ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

ニコラ・ルジェ

フランス Domaine Nicolas Rouget ブルゴーニュ
● 近い将来はあの珠玉のヴォーヌ=ロマネ・クロ・パラントーを造る事になると思われるニコラ・ルジェですが、着々と成長しているようです。今回はアリゴテとオート=コート赤、白をご紹介します。中々に良い出来ですよ。赤は、今は飲めるにせよ少し若い感じがしますが、それでも血統の良さ、フィネスを持った味わいを感じさせてくれますし、アリゴテは、アリス・エ・オリヴィエのシャブリが美味しいと思ったことが有る方なら、より滑らかで暖かく丸みの有るバランスが良い酸を持っていますので、きっと気に入っていただけるでしょう。


 いつか来るクロ・パラントーなどの相続の日に向けて、ルジェ家も世代交代への準備を着実に進めています。2人の息子がいますが、まずは長男「ニコラ・ルジェ」のファーストヴィンテージ、アリゴテ2005が初リリースされました。

 父エマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼのジャン・ニコラ・メオ両者の下で修行した彼は、弱冠22歳にして既に職人の風格が漂っています。「父によると、大叔父さん(アンリ・ジャイエ)は「ピノノワールの命は香りにあり、決して凝縮させてはならない」と、亡くなる直前まで言い続けていたそうです。僕も、香りを大切に醸造し、濃さとは無縁の繊細でエレガントなワインを造っていきたい」。

 2007年ヴィンテージからブルゴーニュ・ルージュとコード・ド・ニュイ・ヴィラージュが、2010年ヴィンテージからオート・コート・ド・ニュイの赤白が、2011年ヴィンテージからショレー・レ・ボーヌがラインナップに加わりましたが、まずは低位アペラシオンで十分に経験を積むという、職人親子らしい地に足の着いたスタートです。

 縁あって日本には私たちがご案内できるはこびとなりました。長い目で、熱く見守ってゆきます。
所在村 Flagey-Eche'zeaux
醸造家 Nicolas Rouget
所有畑面積 1.01ha
ドメ ーヌ継承年 2005年
栽培における特記事項 リュット・レゾネ
醸造における特記事項 エマニュエル・ルジェの醸造所にて醸造
販売先 輸出90%(イギリス、EU各国、日本)、フランス国内10%(ワインショップ、レストラン)
掲載実績のある海外メディア 生産量が少なく一切出展しない。

2012 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン

11020
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

■エージェント情報
 2010年に購入した、コンクール村の区画「オー・ゼルビュ」より。0.13ha。ピノ・ブラン100%。平均樹齢約30年。3分の1を新樽で、3分の2をステンレスタンクで発酵・12ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。年間生産本数750~900本の限定作品。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,800 (外税) 
【最近購入した畑のようです!!】
 今回は少しいただけたので、我慢できずに飲んでしまいました!ピノ・ブラン100%とのことですが、全く気付かないような状況で、普通に旨いシャルドネだとばかり思っていました。

 エージェントさんの資料だと、コンクール村の区画、「オー・ゼルビュ」とのことで・・・


 コンカールなら聞いたことあるけどコンクールとは・・何か賑やかそうな村だな~・・などと思っていました。たぶんコンカールで間違いないと思います。

 地図で言うと、・・・判りやすいのは、ロマネ=コンティの脇を上の方に(西)登って行き、少しくねくねと行ったあと真っ直ぐ行くとコンカール村に出ます。その手前は畑になっており、そこがオート=コート・ド・ニュイのAOCが取れているのでしょう。

 簡単に言えばヴォーヌ=ロマネの上の方の畑です・・・(^^;; まぁ、昨今はGoogleの地図で畑も確認出来ちゃいますから、ご興味の有る方はディジョンの下(南)辺りから覗いて見てください。

 溌剌としていて、柑橘、果実を美しく表現しているウィ安です。ピノ・ブラン的鈍重さ?はほぼ無いです。あっけらかんとしたニュアンスで、健康的な美しさが感じられます。

 反対に言えば、もっと樽を掛けられるだけの葡萄の能力はあると思うのですが、ニコラはそう言うのは好きじゃないんじゃないかと思います。 根本的に樽のニュアンスを付けたくない人なのでしょう。この数年、何本かのワインを飲みつつ、そのように思います。大体にして神様アンリ・ジャイエを継いだのが父親エマニュエル・ルジェですから・・・アンリ・ジャイエは新樽使いで有名だった人ですから・・しかも除草剤とかはビシバシ使った人ですから・・・

 それが、ニコラのワインを飲むと、どうもそっちから離れたがっているように思います。自然派の方に行きたいんじゃないかと・・・感じるんですね。

 このオート=コートも、実に活き活きとしたワインです。葡萄の生気が伝わってくるようなディテールです。なので・・・そのように感じてしまうんですが・・どうでしょうか。

 現状、美味しく飲めますが、やや早いかなと思います。これからどんどんと押し出しが強くなり、重量感と複雑性が見えてくるはずです。飲めなくは無いが2~3年は置いて欲しい・・です。是非ご検討ください。ブルゴーニュにも新しい世代がどんどん出て来ています!

■■oisyテイスティングコメント
2012 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc Nicolas Rouget

 職人の家系らしく、まずは低位アペラシオンで十分に経験を積むというスタンスで今はこのオート・コート・ド・ニュイを手掛けているものと聞いています。
どこまでエマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼの手が介入しているかはわかりませんが、もし二コラ・ルジェがイニシアチブを握って造り上げたのなら、是非このまま上位アペラシオンを手掛けた物も飲んでみたいという衝動にも駆られますし、どこまで伸びしろがあるんだかとっても気になります。

 キラキラとした崩れのないミネラリティとアミノ酸的な旨みを持ったクールな酸。。。
かなり良いと思っています。
ボーヌのシャルドネとは違うミネラリティを持つニュイの特徴も手伝って、非常にスタイリッシュながら内面にある豊富な石灰質的ミネラリティをのぞかせます。
秀逸な白ワインの若いうちに持つ要素を体現してくれています。

 また、ニュイのシャルドネとして、凝縮度がありながら重さを感じさせない素晴らしい出来です。
リッチになりがちなボーヌのシャルドネとの対比も面白いです。

 ニュイの造り手の本業はピノなのでしょうが、非常にセンスのあるシャルドネです。
土地のミネラルをそのまま吸い上げて形にしたようなブレの無い芯のあるスタイル。

期待を裏切らないサラブレッドのワインです。
造り手としての評価が固まる前に、是非一度は試しておきたい造り手です。


2016 Chorey-les-Beaune [Finesse]
ショレ=レ=ボーヌ【フィネス】

14241
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ショレ=レ=ボーヌ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定+他の限定条件無しアイテム1本。

◆◆◆お一人様1本限定、他の条件の設定が無いワインをプラス1本お願いします。
 エマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌと中身は同じです。

■エージェント情報
葡萄品種はピノノワール種100%。「La Maladérotte(ラマラデロット)」という粘土質土壌の区画に畑はあり、広さは約0.25haで樹齢は約35年になります。醸造は基本的にエマニュエルルジェと同じで除梗は100%、コンクリートタンクで15~20日間アルコール醗酵、ヴィンテージにもよりますが新樽率20~25%で約20ヶ月間熟成させてノンフィルターで瓶詰しています。チャーミングな果実味とスパイシーな酸味が楽しめる飲みやすい味わいに仕上がっています。1樽のみの限定生産。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥8,500 (外税) 
【ニコラ・ルジェの事実上のトップ・キュヴェ?】
 とても飲めないのですみません、以前のレヴューを掲載しています。

 さすがにとても少ないショレ=レ=ボーヌについては、迂闊にも開ける訳にも行かず今のところ飲めておりませんで、左の写真は何とか飲んだ「オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ」ですのでお間違いの無きよう・・。

 このニコラ・ルジェのショレ=レ=ボーヌにつきましては、さらに見ることの無いエマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌ(メタヤージュのサヴィニー=レ=ボーヌでは無い)と、中身は全く同じものだと言うことですので、

「・・・ん・・やっぱり飲んでみたい・・」

とおっしゃるお客様も多いように思われます。


 確かにベースのオート=コート・ド・ニュイも昨今は随分とエマニュエル・ルジェ風の柔らかく、ほんのりと温かみを感じる柔和な表情に、奥に隠し持ったナイフのようなヴォーヌ=ロマネ的スパイス感、官能感を見せて来ています。

 ニコラ・ルジェがデビューした頃は、ニューウェーブと言うか、自然派的な「ナチュラル感」が結構に見えていて、ある種の「若さ」・・人間的若さとワインの熟度的な若さが同居しつつ、どこかエマニュエル・ルジェ的な部分を奥に持っていたと思いますが、この10年ほどの間に、若さが後退し官能感が前に出ていていると感じます。

 まぁ、2000年頃のエマニュエル・ルジェは余り感心しないが、それ以降は皆さんもご存知の通りで、ニコラ・ルジェにバトンタッチすることを意識しだしたエマニュエル・ルジェのワインの進歩振りは素晴らしいものが有ります。

 幾ら大叔父のアンリ・ジャイエを継承したエマニュエル・ルジェとは言え、その頃はまだ全然品物は有りましたし、noisy もベースのブルゴーニュ・パストゥグランなどは3ケースは割り当ててもらっていた頃です。御大ジャイエも引退したと言いながら、法的にドメーヌの名前を使えるギリギリまでドメーヌ・アンリ・ジャイエを名乗り、また、プレッシャーに押しつぶされていたのであろうエマニュエル・ルジェの代わり毎日に畑に立ち、醸造も手伝っていた頃です。

 そんなこんなで現在のドメーヌ・エマニュエル・ルジェが有る訳ですが、ニコラ・ルジェへの継承がもう秒読み段階に入って来たのを裏付けるような味わいを、noisy もワインから感じ取っています。

 人力を多く必要とするこのドメーヌも、偉大なクロ・パラントーだけに寄り掛かるだけではどうにもなりませんから、やはり拡張をしなければ雇い切れないし、ドメーヌの存続も厳しくなる訳で、この温暖化の時代には、やや冷涼で葡萄が熟し切らない畑だったアペラシオンに、その卓越した目が向いたのも正しい選択なのでしょう。


 ある程度いただけるようになったら、是非とも飲んでみたいワインです。今回も残念ながら非常に少ない割り当て商品ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限定、プラス他の条件無しのワイン1本とさせていただきます。ご検討くださいませ。


2016 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge [Finesse]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ【フィネス】

14242
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

◆◆◆お一人様1本までとさせていただきます。
■エージェント情報
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,950 (外税) 
【申し訳ありません。少なくてテイスティングできません。】
 以前のコメントを掲載しています。
 毎年の様に同じワインを開けていると、条件がやや違うとしても、判ってくることが有ります。左の写真は今回ご紹介させていただいている2014年のオート=コート・ド・ニュイ・ルージュですが、この下には2013年もの、2012年ものの写真も掲載されています。

 いや・・改めて良く比べてみると面白いですよね。テイスティングしていると、

「ん~・・昨年よりも良いかもしれないけど余り変わらないなぁ・・」

とか、

「いや、確実に成長しているぞ!」

「・・かなり苦労したようだけど美しく仕上がっている。」

などと感じるものです。


 2012年の色合いを見てみると、非常に健康的だがやや淡く、その分、「ちょっと・・浅いかな?」と、今なら思うかと思うんですね。勿論ですが、あくまで2014年をベースに観ることが出来る・・と言うのも有ります。

 2013年の色合いは透明度が高く、より紫掛かっていて、やや暗い色合いです。2012年との比較では淡さはほぼ変わらないか、やや濃いにせよ、葡萄の熟度と言う点ではどうだろう?・・と思えます。

 2014年ものは「赤味」がしっかり入って明るく美しい色合いをしていて、この3年の色合いオンリーの比較においては、

「やはりベストでしょう!」

と判断できるものでは無いかと思います。


 非常にヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸バランスを持ったオート=コート・ド・ニュイで、皮革などのニュアンスはヴォーヌ=ロマネ近郊で有ること、同じような土壌構成をしていることが伝わって来ます。まぁ、全く同様と言うことでは無く、近い・・と言うことですね。

 むしろ2014年ものが「今」到着している訳ですから、一般的なリリースからほぼ1年遅れと言うことになりますから、単純に、他の造り手の2014年ものを記憶から引っ張って来て比較するのは良く無いでしょう。比較するならばやはり1年前の他の造り手の比較するワインも、1年ほど持っているイメージを進めないと、正当な比較にはなりませんし・・。

 その意味においては、とても良い出来だったルジェ家のワインを彷彿とさせる部分をしっかり持っていると感じます。まぁ、この色合いも非常に良いので、ふら~っと購入してみたくなってしまうかもしれませんね。

 実際、2014年のこのワインのイメージは非常に良いものですし、ある意味、2012年~2013年と比較を続けて来た、その延長上にしっかり乗っています。

 さすがにクロパラの味わいは遠いかと思いますが、それでも霞んで全く見えないほどでは有りません。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【遠くにクロパラが~!・・見えるか?】


 ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは非常に少ないので、

お一人様1本限定

にてお願い致します。出来ましたら他の生産者のワインもお願い致します。


 そんな訳なので、この2アイテムは飲んでいませんが、ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはエマニュエル・ルジェと基本中身は同じだそうです。


 今回は2012年もの同様にオート=コート・ド・ニュイを飲んでみました。ショー村というのはニュイ・サン=ジョルジュの上方に有る村ですので、その間に位置する畑です。


 いや~・・・飲んでみて思いました。


「・・・ルジェっぽい~!」


 そう・・・何て言ったらよいのか・・ニコラ・ルジェのワインですから、ルジェっぽいと言われても困っちゃうでしょうね~。でも・・ルジェっぽいんですよ!温かみが有るというか、ヴォーヌ=ロマネっぽい酸の出方と言うか、ルジェの場合、強い酸味が余り無いですから・・アリゴテとかオート=コートの白とはだいぶニュアンスが違うんです。ピュアと言うより・・ルジェらしい・・それを強く感じます。

しかも2012年より何と色合いが濃い目で美しいんですね・・。どうなってるんですかね・・。

基本、ニコラの美しいハツラツとしたニュアンスを持っているんですが・・・あのエマニュエル・ルジェのクロ・パラの「ふにゃっとした襞が沢山有るエロティックな表情」もしっかり感じてしまうんですね~・・・。

 ま、そんな表現をされても理解は難しいかもしれませんが、判る方には判る・・はずです。白ワインは余り二次発酵のニュアンスが無かったり、薄かったりするんですが、こちらはしっかり掛かってます。古樽を使用とのことで、その辺のニュアンスはバッチリなんですが、考えてみればクロパラで使った樽を使用してる可能性さえある訳ですから・・・

「クロパラが遠くに見える・・・」

と言うのも、まんざら嘘でも無いってことになりますよね?


 ワインとしても非常に良く出来ています。ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかな酸、そして皮革っぽいアロマも有ります。なので・・実に楽しいワインです・・・甥っ子oisy的にはどうだったのか判りませんけどね。

 そんな訳で、この辺のワインはかなり興味が湧く要素を沢山持っていると思います。ご検討くださいませ。


2016 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc [Nouvelles Selections]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン【ヌーヴェルセレクション】

14169
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

◆◆◆写真は以前のものを使用しています。お一人様二本までとさせていただきます。2019年3月16日(土)より出荷可能です。
■エージェント情報
2010年に購入した、ショー村の区画「ラ・ヴァシュロット」と「レ・シャロット」より。0.34ha。平均樹齢約30年。エマニュエル・ルジェの1回使用樽で18ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。年間生産本数は800~2000本。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,690 (外税) 
【申し訳ありません。テイスティングが進んでおりませんで・・まだ飲めておりません。】
 最終ヴィンテージになるアリゴテはとても美味しく飲めたんですが、テイスティングしなければならないアイテムが非常に多く、2012年~2013年と続けていたこの素晴らしいピノ・ブラン100%のオート=コート・ド・ニュイ・ブランは飲めておりません。

 以前のレヴューをご参考にご検討いただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【最近購入した畑のようです!!】

 本当にピノ・ブランかと・・思ってしまうほど2013年も素晴らしい仕上がりです。厳しいヴィンテージ背景を全く感じさせないどころか、健全な2012年を上回るほどの健康さです。

上のアリゴテ・ジュヌヴレでも書きましたが、少し前までのエマニュエル・ルジェのワインには無いピュアさが存在しており、自然派的アプローチが良い方に向かっています。これほどまでにするには、かなりの葡萄を選別したはずで、コストに見合わないんじゃないかと・・思うほどです。

 ブリッとまるッとした果実がたわわです。
 2012年とほぼ同様の写真が撮れましたので是非ご覧ください。何しろ色合いの違い・・露出やカラーバランスが少し違いますが、それでも、薄い緑が強めに入り、やや果皮の色が強めに入った感じが見えるかと思いますが・・非常に良いです。是非ご検討くださいませ!

詳細につきましては昨年同様ですので、下記コメントをご参考にお願いいたします。2012年より濃密と言えるのが不思議です!

以下は以前のコメントです。
━━━━━
 今回は少しいただけたので、我慢できずに飲んでしまいました!ピノ・ブラン100%とのことですが、全く気付かないような状況で、普通に旨いシャルドネだとばかり思っていました。

 エージェントさんの資料だと、コンクール村の区画、「オー・ゼルビュ」とのことで・・・


 コンカールなら聞いたことあるけどコンクールとは・・何か賑やかそうな村だな~・・などと思っていました。たぶんコンカールで間違いないと思います。

 地図で言うと、・・・判りやすいのは、ロマネ=コンティの脇を上の方に(西)登って行き、少しくねくねと行ったあと真っ直ぐ行くとコンカール村に出ます。その手前は畑になっており、そこがオート=コート・ド・ニュイのAOCが取れているのでしょう。

 簡単に言えばヴォーヌ=ロマネの上の方の畑です・・・(^^;; まぁ、昨今はGoogleの地図で畑も確認出来ちゃいますから、ご興味の有る方はディジョンの下(南)辺りから覗いて見てください。

 溌剌としていて、柑橘、果実を美しく表現しているワインです。ピノ・ブラン的鈍重さ?はほぼ無いです。あっけらかんとしたニュアンスで、健康的な美しさが感じられます。

 反対に言えば、もっと樽を掛けられるだけの葡萄の能力はあると思うのですが、ニコラはそう言うのは好きじゃないんじゃないかと思います。 根本的に樽のニュアンスを付けたくない人なのでしょう。この数年、何本かのワインを飲みつつ、そのように思います。大体にして神様アンリ・ジャイエを継いだのが父親エマニュエル・ルジェですから・・・アンリ・ジャイエは新樽使いで有名だった人ですから・・しかも除草剤とかはビシバシ使った人ですから・・・

 それが、ニコラのワインを飲むと、どうもそっちから離れたがっているように思います。自然派の方に行きたいんじゃないかと・・・感じるんですね。

 このオート=コートも、実に活き活きとしたワインです。葡萄の生気が伝わってくるようなディテールです。なので・・・そのように感じてしまうんですが・・どうでしょうか。

 現状、美味しく飲めますが、やや早いかなと思います。これからどんどんと押し出しが強くなり、重量感と複雑性が見えてくるはずです。飲めなくは無いが2~3年は置いて欲しい・・です。是非ご検討ください。ブルゴーニュにも新しい世代がどんどん出て来ています!

■■oisyテイスティングコメント 2012 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc Nicolas Rouget

 職人の家系らしく、まずは低位アペラシオンで十分に経験を積むというスタンスで今はこのオート・コート・ド・ニュイを手掛けているものと聞いています。
どこまでエマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼの手が介入しているかはわかりませんが、もし二コラ・ルジェがイニシアチブを握って造り上げたのなら、是非このまま上位アペラシオンを手掛けた物も飲んでみたいという衝動にも駆られますし、どこまで伸びしろがあるんだかとっても気になります。

 キラキラとした崩れのないミネラリティとアミノ酸的な旨みを持ったクールな酸。。。
かなり良いと思っています。
ボーヌのシャルドネとは違うミネラリティを持つニュイの特徴も手伝って、非常にスタイリッシュながら内面にある豊富な石灰質的ミネラリティをのぞかせます。
秀逸な白ワインの若いうちに持つ要素を体現してくれています。

 また、ニュイのシャルドネとして、凝縮度がありながら重さを感じさせない素晴らしい出来です。
リッチになりがちなボーヌのシャルドネとの対比も面白いです。

 ニュイの造り手の本業はピノなのでしょうが、非常にセンスのあるシャルドネです。
土地のミネラルをそのまま吸い上げて形にしたようなブレの無い芯のあるスタイル。

期待を裏切らないサラブレッドのワインです。
造り手としての評価が固まる前に、是非一度は試しておきたい造り手です。


2016 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ【ヌーヴェルセレクション】

14170
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定。

◆◆◆非常に希少な2016年ものです。お一人様1本限定。2019年3月16日(土)より出荷可能です。■エージェント情報
 2010年に購入した、ショー村の区画「ラ・ヴァシュロット」と「レ・シャロット」より。0.34ha。平均樹齢約30年。エマニュエル・ルジェの1回使用樽で18ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。年間生産本数は800~2000本。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,080 (外税) 
【申し訳ありません。2016年ものは非常に少なく、お一人様1本限定です。】
 ビックリするような少ない数量で到着です。もうどうにもならないです。


 以下は2015年もののレヴューです。
━━━━━
【これは・・もうエマニュエル・ルジェのワインと比べても遜色無し・・と言って良いと思います!素晴らしい2015年オート=コート!】
 リアルワインガイドの第61号をご覧になられた方は、ドメーヌ・エマニュエル=ルジェの2015年ものの評価に・・呆れたことでしょう。

 確かに、そこには「100」と言う数字が乱舞していました。そして、

「評価点は意味が無い」

とも記載されていました。


 ワイン評価がベースの雑誌ですから、評価点を放り投げてしまって良いのか?と言う疑問は付いて回ります。しかし擁護の立場から言えば、

「一応評価点は付けたが、その評価点は無意味なほど素晴らしい・・ぜひ飲んでみて欲しい」

と言う、ワインファンならではの心理が、その基本としての立場に在るんですね。


 100点満点を付けると言うことは、その評価人にとっては、ある意味の終点を意味していると思います。言い方を変えれば、

「もうこれ以上は感動出来ない」=「最高に素晴らしい」

と言うことですから、まぁ、様々なワインに100点を付ける人もいらっしゃれば、出来る限り100点を付けたくない評価人もいらっしゃることでしょう。noisy はどちらかと言うと後者で、どんなに感動していても、どこか冷めた部分を持っていて、何かを探しているような気がします。その何かは、きっとさらに良い部分であろうし、とても気付きにくいわずかなネガティヴさだったりする訳です。

 今回、この2015年のニコラ・ルジェのオート=コートを飲み、初めてエマニュエル・ルジェのワインに触れた時のことを思い出しました。とても似ていて驚きました。おそらく1994年頃・・いや、もう少し前かもしれません。

 色合いを見れば歴然です。今までのニコラ・ルジェのオート=コートの色彩では有りません。完全にエマニュエル・ルジェ的なもので有り、もしくはニコラ・ルジェのコート・ド・ニュイ・ヴィラージュとかそれ以上のクラスに同様に存在する「エマニュエル・ルジェ感」がビシビシ伝わって来ました。

 そして、このワインも・・澱まで味わいました。非常に健康的です。だから澱までエナジーに満ち溢れ、いや、澱の方がさらに旨い・・と言っても過言では有りません。

 2014年のこのワインの「赤さ」は2015年ものには無く、「完熟」と言う言葉の似あう見事な味わいです。そこには青さは無く、ただし若々しさ、ピュアさに満ち、「過熟」のニュアンスも見事に無く、「ドンピシャリ」な「熟」が有ります。

 まだ届かない2015年のエマニュエル・ルジェは、noisyは飲めてはおりませんが、愚息はすでに100点満点評価のエシェゾーなどを飲んで来ています。

 またフィネスさんの担当さんの話しを聞けば、

「2014年のエマニュエル・ルジェは確かに凄かったが、でもどこかに疑問符は持っていた。しかし2015年ものにはそれは全く無く、呆れるほどの仕上がりだった。」

とのことで、リアルワインガイド第61号の徳丸さんのレヴューがそうなった理由さえも伺わせます。


 このニコラ・ルジェのオート=コートを飲めば、少なくとも・・

「今までと全然違う」

ことに気付かれるでしょう。


 そして想像力のたくましい方で有れば有るほど、このワインの将来性、ニコラ・ルジェの将来性、そしてエマニュエル・ルジェ2015年への期待、所有欲を掻き立てるに違いないでしょう。

 さらには、このワインはたかが・・最大2000本しか無いんです。このワインにはビックリするほどの情報が詰まっています。ぜひとも飲んでみていただき、コート・ド・ニュイ・ピノ・ノワールの神髄に触れていただきたいと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2014年、非常に良い出来です!ぜひコラムをご覧くださいませ。】
 毎年の様に同じワインを開けていると、条件がやや違うとしても、判ってくることが有ります。左の写真は今回ご紹介させていただいている2014年のオート=コート・ド・ニュイ・ルージュですが、この下には2013年もの、2012年ものの写真も掲載されています。

 いや・・改めて良く比べてみると面白いですよね。テイスティングしていると、

「ん~・・昨年よりも良いかもしれないけど余り変わらないなぁ・・」

とか、

「いや、確実に成長しているぞ!」

「・・かなり苦労したようだけど美しく仕上がっている。」

などと感じるものです。


 2012年の色合いを見てみると、非常に健康的だがやや淡く、その分、「ちょっと・・浅いかな?」と、今なら思うかと思うんですね。勿論ですが、あくまで2014年をベースに観ることが出来る・・と言うのも有ります。

 2013年の色合いは透明度が高く、より紫掛かっていて、やや暗い色合いです。2012年との比較では淡さはほぼ変わらないか、やや濃いにせよ、葡萄の熟度と言う点ではどうだろう?・・と思えます。

 2014年ものは「赤味」がしっかり入って明るく美しい色合いをしていて、この3年の色合いオンリーの比較においては、

「やはりベストでしょう!」

と判断できるものでは無いかと思います。


 非常にヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸バランスを持ったオート=コート・ド・ニュイで、皮革などのニュアンスはヴォーヌ=ロマネ近郊で有ること、同じような土壌構成をしていることが伝わって来ます。まぁ、全く同様と言うことでは無く、近い・・と言うことですね。

 むしろ2014年ものが「今」到着している訳ですから、一般的なリリースからほぼ1年遅れと言うことになりますから、単純に、他の造り手の2014年ものを記憶から引っ張って来て比較するのは良く無いでしょう。比較するならばやはり1年前の他の造り手の比較するワインも、1年ほど持っているイメージを進めないと、正当な比較にはなりませんし・・。

 その意味においては、とても良い出来だったルジェ家のワインを彷彿とさせる部分をしっかり持っていると感じます。まぁ、この色合いも非常に良いので、ふら~っと購入してみたくなってしまうかもしれませんね。

 実際、2014年のこのワインのイメージは非常に良いものですし、ある意味、2012年~2013年と比較を続けて来た、その延長上にしっかり乗っています。

 さすがにクロパラの味わいは遠いかと思いますが、それでも霞んで全く見えないほどでは有りません。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【遠くにクロパラが~!・・見えるか?】


 ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは非常に少ないので、

お一人様1本限定

にてお願い致します。出来ましたら他の生産者のワインもお願い致します。


 そんな訳なので、この2アイテムは飲んでいませんが、ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはエマニュエル・ルジェと基本中身は同じだそうです。


 今回は2012年もの同様にオート=コート・ド・ニュイを飲んでみました。ショー村というのはニュイ・サン=ジョルジュの上方に有る村ですので、その間に位置する畑です。


 いや~・・・飲んでみて思いました。


「・・・ルジェっぽい~!」


 そう・・・何て言ったらよいのか・・ニコラ・ルジェのワインですから、ルジェっぽいと言われても困っちゃうでしょうね~。でも・・ルジェっぽいんですよ!温かみが有るというか、ヴォーヌ=ロマネっぽい酸の出方と言うか、ルジェの場合、強い酸味が余り無いですから・・アリゴテとかオート=コートの白とはだいぶニュアンスが違うんです。ピュアと言うより・・ルジェらしい・・それを強く感じます。

しかも2012年より何と色合いが濃い目で美しいんですね・・。どうなってるんですかね・・。

基本、ニコラの美しいハツラツとしたニュアンスを持っているんですが・・・あのエマニュエル・ルジェのクロ・パラの「ふにゃっとした襞が沢山有るエロティックな表情」もしっかり感じてしまうんですね~・・・。

 ま、そんな表現をされても理解は難しいかもしれませんが、判る方には判る・・はずです。白ワインは余り二次発酵のニュアンスが無かったり、薄かったりするんですが、こちらはしっかり掛かってます。古樽を使用とのことで、その辺のニュアンスはバッチリなんですが、考えてみればクロパラで使った樽を使用してる可能性さえある訳ですから・・・

「クロパラが遠くに見える・・・」

と言うのも、まんざら嘘でも無いってことになりますよね?


 ワインとしても非常に良く出来ています。ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかな酸、そして皮革っぽいアロマも有ります。なので・・実に楽しいワインです・・・甥っ子oisy的にはどうだったのか判りませんけどね。

 そんな訳で、この辺のワインはかなり興味が湧く要素を沢山持っていると思います。ご検討くださいませ。


2016 Cote de Nuits Villages( les Chaillots) [Nouvelles Selections]
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(・レ・シャイヨ)【ヌーヴェルセレクション】

14171
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定+他の限定条件無しアイテム1本。

◆◆◆写真は以前のものを使用しています。お一人様1本限定、また限定条件の無いワインをプラス1本お願いします。2019年3月16日(土)より出荷可能。■エージェント情報 コルゴロアン村の区画「レ・シャイヨ」より。エマニュエル・ルジェが0.17ha、ニコラが0.04haを所有。平均樹齢は20~25年。メリュ社アリエ産新樽率25%で18ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。父子ですべて一緒に造り、完成後に分けます。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,800 (外税) 
【オート=コートではありませんよ!!コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・・・・(準)村名格の上級キュヴェです!中身はエマニュエル・ルジェと同じものです!】
 とても飲めないのですみません、以前のレヴューを掲載しています。


 ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは非常に少ないので、

お一人様1本限定

にてお願い致します。他の生産者のワインも1本同時にお願い致します。


 そんな訳なので、このアイテムは飲んでいませんが、ショレ=レ=ボーヌはどうかな?・・でもコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはエマニュエル・ルジェと中身は同じだそうです。


 今回は2012年もの同様にオート=コート・ド・ニュイを飲んでみました。ショー村というのはニュイ・サン=ジョルジュの上方に有る村ですので、その間に位置する畑です。


 いや~・・・飲んでみて思いました。


「・・・ルジェっぽい~!」


 そう・・・何て言ったらよいのか・・ニコラ・ルジェのワインですから、ルジェっぽいと言われても困っちゃうでしょうね~。でも・・ルジェっぽいんですよ!温かみが有るというか、ヴォーヌ=ロマネっぽい酸の出方と言うか、ルジェの場合、強い酸味が余り無いですから・・アリゴテとかオート=コートの白とはだいぶニュアンスが違うんです。ピュアと言うより・・ルジェらしい・・それを強く感じます。

しかも2012年より何と色合いが濃い目で美しいんですね・・。どうなってるんですかね・・。

基本、ニコラの美しいハツラツとしたニュアンスを持っているんですが・・・あのエマニュエル・ルジェのクロ・パラの「ふにゃっとした襞が沢山有るエロティックな表情」もしっかり感じてしまうんですね~・・・。

 ま、そんな表現をされても理解は難しいかもしれませんが、判る方には判る・・はずです。白ワインは余り二次発酵のニュアンスが無かったり、薄かったりするんですが、こちらはしっかり掛かってます。古樽を使用とのことで、その辺のニュアンスはバッチリなんですが、考えてみればクロパラで使った樽を使用してる可能性さえある訳ですから・・・

「クロパラが遠くに見える・・・」

と言うのも、まんざら嘘でも無いってことになりますよね?


 ワインとしても非常に良く出来ています。ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかな酸、そして皮革っぽいアロマも有ります。なので・・実に楽しいワインです・・・甥っ子oisy的にはどうだったのか判りませんけどね。

 そんな訳で、この辺のワインはかなり興味が湧く要素を沢山持っていると思います。ご検討くださいませ。


2016 Chorey-les-Beaune [Nouvelles Selections]
ショレ=レ=ボーヌ【ヌーヴェルセレクション】

14172
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ショレ=レ=ボーヌ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定+他の限定条件無しアイテム1本。2019年3月16日(土)より出荷可能。

◆◆◆お一人様1本限定、他の条件の設定が無いワインをプラス1本お願いします。2019年3月16日(土)より出荷可能です。
 エマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌと中身は同じです。

■エージェント情報
葡萄品種はピノノワール種100%。「La Maladérotte(ラマラデロット)」という粘土質土壌の区画に畑はあり、広さは約0.25haで樹齢は約35年になります。醸造は基本的にエマニュエルルジェと同じで除梗は100%、コンクリートタンクで15~20日間アルコール醗酵、ヴィンテージにもよりますが新樽率20~25%で約20ヶ月間熟成させてノンフィルターで瓶詰しています。チャーミングな果実味とスパイシーな酸味が楽しめる飲みやすい味わいに仕上がっています。1樽のみの限定生産。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,200 (外税) 
【ニコラ・ルジェの事実上のトップ・キュヴェ?】
 とても飲めないのですみません、以前のレヴューを掲載しています。

 さすがにとても少ないショレ=レ=ボーヌについては、迂闊にも開ける訳にも行かず今のところ飲めておりませんで、左の写真は何とか飲んだ「オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ」ですのでお間違いの無きよう・・。

 このニコラ・ルジェのショレ=レ=ボーヌにつきましては、さらに見ることの無いエマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌ(メタヤージュのサヴィニー=レ=ボーヌでは無い)と、中身は全く同じものだと言うことですので、

「・・・ん・・やっぱり飲んでみたい・・」

とおっしゃるお客様も多いように思われます。


 確かにベースのオート=コート・ド・ニュイも昨今は随分とエマニュエル・ルジェ風の柔らかく、ほんのりと温かみを感じる柔和な表情に、奥に隠し持ったナイフのようなヴォーヌ=ロマネ的スパイス感、官能感を見せて来ています。

 ニコラ・ルジェがデビューした頃は、ニューウェーブと言うか、自然派的な「ナチュラル感」が結構に見えていて、ある種の「若さ」・・人間的若さとワインの熟度的な若さが同居しつつ、どこかエマニュエル・ルジェ的な部分を奥に持っていたと思いますが、この10年ほどの間に、若さが後退し官能感が前に出ていていると感じます。

 まぁ、2000年頃のエマニュエル・ルジェは余り感心しないが、それ以降は皆さんもご存知の通りで、ニコラ・ルジェにバトンタッチすることを意識しだしたエマニュエル・ルジェのワインの進歩振りは素晴らしいものが有ります。

 幾ら大叔父のアンリ・ジャイエを継承したエマニュエル・ルジェとは言え、その頃はまだ全然品物は有りましたし、noisy もベースのブルゴーニュ・パストゥグランなどは3ケースは割り当ててもらっていた頃です。御大ジャイエも引退したと言いながら、法的にドメーヌの名前を使えるギリギリまでドメーヌ・アンリ・ジャイエを名乗り、また、プレッシャーに押しつぶされていたのであろうエマニュエル・ルジェの代わり毎日に畑に立ち、醸造も手伝っていた頃です。

 そんなこんなで現在のドメーヌ・エマニュエル・ルジェが有る訳ですが、ニコラ・ルジェへの継承がもう秒読み段階に入って来たのを裏付けるような味わいを、noisy もワインから感じ取っています。

 人力を多く必要とするこのドメーヌも、偉大なクロ・パラントーだけに寄り掛かるだけではどうにもなりませんから、やはり拡張をしなければ雇い切れないし、ドメーヌの存続も厳しくなる訳で、この温暖化の時代には、やや冷涼で葡萄が熟し切らない畑だったアペラシオンに、その卓越した目が向いたのも正しい選択なのでしょう。


 ある程度いただけるようになったら、是非とも飲んでみたいワインです。今回も残念ながら非常に少ない割り当て商品ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限定、プラス他の条件無しのワイン1本とさせていただきます。ご検討くださいませ。


2014 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc [Nouvelles Selections]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン【ヌーヴェルセレクション】

13069
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定+他のワインなんでも

◆◆◆そろそろ良いかな?・・シリーズ
◆◆◆お一人様1本限定+他のワインなんでも。
■エージェント情報
 2010年に購入した、コンクール村の区画「オー・ゼルビュ」より。0.13ha。ピノ・ブラン100%。平均樹齢約30年。3分の1を新樽で、3分の2をステンレスタンクで発酵・12ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。年間生産本数750~900本の限定作品。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,500 (外税) 
【今はエマニュエル・ルジェの名前でリリースされているオート=コート・ド・ニュイ・ブランです。樹齢30年、2014年収穫ものです。】
 数本出て来たのでご案内させていただきます。確か余り人気が無かったような・・それでちょっとイラっとしてひっこめたんじゃないかと・・(^^;

 ここの畑はコンクール(コンカール?)ですから、ロマネ=サン=ヴィヴァンの脇の道を西に3kmほどズンズン登って行くと着くはずです。畑の場所は特定出来ませんが、ニュイ=サン=ジョルジュと言うよりはヴォーヌ=ロマネの真西です。

 ピノ・ブランの熟成を見るにも良いんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
-----
【申し訳ありません。テイスティングが進んでおりませんで・・まだ飲めておりません。】

 最終ヴィンテージになるアリゴテはとても美味しく飲めたんですが、テイスティングしなければならないアイテムが非常に多く、2012年~2013年と続けていたこの素晴らしいピノ・ブラン100%のオート=コート・ド・ニュイ・ブランは飲めておりません。

 以前のレヴューをご参考にご検討いただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【最近購入した畑のようです!!】

 本当にピノ・ブランかと・・思ってしまうほど2013年も素晴らしい仕上がりです。厳しいヴィンテージ背景を全く感じさせないどころか、健全な2012年を上回るほどの健康さです。

上のアリゴテ・ジュヌヴレでも書きましたが、少し前までのエマニュエル・ルジェのワインには無いピュアさが存在しており、自然派的アプローチが良い方に向かっています。これほどまでにするには、かなりの葡萄を選別したはずで、コストに見合わないんじゃないかと・・思うほどです。

 ブリッとまるッとした果実がたわわです。
 2012年とほぼ同様の写真が撮れましたので是非ご覧ください。何しろ色合いの違い・・露出やカラーバランスが少し違いますが、それでも、薄い緑が強めに入り、やや果皮の色が強めに入った感じが見えるかと思いますが・・非常に良いです。是非ご検討くださいませ!

詳細につきましては昨年同様ですので、下記コメントをご参考にお願いいたします。2012年より濃密と言えるのが不思議です!

以下は以前のコメントです。
━━━━━
 今回は少しいただけたので、我慢できずに飲んでしまいました!ピノ・ブラン100%とのことですが、全く気付かないような状況で、普通に旨いシャルドネだとばかり思っていました。

 エージェントさんの資料だと、コンクール村の区画、「オー・ゼルビュ」とのことで・・・


 コンカールなら聞いたことあるけどコンクールとは・・何か賑やかそうな村だな~・・などと思っていました。たぶんコンカールで間違いないと思います。

 地図で言うと、・・・判りやすいのは、ロマネ=コンティの脇を上の方に(西)登って行き、少しくねくねと行ったあと真っ直ぐ行くとコンカール村に出ます。その手前は畑になっており、そこがオート=コート・ド・ニュイのAOCが取れているのでしょう。

 簡単に言えばヴォーヌ=ロマネの上の方の畑です・・・(^^;; まぁ、昨今はGoogleの地図で畑も確認出来ちゃいますから、ご興味の有る方はディジョンの下(南)辺りから覗いて見てください。

 溌剌としていて、柑橘、果実を美しく表現しているワインです。ピノ・ブラン的鈍重さ?はほぼ無いです。あっけらかんとしたニュアンスで、健康的な美しさが感じられます。

 反対に言えば、もっと樽を掛けられるだけの葡萄の能力はあると思うのですが、ニコラはそう言うのは好きじゃないんじゃないかと思います。 根本的に樽のニュアンスを付けたくない人なのでしょう。この数年、何本かのワインを飲みつつ、そのように思います。大体にして神様アンリ・ジャイエを継いだのが父親エマニュエル・ルジェですから・・・アンリ・ジャイエは新樽使いで有名だった人ですから・・しかも除草剤とかはビシバシ使った人ですから・・・

 それが、ニコラのワインを飲むと、どうもそっちから離れたがっているように思います。自然派の方に行きたいんじゃないかと・・・感じるんですね。

 このオート=コートも、実に活き活きとしたワインです。葡萄の生気が伝わってくるようなディテールです。なので・・・そのように感じてしまうんですが・・どうでしょうか。

 現状、美味しく飲めますが、やや早いかなと思います。これからどんどんと押し出しが強くなり、重量感と複雑性が見えてくるはずです。飲めなくは無いが2~3年は置いて欲しい・・です。是非ご検討ください。ブルゴーニュにも新しい世代がどんどん出て来ています!

■■oisyテイスティングコメント 2012 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc Nicolas Rouget

 職人の家系らしく、まずは低位アペラシオンで十分に経験を積むというスタンスで今はこのオート・コート・ド・ニュイを手掛けているものと聞いています。
どこまでエマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼの手が介入しているかはわかりませんが、もし二コラ・ルジェがイニシアチブを握って造り上げたのなら、是非このまま上位アペラシオンを手掛けた物も飲んでみたいという衝動にも駆られますし、どこまで伸びしろがあるんだかとっても気になります。

 キラキラとした崩れのないミネラリティとアミノ酸的な旨みを持ったクールな酸。。。
かなり良いと思っています。
ボーヌのシャルドネとは違うミネラリティを持つニュイの特徴も手伝って、非常にスタイリッシュながら内面にある豊富な石灰質的ミネラリティをのぞかせます。
秀逸な白ワインの若いうちに持つ要素を体現してくれています。

 また、ニュイのシャルドネとして、凝縮度がありながら重さを感じさせない素晴らしい出来です。
リッチになりがちなボーヌのシャルドネとの対比も面白いです。

 ニュイの造り手の本業はピノなのでしょうが、非常にセンスのあるシャルドネです。
土地のミネラルをそのまま吸い上げて形にしたようなブレの無い芯のあるスタイル。

期待を裏切らないサラブレッドのワインです。
造り手としての評価が固まる前に、是非一度は試しておきたい造り手です。


2014 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc [Finesse]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン【フィネス】

13441
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

■エージェント情報
 ピノ・ブラン100%。葡萄の樹齢は約35年で新樽、1年樽、ステンレスタンクでそれぞれ1:1:1の割合で醸造しています。葡萄品種由来の肉厚さ、エキゾチックフルーツのようなアロマがあり、柑橘系の果実味豊かなワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,800 (外税) 
【申し訳ありません。テイスティングが進んでおりませんで・・まだ飲めておりません。】
 最終ヴィンテージになるアリゴテはとても美味しく飲めたんですが、テイスティングしなければならないアイテムが非常に多く、2012年~2013年と続けていたこの素晴らしいピノ・ブラン100%のオート=コート・ド・ニュイ・ブランは飲めておりません。

 以前のレヴューをご参考にご検討いただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【最近購入した畑のようです!!】

 本当にピノ・ブランかと・・思ってしまうほど2013年も素晴らしい仕上がりです。厳しいヴィンテージ背景を全く感じさせないどころか、健全な2012年を上回るほどの健康さです。

上のアリゴテ・ジュヌヴレでも書きましたが、少し前までのエマニュエル・ルジェのワインには無いピュアさが存在しており、自然派的アプローチが良い方に向かっています。これほどまでにするには、かなりの葡萄を選別したはずで、コストに見合わないんじゃないかと・・思うほどです。

 ブリッとまるッとした果実がたわわです。
 2012年とほぼ同様の写真が撮れましたので是非ご覧ください。何しろ色合いの違い・・露出やカラーバランスが少し違いますが、それでも、薄い緑が強めに入り、やや果皮の色が強めに入った感じが見えるかと思いますが・・非常に良いです。是非ご検討くださいませ!

詳細につきましては昨年同様ですので、下記コメントをご参考にお願いいたします。2012年より濃密と言えるのが不思議です!

以下は以前のコメントです。
━━━━━
 今回は少しいただけたので、我慢できずに飲んでしまいました!ピノ・ブラン100%とのことですが、全く気付かないような状況で、普通に旨いシャルドネだとばかり思っていました。

 エージェントさんの資料だと、コンクール村の区画、「オー・ゼルビュ」とのことで・・・


 コンカールなら聞いたことあるけどコンクールとは・・何か賑やかそうな村だな~・・などと思っていました。たぶんコンカールで間違いないと思います。

 地図で言うと、・・・判りやすいのは、ロマネ=コンティの脇を上の方に(西)登って行き、少しくねくねと行ったあと真っ直ぐ行くとコンカール村に出ます。その手前は畑になっており、そこがオート=コート・ド・ニュイのAOCが取れているのでしょう。

 簡単に言えばヴォーヌ=ロマネの上の方の畑です・・・(^^;; まぁ、昨今はGoogleの地図で畑も確認出来ちゃいますから、ご興味の有る方はディジョンの下(南)辺りから覗いて見てください。

 溌剌としていて、柑橘、果実を美しく表現しているワインです。ピノ・ブラン的鈍重さ?はほぼ無いです。あっけらかんとしたニュアンスで、健康的な美しさが感じられます。

 反対に言えば、もっと樽を掛けられるだけの葡萄の能力はあると思うのですが、ニコラはそう言うのは好きじゃないんじゃないかと思います。 根本的に樽のニュアンスを付けたくない人なのでしょう。この数年、何本かのワインを飲みつつ、そのように思います。大体にして神様アンリ・ジャイエを継いだのが父親エマニュエル・ルジェですから・・・アンリ・ジャイエは新樽使いで有名だった人ですから・・しかも除草剤とかはビシバシ使った人ですから・・・

 それが、ニコラのワインを飲むと、どうもそっちから離れたがっているように思います。自然派の方に行きたいんじゃないかと・・・感じるんですね。

 このオート=コートも、実に活き活きとしたワインです。葡萄の生気が伝わってくるようなディテールです。なので・・・そのように感じてしまうんですが・・どうでしょうか。

 現状、美味しく飲めますが、やや早いかなと思います。これからどんどんと押し出しが強くなり、重量感と複雑性が見えてくるはずです。飲めなくは無いが2~3年は置いて欲しい・・です。是非ご検討ください。ブルゴーニュにも新しい世代がどんどん出て来ています!

■■oisyテイスティングコメント 2012 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc Nicolas Rouget

 職人の家系らしく、まずは低位アペラシオンで十分に経験を積むというスタンスで今はこのオート・コート・ド・ニュイを手掛けているものと聞いています。
どこまでエマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼの手が介入しているかはわかりませんが、もし二コラ・ルジェがイニシアチブを握って造り上げたのなら、是非このまま上位アペラシオンを手掛けた物も飲んでみたいという衝動にも駆られますし、どこまで伸びしろがあるんだかとっても気になります。

 キラキラとした崩れのないミネラリティとアミノ酸的な旨みを持ったクールな酸。。。
かなり良いと思っています。
ボーヌのシャルドネとは違うミネラリティを持つニュイの特徴も手伝って、非常にスタイリッシュながら内面にある豊富な石灰質的ミネラリティをのぞかせます。
秀逸な白ワインの若いうちに持つ要素を体現してくれています。

 また、ニュイのシャルドネとして、凝縮度がありながら重さを感じさせない素晴らしい出来です。
リッチになりがちなボーヌのシャルドネとの対比も面白いです。

 ニュイの造り手の本業はピノなのでしょうが、非常にセンスのあるシャルドネです。
土地のミネラルをそのまま吸い上げて形にしたようなブレの無い芯のあるスタイル。

期待を裏切らないサラブレッドのワインです。
造り手としての評価が固まる前に、是非一度は試しておきたい造り手です。


2014 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge [Finesse]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ【フィネス】

13439
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

■エージェント情報
葡萄品種はピノノワール種100%。畑はニュイサンジョルジュ村の西に位置するChaux(ショー)村にある「LesChalottes(レシャロット)」と「LaVacherotte(ラヴァシュロット)」の2区画に位置し、広さ約0.33haの粘土質土壌の畑で樹齢は約30年になります。こちらも醸造は基本的にエマニュエルルジェと同じですが、新樽は使わずに旧樽のみで熟成させています。果肉を噛んだようなジューシーな果実味が豊かでとてもフルーティな味わいです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,350 (外税) 
【2014年、非常に良い出来です!ぜひコラムをご覧くださいませ。】
 毎年の様に同じワインを開けていると、条件がやや違うとしても、判ってくることが有ります。左の写真は今回ご紹介させていただいている2014年のオート=コート・ド・ニュイ・ルージュですが、この下には2013年もの、2012年ものの写真も掲載されています。

 いや・・改めて良く比べてみると面白いですよね。テイスティングしていると、

「ん~・・昨年よりも良いかもしれないけど余り変わらないなぁ・・」

とか、

「いや、確実に成長しているぞ!」

「・・かなり苦労したようだけど美しく仕上がっている。」

などと感じるものです。


 2012年の色合いを見てみると、非常に健康的だがやや淡く、その分、「ちょっと・・浅いかな?」と、今なら思うかと思うんですね。勿論ですが、あくまで2014年をベースに観ることが出来る・・と言うのも有ります。

 2013年の色合いは透明度が高く、より紫掛かっていて、やや暗い色合いです。2012年との比較では淡さはほぼ変わらないか、やや濃いにせよ、葡萄の熟度と言う点ではどうだろう?・・と思えます。

 2014年ものは「赤味」がしっかり入って明るく美しい色合いをしていて、この3年の色合いオンリーの比較においては、

「やはりベストでしょう!」

と判断できるものでは無いかと思います。


 非常にヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸バランスを持ったオート=コート・ド・ニュイで、皮革などのニュアンスはヴォーヌ=ロマネ近郊で有ること、同じような土壌構成をしていることが伝わって来ます。まぁ、全く同様と言うことでは無く、近い・・と言うことですね。

 むしろ2014年ものが「今」到着している訳ですから、一般的なリリースからほぼ1年遅れと言うことになりますから、単純に、他の造り手の2014年ものを記憶から引っ張って来て比較するのは良く無いでしょう。比較するならばやはり1年前の他の造り手の比較するワインも、1年ほど持っているイメージを進めないと、正当な比較にはなりませんし・・。

 その意味においては、とても良い出来だったルジェ家のワインを彷彿とさせる部分をしっかり持っていると感じます。まぁ、この色合いも非常に良いので、ふら~っと購入してみたくなってしまうかもしれませんね。

 実際、2014年のこのワインのイメージは非常に良いものですし、ある意味、2012年~2013年と比較を続けて来た、その延長上にしっかり乗っています。

 さすがにクロパラの味わいは遠いかと思いますが、それでも霞んで全く見えないほどでは有りません。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【遠くにクロパラが~!・・見えるか?】


 ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは非常に少ないので、

お一人様1本限定

にてお願い致します。出来ましたら他の生産者のワインもお願い致します。


 そんな訳なので、この2アイテムは飲んでいませんが、ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはエマニュエル・ルジェと基本中身は同じだそうです。


 今回は2012年もの同様にオート=コート・ド・ニュイを飲んでみました。ショー村というのはニュイ・サン=ジョルジュの上方に有る村ですので、その間に位置する畑です。


 いや~・・・飲んでみて思いました。


「・・・ルジェっぽい~!」


 そう・・・何て言ったらよいのか・・ニコラ・ルジェのワインですから、ルジェっぽいと言われても困っちゃうでしょうね~。でも・・ルジェっぽいんですよ!温かみが有るというか、ヴォーヌ=ロマネっぽい酸の出方と言うか、ルジェの場合、強い酸味が余り無いですから・・アリゴテとかオート=コートの白とはだいぶニュアンスが違うんです。ピュアと言うより・・ルジェらしい・・それを強く感じます。

しかも2012年より何と色合いが濃い目で美しいんですね・・。どうなってるんですかね・・。

基本、ニコラの美しいハツラツとしたニュアンスを持っているんですが・・・あのエマニュエル・ルジェのクロ・パラの「ふにゃっとした襞が沢山有るエロティックな表情」もしっかり感じてしまうんですね~・・・。

 ま、そんな表現をされても理解は難しいかもしれませんが、判る方には判る・・はずです。白ワインは余り二次発酵のニュアンスが無かったり、薄かったりするんですが、こちらはしっかり掛かってます。古樽を使用とのことで、その辺のニュアンスはバッチリなんですが、考えてみればクロパラで使った樽を使用してる可能性さえある訳ですから・・・

「クロパラが遠くに見える・・・」

と言うのも、まんざら嘘でも無いってことになりますよね?


 ワインとしても非常に良く出来ています。ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかな酸、そして皮革っぽいアロマも有ります。なので・・実に楽しいワインです・・・甥っ子oisy的にはどうだったのか判りませんけどね。

 そんな訳で、この辺のワインはかなり興味が湧く要素を沢山持っていると思います。ご検討くださいませ。


2016 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc [Finesse]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン【フィネス】

13443
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

■エージェント情報
 ピノ・ブラン100%。葡萄の樹齢は約35年で新樽、1年樽、ステンレスタンクでそれぞれ1:1:1の割合で醸造しています。葡萄品種由来の肉厚さ、エキゾチックフルーツのようなアロマがあり、柑橘系の果実味豊かなワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,800 (外税) 
【申し訳ありません。テイスティングが進んでおりませんで・・まだ飲めておりません。】
 最終ヴィンテージになるアリゴテはとても美味しく飲めたんですが、テイスティングしなければならないアイテムが非常に多く、2012年~2013年と続けていたこの素晴らしいピノ・ブラン100%のオート=コート・ド・ニュイ・ブランは飲めておりません。

 以前のレヴューをご参考にご検討いただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【最近購入した畑のようです!!】

 本当にピノ・ブランかと・・思ってしまうほど2013年も素晴らしい仕上がりです。厳しいヴィンテージ背景を全く感じさせないどころか、健全な2012年を上回るほどの健康さです。

上のアリゴテ・ジュヌヴレでも書きましたが、少し前までのエマニュエル・ルジェのワインには無いピュアさが存在しており、自然派的アプローチが良い方に向かっています。これほどまでにするには、かなりの葡萄を選別したはずで、コストに見合わないんじゃないかと・・思うほどです。

 ブリッとまるッとした果実がたわわです。
 2012年とほぼ同様の写真が撮れましたので是非ご覧ください。何しろ色合いの違い・・露出やカラーバランスが少し違いますが、それでも、薄い緑が強めに入り、やや果皮の色が強めに入った感じが見えるかと思いますが・・非常に良いです。是非ご検討くださいませ!

詳細につきましては昨年同様ですので、下記コメントをご参考にお願いいたします。2012年より濃密と言えるのが不思議です!

以下は以前のコメントです。
━━━━━
 今回は少しいただけたので、我慢できずに飲んでしまいました!ピノ・ブラン100%とのことですが、全く気付かないような状況で、普通に旨いシャルドネだとばかり思っていました。

 エージェントさんの資料だと、コンクール村の区画、「オー・ゼルビュ」とのことで・・・


 コンカールなら聞いたことあるけどコンクールとは・・何か賑やかそうな村だな~・・などと思っていました。たぶんコンカールで間違いないと思います。

 地図で言うと、・・・判りやすいのは、ロマネ=コンティの脇を上の方に(西)登って行き、少しくねくねと行ったあと真っ直ぐ行くとコンカール村に出ます。その手前は畑になっており、そこがオート=コート・ド・ニュイのAOCが取れているのでしょう。

 簡単に言えばヴォーヌ=ロマネの上の方の畑です・・・(^^;; まぁ、昨今はGoogleの地図で畑も確認出来ちゃいますから、ご興味の有る方はディジョンの下(南)辺りから覗いて見てください。

 溌剌としていて、柑橘、果実を美しく表現しているワインです。ピノ・ブラン的鈍重さ?はほぼ無いです。あっけらかんとしたニュアンスで、健康的な美しさが感じられます。

 反対に言えば、もっと樽を掛けられるだけの葡萄の能力はあると思うのですが、ニコラはそう言うのは好きじゃないんじゃないかと思います。 根本的に樽のニュアンスを付けたくない人なのでしょう。この数年、何本かのワインを飲みつつ、そのように思います。大体にして神様アンリ・ジャイエを継いだのが父親エマニュエル・ルジェですから・・・アンリ・ジャイエは新樽使いで有名だった人ですから・・しかも除草剤とかはビシバシ使った人ですから・・・

 それが、ニコラのワインを飲むと、どうもそっちから離れたがっているように思います。自然派の方に行きたいんじゃないかと・・・感じるんですね。

 このオート=コートも、実に活き活きとしたワインです。葡萄の生気が伝わってくるようなディテールです。なので・・・そのように感じてしまうんですが・・どうでしょうか。

 現状、美味しく飲めますが、やや早いかなと思います。これからどんどんと押し出しが強くなり、重量感と複雑性が見えてくるはずです。飲めなくは無いが2~3年は置いて欲しい・・です。是非ご検討ください。ブルゴーニュにも新しい世代がどんどん出て来ています!

■■oisyテイスティングコメント 2012 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc Nicolas Rouget

 職人の家系らしく、まずは低位アペラシオンで十分に経験を積むというスタンスで今はこのオート・コート・ド・ニュイを手掛けているものと聞いています。
どこまでエマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼの手が介入しているかはわかりませんが、もし二コラ・ルジェがイニシアチブを握って造り上げたのなら、是非このまま上位アペラシオンを手掛けた物も飲んでみたいという衝動にも駆られますし、どこまで伸びしろがあるんだかとっても気になります。

 キラキラとした崩れのないミネラリティとアミノ酸的な旨みを持ったクールな酸。。。
かなり良いと思っています。
ボーヌのシャルドネとは違うミネラリティを持つニュイの特徴も手伝って、非常にスタイリッシュながら内面にある豊富な石灰質的ミネラリティをのぞかせます。
秀逸な白ワインの若いうちに持つ要素を体現してくれています。

 また、ニュイのシャルドネとして、凝縮度がありながら重さを感じさせない素晴らしい出来です。
リッチになりがちなボーヌのシャルドネとの対比も面白いです。

 ニュイの造り手の本業はピノなのでしょうが、非常にセンスのあるシャルドネです。
土地のミネラルをそのまま吸い上げて形にしたようなブレの無い芯のあるスタイル。

期待を裏切らないサラブレッドのワインです。
造り手としての評価が固まる前に、是非一度は試しておきたい造り手です。


2015 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge [Nouvelles Selections]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ【ヌーヴェルセレクション】

13385
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

◆◆◆お一人様二本までとさせていただきます。
■エージェント情報
2010年に購入した、ショー村の区画「ラ・ヴァシュロット」と「レ・シャロット」より。0.34ha。平均樹齢約30年。エマニュエル・ルジェの1回使用樽で18ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。年間生産本数は800~2000本。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,280 (外税) 
【これは・・もうエマニュエル・ルジェのワインと比べても遜色無し・・と言って良いと思います!素晴らしい2015年オート=コート!】
 リアルワインガイドの第61号をご覧になられた方は、ドメーヌ・エマニュエル=ルジェの2015年ものの評価に・・呆れたことでしょう。

 確かに、そこには「100」と言う数字が乱舞していました。そして、

「評価点は意味が無い」

とも記載されていました。


 ワイン評価がベースの雑誌ですから、評価点を放り投げてしまって良いのか?と言う疑問は付いて回ります。しかし擁護の立場から言えば、

「一応評価点は付けたが、その評価点は無意味なほど素晴らしい・・ぜひ飲んでみて欲しい」

と言う、ワインファンならではの心理が、その基本としての立場に在るんですね。


 100点満点を付けると言うことは、その評価人にとっては、ある意味の終点を意味していると思います。言い方を変えれば、

「もうこれ以上は感動出来ない」=「最高に素晴らしい」

と言うことですから、まぁ、様々なワインに100点を付ける人もいらっしゃれば、出来る限り100点を付けたくない評価人もいらっしゃることでしょう。noisy はどちらかと言うと後者で、どんなに感動していても、どこか冷めた部分を持っていて、何かを探しているような気がします。その何かは、きっとさらに良い部分であろうし、とても気付きにくいわずかなネガティヴさだったりする訳です。

 今回、この2015年のニコラ・ルジェのオート=コートを飲み、初めてエマニュエル・ルジェのワインに触れた時のことを思い出しました。とても似ていて驚きました。おそらく1994年頃・・いや、もう少し前かもしれません。

 色合いを見れば歴然です。今までのニコラ・ルジェのオート=コートの色彩では有りません。完全にエマニュエル・ルジェ的なもので有り、もしくはニコラ・ルジェのコート・ド・ニュイ・ヴィラージュとかそれ以上のクラスに同様に存在する「エマニュエル・ルジェ感」がビシビシ伝わって来ました。

 そして、このワインも・・澱まで味わいました。非常に健康的です。だから澱までエナジーに満ち溢れ、いや、澱の方がさらに旨い・・と言っても過言では有りません。

 2014年のこのワインの「赤さ」は2015年ものには無く、「完熟」と言う言葉の似あう見事な味わいです。そこには青さは無く、ただし若々しさ、ピュアさに満ち、「過熟」のニュアンスも見事に無く、「ドンピシャリ」な「熟」が有ります。

 まだ届かない2015年のエマニュエル・ルジェは、noisyは飲めてはおりませんが、愚息はすでに100点満点評価のエシェゾーなどを飲んで来ています。

 またフィネスさんの担当さんの話しを聞けば、

「2014年のエマニュエル・ルジェは確かに凄かったが、でもどこかに疑問符は持っていた。しかし2015年ものにはそれは全く無く、呆れるほどの仕上がりだった。」

とのことで、リアルワインガイド第61号の徳丸さんのレヴューがそうなった理由さえも伺わせます。


 このニコラ・ルジェのオート=コートを飲めば、少なくとも・・

「今までと全然違う」

ことに気付かれるでしょう。


 そして想像力のたくましい方で有れば有るほど、このワインの将来性、ニコラ・ルジェの将来性、そしてエマニュエル・ルジェ2015年への期待、所有欲を掻き立てるに違いないでしょう。

 さらには、このワインはたかが・・最大2000本しか無いんです。このワインにはビックリするほどの情報が詰まっています。ぜひとも飲んでみていただき、コート・ド・ニュイ・ピノ・ノワールの神髄に触れていただきたいと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
 毎年の様に同じワインを開けていると、条件がやや違うとしても、判ってくることが有ります。左の写真は今回ご紹介させていただいている2014年のオート=コート・ド・ニュイ・ルージュですが、この下には2013年もの、2012年ものの写真も掲載されています。

 いや・・改めて良く比べてみると面白いですよね。テイスティングしていると、

「ん~・・昨年よりも良いかもしれないけど余り変わらないなぁ・・」

とか、

「いや、確実に成長しているぞ!」

「・・かなり苦労したようだけど美しく仕上がっている。」

などと感じるものです。


 2012年の色合いを見てみると、非常に健康的だがやや淡く、その分、「ちょっと・・浅いかな?」と、今なら思うかと思うんですね。勿論ですが、あくまで2014年をベースに観ることが出来る・・と言うのも有ります。

 2013年の色合いは透明度が高く、より紫掛かっていて、やや暗い色合いです。2012年との比較では淡さはほぼ変わらないか、やや濃いにせよ、葡萄の熟度と言う点ではどうだろう?・・と思えます。

 2014年ものは「赤味」がしっかり入って明るく美しい色合いをしていて、この3年の色合いオンリーの比較においては、

「やはりベストでしょう!」

と判断できるものでは無いかと思います。


 非常にヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸バランスを持ったオート=コート・ド・ニュイで、皮革などのニュアンスはヴォーヌ=ロマネ近郊で有ること、同じような土壌構成をしていることが伝わって来ます。まぁ、全く同様と言うことでは無く、近い・・と言うことですね。

 むしろ2014年ものが「今」到着している訳ですから、一般的なリリースからほぼ1年遅れと言うことになりますから、単純に、他の造り手の2014年ものを記憶から引っ張って来て比較するのは良く無いでしょう。比較するならばやはり1年前の他の造り手の比較するワインも、1年ほど持っているイメージを進めないと、正当な比較にはなりませんし・・。

 その意味においては、とても良い出来だったルジェ家のワインを彷彿とさせる部分をしっかり持っていると感じます。まぁ、この色合いも非常に良いので、ふら~っと購入してみたくなってしまうかもしれませんね。

 実際、2014年のこのワインのイメージは非常に良いものですし、ある意味、2012年~2013年と比較を続けて来た、その延長上にしっかり乗っています。

 さすがにクロパラの味わいは遠いかと思いますが、それでも霞んで全く見えないほどでは有りません。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【遠くにクロパラが~!・・見えるか?】


 ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは非常に少ないので、

お一人様1本限定

にてお願い致します。出来ましたら他の生産者のワインもお願い致します。


 そんな訳なので、この2アイテムは飲んでいませんが、ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはエマニュエル・ルジェと基本中身は同じだそうです。


 今回は2012年もの同様にオート=コート・ド・ニュイを飲んでみました。ショー村というのはニュイ・サン=ジョルジュの上方に有る村ですので、その間に位置する畑です。


 いや~・・・飲んでみて思いました。


「・・・ルジェっぽい~!」


 そう・・・何て言ったらよいのか・・ニコラ・ルジェのワインですから、ルジェっぽいと言われても困っちゃうでしょうね~。でも・・ルジェっぽいんですよ!温かみが有るというか、ヴォーヌ=ロマネっぽい酸の出方と言うか、ルジェの場合、強い酸味が余り無いですから・・アリゴテとかオート=コートの白とはだいぶニュアンスが違うんです。ピュアと言うより・・ルジェらしい・・それを強く感じます。

しかも2012年より何と色合いが濃い目で美しいんですね・・。どうなってるんですかね・・。

基本、ニコラの美しいハツラツとしたニュアンスを持っているんですが・・・あのエマニュエル・ルジェのクロ・パラの「ふにゃっとした襞が沢山有るエロティックな表情」もしっかり感じてしまうんですね~・・・。

 ま、そんな表現をされても理解は難しいかもしれませんが、判る方には判る・・はずです。白ワインは余り二次発酵のニュアンスが無かったり、薄かったりするんですが、こちらはしっかり掛かってます。古樽を使用とのことで、その辺のニュアンスはバッチリなんですが、考えてみればクロパラで使った樽を使用してる可能性さえある訳ですから・・・

「クロパラが遠くに見える・・・」

と言うのも、まんざら嘘でも無いってことになりますよね?


 ワインとしても非常に良く出来ています。ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかな酸、そして皮革っぽいアロマも有ります。なので・・実に楽しいワインです・・・甥っ子oisy的にはどうだったのか判りませんけどね。

 そんな訳で、この辺のワインはかなり興味が湧く要素を沢山持っていると思います。ご検討くださいませ。


2014 Chorey-les-Beaune [Finesse]
ショレ=レ=ボーヌ【フィネス】

13438
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ショレ=レ=ボーヌ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定+他限定無しアイテム1本

◆◆◆お一人様1本限定、他の条件の設定が無いワインをプラス1本お願いします。
 エマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌと中身は同じです。

■エージェント情報
葡萄品種はピノノワール種100%。「La Maladérotte(ラマラデロット)」という粘土質土壌の区画に畑はあり、広さは約0.25haで樹齢は約35年になります。醸造は基本的にエマニュエルルジェと同じで除梗は100%、コンクリートタンクで15~20日間アルコール醗酵、ヴィンテージにもよりますが新樽率20~25%で約20ヶ月間熟成させてノンフィルターで瓶詰しています。チャーミングな果実味とスパイシーな酸味が楽しめる飲みやすい味わいに仕上がっています。1樽のみの限定生産。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,200 (外税) 
【ニコラ・ルジェの事実上のトップ・キュヴェ?】
 さすがにとても少ないショレ=レ=ボーヌについては、迂闊にも開ける訳にも行かず今のところ飲めておりませんで、左の写真は何とか飲んだ「オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ」ですのでお間違いの無きよう・・。

 このニコラ・ルジェのショレ=レ=ボーヌにつきましては、さらに見ることの無いエマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌ(メタヤージュのサヴィニー=レ=ボーヌでは無い)と、中身は全く同じものだと言うことですので、

「・・・ん・・やっぱり飲んでみたい・・」

とおっしゃるお客様も多いように思われます。


 確かにベースのオート=コート・ド・ニュイも昨今は随分とエマニュエル・ルジェ風の柔らかく、ほんのりと温かみを感じる柔和な表情に、奥に隠し持ったナイフのようなヴォーヌ=ロマネ的スパイス感、官能感を見せて来ています。

 ニコラ・ルジェがデビューした頃は、ニューウェーブと言うか、自然派的な「ナチュラル感」が結構に見えていて、ある種の「若さ」・・人間的若さとワインの熟度的な若さが同居しつつ、どこかエマニュエル・ルジェ的な部分を奥に持っていたと思いますが、この10年ほどの間に、若さが後退し官能感が前に出ていていると感じます。

 まぁ、2000年頃のエマニュエル・ルジェは余り感心しないが、それ以降は皆さんもご存知の通りで、ニコラ・ルジェにバトンタッチすることを意識しだしたエマニュエル・ルジェのワインの進歩振りは素晴らしいものが有ります。

 幾ら大叔父のアンリ・ジャイエを継承したエマニュエル・ルジェとは言え、その頃はまだ全然品物は有りましたし、noisy もベースのブルゴーニュ・パストゥグランなどは3ケースは割り当ててもらっていた頃です。御大ジャイエも引退したと言いながら、法的にドメーヌの名前を使えるギリギリまでドメーヌ・アンリ・ジャイエを名乗り、また、プレッシャーに押しつぶされていたのであろうエマニュエル・ルジェの代わり毎日に畑に立ち、醸造も手伝っていた頃です。

 そんなこんなで現在のドメーヌ・エマニュエル・ルジェが有る訳ですが、ニコラ・ルジェへの継承がもう秒読み段階に入って来たのを裏付けるような味わいを、noisy もワインから感じ取っています。

 人力を多く必要とするこのドメーヌも、偉大なクロ・パラントーだけに寄り掛かるだけではどうにもなりませんから、やはり拡張をしなければ雇い切れないし、ドメーヌの存続も厳しくなる訳で、この温暖化の時代には、やや冷涼で葡萄が熟し切らない畑だったアペラシオンに、その卓越した目が向いたのも正しい選択なのでしょう。


 ある程度いただけるようになったら、是非とも飲んでみたいワインです。今回も残念ながら非常に少ない割り当て商品ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限定、プラス他のワイン1本条件とさせていただきます。ご検討くださいませ。


2015 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge [Finesse]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ【フィネス】

13440
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

■エージェント情報
葡萄品種はピノノワール種100%。畑はニュイサンジョルジュ村の西に位置するChaux(ショー)村にある「LesChalottes(レシャロット)」と「LaVacherotte(ラヴァシュロット)」の2区画に位置し、広さ約0.33haの粘土質土壌の畑で樹齢は約30年になります。こちらも醸造は基本的にエマニュエルルジェと同じですが、新樽は使わずに旧樽のみで熟成させています。果肉を噛んだようなジューシーな果実味が豊かでとてもフルーティな味わいです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,350 (外税) 
【これは・・もうエマニュエル・ルジェのワインと比べても遜色無し・・と言って良いと思います!素晴らしい2015年オート=コート!】
 リアルワインガイドの第61号をご覧になられた方は、ドメーヌ・エマニュエル=ルジェの2015年ものの評価に・・呆れたことでしょう。

 確かに、そこには「100」と言う数字が乱舞していました。そして、

「評価点は意味が無い」

とも記載されていました。


 ワイン評価がベースの雑誌ですから、評価点を放り投げてしまって良いのか?と言う疑問は付いて回ります。しかし擁護の立場から言えば、

「一応評価点は付けたが、その評価点は無意味なほど素晴らしい・・ぜひ飲んでみて欲しい」

と言う、ワインファンならではの心理が、その基本としての立場に在るんですね。


 100点満点を付けると言うことは、その評価人にとっては、ある意味の終点を意味していると思います。言い方を変えれば、

「もうこれ以上は感動出来ない」=「最高に素晴らしい」

と言うことですから、まぁ、様々なワインに100点を付ける人もいらっしゃれば、出来る限り100点を付けたくない評価人もいらっしゃることでしょう。noisy はどちらかと言うと後者で、どんなに感動していても、どこか冷めた部分を持っていて、何かを探しているような気がします。その何かは、きっとさらに良い部分であろうし、とても気付きにくいわずかなネガティヴさだったりする訳です。

 今回、この2015年のニコラ・ルジェのオート=コートを飲み、初めてエマニュエル・ルジェのワインに触れた時のことを思い出しました。とても似ていて驚きました。おそらく1994年頃・・いや、もう少し前かもしれません。

 色合いを見れば歴然です。今までのニコラ・ルジェのオート=コートの色彩では有りません。完全にエマニュエル・ルジェ的なもので有り、もしくはニコラ・ルジェのコート・ド・ニュイ・ヴィラージュとかそれ以上のクラスに同様に存在する「エマニュエル・ルジェ感」がビシビシ伝わって来ました。

 そして、このワインも・・澱まで味わいました。非常に健康的です。だから澱までエナジーに満ち溢れ、いや、澱の方がさらに旨い・・と言っても過言では有りません。

 2014年のこのワインの「赤さ」は2015年ものには無く、「完熟」と言う言葉の似あう見事な味わいです。そこには青さは無く、ただし若々しさ、ピュアさに満ち、「過熟」のニュアンスも見事に無く、「ドンピシャリ」な「熟」が有ります。

 まだ届かない2015年のエマニュエル・ルジェは、noisyは飲めてはおりませんが、愚息はすでに100点満点評価のエシェゾーなどを飲んで来ています。

 またフィネスさんの担当さんの話しを聞けば、

「2014年のエマニュエル・ルジェは確かに凄かったが、でもどこかに疑問符は持っていた。しかし2015年ものにはそれは全く無く、呆れるほどの仕上がりだった。」

とのことで、リアルワインガイド第61号の徳丸さんのレヴューがそうなった理由さえも伺わせます。


 このニコラ・ルジェのオート=コートを飲めば、少なくとも・・

「今までと全然違う」

ことに気付かれるでしょう。


 そして想像力のたくましい方で有れば有るほど、このワインの将来性、ニコラ・ルジェの将来性、そしてエマニュエル・ルジェ2015年への期待、所有欲を掻き立てるに違いないでしょう。

 さらには、このワインはたかが・・最大2000本しか無いんです。このワインにはビックリするほどの情報が詰まっています。ぜひとも飲んでみていただき、コート・ド・ニュイ・ピノ・ノワールの神髄に触れていただきたいと思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
 毎年の様に同じワインを開けていると、条件がやや違うとしても、判ってくることが有ります。左の写真は今回ご紹介させていただいている2014年のオート=コート・ド・ニュイ・ルージュですが、この下には2013年もの、2012年ものの写真も掲載されています。

 いや・・改めて良く比べてみると面白いですよね。テイスティングしていると、

「ん~・・昨年よりも良いかもしれないけど余り変わらないなぁ・・」

とか、

「いや、確実に成長しているぞ!」

「・・かなり苦労したようだけど美しく仕上がっている。」

などと感じるものです。


 2012年の色合いを見てみると、非常に健康的だがやや淡く、その分、「ちょっと・・浅いかな?」と、今なら思うかと思うんですね。勿論ですが、あくまで2014年をベースに観ることが出来る・・と言うのも有ります。

 2013年の色合いは透明度が高く、より紫掛かっていて、やや暗い色合いです。2012年との比較では淡さはほぼ変わらないか、やや濃いにせよ、葡萄の熟度と言う点ではどうだろう?・・と思えます。

 2014年ものは「赤味」がしっかり入って明るく美しい色合いをしていて、この3年の色合いオンリーの比較においては、

「やはりベストでしょう!」

と判断できるものでは無いかと思います。


 非常にヴォーヌ=ロマネ的な柔らかい酸バランスを持ったオート=コート・ド・ニュイで、皮革などのニュアンスはヴォーヌ=ロマネ近郊で有ること、同じような土壌構成をしていることが伝わって来ます。まぁ、全く同様と言うことでは無く、近い・・と言うことですね。

 むしろ2014年ものが「今」到着している訳ですから、一般的なリリースからほぼ1年遅れと言うことになりますから、単純に、他の造り手の2014年ものを記憶から引っ張って来て比較するのは良く無いでしょう。比較するならばやはり1年前の他の造り手の比較するワインも、1年ほど持っているイメージを進めないと、正当な比較にはなりませんし・・。

 その意味においては、とても良い出来だったルジェ家のワインを彷彿とさせる部分をしっかり持っていると感じます。まぁ、この色合いも非常に良いので、ふら~っと購入してみたくなってしまうかもしれませんね。

 実際、2014年のこのワインのイメージは非常に良いものですし、ある意味、2012年~2013年と比較を続けて来た、その延長上にしっかり乗っています。

 さすがにクロパラの味わいは遠いかと思いますが、それでも霞んで全く見えないほどでは有りません。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【遠くにクロパラが~!・・見えるか?】


 ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは非常に少ないので、

お一人様1本限定

にてお願い致します。出来ましたら他の生産者のワインもお願い致します。


 そんな訳なので、この2アイテムは飲んでいませんが、ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはエマニュエル・ルジェと基本中身は同じだそうです。


 今回は2012年もの同様にオート=コート・ド・ニュイを飲んでみました。ショー村というのはニュイ・サン=ジョルジュの上方に有る村ですので、その間に位置する畑です。


 いや~・・・飲んでみて思いました。


「・・・ルジェっぽい~!」


 そう・・・何て言ったらよいのか・・ニコラ・ルジェのワインですから、ルジェっぽいと言われても困っちゃうでしょうね~。でも・・ルジェっぽいんですよ!温かみが有るというか、ヴォーヌ=ロマネっぽい酸の出方と言うか、ルジェの場合、強い酸味が余り無いですから・・アリゴテとかオート=コートの白とはだいぶニュアンスが違うんです。ピュアと言うより・・ルジェらしい・・それを強く感じます。

しかも2012年より何と色合いが濃い目で美しいんですね・・。どうなってるんですかね・・。

基本、ニコラの美しいハツラツとしたニュアンスを持っているんですが・・・あのエマニュエル・ルジェのクロ・パラの「ふにゃっとした襞が沢山有るエロティックな表情」もしっかり感じてしまうんですね~・・・。

 ま、そんな表現をされても理解は難しいかもしれませんが、判る方には判る・・はずです。白ワインは余り二次発酵のニュアンスが無かったり、薄かったりするんですが、こちらはしっかり掛かってます。古樽を使用とのことで、その辺のニュアンスはバッチリなんですが、考えてみればクロパラで使った樽を使用してる可能性さえある訳ですから・・・

「クロパラが遠くに見える・・・」

と言うのも、まんざら嘘でも無いってことになりますよね?


 ワインとしても非常に良く出来ています。ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかな酸、そして皮革っぽいアロマも有ります。なので・・実に楽しいワインです・・・甥っ子oisy的にはどうだったのか判りませんけどね。

 そんな訳で、この辺のワインはかなり興味が湧く要素を沢山持っていると思います。ご検討くださいませ。


2015 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc [フィネス]
ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュイ・ブラン【フィネス】

13442
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
オート=コート・ド・ニュイ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

■エージェント情報
 ピノ・ブラン100%。葡萄の樹齢は約35年で新樽、1年樽、ステンレスタンクでそれぞれ1:1:1の割合で醸造しています。葡萄品種由来の肉厚さ、エキゾチックフルーツのようなアロマがあり、柑橘系の果実味豊かなワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,800 (外税) 
【申し訳ありません。テイスティングが進んでおりませんで・・まだ飲めておりません。】
 最終ヴィンテージになるアリゴテはとても美味しく飲めたんですが、テイスティングしなければならないアイテムが非常に多く、2012年~2013年と続けていたこの素晴らしいピノ・ブラン100%のオート=コート・ド・ニュイ・ブランは飲めておりません。

 以前のレヴューをご参考にご検討いただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。


 以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
━━━━━
【最近購入した畑のようです!!】


上のアリゴテ・ジュヌヴレでも書きましたが、少し前までのエマニュエル・ルジェのワインには無いピュアさが存在しており、自然派的アプローチが良い方に向かっています。これほどまでにするには、かなりの葡萄を選別したはずで、コストに見合わないんじゃないかと・・思うほどです。

 ブリッとまるッとした果実がたわわです。
 2012年とほぼ同様の写真が撮れましたので是非ご覧ください。何しろ色合いの違い・・露出やカラーバランスが少し違いますが、それでも、薄い緑が強めに入り、やや果皮の色が強めに入った感じが見えるかと思いますが・・非常に良いです。是非ご検討くださいませ!

詳細につきましては昨年同様ですので、下記コメントをご参考にお願いいたします。2012年より濃密と言えるのが不思議です!

以下は以前のコメントです。
━━━━━
 今回は少しいただけたので、我慢できずに飲んでしまいました!ピノ・ブラン100%とのことですが、全く気付かないような状況で、普通に旨いシャルドネだとばかり思っていました。

 エージェントさんの資料だと、コンクール村の区画、「オー・ゼルビュ」とのことで・・・


 コンカールなら聞いたことあるけどコンクールとは・・何か賑やかそうな村だな~・・などと思っていました。たぶんコンカールで間違いないと思います。

 地図で言うと、・・・判りやすいのは、ロマネ=コンティの脇を上の方に(西)登って行き、少しくねくねと行ったあと真っ直ぐ行くとコンカール村に出ます。その手前は畑になっており、そこがオート=コート・ド・ニュイのAOCが取れているのでしょう。

 簡単に言えばヴォーヌ=ロマネの上の方の畑です・・・(^^;; まぁ、昨今はGoogleの地図で畑も確認出来ちゃいますから、ご興味の有る方はディジョンの下(南)辺りから覗いて見てください。

 溌剌としていて、柑橘、果実を美しく表現しているワインです。ピノ・ブラン的鈍重さ?はほぼ無いです。あっけらかんとしたニュアンスで、健康的な美しさが感じられます。

 反対に言えば、もっと樽を掛けられるだけの葡萄の能力はあると思うのですが、ニコラはそう言うのは好きじゃないんじゃないかと思います。 根本的に樽のニュアンスを付けたくない人なのでしょう。この数年、何本かのワインを飲みつつ、そのように思います。大体にして神様アンリ・ジャイエを継いだのが父親エマニュエル・ルジェですから・・・アンリ・ジャイエは新樽使いで有名だった人ですから・・しかも除草剤とかはビシバシ使った人ですから・・・

 それが、ニコラのワインを飲むと、どうもそっちから離れたがっているように思います。自然派の方に行きたいんじゃないかと・・・感じるんですね。

 このオート=コートも、実に活き活きとしたワインです。葡萄の生気が伝わってくるようなディテールです。なので・・・そのように感じてしまうんですが・・どうでしょうか。

 現状、美味しく飲めますが、やや早いかなと思います。これからどんどんと押し出しが強くなり、重量感と複雑性が見えてくるはずです。飲めなくは無いが2~3年は置いて欲しい・・です。是非ご検討ください。ブルゴーニュにも新しい世代がどんどん出て来ています!

■■oisyテイスティングコメント 2012 Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc Nicolas Rouget

 職人の家系らしく、まずは低位アペラシオンで十分に経験を積むというスタンスで今はこのオート・コート・ド・ニュイを手掛けているものと聞いています。
どこまでエマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼの手が介入しているかはわかりませんが、もし二コラ・ルジェがイニシアチブを握って造り上げたのなら、是非このまま上位アペラシオンを手掛けた物も飲んでみたいという衝動にも駆られますし、どこまで伸びしろがあるんだかとっても気になります。

 キラキラとした崩れのないミネラリティとアミノ酸的な旨みを持ったクールな酸。。。
かなり良いと思っています。
ボーヌのシャルドネとは違うミネラリティを持つニュイの特徴も手伝って、非常にスタイリッシュながら内面にある豊富な石灰質的ミネラリティをのぞかせます。
秀逸な白ワインの若いうちに持つ要素を体現してくれています。

 また、ニュイのシャルドネとして、凝縮度がありながら重さを感じさせない素晴らしい出来です。
リッチになりがちなボーヌのシャルドネとの対比も面白いです。

 ニュイの造り手の本業はピノなのでしょうが、非常にセンスのあるシャルドネです。
土地のミネラルをそのまま吸い上げて形にしたようなブレの無い芯のあるスタイル。

期待を裏切らないサラブレッドのワインです。
造り手としての評価が固まる前に、是非一度は試しておきたい造り手です。


2015 Cote de Nuits Villages les Chaillots [Nouvelles Selections]
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・レ・シャイヨ【ヌーヴェルセレクション】

13478
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
コート・ド・ニュイ=ヴィラージュ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定+他の限定条件無しアイテム1本

■エージェント情報
コルゴロアン村の区画「レ・シャイヨ」より。エマニュエル・ルジェが0.17ha、ニコラが0.04haを所有。平均樹齢は20~25年。メリュ社アリエ産新樽率25%で18ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。父子ですべて一緒に造り、完成後に分けます。
◆◆◆お一人様1本限定、また限定条件の無いワインをプラス1本お願いします。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,200 (外税) 
【オート=コートではありませんよ!!コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・・・・(準)村名格の上級キュヴェです!中身はエマニュエル・ルジェと同じものです!】
 とても飲めないのですみません、以前のレヴューを掲載しています。


 ショレ=レ=ボーヌとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュは非常に少ないので、

お一人様1本限定

にてお願い致します。他の生産者のワインも1本同時にお願い致します。


 そんな訳なので、このアイテムは飲んでいませんが、ショレ=レ=ボーヌはどうかな?・・でもコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはエマニュエル・ルジェと中身は同じだそうです。


 今回は2012年もの同様にオート=コート・ド・ニュイを飲んでみました。ショー村というのはニュイ・サン=ジョルジュの上方に有る村ですので、その間に位置する畑です。


 いや~・・・飲んでみて思いました。


「・・・ルジェっぽい~!」


 そう・・・何て言ったらよいのか・・ニコラ・ルジェのワインですから、ルジェっぽいと言われても困っちゃうでしょうね~。でも・・ルジェっぽいんですよ!温かみが有るというか、ヴォーヌ=ロマネっぽい酸の出方と言うか、ルジェの場合、強い酸味が余り無いですから・・アリゴテとかオート=コートの白とはだいぶニュアンスが違うんです。ピュアと言うより・・ルジェらしい・・それを強く感じます。

しかも2012年より何と色合いが濃い目で美しいんですね・・。どうなってるんですかね・・。

基本、ニコラの美しいハツラツとしたニュアンスを持っているんですが・・・あのエマニュエル・ルジェのクロ・パラの「ふにゃっとした襞が沢山有るエロティックな表情」もしっかり感じてしまうんですね~・・・。

 ま、そんな表現をされても理解は難しいかもしれませんが、判る方には判る・・はずです。白ワインは余り二次発酵のニュアンスが無かったり、薄かったりするんですが、こちらはしっかり掛かってます。古樽を使用とのことで、その辺のニュアンスはバッチリなんですが、考えてみればクロパラで使った樽を使用してる可能性さえある訳ですから・・・

「クロパラが遠くに見える・・・」

と言うのも、まんざら嘘でも無いってことになりますよね?


 ワインとしても非常に良く出来ています。ヴォーヌ=ロマネ的な柔らかな酸、そして皮革っぽいアロマも有ります。なので・・実に楽しいワインです・・・甥っ子oisy的にはどうだったのか判りませんけどね。

 そんな訳で、この辺のワインはかなり興味が湧く要素を沢山持っていると思います。ご検討くださいませ。


2015 Chorey-les-Beaune [Nouvelles Selections]
ショレ=レ=ボーヌ【ヌーヴェルセレクション】

13479
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ショレ=レ=ボーヌ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ
お一人様1本限定+他の限定条件無しアイテム1本

◆◆◆お一人様1本限定、他の条件の設定が無いワインをプラス1本お願いします。
 エマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌと中身は同じです。

■エージェント情報
葡萄品種はピノノワール種100%。「La Maladérotte(ラマラデロット)」という粘土質土壌の区画に畑はあり、広さは約0.25haで樹齢は約35年になります。醸造は基本的にエマニュエルルジェと同じで除梗は100%、コンクリートタンクで15~20日間アルコール醗酵、ヴィンテージにもよりますが新樽率20~25%で約20ヶ月間熟成させてノンフィルターで瓶詰しています。チャーミングな果実味とスパイシーな酸味が楽しめる飲みやすい味わいに仕上がっています。1樽のみの限定生産。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥7,200 (外税) 
【ニコラ・ルジェの事実上のトップ・キュヴェ?】
 とても飲めないのですみません、以前のレヴューを掲載しています。

 さすがにとても少ないショレ=レ=ボーヌについては、迂闊にも開ける訳にも行かず今のところ飲めておりませんで、左の写真は何とか飲んだ「オート=コート・ド・ニュイ・ルージュ」ですのでお間違いの無きよう・・。

 このニコラ・ルジェのショレ=レ=ボーヌにつきましては、さらに見ることの無いエマニュエル・ルジェのショレ=レ=ボーヌ(メタヤージュのサヴィニー=レ=ボーヌでは無い)と、中身は全く同じものだと言うことですので、

「・・・ん・・やっぱり飲んでみたい・・」

とおっしゃるお客様も多いように思われます。


 確かにベースのオート=コート・ド・ニュイも昨今は随分とエマニュエル・ルジェ風の柔らかく、ほんのりと温かみを感じる柔和な表情に、奥に隠し持ったナイフのようなヴォーヌ=ロマネ的スパイス感、官能感を見せて来ています。

 ニコラ・ルジェがデビューした頃は、ニューウェーブと言うか、自然派的な「ナチュラル感」が結構に見えていて、ある種の「若さ」・・人間的若さとワインの熟度的な若さが同居しつつ、どこかエマニュエル・ルジェ的な部分を奥に持っていたと思いますが、この10年ほどの間に、若さが後退し官能感が前に出ていていると感じます。

 まぁ、2000年頃のエマニュエル・ルジェは余り感心しないが、それ以降は皆さんもご存知の通りで、ニコラ・ルジェにバトンタッチすることを意識しだしたエマニュエル・ルジェのワインの進歩振りは素晴らしいものが有ります。

 幾ら大叔父のアンリ・ジャイエを継承したエマニュエル・ルジェとは言え、その頃はまだ全然品物は有りましたし、noisy もベースのブルゴーニュ・パストゥグランなどは3ケースは割り当ててもらっていた頃です。御大ジャイエも引退したと言いながら、法的にドメーヌの名前を使えるギリギリまでドメーヌ・アンリ・ジャイエを名乗り、また、プレッシャーに押しつぶされていたのであろうエマニュエル・ルジェの代わり毎日に畑に立ち、醸造も手伝っていた頃です。

 そんなこんなで現在のドメーヌ・エマニュエル・ルジェが有る訳ですが、ニコラ・ルジェへの継承がもう秒読み段階に入って来たのを裏付けるような味わいを、noisy もワインから感じ取っています。

 人力を多く必要とするこのドメーヌも、偉大なクロ・パラントーだけに寄り掛かるだけではどうにもなりませんから、やはり拡張をしなければ雇い切れないし、ドメーヌの存続も厳しくなる訳で、この温暖化の時代には、やや冷涼で葡萄が熟し切らない畑だったアペラシオンに、その卓越した目が向いたのも正しい選択なのでしょう。


 ある程度いただけるようになったら、是非とも飲んでみたいワインです。今回も残念ながら非常に少ない割り当て商品ですので、申し訳ありませんがお一人様1本限定、プラス他の条件無しのワイン1本とさせていただきます。ご検討くださいませ。


N.V. Cremant de Bourgogne Blanc [Finesse]
クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン【フィネス】

13444
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ニコラ・ルジェ

■エージェント情報
葡萄品種アリゴテ種50%、シャルドネ50%。シャンボールミュジニー村の東に位置するGILLY-LES-CITEAUX(ジリレシトー)村にある「LESGENEVRAYS(レジュヌヴレイ)」という区画に粘土泥灰質土壌の畑があり、広さは0.32haになります。2014年まではブルゴーニュアリゴテとして瓶詰していましたが、収量減などの理由から2015年からはクレマンドブルゴーニュとして瓶詰しています。シャンパーニュ方式で醸造され、15ヶ月間瓶熟させています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,990 (外税) 
【「おっ!?・・と驚く出来栄え!安易には言いたくないが、このレベルに達しないシャンパーニュは沢山有るぞ・・と思わせてくれます!】注:以前のレヴューを使用しています。
 2014年ものを最後にブルゴーニュ・アリゴテ・レ・ジュヌヴレのリリースを止めてしまったニコラ・ルジェですが、この、

「ブラン・ド・ブランによる秀逸なクレマン」

を造るのが目的だった訳ですね。


 でもその話を聞いたnoisyは、


「でもアリゴテを使ってクレマンを造るってことでしょ?・・それじゃぁ・・??」

と、その仕上がり予想にはかなり半信半疑・・と言うか、疑問だらけだったのを覚えています。

 ニコラ・ルジェのブルゴーニュ・アリゴテ・レ・ジュヌヴレはかなり美味しかったですからね。秀逸だったと思いますが、それがクレマンにするたけにリリースを止めると言うことは、

「アリゴテでクレマンを造る」

と同義だと勘違いしていた訳です。実際にはシャルドネとアリゴテをセパージュしたものでした。


 フィネスさんの試飲会でお披露目されたこのクレマン・ド・ブルゴーニュは、試飲に訪れたプロフェッショナルたちの評判も中々に良かったと聞きました・・noisy は毎日、パソコンの前でカチカチとキーボードを打ちながらの電話番、店番、掃除、片付けと、

「もっと働け~!」

とばかりに掛かってくるエージェントさんの売り込みを対応しつつ、

「今月こそは伺って良いですよね?」

「いつになったらお時間いただけるんでしょうか?」

と言うような恫喝にも似たアポイントをヒラリヒラリとかわすことに夢中でいるので、息子のギョーム君が来日しているからと言って、フラフラと都会に出かけることも出来ずにいた訳です。愚息はしっかり試飲会に出かけ、

「超背が高い!」

とギョーム君のことを評していましたが、このクレマン・ド・ブルゴーニュの出来が結構良かった・・と言う感想は、すっかり聞き漏らしていました。


 クレマン・ド・ブルゴーニュとしますと4千円ですんで、結構なプライスだなぁ・・と感じます。

 しかしながらイタリアの泡、秀逸な出来のフランチャコルタ辺りはもっと高いですからね。単純には比較できないかなぁ?・・とも感じています。

 で、到着したばかりなんですが、テイスティングしなければならないアイテムが山脈のようになっていますし、仕入れなければならないアイテムも行列状態ですので、

「テイスティング時には泡質は度外視しないといかんかな・・」

と思いつつ、深夜のテイスティング・・まぁ、晩酌みたいなものですが真剣ですよ・・はい。


 一枚目の写真をご覧ください。綺麗な泡ですよね・・。若干粒が揃っていないのは、落ち着いてないからです。でも、

「クレマンだとこんな写真は撮れない」

のが普通です。


 グラスに注ぎ、カメラを用意し、ピントを合わせたりしている内に泡はしぼんでしまいます。泡質、持続性の良さを感じさせますよね。

 二枚目の写真はその後、15~20秒位後の近接写真でかなり寄ったものです。色合いと泡が撮れるかな?と思って撮ったものですね。

 泡は細やかですよね・・。クリーミーさ、持続性とも、並のクレマン級では有りません。

 色合いはブラン・ド・ブラン・・・いや、あくまでシャンパーニュに準じた表現では有りませんが、アリゴテもシャルドネも白葡萄ですので、ワイン的な表現でのブラン・ド・ブラン(白葡萄による白ワイン)と言う意味です。何となく淡い緑が見えるような、黒葡萄が混じっていないのが判る色彩ですね。

 アロマは・・これ、かなり良くて、スピードも有りつつ、ピュアなメロン的、青りんご的な果実が心地良いです。ガス臭さが無く上質です。

 口に含むと、一般的なクレマンよりも泡が細やかで、中高域にポイント、もしくはピークが有る感じでしょうか。鈍重にならず、軽からず、とても良いバランスです。

 また、非常にドライなんですが酸バランスも良く、旨味成分が良い感じに生成されています。これ、結構にこだわって造られた感じが伝わって来ますよ。余韻には高貴さもほんのりと漂います。シャンパーニュにはまず感じない「メロンっぽい香気成分」が良いですね。余韻も長く、しかも切れを感じさせながらのものでした。

 さぁ・・美味しいとなるとボトルが空くのが早い最近の noisy家です。さっさと・・無くなってしまいました。いや、大変良いんじゃないでしょうか。


 これから樹齢が上がって行くと、面白い存在になるかもしれません。シャンパーニュに匹敵する・・とかは安易には言いたく無いんですが・・エージェントさんは軽々しく言うのでいつも騙されてます・・超高質クレマン・ド・ブルゴーニュとしての道を昇って行って欲しいなぁと感じました。

 非常に良いです。これが「ドメーヌ・エマニュエル・ルジェ」名で出たら・・すごい騒ぎになったはずですが、まぁ、今のうちかもしれません。ご検討くださいませ!