● 良いですよね~・・レ・ヴィニョー。しばらくの間、買えない期間が長く続いてしまいました。・・あ、ジャパ~ン♪♪のGさんの歌にそんな風なのが有りましたね。「買えない期間が、愛育てるのさ・・」みたいな・・違うか。
noisy もリアルワインガイドの自然派テイスティングのレヴューでは、記憶が無いほど何度も書いている(はず?・・妄想?)レ・ヴィニョーですが、後述(デュ・ボー・デ・ドワのコラムに記載しています)の状況でして、中々ご案内が出来ないでいました。
ある意味、自然派ワインとしても、デイリーワインとしても、高質さと美味しさと価格が非常にパフォーマンスに溢れていて、魅力のあるワインを造ってくれています。優しそうな旦那さんとキビキビ動いていそうな奥さん・・に見えません?・・そんな彼らが造るビオディナミワインが美味しくない訳が無い・・ですよね。
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いや~・・ここまで良くなってるとは思いませんでした。 以前に何度かご紹介させていただいたことの有る「レ・ヴィニョー」をご紹介します。2014年~2015年のラインナップが到着しています。
noisy がご紹介させていただく時にはテイスティングを欠かさずしていますが、リアルワインガイドの自然派のテイスティングでも何度か登場し、その度に、
「ん~・・どんどん良くなってるな~・・」
との思いを強くして来ました。
しかし、時にわずかな揮発酸が、レ・ヴィニョーのしなやかで柔らかく細やかな表現を損なうまでは行かないまでも、少し気になる点として心に引っかかっていたものです。その傾向はどんどん減って行くようでは有りました。
今回ご紹介させていただくことになったラインナップには、ナチュラルさはそのままに、
「揮発酸のニュアンスが全く無い」
ことと、それに加え、
「So2をほぼ感じない見事なピュアさ」
を実現していました。これには非常に驚きました。全てのキュヴェが・・です。
そして、南フランスのワインで有りながらも、暑苦しさに繋がる「酸の欠如」「アルコール分の高さ」「甘ったるさ」の無い仕上がりなんですね。
しかも今回も非常にリーズナブルです。これほどの仕上がりにして、ここまえリーズナブルなビオ系のワインは見当たらないと・・言わせていただきます。
非常に素晴らしいです。是非飲んでみてください。
アルデッシュの南 Valvignere ヴァルヴィニェール村で三世代続くワインの造り手。現在は、クリストフとエレーヌの2人がワインを造っています。
2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行して、土地の力を最大限に生かしています。畑を案内してくれるときに鍬をもってきて土を掘り起こし、土の違いが葡萄の違いに、そしてワインの違いになることを熱心に教えてくれます。
ここ数年、ジェラルド ウストリック(マゼル)やジル アゾーニなどが中心となって他の造り手を感化し、ヴァルヴィ二エール周辺では沢山の若手が自然派ワインを造り始めています。そんな激戦区でありながら、ヴィニョーはとても注目されています。 彼らを一躍有名にしたのはピノノワール。南のピノノワールと聞くと大味を想像しがちですが、その果実味のフレッシュさ、繊細さに皆が驚きフランスで一気に評価を高めました。その他の品種のワインもとても高いレベルで安定しています。自然派ワインのファンはもちろん、そうでない方も誰もが安心して楽しめる貴重なワインの造り手です。