
まぁ、誰がどう見てもロゼワインですが、実際は白・・白葡萄による白ワインです。黒葡萄を使っていればロゼと称しても良いのでしょうが、この色合いは、
「白葡萄の果皮を漬け込んだ時に抽出される色」
です。ピノ・グリージョの粒は、灰色をしていたり、若干オレンジ色っぽかったり色々ですが、漬け込むとこんな色になることが多いです。
「ロゼっぽい色だから・・軽いんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、意外や意外、結構にしっかりしています。アロマも軽やか・・と言うよりも、中域のボリューム感が有ります。味わいも中~低域のボリューム感が結構有り、幾分に滑らかさを感じますから、
「色合いから想像されるような、軽くてフレッシュなだけのワインでは無い」
と言えるかと思います。おそらくドロミテの冷たい風がこの味わいを生んでいるのでしょう。そう言えば昔、「ドロミテ」と言うスキー靴のメーカーさんが有ったように記憶しています。最近はスキーなどをやるような元気も無いし、スキー板も流行り廃りか技術革新かは良く判りませんが、ま~・・長かったものが短くなり、ちょっと幅が広くなったと思ったらまた長くなり、今は非常に短く幅広い部分と狭い部分の差が激しいようで、今更昔の2メートルも有る長い板と、すぐ壊れるんじゃないかと履くのも気が引けるプラスティック製のスキー靴を持っては、雪山には行けないよなぁと諦めています。あ、そうそう、思い出しました・・noisyが覚えているドロミテの靴は、何とひざの辺りまで高さのある超ロングブーツをリリースしていました。履くのも脱ぐのも大変そうですが、理には適っていたかもしれません。・・いや、すみません、脱線しました。
それでも重厚か?・・と聞かれると、重厚とは言い難いけど・・と答えざるを得ませんが、中量級位かな・・と言う感じです。ピノ・グリージョの持つ華やかさに加え、酸の多様な味わいを加えたようなイメージです。
それなりに冷やしても行けると思います。ぜひ飲んでみてください。お勧めです!