フランソワーズ・ベデル
フランソワーズ・ベデル
フランス Francoise Bedel シャンパーニュ
● 自然派の造り手です。とても柔らかで旨みのある味わいが素晴らしいシャンパーニュです。同じムニエを多用する生産者にプレヴォーやジョゼ・ミシェルがいますが、また違った個性を持っています。
http://www.nouvellesselections.com/winery/detail.php?post_id=1000125 | フランソワーズ・ベデルがもともとビオディナミをはじめたきっかけは、息子ヴァンサンの病気でした。現代的な薬はまったく効かず深く悩み続けた末、最後に出会ったホメオパシー(同毒療法)によって完治しました。「世界の見方が変わりました。それで、ぶどうにも同じことがいえるのではないかと考えるようになり、やがてビオディナミに出会いました」。そのヴァンサンもツィント・ユンブレヒトやシャトー・ド・モンテリーでのビオディナミ修行を終え、今日母と力を合わせてシャンパン造りに情熱を注いでいます。 |
真のビオディナミストとして驚異的なまでに畑に手を尽くす彼らこそ「求道者」の名にふさわしく、その結晶たる彼らのシャンパンは、魂がしびれるほどの感動作であります。ルロワ女史やルフレーヴ女史と日々情報交換しているフランソワーズは、彼女たちの主催する「BIODYVIN」のシャンパーニュ唯一の加盟メンバー。地球全体を生命として捉え、あらゆる生命体を癒すためのワイン造りを実践しています。
ロベール・ヴィネはホメオパシーの恩師の名を冠した特別キュヴェ。ピノ・ムニエ88%。コルク熟成、ひもコルク |
● N.V. Champagne Brut Entre Ciel et Terre
シャンパーニュ・ブリュット・アントル・スィエル・エ・テール
【ピノ・ムニエのねっとり、しっとり感+長い余韻!】
セパージュの変更がありましたが、ピノ・ムニエ主体の美味しいシャンパーニュです。すでにとてもバランスしていますので飲める状態です。ワイナート誌30号はノン・ヴィンテージ・シャンパーニュクラスBest1の 93点評価と言うことですので、そちらも読んでみてください。
紅玉あたりの林檎を思わせる香りが比較的刺激が弱めのガスで立ち上がる。黒葡萄のねっとり感のある酸味はピュアで、立体感のある輪郭を描きながら徐々に減衰し長い余韻を見せる。
美術出版社 ワイナート誌21号より抜粋
大きく広がるふっくらと優しい果実味を、しっかりとしたミネラルの芯が、ぴったりと寄り添うように支える、見事な構成。最初から最後まで温かみのある味わいが、密度や速度を一定に保ったまま続き、決して高貴という印象はないが、懐が深く、親密で、心にしみる。複雑で、温かい、太目の香り。飲み頃:Now
美術出版社 ワイナート誌30号より抜粋
まあ、この文章はピノ・ムニエ100%だったころのものです。現在は、ピノムニエ72%、ピノノワール14%、シャルドネ14%というセパージュで、プレスティージュとして再出発をしています。その味わいは・・・・
かなり旨いです。そしてバランスしています。酸味が突出することなく、接触感もガスも柔らかで緻密、複雑性に長けています。現状の比較では、ジェローム・プレヴォーのN.V.(2005)よりも上です。(数年たったら逆転すると思いますが・・)この辺りは、リザーヴのストックの量と造りのセンスの良さが有るのでしょうし、セパージュの変更により、味わいを組み立てることが出来ますので、単一年度主義のプレヴォーとの比較は余り意味の無いことなのでしょう。
とはいえ、この柔らかな女性の肌を思わせる優しい泡の感触は大いに激賞されるべきです。2年前の冬、一気にブレークしたフランソワーズ・ベデル..。ビオディナミですが、ビオを感じさせないのが真のビオとすれば、その卓越した「丸さ」と「ムニエの旨み」、「バランスの良さ」は、畑の格を感じさせないほど素晴らしいものです。お奨めです。飲んでみてください。ピノムニエ80%、ピノノワール20%のブラン・ド・ノワール。平均樹齢20~60年。現在販売中のものは、2004年産90%、2002年産10%のブレンド。10%を樽発酵。ドザージュは7.3g/l。6年間以上瓶熟成。「アントル・シエル・エ・テール」は「天と地の間で」の意。「ディ・ヴァン・スクレ」との大きな違いは、より良い畑の区画のぶどうを使用することと、一番絞り果汁の割合が高いことです。
Copyright(C) 1998-2023 Noisy Wine [ Noisy's Wine Selects ] Reserved