このワインは「締まった」旨さの有る南イタリアワインなんですよね。どうしても日照に恵まれ(過ぎ?)る地域ですので、酸は浮き、果実味はたっぷりだが締まらない..そんなワインが多くなってしまうんです。サッシカイアに似ているかどうかは飲まれる方にお任せしますが、ダラダラっとしただらしない感じに果実酸では無いのは素晴らしいです。
セパージュで多く使われるカベルネ・ソーヴィニヨンにしても、元々植えてあったアッリャニコに接ぎ木しているためか、独自の味わいをかもし出しているんです。それがまた良いんですね。
エノロジストはコタレッラで、まさに彼らしく、厚みのあるボディにたっぷりの果実味は質感を伴っています。舌の上で積み重なって感じられる締まったニュアンスこそ、彼のワインの良いところでもあり、このワインの優れたところでも有ります。
ちなみにワイナート誌は20号の南イタリア特集で下記の...