ル・クロ・デュ・カイユ
ル・クロ・デュ・カイユ
フランス le Clos du Caillou ローヌ
●「ル・クロ・デュ・カイユ」は、長い間ギガルなどの著名ローヌ・ネゴシアンものにブレンドされてきました。ジャン=ドニ・ヴァシュロンは、名門ドメ ーヌ・ヴァシュロン(サンセール)の長男でしたが、奥さんの実家を継いで現在に至っています。
ところが、残念なことに彼は、最高の出来であった2000年を仕上げてから、交通事故で亡くなってしまったんですね。その辺りはヴァシュロンのサンセールをご紹介させていただいたときに記載させていただきましたが、現在は奥さんを中心にドメ ーヌを運営されていらっしゃるようです。
● 超お久しぶりのル・クロ・デュ・カイユです。いつの間にか自然派になってました~!・・しかも、結構にエキス系のピュアで美しい作りです。そこにほんのりナチュラルさが入ってくる感じなので、アヴァンギャルドなビオでは無く、
「限りなく自然に対応して行く栽培・醸造」
と言うことなのでしょう。
もう、ル・テロワールさん時代からですからそろそろ30年が経とうとしているなんて・・ちょっと感慨深いですね。滅茶美味しかったですし、トップ・キュヴェのヌフ・レゼルヴ2016年は何と、
「アドヴォケイトで100点!」
です。
まぁ、アドヴォケイトの覚えも目出度いクロ・デュ・カイユだとは言え、ラヤスもアンリ・ボノーもそうは取れない満点を何度もたたき出すなんて・・素晴らしいことです。ご検討くださいませ。
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「ル・クロ・デュ・カイユ」は、長い間ギガルなどの著名ローヌ・ネゴシアンものにブレンドされてきました。ジャン=ドニ・ヴァシュロンは、名門ドメーヌ・ヴァシュロン(サンセール)の長男でしたが、奥さんの実家を継いで現在に至っています。
ところが、残念なことに彼は、最高の出来であった2000年を仕上げてから、交通事故で亡くなってしまったんですね。その辺りはヴァシュロンのサンセールをご紹介させていただいたときに記載させていただきましたが、現在は奥さんを中心にドメ ーヌを運営されていらっしゃるようです。

■エージェント情報
「シャトーヌフ・デュ・パプと同じテロワールを持つコート・デュ・ローヌ」
シャトーヌフ・デュ・パプ北東の境界、クルテゾンの高台に17ha広がるクロ・デュ・カイユの土地は「クロ」の名が示す通り古来より実際に石垣が3キロに渡り築かれた狩猟場の森であった。フランス最古の原産地呼称であるシャトーヌフ・デュ・パプが制定された1936年に当時AOCの境界線を決める為に役人がクロ・デュ・カイユの土壌調査に訪れた際に番人が銃で追い払った事が不評を買いACシャトーヌフ・デュ・パプから外れてしまったという逸話が残っている。これは現在も「ル・カイユ」の区画がAOC境界線から不自然にはみ出している事が地図からも確認できる。現在この「ル・カイユ」と他区画から造られるACコート・デュ・ローヌが計45haと石垣の外周辺に所有するシャトーヌフ・デュ・パプを計9ha所有し、年間約25万本を生産。1950年代に植樹されたぶどう樹が多く残り、平均樹齢は60年を超す。2010年よりビオロジック認証取得、一部区画ではビオディナミを実践している。野生酵母による発酵など極力ナチュラルな造りが信条。
「伝説となった天才醸造家、ジャン・ドニ・ヴァシュロン」
1956年に現オーナーのプイザン家が取得し、森を開墾し本格的なぶどう栽培・ワイン造りを開始。1990年代半ばまで収穫の大部分はギガルなど大手ネゴシアンへ桶売りしていたが1995年に大きな転機が訪れる。創業者の孫娘、シルヴィ・プイザンがサンセールの名高いドメーヌ・ヴァシュロンにてワイン造りを行っていた夫、ジャン・ドニ・ヴァシュロンとドメーヌを継ぐ事を決心しサンセールからローヌへ移住。以来細やかな区画毎の栽培醸造管理の徹底、商品レンジの一新や有機栽培の推進など品質向上の為の様々な革新を行いながら元詰めを徐々に増やして僅か数年でシャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者と賞される。ブルゴーニュワインをこよなく愛したジャン・ドニの手腕とそれを可能にする砂質土壌主体の卓越したテロワールと古木グルナッシュの見事な融合により、クロ・デュ・カイユのワインは洗練されたエレガンスとフィネスで世に広く知られるようになる。その精神は2002年にジャン・ドニが不慮の事故死を遂げた後もシルヴィと残された子供達、そして現在の醸造責任者ブルーノ・ガスパールに受け継がれており、終わりの無い品質の追及を今も尚続けている。
● 2021 Cotes-du-Rhone Blanc le Caillou
コート=デュ=ローヌ・ブラン・ル・カイユ
【このリアルな柑橘系果実のアロマには、ちょっと痺れてしまうんじゃないでしょうか!・・素晴らしい出来!価格以上の仕上がりです!】

素晴らしい仕上がりでした・・ちょっと飲むのを忘れていまして、随分と放置してしまいましたが、むしろそれが良い結果を生んだようで、今飲んでも滅茶旨いです!
2020年もののグラマラスな方にちょっと寄った味わいとはまた少し異なり、柑橘系のフレーヴァーにリアルさが有って、良く香るんですね。しかもクリスタルなコーティングがされているようなニュアンスで、ローヌ南部の白ワインとも思えぬような美しく伸びやかな酸バランスが有ります。
2千円ちょっとのワインですが、この柑橘のニュアンスと適度に引き締まったボディ、そして酸の優れたバランスから、
「ん、これはコート=デュ=ローヌのブラン!」
と・・しっかり正解を導き出せる方がどれだけいらっしゃるか・・。
むしろ皆、ブルゴーニュのシャルドネのつもりで飲んでしまうんじゃないかと・・そんなニュアンスが感じられます。
それに暑い時期ですと、比較的品温を下げて飲みたくなりますが、そんな時も味わいや香りが沈まないバランスをしていると思うんですね。

ブルゴーニュのシャルドネが適度に開いた時は、ほんのりと甘みさえ感じると思います。勿論、残糖分が若干なりとも残りますから・・その性も僅かには有ると思いますが、実際にはわずかな残糖は、人間にはほぼ検出できないんですね・・酸が有りますから、その陰に隠れてしまいがちです。
ですがその酸バランスが甘みを感じさせるようなベクトルを持っていますと、単に甘いとは感じず、「旨味」「エキス味」に近い捉えられ方をすると思います。誰も・・無化調の豚骨ラーメンに砂糖が入っているとは思わないかと・・思いますが、甘みも感じますよね。
最近、健康のために・・?・・高カカオポリフェノールのカカオ86%と言うのを稀に口にしていますが、最初に食すと・・
「全く甘みを感じない」
んですね・・。
「に、苦っ!」
に近いニュアンスです。
ですが結構に後を引くので、また一つ、口に放り込むと・・今度はちゃんと甘みも感じるし、食べ慣れてくると結構甘さが有るんです。
まぁ・・これには少量の砂糖を使用しているんですが、タンニンでマスキングされてしまって・・最初のうちはそれに気が付かない・・でも慣れて来てタンニンが気にならなくなると、その砂糖類の甘みとタンニンの苦みから変化して感じられる甘みが合わさって・・「結構・・それなりに甘い」と気付くのかな・・と思います。
その位、酸バランスが冷ややかで丸いんですね。素晴らしい出来だと思います。是非飲んでみて下さい。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【薄っぺらでは無く、暑苦しく無く、ナチュラルでピュアなバランス最高のCDRブランでした!】
ル・カイユの赤のコラムでも書きましたが、
「今まで扱って無くて・・すみませんでした!」
とお詫びしたくなるような素晴らしい出来でした!
それは自然派ならではのアロマのスピード感と太さ、自然さと、味わいのディテールの美しさとバランスの素晴らしさです。一般にこのクラスは、丸いパレットを描くことは少なく、どこかがとても出っ張っていたり凹んでいたりするのが普通・・特に若い時はその傾向が強いんですね。
しかしこの2020年のル・カイユ・ブランは、
「半端無いバランスとディテールの美しさ!」
を感じさせてくれました・・ちょっと驚きです。
これなら上級キュヴェのブーケ・デ・ガリグなども、昔とは全然違っているんじゃないかと・・思っていますので、いずれ確かめてみたいと。
それで何とか良い写真を撮ろうと頑張っているんですが、スマホを変えた性で上手く撮れないんですよ。

左の写真・・みて下さい。完全にボケちゃってます。まぁ、焦点をコルクの方に持って行ったので仕方が無いんですが・・
「撮ろうとすると画角が勝手に変わってしまう!」
んですよ・・例の3ツ目のiphoneです。「クルッ」と・・画角そのものが変わってしまって、せっかく接写で良い色が撮れる角度に行き着いても・・「クルッ」です。
なので、焦点もズレてしまう・・ので、こんな写真になってしまうんですね。もう少し練習して良い写真になるように頑張ります・・。
で、このCDRブランですが、ま・・価格から言いますと、超お買い得です。しかも、
「自然派は良いがビオは余り好きじゃない」
とか、
「ビオでも良いが、揮発酸ぷんぷんは・・止めて欲しい」
と思われていらっしゃる方にもドンピシャです。冷ややかでエレガントな・・マッチョでは無いローヌの白に出会えます。
勿論ビオ好きにも対応できると思いますよ。アヴァンギャルドが大好きな方には綺麗過ぎて物足りないかもしれませんが・・。是非飲んでお確かめください。素晴らしい出来だと思います。お勧めです!
● 2021 Cotes-du-Rhone Rouge le Caillou
コート=デュ=ローヌ・ルージュ・ル・カイユ
【このエレガンスに満ちたシームレスな味わいはまるでエレガント系ピノ・ノワール!・・滅茶旨いです!しかも安い!】

いや~・・旨いです。昨年の2020年ものは扱いましたが、それ以前はスルーしていたのが悔やまれます。
ジェブ・ダナックさんのレヴューを読むと・・いや、ポイントは付けていませんでしたが、2021年もののル・カイユは、ほぼグルナッシュだけだと・・。
なるほど・・それでこの一体感なのかと・・ちょっと納得しました。
それでも総体としての印象が・・まるで、
「超エレガントなバランスの良いピノ・ノワールにソックリ!」
でして、2020年もののA.C.ブルが4千円もするなら、
「・・ちょっと浮気してローヌでも・・そんなに言うんなら・・」
と試していただけるんじゃないかと思いますし、何より・・
「・・げっ!・・暑苦しく無くエレガントで・・旨い!」
ときっと言っていただけるはずなんですね。

この色彩なんですよ。これ、コート=デュ=ローヌですよ?・・2020年ものにも増して、よりブルゴーニュワインっぽく見えてくるんじゃないかと思います。
チェリーやラズベリーのしっとり落ち着いたニュアンスに石や石灰。入口から感じるノーズ、触感、拡がり方もシームレスで、ブラインドなら間違い無く第一印象でピノ・ノワールかと。甘いニュアンスは無く酸が美しい。適度な拡がりを持った中域、チェリーを感じたまま自然さを再確認しつつ美しい余韻。
2千円ほどなら・・そしてお好みがブルゴーニュ・ピノ・ノワールなら、この選択肢も有りです。ローヌ南部のシャトーヌッフ近辺の「分厚い感じのするグルナッシュ」と言うイメージからは、相当遠い位置に有る感じがします。
何よりも・・このローヌに有って「締まりが有る」んですね。酸の構成も素晴らしいです!・・滅茶美味しいので是非飲んでみてください。安いです!
以下は以前のレヴューです
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【激旨です!今まで他の造り手の葡萄が入っているので扱いませんでしたが、この見事な出来を知ってしまうと「失敗だった」と言わずにはおれません・・。】
「そうなのか・・こう、来れるのか・・」
と、この一番下のコート=デュ=ローヌのル・カイユを飲んで・・思ってしまいました。
これは・・昔はル・テロワールさんの頃から知っているだけに、
「他人の葡萄を混ぜているなんて・・ちょっとなぁ・・」
と思っていまして手を出していなかったんです。ル・カイユの赤も白も・・。
ル・テロワールさんが閉められてからしばらくして自然派に転向したんだと思いますが、このクロ・デュ・カイユの今の立ち位置は、ある意味「理想」と言えるのかもしれません。
それなりの出荷数量も必要・・しかも「質」には大きくこだわっている訳ですから、この両立は相当に難しいはずで、その解決策として、
「他の造り手のビオロジックの葡萄を自分のところの葡萄に混ぜる」
と言うスタンスになったと思うんですね。

まるでピノ・ノワールを思わせるような染みわたる少し淡い色・・。大昔のクロ・デュ・カイユからは、
「とてもとても・・想像ができない!」
としか・・感じられません。
ふんわりとソフトながら酸の見事な量とバランス、質があって、冷涼感のあるエレガンスを感じさせつつ、凄いバランスの味わいを見せてくれます。
軽やかなミネラリティがふんだんにあり、「ど~~ん」と来る感じの「いかにもローヌ」では無い・・言い換えれば「北の方のエレガンス」と感じさせてくれます。
飲んでいてとても「楽」で「自然」です。自然派ですがビオビオしておらず、でもしなやかさと濡れたニュアンスがそれを感じさせているかのようでもあります。美味しいです!是非飲んでみて下さい。
「安いのに美味い!」
「そしてエレガントで鈍重で無い!」
あんまり無いタイプのコート=デュ=ローヌ・ルージュです!
● 2020 Chateauneuf-du-Pape Rouge les Quartz
シャトーヌッフ=デュ=パプ・ルージュ・レ・クワルツ
【自然派やエレガントなワインに高い評価を付け始めた海外メディアですが、「2020年ものは本当に特別に見えます!」とアドヴォケイトも高い評価で95~97ポイントでした!】
こちらも仕入れを失敗しましたので・・追加はございません。すみません。
シャトーヌッフと言うことになりますと皆さんは「ラヤス」と言うことになるのかと思いますが、数年前まではシャトーヌッフだけは即完売していましたが、それ以外のピニャンとかの下級キュヴェは売れずに残ってました。それこそデ・トゥール系はテイスティングさせていただいて販売しても残っていました。それが・・やはり火をつけたのはアジアの某国・・なんでしょうね。今まで普通に購入できるから安心して買わなかった方々が、今度は焦って買われ始めたので、下から上まで凄い勢いで完売するようになったのかと思っています。
ラヤスの2009年のシャトーヌッフ・レゼルヴなどは、アドヴォケイトも99ポイントと高評価、Noisy wine での販売価格は6万円台でした。
「・・高くなったなぁ・・」
と思っていましたが、今、海外でのリリース頃の価格だと思われるものを見ると何と1600ドルですから、最低でも1/3の価格で販売していたことになります。何だかモチベーションも駄々下がりです。
こちらも仕入れを躊躇していた性で少ししか買えなかったヌッフのクワルツです。アドヴォケイトは95~97ポイントと2019年ものを凌ぐ評価で、
「2020年ものは特別だ」
と言っています。
ですが、むしろル・クロ・デュ・カイユは四半世紀前とは違って自然派で冷ややかですから、ラヤスとは味筋が相当に異なるはずなんですね。
でもアドヴォケイトはこの2番目のキュヴェにも95~97ポイント、トップ・キュヴェには98~100ポイントとしているんですから・・
「PK氏が現役だった頃のアドヴォケイトとはだいぶ変わった!」
と言えますし、
「日本人好みのエレガント系の味わいも、ダレの影響でそうなったのかは判らないが、それなりに評価するようになった!」
のは間違い在りません。
今回も昨年に続けて飲めない数量で申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです
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【アドヴォケイトの評価を信じるならば、2019年ものはレゼルヴより・・クワルツ・・ですか?】 すみません・・レゼルヴ同様、仕入れをミスってまして、数が入りませんでしたので今のところは飲めていません。何とかなるようでしたらテイスティングして再度アップいたしますが・・。
アドヴォケイトは何と・・価格で倍にもなる「レゼルヴ2019」とあまり変わらない評価を出しておりまして、
「・・これならクワルツで充分か・・?」
と思ってしまいますが、ザ・ワインセラー・インサイダーではレゼルヴは99ポイント、こちらのクワルツは96ポイントですから、明らかに異なります。レゼルヴは圧巻レベル、クワルツは最上・・と言ったところでしょうか。
今のところnoisy的にも結果は出せませんが、このクワルツ2019年は、
「相当素晴らしい仕上がりになった可能性が有る」
とは言えるかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【まさに水晶的なテクスチュアを持つ、滅茶滑らかな・・そして水晶を手に持った時の冷ややかなニュアンスさえ持つ素晴らしいヌッフです!】


美味しいです!・・ラヤスのヌッフの超官能的な、精神に訴え掛けてくるような味わいとは、やはり隔絶された世界です。
滅茶苦茶精緻で整然としていてピュアです。そこにナチュラル感がほんのりと漂います。決して濃度で勝負していないのは、noisy的には結構意外でして、もっと「樽」が利いていて濃いんじゃないかと想像していましたが・・全然!・・濃度勝負では無い部分はラヤスやアンリ・ボノーと相通じていますが・・。
しかしこのクワルツ、水晶と言う名のヌッフなんですが、もう名前が味わいまで表しています。
「もしかして、砂主体の畑で、その砂の正体は水晶の粒か?」
と思ってしまいたくなるほど・・つやつやしていて、滑らかで、冷たくて、光を得ては輝いています。
果実も若々しく、しかし青くなく、酸の美しい美味しさがそれを支えています。
「何が不足だと言うのだろう?・・」
などとも思ってしまいますよ。
ラヤスとの大きな違いの一つである「官能感」「熟成感」については、
「それは時こそが養うもの」
と言うような感覚なのでしょう。素晴らしいヌッフでした。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
以下はシャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ2005年のレヴューです。
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【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】 覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。
● 2020 Chateauneuf du Pape la Reserve
シャトーヌッフ・デュ・パプ・ラ・レゼルヴ
【アドヴォケイトは何と・・「2020年ものの完璧なワインの候補だ」として98~100Points の凄い評価!・・でもすみません、僅少です。】
2019年もののこのワインも仕入れは上手くは行かず、少量になってしまいました。2020年ものもユーロ高で円安が一番厳しい時ですので、
「・・どうしよう・・」
と思案をしていましたが、この価格なので・・弱気になって少しだけオーダーし、後で買い増す作戦に出たところ・・思いっきりコケました。完売だそうです・・良く買うよなぁ・・
などと思っていましたらアドヴォケイトが上値で100ポイントだと知り、
「・・なんだ・・そうか・・」
と・・。なんだかんだ言いながらワイン屋さんもアドヴォケイトは見ていますから、100点満点候補だなんて言われた日にゃ・・オーダーが集まるのでしょう。それを読み切れなかったnoisy の失敗でした。
そうは言いましても、クロ・デュ・カイユはアドヴォケイトで満点も何度か取得していますからね・・。常連です。カッコ付きの98~100ポイントですから、
「2020年ローヌのトップワイン」
にも選ばれるかもしれません。まぁ、リーズナブルなのはクワルツですが・・ご検討どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです
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【すみません・・気を抜いていたらほとんど無くなってしまいました。アドヴォケイトは(95-97)+α Points と、中々に微妙?・・しかし凄い出来であることは間違い無いでしょう!】
2019年ものはしっかり仕入れようと思っていながら忙しさにかまけていましたら、バラでしか仕入れられないような状況になってしまいました。クロ・デュ・カイユのレゼルヴは、ある意味・・ラヤスやアンリ・ボノーを凌ぐ海外メディア評価が付いています。まぁ・・常に97ポイント以上・・です。
noisy も最近は飲めていないので、自然派に転向してからのクロ・デュ・カイユのレゼルヴがどんな感じに仕上がっているのか確かめられないでいますが、官能的で抒情的、そしてリリースの遅いラヤス、アンリ・ボノーに比較すれば、もっとナチュラルながらも直接的でスケールの大きいピュアな味わいだと思います。
まぁ、アドヴォケイトは97+α ながらも99ポイントと凄い評価を付けるメディアもいらっしゃいますので、間違いの無い選択になるでしょう・・・でも、下級キュヴェがとっても美味しいのにはちょっとビックリしました!
以下は以前のレヴューです。
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【呆れんばかりの高評価連続のル・クロ・デュ・カイユですが、2016年ものもアドヴォケイトで100点満点!自然派にはいつ転向したのか・・?昔からだったのか?今となっては不明です。】
実はここの先代・・と言うか、今の女性主の夫さんは、かのサンセールの素晴らしい生産者であるヴァシュロン家の長男?だったと思うんですね。ご結婚されてローヌに移住されたと記憶しています。
で、実はヴァシュロンのサンセールの赤(!)も滅茶美味しいので、何度かご紹介させていただいてましたが、代理店の移動で扱えなくなってしまったところ、また見つけまして・・
「バシュロンさんのサンセールの赤、下さい!」
と、いつ言おうかと迷っているうちに、担当さんが止めてしまうと言う・・そんなことを3度繰り返しました。昨日また、
「・・・至りませんで申し訳ありませんでしたが、今回、会社を止めることに・・」
とメールが来ました。
ちょっと高くなっていたので手が出ず、いつか相談して何とかしようと思っていたんですけど・・何事も堅調にいかないのが人生ですね。
で、思いがけず・・ル・クロ・デュ・カイユの方が、noisy の近くにいたことに気付かず・・
「・・あれ・・?扱ってたの?」
と尋ねると、
「あ・・ご紹介してなかったでしたっけ?・・2年ほど前から・・」
と気の無い返事。
ワイン好きな担当さんと、単に仕事だからやっている方との違いなのか、単にnoisy を嫌っているのかは判りませんが、仕事でも結構ですからちゃんとやってくれないかなぁ・・頼みます。
で、まぁ・・5~6年に一度はアドヴォケイトで100点をたたき出す凄腕、しかも今は「めっちゃ綺麗」なシャトーヌッフです。軽く調べてみますとアドヴォケイトはこんな感じです。
2019 95~97
2018 97
2017 97
2016 100
2015 97
2014 ?
2013 95
2012 95
2011 96
2010 100
2009 97
2007 98
2006 ?
2005 100
2004 ?
2003 ?
2002 ?
2001 100
2000 99
1999 95
1998 97
クエスチョンマークは調べ切れなかった部分です。もう、
「95点だと・・おそらくガッカリしてるはず・・」
と思えるような凄い評価を連発です。
今回は少なくとも12本くらいはいただけるのかと期待してましたが、駄目でしたね。すみません。
正規品で100点満点、おそらくどちらのショップも定価販売でしょうから、noisy のところが一番安いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】
覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。
● 2020 Cotes-du-Rhone Blanc le Caillou
コート=デュ=ローヌ・ブラン・ル・カイユ
【薄っぺらでは無く、暑苦しく無く、ナチュラルでピュアなバランス最高のCDRブランでした!】

ル・カイユの赤のコラムでも書きましたが、
「今まで扱って無くて・・すみませんでした!」
とお詫びしたくなるような素晴らしい出来でした!
それは自然派ならではのアロマのスピード感と太さ、自然さと、味わいのディテールの美しさとバランスの素晴らしさです。一般にこのクラスは、丸いパレットを描くことは少なく、どこかがとても出っ張っていたり凹んでいたりするのが普通・・特に若い時はその傾向が強いんですね。
しかしこの2020年のル・カイユ・ブランは、
「半端無いバランスとディテールの美しさ!」
を感じさせてくれました・・ちょっと驚きです。
これなら上級キュヴェのブーケ・デ・ガリグなども、昔とは全然違っているんじゃないかと・・思っていますので、いずれ確かめてみたいと。
それで何とか良い写真を撮ろうと頑張っているんですが、スマホを変えた性で上手く撮れないんですよ。

左の写真・・みて下さい。完全にボケちゃってます。まぁ、焦点をコルクの方に持って行ったので仕方が無いんですが・・
「撮ろうとすると画角が勝手に変わってしまう!」
んですよ・・例の3ツ目のiphoneです。「クルッ」と・・画角そのものが変わってしまって、せっかく接写で良い色が撮れる角度に行き着いても・・「クルッ」です。
なので、焦点もズレてしまう・・ので、こんな写真になってしまうんですね。もう少し練習して良い写真になるように頑張ります・・。
で、このCDRブランですが、ま・・価格から言いますと、超お買い得です。しかも、
「自然派は良いがビオは余り好きじゃない」
とか、
「ビオでも良いが、揮発酸ぷんぷんは・・止めて欲しい」
と思われていらっしゃる方にもドンピシャです。冷ややかでエレガントな・・マッチョでは無いローヌの白に出会えます。
勿論ビオ好きにも対応できると思いますよ。アヴァンギャルドが大好きな方には綺麗過ぎて物足りないかもしれませんが・・。是非飲んでお確かめください。素晴らしい出来だと思います。お勧めです!
● 2020 Cotes-du-Rhone Rouge le Caillou
コート=デュ=ローヌ・ルージュ・ル・カイユ
【激旨です!今まで他の造り手の葡萄が入っているので扱いませんでしたが、この見事な出来を知ってしまうと「失敗だった」と言わずにはおれません・・。】

「そうなのか・・こう、来れるのか・・」
と、この一番下のコート=デュ=ローヌのル・カイユを飲んで・・思ってしまいました。
これは・・昔はル・テロワールさんの頃から知っているだけに、
「他人の葡萄を混ぜているなんて・・ちょっとなぁ・・」
と思っていまして手を出していなかったんです。ル・カイユの赤も白も・・。
ル・テロワールさんが閉められてからしばらくして自然派に転向したんだと思いますが、このクロ・デュ・カイユの今の立ち位置は、ある意味「理想」と言えるのかもしれません。
それなりの出荷数量も必要・・しかも「質」には大きくこだわっている訳ですから、この両立は相当に難しいはずで、その解決策として、
「他の造り手のビオロジックの葡萄を自分のところの葡萄に混ぜる」
と言うスタンスになったと思うんですね。

まるでピノ・ノワールを思わせるような染みわたる少し淡い色・・。大昔のクロ・デュ・カイユからは、
「とてもとても・・想像ができない!」
としか・・感じられません。
ふんわりとソフトながら酸の見事な量とバランス、質があって、冷涼感のあるエレガンスを感じさせつつ、凄いバランスの味わいを見せてくれます。
軽やかなミネラリティがふんだんにあり、「ど~~ん」と来る感じの「いかにもローヌ」では無い・・言い換えれば「北の方のエレガンス」と感じさせてくれます。
飲んでいてとても「楽」で「自然」です。自然派ですがビオビオしておらず、でもしなやかさと濡れたニュアンスがそれを感じさせているかのようでもあります。美味しいです!是非飲んでみて下さい。
「安いのに美味い!」
「そしてエレガントで鈍重で無い!」
あんまり無いタイプのコート=デュ=ローヌ・ルージュです!
● 2019 Chateauneuf du Pape Rouge les Quartz
シャトーヌッフ・デュ・パプ・ルージュ・レ・クワルツ
【アドヴォケイトの評価を信じるならば、2019年ものはレゼルヴより・・クワルツ・・ですか?】
すみません・・レゼルヴ同様、仕入れをミスってまして、数が入りませんでしたので今のところは飲めていません。何とかなるようでしたらテイスティングして再度アップいたしますが・・。
アドヴォケイトは何と・・価格で倍にもなる「レゼルヴ2019」とあまり変わらない評価を出しておりまして、
「・・これならクワルツで充分か・・?」
と思ってしまいますが、ザ・ワインセラー・インサイダーではレゼルヴは99ポイント、こちらのクワルツは96ポイントですから、明らかに異なります。レゼルヴは圧巻レベル、クワルツは最上・・と言ったところでしょうか。
今のところnoisy的にも結果は出せませんが、このクワルツ2019年は、
「相当素晴らしい仕上がりになった可能性が有る」
とは言えるかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【まさに水晶的なテクスチュアを持つ、滅茶滑らかな・・そして水晶を手に持った時の冷ややかなニュアンスさえ持つ素晴らしいヌッフです!】


美味しいです!・・ラヤスのヌッフの超官能的な、精神に訴え掛けてくるような味わいとは、やはり隔絶された世界です。
滅茶苦茶精緻で整然としていてピュアです。そこにナチュラル感がほんのりと漂います。決して濃度で勝負していないのは、noisy的には結構意外でして、もっと「樽」が利いていて濃いんじゃないかと想像していましたが・・全然!・・濃度勝負では無い部分はラヤスやアンリ・ボノーと相通じていますが・・。
しかしこのクワルツ、水晶と言う名のヌッフなんですが、もう名前が味わいまで表しています。
「もしかして、砂主体の畑で、その砂の正体は水晶の粒か?」
と思ってしまいたくなるほど・・つやつやしていて、滑らかで、冷たくて、光を得ては輝いています。
果実も若々しく、しかし青くなく、酸の美しい美味しさがそれを支えています。
「何が不足だと言うのだろう?・・」
などとも思ってしまいますよ。
ラヤスとの大きな違いの一つである「官能感」「熟成感」については、
「それは時こそが養うもの」
と言うような感覚なのでしょう。素晴らしいヌッフでした。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
以下はシャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ2005年のレヴューです。
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【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】 覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。
● 2019 Chateauneuf du Pape Reserve
シャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ
【すみません・・気を抜いていたらほとんど無くなってしまいました。アドヴォケイトは(95-97)+α Points と、中々に微妙?・・しかし凄い出来であることは間違い無いでしょう!】
2019年ものはしっかり仕入れようと思っていながら忙しさにかまけていましたら、バラでしか仕入れられないような状況になってしまいました。クロ・デュ・カイユのレゼルヴは、ある意味・・ラヤスやアンリ・ボノーを凌ぐ海外メディア評価が付いています。まぁ・・常に97ポイント以上・・です。
noisy も最近は飲めていないので、自然派に転向してからのクロ・デュ・カイユのレゼルヴがどんな感じに仕上がっているのか確かめられないでいますが、官能的で抒情的、そしてリリースの遅いラヤス、アンリ・ボノーに比較すれば、もっとナチュラルながらも直接的でスケールの大きいピュアな味わいだと思います。
まぁ、アドヴォケイトは97+α ながらも99ポイントと凄い評価を付けるメディアもいらっしゃいますので、間違いの無い選択になるでしょう・・・でも、下級キュヴェがとっても美味しいのにはちょっとビックリしました!
以下は以前のレヴューです。
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【呆れんばかりの高評価連続のル・クロ・デュ・カイユですが、2016年ものもアドヴォケイトで100点満点!自然派にはいつ転向したのか・・?昔からだったのか?今となっては不明です。】
実はここの先代・・と言うか、今の女性主の夫さんは、かのサンセールの素晴らしい生産者であるヴァシュロン家の長男?だったと思うんですね。ご結婚されてローヌに移住されたと記憶しています。
で、実はヴァシュロンのサンセールの赤(!)も滅茶美味しいので、何度かご紹介させていただいてましたが、代理店の移動で扱えなくなってしまったところ、また見つけまして・・
「バシュロンさんのサンセールの赤、下さい!」
と、いつ言おうかと迷っているうちに、担当さんが止めてしまうと言う・・そんなことを3度繰り返しました。昨日また、
「・・・至りませんで申し訳ありませんでしたが、今回、会社を止めることに・・」
とメールが来ました。
ちょっと高くなっていたので手が出ず、いつか相談して何とかしようと思っていたんですけど・・何事も堅調にいかないのが人生ですね。
で、思いがけず・・ル・クロ・デュ・カイユの方が、noisy の近くにいたことに気付かず・・
「・・あれ・・?扱ってたの?」
と尋ねると、
「あ・・ご紹介してなかったでしたっけ?・・2年ほど前から・・」
と気の無い返事。
ワイン好きな担当さんと、単に仕事だからやっている方との違いなのか、単にnoisy を嫌っているのかは判りませんが、仕事でも結構ですからちゃんとやってくれないかなぁ・・頼みます。
で、まぁ・・5~6年に一度はアドヴォケイトで100点をたたき出す凄腕、しかも今は「めっちゃ綺麗」なシャトーヌッフです。軽く調べてみますとアドヴォケイトはこんな感じです。
2019 95~97
2018 97
2017 97
2016 100
2015 97
2014 ?
2013 95
2012 95
2011 96
2010 100
2009 97
2007 98
2006 ?
2005 100
2004 ?
2003 ?
2002 ?
2001 100
2000 99
1999 95
1998 97
クエスチョンマークは調べ切れなかった部分です。もう、
「95点だと・・おそらくガッカリしてるはず・・」
と思えるような凄い評価を連発です。
今回は少なくとも12本くらいはいただけるのかと期待してましたが、駄目でしたね。すみません。
正規品で100点満点、おそらくどちらのショップも定価販売でしょうから、noisy のところが一番安いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】
覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。
● 2018 Cotes-du-Rhone Rouge Esprit Nature
コート=デュ=ローヌ・ルージュ・エスプリ・ナチュール
【新樽100%否定、エキス系のエレガンス肯定は、ローヌにも浸食していた!?・・美しくも伸びやかな酸の美味しさを堪能してください。ル・クロ・デュ・カイユの今の姿が判るリーズナブルなルージュです!】

ル・クロ・デュ・カイユと聞いても、全くピンと来ない方が多いと思うんですね。まぁ、それも仕方が無い・・長いことnoisy もほったらかしのまんまでしたから。
でもnoisy の心の中にはいつも、合田さんにご紹介いただいた「ル・クロ・デュ・カイユ」は存在していましたよ。たまに良さげなのが見つかると手を出していました。まさか・・こんな近くのエージェントさんが扱い始めていたとは・・ビックリです。初めて入荷したものくらい、ちゃんと紹介してくれないとね・・。
大分離れている間に、「自然派」の部類に入れるべきじゃないかと思い直すような味わいになって来ていました。ナチュラルなニュアンスが差し込んで来ているんですね。
何より驚いたのが、
「滅茶ピュア!」
なことと、
「酸が冷ややか!」
なことなんですね。
昔のクロ・デュ・カイユのワインは、どちらかと言うと「黒い果実」が中心でした。下級クラスのコート・デュ・ローヌも数種有りまして、「ブーケ・デ・ガリグ」とか、「ル・カイユ」などですが、こちらはもう少し赤みも入るにせよ、やや強さを主体にした味わいだったと理解していました。
で、この「エスプリ・ナチュール」は、2010年にビオロジック認証を取得したように、ビオ系の畑(一部はビオディナミだと言う)の葡萄で仕込んだものなのでしょう。下のクラスのコート・デュ・ローヌ類は、一部買い葡萄も入れているようですので、
「ル・クロ・デュ・カイユを再度理解するために」
今回はドメーヌの葡萄のみで造られるこのワインを仕入れてみた訳です。
結果として正解だったと思います。どこまでも純粋で・・シャトーヌッフ・デュ・パプ・クワルツの「水晶」を思わせるような美しさも持ち合わせていて、ツヤツヤ、テカテカしたテクスチュアの滑らかさも同様でした。
普通・・グルナッシュが多いと、もっと「ふんわか」とするはずなんですけど、こちらはツヤツヤな水晶的な感じなんですね。例えで判りやすく言うとするなら、メルロ的では無くカベルネ的なテクスチュアです。・・あ、あくまでも「テクスチュア」ですよ。味わいでは有りません。果皮の美味しさをたっぷり堪能できる味わいですので、今飲んでもピュアで美味しいですが、10年位寝かせても相当美味しいはずです。
アドヴォケイトは89点付けているそうですので、「クワルツのセカンド、もしくはサード」的な存在だと思ったら良いかと思います。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
● 2018 Chateauneuf du Pape Rouge les Quartz
シャトーヌッフ・デュ・パプ・ルージュ・レ・クワルツ
【まさに水晶的なテクスチュアを持つ、滅茶滑らかな・・そして水晶を手に持った時の冷ややかなニュアンスさえ持つ素晴らしいヌッフです!】

美味しいです!・・ラヤスのヌッフの超官能的な、精神に訴え掛けてくるような味わいとは、やはり隔絶された世界です。
滅茶苦茶精緻で整然としていてピュアです。そこにナチュラル感がほんのりと漂います。決して濃度で勝負していないのは、noisy的には結構意外でして、もっと「樽」が利いていて濃いんじゃないかと想像していましたが・・全然!・・濃度勝負では無い部分はラヤスやアンリ・ボノーと相通じていますが・・。
しかしこのクワルツ、水晶と言う名のヌッフなんですが、もう名前が味わいまで表しています。
「もしかして、砂主体の畑で、その砂の正体は水晶の粒か?」
と思ってしまいたくなるほど・・つやつやしていて、滑らかで、冷たくて、光を得ては輝いています。
果実も若々しく、しかし青くなく、酸の美しい美味しさがそれを支えています。
「何が不足だと言うのだろう?・・」
などとも思ってしまいますよ。
ラヤスとの大きな違いの一つである「官能感」「熟成感」については、
「それは時こそが養うもの」
と言うような感覚なのでしょう。素晴らしいヌッフでした。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
以下はシャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ2005年のレヴューです。
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【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】 覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。
● 2016 Chateauneuf du Pape Reserve
シャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ
【呆れんばかりの高評価連続のル・クロ・デュ・カイユですが、2016年ものもアドヴォケイトで100点満点!自然派にはいつ転向したのか・・?昔からだったのか?今となっては不明です。】
実はここの先代・・と言うか、今の女性主の夫さんは、かのサンセールの素晴らしい生産者であるヴァシュロン家の長男?だったと思うんですね。ご結婚されてローヌに移住されたと記憶しています。
で、実はヴァシュロンのサンセールの赤(!)も滅茶美味しいので、何度かご紹介させていただいてましたが、代理店の移動で扱えなくなってしまったところ、また見つけまして・・
「バシュロンさんのサンセールの赤、下さい!」
と、いつ言おうかと迷っているうちに、担当さんが止めてしまうと言う・・そんなことを3度繰り返しました。昨日また、
「・・・至りませんで申し訳ありませんでしたが、今回、会社を止めることに・・」
とメールが来ました。
ちょっと高くなっていたので手が出ず、いつか相談して何とかしようと思っていたんですけど・・何事も堅調にいかないのが人生ですね。
で、思いがけず・・ル・クロ・デュ・カイユの方が、noisy の近くにいたことに気付かず・・
「・・あれ・・?扱ってたの?」
と尋ねると、
「あ・・ご紹介してなかったでしたっけ?・・2年ほど前から・・」
と気の無い返事。
ワイン好きな担当さんと、単に仕事だからやっている方との違いなのか、単にnoisy を嫌っているのかは判りませんが、仕事でも結構ですからちゃんとやってくれないかなぁ・・頼みます。
で、まぁ・・5~6年に一度はアドヴォケイトで100点をたたき出す凄腕、しかも今は「めっちゃ綺麗」なシャトーヌッフです。軽く調べてみますとアドヴォケイトはこんな感じです。
2019 95~97
2018 97
2017 97
2016 100
2015 97
2014 ?
2013 95
2012 95
2011 96
2010 100
2009 97
2007 98
2006 ?
2005 100
2004 ?
2003 ?
2002 ?
2001 100
2000 99
1999 95
1998 97
クエスチョンマークは調べ切れなかった部分です。もう、
「95点だと・・おそらくガッカリしてるはず・・」
と思えるような凄い評価を連発です。
今回は少なくとも12本くらいはいただけるのかと期待してましたが、駄目でしたね。すみません。
正規品で100点満点、おそらくどちらのショップも定価販売でしょうから、noisy のところが一番安いでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】
覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。
● 2005 Chateauneuf du Pape Reserve
シャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ
【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】
覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。
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