ドメーヌ・クリストフ・ドルーア
クリストフ・ドルーア
フランス Christophe Drouard ロワール
● クリストフ・ドルーアのムスカデです。エージェントはフィネスさんです。ナチュラルで旨みがしっかり有る美しい味わいです。

前当主ジョゼフ・ドルーア氏から約22haの畑を引き継いだ息子のクリストフ・ドルーア氏は、アサンブラージュを第一に考えたワイン造りを行っています。ムスカデの葡萄品種はもちろん Muscadet ですが、別名を Melon de Bourgogne(ムロン・ド・ブルゴーニュ)と呼び、名前の通り元々はブルゴーニュ原産の白葡萄品種でしたが、ブルゴーニュ地方は気候的に寒くて育ちが悪かった為、大西洋からの海風の影響で暖かいこの地方で植えられるようになりました。
畑の仕立てはギュイヨ・ナント式と呼ばれ、片翼式のギュイヨ方式とほぼ同じです。葡萄の木の樹齢は50~70年の物が多く、凝縮した葡萄が収穫されます。土壌は区画によって多少違いがありますが、基本的に珪素粘土質になります。
収穫後、選別をしてから区画ごとに空圧式圧搾機でプレスします。毎年6~7つのキュヴェに分けて醸造し、9月から翌年の4月まで約8ヵ月間、澱の上で熟成させます。区画ごとにそれぞれフルーティ、コク、ミネラル、香りなどの特徴があり、アサンブラージュを何度も繰り返してワインは完成します。醸造タンクはガラスのタイルで出来たもので地中に造られており、温度が安定していて熟成するのに適した環境になっています。
● 2022 Muscadet Sevre et Maine Monieres Saint-Fiacre
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・モニエール・サン=フィアクル
● 2019 Muscadet Sevre et Maine Monieres Saint-Fiacre
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・モニエール・サン=フィアクル
【ムスカデとは思えぬような重厚な味わい!リアルなフルーツ感、絶妙なバランスをご堪能ください!素晴らしいです!】

これは非常に旨いです。フレッシュだけれど軽くてフルーティな、イージードリンキング的な白ワインでは有りません。皆さんも大好きなブルゴーニュ・シャルドネと「比較して良い」以上の充実したポテンシャルを持っています。
一般に「シュル・リー」と言われる製法は、澱を引かずにそのままにしておき、酵母の死骸が分解、アミノ酸的な旨みを引き出し、コクを生ませるものです。
しかしながら、その多くは「ややシャバッとしたもの」で有って、粘性が感じられるようなものでは有りません。その主たる原因は、
「葡萄自体のポテンシャル不足」
によるものと思われますが、元々存在しないものを造り出そうとすると人工的な鼻に付く、余り美味しく感じられないワインになってしまいます。
第一義として、自然でポテンシャルの高い葡萄で有ることが求められますが、この「モニエール・サン・フィアクル」は畑の仕立ての良さがストレートに感じられます。
やや蜜っぽく、グラが有り、グラスにもその粘性が見えます。かといって過剰な遅熟さが無いことは、酸の美しさ、しっかりと感じられる部分に証明されています。
その上で、ムスカデが持つメロン的風味は、一般的なムスカデに感じるような小玉的なものでは無く、しっかりした大きさの、しかも適度に熟したものです。
シャルドネ種は低域から高域まで、しっかりとその主張をする品種で、しかも中域の豊かさと高域の伸びの良さに、ワインファンはオマージュを持っていますが、この素晴らしいムスカデも、口入れの瞬間は、
「・・ん?・・もしかして・・」
などとかなりの期待を持って、その後訪れる豊かな表情を待つことが出来ます。
これは非常に美味しい・・!と思います。ボトルも通常のムスカデが使用するような、薄くて存在感の無い、ある種特殊なものでは無く、そこに有るだけで存在感を見せる重量瓶に入っています。
テクニカルが無いのでハッキリしたことは言えませんが、「レ・オー・ペミオン」と言う、ドメーヌの名前にも使用される畑からの、手塩に掛けた葡萄を使っているものと思います。
重厚ながら野暮ったさも有りません。是非とも飲んでいただきたい本格的な高級白ワインです。ご検討くださいませ。
● 2022 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Haut Pemions
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リー・セレクスィヨン・デ・オー・ペミオン
● 2021 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Haut Pemions
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リー・セレクスィヨン・デ・オー・ペミオン
【ヴィンテージが進みました!・・さらに瑞々しくピュアに繊細に!とても旨いです!しかも魚介にピッタリです!】

ヴィンテージ変更なのでサクッとテイスティングしてみましたが・・・
「おっ!・・凄くいい!」
このワインのエージェントさんはフィネスさんですが、扱い始めた2012年ものよりも実にピュアで自然派らしい活き活きとした香りがとても心地良いです。
酸味もハキハキしていますがとてもバランスが良く、ミネラリティもシャッキリ、薄いブルーな・・やや緑掛かったフルーツも気高く感じられます。・・・フィネスが有ります・・♪♪・・いや、それが言いたかったんじゃないですが・・。
テイスティングの写真は主にiphone のカメラで撮っているんですが、ちょうどOSのバージョンをアップしたところ、何となくより明るく撮れるようになったので、前ヴィンテージの写真とはそのまま比較は出来ないにせよ、少し薄い緑が見て取れるかな?と思います。
リーズナブルな価格ですが実に旨い・・軽量級の白です。シッカリお奨めしたいと思います。旨いです!
以下は2012年のこのワインのコラムより転載しています。
━━━━━
【軽~いミネラルと直球ズドーン・・な緑の果実・・・スイカとか・・いや、そりゃ赤?・・しっかり酸味が魚介にピッタリです!】
いい感じのムスカデです。透明な・・・葛を思いっきり緩~く溶いたようなミネラル感だけのムスカデでは無く、酸もシッカリバランスして存在、甘さの無い、シャッキリした味わいが好ましいです。シュルリーとのことですが、酵母の分解香はそんなに強くないタイプでスッキリしていて、味わいに奥行きを与える作用のみが出てます。
店のハス向いに、あの有名な角上魚類さんがある関係か、時折超難題を吹っかけていらっしゃるお客様が見えられます・・・
「今日は美味しいお寿司にするのでぇ~・・・、メッチャ濃い赤ワインが良いなぁ~・・・選んでください~~!」
もう・・
「・・・絶対無理ぴょん!」
と言いたくなりますが、そんな時にこのムスカデをお奨めしてます。結果、喜んでいただけてます・・・・
「・・・美味しそうな牡蠣を買ってきたのでぇ~・・」
とおっしゃり始めたので、遮るように・・・
「それならこの白ワインがお奨めですよ・・・ご予算にもよりますけど~」
と言ってしまいます。まぁ、そんじょそこらのムスカデよりは酸はキッチリありますが、その分シッカリと魚介の味わいを引き立たせてくれる訳です。それでも強引に・・
「・・いや・・・赤ワインが飲みたいんです・・」
とおっしゃるお方もいらっしゃるので、そんな時は賞味期限切れのヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンを、使用法をお話しして小分けして差し上げるようにしています・・・。実際、購入されたワインよりオイルの方が高い・・(^^;; まぁ、これも啓蒙だと思えばね・・・ちょっと辛くは有りますが仕方が無いかと。
ま、色合いをご覧になられると想像できますよね・・・甘くない洋ナシ、スイカ、そんな感じです。ここまで見れば、魚介にこのムスカデ、試してみたくなられたでしょう?・・美味しいですよ。是非お試しくださいね。お奨めします!
■樹齢25年 まだまだ「プティ」ソムリエoisyがニュートラルな気持ちで挑むテイスティングコメント
Muscadet sevre et maine sur lie 2012 selection des hauts pemions 冷涼な酸と、ドライな味筋が染み込むように美味しいです。
シュールリーの苦み系旨みがバッチシ味わいの中に存在してますんでキンキンに冷やしても味わいがスケスケにならないミュスカデです。
このワインをテイスティグをした日は、外で汗ダラダラになりながら倉庫の掃除をしていたのですが軽い夏バテみたいな感じでした。
そんな時のドライでミネラル満載のミュスカデの染み込む事と言ったら!
喉を鳴らして飲めてしまいます。
ぜひこの時期におススメです!
● 2018 Muscadet Sevre et Maine Monieres Saint-Fiacre
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・モニエール・サン=フィアクル
【ムスカデとは思えぬような重厚な味わい!リアルなフルーツ感、絶妙なバランスをご堪能ください!素晴らしいです!】

これは非常に旨いです。フレッシュだけれど軽くてフルーティな、イージードリンキング的な白ワインでは有りません。皆さんも大好きなブルゴーニュ・シャルドネと「比較して良い」以上の充実したポテンシャルを持っています。
一般に「シュル・リー」と言われる製法は、澱を引かずにそのままにしておき、酵母の死骸が分解、アミノ酸的な旨みを引き出し、コクを生ませるものです。
しかしながら、その多くは「ややシャバッとしたもの」で有って、粘性が感じられるようなものでは有りません。その主たる原因は、
「葡萄自体のポテンシャル不足」
によるものと思われますが、元々存在しないものを造り出そうとすると人工的な鼻に付く、余り美味しく感じられないワインになってしまいます。
第一義として、自然でポテンシャルの高い葡萄で有ることが求められますが、この「モニエール・サン・フィアクル」は畑の仕立ての良さがストレートに感じられます。
やや蜜っぽく、グラが有り、グラスにもその粘性が見えます。かといって過剰な遅熟さが無いことは、酸の美しさ、しっかりと感じられる部分に証明されています。
その上で、ムスカデが持つメロン的風味は、一般的なムスカデに感じるような小玉的なものでは無く、しっかりした大きさの、しかも適度に熟したものです。
シャルドネ種は低域から高域まで、しっかりとその主張をする品種で、しかも中域の豊かさと高域の伸びの良さに、ワインファンはオマージュを持っていますが、この素晴らしいムスカデも、口入れの瞬間は、
「・・ん?・・もしかして・・」
などとかなりの期待を持って、その後訪れる豊かな表情を待つことが出来ます。
これは非常に美味しい・・!と思います。ボトルも通常のムスカデが使用するような、薄くて存在感の無い、ある種特殊なものでは無く、そこに有るだけで存在感を見せる重量瓶に入っています。
テクニカルが無いのでハッキリしたことは言えませんが、「レ・オー・ペミオン」と言う、ドメーヌの名前にも使用される畑からの、手塩に掛けた葡萄を使っているものと思います。
重厚ながら野暮ったさも有りません。是非とも飲んでいただきたい本格的な高級白ワインです。ご検討くださいませ。
● 2020 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Haut Pemions
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リー・セレクスィヨン・デ・オー・ペミオン
【ヴィンテージが進みました!・・さらに瑞々しくピュアに繊細に!とても旨いです!しかも魚介にピッタリです!】

ヴィンテージ変更なのでサクッとテイスティングしてみましたが・・・
「おっ!・・凄くいい!」
このワインのエージェントさんはフィネスさんですが、扱い始めた2012年ものよりも実にピュアで自然派らしい活き活きとした香りがとても心地良いです。
酸味もハキハキしていますがとてもバランスが良く、ミネラリティもシャッキリ、薄いブルーな・・やや緑掛かったフルーツも気高く感じられます。・・・フィネスが有ります・・♪♪・・いや、それが言いたかったんじゃないですが・・。
テイスティングの写真は主にiphone のカメラで撮っているんですが、ちょうどOSのバージョンをアップしたところ、何となくより明るく撮れるようになったので、前ヴィンテージの写真とはそのまま比較は出来ないにせよ、少し薄い緑が見て取れるかな?と思います。
リーズナブルな価格ですが実に旨い・・軽量級の白です。シッカリお奨めしたいと思います。旨いです!
以下は2012年のこのワインのコラムより転載しています。
━━━━━
【軽~いミネラルと直球ズドーン・・な緑の果実・・・スイカとか・・いや、そりゃ赤?・・しっかり酸味が魚介にピッタリです!】
いい感じのムスカデです。透明な・・・葛を思いっきり緩~く溶いたようなミネラル感だけのムスカデでは無く、酸もシッカリバランスして存在、甘さの無い、シャッキリした味わいが好ましいです。シュルリーとのことですが、酵母の分解香はそんなに強くないタイプでスッキリしていて、味わいに奥行きを与える作用のみが出てます。
店のハス向いに、あの有名な角上魚類さんがある関係か、時折超難題を吹っかけていらっしゃるお客様が見えられます・・・
「今日は美味しいお寿司にするのでぇ~・・・、メッチャ濃い赤ワインが良いなぁ~・・・選んでください~~!」
もう・・
「・・・絶対無理ぴょん!」
と言いたくなりますが、そんな時にこのムスカデをお奨めしてます。結果、喜んでいただけてます・・・・
「・・・美味しそうな牡蠣を買ってきたのでぇ~・・」
とおっしゃり始めたので、遮るように・・・
「それならこの白ワインがお奨めですよ・・・ご予算にもよりますけど~」
と言ってしまいます。まぁ、そんじょそこらのムスカデよりは酸はキッチリありますが、その分シッカリと魚介の味わいを引き立たせてくれる訳です。それでも強引に・・
「・・いや・・・赤ワインが飲みたいんです・・」
とおっしゃるお方もいらっしゃるので、そんな時は賞味期限切れのヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンを、使用法をお話しして小分けして差し上げるようにしています・・・。実際、購入されたワインよりオイルの方が高い・・(^^;; まぁ、これも啓蒙だと思えばね・・・ちょっと辛くは有りますが仕方が無いかと。
ま、色合いをご覧になられると想像できますよね・・・甘くない洋ナシ、スイカ、そんな感じです。ここまで見れば、魚介にこのムスカデ、試してみたくなられたでしょう?・・美味しいですよ。是非お試しくださいね。お奨めします!
■樹齢25年 まだまだ「プティ」ソムリエoisyがニュートラルな気持ちで挑むテイスティングコメント
Muscadet sevre et maine sur lie 2012 selection des hauts pemions 冷涼な酸と、ドライな味筋が染み込むように美味しいです。
シュールリーの苦み系旨みがバッチシ味わいの中に存在してますんでキンキンに冷やしても味わいがスケスケにならないミュスカデです。
このワインをテイスティグをした日は、外で汗ダラダラになりながら倉庫の掃除をしていたのですが軽い夏バテみたいな感じでした。
そんな時のドライでミネラル満載のミュスカデの染み込む事と言ったら!
喉を鳴らして飲めてしまいます。
ぜひこの時期におススメです!
● 2016 Muscadet Sevre et Maine Monieres Saint-Fiacre
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・モニエール・サン=フィアクル
【ムスカデとは思えぬような重厚な味わい!リアルなフルーツ感、絶妙なバランスをご堪能ください!素晴らしいです!】

これは非常に旨いです。フレッシュだけれど軽くてフルーティな、イージードリンキング的な白ワインでは有りません。皆さんも大好きなブルゴーニュ・シャルドネと「比較して良い」以上の充実したポテンシャルを持っています。
一般に「シュル・リー」と言われる製法は、澱を引かずにそのままにしておき、酵母の死骸が分解、アミノ酸的な旨みを引き出し、コクを生ませるものです。
しかしながら、その多くは「ややシャバッとしたもの」で有って、粘性が感じられるようなものでは有りません。その主たる原因は、
「葡萄自体のポテンシャル不足」
によるものと思われますが、元々存在しないものを造り出そうとすると人工的な鼻に付く、余り美味しく感じられないワインになってしまいます。
第一義として、自然でポテンシャルの高い葡萄で有ることが求められますが、この「モニエール・サン・フィアクル」は畑の仕立ての良さがストレートに感じられます。
やや蜜っぽく、グラが有り、グラスにもその粘性が見えます。かといって過剰な遅熟さが無いことは、酸の美しさ、しっかりと感じられる部分に証明されています。
その上で、ムスカデが持つメロン的風味は、一般的なムスカデに感じるような小玉的なものでは無く、しっかりした大きさの、しかも適度に熟したものです。
シャルドネ種は低域から高域まで、しっかりとその主張をする品種で、しかも中域の豊かさと高域の伸びの良さに、ワインファンはオマージュを持っていますが、この素晴らしいムスカデも、口入れの瞬間は、
「・・ん?・・もしかして・・」
などとかなりの期待を持って、その後訪れる豊かな表情を待つことが出来ます。
これは非常に美味しい・・!と思います。ボトルも通常のムスカデが使用するような、薄くて存在感の無い、ある種特殊なものでは無く、そこに有るだけで存在感を見せる重量瓶に入っています。
テクニカルが無いのでハッキリしたことは言えませんが、「レ・オー・ペミオン」と言う、ドメーヌの名前にも使用される畑からの、手塩に掛けた葡萄を使っているものと思います。
重厚ながら野暮ったさも有りません。是非とも飲んでいただきたい本格的な高級白ワインです。ご検討くださいませ。
● 2019 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Haut Pemions
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リー・セレクスィヨン・デ・オー・ペミオン
● 2018 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie Selection des Haut Pemions
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュル・リー・セレクスィヨン・デ・オー・ペミオン
【ヴィンテージが進みました!・・さらに瑞々しくピュアに繊細に!とても旨いです!しかも魚介にピッタリです!】

ヴィンテージ変更なのでサクッとテイスティングしてみましたが・・・
「おっ!・・凄くいい!」
このワインのエージェントさんはフィネスさんですが、扱い始めた2012年ものよりも実にピュアで自然派らしい活き活きとした香りがとても心地良いです。
酸味もハキハキしていますがとてもバランスが良く、ミネラリティもシャッキリ、薄いブルーな・・やや緑掛かったフルーツも気高く感じられます。・・・フィネスが有ります・・♪♪・・いや、それが言いたかったんじゃないですが・・。
テイスティングの写真は主にiphone のカメラで撮っているんですが、ちょうどOSのバージョンをアップしたところ、何となくより明るく撮れるようになったので、前ヴィンテージの写真とはそのまま比較は出来ないにせよ、少し薄い緑が見て取れるかな?と思います。
リーズナブルな価格ですが実に旨い・・軽量級の白です。シッカリお奨めしたいと思います。旨いです!
以下は2012年のこのワインのコラムより転載しています。
━━━━━
【軽~いミネラルと直球ズドーン・・な緑の果実・・・スイカとか・・いや、そりゃ赤?・・しっかり酸味が魚介にピッタリです!】
いい感じのムスカデです。透明な・・・葛を思いっきり緩~く溶いたようなミネラル感だけのムスカデでは無く、酸もシッカリバランスして存在、甘さの無い、シャッキリした味わいが好ましいです。シュルリーとのことですが、酵母の分解香はそんなに強くないタイプでスッキリしていて、味わいに奥行きを与える作用のみが出てます。
店のハス向いに、あの有名な角上魚類さんがある関係か、時折超難題を吹っかけていらっしゃるお客様が見えられます・・・
「今日は美味しいお寿司にするのでぇ~・・・、メッチャ濃い赤ワインが良いなぁ~・・・選んでください~~!」
もう・・
「・・・絶対無理ぴょん!」
と言いたくなりますが、そんな時にこのムスカデをお奨めしてます。結果、喜んでいただけてます・・・・
「・・・美味しそうな牡蠣を買ってきたのでぇ~・・」
とおっしゃり始めたので、遮るように・・・
「それならこの白ワインがお奨めですよ・・・ご予算にもよりますけど~」
と言ってしまいます。まぁ、そんじょそこらのムスカデよりは酸はキッチリありますが、その分シッカリと魚介の味わいを引き立たせてくれる訳です。それでも強引に・・
「・・いや・・・赤ワインが飲みたいんです・・」
とおっしゃるお方もいらっしゃるので、そんな時は賞味期限切れのヴァレンティーニのエクストラ・ヴァージンを、使用法をお話しして小分けして差し上げるようにしています・・・。実際、購入されたワインよりオイルの方が高い・・(^^;; まぁ、これも啓蒙だと思えばね・・・ちょっと辛くは有りますが仕方が無いかと。
ま、色合いをご覧になられると想像できますよね・・・甘くない洋ナシ、スイカ、そんな感じです。ここまで見れば、魚介にこのムスカデ、試してみたくなられたでしょう?・・美味しいですよ。是非お試しくださいね。お奨めします!
■樹齢25年 まだまだ「プティ」ソムリエoisyがニュートラルな気持ちで挑むテイスティングコメント
Muscadet sevre et maine sur lie 2012 selection des hauts pemions 冷涼な酸と、ドライな味筋が染み込むように美味しいです。
シュールリーの苦み系旨みがバッチシ味わいの中に存在してますんでキンキンに冷やしても味わいがスケスケにならないミュスカデです。
このワインをテイスティグをした日は、外で汗ダラダラになりながら倉庫の掃除をしていたのですが軽い夏バテみたいな感じでした。
そんな時のドライでミネラル満載のミュスカデの染み込む事と言ったら!
喉を鳴らして飲めてしまいます。
ぜひこの時期におススメです!
● 2014 Muscadet Sevre et Maine Monieres Saint-Fiacre
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・モニエール・サン=フィアクル
● 2012 Muscadet Sevre et Maine Monieres Saint-Fiacre
ムスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・モニエール・サン=フィアクル
【ムスカデとは思えぬような重厚な味わい!リアルなフルーツ感、絶妙なバランスをご堪能ください!素晴らしいです!】

これは非常に旨いです。フレッシュだけれど軽くてフルーティな、イージードリンキング的な白ワインでは有りません。皆さんも大好きなブルゴーニュ・シャルドネと「比較して良い」以上の充実したポテンシャルを持っています。
一般に「シュル・リー」と言われる製法は、澱を引かずにそのままにしておき、酵母の死骸が分解、アミノ酸的な旨みを引き出し、コクを生ませるものです。
しかしながら、その多くは「ややシャバッとしたもの」で有って、粘性が感じられるようなものでは有りません。その主たる原因は、
「葡萄自体のポテンシャル不足」
によるものと思われますが、元々存在しないものを造り出そうとすると人工的な鼻に付く、余り美味しく感じられないワインになってしまいます。
第一義として、自然でポテンシャルの高い葡萄で有ることが求められますが、この「モニエール・サン・フィアクル」は畑の仕立ての良さがストレートに感じられます。
やや蜜っぽく、グラが有り、グラスにもその粘性が見えます。かといって過剰な遅熟さが無いことは、酸の美しさ、しっかりと感じられる部分に証明されています。
その上で、ムスカデが持つメロン的風味は、一般的なムスカデに感じるような小玉的なものでは無く、しっかりした大きさの、しかも適度に熟したものです。
シャルドネ種は低域から高域まで、しっかりとその主張をする品種で、しかも中域の豊かさと高域の伸びの良さに、ワインファンはオマージュを持っていますが、この素晴らしいムスカデも、口入れの瞬間は、
「・・ん?・・もしかして・・」
などとかなりの期待を持って、その後訪れる豊かな表情を待つことが出来ます。
これは非常に美味しい・・!と思います。ボトルも通常のムスカデが使用するような、薄くて存在感の無い、ある種特殊なものでは無く、そこに有るだけで存在感を見せる重量瓶に入っています。
テクニカルが無いのでハッキリしたことは言えませんが、「レ・オー・ペミオン」と言う、ドメーヌの名前にも使用される畑からの、手塩に掛けた葡萄を使っているものと思います。
重厚ながら野暮ったさも有りません。是非とも飲んでいただきたい本格的な高級白ワインです。ご検討くださいませ。
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