ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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山本合名会社

山本合名会社

日本 Yamamoto Goumeigaisya 秋田
● 二回目の仕込み分が出来上がった山本さんちの「ジン」です。

「ジンは良いからもっと酒をよこせ!」

と言いたいところをぐっと我慢しつつ・・サンプル用に入っていた小瓶のジンをいただきました・・。

「あれっ?・・旨いじゃん・・」

 ちょっと悔しい感じが有るのは何故なんでしょう・・。


 今回は500ML-->700MLと増量しての単品のご案内です。


1 年以上も試行錯誤し、完成が遅れに遅れたクラフトジンの受注を開始いたします!

 先ずは「ジン」とは何なのか?についてご説明したいと思います。「ジン」は、大麦やライ麦・ジャガイモ等を発酵させ、蒸留したアルコールにジュニパーベリーを主体とした植物を漬けて再蒸留したもので、酒税法上は【スピリッツ】に分類されます。では、なぜ当社がジンを商品化しようとしたかについてですが、私がジンをベースにしたカクテルが大好きだからということと、自社にジンのベースとなる高品質の粕取り焼酎があるからです。

 私はバーに行くと、事前の飲酒量が少ない場合はジントニックから始まり、ジンリッキー→ジンバック→マティーニとジンベースのカクテルを飲みます。グダグダになる日もあります(笑)。バーに自社商品があれば嬉しいなとも思っていました。

 国産クラフトジンに参入する酒造メーカーやベンチャー企業が増える中、『山本』のジンは他社とどう違うのか、ご説明いたします。本場イギリスのボンベイサファイアとビーフィーターを見学し、蒸留責任者と話した際、ボタニカルを漬けるアルコールはタンクローリーで購入していると説明を受けました。

 中性スピリッツ(水とエタノールの混合物で醸造用アルコールと同じ)と呼ばれるもので、アルコール度数は95%。日本での価格は1L で200 円以下です。これを加水して60%に落とし、ボタニカルを混ぜ、ポットスチルでボコボコと蒸留します。ボンベイサファイアは蒸留の前日にボタニカルを漬け、ビーフィーターは蒸留する際にボタニカルを混ぜていました。製造にかかる日数はたったの1~2 日です。

 製造コストが低いので、輸入品にもかかわらず小売価格が750ml で1.000~1.400 円と低価格で、買う側には嬉しいです。


 では国内のクラフトジンはどうなのでしょうか?自社製造の焼酎を原料としたクラフトジンは価格に値すると思いますが、私が見学した蒸留所では、醸造アルコールを購入し蒸留していました。建物の中には蒸留機と充填機しかありませんでした。醸造アルコールでは付加価値にならないため、漬けたボタニカルをアピールしていました。イギリスの大手と同じ製法で1 本あたりの醸造アルコールの原価が60 円ほどしかかかっていないものが、1 本4.000 円以上もするのはなぜでしょうか?これが国内で増えているクラフトジンの現状です。

 当社のジンは、3度の蒸留を経て商品になります。商品のアルコール度数は45%です。ボタニカルを漬けるアルコールには吟醸香と独特の味わいがあります。『レインボー』という商品名で市販しているので、イメージできる方もいらっしゃると思います。ロンドンスタイルはボタニカルを混ぜた状態で一気に蒸留しますが、弊社はボタニカルを2週間漬けるものと、1週間漬けるものに分け、蒸留前にそれらをアルコールから取り出します。

 ロンドン式の蒸留をエスプレッソに例えると、弊社は低温で長時間かけてアロマを抽出するコールドブリュースタイルで、アロマの質が異なります。


 ボタニカルは下記の通り秋田県のものも使用しましたが、比率では外国産が圧倒的に多いです。品質最優先でたくさんの量を使っているので、めちゃくちゃコストが掛かっています。ジンで利益を出すことは諦めました。日本酒で利益を出します(笑)。


N.V. Yamamoto Craft Gin Night Traveler
山本 クラフト・ジン ナイト・トラベラー

15926

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■テクニカル
アルコール分 45%
【主な使用ボタニカル】
桔梗、カミツレ[洋名はカモミール]※この2つは龍角散用に栽培しているもの、秋田杉の葉(以上八峰町
産)、檜山茶(能代市産)、林檎(横手市産)、セリ(湯沢市産)
ジュニパーベリー、コリアンダー、シナモン、レモンピール、レモングラス、レモンバーム、オレンジピ
ール、オレンジフラワー、ペパーミント、ユーカリプタス、カシス等(以上外国産)
700ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,364 (外税) 
【ジン嫌いの人でもおそらく美味しく飲めてしまいます・・今回はセットでは有りません。「アロマのカオス」・・だそうです。】
 山本のクラフトジン「ナイトトラベラー」に700ml が新登場!!初回ボックスセットの500ml では25 種類のボタニカルを使用しましたが、今回の700ml では30 種類に増やし、アロマがさらに複雑化。「アロマのカオス」がキャッチフレーズです。ボトルデザインも前回のものより夕焼けのグラデーションが明るくなり、瓶形もオシャレになりました!出荷準備は整っておりますのでご注文お待ちしております!!

とのことです・・。山本社長さんからのお言葉でした。


 え~・・今回はセットでは無く単品で容量が200ML増量してます。そしてボタニカルの種類もかなり増えてますが・・写真は有りません。ワインと違って色はほぼ無いですから、写真を撮っても空しい感じしか写らないと思いまして撮ってません。

 で・・さっそく飲んでみました。ジンらしいジュニパーな香りは・・もっとエキセントリックに香るかと思いきや、優しく太い感じですのでマイルドですね。口に入れると、ノーズに抜けて行くジュニパー香に、わずかに甘やかな味わいが太目に感じられます。相当に複雑に入り組んだ味わいですが、ふっくらと膨らみ、余韻も実に綺麗です。アルコール分は45度ですから、ブレンデッドウイスキーなどと比べても高目では有りますが、辛くはないし、マイルドなのでついつい・・飲んでしまいます。

 滅茶ドライなのが良い方には、もしかしたら少し甘めに感じられるかもしれませんが、温度を下げるとちょうど良いかもしれませんよ。まぁ・・ハードリカー飲みじゃないので判りませんが、冷凍庫に入れるとか・・有りなんでしょうかね・・あ、ご自身の責任でやってくださいね。割れて悲惨なことになっても責任は持てませんので・・すみません。ご検討くださいませ。

-----
【コスト度外視で国産にこだわって山本社長が造ったジン!化粧箱入り・・グラス入りです。そして初回限定でトニックウォーター200ml 2本付き!】

 素直に日本酒だけ造ってればよいのに・・などとも思ってしまいますが、その日本酒にも彼なりのこだわりが随所にみられますから、noisy もついつい・・そのプレゼンに乗っかってしまうんですね・・。

 まぁ、noisy としましては、蒸留酒系までテイスティングしてしまうと、身体を壊してしまう危険性が有るので・・飲みたくても飲まないようにしていますんで・・申し訳ありません。

 アルコールを一から造らずに、そこにフレーヴァーを付けるタイプでしたら、まぁ・・ある程度のコストは抑えられます。今のジンはそうやって造られるんですね。

 通常は一回のみの蒸留(アルコールを造る時の蒸留では無く)でジンは造られるようですが、山本社長さんは3回も・・ボタニカルの漬け方、時間に拘ってしまったために・・3回も蒸留したそうです。

 なので、原価自体はさほどではないものの、人件費、蒸留に掛かるお金やらなんやらで予算をオーバーしてしまったと・・嘆いておりました。

 だったらグラスもトニックウォーターも付けなきゃ良いのに・・思いっきり「ダサ~い」感じにワザとしたとしか思えないような出来上がりのグラスと化粧箱の料金だって馬鹿にならないし、

「たったの1ケースを配送するのに3個口で届いた」

のにはビックリしました。配送のことまで頭に無かったんじゃないかと・・(^^;;


 まぁ、製品の味はともかく?、コストを掛けたと言う心意気に・・乗ってみるのも江戸っ子気質で良いかと・・。

 このところは、清酒「山本」も入手が難しくなってきましたので、本業で頑張って欲しいとは思うんですが、こちらも是非・・お好きでしたらご検討くださいませ。


N.V. Yamamoto Craft Gin Night Traveler Set
山本 クラフト・ジン ナイト・トラベラー・セット

15399

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■テクニカル
アルコール分 45%
使用ボタニカル
桔梗、カミツレ[洋名はカモミール]※この2つは龍角散用に栽培しているもの、
秋田杉の葉(以上八峰町産)、
檜山茶(能代市産)、林檎(横手市産)、セリ(湯沢市産)
ジュニパーベリー、コリアンダー、シナモン、レモンピール、レモングラス、レモンバーム、オレンジピール、オレンジフラワー、ペパーミント、ユーカリプタス、カシス等(以上外国産)
500ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,364 (外税) 
【コスト度外視で国産にこだわって山本社長が造ったジン!化粧箱入り・・グラス入りです。そして初回限定でトニックウォーター200ml 2本付き!】
 素直に日本酒だけ造ってればよいのに・・などとも思ってしまいますが、その日本酒にも彼なりのこだわりが随所にみられますから、noisy もついつい・・そのプレゼンに乗っかってしまうんですね・・。

 まぁ、noisy としましては、蒸留酒系までテイスティングしてしまうと、身体を壊してしまう危険性が有るので・・飲みたくても飲まないようにしていますんで・・申し訳ありません。

 アルコールを一から造らずに、そこにフレーヴァーを付けるタイプでしたら、まぁ・・ある程度のコストは抑えられます。今のジンはそうやって造られるんですね。

 通常は一回のみの蒸留(アルコールを造る時の蒸留では無く)でジンは造られるようですが、山本社長さんは3回も・・ボタニカルの漬け方、時間に拘ってしまったために・・3回も蒸留したそうです。

 なので、原価自体はさほどではないものの、人件費、蒸留に掛かるお金やらなんやらで予算をオーバーしてしまったと・・嘆いておりました。

 だったらグラスもトニックウォーターも付けなきゃ良いのに・・思いっきり「ダサ~い」感じにワザとしたとしか思えないような出来上がりのグラスと化粧箱の料金だって馬鹿にならないし、

「たったの1ケースを配送するのに3個口で届いた」

のにはビックリしました。配送のことまで頭に無かったんじゃないかと・・(^^;;


 まぁ、製品の味はともかく?、コストを掛けたと言う心意気に・・乗ってみるのも江戸っ子気質で良いかと・・。

 このところは、清酒「山本」も入手が難しくなってきましたので、本業で頑張って欲しいとは思うんですが、こちらも是非・・お好きでしたらご検討くださいませ。


N.V. Yamamoto Junmai-Ginjou Gyakuten Sayonara Manrui Homerun
山本 純米吟醸 ツーアウトフルベース

13727

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■日本酒度+1 酸度1.5 アルコール度数15度

米:吟の精 55% 酵母: 協会1401
720ML 在庫  3   ご注文数   本
¥1,852 (外税) 


N.V. Yamamoto Junmai-Daiginjou Gyakuten Sayonara Manrui Homerun
山本 純米大吟醸 逆転サヨナラ満塁ホームラン

13726

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■日本酒度+1 酸度 1.5 アルコール度数 15度

米: 美山錦 50% 酵母: こまちR-5
720ML 在庫  2   ご注文数   本
¥2,315 (外税) 
【人を食ったようにおちゃらけたパッケージですが、滅茶苦茶に・・本物です!】
 山本社長が造る、非常に出来の良い真の日本酒です。重く無く軽く無く、香りも強過ぎず、心地良いレベル・・しかもキッチリと膨らみ、余韻まで美しい・・

 のに、

「・・何なんだ!・・この見栄えの昭和丸出し感は!」

と・・余りの「ダサさ」に呆れてしまいます。


 しかも、その「ダサ~いパッケージ」を超真面目にやっちゃってますからね。そのダサ~い感にほだされて買ってしまって、

「さぁ、ダサさ満載のところを見せてもらおうか?・・さぁ・・さぁ!」

とばかりにグラスに注ぐと・・余りの裏切り行為じゃないですか。酒は滅茶苦茶まともなんですよ。・・いや、旨いなんて・・絶対に言わないぞ。

「まともだ!」

「ちゃんと出来てる!」

としか・・言いたくないようなグラフィックがそこに有ります。


 プロ野球全盛時の、「巨人の星」とか「野球狂の詩」(・・だったか?)の世界を、山本社長がさらにご自身の感覚でグチャグチャにしたんだと思います。・・いや、あくまでパッケージについてです。

 上の写真は純米吟醸の「ツーアウトフルベース」です。膨らみと重心の低さに特徴が有ります。山本さんらしい「超軟水」由来の柔らかさと「泡無し酵母」っぽさが良いですね。リーズナブルですし重心は低くとも重く無いのが素晴らし・・いや、ちゃんと出来てます。

 下の写真は純米大吟の「逆転満塁(サヨナラ)ホームラン」ですが・・これ、めちゃくちゃ旨・・いや、めちゃくちゃ、ちゃんと出来ちゃってます。ついつい・・飲んでしまいます・・野球観戦がさらに楽しくなるかどうか・・は判りませんけどね。凄~くちゃんと出来てますよ。

 まぁ、魂胆見え見えですが、

「2本一緒に買うと物語が完結しますよ・・」

みたいな「スコアボード」のデザインが・・ちゃんと出来上がります。滅茶ダサいです。ホームランはどうみても流し打ち、良いところセンターフライです・・外人さんなら判りませんが。

 まぁ、でも高校野球だと思えばよいのかな?・・と言うことで、お勧めしたいと思います。隠れ山本社長ファン、多いですよね。下の写真の豪華化粧箱入りです。ご検討くださいませ。




N.V. Yamamoto Junmai Ginjou Namagensyu 6Gou-Koubo
山本 純米吟醸生原酒 6号酵母

14128

辛口
日本
秋田
山本合名会社

◆新酒!
 このところの大人気で山本さんちのお酒は売れ過ぎて足りないようです。今回も非常に少ない・・と言うか、減らされてしまって、この数量だけです。
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,481 (外税) 


N.V. Yamamoto Junmai Ginjou Namagensyu 7Gou-Koubo
山本 純米吟醸生原酒 7号酵母

14130

辛口
日本
秋田
山本合名会社

◆新酒!
 このところの大人気で山本さんちのお酒は売れ過ぎて足りないようです。今回も非常に少ない・・と言うか、減らされてしまって、この数量だけです。
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,481 (外税) 
【ホンモノの生酒!!とても甘い白神山系伏流水で辛口が生きます!】
 前にもお伝えしましたが、長く皆さんにご紹介させていただいてきました「白瀑・山本」シリーズの山本合名会社さんの限定酒は、このところ大人気になってしまいまして、本当に入手が困難になってきました。一度飲めば、とてもじゃないがスーパー・コンビニのお酒が買えなくなってしまう・・・と思いますし、情熱のこもった味わいに、きっと明日へのパワーを受け取られたことと思います。

 で、この酵母の違いなんですが・・・、はっきり言いまして・・・

「全く性格が違う!」

と・・・ビックリされるんじゃないかな?と思いますが、物の見事に違う味わいを、山本さんちの「甘い白神山系伏流水」がまとめ上げているんですね。

 皆さんもご存知かもしれませんが、もともと noisy は地酒をやっていましたので、本当は日本酒にも相当うるさい・・・んです。でも、狭くて意地の悪い世界が嫌になって飛び出してからもう相当長くになりますから、極一部の蔵元さんしか覚えていないでしょう。それに、蔵元さんもどんどん減り続けていますので、もう数百軒しか無いのではないかと思います。

 山本さんは、まだお若い蔵元さんですが、とても情熱の有る方で、何としても素晴らしい日本酒を造りたい、そして蔵を、秋田を、業界を盛り上げて行きたい・・・そんな意気込みがストレートに感じられるお酒を造っています。当初はまだ粗さも有ったのですが、その粗さがまた良いエネルギーを持っていまして、オーラと言うか、ベクトルの向きと言うべきかは判りませんが、とても好意的に感じる雰囲気を持っています。
 協会6号酵母は、通称「新政酵母」と言われ、秋田の新政さんで採取されたと言われる、歴史のある酵母です。これは、味わいの幅が広く、比較的酸味が柔らかい性質で、吟醸系の(いわゆるカプロン酸系の)香りは余り出ないタイプです。飲んでみますと、その性質がモロに出ていまして、充実した躯体ながらも柔らかで、飲み応えが有りつつも飲み疲れない辛口・・・日本酒好きが思わず「おぉ~!」と言ってしまいそうな味わいです。noisy的にもマイタイプ・・・素晴らしいと思います。

 協会7号酵母は、通称「真澄酵母」と言われまして、長野の宮坂さんち、「真澄」の蔵から採取されたものとされています。真澄さんはお味噌でも有名ですからご存知の方も多いかと・・・そう、神州一味噌というブランドで全国に知られています。「しんしゅういち♪・・しんしゅういち♪・・・お、みお、つ、け♪」で関東の方ならお馴染みですよね。この酵母は発酵力に優れ、比較的吟醸の香りが出やすく、スタイリッシュなボディに仕上がる傾向に有ります。


 まあ、敢えて言うならば、テクスチュア的には6号はヴォーヌ=ロマネ、7号はシャンボール=ミュジニーでしょうか・・・。(・・・ワインに例えても良いんかい??)

 ホント、滅茶苦茶なご紹介で申し訳ないですが、こんな支離滅裂なご紹介をしても許されるのは、おそらくnoisyだけだと思います。(・・・誰もそんなことしようとは思わないでしょうし!)

 簡単に言えば、味吟醸タイプの6号に、香り吟醸タイプの7号・・・日本酒通にはこれでほぼ通ると思いますが、それに白神山系の清冽に甘い水が入り、山本社長の情熱をプラスしたとお考えください。超お奨めの生原酒、原酒と言ってもそのアルコール分のやや高い部分など、全く感じないと思います。是非飲んでください。数は無いです。お奨めします!


注:発送は状況によりましてはクール指定をお願いする場合があります。

山本さんのラブレターです!


N.V. Yamamoto Junmai-Daiginjou Kiokejikomi Ice Pink
山本 純米大吟醸 木桶仕込み アイスピンク 化粧箱入

13161

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■テクニカル
使 用 米 :酒こまち
精 米 歩 合 :29%
酵母:UT-2
日 本 酒 度 :+3.0
酸度:1.6
アミノ酸度 :0.6
アルコール度:15%
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,555 (外税) 
【今時、杉の桶で仕込んだ純米大吟醸は、実は最新の酵母で、しかも温度管理までバッチリ!お正月に!ギフトにもどうぞ!】
 白地に輝くピンクの「山本」の文字が入った山本さんちらしい感じの化粧箱入りの、精米歩合29%の純米大吟醸です。

 秋田杉で造った唯一の木桶仕込み、桶の厚さは50mmと言うものだそうで、酵母は「UT-2]と言う新作?、桶にジャケット(温度調整のために桶の周りに着せるものです)を巻いても木桶の厚さで効かないため、設定温度5度の冷蔵庫の中で仕込んだそうです。

 まぁ、山本さんちらしく余りに「余談」が多いので、その一つ一つをご紹介するのも厳しいですが、やはり何と言っても「出来」が問題ですよね。

 でも昨今は山本さんの酒は大人気だそうで・・と言うか、まともに入って来ない状況ですからそれも理解できますが、

「・・普通に今まで通りやってくれれば良いのに・・」

と思ってしまいます。


 まぁ、noisy のところはワイン屋ですから、地酒屋さんのリズムでは活動出来ない訳で、それも仕方が無いんですが、「何だかな~・・」と言うようなちょっと寂しい気もします。

 早速開けてみますと・・なるほど、繊細な味わいですね。香りも非常に繊細です。しっかりフルーツのアロマが感じられますが、しつこいとか、キツイとか言うものでは無く、しっとりとしていて細やかな襞があるようなニュアンスです。

 ドライですがどこか温かみを感じる味わいで、この手の高精米の吟醸に有る「鉄仮面的なひややかさ」では有りません。

 高精米にしますと香りは出ますが、豊かさが削られ、少しギスギスした・・どこか尖った味わいになりやすいですが、木桶仕込み故でしょうかね。そんな「ほんわか」した感じが伝わって来ます。

 また、新しい桶の場合、特に「杉」を使いますと、その杉の香りが出過ぎてしまうことが有り、純米酒や本醸造酒ではそれも良いと思われますが、吟醸系の酒の場合は、フルーツ系の香りとバッティングして好ましくない場合が有りますが、

「桶の材料そのものの香りは無い」

と感じます。


 むしろワインで言うところの「タンニン」のようなニュアンスが、この酒のボディの一部分になっているような感触も有り、

「・・これ、面白いなぁ・・」

と感じさせてくれました。


 痩せ気味になりやすい高精米の大吟醸に温かさや深みを与えることを予想して秋田杉の木桶仕込みにしたのでしょうか。

 もしそうなら・・!・・いや、言うのは止めておきましょう。


 細身で尖った高精白の純米大吟醸では有りません。丸く暖かく、しかも繊細さは熟成と共に磨かれ、さらに滑らかになって行くものと思います。

 お正月に、ギフトにも良いと思います。12月31日正午までは受注、お正月のお届けも可能です。通信事項に記載していただければ、包装紙でくるむこと、熨斗紙付も可能です。是非ご検討くださいませ。限定品です。


N.V. Yamamoto Junmai-Daiginjou Akita Royal Straight Flush
山本 純米大吟醸 秋田ロイヤルストレートフラッシュ 化粧箱入

13480

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■蔵元情報
 平成17年に杜氏制を廃止し、蔵元の山本が自ら酒造りを始めた際に立ち上げたセカンドブランド。主力の純米吟醸に関しては精米から搾りまでの一連の工程を自ら行うという約束を立てたましたが、年々生産量が増加し、近年では徹底されていません(汗)。全国の山本さんが本気で買えば1日で完売しても不思議ではないのですが、現実は甘くはない・・・(涙)。

この商品は秋田の酵母5種類(AK-1、6号、NO.12、こまちR-5、秋田純米酵母)と秋田県産の5種類の酒米をそれぞれの工程(酒母・秋田酒こまち、麹・吟の精、添掛・美郷錦、仲掛・改良信、留掛・美山錦)に分けて仕込んだ限定酒で、「秋田の最強の酒」という意味を込めて「秋田ロイヤルストレートフラッシュ」と名付けました。
どんな酒になるのか全く予想出来ませんでしたが、味わいのある面白い酒に仕上がったと思います。


■山本社長の奇想天外なアイデアから生まれた傑作。
「酒母・麹・添・仲・留」に、工程順に秋田県産の【美郷錦】【酒こまち】【改良信交】【美山錦】【吟の精】を使用。そして
山本社長の思い付きで前作から入れ替えた5 種類の秋田の酵母【きょうかい6号】【こまちR-5】【秋田酵母No.12】【UT-
1】【UT-2】を同時に添加するという奇行(良い意味での)。残念ながら予定していた“ハートっぽい”お酒にはならなかったようで(笑)、急遽「ダイヤ」バージョンでの発売です!
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,315 (外税) 
【見た目は派手ですが、味わいは本格派!・・の味吟醸タイプ。ド太い味わいを超軟水がサラリとさせます。ギフトボックス入りです!】
 またまた山本社長さん、やってくれました。決して褒められない美的センスかな・・とは思いますし、ほとんど「おやじギャグ」の世界では有りますが、

「超大まじめに、体裁良く仕上げている」

外観もさることながら、お酒の仕上がりも、

「超本格派の味吟醸タイプの純米大吟醸」

に仕上がっておりまして、お米の旨味、質感を感じられる素晴らしい酒になっていました。


 原料米には

酒母:酒こまち
麹 :吟の精
添掛:美郷錦
中掛:改良信交
留掛:美山錦

なんと5種類の秋田産酒造好適米を使用し、50%精米しています。「5」にこだわったようです。

 酵母には、AK-1、協会6号、秋田酵母no.12、秋田純米酵母、こまちR-5 という秋田所縁の「5」酵母の掛け合わせを使用。

 なので、それぞれ秋田由来の【5】がキーワードになっているので、

「秋田ロイヤルストレートフラッシュ」

なんですね~・・。このネーミング・・何とかならんか・・。酵母だけ見ても「1」「6」「12」「?」「5」だから、秋田関係でフラッシュはオマケして良いことにしたとしても、・・ストレートって?ロイヤルにはならないし、良いところダブル・フラッシュかな?


 しかし味わいは本格派です。飽きない程度のしっかり感のあるやや太めの吟醸香、味わいも太目ですが、流石、山本さん自慢の超軟水の仕込み水でサラリと決めてくれます。

 軽薄な感じの無い、さりとて鈍重には絶対ならない素晴らしい味わいが、

「何となく軽薄な外観」

と相まって、


「・・・何だかな・・」

と妙な空気を感じつつ、


「やっぱり・・・旨いな!」

と自分自身を納得させる自分がいるのに気付くでしょう。


 いっぱい注文しましたが、結局1ケースのみになってしまいました。残念です。自分で1本開けてますから「利益率を考える」と頭が痛い・・。


 しかも化粧箱入りですが、これを上司にプレゼントするとなると、プレゼントした本人の何かしらのセンスが疑われるかもしれませんので、友人・変人宛てには良いとしても、贈る相手を良~く考えてからにしましょう。

 と言う訳でして、早々に完売すると思われます。お早めにご検討くださいませ。


N.V. Yamamoto Pure-Black Junmai-Ginjou
山本 ピュアブラック 純米吟醸

12311

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■蔵元情報
 平成17年に杜氏制を廃止し、蔵元の山本が自ら酒造りを始めた際に立ち上げたセカンドブランド。主力の純米吟醸に関しては精米から搾りまでの一連の工程を自ら行うという約束を立てたましたが、年々生産量が増加し、近年では徹底されていません(汗)。全国の山本さんが本気で買えば1日で完売しても不思議ではないのですが、現実は甘くはない・・・(涙)。
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,524 (外税) 
【昨今は大人気アイテムに!!段々飲めなくなるかと思います・・】
 待望の山本が入荷しました!・・ですが、例年通りの「生原酒」では無く、火入れした「ピュア・ブラック」になります。申し訳ありません。

 それと言うのも、限定年一回の「生」、「荒ばしり」をこの時期に仕込んでいた訳ですが、生では無い定番品の火入れのピュア・ブラック「漆黒」も人気が爆発していまして、限定生を仕込むことが現実的にできなくなっているそうなんです・・。年末年始の一行事になっていたので結構・・ショックです。

 まぁ、火入れよりも生の方が造り易いはずなんですが、定番品を切らすと食店さんなどに迷惑が掛かるそうで、どうにもなりません。

 でも、基本的には今までお届けしていた「生原酒」と規格は変わりませんので、単に「火入れをした」と思っていただければと思います。(・・でも毎年、かなり味わいは異なります・・と言うか、山本社長が色々変えちゃうからなんですが・・)

 数は今のところ、何とかなりそうです。是非ご検討くださいませ。


 以下は以前の生原酒・荒ばしり生原酒のレヴューです。
━━━━━
 旨いですね・・。とても素晴らしいです。吟醸のアロマがしつこくない程度に香り、適度な肉厚さのあるボディと、わずかな残糖、なめらか且つキレが美しいです。受けるのも良く理解できる仕上がりです。

 昨今のワイン造りとも共通するようなニュアンスも受けます。出来る限り酸素と接触させず、酸化のニュアンスを付けないとともに、吟醸の香り・・アロマを逃がさず、お酒の中に留めているように思います。

 中取りには、昨年までには無かった、
「Pure Black Yamamoto」
の文字が有ります。

 何しろリーズナブルですし、水の美味しさをそのままに生かせる日本酒ですから、白神山伏流水がポイントになっています。柔らかで美しく甘い水です。

 この山本ですが、社長が実際に造っている酒です。もう・・人気が出てしまいまして、昔は頼んだだけ・・10ケース以上発注しても普通に届きましたが、今は減らされてしまいまして半分以下です・・何だかな~・・ですが、基本ワイン屋になっちゃいましたので仕方が無いかな~と。

 飲めたのは中取りです。荒走りは、槽から最初のうちに流れ出てくるものを詰めています。少々ですが澱(粕)が有り、少し立てておくと沈殿します。それで普通ですので・・はい。ワインで言えばノン・フィルターと言うことですね。 2014BYはガスが結構有りましたが、2015BYはほぼ感じ無いです。メーター(日本酒度)や酸度も余り変わりませんが、ガスの無い分、2014BYの方が辛く感じたかもしれません。

 年一度の限定です。お待ちくださっていらしたお客さまも多いと思いますが、どうも追加も出来そうに無いので、出来るだけ早めにご注文くださいませ!旨い日本酒です!

■山本社長より
 白瀑の山本です。10月から始まった今期の造りも早22本目の仕込を終えました。春に増設した30坪の大型冷蔵庫に仕込みタンクを10本並べて、気温が高い10月を上手く乗り越えることが出来ました。現在は気温も十分に下がってきたので、通常の仕込蔵内にて作業をしております。
 今期は麹室を増築して作業性の向上を行いました。麹室には通常杉が使われますが、数年は木の香りが酒に移るのが問題になっています。そこで私は多種類の木材を取り寄せ、様々な条件で香りを調べた結果、ブナが一番香りが低かったので、ブナ材を内装に使いました。麹室にブナを使用した酒造メーカーは当社が初めてではないでしょうか。ブナ林の湧き水を使用する当社らしい良い判断をしたと自画自賛しております(笑)。
 そんな衛生的な環境で造られた今期の純米吟醸「山本」の荒走りと生原酒をご案内いたします。山本シリーズの特徴は酢酸イソアミル系の爽やかな香りと、柑橘系のフルーツのようなジューシーな酸味、低いアミノ酸によるキレ味鋭い後味が特徴です。


以下は以前のプレゼン文です。
━━━━━
【今年の山本は非常に綺麗で香り高い!シャンパーニュのように溶け込んでいる・・とても僅かなガスがクリーミーです!】



酒こまち100%使用
(麹米のみ自社栽培)
精米歩合:麹米50%
 掛米55%
酵母:秋田酵母No.12
日本酒度:+2
酸度:1.8
アミノ酸度:0.9
アルコール度数:16.5%

と言うのが2014BYのテクニカルです。

 昨年の2013BYと比べると、とても香り高く、綺麗に仕上がっています。相変わらずの白神山伏流水の柔らかさに加え、2014年ものは、わずかに存在するガスが口内で湧き上がるような・・・膨れてくるようなクリーミーさを持っていて、空けたての時のひとつの美味しさを感じさせてくれます。もっともこれは非常に短い時間の話しなので、このバランス自体は10~15分で収まってしまうかもしれません。

 ほんのわずかな甘みがこのお酒の特長かもしれません・・・。ま、甘いと言ってしまうと御幣が有ると思いますし、

「甘いのか~?」

と引かれてしまう方も多いかもしれませんが、本来・・日本酒は甘みが有るものです。出来るだけ長く醸造を引っ張っても糖分は僅かながら残るんですね。このわずかな甘みやガスが「搾り立て生の良いところ」なんです。


 その上で、徐々に温度が上がってくると、先ほどのバランスとは違った味わい・・つまり、少しずつボディが出てくるような・・赤ワインがシャンブレ状態になるような感じでしょうか。お酒本来の美味しさを発揮してきます。丸さ、ふくよかさ、滑らかさに長けていて、温度が低かった時の吟醸香よりもさらにふっくらとした黄色っぽいフルーツのニュアンスが出てきます。とても良い仕上がりかと!思いました。

 今年も720MLの荒走りをGETできましたので、搾り立てのもう一つの美味しさ、初々しさと美しさ、香りの先鋭さが感じられると思います。是非ご検討くださいませ!


━━━━━
【一度飲んだら止められない?!】

 素晴らしい地酒です。日本酒の醸造には、優れた米は言うまでも有りませんが、何と言っても原料のほとんどを占める「水」の良さから離れては語ることが出来ません。

 まず飲んでもらえば判るでしょう。山の岩清水思わせるような清冽な味わいです。吟醸の香りは仄かで、繊細な食材の良さと喧嘩することは有りませんが、それでも丸々としていてぷっくらとしたやや青いリンゴを思わせるものです。

 無圧荒走りの方は、酒袋から最初に垂れてきた部分を集めたもので、比較的軽く、香りが多様、まろやかさと荒さ、辛さと甘みが交互に出てくる七色の味わいです。基本的にほぼドライですが、ワインのように極めて残糖無し・・・ということは日本酒の場合は有り得ず、わずかな残糖は有るでしょう。しかし、「甘い」ニュアンスはほぼ無く、バランスに優れています。

 もう一方の生原酒は、荒走りの後に垂れてきた部分で、通常は「中(なか)」などと呼ばれています。荒走りと比べると穏やかで丸みが有り、味幅は大きくもふっくらとしており、極めてバランスが良いです。若くハードな荒走りに対し、熟練の卓越した味わいを感じていただけるでしょう。

 どちらも成分表には変わりは無いものの、垂れてくる部分での味わいは大きく異なりますし、熟成期間も基本的には違ってきます。熟成させても良いですが、この生の味わいは素晴らしいので、ようやく咲き始めた「桜」」を愛でながらのグラスで、心地良い酔いを楽しんでください。

 清冽な水の味わいは、ややもすると、
「飲み過ぎ」
を誘いますので、美味しい冷たい水をチェイサーにされると更にGood!もしくは飲みすぎないようにご自制ください。素晴らしい地酒に乾杯!お奨めです!


 白瀑の山本です。秋田の冷え込みも厳しくなり、ようやく安定した長期低温発酵を行えるようになりました。大きさが不揃いで、出来上がりにムラのあった純米吟醸用の仕込みタンクを新たに買い揃えましたので、今期はクオリティーの高い商品を提供できると思います。
 昨シーズンは導入した麹室用のオゾン空間殺菌機の効果で麹の雑菌が大幅に減少しましたが、今期に導入したオゾン水生成機も併用した結果、更に雑菌が減少しました。
見た目は古い麹室ですが、室内はとても衛生的な環境です。また、出麹の前に室内で1時間ほど強制的に通風し、麹の水分を飛ばしてカリカリの状態にしてから出麹しています。これにより、出麹後の細菌汚染のリスクが減り、また、仕込んだ際に水分を素早く吸収して酵素が溶解するメリットもあります。
 そんな衛生的な環境で造られた今期の純米吟醸「山本」の荒走りと生原酒をご案内いたします。山本シリーズの特徴は酢酸イソアミル系の爽やかな香りと、柑橘系のフルーツのようなジューシーな酸味、低いアミノ酸によるキレのある後味が特徴です。



N.V. Do Junmai-Nama Kassei-Nama-Nigori
ど 純米 活性生にごり

3012

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■蔵元情報
 にごり酒市場に新風を巻き起こした活性にごり酒。平成16年の経営状態が厳しい頃に仕込んでる途中の純米酒を早く現金化しようと、嫌がる杜氏を説得して網目の粗いザルで濾して瓶詰めしました。まだ酵母が元気な頃でしたので、出荷後に噴出事件が続出してクレームの雨嵐でしたが、その後、仕込み配合や瓶詰めのタイミングなどを工夫して活性を抑制して、冬の人気商品になりました。
◆◆◆ 数を減らされましたので、この冬はこれで最後かもしれません。
 状況によりましてはクール指定させていただく場合がございます。ご了承くださいませ。

720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,143 (外税) 
【もろに真っ白けの純米酒です。写真は全くイジッテイマセン・・でも真っ白け!開栓にはご注意くださいね! 】
 活性の濁り酒です。以前は「秋田のどぶ」という名称でしたが、これもアウトになりました。お上はその辺、かなり敏感でシビアなんです・・・。味わいはドライで、粕の成分がまるでタンニンのように・・・感じられます!飲み口がとても良いんですが、飲みすぎると・・・来ますよ!和製のシャンパンみたい、もとい、ペティアンみたいな・・・スパークリング・ライス・ワインです。まあ、ボトル差はかなり有ると思いますので、シュワシュワするのからピリピリ程度まで・・・様々だと思います。

 抜栓するときは「噴出しないように少しずつスクリューを回して音がしなくなったらゆっくり開放」してください。また、くれぐれも飲みすぎに注意してくださいね。4合瓶の半分まで!それ以上は結構酔います!

 まあ、とにかく「ど×ろ×」みたいな純米酒です。必ず冷蔵庫で保管してくださいね。暖かなところに出しっぱなしにすると美味しくなくなりますし、場合によっては漏れます。・・・ぁ、キャップのトップはガスを逃がすような構造になっていますので、漏れても大丈夫なように、ビニールと輪ゴムで瓶口を縛って出荷いたします。少々の漏れが有ってもご容赦ください。

以下以前の資料より
 白瀑の大ヒット商品「どぶ」が名前を「ど」一文字に変更し、年明けの一月から発売することが決まった。某行政機関から『これではまるで「どぶろく」そのものじゃないか!』と、大目玉を食らい、ある意味お墨付きまでもらった本格にごり酒は、秋田純米酵母が醸す華やかな香りと、濃いわりにはスッキリとした口当たりが特徴だ。
某行政機関からの指導により、容量が一・六リットルは一・八リットルに、六八○ミリは七二○ミリに増量され、これに伴い価格も変更します。また、今回からは瓶内発酵を弱め、飲み頃期間を長くする為、酵母の活動を減らす冷凍処理を行います。マイナス三○℃で一晩冷凍すると、約七割の酵母が死滅します。残った酵母は引き続き活動するので、ピリピリ感は持続されます。

使用米:65%精米
酵母:秋田純米酵母(華やか系)
日本酒度:-10 ~ -15
アルコール度数:15~16%


N.V. Yamamoto Junmai-Ginjou Wain Hiire
山本 純米吟醸 和韻 火入

12625

辛口
日本
秋田
山本合名会社

■エージェント情報
原材料:酒こまち
精米歩合:55%
日本酒度:-3
アルコール度数:14%
酵母:秋田酵母UT-2、ワイン酵母
酒類:純米吟醸

◇◇◇シャルドネ用のワイン酵母と酢酸イソミアル系UT-2酵母を使用
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,667 (外税) 
【これは見事に美味しい!アルコール分を下げていても違和感のない、シャルドネ:ソーヴィニヨン・ブラン 1:2のマロラクティック無し系味わい?】
 非常に素晴らしい仕上がりにビックリしてしまいましたが、どうやら山本社長・・フランスから持ち帰ったワイン酵母を用い、この味わいを創り出したようです。今回のイメージカラーは「グリーン 緑」でした。一体、何色カラーのラインナップにするつもりでしょう。


 そもそも山本さんちの限定酒は知る人ぞ知る存在以上になってしまったので、入手が困難な状況が続いていますが、そこを何とかしましてご案内にこぎつけたところです。

 まず日本酒は、原料が「米・水」でして、副原料として麹と酵母を使います。純米酒で無い場合はそれに原料として「アルコール」が使われますが、こちらは純米吟醸ですのでアルコールの添加はしていません。

 原料が米・・と言うことは、葡萄のような「豊かな酸」「果実由来の酸」「中から高い周波数帯域の酸バランス」を持たないですから、ワイン風な味わいにするのが難しい訳ですね。

 それをワイン酵母で「中域の酸バランス」を補い、酢酸イソミアル系UT-2酵母で「低域~高域の酸バランスとアルコール分」に加えることで、大方の味わい設計をしたのかな~・・などと想像しています。

 リンゴやオレンジなどの果実のニュアンスに、山本さんちのめちゃくちゃ「柔らかい水」の自然な後口、若い日本酒が持つわずかな収斂味が石灰的なミネラリティの持つ役割をしているような味わいです。

 しかも非常に全体バランスが良く、14%までに加水していることを考慮すると、普通は「水っぽい」と感じてしまうものですが、豊かな酸のバランスと全体のバランスが取れているので、一体感の有る見事な仕上がりになっていました。

 これは話題になりそうな「和韻」でした。「WAIN」か「WINE」か・・悩みどころでしたが、ローマ字で表記させていただきました。蒸し暑い初夏~夏にもピッタリ!冷涼感バッチリの地酒、いかがでしょうか。超お勧めします!お早めにどうぞ。


N.V. Yamamoto Junmai Ginjou Namagensyu 7Gou-Koubo
山本 純米吟醸生原酒 7号酵母

13279

辛口
日本
秋田
山本合名会社

◆新酒!
 このところの大人気で山本さんちのお酒は売れ過ぎて足りないようです。今回も非常に少ない・・と言うか、減らされてしまって、この数量だけです。
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,481 (外税) 


N.V. Yamamoto Junmai Ginjou Namagensyu 6Gou-Koubo
山本 純米吟醸生原酒 6号酵母

13277

辛口
日本
秋田
山本合名会社

◆新酒!
 このところの大人気で山本さんちのお酒は売れ過ぎて足りないようです。今回も非常に少ない・・と言うか、減らされてしまって、この数量だけです。
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,481 (外税) 
【ホンモノの生酒!!とても甘い白神山系伏流水で辛口が生きます!】
 前にもお伝えしましたが、長く皆さんにご紹介させていただいてきました「白瀑・山本」シリーズの山本合名会社さんの限定酒は、このところ大人気になってしまいまして、本当に入手が困難になってきました。一度飲めば、とてもじゃないがスーパー・コンビニのお酒が買えなくなってしまう・・・と思いますし、情熱のこもった味わいに、きっと明日へのパワーを受け取られたことと思います。

 で、この酵母の違いなんですが・・・、はっきり言いまして・・・

「全く性格が違う!」

と・・・ビックリされるんじゃないかな?と思いますが、物の見事に違う味わいを、山本さんちの「甘い白神山系伏流水」がまとめ上げているんですね。

 皆さんもご存知かもしれませんが、もともと noisy は地酒をやっていましたので、本当は日本酒にも相当うるさい・・・んです。でも、狭くて意地の悪い世界が嫌になって飛び出してからもう相当長くになりますから、極一部の蔵元さんしか覚えていないでしょう。それに、蔵元さんもどんどん減り続けていますので、もう数百軒しか無いのではないかと思います。

 山本さんは、まだお若い蔵元さんですが、とても情熱の有る方で、何としても素晴らしい日本酒を造りたい、そして蔵を、秋田を、業界を盛り上げて行きたい・・・そんな意気込みがストレートに感じられるお酒を造っています。当初はまだ粗さも有ったのですが、その粗さがまた良いエネルギーを持っていまして、オーラと言うか、ベクトルの向きと言うべきかは判りませんが、とても好意的に感じる雰囲気を持っています。
 協会6号酵母は、通称「新政酵母」と言われ、秋田の新政さんで採取されたと言われる、歴史のある酵母です。これは、味わいの幅が広く、比較的酸味が柔らかい性質で、吟醸系の(いわゆるカプロン酸系の)香りは余り出ないタイプです。飲んでみますと、その性質がモロに出ていまして、充実した躯体ながらも柔らかで、飲み応えが有りつつも飲み疲れない辛口・・・日本酒好きが思わず「おぉ~!」と言ってしまいそうな味わいです。noisy的にもマイタイプ・・・素晴らしいと思います。

 協会7号酵母は、通称「真澄酵母」と言われまして、長野の宮坂さんち、「真澄」の蔵から採取されたものとされています。真澄さんはお味噌でも有名ですからご存知の方も多いかと・・・そう、神州一味噌というブランドで全国に知られています。「しんしゅういち♪・・しんしゅういち♪・・・お、みお、つ、け♪」で関東の方ならお馴染みですよね。この酵母は発酵力に優れ、比較的吟醸の香りが出やすく、スタイリッシュなボディに仕上がる傾向に有ります。


 まあ、敢えて言うならば、テクスチュア的には6号はヴォーヌ=ロマネ、7号はシャンボール=ミュジニーでしょうか・・・。(・・・ワインに例えても良いんかい??)

 ホント、滅茶苦茶なご紹介で申し訳ないですが、こんな支離滅裂なご紹介をしても許されるのは、おそらくnoisyだけだと思います。(・・・誰もそんなことしようとは思わないでしょうし!)

 簡単に言えば、味吟醸タイプの6号に、香り吟醸タイプの7号・・・日本酒通にはこれでほぼ通ると思いますが、それに白神山系の清冽に甘い水が入り、山本社長の情熱をプラスしたとお考えください。超お奨めの生原酒、原酒と言ってもそのアルコール分のやや高い部分など、全く感じないと思います。是非飲んでください。数は無いです。お奨めします!


注:発送は状況によりましてはクール指定をお願いする場合があります。

山本さんのラブレターです!


2018BY 2018BY Sparkling Yamamoto Junmai-Ginjou-Nama
スパークリング 山本 純米吟醸生

6826

白 辛口
日本
秋田
山本合名会社

■蔵元情報
 エクストラドライな口当たりの活性酒です。瓶詰め時は日本酒度+2ぐらいですが、出荷時には+11にまで瓶内2次発酵が進んでいます。滓も少なく、口当たりもサラリとしています。肉料理や炒め物、揚げ物等との相性が抜群に良いです。

◆◆◆味わいはエクストラ・ドライでスカッと辛いです。しっかり活性しているのでシュワシュワ感は十分にありますが、爆発するほどではないので、瓶を明るい所にかざして液面の上昇を確認しながら開栓していただければ問題ないです。
■規格
使用米: 酒こまち
精米歩合: 麹50%
  掛55%
酵母: 秋田酵母No.12
日本酒度: +11
酸度: 1.8
アミノ酸度: 1.2
アルコール度数: 14.7%
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,657 (外税) 
【液体中に溶け込んだガスが柔らかくまろやかで、極上シャンパーニュを上手に開けられた時と同じようなニュアンス!】
 いや~・・めっちゃんこ、旨いっす!・・・開ける時には今までよりガスの反発が少なくて、

「あれ?・・ガス圧、低いのかな?」

と思ってしまいましたが何のその・・・




 ・・・と昨年は書いていたんですが、ま~・・やってくれました。ガスもしっかり、その分、泡質も肌理がとても細やかで、しかもほんの少々だけ入っている「澱」が、ワインで言うところの「テクスチュア」を感じさせるお役目をしていますので、

「・・シャンパーニュみたい!」

「・・いや、シャンパーニュよりも滑らか!」

と感じていただけるんじゃないかと思います。

 しかも、とてもドライなんですが・・厚みがしっかり有って薄辛くならず、辟易することも有りません。香りも強過ぎず、仄かな吟醸香が心地良いです。

 この「澱」ですが、おそらく山本さんならではの「技術」が織り込まれているはずです・・・だって、「黒(竹炭)、「ピンク」「白」と、粕を生かした酒を生み出し、練っています。一旦取り出した澱を漉し、さらにその澱をほんの少々戻す・・みたいなことをやっているに違い有りません。なんせ・・山本さんですから・・。人が喜んでくれるのが一番嬉しい方なんでしょう。

 巷では、「山本」人気は爆発中のようで、昔のようには沢山は送ってくれなくなっちゃいましたが、洗練されても来ましたし、しかし「らしさ」を失わないのが「山本」でしょう。

 クール指定でお送りさせていただきます。なお、抜栓時は多少吹いても慌てないよう流し台で・・少しずつキャップを回し、中のガスを逃がしながら開けてくださいね。是非お早めにご検討くださいませ。

 以下は昨年、2014BYのレヴューです。

━━━━━

 液体中に溶け込んだガスは旺盛で、とても細やかで、とてもソフトで、しかもエクストラドライなのに旨みの芯がちゃんと有るんですね・・。今までで最高の仕上がりじゃないでしょうか!


 まぁ、言葉にしてしまうと今まで通りで、何も変わりませんが、質感がべらぼうに上がったと感じています。

 薄い濁りですが、もたれるようなものでは無く、普通に透明のお酒のニュアンスに近いです。香りも、どこかに吟醸ニュアンスを感じさせながらも、香りすぎることが無く、

「・・美味しいけど、香りがToo Mach・・?」

と感じることは無いでしょう。ほのかな吟醸香がとてもそそります!目茶美味しいので、是非是非・・・この暑くなってきた季節にに飲んで欲しいです!酔い覚めも軽いし何より旨い!超お奨めです!


以下は以前のコメントです。
━━━━━
【これが日本酒?!あなたのイメージを大きく変えるスパークリングな1本です!イッツ・マイ・タイプ!】

 秋田銘酒 「白瀑(しらたき)」を醸す山本合名会社入魂の、めちゃんこ美味しい日本酒です。このスタイルで日本酒ですよ!しかもネーミングも、かのローリング・ストーンズの名曲からパクった..(失礼!)と言います。なんとなく我々の世代は、
「♪ アンジィッ. . アインジィッ . . .♪ ソー ビュテュフォー. . 」
(ちょっと違うが..) というミック・ジャガーの引き裂かれたような切ない唄声が聞こえてきてしまいますね!

 で、このアンジーがですね、すばらしい出来なんです。緑・青っぽいりんご、そう、王林あたりのですね、あの香りが穏やかに香り、澱混じりの白い液体は、その澱の存在がワインで言う「ボディ感」を演出、切れよく軽快な味わいを、適度な酸とスパークする泡が締めます。そしてさっぱりした長い余韻...そう、普通なら重そうなんですが、全然重くないし、ものの見事にドライなんですね。美味しくて後を引きますので. . 注意が必要です。飲みすぎればアルコール度15~16度ある日本酒ですから、しっかり酔います . . 。

 華やかで穏やか、軽快な飲み口の発泡性ライスワインです。白神山系の伏流水と秋田県産の酒造好適米(半分にまで精白しています)のみを使用した純米大吟醸です。価格もリーズナブルでしょ?すでに店頭では返り注文まで来ています。

 最後に開け方の注意ですが、
1.まずグラスを用意しておく。シャンパングラスが良いでしょう。無ければワイングラスでOK。
2.冷蔵庫で冷やしておいた「アンジー」のキャップスクリューを、
 「シュッ」
という音がするまで回し、すぐに元に戻す。
3. 2を何度か繰り返すと音がしなくなるのでスクリューを外すが、また泡が上がってくるので、即座にグラスに注ぐ。

 白く濁った乳白色に、細かな泡が浮かびます。ライティングを少し落として、ムーディーなシュチュエーションにも良いですね。飲み口が良いので飲みすぎないよう. . ご注意ください。季節柄も、味わいもお奨めの1本です。お楽しみください。

 注意事項:
●冷蔵庫から出して長い間外に置かないでください。温まるとガスが膨張して危険です。
●強いショックを与えないでください。
●栓を開ける際は、上記の開け方をお守りください。いきなりスクリューを全開にしますと、最悪の場合は半分吹き零れます。
●発送の際はクール指定をお願いいたします。指定の無い場合は発送できません。


2015BY Yamamoto Yamabai Junmai-Ginjou SunShine Yellow
山本 山廃純米吟醸 サンシャインイエロー

11950

白 辛口
日本
秋田
山本合名会社

■山本社長より
 山本です。ビールが美味しい季節になりましたね!私は最近ホップをどっさり使用したクラフトビールにハマっています。風味が濃いので今まで数杯飲んでいたものが1杯で済むようになりました(笑)。その代わりに日本酒の消費量が増えています。先日出荷したドキドキやピュアブラックは今の時期にピッタリです。
 夏こそ山本ですよ! 
(冬もよろしくお願いします・・・)
 これから梅雨が明け、本格的な夏を迎えるにあたり、夏酒の最終兵器サンシャインイエローを出荷いたします。山廃というと、しっかりと熟成させたものをお燗にするのが一般的ですが、敢えて一番お燗に適さないこの暑い時期に「冷やして美味しい山廃」というコンセプトで仕込みました。「お燗はダメよ!」と肩貼りに記載していますが、決してお燗酒に喧嘩を売っているわけではございません。個人的に老ねた酒が苦手なだけです。
酒こまち55%精米
セクスィー山本酵母
日本酒度 +4
酸度 2.3、アミノ酸度1.0
アルコール度数 15.5%
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,524 (外税) 
【冷酒向けに山廃仕込みの純米吟醸!セクスィー山本酵母仕込みはほぼギャグでしかないが、山廃純米吟醸とすると新境地を開発したかも!】
 ほとんどギャグの世界です。赤塚不二夫先生の世界にそっくりです。マッ黄ッ黄のラベルにサンシャインイエロー、肩には「セクスィー山本酵母」と大書きし、

「別に意味は無い~!」

とのお言葉・・。もう一方通行のギャグでしか理解できない世界です。


 で、これで酒が不味けりゃ、

「ほら・・言ったこっちゃない!」

と成るんですが・・これがね・・。


 しかも山廃仕込みとなると、技術的にも非常に難しいことになっちゃいますんで、

「・・ホント、大丈夫なん?」

と言うのが親心的なnoisy の気持ちでした。


 それでもどこかのTVドラマのように、

「あたし、失敗しないので!」

と真顔で言いそうな山本社長を想像して・・思わず吹いてしまいました。


 山廃仕込みと言うのは、正確には山卸し廃止酛(もと の漢字が出ているか心配ですが)と言います。通常行われている速醸酛の場合は薬品の乳酸を添加して酛を造ります。酛はお酒の元になるもので酒母とも言いますが、蒸した米に麹菌を繁殖させた麹に水を足したもので、そこに酵母菌を繁殖させて増やすことを言います。

 その際に乳酸を加えず、空気中や蔵の中にいる「乳酸菌」を使用し、選択した酵母などを繁殖させるのが生酛(きもと)で、本来はその酛立てをしている最中には櫂で米を磨り潰す「山卸し」と言う作業が有り、その作業をしなくても良いことが後年判ったので、作業を廃止したんですね。なので「山廃」と言われてます。要は「生酛(きもと)」です。

 乳酸や乳酸菌の作用は、酵母菌以外の菌を抑え込むためですので、「乳酸を入れれば酒を腐らせずに済む」ので、清酒の世界で一世を風靡したんですね。なので山廃は文字通り廃れつつあるんですが、現在は山廃を看板にしている蔵もそれなりに有ります。


 で、味わいなんですが、

「超綺麗でまろやか!香りも自然で飲み易い!」

んですよ。


 通常、山廃の場合はやや酸化したような香りが出やすいのと、味わいが太くなります。その酸化したような香りが山本社長、嫌いなんでしょうね。絶対出したくなかったと思いますよ。

 まぁ、なんだかんだ言いながらも、ちゃんと結果を出して旨い酒にしちゃってるのが少し悔しい感じがしますが、蔵付き酵母をさらに分離培養して「セクスィー山本酵母」と名付けたのも何となく理解できる、

「セクスィーな味と香りの山廃純米吟醸!」

と言うことをお伝えしたいと思います。


 ブルーも良いけれどイエローも旨いです。是非ご検討くださいませ!とてもセクスィーです!


2015BY Yamamoto Junmai-Ginjou Dokidoki
山本 純米吟醸 ドキドキ

6906

白 辛口
日本
秋田
山本合名会社

■蔵元情報
 リンゴ酸という特定の酸を通常の3倍も生成する特殊な酵母で仕込みました。リンゴ酸は温度が低い方がより美味しく感じられる酸らしいので、しっかり冷やしてお楽しみください。ちなみにドキドキは私が夏をイメージした時に思い付いたフレーズで、特に深い意味はありません。
720ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥1,524 (外税) 
【夏向きに酸度を上手に操った旨い酒!】
 かなり冷やしても味が沈まず、甘くなく、でも甘酸っぱいような柑橘系フルーツの酸のような酸をたっぷり持った、夏向きのドキドキしちゃうような生酒を山本さんがリリースしました!

 「夏なら生酒!日本酒に限る!」
と、おっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、確かに美味しいものの、段々重くなってきてしまうもの・・・です。まあ、濃い赤ワインもそうですが・・・

 でも、このドキドキ夏生はそんな「重い後口を軽く」してくれる酸の構成をしています。リンゴ酸系のシャッキリした酸がたっぷり有ります。かと言って、ワインのようにリンゴ酸が沢山あると酸っぱくなっちゃいますが、そこはお米のお酒ですから・・・ちゃんとわきまえているのが素晴らしいです。

 実は・・こんな夏に美味しい日本酒を目指して、新井(石原)順子さんも茨城で「Junko」を仕込んだんですね・・。残念ながらまた議員さんにはなれませんでしたが、彼女のJunkoは、

「ギンギンに冷やした時にとても美味しい。アルコール分がとても低くてナチュラルに感じる。」

味わいなんですね。日本酒ファンにはやや物足りなさを感じるでしょうし、品温が上がった時はややダレてしまうが、まあ、ワインのように上がってきたら下げりゃ良いので、やはりこの辺の感覚は女性ならでは・・と言うか、彼女ならではでしょう。


 しかしながらこの「ドキドキ」は、やはり長いこと日本酒に馴染んでいる山本社長だからこその発想と味わいだと思うんですね。酸っぱい系の酸を大目に持ち、アルコール分も下げず、

「日本酒ファンにも受け入れられる味わい」

を目指していると言え、それに成功していると言えるでしょう。


「甘酸っぱい酸・・と言うより、全然甘くは無いので、夏向きと構えて飲まずとも、自然に気候に対応している味わい」

と言えるかもしれません。そんな需要への対応を上手にこなしているところが「山本」の売れ行きが凄いことの秘密なのかもしれません。


 なのでトキドキ・・・いや、時々、ワインから離れて日本酒も良いんじゃないかと思いますよ。下のスパークリング山本とご一緒にご検討ください・・まあ、こう見ると、日本酒は安いですね・・・でも、飲みすぎにはご注意ください。ワインよりも「酔い」は「重い」のが日本酒の特徴でも有ります。ご検討ください!

テクニカルシート
純米吟醸生酒 720ml
精米歩合 55%(麹米)・55%(掛米)
日本酒度 +2
アルコール分 15%
原料米 秋田県産
白神山系伏流水使用