ガイヤーホフ
ガイヤーホフ
オーストリア Geyerhof ニーダーエスタライヒ
[ oisy wrote ]● 古くから取り扱いのあるオーストリアの造り手、ガイヤーホフを今回はオイジーからご紹介させていただきます。
オイジーとしては初めてのテイスティングだったのですが・・・テイスティングした後、何度も価格を見直してしまいました。なぜなら・・・
え・・・間違いじゃないの・・?というくらい安いんですね・・・
もちろん昔の価格からは結構上がっているようなんですが、それでもどのキュヴェも、この味わいでこの価格なの・・・?となかなか信じられませんでした。
それと旧ビンテージは一部のキュヴェではビオ的な醸造にチャレンジした部分もあるようなのですが、今回の2021ビンテージはどのキュヴェもかなりクリーンで安定感があります。ビオの畑の良いところだけを残して安定感のある造りに戻ってきたのかな・・・と思います!
素晴らしいコスパのワインです。オーストリアワインですが、全方位のお客様にご提案できると感じております。ぜひご検討ください!
● ラシーヌさんがいきなり止めてしまったので大変困ったんですが、野村ユニソンさんが復活してくれました・・助かりました!・・オーストリア随一の白ワインです。
頑張って全てのワインをテイスティングさせていただきましたが、ビオ栽培は相変わらず素晴らしいですし、
「So2 の使用量が減り優しくふんわり感の強い、硬くなくポテンシャル高いワイン!」
になり、しかもさらに・・ビオ的にも進化をしていると感じました。
特にグリューナーの「HOFSTUDIEN」・・So2感の無いモロビオ風ではあるものの、決してアヴァンギャルドなビオには陥らない・・ギリギリを攻めた素晴らしい仕上がりです。
勿論、他のアイテムも相変わらずに素晴らしいです。もう、「ガイヤーホフ的」と言う言葉を造りたくなるような「張りのある見事な膨張感と緊密感」が良いです。是非ご堪能下さいませ。
■エージェント情報

日本にも来日経験があり、長年日本のオーストリーワインファンを満足させてきたガイヤーホフが弊社正規代理店として復活致しました。純粋な和食に最も合うと思われる、グリューナーヴェルトリーナー。その名門として長年良質なワインを提供しているガイヤーホフ。今回入荷分も昔ながらの安定した酒質と、新しい事に挑戦し、新たにリリースした新キュヴェなど魅力満載です。 これからの季節に重宝する爽快なオーストリーワイン。是非、お試しください。
【ドメーヌ説明】
ガイヤーホフの名が確認できる最も古い文献は1135年。16~17世紀には特別な階級だったというマイヤー家が所有する特別なワイナリー。現オーナーはイルゼ マイヤー。ウィーンの大学でビオディナミと生態学を学び、1986年に実家のワイナリーを継ぐこととなりました。その後、二コラ ジョリー、マルク アンジェリ(ラ フェルム ド ラ サンソニエール)、ラルー=ビーズ ルロワとの出会いから、1988年に完全にビオロジック転換。しかし、当初は上手くいかず、様々な失敗を重ねて修正をしていく事となります。なお彼女の姉はもう一方の名門、ニコライホフのクリスティーネ サースです。
ガイヤーホフでは一貫してビオロジックに取り組み、全て手作業で収穫、全房圧搾、しっかりとコラージュした後にステンレスタンクで発酵する事を徹底しています。現在では23haを所有し、それらを息子のヨーゼフが後を継ぐべく、次世代へ引継ぎを徐々に進めています。
● 2022 Gruner Veltliner Bergfried
グリューナー・ヴェルトリーナー・ベルクフリート
【とりあえずベルクフリート飲んで・・!と言いたいほど新鮮な果実酸と、価格以上の充足感を持った、全方位のワインファンにおすすめできる貴重なデイリー白ワインです。】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] 最近はコツコツと試飲会に足を運んでいるのですが、中身のないワインの多いこと・・・水のようにシャバかったり、中身の無さを苦味や甘みでカバーしているようなワインと山のように出会います。
店のワインはNoisyによって既に選別されていますからなかなかそういうワインに出会わなかったんですよね。
なので目を覚まさせてくれるといいますか・・・ワイン屋の存在意義を実感させてくれるのでまあ感謝しています。本当は水入ってない?と思うくらいのシャバシャバのワインとか、結構あります。
特にデイリーラインはそのようなワインの宝庫と感じておりますので、ワインラヴァーの方々も苦労されるよな・・・と思いますが、そんな苦労をするくらいなら・・・
「取り合えずベルクフリート飲んで!!」
と声を大にして言わせていただきたいと思います。(御周知の事とは思いますが・・・)
良い色あいをしています。基本的には薄めの黄色なんですが、わずかに黒と緑と白が入っています。この色感は果実の表現の豊かさを想像させてくれます。
そこに輝きと、フチをつたう涙はなんと・・・緩やかな粘性を持っています!この価格帯でこの涙の落ち方はまず南のワインでないと見ないですが・・・
そして南のワインのようなもったりした感は全くなく、綺麗な酸があります。それでいて果実の充足感が高く、果実の旨味も感じます。充足感もえぐみ、苦味に頼ることのない、純粋な果実のジュース由来というところがこのワインの特筆すべきところかと思います。
果実のイメージは、青リンゴやレモンに、やわらかさ、ふくよかさを持つのはビオ系の畑の恩恵でしょうか。液体の持つピュア感や瑞々しさは素晴らしい!・・・です。
じゃあフルーツだけのワインなのか・・?というとそんなこととはなくて、ミネラルの存在を感じられ、ワインとしてのバランスをしっかりと持っています。
ですので、シャバいとか、薄さみたいなものは感じず、充足感を得られます。正直な話、この価格帯で、これだけの丁寧さと、充足感、ピュア感に冷ややかな酸を持ってバランスしているワインを他に知りません。
ベルクフリートを飲めば、ガイヤーホフの味わいの方向性もわかると思います。おそらく上のキュヴェに手を出したくなってしまうはず・・・
新鮮な果実酸のピュアな液体と、価格以上の充足感を持った、全方位のワインファンにおすすめできる貴重なデイリー白ワインです。ぜひご検討くださいませ!
[ noisy wrote ] 以下は以前のレヴューです。
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【グリューナーの若木によるスタンダード・キュヴェですが・・いや・・これでも充分なんじゃないでしょうか・・素晴らしいコストパフォーマンスです!】
ある程度冷え気味でも味わいはさほど沈まないと思われますから、夏場は最高の食中酒になるかと思います。
若木と言うことですが・・15~20年ものの樹と言うことですから、言ってしまえば、
「他の造り手さんでは、バリバリの現役世代」
で、余り若木とは言わないんじゃないでしょうか。
これがイタリア中部に行っちゃいますと・・
「そろそろ・・植え替えかな?」
ですから・・。
「ガイヤーホフでは20年未満は若木と言う」
と言うことかなと思います。
飲んでみますとですね・・
「・・これでスタンダード?」
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と・・言葉が漏れてくると思いますよ。
「・・充分でしょ!」
とさえ・・です。
ガイヤーホフのワインは非常にエキスがたっぷりで、膨張しようと言う意気込みみたいなものをしっかり感じさせてくれますから、張りと伸びが凄いんですよ。
しかもそれが決して「トゥー・マッチ」にならない上品さを持っていますから、オーストリアワインを余り飲まない方でも・・
「・・美味しいね・・」
と言っていただけるでしょう。
メロンや白、黄色の柑橘で、ドライですがエキスの旨味がしっかりありますから、そのドライさが気にならないかと思います。中域も適度に膨れ、余韻もしっかり。酸のレベルも強過ぎず弱くない・・感性がワインの味わいを決めている感覚がします。
また、以前よりもSo2使用量が少なくなっている感じがしますが、2021年限定の現象なのかもしれず、これからも注視して行きたいと思いますが、「何せ美味しくて滅茶安い!」
ですから、是非セラーに常備しておいてください。超お勧めです!
● 2022 Gruner Veltliner Stock Werk
グリューナー・ヴェルトリーナー・シュトック・ヴェルク
【伸びやか~な、めちゃピュア、黄色果実エキスの充実感があるワインをこんな価格でご案内できるなんて信じられません!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] 驚きです。この価格帯のクラスで・・・既に密度のあるエキス感を持ち合わせていることに驚きを隠せません。ミネラルのいきわたりもあり、果実の持つパワーも感じます。
ベルクフリートよりだいぶ黄色の果実が強く、色味としては、黒の入った黄色でりんご、レモンのニュアンス、やはり輝きと粘性を持っています。
グリーンの要素はないので、フレッシュなのがお好みの方はベルクフリートの方がおすすめです。
シュトック・ヴェルクは充足感があり、香りにもミネラルの立ち上がりを感じられるほどで、果実のコクとエキスの充足感があります。
基本的にドライなんですが、非常にピュアなエキスの積み重なりによる、果実のあまやかさがあります。この質感がこの価格帯で出せるのは素晴らしい!・・としか言いようがないです。
冷やかな酸も持ち合わせているので終盤までダレることはありません。実に伸びやか~に、伸びやか~に、ピュアなエキスの余韻を感じます。
ビオの畑のふくよかさ、柔らかさを持ちながら、これだけ充実したワインが、この時代にこの価格でご案内できるのは、正直・・信じがたいです。
味わい的にはデイリーワインの域を超えていると思います!造りも安定感があり、クリーンです!
充足感たっぷりのエキス的果実の質感が素晴らしい、コスパ最強のグリューナー・ヴェルトリーナー、ぜひご検討ください!
[ noisy wrote ] 以下は以前のレヴューです。
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【優しい優しい緊張感・・そして張りと伸び、果実感が素晴らしい!・・しかも滅茶リーズナブル!・・さすがガイヤーホフ!】 エチケットも滅茶シブいですよね・・シックで洒落ています。高級感も有ります。今時、
「この価格でオーストリアのトップワインが・・」
と言うことですから、非常に有難い・・。Noisy wine も一推しでお勧めいたします。
ガイヤーホフのワインがいつの間にか入手不能になってしまっていました。
「・・そろそろ・・ガイヤーホフだよなぁ・・」
と思いつつも、ご案内が無いのでそのままになっていましたが、ふと・・気付いて担当さんに聞いてみると、
「止めました」
とおっしゃる・・。
「・・はぁ?」
まぁ・・エージェントさんも色々あるのは判りますが、止めるなら止める、入らなくなったらその旨をそれまでのお取引相手には通達でも出すべきかとは思います。そんなのばかりが続いて・・参ります。

ですが、野村ユニソンさんが新たに代理店になってくれまして・・良かったです。
もう・・どこかの牛丼チェーン店みたいに、
「旨い!安い!早い!」
のようで・・いや、「早い」は・・美味しくなるのが早い・・と言う意味でして、ガイヤーホフの場合はその3つの言葉の前に、
「滅茶」
を付けたい位なんですね。
このグリューナー・ヴェルトリーナー種によるシュトック・ヴェルク2021は、エキスが濃く、優しいグリューナーがフラワリーに、果実感もしっかり、仄かなスパイス、ミネラリティもしっかりで、ボディは張り、延びが感じられる高質な白ワインです。それが2千円ちょっとですから・・
リースリングとは似通っている部分も有りますが、やはりグリューナーの方が「優しい」です。
しかも・・以前よりも「ナチュール感」が増え、So2感も減っていますので・・少しビオらしさが感じられるかもしれませんが、
「全く危険じゃない!」
のが良いです。是非飲んでみてください。滅茶旨い、滅茶安い、滅茶早い!・・です。お勧めします!
● 2022 Gruner Veltliner Hoher Rain
グリューナー・ヴェルトリーナー・ホーハーライン
【ホーハーラインで格が変わる・・!ミネラル感と密度感がグっと高まるのを感じ取ることができます!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] 下のキュヴェから順にテイスティングをしていくと、ホーハーラインで
「格が変わった」
と感じることができます。
だいぶミネラル感が強くなり、果実とミネラルの割合が1:1くらいまで上がってきたような印象です。
そしてそのミネラルも「ツヤ」と「厚み」が出てきています。
凝縮感も高まってきますね~!若干オイリーさがある液体、そして果実のエキスの表情がとても豊かです。やはりビオロジックによる畑の豊かさは味わいに直結しているのだなと感じます。
膨らみがある、と表現したらいいのでしょうか。冷ややかな酸を持っていながら、果実のふくよかさがあり、グッと膨らみがあるような表情をしています。
通常この味スジの、この価格帯のワインだと、酸はあるものの液体の膨らみが無く、余韻の収束が早いんですが、ホーハーラインをはじめ、ガイヤーホフのワインは伸びやかなんですよね。素晴らしいです。
ベルグフリートが野菜の前菜、ストックヴェルクが魚の前菜だとしたら、ホーハーラインは肉の前菜までカバーできると思います。
そして非常にクリーンで、安定しています。危うげなニュアンスは一切ありません。とても健康的で引き締まったワインです。
やはりこの価格帯でご案内できることが信じられない・・・素晴らしい出来です!ぜひご検討ください。
[ noisy wrote ] 以下は以前のレヴューです。
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【ご存じ「ホーハー・ライン」!・・すっごい旨いです!・・蜜っぽく粘性のある高質グリューナー!・・でも・・あれ?以前よりも安いんじゃ?】。 いや~・・ホーハー・ライン、美味いですね~・・惚れちゃいます。肉厚なボディに蜜のトッピング!・・粘りと膨らみ・・素晴らしいです!
で、ホーハーライン2021の仕入れ価格を見ていて・・ふと思ったんですが・・
「あれ?・・安くないかい?」
と調べてみましたら、2009年もののホーハーラインと仕入れ価格は一緒でした・・。有難いですね~・・
まぁ、ホーハーラインの下にローゼンシュタイクと言うキュヴェが有り、それで充分に美味しかったので、Noisy wine ではそちらが主力だったんですが、
「この時代、この価格でこのポテンシャルならウケ無いはずがない!」
と思いますよ。質感も高いし・・飲みやすいし。それにローゼンシュタイクは今回、入っておらず、その代わりと言ってはなんですが、「ベルクフリート」がギリ千円台でご案内出来ています。

色彩も濃い目ですよね。ステンレスタンクでクリーンに、酸化を抑えつつ醸造、エルヴァージュしたのでしょう。
エージェントさんの資料には、
「ややガスが・・」
と記載されていましたが、noisy がテイスティングした段階では、ガスはほぼ感じませんでした。非常に滑らかで奥深い、質感の高い出来でした。
ホーハーラインは、ガイヤーホフでは中級クラスと思われますが、それでこの出来はちょっと・・有り得ません。また、余り海外メディアにも評点は付けられていませんが、2018年のホーハーラインにワイン・アンスージャストは90ポイント付けていましたので、彼らも注目していない訳では無いのでしょう。
密度の高い、クリーンで優しい、滅茶伸びて行くホーハーライン2021です、是非飲んでみて下さい。お勧めします!
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以下は以前のレヴューです。
【世界に通用する味わい!オーストリアの自然派ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナー!】
オーストリアの在来種で有り、しかもほぼ1/3の作付面積を持つ種、それがグリューナー・ヴェルトリーナーです。ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナーは、造り方、葡萄の出来、畑の違いから、これほどまでに違う表情を高い完成度で見せてくれる、素晴らしい白だと言えます。その完成度は、コート・ド・ボーヌの高級シャルドネに匹敵するほどだと思います。
このホーハーラインは、ガイヤーホフのラインナップでは中間クラス・・でしょうか。リーズナブルなローゼンシュタイクの上のキュヴェです。
何せ2017年のワインですから・・ね。収穫してから1年も経ってないでしょう?・・それでここまで仕上がるんですから・・ビックリしてしまいます。
上級キュヴェのシュタインライトンと言うキュヴェが有るんですが、こちらはもう・・完全に高級ワイン路線で、上記のようにコート・ド・ボーヌのシャルドネに匹敵するようなタイプ、味わいです。ホーハーラインはシュタインライトンには届かないんですが、良い造り手のACブルクラスかと思っていただいて良いと思います。
同じ2017年のローゼンシュタイクよりも色合いも濃い目、一回り大きく、濃密な仕上がりです。少し若いですから、今のうちに飲まれるなら、この非常に厳しい暑さの
「殺人的暑さ」
を回避、思わぬ汗で失ったミネラル分を美味しく補給し、身体に蓄積した熱を外に出すお役目はピッタリでしょう。
秋口に成ればさらに味わいも乗り、美味しくなった魚介類とマリアージュもピッタリです。余計な化粧の無いピュアな味わいがそれを実現させてくれるんですね。
今年の夏は確かに暑い・・暑過ぎます。でも室内は涼しい性でしょうか・・さほどワインの消費の落ち込みは感じないんですね。超高級ワインと言うか、超高額ワインの足はやや鈍い感じなんですが、
「デイリーワインはいつも通りか、それ以上の動き」
をしてくれているのが・・ワイン屋的には非常に有りがたいです。
毎年夏には言っていることなんですが、身体を冷やし水分を外に出してしまうビール類は控えめ・・味わって飲めるようなタイプのビールをのんびりと少しだけいただき、その後はやはりワインに切り替えると、夏バテしないで済みますよ。
ただし、ワイン飲酒後の「歯磨き」は忘れないようにしてくださいね。ワインほど「酸」のしっかりアルカリ飲料は存在しませんので・・、歯磨きをしっかりすることで、色素沈着も防げますし、歯茎や歯への影響を押さえることが出来ます。
・・・飛んだところに話が言ってしまいましたが、滅茶美味しい「ホーハーライン」です。ローゼンシュタイクは大人気ですぐ無くなっちゃいますし、シュタインライトンは美味いけれど少し時間が掛かる・・そんな時にはこの「ホーハーライン」、お試しくださいませ。お勧めします!
● 2022 Gruner Veltliner Hofstudien
グリューナー・ヴェルトリーナー・ホフステュディエン
【ナチュールスタイルからの揺り戻し・・・?グリューナーのこのキュヴェは・・クリーンでアロマティックに香る!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] アロマティックですね~!
ホフステュディエンはだいぶアロマティックに香ります。黄色の果実、リンゴの蜜、わずかに新鮮なハーブと若干ぺトロールも含まれているように感じます。そのどれもがピュア感を伴っていて心地よいです。
味スジはドライです・・が、凝縮感があります。その凝縮感によるエキスの密度の高まりからの果実のあまやかさがあります。
そしてオイリーさも感じます。少しむっちり・・とした感じも出てきました。
ベルクフリート、シュトックベルクは「果実のニュアンスが高め」で、ホーハーラインでは「ミネラルと果実が対等」なところまできて、ホフステュディエンで果実の凝縮感によってミネラルが覆われて「再び果実感が盛り返す、でも下のキュヴェの果実感とは意味合いが異なる!」というようなところでしょうか。
ですので、このキュヴェが一番格が高いというのをしっかりと実感することができます。キュヴェごとのニュアンスの違いというのもとても面白いですね。恐らくグリューナー・ヴェルトリーナーはニュートラルな品種なのでしょう。鏡のように畑の特徴を映しだしていると感じます。
しかしNoisyの以前のビンテージの写真とコメントを見るとけっこうにナチュール感強めですね。写真を比較していただけると如実にわかるかと思いますが、今回のビンテージは非常にクリーンです。SO2の量としては下のキュヴェと比較すると低いとは感じます。ただし揮発酸の「き」の字も感じません。めちゃくちゃキレイで健康的です。危うさはほぼ皆無でクラシックなスタイルがお好きな方にもご提案できるほど・・だと感じています。
つまり畑のビオ感だけをワインに落とし込んだ、安定したワインだと思います。もしかしたら昨年のビンテージでナチュールスタイルに大きくチャレンジした結果、ちょうど良い塩梅を掴み、今回のスタイルに揺り戻してきた・・・のかもしれません。
造り手の試行錯誤も透けて見えますが、あくなき探求心の現れとも取れますし、チャレンジしたことによって現在の良いとこどりのようなスタイルにたどり着いたのなら喜ばしいことではないでしょうか!
うま味の強い海老や蟹などの甲殻類との相性は抜群だと思います。温かい前菜やオイル系のパスタにもしっかり答えてくれると思います。このレベルまで来るとかなりマリアージュの許容範囲も広がってきますね!
アロマティックに果実が香る、エキシーな凝縮感を感じさせてくれるグリューナー・ヴェルトリーナーです。めちゃうまい!ぜひご検討ください。
[ noisy wrote ] 以下は以前のレヴューです。
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【ガイヤーホフの進化とナチュールへの意欲が感じられるキュヴェ!・・このしなやかさと飲み心地は別格・・是非飲んでみてください!「解放」のグリューナー!】--以前のレヴューです。まぁ・・こんなことを言うと、超偉そうに・・もしくは嫌味に思われてしまいそうで・・何ですが、「絶対に旨いので購入すべき」と書けば、それはそれなりに販売可能かと思います。が、やはりそこには、飲む方それぞれの受け止め方をある程度想像していないと・・そんなことは出来ないんですね。
まぁ・・ブルゴーニュワインなら、その購入対象はブルゴーニュワインファンが多くを占める訳ですから、そちらに向けてはむしろ・・言いやすいです。
ですが、こと「ナチュール系」と言うことになりますと、そんな訳にも行かないんですね。アヴァンギャルド系の突き抜けたビオ・ナチュールを、昔からワインが好きで飲み続けられていらっしゃる方に
「美味しいから必飲です」
なんてやった日には、もう・・想像しただけで目を開けられない状況が浮かんで来ます・・まぁ・・判らないとは思いますが・・。
ですが、このガイヤーホフの意欲作、ホフステュディエンは、そんなアヴァンギャルド系では有りません。ですが、
「今までのガイヤーホフから、2~3歩踏み出したナチュール!」
と言うことが言えるでしょう。
まぁ・・ラシーヌさんが何故ガイヤーホフを手放したか・・と言えば、その理由の一つには・・きっと、
「So2の残存量(もしくは使用量)」
が有るんじゃないかと・・noisy は勝手に思っています。ですので正しくない、関係無い可能性も有りますから信じないでくださいね。
本来、自然派は、
「醸造スタイルは全く関係が無い」
訳です。自然派はなぜそう呼ばれるか・・は、栽培方法に由来する訳です。ですから、醸造において使用されるもの、もしくは方法は全く関係がありません。

しかしながら、So2(酸化防止剤) の使用は、仕上がったワインの味わいにも大きく影響します。
言ってしまえば、通常の白ワインは収穫後にまず圧搾しますから・・できれば酸化を避けるためにSo2を使いたい訳です。ですがそれをしてしまいますと、果皮に付いている酵母まで使用できなくなってしまいますよね?・・だから自然派の多くの白ワインは、やや褐色の色彩をしています・・これは一般論で、醸造方法によっては異なります。
おそらくですが、ガイヤーホフはSo2の使用量の削減、ひいては残存So2の検出量の減少を目指すとともに、最終的には「So2 フリー」へと変身する道を歩み始めたのかな・・と感じています。このワインが・・そう語っているように思うんですね。
もう、「飲み心地」が今までのガイヤーホフのワインとだいぶ違うんですね。さらに柔らかく、尖った部分が無いです。ふんわりと柔らかで・・ほんの僅かですが揮発酸の影響が見られます。でもこれは完全に収まっていて、複雑な表情のひとつになり溶け込んでいます。
感じられる果実も「まるっ」としてふくよかです。リンゴやナシ、洋ナシ、僅かにアンズとか・・かなり複雑ですがリアルに感じます。中域の膨らみも・・他のキュヴェの「張り詰めた感」がむしろなく、より自然なエッジでその張り詰めた感を解放しているイメージです。
まぁ・・他のキュヴェが風船に入ったワインだとするなら、このホフステュディエンは・・風船には入っていない、グラスの中のワイン・・でしょう。
ですから、出来るだけ多くの方に飲んでいただきたいのですが、一般的に言うところのナチュール感は大きく膨らんでいますから、ビオ的なワイン、自然派ワインが得意じゃない方は・・ちょっと一歩下がった方が良いかもしれません。
ですが・・そうそう、言ってしまえば「ジェラール・シュレールを精緻にした感じ」・・でしょうか・・(^^;; ・・これはいけない表現かな・・でも結構、近いと思います。この辺の表現が響く方は是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2022 Riesling Sprinzenberg
リースリング・シュプリンゼンベルグ
【ガイヤーホフのリースリングは、果実のアロマに支えられたぺトロール!エキスのピュア感・・・たっぷりです!】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] ガイヤーホフのリースリング・・・素晴らしいですね!
写真を見てもわかる通り、この輝き!編集も若干明るさを上げただけでほぼいじってません。でも内から輝くこの感じが既にめちゃくちゃ美味しそうじゃないですか・・?
リースリングらしいぺトロール香なんですが、ぺトロールの後に色んなフルーツがやってくるんですね。アンズ、りんごの蜜、ゴールデンキウイ、ライチ、新鮮なハーブ香。一つ一つのフルーツのニュアンスが純で豊かなんですが、冷ややかさも持ち合わせています。
このフルーツとハーブ香とぺトロールが合わさった結果、とてもアロマティックに香ります。「果実のアロマに支えられたぺトロール香」というのがシュプリンゼンベルグ最大の特徴だと思います。
ドイツのリースリングによくある、ぺトロール単体が強すぎるようなこともなく、アロマの一つとして穏やかに漂うのが良いですね。この辺はドイツより南に位置している恩恵かな、でも冷涼感もちゃんとあるのですごくバランスが良いんですよね。
味スジはドライです。なんですが注目していただきたいのは、めちゃピュアなエキスの質感です。密度のあるエキスの積み重なりによる、果実のあまやかさがあります。これがとてもとてもきれいで、質感の高い果実のジュースのようです。ですので、「ドライなのにあまやか」という一見矛盾しているようなことが成り立ちます。(極わずかに残糖もあるようです。がエキスのあまやかさが上回るかと。)
このエキス感も密度が無いと出ないですね・・ミネラルのいきわたりも、粘性も高いですから、充足感が高いです。
抜栓したてごくごく僅かに、ピリッとくるくらいに微発泡がありますが味わいは安定しています。ただ少し還元していますから、少しおいたくらいの方が香りは出てくると思います。
やはりこちらもクリーンで不安定感はない造りです。でもハリのある中にふくよかさは感じられますから、ビオ系の畑の豊かさは味わいの中に十分感じられます。
これだけ表情が多彩で、充実しているのにこの価格帯というのはドメーヌの真摯な姿勢を感じます。かなり良いリースリングだと思います!ぜひご検討ください!
[ noisy wrote ] 以下は以前のレヴューです。
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【ガイヤーホフのリースリングは、やっぱりガイヤーホフらしい優しさ!滑らかで尖ったところのないエレガンスさ・・エキスが滅茶充実していて旨いです!】
オーストリアの白ワインは・・と言いますか、赤も造っていますよ・・ツヴァイゲルトとか、非常に良くなって来ています・・が、ガイヤーホフでは白ワイン。その中でもやはり品種はグリューナーが一番多く、次いでリースリングと言うことになります。
オーストラリアはドイツと国境を接していますが、ドイツの南に有りますから緯度的にも言って、
「ドイツのリースリングのような冷たさと硬さが無い」
のが・・良くも、悪くも感じられます。
時にオーストリアのリースリングは、「緩さ」「暖かさ」ととらえられるかもしれませんし、「豊満」「優しさ」とも受け取れますが、ガイヤーホフのワインに限っては、
「あくまでもポジティブに受け取られる」
と感じます。
なので、より豊満で優しい・・訳です。でも決して「行き過ぎない」ですから、暑苦しいなんてことは全く無いんですね。
どこか涼やかなんだけれど、ドイツよりも暖かで、アルザスあたりよりも線は細めで涼やか、結果としてエレガントさを感じるようなイメージです。

まぁ・・繊細な質なんですね。
この「シュプリンゼンベルグ」(シュプリンツェンベルグ?)と言う畑を探してみたんですが、良く判りませんでした。ドイツ系の名付けですと、シュプリンゼと言う町の畑・・みたいな意味で付けられてたりしますが、ドイツ国境、ザルツブルグの北にシュプリンゼんベルぐと言う町が有ります。
ですが・・クレムスタール地方と言うことでまるで方角が違って、ドイツ側(西)ではなく、スロバキア(東)側です。
そもそも・・ヴァイングート・ガイヤーホフは、オーストリアのガイヤーホフと言う町には無いですしね。ドナウ川にほど近いヴァイングートからすぐの「クレムス」の近くの畑だと思います。ここですとドナウ川の北側ですので、東南や南に開けた土地です。
ですので、やはりドイツよりも厳しく無く、しかし繊細で若干暖かめの味わいなのかと思います。
それでも緊張感が有り、張り詰めた感じに繊細な糸のようなイメージです。中域は適度に膨らんで余韻もややマッタリとしつつ少し粘りながら果実感を再度還流してくれます。
今でも美味しいですが、もう少し休ませても良いでしょう・・でもこの価格ですから、さっさと飲んで、若い美味しさを楽しむべきでしょうか。良く出来ています。是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2021 Gruner Veltliner Bergfried
グリューナー・ヴェルトリーナー・ベルクフリート
【グリューナーの若木によるスタンダード・キュヴェですが・・いや・・これでも充分なんじゃないでしょうか・・素晴らしいコストパフォーマンスです!】

ある程度冷え気味でも味わいはさほど沈まないと思われますから、夏場は最高の食中酒になるかと思います。
若木と言うことですが・・15~20年ものの樹と言うことですから、言ってしまえば、
「他の造り手さんでは、バリバリの現役世代」
で、余り若木とは言わないんじゃないでしょうか。
これがイタリア中部に行っちゃいますと・・
「そろそろ・・植え替えかな?」
ですから・・。
「ガイヤーホフでは20年未満は若木と言う」
と言うことかなと思います。
飲んでみますとですね・・
「・・これでスタンダード?」

と・・言葉が漏れてくると思いますよ。
「・・充分でしょ!」
とさえ・・です。
ガイヤーホフのワインは非常にエキスがたっぷりで、膨張しようと言う意気込みみたいなものをしっかり感じさせてくれますから、張りと伸びが凄いんですよ。
しかもそれが決して「トゥー・マッチ」にならない上品さを持っていますから、オーストリアワインを余り飲まない方でも・・
「・・美味しいね・・」
と言っていただけるでしょう。
メロンや白、黄色の柑橘で、ドライですがエキスの旨味がしっかりありますから、そのドライさが気にならないかと思います。中域も適度に膨れ、余韻もしっかり。酸のレベルも強過ぎず弱くない・・感性がワインの味わいを決めている感覚がします。
また、以前よりもSo2使用量が少なくなっている感じがしますが、2021年限定の現象なのかもしれず、これからも注視して行きたいと思いますが、
「何せ美味しくて滅茶安い!」
ですから、是非セラーに常備しておいてください。超お勧めです!
● 2021 Gruner Veltliner Stock Werk
グリューナー・ヴェルトリーナー・シュトック・ヴェルク
【優しい優しい緊張感・・そして張りと伸び、果実感が素晴らしい!・・しかも滅茶リーズナブル!・・さすがガイヤーホフ!】

エチケットも滅茶シブいですよね・・シックで洒落ています。高級感も有ります。今時、
「この価格でオーストリアのトップワインが・・」
と言うことですから、非常に有難い・・。Noisy wine も一推しでお勧めいたします。
ガイヤーホフのワインがいつの間にか入手不能になってしまっていました。
「・・そろそろ・・ガイヤーホフだよなぁ・・」
と思いつつも、ご案内が無いのでそのままになっていましたが、ふと・・気付いて担当さんに聞いてみると、
「止めました」
とおっしゃる・・。
「・・はぁ?」
まぁ・・エージェントさんも色々あるのは判りますが、止めるなら止める、入らなくなったらその旨をそれまでのお取引相手には通達でも出すべきかとは思います。そんなのばかりが続いて・・参ります。

ですが、野村ユニソンさんが新たに代理店になってくれまして・・良かったです。
もう・・どこかの牛丼チェーン店みたいに、
「旨い!安い!早い!」
のようで・・いや、「早い」は・・美味しくなるのが早い・・と言う意味でして、ガイヤーホフの場合はその3つの言葉の前に、
「滅茶」
を付けたい位なんですね。
このグリューナー・ヴェルトリーナー種によるシュトック・ヴェルク2021は、エキスが濃く、優しいグリューナーがフラワリーに、果実感もしっかり、仄かなスパイス、ミネラリティもしっかりで、ボディは張り、延びが感じられる高質な白ワインです。それが2千円ちょっとですから・・
リースリングとは似通っている部分も有りますが、やはりグリューナーの方が「優しい」です。
しかも・・以前よりも「ナチュール感」が増え、So2感も減っていますので・・少しビオらしさが感じられるかもしれませんが、
「全く危険じゃない!」
のが良いです。是非飲んでみてください。滅茶旨い、滅茶安い、滅茶早い!・・です。お勧めします!
● 2021 Gruner Veltliner Hoher Rain
グリューナー・ヴェルトリーナー・ホーハーライン
【ご存じ「ホーハー・ライン」!・・すっごい旨いです!・・蜜っぽく粘性のある高質グリューナー!・・でも・・あれ?以前よりも安いんじゃ?】

いや~・・ホーハー・ライン、美味いですね~・・惚れちゃいます。肉厚なボディに蜜のトッピング!・・粘りと膨らみ・・素晴らしいです!
で、ホーハーライン2021の仕入れ価格を見ていて・・ふと思ったんですが・・
「あれ?・・安くないかい?」
と調べてみましたら、2009年もののホーハーラインと仕入れ価格は一緒でした・・。有難いですね~・・
まぁ、ホーハーラインの下にローゼンシュタイクと言うキュヴェが有り、それで充分に美味しかったので、Noisy wine ではそちらが主力だったんですが、
「この時代、この価格でこのポテンシャルならウケ無いはずがない!」
と思いますよ。質感も高いし・・飲みやすいし。それにローゼンシュタイクは今回、入っておらず、その代わりと言ってはなんですが、「ベルクフリート」がギリ千円台でご案内出来ています。

色彩も濃い目ですよね。ステンレスタンクでクリーンに、酸化を抑えつつ醸造、エルヴァージュしたのでしょう。
エージェントさんの資料には、
「ややガスが・・」
と記載されていましたが、noisy がテイスティングした段階では、ガスはほぼ感じませんでした。非常に滑らかで奥深い、質感の高い出来でした。
ホーハーラインは、ガイヤーホフでは中級クラスと思われますが、それでこの出来はちょっと・・有り得ません。また、余り海外メディアにも評点は付けられていませんが、2018年のホーハーラインにワイン・アンスージャストは90ポイント付けていましたので、彼らも注目していない訳では無いのでしょう。
密度の高い、クリーンで優しい、滅茶伸びて行くホーハーライン2021です、是非飲んでみて下さい。お勧めします!
【世界に通用する味わい!オーストリアの自然派ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナー!】--以前のレヴューです。
オーストリアの在来種で有り、しかもほぼ1/3の作付面積を持つ種、それがグリューナー・ヴェルトリーナーです。ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナーは、造り方、葡萄の出来、畑の違いから、これほどまでに違う表情を高い完成度で見せてくれる、素晴らしい白だと言えます。その完成度は、コート・ド・ボーヌの高級シャルドネに匹敵するほどだと思います。
このホーハーラインは、ガイヤーホフのラインナップでは中間クラス・・でしょうか。リーズナブルなローゼンシュタイクの上のキュヴェです。
何せ2017年のワインですから・・ね。収穫してから1年も経ってないでしょう?・・それでここまで仕上がるんですから・・ビックリしてしまいます。
上級キュヴェのシュタインライトンと言うキュヴェが有るんですが、こちらはもう・・完全に高級ワイン路線で、上記のようにコート・ド・ボーヌのシャルドネに匹敵するようなタイプ、味わいです。ホーハーラインはシュタインライトンには届かないんですが、良い造り手のACブルクラスかと思っていただいて良いと思います。
同じ2017年のローゼンシュタイクよりも色合いも濃い目、一回り大きく、濃密な仕上がりです。少し若いですから、今のうちに飲まれるなら、この非常に厳しい暑さの
「殺人的暑さ」
を回避、思わぬ汗で失ったミネラル分を美味しく補給し、身体に蓄積した熱を外に出すお役目はピッタリでしょう。
秋口に成ればさらに味わいも乗り、美味しくなった魚介類とマリアージュもピッタリです。余計な化粧の無いピュアな味わいがそれを実現させてくれるんですね。
今年の夏は確かに暑い・・暑過ぎます。でも室内は涼しい性でしょうか・・さほどワインの消費の落ち込みは感じないんですね。超高級ワインと言うか、超高額ワインの足はやや鈍い感じなんですが、
「デイリーワインはいつも通りか、それ以上の動き」
をしてくれているのが・・ワイン屋的には非常に有りがたいです。
毎年夏には言っていることなんですが、身体を冷やし水分を外に出してしまうビール類は控えめ・・味わって飲めるようなタイプのビールをのんびりと少しだけいただき、その後はやはりワインに切り替えると、夏バテしないで済みますよ。
ただし、ワイン飲酒後の「歯磨き」は忘れないようにしてくださいね。ワインほど「酸」のしっかりアルカリ飲料は存在しませんので・・、歯磨きをしっかりすることで、色素沈着も防げますし、歯茎や歯への影響を押さえることが出来ます。
・・・飛んだところに話が言ってしまいましたが、滅茶美味しい「ホーハーライン」です。ローゼンシュタイクは大人気ですぐ無くなっちゃいますし、シュタインライトンは美味いけれど少し時間が掛かる・・そんな時にはこの「ホーハーライン」、お試しくださいませ。お勧めします!
● 2021 Riesling Sprinzenberg
リースリング・シュプリンゼンベルグ
【ガイヤーホフのリースリングは、やっぱりガイヤーホフらしい優しさ!滑らかで尖ったところのないエレガンスさ・・エキスが滅茶充実していて旨いです!】

オーストリアの白ワインは・・と言いますか、赤も造っていますよ・・ツヴァイゲルトとか、非常に良くなって来ています・・が、ガイヤーホフでは白ワイン。その中でもやはり品種はグリューナーが一番多く、次いでリースリングと言うことになります。
オーストラリアはドイツと国境を接していますが、ドイツの南に有りますから緯度的にも言って、
「ドイツのリースリングのような冷たさと硬さが無い」
のが・・良くも、悪くも感じられます。
時にオーストリアのリースリングは、「緩さ」「暖かさ」ととらえられるかもしれませんし、「豊満」「優しさ」とも受け取れますが、ガイヤーホフのワインに限っては、
「あくまでもポジティブに受け取られる」
と感じます。
なので、より豊満で優しい・・訳です。でも決して「行き過ぎない」ですから、暑苦しいなんてことは全く無いんですね。
どこか涼やかなんだけれど、ドイツよりも暖かで、アルザスあたりよりも線は細めで涼やか、結果としてエレガントさを感じるようなイメージです。

まぁ・・繊細な質なんですね。
この「シュプリンゼンベルグ」(シュプリンツェンベルグ?)と言う畑を探してみたんですが、良く判りませんでした。ドイツ系の名付けですと、シュプリンゼと言う町の畑・・みたいな意味で付けられてたりしますが、ドイツ国境、ザルツブルグの北にシュプリンゼんベルぐと言う町が有ります。
ですが・・クレムスタール地方と言うことでまるで方角が違って、ドイツ側(西)ではなく、スロバキア(東)側です。
そもそも・・ヴァイングート・ガイヤーホフは、オーストリアのガイヤーホフと言う町には無いですしね。ドナウ川にほど近いヴァイングートからすぐの「クレムス」の近くの畑だと思います。ここですとドナウ川の北側ですので、東南や南に開けた土地です。
ですので、やはりドイツよりも厳しく無く、しかし繊細で若干暖かめの味わいなのかと思います。
それでも緊張感が有り、張り詰めた感じに繊細な糸のようなイメージです。中域は適度に膨らんで余韻もややマッタリとしつつ少し粘りながら果実感を再度還流してくれます。
今でも美味しいですが、もう少し休ませても良いでしょう・・でもこの価格ですから、さっさと飲んで、若い美味しさを楽しむべきでしょうか。良く出来ています。是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2021 Gruner Veltliner Hofstudien
グリューナー・ヴェルトリーナー・ホフステュディエン
【ガイヤーホフの進化とナチュールへの意欲が感じられるキュヴェ!・・このしなやかさと飲み心地は別格・・是非飲んでみてください!「解放」のグリューナー!】

まぁ・・こんなことを言うと、超偉そうに・・もしくは嫌味に思われてしまいそうで・・何ですが、「絶対に旨いので購入すべき」と書けば、それはそれなりに販売可能かと思います。が、やはりそこには、飲む方それぞれの受け止め方をある程度想像していないと・・そんなことは出来ないんですね。
まぁ・・ブルゴーニュワインなら、その購入対象はブルゴーニュワインファンが多くを占める訳ですから、そちらに向けてはむしろ・・言いやすいです。
ですが、こと「ナチュール系」と言うことになりますと、そんな訳にも行かないんですね。アヴァンギャルド系の突き抜けたビオ・ナチュールを、昔からワインが好きで飲み続けられていらっしゃる方に
「美味しいから必飲です」
なんてやった日には、もう・・想像しただけで目を開けられない状況が浮かんで来ます・・まぁ・・判らないとは思いますが・・。
ですが、このガイヤーホフの意欲作、ホフステュディエンは、そんなアヴァンギャルド系では有りません。ですが、
「今までのガイヤーホフから、2~3歩踏み出したナチュール!」
と言うことが言えるでしょう。
まぁ・・ラシーヌさんが何故ガイヤーホフを手放したか・・と言えば、その理由の一つには・・きっと、
「So2の残存量(もしくは使用量)」
が有るんじゃないかと・・noisy は勝手に思っています。ですので正しくない、関係無い可能性も有りますから信じないでくださいね。
本来、自然派は、
「醸造スタイルは全く関係が無い」
訳です。自然派はなぜそう呼ばれるか・・は、栽培方法に由来する訳です。ですから、醸造において使用されるもの、もしくは方法は全く関係がありません。

しかしながら、So2(酸化防止剤) の使用は、仕上がったワインの味わいにも大きく影響します。
言ってしまえば、通常の白ワインは収穫後にまず圧搾しますから・・できれば酸化を避けるためにSo2を使いたい訳です。ですがそれをしてしまいますと、果皮に付いている酵母まで使用できなくなってしまいますよね?・・だから自然派の多くの白ワインは、やや褐色の色彩をしています・・これは一般論で、醸造方法によっては異なります。
おそらくですが、ガイヤーホフはSo2の使用量の削減、ひいては残存So2の検出量の減少を目指すとともに、最終的には「So2 フリー」へと変身する道を歩み始めたのかな・・と感じています。このワインが・・そう語っているように思うんですね。
もう、「飲み心地」が今までのガイヤーホフのワインとだいぶ違うんですね。さらに柔らかく、尖った部分が無いです。ふんわりと柔らかで・・ほんの僅かですが揮発酸の影響が見られます。でもこれは完全に収まっていて、複雑な表情のひとつになり溶け込んでいます。
感じられる果実も「まるっ」としてふくよかです。リンゴやナシ、洋ナシ、僅かにアンズとか・・かなり複雑ですがリアルに感じます。中域の膨らみも・・他のキュヴェの「張り詰めた感」がむしろなく、より自然なエッジでその張り詰めた感を解放しているイメージです。
まぁ・・他のキュヴェが風船に入ったワインだとするなら、このホフステュディエンは・・風船には入っていない、グラスの中のワイン・・でしょう。
ですから、出来るだけ多くの方に飲んでいただきたいのですが、一般的に言うところのナチュール感は大きく膨らんでいますから、ビオ的なワイン、自然派ワインが得意じゃない方は・・ちょっと一歩下がった方が良いかもしれません。
ですが・・そうそう、言ってしまえば「ジェラール・シュレールを精緻にした感じ」・・でしょうか・・(^^;; ・・これはいけない表現かな・・でも結構、近いと思います。この辺の表現が響く方は是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2019 Gruner Veltliner Hoher Rain
グリューナー・ヴェルトリーナー・ホーハーライン
【世界に通用する味わい!オーストリアの自然派ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナー!】--以前のレヴューです。

オーストリアの在来種で有り、しかもほぼ1/3の作付面積を持つ種、それがグリューナー・ヴェルトリーナーです。ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナーは、造り方、葡萄の出来、畑の違いから、これほどまでに違う表情を高い完成度で見せてくれる、素晴らしい白だと言えます。その完成度は、コート・ド・ボーヌの高級シャルドネに匹敵するほどだと思います。
このホーハーラインは、ガイヤーホフのラインナップでは中間クラス・・でしょうか。リーズナブルなローゼンシュタイクの上のキュヴェです。
何せ2017年のワインですから・・ね。収穫してから1年も経ってないでしょう?・・それでここまで仕上がるんですから・・ビックリしてしまいます。
上級キュヴェのシュタインライトンと言うキュヴェが有るんですが、こちらはもう・・完全に高級ワイン路線で、上記のようにコート・ド・ボーヌのシャルドネに匹敵するようなタイプ、味わいです。ホーハーラインはシュタインライトンには届かないんですが、良い造り手のACブルクラスかと思っていただいて良いと思います。
同じ2017年のローゼンシュタイクよりも色合いも濃い目、一回り大きく、濃密な仕上がりです。少し若いですから、今のうちに飲まれるなら、この非常に厳しい暑さの
「殺人的暑さ」
を回避、思わぬ汗で失ったミネラル分を美味しく補給し、身体に蓄積した熱を外に出すお役目はピッタリでしょう。
秋口に成ればさらに味わいも乗り、美味しくなった魚介類とマリアージュもピッタリです。余計な化粧の無いピュアな味わいがそれを実現させてくれるんですね。
今年の夏は確かに暑い・・暑過ぎます。でも室内は涼しい性でしょうか・・さほどワインの消費の落ち込みは感じないんですね。超高級ワインと言うか、超高額ワインの足はやや鈍い感じなんですが、
「デイリーワインはいつも通りか、それ以上の動き」
をしてくれているのが・・ワイン屋的には非常に有りがたいです。
毎年夏には言っていることなんですが、身体を冷やし水分を外に出してしまうビール類は控えめ・・味わって飲めるようなタイプのビールをのんびりと少しだけいただき、その後はやはりワインに切り替えると、夏バテしないで済みますよ。
ただし、ワイン飲酒後の「歯磨き」は忘れないようにしてくださいね。ワインほど「酸」のしっかりアルカリ飲料は存在しませんので・・、歯磨きをしっかりすることで、色素沈着も防げますし、歯茎や歯への影響を押さえることが出来ます。
・・・飛んだところに話が言ってしまいましたが、滅茶美味しい「ホーハーライン」です。ローゼンシュタイクは大人気ですぐ無くなっちゃいますし、シュタインライトンは美味いけれど少し時間が掛かる・・そんな時にはこの「ホーハーライン」、お試しくださいませ。お勧めします!
● 2019 Gruner Veltliner Rosensteig
グリューナー・ヴェルトリーナー・ローゼンシュタイク
【ローゼンシュタイクがとってもお買い得なプライスになった2018年!柔らかな酸味と膨らみ、果実感のトライアングル・バランスが素晴らしいです!】--2018年もののレヴューです。

ユッタ・アンブロジッチのブリッブリに張りのある見事なゲミシュター・サッツの味わいには、目を見開かれたに違い無いと思っています。素晴らしいですよね。
そしてこちらはオーストリアの高級自然派ワインを引っ張るガイヤーホフの定番、「ローゼンシュタイク」です。
やはり比較が判りやすいと思いますが、単純には、キリリとしたナチュラルさ、新鮮な果実、そして張りが物凄いのが・・ユッタ・アンブロジッチ。対するガイヤーホフはより熟した(収穫のタイミングは比較するとやや遅い?)葡萄からのソフトで優しいテクスチュア、やや温かみのある熟し気味の果実が特徴と言えます。So2 はアンブロジッチが少なく、判りやすい果実感はガイヤーホフでしょう。
白い石灰感・・慣れた感じですよね。これが非常に安心感が有ります。熟し気味の黄色い果実に白い果実が入る感じ。キツイ酸の果実・・たとえばレモンとか、早摘みのミカンなどまでは感じないです。良い感じの熟し具合。
だいぶ価格が下がってのご案内が出来るようになりまして・・それが実に嬉しいですね。相当下がってますよ。
この季節、どうしても白ワインの出番が増えるはずです。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【デザイン変更!リーズナブルなプライスながらものの見事な白ワインです!爽やかながらも濃密なニュアンスを奥に隠し持っています!!】
リリースされたばかり、新酒状態のヴェルトリーナー、ローゼンシュタイクです。いつもの通り、絶妙な旨さのバランスです。
幾分、到着がいつもより早いのかな?・・その分、若々しくもフレッシュな旨さがより感じられる構成ですが、徐々に旨味やコクが増してくるでしょう。
また、エチケットが随分とシンプルになり、垢抜けた感じになったように思います。見た目の高級感は・・減ったようには感じますが・・(^^;;
いや、これでも昔は結構苦労したんですよ。何せ・・
「段ボール箱に仕切りも何も無く、ただワインだけが交互に重なっている」
状態で輸入、国内配送される時代も有ったんです。
なので、エチケットはボトルの当たりで傷が有ったり・・してましたが、昨今はだいぶ改善されました。見た目も大事ですよね。
味わいはいつもの「ローゼンシュタイク」です。もう・・充分っちゃ充分です。半端に飲むタイミングが難しいシャルドネよりも、ガイヤーホフのローゼンシュタイクの方が頼もしいかもしれません。
より深い味わいをお望みでしたら、今回は「ホーハーライン」も入ってますので、そちらもぜひご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━

いや~・・さすがオーストリア随一の自然派の造り手、ガイヤーホフです。2016年とリリースされた直後ですが・・もう滅茶美味しいです。
溌剌としたフルーツが全開ですね。白桃、グレープフルーツ、淡い色の柑橘がバッチリです。酸もしっかり出ていますが全く酸っぱくは無く、非常に良いバランスです。甘く無く、辛過ぎない味わいで、少し白色感の有る中程度の石灰石を感じさせるミネラリティ、中域がぷっくりと膨れていて余韻も長いです。時間の経過と共にシャッキリとキレの良い味わいが少しずつネットリ、滑らかさを増して来ます。
またそれと同時にブルゴーニュのシャルドネのような高貴なニュアンスも感じられます。短い時間での変化の度合いが大きいのでかなり楽しめますね。
比較的安価なワインですが、それを感じさせない充実した見事な構成です。しばらく置いて熟させても旨いでしょう。万全です!ファンが多いのも頷ける仕上がりでした。是非飲んでください。一推しです!
以下は2011年のローゼンシュタイクのコメントレヴュー文です。
━━━━━
2011年のローゼンシュタイクは、余りの美味しさ、ポテンシャルの高さにnoisyも舞い上がってしまいました。かなりの数量を扱わせていただき、皆さんにも、
「オーストリアにこんなに旨い自然派ワインが有ったんだ!」
と認識していただけたと思っています。
100年に一度とも言われるヴィンテージだったようで、ま~・・・一口目から旨いこと、香ることったら無いです。
さすがにそんなグレートイヤーの2011年よりも旨いなどとは申しません。比較すればわずかに、濃度的には落ちるのは否めませんが、通常のヴィンテージ以上の美味しさ、仕上がり具合だと思いますので、現在飲むと比較的サラリとクイクイ飲め、半年以上寝かせると旨みがとグラがさらに出てきて、高級ワインたる由縁を表現してくれるでしょう。
まだ暑さの残る季節ですし、またこれから魚介が美味しくなってきますから、こんな爽やかなニュアンスのあるヴェルトリーナーも、食卓にはピッタリかと思います。是非是非、ご検討くださいませ。
━━━━━
【ベラボーに旨い!ブラボー!】 のっけから・・ダジャレですみません・・。でもこれは買っておいてください!すっげ~旨いです!・・・今まではシュタインライトンの二番煎じ的存在だったんですが、2011年のローゼンシュタイク・・・勿論、シュタインライトンにはポテンシャル的には叶わないですが、冬の食にピッタリ!そして単体で飲んでもベラボーに旨いんですよ・・・。
ポテンシャルど~こ~じゃ無いんです。ポイントも無意味・・。ただ、素晴らしいヴィンテージが与えてくれた恩恵を、考える脳を必要としない美味しさが包んでしまうんです!
コメントはシュタインライトンを少し軽くしたもの・・で良いでしょう。こんなにウルトラスムースで、帰ってくる余韻・・アロマが心地良いんだから、考える必要が無い!とにかく飲んでみるべきワイン・・オーストリアワインの素晴らしさを、再認識・・いや、初認識するかもしれません!一推し!
● 2018 Gruner Veltliner Rosensteig
グリューナー・ヴェルトリーナー・ローゼンシュタイク
【ローゼンシュタイクがとってもお買い得なプライスになった2018年!柔らかな酸味と膨らみ、果実感のトライアングル・バランスが素晴らしいです!】

ユッタ・アンブロジッチのブリッブリに張りのある見事なゲミシュター・サッツの味わいには、目を見開かれたに違い無いと思っています。素晴らしいですよね。
そしてこちらはオーストリアの高級自然派ワインを引っ張るガイヤーホフの定番、「ローゼンシュタイク」です。
やはり比較が判りやすいと思いますが、単純には、キリリとしたナチュラルさ、新鮮な果実、そして張りが物凄いのが・・ユッタ・アンブロジッチ。対するガイヤーホフはより熟した(収穫のタイミングは比較するとやや遅い?)葡萄からのソフトで優しいテクスチュア、やや温かみのある熟し気味の果実が特徴と言えます。So2 はアンブロジッチが少なく、判りやすい果実感はガイヤーホフでしょう。
白い石灰感・・慣れた感じですよね。これが非常に安心感が有ります。熟し気味の黄色い果実に白い果実が入る感じ。キツイ酸の果実・・たとえばレモンとか、早摘みのミカンなどまでは感じないです。良い感じの熟し具合。
だいぶ価格が下がってのご案内が出来るようになりまして・・それが実に嬉しいですね。相当下がってますよ。
この季節、どうしても白ワインの出番が増えるはずです。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【デザイン変更!リーズナブルなプライスながらものの見事な白ワインです!爽やかながらも濃密なニュアンスを奥に隠し持っています!!】
リリースされたばかり、新酒状態のヴェルトリーナー、ローゼンシュタイクです。いつもの通り、絶妙な旨さのバランスです。
幾分、到着がいつもより早いのかな?・・その分、若々しくもフレッシュな旨さがより感じられる構成ですが、徐々に旨味やコクが増してくるでしょう。
また、エチケットが随分とシンプルになり、垢抜けた感じになったように思います。見た目の高級感は・・減ったようには感じますが・・(^^;;
いや、これでも昔は結構苦労したんですよ。何せ・・
「段ボール箱に仕切りも何も無く、ただワインだけが交互に重なっている」
状態で輸入、国内配送される時代も有ったんです。
なので、エチケットはボトルの当たりで傷が有ったり・・してましたが、昨今はだいぶ改善されました。見た目も大事ですよね。
味わいはいつもの「ローゼンシュタイク」です。もう・・充分っちゃ充分です。半端に飲むタイミングが難しいシャルドネよりも、ガイヤーホフのローゼンシュタイクの方が頼もしいかもしれません。
より深い味わいをお望みでしたら、今回は「ホーハーライン」も入ってますので、そちらもぜひご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━

いや~・・さすがオーストリア随一の自然派の造り手、ガイヤーホフです。2016年とリリースされた直後ですが・・もう滅茶美味しいです。
溌剌としたフルーツが全開ですね。白桃、グレープフルーツ、淡い色の柑橘がバッチリです。酸もしっかり出ていますが全く酸っぱくは無く、非常に良いバランスです。甘く無く、辛過ぎない味わいで、少し白色感の有る中程度の石灰石を感じさせるミネラリティ、中域がぷっくりと膨れていて余韻も長いです。時間の経過と共にシャッキリとキレの良い味わいが少しずつネットリ、滑らかさを増して来ます。
またそれと同時にブルゴーニュのシャルドネのような高貴なニュアンスも感じられます。短い時間での変化の度合いが大きいのでかなり楽しめますね。
比較的安価なワインですが、それを感じさせない充実した見事な構成です。しばらく置いて熟させても旨いでしょう。万全です!ファンが多いのも頷ける仕上がりでした。是非飲んでください。一推しです!
以下は2011年のローゼンシュタイクのコメントレヴュー文です。
━━━━━
2011年のローゼンシュタイクは、余りの美味しさ、ポテンシャルの高さにnoisyも舞い上がってしまいました。かなりの数量を扱わせていただき、皆さんにも、
「オーストリアにこんなに旨い自然派ワインが有ったんだ!」
と認識していただけたと思っています。
100年に一度とも言われるヴィンテージだったようで、ま~・・・一口目から旨いこと、香ることったら無いです。
さすがにそんなグレートイヤーの2011年よりも旨いなどとは申しません。比較すればわずかに、濃度的には落ちるのは否めませんが、通常のヴィンテージ以上の美味しさ、仕上がり具合だと思いますので、現在飲むと比較的サラリとクイクイ飲め、半年以上寝かせると旨みがとグラがさらに出てきて、高級ワインたる由縁を表現してくれるでしょう。
まだ暑さの残る季節ですし、またこれから魚介が美味しくなってきますから、こんな爽やかなニュアンスのあるヴェルトリーナーも、食卓にはピッタリかと思います。是非是非、ご検討くださいませ。
━━━━━
【ベラボーに旨い!ブラボー!】 のっけから・・ダジャレですみません・・。でもこれは買っておいてください!すっげ~旨いです!・・・今まではシュタインライトンの二番煎じ的存在だったんですが、2011年のローゼンシュタイク・・・勿論、シュタインライトンにはポテンシャル的には叶わないですが、冬の食にピッタリ!そして単体で飲んでもベラボーに旨いんですよ・・・。
ポテンシャルど~こ~じゃ無いんです。ポイントも無意味・・。ただ、素晴らしいヴィンテージが与えてくれた恩恵を、考える脳を必要としない美味しさが包んでしまうんです!
コメントはシュタインライトンを少し軽くしたもの・・で良いでしょう。こんなにウルトラスムースで、帰ってくる余韻・・アロマが心地良いんだから、考える必要が無い!とにかく飲んでみるべきワイン・・オーストリアワインの素晴らしさを、再認識・・いや、初認識するかもしれません!一推し!
● 2018 Gruner Veltliner
グリューナー・ヴェルトリーナー(旧ラントヴァイン)
【オーストリアの大御所ガイヤーホフがリリースするがぶ飲みグリューナー・ヴェルトリーナー!】

1000ML、1リットル瓶に入った、がぶ飲みタイプのグリュルーナ―です。「がぶ飲み」と書きましたが、決して薄辛くは無いです。しっかりとしたボディが有ってのがぶ飲みです。
グリューナー・ヴェルトリーナーはもう、ご存じかと思いますが・・一応。トラミネール種と不明の品種が自然交配されて生まれたことになっています。基本は多産種なんですが、しっかり収量制限すると素晴らしい味わいに成ります。ただ、最近は栽培面積が減って来ているようです。
基本、穏やかな酸味なんですが、ユッタ・アンブロジッチのゲミシュター・サッツを飲むと・・そうなの?・・と思いたくなっちゃいますよね。
味わい的にはどうでしょう・・シャルドネの重心を少しだけ上げて、ふくよかな部分を少しだけ粗くした感じ・・リースリングと甲州のブレンド?・・みたいな・・違うか・・(^^;; なので、キツイ酸にはならずとても飲みやすいです。
果実感もしっかりです。フラワリーな軽めのノーズに、やや熟した黄色い果実が入ってくる感じ。ドライですが、残糖が全く無いところまでは糖を喰わせておらず、適度なバランスに仕上げています。ピュア感がしっかり、ナチュラル感がほんのり・・と言う味わいです。
価格も安く、量もしっかり入ってますし、スクリューなので扱いやすいでしょう。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
● 2017 Gruner Veltliner Rosensteig
グリューナー・ヴェルトリーナー・ローゼンシュタイク
【デザイン変更!リーズナブルなプライスながらものの見事な白ワインです!爽やかながらも濃密なニュアンスを奥に隠し持っています!!】

リリースされたばかり、新酒状態のヴェルトリーナー、ローゼンシュタイクです。いつもの通り、絶妙な旨さのバランスです。
幾分、到着がいつもより早いのかな?・・その分、若々しくもフレッシュな旨さがより感じられる構成ですが、徐々に旨味やコクが増してくるでしょう。
また、エチケットが随分とシンプルになり、垢抜けた感じになったように思います。見た目の高級感は・・減ったようには感じますが・・(^^;;
いや、これでも昔は結構苦労したんですよ。何せ・・
「段ボール箱に仕切りも何も無く、ただワインだけが交互に重なっている」
状態で輸入、国内配送される時代も有ったんです。
なので、エチケットはボトルの当たりで傷が有ったり・・してましたが、昨今はだいぶ改善されました。見た目も大事ですよね。
味わいはいつもの「ローゼンシュタイク」です。もう・・充分っちゃ充分です。半端に飲むタイミングが難しいシャルドネよりも、ガイヤーホフのローゼンシュタイクの方が頼もしいかもしれません。
より深い味わいをお望みでしたら、今回は「ホーハーライン」も入ってますので、そちらもぜひご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━

いや~・・さすがオーストリア随一の自然派の造り手、ガイヤーホフです。2016年とリリースされた直後ですが・・もう滅茶美味しいです。
溌剌としたフルーツが全開ですね。白桃、グレープフルーツ、淡い色の柑橘がバッチリです。酸もしっかり出ていますが全く酸っぱくは無く、非常に良いバランスです。甘く無く、辛過ぎない味わいで、少し白色感の有る中程度の石灰石を感じさせるミネラリティ、中域がぷっくりと膨れていて余韻も長いです。時間の経過と共にシャッキリとキレの良い味わいが少しずつネットリ、滑らかさを増して来ます。
またそれと同時にブルゴーニュのシャルドネのような高貴なニュアンスも感じられます。短い時間での変化の度合いが大きいのでかなり楽しめますね。
比較的安価なワインですが、それを感じさせない充実した見事な構成です。しばらく置いて熟させても旨いでしょう。万全です!ファンが多いのも頷ける仕上がりでした。是非飲んでください。一推しです!
以下は2011年のローゼンシュタイクのコメントレヴュー文です。
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2011年のローゼンシュタイクは、余りの美味しさ、ポテンシャルの高さにnoisyも舞い上がってしまいました。かなりの数量を扱わせていただき、皆さんにも、
「オーストリアにこんなに旨い自然派ワインが有ったんだ!」
と認識していただけたと思っています。
100年に一度とも言われるヴィンテージだったようで、ま~・・・一口目から旨いこと、香ることったら無いです。
さすがにそんなグレートイヤーの2011年よりも旨いなどとは申しません。比較すればわずかに、濃度的には落ちるのは否めませんが、通常のヴィンテージ以上の美味しさ、仕上がり具合だと思いますので、現在飲むと比較的サラリとクイクイ飲め、半年以上寝かせると旨みがとグラがさらに出てきて、高級ワインたる由縁を表現してくれるでしょう。
まだ暑さの残る季節ですし、またこれから魚介が美味しくなってきますから、こんな爽やかなニュアンスのあるヴェルトリーナーも、食卓にはピッタリかと思います。是非是非、ご検討くださいませ。
━━━━━
【ベラボーに旨い!ブラボー!】 のっけから・・ダジャレですみません・・。でもこれは買っておいてください!すっげ~旨いです!・・・今まではシュタインライトンの二番煎じ的存在だったんですが、2011年のローゼンシュタイク・・・勿論、シュタインライトンにはポテンシャル的には叶わないですが、冬の食にピッタリ!そして単体で飲んでもベラボーに旨いんですよ・・・。
ポテンシャルど~こ~じゃ無いんです。ポイントも無意味・・。ただ、素晴らしいヴィンテージが与えてくれた恩恵を、考える脳を必要としない美味しさが包んでしまうんです!
コメントはシュタインライトンを少し軽くしたもの・・で良いでしょう。こんなにウルトラスムースで、帰ってくる余韻・・アロマが心地良いんだから、考える必要が無い!とにかく飲んでみるべきワイン・・オーストリアワインの素晴らしさを、再認識・・いや、初認識するかもしれません!一推し!
● 2017 Gruner Veltliner Hoher Rain
グリューナー・ヴェルトリーナー・ホーハーライン
【世界に通用する味わい!オーストリアの自然派ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナー!】

オーストリアの在来種で有り、しかもほぼ1/3の作付面積を持つ種、それがグリューナー・ヴェルトリーナーです。ガイヤーホフのグリューナー・ヴェルトリーナーは、造り方、葡萄の出来、畑の違いから、これほどまでに違う表情を高い完成度で見せてくれる、素晴らしい白だと言えます。その完成度は、コート・ド・ボーヌの高級シャルドネに匹敵するほどだと思います。
このホーハーラインは、ガイヤーホフのラインナップでは中間クラス・・でしょうか。リーズナブルなローゼンシュタイクの上のキュヴェです。
何せ2017年のワインですから・・ね。収穫してから1年も経ってないでしょう?・・それでここまで仕上がるんですから・・ビックリしてしまいます。
上級キュヴェのシュタインライトンと言うキュヴェが有るんですが、こちらはもう・・完全に高級ワイン路線で、上記のようにコート・ド・ボーヌのシャルドネに匹敵するようなタイプ、味わいです。ホーハーラインはシュタインライトンには届かないんですが、良い造り手のACブルクラスかと思っていただいて良いと思います。
同じ2017年のローゼンシュタイクよりも色合いも濃い目、一回り大きく、濃密な仕上がりです。少し若いですから、今のうちに飲まれるなら、この非常に厳しい暑さの
「殺人的暑さ」
を回避、思わぬ汗で失ったミネラル分を美味しく補給し、身体に蓄積した熱を外に出すお役目はピッタリでしょう。
秋口に成ればさらに味わいも乗り、美味しくなった魚介類とマリアージュもピッタリです。余計な化粧の無いピュアな味わいがそれを実現させてくれるんですね。
今年の夏は確かに暑い・・暑過ぎます。でも室内は涼しい性でしょうか・・さほどワインの消費の落ち込みは感じないんですね。超高級ワインと言うか、超高額ワインの足はやや鈍い感じなんですが、
「デイリーワインはいつも通りか、それ以上の動き」
をしてくれているのが・・ワイン屋的には非常に有りがたいです。
毎年夏には言っていることなんですが、身体を冷やし水分を外に出してしまうビール類は控えめ・・味わって飲めるようなタイプのビールをのんびりと少しだけいただき、その後はやはりワインに切り替えると、夏バテしないで済みますよ。
ただし、ワイン飲酒後の「歯磨き」は忘れないようにしてくださいね。ワインほど「酸」のしっかりアルカリ飲料は存在しませんので・・、歯磨きをしっかりすることで、色素沈着も防げますし、歯茎や歯への影響を押さえることが出来ます。
・・・飛んだところに話が言ってしまいましたが、滅茶美味しい「ホーハーライン」です。ローゼンシュタイクは大人気ですぐ無くなっちゃいますし、シュタインライトンは美味いけれど少し時間が掛かる・・そんな時にはこの「ホーハーライン」、お試しくださいませ。お勧めします!
● 2015 Gruner Veltliner Rosensteig
グリューナー・ヴェルトリーナー・ローゼンシュタイク
● 2016 Gruner Veltliner Rosensteig
グリューナー・ヴェルトリーナー・ローゼンシュタイク
【リーズナブルなプライスながらものの見事な白ワインです!爽やかながらも濃密なニュアンスを奥に隠し持っています!!】

いや~・・さすがオーストリア随一の自然派の造り手、ガイヤーホフです。2016年とリリースされた直後ですが・・もう滅茶美味しいです。
溌剌としたフルーツが全開ですね。白桃、グレープフルーツ、淡い色の柑橘がバッチリです。酸もしっかり出ていますが全く酸っぱくは無く、非常に良いバランスです。甘く無く、辛過ぎない味わいで、少し白色感の有る中程度の石灰石を感じさせるミネラリティ、中域がぷっくりと膨れていて余韻も長いです。時間の経過と共にシャッキリとキレの良い味わいが少しずつネットリ、滑らかさを増して来ます。
またそれと同時にブルゴーニュのシャルドネのような高貴なニュアンスも感じられます。短い時間での変化の度合いが大きいのでかなり楽しめますね。
比較的安価なワインですが、それを感じさせない充実した見事な構成です。しばらく置いて熟させても旨いでしょう。万全です!ファンが多いのも頷ける仕上がりでした。是非飲んでください。一推しです!
以下は2011年のローゼンシュタイクのコメントレヴュー文です。
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2011年のローゼンシュタイクは、余りの美味しさ、ポテンシャルの高さにnoisyも舞い上がってしまいました。かなりの数量を扱わせていただき、皆さんにも、
「オーストリアにこんなに旨い自然派ワインが有ったんだ!」
と認識していただけたと思っています。
100年に一度とも言われるヴィンテージだったようで、ま~・・・一口目から旨いこと、香ることったら無いです。
さすがにそんなグレートイヤーの2011年よりも旨いなどとは申しません。比較すればわずかに、濃度的には落ちるのは否めませんが、通常のヴィンテージ以上の美味しさ、仕上がり具合だと思いますので、現在飲むと比較的サラリとクイクイ飲め、半年以上寝かせると旨みがとグラがさらに出てきて、高級ワインたる由縁を表現してくれるでしょう。
まだ暑さの残る季節ですし、またこれから魚介が美味しくなってきますから、こんな爽やかなニュアンスのあるヴェルトリーナーも、食卓にはピッタリかと思います。是非是非、ご検討くださいませ。
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【ベラボーに旨い!ブラボー!】 のっけから・・ダジャレですみません・・。でもこれは買っておいてください!すっげ~旨いです!・・・今まではシュタインライトンの二番煎じ的存在だったんですが、2011年のローゼンシュタイク・・・勿論、シュタインライトンにはポテンシャル的には叶わないですが、冬の食にピッタリ!そして単体で飲んでもベラボーに旨いんですよ・・・。
ポテンシャルど~こ~じゃ無いんです。ポイントも無意味・・。ただ、素晴らしいヴィンテージが与えてくれた恩恵を、考える脳を必要としない美味しさが包んでしまうんです!
コメントはシュタインライトンを少し軽くしたもの・・で良いでしょう。こんなにウルトラスムースで、帰ってくる余韻・・アロマが心地良いんだから、考える必要が無い!とにかく飲んでみるべきワイン・・オーストリアワインの素晴らしさを、再認識・・いや、初認識するかもしれません!一推し!
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