
ん、良いんじゃないでしょうか。ポップでちょっとシュールな水牛のエチケットですが、
「水牛がピンクのバブル?を鼻先で突いている」
のが・・彼なりのジョークなんでしょう・・良く判りませんが・・(^^;;
ヴァン・エフェルヴェサンスと言うのは、「泡のワイン」みたいな意味です。ほぼ広義の「ヴァン・ムスー」と同義ですが、これは・・
「ペティアン」
だと思います。
で、この位のリーズナブルなエフェルヴェサンスで、ここまで立派な「泡」は・・中々見ることは無いんじゃないかと思うんですね。しかもビオディナミです。
裏エチケットには、1リットル当たり3gの糖分添加を記載しています。わずかに糖分を添加し、アルコール発酵を促し、泡をしっかりさせようと言う魂胆?・・だと思います。
そして、
「ナチュール・ブリュット」
とも記載されていまして・・また戴いた外国語のパンフには、他のアイテムにはしっかり書いて有るSo2添加量の欄には数字が入っていないんですね。
そして飲み口も非常にソフトで優しい・・。
と言うことは?

「あれ?・・この場合のナチュールって、So2添加無しってことか?」
と気付きました。
で翌日など色合いを見ていましたらそれなりに落ちて行ってましたので、もしかしますと・・
「So2添加無し」
だと思います。もし違ったらすみません・・。普通、二次発酵する泡はSo2は使っていると思いますし、醸造過程で20mg/Lほどは生まれてしまうものです。でも飲み口はソフトで実に良い感じなので、
「ペティアン・ナチュールで酸化防止剤不使用、糖分2.25グラム/ブティーユ」
が正解なのでしょう。
また、品種はミュスカですが、「一般的なマスカットのスパークリングのイメージのような品種の強い香りはしない」です。ローヌのミュスカですからね。非常に穏やかで優しく、白や僅かに黄色の果実をフレッシュに感じさせてくれます。
でもフレッシュ&フルーティだけに陥らず、味わいの幅の広さと泡の旺盛さ、泡質も良いです。
糖分添加に引っ掛かる方もいらっしゃるかもしれませんが、二次発酵をする泡ものの場合は必須ですし、結構な割合でどんな生産者も行っているのが実情です。この「バブル・テー・オー」・・造り手のセンスが光る出来です。是非飲んでみて下さい。お勧めです。