ジェラール・シュレール
ジェラール・シュレール
フランス Gerard Schueller アルザス
● アルザスの、実に秀逸な生産者であるジェラール・シュレールのワインが入ってきました。今回は何と珠玉の蔵出し古酒中心です。
なお、シュレールさんのワインは熱に非常に弱いタイプです。著名なワイン屋さんで販売されているシュレールさんのワインでさえ・・残念ながら熱が入ってしまっている場合があります。必ずセラーで保存するか、早めに飲まれてください。
● 2017 Pinot Gris Pige
ピノ・グリ・ピジェ
【こちらはピノ・グリをマセラシオンしたキュヴェでしょう!!レアものです・・】
何せ数が無いので・・でも、
「オレンジ色のワイン?・・いや、赤か?ロゼか?・・」
と言うような色をしています。
「でも・・白ワインです・・」
まぁ、オレンジワイン大好きな方は飛びつくかもしれませんが、ピノ・グリですから・・ね。イタリアだとピノ・グリージョです。果皮を漬け込むとオレンジ系の色が出やすいですし、時には淡いですが赤っぽくも見えることが有ります。
シュレールさんもマセラシオン系ワイン、造り始めたんですね・・。どうやらこの「ピジェ」と書いてあるのがそのようです。
「Pige = 判った!」
と言うことらしいですよ。
● 2017 Pinot Noir LN012
ピノ・ノワール・エル・エンヌ・ゼロ・ドゥーズ
【以前のレヴューを使用しています。】
【希少なシュレールさんのピノです!】

シュレールさんのピノの味わいは、トップ・キュヴェのシャン・デ・ゾワゾーを除けば、毎年、かなりの違いが有りますので、飲んで見ないと判らないんですよね・・。
しかしながら、飲めるほどは分けて貰えないので、結局そのままオファーするしかない状況なんです。そして、しばらくしてからどこかで飲むと・・
「xx年ものはかなりの出来・・。xx年は少し弱いかな・・・、でもxx年は美しさが際立ってる。xx年は暑かったのがそのまま出てるね・・」
と言えるんですが、ピノだけは他の品種と違って後からは出てこないんですよね。なので、飲んでも余り役には立たないんです。困ったものなんですが・・Oisyの勉強のためも有り、ゼロドゥーズ2013年を開けてみました。
いや~・・旨いですね・・。バランス的にも素晴らしいです。
そして、アルザスのむさ苦しいような暑さを感じさせるニュアンスは無く、とても冷ややかでチェリッシュ、中域から余韻に掛けては、ほぼブルゴーニュ・ピノ・ノワールそのもの・・・しかも村名と同格もしくはそれ以上の複雑性とフィネスを持っているように思われました。
さらには・・・
「(・・・あら・・シャン・デ・ゾワゾーの香水のような香りがする!)」
まぁ、おそらくですが、格落ちさせたシャン・デ・ゾワゾーも入っていると思いますよ。Oisyも飲んでいますので、その辺りのことを尋ねてみましたが、
「淡い香水、シャンボールのような・・」
とは還ってきましたが、彼の口からシャン・デ・ゾワゾーと言う単語は出てきませんでした。Oisyのテイスティングコメントを探したんですが・・・見当たりませんでしたので掲載出来ませんが・・・
あ、忘れてましたが、3月31日を持って任期満了につき、Oisy は別の仕事を探すことになりました。今年になったらフランスに行くと公言していたんですが、どうやら行ったとしても自身で大したことが出来ないと・・思ったようで、国内で研鑽するつもりのようです。どこかで見かけましたら可愛がってあげてください。
そんな訳で、非常に旨い・・・ゼロ・ドゥーズです。お奨めします!なお、シンプルなピノ・ノワールはまだ飲めていません。また、マグナムはヴィンテージ違いです。そしてようやく2度目か3度目の入荷になったピノ・ノワール・ビルシュトゥックレは「シャン・デ・ゾワゾー」に次ぐキュヴェかと思います。前回は確か・・・ブルゴーニュ瓶でした!貴重なキュヴェです。
以下は以前のコメントです。
━━━━━
【希少なシュレールさんのピノです!】 まあ、皆さんはどうしてもシャン・デ・ゾワゾーが欲しい・・と思われていらっしゃると思いますが、シュレールさんのピノ・ノワール自体、さほど多くなく、上級キュヴェに至ってはすずめの涙ほどしか有りません。
通常の2008ピノ・ノワールは、黒果実が表に出やすく、赤系が奥に回った、一般的なアルザスのピノ的イメージです。バランス良く、とても美味しく仕上がるのが常です。
ピノ・ノワールLNO.12 の2008年は、なんとシャン・デ・ゾワゾーをブレンドしたらしい・・・です!量的に、質的に単独で製品にするのをためらわれたのでしょうか。それにしても、これは興味のそそられるアイテムでしょう。価格も通常のLN0.12よりは上昇していますが、白葡萄ならグラン・クリュと言える畑のピノをブレンドしていますので、そこは仕方が無いかと・・思います。
● 2012 Gewurztraminer Eichberg Grand Cru
ゲヴェルツトラミネール・アイヒベルグ・グラン・クリュ ジェラール・シュレール 500ML
【シュレールさんのゲヴェの最高峰です!】
シュレールさんのゲヴェはいつも美味しくて、ベースのパルティキュリエールで充分なんですが、アイヒベルクになってきますと質感、存在感は物凄いです。今回は少量ですので・・飲めなくてすみません。
● 2012 Riesling Pfersigberg H Grand Cru
リースリング・フェルシッヒベルク・アッシュ・グラン・クリュ
【シュレールさんご自慢のフェルシッヒベルク・リースリングです!!】
アペラシオンを名乗れる・・つまり鑑査に通ったキュヴェです。通らないと時折凄い名前で出て来ますんで・・。
今回は非常に少なく、数本ずつの入荷でして、下のキュヴェを2アイテム飲むのが精いっぱいでした。鑑査に通ってますのでナチュラルさはほんのり「控え目」、ピュアさ倍増のリースリングに仕上がっていると思われます。ご検討くださいませ。
● 2017 Chasselas Magnumbottle
シャスラ・マグナムボトル
【なんとシャスラのマグナムです!】
激レアです・・がマグナムです。フランスでも北部で少々のみ造られているシャスラです。スイスではシャスラは結構造られており、最近は少量ですが輸入もされています。
シャスラオンリーのキュヴェは中々入手できないので(ロワールだとブレンドされる)、あまりコメントも出来ませんで申し訳ありません。シュレールさんちは時折このような極少量のキュヴェが届きますので、ホント・・判らなくて苦労します。でも・・楽しいですよね。ご検討くださいませ。
● 2013 Pinot Noir LN012
ピノ・ノワール・エル・エンヌ・ゼロ・ドゥーズ
【希少なシュレールさんのピノです!】

シュレールさんのピノの味わいは、トップ・キュヴェのシャン・デ・ゾワゾーを除けば、毎年、かなりの違いが有りますので、飲んで見ないと判らないんですよね・・。
しかしながら、飲めるほどは分けて貰えないので、結局そのままオファーするしかない状況なんです。そして、しばらくしてからどこかで飲むと・・
「xx年ものはかなりの出来・・。xx年は少し弱いかな・・・、でもxx年は美しさが際立ってる。xx年は暑かったのがそのまま出てるね・・」
と言えるんですが、ピノだけは他の品種と違って後からは出てこないんですよね。なので、飲んでも余り役には立たないんです。困ったものなんですが・・Oisyの勉強のためも有り、ゼロドゥーズ2013年を開けてみました。
いや~・・旨いですね・・。バランス的にも素晴らしいです。
そして、アルザスのむさ苦しいような暑さを感じさせるニュアンスは無く、とても冷ややかでチェリッシュ、中域から余韻に掛けては、ほぼブルゴーニュ・ピノ・ノワールそのもの・・・しかも村名と同格もしくはそれ以上の複雑性とフィネスを持っているように思われました。
さらには・・・
「(・・・あら・・シャン・デ・ゾワゾーの香水のような香りがする!)」
まぁ、おそらくですが、格落ちさせたシャン・デ・ゾワゾーも入っていると思いますよ。Oisyも飲んでいますので、その辺りのことを尋ねてみましたが、
「淡い香水、シャンボールのような・・」
とは還ってきましたが、彼の口からシャン・デ・ゾワゾーと言う単語は出てきませんでした。Oisyのテイスティングコメントを探したんですが・・・見当たりませんでしたので掲載出来ませんが・・・
あ、忘れてましたが、3月31日を持って任期満了につき、Oisy は別の仕事を探すことになりました。今年になったらフランスに行くと公言していたんですが、どうやら行ったとしても自身で大したことが出来ないと・・思ったようで、国内で研鑽するつもりのようです。どこかで見かけましたら可愛がってあげてください。
そんな訳で、非常に旨い・・・ゼロ・ドゥーズです。お奨めします!なお、シンプルなピノ・ノワールはまだ飲めていません。また、マグナムはヴィンテージ違いです。そしてようやく2度目か3度目の入荷になったピノ・ノワール・ビルシュトゥックレは「シャン・デ・ゾワゾー」に次ぐキュヴェかと思います。前回は確か・・・ブルゴーニュ瓶でした!貴重なキュヴェです。
以下は以前のコメントです。
━━━━━
【希少なシュレールさんのピノです!】 まあ、皆さんはどうしてもシャン・デ・ゾワゾーが欲しい・・と思われていらっしゃると思いますが、シュレールさんのピノ・ノワール自体、さほど多くなく、上級キュヴェに至ってはすずめの涙ほどしか有りません。
通常の2008ピノ・ノワールは、黒果実が表に出やすく、赤系が奥に回った、一般的なアルザスのピノ的イメージです。バランス良く、とても美味しく仕上がるのが常です。
ピノ・ノワールLNO.12 の2008年は、なんとシャン・デ・ゾワゾーをブレンドしたらしい・・・です!量的に、質的に単独で製品にするのをためらわれたのでしょうか。それにしても、これは興味のそそられるアイテムでしょう。価格も通常のLN0.12よりは上昇していますが、白葡萄ならグラン・クリュと言える畑のピノをブレンドしていますので、そこは仕方が無いかと・・思います。
● 2006 Riesling Pfersigberg Grand Cru Reserve T.S.
リースリング・フェルシッヒベルク・グラン・クリュ・T.S.
【これは何でしょう??!!】
グラン・クリュのフェルシッヒベルクのリースリングのトレ・セッレと言うことでフェルシッヒベルクの最高のワイン・・かと思います。糖度も多分出ているんじゃないかと想像しますが・・・少なくてとても飲めないんです・・すみません。
昨年、全くおなじ綴りで最後に「H.]の付いたキュヴェを販売させていただきましたが、今回はそのアッシュが付かないものです。グラン・クリュでINAOを通っており、しかも「T.S.」=トレ・セッレ=トレ・セレクスィヨン=最高の選抜と言うことかと思います。
以下はT.S.H.2006年のコメントです。━━━━━
【もしかしたら、これがシュレールさんのリースリングの最高峰?!!】 これも良く判らないキュヴェです。ただしレゼルヴで、T.S.H.と有りますから、
「トレ・セッレ」 = 最高のセレクション
は間違いの無いところ・・・
最後の「H.」は何でしょうか?区画名の「アッシュ」かと思うんですが・・。

もしそうだとすると、グランクリュ・フェルシッヒベルク・アッシュのの最高峰?と言うことになるのかもしれませんね。・・いや~・・シュレールさんのワインは、読むのが難しいです・・・ほんの少量です。
● 2005 Riesling Bildstoecle
リースリング・ビルシュトゥックレ
【こちらも旨い!!】
●2005ピノ・ブラン・ヴァン・ダルザス
とてもピュアでジューシーなピノ・ブランです。ミネラルが「ふわっ」と立ち上がってきて、とてもソフトなテクスチュアです。ピノ・ブランっぽい、ちょっと中域が抜けたような感じがむしろスッキリ、カッチリしたイメージを与えてくれます。
●2005リースリング・ビルシュトゥックレ
こちらはやや閉じた表情・・・。少し内向的になっています。
で・・・判断は難しいんですが・・・これは開き出す直前の表情・・・では無いかな?と思うんですがいかがでしょうか?noisyも3日に渡ってチェックはしたものの、そして、かなりのレベルにあることも確かめましたが、まだ物足りない・・・。こんなものでは無いはずです。
で、良く有るのが、ちょうど閉じる期間が終わりを迎える頃の表情・・・じゃ無いかな?と思うわけですね。3月を迎え、もし暖かい日が何日か続いたら・・・栓を抜いてみていただけるでしょうか?ミネラルの裏から白や黄色のフルーツ、カンキツが飛び出してくると予想しています。こちらはとりあえずご興味の有る方へ!
■ N.V. Eau de Vie de Marc d'Alsace Gewurztraminer
オー・ド・ヴィー・ド・マール・ダルザス・ゲヴュルツトラミネール
【おっと!これも珍しいゲヴェルツのマール! しかも成分無調整バージョンも!そしてリースリング!無色透明の強烈アロマの誘惑!】
こんなに透明なマール・・・要は、余計なことはせず、アルコールを丸くすることだけ、つまり時間を掛けただけ・・ということでしょう。何しろ、モロビオのマールって、余り入ってこないんですよね。以前、友人に少しいただいて呑みましたが、ちょっとクセになりそうな香しいアロマとアルコールの旨みでした。エグイ角度で入ってくるのに、その後は妙に柔らかい・・・ある種、ロマーノ・レヴィとも通じる部分も有るのかな?と思います。
しかも今回のゲヴェには、成分無調整を示す「ノン・レクティフィエ」表記があるボトルも有り・・・これまたさらにエグイマールに仕上がっているのではと予想しています!ご興味のある方!ご検討ください。
Copyright(C) 1998-2020 Noisy Wine [ Noisy's Wine Selects ] Reserved