イル・ヴェイ
イル・ヴェイ
イタリア il Vei エミーリア=ロマーニャ
● ちょっとびっくりするような極めてバランスの良いイタリアワインをご紹介させていただきます。このところの円安で、今まで2千円以下クラスだったアイテムが絶滅状態の中で、とてもありがたい・・イル・ヴェイです!
オオタ社長さんからです。
ヴィナイオータが誇る鬼コストパフォーマンスデイリーワインの造り手、イル ヴェイです!!!
右から、田舎のクリント イーストウッド(笑)サヴィーノ、アンナに息子リッカルド
今回の来日生産者の中で、僕的サプライズ来日No.1は?といったら、間違いなく彼らです!!
僕がピアチェンツァ近郊に行った際の秘書的存在(笑)、アルベルト アングイッソラとは、凄いご近所(直線距離だと恐ろしく近いのですが、山道をくねくね上り下りするので20-30分かかっちゃうんですけど…)なのにもかかわらず、もともと知り合いでなかったのですが、何回かアルベルトと一緒にイルヴェイを訪問しているうちに、アルベルト持ち前の人懐っこさも相まって、仲良しになってくれまして、そのアルベルトの献身的&積極的な誘致活動(笑)もあって、来日が決まりました。
ピエモンテのブレッツァとこのイル ヴェイは、ヴィナイオータが取引する造り手の中で、イタリアの近過去的“古き良き”を残した唯二の造り手と言えるかと。
経済的に貧しいという意味ではなく、経済的な豊かさを追求するために無理をすることが絶対にない、多くを望まないという意味と、その人となりから、”清貧”という言葉をイメージしてしまうのも、この2つの造り手だったりします。 僕たち日本人は、ワインと言えば無条件でボトルに入ってラベルがついたものをイメージしてしまうと思うのですが、ほんの20~30年前くらいまで、ワイナリーでの計り売りも非常にポピュラーでした。馴染みのワイナリーのワインが出来上がる頃に、ダミジャーナ(大瓶、50リットル入り程度が最も一般的)数個、その一家の1年分の消費量分に必要な個数を、ちょっとしたお土産と共に携えてワイナリーを訪れ、ワインを入れてもらっている間に、ワインやサラミをご馳走になりながら顔を合わせていなかった1年の間のお互いの近況を報告し合い、また来年もよろしくね!と言って帰っていく…。そんな人間味あふれる商売をいまだに続けています。
バローロのような、世界的にも名醸地と認識されていて、ワインが食品というよりも嗜好品としての要素が強い土地では、かなり昔に廃れてしまったかもしれませんが、世界的には有名じゃないかもしれないけどワインが伝統的に生産され、いまだにローカルレベルで農と食とワインが密接に関わりあっている場所(地産地消レベルが高い、と言い換えられるかも)では、ワイナリーの看板の下の方に、「ワイン、量り売りします」的な文言が書いてあるのを見かけます。
空き瓶は消費した分出るわけですから、改めて買う必要はないですし、自宅に簡単な手動式打栓機があって、王冠ないしコルク栓を買ってくれば、空き瓶にボトリングできるわけです。造り手からしてみたら、瓶、コルク、キャップ、ラベル、箱代(←これも馬鹿になりません!)に加えて、手間賃も浮くわけですから、廉価での提供を実現でき、消費者サイドからしたら、手間を惜しまないだけの情熱(笑)さえあれば、より良いものを安く買えるわけで、まさに利害が一致しているわけです。
それこそカーサ コステ ピアーネも、ボトリングを始めたのは1984年からで、それまでは生産するワインを全て量り売りしていました。いちいち造り手の側から連絡しなくても、春先、セラーの気温が上がり始め酵母が冬眠から目覚める頃、お客さんの方が季節感を察知して、買いに来てくれたそうです。
残念なことに、最近は量り売りで買ってきたワインを自分でボトリングする人が減ってきているそうです。その時間さえも惜しみ、ボトリングされている、だけど出費額的には同等のもの(ワイン自体の品質の差は、言わずもがな、です)に消費が流れているのでしょう…。個人商店から、大型のスーパー&ショッピングセンターへの移行と同じようなことが、ワインの世界でも起きていて…なんだか寂しいですよね。
イル ヴェイの場合、その年の生産量に対して、古くからのお客さんの量り売りリクエスト量と、地元のトラットリアや酒屋さんとヴィナイオータからのリクエスト本数(日本以外の外国への輸出は一切していません!!)、そして毎年参加しているオーガニックマーケットでの販売用の本数などを踏まえて750ml入りのボトル、つまりDOCワインの生産本数を決め、残ったワインと圧搾して出てきたワイン(DOCワインとして出すものは、フリーランで出たワインを使用しています)をブレンドしたものを1.5リットルのボトルに詰め、ヴァルティドーネIGTとして販売します。
地元のトラットリアから、しっかりと発泡したものをとリクエストされれば、早い段階でボトリングし、ヴィナイオータはできるだけ発泡していないものをと言うから、遅くにボトリングしと(それでも発泡していることもありますが…苦笑)、計り売りも含め、小ロットに気軽に対応するべく…

ふたの位置(高さ)を自由に変えることのできるタンク、SemprePieno(センプレ ピエーノ、いつもいっぱい!と言う名のタンク、笑)が重宝されます。
エミーリア ロマーニャですのでトルテッリ!パルマのあたりと一緒で、料理が物凄くしっかりコッテリしているので、微発泡性のワインを飲むのが一般的です ワインには、生をつなぐ為に必須なモノ、つまり食品としての側面と、偉大な音楽や絵画などと同様に心を揺さぶるアート作品としての側面があるのだと思います。で、イルヴェイのワインはもろ前者なわけですが、あんな真っ当な食品としてのワインを探すのはイタリアでも非常に困難だったりします。
僕がイタリア人で、大して稼ぎもなく、ヴォドピーヴェッツのワインなんてとんでもない!!というような生活をしていて、でも美味しいものを食べたり飲んだりするのが大好きだったりしたら、イル ヴェイやブレッツァの存在には感涙を禁じ得なかったと思います(笑)。
ヴォドピーヴェッツのような、飲み手を構えさせるくらいのテンションを持ったものだけでなく、イル ヴェイのような、良い意味で”普通で、真っ当な”ワインも紹介できていることは、文化(=多様性)を輸入しているという自負をもって仕事をするヴィナイオータとしては、非常に大事なことだったりします。
今回の来日は、ワイナリーの仕事を継ごうか継ぐまいか、迷いに迷っている息子リッカルドに、自分たちの仕事が遠く離れた国の、沢山の人達を幸せにしているという光景を見せてあげたかったっていうのが、一番の目的だったんじゃないかと、オータは邪推しております。という訳ですので、
「あなたたちのワインのお陰で、家計も肝臓も助かってます!!ありがとね!!!!」
って言ってあげてください!!!(笑)
● 2017 Ortrugo Bianco Colli Piacentini D.O.C.
マルヴァジーア・コッリ・ピアチェンティーニ D.O.C.
【希少です・・(^^;;】
今時、こんなプライスで販売できるのですから・・しかも自然派でナチュラル、アヴァンギャルドさはまず無い、ピュアな味わいが受けているようです。
今日、このコラムを書いている・・その少し前に、店にふら~っと入って来られたお客様が店内をすら~っとご覧になられてレジ前に戻ってこられ、何をおっしゃるのかと思ったんですが・・
「イル・ヴェイは置いてませんか?」
とおっしゃるのですね~。
「イル・ヴェイですね・・今、箱のまま山積みになってますが・・」
と返させていただきました。ご案内すると、
「・・あ、この山がそうだったんですね・・」
「赤も美味しいけど、いつも買えない白、何か有りますか?・・今日は2千円しか持ってないんですけど・・」
「・・大丈夫でしょう・・イル・ヴェイですから。一応、価格をチェックしてきますね。」
と、早速ソーヴィニヨンをお買い上げ、嬉しそうにお帰りになられました。
「イル・ヴェイ・・・・有名じゃん!」
と、そのちょっとした破壊力に驚きを感じたものです。
まぁ、noisy のところは知る人ぞ知る・・と言うか、完全なるネットショップ型のワイン屋ですし、しかも非常なる「アングラ」・・アンダーグラウンドなワイン屋ですから、まずご近所さんがワインを買いに来ることは「極稀」「奇跡」なことになります。
先日ふら~っといらっしゃって、
「いや~!・・ようやく会えました~!」
とおっしゃるお客様も、どうやらnoisyのペースに中々合わないタイミングでご来店されていらしたようで、それはすみませんでしたと恐縮してしまいましたが、深夜に発送のご案内が届くようなペースですから皆さんはきっと色々と想像できてしまっているでしょう。そのお客様も2日連続で・・30本ほどお買い上げいただき、noisyはさらに恐縮してしまいました。
まぁ、ようやっと仕入れが出来たイル・ヴェイのソーヴィニヨンですが、少ない入荷数量を減らすのは得策では無いと言うのが身に染みて判ってますので、今回は飲まずにご案内しています。
さらにはマグナムでも750ML並みのプライスが嬉しい「ヴァル・ティドーネ・ビアンコ」も今回は仕入れが叶いました。
「・・・そんなの・・売れるの?」
と思われるかもしれませんが、前回、ヴァル・ティドーネの赤の1500MLは、当初は余り動かなかったものの、実際飲まれた方のリピートが多く、しかも料飲店さんの引きも多く、加速度が付いて完売してしまったんですよね。noisy もちょっとビックリの売れ方でした。
マルヴァジーアはこの地域では、「マルヴァジーア・ディ・カンディア・アロマティカ」と呼ばれてまして、アロマティカの名前のように、「アロマティックなフレーヴァーが特徴」と言われています。濃密な味わいでは有りませんが、意外にも深みが有り、アロマティックに良く香る・・んですね。
兎にも角にも「リーズナブル・プライス」で「ナチュラル&ピュア」で「シャバくなく適度に深い」味わいが受けているのでしょう。赤などは結構に深遠さが感じられますしね。
希少と書くのもちょっと気が引けますが、2月はリアルワインガイドのテイスティング、そしてレヴュー書き、決算と、新着発行・通常営業・電話応対が重なる何重苦か自分でも良く判らないような月ですので、通常と違うタイミングでの新着発行と合わせ、ご容赦いただければ幸いです。ご検討くださいませ。
● 2016 Ortrugo Bianco Colli Piacentini D.O.C.
オルトゥルーゴ・ビアンコ・コッリ・ピアチェンティーニ
【ようやく飲めた・・と言うか買えた?・・非常にピュアです!】

ようやっと飲めたイル・ヴェイの白、オルトレゴ(オルトルーゴ)です。いや、良いですね・・決して重く無く軽過ぎず、適度に締まっていて、だらしなくただ横への拡がりだけを見せるチープさは有りません。
かと言って、当然ながらブルゴーニュのシャルドネのような品位の高い感じまでは無く、ゴクゴクと飲むような量り売りのワインと同質では無く、上級の格の有るものとちゃんと比較できるワイン・・と言うレベルになるかと思います。
また、ナチュラル感もそこそこに有り、ピュア感はかなり有ると言うような種の自然派白ワインで、So2の使用量は控えつつも必要な場合は必要な量をちゃんと使い、ワインとしての健全さを発揮させるが、そこに至る前提として、その醸造過程を熟知していて、使わなくて良いシュチュエーションもちゃんと判っている・・そんな感じを受ける造りです。
アロマは洋梨、熟したリンゴ、とても穏やかなハーブの束、僅かにグリーンティ・紅茶のニュアンスが有りますが、地元品種のオルトレゴの特徴なのかどうかは判りません。
ドライでちゃんとコアの有るピュアな味わいです。人気商品ですのでお早めにどうぞ!お勧めです!
● 2017 Pinot Grigio Colli Piacentini D.O.C.
ピノ・グリージョ・コッリ・ピアチェンティーニ D.O.C.
【イル・ヴェイ大人気の白!!一応・・白ですよ・・非常に人気のアイテムで少ないです!】

久しぶりにようやく・・飲めました。買えなかったり、買えても2~3本・・そんならいらない!・・としか、ワイン屋の立場からは言えないですよね~・・。引く手数多は判りますし、アチコチに義理があるのも判りますが、もう少し何とか考えてくださいよね・・。
で、この美しいローズのような色合いの白ワインはピノ・グリージョです。本来は「灰色」の果実肌を持っていますが、果皮を漬け込んだ色が出るとオレンジ色やこんな色合いになることが有ります。
それでも白ワインと言うことになりますから、果皮からの抽出は赤ワインのように強く無く、アントシアニンなどの成分は少なく、タンニンも無い・・なので、飲み口は赤ワインのように重く無く、軽やかで白ワイン的です。
果実感はライトなベリー感、プラム感がトータルとして感じられます。口中から感じられるもの、ノーズに入ってくるものの合計ですね。こんな色合いですから見た目も結構に重要で、華やかな色合いは口にする前に様々なイメージを膨らませてくれます。・・だって、少なくとも「一体どんな味わいなんだろう?」とは思うでしょ?・・ベリーベリーはしてないんですよ。
冷やして飲んでもソコソコに美味しいです。決して甘味は多く無い・・と言うか、ほぼ無いので、普通なら余り冷やし過ぎるとバランスが崩れそうに思えますが、10度以下でも耐性が有ると思います。12度くらいがおいしいかな?・・と思います。
久しぶりに飲めたとてもデイリーで健康的、そうそう・・揮発酸は見当たりませんのでご安心を・・是非飲んでみてください。お勧めデイリーです!
● 2017 Sauvignon Colli Piacentini D.O.C.
ソーヴィニョン・コッリ・ピアチェンティーニ
● 2017 Val Tidone I.G.T. Vino Frizzante Bianco
ヴァル・ティドーネ I.G.T ヴィノ・フリッザンテ・ビアンコ
【希少です・・(^^;;】
今時、こんなプライスで販売できるのですから・・しかも自然派でナチュラル、アヴァンギャルドさはまず無い、ピュアな味わいが受けているようです。
今日、このコラムを書いている・・その少し前に、店にふら~っと入って来られたお客様が店内をすら~っとご覧になられてレジ前に戻ってこられ、何をおっしゃるのかと思ったんですが・・
「イル・ヴェイは置いてませんか?」
とおっしゃるのですね~。
「イル・ヴェイですね・・今、箱のまま山積みになってますが・・」
と返させていただきました。ご案内すると、
「・・あ、この山がそうだったんですね・・」
「赤も美味しいけど、いつも買えない白、何か有りますか?・・今日は2千円しか持ってないんですけど・・」
「・・大丈夫でしょう・・イル・ヴェイですから。一応、価格をチェックしてきますね。」
と、早速ソーヴィニヨンをお買い上げ、嬉しそうにお帰りになられました。
「イル・ヴェイ・・・・有名じゃん!」
と、そのちょっとした破壊力に驚きを感じたものです。
まぁ、noisy のところは知る人ぞ知る・・と言うか、完全なるネットショップ型のワイン屋ですし、しかも非常なる「アングラ」・・アンダーグラウンドなワイン屋ですから、まずご近所さんがワインを買いに来ることは「極稀」「奇跡」なことになります。
先日ふら~っといらっしゃって、
「いや~!・・ようやく会えました~!」
とおっしゃるお客様も、どうやらnoisyのペースに中々合わないタイミングでご来店されていらしたようで、それはすみませんでしたと恐縮してしまいましたが、深夜に発送のご案内が届くようなペースですから皆さんはきっと色々と想像できてしまっているでしょう。そのお客様も2日連続で・・30本ほどお買い上げいただき、noisyはさらに恐縮してしまいました。
まぁ、ようやっと仕入れが出来たイル・ヴェイのソーヴィニヨンですが、少ない入荷数量を減らすのは得策では無いと言うのが身に染みて判ってますので、今回は飲まずにご案内しています。
さらにはマグナムでも750ML並みのプライスが嬉しい「ヴァル・ティドーネ・ビアンコ」も今回は仕入れが叶いました。
「・・・そんなの・・売れるの?」
と思われるかもしれませんが、前回、ヴァル・ティドーネの赤の1500MLは、当初は余り動かなかったものの、実際飲まれた方のリピートが多く、しかも料飲店さんの引きも多く、加速度が付いて完売してしまったんですよね。noisy もちょっとビックリの売れ方でした。
マルヴァジーアはこの地域では、「マルヴァジーア・ディ・カンディア・アロマティカ」と呼ばれてまして、アロマティカの名前のように、「アロマティックなフレーヴァーが特徴」と言われています。濃密な味わいでは有りませんが、意外にも深みが有り、アロマティックに良く香る・・んですね。
兎にも角にも「リーズナブル・プライス」で「ナチュラル&ピュア」で「シャバくなく適度に深い」味わいが受けているのでしょう。赤などは結構に深遠さが感じられますしね。
希少と書くのもちょっと気が引けますが、2月はリアルワインガイドのテイスティング、そしてレヴュー書き、決算と、新着発行・通常営業・電話応対が重なる何重苦か自分でも良く判らないような月ですので、通常と違うタイミングでの新着発行と合わせ、ご容赦いただければ幸いです。ご検討くださいませ。
● 2016 Vino Rosso Piacere del Vei
ヴィノ・ロッソ・ピアチェーレ・デル・ヴェイ
【メルロー100%!実はそこそこに濃厚ですが、軽快なガスが適度な軽さをもたらしてくれます!パスタでグイグイ飲みましょう!】

良い感じの濃度に仕上がっているイルヴェイのメルロです。ご他聞に漏れず、そこそこに存在する「ガス」が非常に心地良いです。2018年の夏は・・と言うよりも、関東は雨がほとんど降らず、
「・・今年は空梅雨ですか?」
「・・今度雨が降ったら洗車しよう・・」
「・・せっかく傘を持って外出したのに・・」
などなど、カラッカラに乾いた初夏でした。焼けるような暑さでしたが、湿気は余り無く、いつもの年のように蒸し暑いと言うような感じは無く、ただただ「暑い!」と悩まされました。
最も日本各地、特に関西以西では水害が発生し、何ともやりきれない気持ちでいます。頑張ってください・・としか言えません。
で、そんな暑い夏には持って来いの味わいです。しっかり濃度の有るメルロですが、
「まったく甘く無い」
のが良いです。
それなりにあるガスがよりドライな味わいに持って行ってくれますんで、
「甘く無く濃度もちょうど良い・・」
と感じていただけるかなと思います。
メルロの持つ強い土のニュアンス・・と言うよりは、もっと赤いフルーティな味わいで、ビオ系らしく香りのスピードが速くアロマティック、後半のもたれの無い切れの有る味わいが、夏の暑さを忘れさせてくれます。
いつもながらにイル・ヴェイらしい味わいが、きっとなごませてくれるでしょう。お勧めします!どんどん飲んでください。
● 2015 Gutturnio D.O.C. Frizzante
グットゥルニオ・フリッザンテ
【これも・・安いけどかなり旨いです! フリッザンテ(弱発泡)と言うほどはガスは無いですが非常にピュア!】

バルベーラとボナルダで造られるグットゥルニオです。単独のD.O.C.になったようで、コッリ・ピアチェンティーニじゃ無くなりました。
非常にピュアで深みも有って旨いです。こちらだけ2012年のフリッザンテなので、ガスはほぼ感じるか感じない程度ですね。
落ち着けないで飲むと少し濁り、わずかに還元しているかもしれませんが、5分もすると穏やかになり、還元していたことも忘れてしまうでしょう。
ほぼドライに仕上がっていて、しかし酸のバランスが良いので、旨みもしっかり有ります。
重量感が一番あるのがこのグットゥルニオ、少しライトでガスが弱めなバルベーラ(今のところ)、微発泡のボナルダ・・と覚えていただけると良いかと思います。
とても深い構造を持つ・・・などとは言えないですが、充分以上の構造と味わいが有り、しかも1600円を切るプライスで、ビオの美しいアロマと味わいをドライに健康的に楽しめる・・・ワインでこんなに素晴らしいことは無い・・というか、全ての基本としてあるべきことをしっかりやっているということでしょう。
ビオでSo2も少ないですから、保存は冷蔵庫の野菜室かセラーでお願いします。超お奨めの三兄弟!ご検討ください!
● 2016 Val Tidone I.G.T. Vino Frizzante Rosso
ヴァル・ティドーネ I.G.T ヴィノ・フリッザンテ・ロッソ
【バルベーラとクロアティーナによるお得なロッソ!・・マグナムでこんなプライスです!冷やし目で飲んでも味わいが沈まない・・外交的さに注目!】

I.G.T.のヴァル・ティドーネ・ロッソです。フリッザンテと言うほどにはガスは無く、スティルに近いイメージですね。
で、これがまた・・滅茶リーズナブルなんですね~・・。マグナムサイズですから、ブティーユの2倍の1500ML入って・・このプライスですよ。ビックリでしょう?
3Lのバッグ・イン・ボックスはさらにこの倍の量・・ですから、5千円のB.I.B.とほぼ同じ価格ですね。
味わいも非常にバランスが良いです。自然派を名乗るワインに多い、「揮発酸が強くてもお構いなし」なワインでは無く、ナチュラル感を感じさせつつも、アヴァンギャルドなお酢系のアロマは全くと言って良いほど感じません。
まぁ、最近は高額なビオワインでも、菌や酵素の動きが全く止まってない・・ちょっと開けておくと一気にお酢になってしまいそうなアイテムも散見どころかかなり見受けられる状況の中、もしマグナムサイズがそんな性質だったら、
「翌日飲もうと飲み残して冷蔵庫に入れておいたワインがお酢感バリバリに!」
なんてことになりかねませんよね?
まぁ、その手のワインの味わいは、例え口入れ直後はその特徴が見受けられたとしても、後口はどんなワインでもほぼ一緒になってしまいます。それを美味しいと言う方もいらっしゃいますから、それはそれで良いのかもしれませんが、もしそのようであるとするなら、売り手としてはそれをちゃんと伝えなくてはならないと思うんですけどね。
ましてや、そのようなビオ系のワインの保存温度は、ショップでも15度を切ることは稀ですから、少しずつその揮発酸の存在は大きくなってしまいます。リリース後10年も経過すれば酵母は完全に死滅するのでどうなっているか判りませんが、少なくとも酵素として残った部分も有ると思いますから、アルコール分を喰って酢酸を生成するとするなら、マイルドなお酢+熟成ワインの姿は変わらないのかもしれません。
こちらはそんな危険性の無いリーズナブルなプライスでのフリッザンテです。イル・ヴェイのバルベーラ単独のものを、少しだけライトにしてスムーズな飲み口にしたような味わいで、赤い果実にミディアムライトなミネラル感と適度にマイルドなスパイス感が嬉しい、バランスの良い味わいです。是非飲んでみてください。お勧めします!
● 2015 Gutturnio Superiore D.O.C. Frizzante
グットゥルニオ・スペリオーレ・フリッザンテ
【これも・・安いけどかなり旨いです! フリッザンテ(弱発泡)と言うほどはガスは無いですが非常にピュア!】

バルベーラとボナルダで造られるグットゥルニオです。単独のD.O.C.になったようで、コッリ・ピアチェンティーニじゃ無くなりました。
非常にピュアで深みも有って旨いです。こちらは2014年のフリッザンテなので、ガスは弱めですね。
落ち着けないで飲むと少し濁り、わずかに還元しているかもしれませんが、5分もすると穏やかになり、還元していたことも忘れてしまうでしょう。
ほぼドライに仕上がっていて、しかし酸のバランスが良いので、旨みもしっかり有ります。
重量感が一番あるのがこのグットゥルニオ、少しライトでスティルなバルベーラ、微発泡のボナルダ・・と覚えていただけると良いかと思います。
とても深い構造を持つ・・・などとは言えないですが、充分以上の構造と味わいが有り、しかも1500円ほどのプライスで、ビオの美しいアロマと味わいをドライに健康的に楽しめる・・・ワインでこんなに素晴らしいことは無い・・というか、全ての基本としてあるべきことをしっかりやっているということでしょう。
ビオでSo2も少ないですから、保存は冷蔵庫の野菜室かセラーでお願いします。超お奨めの三兄弟!ご検討ください!
● 2016 Ortrugo Bianco Colli Piacentini D.O.C.
オルトゥルーゴ・ビアンコ・コッリ・ピアチェンティーニ
【ようやく飲めた・・と言うか買えた?・・非常にピュアです!】

ようやっと飲めたイル・ヴェイの白、オルトレゴ(オルトルーゴ)です。いや、良いですね・・決して重く無く軽過ぎず、適度に締まっていて、だらしなくただ横への拡がりだけを見せるチープさは有りません。
かと言って、当然ながらブルゴーニュのシャルドネのような品位の高い感じまでは無く、ゴクゴクと飲むような量り売りのワインと同質では無く、上級の格の有るものとちゃんと比較できるワイン・・と言うレベルになるかと思います。
また、ナチュラル感もそこそこに有り、ピュア感はかなり有ると言うような種の自然派白ワインで、So2の使用量は控えつつも必要な場合は必要な量をちゃんと使い、ワインとしての健全さを発揮させるが、そこに至る前提として、その醸造過程を熟知していて、使わなくて良いシュチュエーションもちゃんと判っている・・そんな感じを受ける造りです。
アロマは洋梨、熟したリンゴ、とても穏やかなハーブの束、僅かにグリーンティ・紅茶のニュアンスが有りますが、地元品種のオルトレゴの特徴なのかどうかは判りません。
ドライでちゃんとコアの有るピュアな味わいです。人気商品ですのでお早めにどうぞ!お勧めです!
● 2016 Ortrugo Bianco Colli Piacentini D.O.C.
マルヴァジーア・コッリ・ピアチェンティーニ D.O.C.
【希少です・・(^^;;】
今時、こんなプライスで販売できるのですから・・しかも自然派でナチュラル、アヴァンギャルドさはまず無い、ピュアな味わいが受けているようです。
今日、このコラムを書いている・・その少し前に、店にふら~っと入って来られたお客様が店内をすら~っとご覧になられてレジ前に戻ってこられ、何をおっしゃるのかと思ったんですが・・
「イル・ヴェイは置いてませんか?」
とおっしゃるのですね~。
「イル・ヴェイですね・・今、箱のまま山積みになってますが・・」
と返させていただきました。ご案内すると、
「・・あ、この山がそうだったんですね・・」
「赤も美味しいけど、いつも買えない白、何か有りますか?・・今日は2千円しか持ってないんですけど・・」
「・・大丈夫でしょう・・イル・ヴェイですから。一応、価格をチェックしてきますね。」
と、早速ソーヴィニヨンをお買い上げ、嬉しそうにお帰りになられました。
「イル・ヴェイ・・・・有名じゃん!」
と、そのちょっとした破壊力に驚きを感じたものです。
まぁ、noisy のところは知る人ぞ知る・・と言うか、完全なるネットショップ型のワイン屋ですし、しかも非常なる「アングラ」・・アンダーグラウンドなワイン屋ですから、まずご近所さんがワインを買いに来ることは「極稀」「奇跡」なことになります。
先日ふら~っといらっしゃって、
「いや~!・・ようやく会えました~!」
とおっしゃるお客様も、どうやらnoisyのペースに中々合わないタイミングでご来店されていらしたようで、それはすみませんでしたと恐縮してしまいましたが、深夜に発送のご案内が届くようなペースですから皆さんはきっと色々と想像できてしまっているでしょう。そのお客様も2日連続で・・30本ほどお買い上げいただき、noisyはさらに恐縮してしまいました。
まぁ、ようやっと仕入れが出来たイル・ヴェイのソーヴィニヨンですが、少ない入荷数量を減らすのは得策では無いと言うのが身に染みて判ってますので、今回は飲まずにご案内しています。
さらにはマグナムでも750ML並みのプライスが嬉しい「ヴァル・ティドーネ・ビアンコ」も今回は仕入れが叶いました。
「・・・そんなの・・売れるの?」
と思われるかもしれませんが、前回、ヴァル・ティドーネの赤の1500MLは、当初は余り動かなかったものの、実際飲まれた方のリピートが多く、しかも料飲店さんの引きも多く、加速度が付いて完売してしまったんですよね。noisy もちょっとビックリの売れ方でした。
マルヴァジーアはこの地域では、「マルヴァジーア・ディ・カンディア・アロマティカ」と呼ばれてまして、アロマティカの名前のように、「アロマティックなフレーヴァーが特徴」と言われています。濃密な味わいでは有りませんが、意外にも深みが有り、アロマティックに良く香る・・んですね。
兎にも角にも「リーズナブル・プライス」で「ナチュラル&ピュア」で「シャバくなく適度に深い」味わいが受けているのでしょう。赤などは結構に深遠さが感じられますしね。
希少と書くのもちょっと気が引けますが、2月はリアルワインガイドのテイスティング、そしてレヴュー書き、決算と、新着発行・通常営業・電話応対が重なる何重苦か自分でも良く判らないような月ですので、通常と違うタイミングでの新着発行と合わせ、ご容赦いただければ幸いです。ご検討くださいませ。
● 2016 Pinot Grigio Colli Piacentini D.O.C.
ピノ・グリージョ・コッリ・ピアチェンティーニ D.O.C.
【イル・ヴェイ大人気の白!!一応・・白ですよ・・非常に人気のアイテムで少ないです!】

久しぶりにようやく・・飲めました。買えなかったり、買えても2~3本・・そんならいらない!・・としか、ワイン屋の立場からは言えないですよね~・・。引く手数多は判りますし、アチコチに義理があるのも判りますが、もう少し何とか考えてくださいよね・・。
で、この美しいローズのような色合いの白ワインはピノ・グリージョです。本来は「灰色」の果実肌を持っていますが、果皮を漬け込んだ色が出るとオレンジ色やこんな色合いになることが有ります。
それでも白ワインと言うことになりますから、果皮からの抽出は赤ワインのように強く無く、アントシアニンなどの成分は少なく、タンニンも無い・・なので、飲み口は赤ワインのように重く無く、軽やかで白ワイン的です。
果実感はライトなベリー感、プラム感がトータルとして感じられます。口中から感じられるもの、ノーズに入ってくるものの合計ですね。こんな色合いですから見た目も結構に重要で、華やかな色合いは口にする前に様々なイメージを膨らませてくれます。・・だって、少なくとも「一体どんな味わいなんだろう?」とは思うでしょ?・・ベリーベリーはしてないんですよ。
冷やして飲んでもソコソコに美味しいです。決して甘味は多く無い・・と言うか、ほぼ無いので、普通なら余り冷やし過ぎるとバランスが崩れそうに思えますが、10度以下でも耐性が有ると思います。12度くらいがおいしいかな?・・と思います。
久しぶりに飲めたとてもデイリーで健康的、そうそう・・揮発酸は見当たりませんのでご安心を・・是非飲んでみてください。お勧めデイリーです!
● 2016 Sauvignon Colli Piacentini D.O.C.
ソーヴィニョン・コッリ・ピアチェンティーニ
● 2016 Val Tidone I.G.T. Vino Frizzante Bianco
ヴァル・ティドーネ I.G.T ヴィノ・フリッザンテ・ビアンコ
【希少です・・(^^;;】
今時、こんなプライスで販売できるのですから・・しかも自然派でナチュラル、アヴァンギャルドさはまず無い、ピュアな味わいが受けているようです。
今日、このコラムを書いている・・その少し前に、店にふら~っと入って来られたお客様が店内をすら~っとご覧になられてレジ前に戻ってこられ、何をおっしゃるのかと思ったんですが・・
「イル・ヴェイは置いてませんか?」
とおっしゃるのですね~。
「イル・ヴェイですね・・今、箱のまま山積みになってますが・・」
と返させていただきました。ご案内すると、
「・・あ、この山がそうだったんですね・・」
「赤も美味しいけど、いつも買えない白、何か有りますか?・・今日は2千円しか持ってないんですけど・・」
「・・大丈夫でしょう・・イル・ヴェイですから。一応、価格をチェックしてきますね。」
と、早速ソーヴィニヨンをお買い上げ、嬉しそうにお帰りになられました。
「イル・ヴェイ・・・・有名じゃん!」
と、そのちょっとした破壊力に驚きを感じたものです。
まぁ、noisy のところは知る人ぞ知る・・と言うか、完全なるネットショップ型のワイン屋ですし、しかも非常なる「アングラ」・・アンダーグラウンドなワイン屋ですから、まずご近所さんがワインを買いに来ることは「極稀」「奇跡」なことになります。
先日ふら~っといらっしゃって、
「いや~!・・ようやく会えました~!」
とおっしゃるお客様も、どうやらnoisyのペースに中々合わないタイミングでご来店されていらしたようで、それはすみませんでしたと恐縮してしまいましたが、深夜に発送のご案内が届くようなペースですから皆さんはきっと色々と想像できてしまっているでしょう。そのお客様も2日連続で・・30本ほどお買い上げいただき、noisyはさらに恐縮してしまいました。
まぁ、ようやっと仕入れが出来たイル・ヴェイのソーヴィニヨンですが、少ない入荷数量を減らすのは得策では無いと言うのが身に染みて判ってますので、今回は飲まずにご案内しています。
さらにはマグナムでも750ML並みのプライスが嬉しい「ヴァル・ティドーネ・ビアンコ」も今回は仕入れが叶いました。
「・・・そんなの・・売れるの?」
と思われるかもしれませんが、前回、ヴァル・ティドーネの赤の1500MLは、当初は余り動かなかったものの、実際飲まれた方のリピートが多く、しかも料飲店さんの引きも多く、加速度が付いて完売してしまったんですよね。noisy もちょっとビックリの売れ方でした。
マルヴァジーアはこの地域では、「マルヴァジーア・ディ・カンディア・アロマティカ」と呼ばれてまして、アロマティカの名前のように、「アロマティックなフレーヴァーが特徴」と言われています。濃密な味わいでは有りませんが、意外にも深みが有り、アロマティックに良く香る・・んですね。
兎にも角にも「リーズナブル・プライス」で「ナチュラル&ピュア」で「シャバくなく適度に深い」味わいが受けているのでしょう。赤などは結構に深遠さが感じられますしね。
希少と書くのもちょっと気が引けますが、2月はリアルワインガイドのテイスティング、そしてレヴュー書き、決算と、新着発行・通常営業・電話応対が重なる何重苦か自分でも良く判らないような月ですので、通常と違うタイミングでの新着発行と合わせ、ご容赦いただければ幸いです。ご検討くださいませ。
● 2016 Bonarda Amabile Colli Piacentini D.O.C.
ボナルダ・アマービレ・コッリ・ピアチェンティーニ D.O.C.
【これ・・安いけどかなり旨いです! ガスは少々でこれも非常にピュア!】(すみません・・以前のレヴューそのままです)

ボナルダという品種です。バルベーラより少しだけ重量感が有るかな・・・比較するとタンニンがやや感じられますが、、
「サクッと醸してサクッと仕上げ!」
ていますので、非常に濃密ながらもタンニンを渋いと感じることは有りません。
また、フリッザンテですので、ローマっ子に受ける味わいですね。ピザとの相性はバッチリですし、何より自然な栽培と健全な醸造で、
「アヴァンギャルドなニュアンスは無しなのにピュア感だけが生きる!」
素直な味わいです!
輸入はヴィナイオータさんですが、何ケース入れても瞬間蒸発してしまうそうで・・・凄いですよね・・。ま、そりゃそうかも・・この価格ですからリピーターも多いでしょう。
以前はのんびり構えて注文させていただいていたnoisyですが、結構それなりに長い付き合いの萩野君に、
「え~・・?そんなんじゃイル・ヴェイなんか絶対買えませんよ~!」
と言われ・・・
「・・え~?そ~なの・・?」
しっかり早めに注文したはずが、赤は何とか仕入れられたものの、白はゼロ回答・・・
「もう有りません・・」
「・・って、さっきオファーが有ったばかりじゃん・・」
へ~・・・世の中、noisy の知らぬ間にどんどん変わって行ってるようです!とにかくピュアなビオワイン・・ジューシーで旨い・・しかも安い!・・そして早く無くなる・・・吉x家さんみたいなイル・ヴェイ!お奨めします!
● 2015 Ortrugo Bianco Colli Piacentini D.O.C.
オルトゥルーゴ・ビアンコ・コッリ・ピアチェンティーニ
【ようやく飲めた・・と言うか買えた?・・非常にピュアです!】

ようやっと飲めたイル・ヴェイの白、オルトレゴ(オルトルーゴ)です。いや、良いですね・・決して重く無く軽過ぎず、適度に締まっていて、だらしなくただ横への拡がりだけを見せるチープさは有りません。
かと言って、当然ながらブルゴーニュのシャルドネのような品位の高い感じまでは無く、ゴクゴクと飲むような量り売りのワインと同質では無く、上級の格の有るものとちゃんと比較できるワイン・・と言うレベルになるかと思います。
また、ナチュラル感もそこそこに有り、ピュア感はかなり有ると言うような種の自然派白ワインで、So2の使用量は控えつつも必要な場合は必要な量をちゃんと使い、ワインとしての健全さを発揮させるが、そこに至る前提として、その醸造過程を熟知していて、使わなくて良いシュチュエーションもちゃんと判っている・・そんな感じを受ける造りです。
アロマは洋梨、熟したリンゴ、とても穏やかなハーブの束、僅かにグリーンティ・紅茶のニュアンスが有りますが、地元品種のオルトレゴの特徴なのかどうかは判りません。
ドライでちゃんとコアの有るピュアな味わいです。人気商品ですのでお早めにどうぞ!お勧めです!
● 2015 Pinot Grigio Colli Piacentini D.O.C.
ピノ・グリージョ・コッリ・ピアチェンティーニ
【イル・ヴェイ大人気の白!!一応・・白ですよ・・非常に人気のアイテムで少ないです!】

久しぶりにようやく・・飲めました。買えなかったり、買えても2~3本・・そんならいらない!・・としか、ワイン屋の立場からは言えないですよね~・・。引く手数多は判りますし、アチコチに義理があるのも判りますが、もう少し何とか考えてくださいよね・・。
で、この美しいローズのような色合いの白ワインはピノ・グリージョです。本来は「灰色」の果実肌を持っていますが、果皮を漬け込んだ色が出るとオレンジ色やこんな色合いになることが有ります。
それでも白ワインと言うことになりますから、果皮からの抽出は赤ワインのように強く無く、アントシアニンなどの成分は少なく、タンニンも無い・・なので、飲み口は赤ワインのように重く無く、軽やかで白ワイン的です。
果実感はライトなベリー感、プラム感がトータルとして感じられます。口中から感じられるもの、ノーズに入ってくるものの合計ですね。こんな色合いですから見た目も結構に重要で、華やかな色合いは口にする前に様々なイメージを膨らませてくれます。・・だって、少なくとも「一体どんな味わいなんだろう?」とは思うでしょ?・・ベリーベリーはしてないんですよ。
冷やして飲んでもソコソコに美味しいです。決して甘味は多く無い・・と言うか、ほぼ無いので、普通なら余り冷やし過ぎるとバランスが崩れそうに思えますが、10度以下でも耐性が有ると思います。12度くらいがおいしいかな?・・と思います。
久しぶりに飲めたとてもデイリーで健康的、そうそう・・揮発酸は見当たりませんのでご安心を・・是非飲んでみてください。お勧めデイリーです!
● 2015 Barbera Colli Piacentini D.O.C.
バルベーラ・コッリ・ピアチェンティーニ
【これ・・安いけどかなり旨いです!非常にピュア!】

ロマーニャのピアチェンツァで造られるバルベーラです。左の写真、いかがでしょう?・・シズル感が出てて、何か良い感じかなと思うんですが、この地域のワインは結構発泡しているのが多いです。まあ、ランブルスコがまさにその代表格ですが、普通のワインも自然な発泡をしているようです。
でも、このバルベーラはほぼ発泡が無いですね。地元じゃ発泡していないと売れないそうですが、これはロマーニャワインとしてのバランスが実に素晴らしいです。
ロマーニャのワインは、どちらかと云うと「薄くて」「妙な発泡が有ったり」「バランスが崩れてて」と、四角いものは四角くないと駄目な日本人にとっては、平行四辺形は四角の一種かもしれないが、
「それは五角形でしょ?」
と言いたくなってしまう部分が有ったんですね。発泡にしても、
「あの~・・・残糖が残ってたのが瓶内でいつの間にか発泡してるなんて、泡質も良く無いし・・」
と言いたくなっちゃう訳です。
「糖分残すならキッチリ発酵させてよ」
と思うわけですよ・・普通の日本人とすると。
で、このバルベーラはすべて合格なんですよ。濃度もロマーニャのワインとすると充実していて、軽薄さをまるで感じさせないし、しっかりとした円形をパレットに描いてくれます。妙な残糖感も無く、発泡も無く、ベリーやプラムを実物大に見せてもくれます。余韻も綺麗で、長さもたっぷりです。ホント、言う事は無いですよ。これなら売れると確信しました。
2千円位だったデイリーもこの位に落ち着けば嬉しいですよね。ぜひご検討ください。お奨めします。
● 2015 Bonarda Colli Piacentini D.O.C.
ボナルダ・コッリ・ピアチェンティーニ
【こちらも同様・・安いけどかなり旨いです!非常にピュア!】

ボナルダという品種です。バルベーラより少しだけ重量感が有るかな・・・比較するとタンニンがやや感じられますが、
「サクッと醸してサクッと仕上げ!」
ていますので、非常に濃密ながらもタンニンを渋いと感じることは有りません。
また、フリッザンテですので、ローマっ子に受ける味わいですね。ピザとの相性はバッチリですし、何より自然な栽培と健全な醸造で、
「アヴァンギャルドなニュアンスは無しなのにピュア感だけが生きる!」
素直な味わいです!
輸入はヴィナイオータさんですが、何ケース入れても瞬間蒸発してしまうそうで・・・凄いですよね・・。ま、そりゃそうかも・・この価格ですからリピーターも多いでしょう。
以前はのんびり構えて注文させていただいていたnoisyですが、結構それなりに長い付き合いの萩野君に、
「え~・・?そんなんじゃイル・ヴェイなんか絶対買えませんよ~!」
と言われ・・・
「・・え~?そ~なの・・?」
しっかり早めに注文したはずが、赤は何とか仕入れられるとして、白はゼロ回答の場合が多いです・・・
「もう有りません・・」
「・・って、さっきオファーが有ったばかりじゃん・・」
へ~・・・世の中、noisy の知らぬ間にどんどん変わって行ってるようです!でも今回はオルトレゴ、ピノ・グリージョも少しいただけました。
とにかくピュアなビオワイン・・ジューシーで旨い・・しかも安い!・・そして早く無くなる・・・吉x家さんみたいなイル・ヴェイ!お奨めします!
● 2015 Val Tidone I.G.T. Vino Frizzante Rosso
ヴァル・ティドーネ I.G.T ヴィノ・フリッザンテ・ロッソ
【バルベーラとクロアティーナによるお得なロッソ!・・マグナムでこんなプライスです!冷やし目で飲んでも味わいが沈まない・・外交的さに注目!】

I.G.T.のヴァル・ティドーネ・ロッソです。フリッザンテと言うほどにはガスは無く、スティルに近いイメージですね。
で、これがまた・・滅茶リーズナブルなんですね~・・。マグナムサイズですから、ブティーユの2倍の1500ML入って・・このプライスですよ。ビックリでしょう?
3Lのバッグ・イン・ボックスはさらにこの倍の量・・ですから、5千円のB.I.B.とほぼ同じ価格ですね。
味わいも非常にバランスが良いです。自然派を名乗るワインに多い、「揮発酸が強くてもお構いなし」なワインでは無く、ナチュラル感を感じさせつつも、アヴァンギャルドなお酢系のアロマは全くと言って良いほど感じません。
まぁ、最近は高額なビオワインでも、菌や酵素の動きが全く止まってない・・ちょっと開けておくと一気にお酢になってしまいそうなアイテムも散見どころかかなり見受けられる状況の中、もしマグナムサイズがそんな性質だったら、
「翌日飲もうと飲み残して冷蔵庫に入れておいたワインがお酢感バリバリに!」
なんてことになりかねませんよね?
まぁ、その手のワインの味わいは、例え口入れ直後はその特徴が見受けられたとしても、後口はどんなワインでもほぼ一緒になってしまいます。それを美味しいと言う方もいらっしゃいますから、それはそれで良いのかもしれませんが、もしそのようであるとするなら、売り手としてはそれをちゃんと伝えなくてはならないと思うんですけどね。
ましてや、そのようなビオ系のワインの保存温度は、ショップでも15度を切ることは稀ですから、少しずつその揮発酸の存在は大きくなってしまいます。リリース後10年も経過すれば酵母は完全に死滅するのでどうなっているか判りませんが、少なくとも酵素として残った部分も有ると思いますから、アルコール分を喰って酢酸を生成するとするなら、マイルドなお酢+熟成ワインの姿は変わらないのかもしれません。
こちらはそんな危険性の無いリーズナブルなプライスでのフリッザンテです。イル・ヴェイのバルベーラ単独のものを、少しだけライトにしてスムーズな飲み口にしたような味わいで、赤い果実にミディアムライトなミネラル感と適度にマイルドなスパイス感が嬉しい、バランスの良い味わいです。是非飲んでみてください。お勧めします!
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