エグリ=ウーリエ
エグリ=ウーリエ
フランス Egly-Ouriet シャンパーニュ
● 2023年もギリギリに押し詰まってしまいましたがようやっと・・年1回のエグリ・ウーリエが入荷しました・・大変お待たせいたしました。
もはや全世界で大人気になったエグリ・ウーリエで、その勢いはあのジャック・セロスやサロンを彷彿させますが、価格もまた凄いことになっています。昨年ご紹介させていただきました2013年ミレジメもアドヴォケイトで100点・・でした。今回ご案内の2014年ミレジメは今のところ97ポイントということのようです。
一方、実はトップ・キュヴェなのに今一つの評価・・と言いますか、評価が人により結構に割れていた「ブラン・ド・ノワール」が、今回ご紹介の2016年ベースが・・
「98+ ポイント!」
と、限りなく100点満点に近い評価で前年ものの2015年ベースと同評価でして・・こちらも・・
「ズンズン価格が上昇!」
しています。
今回は何とかテイスティングしたいと、V.P.を飲ませていただきましたが、ま~・・
「・・こりゃぁ・・世界中で売れる訳だよな・・」
と・・強く感じました。細かい部分はコラムをご覧ください。
また、フランシス・エグリ本人が、
「21世紀最高のシャンパーニュ!」
と言った2008年ミレジメのマグナムも1本だけ・・入荷しています。高いですが・・激希少です。
なお、クリスマスも過ぎてしまいましたので、今回ご紹介分につきましては、かなり無理をした価格設定になっています。年明け以降は無理だと思いますので、ぜひこの機会に・・ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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いや~・・参りました・・。グレートイヤー2008年に続き、なんと2013年のミレジメも100点満点ゲットです!・・これ、ついさっき・・気付きました。
まぁ、日本はそれでも昔からエグリ・ウーリエのワインはちゃんと入って来ていました。でもその途中・・結構に販売には苦労していました。ワイン同様に、
「きちんと育てて飲むことを要求される超本格派シャンパーニュ!」
だからです。
日本には正規代理店が有りましたから、世界の他の国ほどの飢餓感が無かったんですね。「いつでも買える」みたいなニュアンスだったんじゃないかと思います。ですが、この1~2年の間に国内も状況が大きく変化しています。
海外の飢餓感が伝染・・と言いますか、アロケーションを海外に振り分けられているような感じなのでしょう。入ってくる量が減り、価格は毎年上昇していました。そんな中での一昨年の、
「2008年ミレジメがアドヴォケイト初のシャンパーニュ100点!」
を成し遂げた訳です。・・あ~ぁ・・やっちまったな・・です。
それでも何とか・・昨年の2021年も乗り切りました。しかしエグリ・ウーリエのシャンパーニュの動きは、今までとかなり変化していました・・足が速いんですよ。軒並み無くなってしまった訳です。
そしてついさっき、何の気なしに・・ネットをアチコチサーフしまして情報を集めていたところ、
「・・あれ?・・マジですか・・えっ?・・2013年もアドヴォケイト満点??・・」
皆さんはご存じないかもしれませんが、昨年の2019年もので、あのユベール・ラミーのクリオ=バタール=モンラッシェが100点、そして名立たる超大物たちと並ぶ評価を得ましたので、2020年もののユベール・ラミーは凄いことになってしまいそうだとエージェントさんから連絡をいただいています。
言ってしまえば、エグリ・ウーリエはラミーの先を行っていた訳で、まさに・・
「シャンパーニュのトップ!」
に躍り出た・・いや、踊り出されたと言った方が良いのかもしれませんね。
今回の Noisy wine の割り当ては、大きく減りました。まぁ・・その代わり、100点ワインが2アイテムも有りますから・・それに、
「ブラン・ド・ノワール・クレイエール」
もまたアドヴォケイト98+ポイントと、物凄いことになってしまっています。
残念ながら以前のように飲めるほどは入荷しませんので、価格で何とか頑張っています。この先は・・もし為替が落ち着けば一時的に落ち着いたとしても、おそらく上がる一方だと思います。ご検討いただけましたら幸いです。
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豊かで複雑な表情がとても素晴らしい、ピノ・ノワール中心のシャンパーニュを醸すレコルタン、エグリ=ウーリエの上級キュヴェです。熟すと凄いですね~。VPなら5年置きたいところです。ですがもうどうにもならないほど価格が上がってしまっていまして、ブローカーものも若干ですが扱っています。
造りの確かさから言えば、まだまだ安いと言えるのかもしれませんが、毎年のように出し値が上がるようで・・・エージェントさんも困ってます・・が、我々も困りますよね。
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RMの中で最初に最高生産者の評価を得た、ピノノワールの魔術師、完璧主義者と呼ばれる造り手です。1900年設立、アンボネイに居を構え、12haのほとんどの畑がアンボネイのグランクリュです。
● N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Vrigny Brut 2020based dg2024
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー・ブリュット 2020Based dg2024
【弟が出来たプルミエ・クリュのヴリニー・・売れ行きはどう変化するのか、ちょっと見ものです。】--以前のレヴューを使用しています。
今気付きましたが、レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニーもグラスの写真が無かったんですね・・。何度も飲んではいるんですが、写真は撮れないタイミングで飲んでいるのかと思います。今回は「弟分」が出来ましたので、そっちに気を取られてしまいました。
ピノ・ムニエ100%です。今回分は2016、2015、2014年をセパージュしているようです。ドザージュはいつもと同じで1gの超辛口・・エクストラ・ブリュット同等だと思ってください。
ピノ・ムニエなので、若いうちはタイトで比較的スッキリした味わいです。もっとも口内ですり潰しながら飲んでみると、そこに凝縮した旨味が拡散すると言うか、まだこれから崩壊して出てくるはずの表情の卵がある感じ?・・がするかと思います。
なので、やはり3~5年もしますと酸も丸くなり、旨味も増え、中域の押し出しが出てくるんですね。まぁ・・だいぶ上がって来てしまいましたが、それでもまだリーズナブルです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Bisseuil Extra Brut 2019based dg2024
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ビスイユ・エクストラ・ブリュット 2019Based dg2024
【プルミエ・クリュのヴリニーに弟が出来たと思ったら・・兄貴が出来たんですね。まさにエグリ=ウーリエの遺伝子をそのまんまに感じる、エグリ初のシャルドネ主体・・素晴らしい味わいでした!・・Noisy wine 初登場です!】

2017年ものがベースでファーストヴィンテージでしたが、Noisy wine には初登場の1級ビスイユです。2019年ものがベースのこのキュヴェは3年目と言うことになります。
2018年ものまでは2g/Lほどのドザージュでしたし、ピノ・ムニエを15%、ピノ・ノワールを15%と言うセパージュのようですが、2019年ものは、
「シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%」
と言う、より判り易い味わいで・・
「シャルドネの味わいを主体にした、エグリ=ウーリエ初のキュヴェ!」
と言うことになります。
マルヌ川近くの1級格ビスイユからの葡萄とのことで、何よりも・・エグリ=ウーリエのシャルドネ、しかもリーズナブルな1級・・とのことで、
「これは何としても飲むべきだろう・・」
と言うことで・・テイスティングさせていただきました。そもそも・・シャルドネの割合がトップと言うキュヴェは、エグリ=ウーリエのラインナップには無かったんですね・・。やはりアンボネですから・・ピノ・ノワールに拘りが有ったのでしょう。
グラスに注ぎますと、非常に目の細やかな泡が湧きたつように、旺盛に盛り上がって来ます。その状態はある程度長いですが、その後の泡の上がりは「フツフツ」と言った感じでやや弱まりますので、立てたまま2~3年保存できれば、最高の状態になるかと思います。

ピノ・ノワール主体のキュヴェに比較しますと、やや黒味はシャルドネで薄まっているように感じますが、シャルドネの溌剌としたアロマにピノのコクが混じった香りに・・物凄く誘われる感じです。
数年前までのエグリのシャンパーニュしかご存じ無いとしますと、この味わいは・・ちょっとショックかもしれません。
若いうちのややハードにせめぎ合うかのようなニュアンスは優しくなり、やや平板だったボディはふんわり感を持ち、ふっくらと膨らんでいます。そして面白いのは、幾分スピードを持って喉へと向かう液体と、舌や口蓋に残って優しく刺激する液体に分かれるようなニュアンスがあり、それを優しくふっくらとy包んでいるかのよう・・なんですね。
もちろん、余韻はまさにエグリ=ウーリエのピノ・ノワールの・・エレガントに口内やノーズに響き渡るような大きさの有るものです。深さと複雑さが交差しつつも、今まで以上に・・
「・・こんなに飲みやすいの?」
と思われるんじゃないでしょうか。
エグリのシャンパーニュは世界中で引っ張りだこでしょうから、価格も毎年上がっていますが、このビスイユはまだまだリーズナブルだと感じさせるポテンシャルがあると感じました。
そしてやはり、
「飲み時を気にせずに開けられるだけの包容力がある、シャルドネ主体が嬉しいビスイユ!」
と言うことになろうかと思います。ぜひ飲んでみてください。価格も頑張りました!超お薦めです!
P.S.メディア評価ですが、ベースのヴィンテージが書かれいたり無かったりで、掲載するのが難しいですが、ほぼほぼ92~94ポイントほどでまとまっているようです。
● N.V. Champagne Grand Cru Rose Brut dg2024
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット dg2024 正規品
【ロゼG.C.は隠れた人気アイテム・・正規輸入品です!・・海外メディア評価は、どのデゴルジュ分を評価しているかが微妙に不明なため掲載しませんが、およそ92~95ポイントです。】
●シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のロゼです。エグリ=ウーリエの所有畑はほぼグラン・クリュばかりです。ピノ・ノワール大目の味わいのしっかりしたロゼで、しかもグラン・クリュですので高質さ、繊細さもバッチリです。
エグリ=ウーリエの2019年ヴィンテージのブリュット・グラン・クリュに、レゼルヴと、これまた貴重なスティルワイン、アンボネイ・ルージュを加えてロゼにしているとのこと。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● N.V. Champagne Extra Brut Grand Cru Brut V.P. 2015Based dg2023
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ 2015based dg2023
【この2015年ベースのV.P.を飲めば、エグリ・ウーリエがこの数年でさらに高く評価されるようになったか・・理解できると思います!今飲んでもめちゃ旨いです!】

この何年かで倍の価格になってしまった感じです。このキュヴェV.P.ですが、10年ほど前までは確実に、
「スケールの大きさ、質感がとても素晴らしいが、おいしく飲めるまでには少し時間が掛かる!」
と感じていました。ですので Noisy wine では、3~5年ほど寝かせた方が良いと皆様にお伝えしていました。
エグリ・ウーリエを長く輸入されていらしたサンリバティーさんですが、ちょっと面白いのは・・お誘いを受けて社長のSさんと友人と飲みに行った時、エグリ・ウーリエを飲ませていただくとばかり思っていましたのに、なぜかSさんが選んだのは「ジェローム・プレヴォーのクロズリー・ラ・ベギーヌ」で、
「エグリもおいてるけど少し若いから・・」
とおっしゃってました。
まぁ・・プレヴォーもリリース直後だと若いですが・・、そのレストランさんにストックして有ったボトルの Date を考えてのことだったのでしょう。
で・・この3年ほどはほとんど通常在庫にならないほど、リリース時に完売してしまうV.P.ですので、noisy としましても・・
「テイスティングできなかった」
訳なんですね。
そして・・今回のエグリのシャンパーニュが Noisy wine に到着したのは、押し詰まった12月23日(土)...お客様にはどうやってもクリスマスに間に合わないと言うタイミングでしたので・・まぁ・・そんなには売れないかもしれないから・・という訳で、昨日テイスティングさせていただいたんですね。
そうしましたらなんと!
「・・そりゃぁ・・世界中で受ける訳だよなぁ・・」
と納得してしまいました。

ピノ・ノワールを多めに、シャルドネをセパージュした、まさに
「エグリ・ウーリエ・ブレンド」
の V.P. ですが、今までのようにピノ・ノワールの美味しさ、スケールの大きさ、酸の旨味の素晴らしさはそのままに、
「以前のようなリリース直後のパキッとした硬さは無く、北の産地のスケールの大きい味わいはそのままに、まるで南部の産地のような柔らかさと優しさ、飲みやすさを手に入れていた!」
んですね・・。
もともと美味しかったのは間違いないにせよ、この・・
「人当たりの良さ、外交性」
は・・比較的早い段階から消費されるであろう現代においては、大いに受け入れられたんだろうと思うんですね。
そしてピノ・ノワールが持つ旨味たっぷりの味わいとエレガンス、シャンパーニュのど真ん中という立地からの構造の大きさ・・すべてが良い方向に向いたと感じます。
そして先日ご紹介させていただいた、ロジェ・クーロン等といっしょに参加しているグループ、「トレデュニオン」の存在も大きいんじゃないかと推測しています。エグリとロジェ・クーロンの他には、
「ジャック・セロス、ジャクソン、ラルマンディエ・ベルニエ」
と言う花形生産者がおりますから・・。
特にジャック・セロス独特のソレラ・ソステムは参考になっていると思いますよ。
もともとからジャック・セロスとは仲の良かったんですね・・滅茶苦茶おいしいセロスのロゼは、当初は黒ブドウが植わっていないコート・デ・ブランのジャック・セロスのために、エグリ・ウーリエが自身のキュヴェを供出して始まった訳ですから・・。
で、セロスのソレラ・システムを参考に・・自身もリザーヴの扱いを変えていったんじゃないかと推測しています。
ですのでこのV.P.も今は・・
「2015年主体にして、2014年ものと2013年もののリザーヴで造り上げている」
訳ですね。・・あ、もちろんですが推測に過ぎませんので悪しからず・・。
で、北の産地からのスケールの大きな本格派の味わいが、良い意味で「こなれた」感覚で飲める訳ですから・・
「美味しい!」
となってしまうので・・あやうく・・飲み切ってしまうところでした。
あ、今年の11月に以前少し新着でも記事を書いていた oisy (オイジー)が戻ってきましたので、彼の分も取っておかないといけないんですね・・。
喉近くで飲んでも、ゆっくりと噛みしめるように口蓋全体で味わっても・・その美味しさ、飲みやすさは変わりません。ぜひ飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【すみません・・耐えきれずに少しですが値上げさせていただきました。ちょっと異変が起きています・・】 いや・・シャンパーニュの値上げは厳しいです。皆さんもご存じかとは思いますが、例えば普通の日本人ならシャンパーニュと言って思い浮かべる第一位は、ドンペリでしょうが、昔は安売りの並行ものは6千円で買えたと思います。今や・・25000円位でしょうか・・それでも、
「超品薄!」
なんですね・・。
モエさんが流通調整しているのか?・・と思いきや、さにあらず。ヨーロッパよりも一足先にコロナが落ち着き始めたアジアでの需要が爆発、ヨーロッパには全く無い・・と言う状況だそうで、勿論のこと並行ものなど一切見当たらない・・と言うような状況の様です。
でも、「ちょっと異変」はその話しでは無く、Noisy wine のエグリ=ウーリエの売れ行きの変化なんですね。
毎年、年一回、ほとんどの場合12月に入って来ます。下位グレードはすぐ無くなってしまうので、少し多めには仕入れるんですが、それ以外は完売したら追加注文・・と言うスタイルを取っていました。
昨年から今年前半に掛けても、例えばエグリのV.P.エクストラ・ブリュットがいつもより早く完売したので追加しようとオーダーを出したところ、
「・・すみません・・もう無いんです・・」
とのことで、全く寝耳に水でした。
10年位前までは、V.P.はV.P.として、デゴルジュマンの時期だけを一緒にご案内していたものを、「毎年のように沢山余るので」管理できなくなってきまして、それで「ヴィンテージ」をどこかに入れるようにしたんですね。今回のV.P.は2013年が主体なので・・
「Based 2013」
と言う訳ですが、山ほど有った頃は、単純にベースとなったヴィンテージを入れていました。
その山ほど有ったV.P.が気付くといつの間にか完売していまして、昨年度の「Based 2012」も早々に完売・・で、調査してみますと、海外の・・特にヨーロッパ以外のエグリ=ウーリエのシャンパーニュの価格が・・
「異常に高い!」
ことに気付いたんですね。フランスのお隣、ドイツやイギリスでは12000円位、イタリア辺りで13000円、アメリカで15000~17000円、そしてオーストラリアは20000円以上・・です。
なので、noisy のところはアメリカとほぼ同様でしょうか・・
これには新型コロナウイルスも関係しているようで、船の運賃が相当値上がりしていることが有るようです。ドメーヌ出しの価格だけじゃないんですね・・そこに「為替」も入って来ますから、国力が落ちているとみなされると通貨の価値が下がりますから、先ほどの価格差にも出てくるのかと・・。某新興超大国と南半球の女王を君主に戴く国は今や犬猿の仲のようですし・・。
話しが全くワインになってませんですみません。とにかく、最近はエグリ=ウーリエのシャンパーニュの動きが早い・・と言うことで、このエクストラ・ブリュットも早々に無くなるんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【長期熟成をした2011年と2012年もののブレンドです!・・これだけは値上げをせず、何とか堪えていますので、是非今の内に!】 すでにエグリ・ウーリエは海外の評価・人気も非常に高く、出せば売れてしまう・・そんな状況だそうです。また、日本でも並行輸入の「玉」がほぼ無く、稀に入ってくると一瞬で完売してしまうとか、業者から
「エグリ・ウーリエを探してくれ」
とブローカーにバンバン電話が入って来るそうです。
ん~・・そうなのかなぁ・・Noisy wine は決してそこまでは行かないけどなぁ・・などと思っていますよ。それに毎年の値上げが厳しくて、価格の調整が非常に難しいんですね。
なので、前回位からは判りやすいように、デゴルジュ表記を加えたりして、それによって価格を分けられるようにしました。
「・・だって・・1年経つと前回仕入れ分の販売価格と、今回の仕入れ価格の差が微妙過ぎる」
ことになってしまっているから・・です。
なので、このV.P.は前回販売分とほぼ変わらないように調整しました・・と言うことは、このV.P.は実は相当にお買い得なプライスと言うことになります。
V.P.は元々長期保存のレゼルヴを混ぜたものですので、他のキュヴェに比べますと早飲みも可能です。でも、2~3年から5年ほど寝かせますとあら不思議・・めっちゃ美味しいんですね~。シャンパーニュの酸のなせる業なんですが、丸くなり、練れて旨味やコクを多く含んだ味わいに変化します。品質に比べかなりリーズナブルだと思いますよ。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】 何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ数年は海外の人気が爆発し価格高騰も有って、スムーズなご案内が出来なかったエグリ・ウーリエですが、Noisy wine は値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】 強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne les Premices Brut 2020 Based dg2024
シャンパーニュ・レ・プレミス・ブリュット 2020 Based dg2024
【ニュー・アイテム登場!エグリ・ウーリエらしい溌剌とした酸の美味しさが弾けます!最もリーズナブルなアイテムです!】----以前のレヴューを修整し掲載しています。

エグリ・ウーリエの新しい作品です。一部プルミエ・クリュを含むキュヴェを使用しているようです。エグリの一連のエチケットスタイルでは無く、ブラックを基調としたさらなる「キリリ感」を感じるデザインですね。
飲んでみれば・・やはりエグリ・ウーリエ風ですね。ほんのり柔らかさを感じさせる美しくも充実した重厚な酸の構成です。サロンのように硬質では有りませんし、尖がってアチコチをブスブスと刺されるような・・(^^;; そんな酸では有りませんが、より丸くして刀から刃引き、もしくは幅を広げて先端を落としたような感じ・・言い方が難しいかな・・。
酸のレベルはそれなりに有りますが、レモンじゃ無くてグレープフルーツ的・・あ、香りは無視してくださいね・・酸の話しです。そんな感じの幅広さの有る、尖って無い酸のバランスです。この辺りはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ 1/3 ずつと言うのも影響しているかと思いますが、やはりエグリ・ウーリエのシャンパーニュはちゃんとエグリの味わいがします。
ピノ・ムニエと言えばジェローム・プレヴォーが思い浮かびますが、若いうちのプレヴォーのクロズリー・ラ・ベギーヌは非常に硬質でカッチンカッチンです。そこを見ますと見事なまでに柔らかさが感じられるかと思います。
泡質も引けは若干早めですがクリーミーさも有り細やかさも有ります。引けの速さは熟成期間・・でしょうね。ふんわりとしたテクスチュアで細やかで気持ち良いです。

2枚目の写真は液の色合いですね。ピノ・ノワール100%と言うには色合いは淡いですよね。だから、ブラインドテイスティングでも「ブレンドだろう・・」との推測が出来るかと思います。後は香りとか、味わいとか、膨らみとか・・その辺を分析して経験に当てはめると、どこのシャンパーニュなのかを推測出来ます。・・あ、当たらなくて良いので推測して決めることが結構に大事です。
そうですね・・noisy 的には2年ほど置いてからがベストかな・・と思います。今飲んでも美味しいですが少し若いです。泡を飛ばしてデキャンタージュして飲む・・のも、これは非常に美味しいかな・・と思いますが、まだトライ出来ていません。テーブルの上に栓をして置きっぱなしにしてあるので、後で確認してみようと思っています。
あ、シツコク書いていますが、シャンパーニュの保存は「立てて」くださいね。ご検討くださいませ。お勧めします!
● 2012 Champagne Grand Cru Millesime Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・エクストラ・ブリュット
【バックヴィンテージ2012年のミッレズィンメはR.M.初のアドヴォケイト100点満点の2008年と同レベルの99点でした!・・】
凄いですね・・2008年というシャンパーニュのビッグヴィンテージに、レコルタン・マニピュラン初のアドヴォケイト100点を得ました。2002年ものでは99点というハイポイントで驚かせてから7年後のことです。
しかしそれからは・・こんな感じです。
2009年 96ポイント
2010年 ----------
2011年 95ポイント
2012年 99ポイント
2013年100ポイント
まぁ・・ここまで来ますと、ブルゴーニュに置き換えるなら・・まるでドメーヌ・ルロワのようじゃないですか・・・
アドヴォケイトで満点付いてしまいますと相当高くなってしまいますが、
「99点なら・・」
満点ほどまでには行かない分、手は出しやすいかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2014年ものはアドヴォケイト97ポイントですが、他のメディアが沈黙?・・先行きは評価自体が上がるかも?・・判りませんが、価格だけは一方通行で上がるでしょう。】
2008年ものに続き2013年ものもアドヴォケイト100点奪取でしたので、今回の2014年ものがどうなるかと・・見ておりましたら、どうにかアドヴォケイトの評価を知ることが出来ました。97ポイントでした。
ほかのメディアの評価がまだ見当たりませんで・・困っているんですが、ここまで高い評価を連発していますと・・見直されることも考えられますよね。
価格の方は11万円上代です。何とかリーズナブルにご案内をと・・かなり厳しいですが、リーズナブルな値付けをしています。
アドヴォケイトのウィリアム・ケリーさんは、
「2024年から飲め」
と言っているようですので、年内は何とか飲まない方が良いようです。V.P.を開けるか、無理してこのミレジメを飲むか・・ちょっと迷ったのですが、2023年のテイスティング予算が完全に底をついてしまったので V.P. にしました・・。まぁ・・V.P.で充分に旨いですけどね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【・・・2008年に続きまたまたやっちゃいました・・アドヴォケイト、2度目のシャンパーニュ100点満点です!!・・グレートイヤーの2008年と同レベルなんてとても信じられません!】
いや~・・もう・・ビックリです。2008年のミレジメがアドヴォケイトでシャンパーニュ初の100点満点を得たので、
「こりゃぁ・・もうダメだ・・エグリ・ウーリエはもう雲の上まで行ってしまう・・」
とは思ってはいましたよ。
「頑張って値付けしてもこの2008年・・¥29.200で行けるかなぁ・・これじゃ厳しいけど1本何かご購入いただいて・・」
と。
それがちょっと前、一昨年の話しですよ。
で、今年の夏だったでしょうか。サンリバティのS社長さんとの電話のお話しで、
「エグリの2008年ミレジメがこの年末に再入荷するんですが、信じられないほど・・高いんですよ・・どうしたら良いかと思って・・」
と切り出されたので、
「いや・・その位の価格なら何とかなるんじゃないですか・・。頑張りましょうよ・・。」<
● N.V. Champagne Brut Grand Cru 2018Based dg2023
シャンパーニュ・ブリュット・グラン・クリュ 2018Based dg2022(前トラディスィヨン) 正規品
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】---以前のレヴューを使用しています。
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne Grand Cru Lieu-Dit les Crayeres V.V. Blanc de Noir Brut 2016Based Dg2023
シャンパーニュ・グラン・クリュ・リュー=ディ・レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワール・ブリュット 2016Based dg2023 正規品
【正規輸入品です!シャンパーニュはピノ・ノワールの聖地、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ・ブラン・ド・ノワールです!】---以前のレヴューを掲載しています。
アンボネイの古木の畑、レ・クレイエールからのピノ・ノワールG.C.100%の、エグリの看板ワインであり、トップ・ワインです。熟すにしたがって官能さを深め、複雑性のある精緻な味わいになって行きます。その昔はあのジャック・セロスのロゼにエグリ・ウーリエのピノ・ノワールが使われ、それを飲んだ noisy は、僅かに入ったそのピノ・ノワールの妖艶な表情に卒倒するような衝撃を受け、フランスのショップからバイヤーを通して買いまくった思い出が有ります。その頃のセロス・ロゼの買値は6千円位、販売が8千円位で、そこから買い付けるたびにどんどん上がってしまいましたが・・。
まぁ、そのようになるには時間が必要ですが、デゴルジュから5年は時間が欲しいところです。決して某メーカーのマーケティングに乗せられて、
「シャンパーニュはデゴルジュから早いうちが最高に旨い!」
などと安易に口にしない方が良いです。もちろん、ご自分で充分に確認されて、それが本当だと思うなら別ですけどね。アドヴォケイトは94ポイントのようです。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● 2014 Champagne Grand Cru Millesime Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・エクストラ・ブリュット
【2014年ものはアドヴォケイト97ポイントですが、他のメディアが沈黙?・・先行きは評価自体が上がるかも?・・判りませんが、価格だけは一方通行で上がるでしょう。】
2008年ものに続き2013年ものもアドヴォケイト100点奪取でしたので、今回の2014年ものがどうなるかと・・見ておりましたら、どうにかアドヴォケイトの評価を知ることが出来ました。97ポイントでした。
ほかのメディアの評価がまだ見当たりませんで・・困っているんですが、ここまで高い評価を連発していますと・・見直されることも考えられますよね。
価格の方は11万円上代です。何とかリーズナブルにご案内をと・・かなり厳しいですが、リーズナブルな値付けをしています。
アドヴォケイトのウィリアム・ケリーさんは、
「2024年から飲め」
と言っているようですので、年内は何とか飲まない方が良いようです。V.P.を開けるか、無理してこのミレジメを飲むか・・ちょっと迷ったのですが、2023年のテイスティング予算が完全に底をついてしまったので V.P. にしました・・。まぁ・・V.P.で充分に旨いですけどね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【・・・2008年に続きまたまたやっちゃいました・・アドヴォケイト、2度目のシャンパーニュ100点満点です!!・・グレートイヤーの2008年と同レベルなんてとても信じられません!】
いや~・・もう・・ビックリです。2008年のミレジメがアドヴォケイトでシャンパーニュ初の100点満点を得たので、
「こりゃぁ・・もうダメだ・・エグリ・ウーリエはもう雲の上まで行ってしまう・・」
とは思ってはいましたよ。
「頑張って値付けしてもこの2008年・・¥29.200で行けるかなぁ・・これじゃ厳しいけど1本何かご購入いただいて・・」
と。
それがちょっと前、一昨年の話しですよ。
で、今年の夏だったでしょうか。サンリバティのS社長さんとの電話のお話しで、
「エグリの2008年ミレジメがこの年末に再入荷するんですが、信じられないほど・・高いんですよ・・どうしたら良いかと思って・・」
と切り出されたので、
「いや・・その位の価格なら何とかなるんじゃないですか・・。頑張りましょうよ・・。」
みたいな話しをしていたと思うんですね。
で、仕上がってみると・・上代はおそらく135000円・・(^^;;
「・・きゃ~・・」
です。
しかもサンリバティさんの心配とは裏腹に、とんでも無い量のご注文が入ったようでして・・noisy のオーダーもまともには通らず、半分以下・・エグリ・ウーリエのオーダーの全部で1/3位でしょうか。
「・・まぁ・・仕方が無いか・・」
と思っていたんですね。
で・・
「まぁ、一緒に入荷してくる2013のミレジメまでは高くないだろうから、そっち推しか・・なぁ・・」
などと考えておりましたら・・やってしまいました・・
「・・えっ?・・」
そうなんです。なんと2008年に続きまして2013年ものも・・
「100点満点!」
と判別したんですね・・いや、その気が無かったので今まで全然調べもしなかったんです。2008年のミレジメで精いっぱい・・のところに2013年ミレジメも満点とは・・。
因みにエグリ・ウーリエ・ミレジメのアドヴォケイト評価の変遷ですが、
2008年 100点
2009年96点
2011年95点
2012年98点
2013年 100点
と、まさに王者の経緯を見る感じです。
で、今回入荷の2013年ものも割り当ては非常に少なく、どうにも飲めないしどうにも高価なので・・アドヴォケイトのウィリアム・ケリーさんのレヴューを読み、その違いなどをnoisy なりに分析してみました。そうしますと・・こんな感じになりました。
2008年はまさに大柄で風格のある仕上がり。すでにその力強さ、構造はしっかり現れている。2013年ものは調和、繊細さ、そして完全さが際立っている。2008年ものの飲み頃予想には「2019 to 2036」としていて、2013年ものには「2023 to 2050」としているので、
「2008年は比較的近いうちに飲んで良く今後15年ほどが飲み頃だが、2013年ものはこれから出てくる部分が多そうで今後25年以上に渡って持つ」
と・・言えそうです。
いや・・化け物に出会ったかのようなショッキングな出来事でした。おそらく、この価格は・・有り得ないほど安い!・・と後になって気付かれるでしょう。2008年ものを3万円以下で販売させていただいた noisy が言うのだから・・間違い無い・・(^^;;
「世界一のシャンパーニュ!」
だと思われます・・いや、アドヴォケイト的になった時に・・では有ります。ご検討くださいませ。
● 2020 Coteaux Champenois Cuvee Grands Cote Vieille Vigne Ambonnay Rouge
コトー・シャンプノワ・キュヴェ・グラン・コート・ヴィエイユ・ヴィーニュ・アンボネイ・ルージュ
【初回入荷分のみ、このプライスで行きます!・・絶対リーズナブルですのでこの機会にぜひどうぞ!】---以前の評価です。おそらく付き合は出来ないと思います。
正規輸入のエグリ=ウーリエ、シャンパーニュ孤高の赤ワインにして最高のピノ・ノワールと呼ばれている「アンボネイ・キュヴェ・グラン・コート・ヴィエイユ・ヴィーニュ」の最新ヴィンテージ、2019年ものです。
昨年暮れの2018年もののご案内では、noisyの予想に反して・・
「まぁ・・売れないだろうから・・サクッと仕舞い込んでしまおう・・5年ほど置いたら凄い味わいだし、財産にもなるし・・」
と思っていましたら、まぁ・・在庫を入れれば入れただけ・・売れてしまいまして、noisy の、
「数年経ったら少し載せて販売してリーズナブルに出した分の元を取ろう・・」
と言うような下心を、ものの見事に打ち壊してくれました。
まぁ、R.V.F.の98点でグラン・コートが26500円と言うのは破格なプライスでは有った訳ですが、そこまで人気は無いだろうと踏んでいたんですね。今回ご紹介分の2019年ものが大幅な値上げになることは判っていたので、2018年ものの初期入荷分を通常より安く販売しても、いずれ2019年の価格に合わせることになるはずなので、何とか行けると思った訳です。
でも、しっかり失敗しました・・絵に描いた餅・・です。
悔しいので、凄い仕上がりに間違いないはずの2019年もので、「数量限定、残りの確保分は販売しないようにして」、もう一度やり直してみよう・・と言うことなんですね。
エグリ=ウーリエのシャンパーニュは、ま~・・日本ではどうでしょうか・・そこまで凄い人気・・とも言い切れないように思いますが、世界に目を向けますと物凄い人気でして、毎年の値上げが本当に厳しいんですね。
「需要と供給のバランスが最高におかしい生産者の一人なんです。」
例えば、Noisy wine の以前の販売状況を調べてみましたら何と・・
「2004年のこのシャンプノワを6695円で販売していた!」
のが判りました。ぶっとんでしまいますよね・・。
この時は・・私の記憶が正しければ・・ですが、エージェントさんと相談して、毎年余りに売れ残っていたコトー・シャンプノワを全部引き取る変わりに、結構安くしてもらったと思います・・ので、この6695円と言うのはほぼ仕入れ価格だったと思います。
ですので、まぁ・・2019年ものと比較しますと4~5倍になった感じでしょうか・・。高々14~15年でそうなってしまう訳ですから・・恐ろしいですね・・。
それに加えて、ネット上を徘徊してみましたが、
「この2019年のコトー・シャンプノワの販売そのものが見当たらない!」
んですよ。
まぁ、どこかでは販売されているんでしょうが、ネットショップには出ていない・・か、google検索には載らないように head を書いているか・・判りませんが、
「一般的な販売価格すら判らない!」
んですね。
ですので、こうなったら仕方がないので、仕入れ値は大幅に上がっていますが、販売価格は出来るだけ抑えて、この価格で半量ほどを販売させていただくことにしました。エージェントさんにはもうほぼ在庫が無いようですので、追加は見込めません。
まぁ、ブルゴーニュのドメーヌものも、シャンパーニュのRMものも・・買い占め屋の毒牙に掛かってしまっているんじゃないのかなぁ・・とは思いますが、日本人の購買力が落ちていることと、東南アジアの購買力が凄まじくアップしていることから、そんな阿漕な商売がまかり通るようになってしまった状況が悲しいですね。お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌は何と98ポイント!・・!!! GRANDIOSE (グランディオーズ)!!! の文字が躍っています!】
クラシック音楽をやられていた方ならご存じの方も多いかと思います。譜面にフランス語の「 Grandiose(グランディオーズ) 」、もしくはイタリア語の 「Grandioso(グランディオーソ)が書いて有ると、楽団に入って間もない・・とか、初見の演奏なら・・ちょっとビビると言いますか、周りの楽器がどう出てくるか・・指揮者がタクトをどう振ってくるか・・などをおそるおそる感じながらの演奏をするんじゃないかと思うんですね。
このグランディオーズ、グランディオーソは、直訳だと・・雄大な・・とか威厳・・とかの意味になるかと思うんですが、音楽ですと「壮大な・・存在感を出して・・」みたいな意味だったと思います。なので、
「壮大な・・ってたって、いきなりデカい音を出しゃ良いってもんじゃないし・・」
と・・悩む訳でして、周りの様子を見ながら・・いや、聞きながら、指揮者の様子を伺いながら、ビビりつつ、目立ち過ぎないように・・出音を割らないように・・決して音を外さないようにと・・却って「壮大な」にならなかったりしたような記憶がちらっと有ります。
エグリのシャンプノワーズは、勿論ピノ・ノワールなんですが、本当に滅茶壮大・・です。まぁ・・ワインが若いと、ドミニク・ローランのバリックが相当強烈ですけど・・。その凄い個性を持っている樽に全く負けないほどの、物凄いパワーを持ったピノ・ノワールをその樽に詰め、
「数年後に飲んでね・・」
と言うメッセージ・・と言いますか、間違えてリリース直後に開けてしまったりしますと、
「・・残念・・まだ早かったね・・」
と、このワインに言われてしまう始末なんですね。
ただし、ワイン自体は滅茶ピュアでして、ドミニク・ローランのバリックでその強烈にピュアで濃密なピノ・ノワールを、より柔らかく導いているのは間違いありません。
で、かの「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」誌は98ポイントと、ブルゴーニュの凄いピノ・ノワールたちを上回るような評価をしている訳ですが、
「シャンパーニュが最高の赤ワインと競争できることを示している!」
とか、
「この素晴らしいピノノワールは、純粋さと洗練さで表現されている!」
とか・・と最大限の言葉で賛辞するとともに、その最後の締めくくりとして、フランス語で、
「!!!グランディオーズ!!!」
つまり、「超巨大だ!」と言っている訳ですね。
まぁ、noisy的には、やはり収穫年より10年・・は待って欲しいと思います。それだけ待つに値する凄いピノ・ノワールです。以前はテイスティングさせていただき販売していたのですが、
「・・この価格でも本当にギリギリ・・」
なほど、仕入れ価格も上昇しています。ご検討くださいませ。
● N.V. Champagne Grand Cru Lieu-Dit les Crayeres V.V. Blanc de Noir Brut Based2017~2016 Dg2024
シャンパーニュ・グラン・クリュ・リュー=ディ・レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワール・ブリュット Based2017~2016 dg2024 正規品
【正規輸入品です!シャンパーニュはピノ・ノワールの聖地、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ・ブラン・ド・ノワールです!】---以前のレヴューを掲載しています。
アンボネイの古木の畑、レ・クレイエールからのピノ・ノワールG.C.100%の、エグリの看板ワインであり、トップ・ワインです。熟すにしたがって官能さを深め、複雑性のある精緻な味わいになって行きます。その昔はあのジャック・セロスのロゼにエグリ・ウーリエのピノ・ノワールが使われ、それを飲んだ noisy は、僅かに入ったそのピノ・ノワールの妖艶な表情に卒倒するような衝撃を受け、フランスのショップからバイヤーを通して買いまくった思い出が有ります。その頃のセロス・ロゼの買値は6千円位、販売が8千円位で、そこから買い付けるたびにどんどん上がってしまいましたが・・。
まぁ、そのようになるには時間が必要ですが、デゴルジュから5年は時間が欲しいところです。決して某メーカーのマーケティングに乗せられて、
「シャンパーニュはデゴルジュから早いうちが最高に旨い!」
などと安易に口にしない方が良いです。もちろん、ご自分で充分に確認されて、それが本当だと思うなら別ですけどね。アドヴォケイトは94ポイントのようです。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● 2015 Champagne Grand Cru Millesime Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・エクストラ・ブリュット
【2013年もののミッレズィンメはまたアドヴォケイト100点満点・・2012年ものは99点と・・半端無い評価ですが、この2015年ものは出始めのようで評価が揃っていません。】
中々に影響力が衰えないのは・・アドヴォケイトですね。PKさんの引退後は若干なりとも影が見え始めるか・・・と思っていましたが、やはりアドヴォケイトは強いです。
2015年もののミッレズィンメの評価はほぼ掲載されておらず、ジェブ・ダナック・コムの96ポイントと言うものしか見つけられませんでしたが、それでももはや、
「95ポイント以上が鉄板の立ち位置」
みたいになっているエグリ=ウーリエのミッレズィンメです。
このワインとブラン・ド・ノワール・クレイエールは・・さすがにさっさと開けてしまうのは勿体無いと思いますが、新入荷のビスイユはシャルドネ主体で滅茶飲みやすくポテンシャルも高いですし、グラン・クリュ・ロゼは早々に無くなってしまうほど、昨今は人気です。一昨年ご紹介の2018ベースのG.C.ロゼは早めに追加したもののすぐに無くなってしまい、再度発注したものの「在庫無し」と言うことで残念な思いになってしまいました。
エグリ=ウーリエのミッレズィンメは、もはやこの位の価格が
「最低価格」
かと思います。
なんともやりようが無いので・・申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2014年ものはアドヴォケイト97ポイントですが、他のメディアが沈黙?・・先行きは評価自体が上がるかも?・・判りませんが、価格だけは一方通行で上がるでしょう。】
2008年ものに続き2013年ものもアドヴォケイト100点奪取でしたので、今回の2014年ものがどうなるかと・・見ておりましたら、どうにかアドヴォケイトの評価を知ることが出来ました。97ポイントでした。
ほかのメディアの評価がまだ見当たりませんで・・困っているんですが、ここまで高い評価を連発していますと・・見直されることも考えられますよね。
価格の方は11万円上代です。何とかリーズナブルにご案内をと・・かなり厳しいですが、リーズナブルな値付けをしています。
アドヴォケイトのウィリアム・ケリーさんは、
「2024年から飲め」
と言っているようですので、年内は何とか飲まない方が良いようです。V.P.を開けるか、無理してこのミレジメを飲むか・・ちょっと迷ったのですが、2023年のテイスティング予算が完全に底をついてしまったので V.P. にしました・・。まぁ・・V.P.で充分に旨いですけどね。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【・・・2008年に続きまたまたやっちゃいました・・アドヴォケイト、2度目のシャンパーニュ100点満点です!!・・グレートイヤーの2008年と同レベルなんてとても信じられません!】
いや~・・もう・・ビックリです。2008年のミレジメがアドヴォケイトでシャンパーニュ初の100点満点を得たので、
「こりゃぁ・・もうダメだ・・エグリ・ウーリエはもう雲の上まで行ってしまう・・」
とは思ってはいましたよ。
「頑張って値付けしてもこの2008年・・¥29.200で行けるかなぁ・・これじゃ厳しいけど1本何かご購入いただいて・・」
と。
それがちょっと前、一昨年の話しですよ。
で、今年の夏だったでしょうか。サンリバティのS社長さんとの電話のお話しで、
「エグリの2008年ミレジメがこの年末に再入荷するんですが、信じられないほど・・高いんですよ・・どうしたら良いかと思って・・」
と切り出されたので、
「いや・・その位の価格なら何とかなるんじゃないですか・・。頑張りましょうよ・・。」
みたいな話しをしていたと思うんですね。
で、仕上がってみると・・上代はおそらく135000円・・(^^;;
「・・きゃ~・・」
です。
しかもサンリバティさんの心配とは裏腹に、とんでも無い量のご注文が入ったようでして・・noisy のオーダーもまともには通らず、半分以下・・エグリ・ウーリエのオーダーの全部で1/3位でしょうか。
「・・まぁ・・仕方が無いか・・」
と思っていたんですね。
で・・
「まぁ、一緒に入荷してくる2013のミレジメまでは高くないだろうから、そっち推しか・・なぁ・・」
などと考えておりましたら・・やってしまいました・・
「・・えっ?・・」
そうなんです。なんと2008年に続きまして2013年ものも・・
「100点満点!」
と判別したんですね・・いや、その気が無かったので今まで全然調べもしなかったんです。2008年のミレジメで精いっぱい・・のところに2013年ミレジメも満点とは・・。
因みにエグリ・ウーリエ・ミレジメのアドヴォケイト評価の変遷ですが、
2008年 100点
2009年96点
2011年95点
2012年98点
2013年 100点
と、まさに王者の経緯を見る感じです。
で、今回入荷の2013年ものも割り当ては非常に少なく、どうにも飲めないしどうにも高価なので・・アドヴォケイトのウィリアム・ケリーさんのレヴューを読み、その違いなどをnoisy なりに分析してみました。そうしますと・・こんな感じになりました。
2008年はまさに大柄で風格のある仕上がり。すでにその力強さ、構造はしっかり現れている。2013年ものは調和、繊細さ、そして完全さが際立っている。2008年ものの飲み頃予想には「2019 to 2036」としていて、2013年ものには「2023 to 2050」としているので、
「2008年は比較的近いうちに飲んで良く今後15年ほどが飲み頃だが、2013年ものはこれから出てくる部分が多そうで今後25年以上に渡って持つ」
と・・言えそうです。
いや・・化け物に出会ったかのようなショッキングな出来事でした。おそらく、この価格は・・有り得ないほど安い!・・と後になって気付かれるでしょう。2008年ものを3万円以下で販売させていただいた noisy が言うのだから・・間違い無い・・(^^;;
「世界一のシャンパーニュ!」
だと思われます・・いや、アドヴォケイト的になった時に・・では有ります。ご検討くださいませ。
● N.V. Champagne les Premices Brut
シャンパーニュ・レ・プレミス・ブリュット 2019 Based dg2023
【ニュー・アイテム登場!エグリ・ウーリエらしい溌剌とした酸の美味しさが弾けます!最もリーズナブルなアイテムです!】----以前のレヴューを修整し掲載しています。

エグリ・ウーリエの新しい作品です。一部プルミエ・クリュを含むキュヴェを使用しているようです。エグリの一連のエチケットスタイルでは無く、ブラックを基調としたさらなる「キリリ感」を感じるデザインですね。
飲んでみれば・・やはりエグリ・ウーリエ風ですね。ほんのり柔らかさを感じさせる美しくも充実した重厚な酸の構成です。サロンのように硬質では有りませんし、尖がってアチコチをブスブスと刺されるような・・(^^;; そんな酸では有りませんが、より丸くして刀から刃引き、もしくは幅を広げて先端を落としたような感じ・・言い方が難しいかな・・。
酸のレベルはそれなりに有りますが、レモンじゃ無くてグレープフルーツ的・・あ、香りは無視してくださいね・・酸の話しです。そんな感じの幅広さの有る、尖って無い酸のバランスです。この辺りはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ 1/3 ずつと言うのも影響しているかと思いますが、やはりエグリ・ウーリエのシャンパーニュはちゃんとエグリの味わいがします。
ピノ・ムニエと言えばジェローム・プレヴォーが思い浮かびますが、若いうちのプレヴォーのクロズリー・ラ・ベギーヌは非常に硬質でカッチンカッチンです。そこを見ますと見事なまでに柔らかさが感じられるかと思います。
泡質も引けは若干早めですがクリーミーさも有り細やかさも有ります。引けの速さは熟成期間・・でしょうね。ふんわりとしたテクスチュアで細やかで気持ち良いです。

2枚目の写真は液の色合いですね。ピノ・ノワール100%と言うには色合いは淡いですよね。だから、ブラインドテイスティングでも「ブレンドだろう・・」との推測が出来るかと思います。後は香りとか、味わいとか、膨らみとか・・その辺を分析して経験に当てはめると、どこのシャンパーニュなのかを推測出来ます。・・あ、当たらなくて良いので推測して決めることが結構に大事です。
そうですね・・noisy 的には2年ほど置いてからがベストかな・・と思います。今飲んでも美味しいですが少し若いです。泡を飛ばしてデキャンタージュして飲む・・のも、これは非常に美味しいかな・・と思いますが、まだトライ出来ていません。テーブルの上に栓をして置きっぱなしにしてあるので、後で確認してみようと思っています。
あ、シツコク書いていますが、シャンパーニュの保存は「立てて」くださいね。ご検討くださいませ。お勧めします!
● N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Vrigny Brut 2019based dg2023
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー・ブリュット 2019Based dg2023
【弟が出来たプルミエ・クリュのヴリニー・・売れ行きはどう変化するのか、ちょっと見ものです。】--以前のレヴューを使用しています。
今気付きましたが、レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニーもグラスの写真が無かったんですね・・。何度も飲んではいるんですが、写真は撮れないタイミングで飲んでいるのかと思います。今回は「弟分」が出来ましたので、そっちに気を取られてしまいました。
ピノ・ムニエ100%です。今回分は2016、2015、2014年をセパージュしているようです。ドザージュはいつもと同じで1gの超辛口・・エクストラ・ブリュット同等だと思ってください。
ピノ・ムニエなので、若いうちはタイトで比較的スッキリした味わいです。もっとも口内ですり潰しながら飲んでみると、そこに凝縮した旨味が拡散すると言うか、まだこれから崩壊して出てくるはずの表情の卵がある感じ?・・がするかと思います。
なので、やはり3~5年もしますと酸も丸くなり、旨味も増え、中域の押し出しが出てくるんですね。まぁ・・だいぶ上がって来てしまいましたが、それでもまだリーズナブルです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne Grand Cru Rose Brut dg2023
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット dg2023 正規品
【正規輸入品です!・・海外メディア評価は、どのデゴルジュ分を評価しているかが微妙に不明なため掲載しませんが、およそ92~95ポイントです。】
●シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のロゼです。エグリ=ウーリエの所有畑はほぼグラン・クリュばかりです。ピノ・ノワール大目の味わいのしっかりしたロゼで、しかもグラン・クリュですので高質さ、繊細さもバッチリです。
エグリ=ウーリエの2017年ヴィンテージのブリュット・グラン・クリュに、レゼルヴと、これまた貴重なスティルワイン、アンボネイ・ルージュを加えてロゼにしているとのこと。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● N.V. Champagne Grand Cru Extra Brut dg2022
シャンパーニュ・グラン・クリュ・エクストラ・ブリュット dg2022(前トラディスィヨン) 正規品
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】---以前のレヴューを使用しています。
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne les Premices Brut
シャンパーニュ・レ・プレミス・ブリュット dg2022
【ニュー・アイテム登場!エグリ・ウーリエらしい溌剌とした酸の美味しさが弾けます!最もリーズナブルなアイテムです!】----以前のレヴューを修整し掲載しています。

エグリ・ウーリエの新しい作品です。一部プルミエ・クリュを含むキュヴェを使用しているようです。エグリの一連のエチケットスタイルでは無く、ブラックを基調としたさらなる「キリリ感」を感じるデザインですね。
飲んでみれば・・やはりエグリ・ウーリエ風ですね。ほんのり柔らかさを感じさせる美しくも充実した重厚な酸の構成です。サロンのように硬質では有りませんし、尖がってアチコチをブスブスと刺されるような・・(^^;; そんな酸では有りませんが、より丸くして刀から刃引き、もしくは幅を広げて先端を落としたような感じ・・言い方が難しいかな・・。
酸のレベルはそれなりに有りますが、レモンじゃ無くてグレープフルーツ的・・あ、香りは無視してくださいね・・酸の話しです。そんな感じの幅広さの有る、尖って無い酸のバランスです。この辺りはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ 1/3 ずつと言うのも影響しているかと思いますが、やはりエグリ・ウーリエのシャンパーニュはちゃんとエグリの味わいがします。
ピノ・ムニエと言えばジェローム・プレヴォーが思い浮かびますが、若いうちのプレヴォーのクロズリー・ラ・ベギーヌは非常に硬質でカッチンカッチンです。そこを見ますと見事なまでに柔らかさが感じられるかと思います。
泡質も引けは若干早めですがクリーミーさも有り細やかさも有ります。引けの速さは熟成期間・・でしょうね。ふんわりとしたテクスチュアで細やかで気持ち良いです。

2枚目の写真は液の色合いですね。ピノ・ノワール100%と言うには色合いは淡いですよね。だから、ブラインドテイスティングでも「ブレンドだろう・・」との推測が出来るかと思います。後は香りとか、味わいとか、膨らみとか・・その辺を分析して経験に当てはめると、どこのシャンパーニュなのかを推測出来ます。・・あ、当たらなくて良いので推測して決めることが結構に大事です。
そうですね・・noisy 的には2年ほど置いてからがベストかな・・と思います。今飲んでも美味しいですが少し若いです。泡を飛ばしてデキャンタージュして飲む・・のも、これは非常に美味しいかな・・と思いますが、まだトライ出来ていません。テーブルの上に栓をして置きっぱなしにしてあるので、後で確認してみようと思っています。
あ、シツコク書いていますが、シャンパーニュの保存は「立てて」くださいね。ご検討くださいませ。お勧めします!
● N.V. Champagne Brut Grand Cru dg2022
シャンパーニュ・ブリュット・グラン・クリュ dg2022(前トラディスィヨン) 正規品
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】---以前のレヴューを使用しています。
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne Grand Cru Rose Brut dg2022
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット dg2022 正規品
【正規輸入品です!・・海外メディア評価は、どのデゴルジュ分を評価しているかが微妙に不明なため掲載しませんが、およそ92~95ポイントです。】
●シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のロゼです。エグリ=ウーリエの所有畑はほぼグラン・クリュばかりです。ピノ・ノワール大目の味わいのしっかりしたロゼで、しかもグラン・クリュですので高質さ、繊細さもバッチリです。
エグリ=ウーリエの2017年ヴィンテージのブリュット・グラン・クリュに、レゼルヴと、これまた貴重なスティルワイン、アンボネイ・ルージュを加えてロゼにしているとのこと。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● N.V. Champagne Extra Brut Grand Cru Brut V.P.(2013Based 2012&2011 dg2022)
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ(2014ベース 、2013&2012 dg2022)
【すみません・・耐えきれずに少しですが値上げさせていただきました。ちょっと異変が起きています・・】----以前のレヴューを掲載しています。
いや・・シャンパーニュの値上げは厳しいです。皆さんもご存じかとは思いますが、例えば普通の日本人ならシャンパーニュと言って思い浮かべる第一位は、ドンペリでしょうが、昔は安売りの並行ものは6千円で買えたと思います。今や・・25000円位でしょうか・・それでも、
「超品薄!」
なんですね・・。
モエさんが流通調整しているのか?・・と思いきや、さにあらず。ヨーロッパよりも一足先にコロナが落ち着き始めたアジアでの需要が爆発、ヨーロッパには全く無い・・と言う状況だそうで、勿論のこと並行ものなど一切見当たらない・・と言うような状況の様です。
でも、「ちょっと異変」はその話しでは無く、Noisy wine のエグリ=ウーリエの売れ行きの変化なんですね。
毎年、年一回、ほとんどの場合12月に入って来ます。下位グレードはすぐ無くなってしまうので、少し多めには仕入れるんですが、それ以外は完売したら追加注文・・と言うスタイルを取っていました。
昨年から今年前半に掛けても、例えばエグリのV.P.エクストラ・ブリュットがいつもより早く完売したので追加しようとオーダーを出したところ、
「・・すみません・・もう無いんです・・」
とのことで、全く寝耳に水でした。
10年位前までは、V.P.はV.P.として、デゴルジュマンの時期だけを一緒にご案内していたものを、「毎年のように沢山余るので」管理できなくなってきまして、それで「ヴィンテージ」をどこかに入れるようにしたんですね。今回のV.P.は2013年が主体なので・・
「Based 2013」
と言う訳ですが、山ほど有った頃は、単純にベースとなったヴィンテージを入れていました。
その山ほど有ったV.P.が気付くといつの間にか完売していまして、昨年度の「Based 2012」も早々に完売・・で、調査してみますと、海外の・・特にヨーロッパ以外のエグリ=ウーリエのシャンパーニュの価格が・・
「異常に高い!」
ことに気付いたんですね。フランスのお隣、ドイツやイギリスでは12000円位、イタリア辺りで13000円、アメリカで15000~17000円、そしてオーストラリアは20000円以上・・です。
なので、noisy のところはアメリカとほぼ同様でしょうか・・
これには新型コロナウイルスも関係しているようで、船の運賃が相当値上がりしていることが有るようです。ドメーヌ出しの価格だけじゃないんですね・・そこに「為替」も入って来ますから、国力が落ちているとみなされると通貨の価値が下がりますから、先ほどの価格差にも出てくるのかと・・。某新興超大国と南半球の女王を君主に戴く国は今や犬猿の仲のようですし・・。
話しが全くワインになってませんですみません。とにかく、最近はエグリ=ウーリエのシャンパーニュの動きが早い・・と言うことで、このエクストラ・ブリュットも早々に無くなるんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【長期熟成をした2011年と2012年もののブレンドです!・・これだけは値上げをせず、何とか堪えていますので、是非今の内に!】
すでにエグリ・ウーリエは海外の評価・人気も非常に高く、出せば売れてしまう・・そんな状況だそうです。また、日本でも並行輸入の「玉」がほぼ無く、稀に入ってくると一瞬で完売してしまうとか、業者から
「エグリ・ウーリエを探してくれ」
とブローカーにバンバン電話が入って来るそうです。
ん~・・そうなのかなぁ・・Noisy wine は決してそこまでは行かないけどなぁ・・などと思っていますよ。それに毎年の値上げが厳しくて、価格の調整が非常に難しいんですね。
なので、前回位からは判りやすいように、デゴルジュ表記を加えたりして、それによって価格を分けられるようにしました。
「・・だって・・1年経つと前回仕入れ分の販売価格と、今回の仕入れ価格の差が微妙過ぎる」
ことになってしまっているから・・です。
なので、このV.P.は前回販売分とほぼ変わらないように調整しました・・と言うことは、このV.P.は実は相当にお買い得なプライスと言うことになります。
V.P.は元々長期保存のレゼルヴを混ぜたものですので、他のキュヴェに比べますと早飲みも可能です。でも、2~3年から5年ほど寝かせますとあら不思議・・めっちゃ美味しいんですね~。シャンパーニュの酸のなせる業なんですが、丸くなり、練れて旨味やコクを多く含んだ味わいに変化します。品質に比べかなりリーズナブルだと思いますよ。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ数年は海外の人気が爆発し価格高騰も有って、スムーズなご案内が出来なかったエグリ・ウーリエですが、Noisy wine は値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne Grand Cru Lieu-Dit les Crayeres V.V.Blanc de Noir Brut (2015&2014 Dg2022)
シャンパーニュ・グラン・クリュ・リュー=ディ・レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワール・ブリュット (2015&2014 dg2022) 正規品
【正規輸入品です!シャンパーニュはピノ・ノワールの聖地、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ・ブラン・ド・ノワールです!】---以前のレヴューを掲載しています。
アンボネイの古木の畑、レ・クレイエールからのピノ・ノワールG.C.100%の、エグリの看板ワインであり、トップ・ワインです。熟すにしたがって官能さを深め、複雑性のある精緻な味わいになって行きます。その昔はあのジャック・セロスのロゼにエグリ・ウーリエのピノ・ノワールが使われ、それを飲んだ noisy は、僅かに入ったそのピノ・ノワールの妖艶な表情に卒倒するような衝撃を受け、フランスのショップからバイヤーを通して買いまくった思い出が有ります。その頃のセロス・ロゼの買値は6千円位、販売が8千円位で、そこから買い付けるたびにどんどん上がってしまいましたが・・。
まぁ、そのようになるには時間が必要ですが、デゴルジュから5年は時間が欲しいところです。決して某メーカーのマーケティングに乗せられて、
「シャンパーニュはデゴルジュから早いうちが最高に旨い!」
などと安易に口にしない方が良いです。もちろん、ご自分で充分に確認されて、それが本当だと思うなら別ですけどね。アドヴォケイトは94ポイントのようです。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● 2013 Champagne Grand Cru Millesime Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・エクストラ・ブリュット
【・・・2008年に続きまたまたやっちゃいました・・アドヴォケイト、2度目のシャンパーニュ100点満点です!!・・グレートイヤーの2008年と同レベルなんてとても信じられません!】
いや~・・もう・・ビックリです。2008年のミレジメがアドヴォケイトでシャンパーニュ初の100点満点を得たので、
「こりゃぁ・・もうダメだ・・エグリ・ウーリエはもう雲の上まで行ってしまう・・」
とは思ってはいましたよ。
「頑張って値付けしてもこの2008年・・¥29.200で行けるかなぁ・・これじゃ厳しいけど1本何かご購入いただいて・・」
と。
それがちょっと前、一昨年の話しですよ。
で、今年の夏だったでしょうか。サンリバティのS社長さんとの電話のお話しで、
「エグリの2008年ミレジメがこの年末に再入荷するんですが、信じられないほど・・高いんですよ・・どうしたら良いかと思って・・」
と切り出されたので、
「いや・・その位の価格なら何とかなるんじゃないですか・・。頑張りましょうよ・・。」
みたいな話しをしていたと思うんですね。
で、仕上がってみると・・上代はおそらく135000円・・(^^;;
「・・きゃ~・・」
です。
しかもサンリバティさんの心配とは裏腹に、とんでも無い量のご注文が入ったようでして・・noisy のオーダーもまともには通らず、半分以下・・エグリ・ウーリエのオーダーの全部で1/3位でしょうか。
「・・まぁ・・仕方が無いか・・」
と思っていたんですね。
で・・
「まぁ、一緒に入荷してくる2013のミレジメまでは高くないだろうから、そっち推しか・・なぁ・・」
などと考えておりましたら・・やってしまいました・・
「・・えっ?・・」
そうなんです。なんと2008年に続きまして2013年ものも・・
「100点満点!」
と判別したんですね・・いや、その気が無かったので今まで全然調べもしなかったんです。2008年のミレジメで精いっぱい・・のところに2013年ミレジメも満点とは・・。
因みにエグリ・ウーリエ・ミレジメのアドヴォケイト評価の変遷ですが、
2008年 100点
2009年96点
2011年95点
2012年98点
2013年 100点
と、まさに王者の経緯を見る感じです。
で、今回入荷の2013年ものも割り当ては非常に少なく、どうにも飲めないしどうにも高価なので・・アドヴォケイトのウィリアム・ケリーさんのレヴューを読み、その違いなどをnoisy なりに分析してみました。そうしますと・・こんな感じになりました。
2008年はまさに大柄で風格のある仕上がり。すでにその力強さ、構造はしっかり現れている。2013年ものは調和、繊細さ、そして完全さが際立っている。2008年ものの飲み頃予想には「2019 to 2036」としていて、2013年ものには「2023 to 2050」としているので、
「2008年は比較的近いうちに飲んで良く今後15年ほどが飲み頃だが、2013年ものはこれから出てくる部分が多そうで今後25年以上に渡って持つ」
と・・言えそうです。
いや・・化け物に出会ったかのようなショッキングな出来事でした。おそらく、この価格は・・有り得ないほど安い!・・と後になって気付かれるでしょう。2008年ものを3万円以下で販売させていただいた noisy が言うのだから・・間違い無い・・(^^;;
「世界一のシャンパーニュ!」
だと思われます・・いや、アドヴォケイト的になった時に・・では有ります。ご検討くださいませ。
● 2007 Champagne Grand Cru Millesime Brut Magnum Wooden Giftbox
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・ブリュット・マグナム・木製化粧箱入
【何と2008年ものが出る前に輸入されていた2007年ミッレズィンメのマグナムが入荷です!・・なので滅茶安い!・・しかも木製化粧箱入りです。】
どうやら少量なので忘れていたと・・インポーターさんは申しております。なので何年か寝かせていたんじゃないかと思います。価格はもう・・今となってはビックリするほどリーズナブルです。
シャンパーニュのマグナムやジェロボームなど、大きなボトルに入っているものは・・通常だと・・
「ブティーユの倍の量だから・・マグナムは倍の価格?」
と思われがちですが、スティルワインの場合で2.3~2.5倍でしょうか・・でもシャンパーニュになりますとそうは行かず、さらに0.5倍~1倍加えた感じになります。
なので、安くて2.5倍、通常は3倍位です。これがサイズが大きくなればなるほど・・量との関係性は崩れてきます。
まぁ・・考えてみれば妥当ですよね。ボトルは特注になり、ガラスは分厚く、コルクも太いものに・・重量は半端無く重くなります。
なので・・1.5Lマグナム、3.0Lジェロボーム位までが何かと妥当でして、それ以上の・・例えば6Lマチュザレム辺りになりますと、移動や保存も大変、冷やすのも至難の業・・どころか、
「・・・どうやってグラスに注ぐの・・?」
と言うことまで考えなければならなくなります。
なので、このRMの貴重なマグナムですから、保存場所が確保できる方は是非・・ご検討いただきたいと思います。
なお・・2008年のミレジメのマグナム・・・100点ワインですね。これもどうやらこの冬に入荷らしいですが、とんでも無い価格になるそうです。まぁ・・お子さんのバースデイヴィンテージなどに当たるようでしたら・・お子さんにはめちゃ喜ばれるに違い無いでしょう。当然、この2007年ミレジメもまた同様でしょうが、リーズナブルだと思います。
それにもし、何かの記念とか、そのパーティーとかには、
「シャンパーニュのマグナムは滅茶映える!」
と思います。腕のある人にシャンパンサーベルでもしていただいたらもう・・大喝采間違い無しですし、飲んでも美味しいでしょう!・・でも、飛沫で服が汚れる、会場が汚れるなどが有りますから最近はほとんど聞かないですけどね。ご検討くださいませ。
以下は2008年もののレヴューです。
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【・・・やっちゃいました・・アドヴォケイト史上初の100点満点のシャンパーニュです!・・やはり世紀のヴィンテージ、2008年が再入荷です!ラストチャンス!】
まぁ・・noisy はシャンパーニュも大好きですから・・2008年もののシャンパーニュを飲むたびに思うのは、
「・・残念ながら・・他のヴィンテージとは異なる・・と言わざるを得ない・・」
と言うことです。だって・・
「(めっちゃ美味しいんだもん・・)」
と、素人みたいなことを書いてしまいますが、実際、本当に凄いワインに出会ってしまうと、一瞬、固まっちゃいますよね。そして、その素晴らしい表情を噛みしめ、感じるために黙りこくってしまう・・そんなものでしょう・・・?
あのサピエンスもそうです・・2008年ものは2006年、2007年には無かった「完璧さ」を持ったシャンパーニュでした。また、1998年ものシャンパーニュにもそれに近いものを感じましたが、それでもどうだろ?・・2008年ものはそれを凌ぐような感触が有ります。

こちらのエグリのミッレズィンメは、モンターニュ・ド・ランスのブジーとヴェルズネイ産ですから、例えばクリュッグのあの「クロ・ダンボネイ」が比較になるでしょうか?・・何よりエグリ・ウーリエの本拠がアンボネイですから・・ね。
それに、クロ・ダンボネイは・・一体幾らするのか・・ちょっとワインの価格としては理解しがたいものになってしまっていますが、それでもアドヴォケイトで最も評価の高かったヴィンテージが2002年で99ポイントだったはずです。最も2008年ものはまだリリースされていないようですから、満点を取る可能性も有ります。しかしそうなってしまいますと、50万とかのプライスが、一体どうなってしまうのか・・等と言う、ちょっと一人のワインファンとしての興味はどこかに行ってしまって、ただの野次馬根性丸出しの非関係者みたいになってしまいそうではあります。
と言う訳で、確かに高価なのかもしれませんが、
「これは・・買っておきましょう!」
と言いたいですね。
ある意味、もう、近年で最高と思われた孤高のシャンパーニュ、2008年のサピエンスよりも安い訳ですから・・。noisy も必ず1本は取っておきたいと考えては・・います。ご検討くださいませ!
● 2008 Champagne Grand Cru Millesime Extra Brut Magnumbottle
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・エクストラ・ブリュット・マグナムボトル
【・・・やっちゃいました・・アドヴォケイト史上初の100点満点のシャンパーニュです!・・やはり世紀のヴィンテージ、なんと2008年のマグナム化粧木箱入り!チャンスは二度無いでしょう!】
まぁ・・noisy はシャンパーニュも大好きですから・・2008年もののシャンパーニュを飲むたびに思うのは、
「・・残念ながら・・他のヴィンテージとは異なる・・と言わざるを得ない・・」
と言うことです。だって・・
「(めっちゃ美味しいんだもん・・)」
と、素人みたいなことを書いてしまいますが、実際、本当に凄いワインに出会ってしまうと、一瞬、固まっちゃいますよね。そして、その素晴らしい表情を噛みしめ、感じるために黙りこくってしまう・・そんなものでしょう・・・?
あのサピエンスもそうです・・2008年ものは2006年、2007年には無かった「完璧さ」を持ったシャンパーニュでした。また、1998年ものシャンパーニュにもそれに近いものを感じましたが、それでもどうだろ?・・2008年ものはそれを凌ぐような感触が有ります。

こちらのエグリのミッレズィンメは、モンターニュ・ド・ランスのブジーとヴェルズネイ産ですから、例えばクリュッグのあの「クロ・ダンボネイ」が比較になるでしょうか?・・何よりエグリ・ウーリエの本拠がアンボネイですから・・ね。
それに、クロ・ダンボネイは・・一体幾らするのか・・ちょっとワインの価格としては理解しがたいものになってしまっていますが、それでもアドヴォケイトで最も評価の高かったヴィンテージが2002年で99ポイントだったはずです。最も2008年ものはまだリリースされていないようですから、満点を取る可能性も有ります。しかしそうなってしまいますと、50万とかのプライスが、一体どうなってしまうのか・・等と言う、ちょっと一人のワインファンとしての興味はどこかに行ってしまって、ただの野次馬根性丸出しの非関係者みたいになってしまいそうではあります。
と言う訳で、確かに高価なのかもしれませんが、
「これは・・買っておきましょう!」
と言いたいですね。
ある意味、もう、近年で最高と思われた孤高のシャンパーニュ、2008年のサピエンスよりも安い訳ですから・・。noisy も必ず1本は取っておきたいと考えては・・います。ご検討くださいませ!
● N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Vrigny Brut dg2022
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー・ブリュット dg2022
【弟が出来たプルミエ・クリュのヴリニー・・売れ行きはどう変化するのか、ちょっと見ものです。】--以前のレヴューを使用しています。
今気付きましたが、レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニーもグラスの写真が無かったんですね・・。何度も飲んではいるんですが、写真は撮れないタイミングで飲んでいるのかと思います。今回は「弟分」が出来ましたので、そっちに気を取られてしまいました。
ピノ・ムニエ100%です。今回分は2016、2015、2014年をセパージュしているようです。ドザージュはいつもと同じで1gの超辛口・・エクストラ・ブリュット同等だと思ってください。
ピノ・ムニエなので、若いうちはタイトで比較的スッキリした味わいです。もっとも口内ですり潰しながら飲んでみると、そこに凝縮した旨味が拡散すると言うか、まだこれから崩壊して出てくるはずの表情の卵がある感じ?・・がするかと思います。
なので、やはり3~5年もしますと酸も丸くなり、旨味も増え、中域の押し出しが出てくるんですね。まぁ・・だいぶ上がって来てしまいましたが、それでもまだリーズナブルです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
-----
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● 2008 Champagne Grand Cru Millesime Extra Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・エクストラ・ブリュット
【・・・やっちゃいました・・アドヴォケイト史上初の100点満点のシャンパーニュです!・・やはり世紀のヴィンテージ、2008年が再入荷です!ラストチャンス!】
まぁ・・noisy はシャンパーニュも大好きですから・・2008年もののシャンパーニュを飲むたびに思うのは、
「・・残念ながら・・他のヴィンテージとは異なる・・と言わざるを得ない・・」
と言うことです。だって・・
「(めっちゃ美味しいんだもん・・)」
と、素人みたいなことを書いてしまいますが、実際、本当に凄いワインに出会ってしまうと、一瞬、固まっちゃいますよね。そして、その素晴らしい表情を噛みしめ、感じるために黙りこくってしまう・・そんなものでしょう・・・?
あのサピエンスもそうです・・2008年ものは2006年、2007年には無かった「完璧さ」を持ったシャンパーニュでした。また、1998年ものシャンパーニュにもそれに近いものを感じましたが、それでもどうだろ?・・2008年ものはそれを凌ぐような感触が有ります。

こちらのエグリのミッレズィンメは、モンターニュ・ド・ランスのブジーとヴェルズネイ産ですから、例えばクリュッグのあの「クロ・ダンボネイ」が比較になるでしょうか?・・何よりエグリ・ウーリエの本拠がアンボネイですから・・ね。
それに、クロ・ダンボネイは・・一体幾らするのか・・ちょっとワインの価格としては理解しがたいものになってしまっていますが、それでもアドヴォケイトで最も評価の高かったヴィンテージが2002年で99ポイントだったはずです。最も2008年ものはまだリリースされていないようですから、満点を取る可能性も有ります。しかしそうなってしまいますと、50万とかのプライスが、一体どうなってしまうのか・・等と言う、ちょっと一人のワインファンとしての興味はどこかに行ってしまって、ただの野次馬根性丸出しの非関係者みたいになってしまいそうではあります。
と言う訳で、確かに高価なのかもしれませんが、
「これは・・買っておきましょう!」
と言いたいですね。
ある意味、もう、近年で最高と思われた孤高のシャンパーニュ、2008年のサピエンスよりも安い訳ですから・・。noisy も必ず1本は取っておきたいと考えては・・います。ご検討くださいませ!
● N.V. Champagne les Premices Brut
シャンパーニュ・レ・プレミス・ブリュット dg2021
【ニュー・アイテム登場!エグリ・ウーリエらしい溌剌とした酸の美味しさが弾けます!最もリーズナブルなアイテムです!】

エグリ・ウーリエの新しい作品です。一部プルミエ・クリュを含むキュヴェを使用しているようです。エグリの一連のエチケットスタイルでは無く、ブラックを基調としたさらなる「キリリ感」を感じるデザインですね。
飲んでみれば・・やはりエグリ・ウーリエ風ですね。ほんのり柔らかさを感じさせる美しくも充実した重厚な酸の構成です。サロンのように硬質では有りませんし、尖がってアチコチをブスブスと刺されるような・・(^^;; そんな酸では有りませんが、より丸くして刀から刃引き、もしくは幅を広げて先端を落としたような感じ・・言い方が難しいかな・・。
酸のレベルはそれなりに有りますが、レモンじゃ無くてグレープフルーツ的・・あ、香りは無視してくださいね・・酸の話しです。そんな感じの幅広さの有る、尖って無い酸のバランスです。この辺りはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ 1/3 ずつと言うのも影響しているかと思いますが、やはりエグリ・ウーリエのシャンパーニュはちゃんとエグリの味わいがします。
ピノ・ムニエと言えばジェローム・プレヴォーが思い浮かびますが、若いうちのプレヴォーのクロズリー・ラ・ベギーヌは非常に硬質でカッチンカッチンです。そこを見ますと見事なまでに柔らかさが感じられるかと思います。
泡質も引けは若干早めですがクリーミーさも有り細やかさも有ります。引けの速さは熟成期間・・でしょうね。ふんわりとしたテクスチュアで細やかで気持ち良いです。

2枚目の写真は液の色合いですね。ピノ・ノワール100%と言うには色合いは淡いですよね。だから、ブラインドテイスティングでも「ブレンドだろう・・」との推測が出来るかと思います。後は香りとか、味わいとか、膨らみとか・・その辺を分析して経験に当てはめると、どこのシャンパーニュなのかを推測出来ます。・・あ、当たらなくて良いので推測して決めることが結構に大事です。
そうですね・・noisy 的には2年ほど置いてからがベストかな・・と思います。今飲んでも美味しいですが少し若いです。泡を飛ばしてデキャンタージュして飲む・・のも、これは非常に美味しいかな・・と思いますが、まだトライ出来ていません。テーブルの上に栓をして置きっぱなしにしてあるので、後で確認してみようと思っています。
あ、シツコク書いていますが、シャンパーニュの保存は「立てて」くださいね。ご検討くださいませ。お勧めします!
● N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Vrigny Brut dg2021
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー・ブリュット dg2021
【弟が出来たプルミエ・クリュのヴリニー・・売れ行きはどう変化するのか、ちょっと見ものです。】--以前のレヴューを使用しています。
今気付きましたが、レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニーもグラスの写真が無かったんですね・・。何度も飲んではいるんですが、写真は撮れないタイミングで飲んでいるのかと思います。今回は「弟分」が出来ましたので、そっちに気を取られてしまいました。
ピノ・ムニエ100%です。今回分は2016、2015、2014年をセパージュしているようです。ドザージュはいつもと同じで1gの超辛口・・エクストラ・ブリュット同等だと思ってください。
ピノ・ムニエなので、若いうちはタイトで比較的スッキリした味わいです。もっとも口内ですり潰しながら飲んでみると、そこに凝縮した旨味が拡散すると言うか、まだこれから崩壊して出てくるはずの表情の卵がある感じ?・・がするかと思います。
なので、やはり3~5年もしますと酸も丸くなり、旨味も増え、中域の押し出しが出てくるんですね。まぁ・・だいぶ上がって来てしまいましたが、それでもまだリーズナブルです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne Brut Grand Cru dg2021
シャンパーニュ・ブリュット・グラン・クリュ dg2021(前トラディスィヨン) 正規品
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】---以前のレヴューを使用しています。
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne Extra Brut Grand Cru Brut V.P.(2013Based 2012&2011 dg2021)
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ(2013ベース 、2012&2011 dg2021)
【すみません・・耐えきれずに少しですが値上げさせていただきました。ちょっと異変が起きています・・】
いや・・シャンパーニュの値上げは厳しいです。皆さんもご存じかとは思いますが、例えば普通の日本人ならシャンパーニュと言って思い浮かべる第一位は、ドンペリでしょうが、昔は安売りの並行ものは6千円で買えたと思います。今や・・25000円位でしょうか・・それでも、
「超品薄!」
なんですね・・。
モエさんが流通調整しているのか?・・と思いきや、さにあらず。ヨーロッパよりも一足先にコロナが落ち着き始めたアジアでの需要が爆発、ヨーロッパには全く無い・・と言う状況だそうで、勿論のこと並行ものなど一切見当たらない・・と言うような状況の様です。
でも、「ちょっと異変」はその話しでは無く、Noisy wine のエグリ=ウーリエの売れ行きの変化なんですね。
毎年、年一回、ほとんどの場合12月に入って来ます。下位グレードはすぐ無くなってしまうので、少し多めには仕入れるんですが、それ以外は完売したら追加注文・・と言うスタイルを取っていました。
昨年から今年前半に掛けても、例えばエグリのV.P.エクストラ・ブリュットがいつもより早く完売したので追加しようとオーダーを出したところ、
「・・すみません・・もう無いんです・・」
とのことで、全く寝耳に水でした。
10年位前までは、V.P.はV.P.として、デゴルジュマンの時期だけを一緒にご案内していたものを、「毎年のように沢山余るので」管理できなくなってきまして、それで「ヴィンテージ」をどこかに入れるようにしたんですね。今回のV.P.は2013年が主体なので・・
「Based 2013」
と言う訳ですが、山ほど有った頃は、単純にベースとなったヴィンテージを入れていました。
その山ほど有ったV.P.が気付くといつの間にか完売していまして、昨年度の「Based 2012」も早々に完売・・で、調査してみますと、海外の・・特にヨーロッパ以外のエグリ=ウーリエのシャンパーニュの価格が・・
「異常に高い!」
ことに気付いたんですね。フランスのお隣、ドイツやイギリスでは12000円位、イタリア辺りで13000円、アメリカで15000~17000円、そしてオーストラリアは20000円以上・・です。
なので、noisy のところはアメリカとほぼ同様でしょうか・・
これには新型コロナウイルスも関係しているようで、船の運賃が相当値上がりしていることが有るようです。ドメーヌ出しの価格だけじゃないんですね・・そこに「為替」も入って来ますから、国力が落ちているとみなされると通貨の価値が下がりますから、先ほどの価格差にも出てくるのかと・・。某新興超大国と南半球の女王を君主に戴く国は今や犬猿の仲のようですし・・。
話しが全くワインになってませんですみません。とにかく、最近はエグリ=ウーリエのシャンパーニュの動きが早い・・と言うことで、このエクストラ・ブリュットも早々に無くなるんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【長期熟成をした2011年と2012年もののブレンドです!・・これだけは値上げをせず、何とか堪えていますので、是非今の内に!】
すでにエグリ・ウーリエは海外の評価・人気も非常に高く、出せば売れてしまう・・そんな状況だそうです。また、日本でも並行輸入の「玉」がほぼ無く、稀に入ってくると一瞬で完売してしまうとか、業者から
「エグリ・ウーリエを探してくれ」
とブローカーにバンバン電話が入って来るそうです。
ん~・・そうなのかなぁ・・Noisy wine は決してそこまでは行かないけどなぁ・・などと思っていますよ。それに毎年の値上げが厳しくて、価格の調整が非常に難しいんですね。
なので、前回位からは判りやすいように、デゴルジュ表記を加えたりして、それによって価格を分けられるようにしました。
「・・だって・・1年経つと前回仕入れ分の販売価格と、今回の仕入れ価格の差が微妙過ぎる」
ことになってしまっているから・・です。
なので、このV.P.は前回販売分とほぼ変わらないように調整しました・・と言うことは、このV.P.は実は相当にお買い得なプライスと言うことになります。
V.P.は元々長期保存のレゼルヴを混ぜたものですので、他のキュヴェに比べますと早飲みも可能です。でも、2~3年から5年ほど寝かせますとあら不思議・・めっちゃ美味しいんですね~。シャンパーニュの酸のなせる業なんですが、丸くなり、練れて旨味やコクを多く含んだ味わいに変化します。品質に比べかなりリーズナブルだと思いますよ。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ数年は海外の人気が爆発し価格高騰も有って、スムーズなご案内が出来なかったエグリ・ウーリエですが、Noisy wine は値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● 2012 Champagne Grand Cru Millesime Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・ブリュット
【あの偉大な2008年、2002年に次ぐ仕上がり?・・アドヴォケイト 98+ と弾けた評価の2012年ミレジメです!】
98+ ポイントと、色んな意味でかなり微妙な評点ですね。noisy 的には、98+ も99 も、99+も100も・・区別する意味はほとんどない・・でもどこかに何かが有るとするなら、
「100点を付けられない何かがある凄いワイン!」
と、
「100点を付けるしかない完璧なワイン!」
の二つで有って、そこには個人の感覚や好みを完全にフラットにすることができないと感じている人間であるなら、
「98点以上は全部100点!」
と言う理解で良いんじゃないかと思います。
それに、「100点を付ける」ことに、何の影響も受けない、誰からのサポートも、誰からの何の賂も無いと証明できないのであれば尚更だと・・感じてしまいます。・・まぁ・・そんなことを言ってしまうと100点法の意味や、ポイント付けの意義が無くなってしまうかもしれませんが、テイスターとしての立場から言わせていただくことが出来るとするなら、
「100点以外の高得点のワインは100点を付けられない何かがある凄いワインだと自分が判断したワインである。」
以外には何もないでしょう。
こちらはエグリのシャンパーニュの中では、ある意味・・特異とも言える、ノン・マロラクティック(乳酸発酵無し)のピュアなシャンパーニュです。そしてやはりエグリを強烈に主張する「ピノ・ノワール」を多くセパージュしています。世界中のワインファンが認める「ピノ・ノワール」を8年間、澱とともに熟成させています。
アドヴォケイトはこう言っています。
「2012年ものは、2008年ものと同様に忍耐が必要だ。熟成が進むにつれ3桁のスコア(つまり100点)に近付いて行っても私は全く驚かない。」
まぁ・・つまり 「98 + 」の 「 + 」 は、「98 ~ 100」とするか、「98~99+」とするか、「98~99」とするべきだったか?・・どうでも良いことですみませんが、そんな感じなのでしょう。ご検討くださいませ。
以下は2008年もの、アドヴォケイト100ポイント時のレヴューです。
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【・・・やっちゃいました・・アドヴォケイト100点満点のシャンパーニュです!・・やはり世紀のヴィンテージ、2008年です!】 まぁ・・noisy はシャンパーニュも大好きですから・・2008年もののシャンパーニュを飲むたびに思うのは、
「・・残念ながら・・他のヴィンテージとは異なる・・と言わざるを得ない・・」
と言うことです。だって・・
「(めっちゃ美味しいんだもん・・)」
と、素人みたいなことを書いてしまいますが、実際、本当に凄いワインに出会ってしまうと、一瞬、固まっちゃいますよね。そして、その素晴らしい表情を噛みしめ、感じるために黙りこくってしまう・・そんなものでしょう・・・?
あのサピエンスもそうです・・2008年ものは2006年、2007年には無かった「完璧さ」を持ったシャンパーニュでした。また、1998年ものシャンパーニュにもそれに近いものを感じましたが、それでもどうだろ?・・2008年ものはそれを凌ぐような感触が有ります。

こちらのエグリのミッレズィンメは、モンターニュ・ド・ランスのブジーとヴェルズネイ産ですから、例えばクリュッグのあの「クロ・ダンボネイ」が比較になるでしょうか?・・何よりエグリ・ウーリエの本拠がアンボネイですから・・ね。
それに、クロ・ダンボネイは・・一体幾らするのか・・ちょっとワインの価格としては理解しがたいものになってしまっていますが、それでもアドヴォケイトで最も評価の高かったヴィンテージが2002年で99ポイントだったはずです。最も2008年ものはまだリリースされていないようですから、満点を取る可能性も有ります。しかしそうなってしまいますと、50万とかのプライスが、一体どうなってしまうのか・・等と言う、ちょっと一人のワインファンとしての興味はどこかに行ってしまって、ただの野次馬根性丸出しの非関係者みたいになってしまいそうではあります。
と言う訳で、確かに高価なのかもしれませんが、
「これは・・買っておきましょう!」
と言いたいですね。
ある意味、もう、近年で最高と思われた孤高のシャンパーニュ、2008年のサピエンスよりも安い訳ですから・・。noisy も必ず1本は取っておきたいと考えては・・います。ご検討くださいませ!
● N.V. Champagne Brut Grand Cru dg2020
シャンパーニュ・ブリュット・グラン・クリュ dg2020(前トラディスィヨン) 正規品
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● 2019 Coteaux Champenois Cuvee Grands Cote Vieille Vigne Ambonnay Rouge
コトー・シャンプノワ・キュヴェ・グラン・コート・ヴィエイユ・ヴィーニュ・アンボネイ・ルージュ
【初回入荷分のみ、このプライスで行きます!・・絶対リーズナブルですのでこの機会にぜひどうぞ!】
正規輸入のエグリ=ウーリエ、シャンパーニュ孤高の赤ワインにして最高のピノ・ノワールと呼ばれている「アンボネイ・キュヴェ・グラン・コート・ヴィエイユ・ヴィーニュ」の最新ヴィンテージ、2019年ものです。
昨年暮れの2018年もののご案内では、noisyの予想に反して・・
「まぁ・・売れないだろうから・・サクッと仕舞い込んでしまおう・・5年ほど置いたら凄い味わいだし、財産にもなるし・・」
と思っていましたら、まぁ・・在庫を入れれば入れただけ・・売れてしまいまして、noisy の、
「数年経ったら少し載せて販売してリーズナブルに出した分の元を取ろう・・」
と言うような下心を、ものの見事に打ち壊してくれました。
まぁ、R.V.F.の98点でグラン・コートが26500円と言うのは破格なプライスでは有った訳ですが、そこまで人気は無いだろうと踏んでいたんですね。今回ご紹介分の2019年ものが大幅な値上げになることは判っていたので、2018年ものの初期入荷分を通常より安く販売しても、いずれ2019年の価格に合わせることになるはずなので、何とか行けると思った訳です。
でも、しっかり失敗しました・・絵に描いた餅・・です。
悔しいので、凄い仕上がりに間違いないはずの2019年もので、「数量限定、残りの確保分は販売しないようにして」、もう一度やり直してみよう・・と言うことなんですね。
エグリ=ウーリエのシャンパーニュは、ま~・・日本ではどうでしょうか・・そこまで凄い人気・・とも言い切れないように思いますが、世界に目を向けますと物凄い人気でして、毎年の値上げが本当に厳しいんですね。
「需要と供給のバランスが最高におかしい生産者の一人なんです。」
例えば、Noisy wine の以前の販売状況を調べてみましたら何と・・
「2004年のこのシャンプノワを6695円で販売していた!」
のが判りました。ぶっとんでしまいますよね・・。
この時は・・私の記憶が正しければ・・ですが、エージェントさんと相談して、毎年余りに売れ残っていたコトー・シャンプノワを全部引き取る変わりに、結構安くしてもらったと思います・・ので、この6695円と言うのはほぼ仕入れ価格だったと思います。
ですので、まぁ・・2019年ものと比較しますと4~5倍になった感じでしょうか・・。高々14~15年でそうなってしまう訳ですから・・恐ろしいですね・・。
それに加えて、ネット上を徘徊してみましたが、
「この2019年のコトー・シャンプノワの販売そのものが見当たらない!」
んですよ。
まぁ、どこかでは販売されているんでしょうが、ネットショップには出ていない・・か、google検索には載らないように head を書いているか・・判りませんが、
「一般的な販売価格すら判らない!」
んですね。
ですので、こうなったら仕方がないので、仕入れ値は大幅に上がっていますが、販売価格は出来るだけ抑えて、この価格で半量ほどを販売させていただくことにしました。エージェントさんにはもうほぼ在庫が無いようですので、追加は見込めません。
まぁ、ブルゴーニュのドメーヌものも、シャンパーニュのRMものも・・買い占め屋の毒牙に掛かってしまっているんじゃないのかなぁ・・とは思いますが、日本人の購買力が落ちていることと、東南アジアの購買力が凄まじくアップしていることから、そんな阿漕な商売がまかり通るようになってしまった状況が悲しいですね。お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌は何と98ポイント!・・!!! GRANDIOSE (グランディオーズ)!!! の文字が躍っています!】
クラシック音楽をやられていた方ならご存じの方も多いかと思います。譜面にフランス語の「 Grandiose(グランディオーズ) 」、もしくはイタリア語の 「Grandioso(グランディオーソ)が書いて有ると、楽団に入って間もない・・とか、初見の演奏なら・・ちょっとビビると言いますか、周りの楽器がどう出てくるか・・指揮者がタクトをどう振ってくるか・・などをおそるおそる感じながらの演奏をするんじゃないかと思うんですね。
このグランディオーズ、グランディオーソは、直訳だと・・雄大な・・とか威厳・・とかの意味になるかと思うんですが、音楽ですと「壮大な・・存在感を出して・・」みたいな意味だったと思います。なので、
「壮大な・・ってたって、いきなりデカい音を出しゃ良いってもんじゃないし・・」
と・・悩む訳でして、周りの様子を見ながら・・いや、聞きながら、指揮者の様子を伺いながら、ビビりつつ、目立ち過ぎないように・・出音を割らないように・・決して音を外さないようにと・・却って「壮大な」にならなかったりしたような記憶がちらっと有ります。
エグリのシャンプノワーズは、勿論ピノ・ノワールなんですが、本当に滅茶壮大・・です。まぁ・・ワインが若いと、ドミニク・ローランのバリックが相当強烈ですけど・・。その凄い個性を持っている樽に全く負けないほどの、物凄いパワーを持ったピノ・ノワールをその樽に詰め、
「数年後に飲んでね・・」
と言うメッセージ・・と言いますか、間違えてリリース直後に開けてしまったりしますと、
「・・残念・・まだ早かったね・・」
と、このワインに言われてしまう始末なんですね。
ただし、ワイン自体は滅茶ピュアでして、ドミニク・ローランのバリックでその強烈にピュアで濃密なピノ・ノワールを、より柔らかく導いているのは間違いありません。
で、かの「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」誌は98ポイントと、ブルゴーニュの凄いピノ・ノワールたちを上回るような評価をしている訳ですが、
「シャンパーニュが最高の赤ワインと競争できることを示している!」
とか、
「この素晴らしいピノノワールは、純粋さと洗練さで表現されている!」
とか・・と最大限の言葉で賛辞するとともに、その最後の締めくくりとして、フランス語で、
「!!!グランディオーズ!!!」
つまり、「超巨大だ!」と言っている訳ですね。
まぁ、noisy的には、やはり収穫年より10年・・は待って欲しいと思います。それだけ待つに値する凄いピノ・ノワールです。以前はテイスティングさせていただき販売していたのですが、
「・・この価格でも本当にギリギリ・・」
なほど、仕入れ価格も上昇しています。ご検討くださいませ。
● 2018 Coteaux Champenois Cuvee Grands Cote Vieille Vigne Ambonnay Rouge
コトー・シャンプノワ・キュヴェ・グラン・コート・ヴィエイユ・ヴィーニュ・アンボネイ・ルージュ
【ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌は何と98ポイント!・・!!! GRANDIOSE (グランディオーズ)!!! の文字が躍っています!】
クラシック音楽をやられていた方ならご存じの方も多いかと思います。譜面にフランス語の「 Grandiose(グランディオーズ) 」、もしくはイタリア語の 「Grandioso(グランディオーソ)が書いて有ると、楽団に入って間もない・・とか、初見の演奏なら・・ちょっとビビると言いますか、周りの楽器がどう出てくるか・・指揮者がタクトをどう振ってくるか・・などをおそるおそる感じながらの演奏をするんじゃないかと思うんですね。
このグランディオーズ、グランディオーソは、直訳だと・・雄大な・・とか威厳・・とかの意味になるかと思うんですが、音楽ですと「壮大な・・存在感を出して・・」みたいな意味だったと思います。なので、
「壮大な・・ってたって、いきなりデカい音を出しゃ良いってもんじゃないし・・」
と・・悩む訳でして、周りの様子を見ながら・・いや、聞きながら、指揮者の様子を伺いながら、ビビりつつ、目立ち過ぎないように・・出音を割らないように・・決して音を外さないようにと・・却って「壮大な」にならなかったりしたような記憶がちらっと有ります。
エグリのシャンプノワーズは、勿論ピノ・ノワールなんですが、本当に滅茶壮大・・です。まぁ・・ワインが若いと、ドミニク・ローランのバリックが相当強烈ですけど・・。その凄い個性を持っている樽に全く負けないほどの、物凄いパワーを持ったピノ・ノワールをその樽に詰め、
「数年後に飲んでね・・」
と言うメッセージ・・と言いますか、間違えてリリース直後に開けてしまったりしますと、
「・・残念・・まだ早かったね・・」
と、このワインに言われてしまう始末なんですね。
ただし、ワイン自体は滅茶ピュアでして、ドミニク・ローランのバリックでその強烈にピュアで濃密なピノ・ノワールを、より柔らかく導いているのは間違いありません。
で、かの「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」誌は98ポイントと、ブルゴーニュの凄いピノ・ノワールたちを上回るような評価をしている訳ですが、
「シャンパーニュが最高の赤ワインと競争できることを示している!」
とか、
「この素晴らしいピノノワールは、純粋さと洗練さで表現されている!」
とか・・と最大限の言葉で賛辞するとともに、その最後の締めくくりとして、フランス語で、
「!!!グランディオーズ!!!」
つまり、「超巨大だ!」と言っている訳ですね。
まぁ、noisy的には、やはり収穫年より10年・・は待って欲しいと思います。それだけ待つに値する凄いピノ・ノワールです。以前はテイスティングさせていただき販売していたのですが、
「・・この価格でも本当にギリギリ・・」
なほど、仕入れ価格も上昇しています。ご検討くださいませ。
● N.V. Champagne Grand Cru Rose Brut dg2020
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット dg2020 正規品
【正規輸入品です!】
●シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット
ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%のロゼです。エグリ=ウーリエの所有畑はほぼグラン・クリュばかりです。ピノ・ノワール大目の味わいのしっかりしたロゼで、しかもグラン・クリュですので高質さ、繊細さもバッチリです。
エグリ=ウーリエの2013~2014年ヴィンテージのブリュット・グラン・クリュに、レゼルヴと、これまた貴重なスティルワイン、アンボネイ・ルージュを加えてロゼにしているとのこと。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● N.V. Champagne Extra Brut Grand Cru Brut V.P.(2011&2012 dg2020)
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ(2011&2012 dg2020)
【長期熟成をした2011年と2012年もののブレンドです!・・これだけは値上げをせず、何とか堪えていますので、是非今の内に!】
すでにエグリ・ウーリエは海外の評価・人気も非常に高く、出せば売れてしまう・・そんな状況だそうです。また、日本でも並行輸入の「玉」がほぼ無く、稀に入ってくると一瞬で完売してしまうとか、業者から
「エグリ・ウーリエを探してくれ」
とブローカーにバンバン電話が入って来るそうです。
ん~・・そうなのかなぁ・・Noisy wine は決してそこまでは行かないけどなぁ・・などと思っていますよ。それに毎年の値上げが厳しくて、価格の調整が非常に難しいんですね。
なので、前回位からは判りやすいように、デゴルジュ表記を加えたりして、それによって価格を分けられるようにしました。
「・・だって・・1年経つと前回仕入れ分の販売価格と、今回の仕入れ価格の差が微妙過ぎる」
ことになってしまっているから・・です。
なので、このV.P.は前回販売分とほぼ変わらないように調整しました・・と言うことは、このV.P.は実は相当にお買い得なプライスと言うことになります。
V.P.は元々長期保存のレゼルヴを混ぜたものですので、他のキュヴェに比べますと早飲みも可能です。でも、2~3年から5年ほど寝かせますとあら不思議・・めっちゃ美味しいんですね~。シャンパーニュの酸のなせる業なんですが、丸くなり、練れて旨味やコクを多く含んだ味わいに変化します。品質に比べかなりリーズナブルだと思いますよ。是非ご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
-----
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ数年は海外の人気が爆発し価格高騰も有って、スムーズなご案内が出来なかったエグリ・ウーリエですが、Noisy wine は値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● 2011 Champagne Grand Cru Millesime Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・ブリュット
【結局100点満点の2008年ものは、自分の分まで販売してしまいました・・(T.T 】
まぁ、誰しも最高の出来に違いない2008年もののミレジメ・シャンパーニュは喉から手が出るほど欲しいのは判ります。noisy も何とか残したいと・・2008年のエグリのミレジメを隠していたんですが、結局のところ懇願されてお渡ししてしまいましたので・・飲めず仕舞いになってしまいそうです。
確かに2008年ものミレジメ・シャンパーニュは図抜けています。熟して糖度が上がり、健康な葡萄が収穫できたこと・・それに尽きる訳ですね。後は造り手の腕次第・・ですから、エグリの場合は
「ピノ・ノワールの魔術師」
とまで言われているほどですから、間違い無い選択になったのでしょう。
とはいえ、今回ご紹介させていただく2011年ものも、決して悪いものでは有りません。グラマラスな2008年には及ばない・・と言うだけでしょうね。
まだ余りメディア関係の評価が上がって来ていないんですが、著名なオーストリアのワインライターさん、ハオン・フックさんが96ポイント付けていました。充分じゃないでしょうか。
もっともこの2011年ものは5年ほどの熟成で、さらに味わいを深めるのも間違いないでしょう。是非セラーの下部に「立てて」保存し、静置された状態でお楽しみください。2008年ものよりも「グッと」お買い得なプライスかと思います。
以下は以前のレヴューです。
-----
【・・・やっちゃいました・・アドヴォケイト100点満点のシャンパーニュです!・・やはり世紀のヴィンテージ、2008年です!】 まぁ・・noisy はシャンパーニュも大好きですから・・2008年もののシャンパーニュを飲むたびに思うのは、
「・・残念ながら・・他のヴィンテージとは異なる・・と言わざるを得ない・・」
と言うことです。だって・・
「(めっちゃ美味しいんだもん・・)」
と、素人みたいなことを書いてしまいますが、実際、本当に凄いワインに出会ってしまうと、一瞬、固まっちゃいますよね。そして、その素晴らしい表情を噛みしめ、感じるために黙りこくってしまう・・そんなものでしょう・・・?
あのサピエンスもそうです・・2008年ものは2006年、2007年には無かった「完璧さ」を持ったシャンパーニュでした。また、1998年ものシャンパーニュにもそれに近いものを感じましたが、それでもどうだろ?・・2008年ものはそれを凌ぐような感触が有ります。

こちらのエグリのミッレズィンメは、モンターニュ・ド・ランスのブジーとヴェルズネイ産ですから、例えばクリュッグのあの「クロ・ダンボネイ」が比較になるでしょうか?・・何よりエグリ・ウーリエの本拠がアンボネイですから・・ね。
それに、クロ・ダンボネイは・・一体幾らするのか・・ちょっとワインの価格としては理解しがたいものになってしまっていますが、それでもアドヴォケイトで最も評価の高かったヴィンテージが2002年で99ポイントだったはずです。最も2008年ものはまだリリースされていないようですから、満点を取る可能性も有ります。しかしそうなってしまいますと、50万とかのプライスが、一体どうなってしまうのか・・等と言う、ちょっと一人のワインファンとしての興味はどこかに行ってしまって、ただの野次馬根性丸出しの非関係者みたいになってしまいそうではあります。
と言う訳で、確かに高価なのかもしれませんが、
「これは・・買っておきましょう!」
と言いたいですね。
ある意味、もう、近年で最高と思われた孤高のシャンパーニュ、2008年のサピエンスよりも安い訳ですから・・。noisy も必ず1本は取っておきたいと考えては・・います。ご検討くださいませ!
● N.V. Champagne Grand Cru Lieu-Dit les Crayeres V.V.Blanc de Noir Brut (2013&2012 Dg2020)
シャンパーニュ・グラン・クリュ・リュー=ディ・レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワール・ブリュット (2013&2012 dg2020) 正規品
【正規輸入品です!シャンパーニュはピノ・ノワールの聖地、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ・ブラン・ド・ノワールです!】
アンボネイの古木の畑、レ・クレイエールからのピノ・ノワールG.C.100%の、エグリの看板ワインであり、トップ・ワインです。熟すにしたがって官能さを深め、複雑性のある精緻な味わいになって行きます。その昔はあのジャック・セロスのロゼにエグリ・ウーリエのピノ・ノワールが使われ、それを飲んだ noisy は、僅かに入ったそのピノ・ノワールの妖艶な表情に卒倒するような衝撃を受け、フランスのショップからバイヤーを通して買いまくった思い出が有ります。その頃のセロス・ロゼの買値は6千円位、販売が8千円位で、そこから買い付けるたびにどんどん上がってしまいましたが・・。
まぁ、そのようになるには時間が必要ですが、デゴルジュから5年は時間が欲しいところです。決して某メーカーのマーケティングに乗せられて、
「シャンパーニュはデゴルジュから早いうちが最高に旨い!」
などと安易に口にしない方が良いです。もちろん、ご自分で充分に確認されて、それが本当だと思うなら別ですけどね。アドヴォケイトは94ポイントのようです。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
● N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Vrigny Brut dg2020
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー・ブリュット dg2020
【弟が出来たプルミエ・クリュのヴリニー・・売れ行きはどう変化するのか、ちょっと見ものです。】
今気付きましたが、レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニーもグラスの写真が無かったんですね・・。何度も飲んではいるんですが、写真は撮れないタイミングで飲んでいるのかと思います。今回は「弟分」が出来ましたので、そっちに気を取られてしまいました。
ピノ・ムニエ100%です。今回分は2016、2015、2014年をセパージュしているようです。ドザージュはいつもと同じで1gの超辛口・・エクストラ・ブリュット同等だと思ってください。
ピノ・ムニエなので、若いうちはタイトで比較的スッキリした味わいです。もっとも口内ですり潰しながら飲んでみると、そこに凝縮した旨味が拡散すると言うか、まだこれから崩壊して出てくるはずの表情の卵がある感じ?・・がするかと思います。
なので、やはり3~5年もしますと酸も丸くなり、旨味も増え、中域の押し出しが出てくるんですね。まぁ・・だいぶ上がって来てしまいましたが、それでもまだリーズナブルです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● N.V. Champagne les Premices Brut
シャンパーニュ・レ・プレミス・ブリュット dg2020
【ニュー・アイテム登場!エグリ・ウーリエらしい溌剌とした酸の美味しさが弾けます!最もリーズナブルなアイテムです!】

エグリ・ウーリエの新しい作品です。一部プルミエ・クリュを含むキュヴェを使用しているようです。エグリの一連のエチケットスタイルでは無く、ブラックを基調としたさらなる「キリリ感」を感じるデザインですね。
飲んでみれば・・やはりエグリ・ウーリエ風ですね。ほんのり柔らかさを感じさせる美しくも充実した重厚な酸の構成です。サロンのように硬質では有りませんし、尖がってアチコチをブスブスと刺されるような・・(^^;; そんな酸では有りませんが、より丸くして刀から刃引き、もしくは幅を広げて先端を落としたような感じ・・言い方が難しいかな・・。
酸のレベルはそれなりに有りますが、レモンじゃ無くてグレープフルーツ的・・あ、香りは無視してくださいね・・酸の話しです。そんな感じの幅広さの有る、尖って無い酸のバランスです。この辺りはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ 1/3 ずつと言うのも影響しているかと思いますが、やはりエグリ・ウーリエのシャンパーニュはちゃんとエグリの味わいがします。
ピノ・ムニエと言えばジェローム・プレヴォーが思い浮かびますが、若いうちのプレヴォーのクロズリー・ラ・ベギーヌは非常に硬質でカッチンカッチンです。そこを見ますと見事なまでに柔らかさが感じられるかと思います。
泡質も引けは若干早めですがクリーミーさも有り細やかさも有ります。引けの速さは熟成期間・・でしょうね。ふんわりとしたテクスチュアで細やかで気持ち良いです。

2枚目の写真は液の色合いですね。ピノ・ノワール100%と言うには色合いは淡いですよね。だから、ブラインドテイスティングでも「ブレンドだろう・・」との推測が出来るかと思います。後は香りとか、味わいとか、膨らみとか・・その辺を分析して経験に当てはめると、どこのシャンパーニュなのかを推測出来ます。・・あ、当たらなくて良いので推測して決めることが結構に大事です。
そうですね・・noisy 的には2年ほど置いてからがベストかな・・と思います。今飲んでも美味しいですが少し若いです。泡を飛ばしてデキャンタージュして飲む・・のも、これは非常に美味しいかな・・と思いますが、まだトライ出来ていません。テーブルの上に栓をして置きっぱなしにしてあるので、後で確認してみようと思っています。
あ、シツコク書いていますが、シャンパーニュの保存は「立てて」くださいね。ご検討くださいませ。お勧めします!
● N.V. Champagne Extra Brut Grand Cru Brut V.P.(2009~2011 2019Dg)
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ(2009~2011 2019Dg)
● N.V. Champagne Brut Grand Cru dg2019
シャンパーニュ・ブリュット・グラン・クリュ dg2019(前トラディスィヨン) 正規品
● N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Vrigny dg2019
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー dg2019
【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノアールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノアールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノアール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノアール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノアール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
● 2008 Champagne Grand Cru Millesime Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミッレズィンメ・ブリュット
【・・・やっちゃいました・・アドヴォケイト100点満点のシャンパーニュです!・・やはり世紀のヴィンテージ、2008年です!】
まぁ・・noisy はシャンパーニュも大好きですから・・2008年もののシャンパーニュを飲むたびに思うのは、
「・・残念ながら・・他のヴィンテージとは異なる・・と言わざるを得ない・・」
と言うことです。だって・・
「(めっちゃ美味しいんだもん・・)」
と、素人みたいなことを書いてしまいますが、実際、本当に凄いワインに出会ってしまうと、一瞬、固まっちゃいますよね。そして、その素晴らしい表情を噛みしめ、感じるために黙りこくってしまう・・そんなものでしょう・・・?
あのサピエンスもそうです・・2008年ものは2006年、2007年には無かった「完璧さ」を持ったシャンパーニュでした。また、1998年ものシャンパーニュにもそれに近いものを感じましたが、それでもどうだろ?・・2008年ものはそれを凌ぐような感触が有ります。

こちらのエグリのミッレズィンメは、モンターニュ・ド・ランスのブジーとヴェルズネイ産ですから、例えばクリュッグのあの「クロ・ダンボネイ」が比較になるでしょうか?・・何よりエグリ・ウーリエの本拠がアンボネイですから・・ね。
それに、クロ・ダンボネイは・・一体幾らするのか・・ちょっとワインの価格としては理解しがたいものになってしまっていますが、それでもアドヴォケイトで最も評価の高かったヴィンテージが2002年で99ポイントだったはずです。最も2008年ものはまだリリースされていないようですから、満点を取る可能性も有ります。しかしそうなってしまいますと、50万とかのプライスが、一体どうなってしまうのか・・等と言う、ちょっと一人のワインファンとしての興味はどこかに行ってしまって、ただの野次馬根性丸出しの非関係者みたいになってしまいそうではあります。
と言う訳で、確かに高価なのかもしれませんが、
「これは・・買っておきましょう!」
と言いたいですね。
ある意味、もう、近年で最高と思われた孤高のシャンパーニュ、2008年のサピエンスよりも安い訳ですから・・。noisy も必ず1本は取っておきたいと考えては・・います。ご検討くださいませ!
● N.V. Ratafia de Champagne
ラタフィア・ド・シャンパーニュ
【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】

購入できた方はラッキーだと思いますよ・・・。正規品も何年かに一回の割合でしか届きません。味筋は、モノの見事にピュアな味わい・・です。添加するブランデーがおそらくとてもクリーンで、葡萄ジュースも採りたての葡萄をサクッと搾って、できるだけ酸化を避けて造ったと思われ・・noisy的には、この世で一番美味しいラタフィア・・だと思っています。
本数がないので・・残念ながらあまり書いても仕方ないですね。お早めにGETしてください。noisy的には目から鱗が剥がれ落ちたピュア系のブランデー臭くない素晴らしいラタフィアでした。
しかしながら、今回のロットが前述通りかどうかは判りません。新鮮なタイプか、練れた味わいか・・どっちに行ってるかは開けてみてのお楽しみ・・でしょうか。
冷やして飲んで、もしくはクラッシュ・ド・アイスで満たした大き目のグラスで飲んでも・・まぁ、アメリカンなやり方かもしれませんが旨いと思います。
以前はこんなボトルでした!
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグラン・クリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。 ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる 「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
今回ご紹介する「ラタフィア」は、シャンパーニュ地方で極少量生産されている希少性の高い甘口ワイン。
未発酵のブドウジュースにマールを加えて造られる「ラタフィア」ですが、その名は「乾杯の音頭」の意を持ち、まさに食前・食後に楽しむにはもってこいなアイテムなのです。
● N.V. Champagne Grand Cru Rose Brut
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット 正規品
【正規輸入品です!】
●シャンパーニュ・グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット
ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%のロゼです。エグリ=ウーリエの所有畑はほぼグラン・クリュばかりです。ピノ・ノワール大目の味わいのしっかりしたロゼで、しかもグラン・クリュですので高質さ、繊細さもバッチリです。
エグリ=ウーリエの2013年ヴィンテージのブリュット・グラン・クリュに、これまた貴重なスティルワイン、アンボネイ・ルージュを加えてロゼにしているとのこと。
■エージェント情報
1900年にランスに設立された小規模な生産者で、所有する6haの畑はすべてグランクリュという「エグリ・ウーリエ」。 4代目当主は、「完全主義者」と謳われるフランシス・エグリ氏です。ブルゴーニュ的な農法を取り入れた第一人者として認知され、大手シャンパーニュハウスと対を成す新進気鋭の小規模生産者の中では、既に貫禄を漂わせています。
近年のレコルタン・マニピュラン人気を支えるジャック・セロスが畑・ブドウ樹の関係を自然に融合させ、絶妙なハーモニーを奏でさせる
「ブドウ畑のコンダクター」に例えられるなら、エグリ・ウーリエは収量を徹底的に抑え、シャンパーニュでは数少ないグリーン・ハーベストを行い、ブドウにとって最適だと思われる自己流を貫き通し、作品によってその集大成を表現する「畑上のピアニスト」といったところでしょうか。
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