
もう普通にビオのふんわりと美味しいナチュラルな赤を飲んでいる雰囲気です。見た目も・・赤にふんわりと白っぽいミネラリティが混じったような優しい色合いに見えないでしょうか?
このクラピエさんの名前の意味は「ウサギのケージ」と言う意味だそうで、ラパン、ラピノー?・・でウサギをモチーフにした名前にしたのかもしれません。
意味深に「ラパン+葡萄=耕運機?」みたいなエチケットになっていますが、やっぱり意味は良く判りません。実際に飲んだ方が色んな情報が良く伝わって来ます。
軽快に飲めるグルナッシュ100%の赤ワインです。フレッシュさと健康さが前面に出ていてピュアで、ビオらしいとても柔らかいタッチです。ミネラリティもたっぷり感じられ、普通にビオの美味しい赤ワインですが、ビオビオはしていませんでむしろ好印象です。
そしてドライです。このレ・カーヴ・カテドラル・デュ・マス・テオのワインは、本当に残糖感が無いです。キッチリとドライですが、ちゃんと旨味も有るので薄辛い感じにはならないんですね。

軽快に飲めるんですが・・翌日以降になると結構にボディが膨らんで来まして、
「しっかり良い葡萄に育てて醸造した」
ことを伝えてくれます。
ですのでこのワインも、
「軽快に飲みたい時は1日で飲み切る」
ことも出来ますし、じっくり本質を引き出したい場合は、
「前日抜栓、もしくは翌日に半分残しておく」
ことも可能です。
いや・・リーズナブルに販売出来る努力をちゃんとしていることに驚きました。最近はビオも・・結構に高価ですから・・昔をそれなりに知っているnoisy には、
「価格もそうだけど・・揮発酸値、高過ぎないすか?」
と言いたいですね。耳の痛い造り手が多いのでは?・・この「マス・テオ」は大丈夫です。全くアヴァンギャルドでは有りません。他店で購入される場合はコンディションにはご注意ください。お勧めします。