
飲んでみてビックリしましたが、その前に・・ボトルの重厚さにもビックリ。そして、このコラムを書く前に下調べでネットでメディア評価を探していて・・さらにビックリです。
なんと・・あのルカ・マローニが94ポイントも付けているじゃありませんか!・・アンスージャストも93ポイントで・・絶対に高い点を付けるはずのアドヴォケイトの92ポイントを超えた評価・・と言うのもビックリ。
そして、普通ならフィアーノの方が高い評価が出そうですが、
「実は noisy も、フィアーノのディテールの美しさに対し、このグレコの官能的な表現の素晴らしさと、どっちを上にすべきだろう?」
などとテイスティングしながら考えていたんですね。
なので、ルカ・マローニの94ポイントは一瞬驚きましたが、
「・・さもありなん・・良く見てるね~・・」
と・・ちょっと上から目線で・・つぶやいてみました。

こんな言い方は良く無いかもしれませんので、独り言だと思って・・ください。
野暮ったさが魅力でもあるグレコ・ディ・トゥーフォですが、ここまで冷ややかで密度の高い葡萄になると、また別格の姿になると・・初めて知りました。グレコと言うよりも、非常に凝縮し優れたソーヴィニヨン・ブランとも取れなくもない、物凄い表情を・・抜栓して15分ほどで見せて来ます。
そりゃぁ・・驚きますよ。
「・・グレコ・・なんだよね・・?」
です。
言ってみれば、・・あ、独り言ですよ・・ダグノーの素晴らしいソーヴィニヨンが一瞬見せる気品高い姿が・・少し熟したような官能感を伴って出て来た・・みたいなニュアンスなんですね。
これって、ソーヴィニヨンの良さでも有り、時に強過ぎると・・キツ~イ一発・・で逃げ出したくなってしまう・・あれ・・です。
しかしながら、そんな破綻は一切見せずに、清楚な面を無くさない・・んです。
多分、想像に過ぎないんですが、ルカ・マローニもその辺りを評価しての94ポイントだと思います。noisy もリミッターを外してしまえば、その位の評価をするかもしれませんが、いつも冷静な noisy は、アンスージャストの肩を持つかな・・
それにしても、こんなグレコは初めてでした。是非飲んでビックリしてください。絶対安いです。