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フランス |
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Domaine Leflaive |
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ブルゴーニュ |
ドメーヌ ルフレーヴ |
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● ドメーヌ・ルフレーヴの古酒をご紹介します。今となっては希少な1994年ものです。今回は1級レ・コンベットとレ・フォラティエールの2アイテムのご紹介です。
こちらも一連の古酒のご案内と同じように、以前ワインのエージェントさんをされていらした社長さんのセラーに入っていたものです。
湿気が有る程度しっかり有るセラーに単独で入っていたものと思われますが、そのためエチケットに汚れ、欠損が見受けられます。
リーズナブルな価格でご案内致します。コンディション的に・・これはワイン自体の意味で外装・外観を含みません・・良く無いとか、悪いと判断したものは、販売しないか、その旨を表記の上、さらに安価にてご案内するようにしています。
「駄目だと判っているものを販売するんですか?」
と言われるかもしれませんが、noisy 的にはこのように考えています。
基本的に、誰が見ても「こりゃ駄目だ」と思われるアイテムでも、ワインはワインです。「飲んで美味しいかどうか」の以前の問題です。
「なんでダメなのか?」 「どこがどのようにダメなのか?」 「そうなった理由は何なのか?」
など、人間の興味は人それぞれですし、それを経験することによって、さらにその方のワインの世界が拡がるものと思います。
勿論ですが、「駄目だと判断しているものを大丈夫と言って販売すること」は、恥ずべきことだと考えています。さりとて、「大丈夫」と判断したアイテムでも、絶対に大丈夫だと言うことは出来ません。見えない部分も多いに有ります。
しかしそこは、経験を生かして外観から判断する・・そして適当だと思えるプライスを付けて販売する・・それがワイン屋だと思っています。
なので、外すことも有るかと思います。それはそれで申し訳ないと思います。しかし、すべてにおいて責任は持ちかねます。お客様のお口に入った後のことまで補償するので有れば、このようなプライスではとても販売できないことになります。
ですので、このような古酒は「これは面白い」「勉強になるかも」と思っていただけたお客様で、ご自身にて責任を被っていただける方限定・・と言うことになりますので、お買い上げいただく場合には全てご了承いただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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1994 |
Puligny-Montrachet 1er Cru les Combettes |
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・コンベット |
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13642
6507
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニ=モンラッシェ
●お一人様1本限定 + 他の生産者のワインも1本同時にお願いいたします。 エチケットに汚れ・欠損有り。ご了承願います。
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【今となってはとても貴重な資料!?・・もちろんですが美味しくいただけると思います。】 | 社長さんからリーズナブルにお分けいただいた24年前の収穫のピュリニー1級、レ・コンベットとレ・フォラティエールです。販売に回せるのは4本ずつのみです。もう四半世紀にも到達しようかと言う古酒になります。
まず状態を記載しておきましょう。レ・コンベットの方は、やや汚れや欠損部分が有ります。肩ラベルがちぎれ気味だったり、エチケットが破損、欠損、汚れも目立ちます。液量は年代並み、もしくはそれ以上にしっかり有り、色合いは照りも有り健全、到着後立てて置いたので僅かに茶色い澱と細かな酒石酸がキラリと輝くような感じです。こちらにご紹介した分は悪くないと確信しています。
レ・フォラティエールの方は、外観はレ・コンベットよりもやや綺麗です。ボトルの色(薄い緑)の性も有り、写真ではさらに綺麗に見えているかもしれません。見切れてしまいましたが液量は年代並み、もしくはそれ以上、色合いもOK、澱や酒石酸もレ・コンベットと同様で健全かと判断しています。
なお、キャプスュルの下部にエージェント輸入者シールを張るのがこちらのエージェントさんの流儀だったようで、キャプスュルが回るかどうかなどは判りません。また、輸入者シールはシルバーのシールで、一部腐食も見えますが、漏れた形跡は認められません。
このような古酒は、自身でリリース時に購入し後で飲もうと思っても、様々な問題から中々思い通りには行かないものです。高級ワインを買える、もしくは興味を持つ歳になって、それから購入していたのでは、四半世紀後の自身を安易には想像できませんよね。
まして、一部ワイン評論家さんたちは、ブルゴーニュのシャルドネに対する見識が薄く、もしくは自身の好みで評価をしてしまいますので、「シャルドネは10年しか持たない」などとの間違った認識を世の中に広めてしまっています。
まぁ、これは評論家さんたちがカスタマーや愛好家たちからバッシングを受けないように前以て保険を掛けている結果な訳ですが、
「・・そうなんだ・・」
と妄信した結果、それが真実に置き換わってしまっている状況も有ります。
もしそんな短い寿命が事実なので有れば、我々が何度も経験してきた、例えたかがACブルゴーニュでさえも、半世紀もの長い年月を乗り越え、楽しませてくれた事実と相反することになります。
勿論ですが、四半世紀、半世紀、一世紀と言うスパンで見た場合、朽ち果ててしまった年代、もしくは持たない個体も有ります。今回のご案内のアイテムで、noisy が判断してはじいた個体も有ります。
そのようなことは、ワインを愛する方々には、当然ながらお判りいただいていることです。結果的にはリジョナルよりも村名、そして1級、グラン・クリュと、上級キュヴェの方が熟成の可能性はより高いとは言えます。
ルフレーヴさんも1989年頃からビオディナミ、もしくは有機的農業のアプローチをしており、この1994年はその効果が出て来た年です。
まぁ、この辺りは好みにもなるかと思いますが、一般的にはどうでしょう・・ルフレーヴさんの場合はレ・コンベットの方が評価は高いかもしれません。ちょうどムルソ・レ・シャルム(ドゥスー)の真横に有りますので、やはりムルソー的な硬く締まったミネラリティをも持ち、超熟の可能性も秘め、そこにピュリニー的に緻密な果実のニュアンスと、単純ではないミネラリティの構成由来の芳香が有ります。セラー・トラッカーで94Pointsと言う評価は見当たりましたが、さすがに1994年ものとなると、現在の評価基準とはやや異なっているようにも思いますし、でも他に評価ポイントは中々見当たりません。
レ・フォラティエールはもう・・皆さんの良くご存じの、ピュリニー=モンラッシェらしい快活さと重厚さの両面を感じさせてくれる優れた1級畑です。樹齢の性か、昨今はレ・コンベットと同様の評価ポイントを得ているようです。昔は少し劣っていたかな?・・と・・思い出します。
これからは中々このような古酒には当たることは滅多に無いと思います。まして出て来たとしたら非常に高価です。社長さんのご厚意に甘えさせていただき、noisy も出来る限りリーズナブルにお渡し致します。コラムの内容を吟味していただき、ご自身の責任においてご購入くださいませ。
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1994 |
Puligny-Montrachet 1er Cru les Folatieres |
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・フォラティエール |
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13643
6506
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニ=モンラッシェ
●お一人様1本限定 + 他の生産者のワインも1本同時にお願いいたします。 エチケットに汚れ・欠損有り。ご了承願います。
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【今となってはとても貴重な資料!?・・もちろんですが美味しくいただけると思います。】 | 社長さんからリーズナブルにお分けいただいた24年前の収穫のピュリニー1級、レ・コンベットとレ・フォラティエールです。販売に回せるのは4本ずつのみです。もう四半世紀にも到達しようかと言う古酒になります。
まず状態を記載しておきましょう。レ・コンベットの方は、やや汚れや欠損部分が有ります。肩ラベルがちぎれ気味だったり、エチケットが破損、欠損、汚れも目立ちます。液量は年代並み、もしくはそれ以上にしっかり有り、色合いは照りも有り健全、到着後立てて置いたので僅かに茶色い澱と細かな酒石酸がキラリと輝くような感じです。こちらにご紹介した分は悪くないと確信しています。
レ・フォラティエールの方は、外観はレ・コンベットよりもやや綺麗です。ボトルの色(薄い緑)の性も有り、写真ではさらに綺麗に見えているかもしれません。見切れてしまいましたが液量は年代並み、もしくはそれ以上、色合いもOK、澱や酒石酸もレ・コンベットと同様で健全かと判断しています。
なお、キャプスュルの下部にエージェント輸入者シールを張るのがこちらのエージェントさんの流儀だったようで、キャプスュルが回るかどうかなどは判りません。また、輸入者シールはシルバーのシールで、一部腐食も見えますが、漏れた形跡は認められません。
このような古酒は、自身でリリース時に購入し後で飲もうと思っても、様々な問題から中々思い通りには行かないものです。高級ワインを買える、もしくは興味を持つ歳になって、それから購入していたのでは、四半世紀後の自身を安易には想像できませんよね。
まして、一部ワイン評論家さんたちは、ブルゴーニュのシャルドネに対する見識が薄く、もしくは自身の好みで評価をしてしまいますので、「シャルドネは10年しか持たない」などとの間違った認識を世の中に広めてしまっています。
まぁ、これは評論家さんたちがカスタマーや愛好家たちからバッシングを受けないように前以て保険を掛けている結果な訳ですが、
「・・そうなんだ・・」
と妄信した結果、それが真実に置き換わってしまっている状況も有ります。
もしそんな短い寿命が事実なので有れば、我々が何度も経験してきた、例えたかがACブルゴーニュでさえも、半世紀もの長い年月を乗り越え、楽しませてくれた事実と相反することになります。
勿論ですが、四半世紀、半世紀、一世紀と言うスパンで見た場合、朽ち果ててしまった年代、もしくは持たない個体も有ります。今回のご案内のアイテムで、noisy が判断してはじいた個体も有ります。
そのようなことは、ワインを愛する方々には、当然ながらお判りいただいていることです。結果的にはリジョナルよりも村名、そして1級、グラン・クリュと、上級キュヴェの方が熟成の可能性はより高いとは言えます。
ルフレーヴさんも1989年頃からビオディナミ、もしくは有機的農業のアプローチをしており、この1994年はその効果が出て来た年です。
まぁ、この辺りは好みにもなるかと思いますが、一般的にはどうでしょう・・ルフレーヴさんの場合はレ・コンベットの方が評価は高いかもしれません。ちょうどムルソ・レ・シャルム(ドゥスー)の真横に有りますので、やはりムルソー的な硬く締まったミネラリティをも持ち、超熟の可能性も秘め、そこにピュリニー的に緻密な果実のニュアンスと、単純ではないミネラリティの構成由来の芳香が有ります。セラー・トラッカーで94Pointsと言う評価は見当たりましたが、さすがに1994年ものとなると、現在の評価基準とはやや異なっているようにも思いますし、でも他に評価ポイントは中々見当たりません。
レ・フォラティエールはもう・・皆さんの良くご存じの、ピュリニー=モンラッシェらしい快活さと重厚さの両面を感じさせてくれる優れた1級畑です。樹齢の性か、昨今はレ・コンベットと同様の評価ポイントを得ているようです。昔は少し劣っていたかな?・・と・・思い出します。
これからは中々このような古酒には当たることは滅多に無いと思います。まして出て来たとしたら非常に高価です。社長さんのご厚意に甘えさせていただき、noisy も出来る限りリーズナブルにお渡し致します。コラムの内容を吟味していただき、ご自身の責任においてご購入くださいませ。
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1994 |
Puligny-Montrachet 1er Cru Les Combettes Damage Bottle |
ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・コンベット ダメージ有り |
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13701
6505
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
ピュリニ=モンラッシェ
●難有りの個体です。記載事項を良くご覧の上、ご検討ください。
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2015 |
Macon-Verze |
マコン=ヴェルゼ |
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12672
6509
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
マコン=ヴェルゼ
◆◆◆ 2007/10/15 のマコン=ヴェルゼ2005年の提供価格は何と・・3840円!・・と言うことは?・・今の方が何故か安い!!
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【ルフレーヴさんのベースのワイン、マコン=ヴェルゼです。グレートイヤー2015年、GETしておくべきでしょう!】 | こちらは飲めていないので昨年以前のレヴューを転載いたします。因みに2014年ものは、スペクテイターが92Points付けていました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本当に久しぶりのルフレーヴです。購入出来たのでご案内させていただきます。
2005年ものまで、ルフレーヴさんのワインに関しましては長く扱って来ましたが、2006年から物凄い値上がりになり、またその2005年ものも、完全にそれまでのACブルゴーニュの立ち位置に、このマコン=ヴェルゼが入り込み、ブルゴーニュはそれまでのピュリニー村名の位置に、ピュリニー村名は1級の位置に、価格的に移動してしまったことにガッカリして・・結局その後は手を付けなくなっていました。
まぁ、昨今の状況を見れば、村名で1万円は当たり前と言う状況で、少し著名な生産者のACブルはそろそろ1万円に届きそうな感じになってきていますから、モンラッシェとかシュヴァリエとかは別格としても、ルフレーヴだけが高い・・と言う感じにはなっていないのかもしれません。
そうこうしている内に、その年仕入れないと次の年が無くなる・・のがこの世界の掟ですから・・あっ?・・知らなかったですか?・・そうなんですよ・・デイリーは別にせよ、ブルゴーニュの著名な生産者の場合、例え noisy が仕入れなくても、次の行列待ちの方がいらっしゃいますんで、その方に行っちゃうんですね。そうなるともう・・翌年の仕入れはまず出来ないんですね。
なので、少し位状況が厳しくても、何とかこなして行くしか無いんですが、noisy の場合は美味しくないと買わないし下手すりゃ買ったとしても売らないし、また仕入れが高いと買わないし・・と言うような・・まぁ気に入らないと買わないスタイルなので、中々上手くは行かないんですよね・・。
そんな中で、むしろ少しリーズナブル感さえ出てきたマコン=ヴェルゼ2014年を少量ですがゲット出来ました。飲めるほどは無いので、9年前のレヴューを引っ張り出し・・ご検討いただくことにしました。
まぁ・・これが売れたからどうということは無いんですが、ルフレーヴさんちのA.C.ブルのシャルドネが安く購入出来ていた大昔が懐かしいです。安くて熟すととても美味しかったですが、今じゃ高価ですから・・さしてはね・・。今回は飲まずにご案内することで、価格訴求出来たか・・それとも皆さんはそんなことは望んでいないのか・・判りかねますが、9年前よりも安くご案内可能だったということで取り合えずご検討くださいませ。
以下は2005年時のルフレーヴさんのワインのレヴューです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【テイスティングはマコン=ヴェルゼのみ!もうそれ以上はテイスティングも出来ません。】
グレイトな出来栄えになったであろう2005年のルフレーヴですから、是非ともシュヴァリエやピュセルはGETしていただきたいところでは有りますが、noisy でさえ、もう手が出せないような状況になってきてしまいました。売れ線のACブルも絶妙に品薄、そして、昔のACピュリニーの居場所に価格が座ってしまいました。
まあ、全てのアイテムが50%ほどアップしていますし、入荷の量も売れ線が少なく、もうどうしようも無い・・といった感じです。それでも、ACブル以上のクラスのワインの素晴らしさは格別ですから、もし、ルフレーヴも伝説になるようなことにでもなれば、 「あのころはシュヴァリエがまだ4万、ピュセルは2万だったよ!」 ということになるのでしょうが、先行きのことは全く判らないのが人生でありますし、判るようならワイン屋などやっちゃいけないということなのでしょう。あのコシュ=デュリでさえ、そんな頃も有った訳ですが、その時は、今みたいな価格体系になっているなんて、想像もしていなかった訳です。あのアンリ・ジャイエにしてもそう・・・今みたいな、何十万円というのは信じられません。村名5千円、プルミエ1万円~1万5千円、特級2万~みたいな価格だったんですよ!クロパラは4万を超えたところで、もう販売するのを止めました・・・。ですから、もし、noisy が見限ってしまってルフレーヴの取り扱いを止めるとすると・・・何十万円にもなってしまうのかも??しれません・・(T.T
冗談はさておき、さっさと無くなってしまうだろうACブルと、売れるかどうだか全く判らない、上のクラスはほっておいて、マコン=ウェルゼです。
2004年がファーストのマコン=ヴェルゼですが、 「ルフレーヴが造ったマコンっていう感じの味わい」 などと、判りやすいような、ちょっと逃げてしまったようなコメントでした。マコン以上では有り得ず、それでもルフレーヴから遠くは無い・・という意味合いでした。
2005年のこのワインは、2004年の味わいからは、かなり想像できない立ち位置にある・・と言えると思います。ビオの実践者でもあるルフレーヴの、とても綺麗な酸を持ちながらも重厚さを隠し持っている・・・というのが、かなりかいま見える状態なんです。マコンというアペラシオンからはむしろ遠くなり、ルフレーヴという造り手の味わいにはかなり接近しています。
というと、 「じゃあ、あの美味しいACブルの立ち位置に近くなったってこと?」 と思われるかもしれません。それは確かにその通り・・・。とても嬉しいことではあります。綺麗な姿をした、ピュアなワインです。
ですが、マコンのまったりとした部分がやや欠落してしまい、シャルドネ酒としての完成度も一緒に欠落気味では有ります。言ってしまえばシャソルネイのACブル、ビゴットの方が数段美味しいだろうし、ポテンシャルもあります。美味しさだけで言えば、シャソルネイのビゴットを購入すべきでしょう。
でも、シャソルネイのビゴットには有り得ない部分・・・、それがルフレーヴらしさなんです。確実にポテンシャルが劣り、価格が高いのなら用は無い・・・と考える向きもあるのでしょうが、ワインファンであるならば、やはり、 「好きな造り手の成長を見守る」 という観点も必要でしょう。いずれマコン=ヴェルゼの畑がビオに慣れ、樹齢が上がってくるならば、必ずやルフレーヴのマコンとして、かなりの味わいになってくるでしょう。この2005年のマコン=ヴェルゼは、そんな部分を見通せる味わいをしているんです。
noisyとしてはワインの楽しみは味と香りだけじゃ無い・・・と言いたい訳ですね。どんな風にドメーヌが成長し、そして引き継がれて行った、もしくは無くなった・・とか、畑の成長を確かめながらワインを楽しむ・・・というようなことは10年とか20年とかという、時間を超えた楽しみを与えてくれる訳です。noisy にしても、今は偉そうなことを吼えている訳ですが、長いこと、好きなワインを追いかけていたおかげで、その昔はどんなに頑張っても全く売れなかったワインで今は何とか食えるようになり、畑の成長とか、造り手の変化などに気が付くようになっています。それが自身の楽しみと連携している訳です。美味しくないワインも山ほど飲みましたし、とんでも無いほどお金も時間も使った(はず・・)からこそ、 「それは違うんじゃないの?」 と異議を唱えても、聞いてくださるようになったんだと思っています。それが楽しみにつながる・・・だからワインが美味しい!ということに繋がってゆくわけです。
まあ、ルフレーヴの2005年マコン=ヴェルゼは、なんとかギリギリ及第点!ということにしておきましょう。これからの熟成時間で、成長も見込めます。それに、美味しくないワイン・・などと言っている訳じゃ有りません。ちょっと欠落した部分が在るんじゃないの?と言いたいだけです。で、出来れば、造り手の成長や畑の成長を自身の楽しみにつなげて欲しいな?と思うわけです。是非ご自身の五感を使って確かめてみて欲しいと願います。ご静聴ありがとう御座いました。. |
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2015 |
Auxey-Duresses Blanc( Leflaive et Associes) |
オーセ=デュレッス・ブラン |
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12674
6504
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
オーセ=デュレッス
■エージェント情報 2009年からは「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の名前のもと、買いブドウによるワインを少量生産しているが、ネゴスといってもブドウ栽培からルフレーヴのスタッフが携わり、栽培方法もビオディナミがとられている。なお、ルフレーヴ・エ・アソシエのワインには赤ワインもラインナップされる。
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【買い葡萄のリュリー・プルミエ・クリュもドメーヌのプイィ=フュイッセも、ドメーヌ・ヴァンサン・ルフレーヴのピュリニーをしっかり感じさせる品格です!】 | 2005年以来、余りの価格上昇のキツさに嫌気が差してしまい、長く扱っていたドメーヌ・ヴァンサン・ルフレーヴの扱いを止めてしまっていました。一昨年位からマコン=ヴェルゼ等を再び扱い始めたんですが、ある意味、他の造り手の価格上昇を見ると、さほどはね・・さほど・・では有りますが、決して高くは無いんじゃないかと感じ始めたことも有ります。マコン=ヴェルゼなどは10年間、価格は上がっちゃいませんしね。
まぁ、コート・ド・ボーヌの超優良地区で有る「ピュリニー=モンラッシェ」が地所ですから、価格上昇は仕方が無いとしつつも、ドメーヌ・ルフレーヴで非常にレアなモンラッシェなどの価格は、そろそろ天文学的な数字と言うか、破壊的と言うか、
「一体誰が何のために買うんだ?」
と、良識ある人なら感じてしまうと思うんですね。
もっとも、そんな中でも、
「・・・もしチャンスが有るなら飲んでみたい・・けどね・・」
などと思ってしまうのがフェチなワインファンの心でも有ります。
「ん?・・ルフレーヴのモンラッシェを持ってる?・・お友達になりましょう!」
みたいなもんです。noisy も98年のモンラッシェを10数万円で販売したのが最後ですが、まぁ昨今は・・仮に見つけてもその数倍と言うようなビックリな展開のワイン界であります。
そんな環境の中で、「価格上昇は良いこと」と考えていたはずのアンヌ・クロード率いるドメーヌ・ルフレーヴでしたが、彼女も病気で世を去りましたが、ピュリニー=モンラッシェの類稀なワインの価格上昇は仕方が無く、ドメーヌとしての成長を今までの地所以外に求めました。
その一つがドメーヌとしての畑の買収で有り、「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の展開でも有ります。こちらは葡萄を購入して醸造する、いわゆる「ネゴシアン・ワイン」です。
しかし、旧来のネゴシアンの手法では無く、畑の管理、栽培から醸造まですべてを自分たちのチームでまかなう、ドメーヌものと同様な手法によるもので有って、何よりもその、
「ドメーヌとアソシエのエチケットが同じである」
ことこそが、その結果として生まれたワイン、そして自信の現れでもあると言えるでしょう。
リュリー・プルミエ・クリュはその「ルフレーヴ・エ・アソシエ」のラインに有り、またその事実上のトップ・キュヴェです。大昔のヴァンサン・ルフレーヴのピュリニー=モンラッシェと同じくらいのプライスなのが面白いですが・・
飲んでみて思ったのは、
「意外にもソフトで表情豊か」
と言うことと、
「ルフレーヴ的な・・と言うか、リュリーと言うよりもピュリニ=モンラッシェ的な仕上がり」
に驚かされます。
やや煙っぽい高貴なシャルドネを思わせる見事な質感のアロマと、豪放磊落なピュリニー=モンラッシェを彷彿させる見事な果実感、高貴さは、
「リュリーと言うテロワールが勝っているとは言えず、ルフレーヴと言う巨大なテロワールの為せる業」
を強く感じました。
そして、むしろルフレーヴのACピュリニー=モンラッシェよりもソフトなテクスチュアと果実感が有りつつのルフレーヴ感が満載なことに、今更ながらに驚きました。
まぁ、マコン=ヴェルゼでさえ、そんなイメージが有るんですから、当たり前のことなのかもしれません。ナチュラルさはそこそこですが、ピュアでまん丸なルフレーヴの高貴なシャルドネの姿がそこに有りました。これなら・・納得の美味しさですし、
「・・これ、マジでリュリーなの?」
と、初対面を驚きで迎えることになるでしょう。
プイィ=フュイッセも非常に美しく、ピュアで、テロワールの一部としてのルフレーヴ感が満載の素晴らしい仕上がりです。
こちらは「ドメーヌ・ルフレーヴ」名でリリースされていますので、畑を取得してのワインになります。
「・・これ、本当にプイィ=フュイッセなの?」
と言いたくなるような・・・ヴァンサン・ルフレーヴ感に包まれるでしょう。
最も、そんな質感、ワインの偉大さに包まれてはいますが、もう一方のテロワールとしてのプイィ=フュイッセが、そこに無いという訳では有りません。もちろん、リュリー・プルミエ・クリュも同様です。
安易にしか表現できませんが、リュリー・プルミエ・クリュはやはり「青りんごっぽい果実感」とほんのり高めの酸バランスが有ります。しかしその表現はヴァンサン・ルフレーヴなんです。
同じようにドメーヌもののプイィ=フュイッセも、やや粘性の有る滑らかなテクスチュアと、リュリーに比較するとやや穏やかな、ほんのり温かみの有る酸バランスをしており、青りんごは無く、黄桃、白桃と言った熟れたフルーツを感じさせてくれます。それを包括するように、
「ルフレーヴがいつも傍にいる」
んです。
言ってしまえば、偉大なムルソーのイメージがコシュ=デュリやコント・ラフォンのワインに代表されるように、ピュリニー=モンラッシェのイメージは、今は「ドメーヌ・ルフレーヴのピュリニー=モンラッシェそのもの」と言えるでしょう。
つまりは、ことの次第はもしかすると逆で有って、
「偉大なピュリニーのシャルドネのイメージがルフレーヴに重なる」
と言うよりも、
「偉大なルフレーヴのシャルドネのイメージがピュリニーに重なる」
もしくは、
「偉大なシャルドネのイメージがルフレーヴのワインに重なってしまう」
のかもしれません。
やや煙く、その煙さがまた高貴さを持ち、ただミネラリティだけを誇らず、一体となった果実感にしっかり同居しているシャルドネのイメージがそこに有ります。一概にオイリーだ・・などとは言えないのに、オイリーでは無いなどとは全く言えない、しかもシンプルでは有り得ない確かな存在感を受けるワインでした。
今回はまた、「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の「オーセ=デュレッス・ブラン」も購入できました。購入数の関係で飲まないことにしましたが、これなどは非常にリーズナブルですよね。
あのド・シャソルネイのオーセ=デュレッスよりもリーズナブルですし・・上記二品をテイスティングしますと、飲まずともその抜群の仕上がり具合が想像できてしまいました。
ただし、このオーセはやや「ミネラリティの構成」が他とは違いますんで、
「ドメーヌ・ルフレーヴがオーセ=デュレッスをどう表現したか?」
は、noisy も知りたくてしょうがない部分では有るんですね。
少なくともド・シャソルネイのフレデリック・コサールのようなワインには成って無いんじゃないかと想像していますが、コサールも2015年の作品には、小細工のないまっとうな造りをしていますんで・・この先の「オーセ対決」が見ものかな・・と思います。
いや、コラムは違いますので多くは言いませんが、コサールの2015年シャルドネは傑作揃いでしたんで・・しかもオーセなどは少量過ぎて飲めなかったので、非常に残念でした。
素晴らしい質、完成度、そして「ドメーヌ・ルフレーヴ」を見せつけられたルフレーヴ2015年でした。これなら安いと思います。ぜひご検討くださいませ。お勧めします。. |
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2015 |
Pouilly-Fuisse |
プイィ=フュイッセ |
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12673
6503
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
プイィ=フュイッセ
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【買い葡萄のリュリー・プルミエ・クリュもドメーヌのプイィ=フュイッセも、ドメーヌ・ヴァンサン・ルフレーヴのピュリニーをしっかり感じさせる品格です!】 | 2005年以来、余りの価格上昇のキツさに嫌気が差してしまい、長く扱っていたドメーヌ・ヴァンサン・ルフレーヴの扱いを止めてしまっていました。一昨年位からマコン=ヴェルゼ等を再び扱い始めたんですが、ある意味、他の造り手の価格上昇を見ると、さほどはね・・さほど・・では有りますが、決して高くは無いんじゃないかと感じ始めたことも有ります。マコン=ヴェルゼなどは10年間、価格は上がっちゃいませんしね。
まぁ、コート・ド・ボーヌの超優良地区で有る「ピュリニー=モンラッシェ」が地所ですから、価格上昇は仕方が無いとしつつも、ドメーヌ・ルフレーヴで非常にレアなモンラッシェなどの価格は、そろそろ天文学的な数字と言うか、破壊的と言うか、
「一体誰が何のために買うんだ?」
と、良識ある人なら感じてしまうと思うんですね。
もっとも、そんな中でも、
「・・・もしチャンスが有るなら飲んでみたい・・けどね・・」
などと思ってしまうのがフェチなワインファンの心でも有ります。
「ん?・・ルフレーヴのモンラッシェを持ってる?・・お友達になりましょう!」
みたいなもんです。noisy も98年のモンラッシェを10数万円で販売したのが最後ですが、まぁ昨今は・・仮に見つけてもその数倍と言うようなビックリな展開のワイン界であります。
そんな環境の中で、「価格上昇は良いこと」と考えていたはずのアンヌ・クロード率いるドメーヌ・ルフレーヴでしたが、彼女も病気で世を去りましたが、ピュリニー=モンラッシェの類稀なワインの価格上昇は仕方が無く、ドメーヌとしての成長を今までの地所以外に求めました。
その一つがドメーヌとしての畑の買収で有り、「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の展開でも有ります。こちらは葡萄を購入して醸造する、いわゆる「ネゴシアン・ワイン」です。
しかし、旧来のネゴシアンの手法では無く、畑の管理、栽培から醸造まですべてを自分たちのチームでまかなう、ドメーヌものと同様な手法によるもので有って、何よりもその、
「ドメーヌとアソシエのエチケットが同じである」
ことこそが、その結果として生まれたワイン、そして自信の現れでもあると言えるでしょう。
リュリー・プルミエ・クリュはその「ルフレーヴ・エ・アソシエ」のラインに有り、またその事実上のトップ・キュヴェです。大昔のヴァンサン・ルフレーヴのピュリニー=モンラッシェと同じくらいのプライスなのが面白いですが・・
飲んでみて思ったのは、
「意外にもソフトで表情豊か」
と言うことと、
「ルフレーヴ的な・・と言うか、リュリーと言うよりもピュリニ=モンラッシェ的な仕上がり」
に驚かされます。
やや煙っぽい高貴なシャルドネを思わせる見事な質感のアロマと、豪放磊落なピュリニー=モンラッシェを彷彿させる見事な果実感、高貴さは、
「リュリーと言うテロワールが勝っているとは言えず、ルフレーヴと言う巨大なテロワールの為せる業」
を強く感じました。
そして、むしろルフレーヴのACピュリニー=モンラッシェよりもソフトなテクスチュアと果実感が有りつつのルフレーヴ感が満載なことに、今更ながらに驚きました。
まぁ、マコン=ヴェルゼでさえ、そんなイメージが有るんですから、当たり前のことなのかもしれません。ナチュラルさはそこそこですが、ピュアでまん丸なルフレーヴの高貴なシャルドネの姿がそこに有りました。これなら・・納得の美味しさですし、
「・・これ、マジでリュリーなの?」
と、初対面を驚きで迎えることになるでしょう。
プイィ=フュイッセも非常に美しく、ピュアで、テロワールの一部としてのルフレーヴ感が満載の素晴らしい仕上がりです。
こちらは「ドメーヌ・ルフレーヴ」名でリリースされていますので、畑を取得してのワインになります。
「・・これ、本当にプイィ=フュイッセなの?」
と言いたくなるような・・・ヴァンサン・ルフレーヴ感に包まれるでしょう。
最も、そんな質感、ワインの偉大さに包まれてはいますが、もう一方のテロワールとしてのプイィ=フュイッセが、そこに無いという訳では有りません。もちろん、リュリー・プルミエ・クリュも同様です。
安易にしか表現できませんが、リュリー・プルミエ・クリュはやはり「青りんごっぽい果実感」とほんのり高めの酸バランスが有ります。しかしその表現はヴァンサン・ルフレーヴなんです。
同じようにドメーヌもののプイィ=フュイッセも、やや粘性の有る滑らかなテクスチュアと、リュリーに比較するとやや穏やかな、ほんのり温かみの有る酸バランスをしており、青りんごは無く、黄桃、白桃と言った熟れたフルーツを感じさせてくれます。それを包括するように、
「ルフレーヴがいつも傍にいる」
んです。
言ってしまえば、偉大なムルソーのイメージがコシュ=デュリやコント・ラフォンのワインに代表されるように、ピュリニー=モンラッシェのイメージは、今は「ドメーヌ・ルフレーヴのピュリニー=モンラッシェそのもの」と言えるでしょう。
つまりは、ことの次第はもしかすると逆で有って、
「偉大なピュリニーのシャルドネのイメージがルフレーヴに重なる」
と言うよりも、
「偉大なルフレーヴのシャルドネのイメージがピュリニーに重なる」
もしくは、
「偉大なシャルドネのイメージがルフレーヴのワインに重なってしまう」
のかもしれません。
やや煙く、その煙さがまた高貴さを持ち、ただミネラリティだけを誇らず、一体となった果実感にしっかり同居しているシャルドネのイメージがそこに有ります。一概にオイリーだ・・などとは言えないのに、オイリーでは無いなどとは全く言えない、しかもシンプルでは有り得ない確かな存在感を受けるワインでした。
今回はまた、「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の「オーセ=デュレッス・ブラン」も購入できました。購入数の関係で飲まないことにしましたが、これなどは非常にリーズナブルですよね。
あのド・シャソルネイのオーセ=デュレッスよりもリーズナブルですし・・上記二品をテイスティングしますと、飲まずともその抜群の仕上がり具合が想像できてしまいました。
ただし、このオーセはやや「ミネラリティの構成」が他とは違いますんで、
「ドメーヌ・ルフレーヴがオーセ=デュレッスをどう表現したか?」
は、noisy も知りたくてしょうがない部分では有るんですね。
少なくともド・シャソルネイのフレデリック・コサールのようなワインには成って無いんじゃないかと想像していますが、コサールも2015年の作品には、小細工のないまっとうな造りをしていますんで・・この先の「オーセ対決」が見ものかな・・と思います。
いや、コラムは違いますので多くは言いませんが、コサールの2015年シャルドネは傑作揃いでしたんで・・しかもオーセなどは少量過ぎて飲めなかったので、非常に残念でした。
素晴らしい質、完成度、そして「ドメーヌ・ルフレーヴ」を見せつけられたルフレーヴ2015年でした。これなら安いと思います。ぜひご検討くださいませ。お勧めします。. |
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2015 |
Rully 1er Cru( Leflaive et Associes) |
リュリー・プルミエ・クリュ |
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12675
6502
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
リュリー
■エージェント情報 2009年からは「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の名前のもと、買いブドウによるワインを少量生産しているが、ネゴスといってもブドウ栽培からルフレーヴのスタッフが携わり、栽培方法もビオディナミがとられている。なお、ルフレーヴ・エ・アソシエのワインには赤ワインもラインナップされる。
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2014 |
Macon-Verze |
マコン=ヴェルゼ |
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2769
6508
[Vin Nature]
スティルワイン
白
辛口
フランス
ブルゴーニュ
マコン=ヴェルゼ
● 無く子も黙る?・・か判りませんが、ピュリニー随一のシャルドネの造り手、しかも自然派・・と言うことになれば、やはりルフレーヴさんちかな・・と思います。随分と長く仕入れていませんで・・何と2005年がほぼ最後・・2006年を少しだけご案内出来たかもしれません。
美味しいのは判っているんですが、何せ価格が暴騰してしまったので・・避けていた状況でした。
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