まぁ、誰がどう見てもロゼワインですが、実際は白・・白葡萄による白ワインです。黒葡萄を使っていればロゼと称しても良いのでしょうが、この色合いは、
「白葡萄の果皮を漬け込んだ時に抽出される色」
です。ピノ・グリージョの粒は、灰色をしていたり、若干オレンジ色っぽかったり色々ですが、漬け込むとこんな色になることが多いです。
「ロゼっぽい色だから・・軽いんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、意外や意外、結構にしっかりしています。アロマも軽やか・・と言うよりも、中域のボリューム感が有ります。味わいも中~低域のボリューム感が結構有り、幾分に滑らかさを感じますから、
「色合いから想像されるような、軽くてフレッシュなだけのワインでは無い」
と言えるかと思います。おそらくドロミテの冷たい風がこの味わいを生んでいるのでしょう。そう言えば昔、「ドロミテ」と言うスキー靴のメ...