なんてことは、もう皆忘れちゃってるだろうし、今更そんなこと駄目押ししたところで、余り良い様には取られないとは思いつつも、ブルゴーニュ・ピノの本質に関わることなので、シツコク言いたい気持ちも判って欲しかったり・・・複雑な感じです。
ボーヌの中央西、ボーヌ・クシュリア1級の中の副区画、クロ・デ・クシュローの1997年です。同じくボーヌの南、ポマールとは接していないが比較近い位置に有る、ヴィーニュ・フランシュの副区画、クロ・デ・ズルスュルと共に、ルイ・ジャドの看板ワインのひとつでも有ります。タイプ的にはこの間ご紹介させていただいた、ルネ・ロスタンのコート・ブロンドとラ・ランドンヌのような関係でしょうか。少し乾いたミネラル分の多いエレガントなクロ・デ・クシュローに対し、クロ・デ・ズルスュルは豊かで優美なワインです。
例えば2000年のピノ・ノワールはみんなで跨いで通ったヴィンテー...