【ドメーヌもののリュリーよりも何故か大人気!素晴らしいデイリーブルゴーニュです!】 ドメーヌの方は、ヴァンサン・デュルイユ=ジャンティアル名でリリースされますが、ネゴシアン部門の方は現在この「セリーヌ・エ・ヴァンサン・デュリュイユ」でリリースされています。
以前、ル・テロワールさんで扱っていた頃は、ちょうど2千円くらいのプライスながら、並み居るブルゴーニュの大御所のACブルをバッタバッタとなで斬りに出来るスーパーACブルでした。その理由は・・・?
「・・・美味しいから」
です。

話は大きく飛びます。このところの温かい陽気に葡萄の樹も目覚めたようで、地中から水分をグングン吸い上げているようです。
左の写真は、冬に選定して切り落とした部分ですが、樹液が零れて濡れているのがお判りかな・・と思います。
形だけのビオ・・ま、結局は、
「何もしない」
だけなんですが、ま~良く頑張って生きてくれていると思いますよ。肥料もあげないし、よっぽどじゃないと水もあげない・・ましてや薬品などは使ったこともありません。それでも昨年は10房くらいの葡萄を収穫できました。

また、さらに大きく逸れますが、3月の後半から Noisy'sを手伝ってくれている甥っ子がおりまして、それが上のバックショットの人物です。まだ若く、でもフランスにワインを造りに行きたいなどと申しているエネルギッシュな人間です。暇があったら横になりたい noisy とはだいぶ違いまして、アチコチのテイスティングにもこれから出かけるようです。
noisy の甥っ子なので「 oisy 」 (オイジー)と近所のお客さんたちに名付けられてしまいました。・・ま、せめて oicy (おいしい)にしてくれれば良かったのにとも思いますが・・・(^^、
一応ですが何年か前、ソムリエ試験に最年少で合格しています。ワインのことはこれから覚えて行ってくれると思いますので、時折変な言葉を使った感想などを垂れるかもしれませんが、温かい目で見守ってあげてください。どうぞよろしくお願いいたします。
みなさん、こんにちは。初めまして。Noisyの甥でOisyと申します。ピュアで完璧な状態管理のワインで皆様の食卓まで!をモットーに日々仕事しております。
以前はイタリアレストランでソムリエをしておりましたが、ワインのコンディション管理に納得いかなかったり、もっとピュアなワインやフランスワインに触れたかったりでやってきました。
近い将来、フランスに畑仕事に行くべしと思っているので、フランス語やワインについて日々勉強中です。(恥ずかしながらソムリエ時代は浅く狭くやっていたもので...新たな発見の毎日です。苦笑) 若輩者ですので皆様の温かい目に見守られながら日々ワインライフを楽しく精進していけたらなと思っております。
個人的なワインの好みとしてはイタリア畑出身ということもありサンジョヴェーゼやネッビオーロ、ヴェルディッキオやフリウラーノ、フィアーノetc...と、やはり最初に頭に浮かびがるのはイタリア勢なのですが、ここ最近ブルゴーニュ、アルザス、またはドイツ等々に毒されつつあります。
奥の深さや、味わいや香りの複雑さの妙に魅力を感じ始めています。趣味は料理、ボルダリング、フットサル、アニメ、映画鑑賞、なかなか進歩しないギター等々。料理も多少かじっていたのでマリアージュなんかも迷ったらご相談ください。頑張ってひねり出します。まだまだ店内のワインも把握しきれていませんが徐々に皆様におススメできるようになれたらなと思っています。
また、日々店のワインをテイステイングをしているので備忘録を兼ねてブログも始めました。のんびりやっていきますので気が向きましたら良かったらチェックしてみてください。
それでは今後ともNoisy's wine selects 原酒店と私Oisyをどうぞよろしくお願いいたします。
ま、水も滴るほど若い・・ということで・・・余り繋がりはなかったかもしれませんけど・・すみません。
やはり、彼、 oisy にしても、noisy が扱っているワインの管理、そしてそのピュアさは衝撃的だったようで、今までのワインはは何だったのか・・と思っているようです。
そして、ようやっと戻りますが・・・このセリーヌ・エ・ヴァンサン・デュリュイユのワインも実にピュアでバランスが良いんですね。リュリーという、比較的軽量な果実を表現しやすいアペラシオンにあって、
「軽いだけじゃない、みごとな総体のバランス」
が、人を魅了するんじゃないかと思います。
例えばブルゴーニュ・ブランは、適度に熟したリンゴっぽいニュアンス、フィルムのように薄めながらも非常に伸びやか、透明なミネラリティがたっぷり有って、中域にしっかりとしたボリュームも持ちつつ、長い余韻と心地良いキレのあるワインです。AOCリュリーと言っても過言では無い出来栄えで、ついついグラスに手が伸びてしまいます。
そしてブルゴーニュ・ルージュは、香りの充実感、複雑性が有り、プラムやベリー、中量級ながらも中域が充実、美しい酸のバランスがまん丸で、軽やかな終盤を描ききります。真央ちゃんのトリプルアクセルが決まったときのような・・・???感じです。これが実に・・・良いんですよ。
どちらのワインも、何よりも真っ直ぐな性質です。ピュアで真っ直ぐなので、変化球を持たないジレンマはあるかもしれませんが、肯定感が非常に高いんです。ヴァンサン=デュルイユのAOCリュリーは、むしろリュリーのワインに大きさを求めて試行錯誤している感が有り、少し無理しているニュアンスがどうしてもワインに出てきてしまっています。
反面、こちらは買い葡萄なのに・・・実にストレートな美味しさを具現化していて、何故かこちらのネゴスの美味しさに惹かれてしまうんですね。
とても美味しいデイリー・ブルゴーニュです。イメージはリュリーA.C.です。それも凄い美味しいリュリー・・(^^;; 是非とも飲んでみて欲しいと思います。お勧めします!