
え~・・久しぶりのご案内になってしまいました。
「・・そうだよ・・リアルワインガイドのレヴューでは毎度あんなにお勧めしているのに、一向に noisy さんの新着で案内が無い・・」
などと思われていた方も多いかもしれません。
いや・・すみません。決して忘れていた訳では無いんですよ。オーダー出来ないんですよね・・。まぁ、それだけ人気が出てしまったと言うことなのかもしれませんが、オファーが有ってオーダーを出すと、全てのキュヴェがケース未満の割り当てになってしまうんです。
まぁ、ポテンシャルは高いんですがデイリーなプライスでのお客様への販売になるので、それを3本とか、6本とか・・じゃ仕入れる訳にも行かないんですね。テイスティング分も必要ですから。
なので、ヴォルテックスさんに入った数をチェックして、その位の数ならケース未満と言うことも無いかな?・・と思える時に、「発注しても良いですか?」とお伺いを立てる訳です。
「結構ご注文をいただいてますので、たぶんケース以上にはならないと思います・・」
と言われることが多いので、結局、
「では諦めますので他の方に」
という羽目になってしまい、結局 Noisy wine のページには載らなくなってしまっていた・・んですね。今回はいつものようにお伺いを立てたところ、
「何とかします」
と言っていただけたので・・はい。まぁ、お客様には noisy はワインの世界では結構派手に暴れまくっているように見えるかもしれませんが、実像は穏やかで謙虚でナイーヴな小心者ですから・・はい・・怒らせるとちょっとだけ怖いかもしれませんが・・(^^;;
2019年もののデュ・ボー・デ・ドワは、適度な濃度で冷ややかさの有る、ナチュラルさに少し寄り気味の見事な味わいです。果実のニュアンスは適度な熟度が有り、酸も綺麗に残っています。チェリーなニュアンスと白い石灰のイメージ、中域の適度な膨らみからベリー系コンフィの香りをノーズに戻しつつの終盤を彩ってくれます。揮発酸は僅かに生成されていますが、気付かない方、気にならない方がほとんどだと思いますし、しっかりと再度の生成は抑えられているように感じますので、要素の一部化していると言って良い少ないレベルです。
何よりバランスが良いので、ついついグラスに手が伸び、ボトルの減りが早いのが玉にキズ・・かもしれません。美味しいと思います。ピュアさよりもナチュラルさが勝った味わい・・是非ご堪能くださいませ。
以下は以前の(だいぶ前になりますが)レヴューです。
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【エレガント、暑苦しくない、So2無添加、愛らしいリーズナブルなビオディナミのピノ・ノワールです!】
大人気のレ・ヴィニョーのピノ・ノワールです。ローヌのピノ・ノワールと言うと、
「え~?・・皮が厚そうで甘いんじゃない?・・ピノっぽく感じないよ・・」
とおっしゃる方がほとんどでしょう。でも以前のヴィンテージを飲まれた方なら、そんな印象はだいぶ無くなったんじゃないかと思います。再注文される方が多いキュヴェです。
色合い、雰囲気を是非ご覧ください。・・結構淡いでしょ?他のシラーとか、シラー/グルナッシュとかと比較すると、皮の薄いピノ・ノワールの特徴が現れた愛らしい色合いです。
その愛らしいニュアンスは色だけではなく、おそらく味わいも想像される通りです。ブルゴーニュのピノほどのタイトさは流石に無いんですが、その分とても柔らかなテクスチュアでドライ、ベリーやチェリーが香り、ブルゴーニュっぽい軽やかな石灰系のミネラリティが香ります。
僅かに穏やかなスパイス感、わずかにジューシーで、酸も丸くやや穏やかな愛らしさの有る中くらいのボディです。これでタイトに締まっていたら、
「・・あれ?ルイ・シュニュ?・・違うよな~・・」
と勘違いするかもしれません。そんな繊細さも存在しています。
そして、何よりも酔いが軽いです・・健康的です。身に染みて判ると思いますよ。是非飲んでみてください。超一推し!非常に素晴らしいです!お勧めです。
以下は以前のコメントです。
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どちらもSo2を使用しないビオのワインです。大抵、このような造りをすると、
「揮発酸・・ヴィネガーっぽい」
ニュアンスが付いてまわります。
ですが、レ・ヴィニョーのこの2アイテムにつきまして、ほとんど検出できないレベルであることに驚かされます。
まぁ、そんな場合は色合いもこんなに「あっけらかん」としか感じにはならず、もっと「黄土色」が少し入ったようなものになります。まぁ、全く無いとは言いませんが、検出するのは大変です。
ピノ・ノワールはこのレ・ヴィニョーの看板とも言えるワインです。
ローヌの「暑さ」を感じさせるものではなく、むしろ温度的・緯度的にはボージョレ辺り位かなと思います。とてもエレガントですし、「タンニン膨大、果実味たっぷりだが甘い南仏系のピノ・ノワール」では有りません。
とてもドライで、中くらいのボディ、「ふわふわっ」としたまろやかさが有って、美味しいと思います。
価格も千円台ですからね・・ちょっと無いですよ。ナチュラルな味わいで気に入っていただけると思います。やはりSo2を使用せず、ワイン醸造時に出来てしまう僅かなSo2系の生成のみしか、ワイン中に存在しないことがその理由でしょう。
今となっては、2千円辺りの美味しい自然派ワインが無くなりつつあります。昔は2千円でも今は3千円です・・そんな時代になってますよね。
輸出産業が好調かもしれませんが、円安で我々の懐具合は余り良く無い・・でも健康的で美味しいワインが飲みたい・・・そんな皆さんにお勧めします!ご検討ください!