シロ・パチェンティ
シロ・パチェンティ
イタリア Siro Pacenti トスカーナ
● 若手でも有り、しかもサルヴィオーニとは造りが全く正反対・・でも、アドヴォケイトの評価はとても高い・・。近代的な味わいのブルネッロと評判の、シロ・パチェンティをご紹介します。
■エージェント情報
蔵元で瓶詰めをスタートした1988年からガンベロ・ロッソでトレ・ヴィッキエーリを獲得し、話題の的になったモンタルチーノの造り手といえば、「シロ・パチェンティ」です。
現当主のジャンカルロ・パチェンティ氏は、自身が本格的にワイン造りの道に入るにあたってボルドー大学醸造学科に入学し、そこでイヴ・グロリエ教授によるボルドー品種をベースにした醸造法「グロリエ・メソッド」を学んだそうですが、このお国違いの醸造法を自らの地でサンジョヴェーゼに応用させられたあたりが、ジャンカルロ氏の力量だと言えるのではないでしょうか。
22haのブドウ畑にはサンジョヴェーゼのみが植えられており、そのうち10%の畑のブドウ樹は、5年ごとに植え替えられるといいます。また、ほとんどのブドウは樹齢20年以上のものであり、全体のほぼ半分の面積である10haの畑には、樹齢30年を超える樹が植えられているそうです。
ラベンダーの香りが漂う小道を登って辿り着くパチェンティのセラーには、「ブドウの品質を完璧に保つため」に誂えられた醸造用設備が並び、熟成庫はミニマルかつ技術的にしっかりと整備された状態になっています。
● 2013 Brunello di Montalcino Vecchie Vigne
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ヴェッキエ・ヴィーニュ
【アドヴォケイト95ポイントの現代的なブルネッロです!】
Vinibuoni ★★★★
Decanter 95 points
Robert Parker 95 points
James Suckling 95 points
Wine Spectator 93 points
Wine Enthusiast 93 points
と言うメジャーどころが高い評価をしているシロ・パチェンティの看板、ヴェッキエ・ヴィーニュです。パチェンティでは良い年だけにリリースするブルネッロの「リゼルヴァ」が存在しますが、この2枚看板と言うことになります。価格的にはリゼルヴァが何と言っても高価では有りますが、評価的には僅かに届かないのがこちらのV.V.です。
今回は飲めずにご案内致します。ご検討くださいませ。
以下は以前のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリのレヴューです。
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【パチェンティではエントリーレベルのブルネッロがアドヴォケイト92点!?ベスト・イタリアン・ワイン・アワードのトップ50にランクイン!】
とてもクリーンで現代的なブルネッロです。パチェンティでは若木の葡萄を通常のブルネッロとは分けているそうです。余り飲む機会が無かったので、今回購入し、ようやくテイスティングしました。なるほど・・と思うような味わいでした。
サルヴィオーニやカーゼ・バッセとは、対照的な味わいのブルネッロでした。自然を大事にした大樽系のブルネッロに対し、発酵後にバリックで熟成させるやり方ですね。こういったアイテムですと、例えばバローロが参考になるかと思いますが、アンジェロ・ガイアやエリオ・アルターレ的な・・ブルネッロですね。ま、アンジェロ・ガイアの方が味わい的には近いかもしれません。
ブルネッロの場合、4年の熟成期間を必要とされますので、その間に若い果実の風味が消えてしまいます。長い熟成を考えた場合、バリックの使用は、それを抑える方向に働くようです。ですので、このシロ・パチェンティのペラグリッリも、赤い果実のニュアンスがバッチリ残っていて、大樽系のブルネッロにはない若さに満ち溢れているんです。
黒や赤の果実、わずかに樽、比較的強い性格だと思われる。ミネラルがテカテカしている感じ。アルコール分も良く出ていて、こなれているように見えるが熟しきってはいない。少し硬めの風情から徐々に緩みを見せるものの、まだまだ若さをアピールしてくる。その若さがこのブルネッロの特徴だろう。充実した味わい。
かなり上質な味わいです。アドヴォケイトも92点付けているようですが・・・、カーゼ・バッセやサルヴィオーニに一体何点付けているのかな?と考えると、ちょっと、
「何だかな~!」です。
いや、パチェンティをけなしているんじゃなくて、パチェンティのこのペラグリッリが92点なら、サルヴィオーニやカーゼ・バッセがそれ以下ってことは無いだろう!と云う意味ですよ。
ですがまた、「The Waine Sider」と言う機関が2016年度版のイタリアンワイントップ50 を発表していますが、何とこのセカンド的なペラグリッリ2010年が42位に入っています。何ともペラグリッリ2011年がまだ・・と言う部分が有って歯がゆいですが、
43位 2010 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティ / ロアーニャ
47位 2012 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ / ヴァレンティーニ
と、大御所を従えちゃってます。ペラグリッリの何倍もするような大物です。
とても充実した、トスカーナのパワーを感じさせてくれるブルネッロ(2007年)でした。価格はとっても安いと思いますので、是非飲んでみてください。お奨めします!
以上は以前ご紹介の2007年ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリのコラムを元に記載しています。
● 2011 Brunello di Montalcino Pelagrilli
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
【パチェンティではエントリーレベルのブルネッロがアドヴォケイト92点!?ベスト・イタリアン・ワイン・アワードのトップ50にランクイン!】
とてもクリーンで現代的なブルネッロです。パチェンティでは若木の葡萄を通常のブルネッロとは分けているそうです。余り飲む機会が無かったので、今回購入し、ようやくテイスティングしました。なるほど・・と思うような味わいでした。
サルヴィオーニやカーゼ・バッセとは、対照的な味わいのブルネッロでした。自然を大事にした大樽系のブルネッロに対し、発酵後にバリックで熟成させるやり方ですね。こういったアイテムですと、例えばバローロが参考になるかと思いますが、アンジェロ・ガイアやエリオ・アルターレ的な・・ブルネッロですね。ま、アンジェロ・ガイアの方が味わい的には近いかもしれません。
ブルネッロの場合、4年の熟成期間を必要とされますので、その間に若い果実の風味が消えてしまいます。長い熟成を考えた場合、バリックの使用は、それを抑える方向に働くようです。ですので、このシロ・パチェンティのペラグリッリも、赤い果実のニュアンスがバッチリ残っていて、大樽系のブルネッロにはない若さに満ち溢れているんです。
黒や赤の果実、わずかに樽、比較的強い性格だと思われる。ミネラルがテカテカしている感じ。アルコール分も良く出ていて、こなれているように見えるが熟しきってはいない。少し硬めの風情から徐々に緩みを見せるものの、まだまだ若さをアピールしてくる。その若さがこのブルネッロの特徴だろう。充実した味わい。
かなり上質な味わいです。アドヴォケイトも92点付けているようですが・・・、カーゼ・バッセやサルヴィオーニに一体何点付けているのかな?と考えると、ちょっと、
「何だかな~!」です。
いや、パチェンティをけなしているんじゃなくて、パチェンティのこのペラグリッリが92点なら、サルヴィオーニやカーゼ・バッセがそれ以下ってことは無いだろう!と云う意味ですよ。
ですがまた、「The Waine Sider」と言う機関が2016年度版のイタリアンワイントップ50 を発表していますが、何とこのセカンド的なペラグリッリ2010年が42位に入っています。何ともペラグリッリ2011年がまだ・・と言う部分が有って歯がゆいですが、
43位 2010 バルバレスコ・パイエ・ヴェッキエ・ヴィティ / ロアーニャ
47位 2012 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ / ヴァレンティーニ
と、大御所を従えちゃってます。ペラグリッリの何倍もするような大物です。
とても充実した、トスカーナのパワーを感じさせてくれるブルネッロ(2007年)でした。価格はとっても安いと思いますので、是非飲んでみてください。お奨めします!
以上は以前ご紹介の2007年ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリのコラムを元に記載しています。
● 2007 Brunello di Montalcino Vecchie Vigne
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
【新樽系硬派のブルネッロです!レアもの・・です!】
久しぶりのパチェンティです。沢山欲しいのは山々なんですが、非常に少量です。
前回はセカンドと言うか、若木オンリーの2006年ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリをご紹介させていただきました。今回は古木の方の2007年ブルネッロ・ディ・モンタルチーノになります。
最新ヴィンテージではこちらの古木の方はエチケッタにヴィッキエ・ヴィーニェ(Vecchie Vigne)と記載されるようになっていますが、2007年はその前と言うことになります。
大樽系のブルネッロでは無く、新樽100%で仕上げて行く革新派?です。サルヴィオーニのようなタイプでは無いですから、リリースされたら飲めないことは無い・・です。まぁ・・硬さはどうしても有るとしても・・です。むしろ、「カチッ」としてるミネラリティとテクスチュアが特徴・・と言うことかもしれません。
評論家さんたちには非常にウケが良く、アドヴォケイトも94+と非常に高得点です。今回は少なくて飲めないので・・ご紹介のみ・・。
以下は以前ご紹介させていただいた2006年ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリのコメントです。
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【パチェンティではエントリーレベルのブルネッロがアドヴォケイト93点!?】
とてもクリーンで現代的なブルネッロです。パチェンティでは若木なので、通常のブルネッロとは分けているそうです。余り飲む機会が無かったので、今回購入し、ようやくテイスティングしました。なるほど・・と思うような味わいでした。
サルヴィオーニやカーゼ・バッセとは、対照的な味わいのブルネッロでした。自然を大事にした大樽系のブルネッロに対し、発酵後にバリックで熟成させるやり方ですね。こういったアイテムですと、例えばバローロが参考になるかと思いますが、アンジェロ・ガイアやエリオ・アルターレ的な・・ブルネッロですね。ま、アンジェロ・ガイアの方が味わい的には近いかもしれません。
ブルネッロの場合、4年の熟成期間を必要とされますので、その間に若い果実の風味が消えてしまいます。長い熟成を考えた場合、バリックの使用は、それを抑える方向に働くようです。ですので、このシロ・パチェンティのペラグリッリも、赤い果実のニュアンスがバッチリ残っていて、大樽系のブルネッロにはない若さに満ち溢れているんです。
黒や赤の果実、わずかに樽、比較的強い性格だと思われる。ミネラルがテカテカしている感じ。アルコール分も良く出ていて、こなれているように見えるが熟しきってはいない。少し硬めの風情から徐々に緩みを見せるものの、まだまだ若さをアピールしてくる。その若さがこのブルネッロの特徴だろう。充実した味わい。
かなり上質な味わいです。アドヴォケイトも93点付けているようですが・・・、カーゼ・バッセやサルヴィオーニに一体何点付けているのかな?と考えると、ちょっと、
「何だかな~!」です。
いや、パチェンティをけなしているんじゃなくて、パチェンティのこのペラグリッリが93点なら、サルヴィオーニやカーゼ・バッセがそれ以下ってことは無いだろう!と云う意味ですよ。
とても充実した、トスカーナのパワーを感じさせてくれるブルネッロでした。価格はとっても安いと思いますので、是非飲んでみてください。お奨めします!
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