【サンジョヴェーゼ好きはこれかな?!・・樽で柔らかくしない、香りも付けない、素のままサンジョが味わえる・・キャンティ・クラシコと名乗らない方が良いに違いないキャンティ・クラシコです!】

まぁ・・違和感バリバリのテイスティングになってしまいました。
「・・これでキャンティ・クラシコで・・良いの?」
と。
その昔はキャンティ・クラシコの定義?・・で、イタリア国内はグラグラと地震並みに揺れたんですね。
「キャンティ・クラシコは品種をブレンドしないとダメ!」
とか、
「サンジョヴェーゼ100%はキャンティ・クラシコとは認めない!」
とか・・(^^;;
だからこそ、スーパー・タスカンが生まれたとも言えますが・・今になって思えば、
「この・・樽を使わないサンジョヴェーゼ100%のピュア系の味わいに触れるとなると、キャンティ・クラシコを名乗らない方が良いかも?」
などとも思ってしまうほどに・・
「余り、キャンティ・クラシコっぽく無い」
です。
ですが質感とポテンシャルはさすがで、ちゃんとしているんですね。

まぁ、今大ブレークしているビッビアーノの方がキャンクラとしてはイメージがピッタリでしょう。そしてビッビアーノの方がより濡れたテクスチュアです。
こちらはピュアなサンジョヴェーゼの溌剌とした味わいを生かした・・そんな味わいでして、香りもほんのりとスーボワ、イチゴ、チェリーがピュアさとナチュラルさを持って立ち昇ります。
中程度の膨らみを感じますが、テクスチュアはキャンティ・クラシコ地区の熟の短いサンジョヴェーゼですから・・ややささくれたったように感じるものの、飲んでいる内にさらに膨らみを見せ、徐々に滑らかになるんですね。
その時に野イチゴとか、普通にベリーとかがフラワリーなアロマの膜を破って飛び出し、さらにはしっとりとして来ますから、
「・・おっ・・サンジョ、良いね~・・」
と、心地良くなるんですね。
幾つかのメディアが92ポイントとしていますが、ポテンシャル点でビンゴ!・・でしょう。今飲んで点はこの寒い季節にはちょっとムズイですが90点を超えるところで良いんじゃないかと思います。
この価格ですと、
「20年前でもトレしか買えない」
ですから、相当お買い得かと思います。
因みに限定特売ですので、条件が付かなくなったり、完売してしまいますと続けられませんのでどうぞお早めにお願いいたします!