1974年のバローロは非常に出来の良い年でしたが、その前年の1973年、アルド・コンテルノが独立して4年目のヴィンテージでした。
マイケル・ブロードベントさんによれば「星3つ」の年で、まぁまぁ・・と言ったところでしょうか。
色合いを透かしてみますと、結構薄い感じですね。しかしヴィンテージを考えると適正でしょう。アルドは決して色は濃くは無いですしね。エキス系の味わいで、リリース直後はタンニンもギシギシに有ったでしょう。それがおそらく完全に溶け込んでいるかと思います。
ピークを考えるので有れば、おそらくですが「過ぎている」と思いますよ。しかしながら、ワインはピーク時が全てでは無いですから・・。過ぎないと出て来ない、生命のあがき・・みたいな物凄い香りや味わいも有ります。
最も、だからと言って、誰にでもお勧めをする訳ではないですよ。向かない方もいらっしゃるかもしれ...