輸入のタイミングで1~2カ月早く到着していますので、そんな部分の強さ・硬さも同様に持ってはいるんですが、アペラシオン的な部分でフィサンのソフトさも有るので、そこでも現在でも非常に良いバランスと言えます。また下のクラスからフィサンに移ると、クラスが上がったことが確実に判るほどで、

「おっ!・・さすが村名!」

とテンションも上がることでしょう。


 期待されたアメリーの2014年ですが、テイスティング出来た4アイテムを飲む限り、非常に良い出来です。是非ご検討くださいませ!超お勧めです!

 
 以下は2013年のフィサンのレヴューです。
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 ・・これも目茶旨いです。透明感のある非常に美しい赤紫の色調です。この色合いの味わいをイメージしてみてください・・そのまんまの味わいです。

 暗い色で、何となく「どよ~~ん」とした照りのワインが多いフィサンのワインに有って・・

 もしくは、重量感は有るけれど過熟から来る弱さの目立つワインが多いフィサンのワインに有って・・

 このアメリーのフィサンは、全く健全、ピチピチと活き活きした酸(酸っぱくはない)と、軽やかさと、快活さとフィネス、ディテールの表情の美しさに満ち溢れています。

 まさに「プティ・ジュヴレ」的な「フィサン」ですが、重さを回避してフィネスを表現できているという、非常に有り得ないワインになっています。

 例えば、今も一緒にご案内させていただいている、メオ=カミュゼのフィサン2013年・・余り売れていませんが、実はかなり美味しいんですよ。

 でも、これはメオのフィサンとも大きく違います。充実した酒格をしっかり表現したメオのフィサンに対し、同質な酒質とは言えますが、アメリーのフィサンは、

「全く重くない・・エレガンスを重視したフィサン」
に仕上がっています。

 ブルゴーニュ・プリエールと比較すると色調が全然違いますが、それはおそらく、テロワールと畑の格の違いなんですね。
 ジュヴレほどでは重いものでは無いにせよ、フィサンも金属的、鉄っぽさが有り、やはりそれは色合いに影響してきます。ブルゴーニュはまったくフィサンやジュヴレを感じさせない・・どちらかと言うと、ヴォーヌ=ロマネ、シャンボール辺りのエレガントなニュアンスです。

 その延長上にこのフィサンも有り、非常にエレガントで軽やかな「ふんわりワイン」に仕上がっています。そして、中域の膨らみと清冽な水の余韻、エキスの「桃」のニュアンスは同じ・・!・・これも非常に旨いです!


 リアルの徳丸さんは88 89と言う、フィサンにしては高い評価をしています・・が、noisyなら間違い無く「今飲んで」 も 「ポテンシャル」も90点オーバーです。「フィサンの個性を残しつつ、ひたすら優しくてエレガント」と表現されていますが、全く同感・・です。

 フランソワ・ジェルベの個性を持ってきたようだ・・のようなおっしゃり方もしています。ジェルベもね・・やりたい部分もあるんですが、問題有りなので今のところ手を出していません。でも、ベルトーがこれだけ素晴らしいと色々考えさせられます。

 一方、ワイナート誌の78号では、「フィサンは軽すぎると思ったが・・」と記載されていました。まぁ、見解の相違、もしくはテイスティング時期の違い(おそらく半年以上前)ですので、仕上がり切ってない状況での見通し不良じゃないかと思います。軽いことは軽いんですが、軽快さはエレガントさと言う良いベクトルを持っていますし、軽過ぎてスカスカじゃぁ無いんですね。しっかりした中身のある要素を持ちつつの軽快さとご理解ください。反対に言えば、もしこのフィサンをより重量感のある方に力技で持って行ってしまったとしたら、外殻と低周波が反応する部分だけの、中域の無い、腑抜けた味わいになってしまったでしょう。それはフィサンの1級でさえ良くあるパターンで、大柄なワインにしたいという造り手のエゴが露出した結果です。こちらはむしろ、アッサリと抽出しフリーランのみで仕上げたグラン・クリュワインのようなエレガンスを持っているとさえ思います。近いのは、まぁ・・ずいぶんと飲んではいませんが、ロベール・シリュグのグラン=ゼシェゾーのような軽い抽出がなされた高級ワインのタッチだと思います。

 この・・完全エキスに昇華したフィサン・・是非飲んでいただきたいですね・・本数は限定です。お早めにどうぞ!



2019 Gevrey-Chambertin
ジュヴレ=シャンベルタン

16169
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール
畑・土壌:0.95ha 深い石灰岩、泥灰土、小石の多いLes Craisの区画とLa Burieの2区画
樹齢:40~50年
醸造:4日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)7日間。
熟成:マロラクティック発酵後、15カ月樽熟成。(新樽30%)、濾過、清澄せず。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,650 (外税) 
【2019年のジュヴレ村名とクロ・デ・シェゾーはピュア系で激旨です!】
 是非比較していただきたいので、2019年のコラムはクロ・デ・シェゾーと区画名無し村名ジュヴレを一緒にお届けいたします。

 2018年もののこの2つのワインは、しっかり明暗を分けています。Noisy wine の売れ行きも明暗が分かれてしまいました。リリース直後、硬さの残るクロ・デ・シェゾーに対し、滅茶苦茶美しくて、エキス味が美味しく、ピュアなニュアンスに満ち溢れていた素晴らしい村名です。

 2019年もののこの2つのジュヴレ村名は、

「どちらも2018年ものの美しさ、エキスの美味しさの素晴らしい出来を超えるモノの見事な出来!」

で、しかも、

「とても健康的で滅茶ピュアな方向性で、エレガントさを失わない見事なジュヴレ=シャンベルタン!」

 になって・・しまっていたんですね。noisy 的にはどちらも販売しやすくて良い訳ですが・・実は・・

「残念ながらどちらも余り数が無い!」

と言う事実も有る訳です。


 この、滅茶苦茶美しいグラスのワインの色合いを是非ご覧ください・・。もう、これだけで充分かと思うくらい、非常に美しい色合いですが、それはモノの見事にそれらの味わいに現れていますよ。

 仕方が無い訳では有りますが、それは・・クロ・デ・シェゾーの方がポテンシャルは高いし、総合点も高いです。美味しさもクロ・デ・シェゾーの方が上です。

 しかし・・こんなジュヴレが造れるなんて、大したものだと思うんですね。2018年もののクロ・デ・シェゾーは、仕方が無かった・・そうしか仕上げられなかった理由があったんだと思います。

 果実感の違い・・黒っぽく旨味のやや強い小果実がふんだんに有るクロ・デ・シェゾーが滅茶美味しいです。でも、僅かに単純では有るが赤果実感のしっかりした区画名無しのジュヴレも滅茶旨い!・・是非是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【・・一体何が有った?・・2018年ものは普通のジュヴレ=シャンベルタン村名が激旨でビックリです!】

 一瞬、

「・・あれ?・・これってクロ・デ・シェゾーと間違ったか?」

と、自分の目を疑うほど・・素晴らしい味わいバランスでした。

 2017年ものはやや硬めで閉じ気味、少し時間の掛かるクラシックなスタイルでしたので、売れ行きも今一つな感じでしたが、2018年ものは、他のフィサン同様に、

「全方位外交」

で、しかも、クロ・デ・シェゾー並みの細やかな表情がしっかり有るんですよ。


「お~い・・これじゃ、クロ・デ・シェゾーの立ち位置が無くなるぞ!」

と思ってクロ・デ・シェゾーを飲んだら・・こちらはようやっとまとまって来た感じのタイミングで、まだ完全には仕上がって無い感じでした・・中々上手く行きません。

 ですが、よりリーズナブルなジュヴレ村名がこれほどの出来だと有難いですよね。クロ・デ・シェゾーを仕舞い込んで、今はジュヴレを飲むのが正解です。

「ビックリするほど美味しいですよ。」

 どのように美味しいのか・・ジュヴレの鉄っぽさ、官能感、そしてクロ・デ・シェゾー的な「こってり感」と「ミネラリティの組成由来の複雑性からの見事な表情」です。今飲んで相当旨いので、これも是非飲んでみて下さい。でも残念ながら数が無い・・すみません。人生って、結局そういうもんですよね。


 以下は以前のレヴューです。
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【複雑で大柄、ややクラシックに仕上がった、クロ・デ・シェゾーまで混ぜ込んだ村名ジュヴレです!】(こちらは2016年もの以前のレヴューです。)

 2016年のフィサン、ジュヴレは非常に厳しかったようです。特にジュヴレでは、

「ラヴォー・サン=ジャックは生産量200本と極少量、レ・カズティエはエージェントさんにバラで3本」

と言う状況で、あれだけ沢山有った村名ジュヴレ=シャンベルタン・クロ・デ・シェゾーは壊滅的、ワインに出来た分はこの村名に混ぜたと伝わっています。

 なるほど・・となるとどうなんだろ?・・と思いますよね。因みにリアルワインガイド第63号は、

「今飲んで 91+ ポテンシャル 92+ 飲み頃予想 2020~2043」

と、かなり高い評価です。


 noisy的な感覚から言いますと、

「テイスティング出来た数アイテムの中で、このワインだけが異色。」

で有って、むしろ、今までの・・と言いますか、2014~2015年までのアメリー・ベルトーの味わいの系統に引き継いでいます。

 グラスの色合いを比べますと、随分違いますよね。・・そりゃそうです。クロ・デ・シェゾーも混ざってますから・・。なので、急遽クロ・デ・シェゾーの写真を探したところ・・2013年ものしか見当たりませんでした・・すみません。でも、左の写真は2013年ものクロ・デ・シェゾーです。

 遅熟させざるを得なかった2016年ですので、何となく重厚さがミネラリティを覆っているように見えるかな・・と思います。

 で、2016年のアメリー・ベルトーのワインには基本、出来るだけ全房発酵を心がけているようで、その名残りが感じられます。しかし、このジュヴレ=シャンベルタン村名には余り無いんですね。全房発酵に持って行くことが出来なかった、もしくは回避した、全房発酵のキュヴェの割合が少なかった・・と言うことが挙げられると思うんですね。

 なので、非常に複雑で重量感が有り、しっかりした味わい・・・クロ・デ・シェゾーが正にそうなんですが、そっち系統の味わいで有り、あまりニコラ・フォールの影を感じない味わいに仕上がっています。

 それは結果として好き嫌いは有っても良い、悪いでは有りません。その分、ややタイトに仕上がっていますから、少し熟成待ちを強いられるかな?・・と感じる訳です。

 リアルワインガイドもこのキュヴェについては「2020年から・・」と言っています。noisy的には、この冬、一旦ある程度は落ち着くにしても2019年にはまた締まると感じられますから、やはり同様に2020年から・・と言う評価になります。ポテンシャル点もほぼ同様、今飲んで・・の評点は下げるかもしれません。


 いずれにしましても出来は非常に良く、しかし2016年のアメリー・ベルトーの中ではタイトな仕上がりでした。少し休養させてからお楽しみくださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【数が無くて飲めませんでしたが、クロ・デ・シェゾーの出来を考えるとこの村名で充分と想像できます。】

 左の写真は村名ジュヴレでは無く、ジュヴレのクロ・デ・シェゾーです。お間違い無く。

 何せ非常に少ない2015年のベルトー=ジェルベですので、村名ジュヴレでも12本のみ・・。クロ・デ・シェゾーとどっちを飲むか、クロ・デ・シェゾーも飲まないで販売数を優先するか・・普通はそうなんでしょうが、やはり2015年のベルトー=ジェルベの仕上がりをある程度見極めるには、ドメーヌ・ベルトーから引き継いだ畑ものとドメーヌ・ジェルベからのものの両方をテイスティングしないと叶わないと思ったんですね。

 実際、飲んでみて良かったです。2014年ものは力強い仕上がりでポテンシャルは2013年を上回るとしても、やや硬めに仕上がったため、リリース直後のバランスとしては、メアリーのワインが持つ美しさを削っていたんじゃないか・・とも思えた部分も有ります。

 2015年のクロ・デ・シェゾーはコラムにも書きましたが、非常に饒舌です。エキスが非常に充実していて、旨みもたっぷり有り、2013年ものを美しさはそのまま「濃密」にしたような味わいでした。

 それを考えると、やや内向的な性格を持つ村名ジュヴレは、むしろその性格が良い方に出るかもしれませんで、

「丁度良い」
「エレガンスが前面に出ている」

と言うような感じじゃないかと想像しています。


 リアルワインガイドもこのワインは飲めなかったようですから、クロ・デ・シェゾーの評価から評点をマイナス1点~0.5点するならば、今飲んで 89~89+ ポテンシャル90~90+ と言うような感じになるでしょう。まぁ、クロ・デ・シェゾーの90~91Pointsをそのまま信じれば・・と言う限定では有ります。

 数の無い2015年、貴重な村名ジュヴレです。是非ご検討くださいませ。


 以下は2014年以前のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【旨い!!ジュヴレの個性とアメリーの個性の融合度が素晴らしい!!】

 素晴らしい仕上がりになった2014年ジュヴレ=シャンベルタンです。

 リューディ・レ・クラとラ・ブリをブレンドしている・・とテクニカルに書いてありますが、レ・クラは村の北の端に近く、ラ・ジュスティスと接しています。ラ・ブリはプレソニエールの北で、村のほぼ中央付近、どちたの畑もディジョンからボーヌに向かう国道の東に有ります。プレソニエールは村名の区画とACブルの区画の両方が有りますが、ご存知のようにジョセフ・ロティの畑はA.C.ブルです。

 レ・クラはどんな畑か良く判りませんが、接しているラ・ジュスティスは豊かでやや鉄分の少ない感じの豊満なキャラクターと理解しています。ロティさんのプレソニエールはやや硬く、早飲みには適しませんが、1~3年の熟で激変しますんで、接しているラ・ブリですからその辺りも参考になるかと思います。

 2013年のジュヴレ=シャンベルタンは・・まぁ・・めっちゃ旨かったです!フィサンにやや不足感を持つのであれば、2013年ジュヴレは全く欠落感のない、そして中盤から終盤にかけて、しっかり押してくる旨みが幸せなワインでした。何しろ数が無く、すぐに完売してしまったので、どうしようも無かったんですね。

 まぁ、エージェントさんも

「・・えっ?・・こんなに・・受けるの?」

と、アメリーがドメーヌ・ベルトーを継いでからのお客さんの反応に驚いていました。


 実は今回の2014年のお披露目でエージェントさんで「A.C.ブルゴーニュ」「A.C.フィサン」を飲ませていただいた時、エージェントの社長さんと少しお話しをしたんですが、

「アメリーのワインを現地で飲んだ時、やった~!と思ったんですが、これほどまで受けるとは思わなかった」

とおっしゃってました。


 彼は昔から旧知の仲なんですが、

「そろそろお互いに引退せんと・・次が出辛いよ」

などと言ってました。


 まぁ、そりゃぁそれは良いんですが、次が育ってない・・と言うか、育つ気が無い?・・と、どうにもならんとも・・。

 それについては彼も同感のようで、

「それはうちも同じ。今の人(ワイン屋さん、ワイン関係者)はやる気があってもワインを飲む機会が少ないし、自分で創れないし、ワインも高いからうちらの時のように高級ワインが気軽に飲めないしね・・」


 そんな会話をしてきました。エージェントさんも何かと大変です。ブルゴーニュワインは値上がり続けているし、良い造り手と取引するのは至難の業ですし、取引を長く続けることも重要ですしね。


 でもそんな中での「ベルトー=ジェルベ」ですからね。A.C.ブルで2千円台、フィサン4千円、ジュヴレ5.5千円と言うのは、まともなドメーヌものの中では「最安値」と言えます。


 で、やはり2014年の出来が気になりますよね?・・悪い訳が無いじゃ無いですか・・素晴らしいですよ。もっともやはり、昨年のような9月のご案内では無いので、少し時間が不足している感じが有ります。

 基本的には2013年とほとんど一緒で、エキスがキッチリでた味わいの中にポツポツとジュヴレ的な濃い赤のベリーやチェリーが浮かんで来て、やや重厚な鉄っぽいニュアンスを受け取りつつ、フィネスの有るしなやかな舌触りを受けつつ、鼻に抜けて行くやや重量感を含む石灰系のミネラリティを楽しみつつ、長めの時間、減衰感の素晴らしさも堪能できる・・そんな感じです。

 出来れば2013年ものと同様に9月以降の抜栓をお勧めしますが、今飲んでも非常に美味しいので、飲んじゃっても良いかと思います。ただし2013年よりも確実に大きくポテンシャルが上の分、また、輸入から時間が経過していない分、やや強さを感じるかと思います。その分が優しさに変わるのがそれ以降・・と言うことだと思います。

 非常に良い仕上がりでした。美味しいです。是非ご検討くださいませ。こちらは再入荷はほぼ期待できません。


 以下は2013年ジュヴレ=シャンベルタンのレヴューです。
━━━━━
 今一度・・集合写真です。左からブルゴーニュ・レ・プリエール、フィサン、ジュヴレ=シャンベルタン、ヴォーヌ=ロマネ・・です。

 左から順に色合いは濃くなっているように感じられるかと思います。でも良く見るとやはりジュヴレは「黒」っぽい色合いがより強いですよね。ヴォーヌ=ロマネは濃いですが、むしろ「赤」が強い感じです。

 で・・申し訳ないが、このワインも・・絶品です。味わいのトーンは他のアイテムと同様・・。

「軽やか」「ドライ」「ソフト」「エキスがピーチ」「(最後の最後の・・)余韻が清冽な水」

 これはアメリーのワインに共通するものです。

 しかし、皆さんもなじみの多いジュヴレのワインですから、ジュヴレ的な特徴もしっかり感じられるでしょう・・。

 と言うよりも、ジュヴレのテロワールがそれだけにしっかり現れている・・もしくは、畑がそのようなパワーを強く持っている・・ということなのかもしれません。

 やはりジュヴレの鉄っぽさ、スパイスはノーズ、中盤、余韻に掛けて、上記のアメリーのワインの特徴部分に入り込んでいます。それだけポテンシャルが高くなっている・・ということなのでしょう。

 ピュアでソフトなんですが、ややソリッドな鉄っぽさが食い込んで来ている訳です。なので、より幅の有る味わいであり、縦構造の伸びも大きくなります。 フィサンが非常にエレガントに感じるかもしれません・・しかし、このジュヴレも、ジュヴレの厳しい構造を見せつつも、非常にソフトでしなやかな、アメリーのワインの味わいがします。

 1本飲んじゃいましたので11本しかないです。エージェントさんにも無いそうです。この機会に是非・・お試しください。「ブルゴーニュを飲んでから決めよう・・」などと言ってると無くなっちゃうでしょう・・(^^;; 旨いです。お早めにどうぞ。


2019 Gevrey-Chambertin Clos des Chezeaux
ジュヴレ=シャンベルタン・クロ・デ・シェゾー

16170
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:石灰岩、泥灰土
シャトー・ド・ジュヴレ・シャンベルタンに隣接する小区画で1級畑カズティエの真下に位置します。樹齢:40~60年
醸造:4日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。
1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)5日間。
熟成:マロラクティック発酵。12カ月樽熟成。(新樽30%) 、20か月エルバージュ。濾過せず
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,950 (外税) 
【2019年のジュヴレ村名とクロ・デ・シェゾーはピュア系で激旨です!】
 是非比較していただきたいので、2019年のコラムはクロ・デ・シェゾーと区画名無し村名ジュヴレを一緒にお届けいたします。

 2018年もののこの2つのワインは、しっかり明暗を分けています。Noisy wine の売れ行きも明暗が分かれてしまいました。リリース直後、硬さの残るクロ・デ・シェゾーに対し、滅茶苦茶美しくて、エキス味が美味しく、ピュアなニュアンスに満ち溢れていた素晴らしい村名です。

 2019年もののこの2つのジュヴレ村名は、

「どちらも2018年ものの美しさ、エキスの美味しさの素晴らしい出来を超えるモノの見事な出来!」

で、しかも、

「とても健康的で滅茶ピュアな方向性で、エレガントさを失わない見事なジュヴレ=シャンベルタン!」

 になって・・しまっていたんですね。noisy 的にはどちらも販売しやすくて良い訳ですが・・実は・・

「残念ながらどちらも余り数が無い!」

と言う事実も有る訳です。


 この、滅茶苦茶美しいグラスのワインの色合いを是非ご覧ください・・。もう、これだけで充分かと思うくらい、非常に美しい色合いですが、それはモノの見事にそれらの味わいに現れていますよ。

 仕方が無い訳では有りますが、それは・・クロ・デ・シェゾーの方がポテンシャルは高いし、総合点も高いです。美味しさもクロ・デ・シェゾーの方が上です。

 しかし・・こんなジュヴレが造れるなんて、大したものだと思うんですね。2018年もののクロ・デ・シェゾーは、仕方が無かった・・そうしか仕上げられなかった理由があったんだと思います。

 果実感の違い・・黒っぽく旨味のやや強い小果実がふんだんに有るクロ・デ・シェゾーが滅茶美味しいです。でも、僅かに単純では有るが赤果実感のしっかりした区画名無しのジュヴレも滅茶旨い!・・是非是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【・・何故か現状はジュヴレ村名の方が旨いです!・・が、いずれ出て来るでしょう・・何と言ってもクロ・デ・シェゾーですから!】

 余りに美味しい村名ジュヴレに対し、こちらは発展途上・・と申しますか、ようやっとワインとして仕上がって来た感の漂うタイミングでのテイスティングでした。

 まぁ、「甘露で見事なジュヴレ村名」でその名を馳せた「クロ・デ・シェゾー」ですので、2~3カ月で落ち着くはずです。色合いも健全で非常に・・美しいでしょう?・・これで官能感と独特のグラが出てくると・・

「お~・・クロ・デ・シェゾー!」

となるんですけどね。

 ですので、今 noisy はクロ・デ・シェゾーの経過観察中です。間違いないと思いますので、少し休めて飲んでみて下さい。


 以下は以前のレヴューです。
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【クロ・デ・シェゾー2017....滅茶苦茶旨いです!惚れ惚れする味わい!】

 いつも美味しいクロ・デ・シェゾーです。

 なんて言ったら良いのか、難しいんですが・・「複雑で甘露なジュヴレ」なんですね。甘いんですよ。・・いや、甘いと言ってしまうと、

「ん?・・甘いのか~~!」

とネガティヴに捉えられてしまうんですが、


「複雑な酸とミネラリティの構成で、結果的にアロマと味わいの総合で甘く感じられる」

ので有って、

「残糖で甘いのでは決して無い」

んです。


 これ、A.C.ジュヴレ村名と一緒に比較テイスティングなされば、

「なるほど~!」

と思われるはずです。


 しかし、2017年ものは「ジュヴレ=シャンベルタンは激減」な数量しか入荷しなかったので、noisy のところでも1ケースずつしか入らず、本来は3ケースで1本のテイスティングが最高レベルの経費計算ですので、完全に「赤」が見えてしまっています。なので、今回は

「区画名無しのA.C.ジュヴレはテイスティング無し」

で申し訳ありません。


 しかし、このクロ・デ・シェゾーを飲めば・・複雑に構成された酸とミネラリティが生み出す見事に甘美な味わいをご理解いただけるかと思います。2017年も素晴らしいです!・・クロ・デ・シェゾーだけでも良いからもっと買ってくれ・・と、オルヴォーさんの社長さんにお願いしたんですが、中々そう簡単には行かないようです。ご検討くださいませ!滅茶旨いです!


 以下は以前のレヴューです。
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【これほどまでにエキスの味わいが濃密とは思いませんでした!今飲んでも納得、将来も非常に楽しみなワインです!】

 これぞメアリーのクロ・デ・シェゾー!・・と言う感じの仕上がりでした。非常にエキシーで旨みがたっぷりです。色合いも赤やピンクが見えるような官能的な色彩を持ち、イタリアンでは有りますが、ちょっと厚いガレストロっぽいようなミネラリティの発露が感じられます。

 2013年のエキス濃度を「倍」にしたような饒舌な表情を持っていますから、少量口にして、その液体を口蓋で磨り潰して行くと、そこからまたエキスの旨みや複雑な表情が感じられます。

 そういう意味合いにおいては、飲み頃は先にした方が良いのかもしれませんが、この状態でもかなり美味しいと感じます。

 リアルワインガイド第59号は、今飲んで90 ポテンシャル91 飲み頃予想 2019~2043 と、noisy 的な予想と近いところに落ち着いています。ポテンシャル点をもう少し上げる可能性は有りますし、飲み頃の開始を「今」にするか「2019」にするかは悩みどころですが、もし文章を掲載できるなら、「今飲んでも良い」と入れるでしょう。

 むしろ、このメアリーのクロ・デ・シェゾーを、ジュヴレの平均的な評点に留めるので有れば、かなりの造り手のジュヴレが、今飲んで点、ポテンシャル点共に90点を下回らずを得ないことにもなりますしね。それほど・・良いです。

 やはり、母方のヴォーヌ=ロマネ系のワインに親しんで育ったんじゃないか・・それがジュヴレの武骨さに花を添えられる下地になったんじゃないかな?・・と想像しています。素晴らしい区画名付きジュヴレです。超お勧めします。2015年は数が無いのでお早めにどうぞ!


 以下は以前のレヴューです。
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【これは目茶旨い!1級カズティエにかなり近いです!赤い果実に紫の果実、エキスの旨みはフィサン・レ・クロ&レ・クラに無いものです!】

 2014年のクロ・デ・シェゾーです。2013年、滅茶美味しかったです・・プルミエ・クリュ並みの美味しさでした。2014年はさらに上質なのは4アイテムのテイスティングで理解しました。

 今回は数量的な部分でクロ・デ・シャゾーのテイスティングを回避してしまっていますが、売れないようなら飲めるかな?・・などと淡い期待をしています。

 何せ24本しかないんですよね・・。しかもこの上のクラスは何本かずつです。エシェゾーに至っては1本ですからもうどうにもなりません。

 なので申し訳ありませんが2013年のクロ・デ・シェゾーのコメントと、2014年の他のワインのコメントを合わせて読んでいただき、ご検討くださればと思います。すみません・・。そのうちリアルワインガイドの評価も出るんじゃないかと思いますが、その時にはおそらく無くなってるでしょう。

 以下は2013年、クロ・デ・シェゾーのご紹介文です。
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 ジュヴレの村の西側上部にあるクロ・デ・シェゾーです。ドメーヌ・シェゾー名のクロ・デ・シェゾーも存在しますので、シェゾーさんちから借りて、シェゾー分も造ってるのかな?・・と思います。ドメーヌ・ベルトーと地主のシェゾーさんは、シェゾーさんの畑の収穫折半をアチコチでしている関係で仲が良いようです。

 リアルワインガイド第51号では現地試飲でフィサン・レ・クレと同じ 88+ 89+と言う評価です。基本的にアメリー・ベルトーのワインは完全エキス化された滅茶苦茶ドライな味わいですので、普通なら・・

「飲むには早い・・2~3年寝かせよう!」

と言うようなコメントになるはずです。現にリアル徳丸さんもこのクロ・デ・シェゾーに関しては2017年~2033年と飲み始めを先に書いています。第51号は9月号ですから・・現地試飲のタイミングは7月頃ですね・・。なので、約半年ちょっと経ってます。その間の成長も有るかもしれないですよね。

 因みに noisy は早くご案内したくて、輸入直後、オルヴォーさんに出来るだけ早く、出来るだけ一杯出していただきました・・で、着いて当日すぐにFixinles Closを、翌日にFixin les Crais と Gevrey-Chambertin Clos des Chezeauxを一遍にテイスティングしています。

 でもそんなに焦ったテイスティングでも非常に美味しく飲めちゃうんですよね~。それが2012年までのドニ・ベルトーとは大きく違うんですよ。そしてこのクロ・デ・シェゾーには・・ビックリさせられました!凄い旨いんですよ!
 色合いはほとんど、フィサン・レ・クラにそっくりでした。やや濃いかな?・・位です。ところがですね・・、フィサン・レ・クロとレ・クラにはほぼ無かったものが、こちらのクロ・デ・シェゾーにはバッチリ存在していたんです!

 それは、

「まるでラズベリー・リキュールのようなエキスの旨み」
「華やかな鉱物系ミネラリティによるスパイシーなアロマ」

です。超ドライなのに甘いんです・・

 まぁ・・これが畑の力なのかな・・とは思います。いや、レ・クロもレ・クラも非常に旨いんですよ。充分っちゃ充分なんです。しかし相手が悪い・・レ・カズティエやプティ・カズティエ直下のクロ・デ・シェゾーのポテンシャルは、確実に1級に近いものです。わずかに構造の深みが浅いかもしれませんが、人間の関与を最小限にし、完全にワインへと昇華された液体は、畑のポテンシャルを丸裸にしてしまっています。

 リアルワインガイド第51号では、フィサン・レ・クレとこのクロ・デ・シェゾーは同ポイントで飲み頃のみこちらが先に伸びた評価になっています。しかし現地試飲であることと、その時から半年以上経過していることで、より見やすくなっている訳です。なので、もし今、徳丸さんがこの2アイテムをテイスティングしたとすれば、確実に1点の差を付けるでしょう。noisyなら最大1+ポイント、差を付けます。その位大きな差が有るんです。

 勘違いしないでいただきたいのは、これはリアル批判では有りません。ワインがワインとして仕上がる時期、そしてその1年以内というのは、見定めるのが非常に難しいのです。何しろまだ「ボトルでの熟成途中」だからです。特に出荷時期のブルゴーニュワインはまだ完全に仕上がってない場合が多いんですね。それを嫌がる大ドメーヌ・・DRCとかルロワとか・・の場合は、だから出荷が遅いんですよ。完全に仕上がったと判断した段階でないと出荷しないんです。でもほとんどのドメーヌでは、二次発酵が終わりボトルに詰めて少し落ち着かせた段階で出荷してしまいます。なので、マロ終わりのボトリング直後の段階は、ワインもショック状態の場合が多く、タイミングによっては飲んでもなかなか判断が難しい・・ということが起きるんですね。

 なので、もしリアル的にポイントを付けるとすれば、89+~90+です。noisy 的には90~91と言うことになりますね。村名リューディですんでかなり高い評価だとお判りいただけるかと思います。

 今回の日本入荷(オルヴォーさん分)は60本しか有りません。うち24本をいただきましたが、すでに何本か販売しています・・(はやっ!)そしてnoisy もしっかり飲んじゃってますので、その分がもう有りません。

 2014年は絶対もっと買うど~!・・と心に決めさせられた素晴らしい味わいでした。リアルの言うように、まだわずかにタイトな部分が有ります・・が、それでも、

「旨い!」

と声が出るでしょう。

 そして価格には見合わない格上の味わいだと思われるでしょう。保障出来ます。是非ご検討くださいませ。フィサン・レ・クロ、フィサン・レ・クラとともに一推しです!



以下は前回の時にご紹介させていただいた区画名無しのジュヴレ=シャンベルタン2013年のレヴューです。
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【旨い!!ジュヴレの個性とアメリーの個性の融合度が素晴らしい!!】


 今一度・・集合写真です。左からブルゴーニュ・レ・プリエール、フィサン、ジュヴレ=シャンベルタン、ヴォーヌ=ロマネ・・です。

 左から順に色合いは濃くなっているように感じられるかと思います。でも良く見るとやはりジュヴレは「黒」っぽい色合いがより強いですよね。ヴォーヌ=ロマネは濃いですが、むしろ「赤」が強い感じです。

 で・・申し訳ないが、このワインも・・絶品です。味わいのトーンは他のアイテムと同様・・。

「軽やか」「ドライ」「ソフト」「エキスがピーチ」「(最後の最後の・・)余韻が清冽な水」

 これはアメリーのワインに共通するものです。

 しかし、皆さんもなじみの多いジュヴレのワインですから、ジュヴレ的な特秩Eもしっかり感じられるでしょう・・。

 と言うよりも、ジュヴレのテロワールがそれだけにしっかり現れている・・もしくは、畑がそのようなパワーを強く持っている・・ということなのかもしれません。

 やはりジュヴレの鉄っぽさ、スパイスはノーズ、中盤、余韻に掛けて、上記のアメリーのワインの特秩E部分に入り込んでいます。それだけポテンシャルが高くなっている・・ということなのでしょう。

 ピュアでソフトなんですが、ややソリッドな鉄っぽさが食い込んで来ている訳です。なので、より幅の有る味わいであり、縦構造の伸びも大きくなります。 フィサンが非常にエレガントに感じるかもしれません・・しかし、このジュヴレも、ジュヴレの厳しい構造を見せつつも、非常にソフトでしなやかな、アメリーのワインの味わいがします。

 1本飲んじゃいましたので11本しかないです。エージェントさんにも無いそうです。この機会に是非・・お試しください。「ブルゴーニュを飲んでから決めよう・・」などと言ってると無くなっちゃうでしょう・・(^^;; 旨いです。お早めにどうぞ。


2019 Vosne-Romanee
ヴォーヌ=ロマネ

16171
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

■注:2018年ものの海外メディア評価
90 Points Vinous Antonio Galloni
88~90 Points Jasper Morris MW
88~90 Points Neal Martin
89~91 Points Allen Meadows Outstanding/Top Value
15.5 Points Julia Harding MW
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:粘土石灰質
1級畑Clos des Reasから地続きのLes ReasとLa Riviereの2区画樹齢:平均50年
醸造;5日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。樽熟成。(新樽30%)、エルバージュ17か月。 濾過、清澄せず
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,490 (外税) 
【すみません、余り数が有りませんが、素晴らしいバランス!・・二面性で言うところのナチュラル系の見事な味わいです!】
 滅茶美味しいです!・・まぁ、ジェルヴェ家から承継した畑だと思うんですが、ふわっと優しく、酸の柔らかな赤い果実のエキスの美味しさが見事に表れた素晴らしいヴォーヌ=ロマネでした。

 このところはある程度の数が入荷していたヴォーヌ=ロマネ村名ではあるんですが、どうも2019年ものは試飲分を除いて12本だけ?・・のようでして、後は、

「もし余ったら・・」

 みたいな、つれない返事をいただいていまして・・まぁ、2019年ものは本当に少ないようですので仕方が無いと諦めています。


 中域がぷっくりと膨れたバランスの良い仕上がりをしていまして、しっとりとした優しいスパイス、軽やかなフィルム状のミネラリティがふんわりと立ち昇ります。なので、果実感もリアリティがあり、アヴァンギャルドさの全く無い、美しくもピュアな仕上がりでは有りますが、

「これはナチュラルなニュアンスがより漂うよなぁ・・」

と言う印象。

 非常にドライですが、適度なジャミーさが包容力として感じられます。

 2018年のこのヴォーヌ=ロマネは、専門家ながらもブルゴーニュワインに超厳しい評価をされるアレン・メドゥズさんが、「アウトスタンディング!」と掲載したのもまだ記憶から抜けていませんが、

「2019年ものもアウトスタンディング間違い無し!(・・もしテイスティングが出来ていたら)」

と言う感触です。是非飲んでみて下さい!超お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【何と、あのブルゴーニュ専門家にしてブルゴーニュワインに超厳しいアレン・メドゥズさんが、「アウトスタンディング/トップ・ヴァリュー」評価です!】

 そうなんですね・・。ちょっと厳しいかな~・・この先が・・。少し思いやられますが、メドゥズさんが「アウトスタンディング!」と言うほどですから・・良いのは判ると思います。

 2017年ものは数が無くて飲まなかったら・・お客様にはどうも手を抜いたと思われたのか、ま~動きが遅くてですね・・

「・・あれ?・・何で動かないの?」

と・・不思議に思ってました。

 なので、2018年ものは飲まないと・・と思ってしっかりテイスティングさせていただきました。

 「ラズベリー、スグリを持っての全方位外交!」

の素晴らしいヴォーヌ=ロマネです。バランスはど真ん中が重心で、腰高でも無く、ベタに重くも在りません。やや黒みを持った赤い果実が中心で、ノーズにはフィサン村名やA.C.ブルに顕著なシャンボール的な魅惑のアロマが漂います。

 美味しく無い訳が無い・・ですよね。これ、是非飲んでみてください。数が無いので・・買えなかったらすみません。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【リアルワインガイド第63号は 今飲んで 91 ポテンシャル92 飲み頃予想2020~2043 ! ・・そして珍しいことも起きています!】(こちらは2016年もののレヴューです。)

 フランソワ・ジェルベから伝えられたヴォーヌ=ロマネ村名です。2015年ものは少ない入荷数の中から、忍び難きを忍び・・テイスティングさせていただきまして、その素晴らしさにビックリしてしまった noisy です。なので、エージェントさんの入荷数がそこそこな数字だったことに気付き、何とかネジ込んで・・少しだけ増やしていただきました。・・何でも言ってみるもんですね。

 しかしながら増やしてもらったとは言いつつ、全体の数量は昨年の2015年には遠く及ばず、全部綺麗さっぱり販売したとしても減益は免れないと言う寂しい状況です。

 なので、結構・・テイスティングで開けてしまいましたので、今回はヴォーヌ=ロマネのテイスティングを諦めざるを得ない状況でした。


 で、ネットを徘徊して情報集めをしたところ、面白いことに気付きました。余り無いこと・・です。

 大体、「このドメーヌは伸び盛りだ・・これから来るぞ!」と言う部分においては、大方のワインメディアは見えてないと思います。もしくは、見えていたとしても、「今はそのタイミングではない・・早すぎる」と言うような感覚なのかな・・と思います。なので、

「かなり良くなって来たな・・」

と感じたとしても、良いとこ、+0.5Points 位なんですね。しかも、ボトルコンディションやテイスティング時の固有のコンディション差などはあまり考えてないのでしょう。

「褒めたいが、結局褒めたことになってない」

ようになってしまいます。


 あ、思い出しました。アメリーファンのために、ベッキー・ワッサーマンさんのページをご紹介しましょう。デカデカと出て来ますよ。・・ベッキーさんについては・・是非ご自身でお調べください。

http://www.beckywasserman.com/domaines/berthaut-gerbet/#.W9q2YuIyWUk
(勝手にリンクは不味いと思うので、コピー&ペーストでご覧ください。)


 で、結局ですね・・あの、ブルゴーニュワインに評価の厳しいアラン・メドーさんよりも、比較的評価の緩いアドヴォケイトのニール・マーティンさんの評価が逆転しちゃってるんですね・・。

アラン・メドー 89~91Points
ニール・マーティン 88~90Points


 まぁ、評価をするのはその個人や団体ですから、結果はどうでも良いんですが、余り一貫性が無かったり、自身の好みだけでしてしまうと信用を失うことにもなりかねない訳です。

 リアルワインガイドはその辺も実に面白い立ち位置で、

リアルワインガイド第63号 91-->92 Points

と、今飲んでポイントは何と、アドヴォケイトよりも3Points も上回ってしまっています。元々ニール・マーティンさんは、2016年フィサン1級レ・ザルヴレに91~93Pointsを奢っておりますんで、レ・ザルヴレの方がヴォーヌ=ロマネよりもかなり良い・・と言う評価結果になっています。


 言ったことも言わなかったことも、やってしまったこともやらなかったことも、結局自分に全て還ってくるのが人生ですから、自分で責任を取れば良いだけです。きっと美味しいと思いますよ・・飲んでなくてすみません!頑張って分捕った分、ぜひ皆さんで板のシミくださいませ。お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【このヴォーヌ=ロマネ村名はまるで小柄なミュジニー!・・有り得ないです!ミシェル・グロもビックリするはず!】

「うわ~お!」です。これは買うっきゃないなぁ・・。申し訳ないけどお一人様1本限定です。元から無いものを飲んじゃいましたが、良かったのか悪かったのか・・。しかしこの素晴らしさは半端ないです。

 抜栓直後、やや硬めな石灰の穏やかなアロマが飛び出しますが、発散的な香りは穏やかな部類です。

「ん~・・香りはクロ・デ・シェゾーだなぁ・・。硬くなっちゃってるかぁ?」

と思いつつ、少量を口にすると・・まぁ、ビックリしすぎて言葉まで飲み込んじゃいました。


 そうなんですよ・・比較、発散的な香りが少なかったので、予想を裏切られた形でのこの表情が凄かった!まるでミュジニーのような赤系果実・花の香水のような、ほんのりスパイシーなアロマが鼻に抜けて行くんですよ。

「(えっ?・・畑、どこだっけ?)」

と記憶を手繰ってみても思い出せず、後日確かめることになりましたが、クロ・デ・レアの南に接するオ・レアとリヴィエールなんですね。ミュジニーやクロ・ヴージョの近くかとも思いましたが、そんなところに村名の区画は無いし、ミュジニーやその辺と近い組成の土壌まで、葡萄の根が張ってるんじゃないか?・・などと想像してしまう位でした。

 この高質でエキスの濃い味わいこそ、確かにあのミュジニーに共通するものです。しかしながらそうは言っても、ミュジニーと同等だなんては言ってませんので・・特にミュジニーの場合、熟していないと特に・・では有りますが、香りはめっちゃ香るものの、味わいは結構平板で硬く閉ざしている場合が多いです。

 このヴォーヌ=ロマネは全く逆で、香りはやや抑え気味ながら、口に含んだ後の味わいやノーズに抜けて行く香りが素晴らしい・・し、似ている・・と思えるんですね。


 いや~・・2013年も飲んでいるんですが、こんなに凝縮はしていませんでした。リアルワインガイド第59号で徳丸さんは、「やや青っぽい香りが有るがいずれ溶け込み、魅惑的なものに絶対なる」と書かれています。noisy 的には青っぽさは感じられず、すでに魅惑的過ぎる位、魅惑的でした。

 因みにリアルは「今飲んで 90 ポテンシャル 91+ 2020~2040」と、クロ・デ・シェゾー2015とほぼ同様の評価です。

 いや~・・これは皆さんに飲んで欲しいなぁ!・・もっと欲しいが・・残念です・・追加は見込めません!さっさとゲットすべき素晴らしいワインです。お早めにどうぞ!

 

 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【素晴らしい!目茶美味しい!!(2013年のコメントですが・・)】

 すみません・・こちらも数量的な関係でノー・テイスティングです。2013年のコメントと2014年の他のワインのコメントを参考にされてください。


 以下は2013年の村名ヴォーヌ=ロマネのコメントです。
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 ・・まぁ・・こんなに美しい色合いを見せつけられたらね・・誰でも飲みたくなっちゃいますよね~。そして実際・・目茶旨いです!

 こちらのヴォーヌ=ロマネもアメリーのワインは一貫しています。非常にソフトでピュア、軽やか、エキスがフルーティー・・です。

 しかしながら、ヴォーヌ=ロマネの個性が半端無く、アメリーの個性に食い込んでいます。・・いや、食い込むと言うか侵食していると言うか・・いや、これは凄く評価している表現ですよ。

 なので、偉大なヴォーヌ=ロマネの個性がそっくり、そのアメリー味に乗っかっています。

 ソフトでピュア、そして軽やかさの上のヴォーヌ=ロマネの充実した緻密さが乗っかっていますし、エキスのフルーティーさは、ダークチェリーやベリーの色合いを強く持っています。エキセントリックで精緻なスパイスのアロマと、充実した品格の高いミネラリティからのアロマが絡み、素晴らしい風味になっています。

 88 89をを付けたリアルの徳丸さんのレヴューを見ると、

「やや厳し目のタンニンが有りこれがもう少し熟して円いものだと文句なし」
とおっしゃってました。

 ・・・安心してください。しっかり良い方向に向いちゃってますんで。今飲んでもそのタンニンはしなやかで優しく、むしろ構造を豊かに感じさせる方向になっちゃってます。
 それにね・・いまどき、こんなプライスのヴォーヌ=ロマネが有るかと?目茶お買い得でしょう?・・下手すりゃACブルしか買えないようなプライスでしょう?ここの区画はフランソワ・ジェルベ姉妹からのプレゼントですね。

 2014年もしっかり購入したいと・・noisy の仕入れ方針にも大きな影響を与えてくれた困ったちゃんなヴォーヌ=ロマネです。あと11本・・お早めにどうぞ!



2019 Gevrey-Chambertin 1er Cru les Cazeties
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・カズティエ

16173
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ
お一人様1本限定 + 制限の無いワイン1本

◆お一人様1本限定 + 制限の無いワイン1本以上
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:粘土石灰質
カズティエの斜面下部に位置する区画樹齢:平均40年
醸造:4日間低温マセラシオン、天然酵母でアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)5日間。
熟成:マロラクティック発酵。12カ月樽熟成。(新樽50%)、エルバージュ20か月。 濾過せず。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥11,890 (外税) 
【リアルワインガイド第63号では、「2016年のカズティエは造れなかった」と書かれましたが、極少量だけ出来た様ですよ・・激レアです。】(こちらは2016年もののレヴューです。)
 noisyのところにも呆れるほどしか入荷しなかったレ・カズティエですが・・エージェントさんに3本だけ入ったようです。リアルワインガイドでも、

「2016年はレ・カズティエ、ジュヴレ=シャンベルタン・クロ・デ・シェゾーは造れず、クロ・デ・シェゾーはACジュヴレに混ぜた」

とリリースされています。


 まぁ事実とは異なる訳ですが、間違って伝わったのは誤訳と言うのも有るかもしれないし、「造れなかった」と言わないと色々と面倒なことに繋がる・・と言うのも有るかもしれないし、途中で、

「ちょっとだけだけど出来が良い分はやっぱりリリースしようか・・」

と言う路線変更も有った可能性さえ有る訳ですから、一旦文字にして印刷を掛けてしまったものはもうどうにもならない訳で、責めることなどは有ってはなりません。

 それより、

「世界中の誰もが持っていないだろうキュヴェ」

で有ることは間違いなく、しかも2016年のアメリー・ベルトーのワインの格が確実にジャンプ・アップしているのを感じられれば、このキュヴェは非常に魅力でしょう。

 まぁ・・noisy としても、たったこれだけですから、販売しなくても良い気にもなってしまいますが、たったこれだけだからこそ、造り手の意思を汲んで、誰かに飲んでいただきたいと・・思う訳です。

 是非この貴重なレ・カズティエを、良いタイミングでご賞味いただき、世の方々にアピールなどしていただけますと幸いです。




 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【リアルワインガイド第59号は、今飲んで92+ ポテンシャル93+ 飲み頃予想2023~2050と素晴らしい評価です!】
 いや~・・・レ・カズティエでこんな価格ですからね。非常に有難いです。これでもう少し増えてくれれば noisy もテイスティング出来るんですけどね。

 リアルは92+~93+と、かなりの評価ですね。しかもジェルベ系のスタイル・・と言うことで、noisy と近い感覚を受け取っていたようです。

 まぁ・・なんだかんだ言っても飲めないと書けませんので、こんな感じで。蝋封です。


 以下は2014年以前のコメントです。
━━━━━
【蝋封はアメリーの高級ワインの証??非常に少ないです!】

 カズティエやラヴォーがまだこんなプライスですから、有る意味非常に有り難いですよね・・。まぁ・・2014年はきっと上がっちゃうと思いますよ・・。旨いですもんね・・と昨年9月に書いていたんですが、しっかり価格は据え置き!・・有難うございます。

 ここは非常に少ないので飲めませんでした。2013年ものはリアルワインガイド、徳丸さんは51号で(・・買ってね~!)ラヴォー・サン=ジャックに90 92 と言う高い評価をしています。カズティエは飲めなかったようです。

 今回の仕入れはオルヴォーさんですが、この2アイテムとヴォーヌ=ロマネ1級プティ・モン、特級エシェゾーは蝋封です。もう一軒違うエージェントさんも有りますので、確実なところは判りませんが、上級アイテムと目されるアイテムは蝋封+紙巻きで届いています。

 今回の4アイテムのテイスティング結果を考慮した上で、ジュヴレの1級カズティエ、ラヴォーの仕上がりを想像してみると、やはりアメリーの無理の無い抽出からの柔らかい仕上がりと、クリマの個性がせめぎあいをした味わいになっているかと思います。購入できたらラッキーかな?・・と思いますが、全く飲まずに並べているだけのショップさんも多いと思いますので、そちらではまだあるかもしれません。お早めにどうぞ。


2019 Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux St.-Jacques
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー=サン=ジャック

16174
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ
お一人様1本限定 + 限定条件の無いワイン1本

◆お一人様1本限定 + 限定条件の無いワイン1本以上
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:粘土石灰質
ラヴォー・サン・ジャックの斜面上部に位置する区画樹齢:1973年に植樹。
醸造;40%全房。5日間低温マセラシオン、天然酵母、600リットルの樽でアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。17カ月樽熟成。(新樽100%)、エルバージュ18か月。 濾過、清澄せず。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥13,850 (外税) 
【たった200本のベルトー家由来のトップ・キュヴェです!そして何とメディア評価は・・】(こちらは2016年もののレヴューです。)
 たった200本ですから・・ハーフバリックか特注の樽しか使えなかったでしょう。それでも何とかリリースしたのは、ドメーヌの看板だからでしょう。

 リアルワインガイドもそんな少ないワインをテイスティングで減らしてしまうには忍びなかったのでしょうか、評価は上がっていません。なので、ネットを散策してみると、アドヴォケイトの記事が見当たりました。


「・・93~95Points!・・しかも、それは私に Armand Rousseauを思い出させた!」

と書かれていました。


 この、結果的に少なくなってしまったキュヴェの先行き・・と言うのは非常に面白くて、例えば絶不調だったフェヴレイも、ミュジニーだけは半樽、毎年造っていましたが、他のワインがどれほど気を引かなくても、そのミュジニーだけは・・みたいな感じになってしまうんですね。

 これって非常に人間臭い話しでちょっとほのぼのするんですが、普通なら一樽ずつですから、いつも通りに手掛けて済むわけです。

 しかし、半樽、もしくはハーフバリック使用などとなってしまい、通常のエルヴァージュの流れとは別になってしまうと、極端に悪いか、凄く良くなってしまうか・・になっているように思います。・・だって、気になっちゃうじゃないですか・・人間て・・普通じゃないものは・・

 非常に希少で一般的なメディアの評価も高く、気をひかれるワインだと思います。ご検討くださいませ。

注:販売条件が有ります。


 以下は以前のレヴューです。
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【ドメーヌ・ベルトー譲りの畑のトップ・キュヴェ!】

 クロ・デ・シェゾー2015年の出来と、1級レ・カズティエのリアルワインガイド第59号の評価を重ね合わせると、単純には評価は出来ちゃいそうですね。レ・カズティエが92+~93+なら・・ラヴォーも同様か、もしくはプラス0.5~1ポイントアップと言うところでしょうから、最大幅を見込むと・・

「(92+~93+)~(93+~94+)」

と言うようなラインが考えられます。

 やはり一般には「レ・カズティエ < ラヴォー・サン=ジャック < クロ・サン=ジャック」と言うような見方が有りますからね。テクスチュアだけみてもこの順に細やかに成って来ます。官能感だけ見れば、入れ替えも有るかなと思いますが、総合力ではこの通りでしょう。

 なによりリアルワインガイドも、

「このワインは飲めなかった」

と言う事実も有ります。希少なワインです。お早めにどうぞ。

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【蝋封はアメリーの高級ワインの証??非常に少ないです!】

 カズティエやラヴォーがまだこんなプライスですから、有る意味非常に有り難いですよね・・。まぁ・・2014年はきっと上がっちゃうと思いますよ・・。旨いですもんね・・と昨年9月に書いていたんですが、しっかり価格は据え置き!・・有難うございます。

 ここは非常に少ないので飲めませんでした。2013年ものはリアルワインガイド、徳丸さんは51号で(・・買ってね~!)ラヴォー・サン=ジャックに90 92 と言う高い評価をしています。カズティエは飲めなかったようです。

 今回の仕入れはオルヴォーさんですが、この2アイテムとヴォーヌ=ロマネ1級プティ・モン、特級エシェゾーは蝋封です。もう一軒違うエージェントさんも有りますので、確実なところは判りませんが、上級アイテムと目されるアイテムは蝋封+紙巻きで届いています。

 今回の4アイテムのテイスティング結果を考慮した上で、ジュヴレの1級カズティエ、ラヴォーの仕上がりを想像してみると、やはりアメリーの無理の無い抽出からの柔らかい仕上がりと、クリマの個性がせめぎあいをした味わいになっているかと思います。購入できたらラッキーかな?・・と思いますが、全く飲まずに並べているだけのショップさんも多いと思いますので、そちらではまだあるかもしれません。お早めにどうぞ。


2019 Chambolle-Musigny 1er Cru les Plantes
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・プラント

16177
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ
お一人様1本限定

◆お一人様1本限定
■エージェント情報
 葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:粘土石灰質樹齢:70年
醸造:5日間低温マセラシオン、天然酵母でアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。樽熟成。(新樽40%)、エルバージュ17か月。 濾過、清澄せず。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,290 (外税) 
【実は・・ルーミエさんの畑の真横だった・・んですね。】(こちらは2016年もののレヴューそのままです。評価も見当たりませんでした。)
 noisy にとってはレ・プラントと言えばアミオ=セルヴェルでしたので、ジェルベのレ・プラントには興味が向かうことは無かった訳ですが、アメリー・ベルトーの所有になったこの1級レ・プラントを調べてみると、

「ジョルジュ・ルーミエの畑の真横がジェルベの畑」

と言うことが判りました。


 と言うことは?・・いや、このレ・プラントと言う畑は、言ってみれば有る区画のど真ん中を「レ・シャルム」に居座られ、その残った部分がレ・プラントなんですね。

 なので、格や味わいは別にすると、ラ・ターシュに対するレ・ゴーディショみたいなものでして、判官びいきな日本人にはちょっと喜ばれそうな感じです。

 で、そうなってくるとそのジョルジュ・ルーミエの畑・・と言うのはおそらく北隣の「1級オ・コンボット」で有ることもまず間違いなく(違ってたらすみません・・)、クリストフの仕事をアメリーが見つめていた・・なんてシュチュエーションを野次馬根性で想像してしまいます。

 何せ2016年ものは、「造れたものは極上だが、数が全くない」状況で、2017年以降、少しでも増えることを期待しています。ルーミエさんのコンボットのほぼ半額ですが、

「二つ並べて比較で飲んだらきっと楽しいだろうなぁ・・」

などと、ちょっと鉄ちゃん系のノリになってみても楽しいでしょう。ご検討くださいませ。



 以下は以前のコメントです。
━━━━━
【ドメーヌ・ジェルベからドメーヌ・ベルトー=ジェルベに!味わいも力強いものから優しくナチュラルなものへ!】

 シャンボール1級のレ・プラントです。ここはシャンボールの村のほぼ中央、レ・シャルムに接した畑です。レ・プラントと言えば noisy はアミオ=セルヴェルを思い出しますが、ここも好きでしたね。昔は安くて、2001年ものを5千円台で販売した記録が残っています。

 しかしその後、日本のエージェントさんが決まり・・いや、それまでは無かったようで、ドメーヌに行くと分けてくれたんですね。なので、小さなインポーターさんはエクスクルーシヴを取らずに直接取引でやっていて、それを分けて貰ってました。

 それがいつの間にか某社に販売権が移ったらもう・・いきなり倍以上ですからね・・。レザムルーズも持っていたセルヴェルでは有りますが、こちらが2001年で1万円ちょい位でしたが、それも同様に倍。呆れちゃいました。

 アロマが軽やかでスパイシーなレザムルーズに対し、やや重量感が有り「トロッ」としたナトリウムっぽいミネラリティと、なめらかな「ヌメッ」としたテクスチュアで赤果実の美味しいレ・プラントでは、リリース直後はレ・プラントがとても美味しくて、随分お勧めした記憶が有ります。15年位も前の話しです。

 リアルワインガイド第59号は今飲んで 92 ポテンシャル93 飲み頃予想2023~2045と、中々の評価です。これはヴォーヌ=ロマネ・レ・プティ・モン同様の評価ですから、価格的にも魅力ですよね。

 非常にリーズナブルなユドロ=バイエのレ・シャルムよりも安く、リアルも評価自体はこちらが上です。是非お早めにご検討くださいませ。


2019 Vosne-Romanee 1er Cru les Petits Monts
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・プティ・モン

16172
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ
お一人様1本限定+限定条件の無いワイン1本

■注:2018年ものの海外メディア評価
93~96 Points Jasper Morris MW
93 Points Vinous Antonio Galloni
91~93 Points Neal Martin
89~92 Points Allen Meadows
16.5+ Points Julia Harding MW
◆お一人様1本限定+限定条件の無いワイン1本
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:粘土石灰質
特級畑リシュブールの斜面上部に位置する、ヴォーヌ・ロマネで最も美しい1級畑
醸造;5日間低温マセラシオン、天然酵母でアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。樽熟成。(新樽40%)、エルバージュ17か月。 濾過、清澄せず
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥14,500 (外税) 
【ジャスパー・モリスさんは上値96ポイント!・・ようやっとこのクラスになってからやる気が出たようです。】---すみません、2018年もののレヴューです。
 面白いでしょう?・・テイスターもそれぞれ、いろんな状況を抱えているでしょうから、それぞれの立場から評点をすると思うんですね。・・いや、noisy はほぼ中立だと思いますよ。早いと思えば「まだ飲まないで」と言いますし、美味しく無ければ売らないし・・(^^;;

 で、ジャスパー・モリス氏は上値96点ですよ。フィサンは何点だったか・・それに、他のテイスターさんたちの、評価のバラけていることったら無いですよね。

 これって、上り調子のドメーヌが必ず辿る道だと思いますよ。このバラけた評価を2~3年受け続け、それでもコケ無いで素晴らしいワインを造っていると、いきなり揃い出すんですね。

 テイスターも人間ですから、今日は眠いとか、調子悪いとか、風邪ひいてるとか・・ある訳ですね。いや、noisy は風邪ひかないですよ・・そんなことは無いですが、最近は風邪を引いてる暇も無いほど、雑事が忙しいです。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
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【リアルワインガイド第63号は 今飲んで 92 ポテンシャル 94+(!!) 2023~2055】(こちらは2016年もののレヴューです。セラートラッカーは94ポイント付けているテイスターがいらっしゃいました。)

 これは飲みたいですね~・・今後のブルゴーニュの勢力図を書き換えて行くに違いないワインかと期待しています。まぁ、ヴォーヌ=ロマネの生産者は、一部を除き、

「結果として畑のポテンシャルに寄りかかっただけのワインをリリースしていた」

側面が有ると言えるからです。


 その中で、例えばアンリ・ジャイエしかり、ジョルジュ・ミュヌレしかり・・現状を打破する造り手が生まれ、ついには前述の代表ともいえる、あのフランソワ・ラマルシュまで・・変化して現在に至る・・と言うことになろうかと思います。勿論その精神的な支えとして、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ=コンティが中心にいた訳ですが、半世紀ほどの間に大変化をしているんですね。

 フランソワ・ジェルベもまた、そんな造りになってしまっていたのかな・・と思います。悪くは無いが「畑の名前以外に気を引くことの無い」感じだったかと思います。実はドメーヌ・ドゥニ・ベルトーもそうだった訳です。

 このプティ=モンは、あのヴォーヌ=ロマネ村のモノポール以外のグラン・クリュの実質上のトップの畑、「リッシュブール」の真上に存在します。そして、本当に神様になられたアンリ・ジャイエが開墾した「クロ・パラントー」の真横です。

 誰が飲んでも神様のクロ・パラントーは独特の美味しさを持っていて、そして、誰が造ったにせよ、隣のプティ=モンは全くそれに及ばなかった訳ですね。

 それが今、アメリー・ベルトーとニコラ・フォールの手に渡り造られるようになったと言うのは、奇跡なのか必然なのか・・非常に興味深く、どうしても知りたいと感じさせられます。

 リアルワインガイドはついに、ポテンシャル点を94+まで付けました。まだ海外では騒がれていないようなので、我々にとっては非常に有難いことです。フランソワ・ラマルシュは以前はへっぽこでしたが、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで、以前から持ち合わせてはいた「フィネス」を売りにできるようになっています。

 おそらくですが、この先、ベルトー=ジェルベのワインも、そのようなグレートなワインメーカーとして認知される日が来るでしょう。お勧めします。



 以下は以前のコメントです。
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【リアル第59号は92~93+ポイント!】

 僅少のヴォーヌ=ロマネ1級レ・プティ=モンです。母方から継承した畑ですね。口内を香水感で満たすような圧巻さを持つヴォーヌ=ロマネ村名を飲めば、おのずのこのレ・プティ・モンの素晴らしさは想像出来ます。

 リアルワインガイド第59号は 今飲んで 92 ポテンシャル93+ 飲み頃予想2023~2048 と、やや控えめな評価では有りますが、「ほぐれるのに2年、その後はパラダイス」と表現しているように、かなりの仕上がりのようです。


2019 Vosne-Romanee 1er Cru les Suchot
ヴォーヌ=ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・スショ

16175
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォーヌ=ロマネ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ
お一人様1本限定+条件の無いワイン1本

◆お一人様1本限定+条件の無いワイン1本以上
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:粘土石灰質
特級畑リシュブールの斜面上部に位置する、ヴォーヌ・ロマネで最も美しい1級畑
醸造;5日間低温マセラシオン、天然酵母でアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。樽熟成。(新樽40%)、エルバージュ17か月。 濾過、清澄せず
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥14,990 (外税) 
【非常に少ない2016年レ・スショは、リアルワインガイドもテイスティングできなかったほど収穫減!!】(こちらは2016年もののコラムそのままです。)
 かなり期待が出来る1級レ・スショです。エージェントさんの資料だと、リッシュブールの真上に有るのか?などと思ってしまうかもしれませんが、リッシュブールの真上はあの「クロパラ」と「プティ=モン」ですので、「リッシュブールの斜面、上部」で有って、正確には「リッシュブールの北に接する斜面」です。

 ま~・・このロケーションなら・・ニコラは必ず仕事に入りますよね~。2015年のヴォーヌ=ロマネのあの香りを、さらに繊細に・・重厚にした感じかな・・と想像しています。


 以下は以前のコメントです。
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【リアル第59号は92~93+ポイント!】

 僅少のヴォーヌ=ロマネ1級レ・プティ=モンです。母方から継承した畑ですね。口内を香水感で満たすような圧巻さを持つヴォーヌ=ロマネ村名を飲めば、おのずのこのレ・プティ・モンの素晴らしさは想像出来ます。

 リアルワインガイド第59号は 今飲んで 92 ポテンシャル93+ 飲み頃予想2023~2048 と、やや控えめな評価では有りますが、「ほぐれるのに2年、その後はパラダイス」と表現しているように、かなりの仕上がりのようです。


2019 Clos-Vougeot Grand Cru
クロ=ヴージョ・グラン・クリュ

16181
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴージョ
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ

■2018年ものの海外メディア評価
94~96 Points Jasper Morris MW
94~95 Points Steen Ohman (Winehog)
92~94 Points Neal Martin (Vinous)
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:0.06ha石灰岩、泥土樹齢:40~80年
醸造;5日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。新樽40%で樽熟成、エルバージュ17か月。 濾過、清澄せず。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥21,980 (外税) 
【ジャスパー・モリス氏は何と・・96ポイントです!・・noisy は96~96+と評価します。】---すみません、2018年もののレヴューです。
 素晴らしいです・・ジャイエっぽいです。赤い花束とスグリのトッピングのチョコレートケーキを抱えたジャイエです・・

 いや~・・めっちゃ美味しいです。質感が凄い!・・そしてクロ=ヴージョらしい茶色のニュアンス・・チョコレートと書きましたがココアっぽさも有ります。そしてビロードのテクスチュアです。

 むしろジャイエの低温浸漬より期間が短いのが功を奏しているのか、果実感がピュアで活き活きとしています。

 もしこれ、ジェルベ由来の畑以外を買い足していないのなら・・凄いことだと思いますよ。だって・・ジェルベ家のクロ=ヴージョの地所は下部のはずですから。

 でも飲んだニュアンス的には上部~中部辺りのグラン=ゼシェゾーに近い部分的な感じが有るんですよね・・。気のせいかもしれませんが・・。

 そして、ようやっとやる気を出したジャスパー・モリス氏は何と96ポイントです!・・ほぼ noisy の感覚と同じでした。そして何とも懐かしい感じがして・・

「アメリーはついにトップドメーヌの仲間入りの・・スタートラインに着いた!」

と言えるのかもしれません。

 飲んで書いても全く売れなかった2017年クロ=ヴージョも是非・・ベルトーのページでご検討くださいませ。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【海外メディアは Vinous で94Points! 意外にニコラ・フォールの顔出しは少なく3割ほど?・・真ん丸パレットでエレガント!今飲んでもスイっと飲めちゃうバランスの良さが素晴らしいです!】

 こちらは2020年4月22日に書いています。ドメーヌ・ベルトー=ジェルベのアイテムの中でも、母方のドメーヌ・ジェルベから相続したヴォーヌ=ロマネ近郊のクリュものは余りに少ない入荷なので、村名ヴォーヌ=ロマネをテイスティングするのが「限度」になっていました。

 今回はインポーターさん(オルヴォーさん)のご協力をいただきまして、昨年末に続き2回目の荷で入って来た、とても貴重な「クロ=ヴージョ」をテイスティングできることになりまして・・有難うございます・・どんな仕上がりになっているのか、noisy の言葉でご紹介させていただきます。(今度は是非エシェゾーをくださいね~。)


 左の写真は大きさを調整したのみで、色味は全く弄っておりません。でも・・美しいですよね~。まぁ・・このところ色々有りまして iphone を新調したんですね。仲間内では、

「iphone が安い?・・安く売ってるったって・・高いでしょ。うちはタダでもらえるチープなので充分す。」

と言ってる方もいらっしゃいます。


 まぁ、考え方と IT の進み方、Webページの構成やサーバー管理など、色々と鑑みますと、チープなスマホはいただけません。

 画像も細やかで綺麗です。

 ただし、有機ELディスプレイのクセなのか、ちょっと黄色と言うか、黄土色が入りやすく、また、色味の調整をしないとそのまんま・・以前よりちょっと黄土色が出易いかな・・以前の方が自然な感じでは有ったか・・とは思います。なので、

「黄土色は今までより少し多めに入る傾向が有る」

と思ってください。


 香りの上がりが早いです。ストレスなく、しかしとても上品に感じるアロマです。ちょうどよく熟したベリーですね。ふんわりと柔らかく、ベルトーの北のワイン・・・フィサンやジュヴレよりも硬くなく、上品さも凄く良い感じで感じられます。

 上品なアロマをノーズに感じながら口内に流し込むと、中くらいの真ん丸なパレットを綺麗に描きます。ナチュラルさ半分、ピュアさ半分・・と言った感じ。とても優しいシャルム=シャンベルタンと、ヴォーヌ=ロマネ・レ・スショ辺りの1級を折半したような感じでしょうか。ブラインドですぐさま「クロ=ヴージョ!」と言うには勇気がいるかな?・・結構にクロ=ヴージョを飲んでいないと・・もしくはよっぽど知っていなければ、シャルム=シャンベルタンと言ってしまいそうです。

 やはりグラン・クリュの造りをしたワインで有る・・と言うのが良く判ります。でもそこには、

「もしかしたら?」

と思っていた、「ニコラ・フォールの姿」はさほど強く感じませんでした。・・ここも折半・・もしくは、アメリー3にニコラ1・・と言う感じ。

 滅茶苦茶良~くまとまっていて、スイスイっと喉を転がって行きます。余りにスムースなので・・

「この感じはシャルム・・だよなぁ・・」

と思ってしまいそうでも有ります。


 クロ=ヴージョは結構に「土」のニュアンスが出ているアイテムも有ったり、上部の良い畑だと「黒み」をもっと持った果実が結構に饒舌に出てきたりします。・・もしくは、もっと真っ赤な果実で香水っぽいニュアンスが黒っぽい土や果実と混ざったような感じの場合も有ります。タイトに締まった感じもします。ミュヌレ=ジブール、メオ=カミュゼなど。

 下部はもう・・様々です。当然ながらミュジニーがグラン=ゼシェゾーに近い上部が最高であるとされていますが、下部でも結構に素晴らしいクロ=ヴージョを造るドメーヌもいらっしゃいます。やや豊かな感じでしょうか。ジャン・ラフェやショパン・グロフィエ・・に掛かると、もう最高です。

 中部は、むしろこれぞクロ=ヴージョ!・・と言う感じ。綺麗な土っぽさと果実の競演ですね。もしくは上部と下部のブレンドと思っても良いかもしれません。シャトー・ド・ラトゥールとかリジェ・ベレール。

 またそれ以外の生産者は、中部と下部、上部と下部、上中下をブレンドする感じです。その昔、ルーミエさんも造ってました。今はローラン・ルーミエですね。上部の区画を主体に下部の区画をブレンド・・。

「それでなんで・・この出来?」

なんて言ってた気も・・(^^;;


 感じから言うと上部では無い・・もしくは上部は少ない・・中部~下部か、下部で樹齢が高く、適度な凝縮感とエレガンスがせめぎ合った感じか・・と思います。

 実にエレガントなので、今飲んでも美味しく飲めてしまいます。クラス感を大きく感じたいので有れば、5年ほど寝かせると良いかもしれません。トロミが出て来て・・そこに官能感も加わり、実に良い感じになるんじゃないかと想像しています。

 リアルワインガイドはクロ=ヴージョをテイスティングできておらずポイント無し。海外メディアは Vinous で94Points 飲み頃予想 2023~2038 と言う評価でした。


 今飲んでも納得して飲めるし、数年置いても良い・・そんなアメリーのクロ=ヴージョ2017!・・ご検討くださいませ!

 因みに、ベッキー・ワッサーマンさんのページに行くと、大きな写真でアメリーに逢えますよ。それに英語では有りますが、ベルトー家の、またアメリーの半生などが書かれていますので、是非ご覧くださいね・・あ、惚れてしまってももう遅いですから・・はい。

ベルトー=ジェルベ/ベッキー・ワッサーマン


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【リアルワインガイドも掲載無しの希少キュヴェ(0.06ha)!クロ=ヴージョ・グラン・クリュをアメリーとニコラがどう仕上げたのでしょうか!】(こちらは2016年もののコラムを掲載しています。)

 数々の2016年のドメーヌ・ドニ・ベルトーをテイスティングすれば、もし初リリースの2013年から継続して飲むことが出来ていたのなら、おそらく誰でも・・

「・・今までとは違う・・今までも美味かったが2016年はさらに美味しい!・・このピュアでナチュラルな味わいは・・どうして可能になった・・?」

と感じられるに違いありません。


 間違いなくそこにはニコラ・フォールの存在が感じられます。・・だって・・似てるんですもん・・(^^;;

 noisy のお客様はさしてニコラ・フォールには興味が無いようですが、noisy的には非常に買ってますよ・・彼の実力を。高いと思われたのかもしれませんが、ガメを混ぜたキュヴェなんぞ・・滅茶美味しいですよ。ニュイ=サン=ジョルジュもまだ売れずに残ってますけど・・決して高くは無い銘品だと思っています。

 その単なるニュイ=サン=ジョルジュの村名に過ぎないレ・ゼルビュでさえ、あの高みにまで持ち上げてしまうニコラ・フォールの、喜々として畑仕事に精を出している姿が目に浮かびます。

 ようやっと購入したニュイの村名畑だけでは無く、エシェゾーも、クロ=ヴージョも、そしてレ・スショもプティ=モンも扱えるわけですからね。

 言ってみれば二人は幼馴染なのでしょう・・母方の実家がフランソワ=ジェルベですから。そして少なくとも勤め先のD.R.C.に近いヴォーヌ=ロマネ近郊の畑では、彼の力が働いていたとみるべきでしょう。2015年のヴォーヌ=ロマネも滅茶旨くてビックリしましたが、ドニ=ベルトーのワイン群の中では少しだけ毛色が異なって見えたのは、きっとそう言うことだったのかな?・・などと邪推しています。

 非常に将来も有望、いや、もしかしたらもう、完成しているのかもしれませんが、noisy としてもそれを確かめられるほどの数量が入荷していない貴重なキュヴェです。是非アメリーのファンに、飲んでいただきたいと思います。


 以下は以前のコメント・レヴューです。
━━━━━
【初めての扱いです!非常に興味が尽きないワインです。】

 左の写真は村名ヴォーヌ=ロマネですのでお間違い無く。

 ドメーヌ・フランソワ・ジェルベから正式に継承したクロ・ヴージョです。・・まぁ、ハッキリ言ってフランソワ・ジェルベなら買わないですが・・すみません・・アメリーのクロ・ヴージョなら飲んでみたい!・・と思ってしまいます。

 しかしながらリアルワインガイド第59号でも評価は掲載されず、飲めなかったのか飲まなかったのか、飲めたのに書かなかったのかは聞いてませんので判りませんが、いずれにしても、このクロ・ヴージョとエシェゾーがドメーヌ・ベルトー=ジェルベの二枚看板になるべくのワインです。期待せずにはいられないですよね。

 しかしながら、無二の特徴を持つ煌くヴォーヌ=ロマネのグラン・クリュ達に対し、クロ・ヴージョもエシェゾーも、実はとても難しいワインです。造り手にとって・・です。

 本当に優れた造り手に掛かれば、多区画あるエシェゾーを上手くセパージュ出来るように持って行くでしょうし、上から下までそれなりに広いクロ・ヴージョにおいても、それは言えます。

 それでも、例えばかつての名手ドメーヌ・ジャン・ラフェのように、国道沿いの下部の区画から、素晴らしいクロ・ヴージョを造り出す方もいます・・いや、上手く行かなかった年も有りましたけどね。

 それに、かのミュヌレ=ジブールのクロ・ヴージョも、まぁ、皆さんはどう思っていらっしゃるか判りませんが、noisy 的には物凄いワインだと理解しています。トップ・キュヴェと言って良いとさえ思います。

 そんな綺羅星の如きクロ・ヴージョになったのか、もしくはフランソワ・ジェルベ的な仕上がりにとどまったのか・・非常に気になる訳ですね。

 勿論ですが、2015年はあのヴォーヌ=ロマネ村名でさえ、物凄い味わいにビックリさせられましたし、フランソワ・ジェルベ時代には単一区画の「オ・レア」としてリリースしていたキュヴェを格下げ、村名にブレンドしてしまいましたよね?素晴らしい色合いでしょう?

 2013年のヴォーヌ=ロマネには無かった、あの香しいミュジニーのようなフレーヴァーが、飲む人を魅了するはずです。noisyは、そんな鋭敏な感性と対処する能力がアメリー・ベルトーには有ると感じているんです。だからこそ、このクロ・ヴージョがクロ・ヴージョ足り得る味わいになっているのかどうか・・が気になって仕方が無い・・んですね。

 もしメアリーの真の実力を測りたいので有れば、このクロ・ヴージョが最良の選択と言えます。まぁ、価格はそれなりですが、グラン・クリュですから決して高くは無い・・訳です。飲めるようであれば飲みたいと思っています。皆さんも是非注目していただき、フランソワ・ジェルベでもドニ・ベルトーでも無い、アメリー・ベルトーのクロ・ヴージョの真の姿を見ていただきたいと思います。


2019 Echezeaux Grand Cru
エシェゾー・グラン・クリュ

16180
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フラジェ=エシェゾー
ドメーヌ・ドニ・ベルトー・エ・ベルトー=ジェルベ
お一人様1本限定 + 限定条件の無いワイン1本

■注:2018年ものの評価
92~94 Points Jasper Morris MW
91~93 Points Neal Martin
87~89 Points Allen Meadows
16.5 Points Julia Harding MW
◆お一人様1本限定 + 限定条件の無いワイン1本以上
■エージェント情報
葡萄:ピノ・ノワール 畑・土壌:0.06ha石灰岩、泥土樹齢:40~80年
醸造;5日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1~2度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)10日間。
熟成:マロラクティック発酵。新樽50%で樽熟成、エルバージュ17か月。 濾過、清澄せず。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥23,550 (外税) 
【希少!】(こちらは2016年もののコラムそのまんまです。)
 非常に希少です。申し訳ありませんが、販売条件の無いワインを1本以上、同時にご購入お願いいたします。

 リアルワインガイド第63号は、今飲んで94、ポテンシャル96 と・・弾けてます!・・飲んでみたい・・!


 以下は2015年のコメントです。
━━━━━
 希少なベルトー=ジェルベのエシェゾーです。リアルワインガイド第59号は 今飲んで 93 ポテンシャル94+ 飲み頃予想2025~2055 と、堂々たる評価でした。・・蝋封の上、紙包みです。

 申し訳ありませんが他のワイン1本と一緒にご注文くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。

シャトー・ヴァリ

シャトー・ヴァリ

フランス Chateau Vari シュド・ウェスト
● ボルドーに程近い南西地区のワインをご紹介します。ドルドーニュ河沿いに有るボルドーから40km圏内ですので、似た味わいですが、若干チャーミングになります。

 しかし、ワインの品質並みには評価されない地区でも有りますから、リーズナブルなワインが結構見つかる可能性を秘めており、このシャトー・ヴァリもそんな一本です。


【ドメーヌについて】
歴史:醸造学の資格を持つヤン・ジェスタンが1994年に購入。直後からテロワールを活かしたワイン造りを手掛けるためにシャトー全体の再構造化をおこなった。大地を耕し、栽培密度の増加、栽培時の葉の面積を増やし、厳しい剪定、グリーンハーヴェストをおこなう。ゴム式のプレス機や醸造用のバリックなどより近代的な設備をセラーに投資した。2009年から有機栽培に転向。所有22haのうち20-21haで生産。14.5haがモンバジヤック、5.5haがベルジュラック赤、1haでベルジュラック白を生産。 

【畑について】
栽培:リュット・レゾネ
土壌:石灰岩と粘土質

【醸造について】
圧搾:直接圧搾法
醸造:ステンレスタンク、バリック
熟成:ステンレスタンク、バリック


2017 Bergerac rouge
ベルジュラック・ルージュ

16112
自然派
赤 フルボディ
フランス
シュド・ウェスト
ベルジュラック
シャトー・ヴァリ
2021/06/23(水)より出荷可能です。

◆◆◆ヴィンテージ更新です!2021/06/23(水)より出荷可能です。(以前のヴィンテージの画像を使用しています。)
■エージェント情報
メルロ70%、マルベック30%
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥1,580 (外税) 
【相当良いです。ナチュラル過ぎず、ピュアでクリーン!果実がしっかりで渋く過ぎない、しかもアヴァンギャルドでは無い・・正しい在り方のボルドータイプです。】
 メルロの深い味わい・・土臭く無く、シャバくない・・果実をしっかり持ったミネラリティの支えがしっかり有る、美味しいボルドータイプです。

 メルロに加え、華やかなカベルネ・ソーヴィニヨンを少々入れているようですので、よりバランスに優れます。

 自然派の造りではありますが、ビオに寄った感じでは無いですね。近代的な設備で、クリーンに仕上げるようにしているようですが工業品臭くは全く無く、葡萄そのものの力を感じますので、相当に頑張っていらっしゃるんじゃないでしょうか。

 サンテミリオンからは直線で35キロメートル位でしょうか。東京から群馬の入り口位までと同じくらいかな?・・と思います。サンテミリオンやポムロールの深~~~い粘土感は余り無く、少し砂が多いのかもしれませんで、そんなニュアンスが有りますし、味わいのバランス的には、石灰の下支えが結構に有るので、ボルドータイプでは有りますが、ブルゴーニュワインに近いバランスと感じられるかもしれません。

 飲まれてみたら・・

「・・あら・・これで充分じゃない!」

となってしまうとワイン屋泣かせの存在になってしまうかもしれませんね。美味しいので是非飲んでみてください。お勧めです。


2018 Bergerac Blanc Sec
ベルジュラック・ブラン・セック

15848
自然派
白 中口
フランス
シュド・ウェスト
ベルジュラック
シャトー・ヴァリ

■エージェント情報
品種:セミヨン60%、ミュスカデル20%、ソーヴィニョンブラン20%
 画像は以前のものを使用しています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥1,580 (外税) 
【あの深淵なるシャンパーニュを醸すエルヴェ・ジェスタンの弟さんのワイン!カジュアルでリーズナブルでピュアです!】
 兄のエルヴェ・ジェスタンさんとは、やはり似た感じがしますよね。高価だが凄いシャンパーニュを造る兄とリーズナブルなワインを提供してくれる弟。どちらもナチュラルでピュアなワインでは有りますが、歩む道が近いようで遠くも有り、ちょっと面白いな・・と思ってしまいました。

 シャトー・ヴァリの赤も安いのにしっかりしていて、安定した人気で動いています。ようやっと白もご案内できるようになりました(・・と言うか、単にコラムを書いてなかっただけですが。)

 ボルドーで使用される白系品種を使用した、とてもピュアな味わいです。自然派を強く意識はさせませんが、ナチュラル系では有ります。

 セックですのでさほど辛くは無く、しかしセックと言うほど甘くは有りませんので、一応「中口」とさせていただきました。

 目の詰まった感じのテクスチュアから、瑞々しい白・黄色の果実がひょっこり出てくる感じです。ほんのり柑橘も混じります。すごくは決してないものの、重く無く、軽く無く、辛く無く甘く無い・・まさに中庸なタイプであることを感じさせてくれます。余りこの位の価格帯のワインはご紹介していないんですが、無い訳では無いんですよ。ご検討くださいませ。

 

ドメーヌ・ボワジェ・フレール

ボワジェ・フレール

フランス Domane Boigey Freres ブルゴーニュ
● もう新しいドメーヌが生まれる下地が無い・・と思われていたヴォーヌ=ロマネの村に、何と新たに「ドメーヌ」が生まれました。その名も「ドメーヌ・ボワジェ・フレール」。どうやら一世を風靡した「ドメーヌ・マニエル・ノワロ」の血筋のようで、ノワロ家に嫁いだ姻族の継承者がフェルマージュで貸していた畑の契約終了と共にドメーヌを設立したようです。

 マニエル・ノワロは・・そうですね、PKさんの「バーガンディ」の格付けによりますと、「4つ星ドメーヌ」ですから、相当に高い評価を受けていました。比較的濃密で、

「ヴォーヌ=ロマネ1級レ・スショ」
「ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモード」

が有名で、エシェゾーも持っていました。ですので・・間違いないですね。

 4つ星ドメーヌを事実上分割買収・・と言うか、分割相続したような形になるのでしょう。(実際はマニエル・ノワロはリシャール・マニエールとして残ってますが・・)まぁ・・そうじゃないと至高の「ヴォーヌ=ロマネ」の畑からワインを産するドメーヌを始めることは不可能でしょう。

 ただ、マニエル・ノワロはクラシカルだが比較濃密で綺麗なワインを造っていましたが、新樽使用率が低く、90年代過ぎには余りその名を聞かなくなってしまいました。時代に乗り遅れた・・と言うか、自身の味わいを崩したくなかったんでしょうね。そしていつしか忘れられた造り手になってしまったのかな・・noisy も「飲んだことがある(多分・・何となく)」程度ですので詳しいことは言えません。

 ファーストヴィンテージの2019年は、A.C.ブルゴーニュ、ヴォーヌ=ロマネ・レ・ジャシェ、ニュイ=サン=ジョルジュ1級レ・ダモードの3アイテムです。

「・・なるほど・・クラシカル・ナチュール?・・と言うべきかなぁ・・近いのは・・シルヴァン・カティアール?・・でもそこまで大げさじゃない・・1級ダモードはセシル・トランブレイっぽさもあるかぁ?・・でもそこまで樽は掛けてない・・まだとらえきれないが、でも合格点以上は間違いない」

 レ・ダモードは流石でした。PKさんも、バーガンディではまず、レ・スショとレ・ダモードを上げていました・・エシェゾーはスルーしてましたが・・(^^;;

 飲んだ感じは、「ナチュール」を基本にしているけれど、So2 は回避しない・・安全な造りだと思います。最もナチュラルに感じたのはレ・ジャシェでしょうか。・・あ、レ・ジャシェは中々見つからないと思いますよ。ビゾ位でしょう?・・あ、そう言えばビゾもエシェゾー、持ってましたよね・・何か血縁でも有るのかな?などとも考えてしまいます。でもビゾほどはSo2を嫌いじゃないようにも思います。

 いずれにしましても、noisy も初の扱いになります。入荷は僅少ですが、

「ここは将来を見据えて!」

 何とか3アイテム全てテイスティングさせていただきました!・・なので赤字です。どうぞよろしくお願いいたします。


 ヴォーヌ・ロマネ村に1850年より続く屈指の名門「ノワロ家」の最終継承者となった二人姉妹のうち、ボワジェ家と婚姻を結んだ長女ルシエンヌ・ノワロが相続した、選りすぐりの名区画。当時の諸事情により、長らくは次女エレーズが嫁いだ「マニエール・ノワロ」(現「リシャール・マニエール」)にフェルマージュ賃貸していましたが、ルシエンヌの二人の息子たち、同村の「モンジャール・ミュニュレ」等でワイン造りに従事していたオリヴィエとギヨームの兄弟は、2017年、フェルマージュ契約期間の満了とともにすべての畑を回収し、満を持して自身のドメーヌを設立することを決断。翌2018年、世代交代に依らない同村の純然たる新ドメーヌとしては極めて久しぶりとなる、「ドメーヌ・ボワジェ・フレール」が誕生しました。

 「先祖が遺してくれた大いなる遺産を、私たち自身の手で開花させる時がようやく訪れました。私たちはブルゴーニュワインに携わってきたすべての先人たちを敬い、ブルゴーニュの伝統的精神に則ったワイン造りを実践していきます」。
「小さい頃から畑の中で育ってきたので、環境保全とサステナビリティに高い関心を持っています」

 という兄弟は、畑の回収直後から、それまでのリュット・レゾネ栽培を発展させる形ですべての化学肥料と農薬の使用を停止。2021年にはHaute Valeur Environnementale(高い環境価値)」の最高段階「レベル3」の認証を取得する予定です(現在申請中)。また将来的には、セレクション・マサル(マス選抜)の実施も予定しています。
 醸造においては、SO2以外の添加物を使用しないことをフィロソフィーとしています。「多種多様な添加物を使って、“今風の濃い味わい”のワイン造りを薦めてくるエノログ達の言うことは一切聞かないようにして(笑)、とにかくワインから目を離さずに、ナチュラルに醸造します。SO2も必要最小限しか使用しません」。
 ファーストヴィンテージの2019年は彼らが目指した通りの見事なクラシック・ブルゴーニュで、薄旨、艶やか、エレガント。これぞブルゴーニュという味わいです。「ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・シュショ」と「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・ブード」は2021年ヴィンテージから、「エシェゾー」は2022年ヴィンテージからのリリースを予定しています。
 たくさんのラグビー仲間がいる陽気なオリヴィエ(写真上)と、山(トレイルランニング)を愛するはにかみ屋のギヨーム(写真下)。2人とも、畑仕事で鍛えられた、傷だらけのグローブのような手をしています。貴族的な生産者が多いと言われるヴォーヌ・ロマネ村にあって、ひとりの人間としても深く共感できる兄弟です。


2019 Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール

16060
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ボワジェ・フレール

■エージェント情報
 ヴォーヌ・ロマネ村内のリウ・ディ「レ・ロジェ」に1ha。平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽率20%でマロラクティック発酵&14ヶ月間樽熟成。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,780 (外税) 
【ドメーヌ・ボワジェ・フレールのベースのキュヴェは、ヴォーヌ=ロマネ村のA.C.ブルゴーニュ!クラシカル・ナチュール!?】
 「なるほど・・」と思わせるA.C.ブルです。まぁ・・言っちゃえば・・普通です。でもやはりそこはヴォーヌ=ロマネですから・・

「ヴォーヌ=ロマネっぽさ」

はしっかり有ります。

 オー・ジャッシェのコラムにも書きましたが、どこか1級レ・ショームに似たようなニュアンスでした。このA.C.ブルも、レ・ショームを少し軽くしてエレガントさに振ったようなニュアンスに感じます。

 上級キュヴェのオー・ジャッシェや1級レ・ダモードに比較しますと・・

「時間が不足」

しているのがハッキリ判る状態でして、2~3カ月の休養と熟成が必要な感じですね。

 やはり「クラシカル・ナチュール」と言う言葉がピッタリだと思いますが、抽出を強くしない結果生まれるエレガントさと、ヴォーヌ=ロマネのワインが持つ柔らかい酸が見せるエレガントさが、この表情を生んでいるのでしょう。

 勿論、集中感は上級キュヴェには及ばないんですが、2~3カ月の休養が与える変化と言うか、成長はかなりのものが見込めます。

 新生マニエル・ノワロ・・・いや、ドメーヌ・ボワジェ・フレールを飲んでみるには良いアイテムかと思います。

「ヴォーヌ=ロマネのA.C.ブルが3千円代?」

は、あのフランソワ・ラマルシュ(ニコル・ラマルシュ)がリリースしてくれていましたが、この先はもう真っ暗闇です。なので、

「ボワジェ・フレールが唯一リーズナブルなヴォーヌ=ロマネのA.C.ブル!」

と言うことになるんじゃないでしょうか。

 甘さに頼らない非常にドライな味わいで、将来的にはエレガントに艶やかに香ってくる・・そう言えば、何となくラマルシュのA.C.ブルにも似た部分は感じますよ。ラマルシュの方が、

「リリースが遅い」

分、しっかり落ち着いて成長していますから、もし、ラマルシュの代替をお考えでしたら、来年の1月以降に飲まれるとほぼ正当な比較になるかと思います。noisy 的には、この夏過ぎ辺りから大分良くなると想像しています。是非ご検討くださいませ。

ガニャール・ドラグランジュ

ガニャール・ドラグランジュ

フランス Gagnard Delagrange ブルゴーニュ
● 「往年のガニャール・ドラグランジュ復活か?」と言いたくなるほど、2018年のガニャール・ドラグランジュは素晴らしいです!・・ちょっと涙がチョチョ切れてくる美味しさ!・・いや、それは昔のガニャール・ドラグランジュを知る人だけだとは思いますが、それでも、

「ニュー・クラシカル!?」

と言いたくなるような・・まったく「押しつけがましくないピュアな美味しさ」を感じさせてくれるシャルドネとピノ・ノワールに仕上がっています!

 特に「シャサーニュ=モンラッシェ1級ブードリオット・ブラン」・・・これはもう、すっげ~美味しいですよ。シャルドネ好きが絶対に喜ぶような見事なバランスです。ご検討くださいませ!

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 ガニャール・ドラグランジュをご紹介します。ガニャール・ドグランジュは当主のジャック・ガニャールさんが亡くなられましたので、2008年が彼の最後の作品になりました。

 現在は近親のブラン・ガニャールとフォンテーヌ・ガニャールへ畑を徐々に譲渡しているようですが、古木から生まれる正にブルゴーニュ的クラシカルな味わいは、懐かしくも有り、惜しくも有り・・飲むとついつい、センチメンタルな気持ちにさせられます。

 しかしながら、むしろ最近はこのようなクラシカルな味わいのブルゴーニュは絶滅している・・と言って良い状況でして、改めて飲んでみると・・

「・・いや~・・派手さは無いけど、シミジミ美味しい・・」

と思われるんじゃないかと思い直しています。 


 noisy の店でもルイ・ユエランがあれほどに支持されたのには、あんな「シミジミ伝わる美味しさ」にほだされたお客様が多い・・と言うことなのかと思うんですね。

 それに、ガニャール・ドラグランジュのワインも全く変わっていない訳では無く、徐々に近代的な造りの方に引っ張られていますので、大昔のガニャール・ド・ラグランジュの味わいとも異なっています。

 それはどういうことかと言いますと近代的な造りは、

「過度の空気接触を避ける」
「過度のピジェアージュ、ルモンタージュをしない」

こと等によりピュアなフレーヴァーを失わないようにするような側面が有りますが、徐々にそちらに寄って行っていると感じます。

 なので、以前よりも大幅にピュアになっています・・が、過渡期と言うか、徹底していないことによるのか判りませんが、

「良い感じに中間的な味わいになっている」

ものでして、なので余計に


「シミジミとした美味しさが伝わってくる」
「ピュアなのにブルゴーニュ的なエロスがノーズをくすぐる」

と言う、嬉しい状態にもなっているんですね。


 ドメーヌ・ガニャール・ドラグランジュがいつまで存続するのかは微妙ですが、こんな「シミジミエキスのエロストッピングワイン」、是非飲んでみていただき、以前のブルゴーニュワインが持っていた表情を想像してみていただきたいと思います。


■エージェント情報
 ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールの当主リシャール フォンテーヌ氏の義父である故ジャック ガニャール氏が当主として運営していましたが、惜しくも2009年7月に享年80歳で他界され、現在はリシャール氏と、ドメーヌ ブラン ガニャールの当主で同じく義理の息子にあたるジャン マルク ブラン氏の助力の下、ジャック氏の奥様がドメーヌを引き継ぎました。

 2009年ヴィンテージの醸造においては、特にジャン マルク氏の息子であるマルク アントネー氏が中心となって行っており、ジャック氏は醸造に携わっていないので2008年物がジャック氏の造った真のラストヴィンテージと言えるでしょう。

 1960年からワイン造りをしていた故ジャック氏の畑は約2haと非常に小さいですが、その多くは樹齢50年以上の古木です。しかし、畑は年々フォンテーヌ ガニャール、ブラン ガニャールの2つのドメーヌに譲渡されていっており、近い将来、すべて譲渡する予定のようです。手摘み収穫後に白は低温浸漬してアロマを出し、樫樽で16~18ヵ月間醸造。赤は除梗後に2~3週間かけてアルコール醗酵をさせ、樫樽で16~18ヵ月間熟成させます。ドメーヌ フォンテーヌ ガニャールのワインは瓶詰前にフィルターを掛けていますが、ガニャール ドラグランジュのワインはフィルターを掛けていないのでよりタニックな仕上がりになっています。


2018 Chassagne-Montrache Rouge
シャサーニュ=モンラッシェ・ルージュ

16029

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャサーニュ=モンラッシェ
ガニャール・ドラグランジュ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。「Les Platieres
 (レ プラティエール)」と「Les Puits Merdreaux(レ ピュイ メルドロー)」の2つの区画の葡萄で最も古い木は1936年に植えられました。フランボワーズのような濃いベリー系のアロマ、ぎっしり詰まったような豊かな果実味とタンニンがあり、とても力強い弾けるような旨味のあるワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,380 (外税) 
【2017年もののシミジミさが嘘のよう!。。快活でフレッシュ&ピュア!密度もしっかりでA.C.ブル並みにお買い得な村名シャサーニュです!】
 2018年のドラグランジュのピノ・ノワールが大きく変わったことを象徴するかのような画像ですよね・・。

「・・全然違うでしょう?」


 若い人が余りタッチしてない・・もしくは畑に人が余りいない・・のが推測されるような・・でも、シミジミとした美味しさの伝わって来る2017年ものでした。でもそれはそれで美味かったですけどね。

 しかし・・もう2018年ものは、2017年のシャサーニュのような姿からは想像のできないほどの「快活さ」「健康さ」が感じられます。

 noisy もまたこのところ、「大激変シリーズ」を展開しちゃってますので、ここでまた「ドラグランジュ、大xx」などとやってしまうと心が痛みますので・・いや、でもハッキリ言うと・・そう書きたい訳です。思い留まっている訳ですよ。ピノなんて、ちょっと休めてエアコンの利いた部屋で、夏野菜や鶏肉のソテーなんかで合わせたら・・きっと参っちゃいますよね。鈍重ではない、そして力業で抽出を強くしない、自然な、ありのままの葡萄の姿をワインに転化しただけの味わいこそが、美味しいピノ・ノワールの姿なんだと気付かされます。造り手によって、樽の使い方が異なったり、マロラクティックをどこまでするか・・が異なるだけです。ドラグランジュの場合は軽快さを失わない程度の樽の使用、マロラクティックの掛かり具合に徹して、しかもそれが実に上手い具合に成功して2018年ものを仕上げたと感じます。

 それに、もし別格にも美味しい1級ブードリオット・ブランが買えたのなら、ワイン単体の美味しさと、マリアージュの手軽さから、そのワインの本当のポテンシャルを知ることになるでしょう。

 とてもリーズナブルだと思います。この快活さを美味しく飲むために、6月後半まで休ませてあげましょう。さらに深みが出て上質さもアップすると思います。ご検討くださいませ。お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【「絶ワイン」と言いたくなるような、シミジミと染み入って来るピュアな液体に、少しシンミリしてしまいました・・】

 美味しいです。飾らず、奢らず、しかし「ちゃんと」しています。

 このバランスは・・実は非常に難しいものなんです。だって、ちょっとでも不足していると思った瞬間に人間は萎えてしまいますから。

 noisy のところでは非常に売れていたシャンボール=・ミュジニーのルイ・ユエランが入ってこなくなりましたが、存在的にはそんな感じなんですよ。・・最もルイ・ユエランの最終入荷のヴィンテージ、2014年は少し強さも有りましたけどね。

 ですので、「強さ」とか、「しっかり感」とか、「複雑性」「ポテンシャル」を求める方は、詰まらないワインになってしまうかもしれません。

 しかしながら、甘さに寄っかかりやすいワインになりがちなシャサーニュのピノ・ノワールに置いて、

「ここまでの繊細な美味しさを表現出来たのは、2017年だったから?・・」

じゃないかと思えるんですね。

 元々は実力派だったガニャール・ドラグランジュですが、もはや「ブラン・ガニャール」と「フォンテーヌ=ガニャール」に吸収される寸前・・。でも、

「最後の意地!」

みたいなものが感じられるからそのように思ってしまうのかもしれませんが、

「超繊細でピュア、見事なシミジミバランスが旨い!」

です。是非ともご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ブルゴーニュ・ピノ・ノワール的エロスにそそられる旨い村名シャサーニュ赤!】

 1級レ・ブードリオットの東に有るレ・プラティエールと、1級レ・モルジョの東に有るレ・ピュイ・メルドローのブレンドのようです。因みに1級畑には接してはいません。

 古典的なエチケットを眺めつつ飲む非常にドライなシャサーニュ=モンラッシェの赤は実にエロティックで旨いです。良いですよね・・こんな昔のエチケットは!ミュヌレ=ジブール(ジョルジュ・ミュヌレ)も、今のハイセンスな?エチケットも良いですが、昔のエチケットにはゾクゾクしちゃいます。

 とても良く出来たリーズナブルな村名シャサーニュで、まん丸とまでは行かないもののやや横につぶれ気味の・・そうだなぁ・・卵を横にした感じのパレットを描きます。

 テクスチュアは滑らかですが、ややギザギザした感じの凹凸が感じられ、それが野性味、ワイルドさとなって認識されるようです。ノーズはほんのりとなめした皮革、心地良いスパイスにドライなラズベリー、適度に膨れてくれる中域と、口蓋を僅かに刺激しつつ滑らかな余韻を感じさせます。

 こう言うピノ・ノワールを飲むと・・時代を感じさせてくれちゃいますね。こんなピノが昔は非常に美味しかったんですね・・。いや、勿論今も美味しいんですが、

「絶滅危惧種」

と言うか、絶滅しちゃってますね。今はもっとどこにも「引っかからない」ですからね。ボルドーワインでさえ・・だいぶそうなって来ています。

 でも、適度な刺激をアピールしてくれた方がより美味しさを感じさせてくれる・・と言う方も結構に多いと思います。いや、滑らかな方がより良い!とおっしゃる方も多いと思いますけどね。でも、どちらが良いのか・・とは決めかねますが、絶滅を危惧するようになってしまうと、今度は人気の振り子が逆に動くことも考えられますし、

「・・こんなピノ・ノワール、飲んだこと無い!」

なんて、年寄りの noisyたちがビックリするようなご感想をいただくかもしれません。時代は移り変わりますし、20年経過すると、街並みも人も・・変わりますよね。1990年代の濃厚なピノが絶滅したのがむしろ懐かしい・・それと同じかもしれません。

 適度な酸化を許容したエロティックさ、官能さを感じさせてくれる見事なピノでした。そうだなぁ・・そこまでしっかりはしていないしタニックでは無いとしても、ジュヴレで例えるとすると「ドメーヌ・セラファン」でしょうか。セラファンは年代にも拠りますが、少し熟成が必要だとしても、

「現代最新のドメーヌ・ガニャール・ド・ラグランジュの赤はさっさと飲んでも充分に美味しい!」

と言えます。是非飲んでみてください。特別セットもご用意しましたので・・はい。お早めに。



2018 Chassagne-Montrache 1er Cru Rouge
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ルージュ

16028

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャサーニュ=モンラッシェ
ガニャール・ドラグランジュ

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。1954年に植えられた「Clos Saint-Jean
 (クロ サン ジャン)」の葡萄を1/3、1928年に植えられた「Morgeot(モルジョ)」の葡萄を2/3の割合でアサンブラージュして造られるワイン。しなやかなタンニンと果実味、酸味のバランスが良く、早くからでも楽しめますが、15年ほど経つと湿った革のような香りと良く熟した苺のような果実味、酸味、なめらかなタンニンに変化し、熟成も楽しめます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥5,990 (外税) 
【超健康的!しかも滑らかで美味しい!気品も伺える素晴らしい出来です!】
 余り誉め言葉ばかりのレヴューは書きたくないと、常々思ってはいるんですが、寂しさや悲しさと共に有る種の・・嬉しさも有るんでしょう。noisy も珍しくちょっとウキウキしているのかもしれません。

 だって・・そりゃぁそうです。もしダメダメな印象しかないのであれば、ご紹介しなければ済む訳です。でも、そんなにダメな訳でもない・・が良くも無い・・なんてことになりますと、否定半分、肯定半分の・・お客様にとっては意味不明のレヴューになりかねません。その昔は随分と言われたものです。

「noisy さんの文章は、勧めているのか貶しているのか判らん・・」


 本人は、良い部分もネガティブな部分もちゃんと書こうとして・・結局そのようになってしまっている訳で、

「そもそもヘンテコなものは紹介しないか、ちゃんとダメだと書いて紹介する」

と言う、本人なりの決め事が有るもので・・そうなっていた訳です。


 なので、基本・・紹介しているものに変なものは無い・・とご理解いただけますと幸いでございます。

 で、このクロ・サン=ジャンとモルジョをブレンドした1級です。凄い健康的です!・・まるで2005年のピノ・ノワールのリリース直後のようです。ぷっくりとした、どこにもキズの無い小さなピノ・ノワールの粒が想像されます。

 そして「力業」に頼らず、「新樽」も余り多くは使わず、健康な葡萄がピュアさを失わない程度のマロラクティックをさせた、「ハツラツ」としたプルミエ・クリュに仕上がっています。

 今飲んでも非常に美味しいですが、これ・・年毎に随分と変化していくはずなんですね・・。

 例えば、今はあのシャソルネイもまた、「新樽」を全く使用しないようになっています。集中し凝縮した葡萄を古樽や陶器でエルヴァージュしています。なので、シャソルネイ、コサールのワインも滅茶ピュアです・・が、

「シャソルネイ、コサールよりピュアさは活き活きとして感じられる!」

んですよ。


 少し前までのドラグランジュを知っていたら、ビックリすると思いますし、20年前の・・新樽100%が大ブームになり、濃密濃厚なピノ・ノワールが持て囃された頃のドラグランジュを知っていたら、「復活か?」と思えるはずなんですね。

 ガニャール、モレ、ラモネと言われたシャサーニュの名家も世代交代でどんどん変わって行くのでしょう。そんな一時代のたったの一時に過ぎませんが、中々に面白い時間を過ごせたとは思っています。是非ご検討くださいませ!お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【古木由来のテロワールから、丸いパレットの充実した味わい!・・でも繊細で美しいです!】

 もうドメーヌを閉じることが決まっているからなのか、それともこの2017年ものの実力なのか・・noisy にも判りません。

 しかし、2017年もののガニャール・ドラグランジュのワインには、何故か肯定感しか・・感じないんですよね。いつもならどこかネガティヴな部分を探している自分に気付くんですが、そんなルートを決して辿らせないワインです。

 100年にもなろうか・・と言うV.V.も混ざる、やや重量感のあるモルジョや、やや軽く赤さのあるクロ・サン=ジャンの粘性の有る味わいが、赤果実をリアルなものにしています。

 充実していますが繊細で、決してマッチョにはならないです。色合いをご覧いただきますと判るかと思いますが、通常のシャサーニュ村名とは少し異なり、色合いも濃い目ですよね?

 でも超繊細です。ピュアで甘く無いです。そして、いつの間にか心に侵入され、「ワビサビの世界」に入れさせられてしまうんですね。これは非常に美味しい!・・ポテンシャルを取りに行っても満足行く深みのある出来です。・・でもシミジミ系なんですね~。そして価格も非常にリーズナブル・・ですから、これは是非飲んでいただきたい!・・ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【お見事!・・以前はリリース時には非常に硬かったワインなんですが、2016年は今飲んでもジューシーで旨いです!】

 モルジョとクロ・サン=ジャンのブレンドで仕上げられる、見事なシャサーニュ1級ワインです。

 ピュリニーでは、見事なほどにピノ・ノワールが植わっていた畑もシャルドネに植え替えられ、1級も村名も本当に僅かしか残っていません。シャルドネの方が高く売れるから・・です。

 シャサーニュではピュリニーほどでは無いにせよ、その傾向は強まってくるのは必定・・。1級モルジョと1級クロ・サン=ジャンは・・・どうなんでしょうね。個人的には赤の方が個性的なように感じています。

 シャサーニュ村名もそうだったんですが、この1級赤も実に色っぽいです。そして村名には「ちょうど良い感じ」の濃度・密度だったものが、「より凝縮」して感じられ、当然ながら同じように持っている「色っぽさ」の表現もよりしっかりしています。

 これはおそらくミネラリティの組成がそうさせるので有って・・・、例えばドメーヌ・ラモネの先代、アンドレ・ラモネは「クロ・ド・ラ・ブードリオット赤はボーヌのロマネ=コンティだ!」と言って憚りませんでした。

 noisy 的には、

「・・ん~・・そうかなぁ・・確かに複雑性と構造の深さは感じるけど・・洗練性がロマネ=コンティ同様とは思えんなぁ・・」

と言う感覚でした。

 アンドレ・ラモネ翁もその辺を突っ込まれると、「まだ醸造技術がそこまで達していない・・つまり自身の問題だ」としていたようです。

 むしろnoisy的にはモルジョやクロ・サン=ジャンの赤は鈍重になり過ぎずに、ヴォーヌ=ロマネ的な野性味・スパイスとジュヴレ的な鉄っぽさ、官能感を持ち合わせた素晴らしいリューディ・・・と言う感覚でして、むしろ、

「もっと評価されてしかるべきでは?」

と思っています。


 勿論ですが、安易な造りをしてしまう造り手も多いものでして、全てのモルジョ、クロ・サン=ジャンの赤が良いと言う訳では有りません。

 それに、ミシェル・ニーロンさん希少な1級赤、ラ・マルトロワのツヤツヤ、テカテカ、まん丸な味わいが示すように、適した栽培と醸造が組み合った時のシャサーニュ1級は驚くほど旨いと言えます。

 この1級シャサーニュ赤・・・是非飲んでみていただきたいですね。構造の深さと複雑性から来る重量感、精緻さ、エロスは素晴らしいです。本当は特別セットに入れたかったんですが高くなりすぎちゃいますので諦めました。お勧めします。飲んでみて下さい!


 以下は2008年のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【ワインスペクテーターは91Points!クラシックな造りでガッシリ仕上げたピノ・ノワールがトロッと丸くなってきました!】
 フィネスさんと言うエージェント(インポーター)さんは今となっては非常に珍しくなった、頑固なワインエージェントさんで、並行輸入などには全く食指を伸ばさず、さりとて、入荷したものをさっさと全て販売してしまうことも無く、言わば「カヴィスト」としての役割もしっかりされていらっしゃいます。大昔はそのようなスタイルが大半を占めていたんですが、現在は軽薄短小、入荷したらさっさと全部販売してしまわないとお金が回らないものんですから、カヴィストスタイルのインポーターさんはほぼ絶滅です。まぁ・・ワイン屋も同じですけどね。

 なので、このガニャール・ドラグランジュ2008年シャサーニュ=モンラッシェ1級にしても、まぁ・・売れないと言うのもあるのでしょうが、美味しくなるまで積極的には販売しないんですね。担当さんがこぼしてました・・。

「販売数よりテイスティング数の方が多いワインが沢山ある」

・・・いや~・・そこだけは・・身につまされます・・残念ながら・・笑えないっす・・


 まぁ、ガニャール・ドラグランジュのようなクラシックなスタイルですと、リリース直後はどうしても・・

「硬っ~~い!」

ものですから、余り出て来なくて平板に感じられ、リリース直後に手を出すことはほぼ無くなってしまいます。


 そんな時は、何度も何度も・・テイスティングするそうです。そして、ようやく溶け込んで来た!・・販売しよう!・・となると・・、

「ん~・・まだちょっと・・xxxの辺が気になるなぁ・・」

と、そのままに沙汰止みになり、また半年~1年後位に社員総出でテイスティング・・を繰り返すことになるそうです。

 フィネスさんのこう言ったこだわったスタイルは、やはり社長の藤田さんによる部分が大きいでしょう。ワインに厳しい時を生きてこられてますからね・・。品質にも、その時の味わいにもこだわりたい・・のでしょう。頭が下がります。


 で、この2008年シャサーニュ1級赤ですが、ジャック・ガニャールが仕込んだ最後のキュヴェです。クロ・サン=ジャンとモルジョのブレンドによる1級で、ジャックが仕込んでいますから・・非常にクラシックです。

 昨今の流行りの造りは、余り酸化をさせず、抜栓した時にアロマが拡がるようなスタイルですが、ジャックの時代はそんな事はお構いなし、

「時がワインを造るんだ!」

と言うスタンスなんですね。


 例えばこの間まで販売していました2001年のモレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ゾルム / ジョルジュ・リニエなども、もの凄くクラシックです。リリース直後はエキスは綺麗に出ているものの、ま~、硬いったらありゃしない・・訳です。

 しかし、2016年の今、飲まれてどうでしょう?・・トロットロで妖艶でしょう?・・錆びたナイフじゃないかと感じられるくらいに厳しかったエッジも丸くなり、官能的で非常に美味しいですよね?・・それが熟したピノの醍醐味なんですね・・。

 このシャサーニュ1級も、リリースからおそらく6年ほど経過しているはずでして、かなり深い味わいになってきました。しかも、

「酸化を抑制して仕上げた昨今のピノ・ノワールには無い、昇華したブケ」

が有ります。

 その上で、テクスチュアも滑らかになり始め、赤黒極小果実が群生しつつ、なめした皮や華やかなスパイスが心地良く香り、やや大きめの石を連想させるようなミネラリティが下支えしています。とても美味しい・・と思います。

 クロ・サン=ジャンは村の北西に有り、ご存知モルジョは南東ですんで、北西にある石灰が非常に強い性格と、南東に有り、やや粘土がしっかり有る性格とのブレンドが、このワインの味わいを決めています。非常にドライですが熟により甘味も出て来ました。力強くもブルゴーニュ的なエレガンスも持っています。

 そしてこのドメーヌは、ブラン・ガニャールとフォンテーヌ・ガニャールに移譲されるようですので、この先はもう無いのかと思います。是非飲んでみて欲しいと思います。ご検討くださいませ。


2018 Volnay 1er Cru Champans
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・シャンパン

16027

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヴォルネイ
ガニャール・ドラグランジュ

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。1級区画シャンパンの北側に位置する1980年に植樹された区画で小石の多い赤土土壌。光沢のある綺麗な 色合いで、ブルーベリーやイチゴのアロマ、スパイシー&タニックですが口当たりは非常に柔らかく、果実味、酸味共に豊かに感じられるワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥7,380 (外税) 
【ヴォルネイ新時代の世の中に、変わらない美味しさ、裸の1級畑「シャンパン」のピュアな側面を教えてくれる素晴らしい出来の2018年です!】
 色はどうでしょう?・・今回も、色調補正をしていないので、「やや緑が強い図」になってしまってはいるんですが、

「滅茶活き活きとしている感じ!」

が見て取れないでしょうか?


 そうなんですよ。滅茶ピュアです!・・素っ裸のヴォルネイ=シャンパンの姿がそこにあります。最もおそらくポマール寄りの位置だと思いますので、南のカイユレ的粘土が少ない場所だと思うんですね。

 シャンパン特有の白さも、滅茶強い訳では無く、しかしノーズには確実にそのミネラリティ由来のアロマが漂います。

 そもそも新樽率が低いので、ワインは・・ちゃんとエルヴァージュされれば、ピュアな方向に向かうはずです。2017年を除く・・この何年かは、エルヴァージュの不活性と葡萄の手入れが思うように行かなかったのでしょうね。

 しかしながら2018年ものは密度が高く、熟度もピッタリで充実した果実を美しくピュアなピノ・ノワールの姿に昇華出来ていると感じました!しかも価格は・・こんなですよ。今一番リーズナブルで、しかもフレッシュさとピュアさが活き活きと感じられ、二次発酵とエルヴァージュでほんのりと滑らかにされた、素のままのレ・シャンパンを味わえます。

 勿論ですが3~5年の熟成で、フレッシュさの残る活き活きとしつつ適度な熟成をした味わいになりますし、8~12年でほぼ完熟に近い感じで、非常な滑らかさからの素性の良いブケを味わうことも可能でしょう。14度以下で保存されれば20年以上も持つと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【ヴォルネイ・シャンパンの石灰の白さ!・・しっかり伝わって来るピュアな味わいです!頑張って価格も出しましたので、この機会に是非!】

 今やヴォルネイ1級シャンパンも結構な価格になってしまいましたから、そうそうに手は出せないのがつらいところですよね。

 昨年の2016年ものの時は飲めませんでしたので、今回は何とか間に合わせました。何せこのところは10何アイテムも有るようなドメーヌものが連続していましたので、テイスティングのアイテムも、非常に多く・・noisyも困難な時期を迎えているんですね。

 で、このガニャール・ドラグランジュのシャンパン、飲ませていただきました。本当に久しぶりです。

 ですが、一口すすった瞬間から、

「お~・・シャンパン!・・そう、これこそヴォルネイ・シャンパン!」

と言うようなイメージがポンと浮かんでくるような、見事な仕上がりでした。


 PKさんは、

「ヴォルネイ・シャンパンはポマールに似たタニックな味わい」

とその著書で言ってましたが、noisy 的には全く意にそぐわないご意見でして・・何だかな・・と常日頃思っていた訳です。


 確かに、逞しく見事に深いダンジェルヴィーユのシャンパンには、もしかしたら「その気」が有るかもしれませんが、それはおそらく違います。

 白いミネラリティに満ち、むしろシャンボール的な石灰感が多く、シャンボール的な強い果実感では無い、エレガントな優しい果実感がむしろピュアな果実を感じさせてくれると言う・・感じですね。

 そこに2017年のガニャール・ドラグランジュの、何とも艶めかしい「絶メシ感」や「シミジミ感」、そしてオフコースの、

「さよなら~、さよなら~、さよなら・・あぁ・・」

と言うようなノスタルジックな味わいが響いて来ます。

 まさに「素のヴォルネイ・シャンパン」の味わいを見た気がします。超美味しいので・・是非!・・飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【ヴォルネイのトップ・クラスの1級畑レ・シャンパン!現ガニャール・ドラグランジュの赤の最高峰です!】

 すみません・・テイスティングが間に合いませんでした。飲むつもりでおりますので、時間が有れば後々、レヴューを掲載します・・・と言って書いた試しは無いんですが、実はそんなワインはほとんど後で飲んではいるんですよ。書いてないだけで・・。

 ガニャール・ドラグランジュの赤は3~5年置かないと・・と言うようなイメージでいたnoisy では有りますが、2016年ものは・・早くから大丈夫な可能性が大です。やはり変わって来ているんですね。フォンテーヌ=ガニャールの大躍進には驚きを隠せませんし、言ってみれば・・トラペも、セラファンも、そしてこのシャンパンの最高値と言っても良いダンジェルヴィーユも・・この何年かの短い間に大きく変わりました。

 ダンジェルヴィーユに限っては、その良化、大躍進の年は2008年頃だったと思いますので比較的早いですが、トラペ、セラファン、あ、そうそう・・デゾネイ=ビセイもそうですね。この2~3年は物凄いです。

 ダンジェルヴィーユの1級レ・シャンパンは滅茶旨いとしてももう、限り無く2万円ですからそう簡単には飲めないワインになってしまいました。

 しかし、ガニャール・ドラグランジュのシャンパンはまだまだリーズナブル。しかも2016年の他のピノ・ノワールの仕上がりを見ると、ガニャール家筋の若手の影響でしょうか・・早くから美味しく飲めるようになっています。是非挑戦してみてください。

ドメーヌ・モロー=ノーデ

モロー=ノーデ

フランス Domaine Moreau-Naudet ブルゴーニュ
● モロー・ノーデです。noisy は余り知らない造り手だったんですが、飲んでみて・・凄く良いので、「もっとくれ」と・・。でも数量も増やしてはもらえず、上級キュヴェもいただけず・・の状態が続いていましたが、やっと良い行いが認められたのでしょうか・・(^^;; 1級2アイテムに虎の子のグラン・クリュもいただけました。

 とは言え、看板でトップ・キュヴェの「ヴァルミュール」は3本だけ・・飲もうかどうしようかと迷ったのですが・・

「1級ヴァイヨンと1級モンテ・ド・トネルの素晴らしさを確認できた!」

ので、ヴァルミュールは次年度以降の楽しみとさせていただき、お客様へお渡しする量を減らさないことにしました。


 何でしょうね・・モロー・ノーデ。とにかく飲んでいて楽しくなる味わいです。ドーヴィサやラヴノーのように、「お~・・すげ~・・」と、圧巻な姿まではしてはいないんですが、

「お~・・うめ~!・・」

と、心が躍ってしまうんですね。

 ナチュラルなのにビオ臭く無く、無理に凝縮度を上げる感じでも無い・・でもポテンシャルは相当高い・・そんな感じなんですね。勿論、アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールほど硬く酸っぱく無い・・。現代的でも有るし、見事な柔らかさを持っているが、

「シャブリっぽさをちゃんと持っている」

訳ですよ。

 「シャブリっぽさ」とは時折、noisy も口にしていますが、全然シャブリっぽさの無いシャブリも結構に存在していますから・・フリンティさが無くてミネラル感の薄い、余り有難くない奴ですね・・それらとも確実に一線を画す見事な味わいでした。

 因みに「ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2019年度版」では「2つ星」に昇格。上はもう・・ドーヴィサ、ラヴノーしかいないと言う状況のようです。数は余りありませんし、価格もリーズナブルですので、是非ご検討いただけましたら幸いです。


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 シャブリの新規取り扱いドメーヌ、モロー=ノーデをご紹介させていただきます。

 シャブリで「モローさん!」と叫べば、一体何人が振り返るんだろう?・・とちょっとだけ思ってしまうほど、モローの名前は有名です。

 ですが、ノーデさんの家系のようですので、余り関係無いのかな?・・などと思っていましたら、「アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール」だとか、「ドーヴィサ」「ラヴノー」の名前がパンパン出てくるくらいの「お隣さん」だったんですね。

 で、早速飲んでみると・・これが実に良い・・。「アリス・エ・オリヴィエ」ほど酸っぱく無く・・(^^;;、ドーヴィサほど昔のシャブリを捨ててもおらず・・(^^;; ラヴノーほど何を飲んでるのか判らないと言うことも無く・・(^^;;やばいぞ・・ ピュアさとナチュラルさがせめぎ合い、瑞々しさを湛えた素晴らしい味わいだったんですね。

 ご当主が亡くなると言う悲劇を超え、今もなお二つ星。(・・いや、これは凄いことなんですよ・・余り言いませんが。)そして、名立たるフレンチの名店にオンリストされていることからも、

「お主・・ただものでは・・無いな・・?」

と腰の刀の柄に手を・・じゃない・・キラリと目線を向けてしまうような存在感が感じられます。

 今回は2アイテムのみ。ちょっと先進的なエチケットは、何とディディエ・ダグノーの助言で決めたのだそうです。期待してください!





■二つ星に昇格し、進化し続ける現代的味わいのシャブリ!

□シャブリのミネラルと純粋な果実味が共存する現代的味わい
 モロー・ノーデでは機械が導入されてワインが産業化される以前の栽培を行っています。それは、畑の耕耘、有機栽培、手摘み収穫、全房圧搾、野⽣酵⺟による発酵、⾃然清澄、⻑くゆっくり行う樽熟成といった可能な限り⾃然な方法によるワイン造りです。こうして造られるモロー・ノーデのシャブリは、はっきりとしたミネラルの中軸がバランスを取りながら、深みのある純粋な果実味と⾃然な質感と複雑さ、凝縮感が兼ね備わった独特な個性を備えています。現在のシャブリにおいては、ド・ムールと双璧を成す現代的味わいと言えます。

□揺るぎない継続性とさらなる進化で二ッ星へと昇格
 2016 年に当時の当主ステファン・モローが急逝し、妻のヴィルジニがドメーヌを引き継ぎました。直後にはドメーヌの今後を危ぶむ声もありましたが、欧米での評価は揺るぎませでした。実際、ヴィルジニが率いるドメーヌのチームの結束力はステファンの急逝によってそれまで以上に高まり、ワイン造りに関しての細部へのこだわりは一層強くなりました。このように進化し続けるドメーヌに対し、ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランスは2019 年版で「ドメーヌの弛まぬ努力は昇格に値する」として二ッ星への昇格を決めたのです。

□ドメーヌの歴史
 モロー・ノーデは17 世紀から続く家族経営のドメーヌです。1929 年、当時のドメーヌの当主アルフレッド・ノーデは、INAO のメンバーで、彼が中心となってシャブリのアペラシオンの境界の策定を行いました。その後、アルフレッドはシャブリのINAO 委員会の名誉会員となりました。1950 年にはMarie NAUDET マリー・ノーデがRené MOREAU ルネ・モローと結婚。ブドウ栽培に携わってきた2 つの家系の名前を絶やさないために、ドメーヌ名をMOREAU-NAUDET モロー・ノーデとしました。1968 年にRoger MOREAU ロジェ・モローがドメーヌに参画して1972 年にドメーヌを継承。1991 年にはStéphane Moreau ステファン・モロー(写真上の左)がドメーヌに参画。2004 年のロジェの引退に伴い、ステファンが当主となり、その後の名声を築き上げました。しかし、2016 年夏にステファンが心臓発作で急逝。妻のヴィルジニ(写真上の右)がドメーヌを引き継ぎました。その直後にはドメーヌの今後を危ぶむ声もありましたが、欧米での評価は揺るぎませんでした。

 ドメーヌを率いるヴィルジニは
「ステファンが築き上げてきたこれまでのドメーヌのスタイルを継承します。⻑年ドメーヌで仕事をしてきた栽培・醸造チームが一緒にいるので全く心配していません。スターは一人の個人ではなくドメーヌなのです。」

 と、ドメーヌとしての継続性を強調し、さらなる進化を誓っています。

□ドメーヌの個性と特徴
 モロー・ノーデでは、真に特徴的で並外れたシャブリを⽣み出すために、大量⽣産用の機械が導入されてワインが産業化される以前の栽培方法を行っています。それは、幾つかのテロワールを共有するヴァンサン・ドーヴィサの影響を強く受けた手法で、畑の耕耘、有機栽培、手摘み収穫、全房圧搾、野⽣酵⺟による発酵、⾃然清澄、⻑くゆっくりと行う樽熟成と言った可能な限り⾃然な方法です。畑でもセラーでもこの哲学を実践しています。これは、コート・ド・ボーヌのトップ⽣産者にも通じる方法で、この『時代に左右されない手法』と努力により、モロー・ノーデのワインは、シャブリが痩せてつまらないものではなく、コート・ドールの最高の白ワインに比肩する質感と魅力を持ち合わせていることを証明してくれているのです。

 ドメーヌでは、手作業で管理された畑から熟したバランスの良い果実を収穫し、はっきりとしたミネラルの中軸がバランスを取りながら、深みのある純粋な果実味と⾃然な質感と複雑さ、凝縮感が兼ね備わった独特な個性を備えたシャブリを⽣み出しています。しかし、シャブリ特有の快活さを⽣むしっかりしたバックボーンも保っていて、アンバランスさや輪郭のぼやけという感覚は見受けられません。現在のシャブリにおいては、ド・ムールと双璧を成す現代的味わいと言えます。

□畑について
 ドメーヌはシャブリでも極めて非凡なクリマと多くの古木を所有しています。現在の栽培面積は22 ヘクタールで、特級のヴァルミュール、一級のモンテ・ド・トネール(シャプロ)、ラ・フォレ、モンマン、ヴァイヨン、村名シャブリ、プティ・シャブリに分かれています。平均樹齢は35 年から50 年に達しています。村名シャブリに13.5 ヘクタールの畑を所有していますが、その内の1 ヘクタールは、多くのプルミエ・クリュよりも質感と深みを有し、ヴァイヨンやモンマンと同じ日当たりのレ・パルグに位置しています。この畑の平均樹齢は50 年で単独のキュヴェとして瓶詰されています。左岸では、魅惑的な果実味と質感の良い濃さがあるプルミエ・クリュのモンマン、そして、煌めく岩の芸術としてドーヴィサが有名にしたリュー・ディ ラ・フォレ(ドーヴィサに隣り合わせる区画を所有)、そして畑の輝かしい反映とされる洗練された金属的な印象を持つヴァイヨンに畑を所有しています。右岸では、ラヴノーの地盤で最も火打石が強いキュヴェとなるモンテ・ド・トネール(ラヴノーの区画に隣接するリュー・ディ“シャプロ”)に区画を所有しています。

 グラン・クリュでは、荘厳な絹のような質感を有するヴァルミュールも所有しています。このように、モロー・ノーデは、我々がブルゴーニュの白ワインの超一流⽣産者に求める、秀でたテロワールに植えられた古木(多くが樹齢50 年を超える区画)の継承という素晴らしい特質も持ち合わせているのです。

□栽培について
 ドメーヌはビオやビオディナミの認証は受けていませんが、ビオロジックを実践し、20 年前から、殺虫剤、除草剤、防虫剤、防カビ剤などは一切使用していません。施肥を行う際も有機肥料のみを極僅かに施すのみです。また、一年に4〜6 回土を耕し、手作業で除草を行っています。収量は、春先の短小剪定と厳格な芽かき、そして摘心によって低く抑えています。一年を通じて、全ての区画で膨大な作業がありますが、ドメーヌではそれら全てを手作業で行い、シャブリのテロワールがワインの中に表現されるように最善の努力をしています。シャブリのテロワールが完璧に表現された果実のみをドメーヌのワインとして元詰するために、ドメーヌの選果基準は非常に高く厳格で、収穫されるブドウの実に1/2 以上をネゴシアンに売却してしまいます。

□醸造について
 機械収穫が主流のシャブリでは非常に珍しく、ドメーヌでは特級、一級のみならず、村名シャブリ、プティ・シャブリに至るまで全ての区画で、手摘みで収穫を行っています。ブドウは完熟を待って収穫し、その場ですぐに選果します。醸造所に運んだブドウは全房で圧搾されます。圧搾は、空気圧圧搾機で、ゆっくりと時間をかけて(3 時間半)圧搾され、その後、10〜12 時間かけて前清澄を施します。アルコール発酵は野⽣酵⺟のみで⾃然に行われます。この点も培養酵⺟の使用が多いシャブリでは極めて珍しいことです。

 プティ・シャブリと村名シャブリは温度管理機能付きのタンクで発酵を行います。レ・パルグのキュヴェとプルミエ・クリュ、グラン・クリュのワインは全て、1/3 が樽、2/3 がタンクで発酵が行われます。樽はバリツク(228 リットル)と600 リットルの大樽を、キュヴェや収穫量に応じて併用しています。アルコール発酵も3 ヶ月近くをかけてゆっくりと行います。マロラクティック発酵も⾃発的に行っています。熟成は、発酵と同じ容器を用いてシュール・リーの状態で行います。熟成はプティ・シャブリと村名シャブリが15〜18 ヶ月、一級と特級は24 ヶ月という⻑期の熟成を施します。熟成期間に澱引きを1 回行い、同時にワインを空気に触れさせます。そして、瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させます。その後、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めします。ドメーヌの大きな特色は完熟を待って手摘みで収穫することとシャブリとしては⻑期間の熟成、そして、野⽣酵⺟のみで醸造を行うことです。このため、ワインは若いうちは峻厳さが感じられますが、時間を置くことによって、シャブリのテロワールとミネラル感が明確に現れてきます。

□モロー・ノーデのシャブリをオンリストするレストラン
 モロー・ノーデのワインは、2017 年「世界のレストラン・ベスト50」で1 位に輝いたニューヨークの「イレブン・マディソン・パーク」やニューヨーク最高の三ッ星レストラン「ジャン・ジョルジュ」、カリフォルニアの三ッ星レストラン「フランチ・ランドリー」など、以下のような世界各国の三ッ星、二ッ星レストランに、ラヴノーやドーヴィサと一緒にオンリストされています。
・Eleven Madison Park イレブン・マディソン・パーク(ニューヨーク)三ッ星★★★
・Jean Georges ジャン・ジョルジュ(ニューヨーク) 三ッ星★★★
・French Laundry フレンチ・ランドリー(カリフォルニア) 三ッ星★★★
・Astrance アストランス(パリ16 区) 三ッ星★★★
・Pierre Gagnaire ピエール・ガニエール(パリ8 区) 三ッ星★★★
・Arpege アルページュ(パリ7 区) 三ッ星★★★
・La Bouitte ラ・ブイット(フランス/サン・マルタン・ド・ベルヴィル) 三ッ星★★★
・Noma ノーマ (デンマーク/コペンパーゲン) 三ッ星★★★
・Le Grand Vefour グラン・ヴェフール(パリ1 区) 二ッ星★★
・Apicius アピシウス(パリ8 区) 二ッ星★★
・THE SQUARE ザ・スクエアー(ロンドン) 二ッ星★★
・AI FIORI アイ・フィオリ(ニューヨーク) ザガット・サーベイでニューヨークのベスト・イタリアン・レストランに選出。フォーブス・トラベルガイドでも四ッ星に格付けされたレストラン。

□ラベルについて
 ドメーヌのワインラベルにはブドウの粒を指で摘んでいる人の手と畑の土が描かれています。このデザインは、人間の仕事とテロワールの重要性を表現するために、⽣産者の手と大地を結び付けたもので、ディディエ・ダグノーのアドバイスで採用されました。2013 年にこのラベルの手によく似たモニュメントがシャブリの村の入口に建てられました。しかし、モニュメントを創った芸術家が、ドメーヌのワインラベルにインスピレーションを受けて創ったかは定かではありません。



2018 Chablis 1er Cru Vaillons
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン

16046
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャブリ
ドメーヌ・モロー=ノーデ

■海外メディア情報
90~93Points Vinous
■エージェント情報
栽培面積:1.70 ヘクタール 平均樹齢:45 年
土壌:石の多い粘土石灰質 畑の位置:南⻄向きの丘の斜面
 ドメーヌの区画は一級ヴァイヨンの中にあるリュー・ディ、Les Sechets レ・セッシェとLes Roncieres レ・ロンシエールにあり、4 つの区画に分散している。完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。その後、10〜12 時間の前清澄を行う。アルコール発酵は、1/3 が樽、2/3 が温度管理機能付きのタンクで、野⽣酵⺟のみで⾃然に行われる。発酵は3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。マロラクティック発酵は⾃然にスタートさせ、完全に実施する。引き続きで1/3 が樽、2/3 がタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。熟成期間は24 ヶ月。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラ−ジュして、⾃然清澄させる。瓶詰は無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って実施。
 プルミエ・クリュらしい凝縮感と複雑さがあり、実に完璧な素晴らしいヴァイヨン。フローラルでエキゾチック、柑橘果実やネクタリン、桃のタッチに乾燥した石やミネラルの印象も有する。バターのような質感の果実がジューシーな柑橘果実の酸に囲まれた印象。快活で、果実が密に詰まり、果実の花や摘みたての花の独特な香りも現れる。香り高く、華麗だが、とても独特。余韻を残す香り、複雑味、成熟度、フィネスとともにシャブリの偉大なテロワールの一つを発見できる全てを兼ね備えたワイン。5〜8 年以内に味わうのがお勧めです。どんな魚料理にも合わせることができますが、特にオマール海老のビスクと相性が良いでしょう。サービス温度は10〜12 度で。
新着メンバー登録画像  750 在庫    ご注文数   本
¥4,780 (外税) 
【明快な凝縮感、力強さ、温度感・・日照の良さから生まれる1級ヴァイヨンの特徴が良く判る味わいです!】
 モロー=ノーデらしい優しさと快活で明快な凝縮感にマンモスなミネラル感が感じられる、素晴らしい1級ヴァイヨンです。

 そうですね・・村名に比較すると確実にクラスが異なって感じられますし、何より・・おそらくミネラリティも大きく関与しているとは思いますが、旨味が見事に味わいに載っていまして、アミノ酸系の美味しさ、旨味をより多く感じさせてくれます。

 その上で、「温度感」は二種類...おそらく、石っころの多い畑により夜間の放射熱、そして昼間の太陽からの光と熱をたっぷり受けた葡萄がしっかり光合成できたんじゃないの?・・とさえ思わせる程の温度感です。

 左の一枚目の写真は、色味調整等をやっていないエチケット確認用の写真です。これが結構に良い感じなので、最近は良く使用していますが、村名シャブリと色合いなど比較してみて下さい。保有するミネラリティも映り込んでいるかのようにも感じます。2018年、滅茶美味しいですね・・。シャブリ村名は2019年なので、ひらたく比較するのは難しいですが、村名の「健康優良児っぽさ」と、ヴァイヨンの「気品のあるパワフルさ」・・相当に差を感じますが、村名も同様に熟を重ねてくると相当素晴らしくなるでしょう。

 因みにヴィノスも90~93ポイントと非常に好意的な評価をしていますし、未確認ですがティム・アトキン氏も93ポイント付けているようです。2017年は上値95ポイントだったはずなので、「えっ?」と思ってしまいましたが、noisy的には2017年と2018年は大きな差(2ポイントも・・ねぇ・・)は全く感じず、同様なものとして捉えています。

 繊細さのあるモンテ・ド・トネルに比較してしまえば、noisyとしては 0.5~1ポイントの差を見ると思いますが、好意的に言えば、

「神経質さの無い、おおらかで外向的な美味しさのヴァイヨン」

と言えます。


 しかも、モロー・ノーデのワインって、本当にフレンドリーだと感じさせてくれるんですよね。いつの間にか微笑んでいる自分に気付くと思います。とても美味しい・・是非飲んでみて下さい!お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【これは素晴らしい!ヴァイヨンらしい起伏のある表情、シャリッと冷たいミネラリティに精緻な柑橘果実!・・ヴィノスのアントニオ・ガローニ氏は何と、95Points・・ってホント?】

 何とも・・美しい色合いですよね~。葡萄の完熟した感じがそのままに出ているようなニュアンス、酸はしっかり有っても滑らかなんだろな~・・みたいな感じが伝わって来ますでしょうか。

 このシャブリ1級レ・ヴァイヨンは、並み居るグラン・クリュをスラン川の対岸(左岸)から眺められるような真向かいの位置にある、幾つかの畑の総称です。

 超繊細なグラン・クリュ的性質と、ゆったりとした村名畑のおおらかさの両面が感じられるのが1級畑です・・と言ってしまって良いのかどうかは、現代においてはかなり微妙では有りますが、一応・・そんな理解で良いと思います。

 村名のシャブリを飲んだあと、このレ・ヴァイヨンのグラスをノーズに近付けるだけで・・

「・・おおっ!」

と思わず言葉が漏れてくるはずです。


 細やかな襞を持ったようなミネラリティが有り、ダレてこない蜜っぽさ、冷やかな果実と良く熟した果実、適度にボディも膨らみ、甘くないが甘酸っぱいような果実感を漂わせながら、美しい減衰をしてくれます。無くなってからも実に良いニュアンスが漂います。

「・・おっ・・うんめ~・・」

 この2017年を今飲んでも実に美味しいので・・これはこれでさっさと飲んでも良いんじゃないか?・・とさえ思っていましたら、

「ヴィノスで95ポイント!」

と言うのが判りまして・・

「・・はぁ?・・そこまで付けるか・・普通・・」

 noisy 的に言わせていただければ・・とても美味しいけれど、それはさすがに盛り過ぎ。しかも、ヴィノスの飲み頃予想が 2022~2032 と言うことで、駄目だこりゃ・・と。

 今飲んでも美味しく飲めます。もっとも先に行ってからの方が美味しさが増すのは間違い在りません。

 しかし、このフレッシュな味わい・・瑞々しいですしね・・果実感の美味しさ・・時間で少し締まってくる感じをマイナスしたとしても、

「今飲んでOKです!2022年まで待つなんて・・とんでもない!」

 と言わせていただこうと思います。

 ピュアで危険性の無いナチュラルさが入り込んだ気品を感じつつ、繊細さと大胆さがせめぎ合う「シャブリを感じさせてくれる」美味しさ。是非ご堪能ください!・・追加は無いです!・・散々そう言われましたので・・お早めにご検討ください。安い!

ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

ディディエ・ダグノー

フランス Domaine Didier Dagueneau ロワール
● 2018年ものを中心に入って来ましたディディエ・ダグノーです。このところベンジャマンが造り出すワインは、以前のような「クリスタルの殻」に閉じこめられたかのような、テッカテカで滑らかなテクスチュアは本当に素晴らしいけれど、熟すのに時間が相当掛かる・・と嘆くようなものから脱出、やはりベクトル変換をしたかのような・・それでもミネラリティの総量は以前と全く変わらない・・各要素を外向きに、得やすくなったような「柔らかさ」も身に着けています。

 2018年もののブラン・フュメ各種の出来は見事なものでした。ただミネラリティだけが目立つのではなく、おそらく2015年頃までのものが見せたクリスタルの塊が持つような硬さを、かなり細かく砕いたようなイメージで、様々な表情が出現しやすくなっています。

 例えばあの「シレックス2018」は、それこそ抜栓直後は硬さを見せるものの、3~4日で官能的な柑橘フルーツのアロマをポンポンと振りまき、味わいも膨らみも、

「美味しく飲める!」

と感動するようなタイミングが有ります。そして、また数週間掛けて収縮と膨張を繰り返しながら徐々に全開放に向かってくれます。

 これはもうとても感動的です。タイミング良くNoisy wine にご来店された方は、ドライバーの方は除き、テイスティング出来ましたので・・もうグラスをいつまでも離せないような状況になってしまいました。それほどまでに感動的なアロマが店内の空気を彩っていました。申し訳なかったのはドライバーさんで・・香りは嗅げどその本体には触れられない・・と言うお預けを喰ってしまった訳です。

 今回はバックヴィンテージ、サンセールを除き全アイテムのテイスティングをさせていただきました。上記のシレックスの振る舞いは、他のロワールのキュヴェも同様です。

 また、バビロンのセック、モワルー2016も飲ませていただきました。いや・・

「激旨!」

です。セックの美味しさもさることながら、モワルーの美味しさには感動しました。

 まぁ、ワインファンは迂闊にも甘さの有るワインへの恐怖?畏怖?みたいなものを持っているようですが、これ、飲んだらそんなものはすっ飛んでしまう事、請け合いです。

 また、ダグノーのシレックスは、海外メディアは良いところ、94ポイント止まりです。アドヴォケイトは2018年ものシレックスを93ポイントと評価しているようです。

 しかし、以下の評価を見ていただければお判りになるかと思いますが、残念ながら彼らはダグノーのワインをちゃんと理解は出来ていないと思います。

2015 Blanc Fume de Pouilly Silex Domaine Didier Dagueneau

 94 Points 2018-2025 / Andrew Jefford Decanter.com January 2018
 17.5/20 Points 2017-2027 / Richard Hemming MW JancisRobinson.com July 2017

 デカンター誌は94ポイントとまぁまぁ・・では有りますが、飲み頃を2018年から2025年としていますし、ジャンシス・ロビンソン・コムでは17.5ポイントで2017~2027年と、直近の10年間の飲み頃予想です。

 言わずともお判りいただけるかと思いますが、この期間に美味しく飲める幸せな時間を得られる人が、本当にいるとしたら・・それは奇跡でしか有りません。特に2015年ものはまだ今のようにはリリース直後の柔らかさを身に付けていなかった時期でもありますから。

 本当のことを知ったら、もしくは経験されたら彼らもビックリすることになるかと思っています。少なくとも、この10年しかないとした寿命の間は、一気に飲むのではなく、長い時間を掛けて楽しむか、思いっきり開かせる努力をし、ワインのご機嫌が良い時に飲む・・みたいな、ワイン主体の飲み方をされると良いかと思います。

 本来はやはり(リリースから)10年経過してから・・ようやく開いてくるワインたちです。勿論ですが、まだ硬い時期にマリアージュで美味しく飲むことは可能です。

 この素晴らしいワインを是非、ご堪能いただきたいと思います。


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 フィネスさんもののディディエ・ダグノーです。(造り手別ページには、違うエージェントさん輸入のダグノーも一緒に掲載されます。ご注意ください。)

 2017年のダグノーは、今のところは定番の「ブラン・フュメ」のみのテイスティングですが・・いや~・・ぶっ飛びました!・・近年稀に見る出来栄えです!

 と言うよりも、ドメーヌ・ディディエ・ダグノの先代の時代から、始まって以来かもしれないと感じています。

 何せ、あの滅茶滑らかなクリスタル風テクスチュアと膨大なミネラリティはそのままに、

「果肉を思わせるかのような柔らかさと起伏」

まで、感じさせてくれるんですね。


 そして、超高質なソーヴィニヨン・ブランのアロマティックなアロマに・・ノックアウトされてしまいます。

 ところが皆さん・・事件です。ディディエ・ダグノーならではの昔風のA.O.C.(A.O.P.)表記、「ブラン・フュメ・ド・プイィ」が無くなりました。その理由は・・まぁ、裏に貼られているエチケットにも何やら書いてあるようですが・・エージェントさんの資料はこんなようになっています。

 2017年は春から日照量が多く暖かかったが、4月末に降りた霜で大きな被害が出てしまった。夏は暑く乾燥したので葡萄の出来自体は素晴らしかったが、霜害の影響で収穫量は約60%減となり、特に被害が甚大だったビュイソンルナールはワイン自体が造れなかった。

 ワインの出来は素晴らしく分析上も完璧に近かったが、アペラシオン認証を得るための試飲で揮発酸が多いという指摘を受けた。もちろん分析上はリミットを超えてはおらず問題のない数値だったがそれでも認証が得られなかったので、サンセール以外はAOPを放棄してVindeFrance(ヴァンドフランス)としてリリースすることにした。馬鹿げたルールと固定観念に囚われた一部の人間の偏見はプイィフュメのアペラシオンのレベルを下げると感じ、このような制度に縛られていてはドメーヌのオリジナリティや信念、哲学を表現する本物のワインを造ることは難しいのでAOPから離れる決意をした。

「はぁ?・・揮発酸?・・そんなもん、検出限界でしょ!」

 ブラン・フュメからは全くそんなニュアンスは判りませんでした。仲間に揮発酸検知器とまで揶揄される noisy が言うのですから、それを嗅ぎ取ろうと思っても無駄な努力かと思います。

 原因は・・

「So2 の量を相当少ない限界まで減らした!」

ことに有ると思っています。


 心地良い幅のあるリアルなアロマが「すっ」と立ち昇り、そしてこの肉感的な柔らかさを硬質なミネラリティが物凄い量存在する中から感じさせてくれる訳です。

 これは正にSo2の少なさから感じさせる「全くネガティヴな要素の無い」表情です。


 2017年のダグノーの、他のキュヴェのテイスティングが非常な楽しみになっています。これは皆さん、ビックリすると思いますよ。リアルで柔らかな表情のダグノー2017年に乾杯!・・恐ろしいほど深い表情を是非ご堪能くださいませ。


 2008年に飛行機事故で早世した故ディディエ氏の跡を継いだ息子のベンジャマン氏は、葡萄の成熟を重視しながらヴィンテージごとの個性やテロワールをしっかり表現するワイン造りを行っています。畑の広さは約12haで土壌と環境を尊重し、父の故ディディエ氏が1989年から続けてきたビオディナミを引き継いでいます。畑の区画によっては馬で耕作を行い、出来る限り機械は使わないような栽培方法が採られています。

 葡萄は畑で選別作業を行いながら手摘みで収穫されます。醸造所の2階にある除梗機で100%除梗され、1階にある空圧式圧搾機でプレスし、地下のタンクへ葡萄果汁が運ばれます。この間の葡萄の移送はすべて重力によって行われます。そして醗酵前に果汁を冷やし、不純物を取り除くための澱引きを密に行います。樽でのアルコール醗酵には純正培養酵母が使われ、新樽と1~3年樽をそれぞれ25%ずつ使用。樽の種類も特注のシガールと呼ばれる300Lの樽とドゥミムイと呼ばれる600Lの樽を主に使用し、澱に触れる面積の違いによって味わいにも違いが出るようにしています。12ヵ月の醗酵、熟成後にステンレスタンクでアサンブラージュをしてさらに8ヵ月熟成させます。プイィフュメのすべてのワインにおいて同様の醸造が行われているので、各アイテムの違いはテロワールのみになります。









2018 Blanc Etc Vin Blanc
ブラン・エトセトラ・ヴァン・ブラン

16052
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
プイィ=フュメ
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

◆◆◆以前のブラン・フュメ・ド・プイィです。A.O.P.プイィ=フュメを取得しないため名称変更です。
■エージェント情報
 ソーヴィニヨン・ブラン種100%。牡蠣の化石が混ざる粘土シレックス土壌と石灰質土壌の2区画を別々に醸造してアサンブラージュする、ダグノーでは唯一の土壌が違う畑のブレンドワイン。グレープフルーツやすだち、はっさくなどの柑橘系風味が豊かでほんのり苦味も感じられます。以前に造られていた「ENCHAILLOUX(アン シャイユー)」に代わるものです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,980 (外税) 
【A.O.P脱出後に名前が無かった元アンシャイユ・・ブラン・エトセトラと命名です!
 ベースのブラン・フュメ・ド・プイィだったワインです。名前を新たに付けていただいて、

「ブラン・エトセトラ」

と成りましたのでお見知りおきくださいませ。エトセトラは実際には「エトセテラ」らしいんですが、混乱してしまいますので英語的に・・noisyも空気を読めるようになりました。

 非常に良いです。ドライで適度な膨らみが有り、ビターな余韻が柑橘フルーツのリアリティを高くしています。

 シレックス的でも有りますが、半分はもっと普通に石灰的なミネラリティだと思います。なので、クリスタル的・・に透明でも有りつつ、白っぽさがそこに乗っている感じです。

 勿論ですが、今から最大限美味しい時期を迎える・・なんてことは有り得ません。海外メディアのご重鎮たちは平気で「10年以内」などと言ってますが、余りに的を得ていないので、そのような雑音は聞かないようにしてください。

「何とか美味しく飲めるタイミングが比較的早い段階でも出てくる可能性が有る」

と言うだけです。


 もっとも、今までこのワインが大好きで、比較的早いタイミングで飲まれてきた方なら、

「・・滅茶美味しくなった!」

と思っていただけると思いますよ。


 ダグノーとしますと、単に畑の勝手にさせるだけ、葡萄が成りたいようにするだけ・・と言うスタイルでは有りません。

「そこに人間の関与が有って葡萄がワインに昇華する!」

と確信しながら、その道を極めようとしている様が見えて来ます。


 言ってしまえば、そもそも畑に葡萄を植えた時点で「自然に任せている」訳じゃ無くなっているんですね。禅問答みたいになってしまうので止めますが、それでもダグノーのビオは孤高のスタイルだと思っています。ご検討ください。ディディエ・ダグノーの意思を感じていただけるリーズナブルな「プラン・フュメ」の息子です。


 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいです!これにケチを付ける INAO の方々の頭の硬さは、先代ディディエのシレックス以上。是非ともこの素晴らしいブラン・フュメのディテールに包まれてみましょう!】

 こんな時にこそ、以前のヴィンテージのものの写真を撮っておいて良かった・・と思うんですが、比較してみていかがでしょう?因みに、大きさのみの変更で、明るさや色合いの調整は全くしていません。そのため、少し暗い写真になってしまっていますがご容赦ください。

 淡く明るい緑の入った輝く黄色をしています。これにもし、それなりの量の揮発酸が出ていますと・・こんな感じには撮れません。もっと薄い茶系のグラディエーションがエッジに出てくるのが普通ですが、こちらはとても健全に見えるはずです。

 そうなんですよ・・もう、開けた瞬間から見事なアロマが飛び出して来ます。とてもピュアです。揮発酸については、嗅ぎ取ろうとさえしませんでした。そんなことは無意味なほどに仕上がりの良さが現れていたからです。

 そして、普段のディディエ・ダグノーのブラン・フュメの「硬さ」は無く、テクスチュアは見事なまでに滑らかでありつつ、フルーツの果肉のような起伏を口内で感じることが出来ます。こんなことは今の今まで、ディディエ・ダグノーのブラン・フュメに感じたことはありませんでした。

 なので、

「1カ月掛けて飲んでね・・」

のように言っておりましたが、2017年ものに限っては、どうやらその心配は無いようですよ。


 何せINAOさんがプイィ=フュメのアペラシオンを許可しなかったそうですから、他のキュヴェも同様なはずです。すでにテイスティング済みのフィネスさんの担当さんにも確認しました。

「いや~・・どのキュヴェもとても美味しいんですけどね・・認可が下りなかったそうですよ。サンセールだけは下りたのでA.O.P.を名乗ってますが、他はヴァン・ブランです。今までに無く柔らかくて美味しくて・・」

とのことで、それもまたnoisy が受けた印象と全く同じでした。


「それ・・So2 の使用量が滅茶低いんだよ・・」

と伝えておきましたが、この活き活きとしたディテールの素晴らしさは感動ものでした。


 ただし・・ど~も数が無いようでして、しかも2017年のビュイッソン・ルナールについては日本未入荷で、今のところ造ったのかどうかも判らないそうです。


 劇的に美味しくなった・・生まれ変わったと言って良い、ディディエ・ダグノー2017年でした。ベンジャマンとシャルロットも、さらに前進すべく、頑張っているのが判る危険性の無い2017年です。

 あと、このように酸化防止剤の少ないワインは、やはり熱や温度変化への耐性は低くなりますので、温度管理をキッチリして、お楽しみください。素晴らしい2017年!是非ご堪能くださいませ!ブラボー!

 


 以下は以前のレヴューです。
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【割り当てが少なくて飲めませんでした・・が、2016は凝縮した密度の高い味わいのようです!】

 2016年は少なくてもしょうがないですよね。淡くて軽い味わいの年かと思いましたが、ピュル・サン、シレックスと飲ませていただき、そのピュアなスタイルは全く不変、テロワールの違いをも見事に感じさせてくれた素晴らしいヴィンテージだと思います。

 比較的早く熟すベースのワインですので、是非、開かせながら飲むような感じで楽しんでみてください。


 以下は以前のレヴューです。
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【ディディエ・ダグノーはベーシックなブラン・フュメ・ド・プイィでもこんなに美味い!2015年も超お勧めです!】

 いや~・・美味いですね~・・ピュール・サン2015年の方は敢えて時間を取って飲ませていただきましたが、こちらのベーシックなブラン・フュメ・ド・プイィ2015年は・・サクッと、三人であっと言う間に無くなってしまいました。

 ちょうど・・何と言うか、シレックス半分、ピュール・サン半分のミネラリティをやや緩くしたようなニュアンスで、しかしその緩さが有るからこそ「肉」が判るから余計に美味しい・・そんなイメージです。

 ただしこれも、コンディションを第一にお考えのフィネスさんのワインだからこそ・・かもしれません。勿論、2015年ものがそのように仕上がっている・・と言うことかもしれませんので、その判断は微妙では有ります。

 しかし、酷いコンディションのダグノーのワインも何度か口にしていますが、これがまた・・呆れた味わいになってしまってるんですね。

 流通が悪いのか、エージェントさんの扱いか、ワイン屋の性か、もしくはお客さんの保存や考え方の問題か・・様々な観点が思い浮かびますが、少なくともひとつ言えるのは、

「保存の温度が高過ぎる!」

と言うことでしょうか。


 そのため、ワインに積み重なった余分な積算温度が、美しいディテールだったものを壊してしまうんですね。

 でもまだそれは有名になった生産者で有れば、生産者の性にされることは少ないでしょう。しかし、そのコンディションの良く無いワインに対する矛先は、簡単に生産者に向かいます。

「この生産者はダメなんだ・・」

と単純に考えてしまうんです。


 そうなると、その情報は拡散され、真実ではない姿がネット上に溢れてしまいます。ディディエ・ダグノーも一時期・・そう、日本のネット創成期に、その憂き目に遭っていたんですね。


 なので、noisy も火消しに躍起になった記憶が有ります。

「そうじゃないんだよ・・」

と。


 この素晴らしい2015年のブラン・フュメ・ド・プイィも、さっさと飲み切って、非常に美味いです。

「ソーヴィニヨン・ブランと言うのは美味い白ワインなんだ!」

とも勘違いしてしまいそうです。


 しかし、この先何十年も寿命を持つワインです。出来れば1本でも、セラーで忘れた存在にしていただき、20~30年ほど経過したベーシックなブラン・フュメ・ド・プイィをご賞味いただきたいなぁ・・と思います。

 今回は余りいただけませんでした。追加できるかどうかは今のところ不明です。ご検討くださいませ。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです!
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【これで充分・・とも言えるキュヴェです!】

 もし、ディディエ・ダグノーの上級キュヴェを絶対に飲まない!・・と決めていらっしゃるのなら、もうこれ以上のプイィ=フュメは存在しないし、充分な満足感が得られるワインです。フランソワ・コタも素晴らしいですが、ナチュラルさではディディエを上回ったとしても、総体のポテンシャルでは届かないんじゃないかなと・・だから本当に・・充分なんでしょう。

 そして、このスタンダードなブラン・フュメ・ド・プイィは、ディディエ・ダグノーの全てのキュヴェの味わいを内包するようなアロマと味わいですから、

「ディディエ・ダグノーとは何ぞや?」

と言うような疑問にもたっぷり応えてくれる能力を持っています。下から上まで、しっかり旨いのがディディエ・ダグノーです。


 ですが勘違いしないでいただきたいのは、今飲んでいるこの「ブラン・フュメ・ド・プイィ」の今の味わいこそがこのワインの全てでは無いと言うことなんですね。今飲んでも滅茶美味しいです。昔のディディエ・ダグノーのように、パッキパキでは無いと言えます。なのでとても旨いんですよ。

 でもそれが全てでは無い・・歳を経る毎に深みを増し、表情は豊かになります。マンモス・ポテンシャルなプイィ=フュメなんです。


 そして、香りのスピードは速く、非常にピュアです。なんの穢れも感じない無垢な美しさを持っています。その上で、ナチュラル感もたっぷりです。柔らかさを増してきた2014年です。

 アロマはしっとりとスパイシーで、黄色や白い花の低域から高域までを感じられます。石灰系のミネラリティは比較的軽やかで、しっかり白い色とほんのわずかに黄ばんだ感じが伝わって来ます。

 中域も適度に膨らみます。何と言っても美しい酸がパレットに拡がり、ややマッタリとした濃密なエキスが舌の上で時間を掛けて解れて来ます。

 非常にドライですがエキスの旨みが素晴らしい・・非常に細やかですが、僅かに粒子を感じるような終盤から、ナトリウム系の崩壊感を伴う長い余韻・・まん丸なビターの粒子も感じさせながら再帰的に大きな構造をイメージさせつつの収束です。素晴らしいワインでした!

 残念ながら・・店を手伝っている我が息子は、ちょっとワインが美味しいと・・余り飲めないクセに、やや多い回数、グラスに注いで自分の分をしっかり確保してしまいますので・・(^^;; まぁ、noisy の健康のためを考えてやってくれているんだろうと思うようにしていますが・・ボトルの底にたどりつくのが非常に早いワインでした。

 旨い白ワインは赤ワインを凌駕してしまう・・とも思っています。勿論・・赤も大好きですが、こんなソーヴィニヨン・ブラン・・知らなきゃ大損だと思います。是非飲んでみてください。素晴らしいです!


2018 Pur Sang Vin Blanc
ピュル・サン・ヴァン・ブラン

16050
自然派
白 辛口
フランス
ロワール
プイィ=フュメ
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報

 ソーヴィニヨン ブラン種100%。粘土シレックス土壌で畑は醸造所から5km離れた所にある1区画の葡萄のみ使われます。シレックス(火打石)の大きさが小さく、雨が浸透しやすいので平均樹齢25年の木には繊細な葡萄ができます。パイナップルを連想させる果実味、辛口で酸が豊富、ミネラルもあり繊細な味わいです。その昔、この地方のソーヴィニヨン ブランで造られていたワインは「PUR SANG」と呼ばれており、ディディエ氏は歴史を重んじる意味でこのワインにその名を付けました。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥13,890 (外税) 
【シレックスに粘土を加えた土壌由来・・そのまんまの姿が伝わります。「これで充分!」だと心が言ってます・・】
 美味しいです!・・以前よりも確実にソフトさが加わったピュル・サンです。昔の「ガチガチ」な姿もじゃじゃ馬馴らし的楽しみが有って嫌いじゃなかったですが、ここまでふんわり感が有ると・・また伝わり方が変わって来ていると感じます。

 一般にはシャルドネなどの白葡萄は石灰の強い土地、ピノ・ノワールなどの黒葡萄には石灰+粘土質と言われます。このピュル・サンの畑に

「ピノ・ノワールを植えても面白いんじゃないか・・?」

とも思えます。

「いや、それにしては粘土は少ないかも?」

とも考えてしまいます。


 でも、シレックスやピュイッソン・ルナールを一緒に比較してみますと、それぞれの個性がハッキリ異なるのが判るんですね。ピュル・サンはやはりシレックス+粘土で、粘土由来の細やかな表情が加わっているのが良く伝わって来ます。

 なので、どこか黒葡萄っぽいイメージも同じように連れて来る感じで、よりコクが有り、より柔らかさ・・と言うか、包容力みたいなものを感じます。色も濃い目でしょう?・・ビュイッソン・ルナール2018は今までに無く、

「超繊細」

だと感じました。


 こちらも1週間以内のどこかで一旦解放に向かうと思います。noisy が飲んだ感じだと3日目位でしょうか・・保存温度にも寄ると思いますので、やはり最初の1週間は毎日少しずつだけ・・その後の3週間は2日置きに飲み、「今、とても美味しい!」と思ったらボトルアップするまで飲む・・みたいなパターンも良いですよ。

 だって、最初に白ワインを一口飲むのもマリアージュには良いでしょう?・・テイスティングだと最初に酸のしっかりした、ミネラリティがマンモスなものを飲んでしまうと、後の赤ワインが厳しいことも有りますが、お食事でしたら是非やってみてください。

 2018年、柔らかい起伏を手に入れたピュル・サンです。ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【美しい淡い黄緑色をした気品高い絶ピュアな味わいです!】--以前のレヴューを使用しています。

 ダグノーのテイスティングは実に楽しい・・。

「超美味しい!」

としか思えない凄い味わいとアロマがノーズから、口蓋を通り抜けて脳髄までストレートに感じさせてくれます。


 皆さんはどうしても欲しい、飲みたいのはシレックスだと・・言いたいのでしょうが、noisy 的には、このピュル・サンの、「プイィ=フュメ」と言うアペラシオンをモリモリと感じさせてくれるのはむしろこっち・・と言う印象が有りますし、大好きなんですね。

 だって・・シレックスは確かに物凄いですよ。でも、「プイィ=フュメ」を感じさせてくれるまでには、物凄く時間が掛かるんですよ。若けりゃ2~3週間掛かっちゃいます。そして出てくる香りも物凄いんですが、やはりハードタイプでクリスタルなニュアンスです。

 しかしながらピュル・サンは、粘土の混ざった石灰土壌・・とは言ってもかなり石灰がキツイんですが、粘土のニュアンスがまた何ともエロティックなんですね。そして、

「物凄いソーヴィニヨン!」

と言うことに気付くまでの時間は、シレックスほどには長くは掛からないんです。それでいて、ポテンシャルがシレックスに劣るか?・・と尋ねられるとするなら、

「・・そう言い切ることはできない」

と答えるしか無いでしょう。


 例えば、テイスティング会などで、こんな若いダグノーをほんのちょっとだけ・・スプーン3杯ほどだけグラスに入れていただいたとしても、そのポテンシャルの高さゆえに充分に楽しめるはずですが、

「これをグラス1杯、2杯と重ねての食事は・・辛いよなぁ・・」

と想像してしまいがちです。10年ほど前までのnoisy なら、そう言ったと思います。


 しかし、今は結構に違います。美味しく飲む方法はいくらでも在ると。

 現に、この2016年のピュル・サンを開けた時、確かに開けたては、

「若いな~・・硬いし・・」

と言うような言葉が付いて出てしまいます。


 でも、たまたま夕食に出ていた季節ものの「瓜の漬物」にヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンを掛けて、ピュル・サンをいただくとどうでしょう。ま~・・最高に旨いですよ。

 瓜はまるで高貴なフルーツになってしまいますし、まだ幾分か残っている非常に細やかな渋みが消え甘みへと変化し、超絶に繊細な絹ごしのテクスチュアと甘美な白ワインの世界に大変貌してしまいました。

 いや~・・これはやってみて欲しいな~・・と思いますよ。そこに鶏肉かなんかを何とかしたものを添えて出されたら・・もう参ってしまいますね。大満足の世界を感じていただけると思います。

 えっ?・・なんかを何とかしたものって何だって?・・何でもやってみてください。noisy が言っている意味が良く判ると思いますよ。素晴らしいワインは、やはり食事をも引き立てるものです。それがマリアージュ・・。きっと、

「素晴らしいエクストラ・ヴァージンを掛けた季節の瓜は、ピュル・サンと似た構成をもしている」

と言えるのかもしれません。


 まぁ、キュウリじゃそこまで行かないと思いますが、色々試してみてください。お勧めします!少ないです。


 以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものも非常に素晴らしいです!すでに親父を超えたかもしれません!是非とも飲んでみていただきたい、シレックスとも違うマール土壌由来の旨さです!】

 このマンモスなミネラリティの量、そしてその質の良さを、どれだけの方がご理解いただけているのかと思うと、涙がチョチョ切れそうになるnoisyです。

 そりゃぁ確かにシレックスは素晴らしい・・あのカッチカチのクリスタルなミネラリティ由来の目の詰まった味わいを一度知ってしまうと、その魔力に憑りつかれてしまうかもしれませんしね。

 20年近いもののシレックスの味わいは、さらにその上を行きますし、何より、リリース仕立てのシレックスを飲まれたとして、そのポテンシャルを感じていただけているかどうか・・いや、そんなことは飲まれる方の勝手ですからどうでも良いんですが、

「全体として綺麗なものほど、要素としての綺麗なものを隠してしまう」

ものですので、是非判って欲しいなぁ・・と思う次第です。


 同じようにこのピュール・サンもしかりです。ミネラリティの組成・出方はまるで違うようにも見えますが、ヨクヨク見てみると、肉がしっかり感じられるのがこのピュール・サンなんですね。

 以前にも「1カ月掛けて飲んでみて!」などと書いていましたが、若いピュール・サンは抜栓後1週間で、もしくは2週間でかなり変化して来ます。これがまた非常に美味い・・訳ですね。

「・・えっ?・・毎日とか、一日置きとかで飲んでてワイン、悪くならないんですか?」

と、随分聞かれました。


 まぁ、強制的に酸化させる行為ですから、決して褒められたものでは無いんですが、少なくとも美味しさは判りますし、続いてそのポテンシャルにも気付かされる訳です。

 そうなって来ますと、ワインに対する感じ方も大きく変化するんですね。なので、そんな飲み方を提唱したんですね。


 今回のピュール・サンは、ほぼ1週間掛けて楽しませていただきました。5日目位からは表情も豊かになり、旨味も増え、非常に美味いです。親父を超えたかも・・しれません。


 また今回は珍しい「マグナム」もいただきました。是非ご検討くださいませ!素晴らしいピュール・サン2015年です!


 以下は以前のレヴューです。
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【マール土壌のピュル・サン!非常に旨いです!】

 noisy も大好きなピュル・サンです。でも何故か人気はイマイチのようで・・非常に残念です。今回はしっかりテイスティングさせていただき、写真も撮りましたのでご覧くださいませ。

 本当にもう大分前になりますが、このピュル・サンも1カ月掛けて飲んだことが有ります。抜栓直後はもうパッキパキに硬質で、ミネラリティは超マンモス級、美しい伸びやかな大量の酸が、このワインのハイポテンシャルを物語っていました。

 しかしながらちょうどインターネット時代の幕開けで、ブログと言うものが流行り出した頃、ワインファンの方々が、

「こんなワインを飲んだ」

とブログにアップし、飲まれた感想を書かれていたんですね。


 勿論それまでもコンピュータ通信(古っ!)の会議室で・・そう、ニフティサーブとか・・NECは何だっけか・・忘れちゃいましたが、このワインはどうだ、あそこの店は安いがコンディションが・・とか、ワインファン同士のつながりや情報交換は有ったんです。

 でも、ブログはどちらかと言うと、まずブログ主の一方的な主張から始まりますから、それに対して意見が有れば書き込めば良いにせよ、書き込んだ情報はさほどは目立たないものです。

 で、ディディエ・ダグノーに関してもそのようなブログで紹介され、

「世の中で言われるほどは凄く無い」

とか、

「余り美味しく無かった」

と言うような情報が氾濫し、定説となりつつ有ったんですね。


 まぁ、それは違うだろう・・とは感じていたものの、ワインの保存環境とか、どこで購入されたかなどにも寄る訳ですから、頭からの否定も困難・・これはどうしたものかと思っていた訳で・・


 やはりワイン屋とすれば、正確な情報を提供しないといけないと・・それにはやはり、しっかりしたテイスティング能力を持ち、伝える相手に判ってもらえるような表現力も無いといかんと・・その上でのお客様へのエデュケーションも必要だろうと・・感じた訳です。

 まぁ、そうは言ってもニッチな商売のニッチな店ですから、全ての方に対して満足できるようなワークは出来ないので、少なくとも自身のお客様向けには正しい情報を持って、共に成長できるようなつながりを持ちたいと思ったんですね。

 で、そんな一環の中で、

「ピュル・サン1カ月掛けてテイスティング」

を実行した訳です。


 空けて2週間もすると、だいぶ状況が変化してきました。驚くのは、酸化に対しての耐性の強さです。ほとんど酸化した臭いが無いんですね・・。石灰系ミネラリティが大量にあることが、そのポイントなのかと思います。

 そして4週間の間に、どんどんと要素が出て来ました。非常に細やかな表情には果実感がしっかり有り・・と言うよりも、その一粒一粒の粒子がそれぞれ果実のニュアンスを持っているので、群生しているようにも感じられる訳です。素晴らしい!・・の一言でした。

 4週間後には液体は無くなってしまいましたが、その後2~3カ月の間、コルクを逆刺ししたボトルの中の香りは、果実感がしっかり有り、素晴らしいアロマを放っていたものです。


 そんなことを書いたコラムもどこかにあるかとは思いますが・・もう探しきれません・・(^^;; ワイン屋と言うより駄文筆業に近い何でも屋が本業です。


 で、他のコラムにも書きましたが、以前より確実にテクスチュアはソフトになり、頑なさは引っ込んでいますので、今飲んでも非常に旨い・・です。

 勿論、こんなもんじゃぁ無いんですよ。とんでもないほどのポテンシャルを感じます。

 このピュル・サンは泥灰土土壌・・ワインジャーナリズム的には「マール」なんて言ったります。粘土質の土壌に方解石が混じったものですね。方解石は河などで流され堆積した石灰質です。ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌに良く見られ、シャルドネの生育に最適と言われています。

 しかし、この石灰の量的ニュアンスは「モンラッシェ級」で有って、単に「コート・ド・ボーヌ」と言ってしまうと間違いかと思います。少なくともグラン・クリュ並みと形容すべきでしょう。

 その量もさることながら、高質さも同様にグラン・クリュ並みです。マール土壌には小振りな「シレックス」が多く堆積していますんで、そのミネラリティと取り込んでいるのかもしれません。

 柑橘系の果実がたんまり有り、中域も適度な膨らみ、余韻には石灰系ミネラリティと、ナトリウム系のわずかに塩っぽいニュアンスが崩壊しているかのような感覚を伝えながらの長い収束が有ります。非常に・・旨いです!

「ダグノーは大したことは無い」

なんて安易には言わせませんよ・・。それは間違いだと。その方の感覚に間違いが無いとするならワインのコンディションが良くないことを感覚的に認識すべきかとも思います。素晴らしいワインでした。飲むべき、そしてどんな赤ワイン以上にとても楽しめるワインです。超お勧めします!・・数は有りません。



2016 Jurancon les Jardins de Babylone Sec
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・セック

16055
自然派
白 辛口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報
 葡萄品種はプティ・クルブ種、グロ・クルブ種、グロ・マンサン種、カラマレ種、ローゼ種の土着5品種を使用、モワルーと同じ畑で栽培しています。特にカラマレ種とローゼ種はジュランソンではもうあまり存在しない希少品種で酸味と香りをワインに与えています。2009年が初リリースのヴィンテージで年間2000本弱を生産、エレガントで豊かな酸味と渋味が特徴の辛口で余韻の長い味わいです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥9,990 (外税) 
【激旨!分厚いボディから漏れ出る柑橘のピュアさ!感動的です!】
 ようやく飲めました!・・そもそも何本も入荷しないので、テイスティングするのは難しいワインなんですね・・ダグノーのキュヴェで未だに飲めていないのは「サンセール」です・・。比較的最近リリースしたのがサンセールですので、まだ皆さんも飲めていない=人気が高いと言うことで、引く手が非常に多いです。

 こちらはジュランソンの古代品種を用いて造られた「ドライな方」です。少し前までは「ドゥミ・セック」だったように思いますが、最近は・・こんな感じだと思いますよ。

「ジュランソン・モワルー」
昔:やや甘口
今:僅かな甘口

「ジュランソン・セック & ドゥミ・セック」
昔:僅かな甘口
今:辛口

 なので、ほぼ残糖を感じないのがこちらです。


 しかしながら・・滅茶苦茶複雑な味わいです。中域のボディも結構に分厚いです。そして余韻も滅茶長い・・。


 そもそもここジュランソンはピレネー山脈の丘に有りまして、そもそも・・ピレネー山脈は、

「アルプス山脈よりも地層が古い!」

と言われています。

 WIKIペディアによりますと、

 古生代から中生代にかけて海底の比較的浅い場所に堆積してできた地層が、特に古第三紀始新世頃の大陸移動に伴う圧力の影響を受けて隆起や褶曲を起こしたことによって、ピレネー山脈の原型が形成されたと考えられている。その後、降雨や流水などによる侵食などの影響などを受けて、現在のピレネー山脈の形状になったとされる。こうしてできた現在のピレネー山脈の山体を構成する主な岩石は花崗岩であるものの、山脈の西部の周辺部には石灰岩なども見られる。

 と言うことになってますので、

「古生代から・・と言うことになれば、ブルゴーニュ等が中生代とするなら、もっと以前に隆起してできた?」

とも言える訳ですね。

 それに加え・・「アルプス・ヒマラヤ造山帯」に属していますので、西は大西洋からジュランソンを通り、ヒマラヤを通り抜けマレー半島まで・・と言う、地球を半周してしまうような大きな造山帯に存在している訳です。

 ですが、プティ・クルブ種、グロ・クルブ種、グロ・マンサン種、カラマレ種、ローゼ種 と言われましても・・まぁ、「マンサン種」位は何とか知っているとしても、

「その特徴は?」

などとはまるで言葉にできない・・むしろ、昔からの「安ワイン」でしかイメージが沸かず、結局は、

「ダグノーのジュランソンは別物!」

と言うしかない訳です。


 しかしながら、それでも仕上がったバビロンは一般的なシャルドネよりも構造が大きく、重心は低く、超高域の伸びやかさまではシャルドネに及ばない・・みたいなイメージですが、ブルゴーニュのシャルドネとは比較するのが難しいほど複雑性に富んでいるのも事実だと感じます。そして、ダグノーのワインに共通された「洗練性」が有りますので、

「うわ~・・凄い・・」

と思ってしまうのでしょう。


 モワルーも美味しいんですが、流石に価格がね・・ヤバイです。太い柑橘のアロマと重心の低い味わい、是非お楽しみくださいませ!


 以下は以前のレヴューです。
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【コンディションは非常に重要です!】--以前のレヴューを使用しています。

 時折友人たちと集まってワイン会・・と言うよりは完全な飲み会ですが、ワインを持ち寄って「あ~でもない、こ~でもない、そ~に決まっている」とぎゃぁぎゃぁ・・うるさくやったりしているnoisyです。

 この間・・結構前では有りますが、「とってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」と、「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」をお持ちになってくださった方がいらっしゃいました。彼女も、おそらく「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」が見るからに・・いや、液体の色を見るにつけ、

「これはコンディションが悪いんじゃないかな~・・」

と感じていたようで、

「2本とも駄目だったらどうしよう・・」

と、ワイン会参加者ならではの恐怖にもにた切迫感みたいなものに囚われていたように思います。


 まぁ、色合いを見つつエチケットのヴィンテージや輸入者シールを確認すると、

「あぁ・・輸入がxxxxxxか・・。問題はここかな」

とか、

「輸入がxxxxで販売店がeeeeeか・・。店の管理が悪いな・・」

とかがある程度判ってしまうわけですね。

 その上で飲んでみると、まぁ、酔っ払っていない限りは、物流の問題なのか、管理の問題なのか、店かエージェントか造り手か・・などは、ほぼ完全に理解できる訳です。もちろんですがワイン屋ですから、皆さんの知らない情報・・特に余り外にはおおっぴらに出来ないような情報も知っていたりしますから、その総合判断は有る程度の確実性を持っているかなと思うんですね。

 勿論、皆さんの中にはプロ顔負けの実力をお持ちの方も大勢いらっしゃいますし、我々よりも情報網も行動力もお持ちの方もいらっしゃいますから、決してプロじゃないから・・などと偉そうなことは申しません・・。まして、ワインを楽しむということは、その人が楽しければ良いわけですから、その楽しみの中には修行にも似た辛い時間も含まれるわけで、先の彼女も、

「2本とも駄目だったら・・」

等と言うような圧迫感でさえ、ある種の楽しみに切り替えることが出来るのがワインを飲むことによって生まれますからね。


 で、思ったとおり、少々「重い・・暗い・・鉛のような色合いを含むとってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」はやっぱり全然駄目で、しかし一方の「突き抜けたような照りを含むとってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」の、全てを許容してくれるような感動的な味わいが、駄目なダグノーをも、「コンディションの大切さ」とか、「どこがどうゆう風に駄目だと駄目なのか」とかを教えてくれる良い教材としてくれちゃう訳ですね。

 案の定、「とっても状態の良く無いディディエ・ダグノー」は、全く温度管理など出来ない悪名高きコンビニエンス・ストアの造りのショップで購入された棚曝しの熱劣化ワインだった訳で、自然派ワインを平気で温度管理の無い場所におくことができるショップの姿勢がそうさせたということなのでしょう。


 今回のディディエ・ダグノーは、フィネスさんから分けていただいた貴重なアイテムです。コンディションは非常に良いように見えます。ただし、サン=セールのエチケットは手で貼る時に少し失敗したようです。ご了承ください。

 ダグノーの看板ワインである「シレックス」ですが、2013年を送ると連絡が有ったものの来たのは2012年でした。なので、2012年は以前にご案内していますのでご注意くださいね。「同じものを仕入れてコンディション比較」・・なんて言うシビアな企画のワイン会・・も良いかもしれません・・(^^;;まぁ、飲み頃は凄い先になるかと思いますが、1カ月間、2~3日置きに30mlずつ楽しむ・・なんていうことが平気で出来ちゃうのがディディエ・ダグノーのマンモス・ミネラリティの魅力でも有ります。30日経ったって、全然崩れないですからね・・香りも凄いです。どんどん柑橘が出て来ますよ。是非ビックリしていただきたいものです。

 ピュル・サン の畑はシレックスより小粒の火打石に覆われていますので、より判りやすいかと思いますが・・これで充分旨いんですよね~・・noisyは大好きです。こちらは2011年です。

 普通のブラン・フュメはずっと以前「アン・シャイユー」の名でリリースされていたブレンドものです。これでも・・普通に・・最高に旨いです。しかしながら、直近の状態しか見えない方々には、
「・・・すっぱいだけ」
などとブログに書かれてしまうでしょう。ワインを味わうには想像力が不可欠です。結果だけを見て、今までの経験を繋ぎ合わせる努力をしないと想像力はたくましくなりません。もし飲まれるならやはり4週間掛けて少しずつ飲みましょう。・・もしくはデキャンタに落として2週間、毎晩栓を抜いてグルグル回して・・また栓をしてください。2週間後には少し開いてくるかと思います。

 サンセール・ル・モン・ダネ・シャヴィニョール はディディエが開墾したサンセールの銘醸畑です。まだ樹齢が若いそうですが評判は高いようです。実はnoisyは飲んだことが無いです。非常にレアです。担当のK君は余り気に入ってないようです。エチケットにはヨレが有ります。ご了承願います。

 ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン は、これも最近出し始めたセックで辛口(・・余り甘く無い・・と言う意味)です。モワルーでは無いのでご注意くださいね・・辛口の方です。これもまだレアです。


 そんな訳でフィネスさんもののディディエ・ダグノーです。いろんな意味で・・面白いアイテムかと思います。決して今までご紹介させていただいたディディエ・ダグノー(一応正規です)もコンディションは良いですが、さて・・どんなことになりますか、楽しみでも有ります。ご検討くださいませ。



以下は以前のコメントを使用しています。
━━━━━
【2009年からはベンジャマンの仕上げたヴィンテージ!!見事にディディエ・ダグノーを継承しました!素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィ!】

 元々はディディエの補佐をしていましたので、ベンジャマンになったからと言って大きく変わることは無いだろうと・・は思っていましたが、それでも一応のチェックをしなくては・・と云う気持ちを抑えられずに、ベースのブラン・フュメ・ド・プイィを飲んでみました。そして・・安心しました。・・そう、何も変っていないと。あの、ガラスのような、石英のような厚みのある透明なミネラルの風味に、奥底から徐々に沸いてくる白、黄色の果実。酸度のレベルの高さとグリップの強さ、余韻の長さなど、いつものディディエ・ダグノーの味わいです。

 どこかのコラムに書かせていただいたはずですが、人間は脳の5~10%しか使用しておらず、記憶は一体どこに仕舞って有るんだろう・・・noisyは、ちょっとその辺に置いておき、時折取りに行っているように思う・・と。大体、年間途轍もない本数を20年もテイスティングしておいて、そんな記憶を・・忘れてしまっている部分が有るにせよ、自分の内部に留めておけるはずが、いや、自信が無い・・みたいなことでした。

 先だって斜め読みしたある本には、衝撃的な内容が書かれていました。ケンブリッジ大学の2年生だか3年生のとても数学が優秀で運動も得意な方が、ラグビーの試合中、頭を蹴られて脳震盪を起こし、病院に搬送されたそうです。そこで彼はビックリするような事実を知ります。何とCTスキャンの結果、彼には脳がほぼ無いことが判明したんです・・実際には5~10%ほど、隅っこに脳組織と思われるものが有ったんですが、その他の部分には骨髄液が満たされた状態だったそうです!彼は、自分が脳を持たないことにショックを受けていたそうですが、トップクラスの優秀な学生であり、しかもスポーツも万能だそうで、普通以上に普通に生活している・・・そんな内容でした。

 noisy のお客様にはお医者様も多くいらっしゃいますし、学者の方も沢山・・いらっしゃいます。上記は本に書かれていた事実では有りますが、内容が事実かどうかは確かめようが有りません。でも、現代の常識が、全て正しいとは思えませんし、
「そんなバカな話しにつきあってられね~・・」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、脳が一部、場合に寄っては半分以上欠損していても、普通に生活してらっしゃる方も多く存在するようですし、少なくともそれは事実です。脳が損傷を受けると、脳内の出血がその人の生命に大きな危機をもたらすかもしれませんが、それらを含めて脳が記憶の全てを担っていることの証明にはなっていないように思います。

 だからと言って、noisy が思いついたように、
「記憶は中空の・・その辺りに置いてあって・・」
とは、とても言えないかもしれませんが、考える以上に突飛過ぎてはいないかもしれないとも・・感じています。

 良く、仲間や連れ合い、子供さんを亡くされても、
「何故かいつもそばにいるような気がする」
とか、
「彼の声が聞こえるんだよ」
等に始まり、
「自分の知らない記憶が突然現れてきた」
なんてことも有るようです。

 だから、もしかすると、脳は記憶を実際に持っているんじゃなくて、記憶にアクセスする方法を知っているだけなんじゃないかと・・思っちゃったんですね。でももしそうだとするなら、ベンジャミンもディディエの記憶にアクセスできない訳では無いとも考えられます。受け取る気持ちが強く有る人と渡したい気持ちが強く有った人同士なのでしょう。

 まあ、確かにトンデモ話では有りますが、限りのある脳細胞の10%で覚えられる情報はたかが知れているんです。それは間違い無いでしょう。そして仲の良かった父、ディディエと、ディディエの記憶と一緒に、ベンジャミンも素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィを造っているのかもしれません。でもまあ、御伽噺として聞いてくださいね。
「・・・証明しろ!」
などとは決して迫ってこないように・・お願いします・・(^^


 2009年のブラン・フュメ・ド・プイィはアドヴォケイト(91~92+)です。noisyもほぼ同様に思いますが、飲み頃予測の2010~2018には・・とてもじゃないが賛同できませんね。早くて2015からです。それでも飲めないことは無いですが、何日も何週間も掛けて楽しんだほうが良いでしょう。2015年から2030年頃まで持つワインです。

 その他のワインは飲んでいませんが、2009年のピュル・サンはアドヴォケイト(92~93+)とぶっ飛びの評価、飲み頃予測2010~2020とこれまた間違った評価です。ポイントは信頼できますが飲み頃予測はでたらめです。ビュイッソン・ルナールも(92~93+)でマチュリティは書いてないです。かのシレックス2009年はさすがに(93~94+)・・・。飲み頃は2010~2022だそうです・・・これも無いです。ダヴィッドさんはよっぽど硬くて若いワインがお好きなんでしょう。

 そして、昨今造りはじめた実に秀逸、且つ希少なサンセールは・・・すみません・・・1本だけしか入らなかったので、申し訳ないけれどセットを組ませていただきました。売れなければnoisy用です!・・・だって、noisyだって飲んだ事無いんですよ・・!畑名も入ったし、デザインも変ったし・・。

 そんな訳で、ディディエの後継者は、彼の遺志をしっかりと受け継いだようです。是非・・ご検討くださいね。お奨めします!


以前のコラムより転載です。
━━━━━
【すぐに飲むなら実験的に!】

 はっきり言って、物凄いワインです。ボーヌの偉大なシャルドネと同列に語られるべき・・・です。しかし、購入してすぐそれを確かめようとしても、ほとんどの方が理解出来ないと思います。最低10年は置くべきワインですので、もし飲まれるのであれば・・・2週間掛けて毎日一口ずつお楽しみください。そして、
「美味しくなってきたかな?」
と思ったら少し多めに飲み、
「・・・・何か、全く何も出てこない・・・」
と思われたら、その日は諦めましょう。抜栓してもコルクを逆ざししたまま1カ月は平気で持ちます。(もちろんセラーに入れてくださいね)半端なポテンシャルじゃあ無いことを肝に銘じておきましょう。有名なワインですので時折、ブログでも取り上げているようで、中には否定的な見方の方もいらっしゃいますが、それはそれ、本当はどうなのかは、自身で確かめると良くわかると思います。

 なお、正規の取り扱いなのかそうでないのか良く判りませんので、一応非正規、とさせていただきますが、状態は万全だと思います。少なくて飲めませんので、以下に以前のレヴューを掲載しておきます。よろしくお願いいたします。是非ご検討ください!


ここから2004年の時の文章です━━━━━
【何というアロマ!何というべき長熟さ!絶句です!】

 ロワール上流のサンセール対岸、プイィ・フュメに凄い奴がいました。その名も「ディディエ・ダグノー」。 皆さんもおそらくご存知でしょう。

 今回は正規品のご案内ですが、さすがにこの世界情勢の中でやや値上がりしてしまいました。トップ・キュヴェのシレックスは大台を超えてしまいましたね。

 で、早速飲んでみました。結果2004年のディディエ・ダグノーは...
「べらぼうな出来!」
と、安易に断言してしまいましょう。

 飲んだのはシャイユーの後継と目される「音符のエチケット」のブラン・フュメ・ド・プイィとピュール・サンです。細かな部分は後に掲載しますが、溢れんばかりの軽量なマンモス・ミネラルと素晴らしいバランスを持った巨大な酸。まるで眠りから目覚めるように、まどろみながら、のんびりのんびり巨大化してゆきます。何メーターか離れていても、メロンやレモンのアロマが飛び込んできます。さらには「酸っぱい」とさえ感じられる酸ですが、まことに美しい輪郭を持っていますので、長熟さをアピールしています。

 もっとも、勘違いして欲しくないんですが、今の状態で、
「美味しい!」
と感じられる方は少数派でしょう。3~5年ほど置いた状態からでしたら、その数は過半数ほどに達すると思いますし、10年置けば大多数になるでしょう。

 もし、ディディエの2004年を早い段階で抜栓されるのであれば、そのアロマの複雑さと量、酸と構成の巨大さを確認していただき、もし、好みではないな、とか、美味しいと感じられないとしても、
「ん?これから先が楽しみなワインだ、と考えるべきなのかな?」
と、理解して欲しいと思います。本当の姿が現れるのは..10年くらい掛かりそうです..


● 2004 ブラン・フュメ・ド・プイィ
 音符のエチケットだったので、ミュージシャン崩れの noisy としましては、しっかり頭の中で音符の音を鳴らして見ました..。そしたらまあ、なんと..音楽をかじった方なら判ると思いますが、重なるほとんどの音が半音違いで「不協和音」なんですね~♪♪..で、ほんの何箇所かが3度か5度違いの和音という音符..で、結局最後の1度と5度の和音で丸く収めるという曲でした。音楽的には、
「何もない..」
という結論です。(そんなところはどうでも良い、という声が聞こえてきますが..)

 味わいは、ピュール・サンに比較すれば、珪藻土系のミネラルに石灰が混じり、やや黄緑のイメージが拡がって行きます。飲み頃はやっぱり先で2~4年後からでしょう。飲み方は、最初1杯だけ味見をして、その後はデキャンタすることをお奨めします。栓をしたまま2週間置いても全く落ちないと思いますよ。

● 2004 ピュール・サン
 ものすごいミネラルと酸、エキスの塊りでした。2週間近く経っても、アロマは生き生きとしています。酸の美しさは、やはりセロスやコシュ=デュリを思い出します。酸の性格が似ているのはコシュ=デュリでしょうか..素晴らしいソーヴィニヨン・ブランだと思いますが、今の状態で美味しいと言える人..それはプロですね。飲み頃は3~5年経ってからでしょう。

● 2004 シレックス
 飲んでいないので判りませんが、ピュール・サンの出来から想像するに、トップ・キュヴェのシレックスは最低でも5年以上置いたほうが良いでしょう。量は少ないです。

● 2004 ビュイッソン・ルナール
 実を言うと、このビュイッソン・ルナールは一番少ないです。裏ラベルには名前の由来が書いてありますので、お暇でしたら読んでみてください。ノー・テイスティングです。


2016 Jurancon les Jardins de Babylone Moelleux
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・モワルー

16054
自然派
白 やや甘口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報
 2015年より750MLに変更されました。
 プティ マンサン種100%。ピレネー山脈の麓にあるテラス状の畑で土壌は礫岩(プディング土壌)、広さは約3haになります。葡萄の樹齢は約18年、南西、南東、南向きの畑に様々な土着品種が植えられています。2004年から造り始めたアイテムで、500mlボトルを使用、新樽での醸造や瓶詰はジュランソンで行い、ラベル張りはプィィ フュメで行います。味わいはかなり甘口で濃厚ですが、酸もしっかりあってバランスがとれており、複雑さも感じられます。貴腐葡萄を使っているわけではなく、葡萄の房を干し葡萄状にし、糖分を凝縮させてから収穫しています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥19,990 (外税) 
【高質な僅かな甘み、複雑な要素、柑橘の上品さに溢れています!・・これは美味しい!】
 面白いもので・・カミさんにドライな「セック」とこの「モワルー」を少しずつ飲んでもらいました。まぁ・・結果は予想通りでは有ったんですが・・

「次はどっちが良い?」

と聞くと、

「ほんのり甘いやつ」

と期待を裏切らないお言葉を頂戴いただきました。

「(ほら・・やっぱりね・・)」


 まぁ、カミさんはワイン屋の女房では有りますが、ワインのことは何も知りません。ワインの梱包はもはや「プロ」では有りますが、自分の感性や欲望に従い、「モワルー」を選んだわけですね。


 やはり美味しいんですよ・・めちゃ。ほんのり「トロッ」とした粘性の在る、僅かに橙色の入ったゴールドな色合いから、酸とミネラリティに異常に長けた成分と釣り合うだけの「僅かな甘み」が人間の願望や欲望を満たしてくれます。

 マリアージュも楽ですよ。日本食から中華、勿論フレンチやイタリアンも行けちゃいます。何せ甘みが穏やかなので、下手をすれば、

「・・あれ?・・甘く無いじゃん」

と言い出しかねません。


 そう・・その言葉もカミさんです。最初にモワルーを飲み、二杯目にセックを飲んでます。セックはこれまた酸とミネラリティが凄いですし、モワルーは陰干ししていますので、そのフレッシュ系の酸は穏やかになってるんですね。

 ですので、「甘みは穏やか」に設計されていますので、二杯目のフレッシュな酸の存在に感覚が支配されており、絶妙な甘みバランスのモワルーが最初より余り甘く感じず、

「・・これって同じワイン?」

とまでは言いませんでしたが、人間の感覚って、結構に相対的なものなんだと再認識させてくれました。


 その上で高貴さも有り、イタリアのアパッシメントな甘口とは一線を画すバランスがまた絶妙で、ついついまた飲みたくなってしまう訳です。ですので、滅茶甘いワインが飲みたいと欲される場合は、このモワルーは役不足です。でも、

「女性にも、勿論自分にも美味しいと思える少しだけ甘みのある高級ワインが飲みたい」

のでしたら、むしろこのモワルーしかない・・と思います。


 noisy もたっぷり楽しませていただきました!是非ご検討くださいませ。お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【現在、やや甘口ながらも最高の食中酒と言えるでしょう。マンモス級のクリスタリーなミネラリティと豊富でバランスの良い酸、そしてクリーミーな舌触り!素晴らしいです!】

 以下、以前のレヴューをそのまま使用しています。

 昨夜、あるエージェントさんの担当と電話で話しをしていてヴァン・ジョーヌの話しになり、

「そうそう・・あのxxxって造り手のサヴァニャンってそっちに在庫はまだ有るんだっけ?」

「有りますよ~・・。ヴァン・ジョーヌはだいぶ少なくなりましたが・・あと2~3ケース位かな?」

「そうか・・じゃあすぐ無くなるかもね。」

「・・いや・・皆さん、1~2本のご注文ですから・・大丈夫でしょう。」

「えっ?」

と言ったまま、少しの合間、noisy も絶句してしまいました。


「ワイン屋が1本とか、2本とかの発注なの?」

「そうですよ。取り敢えずこう言うのも並べておこう・・もしくは受注発注的な?」


 まぁ、人それぞれですから他人の商売に口をはさむつもりは有りませんが、それで良くワイン屋面が出来るなぁと・・思っちゃいましたね。ちょっとカルチャーショックでした。数が無くて、人気が有って・・とか、割り当てで・・それで1~2本と言うのなら判りますが、おそらく同じものじゃなくても飲んだことさえ無いアペラシオンや銘柄でさえ、品揃えの一環としてのみの発注じゃぁ、そりゃぁ、エージェントさんの説明文を丸々コピーしてネットに掲載するしかないでしょう。

 そうは言いつつも、人気銘柄で割当数量が少なく、ワイン屋でも中々飲めないワインが有り、このディディエ・ダグノーのレ・ジャルダン・ド・バビロンもそんなワインの一つでした。noisy も一度飲んだきり・・いや、飲ませてもらったと言うのが正しいですが、自分で開けられるほどは入荷しないアイテムでして、何とかしないと・・と思っていたところ、やはり・・と言うか、なるべくして成った・・と言うべきかは判りませんが、販売の方も一巡して止まったような感じになってしまいました。

 そうりゃぁそうでしょう・・売る方もどんなワインなのかは良くは判っていないんですから・・ね。ちらっと甞めた位のエージェントさん主体の試飲会での判断がまともに出来るほどのテイスティング能力を持っていれば別ですが、数十アイテム以上が普通の試飲会では、細かな情報はさしては得られないものです。

 なので、このレ・ジャルダン・ド・バビロンだけでは無く、今回のディディエ・ダグノーは出来るだけ飲もうと・・心に決めてのご紹介です。営業的には「・・なんだかなぁ・・」になってしまいましたが、やはり素晴らしいワインを、

「xxだから素晴らしい!」
「xxだからお勧めしたい!」

と言えるのがワイン屋だろうと・・いや、八百屋さんでも肉屋さんでもまともな商売ならそうですよね。毎日、最高級のA5ランクの国産和牛しか食べない・・と言うのも肉屋としてどうかな?・・とは思いますけどね。


 以前に飲ませていただいた時には、

「旨いワインだなぁ・・」

と言う印象で、他にも山ほど・・ワインを飲んでいたので、細かな印象を脳裏に留めておくことは不可能でしたが、それでも、

「デザートと言うより食中酒だろう?」

と・・結論していたように思います。最も、熟成を重ねて10~20年も経つと、かなりトロリと甘味も効いて来るかなと。


 昨今のディディエ・ダグノー・・と言うか、ベンジャマン・ダグノーのワインは、全体的にディディエ時代のエキスの濃さと純粋さはそのままに、So2の量はさらに減って来ているように思います。テクスチュアが以前よりしなやかなんですね・・。

 で、ミネラリティはガラス系の透明感たっぷりなものがてんこ盛り状態で感じられます。テカテカと輝いています・・。アロマはクリーミーさの有る、やや色付た感じで、オレンジ、黄色、茶色の果実系です。

 甘い・・と言うほどは甘く無く、じゃぁ・・甘く無いのか?と問われるなら・・いや、甘さは有る・・と言うべき感じで、要は、

「バランスの取れた酸がたっぷり存在している」

から、単に甘いだけにも感じないし、このワインを気品の有るものにしているのでしょう。


 安くて甘いワインは酸がまともには有りませんで、ただ甘いのでダレてしまっています。なのですぐに飽きてしまうし、結局は残してしまって勿体無いことになります。

 しかし・・これはもう・・飲んでしまいます。胃を目指して球体の物質が「スト~~~ン」と落ちて行き、また還りのアロマと、舌に残る複雑な味わいを噛みしめることになるんですね。飲んでからしばらくは、その余韻に浸ってしまいます。


「でも甘さで食中には厳しいんじゃない?」

と思われるかもしれませんが、


「全くそれは当たらない」

と言っておきましょう。


 非常に・・マリアージュしやすいワインです。高質、高貴でやや甘口ながらも、食の邪魔を一切しません。むしろマリアージュに気を使わないで済み、しかも食をしっかり引き立てつつ、このワインの余韻でしっかり自分を主張する感じです。

 まぁ・・3人で飲んでるとあっと言う間に無くなっちゃいます。


「・・もう少し・・飲みたいなぁ・・」

と思うかもしれません。でも2人なら、グイグイ飲む感じにはワイン自体がさせてくれませんのでちょうど良いでしょう。

 色合いも実に・・そそりますよね。ちょっと薄い緑を持っていて、黄色が濃くて、良い感じです。


 そして、ナチュラルなんですが非常にピュアです。決してこのワインが持つ美しさを汚すようなことはしないビオ系ワイン・・と言えるでしょう。

 とても素晴らしいです!コンディションも素晴らしい!・・飲んだらもう1本、欲しくなっちゃうでしょう!でも3本の入荷で1本飲んじゃいましたので・・残りは2本です!是非ご検討ください。素晴らしい食中酒です!


2015 Jurancon les Jardins de Babylone Moelleux
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・モワルー

15268
自然派
白 やや甘口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報
 2015年より750MLに変更されました。
 プティ マンサン種100%。ピレネー山脈の麓にあるテラス状の畑で土壌は礫岩(プディング土壌)、広さは約3haになります。葡萄の樹齢は約18年、南西、南東、南向きの畑に様々な土着品種が植えられています。2004年から造り始めたアイテムで、500mlボトルを使用、新樽での醸造や瓶詰はジュランソンで行い、ラベル張りはプィィ フュメで行います。味わいはかなり甘口で濃厚ですが、酸もしっかりあってバランスがとれており、複雑さも感じられます。貴腐葡萄を使っているわけではなく、葡萄の房を干し葡萄状にし、糖分を凝縮させてから収穫しています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥19,990 (外税) 
【現在、やや甘口ながらも最高の食中酒と言えるでしょう。マンモス級のクリスタリーなミネラリティと豊富でバランスの良い酸、そしてクリーミーな舌触り!素晴らしいです!】
 以下、以前のレヴューをそのまま使用しています。

 昨夜、あるエージェントさんの担当と電話で話しをしていてヴァン・ジョーヌの話しになり、

「そうそう・・あのxxxって造り手のサヴァニャンってそっちに在庫はまだ有るんだっけ?」

「有りますよ~・・。ヴァン・ジョーヌはだいぶ少なくなりましたが・・あと2~3ケース位かな?」

「そうか・・じゃあすぐ無くなるかもね。」

「・・いや・・皆さん、1~2本のご注文ですから・・大丈夫でしょう。」

「えっ?」

と言ったまま、少しの合間、noisy も絶句してしまいました。


「ワイン屋が1本とか、2本とかの発注なの?」

「そうですよ。取り敢えずこう言うのも並べておこう・・もしくは受注発注的な?」


 まぁ、人それぞれですから他人の商売に口をはさむつもりは有りませんが、それで良くワイン屋面が出来るなぁと・・思っちゃいましたね。ちょっとカルチャーショックでした。数が無くて、人気が有って・・とか、割り当てで・・それで1~2本と言うのなら判りますが、おそらく同じものじゃなくても飲んだことさえ無いアペラシオンや銘柄でさえ、品揃えの一環としてのみの発注じゃぁ、そりゃぁ、エージェントさんの説明文を丸々コピーしてネットに掲載するしかないでしょう。

 そうは言いつつも、人気銘柄で割当数量が少なく、ワイン屋でも中々飲めないワインが有り、このディディエ・ダグノーのレ・ジャルダン・ド・バビロンもそんなワインの一つでした。noisy も一度飲んだきり・・いや、飲ませてもらったと言うのが正しいですが、自分で開けられるほどは入荷しないアイテムでして、何とかしないと・・と思っていたところ、やはり・・と言うか、なるべくして成った・・と言うべきかは判りませんが、販売の方も一巡して止まったような感じになってしまいました。

 そうりゃぁそうでしょう・・売る方もどんなワインなのかは良くは判っていないんですから・・ね。ちらっと甞めた位のエージェントさん主体の試飲会での判断がまともに出来るほどのテイスティング能力を持っていれば別ですが、数十アイテム以上が普通の試飲会では、細かな情報はさしては得られないものです。

 なので、このレ・ジャルダン・ド・バビロンだけでは無く、今回のディディエ・ダグノーは出来るだけ飲もうと・・心に決めてのご紹介です。営業的には「・・なんだかなぁ・・」になってしまいましたが、やはり素晴らしいワインを、

「xxだから素晴らしい!」
「xxだからお勧めしたい!」

と言えるのがワイン屋だろうと・・いや、八百屋さんでも肉屋さんでもまともな商売ならそうですよね。毎日、最高級のA5ランクの国産和牛しか食べない・・と言うのも肉屋としてどうかな?・・とは思いますけどね。


 以前に飲ませていただいた時には、

「旨いワインだなぁ・・」

と言う印象で、他にも山ほど・・ワインを飲んでいたので、細かな印象を脳裏に留めておくことは不可能でしたが、それでも、

「デザートと言うより食中酒だろう?」

と・・結論していたように思います。最も、熟成を重ねて10~20年も経つと、かなりトロリと甘味も効いて来るかなと。


 昨今のディディエ・ダグノー・・と言うか、ベンジャマン・ダグノーのワインは、全体的にディディエ時代のエキスの濃さと純粋さはそのままに、So2の量はさらに減って来ているように思います。テクスチュアが以前よりしなやかなんですね・・。

 で、ミネラリティはガラス系の透明感たっぷりなものがてんこ盛り状態で感じられます。テカテカと輝いています・・。アロマはクリーミーさの有る、やや色付た感じで、オレンジ、黄色、茶色の果実系です。

 甘い・・と言うほどは甘く無く、じゃぁ・・甘く無いのか?と問われるなら・・いや、甘さは有る・・と言うべき感じで、要は、

「バランスの取れた酸がたっぷり存在している」

から、単に甘いだけにも感じないし、このワインを気品の有るものにしているのでしょう。


 安くて甘いワインは酸がまともには有りませんで、ただ甘いのでダレてしまっています。なのですぐに飽きてしまうし、結局は残してしまって勿体無いことになります。

 しかし・・これはもう・・飲んでしまいます。胃を目指して球体の物質が「スト~~~ン」と落ちて行き、また還りのアロマと、舌に残る複雑な味わいを噛みしめることになるんですね。飲んでからしばらくは、その余韻に浸ってしまいます。


「でも甘さで食中には厳しいんじゃない?」

と思われるかもしれませんが、


「全くそれは当たらない」

と言っておきましょう。


 非常に・・マリアージュしやすいワインです。高質、高貴でやや甘口ながらも、食の邪魔を一切しません。むしろマリアージュに気を使わないで済み、しかも食をしっかり引き立てつつ、このワインの余韻でしっかり自分を主張する感じです。

 まぁ・・3人で飲んでるとあっと言う間に無くなっちゃいます。


「・・もう少し・・飲みたいなぁ・・」

と思うかもしれません。でも2人なら、グイグイ飲む感じにはワイン自体がさせてくれませんのでちょうど良いでしょう。

 色合いも実に・・そそりますよね。ちょっと薄い緑を持っていて、黄色が濃くて、良い感じです。


 そして、ナチュラルなんですが非常にピュアです。決してこのワインが持つ美しさを汚すようなことはしないビオ系ワイン・・と言えるでしょう。

 とても素晴らしいです!コンディションも素晴らしい!・・飲んだらもう1本、欲しくなっちゃうでしょう!でも3本の入荷で1本飲んじゃいましたので・・残りは2本です!是非ご検討ください。素晴らしい食中酒です!


2014 Jurancon les Jardins de Babylone Moelleux Magnumbottle
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・モワルー・マグナムボトル

15269
自然派
白 やや甘口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

■エージェント情報
プティ マンサン種100%。ピレネー山脈の麓にあるテラス状の畑で土壌は礫岩(プディング土壌)、広さは約3haになります。葡萄の樹齢は約18年、南西、南東、南向きの畑に様々な土着品種が植えられています。2004年から造り始めたアイテムで、500mlボトルを使用、新樽での醸造や瓶詰はジュランソンで行い、ラベル張りはプィィ フュメで行います。味わいはかなり甘口で濃厚ですが、酸もしっかりあってバランスがとれており、複雑さも感じられます。貴腐葡萄を使っているわけではなく、葡萄の房を干し葡萄状にし、糖分を凝縮させてから収穫しています。
新着メンバー登録画像  1500ML 在庫    ご注文数   本
¥56,650 (外税) 
【ド迫力!・・通常は500MLですから..3倍の容量!・・一応、化粧箱入りです!激レア!】
 「甘い!」と言うほどは甘く無いのに、なぜか「超甘い!」と思われているに違い無い、ダグノーのモワルーです。エージェントさんの説明にもそのように書いてますし・・。

 でも、

 甘みの感じ方と言うのは「酸」の絶対量で変わって来ますので、しっかりしたバランスの良い酸が備わるレ・ジャルダン・ド・バビロンは、さして甘く感じないです。

 今回の2011年ものは、なんと「マグナム」「化粧箱入り」で届きました。超ド迫力!・・ボトルは40cm も有ります。化粧箱は41.5cm の高さ ・・どうやって送ろうかと悩んでしまうレベルです。・・いや、でもちゃんとお送りしますんでご安心ください。

 まぁ、ちゃんと保存していれば少なくとも半世紀は「しゃん」としているに違い無い、長寿なワインです。もし2011年に何かの記念が有るようでしたらご検討くださいませ。1本のみです。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【現在、やや甘口ながらも最高の食中酒と言えるでしょう。マンモス級のクリスタリーなミネラリティと豊富でバランスの良い酸、そしてクリーミーな舌触り!素晴らしいです!】

 以下、以前のレヴューをそのまま使用しています。

 昨夜、あるエージェントさんの担当と電話で話しをしていてヴァン・ジョーヌの話しになり、

「そうそう・・あのxxxって造り手のサヴァニャンってそっちに在庫はまだ有るんだっけ?」

「有りますよ~・・。ヴァン・ジョーヌはだいぶ少なくなりましたが・・あと2~3ケース位かな?」

「そうか・・じゃあすぐ無くなるかもね。」

「・・いや・・皆さん、1~2本のご注文ですから・・大丈夫でしょう。」

「えっ?」

と言ったまま、少しの合間、noisy も絶句してしまいました。


「ワイン屋が1本とか、2本とかの発注なの?」

「そうですよ。取り敢えずこう言うのも並べておこう・・もしくは受注発注的な?」


 まぁ、人それぞれですから他人の商売に口をはさむつもりは有りませんが、それで良くワイン屋面が出来るなぁと・・思っちゃいましたね。ちょっとカルチャーショックでした。数が無くて、人気が有って・・とか、割り当てで・・それで1~2本と言うのなら判りますが、おそらく同じものじゃなくても飲んだことさえ無いアペラシオンや銘柄でさえ、品揃えの一環としてのみの発注じゃぁ、そりゃぁ、エージェントさんの説明文を丸々コピーしてネットに掲載するしかないでしょう。

 そうは言いつつも、人気銘柄で割当数量が少なく、ワイン屋でも中々飲めないワインが有り、このディディエ・ダグノーのレ・ジャルダン・ド・バビロンもそんなワインの一つでした。noisy も一度飲んだきり・・いや、飲ませてもらったと言うのが正しいですが、自分で開けられるほどは入荷しないアイテムでして、何とかしないと・・と思っていたところ、やはり・・と言うか、なるべくして成った・・と言うべきかは判りませんが、販売の方も一巡して止まったような感じになってしまいました。

 そうりゃぁそうでしょう・・売る方もどんなワインなのかは良くは判っていないんですから・・ね。ちらっと甞めた位のエージェントさん主体の試飲会での判断がまともに出来るほどのテイスティング能力を持っていれば別ですが、数十アイテム以上が普通の試飲会では、細かな情報はさしては得られないものです。

 なので、このレ・ジャルダン・ド・バビロンだけでは無く、今回のディディエ・ダグノーは出来るだけ飲もうと・・心に決めてのご紹介です。営業的には「・・なんだかなぁ・・」になってしまいましたが、やはり素晴らしいワインを、

「xxだから素晴らしい!」
「xxだからお勧めしたい!」

と言えるのがワイン屋だろうと・・いや、八百屋さんでも肉屋さんでもまともな商売ならそうですよね。毎日、最高級のA5ランクの国産和牛しか食べない・・と言うのも肉屋としてどうかな?・・とは思いますけどね。


 以前に飲ませていただいた時には、

「旨いワインだなぁ・・」

と言う印象で、他にも山ほど・・ワインを飲んでいたので、細かな印象を脳裏に留めておくことは不可能でしたが、それでも、

「デザートと言うより食中酒だろう?」

と・・結論していたように思います。最も、熟成を重ねて10~20年も経つと、かなりトロリと甘味も効いて来るかなと。


 昨今のディディエ・ダグノー・・と言うか、ベンジャマン・ダグノーのワインは、全体的にディディエ時代のエキスの濃さと純粋さはそのままに、So2の量はさらに減って来ているように思います。テクスチュアが以前よりしなやかなんですね・・。

 で、ミネラリティはガラス系の透明感たっぷりなものがてんこ盛り状態で感じられます。テカテカと輝いています・・。アロマはクリーミーさの有る、やや色付た感じで、オレンジ、黄色、茶色の果実系です。

 甘い・・と言うほどは甘く無く、じゃぁ・・甘く無いのか?と問われるなら・・いや、甘さは有る・・と言うべき感じで、要は、

「バランスの取れた酸がたっぷり存在している」

から、単に甘いだけにも感じないし、このワインを気品の有るものにしているのでしょう。


 安くて甘いワインは酸がまともには有りませんで、ただ甘いのでダレてしまっています。なのですぐに飽きてしまうし、結局は残してしまって勿体無いことになります。

 しかし・・これはもう・・飲んでしまいます。胃を目指して球体の物質が「スト~~~ン」と落ちて行き、また還りのアロマと、舌に残る複雑な味わいを噛みしめることになるんですね。飲んでからしばらくは、その余韻に浸ってしまいます。


「でも甘さで食中には厳しいんじゃない?」

と思われるかもしれませんが、


「全くそれは当たらない」

と言っておきましょう。


 非常に・・マリアージュしやすいワインです。高質、高貴でやや甘口ながらも、食の邪魔を一切しません。むしろマリアージュに気を使わないで済み、しかも食をしっかり引き立てつつ、このワインの余韻でしっかり自分を主張する感じです。

 まぁ・・3人で飲んでるとあっと言う間に無くなっちゃいます。


「・・もう少し・・飲みたいなぁ・・」

と思うかもしれません。でも2人なら、グイグイ飲む感じにはワイン自体がさせてくれませんのでちょうど良いでしょう。

 色合いも実に・・そそりますよね。ちょっと薄い緑を持っていて、黄色が濃くて、良い感じです。


 そして、ナチュラルなんですが非常にピュアです。決してこのワインが持つ美しさを汚すようなことはしないビオ系ワイン・・と言えるでしょう。

 とても素晴らしいです!コンディションも素晴らしい!・・飲んだらもう1本、欲しくなっちゃうでしょう!でも3本の入荷で1本飲んじゃいましたので・・残りは2本です!是非ご検討ください。素晴らしい食中酒です!


2013 Jurancon les Jardins de Babylone Demi Sec
ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン・ドゥミ・セック

15267
自然派
白 辛口
フランス
シュド・ウェスト
ジュランソン
ドメーヌ・ディディエ・ダグノー

◆◆◆ファースト・リリース!
■エージェント情報

 葡萄品種はプティマンサン種2/3、グロマンサン種1/3。甘口のMoelleux(モワルー)と同じくピレネー山脈の麓にある礫岩(プディング土壌)の畑で、葡萄の樹齢は約20年になります。醸造も他のワインと同じで横長のシガールと呼ばれる樫樽(新樽~6年樽)でアルコール醗酵を行い、そのまま12ヵ月熟成させた後にさらにステンレスタンクで11ヵ月熟成させます。2013年が初ヴィンテージでアルコール度数は11%、甘口のモワルーほどの残糖分はないのでより繊細な酸味が際立った甘いながらも飲みやすい味わいになっています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥15,790 (外税) 
【コンディションは非常に重要です!】
 時折友人たちと集まってワイン会・・と言うよりは完全な飲み会ですが、ワインを持ち寄って「あ~でもない、こ~でもない、そ~に決まっている」とぎゃぁぎゃぁ・・うるさくやったりしているnoisyです。

 この間・・結構前では有りますが、「とってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」と、「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」をお持ちになってくださった方がいらっしゃいました。彼女も、おそらく「とってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」が見るからに・・いや、液体の色を見るにつけ、

「これはコンディションが悪いんじゃないかな~・・」

と感じていたようで、

「2本とも駄目だったらどうしよう・・」

と、ワイン会参加者ならではの恐怖にもにた切迫感みたいなものに囚われていたように思います。


 まぁ、色合いを見つつエチケットのヴィンテージや輸入者シールを確認すると、

「あぁ・・輸入がxxxxxxか・・。問題はここかな」

とか、

「輸入がxxxxで販売店がeeeeeか・・。店の管理が悪いな・・」

とかがある程度判ってしまうわけですね。

 その上で飲んでみると、まぁ、酔っ払っていない限りは、物流の問題なのか、管理の問題なのか、店かエージェントか造り手か・・などは、ほぼ完全に理解できる訳です。もちろんですがワイン屋ですから、皆さんの知らない情報・・特に余り外にはおおっぴらに出来ないような情報も知っていたりしますから、その総合判断は有る程度の確実性を持っているかなと思うんですね。

 勿論、皆さんの中にはプロ顔負けの実力をお持ちの方も大勢いらっしゃいますし、我々よりも情報網も行動力もお持ちの方もいらっしゃいますから、決してプロじゃないから・・などと偉そうなことは申しません・・。まして、ワインを楽しむということは、その人が楽しければ良いわけですから、その楽しみの中には修行にも似た辛い時間も含まれるわけで、先の彼女も、

「2本とも駄目だったら・・」

等と言うような圧迫感でさえ、ある種の楽しみに切り替えることが出来るのがワインを飲むことによって生まれますからね。


 で、思ったとおり、少々「重い・・暗い・・鉛のような色合いを含むとってもコンディションの良く無いディディエ・ダグノー」はやっぱり全然駄目で、しかし一方の「突き抜けたような照りを含むとってもコンディションの良いディディエ・ダグノー」の、全てを許容してくれるような感動的な味わいが、駄目なダグノーをも、「コンディションの大切さ」とか、「どこがどうゆう風に駄目だと駄目なのか」とかを教えてくれる良い教材としてくれちゃう訳ですね。

 案の定、「とっても状態の良く無いディディエ・ダグノー」は、全く温度管理など出来ない悪名高きコンビニエンス・ストアの造りのショップで購入された棚曝しの熱劣化ワインだった訳で、自然派ワインを平気で温度管理の無い場所におくことができるショップの姿勢がそうさせたということなのでしょう。


 今回のディディエ・ダグノーは、フィネスさんから分けていただいた貴重なアイテムです。コンディションは非常に良いように見えます。ただし、サン=セールのエチケットは手で貼る時に少し失敗したようです。ご了承ください。

 ダグノーの看板ワインである「シレックス」ですが、2013年を送ると連絡が有ったものの来たのは2012年でした。なので、2012年は以前にご案内していますのでご注意くださいね。「同じものを仕入れてコンディション比較」・・なんて言うシビアな企画のワイン会・・も良いかもしれません・・(^^;;まぁ、飲み頃は凄い先になるかと思いますが、1カ月間、2~3日置きに30mlずつ楽しむ・・なんていうことが平気で出来ちゃうのがディディエ・ダグノーのマンモス・ミネラリティの魅力でも有ります。30日経ったって、全然崩れないですからね・・香りも凄いです。どんどん柑橘が出て来ますよ。是非ビックリしていただきたいものです。

 ピュル・サン の畑はシレックスより小粒の火打石に覆われていますので、より判りやすいかと思いますが・・これで充分旨いんですよね~・・noisyは大好きです。こちらは2011年です。

 普通のブラン・フュメはずっと以前「アン・シャイユー」の名でリリースされていたブレンドものです。これでも・・普通に・・最高に旨いです。しかしながら、直近の状態しか見えない方々には、
「・・・すっぱいだけ」
などとブログに書かれてしまうでしょう。ワインを味わうには想像力が不可欠です。結果だけを見て、今までの経験を繋ぎ合わせる努力をしないと想像力はたくましくなりません。もし飲まれるならやはり4週間掛けて少しずつ飲みましょう。・・もしくはデキャンタに落として2週間、毎晩栓を抜いてグルグル回して・・また栓をしてください。2週間後には少し開いてくるかと思います。

 サンセール・ル・モン・ダネ・シャヴィニョール はディディエが開墾したサンセールの銘醸畑です。まだ樹齢が若いそうですが評判は高いようです。実はnoisyは飲んだことが無いです。非常にレアです。担当のK君は余り気に入ってないようです。エチケットにはヨレが有ります。ご了承願います。

 ジュランソン・レ・ジャルダン・ド・バビロン は、これも最近出し始めたセックで辛口(・・余り甘く無い・・と言う意味)です。モワルーでは無いのでご注意くださいね・・辛口の方です。これもまだレアです。


 そんな訳でフィネスさんもののディディエ・ダグノーです。いろんな意味で・・面白いアイテムかと思います。決して今までご紹介させていただいたディディエ・ダグノー(一応正規です)もコンディションは良いですが、さて・・どんなことになりますか、楽しみでも有ります。ご検討くださいませ。



以下は以前のコメントを使用しています。
━━━━━
【2009年からはベンジャマンの仕上げたヴィンテージ!!見事にディディエ・ダグノーを継承しました!素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィ!】

 元々はディディエの補佐をしていましたので、ベンジャマンになったからと言って大きく変わることは無いだろうと・・は思っていましたが、それでも一応のチェックをしなくては・・と云う気持ちを抑えられずに、ベースのブラン・フュメ・ド・プイィを飲んでみました。そして・・安心しました。・・そう、何も変っていないと。あの、ガラスのような、石英のような厚みのある透明なミネラルの風味に、奥底から徐々に沸いてくる白、黄色の果実。酸度のレベルの高さとグリップの強さ、余韻の長さなど、いつものディディエ・ダグノーの味わいです。

 どこかのコラムに書かせていただいたはずですが、人間は脳の5~10%しか使用しておらず、記憶は一体どこに仕舞って有るんだろう・・・noisyは、ちょっとその辺に置いておき、時折取りに行っているように思う・・と。大体、年間途轍もない本数を20年もテイスティングしておいて、そんな記憶を・・忘れてしまっている部分が有るにせよ、自分の内部に留めておけるはずが、いや、自信が無い・・みたいなことでした。

 先だって斜め読みしたある本には、衝撃的な内容が書かれていました。ケンブリッジ大学の2年生だか3年生のとても数学が優秀で運動も得意な方が、ラグビーの試合中、頭を蹴られて脳震盪を起こし、病院に搬送されたそうです。そこで彼はビックリするような事実を知ります。何とCTスキャンの結果、彼には脳がほぼ無いことが判明したんです・・実際には5~10%ほど、隅っこに脳組織と思われるものが有ったんですが、その他の部分には骨髄液が満たされた状態だったそうです!彼は、自分が脳を持たないことにショックを受けていたそうですが、トップクラスの優秀な学生であり、しかもスポーツも万能だそうで、普通以上に普通に生活している・・・そんな内容でした。

 noisy のお客様にはお医者様も多くいらっしゃいますし、学者の方も沢山・・いらっしゃいます。上記は本に書かれていた事実では有りますが、内容が事実かどうかは確かめようが有りません。でも、現代の常識が、全て正しいとは思えませんし、
「そんなバカな話しにつきあってられね~・・」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、脳が一部、場合に寄っては半分以上欠損していても、普通に生活してらっしゃる方も多く存在するようですし、少なくともそれは事実です。脳が損傷を受けると、脳内の出血がその人の生命に大きな危機をもたらすかもしれませんが、それらを含めて脳が記憶の全てを担っていることの証明にはなっていないように思います。

 だからと言って、noisy が思いついたように、
「記憶は中空の・・その辺りに置いてあって・・」
とは、とても言えないかもしれませんが、考える以上に突飛過ぎてはいないかもしれないとも・・感じています。

 良く、仲間や連れ合い、子供さんを亡くされても、
「何故かいつもそばにいるような気がする」
とか、
「彼の声が聞こえるんだよ」
等に始まり、
「自分の知らない記憶が突然現れてきた」
なんてことも有るようです。

 だから、もしかすると、脳は記憶を実際に持っているんじゃなくて、記憶にアクセスする方法を知っているだけなんじゃないかと・・思っちゃったんですね。でももしそうだとするなら、ベンジャミンもディディエの記憶にアクセスできない訳では無いとも考えられます。受け取る気持ちが強く有る人と渡したい気持ちが強く有った人同士なのでしょう。

 まあ、確かにトンデモ話では有りますが、限りのある脳細胞の10%で覚えられる情報はたかが知れているんです。それは間違い無いでしょう。そして仲の良かった父、ディディエと、ディディエの記憶と一緒に、ベンジャミンも素晴らしいブラン・フュメ・ド・プイィを造っているのかもしれません。でもまあ、御伽噺として聞いてくださいね。
「・・・証明しろ!」
などとは決して迫ってこないように・・お願いします・・(^^


 2009年のブラン・フュメ・ド・プイィはアドヴォケイト(91~92+)です。noisyもほぼ同様に思いますが、飲み頃予測の2010~2018には・・とてもじゃないが賛同できませんね。早くて2015からです。それでも飲めないことは無いですが、何日も何週間も掛けて楽しんだほうが良いでしょう。2015年から2030年頃まで持つワインです。

 その他のワインは飲んでいませんが、2009年のピュル・サンはアドヴォケイト(92~93+)とぶっ飛びの評価、飲み頃予測2010~2020とこれまた間違った評価です。ポイントは信頼できますが飲み頃予測はでたらめです。ビュイッソン・ルナールも(92~93+)でマチュリティは書いてないです。かのシレックス2009年はさすがに(93~94+)・・・。飲み頃は2010~2022だそうです・・・これも無いです。ダヴィッドさんはよっぽど硬くて若いワインがお好きなんでしょう。

 そして、昨今造りはじめた実に秀逸、且つ希少なサンセールは・・・すみません・・・1本だけしか入らなかったので、申し訳ないけれどセットを組ませていただきました。売れなければnoisy用です!・・・だって、noisyだって飲んだ事無いんですよ・・!畑名も入ったし、デザインも変ったし・・。

 そんな訳で、ディディエの後継者は、彼の遺志をしっかりと受け継いだようです。是非・・ご検討くださいね。お奨めします!


以前のコラムより転載です。
━━━━━
【すぐに飲むなら実験的に!】

 はっきり言って、物凄いワインです。ボーヌの偉大なシャルドネと同列に語られるべき・・・です。しかし、購入してすぐそれを確かめようとしても、ほとんどの方が理解出来ないと思います。最低10年は置くべきワインですので、もし飲まれるのであれば・・・2週間掛けて毎日一口ずつお楽しみください。そして、
「美味しくなってきたかな?」
と思ったら少し多めに飲み、
「・・・・何か、全く何も出てこない・・・」
と思われたら、その日は諦めましょう。抜栓してもコルクを逆ざししたまま1カ月は平気で持ちます。(もちろんセラーに入れてくださいね)半端なポテンシャルじゃあ無いことを肝に銘じておきましょう。有名なワインですので時折、ブログでも取り上げているようで、中には否定的な見方の方もいらっしゃいますが、それはそれ、本当はどうなのかは、自身で確かめると良くわかると思います。

 なお、正規の取り扱いなのかそうでないのか良く判りませんので、一応非正規、とさせていただきますが、状態は万全だと思います。少なくて飲めませんので、以下に以前のレヴューを掲載しておきます。よろしくお願いいたします。是非ご検討ください!


ここから2004年の時の文章です━━━━━
【何というアロマ!何というべき長熟さ!絶句です!】

 ロワール上流のサンセール対岸、プイィ・フュメに凄い奴がいました。その名も「ディディエ・ダグノー」。 皆さんもおそらくご存知でしょう。

 今回は正規品のご案内ですが、さすがにこの世界情勢の中でやや値上がりしてしまいました。トップ・キュヴェのシレックスは大台を超えてしまいましたね。

 で、早速飲んでみました。結果2004年のディディエ・ダグノーは...
「べらぼうな出来!」
と、安易に断言してしまいましょう。

 飲んだのはシャイユーの後継と目される「音符のエチケット」のブラン・フュメ・ド・プイィとピュール・サンです。細かな部分は後に掲載しますが、溢れんばかりの軽量なマンモス・ミネラルと素晴らしいバランスを持った巨大な酸。まるで眠りから目覚めるように、まどろみながら、のんびりのんびり巨大化してゆきます。何メーターか離れていても、メロンやレモンのアロマが飛び込んできます。さらには「酸っぱい」とさえ感じられる酸ですが、まことに美しい輪郭を持っていますので、長熟さをアピールしています。

 もっとも、勘違いして欲しくないんですが、今の状態で、
「美味しい!」
と感じられる方は少数派でしょう。3~5年ほど置いた状態からでしたら、その数は過半数ほどに達すると思いますし、10年置けば大多数になるでしょう。

 もし、ディディエの2004年を早い段階で抜栓されるのであれば、そのアロマの複雑さと量、酸と構成の巨大さを確認していただき、もし、好みではないな、とか、美味しいと感じられないとしても、
「ん?これから先が楽しみなワインだ、と考えるべきなのかな?」
と、理解して欲しいと思います。本当の姿が現れるのは..10年くらい掛かりそうです..


● 2004 ブラン・フュメ・ド・プイィ
 音符のエチケットだったので、ミュージシャン崩れの noisy としましては、しっかり頭の中で音符の音を鳴らして見ました..。そしたらまあ、なんと..音楽をかじった方なら判ると思いますが、重なるほとんどの音が半音違いで「不協和音」なんですね~♪♪..で、ほんの何箇所かが3度か5度違いの和音という音符..で、結局最後の1度と5度の和音で丸く収めるという曲でした。音楽的には、
「何もない..」
という結論です。(そんなところはどうでも良い、という声が聞こえてきますが..)

 味わいは、ピュール・サンに比較すれば、珪藻土系のミネラルに石灰が混じり、やや黄緑のイメージが拡がって行きます。飲み頃はやっぱり先で2~4年後からでしょう。飲み方は、最初1杯だけ味見をして、その後はデキャンタすることをお奨めします。栓をしたまま2週間置いても全く落ちないと思いますよ。

● 2004 ピュール・サン
 ものすごいミネラルと酸、エキスの塊りでした。2週間近く経っても、アロマは生き生きとしています。酸の美しさは、やはりセロスやコシュ=デュリを思い出します。酸の性格が似ているのはコシュ=デュリでしょうか..素晴らしいソーヴィニヨン・ブランだと思いますが、今の状態で美味しいと言える人..それはプロですね。飲み頃は3~5年経ってからでしょう。

● 2004 シレックス
 飲んでいないので判りませんが、ピュール・サンの出来から想像するに、トップ・キュヴェのシレックスは最低でも5年以上置いたほうが良いでしょう。量は少ないです。

● 2004 ビュイッソン・ルナール
 実を言うと、このビュイッソン・ルナールは一番少ないです。裏ラベルには名前の由来が書いてありますので、お暇でしたら読んでみてください。ノー・テイスティングです。

ヤン・ドゥリュー

ヤン・ドゥリュー

フランス Yann Durieux ブルゴーニュ
● 前回のご案内からさほど時間は経過していませんが、インポーターさんのお約束通り、今まででは考えられない数量が入って来た「ヤン・ドゥリュー」です。余りに少ないのはどうにもなりませんが、むしろ右から左に流すだけの商売ならそれも充分有りなのかもしれませんが、

「美味しいかどうかも、良いのかどうかも、どんな味わいなのかも、何も判らないまま・・」

 そんな状況に置かれたワインが勝手に独り歩きしてくれればそれでも良いのでしょうが、やはり「理解しようとすること」こそが今のような時代だからこそ、ワインを扱うものに求められているような気がします。お金だけ欲しくてやってる方はこんな業界に長居する必要などない訳ですから、とっとと投資などの世界へ移って稼いでほしいと思ってしまいます。インポーターさんもそう・・ただたまたま仕事だったからやっていらっしゃるのなら、向かないと思うので早めに転職された方が良いと思いますよ。

 で、ようやくある程度の数量をいただけました。8アイテムで82本、1アイテム平均10本です。そうは言いましても最低数が2本、最高が24本ですから、余り平均値には意味はないんですが、

「ずっと気になっているヤン・ドゥリューの今を知るべく、全アイテムテイスティング!」

を決行しました。・・まぁ、資金的には相当厳しいんですが、ここぞと言う時はしっかりやらないと・・。そして、少しだけヤン・ドゥリューの今が判ったような気がしています。


 基本的にはD.R.C 系の造りです。プリューレ・ロックにも近いですがやはりD.R.C.かな・・。ロックのクロ・ド・ベズのような「真っ赤」な感じは無く、言ってみるならクロ・デ・コルヴェの延長上でしょう。D.R.C.だとするなら仕上がりの味わい傾向はラ・ターシュでは無く、むしろロマネ=コンティ的です・・安い方で言えばエシェゾーでしょうが、パワフルなピノ・ノワールの表現では無く、エレガント系です。

 ですが・・もっとずっと自由です。自分の感性を頼りにワイン造りをしているような感じです。So2 はギリまで使いたくないのでしょう。全く使わないか?・・と問われればどうかと思いますが、

「So2?・・他の手段もあるでしょ。」

と言ってるような気もします。

 なので、アイテムによっては「揮発酸」も出ています。「検出限界」や「少な過ぎて判らない・・あるかもしれない」キュヴェも有ります。

 ですが、その「揮発酸の出たワイン」がまた・・実に魅力的なんですね。滅茶美味しいんですよ。表現も素晴らしい・・。魚介類とのマリアージュも素晴らしいんでビックリですし、合わせていくと、今まで気付かなかった一面さえ見せてくれます。

 そして、もしかしたらファーストノーズで一瞬、

「ん?」

と思ったとしても、グラス一杯飲み終えた頃には、全く気にならなくなっているでしょう。「揮発酸」は浮いておらず、完全にワインとシームレスに一体化していて、抜栓してもその量は増えることなく、むしろ徐々に減って行くんです。これにはちょっと驚きました。

 まぁ、noisy は基本的には「揮発酸の出たワイン」は好きではありません。しかし、完全シャットアウトでは無い・・その全体像をしっかり見ようとしています。その上で、

「駄目なものはどんなに足掻いてもダメ」

です。

 しかし、ちょっと出ているから・・と言って、その本質を見ずに拒否することは有りません。その上で、

「揮発酸の出たワインも表情の一部で有り、止まっていて一体化しているのなら問題無し」

とする場合が有ります。それがこのヤン・ドゥリュー(のワインの一部)なんですね。


 言ってみれば、

「完全に自由なD.R.C.」

のような方向性です。足の鎖を外し、手錠を壊して野に出た一人の栽培家、醸造家です。言ってしまえば・・かのジャン・イヴ・ビゾのエシェゾーの方が揮発酸はキツイです(ヴィンテージによりりますが・・)。

 そして、とことん、前向きですし、どこからか「ドクターX」のあの女優さん・・

「アタシ、失敗しないので・・」

 みたいな声も聞こえて来ます。


 その上で、実は滅茶苦茶・・繊細です。誤解を恐れずに言うなら、ロマネ=コンティの極一部分だけを切り取ってワインにしているような気さえします。なので、

「飲んでいて実に楽しい!」

ですし、実は酔い覚めが滅茶苦茶軽いです・・。


 そんな彼の白は・・実はビックリするほど健全です。「揮発酸」のニュアンスはほぼ無いんですよ。実に美しく、味わい深いです。「DH(デー・アッシュ)N.V.2015」なんぞ、ボトルを抱えて飲みたい位・・です。「マノン」も実に美味しい!ビックリしますよ。


 ですので、「役職」や「血筋」に拘らず、「その人のポテンシャル」を見る人事部長になったと思って・・(^^;; 是非飲んでみて欲しいと思います。個人的には、

「将来のブルゴーニュを背負って立つ一人」

だと思ってます。


 ですが、「揮発酸」にアレルギーの有る方、「ビオが嫌い」な方は無理することは有りません。価格はそれなりにしますし・・。ですが、

「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールがどこへ行くか?」

もしくは、

「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの真の姿とは?」

など、探求してみたい方は、ヤン・ドゥリューが最も適役だと思います。是非ご検討くださいませ。


■エージェント情報
 
「やっと充実したワイン造りが出来たと感じられたんだ」
と満面の笑みで語ってくれたのは2019年6月、猛暑のブルゴーニュで初めて会ったヤン ドゥリューの言葉です。この日はこれからリリースする予定の2017VTや過去のバックヴィンテージ含め20アイテム近い試飲をしながら、各キュヴェの特徴を本人から聞くという幸せな訪問をしていました。初めて会うヤンは話には聞いていましたが、会った瞬間に全開のオーラを感じる相当に”トンガッた”人。言葉の一つ一つにエモーショナルな波動が込められているかのように我々の心に突き刺さり、とは言え、ワイン以外の話しをする時は身重の妻を優しくフォローする良い夫な側面もある、実に人間らしい人でした。ワイン以外にもレースが趣味なヤン。BMWのM3で爆走するのが癒やしと語る眼は、まるでヤンチャな子供のようでした。(ちなみに訪問1周間前にBMW M3で爆走した為、免停になったそうです。)

 基本的には遅めのタイミングで収穫をするヤンは、多いと10ヶ国以上の季節労働者50~60人で行っていますが、例え季節労働者でもレベルの高い仕事をして欲しいと思っているため、仕事に見合った給料を払っているとの事。良い仕事をするために、眼に見えない所にも配慮を欠かさないヤン。そんな一つ一つの涙ぐましい努力の結晶である彼のワインから、今回は2017ヴィンテージのスタンダードアイテムに、バックヴィンテージも複数ご案内です。

【ヤン本人によるヴィンテージ解説】
2015
素晴らしいヴィンテージ!太陽の光をたっぷりと浴び、高い熟度と素晴らしい酸のバランスが取れていて、良い葡萄の収穫量も多く、良いワインが簡単に造れたヴィンテージです。

2016
とても悲しいヴィンテージ。霜、雹、湿度これらの影響によりミルデューが発生し、収穫量は考えられないほど少なかっですが、収穫された葡萄のクオリティが想像以上に高く、ワインが素晴らしいバランスに仕上がった年でもあります。最も豪華でグラマラスな品質を得られたヴィンテージのひとつ。

2017
とてもフレッシュな果実とスルスル飲める質感で飲みやすい良いヴィンテージ。1年を通じて良好な天候にも恵まれ、良い意味で畑に手を掛け過ぎなくて良かった。熟度はそれほど高くはありませんが、果実、酸のバランスが取れたワインで、今飲むのであればこのヴィンテージのバランスはかなりいい驚きを与えてくれると思います。


 以下は以前のコラム内容です。
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 久しぶりのご案内になったヤン・ドゥリューです。実は色々有りまして・・しばらく離れていました。

 ワイン業界を取り巻く環境もめまぐるしく変化しています。今まで普通に入っていたものが急に入らなくなったり、理解不能な位に値上げに成ったり、数量が極端に減ってしまったりしています。また現況は新型コロナウイルスの影響も有り、飲食店さんは売上的にはかなりの打撃を受けています。特に「ワインを一生懸命広めて来たお店」は、ランチ以外で頑張るしか無く・・もっとも、少人数で回していたお店は、存続については問題はないのかもしれませんが、モチベーション的には駄々下がりでしょう。

 ヤン・ドゥリュー...ご存じの方には、

「・・凄い可能性を感じる・・と言うか、素直に素晴らしい!」

と絶賛する方と、

「・・私にはちょっと・・」

とネガティヴに捉えてしまわれる方と、両方いらっしゃるでしょう。


 しかしながらそれでも、先進的なビオ・・それもブルゴーニュで・・下手をすれば「クリュ」「村名」の畑で、造っている生産者ですが、

「ワインなのか、ワインではないのか・・飲んでも良く判らない・・」

と言うような代物では有りません。


 ナチュラルワインの限界を攻めていながら、昔からのワインファンをも唸らせる魅力のあるピュアさを持っています。

 noisy も、彼のそのスタンスに好意を持ちながらも、余りの価格の高さと、テイスティングさえできないほどの数量しか割り当てが来ないことに嫌気が差し、しばらくの間離れることになってしまった訳です。

 今回も3アイテムのみ、4本、3本、3本で計10本と言うような非常に少量な数しか来ていませんが、それでも次回以降は

「テイスティング出来る位の量は保証する」

とのエージェントさんの言葉を信じ、取扱を再開させていただくことになりました。


 ですが、それでも3アイテムで10本中、価格の高い方を2本テイスティングしていますので、ほぼボランティアです。商売としますとまるで割に合いません。

 それでも・・・

「ブルゴーニュワインの将来を背負っている一人」

で有ることは間違い無いと感じています。


 プリューレ・ロックの品質を支えた一人としても有りますが、どんなワイン屋も、偉い資格保持者も、避けて通って来た「ブルゴーニュのビオに対する素直な印象の吐露」を、もし誰も行わないのであれば、非常に不幸なことになってしまうと憂いています。

 素晴らしいブルゴーニュワインだと感じました。それでも、全てのブルゴーニュワインファンに向けて、是非とも飲んでくれとは・・言いません。

「ブルゴーニュ新時代を見つめて行きたい!」

 そう思われる方でしたら、是非飲んでみていただきたいと思っています。


■エージェント情報

これぞブルゴーニュの真髄!思わずため息が出てしまう...ヤンドゥリューのご案内です。

「やっと充実したワイン造りが出来たと感じられたんだ」
と満面の笑みで語ってくれたのは2019年6月、猛暑のブルゴーニュで初めて会ったヤン ドゥリューの言葉です。この日はこれからリリースする予定の2017VTや過去のバックヴィンテージ含め20アイテム近い試飲をしながら、各キュヴェの特徴を本人から聞くという幸せな訪問をしていました。初めて会うヤンは話には聞いていましたが、オーラ全開の相当に”トンガッた”人。言葉の一つ一つにエモーショナルな波動が込められているかのように我々の心に突き刺さります。とは言え、ワイン以外の話しをする時は身重の妻を優しくフォローする良い夫な側面もある、実に人間らしい人でした。ワイン以外にもレースが趣味なヤン。BMWのM3で爆走するのが癒やしと語る眼は、まるでヤンチャな子供のようでした。(ちなみに訪問1周間前にM3で爆走した為、免停になったそうです。)

 基本的には遅めのタイミングで収穫をするヤンは、多いと10ヶ国以上の季節労働者50~60人で行っていますが、例え季節労働者でもレベルの高い仕事をして欲しいと思っているため、仕事に見合った給料を払っているとの事。良い仕事をするために、眼に見えない所にも配慮を欠かさないヤン。そんな一つ一つの涙ぐましい努力の結晶である彼のワインから、今回は3キュヴェのご案内です。


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 脅威の自然児が造るスーパー・ナチュールワイン!?が入荷です。今回は白ワインが2アイテム・・でも性格が全く異なる2アイテムでした!そしてそのどちらもが素晴らしい!非常に希少です。ブルゴーニュワイン・ファンは「シャルドネ・セレクスィヨン」を、ヴァン・ナチュールがお好きな方、もしくはブルゴーニュがお好きでヴァン・ナチュールもお好きな方は「シャルドネ・カ・ドー」を是非ともご注文ください!


 「マジっすか~!」
みたいなヘヴィ・メタぎんぎんなエチケットのやんちゃさ・・そして、飲んでみてビックリのアヴァンギャルドさと、捨ててはいけないものはしっかりと・・そしてそれをさらに磨きぬいていると言う、プロも認めざるを得ない味わいのワインをご紹介します。ヤン・ドゥリュー・・・お見知りおき下さい・・っても、このエチケットを観たら忘れられないですよね!


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ポスト フィリップ パカレ!!
ポスト プリューレ ロック!!!
ブルゴーニュに次世代のスターが登場!

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(その良し悪しは別として)日本のワインシーンではもっとも話題にのぼる産地、ブルゴーニュ。

 素晴らしいテロワールの数々、素晴らしい造り手たち、高い評価に高いお値段…

 当然ながら新規就農の造り手にはハードルが高く、既存の生産者が切磋琢磨するなかで、なかなか若く有望な造り手が登場するには厳しい環境です。

“2010年ヴィンテージでデビューを果たし、あっという間にパリのカヴィストやソムリエたちの話題をさらったポスト フィリップ パカレ!!ポスト プリューレ ロック!!!間違いなしのブルゴーニュ自然派ワインのニュースターです!”

と興奮気味にヤン ドゥリューのワインをはじめて皆さんにご紹介してから早2年と少し。その間色々ありまして…ずいぶんご無沙汰になってしまいました。

 プリューレ ロックで働きながら、プライベートな時間を全て費やして自身の畑仕事もこなし、リスクの取りづらいブルゴーニュという土地で妥協のない「攻めた」ワイン造りに挑戦しているヤンドゥリュー。フランス国内をはじめ世界中でひっぱりだことなった彼ですが、そこに襲いかかったのが超低収量の年の連続。他のブルゴーニュの造り手たちと同様に少なすぎる収穫量に苦しめられます。
 特に自分自身のドメーヌをスタートさせてまもない財務基盤が弱いヤンにとっては、この収穫減はかなりの痛手でした。なんとかロックでの必死の仕事で生活の基盤をまかないながら、自身のワイン造りに対してもフル回転。そんな中でワインの品質に関わる以外の在庫管理や販売などの事務仕事の優先順位が下がり…、日本向けに予約していたワインを

「売っちゃった!」
との連絡が!!!!!
ということで丸々1年分のワインが日本未入荷となりました。

 その後も相変わらず低収穫量の年が続いている事もあって連絡の取りづらい状況が続いており、今後の入荷がどうなるかという不安は相変わらずなのですが、とりあえず引取りに成功した一部ワインをリリース致します!


 ということで、今回のリリースワインは2種類。
 まずは、ヤンの友人がビオロジックで栽培を手がける畑のブドウから造られたセレクションシャルドネ 2011!いわゆるネゴシアン ワインですが、キラキラしたミネラル感とストレートな果実味は、ザブルゴーニュ!という風情があり、と同時にヤンらしい深い深い純粋さを併せ持っています。

 続いては「カ ドー」という意味深(仏語でギフトを意味するカドーとほぼ同音)な名前のキュヴェ。シャルドネから造られるワインですが、セレクションとは打って代わり犬のプードルのようなもくもくした澱(おり)と濁りがあり、ただならぬ風貌。抜栓直後はわずかに還元的なニュアンスが感じられますが、スワリングによって出てくるナッツやアーモンド、ゴマといった種子系の香ばしいフレーバーとパイナップルや柑橘などの旨味感たっぷりの果実味!ブルゴーニュという枠組みを超越した非常に挑戦的なワインです!!! どちらのワインも日本への入荷自体は随分前なのですが、味わいのスタートラインに立てるようになるまでじーっくりと寝かせました。理想を言えばもう少し時間をかけて、さらなる飛躍を待ちたいところですが、このタイミングでもポテンシャルの片鱗は十分感じて頂けると思います。すぐに試してみたいという場合にはデキャンタージュをオススメ致します!

「ヤン ドゥリュー 生産者紹介」

 ヤン ドゥリューは、オート コート ド ニュイのエリアでニュイ サン ジョルジュとアロースコルトンの間に位置するヴィレ=ラ=フェイ村を中心にワイン作りに取り組む才能溢れた若きヴィニュロンです。

 2010年がデビューとなるヴィンテージで、3haほどの広さの畑から革命的なワインを生み出しています。また近年は、ビオロジックで栽培されたブドウを友人から買い付けることや、自身で畑を借りるなどもしてワインを造っています。

 ジュアリン ギュイヨの下で7年間ワイン造りを学び、その後、DRC社の共同経営者としても知られるアンリフレデリック ロック氏のドメーヌ プリューレ ロックで2008年から栽培を担当しています。

 彼は、自身のワインをリリースするようになってからもプリューレ ロックでの仕事を続けていて、ロックでの仕事を終えた後や休日などを利用してブドウを育て、ワイン造りに取り組む情熱ある生産者です。

 ヤン ドゥリューは、ブルゴーニュでも比較的注目されていない土地の中から、可能性を秘めたテロワールを発掘し、その土地で素晴らしいワインを生み出すことに情熱を注いでいます。

 「ブルゴーニュには、今評価されている区画以外にも誰も挑戦していないが素晴らしい可能性を秘めた土地、テロワールがある。私の人生はそういった土地を発掘し、素晴らしいワインを生み出すことです。」

 そんな彼のアンテナにキャッチされたのがオート コート ド ニュイという地域でした。オートコートという格下に見られがちなこの土地で、徹底的にテロワールの可能性を引き出し、従来の常識を凌駕するワインをファーストヴィンテージから生み出すことに成功したのです。

 その秘密はやはり栽培にありました。ロックで栽培を担当しているだけあって自然なアプローチでの栽培に習熟しており、さらには古き先達の話をよく聞き、実際の経験とも融合させて独自の栽培哲学を備えています。その実践の場が自身の畑です。
 収穫量を徹底的に抑える(最低でも25hl/haを超えないようにする)こと、丁寧にブドウが熟すように収穫を遅くすること、遅い収穫時期であっても過熟にならないように剪定の時期をギリギリまで遅らせブドウの生育サイクルを導くことなど、プリューレロックにおいてでさえリスクを考えて避ける方法であってもヤン ドゥリューは挑戦します。

 そして、最高のブドウを得てからの醸造に関してはいたってピュアそのもの。自然酵母での発酵、キュヴェのポテンシャルに応じた熟成期間を十分取り、瓶詰め時の亜硫酸の添加も原則行なわず、厳密な濾過もなし。ブルゴーニュワインという経済的に「守り」に入らざるをえないワインにおいては、かなり冒険的な挑戦です。


N.V.(2017) la Gouzotte Rouge V.d.F.
ラ・グゼット V.d.F.

15996
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヤン・ドゥリュー

■エージェント情報
■エージェント情報
品種:ピノ ノワール
 オート コート ド ニュイの畑にある樹齢15〜20年のピノ ノワールをキューヴタンクで発酵熟成させたキュヴェ。1ヶ月間のマセラシオン。グゼットとは、昔ブルゴーニュで収穫に使用していた器具のことで、引っ掛けて葡萄を収穫する道具。今回初めて造られたキュヴェで、手頃に飲んでもらいたいとの思いから、上級ラインのキュヴェを飲んで貰う前の、入門用ワインとしての意味合いで造られました。ヤン曰く
「僕の名刺代わりだ」
との事。
 淡いルビー色の外観。フレッシュなイチゴやラズベリー、日本のさくらんぼの香りが立ち上ります。時間の経過とともに岩のようなミネラルを感じるチョークのニュアンスやロックっぽいシャンピニオン香も出てきます。とてもフレッシュでエレガントな味わいで、今直ぐに飲むことも出来ます。フレッシュで活き活きした果実のニュアンスを楽しむワインで、若いって良いなとつい口ずさんでしまいます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥6,990 (外税) 
【本人曰く「名刺代わりのキュヴェ」!・・では有りますが、物凄くちゃんと出来過ぎていて名刺代わりになっているのかは疑問・・(^^;; 勿論、とても美味しいですよ!】
 黒みを帯びた赤果実、赤みの有る黒っぽい果実・・どちらもしっかり、ピュアに感じられる素晴らしいピノです。そしてナチュール度もしっかり!・・

「そうか・・ヤン・ドゥリューってこんな感じなんだ~!」

と素直に思っていただける方は非常に有難いですが、noisy 的 にはちょっと不満も有ります。

「確かにテート・デ・ポン(一番高いの)やPV (次に高いの)のニュアンスには近いけれど、それ以外のキュヴェには有って、このラ・グゼットには全く無いものが有るってのは・・名刺代わりになるの~?」

と思ってしまった部分も有るんですね。

 確かにこのラ・グゼットはとてもちゃんとしています。ですから、とても美味しいし精緻、美しいです。でも、

「・・・これには揮発酸は無いじゃないか!」

とも思ってしまう訳です。ですから、揮発酸の有るキュヴェの名刺はどこ?・・ってな訳ですね。


 いやいや、物足りないなどとは言いませんよ。揮発酸は、ワイン本来の表情をその生成量や残存酵素の量により、削ってしまいます。しかしながらヤン・ドゥリューのピノは、

「その削れ方がエグイほど少ない!」

のが特徴なんですね。

 そのうえで、

「この揮発酸は必要不可欠な表情でも有る」

とさえ感じていました。


 まぁ・・そんなことを言いましても、これよりも上級キュヴェにつきましては、

「こちらは検出限界に近い」

とか、「無い」とか書いていますが、本当に正確に言いますと・・どのキュヴェにも少なからずあることは有ります。言っちゃえばこのラ・グゼットにも有りますが、本当に検出限界なんですよね。

 なので、「無い」と感じてしまう訳です。でも実際にはほんの僅かに有り、ヤン・ドゥリューのピノのその割合は非常に少ない訳でして・・しかも完全に一体化しているか、これからの熟で一体化すると感じられる訳です。


 まぁ、オート=コートの比較若木で造られたキュヴェのようでして、2017年ものは偶然に生成が少なかったのかもしれません。実にピュアでちゃんとしています。ヤン・ドゥリューの他のキュヴェ同様に柔らかで白くふにゃふにゃしたミネラリティが顔全体に張り付いてくるかのようです。中域にはちゃんと膨らみが有って、余韻も美しい・・・

「言ってしまえばニコラ・フォールのピノに最も接近できるキュヴェ」

でも有ります。


 ブルゴーニュの次世代を担うはずの二人が、ニュアンスが近いキュヴェが有るとはいえ、それでも相当に異なる・・距離が有るとも感じています。

「ヤン・ドゥリューは最先端で有り最もクラシックで有り然児で有り反逆者で有り救世主で有る・・かもしれない」

 そう思わせてくれるのがヤン・ドゥリューのピノです。これが名刺だと言うなら名刺自体の出来は不完全だと・・ワインは上出来なんですけどね。是非飲んでみていただきたいと思います。ご検討くださいませ。


N.V.(2017) les Ponts Rouge V.d.F.
レ・ポン・ルージュ V.d.F.

15992
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヤン・ドゥリュー

■エージェント情報
品種:ピノ ノワール
 オート コート ド ニュイとオート コート ド ボーヌの境目にあるレ グラン ポンの区画からほど近い、粘土石灰質土壌の区画から収穫。樹齢40〜50年、キューヴタンクで発酵熟成。濃いルビー色の外観。ラズベリーやクランベリーと言った赤系のベリーや木の皮の香りと言った偉大なブルゴーニュに共通する香りに加え、バラや香水のフローラルな香りが溢れます。極若干の揮発も感じつつ、次第に鉄っぽいニュアンスやクミンの様なスパイス、コーヒーの様な香ばしさも感じられ、非常に目の詰まった凝縮した香りを楽しめます。
 味わいは小粒の凝縮したベリー主体の味わいで、リッチで骨格の有る美しい酸とミネラルがその存在を際立たせています。ヤン ドゥリューらしい旨味も感じられ、今飲んで既に美味しく飲めますが、半年落ち着かせるだけで大化けするポテンシャルも持ち合わせています。しっかりした酸と果実のバランスがお好みのお客様にオススメのキュヴェです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,990 (外税) 
【...コシュ=デュリのアリゴテを飲めるのなら、この異端のナチュラリストが造る有り得ない出来のレ・ポン・ブランをも飲むべきでしょう!】
 こちらは僅かですが揮発酸のニュアンスが有りますので、耐性の無い方にはお勧めいたしません。ですが、noisy も5分で気にならなくなってしまったレベルですので、「新ブルゴーニュに挑戦」したい方は是非・・トライしてみてください。

 あ、全然関係ないんですが・・日本酒の世界には、「醸造年度」と言う、お堅い言い方が有ります。毎年の7月1日から翌年の6月30日まで・・です。なので

「今は2020醸造年度」

でして、これが今年の6月30日までに仕込まれたものが対象です。

 で、これ・・Web では面倒なので、仲間内では、「2020BY 表記にしよう(B=ブリュワード、Y=イヤー)」と・・随分昔にやり始めたんですが、いつの間にかアチコチで「BY」使われています。良かった良かった・・


 で、こちらはN.V.(ノン・ヴィン)扱いですが単独収穫年度の2017年ものの「レ・ポン・ルージュ」、オート=コート・ド・ニュイとオート=コート・ド・ボーヌの中間に有る畑のようです。なので、

「完全に格外のヴァン・ド・フランスのピノ・ノワール」

と言うことになります。


 ヤン・ドゥリューの他のキュヴェと全く同様です。一貫しています。ですが少しだけ揮発酸が生成されています。それでも一体化はかなりなされていて、今飲み始めても全然大丈夫です。5分も経たずに気にならなくなります。

 そしてそこからがこのワインの本領発揮です。実に繊細でエレガントな表情が浮かんできます。果実感も10分経過で黒みを含みエレガントなベリー、チェリーがバッチリです!黒と赤、半々な感じで良く熟しています。ミネラリティも充実・・非常に柔らかでふわふわした感じです。

 そして・・やはりマリアージュが素晴らしいです!・・noisy の場合は、ピノを魚介に合わせる時は、例え「焼き魚」でもオリーブオイルを掛けちゃうんですね・・大抵。

 ですがこの「レ・ポン」はオリーブオイル不要・・。ちょっとビックリです。滅茶ナチュラルなんですね。その上で、時間を経れば滅茶苦茶ピュアになるんです!

 どうでしょう・・ニコラ・フォールはこの境地には立たないでしょう・・少なくともこの何年かは・・。悩み深いビゾは嫉妬しているかもしれません。勿論ですが、D.R.C.はスルーしているとしても、このようなワインはリリースしない・・どころか、こんな風にはならないようにしているでしょう。プリューレ・ロックはどうなって行くか判りませんが、

「大昔の(最近は全然違う)プリューレ・ロックは、むしろヤン・ドゥリュー風!」

だったことは間違い無いと思っています。


 ロックさんもすでに他界されてしまいましたが、彼こそが「反逆児」でした。もしかしたら「感覚の新兵」が「反逆児の志」を継いだのかもしれませんね。ご検討くださいませ。


N.V.(2017) Night Cost V.d.F.Rouge
ナイト・コスト V.d.F.ルージュ

15995
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヤン・ドゥリュー

■エージェント情報
品種:ピノ ノワール
 今回初めて造られたキュヴェ。オート コート ド ニュイの畑から収穫された葡萄を使用し、キューヴタンクで発酵熟成。1ヶ月間のマセラシオン。キュヴェ名が英語表記なのは、ヤン曰く「樽を使っていないから」との事。(ラ グゼットはどうなんだと質問した所、スルーされました...)ちなみにラベルのデザインは「夜は高くつくだろ」と言いつつ、ニヤッと笑っていましたので、そういうニュアンスを汲み取って下さい。抜栓したては若干還元していますが、数分スワリングするだけで飛ぶ程度。赤系ベリーや苺の香りに加え、煮詰めたようなジャムのニュアンスも感じられます。味わいは、甘い果実のフレーヴァーを強く感じますが、岩盤に近いところまで根を伸ばしたと感じられる、樹齢の高いワイン特有の硬質なミネラルもドンッと鎮座しているため、ベタ付いた感じは微塵もありません。アフターに感じるちょっとしたタンニンが全体を引き締めており、ダレたニュアンスを感じさせませんが、柔らかい果実味が良い意味でスルスルと飲めて、飲み手をリラックスさせてしまう危険な緩さを持ったキュヴェです。
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¥9,790 (外税) 
【「夜は高くつく」の意味は全然判りませんが、つるっと入って来てしなやかに食材対応してくれる・・物凄い才能のソムリエさんみたいなピノです!】
 こちらは少し揮発酸が検出出来ます。ですので、耐性の無い方にはお勧めしませんが、

「すぐに気にならなくなってしまう程度」

ですので、ご自身の判断でご選択くださいね。


 実はこのワイン、到着してから他のワインよりも比較的早い段階でテイスティングしたんですね。一番下のベースキュヴェにはほぼ揮発酸が無く、こちらは簡単に検出できたので、

「ん~・・やっぱりなぁ・・揮発酸の有る無し・・と言うよりも、それを自身がちゃんとカバーしているかどうか、時が一体化してくれるかどうかを判断しているんだろうなぁ・・」

と思えたワインです。


 まぁ・・皆さんの感覚では、

「オート=コートで1万円?・・そんなぁ・・」

と言うところかと思います。


 ですが、その植え付けられてしまった既成概念、ヒエラルキーこそを、「感覚の新兵が打ち破るぞ」と言うことなのかもしれません・・全然違うかもしれませんが。


 で、これ・・書いた通りです。5分もすれば気にならなくなる程度の揮発酸レベルです。そして10分もするともう・・絶好調なんですね・・。

 見るからに「軽い感じのミネラリティ」が光ってみえるような感じでしょう?・・1万超えの上級キュヴェのような複雑性やポテンシャルの高さまでは届かないんですが、

「これぞ素っ裸のピノとはこういうものです!」

と言っているような気がします。


 むしろ、この状態で日本に入って来ていることこそが奇跡!・・と思えるほどです。素晴らしい時代になったんだなぁ・・noisy がワインを勉強し始めた30年も前の頃には、全く考えられないことだと・・感じました。

 そして、この単に「畑はオート=コート・ド・ニュイ」に過ぎず、ワインの格は「ヴァン・ド・フランス」に過ぎないピノ・ノワールが見せる姿の延長上には、やはりあの大物が見えるんですよね・・敢えて言いませんが・・その大物が持つ、一瞬の間に垣間見せる姿の一部分を、この「ナイト・コスト」も見せてくれるんです。

 noisy は、これも有りだと思います。

「でも・・高いじゃん・・」

と思われるかもしれませんが、人の感覚を大きく揺らしてくれるアイテムですから、全然高く無いんじゃないかと・・


「コストに見合う以上の味わいが有る!」

と感じました。

 まぁ・・これだけ沢山コルクを抜いてしまうと、

「ヤン・ドゥリューのテイスティングコストは破綻!」

しているのは明らかですが・・お後が宜しいようで・・いや、ご検討くださいませ。


N.V.(2017) Mars Attack Rouge V.d.F.
マーズ・アタック V.d.F.

15994
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヤン・ドゥリュー

品種:ピノ ノワール

マルサネ ラ コートの区画から。マルサネにちなんでキュヴェ名を付けたそう。1ヶ月間のマセラシオン、キューヴタンクで発酵熟成。このキュヴェのみ、他に比べ収穫が2週間遅く、更に標高も高い区画のため、良質な酸とミネラルが獲得出来るそう。抜栓したては北の畑らしい控えめな香りですが、時間の経過とともに華やかな果実が溢れます。ラズベリーやサクランボ、アサイーベリーの様な香りに、スパイスやブラッドオレンジのちょっとシトラス系のニュアンスも加わります。味わいは他のキュヴェに比べると冷涼な果実のニュアンスが特徴で、ヤンの新たな一面を垣間見る事が出来ます。冷涼ながら凛とした質感の果実、ミネラルが広がりつつ、時間の経過とともに全体に丸みやふくよかさが口いっぱいに拡がります。非常に魅力のあるキュヴェで、直ぐ飲んでも美味しく飲めますが、2年後位から大化けすること間違いありません。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥17,800 (外税) 
【「火星人が攻めて来た!」・・的な名乗りでしょうか?・・飲み進めるにつけ、この深く滋味あふれる味わいが浸みて来ます!】
 あらかじめ言っておきますが・・こちらには「揮発酸」は検出できます。ボトルを立ててしっかり休めておくだけで、相当結果は異なると思います。やはり2年ほど置いた方が「揮発酸は沈静化し一体となる」感じを受けますが、耐性のある方は飲み始めていただいても結構です。

 抜栓直後は、アロマよりも味わいにそのニュアンスが有ります。しかし5~10分後には気にならなくなっているでしょう。

 で・・そこからがヤン・ドゥリューのワインの本性発揮なんですね。普通なら絶対に合わせづらい「魚介類」が、実に美味しいと思えるマリアージュになるんです。すべての魚介を試したわけでは有りませんが、その食材が「落ち始めていない」のであれば、まず大丈夫ですし、若干落ち始めていても行けてしまいます。そして、ヤン・ドゥリューのそのピノ・ノワールがまた・・ちょっと隠し持っていた姿を、ちらり・・ちらりと見せてくれるんですよ。

 これはもう、単純な先進ビオのワインには真似できない芸当です。普通は隠し持っていたとしても、案外簡単に化けの皮をはがされてしまいます。しかし、ヤン・ドゥリューのピノはそこからが凄い・・。

 この「マーズ・アタック」は、「マルサネ」の葡萄を使用しているそうです。

「言われてみれば・・なるほど・・」

と思える味筋です。


 冷ややかでナチュラルなマルサネ・・です。ふんわりとノーズにフィルムのようなしなやかで薄い感じの白いミネラリティが感じられます。やや表現がまだハッキリしませんが、ベリー系の果実が良い感じに感じられます。膨らみも良い・・が、2017年ものなのでまだ少し早い感じが有ります。・・いや、美味しくは飲めるんですよ。ですが、2015年ものとかそれ以前のものを飲んでみると、

「・・あ・・こうなって行くのか・・」

と言うのが見えますから・・、その意味で「早い」と思っているだけです。


 マルサネと言えば・・noisy のところだと、シルヴァン・パタイユか、アメリー・ベルトーか・・ですよね。その中で近いのはシルヴァン・パタイユ。パタイユも今まで時折、「揮発酸のニュアンス」は見せたことは有りました。

 ですが、パタイユが見せた「揮発酸のニュアンス」はむしろもっと強かったような気がします。もっともそのニュアンスは時間の経過でだいぶ一体化できます・・ちゃんと止まっていれば・・です。

 このマーズ・アタック・・・「火星人来襲」でしょうか?・・自分を火星人に例えてのことなのかもしれません。

 noisy はこのワインも「有り!」だと思います。ただし、揮発酸に耐性の無い方には強くお勧めはしません。耐性は無いけれどどうしても飲みたい方は、

「3年、セラーで育んでください。」

 これで大丈夫・・。きっとパタイユの

「マルサネ・ランセストラルとは全く真逆の素晴らしい美味しさ」

を見せてくれると思います。ランセストラルは濃くてミネラルがビシバシ・・多角形でエッジが角ばっています。こちらは真ん丸・・(^^;; ご検討くださいませ。




N.V.(2017) PV V.d.F. Rouge
PV V.d.F.ルージュ

15993
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ヤン・ドゥリュー

■エージェント情報
品種:ピノ ノワール
 彼自身が保有する1haのペルナン ヴェルジュレス畑から。コルトンの丘の下の区画で、樹齢35〜40年。1ヶ月間のマセラシオン、キューヴタンクで発酵熟成。一見地味なアペラシオンですが、彼はアペラシオンというルールには従わない為、オリジナリティのあるVdFを産み出します。現地試飲時、ヤン自身最も気に入っていたキュヴェ。熟したイチゴ、ラズベリーと言った赤系ベリーの凝縮しつつもこもらない突き抜けるような果実の香りに一瞬で魅了されます。更に薔薇のような濃いフローラルな香りに加え、エスニックなエピスのニュアンスが外向的に広がっていきます。味わいは正統なコルトンのテロワールを表現したようなキュッと締まった美しい果実に強固な酸と芯のあるミネラルが全体を引き締め、ワインのランクを1段上へ引き上げたかのような凛とした質感を感じられます。正に「普通」ではないペルナン ヴェルジュレス。ピュア、洗練、と言う表現が最も似合うキュヴェに仕上がっています。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥18,450 (外税) 
【これも激旨ペルナン=ヴェルジュレスのピノ・ノワール!・・こんなになってしまうなんて・・想像もつきません。しかも揮発酸は非常に少ないです!!】
 流石に「テート・デ・ポン」には届かないかもしれませんが、これも激旨い!・・マルサネの「マーズ・アタック」が時間を要するのとは異なり、今からでも美味しく飲めてしまうんですね・・。

 ちょうどこの日は「ピンク・ムーン」だったようで、どうなんでしょ・・ビオ的には満月ですから、余り飲むには適さない日と言うことだったかもしれません。なので、

「ボトルの写真は少し超細やかな澱が舞っている」

感じに見えていると思います。

 実際、舞ってしまっているのは、ボトルを持ち帰る時に車の中で誤って倒してしまったことが原因では有るんですが、この状態で飲んで・・見事に「ピュア!」でした。

 勿論ですが超ナチュラルな伸びの良い、ベクトルの向きも外向きな味わいでして、

「5~10分もすると・・滅茶苦茶美味しい!」

です。

 そもそもペルナン=ヴェルジュレスは、北東がラドワ、東がアロース=コルトン、南東がサヴィニーに接触した村ですから、ポテンシャルは元々有るはずなんですね。

 ですが、

「ペルナン=ヴェルジュレスのピノで超美味しいの、飲んだことあります?」

 まず無いですよ・・ね?

 しかしペルナン=ヴェルジュレスは、あの素晴らしいシャルドネ、コルトン=シャルルマーニュも産するほどの村ですから、そのミネラル組成はかなり期待が出来るはず・・。


 言ってしまえば、ニュアンス的にはコルトンと言うよりもサヴィニー=レ=ボーヌが近いでしょうか。・・でも、シャソルネイのサヴィニーのように、「濃いスタイル」では有りませんで、エキス系のしなやかなタイプです。その系は大抵の場合は「超硬いタイプ」に仕上がります。が、こちらは滅茶苦茶エレガントでしなやか、構成の大きさがしっかりあるのに、それを簡単には見せない感じです。

 飲み進めて行くうちにその大きさ、深さに気付かされ、

「・・丸裸のピノって・・こんな感じなんだ・・」

と思われるかもしれません。

 これは「絶対に有り」です。おそらくどんな方でも大丈夫だと思います。揮発酸に耐性の無い方でも大丈夫でしょう。ピュア&ナチュラルが際立った素晴らしい出来!飲んでみて下さい。超お勧めします!




N.V.(2016) Manon Blanc V.d.F.
マノン・ブラン V.d.F.

15998
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ヤン・ドゥリュー

■エージェント情報
品種:シャルドネ
 ニュイ サン ジョルジュの東、メサンジュにある粘土石灰質土壌の区画で、南東側向きの斜面。タンク発酵の後、25%新樽を使用し2年間樽熟成。以前は100%キューヴタンクでの熟成でしたが、2014年より樽熟成に切り替えたそう。キュヴェ名の由来は愛娘マノンちゃんから。
 アカシアの花、レモンと言ったフレッシュな香りに、時間とともに白桃、ハチミツの濃厚な香り、更にはバター、ローストしたナッツ、胡麻のニュアンスが立ち上がってきます。味わいは、フレッシュで上質なオリーブオイルの様にネットリとした滑らかな質感でありながら、素朴で軽やか。柔らかい酸が全体のバランスを取り、空気に触れる度にどんどん変化していきます。1時間以上も変化し続けるので、時間を掛けて飲むことをオススメします。彼のファンキーさが最も表れたキュヴェと言えます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥12,980 (外税) 
【言ってみれば、「自由な羽を手に入れた滅茶苦茶美味しいオート=コート・ド・ニュイ・ブラン」・・素晴らしいです。】
 昨今は全く見かけませんが、D.R.C.が醸造し「カーヴ・オージュ」だったか・・サン=ヴィヴァン修道院のオート=コートの白はどうなっちゃったんでしょうね。以前は最安値で6千円台、高値で1万2千円ほどだったかと思いますが、比較的ナチュラルな風情を持ちつつもまぁまぁなポテンシャルのワインがリリースされ、日本でもブローカー経由で入って来ていました。滅茶苦茶美味しいなどとは思いませんでしたが、やはりD.R.C.が醸造してナチュール系のショップで販売されていた事実が人気を呼んだと思います。

 言ってみれば・・ほぼ同じものでしょう。オート=コートですしね。価格も似たようなものです。因みに2010年のマノンは6千円ほどでした・・倍ですね。

 しかしながらD.R.C.、カーヴ・オージュのオート=コートは足元にも及ばないほど素晴らしい味わいです。酸はクッキリ、僅かに高目に寄った度数でしょうか。その分、酸の美味しさをたっぷり堪能できます。

 しかもビオで白ワインですから・・通常だともっと「色落ち」するのが普通ですよね?・・でもこのワインにはそんな色落ちは感じられず、ゴールドの美しい色合いをしています。

 それに加え、「揮発酸」は感じません。全く無いか?・・と聞かれたら、検出は難しいレベル・・と答えるでしょう。気になって仕方が無い人(例えばnoisyとか)だと、無いとは言わないかもしれません。

 それよりも、実に冷ややかでちゃんと熟したフルーツをきっちりと感じます。中域が綺麗にぷっくりと膨らんでくれますしほんのりとしたオイリーさ、そこから余韻に掛けてが自然な減衰で美しいカーブを描いてくれます。ついつい飲んじゃうワインですが、ポテンシャルも充分以上・・・カーヴ・オージュのオート=コートの数倍美味しいと思います。

 ミネラリティも素晴らしいですよ。キツク成り過ぎず、さりとて実は柔らかなフィルムのように感じられる白いミネラリティがしっかり有ります。

 この味わいは・・是非ニコラ・フォールの白と比較してみていただきたいですね。そして、今の自信の評価をしておいて欲しいと思います。この先、もしかしたらその評価が逆転するかもしれないことも想像してしまうかもしれません。ブルゴーニュの将来を担うに違いないヤン・ドゥリュー・・お見知りおきください。お勧めします。


 以下は 2010 Manon (Bourgogne Haute-Cotes de Nuits Blanc)のレヴューです。
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【わお!】



 ラヴ&ピフ・アリゴテの味わいはいかがだったでしょうか?・・・ものすごくピュアでありながら、ブルゴーニュの色っぽさを持ち合わせ・・・でも重くなくてキラキラ輝いててスイスイ飲めて・・みたいな、とても美味しいアリゴテだったと思います。



 こちらのマノンはたったの6本限定入荷・・・なのに飲んじゃった~い!・・ まぁ、初めての扱いの生産者なので赤字覚悟ですんで・・良いんです。



 で、こちらのオート=コートの白ですが、赤と同様に素晴らしい仕上がりです・・。



 でも、ちょっと横道に逸れますが、

皆さんはどうしてもオート=コートと言うとACブルと余り変わらないようなイメージが有ると思いますが、基本は村名格なんですね。



○コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ

 コート・ド・ニュイで有りながら独自の名前を名乗れない4つの村、ブロション、プレモー=プリシー、コンブランシアン、コルゴローワン。



○オート=コート・ド・ニュイ

 コート・ド・ニュイの裏手(西側高地)に散在する村、ヴィラール=フォンテーヌ、メサンジュ、クルティ・ヴェルジなど18ケ村。



のように定義されているようですので、シャンボール=ミュジニーやヴォーヌ=ロマネを名乗れない、それらよりも高度の高い位置に有る村のワイン・・ということになりますので、村が基準なんですね。もちろんですが、テロワールがきっちり理解されている可能性はゼロに近いですが・・。



 とてもドライでナチュラル。エキスもきっちり出ていて色気のある味わいがブルゴーニュの白を想像させてくれます。ピノ・ブランやアリゴテを連想させるものでは無く、ラヴ&ピフに通じるような、濁りが旨み・・・みたいな、例のCFっぽいニュアンスも有ります。タイミング的には飲むのは少し早く、出来れば2013年の夏が過ぎてからの方が、このワインの本質に気付きやすいかもしれません。でも今は飲めないということでは有りませんよ。



 オート=コートのテロワールが判りませんが、純粋で素晴らしいシャルドネだと思います。希少なアイテムです。ご検討ください。

ル・クロ・デュ・カイユ

ル・クロ・デュ・カイユ

フランス le Clos du Caillou ローヌ
●「ル・クロ・デュ・カイユ」は、長い間ギガルなどの著名ローヌ・ネゴシアンものにブレンドされてきました。ジャン=ドニ・ヴァシュロンは、名門ドメ ーヌ・ヴァシュロン(サンセール)の長男でしたが、奥さんの実家を継いで現在に至っています。

ところが、残念なことに彼は、最高の出来であった2000年を仕上げてから、交通事故で亡くなってしまったんですね。その辺りはヴァシュロンのサンセールをご紹介させていただいたときに記載させていただきましたが、現在は奥さんを中心にドメ ーヌを運営されていらっしゃるようです。
● 超お久しぶりのル・クロ・デュ・カイユです。いつの間にか自然派になってました~!・・しかも、結構にエキス系のピュアで美しい作りです。そこにほんのりナチュラルさが入ってくる感じなので、アヴァンギャルドなビオでは無く、

「限りなく自然に対応して行く栽培・醸造」

と言うことなのでしょう。


 もう、ル・テロワールさん時代からですからそろそろ30年が経とうとしているなんて・・ちょっと感慨深いですね。滅茶美味しかったですし、トップ・キュヴェのヌフ・レゼルヴ2016年は何と、

「アドヴォケイトで100点!」

です。

 まぁ、アドヴォケイトの覚えも目出度いクロ・デュ・カイユだとは言え、ラヤスもアンリ・ボノーもそうは取れない満点を何度もたたき出すなんて・・素晴らしいことです。ご検討くださいませ。

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「ル・クロ・デュ・カイユ」は、長い間ギガルなどの著名ローヌ・ネゴシアンものにブレンドされてきました。ジャン=ドニ・ヴァシュロンは、名門ドメーヌ・ヴァシュロン(サンセール)の長男でしたが、奥さんの実家を継いで現在に至っています。

ところが、残念なことに彼は、最高の出来であった2000年を仕上げてから、交通事故で亡くなってしまったんですね。その辺りはヴァシュロンのサンセールをご紹介させていただいたときに記載させていただきましたが、現在は奥さんを中心にドメ ーヌを運営されていらっしゃるようです。

■エージェント情報
「シャトーヌフ・デュ・パプと同じテロワールを持つコート・デュ・ローヌ」 
 シャトーヌフ・デュ・パプ北東の境界、クルテゾンの高台に17ha広がるクロ・デュ・カイユの土地は「クロ」の名が示す通り古来より実際に石垣が3キロに渡り築かれた狩猟場の森であった。フランス最古の原産地呼称であるシャトーヌフ・デュ・パプが制定された1936年に当時AOCの境界線を決める為に役人がクロ・デュ・カイユの土壌調査に訪れた際に番人が銃で追い払った事が不評を買いACシャトーヌフ・デュ・パプから外れてしまったという逸話が残っている。これは現在も「ル・カイユ」の区画がAOC境界線から不自然にはみ出している事が地図からも確認できる。現在この「ル・カイユ」と他区画から造られるACコート・デュ・ローヌが計45haと石垣の外周辺に所有するシャトーヌフ・デュ・パプを計9ha所有し、年間約25万本を生産。1950年代に植樹されたぶどう樹が多く残り、平均樹齢は60年を超す。2010年よりビオロジック認証取得、一部区画ではビオディナミを実践している。野生酵母による発酵など極力ナチュラルな造りが信条。

 「伝説となった天才醸造家、ジャン・ドニ・ヴァシュロン」
 1956年に現オーナーのプイザン家が取得し、森を開墾し本格的なぶどう栽培・ワイン造りを開始。1990年代半ばまで収穫の大部分はギガルなど大手ネゴシアンへ桶売りしていたが1995年に大きな転機が訪れる。創業者の孫娘、シルヴィ・プイザンがサンセールの名高いドメーヌ・ヴァシュロンにてワイン造りを行っていた夫、ジャン・ドニ・ヴァシュロンとドメーヌを継ぐ事を決心しサンセールからローヌへ移住。以来細やかな区画毎の栽培醸造管理の徹底、商品レンジの一新や有機栽培の推進など品質向上の為の様々な革新を行いながら元詰めを徐々に増やして僅か数年でシャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者と賞される。ブルゴーニュワインをこよなく愛したジャン・ドニの手腕とそれを可能にする砂質土壌主体の卓越したテロワールと古木グルナッシュの見事な融合により、クロ・デュ・カイユのワインは洗練されたエレガンスとフィネスで世に広く知られるようになる。その精神は2002年にジャン・ドニが不慮の事故死を遂げた後もシルヴィと残された子供達、そして現在の醸造責任者ブルーノ・ガスパールに受け継がれており、終わりの無い品質の追及を今も尚続けている。


2018 Cotes du Rhone Rouge Esprit Nature
コート・デュ・ローヌ・ルージュ・エスプリ・ナチュール

15953
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
ル・クロ・デュ・カイユ

■エージェント情報
 収穫したぶどうの中でもとりわけ健全な状態のものを畑と選果台にて選り分け醸造の全工程においてSO2無添加で仕上げたキュヴェ。ステンレスタンクにて全房発酵、二酸化炭素に守られた嫌気的環境にて短いマセレーションにて香りと味わいを引き出す。淡めの色調でラズベリー、チェリーのフレッシュな果実味に甘草の香りがアクセント。熟成の必要がなく、今すぐに楽しめる柔らかくピュアでフルーティーなワイン。グルナッシュ80%、シラー20%。WA89点。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥3,090 (外税) 
【新樽100%否定、エキス系のエレガンス肯定は、ローヌにも浸食していた!?・・美しくも伸びやかな酸の美味しさを堪能してください。ル・クロ・デュ・カイユの今の姿が判るリーズナブルなルージュです!】
 ル・クロ・デュ・カイユと聞いても、全くピンと来ない方が多いと思うんですね。まぁ、それも仕方が無い・・長いことnoisy もほったらかしのまんまでしたから。

 でもnoisy の心の中にはいつも、合田さんにご紹介いただいた「ル・クロ・デュ・カイユ」は存在していましたよ。たまに良さげなのが見つかると手を出していました。まさか・・こんな近くのエージェントさんが扱い始めていたとは・・ビックリです。初めて入荷したものくらい、ちゃんと紹介してくれないとね・・。

 大分離れている間に、「自然派」の部類に入れるべきじゃないかと思い直すような味わいになって来ていました。ナチュラルなニュアンスが差し込んで来ているんですね。

 何より驚いたのが、

「滅茶ピュア!」

なことと、

「酸が冷ややか!」

なことなんですね。

 昔のクロ・デュ・カイユのワインは、どちらかと言うと「黒い果実」が中心でした。下級クラスのコート・デュ・ローヌも数種有りまして、「ブーケ・デ・ガリグ」とか、「ル・カイユ」などですが、こちらはもう少し赤みも入るにせよ、やや強さを主体にした味わいだったと理解していました。

 で、この「エスプリ・ナチュール」は、2010年にビオロジック認証を取得したように、ビオ系の畑(一部はビオディナミだと言う)の葡萄で仕込んだものなのでしょう。下のクラスのコート・デュ・ローヌ類は、一部買い葡萄も入れているようですので、

「ル・クロ・デュ・カイユを再度理解するために」

 今回はドメーヌの葡萄のみで造られるこのワインを仕入れてみた訳です。


 結果として正解だったと思います。どこまでも純粋で・・シャトーヌッフ・デュ・パプ・クワルツの「水晶」を思わせるような美しさも持ち合わせていて、ツヤツヤ、テカテカしたテクスチュアの滑らかさも同様でした。

 普通・・グルナッシュが多いと、もっと「ふんわか」とするはずなんですけど、こちらはツヤツヤな水晶的な感じなんですね。例えで判りやすく言うとするなら、メルロ的では無くカベルネ的なテクスチュアです。・・あ、あくまでも「テクスチュア」ですよ。味わいでは有りません。果皮の美味しさをたっぷり堪能できる味わいですので、今飲んでもピュアで美味しいですが、10年位寝かせても相当美味しいはずです。

 アドヴォケイトは89点付けているそうですので、「クワルツのセカンド、もしくはサード」的な存在だと思ったら良いかと思います。是非ご検討くださいませ。お勧めします!


2018 Chateauneuf du Pape Rouge les Quartz
シャトーヌッフ・デュ・パプ・ルージュ・レ・クワルツ

15952
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
シャトーヌッフ=デュ=パプ
ル・クロ・デュ・カイユ

■エージェント情報
 「Les Cassanets」という砂質土壌の区画で表土にはラベルに描かれている様な無数の丸石、ガレ・ルーレが覆う。600Lのデュミ・ミュイと500Lのアンフォラにて14ヵ月の熟成。チェリーリキュールの様な甘美な滑らかさとシナモンなどスパイス感を伴う長く複雑な余韻を持つ。2017年はグルナッシュ75%、シラー25%、WA95点、2018年はグルナッシュ70%、シラー30%でWA95点。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,990 (外税) 
【まさに水晶的なテクスチュアを持つ、滅茶滑らかな・・そして水晶を手に持った時の冷ややかなニュアンスさえ持つ素晴らしいヌッフです!】
 美味しいです!・・ラヤスのヌッフの超官能的な、精神に訴え掛けてくるような味わいとは、やはり隔絶された世界です。

 滅茶苦茶精緻で整然としていてピュアです。そこにナチュラル感がほんのりと漂います。決して濃度で勝負していないのは、noisy的には結構意外でして、もっと「樽」が利いていて濃いんじゃないかと想像していましたが・・全然!・・濃度勝負では無い部分はラヤスやアンリ・ボノーと相通じていますが・・。

 しかしこのクワルツ、水晶と言う名のヌッフなんですが、もう名前が味わいまで表しています。

「もしかして、砂主体の畑で、その砂の正体は水晶の粒か?」

と思ってしまいたくなるほど・・つやつやしていて、滑らかで、冷たくて、光を得ては輝いています。

 果実も若々しく、しかし青くなく、酸の美しい美味しさがそれを支えています。

「何が不足だと言うのだろう?・・」

などとも思ってしまいますよ。


 ラヤスとの大きな違いの一つである「官能感」「熟成感」については、

「それは時こそが養うもの」

と言うような感覚なのでしょう。素晴らしいヌッフでした。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下はシャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ2005年のレヴューです。
-----
【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】
 覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。

ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。

2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。

まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。

ドメーヌ・シュヴィニー=ルソー

シュヴィニー=ルソー

フランス Domaine Chevigny-Rousseau ブルゴーニュ
● フィネスさんが初めて輸入された期待のヴォーヌ=ロマネ本拠のドメーヌ、「ドメーヌ・シュヴィニー=ルソー」をご紹介させていただきます。すでにネットの世界では評判になっているようで、どこのサイトを見ても「完売」か、カートに商品の数を入れられないと言う、凄い状態です。

 まぁ、このような場合は大抵、Noisy wine は「ネットのワイン屋の中でドンケツ」のご紹介になってしまうのが常でして・・何せ、ただでさえテイスティング・アイテムの大行列の交通整理をしなければならない状況の中に、「新しい扱いの生産者さん」のワインがその行列を伸ばしてくれますので、そうなってしまうんですね。いや、むしろ、それで「完売」のオンパレードに出来てしまう・・と言うワイン屋さんの底力に驚いています。

 Noisy wine もこの「シュヴィニー=ルソー」は初めての扱いになりますが・・いや・・ホントかぁ?・・(^^;;

 実はかれこれ四半世紀前ほど遡りますが、今はラシーヌを経営されていらっしゃる合田泰子さん、塚原正章さんが、その前にやられていた伝説のインポーターさん、「ル・テロワール」さんの時代に、noisy も扱わせていただいていました。

 最も・・ドメーヌ名が少し変わっておりまして、その頃は「ドメーヌ・パスカル・シュヴィニー」と名乗っていらしたんですね。なので、昨年の晩夏位に担当の K君から「シュヴィニー=ルソー」の話しを聞かせて貰った時には、しばらくの間、思い出せなかったんですね。遠い記憶を探って、

「・・・シュヴィニ―?・・ルソー・・?・・シュヴィニ―・・。・・あ、パスカル・シュヴィニー!!」

と、やっとの思いで記憶の蓋をこじ開けることが出来ました。


 酒質は、その頃のパスカル・シュヴィニーをハッキリとは思い出せませんでしたが、

「濃厚・濃密・新樽100%」

の時代に迎合することなく、エレガント系・エキス系のドライなヴォーヌ=ロマネ等をリリースしていた・・と思います。


 久しぶりに飲んだパスカル・シュヴィニーは、やはり昔扱った頃のイメージと似たニュアンスが有ったのでしょう・・

「決して濃い系では無い・・果実味たっぷり型でも無い。集中しているが、決して意図的に濃くしようとはしない。エレガンス重視の重さを感じさせない味わい」

でした。


 また、ナチュラルさはその頃には無かった、もしくはnoisy にまだ感じ取る能力が無かった・・のかもしれませんが、1990年代の比では無いほどに有機的でナチュラル感も有ります。そして決して「アヴァンギャルドな攻めたナチュール」では有り得ず、ピュアさをたっぷり感じるものです。

 その上で、古き良きブルゴーニュワインのニュアンスも感じます。「葡萄に無理強いしない」「無理に抽出しない」「化粧を濃くしない」を見事に守っていると感じました。


 それでいて、アイテムのリリースは順番では無く、「リリースして良いと思ったら出荷する」そうでして、今回のラインナップをご覧いただきましても、見事にバラバラですよね。


 今回は全9アイテム中、トップ・キュヴェのグラン=ゼシェゾーのみテイスティングできませんでした。8アイテムのテイスティングをさせていただき、その、

「超エレガントなヴォーヌ=ロマネの世界」

を感じさせていただきました。是非ご検討いただけましたら幸いです。


 なお、非常にエレガントな味わいですので、

「ワインのサービス時の品温」

にご注意くださいませ。


 決して冷えて冷たい状態で飲み始めないように・・特にバックヴィンテージは、15度以上まで品温を上げてから、もしくはこの冬の時期には、温めた室温に馴染ませてから飲み始めてください。どうぞよろしくお願いいたします。




■造り手情報

 第2次世界大戦後の1947年にルシアン・シュヴィニーがヴォーヌ=ロマネの「Aux Champs Perdrix(オー・シャン・ペルドゥリ)」の区画に葡萄を植えたのがこのドメーヌの始まりで、3代目となる現当主のパスカル・シュヴィニーは父ミッシェルから1984年にドメーヌを引き継ぎました。

 ドメーヌ名はパスカルの父方の苗字「Chevigny(シュヴィニー)」と母方の苗字「Rousseau(ルソー)」を掛け合わせたもので、現在はコート・ド・ニュイを中心に約4haの葡萄畑を所持しています。リュットレゾネで栽培を行っていますが、HVE 認証という葡萄栽培から瓶詰に至るまで、より厳しく環境のことを考えて活動している生産者に与えられる認証を得ており、高い品質のワイン造りを目指しています。

 ワインの販売については、ドメーヌで瓶熟させながら飲み始めても良いなと思ったヴィンテージをリリースできるように努めています。


 葡萄の収穫は手摘みで除梗100%、アルコール醗酵は自然酵母で櫂入れと液循環を行いながら最高30℃で10~15日間行います。熟成は樫樽でブルゴーニュ・クラスは12ヵ月、それ以外は約18ヵ月間行います。新樽比率はヴィンテージにもよりますが、ブルゴーニュで約25%、それ以外は約80%ほど、グラン・エシェゾーのみ100%にすることもあります。瓶詰前にコラージュのみを行い、ノンフィルターで瓶詰されています。


2018 Vosne-Romanee les Champs de Perdrix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ド・ペルドリ

15802
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・シュヴィニー=ルソー

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。特級「La Tache(ラターシュ)」のすぐ上に位置する「Aux Champs Perdrix(オー・シャン・ペルドリ)」の区画に約0.9haの畑を所持しています。標高300~350mで浅い粘土石灰質土壌に樹齢約40年の葡萄が植えられています。「Perdrix(ペルドリ)」とはフランス語でヤマウズラの意味で、グリオット(フランスの酸味の強いサクランボ)やイチゴ、コケモモのようなエレガントなアロマ、カシスのようなスパイシーなニュアンスもあり、時間と共に下草や香辛料なども感じられるようになります。肉厚な果実味と複雑さ、余韻は柔らかで若いうちはパワフルですが、瓶熟することでタンニンも溶け込んでオイリーで滑らかになっていきます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥17,350 (外税) 
【超エレガントなヴォーヌ=ロマネ村名・・しかし、品温が上がってくると繊細な果実表現、荘厳さが見え隠れしてきます!】
 まぁ、ロマネ=コンティとか、ラ・ロマネの上部・・と言うような説明にはなっていますが、やはり、

「ラ・ターシュ」と「ラ・グランド・リュ」に上部で接している!

 と言うと・・・いきなり興味が湧いてくるんじゃないかと思うんですね。

 しかしながら、そんな凄いグラン・クリュたちと、むき身で立ち会えるほどのポテンシャルまでは無いんですよ・・。村名ですから・・。


 やはり「ラ・ターシュ(ゴーディショ・オ・ラ・ターシュ)」や今の「グランド・リュ」は凄腕でして・・もう、「剛力」と「絹仕立て」と言い換えたいほど、素晴らしいブルゴーニュワインです。


 しかし、しかしですね・・このレ・シャン・ペルドリ、ちゃんと飲んであげると・・そんな凄い畑が持っている一面を覗かせてくれるんですね。そこがブルゴーニュワインの面白いところで有ると思っています。

 言ってみれば、

「昔のラ・グランド・リュをもう少し濃い目にして薄さを感じさせなくなった感じ!」

と言った方が判りやすいんじゃないかと思うんですね。


 シュヴィニー=ルソーのワインは本当に「一貫している」ので・・・超ドライで、超エレガントで、化粧ッ気無しで(ものの見事に13度!、樽臭く無い)です。ですので、

「是非とも品温を15~16度ほどまでに上げて!」

お楽しみくださいませ。

 2012年ものはしっかり休めて、2018年ものは早めの抜栓の方が今のところ良いようです。ご検討くださいませ。


2012 Vosne-Romanee les Champs de Perdrix
ヴォーヌ=ロマネ・レ・シャン・ド・ペルドリ

15801
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・シュヴィニー=ルソー

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。特級「La Tache(ラターシュ)」のすぐ上に位置する「Aux Champs Perdrix(オー・シャン・ペルドリ)」の区画に約0.9haの畑を所持しています。標高300~350mで浅い粘土石灰質土壌に樹齢約40年の葡萄が植えられています。「Perdrix(ペルドリ)」とはフランス語でヤマウズラの意味で、グリオット(フランスの酸味の強いサクランボ)やイチゴ、コケモモのようなエレガントなアロマ、カシスのようなスパイシーなニュアンスもあり、時間と共に下草や香辛料なども感じられるようになります。肉厚な果実味と複雑さ、余韻は柔らかで若いうちはパワフルですが、瓶熟することでタンニンも溶け込んでオイリーで滑らかになっていきます。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥17,350 (外税) 
【超エレガントなヴォーヌ=ロマネ村名・・しかし、品温が上がってくると繊細な果実表現、荘厳さが見え隠れしてきます!】
 まぁ、ロマネ=コンティとか、ラ・ロマネの上部・・と言うような説明にはなっていますが、やはり、

「ラ・ターシュ」と「ラ・グランド・リュ」に上部で接している!

 と言うと・・・いきなり興味が湧いてくるんじゃないかと思うんですね。

 しかしながら、そんな凄いグラン・クリュたちと、むき身で立ち会えるほどのポテンシャルまでは無いんですよ・・。村名ですから・・。


 やはり「ラ・ターシュ(ゴーディショ・オ・ラ・ターシュ)」や今の「グランド・リュ」は凄腕でして・・もう、「剛力」と「絹仕立て」と言い換えたいほど、素晴らしいブルゴーニュワインです。


 しかし、しかしですね・・このレ・シャン・ペルドリ、ちゃんと飲んであげると・・そんな凄い畑が持っている一面を覗かせてくれるんですね。そこがブルゴーニュワインの面白いところで有ると思っています。

 言ってみれば、

「昔のラ・グランド・リュをもう少し濃い目にして薄さを感じさせなくなった感じ!」

と言った方が判りやすいんじゃないかと思うんですね。


 シュヴィニー=ルソーのワインは本当に「一貫している」ので・・・超ドライで、超エレガントで、化粧ッ気無しで(ものの見事に13度!、樽臭く無い)です。ですので、

「是非とも品温を15~16度ほどまでに上げて!」

お楽しみくださいませ。

 2012年ものはしっかり休めて、2018年ものは早めの抜栓の方が今のところ良いようです。ご検討くださいませ。


2017 Chambolle Musigny 1er Cru les Combottes
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・コンボット

15800
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
シャンボール=ミュジニー
ドメーヌ・シュヴィニー=ルソー

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。1級「Aux Combottes(オーコンボット)」の区画に約0.1haの畑を所有、粘土石灰質の土壌に樹齢約45年の葡萄が植えられています。コンボットのキャラクターは繊細さと濃厚さのハーモニーで、スミレやサクランボ、イチゴなどのアロマ、時間と共にスパイシーでトリュフのようなニュアンスも出てきます。たっぷりとした口当たりでリッチで滑らか、タンニンもデリケートですがしっかりしたストラクチャーもあります。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥17,350 (外税) 
【ルーミエさんのレ・コンボットと同様のニュアンスも有りますが、もっと乾いたエシェゾー的ニュアンスのある味わいでした!】
 2017年の1級レ・コンボットです。ルーミエさんの半額以下・・ですね。かなりリーズナブルです。

 しかしながら、ルーミエさんのように、

「ブリブリな赤黒果実が滅茶たっぷり!」

までは行きませんで、むしろシャンボールの村の南西辺り、もしくはフラジェ=エシェゾーに入った辺りの「とても乾いた土地」由来のニュアンスに加え、赤や黒の(ドライな)小果実の群生・・みたいに感じます。

 もっともこれは2017年ものですから、ちょうど締まって来た時期に入ったことも有ると思われ、ちょうどこの2021年の春を迎えて温かくなって来た頃から、徐々に開いて行くんじゃないかと思っています。

 資質は素晴らしいものを感じます。今は少し閉じ気味・・と思ってください。ご検討くださいませ!


2017 Echezeaux Grand Cru
エシェゾー・グラン・クリュ

15799
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
フラジェ=エシェゾー
ドメーヌ・シュヴィニー=ルソー

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。「Les Rouges du Bas(レ・ルージュ・デュ・バ)」の区画に約0.25haの畑を所有しており、約1億7000万年前のジュラ紀中期の泥灰土の土壌に樹齢約50年の葡萄が植えられています。グランエシェゾーとは異なり土が浅い丘の斜面に畑があるのので、口当たりは柔らかく、フランボワーズのようなフレッシュな赤い果実のアロマ、下草のような涼しげなニュアンスもあり繊細な味わいになります。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥34,800 (外税) 
【エシェゾー2017、飲みました!・・バッチリ集中しているのに滅茶エレガント!・・赤い果実がスルっと入ってジンワリとたなびく、中々無いタイプのエシェゾーです!】
 リューディ、レ・ルージュ・デュ・バです。エシェゾーの中のエシェゾーと呼び声も高い、エシェゾー・デュ・ドゥスーの真上に有ります。

 一般的にエシェゾーは、ドゥスー以外は上下でブレンドすべき・・などとも言われますが、それでもやはり、このように単独のリューディで出していただけるのは、非常に有難いです。

 だって・・

「レ・ルージュ、大好きですから・・はい・・(^^;;」


 あの、セシル・トランブレイもそうですよね・・・あちらは、このレ・ルージュ・デュ・バのさらに上に有る1級畑ですが、非常に判りやすい・・真っ赤な果実の荘厳さを強く感じる素晴らしい味わいです。

 比較してしまいますと、むしろ「饒舌なセシル」に対し、「やや無口だけれど上質さを隠しきれないシュヴィニー=ルソー」と言えるでしょうか。樽の使い方も実に上品なので、

「どうよ~!・・旨いだろ~!」

等と言う声は全く聞こえないんですが、そこはかとなく漂う上質感、赤い果実のドライで誠実な美味しさ、化粧ッ気の無いすっぴん美人さを強く感じさせてくれます。


 まぁ・・どうなんでしょうね・・新樽もかなりのパーセンテージ、使っているのでしょうが、全然樽臭く無い・・・そして、畑のクオリティの高さをしっかり持っているのが判り、美味しいと感じさせてくれます。

 少ないですが・・是非飲んでみて下さい。お勧めします!激エレガント系、真っ赤なエシェゾーです!・・

ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

ハイツ=ロシャルデ

フランス Heitz-Lochardet ブルゴーニュ
● ハイツ=ロシャルデ、アルマン・ハイツのドメーヌもの、新ヴィンテージが入って来ました。今年早々に2016年のポマール1級クロ・デ・プチュール等をご紹介させていただきまして、飲まれた方はおそらく結構に・・ビックリされたことと思います。

「・・えっ・?こんなに凄い新人、知らなかった・・」

と、貴重なモノポール、クロ・デ・プチュールを飲まれた方はそう思われたに違い在りません。

 それに、

「まだ早いよ・・」

とちゃんと書いてお知らせしたのに、ポマール随一のリューディ、14年の1級リュジアンのみを飲まれた方は、

「・・えっ?・・(絶句)」

となったまま、固まってしまったに違い在りません。もっともその後、noisy の文章を再度読み直して、もしかしたら「なるほど」と思われたかもしれませんが・・。

 さらにはその両方を飲まれた方は、

「・・あれ・・ど~ゆ~こと?」

と、まるで同じ人が造ったようには思えない・・けれど、芯の部分では同じ・・だけれど、表情の出方のまるっきりの違いに戸惑いを覚えられたかもしれません。

 さらに・・さらには、ハイツ=ロシャルデの軽快ながらもまさに「フィネス」と言うべき高貴さを表わすムルソーやシャサーニュなどの「シャルドネ」をすでに飲まれていた方が、それらを飲まれたとしたら、

「ハイツ=ロシャルデはシャルドネの人だとばかり思っていたが、ピノも余りに美味しいでは無いか!」

と思われたに違い無いんですね。


 昨年末エージェントさんに泣きつかれたので、ようやっとハイツ=ロシャルデのワインに在りつくことが出来たnoisy では有りますが、ちっとも恩に着てくれないので、2017年ものは酷い入荷状況です。とてもテイスティング出来たものじゃありません。

 だって、昨年末のギリギリのタイミングで1級ワインを40本も?・・緊急に仕入れたのに、2017年ものの最初の割り当てオファー数は、

「全部で7本!」

でした。

 勿論ですが・・ブチ切れました・・。世界的に知られ売れるようになったから・・と言う判断での割り当てなのでしょうが、余りに酷すぎませんか?

 なので、散々嫌味を言ってやりましたら・・「再考します・・」とのことで、今回の仕入れ状況になった訳です。それでも酷いのは余り変わりませんが・・。


 ですが、彼のワインを飲んで、「ブルゴーニュ的フィネス」を感じました。決して濃度や凝縮度に拘るのではなく、

「如何にして自然なアロマや味わいを消さずにワインに残すか?」

 今の時代、これが出来る人はまずいらっしゃいません。実際にやってみると、

「・・薄い」
「味気ない」

と言う方向にベクトルが向いてしまうからです。

 アルマン・ハイツとて、わざわざ軽く仕上げている訳では無いことは、2016年のポマール・クロ・デ・プテュールを飲まれた方ならお判りでしょう。有のワインはアルマン・ハイツとしては濃密な味わいですし、感動を覚えるほどの妖艶さ、エロティシズムを感じさせてくれるものです。2017年もそのように仕上がっています。

 2017年のアルマン・ハイツのシャルドネも、妖艶さと言うベクトルには全く向かってはいませんが、「超繊細なナチュラル・アロマとフィネス」と言うベクトルの量が、物凄いことになってしまっています・・。あの超密植のユベール・ラミーとは、驚くほど方向性が異なるにも関わらず、

「・・この方向性も本当に素晴らしい!」

と感動を覚えてるに違い在りません。


 ほんの少しのテイスティングしか出来ませんでしたが、それでもハイツ=ロシャルデの超フィネスなワインを扱えることになったのは、運命のいたずらみたいなものなのかな?・・と思っています。是非ともこのブルゴーニュ的フィネスの具現したワインを飲んでみてください。

━━━━━
 ハイツ=ロシャルデです。何年か前にワイナート誌で見かけ、随分と面白そうなことが書いて有ったので気に掛けていました。

 知らぬ間に付き合いの在るエージェントさんが扱い始めていたんですが、ま~・・高い!・・しかも良い畑ばかり持っているもので、そうそう手を出し辛い・・んですよね~。

 だって、一通り飲んだら結構な経費になっちゃいますよ。シュヴァリエ=モンラッシェまで持ってるんだから・・(^^;; なので、日本では白が人気のようですよ。一方、赤は放って置かれていたんです・・少なくとも2019年の12月までは・・。まぁ、まともにテイスティングして販売しているショップは少ないですから、いかに新しい情報に目ざとい「ブルゴーニュワインファン」だとしても、ハイツ=ロシャルデは飲んでない方が多いでしょう。



 で、noisy も、中々手を出せずにいたんですが・・年末もそろそろ掃除の準備でもしないと・・と思い始めた頃、そのエージェントの担当さんから連絡が有りました。・・そんな時の電話やメールは大抵の場合、ロクなことが有りません。「泣き」が入ったオファーです。数字が行かないと・・どうかお願いと・・(^^;;

 で、そのリストを見ると、案の定、白は無いが赤は結構な数量が残っていました・・ので、早速交渉して・・いや、noisy もかなり厳しいですよ。年末に買うだけ買って、余り美味しく無くて売らずに仕舞い込むことになる危険性も飲みこんで、しかも販売は2020年になってしまう訳ですから。

 まぁ・・たまには貸しておこう・・と言うことで仕入れてみた訳です。そしたらまぁ・・

「モノポールのクロ・デ・プチュール2016 の美味しいことったら!!」

ですよ。

 勿論、リュジアンも良いんですが・・こちらは3年は待たないと出てこない・・と言うか、クロ・デ・プテュールとリュジアンは、造りも違うんじゃないか?・・と思ってしまうほど、味筋が異なって感じられます・・いや、詳細はコラムで書きますんで。


 で・・実は年が明けて先日、またかの担当さんからメールが有りまして・・何を言うかと思ったら何と!


「すみません・・今年からハイツ=ロシャルデは完全割り当てになりました。今年の割り当てはエクセルをご覧ください。」

とばかりに書いて有ったので、よほどくれるのかと思ったら!・・もう・・ビックリですよ。


「・・えっ?」

思わず目を疑いました・・。


 赤白併せて・・全部で7本・・でした。


 勿論、即電話で怒鳴り散らしたのは言うまでもありません。


 と言う訳で、ロクに紹介もしない内に「レア」になってしまったハイツ=ロシャルデです。いずれ白もご紹介させていただきますが・・手を出すのがちょっと遅かったかな・・noisyも・・と反省しています。

 滅茶美味しいので・・是非飲んでみてください!今のところ超お勧めの生産者です!


■エージェント情報
 ワイナリーの歴史を紐解くと1857年にまで遡ります。フィロキセラ害によって売りに出ていた畑をジョルジュ・ロシャルデが購入した事が全ての始まりです。

 1983年にジョルジュの孫娘ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ=ロシャルデの名でブドウ栽培を始めました。収穫したブドウは全てボーヌのメゾン・ジョセフ・ドルーアンに販売していましたが、ブリジットの息子アルマン・ハイツが醸造学を学び、2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。その後、ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしました。テロワールを最大限に引き出すため、畑ではビオディナミを実践しています。

 糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ・ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っており、ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家としてジャシス・ロビンソンも注目している期待の新星ワイナリーです。


2015 Pommard 1er Cru Clos des Poutures Monopole
ポマール・プルミエ・クリュ・クロ・デ・プチュール・モノポール

15258
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ポマール
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

■エージェント情報
地方:ブルゴーニュ
産地:ポマール
品種:ピノ・ノワール100%
醸造:ビオディナミ農法に適した全房発酵。12ヶ月の樽熟成期間は澱を攪拌し、多糖類を抽出。

 濃密な香りからとてもスパイシーで、胡椒、高貴なオークの特徴がブラックカラントのような果実と共に広がります。ヴォリューム感があり味わいは新鮮で、明確なアタック、エレガントで肉厚なタンニンをもちます。フィニッシュにはミネラル、スミレのようなフローラルのアロマ、小さな赤いベリーが表れる繊細で複雑なワインです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥8,800 (外税) 
【超繊細系、MC系のエロティックな2015年クロ・プテュール!2016~2017年とは異なるエレガントさに悶絶!】
 ポマール随一と言われる1級レ・リュジアンからレ・シャポニエール、レ・クロ・ノワールと下がって来た次がこのクロ・プチュールです。その南側には、「ヴォルネイ的」と称されるレ・ベルタンが接し、その上が(ポマールの)レ・フルミエで、ヴォルネイ側のレ・フルミエに繋がっている感じです。

 なので、ポマール南部の畑はポマールっぽさとヴォルネイっぽさが同居したりしなかったり・・するところがまた結構に面白く、造り手に寄ってはかなり異なる味わいになっているのも楽しい部分です。

 今回のこのハイツ・ロシャルデの2015年クロ・デ・プテュールは、正規輸入では無く・・ブローカーからリーズナブルなプライスで仕入れていますが、

「2016年ものと2017年ものの、思った以上の濃度!」

と、

「本当に・・MCか?」

みたいな疑惑と、

「美味しいのに何故かとても安い!」

と言うような気持ちが先走ってしまいまして、2ケース程売りに出ていたものを仕入れてみたんですね~・・。


 面白いのは、結構にお客様もその辺りのnoisy の疑惑解明に乗っかってくれてまして、興味を持たれていらっしゃる方が少なからず存在されるのは嬉しい限りです。

 だって、2016~2017年のクロ・デ・プテュールはMCならもっと時間が掛かるはずの「押し出しの形成」が、当に仕上がっていることが、

「おそらくMC (だけ)では無い」

と思っていたから・・その疑いを、この2015年ものがきっと晴らしてくれると考えても不思議はないでしょう?


 で、1週間ほど休養していただいて、早速開けてみました。少し全体に褐色が入り始めた、結構に淡い感じの色合いです。そして、見た感じは・・

「これはMC!」

です。


 色合いだけではなく、香りの立ち上がりも早く、しかも・・非常にエロティックです。樽の使い方なのか畑のミネラリティの組成のお陰なのか、ま~・・官能的なアロマです。

「あんたは・・ルジェか!」

とツッコミながら飲んでました。


 舌の上に乗せると・・MC ですね・・これは。2016~2017年ものの、「塊で押し寄せる感じ」は全く無く、「少人数で少しずついらっしゃる感じ」がします。

 そして、非常に繊細です。ここには・・いや、前回の2017年ものに書いた記事の続きみたいになりますが、プリューレ・ロックはいます。パカレも、もしかしたら独立直後の彼はいます。コサールはいない・・(^^;;

 この超繊細な舌触り、要素の表情と、エロティカルなアロマで・・悶絶です・・。参りました・・これはかなり好きです!

 ただし、爆発前であることは間違いなく、ただし、上手く開かせてあげたら、もう絶好調になってくれるんじゃないかと・・感じました。なので、手腕は問われるかもしれませんが、手腕は無くてもタイミングの良い方なら、このワインの絶頂時に開けることも可能かと・・思います。

 また、結構にフルな感じの2016~2017年ものとは異なりまして、むしろ2016~2017年のリュジアンと醸造方法は似通っていると思います。なので、軽やかだけれど、歳を得る毎に押し出し・ボディが出てくるタイプです。

 この超繊細な、瑞々しいクロ・デ・プテュールには、

「濃い味付けの料理は合わない」

と思います。

 塩分控えめ、質の良い食材と調味料で軽めの味付けで行きたいですね。先日、ワインを送らせていただいているイタリアンのご主人が店を再開するとのことで、ご来店いただいた時に、ちょうど仕込んだばかりのトリッパとカプレーゼを持って来てくれました。

 いや~・・旨かった~・・トロットロでね・・本当に繊細な味付けで・・そんな時にはこれ、めっちゃ合うんじゃないかと!・・思ってしまいましたよ。

 そこそこに充実した、少し「押し寄せてくる」感じのある昨今のブルゴーニュ・ピノ・ノワールも旨いですが、こんな超繊細な・・下手に触ると壊れてしまいそうなバランスを持つピノ・ノワールが、実に愛らしいと感じさせられました。ご馳走様・・でした。

 繊細な料理になった時には、思い出したように・・この2015年ポマール1級クロ・デ・プテュールを合わせてみて下さい。魚系も新鮮なら行けてしまうと思います。でもくれぐれも2016~2017年はタイプ違いですので、間違って選ばないように・・お願いいたします。

 しかも2017年ものは11300円でのご案内でしたので相当にリーズナブルです。お勧めします!・・ブルゴーニュの世界、まだまだ捨てたもんじゃないと感じていただけると思います。



 以下は2017年のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【ブルゴーニュワインが持つエロティックなアロマを濃密なニュイのワイン的な構造が支えています!素晴らしい!】

 ほんと、良く判らないんですよね。全房だって言いながらも、全く全房だとは思えないような味筋・・。リュジアンは全房だとすぐ判るし、プリューレ・ロック的だと感じてしまう。

 でもこのクロ・デ・プチュールにはプリューレ・ロックはいない。近いのはむしろルジェ?・・だろうか。まず香りの情報が半端無い。そしてこのエロスなアロマはルジェ的でもある。味わい自体の構成はジャイエに近い。でもそれはルジェ的では無い。

 それにしても判らない。どうやって造っているんだろう?

「還元的と酸化的の中間を狙っている」

とワイナート誌でアルマン・ハイツは話していた。だからその意味ではこのワインは、その通りで有りえる。

 この複雑で甘美なアロマの出来は、そうはお目に掛かれないと思う・・まだ完全に落ち着いた状態にはなっていないとしても。

 しかし今飲むのであれば、1月にご紹介させていただいた2016年が先だろう。ポテンシャルは2016年と同等以上。この先10年ほどのスパンの間に追い越すことは間違いない。

 それにしても、リュジアンと同価格にしなかったと言うことは、アルマン・ハイツ自身の中での評価がそうだと言うことも間違いなく、還元と酸化の中間で有るクロ・デ・プチュールと、より還元に・・いや、ほぼほぼ還元状態に置かれているリュジアンとの味わいの差が、良く判らない。レ・ペズロールを飲めば何か判るのだろうか。


 今飲んでもとても美味しいです。香りが半端無い・・それでノックアウトを食らってしまう感じです。味わいの方は完全には落ち着いていないので、欲を言えば少し休ませるべきでしょう。

 価格の方も出来るだけ頑張りました。前回の2016年ものは1万円切ってのご紹介でしたから。是非飲んでみてください。もしレ・ペズロールも飲まれましたら教えてくださいね。お勧めします!


 以下は2016年のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【うお~!・・これは激旨です!・・実に官能的な魅惑のアロマを持ちつつしっかり押して来ます。2017年ものの上代は15000円です。必飲!!】

 滅茶苦茶旨いです!・・素晴らしい!・・まだまだ開かないリュジアン2016より、こちらをお薦めしますよ。ポマール1級プチュールの真の実力を初めて感じていただけるワインかと思います。最も、ここはモノポールの「クロ・デ・プテュール」ですが・・。

 ポマールにおいてグラン・クリュが出来るとすると、真っ先に名前が挙がるのはご存じ「リュジアン」です。ここは上部のリュジアン・オーと下部のリュジアン・バに分かれており、やや軽めでエレガントな上部のリュジアン・オーに対し、濃密さの在るリュジアン・バが勝ると評されます。

 リュジアン・バから少し下がったところにこの「1級レ・プチュール」は存在します。リュジアン・バ-->レ・シャポニエール-->レ・クロワ・ノワール-->レ・プテュール と来て、国道下の1級 クロ・ミコと言う繋がりで、リュジアン・バをやや重量感のあるスタイルにした感じになっています。

 香りが何とも素晴らしく・・これ、嗅いだら虜になっちゃいますよ。重心が低いところから湧き上がるようなニュアンスで、滅茶香しい上質な動物香が混じった黒赤果実。中域がたっぷりと充実して存在しますが、野暮ったい部分は無く、たっぷり感じさせてくれた中盤以降、実にエレガントで長い余韻を感じさせてくれます。

 今飲んでも素晴らしいですが、この先15年は充分に楽しませてくれるでしょう!

 まぁ、ハイツ=ロシャルデの赤ワインは100%全房発酵だとのことですが・・どうでしょうね。リュジアンは全房だと思いますが、こちらは少し違う方法を取り入れている可能性も有るかと感じました。

 非常に高いポテンシャルを持っていますし、高いレベルで評価されるべき仕上がりかと思います。現状だけを見た評価をするとなればリュジアンよりも間違いなく、高い点が付きます。

 飲んでビックリしてください。超お勧めです!・・全部買っちゃいましたので、エージェントさんにも在庫は無いはずですし、2017年ものの上代は15000円!・・しかも2017年もののnoisy の割り当ては、たった2本だそうです(その後少しだけ増えましたが・・来月のご案内を是非お楽しみに!)。ご検討くださいませ!


2017 Meursoult la Barre Jeroboam
ムルソー・ラ・バール・ジェロボーム

15006
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

■エージェント情報
地方:ブルゴーニュ
産地:ムルソー
品種:シャルドネ100%
醸造:0.20haの畑は石灰質マール土壌でより粘土が多い。タンクにてアルコール発酵後、澱を攪拌しながら12ヶ月樽熟成。
 白い花や白桃のアロマにグレープフルーツのようなフレッシュな酸。芳醇で濃厚な味わいにほのかな塩味の後味を感じるピュアで上品なワインです。
新着メンバー登録画像  3000ML 在庫    ご注文数   本
¥39,990 (外税) 
【コント・ラフォンの秀作でもご存じのクロ・ド・ラ・バールと接する畑です!】
 ムルソーの村の街中の北側、つまりヴォルネイ側に有る「ラ・バール」です。コント・ラフォンの「クロ・ド・ラ・バール」はモノポールで、そこと接しています(実際に接しているかどうかは微妙では有ります)。

 コント・ラフォンのクロ・ド・ラ・バールはオイリーで濃密、良く熟したものを飲むと、誰でも、

「ほ~!・・美味しい~!」

と・・そのパワフルな味わいと粘度、・・口内に残った残渣からも見事な芳香がノーズに抜けて行くような、とても存在感の有る味わいです。


 で、2017年ものこそはこのハイツ=ロシャルデの「ラ・バール」を飲んでやろうと待ち構えていたんですが・・残念ながらブティーユはたったの4本の入荷でした。当初は1本たりとも割り当ては無かったです・・4本くれたのはまだ良いんですが、ジェロボームやマグナムまで付いて来ました・・有難うございます・・。

 なので、実際に飲んで、その印象をお伝えすることは叶わなかったんですが、それでも幾つかの彼のシャルドネを飲んで・・確信しています。


「コント・ラフォンやユベール・ラミーのシャルドネとはまるで異なる」

ことは間違いありません・・あ、ドミニク・ラフォンは、「シャルドネ」などとうっかり言葉にしてしまうと怒るかもしれませんね。彼は「ムルソー」を造っていると言う自負が有りますから。

 詳細はテイスティングしたアイテムのコラムを見ていただきたいのですが、

「超フィネス!」

「これがブルゴーニュに伝わるエレガンス表現!」

「超ナチュラルで超繊細なのに危険度ゼロの瑞々しい液体が見せる見事に葡萄が昇華した姿」

を感じていただけると思います。

 今回はなんと、マグナムも、ジェロボームも有ります。ジェロボーム(3L)は1本木箱に入ってます。これを造ったと言うことは、相当に自信が有ると言うことでしょうし・・この超フィネスなムルソー・ラ・バール2017年が、老練なドミニクのクロ・ド・ラ・バールと張り合ったらどうなるのか?・・など、興味が尽きないところです。是非ご検討くださいませ!


2017 Chassagne Montrachet 1er Cru Morgeot M.G.
シャサーニュ=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ・マグナムボトル

15005
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
シャサーニュ=モンラッシェ
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ

■エージェント情報
地方:ブルゴーニュ
産地:シャサーニュ・モンラッシェ
品種:シャルドネ100%
醸造:全房圧搾によりリッチでふくよかな味わいを引きだす。タンクでアルコール発酵後、樽に移す。12ヶ月の熟成中、澱を攪拌。澱はアロマの元となる物質、前駆体を含み、攪拌することでアロマ前駆体を抽出する。非常にたくましく、擦ったマッチのような香りもあります。とてもクリーンで緻密な味わい。ミディアムボディで、フレッシュで溌剌。しっかりとしたストラクチャーと豊かな酸、非常にクリーンな果実味を感じます。
新着メンバー登録画像  1500ML 在庫    ご注文数   本
¥19,990 (外税) 
【この超繊細にして超瑞々しい・・実を育てるために天に向かって伸びようとする葡萄の弦の生命力をそのまま表現したかのような超フィネスなモルジョ1級です!】
 素晴らしい1級モルジョでした。こんなモルジョは飲んだことが無い・・です。noisy でもそうなんですから、お客様もそうはこのタイプに出会うことは無いと思います。

 で、そんなタイプ(どんなタイプ?)なのに、もう・・肯定感しか出ないんですよね・・。

 写真をご覧になられると、なんとなくその姿、タイプが想像できるんじゃないかと思いますが、「超繊細」「超フィネス」が見えるようじゃないかな・・と思います。

 コント・ラフォンのような樽の要素は全く感じません。最近のラフォンはほぼ樽を感じませんが、それでも「樽によるなだらかな酸化」と「樽が関与したアロマ」を感じることが出来ます。樽は、ワインに滑らかさと強さを与えますが、反面、繊細さや新鮮さを失います。その点で、全く違います。

 そして、ユベール・ラミーとも全く異なります。「超密植」などとは無縁の液体です。軽々しくも見事に繊細さとその裏にある複雑さを表情にしています。そして時間と共にどんどん・・伸びて行くんです。まるでぶどうの蔓が天を目指すように。

 このワインは、もしかしたらまだ飲み頃では無いのかもしれません。しかしながら、もう実に美味しい!・・油をこってり使用したお料理にも合わせられるかとは思いますが、やはり素材の持ち味をそのままに生かした、脂も塩も薄い繊細な料理にこそ合わせたいと・・そうして欲しいと思ってしまいます。

 モルジョと言うワイン、これまで多くのものを飲んで来ました。ラモネも美味しいし、多くのドメーヌ、ネゴスのものも美味しいです。しかしながら、

「モルジョと言う畑のテロワールを見せるワインは非常に少ない」

と今初めて、感じています。

 この繊細さは・・ちょっとクセになると思います。是非飲んでみてください!お勧めします!

ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

フランス Domaine Monthelie-Douhairet-Porcheret ブルゴーニュ
● ポルシュレです。今回は蔵出しのオールド・ヴィンテージも届いています。液面が低いもの2本ばかりをテイスティングしましたが、これが超旨い!・・です。

 まぁ、皆さんも、

「液面の低いのは・・どうもなぁ・・」

と思われるのが普通でしょう。

 しかしながら、ドメーヌでちゃんとチェックした上で、そのまま出すか、リコルクして出すかの判断をし、リリースしている訳でして、なので、


「液面が低くても全く問題無い!」

と申し上げておきます。

 実際、液面が低い・・キャプスュル下から5センチほどのボトルは、滅茶苦茶旨かったです!・・これは1996年ポマール1級フルミエでしたが、キャプスュル下3センチほどの同年、ヴォルネイ1級アン・シャンパンより熟成度がやや高いものの、今飲んで絶好調に近い美味しさでした!


 また、ポルシュレさんと言えば、88年よりオスピス・ド・ボーヌからドメーヌ・ルロワへ、89年にはドゥエレさんと養子縁組でドゥエレ=ポルシュレ誕生へ、94年にはルロワを辞してオスピスへ戻り99年まで勤め上げ、並行してドゥエレ=ポルシュレで頑張っていた訳ですね。

 なので、オスピス・ド・ボーヌでは、醸造そのものには大きく関われなかったとしても、大事なエルヴァージュのほとんどをやっていましたし、ルロワでも彼の手腕で超一流のドメーヌにする先鞭を付けたと言えます。

 ドーヴネに関しては、マダムの理想を追求したドメーヌなので、よりナチュラルな方向性を持った造りと言う点で、ポルシュレとは異なると考えられますが、そうだとしても・・このドゥエレ=ポルシュレのワインはやはり魅力のあるものと考えられないでしょうか。


 今回は1988年ものから最新ヴィンテージの2017年ものまで、各アイテムは少量では有りますがご紹介させていただきます。おそらくですがこんなチャンスは最後かと思います。価格もリーズナブルです。ご検討くださいませ。


━━━━━
 前から気になっていた造り手のワインがようやく入ってきました。その名も「モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ」。知っている人なら・・

「・・おっ!・・ポルシュレって・・あのポルシュレ?」

 と思い当たるんじゃないかと思います。


■エージェント情報
 「Domaine Monthelie-Douhairet-Porcheret」は300年以上前にモンテリー氏によって設立された歴史あるドメーヌで醸造所にはドメーヌ設立当初から1930年代まで使用していた古い圧搾機が展示してあります。

 モンテリー氏の子孫によって畑は開墾され、最盛期には12haの畑を所有するまでになりました。1970年代初頭にドメーヌが2つに分裂して所有する畑も半分の6haずつに分けられ、一方のドメーヌは畑を売却してしまったため、もう一方のドメーヌ運営を引き継いだモンテリー一族の流れを受け継ぐアマンド女史が残された6haの畑でワイン造りを続けました。

 1989年にはアマンド女史の養子でオスピス・ド・ボーヌの運営管理を12年続けた後、「Domaine Lalou Bize - Leroy」の運営管理を務めていたアンドレ・ポルシュレ氏がドメーヌに加わりました。2004年にアマンド女史は亡くなりましたが、ドメーヌに大きく貢献したアマンド女史の名前は今もキュヴェ名に残っています。

 現在はアンドレ・ポルシュレ氏の孫娘であるカタルディナ女史が定年で引退したアンドレ・ポルシュレ氏の教えを受け継いでワイン造りを行っています。

所有畑は現在でも6haのまま変わりありません。畑仕事は昔ながらの耕作や剪定、必要に応じた摘房などを行い、収穫は手摘みで葡萄が自重で潰れないように容量25kgのケースを使用しています。

 葡萄は選別台で厳しくチェックして100%除梗を行ってからブルゴーニュでは伝統的な木製の開放桶でアルコール醗酵を行います。酵母は葡萄の健康状態が良ければ自然酵母、そうでなければセレクション酵母を使用。

 毎日液循環と軽い櫂入れを行いながら18~20日間醗酵させます。ワインはポンプを使わずに重力によって移動させ、300年以上前に建てられたアーチ型天井のカーヴ内に並べられた228Lのブルゴーニュ型樫樽(新樽約10%)で20~22カ月間熟成させます。テロワールを表現できるように人の干渉は出来るだけ行わず、化粧をしていないワイン造りを心掛けています。



1993 Monthelie Rouge Clos du Meix Garnier Monopole
モンテリー・ルージュ・クロ・デュ・メ・ガルニエ・モノポール

14895
自然派
赤 辛口
フランス
ブルゴーニュ
モンテリー
ドメーヌ・モンテリー=ドゥエレ=ポルシュレ

■エージェント情報
 1.36ha。粘土石灰質土壌。樹齢約45年のVV。木製発酵槽で発酵後、新樽率10%で15ヶ月間熟成。
◆◆◆液量はたっぷり入ってます(キャプスュル下から1cm以内ほど)。正に絶妙のタイミングを思わせるような官能的な色合い!・・色だけでも感動ものです。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥10,850 (外税) 
【まさにブケ一色!この1993年レ・デュレッス・ルージュはポマール・フルミエっぽい仕上がりでした!】・・こちらはモンテリー村名クロ・デュ・メ・ガルニエです。
 古酒はヴィンテージでも味わいが異なりますが、その個体それぞれでも同じにはなりません。延長上には有るのが普通ですけど。

 液量はしっかり入っています。何故か・・同じ1993年のクロード・デュガのジュヴレ=シャンベルタンを思い出しました・・似ちゃいないんですが、雰囲気がそっくりだったんですね。1993年のニュアンスなのかな?・・香りの記憶って、結構恐ろしいです。自分でもそう・・思います。すっかり忘れていたのにとんでもないことも思い出しちゃいますよね。

 若いフレーヴァーはすでに無く、新たな境地に入って来た段階かな?・・と思います。まだこの先も10年ほどは行けるでしょうし、2~3年したら完熟かな?・・とさえ思いますし、いや、2~3年前が良かったかも・・とも感じます。

 ミネラリティは素晴らしくしっかりしています。先に書いたように、1993年っぽい・・です。これは何とも説明できないんで困っちゃいますが・・(^^;; 勿論ですが、個体差が有りますんで、noisy が感じたような部分がソックリ同じだとは限らないでしょう。


 今回はグレートイヤー、1990年ものもいただきました。しっかり澱を落として、休養をさせてからお楽しみください。


 以下は最近のこのワインのレヴューです。
━━━━━
【リーズナブルなヴォルネイ1級同等!・・と思っていただいて良いかと思います!】

 左の写真は・・結構良く撮れたかな・・と自画自賛しています。

 いや、写真として良く出来た・・と言うことじゃなくて、写真としては全然ダメだと思いますが、

「正確に香りや味わいを想像させてくれる感じに撮れた!」

と言う点だけですね。


 何せ、抜栓後にグラスに注いで即写真を撮るので、「こんな風にしたい・・」と言う意識は働かないんですね。なので時折、全く自身の感覚とは違う方の映り方をしていることも有ります。言ってしまえば、

「ポルシュレのレ・デュレッス・ブラン'16 は失敗・・」

と思っています。レ・デュレッス・ブラン...滅茶美味しいんですが、美味しそうには撮れなかったと残念に思ってます。


 しかしこの赤の方は、見ていただいたら全くそのまんま・・とnoisy は思っています。プラムに石灰や綺麗な土、そこに軽い黒果実が入ったニュアンス。ヴォルネイ1級の軽やかなタイプと重厚なタイプの中間的な重量感がそのまんま・・映っているかと思います。勿論、完全に開いてはいないものの、適度な締まりと解放が有り、構造の深い部分からの訴えも届きます。

「・・意外に・・いいなぁ・・」

と言う感じです。ヴォルネイの、どちらかと言えば軽薄にも感じるライトな美味しさも、どこかに持ちつつ、ムルソーに近い方の重厚複雑な粘土由来の美味しさもそれなりに持っている感じですね。ヴォルネイ1級で・・良いんじゃないの?・・と思ってしまいました。

 良く出来たワインだと思います。さすがポルシュレ...と言う感じがします。是非飲んでみてください。お勧めです!

ドメーヌ・クリュニー

クリュニー

フランス Domaine Cluny ブルゴーニュ
● 実に面白い生産者を見つけたのでご紹介します。まぁ・・D.R.C.の出身者と言うことで、

「ん?・・そうなの?・・じゃ、飲んでみよ~か・・な・・」

と言うような安易な気持ちで仕入れてみたクリュニーさんのワインです。そうしたら・・思いっきり、裏切られました!

 MC系の全房発酵、そこからの高温発酵、ピュアな味筋のワインだろうと、勝手に思っていたから・・です。

 今や完全にビオ・・アヴァンギャルドでは無いにせよ、自然派ワインと言って良いD.R.C.で修行した・・と言っておきながら、並み居るD.R.C.出身者とは全く違うアプローチだと感じるその味わいが・・

「ボクトツなのに徐々に心に染み入って来て大きくなって行く」

のが如実に判る味わいなんですね。

「え~・・!・・今更・・そこから・・なの?・・D.R.C.はどこ行った!」

とは頭では思うものの、身体の反応は別でして・・

「(・・ん・・中々に旨いじゃん・・)」

と、身体に有る脳が言ってるんですね・・(^^;;


 ジュヴレV.V. なんて飲んだらきっと、卒倒しますよ・・。滅茶美味しいんですもん。


 でもね・・

「どうしてそんなにクラシックな造りなん?」

「・・今から・・そこから始めるの?」

「数年後を目途にまずはビオロジーって・・じゃ、来年は・・どうすんのよ・・?」

 みたいなね・・ツッコミどころ満載なのに、何故か憎めないほど美味しいと言う不思議なワインです。

■エージェント情報
 ジュヴレ・シャンベルタンの北隣、ブロション村に20世紀初頭より続くヴィニュロンの家系で、1959年に自社ビン詰めを開始した4代目ミッシェル・クリュニー、および1990年にドメーヌを継承した5代目エルヴェ・クリュニーによって、礎が築かれました。2005年にエルヴェが他界し、レアとカミーユの2人の娘が継承。畑を大切に守りながら、10年間、ネゴシアンにぶどうを販売してきました。そして2014年、それまで大聖堂やシャトーなどの天井を修復する職人だったレアの夫エドゥアルド・パパンが、ヴィニュロンの道を歩むことを決断。姉妹の本格参画のもと、新生「ドメーヌ・クリュニー」が誕生しました。

 ボーヌのワイン学校で栽培学と醸造学を修めた彼が、唯一の修行先に選んだのは、「DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)」でした。

 「醸造長ベルナール・ノブレから、醸造の理論と実際を教え込まれました。私はDRCしか知りませんので、基本的にはDRCで教わったことをそのまま実践しています。今のところ赤は100%除梗していますが、今後は全房発酵も試していきたいと考えています。また、数年後を目途に、まずはビオロジー栽培への転換を予定しています」(エドゥアルド・パパン)。

 2017年ヴィンテージ以降、自社ビン詰めをするアペラシオンを段階的に増やしており、2019年ヴィンテージから、「Bourgogne Rouge」「Gevrey-Chambertin 1er Cru Champeaux」「Chambolle-Musigny 1er Cru Les Charmes」「Chambolle-Musigny 1er Cru Les Noirots」を加えた「完全形」がお目見えする予定です。そのワインは、精妙にして艶やか。修行元「DRC」の名に恥じぬ、別格の完成度です。

所在村: Brochon
醸造家: Edouard Papin
所有畑面積: 7ha
ドメーヌ継承年: 2015年
栽培における特記事項: 実質ビオロジーの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は原則として一切使用しない
醸造における特記事項: 赤は100%除梗、白は除梗しない。天然酵母のみで発酵。赤は無清澄、ノンフィルターでビン詰め
販売先: 販売を開始したばかり。フランス国内70%(レストラン、ワインショップ、個人のワイン愛好家)、輸出30%(EU各国)
掲載実績のある海外メディア: 「Bourgogne Aujourd'hui」


2015 Côtes de Nuits-Villages Rouge Les Creoles
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ・ルージュ・レ・クレオール

14612
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ
ドメーヌ・クリュニー

■エージェント情報
 ブロション村内のリウ・ディ「レ・クレオール」に0.77ha。平均樹齢60年のVV。ステンレスタンクで発酵後、樽でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成(新樽率40%)。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,850 (外税) 
【ドメーヌ・クリュニーを少しだけ理解できたのはこの2種をテイスティングできたから・・です!素晴らしいジュヴレV.V.には及ばないものの、一般的にジュヴレ村名とそん色の無い出来栄えです!】
 ・・と、そんな訳ですから、D.R.C.風の味わいを期待してお求めになるのはお止めください。どこにもそんな姿は有りません・・(^^;;

 ただし、超クラシックで有りながら適度なソフトさを持ち、そこはかとなく、底の方から滲み出てくるかのような表情が素晴らしく、しかも長くワインに親しんでいる身にとっては、

「いや~・・こんなの久しぶりに飲んだよ~~!」

と、昔を思い出して懐かしくて涙がチョチョ切れるような感動をもたらしてくれるんですね。


 しかし、それにしては・・確かにパキパキに硬い訳でも無く・・いや、硬いと言えるものは無く、抜栓後からの開放度は非常にリニアなカーブを描き、気付けば、結構に開放してくれているんですね。大昔の硬いだけのブルゴーニュとは確かに違う部分も有ります。

 そして、この色・・。

「ん?・・間違って同じヴィンテージのボトルを開けたんじゃないの?」

と言われかねないほど、一緒ですよね。幾分2015年ものの色合いに「熟」が見えたとしても、そう突っ込みたくなっちゃいます。


 で、味わいは、村名ジュヴレV.V. を少しスタイリッシュにし、濃密さを少しだけ「ほんわか」と刺せた雰囲気です。なので、

「セラファンの村名に酷似」

しちゃってます。・・いや、細かいことを言えば違う部分が多いとしても・・です。

 2017年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュ(・・言っておきますが準村名ワインです。オート=コートでは有りません。) は、非常に健全に感じます。ヴィンテージのお陰でしょうか。瑞々しく、フレッシュながら新樽のお陰でしょうか、適度な酸化熟成が有り、とても良い出来です。少しだけ硬さも感じますが、これは若さゆえ仕方のない部分でしょう。

 2015年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュは、2017年ものに比較しますと・・ソックリでは有りますが、パレットの端の部分から「熟」が入って来ているのが判ります。ノーズも滑らかになり、皮革とか、落ち葉とかが感じられるようになって来ています。

 さりとて完熟までは到達しておらず、しかしながら飲み進めて行くとソフトになりつつ膨らみも増え、飲み終える頃にはちょうど良くなっていました。

 なので、あと2年ほどでだいぶ良い状況に仕上がるんじゃないかと思います。


 まぁ、余りに村名V.V.が美味しいので、予算に余裕があるようでしたらそちらを。無いようでしたらこちらのどちらかを飲んでみていただきたいと思います。

 どこか嘘っぽいと感じてしまうD.R.C.出身者のワインですが、引き寄せられてしまうこの味わいには、しっかりしたポテンシャルを持ち、しかもそこからの表情や風情を放出しているからだと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!


2017 Côtes de Nuits-Villages Rouge Les Creoles
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ・ルージュ・レ・クレオール

14613
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ
ドメーヌ・クリュニー

■エージェント情報
 ブロション村内のリウ・ディ「レ・クレオール」に0.77ha。平均樹齢60年のVV。ステンレスタンクで発酵後、樽でマロラクティック発酵&12ヶ月間熟成(新樽率40%)。
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥4,850 (外税) 
【ドメーヌ・クリュニーを少しだけ理解できたのはこの2種をテイスティングできたから・・です!素晴らしいジュヴレV.V.には及ばないものの、一般的にジュヴレ村名とそん色の無い出来栄えです!】
 ・・と、そんな訳ですから、D.R.C.風の味わいを期待してお求めになるのはお止めください。どこにもそんな姿は有りません・・(^^;;

 ただし、超クラシックで有りながら適度なソフトさを持ち、そこはかとなく、底の方から滲み出てくるかのような表情が素晴らしく、しかも長くワインに親しんでいる身にとっては、

「いや~・・こんなの久しぶりに飲んだよ~~!」

と、昔を思い出して懐かしくて涙がチョチョ切れるような感動をもたらしてくれるんですね。


 しかし、それにしては・・確かにパキパキに硬い訳でも無く・・いや、硬いと言えるものは無く、抜栓後からの開放度は非常にリニアなカーブを描き、気付けば、結構に開放してくれているんですね。大昔の硬いだけのブルゴーニュとは確かに違う部分も有ります。

 そして、この色・・。

「ん?・・間違って同じヴィンテージのボトルを開けたんじゃないの?」

と言われかねないほど、一緒ですよね。幾分2015年ものの色合いに「熟」が見えたとしても、そう突っ込みたくなっちゃいます。


 で、味わいは、村名ジュヴレV.V. を少しスタイリッシュにし、濃密さを少しだけ「ほんわか」と刺せた雰囲気です。なので、

「セラファンの村名に酷似」

しちゃってます。・・いや、細かいことを言えば違う部分が多いとしても・・です。

 2017年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュ(・・言っておきますが準村名ワインです。オート=コートでは有りません。) は、非常に健全に感じます。ヴィンテージのお陰でしょうか。瑞々しく、フレッシュながら新樽のお陰でしょうか、適度な酸化熟成が有り、とても良い出来です。少しだけ硬さも感じますが、これは若さゆえ仕方のない部分でしょう。

 2015年のコート・ド・ニュイ=ヴィラージュは、2017年ものに比較しますと・・ソックリでは有りますが、パレットの端の部分から「熟」が入って来ているのが判ります。ノーズも滑らかになり、皮革とか、落ち葉とかが感じられるようになって来ています。

 さりとて完熟までは到達しておらず、しかしながら飲み進めて行くとソフトになりつつ膨らみも増え、飲み終える頃にはちょうど良くなっていました。

 なので、あと2年ほどでだいぶ良い状況に仕上がるんじゃないかと思います。


 まぁ、余りに村名V.V.が美味しいので、予算に余裕があるようでしたらそちらを。無いようでしたらこちらのどちらかを飲んでみていただきたいと思います。

 どこか嘘っぽいと感じてしまうD.R.C.出身者のワインですが、引き寄せられてしまうこの味わいには、しっかりしたポテンシャルを持ち、しかもそこからの表情や風情を放出しているからだと思います。是非飲んでみて下さい!お勧めします!

ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール

デュ・クロ・ド・タール

フランス Dimaine du Clos de Tart ブルゴーニュ
● 久し振りのクロ・ド・タールです。ご存知モレ=サン=ドニの孤高のモノポールです。1996年から醸造責任者を務めたシルヴァン・ピティオさん(写真)が引退、そしてドメーヌ・ド・ラルロのワイン人気を瞬間で沸騰させたジャック・ドヴォージュさんがクロ・ド・タールへ・・と言う、何と劇的な人事異動?でみなさんもご存じでしょう。

 ・・そうかといって、じゃぁクロ・ド・タールを飲んだことが有るのか?、どんなワインなのか?と聞かれたら、

「・・知ってるけど・・飲んだことが無い・・」

「黒土タール?・・それって・・ワイン?・・黒そうだね~・・」

のような返答が普通なのかもしれませんね。でも今ではコート・ドールを代表する素晴らしいグラン・クリュです。


 クロ・ド・タールは1141年に修道女によって設立されました。1791年にマレ・モンジュ家が買い取り、その後マコネに本拠地を置くモメサン家 に渡りました。コート・ド・ニュイのモレ・サン・ドニ村に位置する7.53ヘクタールの単一畑で今まで一度も分割された事がなく、一社が所有する ブルゴーニュのグラン・クリュでとしては最も大きい畑となります。

 土壌はかなり均一な粘土石灰質ですが、石灰質の違いによって6つのミクロ クリマに分け、それらを別々に収穫しています。平均樹齢は60年で古いものは100年を越えます。植え替えはマサール・セレクションによって 行い、自社の小さな育苗施設(ナーサリー)では厳選した台木を保管しています。

 1999年に新しい醸造設備を設置し、発酵槽、プレス、選果 台などを全てステンレス製のものに刷新しました。ミクロクリマ別に収穫・選果し、それぞれ別に仕込みます。除梗の有無はその年のブドウの 状態によって判断します。アルコール発酵後、新樽に移し10ヶ月熟成させます。その後地下のセラーでさらに樽熟、そして瓶詰め後、気温13 度、湿度75%に保たれた最も地下深いセラーにて保管されます。この完璧な環境の中でゆっくりと美しくワインが熟成します。

 18世紀以降、ブルゴーニュでは8月に収穫が始まった早熟なヴィンテージが6つあります。1719、1822、1893、2003、2007そして 2011。この10年以内で3度も発生しており、温暖化の影響は明らかです。2011年の気候条件は気まぐれで予測不能でした。春の日 照量は平均以上で、発芽や開花を早め、雨の多い夏であったにも関わらず、驚くほど早い収穫となりました。8月20日にはブルゴーニュの一部の畑で収穫が始まったほどです。8月末に暖かく乾燥した理想的な天候へと回復し、タンニンやアントシアニンを含むフェノールの成熟、糖と酸を含む生理学的成熟を待ってから収穫をすることに決めました。2011年はブドウ栽培者のヴィンテージで、勤勉で先見の明があり、正しいタイミングで正しい判断ができる事が成功の最大の秘訣となりました。

 2011年のクロ・ド・タールはチャーミングなワインで何世紀にも渡って私たちのワインの評価を高めてきた基本的な個性が全て表れています。これらの特徴を表現するとすれば、エレガント、芳醇、スレンダー、風味豊か、柔らかい、など女性らしさの特徴として挙げられる要素であると思います。


N.V. Marc de Bourgogne Clos de Tart
マール・ド・ブルゴーニュ・クロ・ド・タール

2050
自然派
フルボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール

◆◆◆レアもの!
新着メンバー登録画像  750ML 在庫    ご注文数   本
¥39,990 (外税) 
【余り見ないクロ・ド・タールのマール!以前のようなチープさは微塵も感じられない重量ボトルに入ってます!】
 滅茶重い重量瓶に入った、高級感満載のクロ・ド・タールのマールです。因みに左の写真は、大昔に販売させていただいた、とてもチープなボトルに入った、安物感満載の同じものです。確か、6千円代だったと思います。お客様にはすごく喜んでいただけた記憶が有ります。

 しかしながらその後はすぐに高くなっちゃいまして、

「2万円以上じゃ売れないよなぁ・・」

と言うことで正規などで見当たっても仕入れませんでした。勿論、ブローカーものも網を張っていたんですが、全く掛かりませんでした。


 今回はジェロボーム社さんの正規ものです。高いですね・・。まぁ、それでも国産の某ウイスキーでさえ、プレミア付きでえらい高値で販売されているようですから、それに比べれば、許容範囲なのかもしれません。でも15年ほど前は6千円がこうですからね。

 もし気になりましたらご検討くださいませ。多くは無い商品かと思います。