「セロスはこのワインの中に存在するのか!」
と、意気込んで飲むべきでは無い・・と思います。おそらくどこにも見当たらないでしょう。でも、イタリアのただ安価なスプマンテとは一線を画したのは事実です。
やや樽の要素を強めに感じるアロマ、細やかな、わずかな甘みを持ち上げてくる泡、ボディは比較的マッチョで余韻も結構力強い。イタリアのスプマンテとすれば上出来なレベルだと思う。
ファランギーナという土着の品種だそうで、フェウディがこの品種で何とかやりたいと持ちかけたそうです。何が一番近いかな?と考えたんですが・・・それはね・・・、
「ムルソー!」
そうなんですよ・・・。ムルソーを発泡性にしたら、こんな感じになるんじゃないか、と想像してみてください。シャンパーニュには程遠く、ピエモンテやフリウーリとも違います。おそらくミネラルの出方がボーヌに似ているんだと思います。思...